JP2008282367A - ポインティングシステム - Google Patents

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宏之 堀田
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Abstract

【課題】 表示画面上に表示される選択肢を選択するためのカーソルをポインタにより操作性よく動かすことができるポインティングシステムを提供する。
【解決手段】 本ポインティングシステムは、表示画面2を指し示すポインタ3の位置に応じて表示画面2上にカーソル5を表示する手段と、表示画面2上にカーソル5により選択可能な選択肢7を表示する手段と、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比を選択肢7の状態を示す値に基づいて調整する手段とを備える。選択肢の状態を示す値は、例えば選択肢の数、選択肢の寸法、選択肢内の文字数、および選択肢内の文字の大きさのうちの少なくとも一つとすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示画面を指し示すポインタの位置に応じて表示画面上にカーソルを表示するポインティングシステムに関するものである。
従来、ディスプレイ装置等の表示画面上に表示された複数の選択肢の中から特定のものをカーソルにより選択し決定する場合、そのカーソルの移動は例えばマウスや電磁誘導タブレットのように予め設定された速度または加速度によって行っていた。レーザポインタのように特に空中で表示画面を指し示すことによって複数の選択肢の中から特定のものを指示し決定する方法においても予め設定された速度または加速度でカーソルを移動することがユーザに求められ、あるいはユーザ自らがカーソルの移動速度または加速度の調節機構を操作する必要があった。この状況は、表示画面上に表示された選択肢の数が多く細かい表示となっている場合にも、また逆に数が少なくて粗い表示となっている場合にも同様であった。
表示画面上の選択肢を操作する技術としては、例えば次のようなものが知られている。特開2000−65360号公報は、メニューの構成に従ってタッチパネルの入力図形の有効エリアと無効エリアを可変とする技術を開示している。また、特開2005−322088号公報は、タッチパネルにおいてタッチする時間が長くなるにつれてタッチした箇所を中心とする入力範囲を拡大していく技術を開示している。さらに、特開2001−273599号公報は、メニューの選択領域が狭い場合に副表示画面を作成する技術を開示している。
特開2000−65360号公報 特開2005−322088号公報 特開2001−273599号公報
本発明の目的は、表示画面上に表示される選択肢を選択するためのカーソルをポインタにより操作性よく動かすことができるポインティングシステムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のポインティングシステムを提供する。さらに、以下のカーソル制御方法およびカーソル制御プログラムを提供する。
(1)表示画面を指し示すポインタの位置に応じて前記表示画面上にカーソルを表示する手段と、前記表示画面上に前記カーソルにより選択可能な選択肢を表示する手段と、前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記選択肢の状態を示す値に基づいて調整する手段とを備えたことを特徴とするポインティングシステム。
(2)前記選択肢の状態を示す値が、前記選択肢の数、前記選択肢の寸法、前記選択肢内の文字数、および前記選択肢内の文字の大きさのうちの少なくとも一つであることを特徴とする上記(1)のポインティングシステム。
(3)選択肢の数がある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より小さくし、前記選択肢の数がある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より大きくすることを特徴とする上記(2)のポインティングシステム。
(4)前記選択肢の寸法がある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、前記選択肢の寸法がある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくすることを特徴とする上記(2)のポインティングシステム。
(5)前記選択肢内の文字数がある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、前記選択肢内の文字数がある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくすることを特徴とする上記(2)のポインティングシステム。
(6)前記選択肢内の文字の大きさがある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、前記選択肢内の文字の大きさがある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくすることを特徴とする上記(2)のポインティングシステム。
(7)前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比が前記選択肢の上下方向と左右方向とで異なるように調整されることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載のポインティングシステム。
(8)表示画面を指し示すポインタの位置に応じて前記表示画面上にカーソルを表示する工程と、前記表示画面上に前記カーソルにより選択可能な選択肢を表示する工程と、前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記選択肢の状態を示す値に基づいて調整する工程とを備えたことを特徴とするカーソル制御方法。
