JPH1185317A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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Publication number
JPH1185317A
JPH1185317A JP9239245A JP23924597A JPH1185317A JP H1185317 A JPH1185317 A JP H1185317A JP 9239245 A JP9239245 A JP 9239245A JP 23924597 A JP23924597 A JP 23924597A JP H1185317 A JPH1185317 A JP H1185317A
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JP
Japan
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eject
pack
lock
slider
portable electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9239245A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ooka
聡 大岡
Ryohei Yakuwa
良平 八鍬
Masanori Takahashi
正憲 高橋
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Publication of JPH1185317A publication Critical patent/JPH1185317A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、イジェクト装置全体の剛性を
高め、十分な寸法精度を確保できるイジェクト装置を有
した携帯型電子機器を提供することにある。 【解決手段】コンピュータ本体3内には金属製のミドル
フレーム30が内蔵されている。ミドルフレーム30に
はパック収容部33が形成され、パック部品40が着脱
可能に収容される。このパック収容部33には支持フレ
ーム部37が形成され、この支持フレーム部37に金属
製のイジェクト機構50とロック機構60とが支持され
ている。イジェクト機構はイジェクト位置と接続位置と
の間で移動可能であり、ロック機構はロック位置とロッ
ク解除位置との間で移動可能である。イジェクト機構が
イジェクト位置にあるとき、ロック機構の操作は規制さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノートブックパ
ソコン、ワードプロセッサ等のブック型ポータブルコン
ピュータのような携帯型電子機器に係わり、特に、筐体
の内部に、複数種類のパック状機器を選択的に装着可能
な携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字やグラフィックス中心であっ
たポータブルコンピュータの分野においても、動画や音
声等も統合して利用する、いわゆるマルチメディアの気
運が高まりつつある。このマルチメディアで取り扱う画
像や音声は、文字情報に比べてデータ量が膨大なものと
なるため、大容量の光ディスクを用いてデータを記録す
る必要がある。そのため、最近、光ディスクに記録され
たデータを読み出すCD−ROM駆動装置を搭載したポ
ータブルコンピュータが製品化されている。
【0003】また、ポータブルコンピュータでは携帯性
を高めるために筐体の小型・軽量化が押し進められてい
る。そのため、筐体の内部の実装スペースは益々狭くな
る傾向にあり、一つの筐体の内部にCD−ROM駆動装
置とフロッピーディスク装置とを同時に収容することは
スペース的な面で困難となってくる。このことから、最
近、CD−ROM駆動装置とフロッピーディスク装置と
を選択的に交換して筐体内に装着し得るようにしたポー
タブルコンピュータが製品化されている。この種のコン
ピュータは、筐体内部にCD−ROM駆動装置又はフロ
ッピーディスク装置のいずれか一方を選択的に収容する
ためのパック収容部を備えており、このパック収用部
は、筐体の側面に開口された挿入口に連なっている。
【0004】このようなコンピュータにおいて、パック
収用部には、CD−ROM駆動装置またはフロッピーデ
