JPH1183142A - ファスナー接続風管 - Google Patents

ファスナー接続風管

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JPH1183142A
JPH1183142A JP23812197A JP23812197A JPH1183142A JP H1183142 A JPH1183142 A JP H1183142A JP 23812197 A JP23812197 A JP 23812197A JP 23812197 A JP23812197 A JP 23812197A JP H1183142 A JPH1183142 A JP H1183142A
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zipper
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small
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Akio Namikawa
昭夫 南川
Kenji Takahashi
建二 高橋
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TAKAHASHI HOSEI KK
Fujimori Sangyo Co Ltd
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TAKAHASHI HOSEI KK
Fujimori Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続部の接続強度が高く、且つ漏風が少ないフ
ァスナー接続風管を提供する。 【解決手段】可撓性生地からなる風道管1、2をファス
ナーで接続した風管において、該ファスナー接続部は生
地を内外層の二重にし、それぞれの生地3、4及び生地
5、6を互いにファスナー9及び10で接続するように
し、且つ内側の生地3、4を接続するファスナーはムシ
の大きいファスナー9であり、外側の生地5、6を接続
するファスナーはムシの小さいファスナー10にしてな
るファスナー接続風管である。上記のムシの小さいファ
スナーのファスナーテープは不通気性処理されているこ
とが好ましい。また上記のムシの小さいファスナーは気
密性ファスナーが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル工事など
において、工事現場に換気用の空気を送るための風管に
関する。更に詳しくは、この風管のファスナー接続部に
関する。
【0002】
【従来技術】トンネル工事、地下鉄工事、上下水道工事
などの工事では、工事現場に空気を送るために開口場所
から現場まで風管を通している。この種の風管は、ター
ポリンやキャンバスの生地で作られた風道管を現場で所
要本数接続したものである。この風道管は、長さ10m
程度であるが、直径は1.5〜2mに及ぶものもある。
この風道管を接続するにはファスナー(スライドファス
ナー)が利用されている。すなわち、各風道管の両端部
に、それぞれファスナー片の片側を取付け、接続しよう
とする風道管の端部同士を突合せ、スライダーを嵌め込
み、これをスライドさせファスナーのムシ(務歯)を噛
合させて、すなわちファスナーを閉じて接続している。
【0003】ところで、ファスナー接続風管は、前述し
た如く、風道管を次々にファスナーで接続して構成させ
るが、工事によっては風管の長さが2〜3Kmにもなる
ため、送風時には高い風圧をかけて送風する。このと
き、風管のファスナー接続部のファスナーのムシ間の間
隙や端部から空気が漏れ、送風効率が低下する問題点が
あった。この問題点を解消するために、ファスナー接続
部の風上側の風道管の端部近傍の内面に、接続時にファ
スナー接続部を股いで風下側の風道管内に少し入り込む
程度の長さの気密性及び可撓性を有する漏風防止筒を装
着することが提案されている(実開昭58−10650
0号公報)。しかしこの提案された手段では、送風時に
漏風防止筒の末端部がはためき乱流を生じ空気の流れの
抵抗となったり、この部分で逆流が生じ接続部から漏風
するなどの不都合があり、また風道管の使用方向が決め
られてしまう不便さがあった。
【0004】また、更に上記漏風を改良したものとし
て、風道管の両側部近傍に設けたファスナーで順次接続
した風管において、風道管の風上側部には、風道管接続
部用ファスナより風下側の外周に、風道管とほぼ同径の
補強用短外筒を設けて、該短外筒の風上側端部に風上側
風道管の補助用外筒への外筒接続用ファスナーを装着
し、他方風道管の風下側部には、風道管接続用ファスナ
ーよりやや風上側の外周に、風道管とほぼ同径の補強用
