JPH1183801A - 酸度測定装置 - Google Patents

酸度測定装置

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JPH1183801A
JPH1183801A JP9236769A JP23676997A JPH1183801A JP H1183801 A JPH1183801 A JP H1183801A JP 9236769 A JP9236769 A JP 9236769A JP 23676997 A JP23676997 A JP 23676997A JP H1183801 A JPH1183801 A JP H1183801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速やかに電極異常を判断してこれを測定装置
の使用者へ報知することのできる酸度測定装置を提供す
る。 【解決手段】 電解液と酸含有の被測定液とが混合され
た共存電解液が収容される測定容器と、この測定容器に
取り付けられて共存電解液に浸漬される作用電極、対極
および比較電極部と、被測定液の酸度を算出するととも
に、作用電極および比較電極部の少なくとも何れか一方
の異常を検知するコントローラ20と、検知された電極
異常を使用者に報知する表示部3とを備えた酸度測定装
置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食用油に含まれる
遊離脂肪酸、果実飲料に含まれるリンゴ酸や酒石酸、ア
ルコール飲料に含まれる酸、あるいはコーヒーの中のコ
ーヒー酸等の酸度を測定する酸度測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、食品は健康や安全面から一定の水
準以上の品質が要求されるようになってきている。中で
も食品中に含有された酸は食品の品質に大きな影響を与
えるものである。また、健康ブームからアルカリ食品の
方がよいと考えられることが多く、最近では酸度の低い
食品が専ら嗜好される傾向にある。
【0003】このように各種食品の酸度は食品の消費に
大きな影響を及ぼすが、その影響する程度や測定法は食
品によってそれぞれ異なるものである。そこで、以下、
こうした食品の代表例として食用油、ジュース等の
果実飲料、ウィスキーや酒、ワイン等のアルコール飲
料、コーヒーについて、それぞれの酸がどのようなも
ので従来どのようにして測定されていたのかを説明をす
る。
【0004】先ず、食用油に含まれる酸について説明す
る。わが国の食生活は急速に変化しつつあるが、その流
れをみると、第1にインスタント化という大きな流れが
あり、第2に手作り嗜好などに代表される多様化の流れ
があるように思われる。特にインスタント指向は時代を
映し出しているともいえるもので、多くの加工食品が増
大傾向にある。中でもフライ食品の増加は著しい。とい
うのはフライ食品は嗜好的にも好まれ、比較的腐敗を受
けにくいという性質があるからである。
【0005】しかし、このフライ食品も、温度や光の影
響を受ける環境に長時間さらすと、空気中の酸素により
油脂が自動酸化して、変敗臭が生じたり、その他品質の
劣化がもたらされる。こうした理由から食用油脂および
油脂加工品などの変敗、劣化に関して一般的に関心が高
まり、例えば、油揚げの地域食品認証制度が発足した
り、あるいは油菓子の規制が行われたりしており、また
弁当や惣菜の指導要項などでも油脂の劣化について法規
制が検討されている。
【0006】ところで、こうした油脂の傷み具合、特に
加熱された油脂の劣化度を知る方法としては、酸価、過
酸化物価、粘度、ヨウ素価などを測定するいくつかの分
析方法がある。ここで、上記したように食品の劣化に大
きな影響を与えるのが温度や湿度、光であり劣化の初期
には酸度の変化が大きいことを考慮すると、これらの中
で酸度を直接測る酸価の測定が熱劣化の判定を行うため
に適当であり、また通常これが多く用いられている。
【0007】次に、飲料水の酸について説明する。ジュ
ース等の果実飲料は原料果実を搾汁機にかけて得た汁液
であるが、果実飲料の多くは、新鮮な果実の搾汁をその
まま用いるよりも、濃縮果汁または冷凍果汁を原料とし
て製品を作る場合が多い。例えばオレンジジュースの場
合、みかんの病害果や未熟果を除去した後に、表皮を洗
浄し、これを圧搾して果肉と果汁を取り出し、さらに果
汁から果皮、じょうのう膜等を取り除いている。そして
この時点で日本農林規格に適合するように糖度や酸度な
どを調合し、その際に酸度を測定している。また、濃縮
