JPH1184282A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1184282A JPH1184282A JP26097797A JP26097797A JPH1184282A JP H1184282 A JPH1184282 A JP H1184282A JP 26097797 A JP26097797 A JP 26097797A JP 26097797 A JP26097797 A JP 26097797A JP H1184282 A JPH1184282 A JP H1184282A
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- JP
- Japan
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- laser beam
- image forming
- scanning direction
- forming apparatus
- sub
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像補正動作を画像形成動作中に実行でき、
画像形成動作を中断することなく高精度な補正を行って
良好な画像を得る。 【解決手段】 レーザービームが走査方向L1のように走
査しているときは、レーザービームがエッジ25aを通
過すると、フォトセンサ23により光エネルギが電気エ
ネルギに変換されて電圧として出力され、レーザービー
ムがエッジ25bを通過した後はフォトセンサ23の出
力は0となるので、このときの電圧出力時間を求める。
この電圧出力時間と、同様にして求めたレーザービーム
が走査方向L2のように走査しているときの電圧出力時間
との差を求め、レーザービームの副走査方向の位置の変
化量Δyを求める。これによって、装置内の状態変化に
よってレーザービームの副走査方向の走査位置が変化し
た場合でも、常に高精度の位置補正が可能となる。
画像形成動作を中断することなく高精度な補正を行って
良好な画像を得る。 【解決手段】 レーザービームが走査方向L1のように走
査しているときは、レーザービームがエッジ25aを通
過すると、フォトセンサ23により光エネルギが電気エ
ネルギに変換されて電圧として出力され、レーザービー
ムがエッジ25bを通過した後はフォトセンサ23の出
力は0となるので、このときの電圧出力時間を求める。
この電圧出力時間と、同様にして求めたレーザービーム
が走査方向L2のように走査しているときの電圧出力時間
との差を求め、レーザービームの副走査方向の位置の変
化量Δyを求める。これによって、装置内の状態変化に
よってレーザービームの副走査方向の走査位置が変化し
た場合でも、常に高精度の位置補正が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査線の位置ずれ
を補正する機能を有する多重転写式の画像形成装置に関
するものである。
を補正する機能を有する多重転写式の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図12はカラープリンタ等に使用する多
重転写式の従来の画像形成装置の斜視図を示し、シア
ン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4種のレーザービー
ムを発する4つの半導体レーザー光源1a、1b、1
c、1d、シアン及びマゼンタのレーザービームとイエ
ロ及びブラックのレーザービームをそれぞれ双方向に偏
向走査する1個のポリゴンミラー2、4組の折り返しミ
ラー群3a、3b、3c、3d、4つの画像形成部であ
る感光ドラム4a、4b、4c、4d、各レーザービー
ムの一部を検知するビーム検出器5a、5b、5c、5
d及びビーム検出ミラー6a、6b、6c、6d、転写
部材を搬送する画像形成ステーション7から構成されて
いる。
重転写式の従来の画像形成装置の斜視図を示し、シア
ン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4種のレーザービー
ムを発する4つの半導体レーザー光源1a、1b、1
c、1d、シアン及びマゼンタのレーザービームとイエ
ロ及びブラックのレーザービームをそれぞれ双方向に偏
向走査する1個のポリゴンミラー2、4組の折り返しミ
ラー群3a、3b、3c、3d、4つの画像形成部であ
る感光ドラム4a、4b、4c、4d、各レーザービー
ムの一部を検知するビーム検出器5a、5b、5c、5
d及びビーム検出ミラー6a、6b、6c、6d、転写