外筒を、上記風道管接続用ファスナーを覆い風下側へ伸
びるごとく設けて、該外筒の風下側端部に、風下側風道
管の補強用短外筒への外筒接続用ファスナーを装着して
なる風管が提案されている(実公平5−22736号公
報)。この風管は、上記の不都合が解消でき、またファ
スナー接続部からの漏風防止の改善はみられたが、漏風
を無くすことはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みなされたもので、ファスナー接続部からの漏風を極
力阻止するファスナー接続風管を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、可撓
性生地からなる風道管をファスナーで接続した風管にお
いて、該ファスナー接続部は生地を内外層の二重にし、
それぞれの生地を互いにファスナーで接続するように
し、且つ内側の生地はムシの大きいファスナーで接続
し、外側の生地はムシの小さいファスナーで接続したこ
とを特徴とするファスナー接続風管である。上記のムシ
の小さいファスナーのファスナーテープは不通気性処理
されていることが好ましい。また上記のムシの小さいフ
ァスナーは気密性ファスナーが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図を用いて説明する。図
1は本発明のファスナー接続風管の接続部を示したもの
で、その長さ方向の部分断面図である。1、2は風道管
である。3と4は内側の生地、5と6は外側の生地であ
る。そして、内側の生地3と4はムシの大きいファスナ
ー9で接続され、また外側の生地5と6とはムシの小さ
いファスナー10で接続されている。7、8は縫着部で
ある。すなわち、ファスナー接続部は生地が内層3、4
と外層5、6の二重になっており、内側の生地3と4及
び外側の生地5と6はそれぞれ互いにファスナー9及び
10で接続され、且つ内側の生地はムシの大きいファス
ナー9で接続され、外側の生地はムシの小さいファスナ
ー10で接続されている。
【0008】上記のファスナー接続風管は、図2に示す
ごとき風道管を順次に所要本数接続することによって得
られる。図2において、1は風道管である。その右側端
部近傍には、外側の生地5が存在する。この外側の生地
5は、風道管1とほぼ同じ径の短い筒状に形成され、そ
の一端が風道管1の外側に縫着7されている。この例の
場合は、風道管1の生地が内側の生地3を構成する。し
たがって、この部分には内側の生地3と外側の生地5と
が存在し、二重になっている。そして、内側の生地3の
右端部には、大きなムシを備えたファスナーのファスナ
ー片9’が装着され、また外側の生地5の右端部には小
さいムシを備えたファスナーのファスナー片10’が装
着されている。
【0009】また、図2の風道管1の左側端部近傍に
は、外側の生地6が存在する。この外側の生地6は、風
道管1とほぼ同じ径の短い筒状に形成され、その一端が
風道管1の外側に縫着8されている。この例の場合は、
風道管1の生地が内側の生地4を構成する。したがっ
て、この部分には内側の生地4と外側の生地6とが存在
し、二重になっている。そして、内側の生地4の左端部
には、大きなムシを備えたファスナーのファスナー片
9”が装着され、また外側の生地5の左端部には小さい
ムシを備えたファスナーのファスナー片10”が装着さ
れている。上記の例では、風道管の外側に短い筒状の生
地を縫着して二重にしたが、風道管の内側に短い筒状の
生地を縫着して二重にしてもよい。また、風道管及び短
い筒状の生地は、風管で常用されているターポリンやキ
ャンバスである。
【0010】上記のように両端部を細工した風道管を必
要本数作成し、これらを順次接続して本発明のファスナ
ー接続風管を得る。図2において、2は風道管1の右側
に接続させる風道管である。図2では風道管2の左側端
部のみを記載し、右側端部は省略してある。風道管1と
風道管2を接続させるには、先ず、風道管1の内側の生
地3の右端の大きなムシを備えたファスナー片9’と風
道管2の内側の生地4の左端の大きなムシを備えたファ
スナー片9”を突合せ、そこにファスナーのスライダー
を嵌め込み、スライダーをスライドさせてファスナーの
ムシを噛合させてファスナー接続部9を形成する。この
接続手順そのものは公知の方法で行える。その後、風道
管1の外側の生地5の右端の小さいムシを備えたファス
ナー片10’と風道管2の外側の生地6の左端の小さい
ムシを備えたファスナー片10”を突合せ、そこにファ
スナーのスライダーを嵌め込み、スライダーをスライド
させてファスナーのムシを噛合させてファスナー接続部
10を形成する。斯くして図1に示す接続部を構成させ
ることができる。
【0011】上記において、内側の生地の周縁部にファ
スナー片を取り付ける際、及び外側の生地の周縁部にフ
