JPH1177760A - 射出成形金型のバルブゲート - Google Patents
射出成形金型のバルブゲートInfo
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- JPH1177760A JPH1177760A JP25094097A JP25094097A JPH1177760A JP H1177760 A JPH1177760 A JP H1177760A JP 25094097 A JP25094097 A JP 25094097A JP 25094097 A JP25094097 A JP 25094097A JP H1177760 A JPH1177760 A JP H1177760A
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- JP
- Japan
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- gate
- valve pin
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Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 31
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 31
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
Abstract
(57)【要約】
【課題】樹脂成形品を糸引き等を発生させることなく、
効率よく製造することができる。 【解決手段】溶融樹脂が射出されるゲート11が、バル
ブピン12の先端部が嵌合されることによって閉塞され
るようになっており、バルブピン12の先端部が嵌合さ
れてゲート11が閉塞された際に、バルブピン12の先
端部が、ゲート11から突出した状態になる。バルブピ
ン12の先端部は、ゲート11が閉塞された際に、バル
ブピン12の先端面が対向するキャビティ20の内面と
ゲート11との間隙の20〜70%にわたって突出して
いる。
効率よく製造することができる。 【解決手段】溶融樹脂が射出されるゲート11が、バル
ブピン12の先端部が嵌合されることによって閉塞され
るようになっており、バルブピン12の先端部が嵌合さ
れてゲート11が閉塞された際に、バルブピン12の先
端部が、ゲート11から突出した状態になる。バルブピ
ン12の先端部は、ゲート11が閉塞された際に、バル
ブピン12の先端面が対向するキャビティ20の内面と
ゲート11との間隙の20〜70%にわたって突出して
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビティ、ラン
ナー等に溶融樹脂が射出されるゲートが、バルブピンの
先端部が嵌合されることによって閉塞されるようになっ
た射出成形金型のバルブゲートに関する。
ナー等に溶融樹脂が射出されるゲートが、バルブピンの
先端部が嵌合されることによって閉塞されるようになっ
た射出成形金型のバルブゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形金型において、スプルからゲー
トブッシュに供給される溶融樹脂は、ゲートブッシュに
設けられたゲートを通って、キャビティあるいはランナ
ー内に充填されるようになっている。このような射出成
形金型では、ゲートブッシュ内に配置されたバルブピン
によってゲートが開閉されるようになったバルブゲート
が開発されている。バルブゲートでは、ゲート内にバル
ブピンの先端部を嵌合させることによってゲートが閉塞
され、溶融樹脂はキャビティ等へは注入されない状態に
なる。反対に、バルブピンがゲートブッシュ内をスライ
ドされてゲートが開放されると、溶融樹脂がゲートを通
ってキャビティ等に注入される。
トブッシュに供給される溶融樹脂は、ゲートブッシュに
設けられたゲートを通って、キャビティあるいはランナ
ー内に充填されるようになっている。このような射出成
形金型では、ゲートブッシュ内に配置されたバルブピン
によってゲートが開閉されるようになったバルブゲート
が開発されている。バルブゲートでは、ゲート内にバル
ブピンの先端部を嵌合させることによってゲートが閉塞
され、溶融樹脂はキャビティ等へは注入されない状態に
なる。反対に、バルブピンがゲートブッシュ内をスライ
ドされてゲートが開放されると、溶融樹脂がゲートを通
ってキャビティ等に注入される。
【0003】このようなバルブゲートでは、ゲートに嵌
合されるバルブピンの先端部は、通常、ゲートからキャ
ビティ等の内部には突出せず、バルブピンの先端面は、
ゲートの周縁部に対してほぼ面一な状態となって、ゲー
トを閉塞するようになっている。
合されるバルブピンの先端部は、通常、ゲートからキャ
