JPH1178386A - レーザー彫刻装置 - Google Patents

レーザー彫刻装置

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JPH1178386A
JPH1178386A JP25612697A JP25612697A JPH1178386A JP H1178386 A JPH1178386 A JP H1178386A JP 25612697 A JP25612697 A JP 25612697A JP 25612697 A JP25612697 A JP 25612697A JP H1178386 A JPH1178386 A JP H1178386A
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JP
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decorative body
laser
unit
engraving
laser engraving
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JP25612697A
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Shinya Saito
愼矢 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作でしかも恒久的に楽しむことのでき
るオリジナリティに溢れた装飾体を作ることができるレ
ーザー彫刻装置を提供すること. 【解決手段】キーホルダーやペンダント等の装飾体3に
レーザー光を照射して、該装飾体3に彫刻を施すレーザ
ー彫刻装置であって、装置本体1には画像を取り込む画
像入力装置5と、レーザー光を上記装飾体3に照射する
レーザー加工ユニット10とを有し、上記画像入力装置
5で取り込んだ画像を上記レーザー加工ユニット10で
上記装飾体3に彫刻させる制御部11を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー彫刻装
置、詳しくは画像入力装置で取り込んだ画像データを装
飾体に自動的に彫刻するレーザー彫刻装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内蔵された画像入力装置で自分の
顔の画像データを取り込み、取り込んだ画像データをシ
ートにプリントし、自分の顔が印刷されたシールを作成
するシール作成装置が提供されている。このシール作成
装置はコインを投入するだけで自動的に撮影、印刷処理
を行い、手軽にしかも短時間でオリジナルのシールを手
に入れることができるので多くの人、特に若者に人気が
あり、好んで利用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
に印刷されたものは褪色などにより長い期間保存するの
は難しく、シールの上に空気に接触しないようにフィル
ムなどを貼って経年変化を防止するような対策を施して
いた。また、シールの裏面に設けられた接着面で他の物
品に貼着するために濡れたりすると剥れてしまい、1枚
のシートに複数のシールが形成されているが、同じ絵柄
のシールは2度と作成することはできないため、使い切
ってしまえば終わってしまうものであった。また、恒久
性のあるものとして金属製のメタル等に日付けや名前な
どを打刻するものも提案されているが、簡単にしかもオ
リジナリティのあるものを作ることはできなかった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、簡単な操作
でしかも恒久的に楽しむことのできるオリジナリティに
溢れた装飾体を作ることができるレーザー彫刻装置を提
供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るレーザー彫刻装置は、 キーホルダー
やペンダント等の装飾体にレーザー光を照射し、該装飾
体に彫刻を施すレーザー彫刻装置であって、 装置本体
に画像を取り込む画像入力装置と、レーザー光を上記装
飾体に照射するレーザー加工ユニットと、上記画像入力
装置と上記レーザー加工ユニットとを制御する制御部と
を備え、該制御部は上記画像入力装置で取り込んだ画像
を上記レーザー加工ユニットで上記装飾体に彫刻させる
ことを特徴とする。
【0006】なお、上記装置本体には上記装飾体を保持
するパレットと、該パレットを一軸方向に移動させる搬
