JPH1184224A - 焦点検出装置 - Google Patents
焦点検出装置Info
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- JPH1184224A JPH1184224A JP9248436A JP24843697A JPH1184224A JP H1184224 A JPH1184224 A JP H1184224A JP 9248436 A JP9248436 A JP 9248436A JP 24843697 A JP24843697 A JP 24843697A JP H1184224 A JPH1184224 A JP H1184224A
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Abstract
ては、受光装置の蓄積電荷量が、過大になったり、過小
になるので、正しく焦点の状態を検出できない。本発明
は、より多くの様々な条件下において、焦点状態の検出
を可能にすることを目的とする。 【解決手段】 互いに独立に電荷蓄積時間が制御される
第1の受光手段11,12と第2の受光手段21,22
を設ける。第1の受光手段に入射する光の強度に基づい
て、第1の受光手段の電荷蓄積時間T1を決定し、第2
の受光手段に過去に入射した光の強度に関する情報に基
づいて、第2の受光手段の電荷蓄積時間T2を決定す
る。被写体の明るさ変化に対して、電荷蓄積時間T1の
応答速度を速く、電荷蓄積時間T2の応答速度を遅くす
る。第1の受光手段の出力と第2の受光手段の出力の一
方に基づいて、焦点の状態を検出する。
Description
ディジタルスチルカメラ,ビデオカメラ等に搭載される
焦点検出装置に関する。
光学系を介して入射する、1つ又は複数の経路を通った
入射光の、光量分布状態に基づいて、焦点の状態を検出
する。入射光量分布を検出するために、撮影光学系を介
して入射する被写体像の一部分が、受光装置に導かれ
る。受光装置としては、通常、1つ又は2つの1次元イ
メージセンサが用いられる。
の種類がある。例えば、検出される光量分布のコントラ
ストに基づいて、焦点の状態を検出できる。最も実用的
な焦点検出方法では、撮影光学系の互いに異なる位置を
通って入射する2組の光束の光量分布を、2組の1次元
イメージセンサでそれぞれ検出する。そして、検出され
た2組の光量分布の位相差(位置の差)に基づいて、焦
点の状態を検出する。
点の状態を正確に検出するためには、検出される光量分
布のコントラスト、すなわち、位置の違いによる明るさ
の変化が、ある程度大きくなければならない。ところ
で、実際に用いられる受光装置は、一般に、CCDなど
の電荷蓄積型のイメージセンサである。従って、受光装
置に入射する光束の光量が小さすぎると、受光装置が出
力する信号のレベルが小さくなり、ノイズなどの影響に
より、出力信号のレベル変化、即ちコントラストが小さ
くなる。
きすぎると、受光装置の内部に蓄積される電荷量が許容
量を越えて、電荷のオーバーフローが生じるので、この
場合には、光量分布が正確に検出できない。そこで、従
来より、受光装置の電荷蓄積時間を調整し、前記電荷蓄
積時間内に受光装置に入射する光束の光量、即ち蓄積電
荷量を適正に制御することが、試みられている。
技術では、過去の実績に基づいて、受光装置の電荷蓄積
時間を決定する。即ち、受光装置の出力レベルの目標値
Lrを予め定め、前回制御時の電荷蓄積時間をT0、前
回制御時の受光装置の出力レベルをL0とする場合、電
荷蓄積時間T1は、次式により決定される。 T1=T0・Lr/L0 ・・・(1) また、特開昭57−64711号公報の技術では、ホト
ダイオードを光量モニタ用として、受光装置の近傍に設
ける。そして、前記ホトダイオードから出力される電荷
の蓄積量を、予め定めた閾値と比較する。この比較結果
により、受光装置の電荷蓄積の終了を制御する。つま
り、モニタ光量が一定になるように、受光装置の電荷蓄
積時間が制御される。
では、合焦するまでは証券検出する度に、受光装置の電
荷蓄積時間を制御し、一旦、合焦すると、受光装置の電
荷蓄積時間を固定するように制御する。そして、被写体
の輝度が低下するなどして焦点検出が不可能となる状態
が所定回数連続するまでは、一旦決めた電荷蓄積時間を
変更しない。
受光装置の電荷蓄積時間制御については、それぞれ一長
一短がある。例えば、特開昭57−64711号公報に
開示されたように、ホトダイオードの出力に基づいて電
荷蓄積を制御する場合には、次のような不具合が生じ
る。
度はその時の条件に応じて異なる。この影響で、蓄積時
間が変動し、主要被写体に対して適した蓄積時間になら
ず、適切な出力が得られない。あるいは、主要被写体の
背後に移動物体があり、背景の輝度が変化した場合に
も、同様の不具合が生じる。また、特開平8−7599
4号公報に開示されたように、合焦状態で、電荷蓄積時
間を固定すると、次のように、不具合が生じる可能性が
ある。
ら日陰に被写体が移動すると、被写体の明るさが低下す
るので、電荷蓄積時間が一定であると、受光装置の蓄積
電荷量が低下し、焦点状態の検出ができなくなる。合焦
状態になった後でも、焦点状態を検出できないときに、
被写体の移動によって、カメラと被写体との距離が変化
すると、焦点がずれるので合焦状態で撮影ができない。
示されているように、合焦状態で、電荷蓄積時間を固定
することにより、好ましい結果が得られる場合も多い。
本発明は、より多くの様々な条件下において、焦点状態
の検出を可能にすることを目的とする。
は、撮影光学系を介して入射する光の強度に応じて発生
する電荷を蓄積し、第1の電荷蓄積時間中に蓄積された
電荷量に応じた信号を出力する第1の受光手段と、前記
撮影光学系を介して入射する光の強度に応じて発生する
電荷を蓄積し、第2の電荷蓄積時間中に蓄積された電荷
量に応じた信号を出力する第2の受光手段と、前記撮影
光学系の焦点状態を、前記第1の受光手段と第2の受光
手段の少なくとも一方が出力する信号に基づいて検出す
る焦点検出手段と、前記第1の受光手段に入射する光の
強度に基づいて、前記第1の電荷蓄積時間を決定すると
ともに、前記第2の受光手段に過去に入射した光の強度
に関する情報に基づいて、前記第2の電荷蓄積時間を決
定する蓄積制御手段を設けたことを特徴とする。
において、前記蓄積制御手段は、前記第2の受光手段に
よって、過去に得られた複数の前記光の強度に関する情
報に基づいて、前記第2の電荷蓄積時間を決定すること
を特徴とする。請求項3は、請求項1記載の焦点検出装
置において、前記蓄積制御手段は、過去の第1時点にお
いて前記第1の受光手段によって得られた前記光の強度
に基づいて、前記第1の電荷蓄積時間を決定するととも
に、前記第1時点より過去の第2時点において前記第2
の受光手段によって得られた前記光の強度に基づいて、
前記第2の電荷蓄積時間を決定することを特徴とする。
において、前記蓄積制御手段は、互いに異なる時点に、
前記第1の受光手段によって得られた前記光の強度に関
する複数のN個の情報に基づいて、前記第1の電荷蓄積
時間を決定するとともに、互いに異なる時点に、前記第
2の受光手段によって得られた前記光の強度に関するN
とは異なる数の複数の情報に基づいて、前記第2の電荷
蓄積時間を決定することを特徴とする。
において、入射光の強度を検出する光量検出手段を、前
記第1の受光手段の近傍に設け、前記蓄積制御手段が、
前記光量検出手段の出力に基づいて前記第1の電荷蓄積
時間を決定することを特徴とする。請求項6は、請求項
1記載の焦点検出装置において、検出される焦点の状態
が、予め定めた目標範囲内になると、前記蓄積制御手段
が、前記第2の電荷蓄積時間の更新を停止することを特
徴とする。
において、前記蓄積制御手段は、前記第1の受光手段に
入射する光の強度変化に対する前記第1の電荷蓄積時間
の応答特性と、前記第2の受光手段に入射する光の強度
変化に対する前記第2の電荷蓄積時間の応答特性とが互
いに異なるように、前記第1の電荷蓄積時間及び第2の
電荷蓄積時間を決定することを特徴とする。
において、前記第1の受光手段が検出する像の領域と、
前記第2の受光手段が検出する像の領域とが互いに近接
した状態で、前記第1の受光手段と前記第2の受光手段
を配置したことを特徴とする。請求項9は、請求項1記
載の焦点検出装置において、前記第1の受光手段が検出
する像の領域と、前記第2の受光手段が検出する像の領
域とが部分的に重なった状態で、前記第1の受光手段と
前記第2の受光手段を配置したことを特徴とする。
置において、前記第1の受光手段が検出する像の領域の
軸方向と、前記第2の受光手段が検出する像の領域の軸
方向とが互いにほぼ直交する状態で、前記第1の受光手
