JPH1177589A - 型抜き方法とこれに用いる装置 - Google Patents

型抜き方法とこれに用いる装置

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JPH1177589A
JPH1177589A JP25603597A JP25603597A JPH1177589A JP H1177589 A JPH1177589 A JP H1177589A JP 25603597 A JP25603597 A JP 25603597A JP 25603597 A JP25603597 A JP 25603597A JP H1177589 A JPH1177589 A JP H1177589A
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die
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punching
punched
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SAKAMOTO ZOKI KK
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0097Processing two or more printed circuits simultaneously, e.g. made from a common substrate, or temporarily stacked circuit boards

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長短何れの基板1であっても、また基板1が
伸縮し易いものであっても、基板1の打抜部11を正確
に打ち抜くことができる型抜き方法とこれに用いる装置
を提供する。 【解決手段】 基板1の打抜部11が抜型2との対向位
置に送られたとき、打抜部11の正規位置に対する位置
ズレを検出し、この検出結果に基づき抜型2を基板打抜
部11の正規位置と合致するように位置調整し、調整後
に打抜部11を抜型2により打ち抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばラベル、
ステッカー、ネームプレート、フレキシブルプリント配
線板、マーキングフィルム、金属箔ラミネート材、合成
樹脂製フィルム、合成樹脂製シート、紙、フォーム材な
どを所定大きさの基板から打ち抜くときに使用する型抜
き方法とこれに用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の型抜き装置として、例え
ば特公平3−29487号公報が提案されている。その
要旨は、基板の移送機構と、この機構による送り方向に
配列された基板の打抜部を打ち抜く抜型を備え、この抜
型による打抜手前側で基板の打ち抜き間隔を測定する測
定装置を設けたものである。そして、測定装置による測
定結果に基づき、移送機構により基板を所定間隔だけ移
送し、この移送後に抜型により基板の打抜部を打ち抜
く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の型抜
き装置では、基板が薄い場合や温度変化などにより伸縮
し易い場合に、次のような不都合が発生する。つまり、
以上のように、抜型による打抜手前側で測定装置により
基板の打ち抜き間隔を測定し、その測定結果を下に移送
機構により基板を所定間隔だけ移送させる場合、基板を
測定装置による測定位置から抜型との対向位置へと移送
させるとき、基板の伸縮により、この基板が抜型に対し
基板送り方向やその直交方向また回転角方向(捩れ方
向)に移動したりして、抜型の位置と基板打抜部の正規
位置との間に位置ズレが発生する。この結果、抜型によ
る基板の正規位置での打抜きができず、不良品の発生を
招いてしまう。
【0004】そこで、以上の問題を解決するため、本発
明者は、抜型の対向位置において打ち抜くべき基板の正
規位置を検出し、その検出結果を下に基板を移動させて
抜型に対する位置調整を行うことにより、基板を正規位
置で打ち抜くことを考えた。しかし、このようにする場
合、基板が短尺物のときには対応できるが、基板には短
尺物に限らずロール巻きされた長尺物もあり、このよう
な長尺物の場合は、基板全体を移動させて位置調整する
ことは極めて困難で、また装置全体が複雑化してコスト
の上昇を招くので、採用できなかった。