送部と、レーザー光の照射ヘッドを上記一軸の上方を該
一軸に直交して往復移動させる駆動部とを備えることが
好ましい。
【0007】また、上記制御部は所定のコインが投入さ
れたことを感知して上記画像入力装置と上記レーザー加
工ユニットとを作動制御して装飾体に彫刻してもよい。
【0008】さらに、上記装置本体には上記装飾体を収
納する収納部と、該収納部に収納された装飾体を払い出
す払い出し装置と、装飾体を選択する選択手段とが設け
られ、上記選択手段の選択操作により上記制御部は上記
払い出し装置を作動制御して装飾体を払い出すようにし
てもよい。
【0009】そして、前記装飾体には、該装飾体をレー
ザー加工する際の加工条件を記憶した記憶手段が設けら
れるとともに、装置本体には該記憶手段に記憶された加
工条件を読み取る読み取り手段を設け、前記制御部は該
読み取り手段が読み込んだ加工条件に基づいてレーザー
加工ユニットを制御してもかまわない。
【0010】また、上記装飾体は開閉可能な容器内に収
容され、前記記憶手段を上記容器を封印するシールで構
成し、前記読み取り手段でシール上に表示された装飾体
の加工条件を読み取るとともに容器の封印状態を読み取
ってもかまわない。
【0011】さらに、上記装置本体には、装飾体を冷却
する冷却手段が設けられ、上記記憶手段に記憶された加
工条件に基づいて上記制御部は上記冷却手段を作動させ
ることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1において、符号Aはレーザー
彫刻装置を示し、このレーザー彫刻装置Aは装置本体1
の前面に、コインを投入するコイン投入口2と、キーホ
ルダーやペンダント等の装飾体3を陳列するショーウィ
ンドー4と、画像入力装置であるCCDカメラ5と、C
CDカメラ5で撮り込んだ映像を表示したり操作のガイ
ダンスを表示する表示部6と、装飾体3をセットする際
に開閉する扉7と、彫刻の過程を確認する窓8とが配置
され、装置本体1内部には装飾体3に彫刻を施すレーザ
ー加工ユニット10と、コインが投入されたことを検知
してレーザー加工ユニット10を作動させ、装飾体3に
絵柄を彫刻させる制御部11とが配置されている。
【0013】上記コイン投入口2にはコインセレクタ1
2が連設され、投入されたコインをチェックして制御部
11に通知するとともに、投入されたコインはコインセ
レクタ12を通過して金庫13内に収容される。
【0014】ショーウィンドー4の内部にはさまざまな
形状の装飾体3が陳列され、ショーウィンドー4の下方
に配置された選択ボタン14を押し操作することにより
払い出し装置15によって収納部16から装置本体1の
前面に配置された取出口17に排出される。なお、符号
18はBGMや操作ガイダンス等の音声情報を出力する
スピーカである。
【0015】上記装飾体3は、金属やプラスチック等の
合成樹脂を平板状にしたキーホルダーやペンダントで構
成され、例えば、図2(a)に示すように、人形を模し
て形成した場合は頭部に円形の平板な凹部3aが形成さ
れている。上記装飾体3は、すべて同一形状のパッケー
ジ(容器)20に納められ、上記パッケージ20の外面
の一部には装飾体3を加工する際の加工条件を商品コー
ドとして記憶した記憶手段であるシール21が貼着され
ている。このシール21は、パッケージ20の蓋部20
aが開かないように蓋部20aと箱部20bとにかかる
ように貼着され、このシール21の表面には導電性のイ
ンクで商品コードを表すデータdが印刷されている。こ
のデータdは例えば、a点をコモンにしてa点に接触す
るコモンピン22aと、データ領域に対応する多数のデ
ータピン22bを備えた読み取り手段である読み取りセ
ンサ23(図2(b)参照)にパッケージ20(シール
21)を押し当てることにより、どのデータピン22b
とコモンピン22aとの間に導通があるかでシール21
に記録されている商品コードを読み取ることができるよ
うに構成されている。
【0016】なお、シール21を破って蓋部20aを開
けた場合にはコモンピン22aとデータピン22bとの
間の導通がすべてなくなるので、シール21が破られて
いることを電気的にチェックすることができ、パッケー
ジの封印状態のチェックも同時に行うことができる。ま
た、パッケージの上面にはレーザー光を装飾体3に直接
照射できるように開口部24が形成されている。
【0017】なお、炭酸ガスレーザーで彫刻する場合に
は上記装飾体の素材として木、皮革、ゴム、人造大理石
などを使用することができる。
【0018】表示部6は液晶表示ディスプレイ(以下、