ァスナー片を取り付ける際に、ファスナー片の取付け開
始点と取付け終点とが5〜15cm重なり合うようにす
るのが好ましい。このとき取付け終点が取付け開始点よ
りも、端縁部に対し離れた位置になるようにする。図3
はそのファスナー片の取付け状態を示す正面図である。
1は風道管、11は風道管1の一方の端縁部である。
9’はファスナー片である。12はファスナー片9’の
取付け開始点、13はファスナー9’の取付け終点であ
る。このような取付け方をすると、風道管同士をファス
ナー片を用いて接続したときに、ファスナー取付け開始
点と取り付け終点との間はファスナーが二重になり、こ
の部分からの漏風を防ぐことができる。
【0012】本発明で用いるファスナーは、ファスナー
テープに合成樹脂製や金属製のムシを植え付けたもので
ある。ファスナーのムシの大小は、ファスナーを閉じた
ときの噛合部の幅で決められる。本発明でムシの大きな
ファスナーは、このファスナーを閉じたときの幅が7m
m以上である。丈夫さの点からは9mm以上が好まし
い。また、ムシの小さいファスナーはファスナーを閉じ
たときの噛合部の幅が1〜8mmのファスナーが好まし
い。ムシの小さいファスナーのファスナーテープは天然
ゴム又は合成ゴム或は合成樹脂で被覆加工などして不通
気性処理を施したものが好ましい。また、ムシの小さい
ファスナーとして、ムシの噛合部分が密着する構成にし
た気密性のファスナー(例えば実公昭63−13687
号公報参照)が好ましい。またレインコート、スキーウ
エアーなどに使用されている防水テープを利用した防水
ファスナー(例えば特公昭63−14963号公報参
照)も好ましく用いられる。ファスナーの装着は縫着又
は接着或はその両方の手段の併用により行なう。
【0013】風管のファスナー接続部には送風圧により
大きな引張り張力がかかり、また送風時に振動が生じ
る。このような張力や振動で接続部のファスナー噛合部
が外れないように接続部のファスナーにはムシの大きい
頑強なファスナーが必要とされる。ところが、ムシの大
きいファスナーの噛合部は隙間が大きく、ここから漏風
し、送風効率が低下する。そこで、本発明では、ファス
ナー接続風管の接続部を二重にし、その内側の生地を接
続するのに接続力が強く、張力がかかっても外れること
のない、大きなムシを備えた頑強なファスナーを用いて
接続強度を確保させた。また、その外側の生地を接続す
るのにムシが小さく噛合部の隙間が少なく漏風が少ない
ファスナーを用いて上記の漏風を低減した。そのため、
接続強度に優れ、送風効率低下を阻止した風管を得るこ
とができる。なお、内側の生地を接続するのにムシの小
さなファスナーを用い、外側の生地を接続するのにムシ
の大きなファスナーを用いたのでは、内側の接続が弱く
て外れやすいため本発明の所期の目的を達することがで
きない。
【0014】
【発明の効果】本発明は、可撓性生地からなる風道管を
ファスナーで接続した風管において、該ファスナー接続
部は生地を内外層の二重にし、それぞれの生地を互いに
ファスナーで接続するようにし、且つ内側の生地はムシ
の大きいファスナーで接続し、外側の生地はムシの小さ
い気密性のよいファスナーで接続したので、接続強度が
高く、且つ漏風を低減でき送風効率を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファスナー接続風管の接続部の一例の
一部縦断正面図
【図2】本発明で用いる風道管の一例の一部縦断正面図
【図3】ファスナー片の取付け方を示した正面図
【符号の説明】
1、2 風道管 3、4 内側生地 5、6 外側生地 7、8 縫着部 9 大きなムシを備えたファスナー 9’、9” 大きなムシを備えたファスナーのファスナ
ー片 10 気密性ファスナー 10’、10” 気密性ファスナーのファスナー片 12 ファスナー片取り付け開始点 13 ファスナー片取り付け終点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性生地からなる風道管をファスナーで
    接続した風管において、該ファスナー接続部は生地を内
    外層の二重にし、それぞれの生地を互いにファスナーで
    接続するようにし、且つ内側の生地はムシの大きいファ
    スナーで接続し、外側の生地はムシの小さいファスナー
    で接続したことを特徴とするファスナー接続風管。
  2. 【請求項2】ムシの小さいファスナーのファスナーテー
    プが不通気性処理されたものであることを特徴とする請
    求項1記載のファスナー接続風管。
  3. 【請求項3】ムシの小さいファスナーが気密性ファスナ
    ーであることを特徴とする請求項1又は2記載のファス
    ナー接続風管。
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