JPH1183193A - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JPH1183193A JPH1183193A JP9241548A JP24154897A JPH1183193A JP H1183193 A JPH1183193 A JP H1183193A JP 9241548 A JP9241548 A JP 9241548A JP 24154897 A JP24154897 A JP 24154897A JP H1183193 A JPH1183193 A JP H1183193A
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Links
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Landscapes
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電磁弁の作動不良について自己診断が可能であ
ってサービス性を向上させることのできる温風暖房機を
提供すること。 【解決手段】電磁弁50の閉鎖時に対流ファン16の風
量レベルを相対的に高くするように対流ファン16を駆
動する対流ファンモータ17および電磁弁50の動作を
制御する。対流ファン16の風量レベルを切り換えると
きに、サーミスタ27によって燃焼室4の近傍の温度変
化を検出し、検出結果に基づいて電磁弁50の作動異常
を検出する。
ってサービス性を向上させることのできる温風暖房機を
提供すること。 【解決手段】電磁弁50の閉鎖時に対流ファン16の風
量レベルを相対的に高くするように対流ファン16を駆
動する対流ファンモータ17および電磁弁50の動作を
制御する。対流ファン16の風量レベルを切り換えると
きに、サーミスタ27によって燃焼室4の近傍の温度変
化を検出し、検出結果に基づいて電磁弁50の作動異常
を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強制給排気式の
温風暖房機、特に圧力風式のバーナを備えた強制給排気
式の温風暖房機に関する。
温風暖房機、特に圧力風式のバーナを備えた強制給排気
式の温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、FF式と呼ばれる強制給排気式温
風暖房機は、壁あるいは窓を利用して給排気筒の給気口
と排気口を屋外に臨ませており、この給排気筒と温風暖
房機本体との間を給気管および排気管で連結している。
そして、給気口から給気管を通して、室内に対して密封
された燃焼室へ、給気ファンを用いて強制的に燃焼用空
気を給気し、燃焼室内に組み込まれたバーナのノズルか
ら吹き出す燃焼ガスと上記燃焼用空気との混合気を燃焼
させ、燃焼排ガスを排気口より屋外に排出するようにし
ている。また、燃焼室と排気管との間に介在された熱交
換器や、燃焼熱で加熱された燃焼室の回りに、対流ファ
ンによって室内の冷たい空気を強制的に吹き付け、温風
に変換させて室内の温度を高めるようにしている。
風暖房機は、壁あるいは窓を利用して給排気筒の給気口
と排気口を屋外に臨ませており、この給排気筒と温風暖
房機本体との間を給気管および排気管で連結している。
そして、給気口から給気管を通して、室内に対して密封
された燃焼室へ、給気ファンを用いて強制的に燃焼用空
気を給気し、燃焼室内に組み込まれたバーナのノズルか
ら吹き出す燃焼ガスと上記燃焼用空気との混合気を燃焼
させ、燃焼排ガスを排気口より屋外に排出するようにし
ている。また、燃焼室と排気管との間に介在された熱交
換器や、燃焼熱で加熱された燃焼室の回りに、対流ファ
ンによって室内の冷たい空気を強制的に吹き付け、温風
に変換させて室内の温度を高めるようにしている。
【0003】従来より、暖房能力の高い温風暖房機で
は、バーナとして霧化させた燃料を燃焼させる、いわゆ
る圧力風式のバーナが用いられている。この圧力風式バ
ーナとは、電磁ポンプにより圧送されて、高圧(13Kg
f/cm2 )に保たれた灯油を、ノズルよりミスト状に噴射
し、給気ファンにより強制的に供給される燃焼用空気と
混合させ、燃焼させる方法である。
は、バーナとして霧化させた燃料を燃焼させる、いわゆ
る圧力風式のバーナが用いられている。この圧力風式バ
ーナとは、電磁ポンプにより圧送されて、高圧(13Kg
f/cm2 )に保たれた灯油を、ノズルよりミスト状に噴射
し、給気ファンにより強制的に供給される燃焼用空気と
混合させ、燃焼させる方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この圧力風式のバーナ