ディスプレイという)で構成され、CCDカメラ5で撮
影された画像データと、あらかじめメモリ25(図4参
照)に記憶されている背景やフレーム等の補助画像デー
タとを表示するとともに、操作手順を知らせるガイダン
ス等を表示する。なお、表示部は液晶表示ディスプレイ
に限定されるものではなくCRTディスプレイであって
もかまわない。
【0019】装置本体1の前面にはテーブル部26が前
方に突出して形成され、このテーブル部26の内部には
レーザー加工ユニット10が配置され、テーブル部26
の上面に設けられた扉7を開け、レーザー加工ユニット
に装飾体3をセットすることができるように形成されて
いる。
【0020】なお、符号8は彫刻過程を見るための覗き
用の窓であり、この窓8にはレーザー光を透過しない透
明なアクリル板が嵌め込まれ、人体に悪影響を及ぼさな
いように配慮されている。
【0021】レーザー加工ユニット10は装飾体3を搬
送する搬送部27と炭酸ガスレーザービーム発振機28
と照射ヘッド29と照射ヘッドを移動させる駆動部30
とで構成されている。
【0022】搬送部27は、図3に示すように、装飾体
3の収納されたパッケージ20を保持するパレット35
と、このパレット35をガイドレール36に沿って左右
方向に移動させる駆動機構37とで構成されている。こ
の駆動機構37はパレット35に固定されたボールナッ
ト38と、ガイドレール36に平行に配置されたボール
ネジ39と、このボールネジ39を回転させるモータ4
0とで構成され、パッケージ20をパレット35にセッ
トし、スタートボタン41を押し操作するとパレット3
5を一軸方向(X軸方向)に移動させ、セット位置P1
から彫刻位置P2まで搬送するように構成されている。
なお、上記パレット35の上面にはパッケージ20を保
持する嵌合凹部35aが形成されている。また、符号4
2、43はガイドレール36及びボールネジ39を支持
するフレームである。
【0023】照射ヘッド29は搬送部27の上方に配置
され、駆動部30によって一軸方向(X軸方向)に直交
する方向(Y軸方向)に移動しながらレーザービーム発
振機28から出力されるレーザー光を装飾体3に照射す
るように構成されている。上記駆動部30はモータ45
と、モータ45の回転軸に取着されたプーリ46と、搬
送部27を挟んで反対側に配置されたプーリ47と、プ
ーリ46、47の間に掛け渡されたベルト48とで構成
され、ベルト48の一部に固定された照射ヘッド29
は、ガイドシャフト49にガイドされて一軸方向(X軸
方向)に直交する方向(Y軸方向)にモータ45の回転
に連動して往復移動するように構成されている。
【0024】そして、図4に示すように、照射ヘッド2
9の上部にはレーザービーム発振機28から発射された
レーザー光を反射ミラー50を介して受光する受光ミラ
ー51が配置され、受光ミラーで51で受けたレーザー
光はレンズ部52からビームとなってパレット35上の
装飾体3に照射され、装飾体に彫刻を施すように構成さ
れている。なお、符号53はガイドシャフト49一旦と
モータ45とを支持する支柱で、符号54はガイドシャ
フト49の他端とプーリ47を支持する支柱である。
【0025】そして、上記フレーム43にはパッケージ
20に貼着されたシール21の商品コードを読み取る読
み取りセンサ23が取り付けられ、彫刻を開始する前に
パッケージ20は一旦読み取りセンサ23に当接するま
で搬送され、シール21に記録されている商品コードが
読み取られ、読み取られた商品コードはホストCPUで
ある制御部11に送信され、ROM25上の商品コード
テーブルを参照して商品コードに対応して設定されてい
る加工条件を認識できるように構成されている。
【0026】図4は、レーザー彫刻装置のシステムブロ
ック図を示し、制御部であるホストCPU11は、画像
取込インターフェース55を介してCCDカメラ5から
の画像データを取り込み、取込画像用RAM56に書き
込む。また、パネル面インターフェース57を介してコ
インセレクタ、ランプ、各種ボタン及び払い出し装置が
接続され、コイン投入口2に投入されたコインの情報を
ホストCPU11に送信するとともに、図示しないラン
プを点灯させたり、選択ボタン14やスタートボタン4
1の信号をホストCPU11に送信するとともに、払い
出しモータのドライバー58を介して払出装置15を作
動させる。
【0027】また、取込画像用RAM56に書き込まれ
た画像データは、メモリ(ROM)25に記憶されてい
る補助画像データと制御部11で合成されディスプレイ