果汁や冷凍果汁からオレンジジュースを作る場合は、濃
縮果汁や冷凍果汁に水を加えてオレンジジュースを作る
際に酸度を測定している。
【0008】続いて、アルコール飲料について説明す
る。ウィスキーや焼酎に代表される蒸留を何度も繰り返
してエタノールの収率を上げる蒸留酒、あるいは酒やワ
インに代表される素材そのものを発酵させて濾過するこ
とで得られる醸造酒、そしてその他果実酒やビール等の
発泡酒等、アルコール飲料には色々と種類があってその
製造過程もまちまちである。しかし、いずれのアルコー
ル飲料の製造においても、工程の中で製品の品質確保の
ために酸度の測定を行っている。
【0009】最後に、コーヒーの酸について説明する。
コーヒーの味を左右する酸味を与える物質は以下に述べ
るように多種類にわたるが、酸含有量がコーヒーの酸味
評価の指標として重要である。コーヒー中に含まれる酸
の代表としてはクロロゲン酸類が挙げられる。その含有
量はコーヒー豆の焙煎の過程でも変動する。その他に
も、コーヒーの酸味に関与する物質は、コーヒー酸、キ
ナ酸、更にはクエン酸など多くの化合物がある。そし
て、それぞれの酸の含有量は微量でありながら、微妙な
バランスとその総量が酸味の決め手になっていると考え
られる。
【0010】このように各種の食品において、その製造
工程上でそれぞれの酸度を測定することが行われている
が、その測定方法には様々なものがある。
【0011】従来の酸測定方法の一例としては、基準油
脂分析法、日本農林規格、JIS、日本薬局方油脂試験
法、衛生試験法飲食物試験法、上水試験方法などで定め
られた方法があるが、いずれも測定の基本はフェノール
フタレインを指示薬とした中和滴定法である。そこで、
この中和滴定方法を説明するため、上水試験方法と基準
油脂分析法で規定されている中和滴定法を以下説明す
る。
【0012】上水試験方法での酸度は、試料1リットル
中に含まれている炭酸カルシウムに酸を換算したときの
mg数として定義される。具体的には試験水100mL
を採り、これにフェノールフタレイン指示薬を約0.2
mL加え、さらに0.02モル/Lの水酸化ナトリウム
溶液を加える。そして、密栓して軽く揺り動かし、紅色
が消えたならば、さらに微紅色が消えずに残るまで滴定
を続けたときを中和の終点としその水酸化ナトリウムの
mL数aを求める。そのときの酸度は酸度(炭酸カルシ
ウム換算mg/L)=10aで与えられる。
【0013】次に基準油脂分析法で規定されている中和
滴定法を説明する。基準油脂分析法での酸度の定義は、
試料1g中に含まれている遊離脂肪酸を中和するに要す
る水酸化カリウムのmg数をいう。液体試料の場合、試
料をその推定酸度(例えば酸度1以下は20gを採取、
酸度1を越えて4以下は10gを採取、酸度が4を越え
て15以下は2.5gを採取)に応じて採取して三角フ
ラスコに正しく計り取る。これに中性溶剤100mLを
加え、試料が完全に溶けるまで充分に振る。但し、ここ
でいう中性溶剤とはエチルエーテル、エタノール1:1
の混合溶剤100mLにフエノールフタレイン指示薬約
0.3mLを加え、使用直前に1/10規定(N)水酸
化カリウム−エタノール溶液で中和したものである。
【0014】固体試料の場合は水浴上で加温溶融したの
ち溶剤を加えて溶解する。これを、1/10規定(N)
水酸化カリウム−エタノール標準液で滴定し、指示薬の
色変化が30秒続いたときを中和の終点と定める。そし
てこのときの水酸化カリウムのmg数を計算するもので
ある。
【0015】ところで、脂肪酸の測定については、この
ような中和滴定法によらず、ボルタンメトリーによって
酸度を測定する方法がある。
【0016】これは特開平5−264503号公報で開
示されたもので、遊離脂肪酸とナフトキノン誘導体が共
存する測定電解液を電位規制法によるボルタンメトリー
によって測定するものである。ナフトキノン誘導体の還
元前置波の電流値の大きさが、蟻酸のような低級脂肪酸
からオレイン酸やリノール酸のような高級脂肪酸まで全
ての脂肪酸について、遊離脂肪酸の濃度に比例し、各脂
肪酸の電流値を重ね合わせた値が脂肪酸の総濃度に対応
することを利用している。すなわち、ナフトキノン誘導
体の還元前置波の電流値の大きさを測ることにより酸濃
度を測定するものである。
【0017】この方法で測定したデータを図10に示
す。ここで、図10は従来のナフトキノン誘導体が共存
する測定電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電
流−電位の関係を示すグラフである。
【0018】図10において、横軸は比較電極に銀−塩
