JPH1184978A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1184978A
JPH1184978A JP9245843A JP24584397A JPH1184978A JP H1184978 A JPH1184978 A JP H1184978A JP 9245843 A JP9245843 A JP 9245843A JP 24584397 A JP24584397 A JP 24584397A JP H1184978 A JPH1184978 A JP H1184978A
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JP
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pattern
deviation
line
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Pending
Application number
JP9245843A
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English (en)
Inventor
Kenji Takeshita
健司 竹下
Jun Kosaka
純 向坂
Yasushi Nagasaka
泰志 長坂
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の作像ユニットで形成された画像を多重
転写する画像形成装置において、それぞれの画像の位置
ずれをノイズに拘わらず正確に検出でき、安定した画像
再現性を得ること。 【解決手段】 複数の画像形成ユニットで形成されたト
ナー画像を転写ベルト10上を搬送されるシート上に多
重転写するレーザプリンタ。転写ベルト10には多重転
写される色ごとにレジストパターンK,Y,M,Cが転
写される。各レジストパターンは転写ベルト10の移動
方向bに対して直交する方向に延在する横線55と、斜
めに延在する斜め線56との組み合わせからなり、その
位置を検出するセンサのアパーチャ57は円形とされて
いる。センサは横線検出波形と斜め線検出波形を略同一
の形状で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、電子写真複写機、レーザプリンタ、インクジェット
プリンタ等であって、複数の画像を単一の転写体上に合
成して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置ではフル
カラーを画像ずれ(色ずれ)なく再現することが重要な
課題となっている。特に、感光体、帯電器、現像器の各
エレメントを一体化した複数の画像形成ユニットを各色
に応じて設置し、各ユニットで形成される画像を単一の
転写体上に多重転写するタンデム方式では、各画像形成
ユニットごとの画像形成位置誤差を検出して補正するこ
とが、高精度の画像再現性を得るために必要とされる。
そのため、各画像形成ユニットで所定のレジストマーク
あるいはパターンを転写体上に形成し、それらを検出器
で光学的に読み取って位置合わせを行っていた。
【0003】一般的には、レジストパターンの検出信号
の立ち上がりで認識する方法、パターンの検出ピーク値
で認識する方法が採用されている。また、1次元センサ
で主走査方向及び副走査方向の2次元的な位置ずれを検
出するために、パターン形状は主走査方向に延在する横
線と斜めに延在する斜め線との組み合わせが用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
如く、レジストパターンの形状を横線と斜め線の組み合
わせとすると、センサの受光素子のアパーチャ形状が矩
形であるため、横線と斜め線でのセンサ出力(検出波
形)が立ち上がりにおいてもピーク値においても異なっ
てしまうという不具合を有していた。このように両者の
検出波形が異なると、転写体の地肌汚れや傷の存在、パ
ターン濃度のばらつき、あるいはセンサ感度のばらつき
等でノイズが発生すると、検出誤差を生じ、安定した画
像再現性を維持できない。
【0005】そこで、本発明の目的は、ノイズに拘ら
ず、レジストパターンの位置を正確に検出でき、安定し
た画像再現性を得ることのできる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0006】
