JPH1182597A - 車両用緩衝装置 - Google Patents

車両用緩衝装置

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JPH1182597A
JPH1182597A JP24843197A JP24843197A JPH1182597A JP H1182597 A JPH1182597 A JP H1182597A JP 24843197 A JP24843197 A JP 24843197A JP 24843197 A JP24843197 A JP 24843197A JP H1182597 A JPH1182597 A JP H1182597A
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JP
Japan
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valve
centering
disc
damper
passage
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JP24843197A
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English (en)
Inventor
Seiji Miyazawa
誠二 宮澤
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車両用緩衝装置は、耐圧性を確保しつ
つ減衰力の可変幅や調整の自由度を拡大することができ
ない。 【解決手段】 ダンパピストン15に形成された通路3
2に臨んで設けられ、通路32内の流体の流れを制限す
る複数枚のバルブディスク34a〜34cと、これらバ
ルブディスク34a〜34cよりも小径に設定され、相
互に重なり合う2枚のバルブディスク34b, 34cの
間に配置されて当該バルブディスク34b, 34cと共
に弾性変形可能なセンタリングディスク35と、このセ
ンタリングディスク35に形成されてその撓み剛性を低
減させるための肉抜き部39と、相互に重なり合う2枚
のバルブディスク34b, 34cの間にセンタリングデ
ィスク35の外周面に内接して配置され、センタリング
ディスク35よりも板厚が厚く、バルブディスク34a
に通路32を塞ぐような初期撓みを与えるためのセット
リング36とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝用の流体が充
填されたダンパシリンダ内を摺動するダンパピストンに
よって仕切られた2つの流体室間での流体の移動を制限
することにより、減衰力を発生させるようにした車両用
緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車体と車輪との間に組み付け
られる懸架装置の一部を構成する車両用緩衝装置(ショ
ックアブソーバ)は、不整路面による衝撃や車体の振動
を緩和して乗員の乗り心地を向上させる他、積み荷を保
護したりあるいはタイヤの接地性を高めて操縦安定性を
確保するためのものであり、内部に油等の流体が充填さ
れたダンパシリンダと、このダンパシリンダ内を摺動す
るダンパピストンが固定されたピストンロッドとを有す
る筒形のものが一般的である。
【0003】通常、このような車両用緩衝装置において
は、ダンパピストンにて仕切られたダンパシリンダ内の
二つの流体室の間で、車輪の上下動に伴って流体がダン
パピストンに形成されたオリフィス状の通路を介して行
き来するが、この時のオリフィス状の通路を流れる流体
の抵抗により、車輪の上下動に伴う振動を減衰するよう
になっており、例えば実開平6−63949号公報など
に開示されたものが知られている。
【0004】実開平6−63949号公報に開示された
緩衝器は、ダンパシリンダ内のダンパピストンの移動に
伴ってダンパピストンに形成した通路内の流体の流れを
制限する複数枚のバルブディスクを設け、相互に重なり
合う2枚のバルブディスクの間に小径のセンタリングデ
ィスクを配置し、さらにこのセンタリングディスクより
も板厚の厚いセットリングをセンタリングディスクの外
周面に内接して配置し、バルブディスクに通路を塞ぐよ