段と前記第2の受光手段を配置したことを特徴とする。
請求項11は、請求項1記載の焦点検出装置において、
前記第1の受光手段の信号から求められる第1のデフォ
ーカス量の信頼度と、前記第2の受光手段の信号から求
められる第2のデフォーカス量の信頼度を識別する、信
頼度識別手段を設け、前記焦点検出手段が、前記第1の
デフォーカス量の信頼度と第2のデフォーカス量の信頼
度に基づいて、前記撮影光学系の焦点状態を検出するこ
とを特徴とする。
置において、前記第1の電荷蓄積時間を決定する処理と
前記第2の電荷蓄積時間を決定する処理との組み合わせ
を、複数の中から選択的に切り替えるスイッチ手段を設
けたことを特徴とする。
の受光手段と第2の受光手段にそれぞれ入射する。焦点
検出手段は、前記第1の受光手段と第2の受光手段の少
なくとも一方が出力する信号に基づいて、前記撮影光学
系の焦点状態を検出する。
手段の電荷蓄積時間が、互いに独立に制御される。第1
の受光手段の蓄積電荷量に影響を及ぼす第1の電荷蓄積
時間と、第2の受光手段の蓄積電荷量に影響を及ぼす第
2の電荷蓄積時間は、蓄積制御手段により決定される。
つまり、第1の受光手段の蓄積電荷量が適正になるよう
に、第1の電荷蓄積時間が制御され、第2の受光手段の
蓄積電荷量が適正になるように、第2の電荷蓄積時間が
制御される。
光手段に入射する光の強度に基づいて決定され、前記第
2の電荷蓄積時間は、前記第2の受光手段に過去に入射
した光の強度に関する情報に基づいて決定される。従っ
て、被写体の明るさの変化に対する応答速度について
は、第1の電荷蓄積時間は比較的速く、第2の電荷蓄積
時間は比較的遅い。
間の応答性は、状況に応じて、速い方が良い場合と遅い
方が良い場合がある。例えば、被写体の日向から日陰へ
の移動、あるいは日陰から日向への移動によって、被写
体の明るさが変化する場合には、合焦後であっても、被
写体の明るさの変化に速く追従しないと、光量分布を示
す信号のレベル低下、あるいは信号の飽和によって、焦
点検出ができなくなる。
を、被写体よりも明るい障害物が通り過ぎるような場合
には、少なくとも合焦後は、障害物に反応しない方が良
い。また、例えば、背景に比べて明るさの大きい被写体
の移動が速く、被写体が焦点検出領域に入ったり出たり
を繰り返すような場合には、電荷蓄積時間の応答が速い
方が良い場合もあるし、遅い方が良い場合もある。
る応答速度が、第1の電荷蓄積時間は比較的速く、第2
の電荷蓄積時間は比較的遅いので、様々な状況におい
て、第1の電荷蓄積時間と第2の電荷蓄積時間の少なく
とも一方は、適切な状態に定められる。つまり、第1の
受光手段の蓄積電荷量と第2の受光手段の蓄積電荷量の
何れか一方は適正になるので、焦点検出手段は、前記第
1の受光手段と第2の受光手段の少なくとも一方が出力
する信号に基づいて、常に前記撮影光学系の焦点状態を
検出できる。
前記第2の受光手段によって過去に得られた、複数の前
記光の強度に関する情報に基づいて決定される。つま
り、平均化された光の強度に基づいて、前記第2の電荷
蓄積時間が決定される。従って、変化の速い前記光の強
度変化には追従しないように、前記第2の電荷蓄積時間
が制御される。これにより、例えば、被写体の近傍を通
り過ぎる高輝度障害物などの影響を受けにくくなる。
過去の第1時点において前記第1の受光手段によって得
られた前記光の強度に基づいて決定され、前記第2の電
荷蓄積時間が、前記第1時点より過去の第2時点におい
て前記第2の受光手段によって得られた前記光の強度に
基づいて決定される。
2の電荷蓄積時間が、互いに異なる時点で検出された光
の強度に基づいて決定される。従って、前記第1時点と
第2時点の間に、被写体の輝度に大きな変化が生じた場
合、前記第2の受光手段の蓄積電荷量は、変化前の輝度
に基づいて制御され、前記第1の受光手段の蓄積電荷量
は、変化後の輝度に基づいて制御される。このため、前
記第1の受光手段及び第2の受光手段の少なくとも一方
は、蓄積電荷量が適正に制御される。
合であっても、前記第1の受光手段及び第2の受光手段
の少なくとも一方の出力する信号に基づいて、焦点の状
態を検出できる。 (請求項4)前記第1の電荷蓄積時間は、互いに異なる
時点に、前記第1の受光手段によって得られた前記光の
強度に関する複数のN個の情報に基づいて決定される。
また、前記第2の電荷蓄積時間は、互いに異なる時点
に、前記第2の受光手段によって得られた前記光の強度
に関するNとは異なる数の複数の情報に基づいて決定さ
れる。
第2の電荷蓄積時間は、何れも光の強度に関する複数の
情報を平均化した実績値に基づいて決定される。但し、
前記第1の電荷蓄積時間を決定する実績値の平均化期間
と前記第2の電荷蓄積時間を決定する実績値の平均化期
間は異なる。従って、被写体の明るさの変化に対する応
答速度が、第1の電荷蓄積時間は比較的速く、第2の電
荷蓄積時間は比較的遅くなる。
を検出する光量検出手段の出力に基づいて、前記第1の
電荷蓄積時間が決定される。これにより、第1の電荷蓄
積時間よりも短い周期で、被写体の明るさが変動する場
合でも、それに追従するように、第1の電荷蓄積時間を
制御できる。
点の状態が、予め定めた目標範囲内になると、前記第2
の電荷蓄積時間が固定される。従って、例えば被写体の
近傍を高輝度障害物が通過する場合でも、合焦後は、被
写体の輝度に基づいて第2の受光手段の蓄積電荷量が決
定される。
前記第1の電荷蓄積時間は応答が速く、前記第2の電荷
蓄積時間は応答が遅い。つまり、第1の受光手段の蓄積
電荷量は、輝度変化の速い被写体に対して適正に制御さ
れ、第2の受光手段の蓄積電荷量は、輝度変化の遅い被
写体に対して適正に制御される。
は、第1の受光手段の出力に基づいて焦点の状態を常時
検出できる。また、輝度変化の遅い被写体については、
第2の受光手段の出力に基づいて焦点の状態を常時検出
できる。 (請求項8)前記第1の受光手段が検出する像の領域
と、前記第2の受光手段が検出する像の領域とが互いに
近接している。
前記第2の受光手段の出力信号とを切り替えて、焦点の
状態を検出しても、検出される焦点の状態が大きく変動
することがない。 (請求項9)前記第1の受光手段が検出する像の領域
と、前記第2の受光手段が検出する像の領域とが部分的
に重なっている。
前記第2の受光手段の出力信号とを切り替えて、焦点の
状態を検出しても、検出される焦点の状態が大きく変動
することがない。
記第2の受光手段は、それらが検出する領域の軸方向
が、互いにほぼ直交する状態で配置されている。従っ
て、水平方向のみに輝度変化のある被写体と、垂直方向
にのみ輝度変化のある被写体の何れであっても、前記第
1の受光手段及び前記第2の受光手段の何れか一方の出
力に基づいて、焦点の状態を検出できる。
1の受光手段の信号から求められる第1のデフォーカス
量の信頼度と、前記第2の受光手段の信号から求められ
る第2のデフォーカス量の信頼度を識別する。前記焦点
検出手段は、前記第1のデフォーカス量の信頼度と第2
のデフォーカス量の信頼度に基づいて、前記撮影光学系
の焦点状態を検出する。これによって、検出される焦点
の状態の信頼度を、より高めることができる。
決定する処理と前記第2の電荷蓄積時間を決定する処理
との組み合わせとしては、様々なものが考えられる。し
かし、最良の組み合わせは、被写体の種別や状況に応じ
て変わる。この発明では、スイッチ手段により、前記第
1の電荷蓄積時間を決定する処理と前記第2の電荷蓄積
時間を決定する処理との組み合わせを、複数の中から選
択的に切り替えることができる。
動作を、図1,図2,図3,図4,図5,図6,図7,
図8,図9,図10,図11,図12,図13,図1
4,図15,図16,図17及び図18に示す。
3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項
9,請求項10,請求項11及び請求項12に対応す
る。図1は、焦点検出装置の光学系の構成を示す分解斜
視図である。図2は、図1の光学系を備える焦点検出装
置の電気回路を示すブロック図である。図3は、図2の
焦点検出装置における主要な信号タイミングの例を示す
タイミングチャートである。
概略を示すフローチャートである。図5は、図4のステ
ップS4の詳細を示すフローチャートである。図6は、
図4のステップS5の詳細を示すフローチャートであ
る。図7は、図5のステップS23の詳細を示すフロー
チャートである。図8は、図5のステップS24の詳細
を示すフローチャートである。図9は、図5のステップ
S25の詳細を示すフローチャートである。
示すフローチャートである。図11は、図6のステップ
S29の詳細を示すフローチャートである。図12は、
図4のステップS12の詳細を示すフローチャートであ