ィスク装置を排出するためのイジェクト装置が設けられ
ている。イジェクト装置は通常金属製の部品を組み合わ
せて構成され、合成樹脂製の筐体の下ケースもしくは上
ケースに取付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、CD
−ROM駆動装置またはフロッピーディスク装置を排出
する金属製のイジェクト装置が合成樹脂性の筐体に取付
つけられる構成としたコンピュータにおいて、金属製の
イジェクト装置と合成樹脂性の筐体ケースとの間の熱膨
張係数に大きく差があるため、温度変化による寸法変化
等が生じ、組み立てが困難になったり、イジェクト機構
を操作する際、寸法変化によりスムーズな操作が困難に
なるという問題があった。
【0006】また合成樹脂製の筐体ケースに板金等を介
してイジェクト装置を取り付ける場合においては、多く
の部品を必要とし、必然的に寸法精度が得られにくくな
ると言う問題を有している。
【0007】さらに、合成樹脂製の筐体ケースに金属製
のイジェクト装置を取り付けた場合、イジェクト装置を
操作する際の十分な剛性を得にくいと言う問題を有して
いる。そこで、本発明は上記の問題を解決するためにな
されたものであり、イジェクト装置全体を高い剛性を得
るように固定し、温度変化における寸法変化が少なく、
十分な寸法精度を確保できるイジェクト装置を有した携
帯型電子機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属製のミ
ドルフレームが内蔵され、挿入口を有するコンピュータ
本体と、上記挿入口に連続して上記ミドルフレームに形
成され、支持部を有するパック収容部と、上記パック収
用部に着脱可能に収容されるパック部品と、上記パック
収用部の上記支持部に支持され、上記パック部品をイジ
ェクトするイジェクト位置と、上記パック部品の上記パ
ック収用部への収容を許容する接続位置との間で移動可
能なイジェクト機構と、上記イジェクト機構を覆うよう
に上記ミドルフレームに固定される保護カバーと、を具
備することを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、イジェクト機構
は金属製のミドルフレームに固定されるため、高い剛性
を有したイジェクト装置を提供することが可能となる。
また、イジェクト機構およびミドルフレーム共に金属に
より形成されているため、温度変化による寸法誤差の少
ない携帯型電子機器を提供することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明をポータブルコンピュータに適用した実施の携帯につ
いて詳細に説明する。図1、2に示すように、A4サイ
ズのブック型のポータブルコンピュータ1は、卓上に載
置されるコンピュータ本体3と、コンピュータ本体3に
図示しないヒンジ装置を介して、回動自在に指示された
ディスプレイ本体2とを備えている。
【0011】コンピュータ本体3は合成樹脂製の筐体を
有し、この筐体は、上方に向けて開放される下ケース4
と、この下ケース4の開放端に取り外し可能に取り付け
られた上ケース5とで構成される。
【0012】コンピュータ本体3は、底面9と、この底
面9に連なる左右の側壁7a,7b、背面8、前面6、
および底面9と対向する上面10とを有している。上面
10にはキーボード11が配置され、キーボード11に
は画面上のカーソル等を移動させるポインティングステ
ィック13が配置される。上面10の前部にはパームレ
スト12が形成されており、このパームレスト12の中
央部分にはコマンドの実行や取り消しを行う選択スイッ
チ14が設けられる。キーボード11の後方には一対の
スピーカ15が配置される。コンピュータ本体3の前面
6にはコンピュータ本体3の動作状態、電源状態等を表
示するLED群16およびボリューム摘まみ17が配置
される。
【0013】ディスプレイ本体2はコンピュータ本体3
の平面寸法とほぼ等しい寸法を有している。ディスプレ
イ本体2には、液晶表示装置21が内蔵され、開口部2
0を介して外方に露出されている。ディスプレイ本体2
はコンピュータ本体3と共同してブック形状を成してい
る。
【0014】図2に示すように、側面7bには、コンピ
ュータ本体3の電源をオンオフするために電源スイッチ
が配置されており、電源スイッチ25の後方には、コン
ピュータ本体3内の空気を外に排出する為の空気排出口
24が形成されている。コンピュータ本体3内部には、
