JPH1178935A - 自動操舵装置 - Google Patents
自動操舵装置Info
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- JPH1178935A JPH1178935A JP24322697A JP24322697A JPH1178935A JP H1178935 A JPH1178935 A JP H1178935A JP 24322697 A JP24322697 A JP 24322697A JP 24322697 A JP24322697 A JP 24322697A JP H1178935 A JPH1178935 A JP H1178935A
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- steering angle
- motor current
- steering
- deviation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操舵負荷条件の変化に起因して舵角の追従性
及び収束性にバラツキが生じない自動操舵装置の提供。 【解決手段】 目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角
との偏差が減少するように、モータ電流を制御し操舵モ
ータを回転制御することにより操舵する自動操舵装置。
偏差ΔHに対する所定時間における舵角の変化割合を演
算する手段(S20,21)と、演算する手段(S2
0,S21)が演算した変化割合と所定値とを比較する
手段(S22)と、比較する手段(S22)の比較結果
に応じて、モータ電流の制御ゲインを変更する手段(S
24)とを備えている。
及び収束性にバラツキが生じない自動操舵装置の提供。 【解決手段】 目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角
との偏差が減少するように、モータ電流を制御し操舵モ
ータを回転制御することにより操舵する自動操舵装置。
偏差ΔHに対する所定時間における舵角の変化割合を演
算する手段(S20,21)と、演算する手段(S2
0,S21)が演算した変化割合と所定値とを比較する
手段(S22)と、比較する手段(S22)の比較結果
に応じて、モータ電流の制御ゲインを変更する手段(S
24)とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目標舵角と舵角検
出手段が検出した舵角との偏差が減少するように、モー
タ電流を制御し操舵モータを回転制御することにより操
舵する自動操舵装置に関するものである。
出手段が検出した舵角との偏差が減少するように、モー
タ電流を制御し操舵モータを回転制御することにより操
舵する自動操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の自動操舵装置の構成例を
示すブロック図である。この自動操舵装置は、CCDに
よる画像処理、超音波又はレーザー光線の反射等によ
り、道路情報処理部10が、道路上又はその近傍に存在
する標識物との相対位置関係である道路情報を処理す
る。相対指示舵角検出部11は、道路情報処理部10が
処理した道路情報から操舵すべき相対指示舵角を検出
し、目標舵角算出部12は、相対指示舵角検出部11が
検出した相対指示舵角から目標舵角を算出する。
示すブロック図である。この自動操舵装置は、CCDに
よる画像処理、超音波又はレーザー光線の反射等によ
り、道路情報処理部10が、道路上又はその近傍に存在
する標識物との相対位置関係である道路情報を処理す
る。相対指示舵角検出部11は、道路情報処理部10が
処理した道路情報から操舵すべき相対指示舵角を検出
し、目標舵角算出部12は、相対指示舵角検出部11が
検出した相対指示舵角から目標舵角を算出する。
【0003】この自動操舵装置は、また、舵角センサ2
1が、舵輪の回転から相対的な回転舵角を検出し、絶対
舵角検出部21aが、その相対的な回転舵角から舵角の
中点及び絶対実舵角を検出する。舵角偏差演算部13
は、目標舵角算出部12が算出した目標舵角と絶対舵角
検出部21aが検出した絶対実舵角との舵角偏差を演算
する。舵角偏差演算部13が演算した舵角偏差は、PI
D制御部14に与えられ、PID制御部14は、与えら
