JPH117920A - 電球長調整部材及びそのような部材を備える電球 - Google Patents

電球長調整部材及びそのような部材を備える電球

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JPH117920A
JPH117920A JP17893597A JP17893597A JPH117920A JP H117920 A JPH117920 A JP H117920A JP 17893597 A JP17893597 A JP 17893597A JP 17893597 A JP17893597 A JP 17893597A JP H117920 A JPH117920 A JP H117920A
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JP
Japan
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bulb
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electric lamp
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base end
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JP17893597A
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Toshio Takahashi
敏男 高橋
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Philips Lighting KK
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Philips Lighting KK
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  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブの黒化を防止し且つ強度的に問題のな
い長尺の電球及び単一長のバルブのみを準備し、種々の
所望の電球長を実現できる電球並びに該電球を実現する
ための電球長調整部材を提供する。 【解決手段】 内部に発光部を有し発光部からのリード
線が基端部を介して導出されるバルブと、バルブに対し
当該電球の長さ方向に基端部に凹部を対向させて隣接配
置される口金とを備える電球の長さをバルブと口金との
間に介在させて調整する電球長調整部材に関し、バルブ
の基端部が嵌合される嵌合凹部が形成された第1部分と
第1部分に対し当該電球の長さ方向に連接されると共に
嵌合凹部から遠い側に嵌合凹部と同型の凹部または口金
の凹部に嵌合される嵌合凸部が形成された第2部分とを
有し該電球の組立時にリード線が挿通される通路が凹部
から凸部にわたって該電球の長さ方向に穿孔されている
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハロゲン電
球の電球長を調整するための電球長調整部材及び、その
ような部材を備える電球に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電球長が長い仕様のハロゲン電球
が知られている。図4は、このような電球の一例で、
(A)は正面図、(B)は側面図を各々示している。ハ
ロゲン電球100は、例えば円筒状の発光部300と、
ピンチシール法により偏平化された基端部400とを有
する、例えば石英ガラスからなるバルブ(ガラスバル
ブ)200を有している。発光部300内には、フィラ
メント500が配されると共に微量のハロゲン物質を含
む不活性ガスが封入されている。なお、簡略化のため
に、フィラメント500に接続される電源供給用リード
線及び該フィラメントをバルブ管内で位置決めするため
の部材等は図示されていないことに注意されたい。基端
部400は、口金600に嵌合後、セメント等の接着剤
により該口金に接着固定される。なお、口金600に
は、前記図示せぬリード線と半田等により導電接続され
る一対の電極700が設けられている。
【0003】上述のハロゲン電球の点灯中、前記発光部
300のフィラメント500近傍の部分は高温になる
が、該発光部が長いため、管内に高温部と低温部とが生
じる。これにより、低温部にハロゲン化物が溜まってし
まい、高温部のハロゲンの絶対量が不足する。このた
め、上述のような長尺発光部のハロゲン電球において