うな初期撓みを与えるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実開平6−63949
号公報に開示された従来の車両用緩衝装置においては、
ダンパピストンが往動から復動に、あるいは復動から往
動に行程が切り換わる際、バルブディスクおよびセンタ
リングディスクは、減衰バルブからチェックバルブに機
能が切り換わるため、ダンパピストンの一方の行程時に
減衰力を発生するバルブディスクおよびセンタリングデ
ィスクは、他方の行程時において発生するバルブディス
クおよびセンタリングディスクの減衰力に対応した圧力
を受けることとなる。
【0006】従って、これらバルブディスクおよびセン
タリングディスクの耐圧性を確保するためには、許容応
力範囲内での板厚を設定する必要があるが、センタリン
グディスクの剛性がバルブディスクに付加されるため、
減衰力を低減させることができず、減衰力の可変幅や調
整の自由度を拡大することが困難である。
【0007】一方、バルブディスクおよびセンタリング
ディスクは、ダンパピストンと座金との間に挟み込まれ
た状態でピストンロッドに対して同軸状に嵌着された構
造となっているため、各バルブディスクの撓み支持端
は、座金の外周端部に対応する結果、センタリングディ
スクとバルブディスクとが同じ板厚の場合には、センタ
リングディスクはバルブディスクに対して撓み剛性が大
きくなる傾向を示す。このため、センタリングディスク
の撓み剛性をバルブディスクと同等、もしくはバルブデ
ィスクよりも小さくすることが望ましいが、センタリン
グディスクの板厚をバルブディスクの板厚よりも薄くす
ると、今度はその耐圧性が確保できなくなる不具合があ
った。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、耐圧性を確保しつつ減
衰力の可変幅や調整の自由度を拡大することができる車
両用緩衝装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による車両用緩衝
装置は、内部に緩衝用の流体が充填されたダンパシリン
ダと、このダンパシリンダの一端部を摺動自在に貫通し
て一端側が当該ダンパシリンダ内に位置するピストンロ
ッドと、このピストンロッドの一端側に一体的に固定さ
れ、かつ前記ダンパシリンダ内に摺動自在に嵌合されて
当該ダンパシリンダ内を2つの流体室に仕切るダンパピ
ストンと、このダンパピストンに形成されて前記2つの
流体室に連通する通路と、この通路に臨んで設けられ、
前記ダンパシリンダ内の前記ダンパピストンの移動に伴
って当該通路内の前記流体の流れを制限する複数枚のバ
ルブディスクとを具えた車両用緩衝装置であって、これ
らバルブディスクよりも小径に設定され、相互に重なり
合う2枚の前記バルブディスクの間に配置されて当該バ
ルブディスクと共に弾性変形可能なセンタリングディス
クと、このセンタリングディスクに形成されて当該セン
タリングディスクの撓み剛性を低減させるための肉抜き
部と、前記相互に重なり合う2枚のバルブディスクの間
に前記センタリングディスクの外周面に内接して配置さ
れ、前記センタリングディスクよりも板厚が厚く、前記
バルブディスクに前記通路を塞ぐような初期撓みを与え
るためのセットリングとを有することを特徴とするもの
である。
【0010】本発明によると、肉抜き部の形成によって
センタリングディスクが撓み変形し易くなり、ダンパピ
ストンの移動速度が比較的低速度の領域からバルブディ
スクがセンタリングディスクと共に弾性変形して通路を
開く結果、減衰力が弱められた状態となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による車両用緩衝装置にお
いて、センタリングディスクの板厚は、バルブディスク
の板厚と同じであってもよく、この場合、特別な板厚の
ものを用意しなくてよいため、コストアップを最小限に
抑えることができる。
【0012】
【実施例】本発明による車両用緩衝装置を減衰力可変型
のものに応用した一実施例について、図1〜図6を参照
しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例
に限らず、同様な課題を内包する他の分野の技術にも応
用することができる。
【0013】本実施例の全体の概略構造を表す図1およ