【発明の要旨及び効果】以上の目的を達成するため、本
発明に係る画像形成装置は、それぞれの画像データに基
づいて画像を顕像化するための複数の記録ユニットと、
この複数の記録ユニットで顕像化される画像を一方向に
移動する単一の転写体上に多重転写する転写ユニット
と、前記複数の記録ユニットで所定形状のレジストパタ
ーンを顕像化させて前記転写体上に順次転写させるレジ
ストパターン制御手段と、前記転写体上に転写された各
レジストパターンを光学的に検出する検出手段と、この
検出手段によって検出されたレジストパターンのずれ量
を演算し、ずれ量に基づいて前記記録ユニットで形成す
る画像の位置を補正する補正制御手段とを備えている。
前記レジストパターンは、前記転写体の移動方向に対し
て直交する方向に延在する横線と、斜めに延在する斜め
線との組み合わせからなる。さらに、前記検出手段は発
光素子と受光素子とからなり、受光素子のアパーチャは
前記レジストパターンの横線と斜め線との検出波形を略
同一とする形状とされている。
【0007】本発明によれば、複数の記録ユニットで形
成されたレジストパターンの横線及び斜め線を検出して
パターンの位置を確定し、これらのパターン位置を比較
することで、各パターンのずれ量を演算し、画像形成位
置を補正する。この場合、横線及び斜め線は前記検出手
段によって略同じ波形で検出される。従って、種々のノ
イズが存在していても、例えば、転写体の地肌汚れや傷
の存在、パターン濃度のばらつき、あるいは検出手段の
感度のばらつき等があっても誤差を最小限にして位置情
報を精度よく検出することができ、ひいては安定した画
質画像を維持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施形態について添付図面を参照して説明する。以下
に示す実施形態は、本発明をタンデム方式のフルカラー
プリンタに適用したものである。
【0009】図1において、フルカラープリンタは、概
略、並設した感光体ドラム91,92,93,94上に
それぞれC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)及びK(ブラック)の画像を静電潜像として形成
し、現像したトナー画像を転写ベルト10上を矢印b方
向に搬送されるシート上に多重転写することによってフ
ルカラー画像を得る。各感光体ドラム91〜94の周囲
には、それぞれ帯電チャージャ、現像器等の作像エレメ
ントが配置されているが、この種の電子写真法による画
像形成プロセスは周知であり、詳細は省略する。
【0010】各感光体ドラム91〜94上には、マルチ
ビーム走査光学装置によって静電潜像が形成される。こ
の光学装置は4組のレーザダイオード11,12,1
3,14及びコリメータレンズ21,22,23,24
と、定速回転するポリゴンスキャナ5と、多数のミラ
ー、レンズによって構成されている。レーザダイオード
11〜14はそれぞれ図示しない駆動回路に入力される
画像データに基づいて変調制御される。レーザダイオー
ド11はC(シアン)画像データ、レーザダイオード1
2はM(マゼンタ)画像データ、レーザダイオード13
はY(イエロー)画像データ、レーザダイオード14は
K(ブラック)画像データに基づいてそれぞれ駆動され
る。
【0011】レーザダイオード11から放射された光ビ
ームはレンズ21で略平行光とされ、ミラー41の下方
を通過してシリンドリカルレンズ31の下半分部に入射
する。光ビームはレンズ31でポリゴンスキャナ5の偏
向面近傍に線状に集光され、該スキャナ5の回転に基づ
いて等角速度に偏向される。偏向された光ビームは走査
レンズ611,612の上半分部を透過し、ミラー71
の下方を通過し、ミラー81によって下方に反射され
る。さらに、光ビームは走査レンズ613を透過し、感
光体ドラム91上で結像し、矢印a方向に走査する。
【0012】レーザダイオード12から放射された光ビ
ームはレンズ22で略平行光とされ、ミラー41で反射
されてシリンドリカルレンズ31の上半分部に入射す
る。光ビームはレンズ31でポリゴンスキャナ5の偏向
面近傍に線状に集光され、該スキャナ5の回転に基づい
て等角速度に偏向される。偏向された光ビームは走査レ
ンズ611,612の下半分部を透過し、ミラー71に
よって下方に反射される。さらに、光ビームはミラー8
2,83で反射され、走査レンズ614を透過して感光
体ドラム92上で結像し、矢印a方向に走査する。
【0013】レーザダイオード13から放射された光ビ
ームはレンズ23で略平行光とされ、ミラー42で反射