部材を搬送する画像形成ステーション7から構成されて
いる。
【0003】半導体レーザー光源1a〜1dからの各レ
ーザービームはポリゴンミラー2で偏向走査され、折り
返しミラー群3a〜3dにより光路が変えられて、感光
ドラム4a〜4d上に達して静電潜像が形成される。そ
して、図示しない現像器によって顕在化した後に、X方
向から送られてくる記録部材上に順次に多重転写が行わ
れ、フルカラー画像が形成される。
ーザービームはポリゴンミラー2で偏向走査され、折り
返しミラー群3a〜3dにより光路が変えられて、感光
ドラム4a〜4d上に達して静電潜像が形成される。そ
して、図示しない現像器によって顕在化した後に、X方
向から送られてくる記録部材上に順次に多重転写が行わ
れ、フルカラー画像が形成される。
【0004】また、ポリゴンミラー2で偏向されたレー
ザービームの一部は、画像領域より上流にあるビーム検
出ミラー6a〜6dで反射され、ビーム検出器5a〜5
dで検出され、所定時間後に画像が書き出される。この
ように、レーザービームの走査方向の画像書き出しタイ
ミングにより画像の書き出しを行うことによって、レー
ザービームの副走査方向つまり記録部材の送り方向の直
線性を保つことができる。
ザービームの一部は、画像領域より上流にあるビーム検
出ミラー6a〜6dで反射され、ビーム検出器5a〜5
dで検出され、所定時間後に画像が書き出される。この
ように、レーザービームの走査方向の画像書き出しタイ
ミングにより画像の書き出しを行うことによって、レー
ザービームの副走査方向つまり記録部材の送り方向の直
線性を保つことができる。
【0005】このような多重転写式を用いた画像形成装
置においては、同一の記録部材上に順次に異なる色の画
像を転写するために、各画像形成部におけるレーザービ
ームの副走査方向の走査位置が装置内の温度変化や機械
の捩れ等によって所定位置からずれると、例えば多色画
像の場合には異なる色の画像間隔のずれや重なりとな
り、またカラー画像の場合には色味の変化や色ずれとな
って現れるので、画像の品質を著しく劣化させる。
置においては、同一の記録部材上に順次に異なる色の画
像を転写するために、各画像形成部におけるレーザービ
ームの副走査方向の走査位置が装置内の温度変化や機械
の捩れ等によって所定位置からずれると、例えば多色画
像の場合には異なる色の画像間隔のずれや重なりとな
り、またカラー画像の場合には色味の変化や色ずれとな
って現れるので、画像の品質を著しく劣化させる。
【0006】この画像劣化を防止するために、転写ベル
ト上の画像の位置ずれを検知して、折り返しミラー群3
a〜3dの位置と画像書き出しタイミングを変えること
によって画像補正する装置が知られている。また、特開
昭62−267773号公報には、副走査方向のレーザ
ービーム位置を検出してレーザービームの位置を調整す
る装置が開示されている。
ト上の画像の位置ずれを検知して、折り返しミラー群3
a〜3dの位置と画像書き出しタイミングを変えること
によって画像補正する装置が知られている。また、特開
昭62−267773号公報には、副走査方向のレーザ
ービーム位置を検出してレーザービームの位置を調整す
る装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、画像補正動作を画像形成動作と独立に
行う必要があるために、画像補正動作時には画像形成動
作が中断されるという問題があり、更に副走査方向の補
正を電気的なタイミングで行っているために、分解能が
画素密度の1/2程度と粗く、画素密度を400dpi
とすると副走査方向のずれを60μm以下にすることは
困難である。また、特開昭62−267773号公報の
画像形成装置では、主走査方向のレーザービーム位置検
出方式との関係が不明確であり、かつ複雑な構成になる
という問題がある。
来例においては、画像補正動作を画像形成動作と独立に
行う必要があるために、画像補正動作時には画像形成動
作が中断されるという問題があり、更に副走査方向の補
正を電気的なタイミングで行っているために、分解能が
画素密度の1/2程度と粗く、画素密度を400dpi
とすると副走査方向のずれを60μm以下にすることは
困難である。また、特開昭62−267773号公報の
画像形成装置では、主走査方向のレーザービーム位置検
出方式との関係が不明確であり、かつ複雑な構成になる
という問題がある。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
画像形成動作を中断することなく、高精度に補正を行っ
て良好な画像を得る画像形成装置を提供することにあ
る。
画像形成動作を中断することなく、高精度に補正を行っ