空気排出口24に隣接してFAN(図示しない)が配置
されている。
【0015】着脱可能なハードディスクドライブ(HD
D)22および着脱可能なバッテリパック23が底面9
から収容されている。底面9には後述するパック収容部
に収容されたパックの挿抜をロックする為のロック操作
部材27が配置されている。ロック操作部材27は開口
部26介して延出するロック機構の折曲片に取り付けら
れる。ロック機構および折曲片は後述する。ロック操作
部材27は、折曲片をロック位置と解除位置との間を移
動させるためにスライド可能である。
【0016】図3はコンピュータ本体3を分解した斜視
図である。図4はミドルフレームの斜視図である。コン
ピュータ本体3には、下ケース4および上ケース5に挟
まれる形でミドルフレーム30が内蔵されている。ミド
ルフレーム30は、マグネシウム合金もしくはアルミダ
イキャスト製のような軽量で、かつ高い熱伝導性を有す
る金属材料にて構成されている。ミドルフレーム30
は、下ケース4の内側にきっちり収まると嵌まり込むよ
うな大きさを有している。
【0017】下ケース4はHDD収容部31およびバッ
テリパック収容部32が形成されており、バッテリパッ
ク収容部32はバッテリパック23が収容可能なように
下ケース4の内側に隆起して形成される。ミドルフレー
ム30には、仕切壁34により、HDD収容部31やバ
ッテリパック収容部32に対応する領域に区切られる。
またミドルフレーム30は、仕切壁34や下ケース4と
共同してパック収容部33を形成する。パック収容部3
3には、例えば、CD−ROM駆動装置、DVDROM
/RAM駆動装置、フロッピーディスク駆動装置(FD
D)、セカンドバッテリ、セカンドHDD等のパック部
品40のうちいずれか一つが選択的に着脱可能に収容さ
れる。ミドルフレーム30が下ケース4内に嵌まり込む
と、HDD収容部31、バッテリパック収容部32およ
びパック収容部33は重量のあるHDD22、バッテリ
パック23、パック部品40が収容されても、十分な強
度を持つように下ケース4およびコンピュータ本体3を
補強するものである。
【0018】図8はパック収容部33部分の底面の斜視
図である。図12はミドルフレーム30の平面図であ
る。図12、13、14に示すように、パック収容部3
3には、バッテリ端子70、アース端子71およびイン
ターフェースコネクタ72が配置されている。これらバ
ッテリ端子70、アース端子71、インターフェースコ
ネクタ72はミドルフレーム30に支持されている図示
しない回路基板に電気的に接続されている。
【0019】図5乃至図10にイジェクト機構とロック
機構とミドルフレームとの関係を示す。図6乃至図8に
示すように、パック収容部33には、収容されたパック
部品40をイジェクトするためのイジェクト機構50と
収容されたパック部品40の挿抜をロックするためのロ
ック機構60とが設けられている。これらイジェクト機
構50およびロック機構60とはそれぞれ十分な強度を
持っているミドルフレーム30に固定されている。
【0020】また、図3、図21、図22に示すよう
に、イジェクト機構50とロック機構60とは金属製の
保護カバー36にて覆い被されており、パック部品40
のスムーズな挿抜を可能にしている。保護カバー36は
図示しないネジにより支持フレーム部37およびミドル
フレーム30に固定されている。図6、図7、図12、
図13、図14、図17、図19は各機構の構造の理解
を容易にするために、保護カバー36を省略している。
【0021】図4および図6乃至図8に示すように、ミ
ドルフレーム30のパック収容部33は軽量化のために
余分な金属を切り落とした開口部38が形成され、この
開口部38により支持フレーム部37が形成される。支
持フレーム部37はパック収容部33内の底部を形成し
ている。イジェクト機構50とロック機構60とは支持
フレーム部37にそれぞれ固定されている。
【0022】図11にパック部品40の裏面を示す。本
実施例においては、CD−ROM駆動装置(以下パック
部品と称する)を例に用いるが、その他の装置、例え
ば、DVD−ROM/RAM駆動装置、FDD、セカン
ドバッテリ、セカンドHDD等でも、本実施例で示すパ
ック部品外形寸法とほぼ同一である。
【0023】パック部品40は、光ディスク(記憶媒
体)を収容するトレー43と、このトレー43を引き出
し可能に保持した金属製のキャビネット41とを備えて
いる。キャビネット41は、偏平な箱状をなしており、