(9)コンピュータに、表示画面を指し示すポインタの位置に応じて前記表示画面上にカーソルを表示する手順、前記表示画面上に前記カーソルにより選択可能な選択肢を表示する手順、前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記選択肢の状態を示す値に基づいて調整する手順を実行させるためのカーソル制御プログラム。
請求項1に係るポインティングシステムによれば、表示画面上に表示される選択肢を選択するためのカーソルをポインタにより操作性よく動かすことができるシステムを提供することができる。また、ユーザが意図的に調節機構を操作するのではなく、選択肢の状態を示す値に基づいて自動的にユーザの操作範囲を変更することができる。操作範囲の変更を自動とすることによって、ユーザは所望の選択肢を選択すること以外の操作に意識を向ける必要が無く、選択すべき選択肢の内容や指示に集中することができる。
請求項2に係るポインティングシステムによれば、選択肢の状態を示す値を用いることで、ポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比の調整が容易となる。
請求項3に係るポインティングシステムによれば、選択肢の数が多い場合は自動的にポインタ操作範囲が拡大され、選択肢の数が少ない場合は自動的にポインタ操作範囲が縮小されるので、階層構造にする必要が無くなりユーザにとって操作しやすくなる。
請求項4に係るポインティングシステムによれば、選択肢の寸法が小さい場合は自動的にポインタ操作範囲が拡大され、選択肢の寸法が大きい場合は自動的にポインタ操作範囲が縮小されるので、階層構造にする必要が無くなりユーザにとって操作しやすくなる。
請求項5に係るポインティングシステムによれば、選択肢内の文字数が少ない場合は自動的にポインタ操作範囲が拡大され、選択肢内の文字数が多い場合は自動的にポインタ操作範囲が縮小されるので、階層構造にする必要が無くなりユーザにとって操作しやすくなる。
請求項6に係るポインティングシステムによれば、選択肢内の文字の大きさが小さい場合は自動的にポインタ操作範囲が拡大され、選択肢内の文字の大きさが大きい場合は自動的にポインタ操作範囲が縮小されるので、階層構造にする必要が無くなりユーザにとって操作しやすくなる。
請求項7に係るポインティングシステムによれば、ポインタ操作範囲の拡大あるいは縮小に関し方向によってその程度を変えることができるのでユーザにとって操作の自由度が増す。
請求項8に係るカーソル制御方法によれば、表示画面上に表示される選択肢を選択するためのカーソルをポインタにより操作性よく動かすことができる方法を提供することができる。
請求項9に係るカーソル制御プログラムによれば、表示画面上に表示される選択肢を選択するためのカーソルをポインタにより操作性よく動かすことができるプログラムを提供することができる。
図1は、本発明に係るポインティングシステムの一実施例を示す概念図である。本実施例は、コンピュータ例えばパーソナルコンピュータ(PC)1と、PC1に接続された表示画面2と、表示画面2を指し示す光源8を有するポインタ3と、ポインタ3を撮像するカメラ4とを備える。PC1は、カメラ4により撮像したポインタ3の位置(光源8の位置)に応じて表示画面2上にカーソル5を表示する手段を備える。この手段はソフトウェアで実現することができる。表示画面2は、表示装置の表示画面でもよいし、プロジェクタ装置により投影された表示画面でもよいが、その他のものでもよい。なお、表示画面に関しては、ディスプレイ全体とは限らず、ユーザが選択してアクティブになっている特定のウインドウを対象としてもよい。ポインタ3の光源8としては例えば発光ダイオード(LED)を用いることができる。カメラ4によるポインタ3の位置計測の方法については後述する。またPC1は、表示画面2上の選択領域6にカーソル5により選択可能な選択肢7を表示する手段を備える。この手段はソフトウェアで実現することができる。選択領域6には、図示のように複数の選択肢7が含まれる。選択肢7は、例えば各種ソフトウェアのアイコン、メニュー画面における選択欄、あるいはインターネットによるウェブ表示画面におけるリンク先一覧等であるが、これに限定されない。このようなシステムにおいて、ユーザがポインタ3を操作し、所望の選択肢7にカーソル5を当ててクリックすることにより、当該選択肢7に対応するソフトウェアの選択やコマンドの実行が行われる。
このように本実施例では、表示画面2上にカーソル5により選択可能な複数の選択肢7が表示され、また表示画面2を指し示すポインタ3の位置に応じて表示画面2上にカーソル5が表示される。そして、PC1は、ポインタ3の移動量Mpに対するカーソル5の移動量Mcの比(Mc/Mp)を選択肢7の状態を示す値に基づいて調整する手段を備える。この手段はソフトウェアで実現することができる。ここで選択肢の状態を示す値は、例えば表示画面2上に表示される選択肢7の数、選択肢7の寸法、選択肢7内の文字数、および選択肢7内の文字の大きさのうちの少なくとも一つとすることができる。