る。図13は、図12のステップS70及びS71の詳
細を示すフローチャートである。図14は、互いに異な
る経路を通る光を検出して得た2つの1次元画像信号V
a,Vbの分布を示すグラフである。図15は、2つの
1次元画像信号Va,Vbの相関量を示すグラフであ
る。
ラフである。図17は、撮影画面中の焦点検出領域を示
す正面図である。また、図18は、相関量を算出する際
に参照される、2つの1次元画像信号Va,Vbの画素
の組み合わせを示す模式図である。この形態において、
請求項1の各要素は、次のように具体化されている。
2) 蓄積制御手段:制御ユニット30(図4のステップS
4,5) また、請求項5の光量検出手段はセンサMaとして具体
化されている。請求項11の信頼度識別手段は、制御ユ
ニット30(図13のステップS86及びS87)とし
て具体化されている。請求項12のスイッチ手段は、モ
ードスイッチSWとして具体化されている。
する。図1に示すように、撮影レンズ51の光軸上に
は、視野マスク52,フィールドレンズ53,絞り5
4,再結像レンズ55及び検出基板56が配置されてい
る。視野マスク52は、その中央部に、十字形の開口部
52aを有している。視野マスク52は、撮影レンズ5
1の予定焦点面の近傍に配置されている。視野マスク5
2は、撮影レンズ51によって結像する、被写体の空中
像を規制する。
b,54c及び54dを有している。これらの開口部5
4a,54b,54c及び54dは、それぞれ、フィー
ルドレンズ53によって、領域51a,51b,51c
及び51dとして、撮影レンズ51上に投影される。再
結像レンズ55は、絞り54の開口部54a,54b,
54c及び54dに対応する位置にそれぞれ配置され
た、4つのレンズ55aを備えている。再結像レンズ5
5は、視野マスク52の開口部52aを通る像を、検出
基板56上に結像する。
サ11,12,21及び22と、センサMa及びMbが
設置されている。イメージセンサ11,12,21及び
22は、何れも、多数の受光部が1列に配列された1次
元撮像ユニットである。2つのイメージセンサ11及び
12は、受光部の配列方向がX軸方向に向くように配置
されている。残りの2つのイメージセンサ21及び22
は、受光部の配列方向がY軸方向に向くように配置され
ている。
は、CCD素子で構成されている。従って、イメージセ
ンサ11,12,21及び22の出力には、制御される
蓄積時間の間に各受光部で蓄積される電荷量、即ち受光
量に応じた電気信号が、各受光部の画素信号として得ら
れる。センサMa及びMbは、何れも、単一のホトダイ
オードを内蔵した受光素子である。また、センサMa及
びMbの受光部は、細長く形成してある。
軸方向に向けて、イメージセンサ11の近傍に配置して
ある。従って、センサMaは、イメージセンサ11にお
ける多数の受光部の、平均的な受光量を検出できる。セ
ンサMbは、その受光部の長手方向をY軸方向に向け
て、イメージセンサ21の近傍に配置してある。従っ
て、センサMbは、イメージセンサ21における多数の
受光部の、平均的な受光量を検出できる。
射光は、視野マスク52,フィールドレンズ53,絞り
54の開口部54a及び再結像レンズ55の1つのレン
ズ55aを介して、イメージセンサ11の受光面に結像
する。同様に、撮影レンズ51の領域51b,51c及
び51dを通過する入射光は、それぞれ、イメージセン
サ21,12及び22の受光面に結像する。
メージセンサ12で検出される像との相対的な位置ずれ
量Lsは、撮影レンズ51を通った光の結像位置が、予
定焦点面と一致する場合(合焦時)には、所定値にな
る。
を通った光の結像位置が、予定焦点面より前にある場合
(前ピン時)には、前記所定値より小さくなり、予定焦
点面より後ろにある場合(後ピン時)には大きくなる。
従って、イメージセンサ11及び12で検出される像に
基づいて、撮影レンズ51の焦点の状態を検出できる。
但し、イメージセンサ11及び12の検出範囲内におい
て、被写体からの像の明るさの変化(コントラスト)
が、X軸方向に関して十分になければならない。
2で検出される像に基づいて、撮影レンズ51の焦点の
状態を検出できる。但し、イメージセンサ21及び22
の検出範囲内において、被写体からの像の明るさの変化
(コントラスト)が、Y軸方向に関して十分になければ
ならない。この例では、X軸方向に配置されたイメージ
センサ11及び12と、Y軸方向に配置されたイメージ
センサ21及び22が備わっているので、被写体がX軸
とY軸の少なくとも一方の方向に対してコントラストを
有する場合には、焦点の検出が可能である。
平方向の領域Ahと、イメージセンサ21及び22が検
出する垂直方向の領域Avは、図17に示すように、撮
影画面のほぼ中央部に位置している。また、領域Ahと
領域Avは、互いに一部分が重なるように配置してあ
る。なお、図1においては、焦点検出に関係のある部分
のみが示されている。例えば、カメラの場合には、被写
体からの光束は、撮影レンズ51を通った後、所定のフ
ァインダー光学系又はフィルム面に結像される。撮影レ
ンズ51を通った光束の一部分のみが、図1に示すよう
な焦点検出用光学系を通って、イメージセンサ11,1
2,21及び22に結像される。
めに、撮影レンズ51には、それを光軸方向に移動する
駆動装置が連結される。次に、図2を参照して、焦点検
出装置の電気回路について説明する。この例では、イメ
ージセンサ11及び12及びセンサMaを検出ユニット
U1とし、イメージセンサ21及び22とセンサMbを
検出ユニットU2として、これらを区分してある。
イメージセンサ11,12の蓄積時間T1と、イメージ
センサ21,22の蓄積時間T2を独立に制御するため
である。イメージセンサ11,12,21及び22は、
多数の受光部の各々について、外部からの信号によって
制御される蓄積時間の間、受光強度に応じて発生する電
荷を蓄積する。蓄積される電荷量は、蓄積時間の間の総
受光量に相当する。
(暗い)場合には、各受光部に蓄積される電荷量が小さ
くなるので、ノイズの影響が大きくなり、得られる信号
レベルの画素間のコントラストが小さくなる。しかし、
蓄積時間を長くすれば、蓄積される電荷量が増大し、信
号レベルのコントラストも改善される。また、被写体か
らの入射光の強度が大きすぎる場合には、各受光部に蓄
積される電荷量が許容量を越えるので、正確な受光量が
検出できなくなる。しかし、蓄積時間を短くすれば、蓄
積される電荷量が許容量を越えるのを回避できる。
能にするには、蓄積時間を適正に制御する必要がある。
蓄積時間を決定する方法としては、様々な方法が考えら
れる。しかし、何れの方法で蓄積時間を決定する場合で
も、ある種の条件の下では、不具合が生じる可能性があ
る。そこで、この例では、イメージセンサ11,12の
蓄積時間T1と、イメージセンサ21,22の蓄積時間
T2が、互いに異なる方法で決定される。そして、イメ
ージセンサ11,12の蓄積時間T1と、イメージセン
サ21,22の蓄積時間T2が互いに独立に制御され
る。
U1を構成するイメージセンサ11,12の蓄積電荷量
と、検出ユニットU2を構成するイメージセンサ21,
22の蓄積電荷量の少なくとも一方は、適正に制御され
る可能性が高い。つまり、検出ユニットU1,U2の一
方で光量分布が検出できなくても、他方で検出した光量
分布に基づいて、焦点の検出が可能である。
は、検出ユニットU1,U2,タイミング制御回路1
3,23,サンプリング回路14,24,光量検出回路
15,25,A/D変換回路16,26,比較回路1
7,27,制御ユニット30,焦点検出スイッチ40及
びモードスイッチSWが備わっている。検出ユニットU
1のイメージセンサ11,12は、タイミング制御回路
13が出力する信号(複数)31によって制御される。
信号31には、図3に示す蓄積制御信号,画素転送信号
及びリセット信号が含まれている。
入射光の明るさに応じて発生する電荷を、蓄積制御信号
が高レベルの期間、即ち図3の蓄積時間T1の間、蓄積
する。従って、各受光部の蓄積電荷量は、入射光量と蓄
積時間T1によって定まる。蓄積制御が終了した後で、
画素転送信号及びリセット信号を与えると、イメージセ
ンサ11,12は、各受光部の蓄積電荷量に相当するア
ナログ画素信号を、1画素ずつ順次に出力する。出力さ
れるアナログ画素信号群は、イメージセンサ11,12
に入射した光束の光量分布を示す。
ログ画素信号は、サンプリング回路14によって、画素
毎にサンプリングされる。サンプリングされたイメージ
センサ11,12のアナログ画素信号は、それぞれ、A
/D変換回路16に入力され、画素毎に、明るさが複数
ピットで表現されたディジタル画素信号に変換される。