このキャビネット41のトレー43とは反対側の端部4
7には、インターフェースコネクタ42がが配置されて
いる。そして、パック部品40は、全体として、ほぼ偏
平な矩形状をなしている。
【0024】また、パック部品40は、キャビネット4
1の先端部側面からそれぞれ直角に突出した係止片45
(第1のロック部)、係止片46(第2のロック部)を
備えている。係止片45、46は後述するように、パッ
ク部品40をパック収容部33内にロックする為の係止
片として使用される。キャビネット41の先端部には係
止片46と対向する対向面が形成される。
【0025】図5乃至図8および図12に示すように、
イジェクト機構50は、スライダー51、連結部材5
2、イジェクトスライダー53および操作部材54とで
構成され、パック部品40をイジェクトするイジェクト
位置とパック部品40のパック収容部33への収容を許
容する接続位置との間で移動可能である。
【0026】スライダー51は3個所の支持部513を
有しており、それぞれの支持部513には長孔状のスリ
ット514が形成されている。それぞれの支持部513
はそれぞれ支持フレーム部37にスリット514および
支持ピン515を介して、ミドルフレーム30に支持さ
れ、図12の矢印A−B方向に自由にスライド可能であ
る。2個所の支持部513の先端には押出部511が形
成されており、押出部511からは上方に舌片512が
折り曲げられている。それぞれの舌片512は収容され
ているパック部品40をイジェクトする際、パック部品
40の端部47をイジェクト方向に押圧する。ミドルフ
レーム30には、このそれぞれの舌片512を格納する
ための格納スリット39が形成されており、イジェクト
機構50が接続位置にある状態の時、舌片512は格納
スリット39に退避される。また、スライダー51には
連結部516が形成されている。
【0027】連結部材52は支持ピン515を介してミ
ドルフレーム30に支持され、図12中矢印C−D方向
に回動可能である。連結部材52は一端に第1の連結部
521を有しており、スライダー51の連結部516に
連結ピン522を介して回動可能に結される。連結部材
52の他端に形成される第2の連結部523には折曲片
524が形成される。折曲片524は第2の連結部52
3の一部を上方へ切り起こす状態で形成される。
【0028】イジェクトスライダー53は、第1の連結
部531、中間部534、折曲部536から構成され
る。第1の連結部531には長孔状のスリット532が
形成されており、スリット532および支持ピン533
を介して支持フレーム部37に支持されている。中間部
534はL字状に形成されており、長孔状のスリット5
35を有している。中間部534はスリット535およ
び支持ピン538を介してミドルフレームに支持されて
いる。また、中間部534の中央部には開口部539が
形成されており、連結部材52の折曲片524が係止さ
れている。折曲部536は中間部から上方に折り曲げら
れており、取付部537と、取付部537に隣接した支
持部537aとを有している。イジェクトスライダー5
3はスリット532、535および支持ピン533、5
38を介して、図12中矢印E−F方向に自由にスライ
ド可能である。連結部材52の折曲片524とイジェク
トスライダー53の開口部539との係止により、イジ
ェクトスライダー53の矢印E−F方向のスライドに連
動して、連結部材52の第2の連結部523は図12中
矢印C−D方向に回動される構成となる。
【0029】図5、図10に示すように、操作部材54
はイジェクトスライダー53の取付部537に固定され
る。図10は図9の線A―Aに沿った拡大断面図であ
る。図8、図6および図10に示すように、操作部材5
4は、ユーザーが指で操作する操作レバー541と円柱
状の支持部材542を有している。支持部材542はバ
ネ保持部547を有している。イジェクトスライダー5
3の取付部537とバネ保持部547との間にはバネ5
46が介在されており、支持部材542は、バネ546
を圧縮しながら取付部537方向にスライド可能に取付
部537に取り付けられている。支持部材542には保
持部543が一体に形成されており、保持部543は折
曲部536に嵌合されている。従って、支持部材542
が取付部537方向にスライドされると、保持部543
が折曲部536を押す。操作レバー541の一端は、ピ
ン544を介して支持部537aに回動可能に支持され
ている。操作レバー541の一端にはカム部545が形