ビティ等の内部には突出せず、バルブピンの先端面は、
ゲートの周縁部に対してほぼ面一な状態となって、ゲー
トを閉塞するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のバル
ブゲートでは、キャビティ等の内部に注入された溶融樹
脂が冷却して完全に固化した後に、成形品を離型させな
ければ、成形品に糸引き等の不良が発生するおそれがあ
る。このために、キャビティ内に充填された溶融樹脂を
短時間で効率よく固化させなければ、成形品を効率よく
製造することができないという問題がある。
ブゲートでは、キャビティ等の内部に注入された溶融樹
脂が冷却して完全に固化した後に、成形品を離型させな
ければ、成形品に糸引き等の不良が発生するおそれがあ
る。このために、キャビティ内に充填された溶融樹脂を
短時間で効率よく固化させなければ、成形品を効率よく
製造することができないという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、樹脂成形品を、糸引き等の不良が
発生させることなく、効率よく製造することができる射
出成形金型のバルブゲートを提供することにある。
であり、その目的は、樹脂成形品を、糸引き等の不良が
発生させることなく、効率よく製造することができる射
出成形金型のバルブゲートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型の
バルブゲートは、溶融樹脂が射出されるゲートが、バル
ブピンの先端部が嵌合されることによって閉塞されるよ
うになっており、バルブピンの先端部が嵌合されてゲー
トが閉塞された際に、バルブピンの先端部が、ゲートか
ら突出した状態になることを特徴とする。
バルブゲートは、溶融樹脂が射出されるゲートが、バル
ブピンの先端部が嵌合されることによって閉塞されるよ
うになっており、バルブピンの先端部が嵌合されてゲー
トが閉塞された際に、バルブピンの先端部が、ゲートか
ら突出した状態になることを特徴とする。
【0007】前記バルブピンの先端部におけるゲートか
ら突出量が、バルブピンの先端面に対向する面とゲート
との間隙の20〜70%となっている。
ら突出量が、バルブピンの先端面に対向する面とゲート
との間隙の20〜70%となっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の射出成形金型のバルブゲ
ートの実施の形態の一例を示す要部の断面図である。射
出成形金型には、スプルからゲートブッシュに供給され
る溶融樹脂は、本発明のバルブゲート10によって、キ
ャビティ20に注入されるようになっている。バルブゲ
ート10は、ゲートブッシュに設けられたゲート11が
円柱状のバルブピン12によって開閉されるようになっ
ている。
ートの実施の形態の一例を示す要部の断面図である。射
出成形金型には、スプルからゲートブッシュに供給され
る溶融樹脂は、本発明のバルブゲート10によって、キ
ャビティ20に注入されるようになっている。バルブゲ
ート10は、ゲートブッシュに設けられたゲート11が
円柱状のバルブピン12によって開閉されるようになっ
ている。
【0010】ゲート11は、例えば、断面円形状であっ
て、キャビティ20側になるにつれて順次内径が小さく
なった先細り状に構成されており、例えば、溶融樹脂が
通過する内径が4.0mmになっている。
て、キャビティ20側になるにつれて順次内径が小さく
なった先細り状に構成されており、例えば、溶融樹脂が
通過する内径が4.0mmになっている。
【0011】バルブピン12は、先端部にてゲート11
を開閉するように、ゲートブッシュ内にてスライド可能
に配置されており、バルブピン12の先端部は、ゲート
11内に嵌合されるように、先端側になるにつれて順次
外径が小さくなった円錐台状に構成されている。バルブ
ピン12の先端部は、ゲート11内に嵌合されてゲート
11を閉塞した際に、ゲート11からキャビティ20内
に適当な長さだけ突出するように構成されている。
を開閉するように、ゲートブッシュ内にてスライド可能
に配置されており、バルブピン12の先端部は、ゲート
11内に嵌合されるように、先端側になるにつれて順次
外径が小さくなった円錐台状に構成されている。バルブ
ピン12の先端部は、ゲート11内に嵌合されてゲート
11を閉塞した際に、ゲート11からキャビティ20内
に適当な長さだけ突出するように構成されている。
【0012】バルブピン12の先端部におけるゲート1
1からの突出量は、バルブピン12の先端面が対向した
キャビティ20の内面とゲート11との間隙、すなわ
ち、キャビティ20内に充填されて製造される樹脂成形
品の厚さ、ゲート11を通ってキャビティ20内に注入
される溶融樹脂の性状等によって異なるが、通常、バル
ブピン12の先端面が対向したキャビティ20の内面と
ゲート11との間隙の20〜70%とされる。
1からの突出量は、バルブピン12の先端面が対向した