においては、通常、プランジャーの作動周波数を変更し
てノズルの圧力調整を行っているが、これだけでは油量
調節の幅をあまり大きくできない。そこで、電磁ポンプ
の吐出側油路を吸込側油路に連通するバイパス路を設
け、バイパス路を電磁弁により開閉することにより、油
量調節、圧力調節の幅を広げることが考えられる。すな
わち、燃焼能力を大幅に切り換えるときには、この電磁
弁を開閉することによって行う。
においては、通常、プランジャーの作動周波数を変更し
てノズルの圧力調整を行っているが、これだけでは油量
調節の幅をあまり大きくできない。そこで、電磁ポンプ
の吐出側油路を吸込側油路に連通するバイパス路を設
け、バイパス路を電磁弁により開閉することにより、油
量調節、圧力調節の幅を広げることが考えられる。すな
わち、燃焼能力を大幅に切り換えるときには、この電磁
弁を開閉することによって行う。
【0005】この電磁弁が作動不良となったときには、
ノズルの圧力調整を行うことができないため燃焼不良等
の原因となることが考えられる。ところで通常、温風暖
房機には自己診断機能が設けられており、運転不良原因
の特定、および故障箇所の特定が容易になされている。
しかし、電磁弁が故障等してもその故障を検出する手段
がないため、燃焼不良などが生じたときに、サービスマ
ンは故障箇所の修理に取りかかる前に故障原因の特定に
時間と労力を費やさねばならなかった。
ノズルの圧力調整を行うことができないため燃焼不良等
の原因となることが考えられる。ところで通常、温風暖
房機には自己診断機能が設けられており、運転不良原因
の特定、および故障箇所の特定が容易になされている。
しかし、電磁弁が故障等してもその故障を検出する手段
がないため、燃焼不良などが生じたときに、サービスマ
ンは故障箇所の修理に取りかかる前に故障原因の特定に
時間と労力を費やさねばならなかった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、電磁弁の作動不良について自己診断が可能であっ
てサービス性を向上させることのできる温風暖房機を提
供することを目的とする。
あり、電磁弁の作動不良について自己診断が可能であっ
てサービス性を向上させることのできる温風暖房機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の発明の温風暖房機は、電磁
ポンプからその吐出側油路を介して圧送される油をノズ
ルから給気流中に噴射して燃焼室で燃焼させると共に、
対流ファンによって導入される室内空気を上記燃焼室の
熱で温めて室内に対流させる温風暖房機において、上記
電磁ポンプの吐出側油路を吸込側油路に連通するバイパ
ス路と、ノズルからの噴射油量を調整するべく上記バイ
パス路を開閉する電磁弁と、この電磁弁の閉鎖時に対流
ファンの風量レベルを相対的に高くするように、上記対
流ファンを駆動する対流ファンモータおよび電磁弁の動
作を制御する手段と、燃焼室近傍の温度を検出する温度
検出手段と、対流ファンの風量レベルを切り換えるとき
の温度検出手段の出力変化に基づいて電磁弁の作動異常
を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
に、本発明の請求項1記載の発明の温風暖房機は、電磁
ポンプからその吐出側油路を介して圧送される油をノズ
ルから給気流中に噴射して燃焼室で燃焼させると共に、
対流ファンによって導入される室内空気を上記燃焼室の
熱で温めて室内に対流させる温風暖房機において、上記
電磁ポンプの吐出側油路を吸込側油路に連通するバイパ
ス路と、ノズルからの噴射油量を調整するべく上記バイ
パス路を開閉する電磁弁と、この電磁弁の閉鎖時に対流
ファンの風量レベルを相対的に高くするように、上記対
流ファンを駆動する対流ファンモータおよび電磁弁の動
作を制御する手段と、燃焼室近傍の温度を検出する温度
検出手段と、対流ファンの風量レベルを切り換えるとき
の温度検出手段の出力変化に基づいて電磁弁の作動異常
を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】通常は、電磁弁と対流ファンモータとの連
動が適切に行われ、燃焼室内の温度が略一定に保たれて
いる。これに対して、電磁弁に作動異常があったとき、
たとえば電磁弁が開状態であるはずが閉状態となってい
るときには、対流ファンモータによる風量に比して相対
的に多い燃料がノズルから送り出されるため、燃焼室の
温度は上昇する。逆に、電磁弁が閉状態であるはずが開
状態となっているときには、対流ファンモータによる風