このディジタル画素信号は、制御ユニット30に入力さ
れる。
と同様に、入射光の明るさに応じて電荷を発生する。セ
ンサMaが発生する電荷は、光量検出回路15に蓄積さ
れる。光量検出回路15は、蓄積電荷量に比例する信号
を出力する。光量検出回路15の蓄積電荷量は、タイミ
ング制御回路13が出力する信号31によって、前記蓄
積時間T1の開始時に、リセットされる。つまり、光量
検出回路15の蓄積電荷量は、イメージセンサ11,1
2が蓄積時間T1中に受光した光量に相当する。
した蓄積電荷量と、予め定めた閾値電圧Vxとを比較す
る。比較回路17の比較結果は、2値信号34として、
タイミング制御回路13に印加される。タイミング制御
回路13が出力する蓄積制御信号の蓄積時間T1は、基
本的に、制御ユニット30が出力する信号33によって
決定される。但し、信号33の制御により、比較回路1
7が出力する2値信号34によって、蓄積時間T1を決
定することもできる。
蓄積時間T1を制御する場合には、センサMaの受光光
量が閾値電圧Vxに相当する所定光量に達した時に、蓄
積時間T1が終了し、タイミング制御回路13の出力す
る蓄積制御信号が、高レベルから低レベルに変化する。
検出ユニットU2のイメージセンサ21,22は、タイ
ミング制御回路23が出力する信号(複数)35によっ
て制御される。信号35には、図3に示す蓄積制御信
号,画素転送信号及びリセット信号が含まれている。
入射光の明るさに応じて発生する電荷を、蓄積制御信号
が高レベルの期間、即ち図3の蓄積時間T2の間、蓄積
する。従って、各受光部の蓄積電荷量は、入射光量と蓄
積時間T2によって定まる。蓄積制御が終了した後で、
画素転送信号及びリセット信号を与えると、イメージセ
ンサ21,22は、各受光部の蓄積電荷量に相当するア
ナログ画素信号を、1画素ずつ順次に出力する。出力さ
れるアナログ画素信号群は、イメージセンサ21,22
に入射した光束の光量分布を示す。
ログ画素信号は、サンプリング回路24によって、画素
毎にサンプリングされる。サンプリングされたイメージ
センサ21,22のアナログ画素信号は、それぞれ、A
/D変換回路26に入力され、画素毎に、明るさが複数
ピットで表現されたディジタル画素信号に変換される。
このディジタル画素信号は、制御ユニット30に入力さ
れる。
と同様に、入射光の明るさに応じて電荷を発生する。セ
ンサMbが発生する電荷は、光量検出回路25に蓄積さ
れる。光量検出回路25は、蓄積電荷量に比例する信号
を出力する。光量検出回路25の蓄積電荷量は、タイミ
ング制御回路23が出力する信号35によって、前記蓄
積時間T2の開始時に、リセットされる。つまり、光量
検出回路25の蓄積電荷量は、イメージセンサ21,2
2が蓄積時間T2中に受光した光量に相当する。
した蓄積電荷量と、予め定めた閾値電圧Vxとを比較す
る。比較回路27の比較結果は、2値信号38として、
タイミング制御回路23に印加される。タイミング制御
回路23が出力する蓄積制御信号の蓄積時間T2は、基
本的に、制御ユニット30が出力する信号37によって
決定される。但し、信号37の制御により、比較回路2
7が出力する2値信号38によって、蓄積時間T2を決
定することもできる。
蓄積時間T2を制御する場合には、センサMbの受光光
量が閾値電圧Vxに相当する所定光量に達した時に、蓄
積時間T2が終了し、タイミング制御回路23の出力す
る蓄積制御信号が、高レベルから低レベルに変化する。
ッチSWは、6つの接点を有している。手操作でモード
スイッチSWを切り替えることにより、モード1,モー
ド2,モード3,モード4,モード5及びモード6の何
れかを選択できる。これらのモードは、前記蓄積時間T
1,T2の決定処理の組み合わせの種別を示す。制御ユ
ニット30に接続された焦点検出スイッチ40は、焦点
検出動作のオン/オフを切り替えるために備わってい
る。
イマなどを含むマイクロコンピュータを内蔵している。
また、撮影レンズ51の位置を光軸に沿って移動する駆
動回路や表示回路も内蔵している。制御ユニット30の
マイクロコンピュータによって実行される、処理の概略
を図4に示す。図4に示す各処理ステップの内容につい
て、以下に説明する。装置(カメラなど)の主電源が投
入されると、最初にステップS1を実行する。
行する。例えば、撮影レンズ駆動用のモータを停止し、
表示をクリアし、内部メモリの内容をクリアする。ま
た、内部メモリ上に割り当てたカウンタCNTに、1を
プリセットする。ステップS2では、焦点検出スイッチ
40の状態を調べ、焦点検出指示のオン/オフを識別す
る。焦点検出スイッチ40がオフの場合、ステップS
1,S2を繰り返す。焦点検出スイッチ40がオンな
ら、次のステップS3に進む。
状態を読み取って、現在のモードを調べる。ステップS
4では、イメージセンサ11,12の蓄積時間T1を決
定するための処理を実行する。この処理の詳細は、図5
に示されている。図5の内容については、後で説明す
る。
22の蓄積時間T2を決定するための処理を実行する。
この処理の詳細は、図6に示されている。図6の内容に
ついては、後で説明する。ステップS6では、イメージ
センサ11,12,21及び22の各々が電荷蓄積を開
始するように制御する。即ち、信号33を操作して、タ
イミング制御回路13及び23を制御し、図3に示す蓄
積制御信号を低レベルから高レベルに切り替える。電荷
蓄積を開始してからの経過時間を計数するように、内部
タイマをセットする。
調べて、電荷蓄積を開始してからの経過時間がT1,T
2の何れかに到達したか否かを調べる。経過時間がT1
又はT2の時には、ステップS8に進む。ステップS8
では、イメージセンサ11,12,21及び22に対す
る電荷蓄積の終了制御を実施する。即ち、内部タイマの
計数値が、蓄積時間T1と一致する場合には、信号33
を操作して、タイミング制御回路13を制御し、イメー
ジセンサ11及び12に印加される蓄積制御信号を、高
レベルから低レベルに切り替える。
2と一致する場合には、信号37を操作して、タイミン
グ制御回路23を制御し、イメージセンサ21及び22
に印加される蓄積制御信号を、高レベルから低レベルに
切り替える。なお、比較回路17の2値信号34による
蓄積時間制御を優先する動作モードでは、タイミング制
御回路13に対するステップS8の動作は無効である。
同様に、比較回路27の2値信号38による蓄積時間制
御を優先する動作モードでは、タイミング制御回路23
に対するステップS8の動作は無効である。
び12に対する蓄積終了制御と、イメージセンサ21及
び22に対する蓄積終了制御が共に完了したか否かを調
べる。内部タイマの計数値が、T1,T2の何れよりも
大きい場合には、蓄積終了制御が完了しているので、ス
テップS10に進む。
の各受光部に蓄積された信号,イメージセンサ12の各
受光部に蓄積された信号,イメージセンサ21の各受光
部に蓄積された信号及びイメージセンサ22の各受光部
に蓄積された信号を、それぞれ順次に読み取る。即ち、
制御ユニット30は、信号33を操作してタイミング制
御回路13を制御し、図3に示す画素転送信号及びリセ
ット信号をイメージセンサ11及び12に与える。ま
た、サンプリング信号をサンプリング回路14に与え、
A/D変換開始信号をA/D変換回路16に与える。
び12の各受光部から読み出される信号は、1画素ずつ
順次に、サンプリング回路14及びA/D変換回路16
を介して、ディジタル画素信号に変換される。A/D変
換が終了する度に、変換されたディジタル画素信号は、
制御ユニット30に読み取られる。また、制御ユニット
30は、信号37を操作してタイミング制御回路23を
制御し、図3に示す画素転送信号及びリセット信号をイ
メージセンサ21及び22に与える。また、サンプリン
グ信号をサンプリング回路24に与え、A/D変換開始
信号をA/D変換回路26に与える。
び22の各受光部から読み出される信号は、1画素ずつ
順次に、サンプリング回路24及びA/D変換回路26
を介して、ディジタル画素信号に変換される。A/D変
換が終了する度に、変換されたディジタル画素信号は、
制御ユニット30に読み取られる。制御ユニット30
は、イメージセンサ11,12,21及び22から読み
取ったディジタル画素信号列を、内部メモリ上の予め定
めた領域に記憶する。
の処理によって内部メモリ上に記憶された、ディジタル
画素信号列のデータを参照し、最大値Vm1,Vm2を
検出する。
12から得られたディジタル画素信号列の中で、明るさ
が最大の画素の値(信号レベル)である。また、最大値
Vm2は、イメージセンサ21及び22から得られたデ
ィジタル画素信号列の中で、明るさが最大の画素の値で
ある。最大値Vm1は、イメージセンサ11及び12の