れた舵角偏差に応じたPID制御の為の目標モータ電流
値を出力する。
1が、舵輪の回転から相対的な回転舵角を検出し、絶対
舵角検出部21aが、その相対的な回転舵角から舵角の
中点及び絶対実舵角を検出する。舵角偏差演算部13
は、目標舵角算出部12が算出した目標舵角と絶対舵角
検出部21aが検出した絶対実舵角との舵角偏差を演算
する。舵角偏差演算部13が演算した舵角偏差は、PI
D制御部14に与えられ、PID制御部14は、与えら
れた舵角偏差に応じたPID制御の為の目標モータ電流
値を出力する。
【0004】PID制御部14が出力した目標モータ電
流値は、位相補償部15で位相補償される。位相補償さ
れた目標モータ電流値は、差引き演算部16において、
モータ電流検出部18が検出したモータ電流値との偏差
が演算され、PID制御部17は、その演算された偏差
に応じたPID制御によりモータ駆動電圧をモータ19
に与える。モータ19は、歯車機構(図示せず)を介し
て、クラッチ20により操舵機構(図示せず)と離接さ
れる。
流値は、位相補償部15で位相補償される。位相補償さ
れた目標モータ電流値は、差引き演算部16において、
モータ電流検出部18が検出したモータ電流値との偏差
が演算され、PID制御部17は、その演算された偏差
に応じたPID制御によりモータ駆動電圧をモータ19
に与える。モータ19は、歯車機構(図示せず)を介し
て、クラッチ20により操舵機構(図示せず)と離接さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような自動操
舵装置は、タイヤと路面との摩擦係数及び車速等により
操舵負荷条件(操舵の重い軽い)が変化するが、その変
化の為に舵角の追従性及び収束性にバラツキが生じる問
題がある。本発明は、上述したような事情に鑑みてなさ
れたものであり、操舵負荷条件の変化に起因して舵角の
追従性及び収束性にバラツキが生じない自動操舵装置を
提供することを目的とする。
舵装置は、タイヤと路面との摩擦係数及び車速等により
操舵負荷条件(操舵の重い軽い)が変化するが、その変
化の為に舵角の追従性及び収束性にバラツキが生じる問
題がある。本発明は、上述したような事情に鑑みてなさ
れたものであり、操舵負荷条件の変化に起因して舵角の
追従性及び収束性にバラツキが生じない自動操舵装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る自動操舵
装置は、目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角との偏
差が減少するように、モータ電流を制御し操舵モータを
回転制御することにより操舵する自動操舵装置におい
て、前記偏差に対する所定時間における前記舵角の変化
割合を演算する手段と、該手段が演算した変化割合と所
定値とを比較する手段と、該手段の比較結果に応じて、
前記モータ電流の制御ゲインを変更する手段とを備える
ことを特徴とする。
装置は、目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角との偏
差が減少するように、モータ電流を制御し操舵モータを
回転制御することにより操舵する自動操舵装置におい
て、前記偏差に対する所定時間における前記舵角の変化
割合を演算する手段と、該手段が演算した変化割合と所
定値とを比較する手段と、該手段の比較結果に応じて、
前記モータ電流の制御ゲインを変更する手段とを備える
ことを特徴とする。
【0007】この自動操舵装置では、演算する手段が、
目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角との偏差に対す
る所定時間における舵角の変化割合を演算し、比較する
手段は、その変化割合と所定値とを比較する。変更する
手段は、その比較結果に応じて、モータ電流の制御ゲイ
ンを変更する。これにより、操舵負荷が大きくて、偏差
に対する舵角の変化割合が小さいときは、制御ゲインを
上昇させることができるので、操舵条件の変化に起因し
て舵角の追従性及び収束性にバラツキが生じない。
目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角との偏差に対す
る所定時間における舵角の変化割合を演算し、比較する
手段は、その変化割合と所定値とを比較する。変更する
手段は、その比較結果に応じて、モータ電流の制御ゲイ
