JPH1151485A - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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Publication number
JPH1151485A
JPH1151485A JP20475297A JP20475297A JPH1151485A JP H1151485 A JPH1151485 A JP H1151485A JP 20475297 A JP20475297 A JP 20475297A JP 20475297 A JP20475297 A JP 20475297A JP H1151485 A JPH1151485 A JP H1151485A
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JP
Japan
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convection fan
fan motor
cause
overheating
detected
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JP20475297A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takimoto
浩之 瀧本
Hiroshi Miki
浩 三木
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温風暖房機において過熱防止サーモが作動した
際に、何が原因でサーモが作動したかの原因がわから
ず、サービスマンの作業効率が悪かった。 【解決手段】室温と対流ファンモータの回転数とに基づ
いて、過熱原因を特定し、特定された原因に対応するエ
ラーコードを表示部に表示する。例えば、検出された室
温が所定値以下であって且つ対流ファンが正常な回転数
で運転されている場合は、異常燃焼による異常過熱と判
断する。対流ファンモータの回転数が過大となっている
場合には、エアフィルタの目詰まりによる負荷の減少が
原因と判断し、回転数が過少であれば、それ自体が原因
と判断する。検出された室温が所定値を超え且つ回転数
が正常であれば、温風の短絡が原因と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強制給排気式の温風
暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、FF式と呼ばれる強制給排気式温
風暖房機は、壁或いは窓を利用して給排気筒の給気口と
排気口を屋外に臨ませており、この給排気筒と温風暖房
機本体との間を給気管および排気管で連結している。そ
して、給気口から給気管を通して、室内に対して密封さ
れた燃焼室へ、給気ファンを用いて強制的に燃焼用空気
を給気し、この燃焼用空気を気化燃料と混合して燃焼さ
せ、燃焼廃ガスを排気口より屋外に排出するようにして
いる。
【0003】また、燃焼室と排気管との間に介在された
熱交換器や、燃焼熱で加熱された燃焼室の回りに、対流
ファンによって室内の冷たい空気を強制的に吹き付け、
温風に変換させて室内の温度を高めるようにしている。
上記の対流ファンが故障したりすると、温風暖房機本体
内の温度が異常に上昇することがあるので、これを防止
するため、一般に温風暖房機では過熱防止装置が設けら
れている。この過熱防止装置では、温度が上昇したとき
に過熱防止サーモスイッチの働きで電源回路を開放して
燃焼を停止させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、過
熱時に単に燃焼を停止させ、過熱防止装置が作動したこ
とを表示するのみであった。どのような原因で温風暖房
機が停止したかについて特定されるものではなかった。
したがって、過熱防止装置の作動の原因については、サ
ービスマンが調べていたが、手間がかかっていた。すな
わち、サービスマンは故障箇所の修理に取りかかる前
に、故障原因の特定に時間と労力を費やさねばならなか
った。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、過熱原因について自己診断が可能であってサービ
ス性を向上させることのできる温風暖房機を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の温風暖房
機は、燃焼室の近傍に配置され過熱時に燃焼を停止させ
るための過熱防止サーモと、温風暖房機本体内にエアフ
ィルタを介して導入された室内空気を燃焼室の熱で温め
て室内に対流させる対流ファンと、この対流ファンを駆
動する対流ファンモータとを備えた温風暖房機におい
て、上記対流ファンモータの回転数を検出する回転数検
出手段と、過熱防止サーモが作動したときに、回転数検
出手段からの信号に基づいて過熱原因を判定する過熱原
因判定部とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】この構成では、対流ファンモータの回転数