例えば、選択肢の数がある閾値以上の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より小さくし、選択肢の数がある閾値未満の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より大きくする。また例えば、選択肢の寸法がある閾値以上の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、選択肢の寸法がある閾値未満の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくする。また例えば、選択肢内の文字数がある閾値以上の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、選択肢内の文字数がある閾値未満の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくする。また例えば、選択肢内の文字の大きさがある閾値以上の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、選択肢内の文字の大きさがある閾値未満の場合はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくする。ポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比は、選択肢の上下方向と左右方向とで異なるように調整することができる。本実施例のように、特に空中で操作するポインタの場合、多くの選択肢の中から1つを選び出す時には手ブレによって位置決めが困難となるため、ポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を選択肢の状態を示す値に基づいて調整することによって、そのような調整をしない場合に比べ、操作性が良くなることがより期待される。以下の例では、選択肢7の状態を示す値が選択肢7の寸法の場合について説明するが、他の状態を示す値の場合も同様に適用することができる。
図2は、ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係の一例を説明するための図である。図示のように、表示画面2には複数の選択肢7が表示されている。本例では、選択領域6に6×4の複数の選択肢7が含まれている。この選択領域6は、ユーザによるポインタ3の空中操作範囲20に対応する。ユーザがポインタ3を操作し、ポインタ3が空中操作範囲20内を移動すると、その動きに合わせてカーソル5が選択領域6内を移動する。図2の例では、選択肢7の寸法は予め決められた標準的な大きさの範囲内であり、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比は、当初設定した値のままで調整は行われない。
図3は、ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係の他の例を説明するための図である。本例は、選択領域6内の選択肢7が多く細かい場合に、自動的にポインタ3の空中操作範囲20を拡大し、大きい動きで広い範囲を操作できるようにしたものである。すなわち、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が、選択肢7の寸法に応じて調整される。本例の場合、図2の例と比較して選択肢7の寸法が小さいので、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が小さくされる。また、選択領域6の上下方向と左右方向の偏倍も可能である。
図4は、ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係のさらに他の例を説明するための図である。本例は、選択領域6内の選択肢7が少なく粗い場合に、自動的にポインタ3の空中操作範囲20を縮小し、小さい動きで狭い範囲を操作できるようにしたものである。この場合も、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が、選択肢7の寸法に応じて調整される。本例の場合、図2の例と比較して選択肢7の寸法が大きいので、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が大きくされる。また、選択領域6の上下方向と左右方向の偏倍も可能である。
図5は、ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係のさらに他の例を説明するための図である。本例は、選択領域6内の選択肢7が多く細かい領域Xと、それより少なく粗い領域Yがある場合に、大きい動きで広い範囲を及び小さい動きで狭い範囲をそれぞれ操作できるようにしたものである。この場合も、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が、選択肢7の寸法に応じて調整される。本例の場合、領域Xについては、図3の例と同様に選択肢7の寸法が小さいので、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が小さくされる。一方、領域Yについては、図3の例と比較して選択肢7の上下方向の寸法が大きいので、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比が、領域Xにおける場合と比較して上下方向において大きくされる。また、選択領域6の上下方向と左右方向の偏倍も可能である。
図6(a)は本発明に係るポインティングシステムの動作の一例を説明するためのフローチャート、(b)はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を調整するための閾値を説明するための図である。図6(a)に示す各ステップは、図1のPC1において実行することができる。まず、ステップ61にて、PC1内蔵のソフトウェアにより表示画面2上に表示された選択肢7を検出する。続いてステップ62にて、選択肢7の状態を示す値、本例では選択肢7の寸法Sを抽出する。選択肢7が例えば矩形の場合、寸法Sは上下方向と左右方向の寸法とすることができる。この場合、寸法Sの値は上下方向および左右方向においてそれぞれ閾値と比較される。閾値は、図6(b)に示すように複数の閾値P1,P2,P3・・・、Q1,Q2,Q3・・・として設けることができる。
