JPH1183587A - 発熱抵抗体式空気流量測定装置及びそのシール方法 - Google Patents

発熱抵抗体式空気流量測定装置及びそのシール方法

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JPH1183587A
JPH1183587A JP9248147A JP24814797A JPH1183587A JP H1183587 A JPH1183587 A JP H1183587A JP 9248147 A JP9248147 A JP 9248147A JP 24814797 A JP24814797 A JP 24814797A JP H1183587 A JPH1183587 A JP H1183587A
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JP
Japan
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air flow
measuring device
heating resistor
flow measuring
type air
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JP9248147A
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English (en)
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Tsutomu Kawasaki
勉 川崎
Chihiro Kobayashi
千尋 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発熱抵抗体式空気流量測定装置の構成部品の接
合を行う際に用いられる接着剤にシリコン等による弾力
性のある材料を使い、その一部を露出させて吸気系構成
構成部品とのシールを行うことにより、従来用いていた
Oリング等のシール材を廃止し発熱抵抗体式空気流量測
定装置の低コスト化を図る。 【解決手段】発熱抵抗体式空気流量測定装置の構成部品
の接合を行う際に用いられる接着剤にシリコン等の弾力
性のある材料を使い、その一部を露出させて吸気系構成
部品とのシールを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば熱線等を使
って熱線から空気への放熱量を使い内燃機関に用いられ
る空気流量を測定する発熱抵抗体式空気流量測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に用いられる発熱抵抗体式空気
流量測定装置の構造は、例えば特開平8−201133 号公報
のような構造が公知の技術である。
【0003】発熱抵抗体式空気流量測定装置は、吸気官
を流れる吸入空気流量を高精度に計測するため、装着時
に空気もれの無いようにOリング等のシール材を用いる
ことが必要である。また、発熱抵抗体式空気流量測定装
置は諸性能の改善及びセンシングの保護のため副空気通
路を必要とし、これはモジュール構成部材と接着等によ
り接合する構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車は、高精度なエ
ンジン制御のため電子燃料噴射システム化が主流とな
り、安全性やその他の付加価値を高めるために数多くの
部品から成り立っており、年々その部品点数は増加して
いる。このためユーザが以前と同じ様なコストの車を購
入するためには、部品単品の低コスト化が必須となって
いる。
【0005】このため本発明においては、吸気系の一部
品である発熱抵抗体式空気流量測定装置の部品点数を削
減し、低価格化を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては従来技術に示したOリングと接着
剤とを兼ねる構造とした。具体的には副空気通路とモジ
ュール構成部品との接着に、例えば弾力性のあるシリコ
ン接着剤を用いその接着剤の一部を外部に露出させて、
発熱抵抗体式空気流量測定装置が装着される吸気系構成
部品とのシールを行うこととしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下の図面に従
い詳細に説明する。
【0008】まず最初に、発熱抵抗体式空気流量測定装
置の動作原理について説明する。