は、フィラメント500近傍の発光部300に黒化が生
じる不具合があった。
【0004】上述のハロゲン電球の仕様を変更せず黒化
の問題を回避するためには、図5の(A)に正面図及び
(B)に側面図が各々示されるようなハロゲン電球が考
えられる。このハロゲン電球100’は、図4のハロゲ
ン電球100と電球長(すなわち、フィラメントから口
金までの距離)は同一であるが、発光部の長さとピンチ
シールされた基端部の長さとの割合が異なる。すなわ
ち、図4のガラスバルブ200と比較して、発光部30
0’がより短く、基端部400’がより長くなってい
る。発光部を短くすることにより、管内に低温部は発生
せず、管内温度はハロゲンサイクルに必要な温度に最適
化される。従って、フィラメント500近傍の発光部3
00’に黒化が生じることはない。
【0005】しかしながら、図5に示されるようなハロ
ゲン電球を製造することは技術的に困難であり、しかも
ピンチシールされた基端部が長いため電球自体の強度に
も問題がある。
【0006】また、図4及び図5に示されるような電球
においては、電球長の異なる電球を製造するには異なる
長さのバルブを準備する必要があり、部品の共通化によ
る製造コストの低減が困難である。
【0007】
【発明の目的及び概要】従って、本発明の目的は、バル
ブの黒化が防止されると共に強度的に問題のない長尺の
電球を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、単一長のバル
ブのみを準備して、種々の所望の電球長を実現できる電
球を提供することにある。
【0009】さらにまた、本発明の他の目的は、上述の
ような電球を実現するための電球長調整部材を提供する
ことにもある。
【0010】本発明による電球長調整部材は、内部に発
光部を有し該発光部からのリード線が基端部を介して導
出されるバルブと、前記基端部に凹部を対向させて前記
バルブに対し当該電球の長さ方向に隣接配置されるべき
口金とを備える電球の長さを、前記バルブと前記口金と
の間に介在させて調整する電球長調整部材において、前
記バルブの基端部が嵌合される嵌合凹部が形成された第
1部分と、該第1部分に対し当該電球の長さ方向に連接
されると共に前記嵌合凹部から遠い側に該嵌合凹部と同
型の凹部または前記口金の凹部に嵌合される嵌合凸部が
形成された第2部分とを有し、且つ、当該電球の組立時
に前記リード線が挿通される通路が前記凹部から前記凸
部にわたって前記電球の長さ方向に穿孔されていること
を特徴とする。
【0011】このような構成の電球長調整部材を用いる
ことにより、点灯時管内温度がハロゲンサイクルに必要
な温度に最適になるような長さの発光部を持つバルブを
用いて、強度的に問題なく、フィラメント近傍の前記発
光部に黒化が生じない、長尺の所望の電球を実現するこ
とができる。このような長さの単一長のバルブのみを準
備し、該バルブと所望数の電球長調整部材とを組合わせ
ることにより、種々の所望の電球長の電球を実現するこ
とができる。すなわち、異なる長さのバルブを用意する
必要がないので、部品の共通化による製造コストの低減
が実現できる。
【0012】本発明による電球長調整部材の一実施例に
よれば、前記嵌合凸部の表面には前記電球の長さ方向に
概ね沿う接着剤供給用の溝が形成され、該溝は開口を介
して前記嵌合凹部に連通されていることを特徴とする。
【0013】このような構成の電球長調整部材を用いる
ことにより、電球組立時に、前記バルブ及び前記口金と
前記電球長調整部材とを接着固定するための接着剤を、
これら部材間に容易にしかも良好に行きわたらせること
ができる利点がある。
【0014】以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による電球長調整
部材を備えたハロゲン電球の一実施例であって、(A)
は正面図、(B)は側面図を各々示している。ハロゲン
電球1は、例えば概ね円筒状の発光部3と、ピンチシー
ル法により偏平化された基端部4とを有する、例えば石
英ガラスからなるバルブ(ガラスバルブ)2を有してい
る。発光部3内には、フィラメント5が配されると共に
微量のハロゲン物質を含む不活性ガスが封入されてい
る。なお、簡略化のために、フィラメント5に接続され
る電源供給用リード線及び該フィラメントをバルブ管内
で位置決めするための部材等は図示されていないことに
注意されたい。
【0016】本発明によれば、基端部4は口金6とは嵌
合せず、図1において4個示されている電球長調整部材
8の一番上の電球長調整部材8-1と嵌合する。また、前
記一番上の電球長調整部材8-1は、上から二番目の電球
