JPH1181112A - ブレイダーの組成点安定化ガイド - Google Patents
ブレイダーの組成点安定化ガイドInfo
- Publication number
- JPH1181112A JPH1181112A JP26281197A JP26281197A JPH1181112A JP H1181112 A JPH1181112 A JP H1181112A JP 26281197 A JP26281197 A JP 26281197A JP 26281197 A JP26281197 A JP 26281197A JP H1181112 A JPH1181112 A JP H1181112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandrel
- composition
- braid
- ring
- guide
- Prior art date
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- Pending
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- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マンドレルの形状にかかわらず、常に、組物組
成点の位置を安定させることにより、高精度での組物の
組成を行うことができるようにする。 【解決手段】ボビンキャリアーとマンドレルｍの間に渡
した複数本の糸条をマンドレルのまわりに交錯旋回さ
せ、マンドレル上に組物を組成するようにしたブレイダ
ーに取り付けて使用される。組物の組成方向において糸
条の旋回面より前方に配置されかつマンドレルによって
通過されうるリング１と、ブレイダーの本体に取り付け
られてリング１を組物の組成方向に直交する平面内にお
いて移動自在に支持する支持部材２とからなる。
成点の位置を安定させることにより、高精度での組物の
組成を行うことができるようにする。 【解決手段】ボビンキャリアーとマンドレルｍの間に渡
した複数本の糸条をマンドレルのまわりに交錯旋回さ
せ、マンドレル上に組物を組成するようにしたブレイダ
ーに取り付けて使用される。組物の組成方向において糸
条の旋回面より前方に配置されかつマンドレルによって
通過されうるリング１と、ブレイダーの本体に取り付け
られてリング１を組物の組成方向に直交する平面内にお
いて移動自在に支持する支持部材２とからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンドレル上に複
数本の糸条または繊維束等（以下、「糸条」という。）
を組んで種々の組物を組成するブレイダー、特に、ブレ
イダーにおける組物組成点の位置を安定させるための組
成点安定化ガイドに関するものである。
数本の糸条または繊維束等（以下、「糸条」という。）
を組んで種々の組物を組成するブレイダー、特に、ブレ
イダーにおける組物組成点の位置を安定させるための組
成点安定化ガイドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のブレイダーにおいては、例えば、
特開平６−２９４０５７号公報に記載されているよう
に、マンドレル上に組成される組物の組成点を挟んで一
対の組成位置安定ガイド部材が配置されており、所定の
軌道に沿って蛇行しながら走行するボビンキャリアーの
運動に伴う糸条の揺れ、およびマンドレルの運動に伴う
マンドレル上の組物組成点の変動が抑制され、組成され
る糸条が組成点付近において不規則に交絡することがな
く、その結果、安定した組成を実現し、また、組成され
た形状が均一な組物を製造することができるようになっ
ている。
特開平６−２９４０５７号公報に記載されているよう
に、マンドレル上に組成される組物の組成点を挟んで一
対の組成位置安定ガイド部材が配置されており、所定の
軌道に沿って蛇行しながら走行するボビンキャリアーの
運動に伴う糸条の揺れ、およびマンドレルの運動に伴う
マンドレル上の組物組成点の変動が抑制され、組成され
る糸条が組成点付近において不規則に交絡することがな
く、その結果、安定した組成を実現し、また、組成され
た形状が均一な組物を製造することができるようになっ
ている。
【０００３】この場合、一対の組成位置安定ガイド部材
は、作製される組物の形状に対応する形状を有してお
り、ブレイダーの組成方向において組成点を挟んで前後
に固定して配置される。そして、このとき、一対のガイ
ド部材の位置合わせがなされるが、この作業は容易では
なかった。また、組物が組成される間に、マンドレルは
一対のガイド部材の間を通過するが、曲がった形状のマ