されてシリンドリカルレンズ32の下半分部に入射す
る。光ビームはレンズ32でポリゴンスキャナ5の偏向
面近傍に線状に集光され、該スキャナ5の回転に基づい
て等角速度に偏向される。偏向された光ビームは走査レ
ンズ621,622の上半分部を透過し、ミラー72に
よって下方に反射される。さらに、光ビームはミラー8
5,86で反射され、走査レンズ624を透過して感光
体ドラム93上で結像し、矢印a’方向に走査する。
【0014】レーザダイオード14から放射された光ビ
ームはレンズ24で略平行光とされ、ミラー42の上方
を通過してシリンドリカルレンズ32の上半分部に入射
する。光ビームはレンズ32でポリゴンスキャナ5の偏
向面近傍に線状に集光され、該スキャナ5の回転に基づ
いて等角速度に偏向される。偏向された光ビームは走査
レンズ621,622の下半分部を透過し、ミラー84
によって下方に反射される。さらに、光ビームは走査レ
ンズ623を透過し、感光体ドラム94上で結像し、矢
印a’方向に走査する。各感光体ドラム91〜94上に
は矢印a又はa’方向への主走査と矢印b’へのドラム
91〜94の回転による副走査とで2次元の静電潜像が
形成されていく。
【0015】走査レンズ611〜614,621〜62
4は光ビームを感光体ドラム91〜94上で結像させる
結像特性及びポリゴンスキャナ5で等角速度に偏向され
た光ビームを主走査方向に等速度に補正するfθ特性を
有している。但し、画像データ自体にfθ特性の補正処
理が行われている場合は、走査レンズにfθ特性を与え
る必要はない。
【0016】光センサSOS1,SOS2はミラー4
3,44でそれぞれ反射された光ビームを走査方向a又
はa’の上流側で受光し、画像書き込み開始信号を出力
するためのもので、画像の垂直方向(副走査方向)の同
期をとるために使用される。光センサSOS1はレーザ
ダイオード11からの光ビームを受光し、レーザダイオ
ード12からの光ビームでの走査時にも共用される。ま
た、光センサSOS2はレーザダイオード14からの光
ビームを受光し、レーザダイオード13からの光ビーム
での走査時にも共用される。
【0017】前述の如く、複数の画像形成ユニットによ
って作像したトナー画像をシート上に多重転写すること
によってフルカラー画像を再現する装置においては、各
画像形成ユニットで作像された画像の位置合わせが重要
である。各画像の位置がずれると、色味の変化や色ずれ
となり、著しく画質を低下させる。
【0018】そのため、本実施形態においては、各画像
の位置ずれ量を検出する手段と、検出された位置ずれ量
に応じて各ユニットで作像される画像の位置を補正する
手段を有している。即ち、各ユニットごとに所定の位置
に所定形状のレジストパターンを形成し、転写ベルト1
0上に多重転写し、転写されたレジストパターンを光学
的に検出してそのずれ量を演算する。レジストパターン
の形状は図1、図2に示されているように、転写ベルト
10の移動方向(矢印b)に対して直交する方向に延在
する横線55と、斜めに延在する斜め線56とから構成
されている。
【0019】レジストパターンは、図1に示すように、
転写ベルト10上に主走査方向及び副走査方向に所定の
間隔で3箇所ずつブラックパターンK、イエローパター
ンY、マゼンタパターンM、シアンパターンCが形成さ
れる。実際上は、複数のサンプリングを行って検出精度
を高めるため、これら一群のレジストパターンを複数個
形成する。例えば、副走査方向に10個ずつを1ユニッ
トとして、計120個のパターンを形成する。
【0020】各色の画像位置にずれがない場合、転写ベ
ルト10上には所定の間隔で規則正しく各レジストパタ
ーンが形成される。しかし、実際上は、光学装置に関し
て、主走査方向の書き出し位置のずれ、副走査方向の書
き出し位置のずれ、主走査方向の倍率のずれ、主走査方
向の部分的な倍率のずれ、主走査方向の湾曲のずれが発
生し、転写ベルト10の蛇行、しわ、波うち、斜行によ
って、副走査方向の湾曲のずれ、主走査方向の傾きのず
れ、副走査方向の倍率のずれ、副走査方向の部分的倍率
のずれ等が複合的に発生する。結果的に各色の画像に位
置ずれが生じ、レジストパターンも所定の位置に形成さ
れない。換言すれば、画像の位置ずれはレジストパター
ンの所定位置からのずれとして現れる。
【0021】そこで、レジストパターンの位置を検出す
るために、検出器111,112,113を主走査方向
のパターン形成位置に対応して設けた。各検出器11
1,112,113は、それぞれ一対の発光素子(LE