ンを変更する。これにより、操舵負荷が大きくて、偏差
に対する舵角の変化割合が小さいときは、制御ゲインを
上昇させることができるので、操舵条件の変化に起因し
て舵角の追従性及び収束性にバラツキが生じない。
【0008】第2発明に係る自動操舵装置は、目標舵角
と舵角検出手段が検出した舵角との偏差が減少するよう
に、モータ電流を制御し操舵モータを回転制御すること
により操舵する自動操舵装置において、前記目標舵角の
方向と前記モータ電流により操舵されるべき方向とが一
致するか否かを判定する判定手段と、前記モータ電流の
値と所定値とを比較する比較手段と、前記判定手段が両
方向が一致すると判定しており、しかも、前記比較手段
が前記モータ電流の値が所定値以上であると判定する時
間を測定する手段と、該手段が測定した時間が所定時間
に達したか否かを判定する手段と、該手段の判定結果に
応じて、前記モータ電流の制御ゲインを変更する手段と
を備えることを特徴とする。
と舵角検出手段が検出した舵角との偏差が減少するよう
に、モータ電流を制御し操舵モータを回転制御すること
により操舵する自動操舵装置において、前記目標舵角の
方向と前記モータ電流により操舵されるべき方向とが一
致するか否かを判定する判定手段と、前記モータ電流の
値と所定値とを比較する比較手段と、前記判定手段が両
方向が一致すると判定しており、しかも、前記比較手段
が前記モータ電流の値が所定値以上であると判定する時
間を測定する手段と、該手段が測定した時間が所定時間
に達したか否かを判定する手段と、該手段の判定結果に
応じて、前記モータ電流の制御ゲインを変更する手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】この自動操舵装置では、判定手段が、目標
舵角の方向とモータ電流により操舵されるべき方向とが
一致するか否かを判定し、比較手段が、モータ電流の値
と所定値とを比較する。測定する手段は、判定手段が両
方向が一致すると判定しており、しかも、比較手段がモ
ータ電流の値が所定値以上であると判定する時間を測定
し、判定する手段は、その時間が所定時間に達したか否
かを判定する。変更する手段は、その判定結果に応じ
て、モータ電流の制御ゲインを変更する。これにより、
操舵負荷が大きくて、目標舵角の方向へ操舵すべきモー
タ電流が所定電流以上流れる状態が所定時間続いたとき
は、制御ゲインを上昇させることができるので、操舵条
件の変化に起因して舵角の追従性及び収束性にバラツキ
が生じない。
舵角の方向とモータ電流により操舵されるべき方向とが
一致するか否かを判定し、比較手段が、モータ電流の値
と所定値とを比較する。測定する手段は、判定手段が両
方向が一致すると判定しており、しかも、比較手段がモ
ータ電流の値が所定値以上であると判定する時間を測定
し、判定する手段は、その時間が所定時間に達したか否
かを判定する。変更する手段は、その判定結果に応じ
て、モータ電流の制御ゲインを変更する。これにより、
操舵負荷が大きくて、目標舵角の方向へ操舵すべきモー
タ電流が所定電流以上流れる状態が所定時間続いたとき
は、制御ゲインを上昇させることができるので、操舵条
件の変化に起因して舵角の追従性及び収束性にバラツキ
が生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。図1は、第1発明に係
る自動操舵装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この自動操舵装置は、CCDによる画像処理、超
音波又はレーザー光線の反射等により、道路情報処理部
10が、道路上又はその近傍に存在する標識物との相対
位置関係である道路情報を処理する。相対指示舵角検出
部11は、道路情報処理部10が処理した道路情報から
操舵すべき相対指示舵角を検出し、目標舵角算出部12
は、相対指示舵角検出部11が検出した相対指示舵角か
ら目標舵角を算出する。
を示す図面に基づいて説明する。図1は、第1発明に係
る自動操舵装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この自動操舵装置は、CCDによる画像処理、超
音波又はレーザー光線の反射等により、道路情報処理部
10が、道路上又はその近傍に存在する標識物との相対
位置関係である道路情報を処理する。相対指示舵角検出
部11は、道路情報処理部10が処理した道路情報から