ンドレルの場合には、各ガイド部材は固定されていて、
マンドレルの組物組成方向に直交する平面内における動
きに追従することができないので、ガイド部材を通過す
る角度が制限されてしまって、組物組成点の位置を安定
させることができず、組物の組成を精度良く行うことが
できない場合があった。
は、作製される組物の形状に対応する形状を有してお
り、ブレイダーの組成方向において組成点を挟んで前後
に固定して配置される。そして、このとき、一対のガイ
ド部材の位置合わせがなされるが、この作業は容易では
なかった。また、組物が組成される間に、マンドレルは
一対のガイド部材の間を通過するが、曲がった形状のマ
ンドレルの場合には、各ガイド部材は固定されていて、
マンドレルの組物組成方向に直交する平面内における動
きに追従することができないので、ガイド部材を通過す
る角度が制限されてしまって、組物組成点の位置を安定
させることができず、組物の組成を精度良く行うことが
できない場合があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、組物組成時に、組物組成方向に直交する平面内
におけるマンドレルの動きに追従することができ、よっ
て、マンドレルの形状にかかわらず、常に、組物組成点
の位置を安定させ、高精度での組物の組成を達成できる
ガイド部材を提供することにある。
課題は、組物組成時に、組物組成方向に直交する平面内
におけるマンドレルの動きに追従することができ、よっ
て、マンドレルの形状にかかわらず、常に、組物組成点
の位置を安定させ、高精度での組物の組成を達成できる
ガイド部材を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ボビンキャリアーとマンドレルの間に渡
した複数本の糸条をマンドレルのまわりに交錯旋回さ
せ、マンドレル上に組物を組成するようにしたブレイダ
ーに取り付けて使用するものであり、組物の組成方向に
おいて糸条の旋回面より前方に配置されかつマンドレル
によって通過され得るリングと、ブレイダーの本体に取
り付けられ、リングを組物の組成方向に直交する平面内
において移動自在に支持する支持部材とからなることを
特徴とする組成点安定化ガイドを構成したものである。
め、本発明は、ボビンキャリアーとマンドレルの間に渡
した複数本の糸条をマンドレルのまわりに交錯旋回さ
せ、マンドレル上に組物を組成するようにしたブレイダ
ーに取り付けて使用するものであり、組物の組成方向に
おいて糸条の旋回面より前方に配置されかつマンドレル
によって通過され得るリングと、ブレイダーの本体に取
り付けられ、リングを組物の組成方向に直交する平面内
において移動自在に支持する支持部材とからなることを
特徴とする組成点安定化ガイドを構成したものである。
【０００６】本発明の好ましい実施例によれば、支持部
材は重量平衡器を備えており、リングは、重量平衡器に
よって、組物の組成方向に直交する平面内において移動
自在に支持されている。本発明の別の好ましい実施例に
よれば、必要とされる内径の大きさに応じてリングを取
り替え可能になっている。
材は重量平衡器を備えており、リングは、重量平衡器に
よって、組物の組成方向に直交する平面内において移動
自在に支持されている。本発明の別の好ましい実施例に
よれば、必要とされる内径の大きさに応じてリングを取
り替え可能になっている。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施例について説明する。図１は、本発
明によるブレイダーの組成安定化ガイドが適用されたブ
レイダーの側断面図であり、図２は図１のＸ−Ｘ線に沿
った断面図である。
発明の好ましい実施例について説明する。図１は、本発
明によるブレイダーの組成安定化ガイドが適用されたブ
レイダーの側断面図であり、図２は図１のＸ−Ｘ線に沿
った断面図である。
【０００８】図１及び図２において、ブレイダーＢＲ
は、ブレイダー本体Ｂｂとマンドレル装置Ｂｍから構成
されている。ブレイダー本体Ｂｂは、軸線が水平で一側
に開口ｅを有するほぼ円筒状の機台Ｆｂ内に配置された
一定の曲率半径をもつ曲面状の上板Ｕと、上板Ｕの周方
向に穿設された軌道に沿って走行するボビンキャリアー
Ｃと、ボビンキャリアーＣを軌道に沿って走行させるた
めの駆動装置Ｄを有している。
は、ブレイダー本体Ｂｂとマンドレル装置Ｂｍから構成
されている。ブレイダー本体Ｂｂは、軸線が水平で一側
に開口ｅを有するほぼ円筒状の機台Ｆｂ内に配置された
一定の曲率半径をもつ曲面状の上板Ｕと、上板Ｕの周方
向に穿設された軌道に沿って走行するボビンキャリアー
Ｃと、ボビンキャリアーＣを軌道に沿って走行させるた
めの駆動装置Ｄを有している。