D)と受光素子(フォトダイオード)とからなり、受光
素子のアパーチャ57(図3(A)参照)は円形とされ
ている。検出器レジストパターンが検出点(発光素子に
よる光照射点)を通過することにより、まず横線55を
検出し、次に斜め線56を検出する。アパーチャ57が
円形に形成されるため、受光素子に入力する光強度が横
線55及び斜め線56ともに経時的に同じ割合で変化す
る。従って、図3(B)に示すように、横線検出波形と
斜め線検出波形とは同じ形状となる。
【0022】ちなみに、図4(A)に示すように、従来
のアパーチャ57’は矩形であり、このアパーチャ5
7’を介して受光素子に入力する光強度は横線55及び
斜め線56とで経時的に異なる。即ち、図4(B)に示
すように、横線検出波形に比べて斜め線検出波形は、立
ち上がりが鈍く、ピーク値も低い。これではピーク値に
基づいてパターン位置を演算する際、種々のノイズの影
響を受けやすく、誤検出のおそれがある。しかし、本実
施形態においては、両者の波形が実質的に同形であるた
め、ノイズの影響を受けることなく、正確にパターン位
置を演算することができる。
【0023】なお、アパーチャ57は必ずしも円形であ
る必要はなく、楕円形や菱形等横線55及び斜め線56
を実質的に同形の検出波形として得られればよい。円形
であることは高精度でかつ容易に製作できる利点を有し
ている。
【0024】ところで、レジストパターンはそのエッジ
部においてドット単位で凹凸を有している。この凹凸に
よる検出位置のばらつきを除去するには、アパーチャ5
7の面積をレジストパターンの1ドットの面積よりも大
きく設定することが好ましい。
【0025】図5は検出回路を示す。検出器111(他
の検出器112,113も同じである)はLED121
から放射されて転写ベルト10上で反射した光をフォト
ダイオード122で受光する。フォトダイオード122
の出力はオペアンプ123で増幅され、AD変換器12
4によってデジタルデータに変換され、CPU125に
よってパターン位置、ずれ量等の以下に説明する必要な
演算がなされる。
【0026】図6は検出器111からの出力に基づくオ
ペアンプ123の出力波形と演算された位置情報を示
す。Ky,Yy,My,Cyは横線検出波形のピーク値
位置情報であり、Kn,Yn,Mn,Cnは斜め線検出
波形のピーク値位置情報である。なお、他の検出器11
2,113に関しても同様の波形が出力され、以下と同
様の演算が行われる。
【0027】位置ずれ検出は、基準となる色の画像に対
して他の色の画像がずれている量を演算して行う。本実
施形態では、ブラック画像を基準として他の色の画像の
位置ずれを検出し、補正を行う。なお、後に詳述する
が、画像データの間引き、補間で補正を行うため、補正
によって若干画質の劣化が発生する。従って、最も目立
ちやすいブラックを基準として他の色の画像位置を補正
し、補正によるトータルな画像劣化を最小限に抑えてい
る。なお、ここでの画像劣化は位置ずれ補正しない場合
の劣化と比べて微小なものであることは勿論である。
【0028】即ち、CPU125は、Ky,My,Cy
の時間差Tky,Tkm,Tkcから、それぞれの間隔
を演算する。この場合、転写ベルト10の移動速度をV
とする。 ブラック〜イエロー横線間隔:Tky・V ブラック〜マゼンタ横線間隔:Tkm・V ブラック〜シアン横線間隔:Tkc・V
【0029】次に、前記間隔とレジストパターン形成時
に予め設定されているパターン間隔D(図2参照)とを
比較し、ブラックパターンに対する各カラーパターンの
副走査方向のずれ量を算出する。 ブラックに対するイエローのずれ量:D−Tky・V ブラックに対するマゼンタのずれ量:2D−Tkm・V ブラックに対するシアンのずれ量:3D−Tkc・V
【0030】また、CPU125は、各レジストパター
ンごとに横線と斜め線の間隔を算出する。 ブラック線間隔:Dk=Tk・V イエロー線間隔:Dy=Ty・V マゼンタ線間隔:Dm=Tm・V シアン線間隔:Dc=Tc・V
【0031】次に、ブラックの線間隔Dkと他のカラー
の線間隔Dy,Dm,Dcとの差から、ブラックに対す
る他のカラーの主走査方向のずれ量を算出する。 ブラックに対するイエローのずれ量:Dk−Dy ブラックに対するマゼンタのずれ量:Dk−Dm ブラックに対するシアンのずれ量:Dk−Dc
【0032】ところで、画像の相対的な位置ずれは、前
述したように、主走査書き出し位置ずれ、副走査書き出
し位置ずれ、主走査倍率ずれ、主走査部分倍率ずれ、主
