JPH1179133A - パック用フィルムの切断装置 - Google Patents
パック用フィルムの切断装置Info
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- JPH1179133A JPH1179133A JP23673997A JP23673997A JPH1179133A JP H1179133 A JPH1179133 A JP H1179133A JP 23673997 A JP23673997 A JP 23673997A JP 23673997 A JP23673997 A JP 23673997A JP H1179133 A JPH1179133 A JP H1179133A
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- film
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- cut
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原反ロールから繰り出したフィルムを所定の
長さで切断して、果物などを収容したパックの上に被せ
て包装する装置において、無造作に繰り出しても設定長
さのフィルムを切断して取り出すことのでき、フィルム
切断作業を能率よく行えるようにする。 【解決手段】 フィルム長手方向に切断長さと同一の間
隔をもってマークを備えるとともに裏面の左右両側辺に
粘着層を備えたフィルムfを原反ロールFから繰り出し
てフィルム取出し部4に導き、フィルムfのマークが設
定位置に到達したことがマーク検出センサ16で検知さ
れると、フィルム移動阻止機構12を作動させてフィル
ムfの移動を阻止するとともに、フィルム切断機構25
を切断作動させフィルムfを切断する。
長さで切断して、果物などを収容したパックの上に被せ
て包装する装置において、無造作に繰り出しても設定長
さのフィルムを切断して取り出すことのでき、フィルム
切断作業を能率よく行えるようにする。 【解決手段】 フィルム長手方向に切断長さと同一の間
隔をもってマークを備えるとともに裏面の左右両側辺に
粘着層を備えたフィルムfを原反ロールFから繰り出し
てフィルム取出し部4に導き、フィルムfのマークが設
定位置に到達したことがマーク検出センサ16で検知さ
れると、フィルム移動阻止機構12を作動させてフィル
ムfの移動を阻止するとともに、フィルム切断機構25
を切断作動させフィルムfを切断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原反ロールから
所定長さのフィルムを切り取って、果物や食品などを収
容したプラスチック製パックの上から被せて包装する際
に利用する装置に関する。
所定長さのフィルムを切り取って、果物や食品などを収
容したプラスチック製パックの上から被せて包装する際
に利用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記装置としては、例えば裏
面の左右両側辺に粘着層を備えたフィルムを原反ロール
から手繰り出し、適当長さのフィルムを手繰り出したと
ころでヒートカッタ等のフィルム切断機構を作動させ、
切り取ったカバーフィルムをパックの上に被せ、その裏
面の左右両側辺をパックの外側面に粘着層を介して貼付
けるものが使用されている。
面の左右両側辺に粘着層を備えたフィルムを原反ロール
から手繰り出し、適当長さのフィルムを手繰り出したと
ころでヒートカッタ等のフィルム切断機構を作動させ、
切り取ったカバーフィルムをパックの上に被せ、その裏
面の左右両側辺をパックの外側面に粘着層を介して貼付
けるものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、作業者は手繰り出されてくるフィルムに印刷表記さ
れた文字や文様を頼りにして切断位置を決めているため
に、手繰り出しの過不足によって切断長さに不揃いが発
生しやすいものとなていた。また、切断長さを揃えるの
に気を取られると手繰り出す速さが遅くなって、作業能
率が低下するものとなっていた。