蓄積電荷量(実績)の基準として利用される。また、最
大値Vm2は、イメージセンサ21及び22の蓄積電荷
量の基準として利用される。
の処理によって内部メモリ上に記憶された、ディジタル
画素信号列のデータに基づいて、焦点検出処理を実行す
る。また、カウンタCNTの値は、ステップS12を実
行する毎に更新される。この焦点検出処理の詳細は、図
12に示されている。これについては、後で詳細に説明
する。
出された焦点の状態に基づいて、合焦でなければ、合焦
位置に近づくように、撮影レンズ51を移動する。ま
た、合焦か否かに応じて、合焦表示のオン/オフを制御
する。焦点検出スイッチ40がオンの時には、上記ステ
ップS2〜S13の処理が繰り返し実行される。
では、図5に示すように、モードスイッチSWによって
選択されたモードに応じた処理が実行される。即ち、モ
ード1又はモード2の場合には、ステップS20を通っ
てステップS23が実行される。モード3又はモード4
の場合には、ステップS20,S21を通って、ステッ
プS24が実行される。モード5又はモード6の場合に
は、ステップS20,S21,S22を通って、ステッ
プS25が実行される。
ップS24の「時間決定A2」及びステップS25の
「時間決定A3」は、いずれも蓄積時間T1を決定する
ための処理である。つまり、モードスイッチSWによっ
て選択されるモードの違いに応じて、蓄積時間T1を決
定する処理の内容が変更される。ステップS23の「時
間決定A1」,ステップS24の「時間決定A2」及び
ステップS25の「時間決定A3」の処理の内容は、そ
れぞれ、図7,図8及び図9に示されている。
理では、ステップS31が実行される。このステップS
31では、センサMaの出力に応じて蓄積時間T1を決
定する。つまり、制御ユニット30は、タイミング制御
回路13に与える信号33を制御して、比較回路17が
出力する2値信号34の制御を優先させる。従って、こ
の場合には、イメージセンサ11及び12の蓄積終了タ
イミングは、2値信号34によって制御される。即ち、
蓄積時間T1は、センサMaの実際の受光光量と、閾値
電圧Vxにより定まる。
のレベルが切り替わるタイミングを検出して、実際の蓄
積時間T1を把握する。この蓄積時間T1は、実績情報
Tp1として、内部メモリに記憶される。一方、「時間
決定A2」の処理では、初回を除き、図8に示すステッ
プS33によって、蓄積時間T1が決定される。即ち、
蓄積時間T1は次式により決定される。
ル Vm1:ステップS11で得られる最大値 この処理では、実際のイメージセンサ11,12の電荷
蓄積量(実績)に基づいて蓄積時間T1が決定されるの
で、より高い精度で蓄積時間T1を制御できる。被写体
の明るさの変化に対する蓄積時間T1の応答速度につい
ては、ステップS31と比べると、1制御周期だけ遅く
なる。
び最大値Vm1が存在しないので、ステップS33の計
算を実行できない。従って、カウンタCNTが1の場合
には、ステップS32を通ってステップS34に進む。
ステップS34の内容は、前記ステップS31と同一で
ある。つまり、センサMaの出力に応じて蓄積時間T1
を決定する。
図9を参照して説明する。カウンタCNTが1の場合、
即ち初回は、計算に必要な情報が存在しないので、ステ
ップS50からS57に進む。この場合には、前記ステ
ップS31と同様に、センサMaの出力に応じて蓄積時
間T1を決定する。初回以外は、ステップS50からS
51に進む。図9の処理においては、過去N回の互いに
異なる時点における蓄積時間T1を記憶するために、N
個のメモリPT[1]〜PT[N]を使用する。メモリPT
[1]には最も新しい蓄積時間T1を記憶し、メモリPT
[N]には最も古い蓄積時間T1を記憶する。
するために、ステップS51では、メモリPT[i]のデ
ータをPT[i+1]に転送する(i=N−1,N−2,
・・・3,2,1)。これによって、最も古いメモリP
T[N]のデータは更新され、メモリPT[1]〜PT[N
−1]のデータは位置がシフトされる。ステップS52
では、前記第2式を用いて計算を実施して蓄積時間T1
を求める。つまり、前回の実績である蓄積時間Tp1及
び最大値Vm1と、目標レベルLrに基づいて、蓄積時
間T1を求める。求めた蓄積時間T1は、メモリPT
[1]に記憶する。
を定数Nと比較する。つまり、N個の実績情報がメモリ
PT[1]〜PT[N]上に揃ったか否かを識別する。カウ
ンタCNTの値が定数Nを越えている場合には、ステッ
プS55に進み、そうでなければステップS54に進
む。
っていないので、カウンタCNTの値から1を引いた値
を、有効な実績情報の数として、レジスタSに記憶す
る。ステップS55では、N個の実績情報が揃っている
ので、カウンタCNTの値を、有効な実績情報の数とし
て、レジスタSに記憶する。ステップS56では、メモ
リPT[1]〜PT[N]上の蓄積時間T1の実績情報のう
ち有効なデータについて、それらの平均値を、今回の蓄
積時間T1として計算する。この蓄積時間T1は、実績
情報Tp1としてメモリに記憶する。
御周期のN倍に相当する計算期間の平均値として、蓄積
時間T1が決定される。定数Nは、例えば、前記計算期
間が100msec〜200msecになるように、2〜4程
度に定められる。図4のステップS5の「蓄積時間T2
決定」処理では、図6に示すように、モードスイッチS
Wによって選択されたモードに応じた処理が実行され
る。即ち、モード1,3又は5の場合には、ステップS
26を通ってステップS28が実行される。モード2,
4又は6の場合には、ステップS26,S27を通っ
て、ステップS29が実行される。
テップS29の「時間決定B2」は、いずれも蓄積時間
T2を決定するための処理である。つまり、モードスイ
ッチSWによって選択されるモードの違いに応じて、蓄
積時間T2を決定する処理の内容が変更される。従っ
て、モード1の場合には、「時間決定A1」と「時間決
定B1」の組み合わせが選択される。モード2の場合に
は、「時間決定A1」と「時間決定B2」の組み合わせ
が選択される。モード3の場合には、「時間決定A2」
と「時間決定B1」の組み合わせが選択される。
「時間決定B2」の組み合わせが選択される。モード5
の場合には、「時間決定A3」と「時間決定B1」の組
み合わせが選択される。モード6の場合には、「時間決
定A3」と「時間決定B2」の組み合わせが選択され
る。ステップS28の「時間決定B1」及びステップS
29の「時間決定B2」の処理の内容は、それぞれ、図
10及び図11に示されている。
図10を参照して説明する。カウンタCNTが1の場
合、即ち初回は、計算に必要な情報が存在しないので、
ステップS40からS48に進む。ステップS48で
は、センサMbの出力に応じて蓄積時間T2を決定す
る。つまり、制御ユニット30は、タイミング制御回路
23に与える信号37を制御して、比較回路27が出力
する2値信号38の制御を優先させる。
1及び22の蓄積終了タイミングは、2値信号38によ
って制御される。即ち、蓄積時間T2は、センサMbの
実際の受光光量と、閾値電圧Vxにより定まる。また、
制御ユニット30は、2値信号38のレベルが切り替わ
るタイミングを検出して、実際の蓄積時間T2を把握す
る。この蓄積時間T2は、実績情報Tp2として、内部
メモリに記憶される。
の状態が検出されていないので、ステップS49では、
合焦フラグFinをクリアする。カウンタCNTが1で
なければ、ステップS40からS41に進む。ステップ
S41では、最終デフォーカス量DfLが、予め定めた
所定範囲内にあるか否かを識別する。つまり、合焦状態
か否かを識別する。最終デフォーカス量DfLは、ステ
ップS12の「焦点検出処理」で得られる。
ーカス量DfLに有効な値がセットされない。その場合
には、最終デフォーカス量DfLが範囲外、即ち合焦で
ないとみなす。合焦状態でなければ、ステップS41か
らS42に進む。合焦状態ならステップS41からS4
6に進む。
状態を調べる。合焦が検出された後でなければ、合焦フ
ラグFinはクリアされているので、ステップS42か
らS45に進む。合焦フラグFinがセットされている
場合には、ステップS42からS43に進む。ステップ
S43では、内部タイマで計数される時間Tdを、予め
定めた閾値Tthと比較する。時間Tdは、合焦状態が検
出されなくなってからの経過時間を示す。時間Tdが閾
値Tthより大きい場合には、ステップS43からS44
に進む。時間Tdが閾値Tth以内なら、蓄積時間T2を
更新せずに、図10の処理を終了する。
より大きいので、合焦フラグFinをクリアする。ステ
ップS45では、次式に基づいて蓄積時間T2を決定す
