JPH1184477A - ファインダー視野切換え装置 - Google Patents
ファインダー視野切換え装置Info
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- JPH1184477A JPH1184477A JP24055197A JP24055197A JPH1184477A JP H1184477 A JPH1184477 A JP H1184477A JP 24055197 A JP24055197 A JP 24055197A JP 24055197 A JP24055197 A JP 24055197A JP H1184477 A JPH1184477 A JP H1184477A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作部材の抜け止めと位置決めと機能をロー
コストで達成する。 【解決手段】 撮影モード選択操作部材45は、レール
部材61に移動自在に支持され、レール部材61に一体
に設けた弾性自在な抜け止め爪62で離脱が防止されて
いる。この抜け止め爪62には、下方に凸部67が一体
に設けられており、抜け止め爪62は操作部材45が各
設定位置に操作されたときに、操作部材45に設けた凹
部64〜66に係合して操作部材45の各設定位置での
位置決め及びクリック感との作用を兼用する。
コストで達成する。 【解決手段】 撮影モード選択操作部材45は、レール
部材61に移動自在に支持され、レール部材61に一体
に設けた弾性自在な抜け止め爪62で離脱が防止されて
いる。この抜け止め爪62には、下方に凸部67が一体
に設けられており、抜け止め爪62は操作部材45が各
設定位置に操作されたときに、操作部材45に設けた凹
部64〜66に係合して操作部材45の各設定位置での
位置決め及びクリック感との作用を兼用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部材のスライ
ド操作に連動して、ファインダー視野を画定する複数の
視野枠をもった視野枠部材を、各視野枠が予め決められ
た位置にセットされるように移動するファインダー視野
切換え装置に関するものである。
ド操作に連動して、ファインダー視野を画定する複数の
視野枠をもった視野枠部材を、各視野枠が予め決められ
た位置にセットされるように移動するファインダー視野
切換え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IX240カートリッジが装填されるカ
メラには、予め決められた複数のプリントサイズのうち
のいずれか一つを選択操作する操作部材が設けられてい
る。この操作部材を選択操作すると、この操作に連動し
てファインダー視野が選択したプリントサイズに応じた
アスペクト比の視野範囲に変更される。
メラには、予め決められた複数のプリントサイズのうち
のいずれか一つを選択操作する操作部材が設けられてい
る。この操作部材を選択操作すると、この操作に連動し
てファインダー視野が選択したプリントサイズに応じた
アスペクト比の視野範囲に変更される。
【0003】このようなファインダー視野切換え装置に
は、操作部材を予め決められた複数の設定位置のうちの
ずれかに移動操作することに連動して、ファインダー視
野を画定する複数の視野枠をもった視野枠部材を、各視
野枠が予め決められた位置にセットされるように移動さ
せるタイプがある。この機構には、操作部材を操作軌跡
上から離脱しないように支持する支持手段をもってい
る。
は、操作部材を予め決められた複数の設定位置のうちの
ずれかに移動操作することに連動して、ファインダー視
野を画定する複数の視野枠をもった視野枠部材を、各視
野枠が予め決められた位置にセットされるように移動さ
せるタイプがある。この機構には、操作部材を操作軌跡
上から離脱しないように支持する支持手段をもってい
る。
【0004】また、この機能には、操作部材の操作量に
応じて連動機構が視野枠部材を移動させるから、操作部
材を各設定位置に精度良く位置決めする手段も必要にな
る。しかも、操作者に操作部材が設定位置に設定された
ことを認識させるための認識手段も必要となる。従来、
このような手段としは、クリック機構等がある。このク
リック機構は、凹凸を嵌合させるもので、例えば、凹部
を可動の操作部材に複数設け、凸部を固定な部材に設け
て凸部と各凹部との係合により操作部材を各設定位置に
位置決めするとともに、凸部を設けた固定部材を弾性自