操舵すべき相対指示舵角を検出し、目標舵角算出部12
は、相対指示舵角検出部11が検出した相対指示舵角か
ら目標舵角を算出する。
【0011】この自動操舵装置は、また、舵角センサ2
1が、舵輪の回転から相対的な回転舵角を検出し、絶対
舵角検出部21aが、その相対的な回転舵角から舵角の
中点及び絶対実舵角を検出する。舵角偏差演算部13
は、目標舵角算出部12が算出した目標舵角と絶対舵角
検出部21aが検出した絶対実舵角との舵角偏差を演算
する。舵角偏差演算部13が演算した舵角偏差は、PI
D制御部14a及びゲイン制御部22に与えられる。
1が、舵輪の回転から相対的な回転舵角を検出し、絶対
舵角検出部21aが、その相対的な回転舵角から舵角の
中点及び絶対実舵角を検出する。舵角偏差演算部13
は、目標舵角算出部12が算出した目標舵角と絶対舵角
検出部21aが検出した絶対実舵角との舵角偏差を演算
する。舵角偏差演算部13が演算した舵角偏差は、PI
D制御部14a及びゲイン制御部22に与えられる。
【0012】ゲイン制御部22は、舵角偏差演算部13
が演算した舵角偏差と絶対舵角検出部21aが検出した
舵角とを与えられ、舵角偏差に対する所定時間における
舵角の変化割合を演算し、その変化割合と所定値との比
較結果に応じて、モータ電流の制御ゲインを変更する為
の信号をPID制御部14aに与える。PID制御部1
4aは、ゲイン制御部22から与えられた信号に応じて
制御ゲインを変更又は据え置きし、舵角偏差演算部13
から与えられた舵角偏差に応じたPID制御の為の目標
モータ電流値を出力する。
が演算した舵角偏差と絶対舵角検出部21aが検出した
舵角とを与えられ、舵角偏差に対する所定時間における
舵角の変化割合を演算し、その変化割合と所定値との比
較結果に応じて、モータ電流の制御ゲインを変更する為
の信号をPID制御部14aに与える。PID制御部1
4aは、ゲイン制御部22から与えられた信号に応じて
制御ゲインを変更又は据え置きし、舵角偏差演算部13
から与えられた舵角偏差に応じたPID制御の為の目標
モータ電流値を出力する。
【0013】PID制御部14aが出力した目標モータ
電流値は、位相補償部15で位相補償される。位相補償
された目標モータ電流値は、差引き演算部16におい
て、モータ電流検出部18が検出したモータ電流値との
偏差が演算され、PID制御部17は、その演算された
偏差に応じたPID制御によりモータ駆動電圧をモータ
19に与える。モータ19は、歯車機構(図示せず)を
介して、クラッチ20により舵取機構(図示せず)と離
接される。
電流値は、位相補償部15で位相補償される。位相補償
された目標モータ電流値は、差引き演算部16におい
て、モータ電流検出部18が検出したモータ電流値との
偏差が演算され、PID制御部17は、その演算された
偏差に応じたPID制御によりモータ駆動電圧をモータ
19に与える。モータ19は、歯車機構(図示せず)を
介して、クラッチ20により舵取機構(図示せず)と離
接される。
【0014】以下に、このような構成の自動操舵装置の
動作を、それを示す図2のフローチャートを参照しなが
ら説明する。先ず、ゲイン制御部22は、パラメータN
が0であるか否かを調べ(S10)、Nが0であるとき
は、絶対舵角検出部21aから舵角を読込みH0 とする
(S12)。次に、舵角偏差演算部13から舵角偏差Δ
Hを読込み(S14)、パラメータNを1にして(S1
6)リターンする。
動作を、それを示す図2のフローチャートを参照しなが
ら説明する。先ず、ゲイン制御部22は、パラメータN
が0であるか否かを調べ(S10)、Nが0であるとき
は、絶対舵角検出部21aから舵角を読込みH0 とする
(S12)。次に、舵角偏差演算部13から舵角偏差Δ
Hを読込み(S14)、パラメータNを1にして(S1
6)リターンする。
【0015】ゲイン制御部22は、パラメータNが0で
ないとき(S10)、絶対舵角検出部21aから舵角を
読込みH1 とする(S18)。次に、H0 −H1 を演算
し(S20)、(H0 −H1 )/ΔHを演算する(S2
1)。次に、ゲイン制御部22は、(H0 −H1 )/Δ
Hと所定値との大小を比較し(S22)、(H0 −
H1 )/ΔHが所定値未満のときは、モータ電流の制御
ゲインを上昇させる為の信号をPID制御部14aに与
え(S24)、パラメータNを0にして(S26)リタ
ーンする。
ないとき(S10)、絶対舵角検出部21aから舵角を