寸法Sと閾値の比較は次のようにして行われる。まずステップ63にて、寸法Sが閾値P1以上かどうかを判定する。SがP1以上でない場合は、ステップ64にて、寸法Sが閾値Q1未満かどうかを判定する。SがQ1未満でない場合は、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比は、ステップ65にて「調整なし」とされる。これは上述の図2の場合に相当する。
次に、ステップ63にて寸法Sが閾値P1以上の場合は、ステップ66にて、寸法Sが閾値P2以上かどうかを判定する。SがP2以上でない場合は、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比は、ステップ67にて「調整値p1」だけ大きくされる。また、ステップ66にて寸法Sが閾値P2以上の場合は、ステップ68にて、寸法Sが閾値P3以上かどうかを判定する。SがP3以上でない場合は、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比は、ステップ69にて「調整値p2」だけ大きくされる。ステップ68にて寸法Sが閾値P3以上の場合は、上記と同様なステップを繰り返して、ポインタに対するカーソルの移動量の比を調整する。これは例えば上述の図4の場合に相当する。
次に、ステップ64にて寸法Sが閾値Q1未満の場合は、ステップ70にて、寸法Sが閾値Q2未満かどうかを判定する。SがQ2未満でない場合は、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比は、ステップ71にて「調整値q1」だけ小さくされる。また、ステップ70にて寸法Sが閾値Q2未満の場合は、ステップ72にて、寸法Sが閾値Q3未満かどうかを判定する。SがQ3未満でない場合は、ポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比は、ステップ73にて「調整値q2」だけ小さくされる。ステップ72にて寸法Sが閾値Q3未満の場合は、上記と同様なステップを繰り返して、ポインタに対するカーソルの移動量の比を調整する。これは例えば上述の図3の場合に相当する。
上述の例のように選択肢7が矩形の場合、寸法Sは上下方向と左右方向の寸法とすることができる。ポインタを斜め方向に移動するときは、斜め方向成分を上下方向成分と左右方向成分とに分けてカーソルの移動量を調整し、調整後の各移動量の上下方向成分と左右方向成分を合成して斜め方向成分の移動量とすることができる。選択肢7が矩形以外の形状の場合も、これと同様な方法でポインタに対するカーソルの移動量の比を調整することができる。また、ポインタに対するカーソルの移動量の比は選択肢の上下方向と左右方向とで異なるように調整することもできる。
これにより、選択肢の寸法が基準値に比べ小さいあるいは大きい場合に、ユーザによるポインタの操作範囲を自動的に拡大または縮小することができる。この拡大または縮小は、上記のように複数段階の閾値を設けておき、そのどの範囲に入るかどうかを判断して拡大または縮小の程度を決めることができる。閾値の段階数を多くすればするほどポインタの操作性はそれだけ滑らかになる。
上記の例は、選択肢の状態を示す値が選択肢の寸法の場合であるが、選択肢の数、選択肢内の文字数、あるいは選択肢内の文字の大きさ等の場合も、上記の方法を同様に適用することができる。この場合、選択肢の寸法Sは、選択肢の数、選択肢内の文字数、あるいは選択肢内の文字の大きさ等に対応する。すなわち、選択肢の数が多い場合は選択肢の寸法が小さい場合と同様に、選択肢の数が少ない場合は選択肢の寸法が大きい場合と同様に考えることができる。また、選択肢内の文字数が少ない場合は選択肢の寸法が小さい場合と同様に、選択肢内の文字数が多い場合は選択肢の寸法が大きい場合と同様に考えることができる。さらに、選択肢内の文字の大きさが小さい場合は選択肢の寸法が小さい場合と同様に、選択肢内の文字の大きさが大きい場合は選択肢の寸法が大きい場合と同様に考えることができる。
次に、カメラ4によるポインタ3の位置計測方法の一例について説明する。
図7は、本発明に係るポインティングシステムに使用可能なカメラの構成例を示す図である。図7において、カメラ4は、球面収差の大きなレンズ81と、CCD撮像素子82とを備える。撮像された画像のデータはCCD撮像素子82からPC1に送られる。カメラ4は、ポインタ3に設けられた光源8の3次元位置を計測するものである。光源8は例えばLED等であり、点光源としてみることができる。このカメラには、例えば半球レンズのような球面収差が大きなレンズ81が搭載されている。光源8からの光は図の光線経路に示すようにレンズ81で光線経路を変更してCCD撮像素子82に至り、CCD撮像素子82上に光リング像86が形成される。これはレンズの球面収差を利用するものであり、その原理は例えば特開2004−212328号公報に記載のとおりである。
CCD撮像素子82は、光リング像形成用のレンズ81の焦点位置よりレンズ81に近い位置に設置される。これにより光源8から放出された光はこのレンズの球面収差により光リング像に変換されてCCD撮像素子82で撮像される。光リング像の直径は光源までの距離により変化するので、光リング像の直径を検出することで光源までの距離が計測できる。また、光リング像の画像位置から光源が存在する方向が決定できるので、光リング像を解析することで光源の3次元位置を計測することができる。光源位置が光軸から外れた場合、光リング像は円から楕円に変形することになるが、その楕円の中心位置、長軸および短軸の長さを測定することで光源の3次元位置を計測することができる。その測定原理を次に示す。
図8は、光源とレンズと光リング像の関係の一例を示す図である。いま、図のように、CCD撮像素子82上の光リング像の中心位置を(y0,z0)とし、CCD撮像素子の光軸上の位置をx0とすると、光リング像の中心点の3次元位置は(x0,y0,z0)と表すことができる。光源8は概ねレンズ81の中心点(xL,yL,zL)と光リング像の中心点(x0,y0,z0)を結ぶ直線上に存在するので、光源8の座標を(x,y,z)とすると、次の式(1)のように表すことが出来る。