は、作業者は手繰り出されてくるフィルムに印刷表記さ
れた文字や文様を頼りにして切断位置を決めているため
に、手繰り出しの過不足によって切断長さに不揃いが発
生しやすいものとなていた。また、切断長さを揃えるの
に気を取られると手繰り出す速さが遅くなって、作業能
率が低下するものとなっていた。
【0004】本発明はこのような事情に着目してなされ
たものであって、無造作に手繰り出しても設定長さのフ
ィルムを切断して取り出すことのでき、フィルム切断作
業を能率よく行えるようにすることを目的とする。
たものであって、無造作に手繰り出しても設定長さのフ
ィルムを切断して取り出すことのでき、フィルム切断作
業を能率よく行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために次のような構成をとる。請求項1に係る
発明のパック用フィルムの切断装置は、所定のフィルム
切断長さと同一の間隔をもってマークを備えたフィルム
の原反ロールを支持するロール保持部と、原反ロールか
ら繰り出したフィルムを所定の経路に沿って案内してフ
ィルム取出し部に導くフィルム案内部と、フィルム取出
し部に導かれたフィルムを一定位置で横断分離するフィ
ルム切断機構と、フィルムのマークが設定位置に到達し
たことを検知するマーク検出センサと、マーク検知に基
づいてフィルムの移動を阻止するフィルム移動阻止機構
と、フィルム移動阻止機構の作動に連動して前記フィル
ム切断機構を切断作動させる連係手段と、を備えてある
ことを特徴とする。
達成するために次のような構成をとる。請求項1に係る
発明のパック用フィルムの切断装置は、所定のフィルム
切断長さと同一の間隔をもってマークを備えたフィルム
の原反ロールを支持するロール保持部と、原反ロールか
ら繰り出したフィルムを所定の経路に沿って案内してフ
ィルム取出し部に導くフィルム案内部と、フィルム取出
し部に導かれたフィルムを一定位置で横断分離するフィ
ルム切断機構と、フィルムのマークが設定位置に到達し
たことを検知するマーク検出センサと、マーク検知に基
づいてフィルムの移動を阻止するフィルム移動阻止機構
と、フィルム移動阻止機構の作動に連動して前記フィル
ム切断機構を切断作動させる連係手段と、を備えてある
ことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る発明のパック用フィ
ルムの切断装置は、請求項1に係る発明において、前記
フィルム移動阻止機構が、フィルムを巻回案内するガイ
ドローラを制動するよう構成したものであることを特徴
とする。
ルムの切断装置は、請求項1に係る発明において、前記
フィルム移動阻止機構が、フィルムを巻回案内するガイ
ドローラを制動するよう構成したものであることを特徴
とする。
【0007】さらに、請求項3に係る発明のパック用フ
ィルムの切断装置は、請求項1または請求項2記載の発
明において、前記フィルムは、その裏面の長手方向両側
辺に沿って粘着層を備えていることを特徴とする。
ィルムの切断装置は、請求項1または請求項2記載の発
明において、前記フィルムは、その裏面の長手方向両側
辺に沿って粘着層を備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明の上記構成によると、フィ
ルムを取り出し部に繰り出してゆき、フィルムに備えた
マークが設定位置に到達すると、これがマーク検出セン
サによって検知されてフィルム移動阻止機構が作動し、
それ以上の繰り出しが不能となる。かつ、これと同時に
フィルム切断機構が作動してフィルムが所定位置で切断
される。これが順次繰り返されることで、マーク間隔に
相当する長さのフィルムが切り出されることになる。
ルムを取り出し部に繰り出してゆき、フィルムに備えた
マークが設定位置に到達すると、これがマーク検出セン
サによって検知されてフィルム移動阻止機構が作動し、
それ以上の繰り出しが不能となる。かつ、これと同時に
フィルム切断機構が作動してフィルムが所定位置で切断
される。これが順次繰り返されることで、マーク間隔に
相当する長さのフィルムが切り出されることになる。
【0009】請求項2に係る発明の上記構成によると、