【０００９】そして、ボビンキャリアーＣに載置された
ボビンからボビンの軸線方向に引き出される糸条Ｙが上
板Ｕのほぼ中心に集合し、また、マンドレル装置Ｂｍに
取り付けられたマンドレルｍの位置は、マンドレルｍ上
に形成される組物の組成点Ｐが上板Ｕの中心に位置する
ようになっている。マンドレル装置Ｂｍは、マンドレル
ｍを一次元、二次元あるいは三次元的に位置制御するこ
とができる。
ボビンからボビンの軸線方向に引き出される糸条Ｙが上
板Ｕのほぼ中心に集合し、また、マンドレル装置Ｂｍに
取り付けられたマンドレルｍの位置は、マンドレルｍ上
に形成される組物の組成点Ｐが上板Ｕの中心に位置する
ようになっている。マンドレル装置Ｂｍは、マンドレル
ｍを一次元、二次元あるいは三次元的に位置制御するこ
とができる。
【００１０】こうして、ボビンキャリアーＣが駆動装置
Ｄによって軌道に沿って走行させられるとともに、マン
ドレルｍの位置がマンドレル装置Ｂｍによって制御さ
れ、その結果、ボビンキャリアーＣとマンドレルｍの間
に渡された多数の糸条Ｙがマンドレルｍのまわりに交錯
旋回し、また、必要に応じて、機台ＦｂのフレームＦ
ｂ’にほぼ水平に配置されたボビンキャリアーＣから中
糸用糸条ｙが、軌道に沿って走行するボビンキャリアー
Ｃから巻き戻され組み上げられる糸条Ｙに交絡すること
により、ブレイディングが行われてマンドレルｍ上に組
物が組成される。ブレイディングの完了後、適当な切断
装置によって糸条Ｙ及びｙが切断され、組物が組成され
たマンドレルｍは、マンドレル装置Ｂｍから取り外され
る。
Ｄによって軌道に沿って走行させられるとともに、マン
ドレルｍの位置がマンドレル装置Ｂｍによって制御さ
れ、その結果、ボビンキャリアーＣとマンドレルｍの間
に渡された多数の糸条Ｙがマンドレルｍのまわりに交錯
旋回し、また、必要に応じて、機台ＦｂのフレームＦ
ｂ’にほぼ水平に配置されたボビンキャリアーＣから中
糸用糸条ｙが、軌道に沿って走行するボビンキャリアー
Ｃから巻き戻され組み上げられる糸条Ｙに交絡すること
により、ブレイディングが行われてマンドレルｍ上に組
物が組成される。ブレイディングの完了後、適当な切断
装置によって糸条Ｙ及びｙが切断され、組物が組成され
たマンドレルｍは、マンドレル装置Ｂｍから取り外され
る。
【００１１】本発明による組成点安定化ガイドＧは、組
物の組成方向において糸条Ｙの旋回面の前方に配置され
る。なお、この実施例では、マンドレルｍをブレイダー
ＢＲに対して前後に往復運動させて組物の組成を行う
（組物の組成方向が前後に変化する）形式のブレイダー
ＢＲを想定しているので、本発明による組成点安定化ガ
イドＧが一対、組物の組成方向において糸条Ｙの旋回面
を挟んで前後に配置されているが、マンドレルｍをブレ
イダーＢＲに対して一方向にだけ運動させて組物の組成
を行う（組物の組成方向が常に一定になる）形式のブレ
イダーＢＲの場合には、組成点安定化ガイドＧが１つだ
け、組物の組成方向において糸条Ｙの旋回面の前方に配
置されていればよい。
物の組成方向において糸条Ｙの旋回面の前方に配置され
る。なお、この実施例では、マンドレルｍをブレイダー
ＢＲに対して前後に往復運動させて組物の組成を行う
（組物の組成方向が前後に変化する）形式のブレイダー
ＢＲを想定しているので、本発明による組成点安定化ガ
イドＧが一対、組物の組成方向において糸条Ｙの旋回面
を挟んで前後に配置されているが、マンドレルｍをブレ
イダーＢＲに対して一方向にだけ運動させて組物の組成
を行う（組物の組成方向が常に一定になる）形式のブレ
イダーＢＲの場合には、組成点安定化ガイドＧが１つだ
け、組物の組成方向において糸条Ｙの旋回面の前方に配
置されていればよい。
【００１２】組成点安定化ガイドＧは、それぞれ、マン
ドレルｍによって通過され得るリング１と、ブレイダー
本体Ｂｂに取り付けられてリング１を組物の組成方向に
直交する平面内において移動自在に支持する支持部材２
とからなっている。なお、この実施例では、組物の組成
方向はほぼ水平であり、よって、リング１は、支持部材
２によって、ほぼ鉛直面内において移動自在に支持され
ている。
ドレルｍによって通過され得るリング１と、ブレイダー
本体Ｂｂに取り付けられてリング１を組物の組成方向に
直交する平面内において移動自在に支持する支持部材２
とからなっている。なお、この実施例では、組物の組成
方向はほぼ水平であり、よって、リング１は、支持部材
２によって、ほぼ鉛直面内において移動自在に支持され
ている。
【００１３】図３は、本発明による組成点安定化ガイド
Ｇの斜視図であり、図４は図３のＺ−Ｚ線に沿った断面
図である。図３に示したように、本発明による組成安定
化ガイドＧは、マンドレルｍによって通過され得るリン