化銀、作用電極にφ3のグラッシーカーボンを用いたと
きの比較電極に対する作用電極の電位(以下、「電極電
位」という。)を、縦軸はこのとき対極に流れる電流値
をそれぞれ示す。但し、電流値は作用電極の表面積の大
きさや粗さ、酸の濃度といった条件によって変わるもの
である。これに対して横軸の電圧値は酸の濃度によって
若干の変動はあるものの、無視できる程度のものであ
る。
【0019】図10において、Aが酸濃度に比例した還
元前置波を示すプレピークであり、Dがナフトキノン誘
導体の本ピークである。
【0020】ところで、特開平5−264503号公報
で開示された技術を用いて酸度を測定する場合、一般的
にポテンショスタット等によるボルタンメトリー制御が
必要となってくる。
【0021】ここで、ポテンショスタットの動作原理を
図11を用いて説明する。図11はポテンショスタット
の概略的な回路図である。
【0022】図11において、オペアンプ32の非反転
入力端子であるプラス端子には掃引電圧設定電源31
が、反転入力端子であるマイナス端子には比較電極接続
端子R’がそれぞれ接続されている。また、出力端子に
は対極接続端子C’が接続されている。オペアンプ32
の出力端子と対極接続端子C’との間には抵抗29が設
けられており、この抵抗29の両端には電圧増幅回路3
0が接続されている。なお、作用電極接続端子W’は接
地電位とされている。
【0023】このようなポテンショスタットにより電極
電位を掃引し、その時の対極に流れる電流I1を測定し
ようとする場合、まず掃引電圧設定電源31を所定の電
圧V1に設定する。すると、オペアンプ32から構成さ
れたフィードバック回路によって、電圧V1=比較電極
電圧V2となるよう対極接続端子C’に電圧が印加され
る。そして、対極に流れる電流I1は抵抗29によって
電圧V3に変換され、さらに電圧増幅回路30により増
幅されて電圧V4として出力される。この電圧V4をプロ
ッタ等に記録して、電極電位と対極電流I1の相対グラ
フを完成させるものである。
【0024】ここで、従来の酸度測定装置において、作
用電極には円筒形のカーボン材が使用されている。この
作用電極の表面状態は測定結果に大きく影響を及ぼすも
のであり、たとえば、過電位掃引により作用電極表面の
電解重合や測定溶液による作用表面への付着物生成が起
きると、ボルタンメトリーした場合の電流波形が乱れ
て、酸度の誤測定もしくは測定が不能といった問題が発
生する。
【0025】また、比較電極部は電極と緩衝溶液と液絡
部から構成され、電極は銀に塩化銀が被覆されて緩衝溶
液に浸漬されており、液絡部を介して測定溶液と接触さ
れている。このような比較電極部を長期間使用すると、
緩衝溶液の減少や電極の被覆材の欠落、あるいは液絡部
の目詰まり等が起き、作用電極の場合と同様に、誤測定
もしくは測定不能といった問題が発生する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の酸度測定装置は中和滴定法を用いて酸度を測定し
ており、フェノールフタレイン指示薬による色変化を判
断してこれを滴定の終点としているために、測定者によ
って終点の判断がまちまちになって、酸度が客観的に決
定されないことがあった。
【0027】そして、基準油脂分析法の脂肪酸の中和滴
定法によると、中性溶剤としてエーテルとエタノールの
混合溶液を用いており、エーテルの沸点が34.6℃と
引火しやすいためにその取り扱いが難しい。しかも、例
えば揚げ物を大量に揚げた油のように試料の色が濃い場
合や、ジュース、ワイン等のように素材そのものに色が
付いている場合には、滴定終点付近におけるフェノール
フタレインの色の変化を的確に把握することができず、
終点を読み間違えて測定値がバラつくという問題があっ
た。さらに、試料の量が数十g、中性溶剤が100mL
必要で1回の測定に大量の試料が必要となるため、測定
数の増加が負担になるという問題もあった。
【0028】また、特開平5−264503号公報で開
示されたポテンショスタットを使用して測定する技術で
は、ポテンショスタットの取り扱いが容易でなく、専門
知識も必要となるため、酸度測定に至るまでに時間がか
かる。さらに、回路構成においても、W端子の電圧が0
Vで固定されているため、C端子の電圧をプラスとマイ
ナスに印加できるようにシステム全体の電源としてプラ
スとマイナスの両電源を用いる必要があり、広範囲出力
機能を有するアナログ電圧出力回路等を備えなければな
らないという問題があった。
【0029】さらに、電流波形が乱れて酸度の算出がで