長調整部材8-2と嵌合し、また、該二番目の電球長調整
部材8-2は、上から三番目の電球長調整部材8-3と嵌合
する。以下同様であり、一番下の電球長調整部材8-4
口金6と嵌合する。基端部4と各電球長調整部材8と口
金6とは、セメント等の接着剤により相互に接着固定さ
れている。ここで、口金6について以下に詳細に示す。
【0017】図2は、口金6を詳細に示し、(A)は平
面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図を示して
いる。口金6は、例えば、ステアタイト等の絶縁性の材
料から形成される。口金6には、前記電球長調整部材8
の後述する嵌合凸部34の外形に合致した凹部21が設
けられ、また、該口金の下面22から該凹部21に貫通
する開口23が2つ設けられている。また、導電性の管
状電極7が、各開口23内に口金6の下面22から下方
にを突出するように各々接着固定されている。電球組立
時に、前記図示せぬ一対のリード線が各電極管内を貫通
し、該リード線の先端が半田等によりこれら電極7に各
々導電接続される。なお、前記凹部21は、バルブ2の
基端部4の外形にも合致した形状である。
【0018】本発明による電球長調整部材8は、例え
ば、ステアタイト等の絶縁性の材料から形成され、互い
に同一の構成のものである。以下にそれらの形状及び構
造を詳述する。
【0019】図3は、本発明による電球長調整部材8を
詳細に示し、(A)は平面図、(B)は右半部を(A)
のB−B線に沿う断面で示す正面図、(C)は後半部を
(A)のC−C線に沿う断面で示す右側面図、(D)は
底面図を示している。
【0020】電球長調整部材8は、バルブ2の基端部4
の外形に合致した嵌合凹部32が形成された上側部分3
1と、該電球長調整部材8の該嵌合凹部32と相補的な
形状であって且つ前記口金6の凹部21の形状に合致し
た嵌合凸部34を形成する下側部分33とを有してい
る。嵌合凹部32は、基端部4及び嵌合凸部34の寸法
よりも若干大きく、特に該嵌合凸部34の高さと比較し
て深めの寸法を有し、また、該嵌合凸部34は、図2に
示すような口金6の凹部21の寸法よりも若干小さく、
特に該凹部21の深さと比較して低めの高さを有する。
なお、上側部分31の水平断面形状と口金6の水平断面
形状を略同一にして、互いに嵌合したときに、これら両
者の外壁面が面一となるようにすることが好ましい。
【0021】また、電球長調整部材8には、嵌合凸部3
4の下面38から嵌合凹部32に貫通する開口35が2
つ設けられている。これら開口35は、前記フィラメン
ト5に接続される図示せぬ一対のリード線が各々電球組
立時に挿通される開口である。また、電球長調整部材8
の嵌合凸部34の前後の側面36、37には、該嵌合凸
部の下面38から嵌合凹部32まで達する断面略U字状
の溝39が各々設けられている。これら溝39は、電球
長調整部材8同士及び基端部4、口金6を電球長調整部
材8と嵌合した後、これらを接着固定するための例えば
セメント等の接着剤をこれら部材間に行き渡らせるため
の接着剤注入溝である。さらに、挿入し易さのため、嵌
合凸部34の下面38の4辺に沿う角40は切除されて
いる。
【0022】当該電球を組み立てる場合(図1〜図3参
照)、初めに口金6及び各電球長調整部材8を互いに嵌
合させ、次いで、バルブ基端部4より導出する図示せぬ
一対のリード線を、一番上の電球長調整部材8-1の開口
35から他の調整部材8-2〜8-4の各開口35を順次経
て、口金6の前記電極7が設けられた開口23に導入
し、該基端部4を該一番上の電球長調整部材8-1の嵌合
凹部32と嵌合させる。この後、接着剤を、前記一番上
の電球長調整部材8-1の嵌合凹部32内に注入する。こ
の場合、接着剤は、各溝39を介して口金6に到達す
る。前述のように、嵌合凹部32及び口金6と、嵌合凸
部34及び基端部4との間には僅かに空間が空いている
ので、これら部材を互いに嵌合させやすくしかも、前記
接着剤は各部材間に良好に行き渡り、これら部材同士を
良好に接着固定する。また、前記図示せぬ一対のリード
線は、各電極7と所定箇所(例えば先端部分)で半田付
けすることにより導電接続される。
【0023】図1に示される電球においては、図4及び
図5に示されるハロゲン電球と仕様を同一にする目的
で、発光部3が図5に示される発光部300’と同様の
寸法を有するが、基端部4が基端部400’よりも短い
バルブ2が用いられている。しかしながら、無論、バル
ブ(発光部または基端部)は図示の長さに限定されるこ
となく、点灯時に管内がハロゲンサイクルに最適になる
ような長さのバルブであれば良い。すなわち、所望の電