在に形成しておき、この凸部が凹部に入り込むときの弾
性により、操作者にクリック感を与える。
応じて連動機構が視野枠部材を移動させるから、操作部
材を各設定位置に精度良く位置決めする手段も必要にな
る。しかも、操作者に操作部材が設定位置に設定された
ことを認識させるための認識手段も必要となる。従来、
このような手段としは、クリック機構等がある。このク
リック機構は、凹凸を嵌合させるもので、例えば、凹部
を可動の操作部材に複数設け、凸部を固定な部材に設け
て凸部と各凹部との係合により操作部材を各設定位置に
位置決めするとともに、凸部を設けた固定部材を弾性自
在に形成しておき、この凸部が凹部に入り込むときの弾
性により、操作者にクリック感を与える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した装
置では、支持手段とクリック機構とが別々に設けられて
いる。このため、これらを収納するスペースにより装置
自体が大型化するとともに、コスト的にもアップする欠
点があった。
置では、支持手段とクリック機構とが別々に設けられて
いる。このため、これらを収納するスペースにより装置
自体が大型化するとともに、コスト的にもアップする欠
点があった。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、支持手段とクリック機構とをコンパクトに、かつロ
ーコストで収納することができるファインダー視野切換
え装置を提供することを目的とする。
で、支持手段とクリック機構とをコンパクトに、かつロ
ーコストで収納することができるファインダー視野切換
え装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、操作部材をスライド操作軌跡上から離脱
しないように弾性自在な抜け止め爪で押さえる抜け止め
手段と、各視野枠が予め決められた位置にセットされる
ときに前記操作部材が移動する位置で、その操作部材に
設けた複数の凹部と前記抜け止め爪に設けた凸部との係
合により、前記操作部材を位置決めする位置決め手段と
を備えたものである。このように、位置決め手段を構成
する凸部を抜け止め爪に設けることで、操作部材の抜け
止め作用と位置決め作用とを同じ部材にもたせることが
できる。
に本発明では、操作部材をスライド操作軌跡上から離脱
しないように弾性自在な抜け止め爪で押さえる抜け止め
手段と、各視野枠が予め決められた位置にセットされる
ときに前記操作部材が移動する位置で、その操作部材に
設けた複数の凹部と前記抜け止め爪に設けた凸部との係
合により、前記操作部材を位置決めする位置決め手段と
を備えたものである。このように、位置決め手段を構成
する凸部を抜け止め爪に設けることで、操作部材の抜け
止め作用と位置決め作用とを同じ部材にもたせることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を利用したズームカ
メラついて図2を参照しながら説明する。このカメラに
は、ファインダー光学系10、ファインダー変倍機構1
1、ファインダー視野切換機構12、及びズームレンズ
機構13等が内蔵されている。
メラついて図2を参照しながら説明する。このカメラに
は、ファインダー光学系10、ファインダー変倍機構1
1、ファインダー視野切換機構12、及びズームレンズ
機構13等が内蔵されている。
【0009】ファインダー光学系10は、物体側から順
に対物レンズ14、ポロプリズム15、及び、接眼レン
ズ16からなる実像式ファインダーである。対物レンズ
14は、物体側から順に固定レンズ17、ファインダー
光軸18に沿って移動自在な第1移動レンズ19、及び
ファインダー光軸18に沿って移動自在な第2移動レン
ズ20で構成されている。これらの移動レンズ19,2
0は、ズームレンズ機構13の変倍動作に連係してファ
インダー光軸18に沿ってそれぞれ移動し、ファインダ
ー光学系10を撮影倍率に応じたファインダー倍率に変
更する。
に対物レンズ14、ポロプリズム15、及び、接眼レン
ズ16からなる実像式ファインダーである。対物レンズ
14は、物体側から順に固定レンズ17、ファインダー
光軸18に沿って移動自在な第1移動レンズ19、及び
ファインダー光軸18に沿って移動自在な第2移動レン
ズ20で構成されている。これらの移動レンズ19,2
0は、ズームレンズ機構13の変倍動作に連係してファ
インダー光軸18に沿ってそれぞれ移動し、ファインダ