キャビティ20の内面とゲート11との間隙、すなわ
ち、キャビティ20内に充填されて製造される樹脂成形
品の厚さ、ゲート11を通ってキャビティ20内に注入
される溶融樹脂の性状等によって異なるが、通常、バル
ブピン12の先端面が対向したキャビティ20の内面と
ゲート11との間隙の20〜70%とされる。
【0013】このようにバルブピン12の先端部が適当
な長さで突出した状態になっていると、ゲート11から
キャビティ20内に充填された溶融樹脂の冷却および固
化が、キャビティ20の内面側による放熱効果により促
進されて、キャビティ20内の溶融樹脂を、糸引き等が
生じないように完全に固化させるための時間を短縮する
ことができる。
な長さで突出した状態になっていると、ゲート11から
キャビティ20内に充填された溶融樹脂の冷却および固
化が、キャビティ20の内面側による放熱効果により促
進されて、キャビティ20内の溶融樹脂を、糸引き等が
生じないように完全に固化させるための時間を短縮する
ことができる。
【0014】バルブピン12の先端部のゲート11から
の突出量が大きく、バルブピン12の先端面が、対向す
るキャビティ20の内面に近接した状態になっている
と、キャビティ20内に充填された溶融樹脂の反力によ
って、バルブピン12は、ゲート11を完全に閉塞する
ことができなくなるおそれがある。その結果、ゲート1
1内に嵌合されたバルブピン12とゲート11との間に
間隙が形成され、その間隙内に溶融樹脂が進入して、固
化された樹脂成形品にバリが発生する。このために、ゲ
ート11からのバルブピン12先端部の突出量は、バル
ブピン12の先端面が、対向するキャビティ20の内面
に接近しすぎないようにすることが好ましく、通常は、
ゲート11とキャビティ20との間隙の70%よりも小
さいことが好ましい。
の突出量が大きく、バルブピン12の先端面が、対向す
るキャビティ20の内面に近接した状態になっている
と、キャビティ20内に充填された溶融樹脂の反力によ
って、バルブピン12は、ゲート11を完全に閉塞する
ことができなくなるおそれがある。その結果、ゲート1
1内に嵌合されたバルブピン12とゲート11との間に
間隙が形成され、その間隙内に溶融樹脂が進入して、固
化された樹脂成形品にバリが発生する。このために、ゲ
ート11からのバルブピン12先端部の突出量は、バル
ブピン12の先端面が、対向するキャビティ20の内面
に接近しすぎないようにすることが好ましく、通常は、
ゲート11とキャビティ20との間隙の70%よりも小
さいことが好ましい。
【0015】
<実施例1>図1に示すバルブゲート10において、ゲ
ート11の内径を4.0mmとし、また、成形品の肉厚
が2.5mmとなるように、ゲート11とキャビティ2
0内面との間隙を2.5mmとした。さらに、ゲート1
1の閉塞時におけるバルブピン12のゲート11からの
突出量を、キャビティ20の間隙の28%である0.7
mm(バルブピン12の先端面とキャビティ20の内面
との間隙では1.8mm)として、ポリカーボネート
(PC)とABS樹脂との混合樹脂を、240℃の温度
で、ゲート11からキャビティ20内に充填し、バルブ
ピン12にてゲート11を閉塞し、キャビティ20内の
溶融樹脂を冷却して固化した。キャビティ20内に充填
された溶融樹脂は、10秒後に、糸引きが発生しない状
態にまで固化していた。
ート11の内径を4.0mmとし、また、成形品の肉厚
が2.5mmとなるように、ゲート11とキャビティ2
0内面との間隙を2.5mmとした。さらに、ゲート1
1の閉塞時におけるバルブピン12のゲート11からの
突出量を、キャビティ20の間隙の28%である0.7
mm(バルブピン12の先端面とキャビティ20の内面
との間隙では1.8mm)として、ポリカーボネート
(PC)とABS樹脂との混合樹脂を、240℃の温度
で、ゲート11からキャビティ20内に充填し、バルブ
ピン12にてゲート11を閉塞し、キャビティ20内の
溶融樹脂を冷却して固化した。キャビティ20内に充填
された溶融樹脂は、10秒後に、糸引きが発生しない状
態にまで固化していた。
【0016】<実施例2>ゲート11の閉塞時における
バルブピン12のゲート11からの突出量を、キャビテ
ィ20の間隙の40%である1.0mm(バルブピン1
2の先端面とキャビティ20の内面との間隙では1.5
mm)とし、他の条件を実施例1と同様にして、キャビ
ティ20内に溶融樹脂を充填し、バルブピン12にてゲ
ート11を閉塞したところ、キャビティ20内に充填さ
れた溶融樹脂は、10秒後に、糸引きが発生しない状態
にまで固化していた。
バルブピン12のゲート11からの突出量を、キャビテ
ィ20の間隙の40%である1.0mm(バルブピン1
2の先端面とキャビティ20の内面との間隙では1.5
mm)とし、他の条件を実施例1と同様にして、キャビ
ティ20内に溶融樹脂を充填し、バルブピン12にてゲ