Figure 2008282367
ここで、mは、光源8からレンズ81の中心点までの距離が、レンズ81の中心点からCCD撮像素子82上の光リング像の中心点までの距離の何倍であるかを表す値であり、距離を表す係数と考えることができる。そしてこのmがリング像の長軸と短軸の長さから求められることがわかっているので、光源8の3次元座標を求めることができる。
これにより図1のPC1は、カメラ4により撮像したポインタ3の位置(光源8の位置)に応じて表示画面2上にカーソル5を表示することができ、さらにポインタ3の移動量に対するカーソル5の移動量の比を選択肢の状態を示す値に基づいて自動的に調整する。本実施例では、上記のとおりポインタに設けられた光源により形成される光リング像を検出してカーソル表示を行うものであるが、カーソル表示の方法はこれに限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。また、以上の方法は、コンピュータプログラムにおける手順としてコンピュータに実行させることができるものであり、このコンピュータプログラムは各種記録媒体に格納することができる。
本発明に係るポインティングシステムの一実施例を示す概念図である。 ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係の一例を説明するための図である。 ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係の他の例を説明するための図である。 ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係のさらに他の例を説明するための図である。 ポインタの移動量とカーソルの移動量の関係のさらに他の例を説明するための図である。 本発明に係るポインティングシステムの動作の一例を説明するためのフローチャート、(b)はポインタの移動量に対するカーソルの移動量の比を調整するための閾値を説明するための図である。 本発明に係るポインティングシステムに使用可能なカメラの構成例を示す図である。 光源とレンズと光リング像の関係の一例を示す図である。
符号の説明
1 PC
2 表示画面
3 ポインタ
4 カメラ
5 カーソル
6 選択領域
7 選択肢
8 光源
20 空中操作範囲

Claims (9)

  1. 表示画面を指し示すポインタの位置に応じて前記表示画面上にカーソルを表示する手段と、前記表示画面上に前記カーソルにより選択可能な選択肢を表示する手段と、前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記選択肢の状態を示す値に基づいて調整する手段とを備えたことを特徴とするポインティングシステム。
  2. 前記選択肢の状態を示す値が、前記選択肢の数、前記選択肢の寸法、前記選択肢内の文字数、および前記選択肢内の文字の大きさのうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1記載のポインティングシステム。
  3. 前記選択肢の数がある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より小さくし、前記選択肢の数がある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より大きくすることを特徴とする請求項2記載のポインティングシステム。
  4. 前記選択肢の寸法がある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、前記選択肢の寸法がある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくすることを特徴とする請求項2記載のポインティングシステム。
  5. 前記選択肢内の文字数がある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、前記選択肢内の文字数がある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくすることを特徴とする請求項2記載のポインティングシステム。
  6. 前記選択肢内の文字の大きさがある閾値以上の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値未満の場合より大きくし、前記選択肢内の文字の大きさがある閾値未満の場合は前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記閾値以上の場合より小さくすることを特徴とする請求項2記載のポインティングシステム。
  7. 前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比が前記選択肢の上下方向と左右方向とで異なるように調整されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポインティングシステム。
  8. 表示画面を指し示すポインタの位置に応じて前記表示画面上にカーソルを表示する工程と、前記表示画面上に前記カーソルにより選択可能な選択肢を表示する工程と、前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記選択肢の状態を示す値に基づいて調整する工程とを備えたことを特徴とするカーソル制御方法。
  9. コンピュータに、表示画面を指し示すポインタの位置に応じて前記表示画面上にカーソルを表示する手順、前記表示画面上に前記カーソルにより選択可能な選択肢を表示する手順、前記ポインタの移動量に対する前記カーソルの移動量の比を前記選択肢の状態を示す値に基づいて調整する手順を実行させるためのカーソル制御プログラム。
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