きなくなった場合、電極の異常、測定系の故障、接点不
良等様々な要因が考えられるが、従来においては、その
原因を特定する作業に時間を要していた。それは、ほぼ
全ての要因が目視で確認できない為に経験を必要とした
からである。例えば、前述した電極の問題に関しても、
目視で確認できる項目は数限られており、ボルタンメト
リーしてポテンショスタットから出力された電流値のデ
ータをプロッタ等に記録し、その電流波形を詳しく確認
することで初めて電極の異常が発見できるものが殆どで
あった。
【0030】ここで、電流波形から電極異常を判断する
技術はある程度の経験が必要であり、加えて測定系の故
障に起因する電流波形の乱れも考えられるので、当該技
術により電極の異常を発見するのは容易ではなかった。
【0031】そして、電流波形により異常を判断できな
かった場合、誤測定の可能性もある。
【0032】そこで、本発明は、簡単な構成で速やかに
電極異常を判断してこれを測定装置の使用者へ報知する
ことのできる酸度測定装置を提供することを目的とす
る。
【0033】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の酸度測定装置は、電解液と酸含有の被測定
液とが混合された共存電解液が収容される測定容器と、
この測定容器に取り付けられて共存電解液に浸漬される
作用電極、対極および比較電極部と、被測定液の酸度を
算出するとともに、作用電極および比較電極部の少なく
とも何れか一方の異常を検知する制御部と、検知された
電極異常を使用者に報知する報知手段とを備えたもので
ある。
【0034】これにより、簡単な構成で速やかに電極異
常を判断してこれを測定装置の使用者へ報知することが
できる。
【0035】この酸度測定装置において、制御部は、対
極に電圧を印加していない状態における電極電位掃引前
後の比較電極部の電位が所定の理論値と異なる場合に、
これを比較電極部の異常として検知することができる。
また、極電位掃引中における比較電極部または対極の電
位が制御部から出力される掃引パターンと異なる場合
に、これを作用電極の異常として検知することができ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電解液と酸含有の被測定液とが混合された共存電解
液が収容される測定容器と、この測定容器に取り付けら
れて共存電解液に浸漬される作用電極、対極および比較
電極部と、被測定液の酸度を算出するとともに、作用電
極および比較電極部の少なくとも何れか一方の異常を検
知する制御部と、検知された電極異常を使用者に報知す
る報知手段とを備えた酸度測定装置であり、電極異常の
ままで酸度測定を行なおうとした場合や酸度測定が不可
能となった場合に、電極異常を検知する制御部と異常を
知らせる報知手段とにより、簡単な構成で速やかに電極
異常を判断してこれを測定装置の使用者へ報知すること
ができるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、制御部が、対極に電圧を印加し
ていない状態における電極電位掃引前後の比較電極部の
電位が所定の理論値と異なる場合に、これを比較電極部
の異常として検知する酸度測定装置であり、電極被膜の
欠落等による異常が自動的に判定されて使用者に報知さ
れるため、酸度の誤測定が防止されて高精度の酸度測定
が可能になるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、制御部が、電極電位掃
引中における比較電極部または対極の電位が制御部から
出力される掃引パターンと異なる場合に、これを作用電
極の異常として検知する酸度測定装置であり、電極表面
への付着物生成等による作用電極の異常が自動的に判定
されて使用者に報知されるため、酸度測定が不可能にな
った場合に速やかに対応することができ、効率よく高精
度の酸度測定をすることができるという作用を有する。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図9を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0040】図1は本発明の一実施の形態における酸度
測定装置を示す外観斜視図、図2は図1の酸度測定装置
において上蓋を開放した状態を示す外観斜視図、図3は
図1の酸度測定装置における測定容器を示す断面図、図
4はベンゾキノン誘導体を混合した共存電解液のボルタ
ンメトリーによる酸度測定の電流−電位の関係を示すグ
ラフ、図5は酸度測定装置の酸度と還元電流との関係を
