JPH1179777A - 光ファイバの紡糸装置 - Google Patents
光ファイバの紡糸装置Info
- Publication number
- JPH1179777A JPH1179777A JP25758897A JP25758897A JPH1179777A JP H1179777 A JPH1179777 A JP H1179777A JP 25758897 A JP25758897 A JP 25758897A JP 25758897 A JP25758897 A JP 25758897A JP H1179777 A JPH1179777 A JP H1179777A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- outer diameter
- spinning
- furnace
- sealing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/025—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
- C03B37/029—Furnaces therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2205/00—Fibre drawing or extruding details
- C03B2205/60—Optical fibre draw furnaces
- C03B2205/90—Manipulating the gas flow through the furnace other than by use of upper or lower seals, e.g. by modification of the core tube shape or by using baffles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 紡糸炉10内における不活性ガスの流れの渦
(乱流)が、紡糸する光ファイバの外径変動に関わりの
あることが分かった。従来の紡糸装置のように紡糸炉の
上部が遮蔽されていると、加熱されて上昇したガスがU
ターンし、渦を巻いてしまい、これがファイバ外径に変
動を起こしていた。 【解決手段】 紡糸炉のシール用パイプ12の上部を遮
蔽している固定密閉板24に小孔28を設けるなどして
隙間を作り、この隙間からガスが逃げることにより、紡
糸炉10内にガスの乱流が、ほとんど又は全く生じない
ようにする。実験により、隙間の全遮蔽面積に対する面
積比を10%以上にすると、外径変動を125±1μmに押さ
えられることが分かった。
(乱流)が、紡糸する光ファイバの外径変動に関わりの
あることが分かった。従来の紡糸装置のように紡糸炉の
上部が遮蔽されていると、加熱されて上昇したガスがU
ターンし、渦を巻いてしまい、これがファイバ外径に変
動を起こしていた。 【解決手段】 紡糸炉のシール用パイプ12の上部を遮
蔽している固定密閉板24に小孔28を設けるなどして
隙間を作り、この隙間からガスが逃げることにより、紡
糸炉10内にガスの乱流が、ほとんど又は全く生じない
ようにする。実験により、隙間の全遮蔽面積に対する面
積比を10%以上にすると、外径変動を125±1μmに押さ
えられることが分かった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバの紡
糸装置に関するものである。
糸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の紡糸装置の概略を示す。1
0は紡糸炉の全体を示し、本体11とシール用パイプ1
2とからなる。シール用パイプ12は、紡糸炉10内へ
のダストの進入や光ファイバ母材へのダストの付着を防
ぐために使用される。紡糸炉10内において、光ファイ
バ母材14が送り出し部材16に吊り下げられ、送り出
し装置18により次第に下降しながら紡糸される。紡糸
炉10内には、送気管20を通して不活性ガス21を送
り込み、排気管22から排出する。
0は紡糸炉の全体を示し、本体11とシール用パイプ1
2とからなる。シール用パイプ12は、紡糸炉10内へ
のダストの進入や光ファイバ母材へのダストの付着を防
ぐために使用される。紡糸炉10内において、光ファイ
バ母材14が送り出し部材16に吊り下げられ、送り出
し装置18により次第に下降しながら紡糸される。紡糸
炉10内には、送気管20を通して不活性ガス21を送
り込み、排気管22から排出する。
【0003】従来の紡糸装置では、シール用パイプ12
の上端に固定密閉板24が蓋のように取り付けられ(図
4)、送り出し部材16が中央の孔26をほとんど隙間
のない状態で貫通し、これにより、紡糸炉10の上部を
遮蔽して、光ファイバ母材14を外部と可能な限り隔絶
させていた。
の上端に固定密閉板24が蓋のように取り付けられ(図
4)、送り出し部材16が中央の孔26をほとんど隙間
のない状態で貫通し、これにより、紡糸炉10の上部を
遮蔽して、光ファイバ母材14を外部と可能な限り隔絶
させていた。
【0004】また、図5のように、送り出し部材16に
可動密閉板25をピストンのように、すなわち、シール
用パイプ12の内壁との間にほとんど隙間のない状態で
取り付けることにより、紡糸炉10の上部を遮蔽する場
合もあった。
可動密閉板25をピストンのように、すなわち、シール
用パイプ12の内壁との間にほとんど隙間のない状態で
取り付けることにより、紡糸炉10の上部を遮蔽する場
合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紡糸した光ファイバの
外径変動の原因となるものについては、従来いろいろ研
究されている。今回、紡糸炉10内におけるガス21の
流れの渦(乱流)が、外径変動に影響していることが分
かった。すなわち、上記のように紡糸炉10の上部が遮
蔽されていると、加熱されて上昇したガス21が、図4
に例示するようにUターンし、渦を巻いてしまい、これ
が線引きされたファイバ外径に変動を起こしていたので
ある。
外径変動の原因となるものについては、従来いろいろ研
究されている。今回、紡糸炉10内におけるガス21の
流れの渦(乱流)が、外径変動に影響していることが分
かった。すなわち、上記のように紡糸炉10の上部が遮
蔽されていると、加熱されて上昇したガス21が、図4
に例示するようにUターンし、渦を巻いてしまい、これ
が線引きされたファイバ外径に変動を起こしていたので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図1に例示するように、ガス21が充満しかつその
中で光ファイバ母材14が紡糸される密閉空間(上記の
例では本体11とシール用パイプ12と固定密閉板24
又は可動密閉板25により形成される)の上部に、隙間
(小孔28等)が設けられ、当該隙間から前記ガスが逃
げることにより、前記密閉空間内に前記ガスの乱流が、
ほとんど又は全く生じないようになっていることを特徴
とする。
は、図1に例示するように、ガス21が充満しかつその
中で光ファイバ母材14が紡糸される密閉空間(上記の
例では本体11とシール用パイプ12と固定密閉板24
又は可動密閉板25により形成される)の上部に、隙間
(小孔28等)が設けられ、当該隙間から前記ガスが逃
げることにより、前記密閉空間内に前記ガスの乱流が、
ほとんど又は全く生じないようになっていることを特徴
とする。
【0007】なお、上記の「密閉空間」は、完全気密空
間の意味ではない。多少の隙間はあっても閉塞された空
間という意味で用いている。
間の意味ではない。多少の隙間はあっても閉塞された空