ート11を閉塞したところ、キャビティ20内に充填さ
れた溶融樹脂は、10秒後に、糸引きが発生しない状態
にまで固化していた。
【0017】<比較例1>ゲート11の閉塞時におい
て、バルブピン12の先端部がゲート11から突出せず
に、バルブピン12の先端面がゲート11の周縁部と面
一(バルブピン12の先端面とキャビティ20の内面と
の間隙では2.5mm)になるようにし、他の条件を実
施例1と同様にして、キャビティ20内に溶融樹脂を充
填してバルブピン12にてゲート11を閉塞したとこ
ろ、キャビティ20内に充填された溶融樹脂は、10秒
後、12秒後および15秒後では、完全に固化せず、糸
引きが発生したが、18秒後において、糸引きが発生し
ない状態にまで固化した。
て、バルブピン12の先端部がゲート11から突出せず
に、バルブピン12の先端面がゲート11の周縁部と面
一(バルブピン12の先端面とキャビティ20の内面と
の間隙では2.5mm)になるようにし、他の条件を実
施例1と同様にして、キャビティ20内に溶融樹脂を充
填してバルブピン12にてゲート11を閉塞したとこ
ろ、キャビティ20内に充填された溶融樹脂は、10秒
後、12秒後および15秒後では、完全に固化せず、糸
引きが発生したが、18秒後において、糸引きが発生し
ない状態にまで固化した。
【0018】<比較例2>ゲート11の閉塞時における
バルブピン12のゲート11からの突出量を、キャビテ
ィ20の間隙の12%である0.3mm(バルブピン1
2の先端面とキャビティ20の内面との間隙では2.2
mm)とし、他の条件を実施例1と同様にして、キャビ
ティ20内に溶融樹脂を充填し、バルブピン12にてゲ
ート11を閉塞したところ、キャビティ20内に充填さ
れた溶融樹脂は、10秒後、12秒後および15秒後で
は、完全に固化せず、糸引きが発生したが、18秒後に
おいて、糸引きが発生しない状態にまで固化した。
バルブピン12のゲート11からの突出量を、キャビテ
ィ20の間隙の12%である0.3mm(バルブピン1
2の先端面とキャビティ20の内面との間隙では2.2
mm)とし、他の条件を実施例1と同様にして、キャビ
ティ20内に溶融樹脂を充填し、バルブピン12にてゲ
ート11を閉塞したところ、キャビティ20内に充填さ
れた溶融樹脂は、10秒後、12秒後および15秒後で
は、完全に固化せず、糸引きが発生したが、18秒後に
おいて、糸引きが発生しない状態にまで固化した。
【0019】<比較例3>ゲート11閉塞時におけるバ
ルブピン12のゲート11からの突出量を、キャビティ
20の間隙の80%である2.0mm(バルブピン12
の先端面とキャビティ20の内面との間隙では0.5m
m)とし、他の条件を実施例1と同様にして、キャビテ
ィ20内に溶融樹脂を充填してバルブピン12にてゲー
トを閉塞したところ、キャビティ20内に充填射出され
た溶融樹脂は、10秒後において、糸引きが発生しない
状態にまで固化していた。しかしながら、得られた成形
品には、ゲート11が完全に閉止しないことによってバ
リが発生していた。また、バルブピン12の先端面に対
向するキャビティ20の内面に対向した成形品表面に
は、応力によって白化が生じていた。
ルブピン12のゲート11からの突出量を、キャビティ
20の間隙の80%である2.0mm(バルブピン12
の先端面とキャビティ20の内面との間隙では0.5m
m)とし、他の条件を実施例1と同様にして、キャビテ
ィ20内に溶融樹脂を充填してバルブピン12にてゲー
トを閉塞したところ、キャビティ20内に充填射出され
た溶融樹脂は、10秒後において、糸引きが発生しない
状態にまで固化していた。しかしながら、得られた成形
品には、ゲート11が完全に閉止しないことによってバ
リが発生していた。また、バルブピン12の先端面に対
向するキャビティ20の内面に対向した成形品表面に
は、応力によって白化が生じていた。
【0020】
【発明の効果】本発明の射出成形金型のバルブゲート
は、このように、ゲートを閉塞した際に、バルブピンの
先端部がゲートから適当な長さだけ突出した状態になる
ように構成されているために、ゲートからキャビティ等
に充填された溶融樹脂を短時間で固化させることがで
き、樹脂成形品を、糸引き等が発生させることなく、効
率よく製造することができる。
は、このように、ゲートを閉塞した際に、バルブピンの
先端部がゲートから適当な長さだけ突出した状態になる
ように構成されているために、ゲートからキャビティ等
に充填された溶融樹脂を短時間で固化させることがで
き、樹脂成形品を、糸引き等が発生させることなく、効
率よく製造することができる。
【図1】本発明の射出成形金型のバルブゲートの実施の
形態の一例を示す要部の断面図である。
形態の一例を示す要部の断面図である。
10 バルブゲート 11 ゲート 12 バルブピン 20 キャビティ
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融樹脂が射出されるゲートが、バルブ