【0009】図2は発熱抵抗体式空気流量測定装置の概
略構成回路図である。発熱抵抗体式空気流量測定装置の
駆動回路は大きく分けてブリッジ回路とフィードバック
回路から成り立っている。吸入空気流量測定を行うため
の発熱抵抗体3(RH)、吸入空気温度を補償するため
の、感温抵抗体4(RC)及びR10,R11でブリッ
ジ回路を構成し、オペアンプOP1を使いフィードバッ
クをかけながら発熱抵抗体3(RH)と感温抵抗体4
(RC)の間に一定温度差を保つように発熱抵抗体3
(RH)と加熱電流Ihを流して空気流量に応じた出力
信号V2を出力する。つまり流速の速い場合には発熱抵
抗体3(RH)から奪われる熱量が多いため加熱電流I
hを多く流す。これに対して流速の遅い場合には発熱抵
抗体3(RH)から奪われる熱量が少ないため加熱電流も
少ない。発熱抵抗体式空気流量測定装置は、この加熱電
流を電圧にしてエンジンコントロールユニットへ空気流
量信号として出力する働きを持っている。
【0010】次に図1は、本発明の一実施例の発熱抵抗
体式空気流量測定装置を具体的な構造を断面で表した図
である。
【0011】発熱抵抗体式空気流量測定装置の構成部品
としては、駆動回路を構成する回路基板2を内設するハ
ウジング部材1,カバー部材52,副空気通路部材11
等があり、副空気通路部材11の中には空気流量検出の
ための発熱抵抗体3,吸入空気温度を補償するための感
温抵抗体4が導電性部材より構成された支持体5を介し
て回路基板2と電気的に接続されるように配置されてい
る。このためカバー部材52,ハウジング部材1,発熱
抵抗体3,感温抵抗体4及びこれらを支持する支持体
5,副空気通路部材10等が一体のモジュール化され、
このモジュールを吸気系に取り付けるだけで、発熱抵抗
体式空気流量測定装置として機能するように構成されて
いる。
【0012】副空気通路構成部材10は、ハウジング部
材1に接着剤30を使い接着固定されており、その接着
剤30の一部がハウジング構成部材10とハウジング部
材1の間で凸状に露出するように塗布され、主空気通路
構成部材53の挿入穴部突起53bとシールするように
固定される。また、ハウジング部材1と主空気通路構成
部材53との機械的固定はネジ54を使い行われるが、
その際、ネジ締め付け方向にシール部が押し付けられる
ため十分なシール性を得ることができる。
【0013】接着剤30の材料としては、シール性を考
慮すると弾性力のある例えばゴム系、あるいはシリコン
系の接着剤が望まれる。特にシリコン系の接着剤におい
ては現在接着前が液状で接着後硬化しゴム状のシール材
となるものも市販されており、このような材料を用いれ
ば前記した接着剤とシール材とを兼ねることも十分可能
である。しかしエンジンルーム内での使用を考慮する
と、シリコン材は一般的に耐ガソリン性,ゴム材は温度
変化による耐劣化性が各々懸念されるため、使用に応じ
た構造上の工夫が必要である。
【0014】次に吸気系の主空気通路の一部を発熱抵抗
体式空気流量測定装置と一体にエアクリーナ等へ取り付
ける際のシール構造に本発明を応用した例について、図
3を使い説明する。
【0015】まず発熱抵抗体式空気流量測定装置は、図
1で説明したようにカバー部材52,ハウジング部材
1,副空気通路構成部材10,発熱抵抗体3,感温抵抗
体4等が一体化されたモジュールを吸気主空気通路の一
部と構成するボディ部材56に挿入して構成される。エ
アクリーナは、ダーティサイドケース42とクリーンサ
イドケース41の間に塵を取り除くためのフィルタ部材
43がはさまれるように構成されている。クリーンサイ
ドケース41の出口部には、ベルマウス状の整流体32
が配置され、整流体32とクリーンサイドケース41の
接合には図1で説明した接着剤31で接着により固定さ
れ、その一部が凸状に露出している。
【0016】発熱抵抗体式空気流量測定装置のボディ部
材56とクリーンサイドケース41の固定には、ネジ5
4Cを用いて、固定すると同時に接着剤31によりシー
ルを行う。本例に示したように、本発明においてはエア
クリーナ等の吸気系構成部材と発熱抵抗体式空気流量測
定装置のボディ部材等とのシールも簡単に行うことがで
きる。
【0017】最後に図4を使い電気燃料噴射方式の内燃
機関に本発明を適用した一実施例を示す。エアクリーナ
68から吸入された吸入空気67は、発熱抵抗体式空気
流量測定装置のボディ部材56,吸入ダクト55,スロ
ットルボディ58及び燃料が供給されるインジェクタ6
0を備えたインテークマニホールド59を経て、エンジ