示すグラフ、図6は図1の酸度測定装置の制御系を示す
ブロック図、図7は比較電極の正常時と異常時とにおけ
る電圧波形を示すグラフ、図8は作用電極が正常な場合
における比較電極の電圧波形を示すグラフ、図9は作用
電極が異常な場合における比較電極の電圧波形を示すグ
ラフである。
【0041】図1において、酸度測定装置Aの本体部7
には、測定容器8(図2)のセットされる内部空間を覆
う上蓋1が取り付けられている。この上蓋1に隣接し
て、上蓋1のロックを開放するための開放ボタン2が設
けられている。また、本体部7には、測定酸度を表示す
るとともに電極の異常を報知する表示部3が設けられ、
表示部3は例えばLCDである。さらに、酸度の大きさ
によって領域を切り替えるための切り替えボタン4、測
定を開始するためのスタート・ストップボタン5および
本装置の電源をON,OFFする電源ボタン6が配列さ
れている。そして、図1に示す開放ボタン2を押すと、
図2に示すように上蓋1が開放され、セットされた測定
容器8が露出される。なお、測定容器8は着脱自在にな
っている。
【0042】図3に示すように、測定容器8の容器カバ
ー15には、対極11、作用電極9および比較電極部1
2が取り付けられている。また、容器カバー15が取り
付けられた溶液収容部14には、キノン誘導体,有機溶
媒,電解質および被測定液が混合された共存電解液13
が収容されている。キノン誘導体としては、オルトベン
ゾキノン誘導体もしくはパラベンゾキノン誘導体が望ま
しい。これらのキノン誘導体によれば、ボルタンメトリ
ー電流波形のプレピーク値が溶存酸素の還元電流波形か
らシフトして出現し、溶存酸素の還元の影響を断つこと
ができるものである。そして、容器カバー15を溶液収
容部14に装着することにより、対極11、作用電極
9、比較電極部12の一方端は外部に突出され、他方端
は共存電解液13に浸漬される。ここで、側面がフラン
樹脂10に被覆された作用電極9の材料としては、炭素
もしくはグラッシーカーボンと呼ばれるガラス状炭素
や、PFCと呼ばれるプラスチックフォームを1000
℃〜2000℃で焼結した炭素が適当である。また、対
極11の材料としては、共存電解液13中でも腐食せず
化学的に安定な白金、黒鉛、金が望ましいが、腐食しな
いステンレス、アルミニウム及び白金含有合金等であっ
てもよい。なお、図1および図2に図示はしないが、対
極11、作用電極9、比較電極部12の電極と後述する
制御回路とを接続するコネクタが本体部7に設けられて
いる。
【0043】比較電極部12は、図3に示すように、た
とえばガラスからなる容器16と、この容器16から突
出した比較電極17と、容器16内に収容された緩衝溶
液18と、容器16の底面に設けられた液絡部19とか
ら構成されている。
【0044】ここで、比較電極17の材料としては銀−
塩化銀が望ましいが、飽和カロメル、飽和塩化カロメ
ル、銀−銀イオン、水銀−飽和硫酸水銀、銅−飽和硫酸
銅でもよい。なお、例えば銀−塩化銀などの表示は、銀
からなる比較電極17の表面を塩化銀で被覆しているこ
とを示す。
【0045】なお、比較電極17の材料により、比較電
極17と作用電極9間に発生する自然電位が異なる。こ
れは、標準水素電極に対する電極電位が異なるためであ
り、例えば、比較電極17に銀―塩化銀を使用した場合
と銀―銀イオンを使用した場合とでは、600mV弱の
相違となる。本実施の形態では比較電極17に銀−塩化
銀を使用しており、比較電極17に対する作用電極9の
自然電位は+300〜+500mVとなる。
【0046】緩衝溶液18の材料としては、塩化銀、塩
化ナトリウム、塩化リチウム等の塩素化合物、アセトニ
トリル、硫酸銅その他の比較電極17の酸化還元反応に
おいて緩衝作用を示す溶液が適当である。
【0047】また、液絡部19は緩衝溶液18と共存電
解液13との間に位置され、これらの溶液の通過を極力
抑制するとともに電子もしくはイオンは通過させる作用
を有するものであり、多孔質のセラミックスや多孔質の
バイコールガラス等から構成されている。
【0048】続いて、溶液収容部14に収容される共存
電解液13について説明する。本実施の形態では、電解
質として過塩素酸リチウムが使用されている。本実施の
形態の共存電解液13は、溶媒としてエタノール65%
にイソオクタン35%を混合して10mLとし、オルト
ベンゾキノン10mM、過塩素酸リチウム50mMを溶
融したもので、この溶媒に被測定液を混合して測定を行
う。
【0049】ここで、本発明の実施の形態では、前述の
ように、共存電解液13にはオルトベンゾキノン誘導体