ー光学系10を撮影倍率に応じたファインダー倍率に変
更する。
【0010】ズームレンズ機構13は、変倍操作部2
2、制御部23、ドライバー24、モータ25、及び鏡
筒ユニット26等で構成されている、変倍操作部22
は、カメラ外部に露呈して設けられいる。制御部23
は、変倍操作部22からの操作に応答してドライバー2
4を介してモータ25を駆動する。このモータ25の駆
動は、例えばギヤ列等を介して鏡筒ユニット26に伝達
される。
2、制御部23、ドライバー24、モータ25、及び鏡
筒ユニット26等で構成されている、変倍操作部22
は、カメラ外部に露呈して設けられいる。制御部23
は、変倍操作部22からの操作に応答してドライバー2
4を介してモータ25を駆動する。このモータ25の駆
動は、例えばギヤ列等を介して鏡筒ユニット26に伝達
される。
【0011】鏡筒ユニット26は、固定筒28により遮
光状態で覆われており、前記駆動を利用して内部に収納
した移動筒29を撮影光軸30に沿って繰り出す。この
繰り出しより、撮影レンズ31の焦点距離が連続的に変
更される。このズームレンズ機構13は、移動筒29の
繰り出しに連係して、回転止めされた状態で撮影光軸3
0に沿って直進的に移動する直進移動部材をもってい
る。この直進移動部材には、駆動ピン31が固定筒28
の外部上面に露呈して設けられている。この駆動ピン3
1の直進移動を利用して、ファインダー変倍機構11が
ファインダー光学系10のファインダー倍率を連続的に
変更する。
光状態で覆われており、前記駆動を利用して内部に収納
した移動筒29を撮影光軸30に沿って繰り出す。この
繰り出しより、撮影レンズ31の焦点距離が連続的に変
更される。このズームレンズ機構13は、移動筒29の
繰り出しに連係して、回転止めされた状態で撮影光軸3
0に沿って直進的に移動する直進移動部材をもってい
る。この直進移動部材には、駆動ピン31が固定筒28
の外部上面に露呈して設けられている。この駆動ピン3
1の直進移動を利用して、ファインダー変倍機構11が
ファインダー光学系10のファインダー倍率を連続的に
変更する。
【0012】ファインダー変倍機構11は、前記駆動ピ
ン31、カム板32、及び、移動レンズ19,20の各
々に設けられたカムピン33,34等で構成されてい
る。カム板32は、固定筒28の上面に垂直方向に沿っ
て立設された軸35を中心に回転自在に設けられてい
る。カム板32は、駆動ピン31が連結される連結部3
6が回転中心から離れた端に設けられ、駆動ピン31の
移動に連動して回転する。
ン31、カム板32、及び、移動レンズ19,20の各
々に設けられたカムピン33,34等で構成されてい
る。カム板32は、固定筒28の上面に垂直方向に沿っ
て立設された軸35を中心に回転自在に設けられてい
る。カム板32は、駆動ピン31が連結される連結部3
6が回転中心から離れた端に設けられ、駆動ピン31の
移動に連動して回転する。
【0013】また、カム板32には、外形輪郭に形成さ
れた第1カム面37と、長穴形状で形成された第2カム
面38とがそれぞれ形成されている。第1カム面37に
は、ファインダー下地板39の長穴開口40を挿通して
第1移動レンズ19に設けたカムピン33が係合してお
り、カム板32の回転量に応じて第1移動レンズ19を
ファインダー光軸18に沿って移動させる。また、第2
カム面38には、ファインダー下地板39の長穴開口4
1を挿通して第2移動レンズ20に設けたカムピン34
が係合しており、カム板32の回転量に応じて第2移動
レンズ20をファインダー光軸18に沿って移動させ
る。そして、各移動レンズ19,20には、各カム面3
7,38に各カムピン33,34を常に当接させるため
のバネ42が掛けられている。
れた第1カム面37と、長穴形状で形成された第2カム
面38とがそれぞれ形成されている。第1カム面37に
は、ファインダー下地板39の長穴開口40を挿通して
第1移動レンズ19に設けたカムピン33が係合してお
り、カム板32の回転量に応じて第1移動レンズ19を
ファインダー光軸18に沿って移動させる。また、第2
カム面38には、ファインダー下地板39の長穴開口4
1を挿通して第2移動レンズ20に設けたカムピン34
が係合しており、カム板32の回転量に応じて第2移動
レンズ20をファインダー光軸18に沿って移動させ
る。そして、各移動レンズ19,20には、各カム面3
7,38に各カムピン33,34を常に当接させるため
のバネ42が掛けられている。
【0014】ファインダー視野切換機構12は、撮影モ