の検出値に応じて過熱原因を判定するので、例えば対流
ファンの風量が不足して過熱している場合等を判定する
ことができる。請求項2記載の発明の温風暖房機は、室
温を検出する室温検出手段をさらに備え、上記過熱原因
判定部は、回転数検出手段および室温検出手段からの信
号に基づいて過熱原因を判定することを特徴とするもの
である。
【0008】この構成では、検出された対流ファンモー
タの回転数と室温とに基づいて過熱原因を判定するの
で、より詳細な判定が可能となる。請求項3記載の発明
の温風暖房機は、請求項1又は2において、上記過熱原
因判定部は、検出された対流ファンモータの回転数が正
常範囲よりも高い場合に、エアフィルタの目詰まりと判
定することを特徴とするものである。
【0009】この構成では、燃焼室近傍の温度が上昇し
且つ対流ファンモータの回転数が正常よりも高くなって
いる場合、エアフィルタの目詰まりにより対流ファンモ
ータの負荷が減少したことが原因と考えられる。請求項
4記載の発明の温風暖房機は、請求項1,2又は3にお
いて、上記過熱原因判定部は、検出された対流ファンモ
ータの回転数が正常範囲よりも低い場合に、対流ファン
モータの回転数が過少であると判定することを特徴とす
るものである。
【0010】この構成では、燃焼室近傍の温度が上昇し
た場合に、対流ファンモータの回転数が低すぎると、そ
のことが原因によって過熱防止サーモが作動したと考え
られる。請求項5記載の発明の温風暖房機は、請求項
2,3又は4において、上記過熱原因判定部は、検出さ
れた室温が所定値以下であって且つ検出された対流ファ
ンモータの回転数が正常範囲にある場合に、異常過熱と
判定することを特徴とするものである。
【0011】この構成では、燃焼室近傍の温度が上昇し
た場合において、対流ファンモータが正常な回転数で作
動し且つ室温が上昇しているので、異常燃焼等による異
常過熱と考えられる。請求項6記載の発明の温風暖房機
は、請求項2ないし5の何れか一つにおいて、上記過熱
原因判定部は、検出された室温が所定値を超え且つ検出
された対流ファンモータの回転数が正常範囲にある場合
に、温風のショートサーキットと判定することを特徴と
するものである。
【0012】この構成では、燃焼室近傍の温度が上昇し
た場合に、対流ファンモータが正常の回転数で作動して
いるにもかかわらず室温が上昇していないので、温風が
室内に対流されずに温風暖房機の周辺でショートサーキ
ットされているものと考えられる。請求項7記載の発明
の温風暖房機は、請求項1ないし6の何れか一つにおい
て、上記過熱原因判定部により判定された過熱原因を報
知する報知手段をさらに備えたことを特徴とするもので
ある。
【0013】この場合、過熱防止サーモが作動した原因
を報知できるので、サービスマンの作業効率がさらに向
上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好ましい態様について説明する。図1は本発明の一
実施形態としての強制給排気式の温風暖房機を示す概略
図である。同図を参照して、本温風暖房機は、温風暖房
機本体1の前面1aの下部に配置された吸込グリル2か
ら室内の冷たい空気を吸い込んで、温風暖房機本体1の
前面1aの上部に配置された吹出グリル3から温風を吹
き出すものである。
【0015】温風暖房機本体1の内部にはガス化された
液体燃料を燃焼させる燃焼室4が備えられている。この
燃焼室4の下方にはバーナ5が配置されており、このバ
ーナ5の円筒状の金網からなる燃焼部6は燃焼室4内に
組み入れられている。また、バーナ5のケーシング内に
は、上記の燃焼部6を通して燃焼室4内に連通される気
化室7、ファン室8およびモータ室9が区画されている
(図2参照)。
【0016】図2を参照して、気化室7を区画するケー
シングの部分と、気化室7内に配置された攪拌翼によっ
て気化器10が構成されている。この気化器10の壁面
等には気化器温度を検出するサーミスタからなる気化器
温度センサ11が配置されている。電磁ポンプ12によ
り送油管13を介して加圧供給された液体燃料は、ロー
タリーコーン14に対して噴射され、ロータリーコーン
14の回転により生ずる遠心力で霧化された後、予め気
化器ヒータ15で加熱されている気化室7内で攪拌翼1
6により攪拌されてガス化される。
【0017】ファン室8には、屋外からの給気を燃焼用
空気として燃焼室4へ供給する給気ファン17が収容さ
れている。モータ室9には、給気ファン17を駆動する
DCモータからなるバーナファンモータ18と、給気の
温度を検出する給気温度センサ19とが収容されてい
る。図1を参照して、燃焼室4の上方には、燃焼室4に
連通された熱交換器20が配置されている。また、燃焼
室4の下方には、吸込グリル2から吸い込まれた室内の
冷たい空気を上記燃焼室4および熱交換器20に吹き付
け、吹出グリル3を通して室内に対流させる対流ファン
21が設置されている。この対流ファン21はコンデン
サーモータからなる対流ファンモータ22によって駆動
される。
【0018】図1および図2を参照して、23は燃焼部
6の炎口24に近接配置された点火用の電極プラグであ
り、この電極プラグ23には点火用変圧器25を介して