読込みH1 とする(S18)。次に、H0 −H1 を演算
し(S20)、(H0 −H1 )/ΔHを演算する(S2
1)。次に、ゲイン制御部22は、(H0 −H1 )/Δ
Hと所定値との大小を比較し(S22)、(H0 −
H1 )/ΔHが所定値未満のときは、モータ電流の制御
ゲインを上昇させる為の信号をPID制御部14aに与
え(S24)、パラメータNを0にして(S26)リタ
ーンする。
【0016】ゲイン制御部22は、(H0 −H1 )/Δ
Hが所定値以上のときは、モータ電流の制御ゲインを基
準ゲインにする為の信号をPID制御部14aに与え
(S27)、パラメータNを0にして(S26)リター
ンする。PID制御部14aは、ゲイン制御部22から
与えられた信号に応じて制御ゲインを変更又は据え置き
して、舵角偏差演算部13から与えられた舵角偏差に応
じたPID制御の為の目標モータ電流値を出力する。
Hが所定値以上のときは、モータ電流の制御ゲインを基
準ゲインにする為の信号をPID制御部14aに与え
(S27)、パラメータNを0にして(S26)リター
ンする。PID制御部14aは、ゲイン制御部22から
与えられた信号に応じて制御ゲインを変更又は据え置き
して、舵角偏差演算部13から与えられた舵角偏差に応
じたPID制御の為の目標モータ電流値を出力する。
【0017】図3は、第2発明に係る自動操舵装置の実
施の形態の構成を示すブロック図である。この自動操舵
装置は、舵角偏差演算部13が演算した舵角偏差は、P
ID制御部14aに与えられる。ゲイン制御部22a
は、目標舵角算出部12が算出した目標舵角とPID制
御部14aが出力した目標モータ電流値とを与えられ、
目標舵角の方向へ操舵すべき目標モータ電流値が所定値
以上である状態が所定時間続くか否かを判定し、その判
定結果に応じて、モータ電流の制御ゲインを変更又は据
え置きする為の信号をPID制御部14aに与える。P
ID制御部14aは、舵角偏差演算部13から与えられ
た舵角偏差に応じたPID制御の為の目標モータ電流値
を出力する。その他の構成は、上述した第1発明に係る
自動操舵装置の実施の形態の構成と同様であるので、説
明を省略する。尚、ゲイン制御部22aは、PID制御
部14aが出力した目標モータ電流値に代えて、モータ
電流検出部18が検出したモータ電流値を与えて、所定
値と比較するようにしてもよい。
施の形態の構成を示すブロック図である。この自動操舵
装置は、舵角偏差演算部13が演算した舵角偏差は、P
ID制御部14aに与えられる。ゲイン制御部22a
は、目標舵角算出部12が算出した目標舵角とPID制
御部14aが出力した目標モータ電流値とを与えられ、
目標舵角の方向へ操舵すべき目標モータ電流値が所定値
以上である状態が所定時間続くか否かを判定し、その判
定結果に応じて、モータ電流の制御ゲインを変更又は据
え置きする為の信号をPID制御部14aに与える。P
ID制御部14aは、舵角偏差演算部13から与えられ
た舵角偏差に応じたPID制御の為の目標モータ電流値
を出力する。その他の構成は、上述した第1発明に係る
自動操舵装置の実施の形態の構成と同様であるので、説
明を省略する。尚、ゲイン制御部22aは、PID制御
部14aが出力した目標モータ電流値に代えて、モータ
電流検出部18が検出したモータ電流値を与えて、所定
値と比較するようにしてもよい。
【0018】以下に、このような構成の自動操舵装置の
動作を、それを示す図4のフローチャートを参照しなが
ら説明する。ゲイン制御部22aは、目標舵角算出部1
2が算出した目標舵角を読込み(S30)、次に、PI
D制御部14aが出力した目標モータ電流値I(電流指
示値)を読込む(S32)。
動作を、それを示す図4のフローチャートを参照しなが
ら説明する。ゲイン制御部22aは、目標舵角算出部1
2が算出した目標舵角を読込み(S30)、次に、PI
D制御部14aが出力した目標モータ電流値I(電流指
示値)を読込む(S32)。
【0019】次に、ゲイン制御部22aは、読込んだ目
標舵角の方向と目標モータ電流値Iにより操舵されるべ
き方向とが一致するか否かを調べ(S34)、一致する
ときは、目標モータ電流値Iの絶対値が所定値以上か否
かを調べ(S36)、目標モータ電流値Iの絶対値が所
定値以上のときは、計時パラメータTに1を加算する
(S38)。尚、計時パラメータTは、エンジンキー
(図示せず)がオンされ自動操舵装置が始動したとき