量に比して相対的に少ない燃料しかノズルから送り出さ
れないため、燃焼室の温度は通常の燃焼運転時に比べ低
下する。
動が適切に行われ、燃焼室内の温度が略一定に保たれて
いる。これに対して、電磁弁に作動異常があったとき、
たとえば電磁弁が開状態であるはずが閉状態となってい
るときには、対流ファンモータによる風量に比して相対
的に多い燃料がノズルから送り出されるため、燃焼室の
温度は上昇する。逆に、電磁弁が閉状態であるはずが開
状態となっているときには、対流ファンモータによる風
量に比して相対的に少ない燃料しかノズルから送り出さ
れないため、燃焼室の温度は通常の燃焼運転時に比べ低
下する。
【0009】本発明では、対流ファンによって風量が切
り換えられたときの燃焼室近傍の温度の変化に基づい
て、電磁弁の作動異常を検知するため、燃焼不良等の原
因として適切に検知することができる。請求項2記載の
発明の温風暖房機は、上記温度検出手段は過熱防止サー
モに含まれるサーミスタからなることを特徴とするもの
である。
り換えられたときの燃焼室近傍の温度の変化に基づい
て、電磁弁の作動異常を検知するため、燃焼不良等の原
因として適切に検知することができる。請求項2記載の
発明の温風暖房機は、上記温度検出手段は過熱防止サー
モに含まれるサーミスタからなることを特徴とするもの
である。
【0010】この構成によれば、過熱防止サーモに含ま
れるサーミスタを温度検出手段とするため、別途設ける
ことに比べコストダウンとなる。
れるサーミスタを温度検出手段とするため、別途設ける
ことに比べコストダウンとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好ましい態様について説明する。図1は本発明の一
実施形態としての強制給排気式の温風暖房機を示す概略
図である。図1を参照して、本温風暖房機は、温風暖房
機本体1の前面1aの下部に配置された吸込グリル2か
ら室内の冷たい空気を吸い込んで、温風暖房機本体1の
前面1aの上部に配置された吹出グリル3から温風を吹
き出すものである。
明の好ましい態様について説明する。図1は本発明の一
実施形態としての強制給排気式の温風暖房機を示す概略
図である。図1を参照して、本温風暖房機は、温風暖房
機本体1の前面1aの下部に配置された吸込グリル2か
ら室内の冷たい空気を吸い込んで、温風暖房機本体1の
前面1aの上部に配置された吹出グリル3から温風を吹
き出すものである。
【0012】温風暖房機本体1の内部にはガス化された
液体燃料を燃焼させる燃焼室4が備えられている。この
燃焼室4の背後にはバーナ5が配置されている。また、
バーナ5のケーシング内には、燃焼室4内に連通される
バーナ本体室6、ファン室7およびモータ室8が区画さ
れている(図2参照)。図2を参照して、電磁ポンプ9
により後述する吐出側油路52(図4参照)を構成する
送油管10を介して加圧供給された液体燃料は、ノズル
11より燃焼室4内に噴射される。
液体燃料を燃焼させる燃焼室4が備えられている。この
燃焼室4の背後にはバーナ5が配置されている。また、
バーナ5のケーシング内には、燃焼室4内に連通される
バーナ本体室6、ファン室7およびモータ室8が区画さ
れている(図2参照)。図2を参照して、電磁ポンプ9
により後述する吐出側油路52(図4参照)を構成する
送油管10を介して加圧供給された液体燃料は、ノズル
11より燃焼室4内に噴射される。
【0013】ファン室7には、屋外からの給気を燃焼用
空気として燃焼室4へ供給する給気ファン12が収容さ
れている。モータ室8には、給気ファン12を駆動する
DCモータからなるバーナファンモータ13と、給気管
35より供給される給気の温度を検出する給気温度セン
サ14とが収容されている。図1を参照して、燃焼室4
の上方には、燃焼室4に連通された熱交換器15が配置
されている。また、燃焼室4の下方には、吸込グリル2
から吸い込まれた室内の冷たい空気を上記燃焼室4およ
び熱交換器15に吹き付け、吹出グリル3を通して室内
に対流させる対流ファン16が設置されている。この対
流ファン16は対流ファンモータ17によって駆動され
る。
空気として燃焼室4へ供給する給気ファン12が収容さ
れている。モータ室8には、給気ファン12を駆動する
DCモータからなるバーナファンモータ13と、給気管
35より供給される給気の温度を検出する給気温度セン
サ14とが収容されている。図1を参照して、燃焼室4
の上方には、燃焼室4に連通された熱交換器15が配置
されている。また、燃焼室4の下方には、吸込グリル2
から吸い込まれた室内の冷たい空気を上記燃焼室4およ
び熱交換器15に吹き付け、吹出グリル3を通して室内