て良好な画像を得る画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る画像形成装置は、複数の画像形成手段
と、レーザー露光手段と、転写手段とを有する画像形成
装置において、前記レーザー露光手段により走査するレ
ーザービームの主走査方向及び副走査方向の位置を同時
に検出するレーザービーム位置検出手段と、像坦持体上
のレーザービームの副走査方向位置を調整するレーザー
ビーム位置調整手段とを有することを特徴とする。
の本発明に係る画像形成装置は、複数の画像形成手段
と、レーザー露光手段と、転写手段とを有する画像形成
装置において、前記レーザー露光手段により走査するレ
ーザービームの主走査方向及び副走査方向の位置を同時
に検出するレーザービーム位置検出手段と、像坦持体上
のレーザービームの副走査方向位置を調整するレーザー
ビーム位置調整手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図11に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例の画像形
成装置の斜視図を示し、半導体レーザー光源11の前方
には、コリメータレンズ12とポリゴンミラー13が配
置され、ポリゴンミラー13の反射方向には、シアン、
マゼンタ、イエロ、ブラック用に折り返しミラー群を保
持具14によって90度に組み合せた一対のミラー1
5、16が配置され、ミラー16の反射方向にはミラー
17が設けられ、ミラー17の反射方向には感光ドラム
18が配置されている。保持具14にはE方向に駆動す
るアクチュエータ19、及びE方向と垂直なF方向に駆
動する2個のアクチュエータ20a、20bが取り付け
られており、感光ドラム18のレーザービーム出射面の
延長線上には、ビーム位置検出器21が配置されてい
る。
施例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例の画像形
成装置の斜視図を示し、半導体レーザー光源11の前方
には、コリメータレンズ12とポリゴンミラー13が配
置され、ポリゴンミラー13の反射方向には、シアン、
マゼンタ、イエロ、ブラック用に折り返しミラー群を保
持具14によって90度に組み合せた一対のミラー1
5、16が配置され、ミラー16の反射方向にはミラー
17が設けられ、ミラー17の反射方向には感光ドラム
18が配置されている。保持具14にはE方向に駆動す
るアクチュエータ19、及びE方向と垂直なF方向に駆
動する2個のアクチュエータ20a、20bが取り付け
られており、感光ドラム18のレーザービーム出射面の
延長線上には、ビーム位置検出器21が配置されてい
る。
【0011】図2はビーム位置検出器21の断面図、図
3はその正面図を示し、ビーム位置検出器21において
はハウジング22内にフォトセンサ23が配置され、ハ
ウジング22の前面パネル24にはフォトセンサ23の
前面位置となる部分に三角形状のスリット25が設けら
れ、スリット25はレーザービームの走査方向L1に対し
て略直角のエッジ25aと、レーザービームの走査方向
L1に対して角度θをなすエッジ25bとから成る開口が
形成されている。
3はその正面図を示し、ビーム位置検出器21において
はハウジング22内にフォトセンサ23が配置され、ハ
ウジング22の前面パネル24にはフォトセンサ23の
前面位置となる部分に三角形状のスリット25が設けら
れ、スリット25はレーザービームの走査方向L1に対し
て略直角のエッジ25aと、レーザービームの走査方向
L1に対して角度θをなすエッジ25bとから成る開口が
形成されている。
【0012】半導体レーザー光源11からのレーザービ
ームは、コリメータレンズ12を通りポリゴンミラー1
3で偏向走査され、折り返しミラー15、16、17を
反射して、感光ドラム18に潜像を形成する。またこの
とき、ビーム位置検出器21によりレーザービームの一
部が検出される。
ームは、コリメータレンズ12を通りポリゴンミラー1
3で偏向走査され、折り返しミラー15、16、17を
反射して、感光ドラム18に潜像を形成する。またこの
とき、ビーム位置検出器21によりレーザービームの一
部が検出される。
【0013】レーザービームの走査によって、主走査方
向と副走査方向の位置を検出するには、レーザービーム
が走査方向L1のように走査しているときは、レーザービ
ームがエッジ25aを通過するとフォトセンサ23によ
り光エネルギが電気エネルギに変換されて電圧として出
力され、レーザービームがエッジ25bを通過した後は
フォトセンサ23の出力は0となる。これによって、図