グ１と、ブレイダー本体Ｂｂに取り付けられてリング１
を組物の組成方向に直交する平面内において移動自在に
支持する支持部材２とからなっている。
Ｇの斜視図であり、図４は図３のＺ−Ｚ線に沿った断面
図である。図３に示したように、本発明による組成安定
化ガイドＧは、マンドレルｍによって通過され得るリン
グ１と、ブレイダー本体Ｂｂに取り付けられてリング１
を組物の組成方向に直交する平面内において移動自在に
支持する支持部材２とからなっている。
【００１４】支持部材２は、上下に平行に配置された２
本のガイドレール３、３と、これらのガイドレール３、
３を連結する連結部材４、４とからなる長方形のフレー
ム１２と、このフレーム１２に取り付けられ、ガイドレ
ール３、３に沿ってスライド可能に案内されたスライド
部材５とを有している。
本のガイドレール３、３と、これらのガイドレール３、
３を連結する連結部材４、４とからなる長方形のフレー
ム１２と、このフレーム１２に取り付けられ、ガイドレ
ール３、３に沿ってスライド可能に案内されたスライド
部材５とを有している。
【００１５】スライド部材５はコ字状断面を有してお
り、そのコ字の両脚をなす壁５ａ、５ｂの対向面には、
複数個のローラ６が取り付けられている。また、フレー
ム１２の上端面および下端面、すなわちガイドレール
３、３の外側面には、ガイド溝７、７が形成されてい
る。そして、スライド部材５のローラ６が、ガイドレー
ル３、３のガイド溝７、７内に収容されると同時に、ス
ライド部材５の壁５ａ、５ｂの間にガイドレール３、３
が僅かな遊びを伴って嵌め込まれている。こうして、ス
ライド部材５のローラ６が、ガイドレール３、３のガイ
ド溝７、７に沿って転動することによって、スライド部
材５はガイドレール３、３に沿って自由にスライド運動
し得るようになっている。
り、そのコ字の両脚をなす壁５ａ、５ｂの対向面には、
複数個のローラ６が取り付けられている。また、フレー
ム１２の上端面および下端面、すなわちガイドレール
３、３の外側面には、ガイド溝７、７が形成されてい
る。そして、スライド部材５のローラ６が、ガイドレー
ル３、３のガイド溝７、７内に収容されると同時に、ス
ライド部材５の壁５ａ、５ｂの間にガイドレール３、３
が僅かな遊びを伴って嵌め込まれている。こうして、ス
ライド部材５のローラ６が、ガイドレール３、３のガイ
ド溝７、７に沿って転動することによって、スライド部
材５はガイドレール３、３に沿って自由にスライド運動
し得るようになっている。
【００１６】スライド部材５の壁５ａ、５ｂを連結する
部分は、長方形の枠形状を有しており、この枠内には昇
降板８が鉛直方向に運動自在に配置されている。そし
て、昇降板８の円滑な運動を保証するため、図示はしな
いが、昇降板８における枠の内面に対向する両側面には
複数個のローラが取り付けられ、関係する枠の内面上を
上下方向に転動するようになっている。昇降板８の中央
部には、円形開口９が形成されている。この円形開口９
は、使用される最大の寸法をもつマンドレルｍが余裕を
もって通過できる程度の径を有していることが好まし
い。
部分は、長方形の枠形状を有しており、この枠内には昇
降板８が鉛直方向に運動自在に配置されている。そし
て、昇降板８の円滑な運動を保証するため、図示はしな
いが、昇降板８における枠の内面に対向する両側面には
複数個のローラが取り付けられ、関係する枠の内面上を
上下方向に転動するようになっている。昇降板８の中央
部には、円形開口９が形成されている。この円形開口９
は、使用される最大の寸法をもつマンドレルｍが余裕を
もって通過できる程度の径を有していることが好まし
い。
【００１７】スライド部材５の上面には、重量平衡器
（バランサ）１１が取り付けられ、重量平衡器１１に
は、昇降板８が吊り下げられている。そして、昇降板８
は、重量平衡器１１の作用によって、鉛直方向において
移動自在に支持され得るようになっている。
（バランサ）１１が取り付けられ、重量平衡器１１に
は、昇降板８が吊り下げられている。そして、昇降板８
は、重量平衡器１１の作用によって、鉛直方向において
移動自在に支持され得るようになっている。
【００１８】昇降板８には、リング支持プレート１０が
ネジによって取り付けられている。リング支持プレート
１０の中央部にはリング１の径に対応する径の円形開口
が形成されており、この円形開口にリング１が嵌め込ま
れて固定されている。この場合、リング１の開口は、昇
降板８の円形開口９に重なり合うようになっている。な
お、使用されるマンドレルｍの寸法に応じて、異なる径
のリング１を備えた複数のリング支持プレート１０を予
め準備しておき、その都度、リング支持プレート１０を
取り替えるようにするのが好ましい。この場合、リング