びその主要部の断面構造を表す図2に示すように、図示
しない車輪と車体との間に介装されて車輪を車体から釣
り下げた状態で支持する本実施例の車両用緩衝装置は、
外筒11の下端部が車輪を回転自在に支持する図示しな
いナックルにブラケット12を介して固定されており、
この外筒11内には内部を上部室13と下部室14とに
仕切るダンパピストン15を摺動自在に収納したダンパ
シリンダとしての内筒16が同軸状をなして収納されて
いる。また、これら外筒11および内筒16の下端部
は、下部室14を仕切る端板17を介して相互に連結さ
れ、同様に、外筒11および内筒16の上端部は、ピス
トンロッド18が摺動自在に貫通する円筒状のロッドガ
イド19により一体的に連結されている。
【0014】上記端板17には、外筒11と内筒16と
の間に形成された筒状のリザーバ室20と下部室14と
を連通する連通路21が形成されている。同様に、上部
室13とリザーバ室20とを連通する連通路22が上記
ロッドガイド19に形成されており、この連通路22は
ロッドガイド19の内周面とピストンロッド18の外周
面との間の隙間を介して上部室13に連通している。そ
して、これら上部室13, 下部室14およびリザーバ室
20内には図示しない緩衝用の作動流体が充填されてい
る。
【0015】ピストンロッド18の上端部は、車体のス
トラットハウジング23に連結されるストラットマウン
ト24に上端部がバンプストッパ25を介して支持され
た状態となっている。ピストンロッド18の上端部に連
結された上部スプリングマウント26と外筒11の上端
部に嵌着された下部スプリングマウント27との間に
は、ダンパスプリング28が装着されており、路面の凹
凸に通従した車輪の上下動がこのダンパスプリング28
の伸縮動作によって吸収されるようになっている。
【0016】前記ダンパピストン15には、上部リード
バルブ29, 下部リードバルブ30を介してそれぞれ上
部室13と下部室14とを連通し得る一対の流体通路3
1,32が形成されており、路面の凹凸に追従して内筒
16に対し相対的に上下動するダンパピストン15の移
動速度が比較的遅い領域では、流体通路31, 32の上
下の開口がリードバルブ29, 24にて塞がれた状態と
なっているため、作動流体はリザーバ室20を介して上
部室13と下部室14との間を移動し、ダンパピストン
15の移動速度の増加割合に対して減衰力の増加割合が
大きな傾向を有する。しかし、内筒16に対するダンパ
ピストン15の相対的な上下移動速度が予め設定された
値を越えると、これらリードバルブ29, 24が弾性変
形して流体通路31, 32の上下の開口を開くため、ダ
ンパピストン15の移動速度の増加割合に対して減衰力
の増加割合が小さな傾向となり、従来から周知の一般的
な緩衝装置としての特性が得られるようになっている。
【0017】また、このダンパピストン15には、スト
ラットハウジング23に取り付けられたモータ33を介
して二重構造のピストンロッド18の下端部を旋回する
ことにより、上述した流体通路31, 32とは別に上部
室13と下部室14とを連通する通路の断面積を切り換
えて減衰力を変更し得る減衰力変更手段が組み付けられ
ている。
【0018】なお、この減衰力変更手段の具体的な構造
は、実開平6−63949号公報などで開示されてお
り、本発明とは直接関係がない上に機構が複雑でもある
ので、その説明は省略するものとする。
【0019】リードバルブ29, 30の構造は、基本的
に同一であり、図2中の矢視III 部を抽出拡大した図3
に示すように、本実施例ではダンパピストン15に形成
された流体通路32の開口端を開閉し得る複数枚(図示
例では3枚)のバルブディスク34a, 34b, 34c
と、これらバルブディスク34a〜34cの外径よりも
小径に設定されて相互に重なり合う2枚のバルブディス
ク34b, 34cの間に介装されるセンタリングディス
ク35と、このセンタリングディスク35の外周面に内
接するセットリング36とを有する。
【0020】これらバルブディスク34a〜34cおよ
びセンタリングディスク35は、相互に重ね合わされた
状態でピストンロッド18に嵌着され、ダンパピストン
15と座金37との間に挟持された状態となっている。
そして、それぞれ外周側がダンパピストン15の流体通