に対流させる対流ファン16が設置されている。この対
流ファン16は対流ファンモータ17によって駆動され
る。
【0014】図1および図2を参照して、18はバーナ
本体室6の炎口19に近接配置された点火用の電磁プラ
グであり、この電磁プラグ18には点火用変圧器20を
介して高電圧が印加されるようになっている。21はフ
ァン室7内に配置される炎センサである。また、上記電
磁ポンプ9は屋外等に設置される燃料タンク(図示せ
ず)に管路22、オイルフィルタ23および後述する吸
込側油路51(図4参照)を介して接続される。24は
エア抜きバルブである。25は温風暖房機本体1内にお
いて吸込グリル2の近傍位置に配置された室温センサで
ある。26は温風暖房機本体1内において燃焼室4の近
傍に配置された過熱防止サーモである。
本体室6の炎口19に近接配置された点火用の電磁プラ
グであり、この電磁プラグ18には点火用変圧器20を
介して高電圧が印加されるようになっている。21はフ
ァン室7内に配置される炎センサである。また、上記電
磁ポンプ9は屋外等に設置される燃料タンク(図示せ
ず)に管路22、オイルフィルタ23および後述する吸
込側油路51(図4参照)を介して接続される。24は
エア抜きバルブである。25は温風暖房機本体1内にお
いて吸込グリル2の近傍位置に配置された室温センサで
ある。26は温風暖房機本体1内において燃焼室4の近
傍に配置された過熱防止サーモである。
【0015】過熱防止サーモ26は、公知の構成のもの
であり、燃焼室4の近傍の温度を検出する温度検出手段
としての過熱防止サーミスタ27を含み、この過熱防止
サーミスタ27による検出電圧と予め定める基準電圧と
の比較により過熱時に温風暖房機の運転を停止させるス
イッチである。上記の熱交換器15に接続された排気管
29、および上記のバーナ5のモータ室8に接続された
給気管30は、温風暖房機本体1外へ導出されており、
ともに給排気筒31(給排気筒トップとも呼ばれる)に
接続されている。この給排気筒31は壁面に取り付けら
れた二重筒からなり、内筒内を排気通路32とし、内筒
と外筒との間の環状の通路を給気通路33としている。
であり、燃焼室4の近傍の温度を検出する温度検出手段
としての過熱防止サーミスタ27を含み、この過熱防止
サーミスタ27による検出電圧と予め定める基準電圧と
の比較により過熱時に温風暖房機の運転を停止させるス
イッチである。上記の熱交換器15に接続された排気管
29、および上記のバーナ5のモータ室8に接続された
給気管30は、温風暖房機本体1外へ導出されており、
ともに給排気筒31(給排気筒トップとも呼ばれる)に
接続されている。この給排気筒31は壁面に取り付けら
れた二重筒からなり、内筒内を排気通路32とし、内筒
と外筒との間の環状の通路を給気通路33としている。
【0016】このような構成の温風暖房機では、電磁ポ
ンプ9により供給され、圧力調整されてノズル11より
燃焼室4にミスト状に噴射された燃料と、給排気筒31
の給気通路33、給気管30、モータ室8およびファン
室7を通して燃焼室4に供給された燃焼用空気とが混合
され、この混合気がその燃焼室4内で燃焼される。燃焼
排ガスは熱交換器15、排気管29および給排気筒31
の排気通路32を介して屋外へ排出される。
ンプ9により供給され、圧力調整されてノズル11より
燃焼室4にミスト状に噴射された燃料と、給排気筒31
の給気通路33、給気管30、モータ室8およびファン
室7を通して燃焼室4に供給された燃焼用空気とが混合
され、この混合気がその燃焼室4内で燃焼される。燃焼
排ガスは熱交換器15、排気管29および給排気筒31
の排気通路32を介して屋外へ排出される。
【0017】また、温風暖房機本体1の前面1aにおい
て吹出グリル3の下方には、リセットスイッチ47、温
度設定スイッチ48および風量切換スイッチ49等の各
種操作スイッチ35を設けた操作パネル36が配置され
ている。温度設定スイッチ48はユーザーが所望する室
温を設定するためのものである。この操作パネル36の
裏側には各種操作スイッチ35による運転条件設定等に
関わる回路や操作パネル36上の表示部37の表示に関
わる回路等を含む操作基板38が配置されている。
て吹出グリル3の下方には、リセットスイッチ47、温
度設定スイッチ48および風量切換スイッチ49等の各
種操作スイッチ35を設けた操作パネル36が配置され
ている。温度設定スイッチ48はユーザーが所望する室
温を設定するためのものである。この操作パネル36の
裏側には各種操作スイッチ35による運転条件設定等に
関わる回路や操作パネル36上の表示部37の表示に関