成され、他端には操作部548が形成されている。操作
部548は操作レバー541に対して直角方向に折れ曲
がっており、ピン544を支点にして回動されると、図
1に示すように、コンピュータ本体3の下ケース4の一
部を形成し、ほぼ下ケース4の表面と面一状態になり、
コンピュータ本体3の後方の角の一部を形成する。
【0030】図13乃至図16を用いて、以下にイジェ
クト機構50のイジェクト動作について説明する。図1
3、図14は便宜上後述するロック機構60を省略して
いる。図13はイジェクト機構50がイジェクト位置に
ある状態を示し、図15は、図13の線B−Bに沿った
断面図を示す。図14はイジェクト機構50が接続位置
にある状態を示し、図16は、図14の線C−Cに沿っ
た断面図を示す。
【0031】イジェクト機構50が接続位置にある状態
において、支持部材542と操作レバー541とが一直
線状に位置している状態で操作部548を支持部材54
2方向に押圧する。この動作に連動して、支持部材54
2の保持部543が折曲部536を押し、イジェクトス
ライダー53は、図12中の矢印E方向にスライドさせ
る。このイジェクトスライダー53のスライドに連動し
て、連結部材52は、折曲片524と開口部539との
係止を介して、支持ピン515を支点に図12中矢印C
方向に回動され、第1の連結部521は図12中矢印
D’方向に回動される。第1の連結部521が矢印D’
方向に移動されると、スライダー51の連結部516も
移動され、スライダー51は図12中矢印B方向にスラ
イドされる。スライダー51が矢印B方向に移動される
と、スライダー51の舌片512は、ミドルフレーム3
0の格納スリット39から引き出されイジェクト位置へ
移動される。これら一連の動作によりパック収容部33
に収容されているパック部品40はイジェクトされ、パ
ック部品40のインターフェースコネクタ42とインタ
ーフェースコネクタ72との物理的、電気的な接続が解
除される。
【0032】パック部品40をパック収容部33に収容
する場合、パック部品40を挿入口35を介して挿入す
ると、パック部品40の端部47が、舌片512を押
し、イジェクト機構50は上述の動作とは反対方向にス
ライドおよび回転動作され、接続位置に移動される。パ
ック部品40のインターフェースコネクタ42はミドル
フレーム30に固定されているインターフェースコネク
タ72に電気的、物理的に接続されることとなる。
【0033】次に、図5乃至図8および図12を用い
て、ロック機構60について説明する。ロック機構60
は、収容されたパック部品40の取り外しをロックする
ロック位置と、パック収容部33へのパック部品40の
挿抜を許可するロック解除位置との間で移動可能であ
る。
【0034】ロック機構60は、ロックスライダー61
とロック部材62とで構成され、パック収容部33にお
いてパック部品40のイジェクトをロックするように働
く。ロックスライダー61は、イジェクト機構50より
も挿入口35側に配置される。ロックスライダー61
は、支持部611を有しており、この支持部611には
スリット612が形成されている。スリット612には
支持ピン613が挿入され、ロックスライダー61は支
持フレーム部37にスライド可能に支持されている。ロ
ックスライダー61の一端には連結部614が形成さ
れ、連結部614には開口部615が設けられる。連結
部614とは反対側の端部は枝状に3分割され、第1の
端部61a、第2の端部61b、第3の端部61cが形
成されている。
【0035】第1の端部61aには、スリット616
と、上方に折り曲げられ、パック部品40の係止片45
と係合するロック片63(第1のロック片)と、上方に
折り曲げられた係止片64(第2のロック片)と、が形
成されている。スリット616には支持ピン538が挿
入され、第1の端部61aは支持フレーム部37にスラ
イド可能に支持されている。すなわち、第1の端部61
aはイジェクトスライダー53の中間部534と重なり
合い、中間部534に形成されているスリット535
と、第1の端部61aに形成されているスリット616
とは共通の支持ピン538にて支持されている。このよ
うな構成により、ロックスライダー61は図12中の矢
印I−J方向にスライド可能に取り付けられる。
【0036】第2の端部61bの先端には、上方に折り
曲げられ、スライドされるイジェクトスライダー53の
中間部534に係止する係止片65が形成される。第3
の端部61cの先端には、下方に折り曲げられる折曲片