ガイドローラに巻回されるフィルムは、ガイドローラの
周面に案内されることになり、このガイドローラを制動
して回転を停止させることで、フィルムとガイドローラ
との摩擦により、フィルムはそれ以上の移動が不能とな
る。
ガイドローラに巻回されるフィルムは、ガイドローラの
周面に案内されることになり、このガイドローラを制動
して回転を停止させることで、フィルムとガイドローラ
との摩擦により、フィルムはそれ以上の移動が不能とな
る。
【0010】請求項3に係る発明の構成によると、裏面
の長手方向両側辺に沿って粘着層が形成されたフィルム
が、マーク間隔に相当する長さで切り出される。また、
ガイドローラが停止すると、フィルム裏面の粘着層とガ
イドローラ周面との摩擦力が大きくなって、フィルムの
移動が不能となる。
の長手方向両側辺に沿って粘着層が形成されたフィルム
が、マーク間隔に相当する長さで切り出される。また、
ガイドローラが停止すると、フィルム裏面の粘着層とガ
イドローラ周面との摩擦力が大きくなって、フィルムの
移動が不能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1に、本発明に係るパック用フィ
ルムの切断装置の全体外観が、また、図2にその縦断側
面が示されている。
実施例を説明する。図1に、本発明に係るパック用フィ
ルムの切断装置の全体外観が、また、図2にその縦断側
面が示されている。
【0012】この装置のフレーム1は一部が上方に開放
された箱状に構成され、フレーム1の奥部(図では左
側)には連続したパック用フィルムの原反ロールFを遊
転自在に収容保持する原反ロール保持部2が、その手前
には原反ロールFから繰り出したフィルムfを所定の経
路に沿って巻回案内するフィルム案内部3が、更にその
手前にはフィルム案内部3から出たフィルムfを所定長
さで切断して取り出すフィルム取出し部4がそれぞれ配
備され、かつ、フレーム1の前端外側にはパックPの載
置台5が設置されている。
された箱状に構成され、フレーム1の奥部(図では左
側)には連続したパック用フィルムの原反ロールFを遊
転自在に収容保持する原反ロール保持部2が、その手前
には原反ロールFから繰り出したフィルムfを所定の経
路に沿って巻回案内するフィルム案内部3が、更にその
手前にはフィルム案内部3から出たフィルムfを所定長
さで切断して取り出すフィルム取出し部4がそれぞれ配
備され、かつ、フレーム1の前端外側にはパックPの載
置台5が設置されている。
【0013】原反ロールFは、図4に示すように、裏面
の長手方向両側辺に粘着層nを備えた透明なフィルムf
をコア6に巻回したものであり、フレーム1における左
右側板1aの内面に設けた凹部7にコア6の両端を遊転
可能に落とし込み保持させることで、原反ロールFを左
右水平に保持する前記原反ロール保持部2が構成されて
いる。また、フィルムfの表面にはパック収容物の名称
や生産地、などの各種表示Sが印刷されるとともに、一
側辺の表面には切断長さLと同一の間隔Aをもって不透
明なマークMが印刷されている。
の長手方向両側辺に粘着層nを備えた透明なフィルムf
をコア6に巻回したものであり、フレーム1における左
右側板1aの内面に設けた凹部7にコア6の両端を遊転
可能に落とし込み保持させることで、原反ロールFを左
右水平に保持する前記原反ロール保持部2が構成されて
いる。また、フィルムfの表面にはパック収容物の名称
や生産地、などの各種表示Sが印刷されるとともに、一
側辺の表面には切断長さLと同一の間隔Aをもって不透
明なマークMが印刷されている。
【0014】フレーム1における左右側板1aから立設
された左右の縦フレーム1bの上部と、左右側板1aの
上部にそれぞれガイドローラ10,11が遊転自在に水
平支架され、これらガイドローラ10,11に亘ってフ
ィルムfを巻回して所定の経路に沿って案内するフィル
ム案内部3が構成されている。そして、原反ロールFか
ら繰り出されたフィルムfは、先ず、粘着層nがある裏
面側から上部のガイドローラ10に巻回案内されて垂直
下方に導かれ、次いで、表面側から下部のガイドローラ
11に巻回案内されて前方に向けて方向転換され、粘着
