JPH1180400A - 合成木材 - Google Patents
合成木材Info
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- JPH1180400A JPH1180400A JP9243097A JP24309797A JPH1180400A JP H1180400 A JPH1180400 A JP H1180400A JP 9243097 A JP9243097 A JP 9243097A JP 24309797 A JP24309797 A JP 24309797A JP H1180400 A JPH1180400 A JP H1180400A
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- JP
- Japan
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- synthetic resin
- synthetic
- wood
- fluorescent substance
- pigment
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
蛍光性物質が配合されてなる。
Description
ー、レストラン等の床材、駅前広場、公園の遊具や遊歩
道、池、泉水等に懸かる木橋、自然公園内の湿地等に渡
された木道等に使用される天然の木材に代わる合成木材
に関するものである。
た外観、色調となされ、通常景観を重視するような場所
で使用される。したがって外観は茶色ないし褐色をベー
スとした色彩となされているため、昼間はともかくとし
て夜間には目立ちにくく、使用場所によってはかかる合
成木材製構築物にぶつかったり、つまずいたりするなど
安全性に劣るという欠点がある。
解決し、視認性に優れた合成木材を提供するものであ
る。
題を達成するため、発泡性合成樹脂よりなる合成樹脂層
に蛍光性物質が配合されてなるものである。
性顔料となされたものである。
光性顔料となされたものである。
樹脂がメルトインデックスの異なる少なくとも2種類の
合成樹脂からなり、各合成樹脂ごとに着色剤および蛍光
性物質の色調や配合量等が異なるようになされ、掛かる
合成樹脂より成形することにより色調の相違による木目
模様が表現されるとともに、該木目模様に沿って蛍光性
物質も斑になされたものである。
説明する。図中1は合成樹脂層、2は芯材、3は滑り止
め層である。合成樹脂層1は、発泡性合成樹脂からな
る。該発泡性合成樹脂は合成樹脂に適宜発泡剤が配合さ
れたものであり、該合成樹脂層1には発泡剤以外に蛍光
性物質をはじめ、適宜木粉、充填材、難燃剤、顔料、可
塑剤、安定剤、発泡助剤、紫外線吸収剤等が必要に応じ
て配合される。また、該合成樹脂層1の表面には適宜木
目、木肌状凹凸等が賦形され、木製のような外観に仕上
げられている。
押出成形、射出成形等成形加工が可能なものであればど
のようなものを用いてもよく、例えばポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリアミ
ド、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の熱可塑性合成
樹脂の他、場合によってはフェノール樹脂、ポリエステ
ル、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂も使用し得る。
は、加熱分解により多量の窒素ガスや炭酸ガスを放出す
る無機もしくは有機化合物、気化により著しく体積を増
す有機溶剤等を適宜割合で混合して成形機による成形時
の熱でもって該樹脂を発泡させるのである。窒素ガスを
放出する発泡剤としてはアゾジカルボンアミドが、また
炭酸ガスを放出する発泡剤としてはオキシビスベンゼン
スルホニルヒドラジッドが挙げられる。該発泡剤は樹脂
100重量部に対し、1.5〜5重量部程度配合され
る。
よく使用され、その粒径は30〜100メッシュ程度の
ものが好適である。該木粉は樹脂100重量部に対して
10〜50重量部程度使用される。
ては、酸化アルミ、酸化ストロンチウム、酸化ホウ素、
酸化バリウム等の酸化物、硫化亜鉛、硫化カドミウム等
の硫化物、酸化ユウロビウム等の希土類の酸化物等より
構成された原料が使用される。また蓄光性物質としては
硫化亜鉛に銅を配合したもの、酸化アルミ、酸化ホウ
素、酸化ストロンチウム等の酸化物にユウロビウム等の
希土類を配合したもの等があげられる。該蛍光性物質は
樹脂100重量部に対して10〜20重量部程度使用さ
れる。
炭酸カルシウム、石粉等が使用される。該充填材は通常
合成樹脂100重量部に対して15〜30重量部程度使
用される。
混合してもよいが、不均一に混合して基材1に部分的に
濃淡をつけたり斑になるようにしてもよい。
る際、金型内の合成樹脂原料が均一に加熱されるのがよ
いが、合成樹脂層1に発泡剤が配合されている場合、部
分的にやや高温部とやや低温部とが生じるようにすれ
ば、合成樹脂層1の発泡状態に疎密ができ、合成樹脂層
1の表面が一層木肌状とすることができる。
て蛍光物質を分布するようにすれば、木目模様に沿って
発光させることができる。
で埋設一体化されたものであって、通常は鋼管が使用さ
れるが、アルミ等の他の金属管の他、木棒、鋼線、FR
P棒、紙管等を埋設一体化することもできる。
使用される場合に該合成樹脂層1の表面に設けられたも
のである。
らなる。該熱可塑性エラストマーとしては、天然ゴム、
ブチレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム等のゴム
もしくはゴム状弾性を有するものが使用される。該熱可
塑性エラストマーにも適宜可塑剤、安定剤、充填剤、発
泡剤、紫外線吸収剤、顔料等を必要に応じて配合しても
よい。なお、顔料を混合する際、合成樹脂層1の色彩と
同系色でかつ濃色になされているのがよい。さらに、該
滑り止め層3にも蛍光性物質が配合されてもよい。
る手段については、例えば合成樹脂層1の表面に適宜間
隔で複数の凹溝11を形成し、該凹溝11に滑り止め層
3を埋設してもよく、この場合該凹溝11の寸法は、幅
1〜10mm、深さ3〜10mm、隣接する凹溝11間
の寸法は3〜50mm程度となされている。また該凹溝
11の断面形状は角形、半円形等でもよいが、蟻溝状と
なされていると該凹溝11に埋設された滑り止め層3が
はずれがたく好ましい。さらに凹溝11は基材1の表面
に対し、すべて平行で直線状であってもよいが、適宜蛇
行したり凹溝11の幅や深さも不定型となされていても