わる回路等を含む操作基板38が配置されている。
【0018】一方、バーナ5の下方近傍位置には、上記
操作基板38や各種センサ21,25,27,…からの
信号を受けて、電磁ポンプ9、バーナファンモータ13
および対流ファンモータ17の動作を制御する制御回路
42等を含む制御基板39が配置されている。次いで、
図3を参照して、本温風暖房機の主たる電気的構成につ
いて説明する。
操作基板38や各種センサ21,25,27,…からの
信号を受けて、電磁ポンプ9、バーナファンモータ13
および対流ファンモータ17の動作を制御する制御回路
42等を含む制御基板39が配置されている。次いで、
図3を参照して、本温風暖房機の主たる電気的構成につ
いて説明する。
【0019】CPU40、RAM41、ROM42等を
含むマイクロコンピュータ等により構成されて上記の制
御基板39に実装された制御回路43には、室温センサ
25、過熱防止サーモ26に含まれる過熱防止サーミス
タ27が接続され、これらのセンサからの信号が入力さ
れるようになっている。制御回路43には、電磁ポンプ
9、バーナファンモータ13、対流ファンモータ17お
よび電磁弁50がそれぞれ駆動回路55、56、57お
よび58を介して接続され、これらに対して信号が出力
されるようになっている。
含むマイクロコンピュータ等により構成されて上記の制
御基板39に実装された制御回路43には、室温センサ
25、過熱防止サーモ26に含まれる過熱防止サーミス
タ27が接続され、これらのセンサからの信号が入力さ
れるようになっている。制御回路43には、電磁ポンプ
9、バーナファンモータ13、対流ファンモータ17お
よび電磁弁50がそれぞれ駆動回路55、56、57お
よび58を介して接続され、これらに対して信号が出力
されるようになっている。
【0020】対流ファンモータ17を駆動させる駆動回
路57には、風量を「強」、「中」、「弱」と3段階に
変化させ得るための風量タップ切換回路54が含まれて
いる。この風量タップ切換回路54は対流ファン16に
よって送られる風量の風量レベルを切り換えるためのも
ので、この風量タップの切換えにより対流ファンモータ
17は回転数が3段階に変化される。
路57には、風量を「強」、「中」、「弱」と3段階に
変化させ得るための風量タップ切換回路54が含まれて
いる。この風量タップ切換回路54は対流ファン16に
よって送られる風量の風量レベルを切り換えるためのも
ので、この風量タップの切換えにより対流ファンモータ
17は回転数が3段階に変化される。
【0021】また、制御回路43と、上記の操作基板3
8に実装された操作・表示回路46との間で信号がやり
取りできるようになっている。この操作・表示回路46
には、上記操作パネル36に配置されたリセットスイッ
チ47、温度設定スイッチ48および風量切換スイッチ
49が接続されていると共に、表示部37が接続されて
いる。操作・表示回路46は、各種操作スイッチ35か
らの信号を入力すると共に、表示部37に対して表示の
ための信号を出力する。
8に実装された操作・表示回路46との間で信号がやり
取りできるようになっている。この操作・表示回路46
には、上記操作パネル36に配置されたリセットスイッ
チ47、温度設定スイッチ48および風量切換スイッチ
49が接続されていると共に、表示部37が接続されて
いる。操作・表示回路46は、各種操作スイッチ35か
らの信号を入力すると共に、表示部37に対して表示の
ための信号を出力する。
【0022】表示部37はたとえば液晶表示部からな
り、たとえば対流ファン16の切り換えレベルを切り換
えた場合に、電磁弁50の作動異常を検出したとき、そ
の表示を行ったりする。上記操作パネル36に配置され
ているリセットスイッチ47は、たとえば、電磁弁50
に作動異常が生じていたとして表示部37にエラーコー
ドが表示されたときに操作され、このリセットスイッチ
47を押すことにより、表示部37に示される表示が消
えて元の状態に戻る。
り、たとえば対流ファン16の切り換えレベルを切り換
えた場合に、電磁弁50の作動異常を検出したとき、そ
の表示を行ったりする。上記操作パネル36に配置され
ているリセットスイッチ47は、たとえば、電磁弁50
に作動異常が生じていたとして表示部37にエラーコー
ドが表示されたときに操作され、このリセットスイッチ
47を押すことにより、表示部37に示される表示が消
えて元の状態に戻る。
【0023】上記の風量切換スイッチ49は暖房能力切
換スイッチを兼用しており、この風量切換スイッチ49
が操作されると、上述の電磁ポンプ9、バーナファンモ
ータ13、対流ファンモータ17および電磁弁50のそ