走査方向湾曲ずれ、副走査方向湾曲ずれ、主走査方向傾
きずれ、副走査倍率ずれ、副走査部分倍率ずれ、が主な
ものである。本実施形態では、主走査方向に並設した3
箇所でレジストパターンを検出し、主走査方向及び副走
査方向のずれ量を演算し、最適な補正を行う。
【0033】主走査書き出し位置ずれは、1走査ライン
ごとの画像データを書き出すタイミングの誤差を意味す
る。これは、光学装置の調整誤差や取付け精度誤差に起
因する。光センサSOS1,SOS2の受光信号発生か
ら画像を書き出すまでの時間を変更することによって補
正する(図7参照)。本実施形態では、ポリゴンスキャ
ナ5の偏向面が、ブラックとイエローの走査ビームを偏
向する面と、マゼンタとシアンの走査ビームを偏向する
面とで異なるため、光センサSOS1がブラックとイエ
ロー用に設けられ、光センサSOS2がマゼンタとシア
ン用に設けられている。そこで、ずれ量が予め設定した
主走査書き出し位置ずれ量の許容量以下になるように、
光センサSOS1の受光信号発生からイエロー画像書き
出しまでの遅延時間を変更することによって補正する。
同様に、マゼンタ及びシアン画像のずれ量が許容量以下
になるように補正を行う。
【0034】副走査書き出し位置ずれは、画像を書き出
すタイミングの誤差を意味する。これは、光学装置の調
整誤差や取付け精度誤差に起因する。副走査同期信号発
生から画像を書き出すまでの時間を変更することによっ
て補正する(図7参照)。即ち、ずれ量が予め設定した
副走査書き出し位置ずれ量の許容量以下になるように、
副走査同期信号の発生からイエロー画像の書き出しまで
の遅延時間を変更することによって補正をする。同様
に、マゼンタ及びシアン画像のずれ量が許容量以下にな
るように補正を行う。
【0035】主走査倍率ずれは、走査線の長さの誤差を
意味する。これは、光学装置の調整誤差や取付け精度誤
差による光路長の誤差、走査レンズの焦点距離誤差等に
起因する。主走査部分倍率ずれは、光学装置に対する感
光体深度方向の傾き、走査レンズのfθ性のばらつきを
意味する。これは、走査レンズの加工誤差、調整誤差や
取付け精度誤差等に起因する。主走査倍率ずれは主走査
部分倍率ずれを調整すれば補正される。即ち、部分的な
倍率が全域で合えばトータルの倍率も合致する。
【0036】走査レンズのfθ性のばらつきは、前記走
査レンズ611,612,621,622の特性が同じ
であればずれとしては現われない。樹脂材から成形した
走査レンズにあっては、成形歪によってfθ性からのず
れが発生することがある。しかし、成形技術上金型のゲ
ート側を合わせれば許容範囲に収めることができる。従
って、補正すべき主走査部分倍率誤差、即ち、ブラック
画像に対する他の色画像のずれは、光学装置に対する感
光体の深度方向の傾きによって発生するずれが主にな
る。
【0037】光学装置に対する感光体の深度方向の傾き
による主走査部分倍率の変化は走査ビームの感光体面へ
の入射角度によって主走査部分倍率の変化率が異なるこ
とによる。本実施形態においては、画像の主走査方向の
ずれ量から光学装置に対する感光体の深度方向の傾きの
差(ブラック画像に対する他色画像の差)を推定し、間
引き又は補間する画像データの個数とその位置を決定す
る。予め、前記組み合わせと間引き又は補間する画像デ
ータの個数と位置を指定したテーブルを準備しておき、
このテーブルを参照して決定する。決定された箇所で画
像データを間引き又は補間することで主走査部分倍率が
補正される(図7参照)。ずれ量が大きくて補正範囲を
広く設定する必要がある場合には、主走査方向の画像デ
ータを分割し、分割された範囲の倍率を一律に変更する
方法が実用的である。
【0038】主走査方向湾曲とは走査線の湾曲であり、
この湾曲ずれは光学素子の加工誤差、取付け誤差、調整
誤差に起因する。主走査方向傾きとは感光体の回転軸に
対して走査線が傾いていることを意味する。この傾きず
れは、主に、光学装置の取付け誤差と感光体ドラムの取
付け誤差に起因する。主走査方向湾曲ずれ及び主走査方
向傾きずれは1走査ラインの画像データを複数の領域に
分割し、領域ごとに書き込むタイミングをずらすこと
(複数の走査線で1ラインの画像を書き込むこと)によ
って補正する。予め、前記パターン座標の組み合わせと
1走査ラインの画像データの分割領域とタイミングずら
し量を指定したテーブルを準備しておき、このテーブル
を参照して決定する。決定された分割領域と書き込みタ
イミングに従って画像データのアドレス変更を行うこと