ード選択操作部材45、視野枠部材46、及び、撮影モ
ード選択操作部材45の操作に連動して視野枠部材46
を移動する連動機構47とから構成されている。撮影モ
ード選択操作部材45には、カメラ外部に露呈して設け
られた操作つまみ部48をもっており、ここをもって水
平方向に沿ってスライドさせることで、撮影者の意図す
る撮影モードに選択する。
ード選択操作部材45、視野枠部材46、及び、撮影モ
ード選択操作部材45の操作に連動して視野枠部材46
を移動する連動機構47とから構成されている。撮影モ
ード選択操作部材45には、カメラ外部に露呈して設け
られた操作つまみ部48をもっており、ここをもって水
平方向に沿ってスライドさせることで、撮影者の意図す
る撮影モードに選択する。
【0015】撮影モードは、例えば、アスペクト比を
3:2としたサイズのプリント写真を作成する標準撮影
モード、アスペクト比を16:9としたサイズのプリン
ト写真を作成する迫力撮影モード、及び、アスペクト比
を3:1としたサイズのプリント写真を作成するパノラ
マ撮影モードとの3つある。
3:2としたサイズのプリント写真を作成する標準撮影
モード、アスペクト比を16:9としたサイズのプリン
ト写真を作成する迫力撮影モード、及び、アスペクト比
を3:1としたサイズのプリント写真を作成するパノラ
マ撮影モードとの3つある。
【0016】なお、撮影モード選択操作部材45の選択
操作後の位置は、シャッタレリーズごとに位置検出手段
49で読み取られ、このモード信号が制御部23に送ら
れる。制御部23は、このモード信号を基に、撮影者が
選択した撮影モードに応じたマークを写真フイルムの各
コマに対応して記録するよう、マーク写し込み部50を
制御する。
操作後の位置は、シャッタレリーズごとに位置検出手段
49で読み取られ、このモード信号が制御部23に送ら
れる。制御部23は、このモード信号を基に、撮影者が
選択した撮影モードに応じたマークを写真フイルムの各
コマに対応して記録するよう、マーク写し込み部50を
制御する。
【0017】視野枠部材46は、横長薄板形状とされて
おり、長手方向を水平方向に向け、且つ平たい面を第2
移動レンズ20とポロプリズム15との間のファインダ
ー焦点面に合わせて配置されている。この視野枠部材4
6には、アスペクト比の異なる3つの視野枠51〜53
がファインダー光軸18を横切るように水平方向に並べ
て形成されている。
おり、長手方向を水平方向に向け、且つ平たい面を第2
移動レンズ20とポロプリズム15との間のファインダ
ー焦点面に合わせて配置されている。この視野枠部材4
6には、アスペクト比の異なる3つの視野枠51〜53
がファインダー光軸18を横切るように水平方向に並べ
て形成されている。
【0018】視野枠51〜53の内訳は、撮影モード選
択操作部材45を標準撮影モードにセットしたときに標
準プリントサイズと同じアスペクト比にファインダー視
野を画定する標準サイズ用視野枠51、撮影モード切換
操作部材を迫力撮影モードにセットしたときに迫力プリ
ントサイズと同じアスペクト比にファインダー視野を画
定する迫力タイプ用視野枠52、及び、撮影モード切換
操作部材をパノラマ撮影モードにセットしたときにパノ
ラマプリントサイズと同じアスペクト比にファインダー
視野を画定するパノラマサイズ用視野枠53である。
択操作部材45を標準撮影モードにセットしたときに標
準プリントサイズと同じアスペクト比にファインダー視
野を画定する標準サイズ用視野枠51、撮影モード切換
操作部材を迫力撮影モードにセットしたときに迫力プリ
ントサイズと同じアスペクト比にファインダー視野を画
定する迫力タイプ用視野枠52、及び、撮影モード切換
操作部材をパノラマ撮影モードにセットしたときにパノ
ラマプリントサイズと同じアスペクト比にファインダー
視野を画定するパノラマサイズ用視野枠53である。
【0019】また、この視野枠部材46は、ファインダ
ー下地板39によって複数の視野枠51〜53を並べた
方向に沿って移動自在に支持されている。さらに視野枠
部材46の下面には、ラックギヤ55が形成されてい
る。
ー下地板39によって複数の視野枠51〜53を並べた
方向に沿って移動自在に支持されている。さらに視野枠
部材46の下面には、ラックギヤ55が形成されてい
る。
【0020】ラックギヤ55には、ピニオンギヤ56が
噛合している。ピニオンギヤ56は、撮影モード選択操
作部材45に一体に設けた回転軸45a(図1参照)に
回転自在に支持されている。撮影モード選択操作部材4