4(a) に示すように電圧変動a1が生じ、このときの波形
を基準電圧値V0に対してコンパレートすることにより方
形波a2が得られる。この方形波a2の立ち上がりから立ち
下がりまでの時間t1を、別途設けた計数手段で計測する
ことにより、レーザービームが開口を通過する時間t1が
計測される。
向と副走査方向の位置を検出するには、レーザービーム
が走査方向L1のように走査しているときは、レーザービ
ームがエッジ25aを通過するとフォトセンサ23によ
り光エネルギが電気エネルギに変換されて電圧として出
力され、レーザービームがエッジ25bを通過した後は
フォトセンサ23の出力は0となる。これによって、図
4(a) に示すように電圧変動a1が生じ、このときの波形
を基準電圧値V0に対してコンパレートすることにより方
形波a2が得られる。この方形波a2の立ち上がりから立ち
下がりまでの時間t1を、別途設けた計数手段で計測する
ことにより、レーザービームが開口を通過する時間t1が
計測される。
【0014】次に、レーザービームが走査方向L2のよう
に走査しているときは、図4(b) に示すように、電圧変
動b1に対して方形波b2となり、レーザービームが通過す
る開口の幅が変化した分だけ計測される時間が変化して
時間t2となる。
に走査しているときは、図4(b) に示すように、電圧変
動b1に対して方形波b2となり、レーザービームが通過す
る開口の幅が変化した分だけ計測される時間が変化して
時間t2となる。
【0015】このとき、レーザービームの副走査方向の
位置の変化量Δyは次式から求めることができる。 Δy=Δx/tan θ=(t1−t2)・v/tan θ ・・・(1)
位置の変化量Δyは次式から求めることができる。 Δy=Δx/tan θ=(t1−t2)・v/tan θ ・・・(1)
【0016】ここで、t1、t2は計測によって求めること
ができ、vはレーザービームの走査速度、θはエッジ2
5aと25bのなす角度で既知の値である。
ができ、vはレーザービームの走査速度、θはエッジ2
5aと25bのなす角度で既知の値である。
【0017】従って、レーザービームの副走査方向の走
査位置が、装置内の状態変化によってL1からL2に変化し
た場合でも、常にこの変化量Δyを知ることができる。
査位置が、装置内の状態変化によってL1からL2に変化し
た場合でも、常にこの変化量Δyを知ることができる。
【0018】実際には、時間t1、t2は図5に示すように
時間軸から見て周期的に変動しているが、これはレーザ
ービームを偏向走査しているポリゴンミラーの面倒れや
各ミラーの周期的振動によるものなので、実際の測定で
は一定の時間内の平均値を用いるのが好適である。な
お、角度θを30度程度にすれば分解能は1μm程度が
可能である。
時間軸から見て周期的に変動しているが、これはレーザ
ービームを偏向走査しているポリゴンミラーの面倒れや
各ミラーの周期的振動によるものなので、実際の測定で
は一定の時間内の平均値を用いるのが好適である。な
お、角度θを30度程度にすれば分解能は1μm程度が
可能である。
【0019】図6はレーザービームの副走査方向の走査
位置を一対のミラー15、16によって補正する場合の
説明図を示し、アクチュエータ20a、20bを同時に
同じ方向に、例えば矢印F2方向に駆動すると、一対のミ
ラー15、16はF2方向に平行移動して、図7に示すよ
うに感光ドラム18上において走査線m0を走査線m2の位
置まで移動することができる。なお、アクチュエータ1
9、20a、20bとしては、F1、F2方向で5μm程度
の移動量を有するものが知られており、このようなアク
チュエータ19、20a、20bを用いて構成すれば、
走査線m0、m2方向の分解能は、機械的精度を考慮しても
10〜20μm程度とすることができる。
位置を一対のミラー15、16によって補正する場合の
説明図を示し、アクチュエータ20a、20bを同時に
同じ方向に、例えば矢印F2方向に駆動すると、一対のミ
ラー15、16はF2方向に平行移動して、図7に示すよ
うに感光ドラム18上において走査線m0を走査線m2の位
置まで移動することができる。なお、アクチュエータ1
9、20a、20bとしては、F1、F2方向で5μm程度
の移動量を有するものが知られており、このようなアク
チュエータ19、20a、20bを用いて構成すれば、
走査線m0、m2方向の分解能は、機械的精度を考慮しても
10〜20μm程度とすることができる。
【0020】以上のような構成及び制御を加えることに
より、従来例に示した電気的なタイミングの調整では6
0μm程度だったレーザービームの副走査位置の調整分
解能を、10〜20μm程度に向上することができる。