路32の開口面から離れる方向に弾性変形可能となって
いる。
【0021】本実施例では、ダンパピストン15寄りの
2枚のバルブディスク34a, 34bおよびセンタリン
グディスク35の板厚は、すべて同じに設定されている
が、ダンパピストン15から最も遠いバルブディスク3
4cの板厚は、これらよりも多少厚めに設定されてい
る。また、セットリング36の板厚は、これらの板厚よ
りも充分大きく設定されているため、本実施例ではダン
パピストン15から最も遠いバルブディスク34cに初
期撓みが与えられ、このバルブディスク34cの初期撓
みによって、ダンパピストン15寄りの2枚のバルブデ
ィスク34a, 34bが流体通路32の開口面を塞ぐよ
うに付勢された状態となる。
【0022】このように、流体通路32の開口面にバル
ブディスク34aが密着するように、初期撓みが与えら
れるバルブディスク34cの板厚を厚めに設定している
ため、このバルブディスク34cの耐久性を向上させる
ことができる上、板厚の薄いバルブディスクを複数枚使
用する場合よりも部品点数を削減することができる利点
を有する。
【0023】なお、本実施例では、板厚を厚めに設定す
ることによって耐久性を持たせたバルブディスク34c
の剛性を低減するため、この初期撓みが与えられるバル
ブディスク34cには肉抜き穴38が形成されており、
これは、次に説明するセンタリングディスク35の肉抜
き穴39と同様なものである。
【0024】図3および本実施例におけるセンタリング
ディスク35の形状を表す図4に示すように、センタリ
ングディスク35の外周側には、本発明の肉抜き部とし
ての円弧状をなす肉抜き穴39がピストンロッド18と
同心状に形成されている。
【0025】このセンタリングディスク35の撓み変形
量と荷重との関係を表す図5に示すように、上述した肉
抜き穴39を形成した本発明のセンタリングディスク3
5では、荷重の増大に対して撓み変形量の変化割合を大
きくすることができるのに対し、肉抜き穴35を形成し
ていない従来のセンタリングディスクでは、荷重の増大
に対して撓み変形量の変化割合が本発明よりも小さく、
ダンパピストン15の移動速度が従来よりも低速度の領
域から、バルブディスク34が流体通路32の開口端か
ら離れるような傾向を持たせることができる。
【0026】つまり、ダンパピストン15の移動速度と
減衰力の大きさとの関係を表す図6に示すように、破線
で示す従来のものよりも全体的に減衰力を弱めに設定す
ることができる。なお、図中の二点鎖線は、減衰力変更
手段によってモードを図2中、左半分に示した状態から
右半分に示した状態に切り換えた場合を示している。図
3に示した下部リードバルブ30は、ダンパピストン1
5が上方に移動する際に上部室13の圧縮に伴う作動流
体の圧力上昇に伴い、開弁方向に付勢されるが、ダンパ
ピストン15の移動速度によってバルブディスク34a
〜34cの撓み状態が変化し、減衰力が変わることは先
に説明した通りである。逆に、ダンパピストン15が下
方に移動する際にはバルブディスク34aが流体通路3
2の開口端に密着して閉弁状態となるが、この場合には
上部リードバルブ29が上述した下部リードバルブ30
のように機能する。
【0027】上述した実施例では、円弧状をなす1つの
肉抜き穴39をセンタリングディスク35の外周側に形
成したが、円周方向に沿って等間隔に複数の肉抜き穴を
形成するようにしてもよく、さらに外周面に間欠的な切
り欠きを肉抜き部として形成しても同様な効果を得るこ
とができる。
【0028】このような本発明によるセンタリングディ
スク35の他の実施例の外観を図7〜図9に示す。図7
に示したセンタリングディスク35は、2つの半円弧状
をなす肉抜き穴39を形成したものであり、図8に示し
たセンタリングディスク35は3つの円弧状をなす肉抜
き穴39を円周方向に沿って等間隔に形成したものであ
る。さらに、図9に示すセンタリングディスク39は、
本発明の肉抜き部となる複数(図示例では4つ)の切り
欠き40をその外周に沿って等間隔に形成したものであ
り、何れの場合も撓み剛性を低減させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の車両用緩衝装置によると、バル
ブディスクよりも小径のセンタリングディスクと、この
センタリングディスクよりも厚い板厚を有し、当該セン