5は、ファインダー下地板39によって視野枠部材46
動方向と同じ方向に沿って移動自在に支持されている。
ピニオンギヤ56は、前記ラックギヤ55の噛合位置と
は逆側の位置で、ファインダー下地板39に形成された
固定ラックギヤ57に噛合している。
噛合している。ピニオンギヤ56は、撮影モード選択操
作部材45に一体に設けた回転軸45a(図1参照)に
回転自在に支持されている。撮影モード選択操作部材4
5は、ファインダー下地板39によって視野枠部材46
動方向と同じ方向に沿って移動自在に支持されている。
ピニオンギヤ56は、前記ラックギヤ55の噛合位置と
は逆側の位置で、ファインダー下地板39に形成された
固定ラックギヤ57に噛合している。
【0021】撮影モード選択操作部材45には、図1に
示すように、下面に凹条部60が水平方向に沿って長く
して形成されている。ファインダー下地板39には、前
記凹条部60に嵌合するレール部材61と、このレール
部材61から撮影モード選択操作部材45が抜けないよ
うに支持する弾性自在な抜け止め爪62とがそれぞれ一
体に設けられている。抜け止め爪62は、撮影モード選
択操作部材45の組み込み方向に対してこの組み込みを
許容するように弾性変形する。視野枠部材46は、ファ
インダー下地板39に設けられた凹レール63に下面が
挿入され、図示していない抜け止め部材により凹レール
63から抜けないように移動自在に支持される。
示すように、下面に凹条部60が水平方向に沿って長く
して形成されている。ファインダー下地板39には、前
記凹条部60に嵌合するレール部材61と、このレール
部材61から撮影モード選択操作部材45が抜けないよ
うに支持する弾性自在な抜け止め爪62とがそれぞれ一
体に設けられている。抜け止め爪62は、撮影モード選
択操作部材45の組み込み方向に対してこの組み込みを
許容するように弾性変形する。視野枠部材46は、ファ
インダー下地板39に設けられた凹レール63に下面が
挿入され、図示していない抜け止め部材により凹レール
63から抜けないように移動自在に支持される。
【0022】ファインダー視野切換機構12には、撮影
モード選択操作部材45を各撮影モード位置にセットし
たことを撮影者にクリック感で認識させる操作部材位置
決め手段を持っている。この手段は、撮影モード選択操
作部材45に設けた3つの凹部64〜66と、詳しくは
図3に示すように、抜け止め爪62に設けた凸部67と
から構成されている。凸部67は、抜け止め爪62の爪
の下方に、この爪と同じ方向に向けて突出して形成され
ている。
モード選択操作部材45を各撮影モード位置にセットし
たことを撮影者にクリック感で認識させる操作部材位置
決め手段を持っている。この手段は、撮影モード選択操
作部材45に設けた3つの凹部64〜66と、詳しくは
図3に示すように、抜け止め爪62に設けた凸部67と
から構成されている。凸部67は、抜け止め爪62の爪
の下方に、この爪と同じ方向に向けて突出して形成され
ている。
【0023】撮影モード選択操作部材45を標準撮影モ
ード位置にセットしたときには、第1の凹部64に凸部
67が係合し、また、撮影モード選択操作部材65を迫
力撮影モード位置にセットしたときには第2の凹部65
に、さらに、撮影モード選択操作部材45をパノラマ撮
影モード位置にセットしたときには第3の凹部66にそ
れぞれ凸部67が係合する。抜け止め爪62は、凸部6
7が凹部64〜66から抜け出るときの弾性量によって
も撮影モード選択操作部材45の抜け止めを維持する爪
長さとなっている。
ード位置にセットしたときには、第1の凹部64に凸部
67が係合し、また、撮影モード選択操作部材65を迫
力撮影モード位置にセットしたときには第2の凹部65
に、さらに、撮影モード選択操作部材45をパノラマ撮
影モード位置にセットしたときには第3の凹部66にそ
れぞれ凸部67が係合する。抜け止め爪62は、凸部6
7が凹部64〜66から抜け出るときの弾性量によって
も撮影モード選択操作部材45の抜け止めを維持する爪
長さとなっている。
【0024】また、ファインダー視野切換機構12に
は、各視野枠51〜53をファインダー光軸18の上に
精度良く位置決めする視野枠位置決め手段を持ってい
る。この手段は、視野枠部材46の移動方向に沿った両
端面67,68と、ファインダー下地板39に設けた2
つのストッパー板69,70とで構成されている。一方
のストッパー板69は、撮影モード選択操作部材45を
標準撮影モード位置にセットしたときに視野枠部材46