66が形成される。図2、図3、図18、図20に示す
ように、下ケース4に形成される開口部26に露出され
る。折曲片66には、図2に示すようにロック操作部材
27が取り付けられ、ユーザーがロック機構60を操作
する際の操作レバーを形成する。
【0037】ロック部材62は、イジェクトスライダー
53とは反対側の側壁に隣接しては位置される。ロック
部材62の中央部はピン625により支持フレーム部3
7に回転可能に支持されている。ロック部材62は一端
に連結部621を有し、他端にロック部623を有して
いる。連結部621には上方に折り曲げられた折曲片6
22が形成され、この折曲片622はロックスライダー
61の開口部615に係止されている。ロック部623
には、上方に折り曲げられ、パック部品40の係止片4
6と係合するロック片624(第3のロック片)が形成
されている。
【0038】図2および図17乃至図20を用いて、以
下にロック機構60のロック動作について説明する。図
17、図19は便宜上イジェクト機構50を省略してい
る。図17はロック機構がロック位置にある状態を示
し、図18は、図17の線D−Dに沿った断面図を示
す。図18はロック機構60がロック解除位置にある状
態を示し、図20は、図19の線E−Eに沿った断面図
を示す。
【0039】ロック操作部材27はロック解除位置とロ
ック位置との間で移動可能である。すなわち、ロック操
作部材27がロック解除位置にあるときロック機構60
は図19の状態であり、ロック操作部材27がロック位
置にあるときロック機構60は図17の状態である。
【0040】パック部品40がパック収容部33に収容
されている状態、すなわちイジェクト機構50が接続位
置にある状態において、パック部品40をロックする場
合、ロック操作部材27をロック解除位置からロック解
除位置へ操作する。ロック操作部材27と折曲片66と
の嵌合により、ロックスライダー61は、支持ピン61
3とスリット612との係止および支持ピン538とス
リット616との係止を介して、矢印J方向にスライド
される。ロックスライダー61がJ方向にスライドされ
ると、開口部615と折曲片622との係合により、ロ
ック部材62はピン625を中心に連結部621が矢印
L方向に回転される。この回転に連動してロック部62
3は矢印K‘方向に回転されロック片624がロック位
置に移動される。ロックスライダー61はJ方向にスラ
イドされると、係止片64はイジェクトスライダー53
の中間部534に形成されている切欠部534aに入り
込む。この切欠部534aによりロックスライダー61
のスライドを許容している。この係合により、操作部材
54を操作をしようとしても、スライダー51は図12
の矢印E方向へのスライドが規制されているため、イジ
ェクト機構50の操作はロックされている。逆に、パッ
ク部品40がパック収容部33に収容されていない状
態、すなわちイジェクト機構50がイジェクト位置にあ
る状態に於いて、ロック機構60をロック位置に移動さ
せようとすると、係止片64のスライド位置に中間部5
34の切欠部534aが存在しないため、ロックスライ
ダー61のスライドは規制され、ロック操作は出来な
い。
【0041】パック部品40をロックしている状態のロ
ック機構60をロック位置からロック解除位置へ移動さ
せるには、ロック操作部材27をロック位置からロック
解除位置へ操作する。ロックスライダー61は矢印I方
向にスライドされ、このロックスライダー61のスライ
ドに連動して、ロック部材62は矢印K方向およびK’
方向に回転される。ロックスライダー61のI方向への
スライドにより係止片64と係止片46との係合が解除
され、またロック部材62のK方向およびK’方向への
回転によりロック片624とパック部品40の係止片4
5との係合が解除される。この状態になると、イジェク
ト機構50のイジェクト操作が可能になる。
【0042】上記のように、金属製のイジェクト機構5
0およびロック機構60を金属製のミドルフレーム30
に固定することにより、イジェクト操作時の高い剛性を
得ることが出来、またイジェクト装置およびミドルフレ
ームの温度変化における寸法変化が少なく、十分な寸法
精度を確保できるイジェクト装置を有した携帯型電子機
器を提供することが可能となる。
【0043】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、パック部品は上述した、CD−ROM駆