層nを備えた裏面を下向きにした姿勢で前記フィルム取
出し部4に導かれるようになっている。
された左右の縦フレーム1bの上部と、左右側板1aの
上部にそれぞれガイドローラ10,11が遊転自在に水
平支架され、これらガイドローラ10,11に亘ってフ
ィルムfを巻回して所定の経路に沿って案内するフィル
ム案内部3が構成されている。そして、原反ロールFか
ら繰り出されたフィルムfは、先ず、粘着層nがある裏
面側から上部のガイドローラ10に巻回案内されて垂直
下方に導かれ、次いで、表面側から下部のガイドローラ
11に巻回案内されて前方に向けて方向転換され、粘着
層nを備えた裏面を下向きにした姿勢で前記フィルム取
出し部4に導かれるようになっている。
【0015】また、一方の縦フレーム1bの上部にはフ
ィルム移動阻止機構12が設けられている。このフィル
ム移動阻止機構12は、フィルム巻回幅を外れた端部に
おいてガイドローラ10の外周面に上方から制動部材1
3を圧接するよう構成したものであり、制動部材13
を、その支点xを中心に下方に引き下げてガイドローラ
10の外周面に強く圧接し、その回転を阻止すること
で、このガイドローラ10に粘着層nを介して貼付け巻
回されたフィルムfの移動を阻止するようになってい
る。
ィルム移動阻止機構12が設けられている。このフィル
ム移動阻止機構12は、フィルム巻回幅を外れた端部に
おいてガイドローラ10の外周面に上方から制動部材1
3を圧接するよう構成したものであり、制動部材13
を、その支点xを中心に下方に引き下げてガイドローラ
10の外周面に強く圧接し、その回転を阻止すること
で、このガイドローラ10に粘着層nを介して貼付け巻
回されたフィルムfの移動を阻止するようになってい
る。
【0016】図3に示すように、下部のガイドローラ1
1の支軸11aは、左右側板1aの上縁に形成された鉤
形溝14に脱着自在に係入保持され、側板1aの外面に
上下揺動自在に取り付けられたフック部材15を支軸1
1aに上方から係合することによって抜け止め可能に設
置されており、原反ロールFから繰り出されたフィルム
fを最初に巻回案内する際には、下部のガイドローラ1
1を外しておくことでフィルム通しを容易に行うことが
できるようになっている。
1の支軸11aは、左右側板1aの上縁に形成された鉤
形溝14に脱着自在に係入保持され、側板1aの外面に
上下揺動自在に取り付けられたフック部材15を支軸1
1aに上方から係合することによって抜け止め可能に設
置されており、原反ロールFから繰り出されたフィルム
fを最初に巻回案内する際には、下部のガイドローラ1
1を外しておくことでフィルム通しを容易に行うことが
できるようになっている。
【0017】また、一方の縦フレーム1bの内側には、
フィルムfの一側辺に設けられたマークMの到達を検知
するマーク検出センサ16が設けられている。このマー
ク検出センサ16は、マークMの移動軌跡を挟んで投光
器と受光器とを対向させた光通過型の光センサが利用さ
れ、フィルム走行方向に位置調節可能に構成されてい
る。
フィルムfの一側辺に設けられたマークMの到達を検知
するマーク検出センサ16が設けられている。このマー
ク検出センサ16は、マークMの移動軌跡を挟んで投光
器と受光器とを対向させた光通過型の光センサが利用さ
れ、フィルム走行方向に位置調節可能に構成されてい
る。
【0018】フィルム取出し部4には左右に亘って上方
に開放された凹部17が形成されており、作業者がフィ
ルムfを左右から掴んで手前に手で繰り出することがで
きるよう構成されるとともに、フレーム1の手前側端部
の上面には、繰り出されたフィルムfの受け面18が設
けられている。
に開放された凹部17が形成されており、作業者がフィ
ルムfを左右から掴んで手前に手で繰り出することがで
きるよう構成されるとともに、フレーム1の手前側端部
の上面には、繰り出されたフィルムfの受け面18が設
けられている。
【0019】また、フィルム取出し部4の内部下方に
は、支点yを中心に天秤状に上下揺動可能、かつ、ソレ
ノイド20によって駆動揺動される揺動アーム21が配
備され、この揺動アーム21の後端部と前記フィルム移
動阻止機構12の制動部材13とがスプリング22を介