１を、カメラの絞りに類似の構造とすれば、リング支持
プレート１０を取り替えることなくリング１の径を変化
させることができるのでより好ましい。
ネジによって取り付けられている。リング支持プレート
１０の中央部にはリング１の径に対応する径の円形開口
が形成されており、この円形開口にリング１が嵌め込ま
れて固定されている。この場合、リング１の開口は、昇
降板８の円形開口９に重なり合うようになっている。な
お、使用されるマンドレルｍの寸法に応じて、異なる径
のリング１を備えた複数のリング支持プレート１０を予
め準備しておき、その都度、リング支持プレート１０を
取り替えるようにするのが好ましい。この場合、リング
１を、カメラの絞りに類似の構造とすれば、リング支持
プレート１０を取り替えることなくリング１の径を変化
させることができるのでより好ましい。
【００１９】こうして、図１および図２に示したよう
に、本発明による組成点安定化ガイドＧが一対、組物の
組成方向において糸条Ｙの旋回面を挟んで前後に配置さ
れる。そして、組成点安定化ガイドＧの支持部材２のフ
レーム１２が、適当な取り付け手段によってブレイダー
ＢＲの本体に固定され、フレーム１２は、組物の組成方
向（ほぼ水平方向）に直交する平面内（ほぼ鉛直平面
内）に位置し、かつ２本のガイドレール３、３が水平に
のびるように配置されている。
に、本発明による組成点安定化ガイドＧが一対、組物の
組成方向において糸条Ｙの旋回面を挟んで前後に配置さ
れる。そして、組成点安定化ガイドＧの支持部材２のフ
レーム１２が、適当な取り付け手段によってブレイダー
ＢＲの本体に固定され、フレーム１２は、組物の組成方
向（ほぼ水平方向）に直交する平面内（ほぼ鉛直平面
内）に位置し、かつ２本のガイドレール３、３が水平に
のびるように配置されている。
【００２０】そして、組物の組成方向に直交する平面内
において、スライド部材５がガイドレール３、３に沿っ
て水平方向に自由にスライド運動するとともに、リング
支持プレート１０を備えた昇降板８が、重量平衡器１１
の作用によって鉛直方向に移動自在に支持されることに
よって、リング１は、組物の組成方向に直交する平面内
において移動自在に支持される。
において、スライド部材５がガイドレール３、３に沿っ
て水平方向に自由にスライド運動するとともに、リング
支持プレート１０を備えた昇降板８が、重量平衡器１１
の作用によって鉛直方向に移動自在に支持されることに
よって、リング１は、組物の組成方向に直交する平面内
において移動自在に支持される。
【００２１】こうして、本発明による組成点安定化ガイ
ドＧによれば、上板Ｕに穿設された軌道に沿って蛇行し
ながら走行するボビンキャリアーＣの横方向の移動に伴
って揺れる糸条Ｙを案内し、その揺れを規制することに
より、組物組成点Ｐを略一定位置に維持することができ
る。その結果、組成される糸条Ｙが組物組成点Ｐ付近に
おいて不規則状態に交絡することなく安定した組成が実
現される。
ドＧによれば、上板Ｕに穿設された軌道に沿って蛇行し
ながら走行するボビンキャリアーＣの横方向の移動に伴
って揺れる糸条Ｙを案内し、その揺れを規制することに
より、組物組成点Ｐを略一定位置に維持することができ
る。その結果、組成される糸条Ｙが組物組成点Ｐ付近に
おいて不規則状態に交絡することなく安定した組成が実
現される。
【００２２】さらには、本発明による組成点安定化ガイ
ドＧによれば、リング１は組物の組成方向に直交する平
面内において移動自在に支持されているので、マンドレ
ルｍの動きに容易に追従し得る。したがって、組成点安
定化ガイドＧをブレイダーに取り付ける際に、正確な位
置合わせをする必要がない。しかも、曲がった形状のマ
ンドレルｍを用いて組物を組成する場合であっても、リ
ング１は、組物の組成方向に直交する平面内において、
マンドレルｍの動きに追従するので、マンドレルｍがリ
ング１を通過する角度は制限されない。このため、組物
組成点Ｐの位置を常に安定化させることができ、組物の
組成を精度良く行うことができる。
ドＧによれば、リング１は組物の組成方向に直交する平
面内において移動自在に支持されているので、マンドレ
ルｍの動きに容易に追従し得る。したがって、組成点安
定化ガイドＧをブレイダーに取り付ける際に、正確な位
置合わせをする必要がない。しかも、曲がった形状のマ
ンドレルｍを用いて組物を組成する場合であっても、リ
ング１は、組物の組成方向に直交する平面内において、
マンドレルｍの動きに追従するので、マンドレルｍがリ
ング１を通過する角度は制限されない。このため、組物
組成点Ｐの位置を常に安定化させることができ、組物の
組成を精度良く行うことができる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マンドレルの形状にかかわらず、常に、組物組成点の位