高電圧が印加されるようになっている。26はフレーム
ロッド方式の炎センサである。27は屋外等に設置され
る燃料タンク(図示せず)に管路28およびオイルフィ
ルタ29を介して接続されるオイルレベラである。この
オイルレベラ27の上部には上記の電磁ポンプ12が配
置されている。
【0019】30は温風暖房機本体1内において吸込グ
リル2の近傍位置に配置された室温センサである。31
は温風暖房機本体1内において燃焼室4の近傍に配置さ
れた過熱防止サーモである。32および33は、バーナ
ファンモータ18および対流ファンモータ22の回転数
をそれぞれ検出する回転数センサであり、例えばホール
素子等を用いて構成される。
【0020】上記の熱交換器20に接続された排気管3
4、および上記のバーナ5のモータ室9に接続された給
気管35は、温風暖房機本体1外へ導出されており、と
もに給排気筒36(給排気筒トップとも呼ばれる)に接
続されている。この給排気筒36は壁面に取り付けられ
た二重筒からなり、内筒内を排気通路37とし、内筒と
外筒との間の環状の通路を給気通路38としている。
【0021】このような構成の温風暖房機では、電磁ポ
ンプ12により供給されて気化された燃料と、給排気筒
36の給気通路38および給気管35を通して気化室7
内に供給された燃焼用空気とが混合され、この混合気が
燃焼部6の炎口24で燃焼される。燃焼廃ガスは熱交換
器20、排気管34および給排気管36の排気通路37
を介して屋外へ排出される。
【0022】また、温風暖房機本体1の前面1aにおい
て吹出グリル3の下方には、リセットスイッチ52を含
む各種操作スイッチ39を設けた操作パネル40が配置
され、この操作パネル40の裏側には各種装置スイッチ
39による運転条件設定等に関わる回路や操作パネル4
0上の表示部41の表示に関わる回路等を含む操作基板
42が配置されている。
【0023】一方、バーナ5の下方近傍位置には、上記
操作基板42や各種センサ11,19,26,30,3
1,32,33,…からの信号を受けて、電磁ポンプ1
2、バーナファンモータ18および対流ファンモータ2
2の動作を制御する制御回路等を含む制御基板43が配
置されている。次いで、図3を参照して、本温風暖房機
の主たる電気的構成について説明する。
【0024】CPU46,RAM47、ROM48等を
含むマイクロコンピュータ等により構成されて上記の制
御基板43に実装された制御回路49には、過熱防止サ
ーモに含まれる温度検出手段としての過熱防止サーミス
タ51、室温センサ30、対流ファンモータ22の回転
数を検出するホール素子等からなる回転数センサ33が
接続され、これらのセンサからの信号が入力されるよう
になっている。また、制御回路49には、その他のセン
サ類(気化器温度センサ11、給気温度センサ19、炎
センサ26、回転数センサ32等)が接続されている。
【0025】また、制御回路49には、電磁ポンプ1
2、気化器ヒータ15、点火器用変圧器25、バーナフ
ァンモータ18、対流ファンモータ22が接続され、こ
れらの動作が制御されるようになっている。また、制御
回路49と、上記の操作基板42に実装された操作・表
示回路50との間で信号がやり取りされるようになって
いる。この操作・表示回路50は、各種操作スイッチ3
9からの信号を入力すると共に、表示部41に対して表
示のための信号を出力する。各種操作スイッチ39に
は、リセットスイッチ52が含まれている。このリセッ
トスイッチ52は、例えば過熱防止サーモ31によって
燃焼運転が停止された後、運転を再開するためのスイッ
チである。
【0026】表示部41は例えば液晶表示部からなり、
例えば過熱防止サーモ31が作動したときに、その原因
に関連するエラーコード等の表示を行う。制御回路49
は、室温センサ30、過熱防止サーミスタ51および回
転数センサ33からの信号に基づいて、過熱原因を判定
する過熱原因判定部(図示せず)を含んでいる。
【0027】図4は上記の過熱防止サーモを含む電気回
路の要部を示している。同図を参照て、過熱防止サーモ
31は、公知の構成のものであり、概略化して示してあ
るが、燃焼室4の近傍の温度を検出する温度検出手段と
しての過熱防止サーミスタ51を含み、この過熱防止サ
ーミスタ51による検出電圧と基準電圧との比較により
開閉するスイッチである。
【0028】図4を参照して、商用交流電源間に、上記
過熱防止サーモ31およびリレーコイル53が、当該リ
レーコイル53により駆動される常開端子54を介して
接続されている。また商用交流電源間には、風量タップ
切換えスイッチ55と対流ファンモータ22とが直列接
続されている。また、上記の常開端子54に対して常開
型の上記リセットスイッチ52が並列接続されている。
【0029】このような回路では、過熱防止サーミスタ
31による検出温度が所定値を超えると、過熱防止サー
モ31が回路を開放し、これに伴ってリレーコイル53
への通電が遮断され、常開端子54が開放することによ
り燃焼を停止させるようになっている。一方、燃焼室4
の近傍の温度が低下して過熱防止サーモ31がもとの状
態に復帰(閉成)した場合において再運転する際には、
常開型のリセットスイッチ52を押して閉成することに