もしくはパラベンゾキノン誘導体が混合されいる。
【0050】そこで、次に、このようなベンゾキノン誘
導体が共存する電解液のボルタンメトリーによる酸度測
定について説明する。
【0051】図4において、横軸は比較電極に銀−塩化
銀、作用電極にφ2のプラスチックフォームカーボンを
用いたときの比較電極に対する作用電極の電位および時
間経過であり、縦軸はこのとき対極に流れる電流値であ
る。ここで、電流値は作用電極の表面積の大きさや酸の
濃度といった条件によって変わるものであるが、横軸の
電圧値は酸の濃度によって若干変動はあるものの無視で
きる程度のものである。なお、実線がベンゾキノン誘導
体のボルタンメトリー電流波形であり、破線が溶存酸素
の還元波形を示すものである。
【0052】図4に示すように、ベンゼン環に側鎖をも
つベンゾキノン誘導体のボルタンメトリー電流波形は、
溶存酸素の還元波形が出現する領域から大きくシフトし
て出現している。図4によれば、プレピーク波形は0m
V付近から正電位側にかけて存在し、溶存酸素の還元波
形が存在する負電位側から約400mVの幅でシフトさ
れている。
【0053】図5において、横軸は被測定液の酸度であ
り、縦軸は図4に示すプレピークの電流値である。図示
するように、プレピーク値を与える電流値と被測定液に
混入した酸の酸度とは比例関係にある。
【0054】本実施の形態の酸度測定装置Aの操作方法
について説明する。先ず、前述した溶媒10mLに対し
て、被測定液である劣化油を0.5g混合して攪拌し、
これを溶液収容部14に収容する。次いで、対極11、
作用電極9、比較電極部12を有する容器カバー15を
溶液収容部14に取り付ける。このようにして測定容器
8の準備が終わったならば、測定容器8を酸度測定装置
A内にセットして上蓋1を閉じ、測定可能状態とする。
【0055】そして、電源ボタン6を押して電源を入
れ、スタート・ストップボタン5を押して測定を開始す
る。すると、表示部3により測定の残り時間がたとえば
秒単位で表示され、“0”になったところで酸度が表示
され、一連の酸度測定操作が終了する。
【0056】しかしながら、電極に異常がある場合に
は、スタート・ストップボタン5を押したところで作用
電極9もしくは比較電極部12の異常報知手段である表
示部3によりその旨が表示される。ここで、電極異常を
報知する報知手段としては、ブザー等の音源を使用して
もよい。また、本実施の形態においては、測定された酸
度の値の報知手段と電極異常の報知手段とは同一となっ
ているが、それぞれ別体となっていてもよい。
【0057】電極の異常が報知された場合、測定装置の
使用者は、すみやかに表示に沿った電極を交換し、再度
測定を開始することになる。
【0058】次に、本実施の形態の酸度測定装置Aの動
作について説明する。酸度測定動作は、電極電位を+5
00mV〜−300mVの範囲で3〜10mV/sの速
度で掃引し、そのとき対極11に流れる電流波形から酸
度を算出するものである。ここで、+500mV〜−3
00mVの範囲というのは、上述した溶存酸素の影響の
あまりない領域であって電流のプレピーク値を正確に測
定できる領域である。そして、掃引速度3〜10mV/
sで所定の電位差を掃引すると、図4に示すような安定
したボルタンメトリー電流波形を得ることができる。
【0059】このとき、掃引速度を10mV/s以上に
すると、電極が反応する速度よりも電位を掃引する速度
の方が速いために、安定した電流波形が得られない。ま
た、逆に掃引速度を3mV/s未満にすると、電極表面
での反応が過剰に起こってしまい安定した電位が得られ
ない。従って、電位の掃引速度は3〜10mV/sとな
るようにする必要がある。
【0060】そして、このような掃引を行うことで、酸
の還元電流のピークが0mV付近の電位で出現する。こ
れがプレピークであり、この電位は酸の濃度が上がると
負側へシフトしていく。しかしシフトがあっても+50
0mV〜−300mVの範囲に設定しておけば、どのよ
うな濃度の酸度であっても測定することができる。
【0061】次に、上記の動作を実行する本実施の形態
の酸度測定装置Aの制御系について説明する。
【0062】図6に示すように、マイクロコンピュータ
等から構成されて酸度算出および電極の異常判定が行わ
れるコントローラ(制御部)20には、図1に示す電源
スイッチ5やスタート・ストップボタン6からなる操作
部25、および測定結果を表示したり電極異常を報知す
る表示部(報知手段)26が接続されている。また、コ
ントローラ20には、比較電極の電位を検知する電圧検
知部28、およびコントローラ20から出力された所定