に、リセットされT=0となっている。次に、ゲイン制
御部22aは、計時パラメータTが所定値と等しいか否
かを調べ(S40)、計時パラメータTが所定値と等し
いときは、所定時間が経過したとして、モータ電流の制
御ゲインを上昇させる為の信号をPID制御部14aに
与え(S42)、計時パラメータTを0にして(S4
4)リターンする。
標舵角の方向と目標モータ電流値Iにより操舵されるべ
き方向とが一致するか否かを調べ(S34)、一致する
ときは、目標モータ電流値Iの絶対値が所定値以上か否
かを調べ(S36)、目標モータ電流値Iの絶対値が所
定値以上のときは、計時パラメータTに1を加算する
(S38)。尚、計時パラメータTは、エンジンキー
(図示せず)がオンされ自動操舵装置が始動したとき
に、リセットされT=0となっている。次に、ゲイン制
御部22aは、計時パラメータTが所定値と等しいか否
かを調べ(S40)、計時パラメータTが所定値と等し
いときは、所定時間が経過したとして、モータ電流の制
御ゲインを上昇させる為の信号をPID制御部14aに
与え(S42)、計時パラメータTを0にして(S4
4)リターンする。
【0020】ゲイン制御部22aは、読込んだ目標舵角
の方向と目標モータ電流値Iにより操舵されるべき方向
とが一致しないとき(S34)又は目標モータ電流値I
の絶対値が所定値より小さいときは、モータ電流の制御
ゲインを基準ゲインにする為の信号をPID制御部14
aに与え(S46)、計時パラメータTを0にして(S
44)リターンする。また、計時パラメータTが所定値
と等しくないとき(S40)はリターンする。PID制
御部14aは、ゲイン制御部22aから与えられた信号
に応じて制御ゲインを変更又は据え置きして、舵角偏差
演算部13から与えられた舵角偏差に応じたPID制御
の為の目標モータ電流値を出力する。
の方向と目標モータ電流値Iにより操舵されるべき方向
とが一致しないとき(S34)又は目標モータ電流値I
の絶対値が所定値より小さいときは、モータ電流の制御
ゲインを基準ゲインにする為の信号をPID制御部14
aに与え(S46)、計時パラメータTを0にして(S
44)リターンする。また、計時パラメータTが所定値
と等しくないとき(S40)はリターンする。PID制
御部14aは、ゲイン制御部22aから与えられた信号
に応じて制御ゲインを変更又は据え置きして、舵角偏差
演算部13から与えられた舵角偏差に応じたPID制御
の為の目標モータ電流値を出力する。
【0021】
【発明の効果】第1発明に係る自動操舵装置によれば、
操舵負荷が大きくて、偏差に対する舵角の変化割合が小
さいときは、制御ゲインを上昇させることができるの
で、操舵条件の変化に起因して舵角の追従性及び収束性
にバラツキが生じない。
操舵負荷が大きくて、偏差に対する舵角の変化割合が小
さいときは、制御ゲインを上昇させることができるの
で、操舵条件の変化に起因して舵角の追従性及び収束性
にバラツキが生じない。
【0022】第2発明に係る自動操舵装置によれば、操
舵負荷が大きくて、目標舵角の方向へ操舵すべきモータ
電流が所定電流以上流れる状態が所定時間続いたとき
は、制御ゲインを上昇させることができるので、操舵条
件の変化に起因して舵角の追従性及び収束性にバラツキ
が生じない。
舵負荷が大きくて、目標舵角の方向へ操舵すべきモータ
電流が所定電流以上流れる状態が所定時間続いたとき
は、制御ゲインを上昇させることができるので、操舵条
件の変化に起因して舵角の追従性及び収束性にバラツキ
が生じない。
【図1】第1発明に係る自動操舵装置の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】第1発明に係る自動操舵装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】第2発明に係る自動操舵装置の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】第2発明に係る自動操舵装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】従来の自動操舵装置の構成例を示すブロック図
である。
である。
10 道路情報処理部 11 相対指示舵角検出部 12 目標舵角算出部 13 舵角偏差演算部 14,14a PID制御部 16 差引き演算部 18 モータ電流検出部 19 モータ 21 舵角センサ(舵角検出手段) 21a 絶対舵角検出部(舵角検出手段) 22,22a ゲイン制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角