より、従来例に示した電気的なタイミングの調整では6
0μm程度だったレーザービームの副走査位置の調整分
解能を、10〜20μm程度に向上することができる。
【0021】また、ビーム位置検出スリット25のエッ
ジ25aと25bのなす角度θは、スリット25の部品
精度によって保証され、レーザービームとエッジ25a
との直角度は次のようにして保証することができる。即
ち、図1の一対の折返しミラー15、16によるレーザ
ービームの位置補正方法により、既知の量であるΔyだ
けレーザービームの位置をずらし、ずらした前後での時
間差(t1−t2)を測定し、その値が式(1) から求まる時
間差(t1−t2)と同じになるまで、ビーム位置検出器2
1全体を回転する。
ジ25aと25bのなす角度θは、スリット25の部品
精度によって保証され、レーザービームとエッジ25a
との直角度は次のようにして保証することができる。即
ち、図1の一対の折返しミラー15、16によるレーザ
ービームの位置補正方法により、既知の量であるΔyだ
けレーザービームの位置をずらし、ずらした前後での時
間差(t1−t2)を測定し、その値が式(1) から求まる時
間差(t1−t2)と同じになるまで、ビーム位置検出器2
1全体を回転する。
【0022】図8はビーム位置検出器21の他の実施例
の正面図を示し、ハウジング内には2個のフォトセンサ
30、31が配置されており、ハウジングの前面パネル
32には2個のスリット33、34がそれぞれフォトセ
ンサ30、31の前面位置に配置されている。スリット
33はレーザービームの走査方向L1に対して略直角な開
口とされ、スリット34はレーザービームの走査方向L1
に対して角度θだけ傾いた開口とされている。
の正面図を示し、ハウジング内には2個のフォトセンサ
30、31が配置されており、ハウジングの前面パネル
32には2個のスリット33、34がそれぞれフォトセ
ンサ30、31の前面位置に配置されている。スリット
33はレーザービームの走査方向L1に対して略直角な開
口とされ、スリット34はレーザービームの走査方向L1
に対して角度θだけ傾いた開口とされている。
【0023】レーザービームの走査により、主走査方向
と副走査方向の位置を検出するには、レーザービームが
走査方向L1のように走査しているときは、レーザービー
ムがスリット33の開口を通過すると、フォトセンサ3
0によって光エネルギが電気エネルギに変換され電圧と
して出力され、レーザービームがスリット33を通過し
た後は出力されなくなり、図9(a) に示すような方形波
a3が得られる。同様に、レーザービームがスリット34
を通過することにより、フォトセンサ31から方形波a4
が得られる。このときの方形波a3の立ち上がりから方形
波a4の立ち上がりまでの時間t1を、別途設けた計数手段
で計測することにより、レーザービームがスリット33
の開口からスリット34の開口を通過する時間t1が計測
される。
と副走査方向の位置を検出するには、レーザービームが
走査方向L1のように走査しているときは、レーザービー
ムがスリット33の開口を通過すると、フォトセンサ3
0によって光エネルギが電気エネルギに変換され電圧と
して出力され、レーザービームがスリット33を通過し
た後は出力されなくなり、図9(a) に示すような方形波
a3が得られる。同様に、レーザービームがスリット34
を通過することにより、フォトセンサ31から方形波a4
が得られる。このときの方形波a3の立ち上がりから方形
波a4の立ち上がりまでの時間t1を、別途設けた計数手段
で計測することにより、レーザービームがスリット33
の開口からスリット34の開口を通過する時間t1が計測
される。
【0024】同様に、レーザービームが走査方向L2の
ように走査しているときは、図9(b) に示すようにレー
ザービームが通過するエッジの間隔が変化した分だけ計
測される時間も変化し時間t2となる。これらの時間t1、
t2及び式(1) から、レーザービームの副走査方向の走査
位置が方向L1から方向L2に変化したときの変化量Δyを
求めることができる。
ように走査しているときは、図9(b) に示すようにレー
ザービームが通過するエッジの間隔が変化した分だけ計
測される時間も変化し時間t2となる。これらの時間t1、
t2及び式(1) から、レーザービームの副走査方向の走査
位置が方向L1から方向L2に変化したときの変化量Δyを
求めることができる。
【0025】また、ビーム位置検出器21は図1に示す
ように、感光ドラム18のレーザービーム照射面の延長
線上に配置する場合が最も精度が良いが、図10に示す
ように感光ドラム18の近傍にビーム位置検出ミラー3