より、リレーコイル53が励持されて常開端子54が閉
じられ、電源が自己保持されるようになっている。
【0030】なお、設定された風量タップに応じて運転
される対流ファンモータ22に関しては、上記の過熱防
止サーモ31が働いて燃焼に関わる回路が開放されて
も、電源が切れないようになっている。これは、消化後
に燃焼室4や熱交換器20を十分に冷やしてから停止さ
せるためである。次いで、図5のフローチャートを参照
して、本温風暖房機における過熱防止サーモ作動時に原
因を特定する制御の動作について説明する。
【0031】過熱防止サーモ31が作動して燃焼運転が
停止された際には、これを過熱防止サーモ31に含まれ
る過熱防止サーミスタ51の検出温度TK が所定値を超
えていることにより判断して、一定時間の間(例えば7
〜8分間)、対流ファン21を駆動し、機器の温度を下
げるためのいわゆるポストパージ制御を行う(ステップ
S1,S2)。
【0032】そして、検出された室温TR が所定値(例
えば30°C)以下であって且つ対流ファンモータ22
の検出回転数(図ではFM回転数と表示)が正常範囲内
にあれば、異常燃焼等による異常過熱と判断し、このこ
とを報知するエラコードE−15を表示部41に表示す
る(ステップS3,S4,S5)。また、検出された室
温TR が上記の所定値以下であって且つ対流ファンモー
タ22の検出回転数が正常範囲よりも高い場合には、エ
アフィルタ56の目詰まりと判断し、このことを報知す
るエラーコードE−12を表示部41に表示する(ステ
ップS3,S4,S6,S7)。これは、エアフィルタ
56の目詰まりによって対流ファンモータ22の負荷が
減少し、その結果、対流ファンモータ22の回転数が正
常範囲を逸脱するほど高くなっていると考えられるから
である。
【0033】また、検出された室温TR が上記の所定値
以下であって且つ対流ファンモータ22の検出回転数が
正常範囲よりも低い場合には、対流ファンモータ22の
回転数が過少であると判断し、このことを報知するエラ
ーコードE−13を表示部41に表示する(ステップS
3,S4,S6,S8)。また、検出された室温TR
上記の所定値を超えており、且つ対流ファンモータ22
の検出回転数が正常範囲にある場合には、温風が室内に
対流されずに温風暖房機本体1内又はその周辺でショー
トサーキットされているものと判断し、このことを報知
するエラーコードE−14を表示部41に表示する(ス
テップS3,S9,S10)。
【0034】また、検出された室温TR が上記の所定値
を超えており、且つ対流ファンモータ22の検出回転数
が正常範囲を逸脱している場合には、検出回転数が正常
範囲よりも高いか或いは低いかに応じて、エアフィルタ
56の目詰まり(ステップS3,S9,S6,S7)か
或いは回転数の過少(ステップS3,S9,S6,S
8)かが判断される。したがって、実質的には、エアフ
ィルタ56の目詰まりと対流ファンモータ22の回転数
過少とに関しては、検出された室温TR とは無関係に、
対流ファンモータ22の検出回転数のみで判定している
ことになる。
【0035】過熱原因に関するエラーコードを表示した
後、運転再開のためのリセットスイッチ52が押される
と、これに応じて、先程表示したエラーコードをRAM
47に記憶し、エラーコード表示をリセットし、処理を
終了する(ステップS11,S12)。上述したように
本実施形態では、検出された対流ファンモータ22の回
転数と室温とに基づいて過熱原因を詳細に判定すること
ができるので、従来の比較して、サービスマンが作業す
る際の効率が格段に向上する。
【0036】特に、過熱原因を表示部41にエラーコー
ドとして表示するので、サービスマンの作業効率が一層
向上する。なお、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではなく、例えば、対流ファンモータ22の検出回
転数のみで、エアフィルタ56の目詰まりと、対流ファ
ンモータ22の回転数過少とを判断するようにすること
もできる。この場合、図5のフローにおいて、ステップ
S3,S9,S5,S10を省略することになるが、一
部の過熱原因を特定することができるので、従来と比較
すると、格段にサービス効率が向上する。
【0037】また、表示部41として、液晶表示部に限
るものではなく、表示ランプの点灯や点滅の組み合わせ
態様に応じてエラーコードを表現するようにしても良
い。また、上記のリセットスイッチ52は運転/停止ス
イッチにより兼用されていても良い。その他、本発明の
範囲で種々の変更を施すことができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、対流ファンモ
ータの回転数の検出値に応じて過熱原因を判定できるの
で、サービス効率が向上する。請求項2記載の発明で
は、検出された対流ファンモータの回転数と室温とに基
づいて過熱原因を判定するので、より詳細な判定が可能
となり、サービス効率が一層向上する。
【0039】請求項3記載の発明では、対流ファンモー
タの回転数が過大になっているにもかかわらず燃焼室近
傍の温度が上昇した場合に、エアフィルタの目詰まりと
判断される。請求項4記載の発明では、燃焼室近傍の温