ピンの先端部が嵌合されることによって閉塞されるよう
になっており、バルブピンの先端部が嵌合されてゲート
が閉塞された際に、バルブピンの先端部が、ゲートから
突出した状態になることを特徴とする射出成形金型のバ
ルブゲート。 - 【請求項2】 前記バルブピンの先端部におけるゲート
から突出量が、バルブピンの先端面に対向する面とゲー
トとの間隙の20〜70%となっている請求項1に記載
の射出成形金型のバルブゲート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25094097A JPH1177760A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 射出成形金型のバルブゲート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25094097A JPH1177760A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 射出成形金型のバルブゲート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177760A true JPH1177760A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17215280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25094097A Pending JPH1177760A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 射出成形金型のバルブゲート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177760A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017038984A1 (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | Jsr株式会社 | 立体造形物の製造装置及び製造方法、並びに立体造形物の製造装置に用いられる材料供給ユニット |
CN107030987A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-08-11 | 深圳市银宝山新科技股份有限公司 | 冷流道浇口针阀控制系统 |
JP2020104438A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用樹脂成形品 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25094097A patent/JPH1177760A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017038984A1 (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | Jsr株式会社 | 立体造形物の製造装置及び製造方法、並びに立体造形物の製造装置に用いられる材料供給ユニット |
US20190022934A1 (en) * | 2015-09-04 | 2019-01-24 | Jsr Corporation | Manufacturing apparatus and method for three-dimensional object, and material supply unit to be used in the manufacturing apparatus |
EP3326790A4 (en) * | 2015-09-04 | 2019-03-27 | JSR Corporation | DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING A THREE-DIMENSIONAL MOLDED BODY AND A MATERIAL SUPPLY UNIT USED IN THE DEVICE FOR PRODUCING A THREE-DIMENSIONAL MOLDED BODY |
CN107030987A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-08-11 | 深圳市银宝山新科技股份有限公司 | 冷流道浇口针阀控制系统 |
JP2020104438A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用樹脂成形品 |
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