との偏差が減少するように、モータ電流を制御し操舵モ
ータを回転制御することにより操舵する自動操舵装置に
おいて、 前記偏差に対する所定時間における前記舵角の変化割合
を演算する手段と、該手段が演算した変化割合と所定値
とを比較する手段と、該手段の比較結果に応じて、前記
モータ電流の制御ゲインを変更する手段とを備えること
を特徴とする自動操舵装置。 - 【請求項2】 目標舵角と舵角検出手段が検出した舵角
との偏差が減少するように、モータ電流を制御し操舵モ
ータを回転制御することにより操舵する自動操舵装置に
おいて、 前記目標舵角の方向と前記モータ電流により操舵される
べき方向とが一致するか否かを判定する判定手段と、前
記モータ電流の値と所定値とを比較する比較手段と、前
記判定手段が両方向が一致すると判定しており、しか
も、前記比較手段が前記モータ電流の値が所定値以上で
あると判定する時間を測定する手段と、該手段が測定し
た時間が所定時間に達したか否かを判定する手段と、該
手段の判定結果に応じて、前記モータ電流の制御ゲイン
を変更する手段とを備えることを特徴とする自動操舵装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24322697A JPH1178935A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 自動操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24322697A JPH1178935A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 自動操舵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178935A true JPH1178935A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17100721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24322697A Pending JPH1178935A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 自動操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1178935A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100736362B1 (ko) * | 2006-04-05 | 2007-07-06 | 주식회사 상지엔지니어링 | 드레인 보드와 주름유공관 일체형 배수부재 |
JP2008254496A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
CN104407625A (zh) * | 2014-09-26 | 2015-03-11 | 北京博创尚和科技有限公司 | 一种数字舵机 |
JP2016196240A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 株式会社ジェイテクト | 自動操舵装置 |
CN114013503A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-02-08 | 北京汽车研究总院有限公司 | 自动驾驶车辆的横向控制方法、装置及车辆 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24322697A patent/JPH1178935A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8224528B2 (en) | 2007-04-02 | 2012-07-17 | Jtekt Corporation | Vehicle steering apparatus |
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