れぞれに信号が出力され、給油量、給気量および対流フ
ァン風量が連携して調整されるようになっている。ただ
し、電磁弁50については風量切換スイッチ49の所定
の切換えがなされたときにのみ信号が出力される。
換スイッチを兼用しており、この風量切換スイッチ49
が操作されると、上述の電磁ポンプ9、バーナファンモ
ータ13、対流ファンモータ17および電磁弁50のそ
れぞれに信号が出力され、給油量、給気量および対流フ
ァン風量が連携して調整されるようになっている。ただ
し、電磁弁50については風量切換スイッチ49の所定
の切換えがなされたときにのみ信号が出力される。
【0024】対流ファン16によって送られる風量を切
り換えるための風量切換スイッチ49と噴射油量を調整
するための電磁ポンプ9および電磁弁50の動作とを互
いに連携させているのは、風量レベルと噴射油量との関
係を略一定に保つことにより、燃焼室4での熱収支を略
一定に保つためである。ノズル11から注ぎ出される油
量は電磁ポンプ9のプランジャーの作動周波数の増減お
よび電磁弁50の開閉によって調節されている。この電
磁弁50は風量レベルの所定の切換えがあったときのみ
開閉動作する。すなわち、電磁弁50は風量切換スイッ
チ49により風量レベルが「強」または「中」に設定さ
れているときには閉状態、「弱」に設定されているとき
には開状態となるようにされている。風量切換スイッチ
49によって風量レベルを「弱」から「中」または
「強」へ切り換えるとき、或いは、「中」または「強」
から「弱」へと切り換えるときには、電磁弁50に信号
が出力され、その開閉によってノズル11から注ぎ出さ
れる油量の大幅な切換えが行われる。一方、「強」と
「中」との間で切換えが行われるときには電磁弁50に
信号が出力されず、電磁ポンプ9のプランジャーの作動
周波数の変更だけで油量調整が行われる。
り換えるための風量切換スイッチ49と噴射油量を調整
するための電磁ポンプ9および電磁弁50の動作とを互
いに連携させているのは、風量レベルと噴射油量との関
係を略一定に保つことにより、燃焼室4での熱収支を略
一定に保つためである。ノズル11から注ぎ出される油
量は電磁ポンプ9のプランジャーの作動周波数の増減お
よび電磁弁50の開閉によって調節されている。この電
磁弁50は風量レベルの所定の切換えがあったときのみ
開閉動作する。すなわち、電磁弁50は風量切換スイッ
チ49により風量レベルが「強」または「中」に設定さ
れているときには閉状態、「弱」に設定されているとき
には開状態となるようにされている。風量切換スイッチ
49によって風量レベルを「弱」から「中」または
「強」へ切り換えるとき、或いは、「中」または「強」
から「弱」へと切り換えるときには、電磁弁50に信号
が出力され、その開閉によってノズル11から注ぎ出さ
れる油量の大幅な切換えが行われる。一方、「強」と
「中」との間で切換えが行われるときには電磁弁50に
信号が出力されず、電磁ポンプ9のプランジャーの作動
周波数の変更だけで油量調整が行われる。
【0025】また、風量レベルの切換えが自動制御され
ていてもよい。この場合、室温センサ25より検出した
温度と温度設定スイッチ48で予め定めた設定温度との
差に基づいて暖房能力に関連する対流ファン16の風量
レベルが決定される。図4は、送油機構の簡略図であ
る。図4を参照して、電磁弁50は、オイルフィルタ2
3を経由した燃料を電磁ポンプ9へ送る吸込側油路51
を、電磁ポンプ9より送り出された燃料をバーナ5へと
送る吐出側油路52に連通するバイパス路53に設けら
れ、バイパス路53を開閉させて吐出側油路52の油圧
を調整し、ノズル11からの噴出油量を調節する。この
電磁弁50を用いて温風暖房機の燃焼能力の強弱の大幅
な切換えが行われる。
ていてもよい。この場合、室温センサ25より検出した
温度と温度設定スイッチ48で予め定めた設定温度との
差に基づいて暖房能力に関連する対流ファン16の風量
レベルが決定される。図4は、送油機構の簡略図であ
る。図4を参照して、電磁弁50は、オイルフィルタ2
3を経由した燃料を電磁ポンプ9へ送る吸込側油路51
を、電磁ポンプ9より送り出された燃料をバーナ5へと
送る吐出側油路52に連通するバイパス路53に設けら
れ、バイパス路53を開閉させて吐出側油路52の油圧
を調整し、ノズル11からの噴出油量を調節する。この
電磁弁50を用いて温風暖房機の燃焼能力の強弱の大幅
な切換えが行われる。
【0026】図5は、風量タップが切り換えられたとき
の制御の流れを示すフローチャートである。図5を参照
して、風量タップの所定の切換え(所定の切換えとは、
電磁弁50の開閉を伴うように設定された切換えであ