置を安定させることにより、高精度での組物の組成を行
うことができる。
マンドレルの形状にかかわらず、常に、組物組成点の位
置を安定させることにより、高精度での組物の組成を行
うことができる。
【図１】本発明によるブレイダーの組成安定化ガイドが
適用されたブレイダーの側断面図である。
適用されたブレイダーの側断面図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿った断面図である。
【図３】本発明による組成点安定化ガイドの斜視図であ
る。
る。
【図４】図３のＺ−Ｚ線に沿った断面図である。
１ リング ２ 支持部材 ３ ガイドレール ４ 連結部材 ５ スライド部材 ５ａ、５ｂ 壁 ６ ローラ ７ ガイド溝 ８ 昇降板 ９ 円形開口 １０ リング支持プレート １１ 重量平衡器（バランサ） １２ フレーム ＢＲ ブレイダー Ｂｂ ブレイダー本体 Ｂｍ マンドレル装置 ｅ 開口 Ｆｂ 機台 Ｆｂ’フレーム Ｕ 上板 Ｃ ボビンキャリアー Ｄ 駆動装置 Ｙ、ｙ 糸条 Ｐ 組物組成点 Ｇ 組成安定化ガイド
Claims (3)
- 【請求項１】 ボビンキャリアーとマンドレルの間に渡
した複数本の糸条をマンドレルのまわりに交錯旋回さ
せ、前記マンドレル上に組物を組成するようにしたブレ
イダーに取り付けて使用するものであり、組物の組成方
向において前記糸条の旋回面より前方に配置されかつ前
記マンドレルによって通過され得るリングと、前記ブレ
イダーの本体に取り付けられ、前記リングを前記組物の
組成方向に直交する平面内において移動自在に支持する
支持部材とからなることを特徴とする組成点安定化ガイ
ド。 - 【請求項２】 前記支持部材は重量平衡器を備えてお
り、前記リングは、前記重量平衡器によって、前記組物
の組成方向に直交する平面内において移動自在に支持さ
れていることを特徴とする請求項１に記載の組成点安定
化ガイド。 - 【請求項３】 必要とされる内径の大きさに応じて前記
リングを取り替え可能になっていることを特徴とする請
求項１または請求項２に記載の組成点安定化ガイド。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26281197A JPH1181112A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | ブレイダーの組成点安定化ガイド |
| EP98115917A EP0902114B1 (en) | 1997-09-09 | 1998-08-24 | Formation stabilizing guide for braider |
| DE69812514T DE69812514T2 (de) | 1997-09-09 | 1998-08-24 | Führer zum Stabilisieren der Flechtformung an einer Flechtmaschine |
| US09/143,785 US6024005A (en) | 1997-09-09 | 1998-08-31 | Formation stabilizing guide for braider |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26281197A JPH1181112A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | ブレイダーの組成点安定化ガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1181112A true JPH1181112A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17380949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26281197A Pending JPH1181112A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | ブレイダーの組成点安定化ガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1181112A (ja) |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP26281197A patent/JPH1181112A/ja active Pending
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