の信号により対極電圧制御回路21へ電圧値E 2を出力
するD/Aコンバータ22が接続されている。比較電極
の電圧値を監視して対極の電圧を制御するために、対極
電圧制御回路21の入力端子には比較電極に接続された
比較電極接続端子Rが、また、出力端子には対極に接続
された対極接続端子Cがそれぞれ接続されている。
【0063】対極電圧制御回路21と対極接続端子Cと
の間には抵抗27が設けられており、この抵抗27の両
端には抵抗27間の電圧値を測定してこれを増幅する電
圧増幅回路23が接続されている。そして、電圧増幅回
路23の出力端子がコントローラ20に接続されてお
り、コントローラ20では、電圧増幅回路23からの電
圧値をもとに酸度が算出される。なお、作用電極に接続
された作用電極接続端子Wには、作用電極に電力を供給
するための電源24が接続されている。
【0064】このような制御系によれば、操作部25の
電源ボタン6(図1)が押下されるとコントローラ20
へ信号が送られて表示部26が駆動される。次に、操作
部25のスタートストップボタン5(図1)が押下され
ると、コントローラ20からD/Aコンバータ22へ所
定の比較電極電圧設定値のデジタル信号が送られる。
【0065】このデジタル信号はD/Aコンバータ22
によりアナログ信号に変換され、対極電圧制御回路21
へE2(V)なる電圧が出力される。対極電圧制御回路
21では、D/Aコンバータ22から入力された電圧値
2と比較電極接続端子Rの電圧値E3とが比較され、E
2=E3となるよう電圧が対極端子Cに印加される。この
時、比較電極接続端子Rの電圧値E3は電圧検知部28
を介してコントローラ20にも送られる。そして、コン
トローラ20において、電圧検知部28から入力された
信号を基に電極の異常が判定される。なお、判定方法は
後述する。
【0066】以上の構成により、コントローラ20から
D/Aコンバータ22へ送る比較電極電圧設定値を変化
させていくことで電極電位の掃引が行なわれる。
【0067】また、電極電位の掃引により対極接続端子
Cと作用電極接続端子W間に流れる電流Iaは抵抗27
によって電圧Eaに変換される。ここで、変換された電
圧Eaは電圧増幅回路23により増幅されて電圧Ebとし
てコントローラ20に入力される。コントローラ20に
おいて電圧Ebから電流Iaの経時変化を読み取られ、図
4に示すプレピーク値Ipが判断されて酸度θが算出さ
れる。
【0068】次に、酸度の算出手順について説明する。
図5に示すように、プレピーク値Ipと、被測定液に混
入した酸の酸度θとは比例関係にある。すなわち 酸度θ=電流値Ip×常数K+常数B なる関係がある。そこで、予め酸度が分かっている標準
試薬を2検体以上測定することで得られた比例常数K,
Bをコントローラ20内に記憶しておけば、任意の酸度
を測定する場合、コントローラ20によって測定された
電流値Ipを上式に代入することにより酸度θが求めら
れるものである。
【0069】ここで、電極の異常が発生した場合の判定
手順について、比較電極、作用電極の順に説明する。
【0070】比較電極部の異常が発生した場合には、比
較電極の自然電位が正常な場合と異なる。そこで、対極
に電圧を印加していない場合の比較電極接続端子Rの電
圧値を電圧検知部28で読み取ることによって比較電極
の異常を判定できることになる。
【0071】図7において、正常時と異常時との比較電
極の自然電位の違いを説明する。図7は作用電極の電圧
を1000mVとし、電極電位を+500mVから−3
00mVまで掃引した場合の比較電極の電圧変化を示し
たものである。実線は比較電極が正常な場合の波形であ
り、破線は比較電極の被膜材料である塩化銀が脱落した
場合の波形である。図7から分かるように、両者の間に
は掃引の前後で大きな差が生じている。つまり、正常な
場合には、比較電極の電圧は600〜700mVに収束
するのに対して、比較電極の被膜材料である塩化銀が脱
落した異常な場合には、500mVを下回る値に収束し
ている。また、緩衝溶液が不足した場合は比較電極の電
圧がいずれの値にも安定することがない。このように、
対極に電圧を印加していない状態で、比較電極電圧の収
束値が所定の範囲に収まるか否かを確認することで比較
電極部の異常が判定できる。
【0072】これに対し、作用電極の異常が発生した場
合には、掃引時の比較電極もしくは対極の電圧値を読み
取ることで電極異常の判定ができる。これは、作用電極
の異常が発生すると、作用電極に流れる電流値が降下も
しくは遮断され、電極電位の掃引が制御不可能になるか
らである。