球長に応じて、種々の上述のような長さのバルブと所望
の個数の電球長調整部材との組合わせが考えられるであ
ろう。
【0024】また、図1において電球長調整部材8は4
個示されているが、これは、バルブについて説明したの
と同様に、図4及び図5に示されるハロゲン電球と仕様
を同一にする目的で決定された個数であり、無論、必要
に応じて数を変更しても良い。
【0025】また、前記電球長調整部材に設けられるリ
ード線貫通開口及び接着剤注入溝は、図示のような形状
に限定されることなく、所望に応じて、例えば、前記開
口は、前記リード線が箔状であれば該形状に合致した形
状にまた、前記溝も、断面略U字状にこだわる必要はな
くいかなる形状であってもよい。なお、前記実施例にお
いては、接着剤注入溝は電球長調整部材の嵌合凸部の前
後の側面に設けられていたが、これら溝は、左右の側面
に設けても良いであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による電球長調整部材を備えた
ハロゲン電球の一実施例で、(A)は正面図、(B)は
側面図を示し、
【図2】図2は、電球用の口金で、(A)は平面図、
(B)は(A)のB−B線に沿う断面図を示し、
【図3】図3は、本発明による電球長調整部材で、
(A)は平面図、(B)は右半部を(A)のB−B線に
沿う断面で示す正面図、(C)は後半部を(A)のC−
C線に沿う断面で示す右側面図、(D)は底面図を示
し、
【図4】図4は、従来のハロゲン電球の一例で、(A)
は正面図、(B)は側面図を示し、
【図5】図5は、従来のハロゲン電球の他の例で、
(A)は正面図、(B)は側面図を示している。
【符号の説明】
1、100、100’:電球 2、200、200’:バルブ 3、300、300’:発光部 4、400、400’:基端部 5、500:フィラメント 6、600:口金 7、700:電極 8:電球長調整部材 31:上側部分 32:嵌合凹部 33:下側部分 34:嵌合凸部 35:開口 36:嵌合凸部の前側側面 37:嵌合凸部の後側側面 38:嵌合凸部の下面 39:溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に発光部を有し該発光部からのリー
    ド線が基端部を介して導出されるバルブと、前記基端部
    に凹部を対向させて前記バルブに対し当該電球の長さ方
    向に隣接配置されるべき口金とを備える電球の長さを、
    前記バルブと前記口金との間に介在させて調整する電球
    長調整部材において、 前記バルブの基端部が嵌合される嵌合凹部が形成された
    第1部分と、該第1部分に対し当該電球の長さ方向に連
    接されると共に前記嵌合凹部から遠い側に該嵌合凹部と
    同型の凹部または前記口金の凹部に嵌合される嵌合凸部
    が形成された第2部分とを有し、且つ、当該電球の組立
    時に前記リード線が挿通される通路が前記凹部から前記
    凸部にわたって前記電球の長さ方向に穿孔されているこ
    とを特徴とする電球長調整部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電球長調整部材におい
    て、前記嵌合凸部の表面には前記電球の長さ方向に概ね
    沿う接着剤供給用の溝が形成され、該溝は開口を介して
    前記嵌合凹部に連通されていることを特徴とする電球長
    調整部材。
  3. 【請求項3】前記バルブと前記口金との間に少なくとも
    1つの請求項1に記載の電球長調整部材が介在された電
    球。
JP17893597A 1997-06-18 1997-06-18 電球長調整部材及びそのような部材を備える電球 Withdrawn JPH117920A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090867A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 エーピー システムズ インコーポレイテッド ランプ装置及びランプの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015090867A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 エーピー システムズ インコーポレイテッド ランプ装置及びランプの製造方法

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Effective date: 20040907