動装置、DVDROM/RAM駆動装置、フロッピーデ
ィスク駆動装置(FDD)、セカンドバッテリパック、
セカンドHDDパックに限定されることなく、PCMC
IA準拠のPCカード等の他の機器を用いてもよい。ま
た、パック収容部は筐体の側面に開口する構成とした
が、筐体の前面、背面、底面あるいは上面に開口した構
成としてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、イジェクト操作時の高い剛性を得ることが出来、ま
たイジェクト装置およびミドルフレームの温度変化にお
ける寸法変化が少なく、十分な寸法精度を確保できるイ
ジェクト装置を有した携帯型電子機器を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるポータブルコンピ
ュータの斜視図。
【図2】上記ポータブルコンピュータを底面から見た斜
視図。
【図3】上記ポータブルコンピュータのコンピュータ本
体を分解した状態の斜視図。
【図4】ミドルフレームを上面から見た斜視図。
【図5】イジェクト機構およびロック機構をそれぞれ分
解した斜視図。
【図6】ミドルフレームにイジェクト機構およびロック
機構を取付けた状態の斜視図。
【図7】図6を底面から見た斜視図。
【図8】イジェクト機構およびロック機構を備えた状態
のパック収用部を底面から見た斜視図。
【図9】ミドルフレームの側面図。
【図10】図9の線A−Aに沿った断面図。
【図11】パック部品を底面より見た斜視図。
【図12】イジェクト機構およびロック機構を備えたミ
ドルフレームの平面図。
【図13】イジェクト機構がイジェクト位置にある状態
の平面図。
【図14】イジェクト機構が接続位置にある状態の平面
図。
【図15】図13の線B−Bに沿った断面図。
【図16】図14の線C−Cに沿った断面図。
【図17】ロック機構がロック位置にある状態の平面
図。
【図18】図17の線D−Dに沿った断面図。
【図19】ロック機構がロック解除位置にある状態の平
面図。
【図20】図19の線E−Eに沿った断面図。
【図21】パック収用部に保護カバーを備えた状態のミ
ドルフレームを上方より見た斜視図。
【図22】図21のミドルフレームを底面より見た状態
の斜視図。
【符号の説明】
3・・・コンピュータ本体 4・・・下ケース 5・・・上ケース 22・・・HDD 23・・・バッテリパック 26・・・開口部 27・・・ロック操作部材 28・・・切欠き 30・・・ミドルフレーム 31・・・HDD収用部 32・・・バッテリパック収容部 33・・・パック収容部 34・・・仕切壁 35・・・挿入口 36・・・保護カバー 37・・・フレーム部 38・・・開口部 39・・・格納スリット 40・・・パック部品 41・・・キャビネット 42・・・インターフェースコネクタ 43・・・前面 44・・・対向面 45・・・係止片 46・・・係止片 50・・・イジェクト機構 51・・・スライダー 52・・・連結部材 53・・・イジェクトスライダー 54・・・操作部材 60・・・ロック機構 61・・・ロックスライダー 62・・・ロック部材 70・・・バッテリ端子 71・・・アース端子 72・・・インターフェースコネクタ
フロントページの続き (72)発明者 八鍬 良平 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高橋 正憲 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のミドルフレームが内蔵され、挿
    入口を有するコンピュータ本体と、 上記挿入口に連続して上記ミドルフレームに形成され、
    支持部を有するパック収容部と、 上記パック収用部に着脱可能に収容されるパック部品
    と、 上記パック収用部の上記支持部に支持され、上記パック
    部品をイジェクトするイジェクト位置と、上記パック部
    品の上記パック収用部への収容を許容する接続位置との
    間で移動可能なイジェクト機構と、 上記イジェクト機構を覆うように上記ミドルフレームに
    固定される保護カバーと、 を具備することを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】上記パック収用部には、上記イジェクト機
    構の上記接続位置から上記イジェクト位置への移動をロ
    ックするロック機構が設けられることを特徴とする請求
    項1記載の携帯型電子機器