間という意味で用いている。
【0008】隙間の具体的構造は、後記の実施形態欄で
述べる。
述べる。
【0009】隙間が大きいと、渦の発生は完全になくな
るが、ダストの入り込む割合が多くなる。反対に隙間が
小さすぎると、渦の発生は防止できない。隙間の適当な
大きさを、後記実験例で示した。
るが、ダストの入り込む割合が多くなる。反対に隙間が
小さすぎると、渦の発生は防止できない。隙間の適当な
大きさを、後記実験例で示した。
【0010】
[図1(a)の場合]シール用パイプ12の上部を密閉
している固定密閉板24に小孔28を設ける。孔26と
送り出し部材16との間は従来通りで、ほとんど隙間が
ない。
している固定密閉板24に小孔28を設ける。孔26と
送り出し部材16との間は従来通りで、ほとんど隙間が
ない。
【0011】[図1(b)の場合]小孔28を設けず
に、孔26を大きくして、送り出し部材16との間に隙
間ができるようにする。
に、孔26を大きくして、送り出し部材16との間に隙
間ができるようにする。
【0012】[図1(c)の場合]可動密閉板25に小
孔30を設ける。可動密閉板25とシール用パイプ12
の内壁との間は従来通りで、ほとんど隙間はない。
孔30を設ける。可動密閉板25とシール用パイプ12
の内壁との間は従来通りで、ほとんど隙間はない。
【0013】[図1(d)の場合]小孔30を設けず
に、可動密閉板25を小さくして、シール用パイプ12
の内壁との間に隙間ができるようにする。
に、可動密閉板25を小さくして、シール用パイプ12
の内壁との間に隙間ができるようにする。
【0014】[実験結果]図2は、横軸に解放部の面積
比、縦軸に紡糸した光ファイバ外径の振れ幅(外径変
動)をとったものである。なお、 「解放部の面積比」
というのは、例えば図1(c)でいえば、小孔30の面
積の総和の可動密閉板25の全面積に対する比である。
比、縦軸に紡糸した光ファイバ外径の振れ幅(外径変
動)をとったものである。なお、 「解放部の面積比」
というのは、例えば図1(c)でいえば、小孔30の面
積の総和の可動密閉板25の全面積に対する比である。
【0015】図2から、面積比を10%以上にすると、外
径変動を125±1μmに押さえられることが分かる。
径変動を125±1μmに押さえられることが分かる。
【0016】
【発明の効果】光ファイバ母材が紡糸される密閉空間内
で、ガスの乱流が、ほとんど又は全く生じないようにな
っているので、光ファイバの外径変動を許容範囲内に押
さえることが可能になる。
で、ガスの乱流が、ほとんど又は全く生じないようにな
っているので、光ファイバの外径変動を許容範囲内に押
さえることが可能になる。
【図1】本発明の実施形態の説明図。
【図2】解放部の面積比と紡糸した光ファイバ外径の振
れ幅(外径変動)との関係を示す線図。
れ幅(外径変動)との関係を示す線図。
【図3】従来の紡糸装置の説明図。
【図4】従来の紡糸装置における固定密閉板24の説明
図。
図。
【図5】従来の紡糸装置における可動密閉板25の説明
図。
図。
10 紡糸炉 11 本体 12 シール用パイプ 14 光ファイバ母材 16 送り出し部材 18 送り出し装置 20 送気管 21 不活性ガス 22 排気管 24 固定密閉板 25 可動密閉板 26 孔 28,30 小孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 規行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 不活性ガスが充満する紡糸炉の密閉空間
内において、光ファイバプリフォームが紡糸されるよう
になっている、光ファイバの紡糸装置において、前記密
閉空間の上部に隙間が設けられ、当該隙間から前記ガス
が逃げることにより、前記密閉空間内に前記ガスの乱流
がほとんど又は完全に生じないようになっていることを
特徴とする、光ファイバの紡糸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25758897A JPH1179777A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 光ファイバの紡糸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25758897A JPH1179777A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 光ファイバの紡糸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179777A true JPH1179777A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17308362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25758897A Pending JPH1179777A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 光ファイバの紡糸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179777A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999051534A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Four et procede d'etirage de fil de fibre optique |
WO2003102641A1 (fr) * | 2002-05-30 | 2003-12-11 | Asahi Glass Company, Limited | Procede de production de fibre optique en plastique |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP25758897A patent/JPH1179777A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999051534A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Four et procede d'etirage de fil de fibre optique |
US6668592B1 (en) | 1998-04-03 | 2003-12-30 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber drawing furnace having adjustable partitions |
US6810692B2 (en) | 1998-04-03 | 2004-11-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method of controlling an upper portion of an optical fiber draw furnace |
WO2003102641A1 (fr) * | 2002-05-30 | 2003-12-11 | Asahi Glass Company, Limited | Procede de production de fibre optique en plastique |
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