5を配置して、一旦レーザービームを折り返してから感
光ドラム18のレーザービーム照射面と等価位置で受光
するように、ビーム位置検出器21を配置してもよい。
これによって、トナー飛散等の多い感光ドラム18から
ビーム位置検出器21を離すことができるので、ビーム
位置検出器21を飛散トナー等により汚染することな
く、精度低下を回避して良好な性能を保持することがで
きる。
ように、感光ドラム18のレーザービーム照射面の延長
線上に配置する場合が最も精度が良いが、図10に示す
ように感光ドラム18の近傍にビーム位置検出ミラー3
5を配置して、一旦レーザービームを折り返してから感
光ドラム18のレーザービーム照射面と等価位置で受光
するように、ビーム位置検出器21を配置してもよい。
これによって、トナー飛散等の多い感光ドラム18から
ビーム位置検出器21を離すことができるので、ビーム
位置検出器21を飛散トナー等により汚染することな
く、精度低下を回避して良好な性能を保持することがで
きる。
【0026】図11は画像形成動作の実行タイミングの
フローチャート図を示し、電源投入後の装置立ち上げ中
に、転写ベルト上の画像の位置ずれを検知して、折り返
しミラー群15〜17の位置と画像書き出しタイミング
を変更する方式により画像補正を行う。
フローチャート図を示し、電源投入後の装置立ち上げ中
に、転写ベルト上の画像の位置ずれを検知して、折り返
しミラー群15〜17の位置と画像書き出しタイミング
を変更する方式により画像補正を行う。
【0027】先ず、ステップS1でレーザービームの副走
査方向の位置合わせを行う。ステップS2で時間t1を測定
してメモリに格納しておく。ステップS3でスタンバイ状
態からコピースタート釦が押されたときに、ステップS4
で時間t2を測定する。ステップS5で走査線の位置のずれ
量が補正必要量を超えているときは、ステップS6でその
ずれ量に応じてアクチュエータ19、20a、20bを
動作させる。ステップS7で動作終了後に時間t2を時間t1
に置き換えて、次にコピースタート釦が押されることに
備える。ステップS8でその後に画像形成動作を行う。
査方向の位置合わせを行う。ステップS2で時間t1を測定
してメモリに格納しておく。ステップS3でスタンバイ状
態からコピースタート釦が押されたときに、ステップS4
で時間t2を測定する。ステップS5で走査線の位置のずれ
量が補正必要量を超えているときは、ステップS6でその
ずれ量に応じてアクチュエータ19、20a、20bを
動作させる。ステップS7で動作終了後に時間t2を時間t1
に置き換えて、次にコピースタート釦が押されることに
備える。ステップS8でその後に画像形成動作を行う。
【0028】このように、走査線の副走査方向の位置
(トップマージン)補正を行うことにより、従来よりも
画像形成の精度をより向上することができる。なお、走
査線の副走査方向の位置補正の実行タイミングは、コピ
ー毎に毎回行うのが最も精度が良く、また連続通紙を行
うときは一定枚数後の紙間で実行すればよく、何枚毎に
実行するかは適宜設定可能にしておく。
(トップマージン)補正を行うことにより、従来よりも
画像形成の精度をより向上することができる。なお、走
査線の副走査方向の位置補正の実行タイミングは、コピ
ー毎に毎回行うのが最も精度が良く、また連続通紙を行
うときは一定枚数後の紙間で実行すればよく、何枚毎に
実行するかは適宜設定可能にしておく。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像形
成装置は、レーザービームの副走査方向の位置を簡単に
かつ短時間に変更できるので、レーザービームの主走査
方向と副走査方向の位置を同時に精度良く検出して、画
像形成動作中に補正が可能となり、画像形成動作を中断
することなく、常に色味変化や色ずれのない良好な画像
を得ることができる。
成装置は、レーザービームの副走査方向の位置を簡単に
かつ短時間に変更できるので、レーザービームの主走査
方向と副走査方向の位置を同時に精度良く検出して、画
像形成動作中に補正が可能となり、画像形成動作を中断
することなく、常に色味変化や色ずれのない良好な画像
を得ることができる。
【図1】画像形成装置の斜視図である。
【図2】ビーム位置検出器の断面図である。
【図3】正面図である。
【図4】フォトセンサの検出信号のグラフ図である。
【図5】副走査時の計測時間の変動のグラフ図である。
【図6】副走査時の補正動作の説明図である。
【図7】副走査時の補正動作の説明図である。
【図8】ビーム位置検出器の他の実施例の正面図であ
る。
る。
【図9】フォトセンサの検出信号のグラフ図である。
【図10】ビーム位置検出器の他の実施例の斜視図であ