して連係されており、ソレノイド20への通電によって
揺動アーム21の一端部を引下げ駆動することで、制動
部材13がスプリング13を介して引き下げ操作され
て、ガイドローラ10が摩擦固定されるようになってい
る。なお、制動部材13の押圧面には摩擦抵抗の大きい
ゴム等の摺接材を付設しておくとよい。
は、支点yを中心に天秤状に上下揺動可能、かつ、ソレ
ノイド20によって駆動揺動される揺動アーム21が配
備され、この揺動アーム21の後端部と前記フィルム移
動阻止機構12の制動部材13とがスプリング22を介
して連係されており、ソレノイド20への通電によって
揺動アーム21の一端部を引下げ駆動することで、制動
部材13がスプリング13を介して引き下げ操作され
て、ガイドローラ10が摩擦固定されるようになってい
る。なお、制動部材13の押圧面には摩擦抵抗の大きい
ゴム等の摺接材を付設しておくとよい。
【0020】また、前記揺動アーム21の前端部にはヒ
ートカッタ23が備えられるとともに、前記受け面18
には、ヒートカッタ23に臨むスリット24が形成さ
れ、ソレノイド20による揺動アーム21の引下げ揺動
によてヒートカッタ23がスリット24から突出して、
受け面18上のフィルムfを横断して分離するフィルム
切断機構25が構成されている。
ートカッタ23が備えられるとともに、前記受け面18
には、ヒートカッタ23に臨むスリット24が形成さ
れ、ソレノイド20による揺動アーム21の引下げ揺動
によてヒートカッタ23がスリット24から突出して、
受け面18上のフィルムfを横断して分離するフィルム
切断機構25が構成されている。
【0021】さらに、凹部17の奥側には、ガイドロー
ラ11から繰り出されたフィルムfの裏面側に作用する
板部材26が立設されている。この板部材26は弾性を
有しており、先端側が自由に弾性変形するようになって
いる。図6(a)〜(b)に示すように、板部材26
は、フィルムfの繰り出し時の摩擦力で前方に傾斜変形
するとともに、フィルムfが切断されることで、弾性復
帰してフィルムfを後方に少し戻す。このような板部材
26を設けることで、切断後にフィルムfがヒートカッ
タ23から離れるので、ヒータによる熱でフィルムfが
縮んだり、溶融するのを避けることができる。
ラ11から繰り出されたフィルムfの裏面側に作用する
板部材26が立設されている。この板部材26は弾性を
有しており、先端側が自由に弾性変形するようになって
いる。図6(a)〜(b)に示すように、板部材26
は、フィルムfの繰り出し時の摩擦力で前方に傾斜変形
するとともに、フィルムfが切断されることで、弾性復
帰してフィルムfを後方に少し戻す。このような板部材
26を設けることで、切断後にフィルムfがヒートカッ
タ23から離れるので、ヒータによる熱でフィルムfが
縮んだり、溶融するのを避けることができる。
【0022】本発明に係るパック用フィルムの切断装置
は以上のように構成されたものであり、以下にその操作
について説明する。
は以上のように構成されたものであり、以下にその操作
について説明する。
【0023】 初期状態では、図1および図2中に示
すように、フィルムfの前端縁(前回の切断端)がスリ
ット24上に位置した状態で、フィルムfの前端部分が
左右の粘着層nを介して受け面18上に軽く接着保持さ
れている。この時、マーク検出センサ16の検出位置に
マークMが位置しているとともに、ソレノイド20は非
通電状態にあって、揺動アーム21は前端側が下がった
セット姿勢にあり、フィルム移動阻止機構12の制動部
材13はガイドローラ10へ軽く接触して、ガイドロー
ラ10の遊転に適度の抵抗が与えられている。また、フ
ィルム切断機構25のヒートカッタ23は受け面18下
に退入している。
すように、フィルムfの前端縁(前回の切断端)がスリ
ット24上に位置した状態で、フィルムfの前端部分が
左右の粘着層nを介して受け面18上に軽く接着保持さ
れている。この時、マーク検出センサ16の検出位置に
マークMが位置しているとともに、ソレノイド20は非
通電状態にあって、揺動アーム21は前端側が下がった
セット姿勢にあり、フィルム移動阻止機構12の制動部