【0005】本発明は、以上のような考察を繰り返した
結果、抜型と基板打抜部の正規位置との間に位置ズレが
あるときには、基板ではなく抜型側を正規位置へと位置
調整すれば、以上の各種問題を一挙に解決できることに
着目し、長短何れの基板であっても、また基板が伸縮し
易いものであっても、基板の打抜部を正確に打ち抜くこ
とができる型抜き方法とこれに用いる装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した第1発明の型抜き方法は、基板
の打抜部が抜型との対向位置に送られたとき、抜型と打
抜部の正規位置との間の位置ずレを検出し、この検出結
果に基づき抜型を打抜部の正規位置と合致するように位
置調整し、調整後に打抜部を抜型により打ち抜くように
した。
【0007】以上のように、抜型との対向位置において
基板打抜部の位置ズレを検出し、この検出結果に基づき
抜型を打抜部の正規位置へと位置調整することにより、
つまり抜型の位置調整でもって基板打抜部の位置ズレを
解消することにより、たとえ基板が伸縮し易いものであ
っても、その打抜部の正確な打ち抜きが行える。また、
基板の打抜部に位置ズレがあるとき、抜型側を位置調整
することにより、長短何れの基板であっても、簡単な構
成で打抜部の正確な打ち抜きが行える。
【0008】この発明の好ましい実施形態では、基板打
抜部の正規位置に対する位置ズレを検出したとき、抜型
を、少なくとも基板の送り方向に対する直交方向と、抜
型の中心部を中心とする回転角方向に位置調整させる。
このように、抜型を少なくとも2方向に位置調整するこ
とにより、基板打抜部の位置ズレを簡単に解消して、こ
の打抜部の正確な打ち抜きが行える。特に、抜型を回転
角方向に位置調整することにより、基板の捩れ方向の位
置ズレが解消される。
【0009】また、好ましい実施形態では、基板打抜部
の正規位置に対する位置ズレを検出したとき、抜型を、
基板の送り方向に対する直交方向と、抜型の中心部を中
心とする回転角方向に位置調整し、さらに基板をその送
り方向に位置調整させる。このように、抜型を2方向に
位置調整し、かつ基板をその送り方向に位置調整するこ
とにより、つまり抜型と基板を合計3方向に位置調整す
ることにより、基板打抜部の位置ズレが簡単かつ正確に
解消される。よって、基板打抜部の一層正確な打ち抜き
が行える。
【0010】請求項4に記載した第2発明の型抜き装置
は、基板を一方向に間歇的に送る移送機構と抜型を備
え、この抜型の基板送り方向前後位置に、それぞれ抜型
と基板打抜部の正規位置との間の位置ずレを検出する位
置センサを配置し、前記抜型に位置調整機構を設けると
共に、前記各センサによる検出位置と基板打抜部の正規
位置とを演算し、この演算値を下に前記位置調整機構を
介して抜型を正規位置に調整するコントローラを設けて
いる。
【0011】以上の型抜き装置では、移送機構により基
板が抜型との対向位置に送られたとき、この抜型と基板
打抜部の正規位置との間の位置ズレが各センサで検出さ
れ、これらセンサによる検出位置と基板打抜部の正規位
置とがコントローラで演算されて、その演算値に基づき
位置調整機構を介して抜型が正規位置に調整される。よ
って、たとえ基板が伸縮し易いものであっても、また長
短何れの基板であっても、簡単な構成で打抜部の正確な
打ち抜きが行える。
【0012】この発明の好ましい実施形態では、抜型の
位置調整機構が、少なくとも基板の送り方向に対する直
交方向と、抜型の中心部を中心とする回転角方向に調整
可能とされている。この構成によれば、位置調整機構に
より抜型が少なくとも2方向に位置調整されるので、基
板打抜部の位置ズレを簡単に解消して、この打抜部の正
確な打ち抜きが行える。また、以上の位置調整機構を抜
型側に設けたことにより、全体構成が簡単となる。
【0013】また、好ましい実施形態では、抜型の位置
調整機構が、基板の送り方向に対する直交方向と、抜型
の中心部を中心とする回転角方向に調整可能とされてお
り、さらに基板の移送機構には、基板をその送り方向に
調整する調整機能を具備させている。この構成によれ
ば、位置調整機構により抜型が2方向に位置調整され、
かつ基板が移送機構により送り方向に位置調整されるの
で、つまり抜型と基板が合計3方向に位置調整されるの
で、基板打抜部の位置ズレが簡単かつ正確に解消され
る。よって、基板打抜部の一層正確な打ち抜きが行え
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の型抜き方法を簡略