タリングディスクの外周面に内接してバルブディスクに
ピストンの通路を塞ぐような初期撓みを与えるセットリ
ングとを相互に重なり合う2枚のバルブディスクの間に
配置し、さらにセンタリングディスクの撓み剛性を低減
させるための肉抜き部を当該センタリングディスクに形
成したので、センタリンクディスクの板厚をバルブディ
スクと同じ板厚に設定した場合でも、耐圧性を確保しつ
つセンタリングディスクの撓み剛性を低減させることが
できる。この結果、従来のものよりも減衰力を低減させ
たり、減衰力の可変幅や調整の自由度を拡大することが
でき、車両の乗り心地を改善することが可能となる。
【0030】また、センタリングディスクのために特別
な板厚のものを用意しなくてもよいため、コストアップ
を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用緩衝装置の一実施例の概略
構造を表す断面図である。
【図2】図1に示した実施例の主要部を拡大した断面図
である。
【図3】図2中の矢視III 部の抽出拡大断面図である。
【図4】本実施例におけるセンタリングディスクの平面
図である。
【図5】センタリングディスクの撓み変形量と荷重との
関係を表すグラフである。
【図6】ダンパピストンの移動速度と減衰力との関係を
表すグラフである。
【図7】センタリングディスクの他の実施例の平面図で
ある。
【図8】センタリングディスクの別な実施例の平面図で
ある。
【図9】センタリングディスクのさらに別な実施例の平
面図である。
【符号の説明】
13 上部室 14 下部室 15 ダンパピストン 16 内筒(ダンパシリンダ) 18 ピストンロッド 29 上部リードバルブ 30 下部リードバルブ 31, 32 流体通路 34a〜34c バルブディスク 35 センタリングディスク 36 セットリング 39 肉抜き穴(肉抜き部) 40 切り欠き(肉抜き部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に緩衝用の流体が充填されたダンパ
    シリンダと、このダンパシリンダの一端部を摺動自在に
    貫通して一端側が当該ダンパシリンダ内に位置するピス
    トンロッドと、このピストンロッドの一端側に一体的に
    固定され、かつ前記ダンパシリンダ内に摺動自在に嵌合
    されて当該ダンパシリンダ内を2つの流体室に仕切るダ
    ンパピストンと、このダンパピストンに形成されて前記
    2つの流体室に連通する通路と、この通路に臨んで設け
    られ、前記ダンパシリンダ内の前記ダンパピストンの移
    動に伴って当該通路内の前記流体の流れを制限する複数
    枚のバルブディスクとを具えた車両用緩衝装置であっ
    て、 これらバルブディスクよりも小径に設定され、相互に重
    なり合う2枚の前記バルブディスクの間に配置されて当
    該バルブディスクと共に弾性変形可能なセンタリングデ
    ィスクと、 このセンタリングディスクに形成されて当該センタリン
    グディスクの撓み剛性を低減させるための肉抜き部と、 前記相互に重なり合う2枚のバルブディスクの間に前記
    センタリングディスクの外周面に内接して配置され、前
    記センタリングディスクよりも板厚が厚く、前記バルブ
    ディスクに前記通路を塞ぐような初期撓みを与えるため
    のセットリングとを有することを特徴とする車両用緩衝
    装置。
  2. 【請求項2】 前記センタリングディスクの板厚は、前
    記バルブディスクの板厚と同じであることを特徴とする
    請求項1に記載の車両用緩衝装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6966411B2 (en) * 2003-04-25 2005-11-22 Showa Corporation Valve structure of hydraulic shock absorber for vehicle
JP2013190043A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Kyb Co Ltd 緩衝器のバルブ構造

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