材13はガイドローラ10へ軽く接触して、ガイドロー
ラ10の遊転に適度の抵抗が与えられている。また、フ
ィルム切断機構25のヒートカッタ23は受け面18下
に退入している。
【0024】 作業者が凹部17から両手を入れてフ
ィルムfを左右から掴んで受け面18から剥がし上げ、
手前に引き出すことでフィルムfは原反ロールFから手
で繰り出されてくる。この時、フィルムfを巻回して回
転される上部のガイドローラ10は、巻回位相では粘着
層nを介してフィルムfを貼付け保持し、繰り出し側か
ら逐次剥離してフィルムfを送り出してゆく。
ィルムfを左右から掴んで受け面18から剥がし上げ、
手前に引き出すことでフィルムfは原反ロールFから手
で繰り出されてくる。この時、フィルムfを巻回して回
転される上部のガイドローラ10は、巻回位相では粘着
層nを介してフィルムfを貼付け保持し、繰り出し側か
ら逐次剥離してフィルムfを送り出してゆく。
【0025】 所定長さの繰り出しが行われると、次
のマークMがマーク検出センサ16によって検出され、
これに基づいてソレノイド20が通電されて揺動アーム
21が駆動され、フィルム移動阻止機構12の制動部材
13がガイドローラ20に強く圧接されてその回転が阻
止され、フィルムfのそれ以上の移動が阻止される。か
つ、これと同時にフィルム切断機構25のヒートカッタ
23が上昇し、スリット24を通して受け面18上に突
出する。
のマークMがマーク検出センサ16によって検出され、
これに基づいてソレノイド20が通電されて揺動アーム
21が駆動され、フィルム移動阻止機構12の制動部材
13がガイドローラ20に強く圧接されてその回転が阻
止され、フィルムfのそれ以上の移動が阻止される。か
つ、これと同時にフィルム切断機構25のヒートカッタ
23が上昇し、スリット24を通して受け面18上に突
出する。
【0026】 それ以上の繰り出しができなくなった
ことを認識すれば、フィルム取出し部4に繰り出したフ
ィルムfを受け面18上に押しつけ、突出しているヒー
トカッタ23によってフィルムfを切断し、マークMの
間隔Aに相当する長さ、つまり所定の切断長さLのフィ
ルムfを取り出すことがでる。切断後、原反ロール側の
フィルムfの先端部は、板部材26の弾性復帰により、
ヒートカータ23の部分から少し後退して停止する。切
断分離されたフィルムfは、図5に示すように、これを
載置台5の上に置いたパックPに被せられ、その左右側
辺の粘着層nを介してパックPの左右外側面に貼付けら
れる。なお、ソレノイド20への通電はタイマー制御さ
れており、設定時間が経過すると自動的に通電が停止さ
れ、揺動アーム21が前記初期状態に復帰する。
ことを認識すれば、フィルム取出し部4に繰り出したフ
ィルムfを受け面18上に押しつけ、突出しているヒー
トカッタ23によってフィルムfを切断し、マークMの
間隔Aに相当する長さ、つまり所定の切断長さLのフィ
ルムfを取り出すことがでる。切断後、原反ロール側の
フィルムfの先端部は、板部材26の弾性復帰により、
ヒートカータ23の部分から少し後退して停止する。切
断分離されたフィルムfは、図5に示すように、これを
載置台5の上に置いたパックPに被せられ、その左右側
辺の粘着層nを介してパックPの左右外側面に貼付けら
れる。なお、ソレノイド20への通電はタイマー制御さ
れており、設定時間が経過すると自動的に通電が停止さ
れ、揺動アーム21が前記初期状態に復帰する。
【0027】以上で1回のフィルム切断貼付けが完了
し、以後、上記手順を繰り返して設定長さのフィルム切
断および貼付けを行う。なお、前記マーク検出センサ1
6をフィルム走行方向に位置変更することで繰り出した
フィルムfに対する切断位置Cを調整することができ、
この調節によって切断したフィルムfの所定位置に表示
Sがくるようにする。
し、以後、上記手順を繰り返して設定長さのフィルム切
断および貼付けを行う。なお、前記マーク検出センサ1
6をフィルム走行方向に位置変更することで繰り出した
フィルムfに対する切断位置Cを調整することができ、
この調節によって切断したフィルムfの所定位置に表示
Sがくるようにする。
【0028】本発明は、以下のような形態に変形して実