的に示している。同図では、長尺な基板1を長さ方向
(Y方向)に間歇的に送りながら、その停止時に基板1
のY方向に等間隔に配列した打抜部11を抜型2の刃部
20で打ち抜くようにしている。また、前記抜型2の基
板送り方向前後位置で、この送り方向と直交する基板幅
方向(X方向)の両側位置に、前記刃部20と基板打抜
部11の正規位置との間の位置ズレを検出するCCDカ
メラ等の位置センサ3,3を設け、一方基板1における
打抜部11の幅方向両側には、各センサ3で検出される
多数の基準マーク12を印刷している。このように、前
記各センサ3を抜型2の基板送り方向前後位置で基板幅
方向の両側位置に互いに交差して対向位置するように配
設することにより、基板1のX及びY方向への位置ズレ
だけではなく、基板1の抜型1の中心部Oを中心とする
回転角θ方向(捩れ方向)への位置ズレも検出可能とな
る。さらに、前記抜型2の刃部20は、X,Y方向及び
回転角θ方向にそれぞれ位置調整可能とする。この点に
関しては、後で詳述する。
【0015】そして、前記各センサ3による検出位置と
基準マーク12が不一致のとき、つまり抜型2の刃部2
0と基板打抜部11との間に位置ズレがあるとき、この
ズレを解消するように刃部20をX,Y及びθ方向に位
置調整することにより、この刃部20を打抜部11の正
規位置に合致させて、この後刃部20で打抜部11を打
ち抜く。
【0016】図2は、前記基板2が長尺な場合に適用す
る型抜き装置4の全体構造を示している。この型抜き装
置4は、前記抜型2と、その下部側に配設した台盤40
と、抜型1の駆動部41及び操作部42を設けている。
前記駆動部41は、電動モータ41aと、これに連動す
る作動輪41bと、これに連動するフライホイール41
cを備え、また操作部42は、フライホイール41cの
軸周りに設けられたクランクアーム42aと、これと刃
部20との間に介装された連動部材42bとを備えてい
る。そして、前記電動モータ41aを駆動させて作動輪
41b及びフライホイール41cを回転させ、この回転
に伴いクランクアーム42aを介して連動部材42bを
上下方向に往復動させることにより抜型1を上下移動さ
せて、その刃部20で基板1の打抜部11を打ち抜く。
【0017】また、前記型抜き装置4には、基板1を間
歇的に移送させる移送機構5を設けている。この移送機
構5として、同図の実施形態では、前記抜型2の基板送
り込み側に、長尺な基板1を巻回した第1繰出ロール5
1と、基板1に裏打ちする裏打ち材13を巻回した第2
繰出ロール52と、前記基板1及び裏打ち材13をガイ
ドし、かつ前記刃部20の当たりとなるガイド材14が
巻回された第3繰出ロール53を設けている。さらに、
前記第1,第2繰出ロール51,52と台盤40の間に
は、上下一対の段差ロール機構54,54と、上下複数
のロールからなる第1ニップロール群55を設けてお
り、また、前記第3繰出ロール53と台盤40の間に
は、第1ニップロール群55の下部側に位置する段差ロ
ール機構56と、前記台盤40の近くに位置するガイド
ロール57とを設けている。
【0018】また、前記移送機構5として、前記抜型2
の基板取出し側に、所定間隔をおいて配設された上下複
数のロールからなる第2及び第3ニップロール群58,
59と、刃部20による基板1と裏打ち材13の打抜き
残部を巻き取る第1巻取ロール60と、使用後のガイド
材14を巻き取る第2巻取ロール50を設けている。こ
の第2巻取ロール50に巻き取られたガイド材14は、
再使用される。前記各ロール及びニップロール群は、そ
れぞれ間歇的に回転駆動する。また、前記第2及び第3
ニップロール群58,59の間には、刃部20により基
板1から打ち抜かれた打抜部11と、これと同形状に打
ち抜かれた裏打ち材13を共に外部に取出す吸引式の取
出機43を設けている。
【0019】前記抜型2は、図3及び図4で明らかなよ
うに、前記操作部42の連動部材42bに連結されて上
下往復動する押盤21と、この押盤21の中央下部に中
心軸Oを介して回転可能に支持された矩形状のベース部
材22と、このベース部材22の外周囲に配設された矩
形フレームからなる第1テーブル23と、これらテーブ
ル23とベース部材22の下部側に設けられ、このベー
ス部材22に設けたレール22aにガイド部材22bを
介して前記X方向に移動可能とされた矩形状の第2テー
ブル24と、この第2テーブル24の下部に前記レール
22aと直交状に設けたレール24aにガイド部材24
bを介して前記Y方向に移動可能に支持された矩形状の