の右端面67に当接し、標準サイズ用視野枠51の中心
をファインダー光軸18に一致させる。また他方のスト
ッパー板70は、撮影モード選択操作部材45をパノラ
マ撮影モード位置にセットしたときに視野枠部材46の
左端面68に当接し、パノラマサイズ用視野枠53の中
心をファインダー光軸18に一致させる。
は、各視野枠51〜53をファインダー光軸18の上に
精度良く位置決めする視野枠位置決め手段を持ってい
る。この手段は、視野枠部材46の移動方向に沿った両
端面67,68と、ファインダー下地板39に設けた2
つのストッパー板69,70とで構成されている。一方
のストッパー板69は、撮影モード選択操作部材45を
標準撮影モード位置にセットしたときに視野枠部材46
の右端面67に当接し、標準サイズ用視野枠51の中心
をファインダー光軸18に一致させる。また他方のスト
ッパー板70は、撮影モード選択操作部材45をパノラ
マ撮影モード位置にセットしたときに視野枠部材46の
左端面68に当接し、パノラマサイズ用視野枠53の中
心をファインダー光軸18に一致させる。
【0025】次に、上記構成の作用を説明する。先ず、
撮影前には、撮影倍率と撮影モードとを選択操作する。
撮影倍率は、変倍操作部22で行う。変倍操作部22で
操作を行うと、ズームレンズ機構13の変倍動作に連係
してファインダー光学系10のファインダー倍率が変化
するから、ファインダーを覗きながら行える。また、撮
影モードの選択は、撮影モード選択操作部材45で行
う。
撮影前には、撮影倍率と撮影モードとを選択操作する。
撮影倍率は、変倍操作部22で行う。変倍操作部22で
操作を行うと、ズームレンズ機構13の変倍動作に連係
してファインダー光学系10のファインダー倍率が変化
するから、ファインダーを覗きながら行える。また、撮
影モードの選択は、撮影モード選択操作部材45で行
う。
【0026】図4は、ファインダー光軸18の上に標準
サイズ用視野枠51がセットされた状態を示している。
この状態では、凹部64に凸部67が係合しており撮影
モード選択操作部材45が標準撮影モード位置にセット
されている。このとき、視野枠部材46は右端面67が
ストッパー板69に当接されている。これにより、ラッ
クギヤ55,57とピニオンギヤ56との遊びが抑えら
れ、標準サイズ用視野枠51の中心をファインダー光軸
18に正確に合わせることができる。
サイズ用視野枠51がセットされた状態を示している。
この状態では、凹部64に凸部67が係合しており撮影
モード選択操作部材45が標準撮影モード位置にセット
されている。このとき、視野枠部材46は右端面67が
ストッパー板69に当接されている。これにより、ラッ
クギヤ55,57とピニオンギヤ56との遊びが抑えら
れ、標準サイズ用視野枠51の中心をファインダー光軸
18に正確に合わせることができる。
【0027】撮影モードを変更する場合には、図4に示
す右方向に沿って撮影モード選択操作部材45をスライ
ドさせる。これにより、ピニオンギヤ56が固定ラック
ギヤ57に噛合しながら反時計方向に回転し、且つ撮影
モード選択操作部材45と同じ方向に移動する。そし
て、このピニオンギヤ56の回転がラックギヤ55に伝
達され、視野枠部材46が右方向に移動する。
す右方向に沿って撮影モード選択操作部材45をスライ
ドさせる。これにより、ピニオンギヤ56が固定ラック
ギヤ57に噛合しながら反時計方向に回転し、且つ撮影
モード選択操作部材45と同じ方向に移動する。そし
て、このピニオンギヤ56の回転がラックギヤ55に伝
達され、視野枠部材46が右方向に移動する。
【0028】撮影モード選択操作部材45のスライド移
動が継続され、次の凹部65に凸部67が係合すると、
図5に示すように、ファインダー光軸18の上に迫力サ
イズ用視野枠52がセットされる位置に視野枠部材46
が移動する。さらに、撮影モード選択操作部材45のス
ライド移動が継続され、次の凹部66に凸部67が係合
すると、ファインダー光軸18の上にパノラマサイズ用
視野枠53がセットされる位置に視野枠部材46が移動
する。このとき、視野枠部材46の左端面68がストッ
パー板70に当接し、ラックギヤ55,57とピニオン
ギヤ53との遊びが抑えられ、パノラマサイズ用視野枠
53の中心をファインダー光軸18に正確に合わせるこ
とができる。このように、ピニオンギヤ56を固定ラッ
クギヤ57に噛合させながら撮影モード選択操作部材4
5の操作に連動して移動させる連動機構47を作用した