施することも可能である。 (1)フィルム移動阻止機構12として、原反ロールF
のコア6に制動をかけて、それ以上のフィルム繰り出し
を阻止するよう構成する。 (2)ガイドローラ10や原反ロールFのコア6に制動
をかけるのに、電磁ブレーキを利用する。 (3)フィルム切断機構25として、鋸歯エッジを備え
た切断刃をスリット24から出退させるよう構成する。 (4)フィルム切断機構25をフィルム取出し部4の上
方に配備して、手繰り出したフィルムfに上方から作用
させる。 (5)マーク検出センサ16として、反射型のものを使
用する。 (6)マークMを磁性インクで印刷して、近接スイッチ
やリードスイッチを利用したマーク検出センサ16で検
知する。 (7)実施例では、裏面に粘着層を形成したフィルムを
用いたが、粘着層が形成されていないフィルムの切断に
も本発明を適用することができる。
施することも可能である。 (1)フィルム移動阻止機構12として、原反ロールF
のコア6に制動をかけて、それ以上のフィルム繰り出し
を阻止するよう構成する。 (2)ガイドローラ10や原反ロールFのコア6に制動
をかけるのに、電磁ブレーキを利用する。 (3)フィルム切断機構25として、鋸歯エッジを備え
た切断刃をスリット24から出退させるよう構成する。 (4)フィルム切断機構25をフィルム取出し部4の上
方に配備して、手繰り出したフィルムfに上方から作用
させる。 (5)マーク検出センサ16として、反射型のものを使
用する。 (6)マークMを磁性インクで印刷して、近接スイッチ
やリードスイッチを利用したマーク検出センサ16で検
知する。 (7)実施例では、裏面に粘着層を形成したフィルムを
用いたが、粘着層が形成されていないフィルムの切断に
も本発明を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、次のような効果が期待できる。すなわち、
明によれば、次のような効果が期待できる。すなわち、
【0030】請求項1に係る発明によれば、マークの間
隔が切断長さに相当するので、無造作に繰り出しても的
確に所定長さでの切断が可能となり、繰り出しに注意し
ながら切断位置を決める従来装置に比較して、切断長さ
の精度を高いものにでき、しかも作業能率を向上するこ
とができる。
隔が切断長さに相当するので、無造作に繰り出しても的
確に所定長さでの切断が可能となり、繰り出しに注意し
ながら切断位置を決める従来装置に比較して、切断長さ
の精度を高いものにでき、しかも作業能率を向上するこ
とができる。
【0031】なお、設定長さの繰り出し切断を実現する
他の手段として、ガイドローラの回転量を検出してフィ
ルム移動量を演算し、設定長さの移動を演算計測した時
点でフィルム移動阻止機構およびフィルム切断機構を作
動させることも考えられるが、ロータリエンコーダなど
の高価な回転検出機器、演算手段、切断長さ変更のため
の設定変更手段、などが必要でコストの高いものになる
ことが予想されるが、本発明装置では、マークの存否を
検知するだけの比較的安価なセンサと簡単なスイッチン
グ回路、程度ですむ。また、切断長さの変更はフィルム
の取り替えによって行うので、装置側には切断長さの調
整機能は不要であり、安価に実施できる利点がある。
他の手段として、ガイドローラの回転量を検出してフィ
ルム移動量を演算し、設定長さの移動を演算計測した時
点でフィルム移動阻止機構およびフィルム切断機構を作
動させることも考えられるが、ロータリエンコーダなど
の高価な回転検出機器、演算手段、切断長さ変更のため
の設定変更手段、などが必要でコストの高いものになる
ことが予想されるが、本発明装置では、マークの存否を
検知するだけの比較的安価なセンサと簡単なスイッチン
グ回路、程度ですむ。また、切断長さの変更はフィルム
の取り替えによって行うので、装置側には切断長さの調
整機能は不要であり、安価に実施できる利点がある。
【0032】また、請求項2に係る発明によれば、フィ
ルムを案内するガイドローラを固定してフィルムの移動
を阻止するので、繰り出しによってフィルムに与えられ
た張力が左右の貼付け面積で広く分散され、破れたり、
伸びや皺を生じたりすることなくフィルムを無理なく停