度が上昇した場合に、対流ファンモータの回転数が低す
ぎると、そのことが原因によって過熱防止サーモが作動
したと判定される。
【0040】請求項5記載の発明では、燃焼室近傍の温
度が上昇した場合において、対流ファンモータが正常の
回転数で作動し且つ室温が上昇しているので、異常燃焼
等による異常過熱と判定される。請求項6記載の発明で
は、燃焼室近傍の温度が上昇した場合に、対流ファンモ
ータが正常の回転数で作動しているにもかかわらず室温
が上昇していないので、温風が温風暖房機本体の周辺に
てショートサーキットされているものと判定される。
【0041】請求項7記載の発明では、過熱防止サーモ
が作動した原因を報知できるので、サービスマンの作業
効率がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の温風暖房機の内部構成を
示す概略断面図である。
【図2】主にバーナを示す概略断面図である。
【図3】本温風暖房機の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】過熱防止サーモを含む要部の電気回路図であ
る。
【図5】過熱防止原因を探る際のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 温風暖房機本体 4 燃焼室 5 バーナ 21 対流ファン 22 対流ファンモータ 30 室温センサ 31 過熱防止サーモ 33 回転数センサ 41 表示部 49 制御回路(過熱原因判定部) 50 操作・表示回路 51 過熱防止サーミスタ 56 エアフィルタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室(4) の近傍に配置され過熱時に燃焼
    を停止させるための過熱防止サーモ(31)と、 温風暖房機本体(1) 内にエアフィルタ(56)を介して導入
    された室内空気を燃焼室(4) の熱で温めて室内に対流さ
    せる対流ファン(21)と、 この対流ファン(21)を駆動する対流ファンモータ(22)と
    を備えた温風暖房機において、 上記対流ファンモータ(22)の回転数を検出する回転数検
    出手段(33)と、 過熱防止サーモ(31)が作動したときに、回転数検出手段
    (33)からの信号に基づいて過熱原因を判定する過熱原因
    判定部(49)とを備えたことを特徴とする温風暖房機。
  2. 【請求項2】室温を検出する室温検出手段(30)をさらに
    備え、 上記過熱原因判定部(49)は、回転数検出手段(33)および
    室温検出手段(30)からの信号に基づいて過熱原因を判定
    することを特徴とする温風暖房機。
  3. 【請求項3】上記過熱原因判定部(49)は、検出された対
    流ファンモータ(22)の回転数が正常範囲よりも高い場合
    に、エアフィルタ(56)の目詰まりと判定することを特徴
    とする請求項1又は2記載の温風暖房機。
  4. 【請求項4】上記過熱原因判定部(49)は、検出された対
    流ファンモータ(22)の回転数が正常範囲よりも低い場合
    に、対流ファンモータ(22)の回転数が過少であると判定
    することを特徴とする請求項1,2又は3記載の温風暖
    房機。
  5. 【請求項5】上記過熱原因判定部(49)は、検出された室
    温が所定値以下であって且つ検出された対流ファンモー
    タ(22)の回転数が正常範囲にある場合に、異常過熱と判
    定することを特徴とする請求項2,3又は4記載の温風
    暖房機。
  6. 【請求項6】上記過熱原因判定部(49)は、検出された室
    温が所定値を超え且つ検出された対流ファンモータ(22)
    の回転数が正常範囲にある場合に、温風のショートサー
    キットと判定することを特徴とする請求項2ないし5の
    何れか一つに記載の温風暖房機。
  7. 【請求項7】上記過熱原因判定部(49)により判定された
    過熱原因を報知する報知手段(41)をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載の温風
    暖房機。
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JP (1) JPH1151485A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004019985A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Hanshin Electric Co Ltd ファンヒータ

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JP2004019985A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Hanshin Electric Co Ltd ファンヒータ

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