インターフェース59を介してディスプレイ6に表示さ
れる。
【0028】なお、制御部11で合成された画像データ
は彫刻データとして彫刻部インターフェース60を介し
てコントロール用CPU61に送信される。
【0029】コントロール用CPU61はモータドライ
バインターフェース62を介してモータ40及びモータ
45を作動制御する。
【0030】また、読み取りセンサ23はパッケージに
貼着されたシール21に表示されている商品コードを読
み取り、読み取った商品コードは商品コード読み取りイ
ンターフェース63を介してコントロール用CPU61
に送信され、送信された商品コードはホストCPU11
に送信される。ホストCPU11ではROM25に記憶
されている商品コードテーブルを参照して商品コードに
対応して設定されている加工条件を読み出し、読み出し
た加工条件はコントロール用CPU61に送信される。
【0031】コントロール用CPU61は受信した加工
条件に基づいてレーザーコントロールインターフェース
64を介してレーザー発振機28のレーザーパワーを設
定するとともに、彫刻データに基づいてレーザー発振機
28の出力を制御する。
【0032】なお、符号65はパレット35がオーバー
ランしないようにリミット位置を検出するリミットスイ
ッチで、このリミットスイッチ65の状態はスイッチイ
ンターフェース66を介して常にコントロール用CPU
61に監視されている。
【0033】次に、レーザー彫刻装置の作動態様につい
て説明する。
【0034】先ず、遊戯者がコイン投入口2に所定のコ
インを投入すると、コインセレクタ12はコイン情報を
ホストCPU11に送信し、ホストCPU11は所定の
コインが投入されたことを認識すると、ディスプレイ6
とスピーカ18とで操作可能になったことを遊戯者に知
らせるとともに、装飾体3を選択して選択ボタン14を
押すように促す。
【0035】ショーウィンドー4に陳列されている装飾
体3の中から気にいった装飾体3を選んで選択ボタン1
4を押し操作する。選択ボタン14が押されるとホスト
CPU11は払い出し装置15を作動させて収納部16
内に収納されているパッケージ20(装飾体3)を取出
口17に排出させる。
【0036】遊戯者は取出口17に排出されたパッケー
ジ20を取り出し、扉7を開けてパレット35上にセッ
トする。パレット35には、パッケージ20を嵌合する
嵌合凹部35aが形成されているので、嵌合凹部35a
にパッケージ20を正しくセットした後、扉7を閉じ
る。
【0037】ホストCPU11は扉をロックした後、モ
ータ40を作動させて、パレット35をシール21が読
み取りセンサ23に当接するまで左に移動する。
【0038】読み取りセンサ23はパッケージ20に貼
付されているシール21から商品コードを読み取り、読
み取った商品コードをホストCPU11に送信する。ホ
ストCPU11では受信した商品コードから適正な装飾
体(シールが破られていない、正規の装飾体等)である
かどうか判断し、適正な装飾体であれば加工条件をRO
M25から読み出してコントロール用CPU61に送信
する。
【0039】次に、選択した装飾体に関する補助画像デ
ータをメモリ25から読み出してディスプレイ6に表示
するとともに、遊戯者に顔を撮影する旨のメッセージを
流し、遊戯者がスタートボタン41を押し操作するとC
CDカメラ5で遊戯者の顔を画像データとして取り込
み、あらかじめディスプレイ6に表示されている装飾体
の画像データに合成して表示する。ディスプレイ6に表
示された画像でよければスタートボタン41を再度押し
操作する。
【0040】ホストCPU11は上記ディスプレイ6に
表示された画像データを編集し、彫刻データを作成し、
作成した彫刻データをコントロール用CPU61に転送
する。
【0041】コントロールCPU61はレーザービーム
発振機28から出力されるレーザー光線を照射ヘッド2
9で装飾体3に照射しながらモータ45に連動して回転
するベルト48に駆動されてY軸方向を往復移動する。
【0042】一方、装飾体3(パッケージ20)を載置
したパレット35はモータ40に連動して回転するボー
ルネジ39に駆動されてX軸方向を移動する。
【0043】照射ヘッド29がレーザー光を装飾体3に
照射しながらY軸方向の一端から他端までの往路を移動
する。照射ヘッド29が他端まで移動するとモータ40
は1ドット分だけパレット35をX軸方向に移動する。
パレット35が1ドット分だけ移動すると、照射ヘッド
29はY軸方向を他端から一端までの復路を移動しなが
らレーザー光を装飾体3に照射する。