る。
る。
【図11】実行タイミングのフローチャート図である。
【図12】従来例の画像形成装置の斜視図である。
11 半導体レーザー光源 13 ポリゴンミラー 15、16、17 折り返しミラー 18 感光体ドラム 19、20a、20b アクチュエータ 21 ビーム位置検出器 23、30、31 フォトセンサ 24、32 前面パネル 25、33、34 スリット
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の画像形成手段と、レーザー露光手
段と、転写手段とを有する画像形成装置において、前記
レーザー露光手段により走査するレーザービームの主走
査方向及び副走査方向の位置を同時に検出するレーザー
ビーム位置検出手段と、像坦持体上のレーザービームの
副走査方向位置を調整するレーザービーム位置調整手段
とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記レーザービーム位置検出手段からの
副走査方向のレーザービーム位置情報によって、レーザ
ービーム位置を変更する請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記レーザービーム位置検出手段は、前
記レーザー露光手段により走査するレーザービームの走
査方向に対する略直角方向の検出位置及びレーザービー
ムの走査方向に対する一定角度方向の検出位置を有する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記レーザービーム位置検出手段は、レ
ーザービームの走査方向に対する略直角方向の検出位置
及びレーザービームの走査方向に対する一定角度方向の
検出位置を、1つのセンサ面上に有する請求項1に記載
の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記レーザービーム位置検出手段は、レ
ーザービームの走査方向に対する略直角方向の検出位置
及びレーザービームの走査方向に対する一定角度方向の
検出位置を、それぞれ異なるセンサ面上に有する請求項
1に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記レーザービーム位置検出手段の副走
査方向の分解能及び前記レーザービーム位置調整手段の
分解能は、画像形成時の画素密度の1/2以下とした請
求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記レーザービーム位置検出手段を前記
画像形成手段の前記像坦持体の近傍に配置した請求項1
に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記レーザービーム位置検出手段は、前
記画像形成手段の前記像坦持体上でのレーザービーム位
置変動と相関する変動量を検出する請求項1に記載の画
像形成装置。 - 【請求項9】 前記レーザービーム位置検出手段は、前
記像坦持体上のレーザービームの副走査方向位置の調整
を画像形成動作中に実行可能とした請求項1に記載の画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26097797A JPH1184282A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26097797A JPH1184282A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184282A true JPH1184282A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17355379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26097797A Pending JPH1184282A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004191847A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP26097797A patent/JPH1184282A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004191847A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
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