る。 T2=Tp2・Lr/Vm2 ・・・(3) Tp2:前回制御時の蓄積時間T2(実績値) Lr:イメージセンサ21,22の画素信号の目標レベ
ル Vm2:ステップS11で得られる最大値 また、ステップS45では、求めた蓄積時間T2を、実
績情報Tp2として記憶する。
DfLが所定範囲内なので、合焦フラグFinをセット
する。ステップS47では、合焦状態が検出されている
ので、時間Tdを計数するタイマの計数値をクリアす
る。
ステップS45を実行しないので、蓄積時間T2の更新
が停止する。つまり、蓄積時間T2は、非合焦から合焦
状態に変化したときの、過去の蓄積時間(実績値)T2
に固定される。また、最終デフォーカス量DfLが所定
範囲を外れても、合焦フラグFinが1である間は、ス
テップS45を実行しないので、蓄積時間T2は変化し
ない。但し、非合焦になってからの経過時間が閾値Tth
を越えると、ステップS43からS44に進み、合焦フ
ラグFinがクリアされるので、次のステップS45
で、蓄積時間T2が更新される。
図11を参照して説明する。カウンタCNTが1の場
合、即ち初回は、計算に必要な情報が存在しないので、
ステップS60からS67に進む。ステップS67で
は、上記ステップS48と同様に、センサMbの出力に
応じて蓄積時間T2を決定する。つまり、制御ユニット
30は、タイミング制御回路23に与える信号37を制
御して、比較回路27が出力する2値信号38の制御を
優先させる。
S60からS61に進む。図11の処理においては、過
去K回の互いに異なる時点における蓄積時間T2を記憶
するために、K個のメモリPT2[1]〜PT2[K]を使
用する。メモリPT2[1]には最も新しい蓄積時間T2
を記憶し、メモリPT2[K]には最も古い蓄積時間T2
を記憶する。
するために、ステップS61では、メモリPT2[i]の
データをPT2[i+1]に転送する(i=K−1,K−
2,・・・3,2,1)。これによって、最も古いメモ
リPT[K]のデータは更新され、メモリPT[1]〜PT
[K−1]のデータは位置がシフトされる。ステップS6
2では、前記第3式を用いて計算を実施して蓄積時間T
2を求める。つまり、前回の実績である蓄積時間Tp2
及び最大値Vm2と、目標レベルLrに基づいて、蓄積
時間T2を求める。求めた蓄積時間T2は、メモリPT
2[1]に記憶する。
を定数Kと比較する。つまり、K個の実績情報がメモリ
PT2[1]〜PT2[K]上に揃ったか否かを識別する。
カウンタCNTの値が定数Kを越えている場合には、ス
テップS65に進み、そうでなければステップS64に
進む。ステップS64では、K個の実績情報が揃ってい
ないので、カウンタCNTの値から1を引いた値を、有
効な実績情報の数として、レジスタSに記憶する。
っているので、カウンタCNTの値を、有効な実績情報
の数として、レジスタSに記憶する。ステップS66で
は、メモリPT2[1]〜PT2[K]上の蓄積時間T2の
実績情報のうち有効なデータについて、それらの平均値
を、今回の蓄積時間T2として計算する。この蓄積時間
T2は、実績情報Tp2としてメモリに記憶する。
御周期のK倍に相当する計算期間の平均値として、蓄積
時間T2が決定される。定数Kは、例えば、前記計算期
間が700msec程度になるように、5〜14に定めら
れる。モードスイッチSWによってモード6が選択され
た場合には、図9に示す「時間決定A3」処理によって
蓄積時間T1が決定され、図11に示す「時間決定B
2」処理によって蓄積時間T2が決定される。
いずれも過去の互いに異なる時点で得られた複数の実績
情報の平均に基づいて、蓄積時間T1又はT2を決定す
る。しかし、「時間決定A3」の定数Nと「時間決定B
2」の定数Kの値は互いに異なる。従って、被写体の明
るさの変化に対する応答特性も、蓄積時間T1と蓄積時
間T2とで異なる。つまり、蓄積時間T1の応答は比較
的速く、蓄積時間T2の応答は比較的遅い。
モード2,モード3,モード4,モード5及びモード6
のいずれを選択する場合であっても、蓄積時間T1を決
定する処理と、蓄積時間T2を決定する処理とが互いに
異なる。このため、被写体の明るさの変化に対して、蓄
積時間T1の応答は比較的速く、蓄積時間T2の応答は
比較的遅くなる。従って、イメージセンサ11及び12
の電荷蓄積状態とイメージセンサ21及び22の電荷蓄
積状態は、互いに異なる。
ステップについて説明する。ステップS69では、カウ
ンタCNTの値に1を加算してCNTを更新する。な
お、カウンタCNTの値が所定の上限値に達すると、ス
テップS69の処理は省略される。ステップS70で
は、イメージセンサ11及び12によって得られたディ
ジタル画素信号列に基づいて、デフォーカス量DF1を
算出する。デフォーカス量は、合焦状態に対する撮影レ
ンズ51の位置ずれ量及び方向を意味する。ステップS
70の処理の詳細は、図13に示されている。
ンサ11によって得られた画素信号列Vaとイメージセ
ンサ12によって得られた画素信号列Vbとの相関量C
[L]を求める。イメージセンサ11の画素信号列Vaと
イメージセンサ12の画素信号列Vbは、例えば、図1
4に示すように、それぞれが被写体からの入射光の強度
分布を示す。
定距離Lsだけ横軸方向に相対的にずらすと、画素信号
列Va,Vbの相関は非常に大きくなる。また、画素信
号列Va,Vbの相関量C[L]は、図15に示すよう
に、画素信号列Va,Vbの相対シフト量Lに応じて変
化する。
s、即ち、図15に示す相関量C[L]が最小になるシフ
ト量Lから求められる。ステップS80においては、イ
メージセンサ11によって得られた画素信号列Vaの
(i+L)番目の位置の画素データ(a[i+L])とイ
メージセンサ12によって得られた画素信号列Vbのi
番目の位置の画素データ(b[i])との差分を計算す
る。この差分の絶対値を、kからrまでの範囲のiにつ
いて加算し、総和を相関量C[L]として求める。
順次に変更し、各々のシフト量Lについて相関量C[L]
をそれぞれ求める。Lmaxは、予め定められる最大シフ
ト量である。ステップS80のiの範囲を定めるk,r
は、各々次のように、シフト量Lに応じて決定される。
のk及びrである。また、INT()は、括弧内の数値
の絶対値を示す。
素の組み合わせの範囲は、例えば図18に示すように、
シフト量Lに応じて変化する。ステップS80の処理に
よって、図15に示すように、相関量C[L]とシフト量
Lの関係が求められる。図15に示すように、相関量C
[L]は離散的な値である。従って、相関量C[L]が最小
になるシフト量から、直接デフォーカス量を求める場合
には、画素ピッチが大きいと、正確なデフォーカス量が
得られない。
に、ステップS81,S82,S83及びS84の処理
が実施される。ステップS81では、まず、図16に示
すように、相関量C[L]が最小になるシフト量Leを求
める。そして、シフト量Leに隣接する2つの位置の相
関量(C[L−1])と(C[L+1])との差分の半分
を、DLとして得る。
値であるC[Le]から、ステップS81で求めたDLの
絶対値を減算した結果を、相関量の真の極小値Cexとし
て求める。ステップS83では、相関量C[L]の特性の
傾きEを次式により求める。 E=Max(C[Le+1]−C[Le],C[Le-1]−C[Le]) ・・・(8) なお、Max()は、括弧内の複数要素のうち、値が大
きい方を選択することを意味する。
に基づいて、画素信号列Va,Vbの相関量C[L]が最
小になる正確なシフト量Lsを、次式により求める。 Ls=Le+DL/E ・・・(9) ステップS85では、イメージセンサ11及び12によ
って得られたデフォーカス量DF1を次式によって求め
る。
センサ11及び12の画素ピッチの大きさによって定ま
る定数である。ステップS85で得られたデフォーカス
量DF1は、ノイズ等によって相関量に生じた揺らぎの
影響を受けている可能性もある。そこで、次のステップ
S86及びS87で、デフォーカス量DF1の信頼度を
調べる。
めた相関量の傾きEを、予め定めた閾値E1と比較す
る。傾きEは、イメージセンサ11及び12によって得
られた画素信号列のコントラストに依存する。即ち、傾
きEが大きいほど、コントラストが大きく、信頼度が高
いと考えられる。傾きEが閾値E1より大きい場合に
は、信頼度が高いとみなし、ステップS87に進む。傾
きEが閾値E1以下なら、ステップS89に進む。
めた極小値CexとステップS83で求めた傾きEを用い
て、係数(Cex/E)を計算する。この係数を予め定め
た閾値G1とを比較する。極小値Cexは、理想的には0
になる。しかし実際には、ノイズの影響や、撮影レンズ
51の領域の違いによって生じる視差の影響を受けるの