ンシリンダ62に吸入される。一方、エンジンシリンダ
で発生したガス63は排気マニホールド64を経て排出
される。
【0018】発熱抵抗体式空気流量測定装置のカバー部
材52に設けられた測定モジュールから出力される空気
流量信号,温度センサからの吸入空気信号,スロットル
角度センサ57から出力されるスロットル角度信号,排
気マニホールド64に設けた酸素濃度計65から出力さ
れる信号及びエンジン回転速度計61から出力されるエ
ンジン回転速度信号等、これらをコントロールユニット
66で逐次演算して最適な燃料噴射量とアイドルコント
ロールバルブ開度を求め、その値を使って前記インジェ
クタ60及びアイドルコントロールバルブ56を制御す
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、内燃機関に用いられる
空気流量を測定する発熱抵抗体式空気流量測定装置の低
コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の発熱抵抗体式空気流量
測定装置を示す断面図。
【図2】図1の発熱抵抗体式空気流量測定装置を示す回
路構成図。
【図3】本発明による他の実施例の発熱抵抗体式空気流
量測定装置を示す断面図。
【図4】内燃機関の燃料噴射システムを示す図。
【符号の説明】
1…ハウジング部材、2…回路基板、3(RH)…発熱
抵抗体、4(RC)…感温抵抗体、5…支持体、10…
副空気通路構成部材、20…主空気通路構成部材、22
…主空気通路、23…順方向空気流れ、30,31…接
着剤、32…整流体、33…モジュール、41…エアク
リーナクリーンサイド、41a…吸気管構成部材、42
…エアクリーナダーティサイド、43…エアフィルタエ
レメント、52…カバー部材、53…主空気通路構成部
材、53b…突起、54…ネジ、55…ダクト、57…
スロットル角度センサ、58…スロットルボディ、59
…吸気マニホールド、 60…インジェクタ、61…回
転速度計、62…エンジンシリンダ、63…排気ガス、
64…排気マニホールド、65…酸素濃度計、66…コ
ントロールユニット、67…吸入空気、68…エアクリ
ーナ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸入管路に配置され、発熱抵抗
    体と感温抵抗体等を有する計測部と、発熱抵抗体の放熱
    量を基に空気流量信号を出力する回路部を一体化した発
    熱抵抗体式空気流量測定装置において、発熱抵抗体式空
    気流量測定装置構成部品の接合に用いる接着剤に軟質な
    接着剤を用い、この接着剤の一部を露出させ硬化した後
    にゴム状に維持して、発熱抵抗体式空気流量測定装置が
    挿入される吸気系構成部材とのシールを行うことを特徴
    とする発熱抵抗体式空気流量測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の軟質な接着剤は、シリコ
    ンを含む接着剤であることを特徴とする発熱抵抗体式空
    気流量測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1における接着される発熱抵抗体式
    空気流量測定装置の構成部品の1つが、空気流量検出の
    ために用いられる発熱抵抗体を内設する副空気通路構成
    部材であることを特徴とする発熱抵抗体式空気流量測定
    装置。
  4. 【請求項4】発熱抵抗体式空気流量測定装置モジュール
    構成部品と吸気系構成部品とを機械的に接続することを
    目的としたネジの締め付け方向に、シールを行うことを
    特徴とした請求項1から請求項3に記載の発熱抵抗体式
    空気流量測定装置。
  5. 【請求項5】内燃機関に用いられるエアクリーナ出口部
    におけるエアクリーナ下流への整流等を目的として取り
    付けられるベルマウス部材等とエアクリーナ本体との接
    合に、軟質な接着剤を用いて接着し、その一部を露出さ
    せ、その露出部と発熱抵抗体式空気流量測定装置が配置
    される主空気通路構成部材とのシールを行うことを特徴
    とする発熱抵抗体式空気流量測定装置のシール方法。
JP9248147A 1997-09-12 1997-09-12 発熱抵抗体式空気流量測定装置及びそのシール方法 Pending JPH1183587A (ja)

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