【0073】ここで、実際に電極電位の掃引を行なおう
とした場合の電圧波形を図8および図9に示す。
【0074】図8、図9において実線がコントローラ2
0から出力される比較電極電圧の設定値であり、破線が
電圧検知部28からコントローラ20へデジタル信号と
して送られる比較電極電圧の実際値である。また、図8
は作用電極が正常な場合、図9は作用電極に異常が発生
した場合のグラフである。
【0075】図8に示すように、作用電極が正常な場合
には、比較電極電圧の設定値と実際値が近似線を描いて
いる。これに対して、図9に示す作用電極に異常が発生
した場合には、比較電極電圧は設定値とは関係なく実際
値が乱れている。
【0076】そこで、比較電極の電圧設定値と実際値と
を比較することで、作用電極の異常が判断できる。ま
た、比較電極の実際の電圧が制御できないときには対極
の電圧波形も乱れているので、対極の電圧値を測定し
て、その変化量が大きい場合や実際の電圧値が所定の範
囲を超えている場合に、これを作用電極の異常として判
定することもできる。
【0077】なお、本実施の形態においては、比較電極
部および作用電極の異常が検知されることとされている
が、何れか一方の異常だけを検知するようにしてもよ
い。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電極異
常のままで酸度測定を行なおうとした場合や酸度測定が
不可能となった場合に、電極異常を検知する制御部と異
常を知らせる報知手段とにより、簡単な構成で速やかに
電極異常を判断してこれを測定装置の使用者へ報知する
ことができるという有効な効果が得られる。
【0079】これにより、誤測定の防止と効率的な酸度
測定を実現することのできる高精度の酸度測定装置を得
ることができるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における酸度測定装置を
示す外観斜視図
【図2】図1の酸度測定装置において上蓋を開放した状
態を示す外観斜視図
【図3】図1の酸度測定装置における測定容器を示す断
面図
【図4】ベンゾキノン誘導体を混合した共存電解液のボ
ルタンメトリーによる酸度測定の電流−電位の関係を示
すグラフ
【図5】酸度測定装置の酸度と還元電流との関係を示す
グラフ
【図6】図1の酸度測定装置の制御系を示すブロック図
【図7】比較電極の正常時と異常時とにおける電圧波形
を示すグラフ
【図8】作用電極が正常な場合における比較電極の電圧
波形を示すグラフ
【図9】作用電極が異常な場合における比較電極の電圧
波形を示すグラフ
【図10】従来のナフトキノン誘導体が共存する測定電
解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電位の
関係を示すグラフ
【図11】ポテンショスタットの概略的な回路図
【符号の説明】
3 表示部(報知手段) 8 測定容器 9 作用電極 11 対極 12 比較電極部 13 共存電解液 20 コントローラ(制御部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解液と酸含有の被測定液とが混合された
    共存電解液が収容される測定容器と、 前記測定容器に取り付けられて前記共存電解液に浸漬さ
    れる作用電極、対極および比較電極部と、 前記被測定液の酸度を算出するとともに、前記作用電極
    および前記比較電極部の少なくとも何れか一方の異常を
    検知する制御部と、 検知された電極異常を使用者に報知する報知手段とを備
    えたことを特徴とする酸度測定装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記対極に電圧を印加して
    いない状態における電極電位掃引前後の前記比較電極部
    の電位が所定の理論値と異なる場合に、これを前記比較
    電極部の異常として検知することを特徴とする請求項1
    記載の酸度測定装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、電極電位掃引中における前
    記比較電極部または前記対極の電位が前記制御部から出
    力される掃引パターンと異なる場合に、これを前記作用
    電極の異常として検知することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の酸度測定装置。
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