で、極小値Cexは0より大きくなる。また、ノイズや視
差の影響は、被写体のコントラストが高いほど小さくな
る。そこで、係数(Cex/E)を用いて信頼度を調べ
る。
小さい場合には、信頼度が高いとみなし、ステップS8
8に進む。係数(Cex/E)が閾値G1以上なら、ステ
ップS89に進む。なお、イメージセンサ11及び12
の何れか一方により得られる、画素信号列のコントラス
トに基づいて、信頼度を識別することもできる。
られたデフォーカス量DF1の信頼度が高いとみなし、
信頼度フラグFG1をセットする。ステップS89で
は、ステップS85で得られたデフォーカス量DF1の
信頼度が低いとみなし、信頼度フラグFG1をクリアす
る。図12のステップS71では、イメージセンサ21
及び22によって得られたディジタル画素信号列に基づ
いて、デフォーカス量DF2を算出する。この処理の内
容は、次の点を除き、図13の処理と同様である。
(a[i+L],b[i])は、イメージセンサ21及び2
2によって得られたデータに変更される。ステップS8
5で算出されるデフォーカス量は、DF2として保存さ
れる。ステップS88及びS89の信頼度フラグFG1
の代わりに、信頼度フラグFG2が操作される。ステッ
プS72では、前記信頼度フラグFG1の状態を調べ
て、デフォーカス量DF1の信頼度を識別する。即ち、
信頼度フラグFG1がセットされている場合には、デフ
ォーカス量DF1の信頼度が高いので、ステップS73
に進む。信頼度フラグFG1がクリアされている場合に
は、デフォーカス量DF1の信頼度が低いので、ステッ
プS77に進む。
G2の状態を調べて、デフォーカス量DF2の信頼度を
識別する。即ち、信頼度フラグFG2がセットされてい
る場合には、デフォーカス量DF2の信頼度が高いの
で、ステップS75に進む。信頼度フラグFG2がクリ
アされている場合には、デフォーカス量DF2の信頼度
が低いので、ステップS74に進む。
2よりもデフォーカス量DF1の方が信頼度が高いの
で、デフォーカス量DF1を最終デフォーカス量DfL
として保存する。ステップS75では、デフォーカス量
DF1とデフォーカス量DF2を比較する。この場合に
は、信頼度フラグFG1,FG2が共にセットされてい
るので、デフォーカス量DF1とデフォーカス量DF2
は、いずれも信頼度が高い。しかし、この例では、DF
1,DF2の何れか小さい方が、より信頼度が高いとみ
なす。つまり、DF1,DF2のうち、合焦状態により
近い方を選択する。
F2より小さい場合には、ステップS74に進む。デフ
ォーカス量DF1がデフォーカス量DF2以上の場合に
は、ステップS76に進む。
1よりもデフォーカス量DF2の方が信頼度が高いの
で、デフォーカス量DF2を最終デフォーカス量DfL
として保存する。ステップS77では、前記信頼度フラ
グFG2の状態を調べて、デフォーカス量DF2の信頼
度を識別する。即ち、信頼度フラグFG2がセットされ
ている場合には、デフォーカス量DF2の信頼度が高い
ので、ステップS76に進む。信頼度フラグFG2がク
リアされている場合には、デフォーカス量DF2の信頼
度が低いので、ステップS78に進む。
1,DF2共に、信頼度が低いので、最終デフォーカス
量DfLに無効データを記憶する。 (第2の実施の形態)この形態における焦点検出装置
の、光学系の構成を図19に示す。また、撮影画面中の
焦点検出領域を図20に示す。この形態は、請求項8に
対応する。図示しない部分の構成及び動作については、
前記第1の実施の形態と同様である。また、図19にお
いて、第1の実施の形態と同一の要素には、同一の符号
を付けてある。
形態と同様に、撮影レンズ51の光軸上には、視野マス
ク52B,フィールドレンズ53,絞り54B,再結像
レンズ55B及び検出基板56Bが配置されている。視
野マスク52B,絞り54B及び再結像レンズ55B
は、開口部の形状や位置が、第1の実施の形態の対応す
る要素と多少異なっている。
11,12,21及び22は、配置が第1の実施の形態
と異なっている。即ち、第1組のイメージセンサ11,
12と第2組のイメージセンサ21,22は、受光部の
並び方向が共に水平方向(X方向)に向けてある。ま
た、2つのイメージセンサ11及び12は、互いに近い
位置に、上下に並べて配置してある。
12の検出対象となる領域A1と、第2組のイメージセ
ンサ21,22の検出対象となる領域A2は、図20に
示すように、互いに近接しているが、上下に多少ずれた
位置に配置される。また、受光光量を検出するために1
つのセンサMaだけを、イメージセンサ11の近傍に配
置してある。第2組のイメージセンサ21,22の受光
光量も、センサMaによって検出される。
メージセンサ11,12,21及び22の受光光量を検
出するために、センサMa,Mbを設けているが、セン
サMa,Mbの代わりに特別な光量測定装置を用いても
良い。また、前記モード1及びモード2を使用しない場
合には、センサMa,Mbの設置を省略しても良い。そ
の場合、実績情報が存在しないとき、つまりカウンタC
NTが1の時には、予め定めた定数を蓄積時間T1,T
2としてセットすれば良い。
間設定モードを備えて、何れかのモードを選択する機能
を設けてある。しかし本発明は、これに限定されず、少
なくとも1つのモードを有していればよい。
る応答速度が、第1の電荷蓄積時間は比較的速く、第2
の電荷蓄積時間は比較的遅いので、様々な状況におい
て、第1の電荷蓄積時間と第2の電荷蓄積時間の少なく
とも一方は、適切な状態に定められる。
2の受光手段の蓄積電荷量の何れか一方は適正になり、
焦点検出手段は、前記第1の受光手段と第2の受光手段
の少なくとも一方が出力する信号に基づいて、常に前記
撮影光学系の焦点状態を正しく検出できる可能性が高
い。 (請求項2)本発明では、変化の速い前記光の強度変化
には追従しないように、前記第2の電荷蓄積時間が制御
される。従って、例えば、被写体の近傍を通り過ぎる高
輝度障害物などの影響を受けにくくなる。
第2時点の間に、被写体の輝度に大きな変化が生じた場
合、前記第2の受光手段の蓄積電荷量は、変化前の輝度
に基づいて制御され、前記第1の受光手段の蓄積電荷量
は、変化後の輝度に基づいて制御される。このため、前
記第1の受光手段及び第2の受光手段の少なくとも一方
は、蓄積電荷量が適正に制御される。
合であっても、前記第1の受光手段及び第2の受光手段
の少なくとも一方の出力する信号に基づいて、焦点の状
態を正しく検出できる可能性が高い。 (請求項4)被写体の明るさの変化に対する応答速度
が、第1の電荷蓄積時間は比較的速く、第2の電荷蓄積
時間は比較的遅くなる。従って、様々な状況において、
前記第1の受光手段及び第2の受光手段の少なくとも一
方の蓄積電荷量が適正になる。
積時間よりも短い周期で、被写体の明るさが変動する場
合でも、それに追従するように、第1の電荷蓄積時間を
制御できる。従って、前記第1の受光手段の蓄積電荷量
が適正になる可能性が高い。 (請求項6)この発明では、例えば被写体の近傍を高輝
度障害物が通過する場合でも、合焦後は、被写体の輝度
に基づいて第2の受光手段の蓄積電荷量が決定される。
従って、前記第2の受光手段の蓄積電荷量が適正になる
可能性が高い。
被写体については、第1の受光手段の出力に基づいて焦
点の状態を常時検出できる。また、輝度変化の遅い被写
体については、第2の受光手段の出力に基づいて焦点の
状態を常時検出できる。 (請求項8)本発明では、前記第1の受光手段の出力信
号と前記第2の受光手段の出力信号とを切り替えて、焦
点の状態を検出しても、検出される焦点の状態が大きく
変動することがない。
手段の出力信号と前記第2の受光手段の出力信号とを切
り替えて、焦点の状態を検出しても、検出される焦点の
状態が大きく変動することがない。 (請求項10)本発明では、水平方向のみに輝度変化の
ある被写体と、垂直方向にのみ輝度変化のある被写体の
何れであっても、前記第1の受光手段及び前記第2の受
光手段の何れか一方の出力に基づいて、焦点の状態を検
出できる。
手段が、第1のデフォーカス量の信頼度と第2のデフォ
ーカス量の信頼度に基づいて、撮影光学系の焦点状態を
検出するので、検出される焦点の状態の信頼度を、より
高めることができる。 (請求項12)本発明では、スイッチ手段により、前記
第1の電荷蓄積時間を決定する処理と前記第2の電荷蓄
積時間を決定する処理との組み合わせを、複数の中から
選択的に切り替えることができる。従って、様々な状況
において、第1の受光手段の蓄積電荷量と第2の受光手
段の蓄積電荷量が適正に制御される。
である。
を示すブロック図である。
ングの例を示すタイミングチャートである。
ローチャートである。
トである。
トである。
ートである。