止させることができる。
ルムを案内するガイドローラを固定してフィルムの移動
を阻止するので、繰り出しによってフィルムに与えられ
た張力が左右の貼付け面積で広く分散され、破れたり、
伸びや皺を生じたりすることなくフィルムを無理なく停
止させることができる。
【0033】また、請求項3に係る発明によれば、裏面
側に粘着層が形成されたフィルムの切断を正確、かつ容
易に行うことができる。
側に粘着層が形成されたフィルムの切断を正確、かつ容
易に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る装置全体の外観斜視図
である。
である。
【図2】装置全体の縦断側面図である。
【図3】下部ガイドローラの支持部を示す側面図であ
る。
る。
【図4】パック用フィルムの原反ロールを示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】パックとこれに被せるフィルムとを示す斜視図
である。
である。
【図6】板部材の作用の説明に供する図である。
2 … 原反ロール保持部 3 … フィルム案内部 4 … フィルム取出し部 10 … ガイドローラ 12 … フィルム移動阻止機構 16 … マーク検出センサ 25 … フィルム切断機構 f … フィルム F … 原反ロール n … 粘着層 M … マーク
Claims (3)
- 【請求項1】 所定のフィルム切断長さと同一の間隔を
もってマークを備えたフィルムの原反ロールを支持する
ロール保持部と、原反ロールから繰り出したフィルムを
所定の経路に沿って案内してフィルム取出し部に導くフ
ィルム案内部と、フィルム取出し部に導かれたフィルム
を一定位置で横断分離するフィルム切断機構と、フィル
ムのマークが設定位置に到達したことを検知するマーク
検出センサと、マーク検知に基づいてフィルムの移動を
阻止するフィルム移動阻止機構と、フィルム移動阻止機
構の作動に連動して前記フィルム切断機構を切断作動さ
せる連係手段と、を備えてあることを特徴とするパック
用フィルムの切断装置。 - 【請求項2】 前記フィルム移動阻止機構が、フィルム
を巻回案内するガイドローラを制動するよう構成したも
のである請求項1記載のパック用フィルムの切断装置。 - 【請求項3】 前記フィルムは、その裏面の長手方向両
側辺に沿って粘着層を備えている請求項1または請求項
2記載のパック用フィルムの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23673997A JPH1179133A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | パック用フィルムの切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23673997A JPH1179133A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | パック用フィルムの切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179133A true JPH1179133A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17005077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23673997A Pending JPH1179133A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | パック用フィルムの切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179133A (ja) |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP23673997A patent/JPH1179133A/ja active Pending
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