り、上述したように「弱」がらみの切換えに相当す
る。)があると(ステップS1でYES)、次に過熱防
止サーミスタ27によって検出する燃焼室4近傍の温度
T1 を検出する(ステップS2)。所定時間経過後(例
えば1分後)に再び燃焼室4近傍の温度T2 を検出し、
その間の温度変化(|T1 −T2 |)が所定値T3 未満
か否かを判断する(ステップS3,S4,S5)。
の制御の流れを示すフローチャートである。図5を参照
して、風量タップの所定の切換え(所定の切換えとは、
電磁弁50の開閉を伴うように設定された切換えであ
り、上述したように「弱」がらみの切換えに相当す
る。)があると(ステップS1でYES)、次に過熱防
止サーミスタ27によって検出する燃焼室4近傍の温度
T1 を検出する(ステップS2)。所定時間経過後(例
えば1分後)に再び燃焼室4近傍の温度T2 を検出し、
その間の温度変化(|T1 −T2 |)が所定値T3 未満
か否かを判断する(ステップS3,S4,S5)。
【0027】燃焼能力を高めるときに、電磁弁50が閉
状態になっているはずが開状態になっていると、上記制
御手段によって対流ファンモータ17の回転数が上昇さ
れて燃焼室4に吹きつけられる風量が増加する一方、こ
れに見合うだけの燃料供給量を確保できない。この結
果、燃焼室4近傍の温度は通常の運転時に比べて大きく
低下する。
状態になっているはずが開状態になっていると、上記制
御手段によって対流ファンモータ17の回転数が上昇さ
れて燃焼室4に吹きつけられる風量が増加する一方、こ
れに見合うだけの燃料供給量を確保できない。この結
果、燃焼室4近傍の温度は通常の運転時に比べて大きく
低下する。
【0028】また、燃焼能力を低くするときに、電磁弁
50が開状態になっているはずが閉状態になっている
と、対流ファンモータ17の回転数が低くされて燃焼室
4に吹きつけられる空気量は減少する一方、ノズル11
から多量の燃料が供給される。その結果、燃焼室4内の
温度は通常の運転時に比べて大きく上昇する。よって、
風量タップの切換え直後から一定時間経過後までにおけ
る燃焼室4近傍での温度変化が予め定めた閾値以上であ
るとき、電磁弁50に作動異常があると判断される。そ
の後、このことを報知するエラーコードを表示部37に
表示したのちに(ステップS6)、リセットスイッチ4
7が操作されると、これに応じて、表示したエラーコー
ドを記憶し、エラー表示をリセットし、処理を終了する
(ステップS7,S8)。
50が開状態になっているはずが閉状態になっている
と、対流ファンモータ17の回転数が低くされて燃焼室
4に吹きつけられる空気量は減少する一方、ノズル11
から多量の燃料が供給される。その結果、燃焼室4内の
温度は通常の運転時に比べて大きく上昇する。よって、
風量タップの切換え直後から一定時間経過後までにおけ
る燃焼室4近傍での温度変化が予め定めた閾値以上であ
るとき、電磁弁50に作動異常があると判断される。そ
の後、このことを報知するエラーコードを表示部37に
表示したのちに(ステップS6)、リセットスイッチ4
7が操作されると、これに応じて、表示したエラーコー
ドを記憶し、エラー表示をリセットし、処理を終了する
(ステップS7,S8)。
【0029】本実施形態では、電磁弁50の作動異常を
検出することができる。よって、サービス性を向上させ
ることのできる温風暖房機を提供することができ、また
過熱防止サーモ26に含まれる過熱防止サーミスタ27
を温度検出手段として用いるため、別途設けることに比
べコストダウンとなる。上記の実施形態では、風量タッ
プによって風量レベルを3段階に切り換えたが、これに
限られず、4段階以上や2段階の複数段階に切り換える
ものであってもよいし、さらに風量タップを用いない無
段階のもので風量レベルを切換えていてもよい。
検出することができる。よって、サービス性を向上させ
ることのできる温風暖房機を提供することができ、また
過熱防止サーモ26に含まれる過熱防止サーミスタ27
を温度検出手段として用いるため、別途設けることに比
べコストダウンとなる。上記の実施形態では、風量タッ
プによって風量レベルを3段階に切り換えたが、これに
限られず、4段階以上や2段階の複数段階に切り換える
ものであってもよいし、さらに風量タップを用いない無
段階のもので風量レベルを切換えていてもよい。
【0030】また、上記の実施形態においては、温度検
出手段として過熱防止サーモ26に含まれる過熱防止サ
ーミスタ27を用いたが、これに限られず、別途温度セ
ンサをたとえば燃焼室近傍に設けてもよい。その他、本