【0044】上述のように照射ヘッド29がY軸方向に
往復移動しながらレーザー光を装飾体3に照射し、パレ
ット35がX軸方向に移動することにより、装飾体3に
2次元で彫刻データを彫刻することができる。
【0045】彫刻データをすべて出力し、彫刻が完了す
ると、ホストCPU11はモータ40を逆回転させ、パ
レット35をセット位置P1まで戻し、映像及び音声で
彫刻が完了したことを遊戯者に知らせ扉7のロックを解
除する。遊戯者は扉7を開き、パレット35からパッケ
ージ20を外し、シール21を破って蓋20aを開きパ
ッケージ20内の装飾体3を取り出し、自分の顔の彫刻
が施された装飾体3を手にすることができる(図2
(c)参照)。
【0046】上述のように、所定のコインを投入し、好
みの装飾体を選び、選んだ装飾体を装置本体内にセット
するだけの簡単なオペレーションで、自動的にCCDカ
メラで自分の顔を写し、写した顔が装飾体に彫刻され、
オリジナリティのある装飾体を簡単に作ることができ
る。しかも、紙に自分の顔を印刷したシールと異なり、
いつまで持ち歩いても褪色したり剥れたりすることがな
く恒久的に楽しむことができる。
【0047】次に、彫刻中に装飾体を冷却する冷却手段
を備えたレーザー加工装置について説明する。このレー
ザー加工装置は図5のシステムブロック図に示すように
コントロール用CPU61に制御されるリレーインター
フェース70を介して冷却手段であるエアーコンプレッ
サ71をON/OFF制御するリレー72が設けられて
いる。エアーコンプレッサ71から送出されたエアはパ
イプ73で彫刻位置P2まで導かれ、彫刻中にリレー7
2をONしてエアーコンプレッサ71を作動させ、エア
をパイプ73を通して彫刻位置P2にある装飾体に吹き
つけ、レーザー加工時に発生する熱で彫刻部分の細部が
だらけて不鮮明になって加工品質が低下しないように冷
却する。上記リレー72が作動するのはパッケージ20
に貼付されたシール21に表示されている商品コードか
ら装飾体3の加工条件を読み取り、彫刻中に冷却が必要
との情報を確認した時である。なお、上記リレーは電磁
リレーで構成してもよいし、ソリッドステートリレーで
構成してもよい。
【0048】上述のレーザー加工装置によれば、レーザ
ー加工した装飾体がレーザー加工時に発生した熱で彫刻
部分の細部がだらけて不鮮明になって加工品質が低下す
るようなことがなくなる。また、遊戯者が装飾体の加工
条件を判断して冷却装置を作動させるかどうか判断して
操作する必要がなく、特別な操作員や相談員を配置する
ことなく誰でも自由に彫刻を楽しむことができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、画像入力装置
で取り込んだ画像を装飾体に彫刻して表現するので、紙
等のシールに印刷したものと異なり恒久性があるととも
に、常時携帯しても消耗しないオリジナリティのある装
飾体を手にすることができる。
【0050】また、特別に操作員を置く必要がないの
で、アミューズメント機器等と併設し、レーザー装置で
あることを意識させることなく利用者に提供することが
できる。
【0051】請求項2の発明によれば、パレットの動作
と、照射ヘッドの動作との組み合わせにより2次元の映
像を表現することができる。
【0052】請求項3の発明によれば、コインを投入す
ることにより、レーザー彫刻装置を作動させることがで
きるので、誰でも自由に且つ簡単にオリジナリティにあ
ふれた装飾体を作ることができ、新しいアミューズメン
ト機としての展開が望める。請求項4の発明によれば、
装置本体に装飾体を収納する収納部と、収納部に収納さ
れた装飾体の中から気にいった装飾体を選択することが
できるので、単に装飾体に彫刻するだけではなく、装飾
体を販売することができ、生産性の向上を望むことがで
きる。
【0053】請求項5の発明によれば、装飾体に彫刻す
る際に、加工条件を設定する必要がなく、装飾体ごとに
設けられた記憶手段から加工条件を自動的に読み取るの
で、煩わしい操作をすることなく常に装飾体に最適な状
態で彫刻をすることができる。
【0054】請求項6の発明によれば、パッケージの封
印を解除して中身を入れ替えたりする不正使用を防止す
ることができる。
【0055】請求項7の発明によれば、装飾体の加工条
件を判断して冷却装置を自動的に作動させるので、加工
時に発生する熱でせっかく彫刻した彫刻部の細部がだら
けて鮮明さを失い、彫刻品質が低下するようなトラブル
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザー彫刻装置の斜視図