から、撮影モード選択操作部材45の移動量が視野枠部
材46の移動量の半分でよく、したがって、カメラのコ
ンパクト化に寄与する。
動が継続され、次の凹部65に凸部67が係合すると、
図5に示すように、ファインダー光軸18の上に迫力サ
イズ用視野枠52がセットされる位置に視野枠部材46
が移動する。さらに、撮影モード選択操作部材45のス
ライド移動が継続され、次の凹部66に凸部67が係合
すると、ファインダー光軸18の上にパノラマサイズ用
視野枠53がセットされる位置に視野枠部材46が移動
する。このとき、視野枠部材46の左端面68がストッ
パー板70に当接し、ラックギヤ55,57とピニオン
ギヤ53との遊びが抑えられ、パノラマサイズ用視野枠
53の中心をファインダー光軸18に正確に合わせるこ
とができる。このように、ピニオンギヤ56を固定ラッ
クギヤ57に噛合させながら撮影モード選択操作部材4
5の操作に連動して移動させる連動機構47を作用した
から、撮影モード選択操作部材45の移動量が視野枠部
材46の移動量の半分でよく、したがって、カメラのコ
ンパクト化に寄与する。
【0029】この選択操作中に撮影者に、凹部65と凸
部67とが係合する時点でクリック感が得られるから、
撮影者がファインダーを覗きながらでも、撮影モード選
択操作部材45を各設定位置に精度良く選択操作するこ
とができる。
部67とが係合する時点でクリック感が得られるから、
撮影者がファインダーを覗きながらでも、撮影モード選
択操作部材45を各設定位置に精度良く選択操作するこ
とができる。
【0030】撮影モード選択操作部材45で選択操作す
ると、ファインダー視野が撮影モードに応じた視野範囲
に画定される。その後、シャッタレリーズを操作するこ
とで、写真フイルムに露光が行われるとともに、マーク
写し込み部50により撮影モードに応じたマークが写真
フイルムの露光範囲外に記録される。このマークは、各
撮影コマをプリントするときに読み取られ、撮影モード
に応じたプリントサイズでプリント写真が作成される。
ると、ファインダー視野が撮影モードに応じた視野範囲
に画定される。その後、シャッタレリーズを操作するこ
とで、写真フイルムに露光が行われるとともに、マーク
写し込み部50により撮影モードに応じたマークが写真
フイルムの露光範囲外に記録される。このマークは、各
撮影コマをプリントするときに読み取られ、撮影モード
に応じたプリントサイズでプリント写真が作成される。
【0031】図7は、凸部67と凹部64〜66との断
面形状を示している。凹部64〜66は、断面三角形状
とされている。凸部67は、凹部64〜66から抜け出
し易くするために、凹部64〜66の断面三角形状より
も鈍角二辺を断面三角形状としている。
面形状を示している。凹部64〜66は、断面三角形状
とされている。凸部67は、凹部64〜66から抜け出
し易くするために、凹部64〜66の断面三角形状より
も鈍角二辺を断面三角形状としている。
【0032】迫力サイズ用視野枠52の位置決めは、凸
部67と凹部65との係合だけで決めている。そして撮
影モード選択操作部材45をプラスチック材料で金型成
形すると、迫力サイズ用視野枠52がファインダー光軸
18から僅かにずれた位置にセットされたとしても、こ
の分だけ凹部65を成形する部分を金型上でずらす修正
を行えば、迫力サイズ用視野枠52も正確に位置決めす
ることが可能となる。また、より精度良く位置決めする
場合には、図8に示すように、凸部67の断面三角形状
の二辺に点当たりで係合するように、迫力撮影モードの
セット位置に対応する凹部80の断面形状を矩形にすれ
ばよい。
部67と凹部65との係合だけで決めている。そして撮
影モード選択操作部材45をプラスチック材料で金型成
形すると、迫力サイズ用視野枠52がファインダー光軸
18から僅かにずれた位置にセットされたとしても、こ
の分だけ凹部65を成形する部分を金型上でずらす修正
を行えば、迫力サイズ用視野枠52も正確に位置決めす
ることが可能となる。また、より精度良く位置決めする
場合には、図8に示すように、凸部67の断面三角形状
の二辺に点当たりで係合するように、迫力撮影モードの
セット位置に対応する凹部80の断面形状を矩形にすれ
ばよい。
【0033】上記実施例では、プリントサイズを指定す
るための撮影モード選択操作部材45としているが、本
発明ではこれに限らず、予め決められた複数の設定位置
のうち撮影者の意図する設定位置に選択操作するための
操作部材であれば何れでもよい。
るための撮影モード選択操作部材45としているが、本