  3. 【請求項3】上記イジェクト機構は、 上記パック部品の背面に当接して上記パック部品をイジ
    ェクト方向へ移動させる折曲片を有し、上記支持部にス
    ライド可能に支持されるスライダーと、一端が上記スラ
    イダーに係止され、上記支持部に回転可能に支持される
    連結部材と、 一端が上記連結部材の他端に係止され、上記支持部にス
    ライド可能に支持されるイジェクトスライダーと、 上記イジェクトスライダーの他端に取付られ、上記連結
    部材および上記イジェクトスライダーを介して上記スラ
    イダーをスライドさせる操作部材と、 を具備する事を特徴とする請求項1記載の携帯型電子機
    器。
  4. 【請求項4】上記操作部材は、操作レバーを有し、この
    操作レバーは、上記イジェクトスライダーと略平行にな
    る操作位置と、上記操作位置から略直角に折れ曲がる格
    納位置との間で回動可能であり、上記格納位置にあると
    き上記コンピュータ本体の一部を形成する事を特徴とす
    る請求項3記載の携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】上記操作レバーの先端は略直角方向に折れ
    曲がって形成され、上記操作レバーが上記格納位置にあ
    るとき上記コンピュータ本体の角部の一部を形成するこ
    とを特徴とする請求項4記載の携帯型電子機器。
  6. 【請求項6】上記コンピュータ本体の底面に形成される
    開口部と、 上記パック部品の側部に形成される第1および第2のロ
    ック部と、 を具備し、 上記ロック機構は、 上記支持部にスライド可能に支持され、上記開口部に露
    出される操作片と、上記ロック位置において上記第1の
    ロック部に嵌合される第1のロック片と、上記ロック位
    置において上記イジェクトスライダーに嵌合され上記イ
    ジェクトスライダーのスライドをロックする第2のロッ
    ク片とを具備するロックスライダーと、 一端が上記ロックスライダーに係止され、上記ロックス
    ライダーのスライドに連動して回動可能に上記支持部に
    支持されるとともに、他端には、上記ロック位置におい
    て上記パック部品の上記第2のロック部に嵌合される第
    2のロック片とを具備するロック部材と、 を具備することを特徴とする請求項2記載の携帯型電子
    機器。
  7. 【請求項7】金属製のミドルフレームが内蔵され、挿入
    口を有するコンピュータ本体と、 上記挿入口に連続して上記ミドルフレームに形成され、
    支持部を有するパック収容部と、 上記パック収用部に着脱可能に収容されるパック部品
    と、 上記パック収用部の上記支持部に支持され、上記パック
    部品をイジェクトするイジェクト位置と、上記パック部
    品の上記パック収用部への収容を許容する接続位置との
    間で移動可能であるとともに、外部より操作可能なイジ
    ェクトレバーを有するイジェクト機構と、 を具備し、 上記イジェクトレバーは、操作可能な操作位置と、この
    操作位置より略直角に回動される格納位置との間で回動
    可能であり、上記格納位置にある時上記コンピュータ本
    体の一部を形成することを特徴とする携帯型電子機器。
  8. 【請求項8】上記イジェクトレバーの先端は略直角方向
    に折れ曲がって形成され、上記イジェクトレバーが上記
    格納位置にあるとき上記コンピュータ本体の角部の一部
    を形成することを特徴とする請求項7記載の携帯型電子
    機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108505A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sony Corp 情報処理装置
JP2010182059A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Denso Wave Inc 携帯情報端末
JP2014086119A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Nec Personal Computers Ltd Hdd収納部の構造および電子機器

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