発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であること
はいうまでもない。
出手段として過熱防止サーモ26に含まれる過熱防止サ
ーミスタ27を用いたが、これに限られず、別途温度セ
ンサをたとえば燃焼室近傍に設けてもよい。その他、本
発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であること
はいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、対流ファンに
よって風量が切り換えられたときの燃焼室近傍の温度の
変化に基づいて、電磁弁の作動異常を検知することがで
きるため、サービス効率が向上する。請求項2記載の発
明では、過熱防止サーモに含まれるサーミスタを温度検
出手段とするため、別途設けることに比べコストダウン
となる。
よって風量が切り換えられたときの燃焼室近傍の温度の
変化に基づいて、電磁弁の作動異常を検知することがで
きるため、サービス効率が向上する。請求項2記載の発
明では、過熱防止サーモに含まれるサーミスタを温度検
出手段とするため、別途設けることに比べコストダウン
となる。
【図1】本発明の一実施形態の温風暖房機の内部構成を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図2】主にバーナと送油機構とを示す概略斜視図であ
る。
る。
【図3】本温風暖房機の電気的構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】送油機構の簡略図である。
【図5】風量タップが切り換えられたときの制御の流れ
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
1 温風暖房機本体 4 燃焼室 5 バーナ 9 電磁ポンプ 16 対流ファン 17 対流ファンモータ 50 電磁弁 51 吸込側油路 52 吐出側油路
Claims (2)
- 【請求項1】電磁ポンプ(9) からその吐出側油路(51)を
介して圧送される油をノズル(11)から給気流中に噴射し
て燃焼室(4) で燃焼させると共に、対流ファン(16)によ
って導入される室内空気を上記燃焼室(4) の熱で温めて
室内に対流させる温風暖房機において、 上記電磁ポンプ(9) の吐出側油路(51)を吸込側油路(52)
に連通するバイパス路(53)と、 ノズル(11)からの噴射油量を調整するべく上記バイパス
路(53)を開閉する電磁弁(50)と、 この電磁弁(50)の閉鎖時に対流ファン(16)の風量レベル
を相対的に高くするように、上記対流ファン(16)を駆動
する対流ファンモータ(17)および電磁弁(50)の動作を制
御する手段と、 燃焼室(4) 近傍の温度を検出する温度検出手段(27)と、 対流ファン(16)の風量レベルを切り換えるときの温度検
出手段(27)の出力変化に基づいて電磁弁(50)の作動異常
を検出する異常検出手段(43)とを備えたことを特徴とす
る温風暖房機。 - 【請求項2】上記温度検出手段(27)は過熱防止サーモ(2
6)に含まれるサーミスタ(27)からなることを特徴とする
請求項1記載の温風暖房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9241548A JPH1183193A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9241548A JPH1183193A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 温風暖房機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183193A true JPH1183193A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17076005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9241548A Pending JPH1183193A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1183193A (ja) |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP9241548A patent/JPH1183193A/ja active Pending
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