発明ではこれに限らず、予め決められた複数の設定位置
のうち撮影者の意図する設定位置に選択操作するための
操作部材であれば何れでもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のファインダー視
野切換装置では、位置決め手段を構成する凸部を抜け止
め爪に設けることで、操作部材の抜け止め作用と位置決
め作用とを同じ部材にもたせることができ、ローコスト
化及びコンパクト化を達成することができる。
野切換装置では、位置決め手段を構成する凸部を抜け止
め爪に設けることで、操作部材の抜け止め作用と位置決
め作用とを同じ部材にもたせることができ、ローコスト
化及びコンパクト化を達成することができる。
【図1】本発明のファインダー視野切換機構の分解斜視
図である。
図である。
【図2】ファインダー視野切換機構を用いたカメラ内部
の要部を示した説明図である。
の要部を示した説明図である。
【図3】凸部と凹部との要部を示した斜視図である。
【図4】標準サイズ用視野枠がファインダー光軸上にセ
ットされた状態を示す説明図である。
ットされた状態を示す説明図である。
【図5】迫力サイズ用視野枠がファインダー光軸上にセ
ットされた状態を示す説明図である。
ットされた状態を示す説明図である。
【図6】パノラマサイズ用視野枠がファインダー光軸上
にセットされた状態を示す説明図である。
にセットされた状態を示す説明図である。
【図7】凸部と凹部との形状を示した一実施例である。
【図8】凸部と凹部との形状を示した他の実施例であ
る。
る。
10 ファインダー光学系 11 ファインダー変倍機構 12 ファインダー視野切換機構 13 ズームレンズ機構 45 撮影モード選択操作部材 46 視野枠部材 51 標準サイズ用視野枠 52 迫力サイズ用視野枠 53 パノラマサイズ用視野枠 55 ラックギヤ 56 ピニオンギヤ 57 固定ラックギヤ 62 抜け止め爪 64〜66 凹部 67 凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 操作部材のスライド操作に連動して、フ
ァインダー視野を画定する複数の視野枠をもった視野枠
部材を、各視野枠が予め決められた位置にセットされる
ように移動するファインダー視野切換え装置において、 前記操作部材をスライド操作軌跡上から離脱しないよう
に弾性自在な抜け止め爪で押さえる抜け止め手段と、 前記各視野枠が予め決められた位置にセットされるとき
に前記操作部材が移動する位置で、その操作部材に設け
た複数の凹部と前記抜け止め爪に設けた凸部との係合に
より、前記操作部材を位置決めする位置決め手段とを備
えたことを特徴とするファインダー視野切換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24055197A JPH1184477A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | ファインダー視野切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24055197A JPH1184477A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | ファインダー視野切換え装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184477A true JPH1184477A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17061217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24055197A Pending JPH1184477A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | ファインダー視野切換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184477A (ja) |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP24055197A patent/JPH1184477A/ja active Pending
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