【図2】(a)(b)(c)は装飾体とパッケージの斜
視図
【図3】レーザー加工ユニットの平面図
【図4】レーザー加工ユニットの要部を切断した左側面
【図5】上記レーザー彫刻装置の構成を示すシステムブ
ロック図
【図6】レーザー彫刻装置の他の例の構成を示すシステ
ムブロック図
【符号の説明】
1 装置本体 3 装飾体 5 画像入力装置(CCDカメラ) 6 表示部(ディスプレイ) 10 レーザー加工ユニット 11 制御部 14 選択手段(選択ボタン) 15 払い出し装置 16 収納部 20 パッケージ(容器) 21 記憶手段(シール) 23 読み取り手段(読み取りセンサ) 27 搬送部 29 照射ヘッド 30 駆動部 35 パレット 71 冷却手段(エアーコンプレッサ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーホルダーやペンダント等の装飾体に
    レーザー光を照射し、該装飾体に彫刻を施すレーザー彫
    刻装置であって、 装置本体に画像を取り込む画像入力装置と、レーザー光
    を上記装飾体に照射するレーザー加工ユニットと、上記
    画像入力装置と上記レーザー加工ユニットとを制御する
    制御部とを備え、該制御部は上記画像入力装置で取り込
    んだ画像を上記レーザー加工ユニットで上記装飾体に彫
    刻させることを特徴とするレーザー彫刻装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体には前記装飾体を保持する
    パレットと、該パレットを一軸方向に移動させる搬送部
    と、レーザー光の照射ヘッドを上記一軸の上方を該一軸
    に直交して往復移動させる駆動部とを備えた請求項1記
    載のレーザー彫刻装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は所定のコインが投入された
    ことを感知して前記画像入力装置と前記レーザー加工ユ
    ニットとを作動制御して装飾体に彫刻する請求項1又は
    2記載のレーザー彫刻機。
  4. 【請求項4】 前記装置本体には前記装飾体を収納する
    収納部と、該収納部に収納された装飾体を払い出す払い
    出し装置と、装飾体を選択する選択手段とが設けられ、
    上記選択手段の選択操作により前記制御部は上記払い出
    し装置を作動制御して装飾体を払い出す請求項1、2又
    は3記載のレーザー彫刻装置。
  5. 【請求項5】 前記装飾体には、該装飾体をレーザー加
    工する際の加工条件を記憶した記憶手段が設けられると
    ともに、装置本体には該記憶手段に記憶された加工条件
    を読み取る読み取り手段を設け、前記制御部は該読み取
    り手段が読み込んだ加工条件に基づいてレーザー加工ユ
    ニットを制御する請求項1記載のレーザー彫刻装置。
  6. 【請求項6】 前記装飾体は開閉可能な容器内に収容さ
    れ、前記記憶手段を上記容器を封印するシールで構成
    し、前記読み取り手段でシール上に表示された装飾体の
    加工条件を読み取るとともに容器の封印状態を読み取る
    請求項5記載のレーザー彫刻装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体には、装飾体を冷却する冷
    却手段が設けられ、前記記憶手段に記憶された加工条件
    に基づいて前記制御部は上記冷却手段を作動させる請求
    項1又は5記載のレーザー彫刻装置。
JP25612697A 1997-09-04 1997-09-04 レーザー彫刻装置 Pending JPH1178386A (ja)

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JP25612697A JPH1178386A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 レーザー彫刻装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009299445A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Tadami Kogyosho:Kk 畳及び畳表への加工方法
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