よい。
形時に成形機にて一体に成形してもよいし、表面平滑な
合成樹脂層1を作製し、その後リーマ加工等により切削
して形成してもよい。
成形機にて成形する際、合成樹脂層1の表面に成形され
る凹溝11に同時成形により充填一体化してもよいし、
あるいは成形後の合成樹脂層1の凹溝11に別途充填一
体化してもよい。その際該滑り止め層3は凹溝11内に
きっちり納まっていてもよいが、凹溝11の縁より僅か
に突出しているのがよい。また、合成樹脂層1の凹溝1
1に滑り止め層3を充填する際、直接充填してもよい
が、接着剤を介して充填してもよい。
する。まず、合成樹脂層として以下の実施例の配合のも
のを用いた。
同時に表面に幅2mm、深さ2mmの溝を14本設ける
とともに、該溝に滑り止め層配合により成形された滑り
止め層を充填した。
同時に表面に幅2mm、深さ2mmの溝を14本設ける
とともに、該溝に滑り止め層配合により成形された滑り
止め層を充填した。
mm、横15〇mm、厚み30mmの試験片を作成し、
この試験片について見え方および蓄光性の試験をおこな
った。見え方の試験方法は、上記試験片に100mの距
離から強度0.15mW/cm2 の紫外線を1秒間照射
した後、目視で四段階評価をした。 A:よく見える B:ぼんやり見える C:ほとんど見えない D:見えない 蓄光性の試験は上記見え方試験の後、該試験片について
三段階の時間経過後の目視評価をおこなった。 A:3時間以上見える B:1時間以上見える C:30分未満 これらの試験結果を表1に示す。
合成樹脂層に、蛍光性物質が配合されているので、視認
性が向上する。また蛍光性物質が蓄光性顔料の場合は時
間経過後の視認性が向上し、合成木材の使用場所、用途
等に応じて視認性の要求される種々の合成木材に好適に
適用できる。
スの異なる少なくとも2種類の合成樹脂からなり、各合
成樹脂ごとに着色剤および蛍光性物質の色調や配合量等
が異なるようになされ、かかる合成樹脂より成形するこ
とにより色調の相違による木目模様が表現されるととも
に、該木目模様に沿って蛍光性物質も斑になされた場合
は蛍光性物質による発光も木目模様に沿っておこなわれ
装飾効果に優れた合成木材が得られる。
ルコニー、レストラン等の床材、駅前広場、公園の遊具
や遊歩道、池、泉水等に懸かる木橋、自然公園内の湿地
等に渡された木道等において視認性が要求される用途に
好適に使用できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 発泡性合成樹脂よりなる合成樹脂層に蛍
光性物質が配合されてなる合成木材。 - 【請求項2】 蛍光性物質が蛍光性顔料である請求項1
記載の合成木材。 - 【請求項3】 蛍光性物質が蓄光性顔料である請求項1
記載の合成木材。 - 【請求項4】 発泡性合成樹脂がメルトインデックスの
異なる少なくとも2種類の合成樹脂からなり、各合成樹
脂ごとに着色剤および蛍光性物質の色調や配合量等が異
なるようになされ、掛かる合成樹脂より成形することに
より色調の相違による木目模様が表現されるとともに、
該木目模様に沿って蛍光性物質も斑になされた請求項
1、請求項2または請求項3記載の合成木材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9243097A JPH1180400A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 合成木材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9243097A JPH1180400A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 合成木材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1180400A true JPH1180400A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17098753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9243097A Pending JPH1180400A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 合成木材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1180400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002088233A1 (en) * | 2001-04-26 | 2002-11-07 | Washington State University Research Foundation | Low-density cellular wood plastic composite and process for formation |
BE1015868A3 (nl) * | 2004-01-23 | 2005-10-04 | Deceuninck N V | Recyclage van houtcomposieten. |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP9243097A patent/JPH1180400A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002088233A1 (en) * | 2001-04-26 | 2002-11-07 | Washington State University Research Foundation | Low-density cellular wood plastic composite and process for formation |
US7431872B2 (en) | 2001-04-26 | 2008-10-07 | Washington State University | Low-density cellular wood plastic composite and process for formation |
BE1015868A3 (nl) * | 2004-01-23 | 2005-10-04 | Deceuninck N V | Recyclage van houtcomposieten. |
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