ートである。
ートである。
ャートである。
ャートである。
ャートである。
示すフローチャートである。
つの1次元画像信号Va,Vbの分布を示すグラフであ
る。
示すグラフである。
る。
次元画像信号Va,Vbの画素の組み合わせを示す模式
図である。
光学系を示す平面図である。
検出領域を示す正面図である。
号線 40 焦点検出スイッチ 51 撮影レンズ 52,52B 視野マスク 53 フィールドレンズ 54,54B 絞り 55,55B 再結像レンズ 56,56B 検出基板 Ma,Mb センサ SW モードスイッチ U1,U2 検出ユニット
Claims (12)
- 【請求項1】 撮影光学系を介して入射する光の強度に
応じて発生する電荷を蓄積し、第1の電荷蓄積時間中に
蓄積された電荷量に応じた信号を出力する第1の受光手
段と、 前記撮影光学系を介して入射する光の強度に応じて発生
する電荷を蓄積し、第2の電荷蓄積時間中に蓄積された
電荷量に応じた信号を出力する第2の受光手段と、 前記撮影光学系の焦点状態を、前記第1の受光手段と第
2の受光手段の少なくとも一方が出力する信号に基づい
て検出する焦点検出手段と、 前記第1の受光手段に入射する光の強度に基づいて、前
記第1の電荷蓄積時間を決定するとともに、前記第2の
受光手段に過去に入射した光の強度に関する情報に基づ
いて、前記第2の電荷蓄積時間を決定する蓄積制御手段
を設けたことを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の焦点検出装置において、
前記蓄積制御手段は、前記第2の受光手段によって、過
去に得られた複数の前記光の強度に関する情報に基づい
て、前記第2の電荷蓄積時間を決定することを特徴とす
る焦点検出装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の焦点検出装置において、
前記蓄積制御手段は、過去の第1時点において前記第1
の受光手段によって得られた前記光の強度に基づいて、
前記第1の電荷蓄積時間を決定するとともに、前記第1
時点より過去の第2時点において前記第2の受光手段に
よって得られた前記光の強度に基づいて、前記第2の電
荷蓄積時間を決定することを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の焦点検出装置において、
前記蓄積制御手段は、互いに異なる時点に、前記第1の
受光手段によって得られた前記光の強度に関する複数の
N個の情報に基づいて、前記第1の電荷蓄積時間を決定
するとともに、互いに異なる時点に、前記第2の受光手
段によって得られた前記光の強度に関するNとは異なる
数の複数の情報に基づいて、前記第2の電荷蓄積時間を
決定することを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の焦点検出装置において、
入射光の強度を検出する光量検出手段を、前記第1の受
光手段の近傍に設け、前記蓄積制御手段が、前記光量検
出手段の出力に基づいて前記第1の電荷蓄積時間を決定
することを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の焦点検出装置において、
検出される焦点の状態が、予め定めた目標範囲内になる
と、前記蓄積制御手段が、前記第2の電荷蓄積時間の更
新を停止することを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の焦点検出装置において、
前記蓄積制御手段は、前記第1の受光手段に入射する光
の強度変化に対する前記第1の電荷蓄積時間の応答特性
と、前記第2の受光手段に入射する光の強度変化に対す
る前記第2の電荷蓄積時間の応答特性とが互いに異なる
ように、前記第1の電荷蓄積時間及び第2の電荷蓄積時
間を決定することを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の焦点検出装置において、
前記第1の受光手段が検出する像の領域と、前記第2の
受光手段が検出する像の領域とが互いに近接した状態
で、前記第1の受光手段と前記第2の受光手段を配置し
たことを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項9】 請求項1記載の焦点検出装置において、
前記第1の受光手段が検出する像の領域と、前記第2の
受光手段が検出する像の領域とが部分的に重なった状態
で、前記第1の受光手段と前記第2の受光手段を配置し
たことを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項10】 請求項1記載の焦点検出装置におい
て、前記第1の受光手段が検出する像の領域の軸方向
と、前記第2の受光手段が検出する像の領域の軸方向と
が互いにほぼ直交する状態で、前記第1の受光手段と前
記第2の受光手段を配置したことを特徴とする焦点検出
装置。 - 【請求項11】 請求項1記載の焦点検出装置におい
て、前記第1の受光手段の信号から求められる第1のデ
フォーカス量の信頼度と、前記第2の受光手段の信号か
ら求められる第2のデフォーカス量の信頼度を識別す
る、信頼度識別手段を設け、前記焦点検出手段が、前記
第1のデフォーカス量の信頼度と第2のデフォーカス量
の信頼度に基づいて、前記撮影光学系の焦点状態を検出
することを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項12】 請求項1記載の焦点検出装置におい
て、前記第1の電荷蓄積時間を決定する処理と前記第2
の電荷蓄積時間を決定する処理との組み合わせを、複数
の中から選択的に切り替えるスイッチ手段を設けたこと
を特徴とする焦点検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24843697A JP4140069B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 焦点検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24843697A JP4140069B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 焦点検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184224A true JPH1184224A (ja) | 1999-03-26 |
JP4140069B2 JP4140069B2 (ja) | 2008-08-27 |
Family
ID=17178107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24843697A Expired - Lifetime JP4140069B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4140069B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002014280A (ja) * | 2000-04-26 | 2002-01-18 | Nikon Corp | 焦点検出装置およびイメージセンサシステム |
JP2008123563A (ja) * | 2008-02-22 | 2008-05-29 | Casio Comput Co Ltd | コード読み取り装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24843697A patent/JP4140069B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002014280A (ja) * | 2000-04-26 | 2002-01-18 | Nikon Corp | 焦点検出装置およびイメージセンサシステム |
JP4736230B2 (ja) * | 2000-04-26 | 2011-07-27 | 株式会社ニコン | 焦点検出装置、カメラおよびイメージセンサシステム |
JP2008123563A (ja) * | 2008-02-22 | 2008-05-29 | Casio Comput Co Ltd | コード読み取り装置 |
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JP4140069B2 (ja) | 2008-08-27 |
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