で、湾曲ずれ及び傾きずれが補正される(図7参照)。
【0039】副走査方向湾曲ずれは、主走査方向書き出
し位置に対する転写ベルト10の位置が時間的に変化す
ることによって発生する。これは、主に転写ベルト10
の蛇行に起因する。副走査方向湾曲ずれは光センサSO
S1,SOS2の検出信号発生から画像の書き出しを開
始するまでの時間を1走査ラインごとに変更することに
よって補正する。
【0040】副走査倍率ずれ、副走査部分倍率ずれは、
転写ベルトの速度むら、感光体ドラムの相対的な回転速
度差等によって発生する。これらは、駆動モータの回転
速度誤差や回転むら、感光体ドラムの回転軸の偏心、感
光体ドラムの直径差、転写ベルト支持ローラの偏心等に
起因する。これらの倍率ずれは1走査ラインの画像デー
タごとに間引き、補間して補正する。
【0041】なお、本発明に係る画像形成装置は前記実
施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変更することができる。特に、本発明は、タンデム
方式のフルカラープロセス以外に、複数の画像データに
基づいて画像を重ね合わせて形成する装置であれば、イ
ンクジェットプリンタ等幅広く種々の画像形成プロセス
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフルカラーレーザプ
リンタの概略斜視図。
【図2】前記プリンタにおいて転写ベルト上に形成され
たレジストパターンとセンサとの位置関係を示す平面
図。
【図3】前記プリンタにおけるレジストパターンの形状
とセンサ出力波形を示すチャート図、アパーチャは円形
である。
【図4】従来のプリンタにおけるレジストパターンの形
状とセンサ出力波形を示すチャート図、アパーチャは矩
形である。
【図5】レジストパターン検出回路を示すブロック図。
【図6】前記検出回路での検出波形とその経時的間隔を
示すチャート図。
【図7】画像データの電気的補正方法を示す概念図。
【符号の説明】
10…転写ベルト 11〜14…レーザダイオード 55…横線 56…斜め線 57…アパーチャ 91〜94…感光体ドラム 111〜113…検出器 121…発光素子(LED) 122…受光素子(フォトダイオード) 125…CPU K,Y,M,C…レジストパターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの画像データに基づいて画像を
    顕像化するための複数の記録ユニットと、 前記複数の記録ユニットで顕像化される各画像を一方向
    に移動する単一の転写体上に多重転写する転写ユニット
    と、 前記複数の記録ユニットで所定形状のレジストパターン
    を顕像化させて前記転写体上に順次転写させるレジスト
    パターン制御手段と、 前記転写体上に転写された各レジストパターンを光学的
    に検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出されたレジストパターンのず
    れ量を演算し、ずれ量に基づいて前記記録ユニットで形
    成する画像の位置を補正する補正制御手段と、を備え、 前記レジストパターンは、前記転写体の移動方向に対し
    て直交する方向に延在する横線と、斜めに延在する斜め
    線との組み合わせからなり、 前記検出手段は発光素子と受光素子とからなり、受光素
    子のアパーチャは前記レジストパターンの横線と斜め線
    との検出波形を略同一とする形状であること、を特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記アパーチャの形状は円形であること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記アパーチャの面積は、前記転写体上
    に転写されたレジストパターンの1ドットの面積よりも
    大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画
    像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7660552B2 (en) 2006-07-20 2010-02-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and test pattern

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