第3テーブル25とを備え、この第3テーブル25の下
部に基板打抜用の前記刃部20を取付けている。そし
て、前記第1テーブル23の幅方向一側で長さ方向端部
側に1つのセンサ3を、また、幅方向他側で長さ方向他
端部側に別の1つのセンサ3をそれぞれ交差して対向位
置するように取付ける。
【0020】また、前記押盤21と第1〜第3テーブル
23〜25の間には、前記各センサ3が刃部20と基板
打抜部11の間の位置ズレを検出したとき、各センサ3
からの出力に基づき前記刃部20を基板打抜部11の正
規位置と合致するように、前記各テーブル23〜25を
X,Y及びθ方向に位置調整する位置調整機構6を設け
る。
【0021】前記位置調整機構6として、各図の実施形
態では、前記第1テーブル23の幅方向一側で長さ方向
端部側に第1サーボモータ61を取付け、このモータ6
1と第1テーブル23の長さ方向他端部に設けた受部材
62aとの間に、第1テーブル23の長さ方向に延びる
第1ボールねじ軸62を配設すると共に、前記第2テー
ブル24のモータ取付側で長さ方向中央部にボールナッ
ト63を取付けて、このナット63を前記第1ボールね
じ軸62に螺合させる。そして、前記第1サーボモータ
61の駆動に伴うボールねじ軸62の回転により、ボー
ルナット63を介して第2テーブル24を、第3テーブ
ル25を伴いながら、第1テーブル23及びベース部材
22に対し長さ方向つまりX方向に往復移動調整可能と
する。
【0022】さらに、前記位置調整機構6として、前記
第2テーブル24の幅方向一側で長さ方向中央部に第2
サーボモータ64を取付け、このモータ64と第2テー
ブル24の幅方向他端部に設けた受部材65aとの間
に、前記第1ボールねじ軸62と直交方向に延びる第2
ボールねじ軸65を配設すると共に、前記第3テーブル
25の中央上部位置にボールナット66を取付けて、こ
のナット66を第2ボールねじ軸65に螺合させる。そ
して、第2サーボモータ64の駆動に伴うボールねじ軸
65の回転により、ボールナット66を介して第3テー
ブル25を、第1及び第2テーブル23,24及びベー
ス部材22に対し幅方向つまり前記X方向と直交するY
方向に往復移動調整可能とする。
【0023】また、前記位置調整機構6として、前記押
盤21の長さ方向一側に第3サーボモータ67を取付
け、このモータ67と第1テーブル23の長さ方向一側
端部に設けた受部材68aとの間に、モータ67の駆動
により直線状に往復動する杆体68を配設する。そし
て、第3サーボモータ67の駆動に伴う杆体68の往復
動により、受部材68aを介して第1テーブル23を、
第2及び第3テーブル24,25及びベース部材23を
伴いながら、前記中心軸Oを中心とする回転角θ方向に
回転調整可能とする。
【0024】さらに、前記型抜き装置4には、各センサ
3による検出結果に基づき、第1〜第3サーボモータ6
1,64,67を駆動制御するコントローラ7を設け
る。このコントローラ7の入力側には、図3のように、
前記各センサ3,3を接続し、また出力側には前記各サ
ーボモータ61,64,67を接続させる。
【0025】次に、以上の型抜き装置4により基板1か
ら打抜部11を打ち抜くときの手順を、図5に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。先ず、スタート開始に
伴いステップ(1)において、第1〜第3繰出ロール5
1〜53と、第1〜第3ニップロール群55,58,5
9と、第1及び第2巻取ロール60,50が間歇的に回
転駆動される。そして、前記第1,第2ロール51,5
2に巻回された基板1及び裏打ち材13が、段差ロール
機構54,54と第1ニップロール群55を介して台盤
40上に案内される。一方、前記第3ロール53に巻回
されたガイド材14は、段差ロール機構56とガイドロ
ール57を介して台盤40上に案内され、この台盤40
上において基板1と裏打ち材13及びガイド材14が互
いに上下に積層される。
【0026】次に、ステップ(2)において、前記第1
テーブル23の幅方向他側で長さ方向他端部側に交差し
て対向位置するように取付けられた各センサ3が作動
し、このセンサ3が基板1に設けた基準マーク12を検
出したとき、ステップ(3)で前記各ロール及びニップ
ロール群が停止される。
【0027】また、ステップ(4)において、前記各セ
ンサ3,3による検出位置と基準マーク12との間に位
置ズレが有るか否かが判断され、つまり抜型2の刃部2
0と基板打抜部11との間に位置ズレが有るかが判断さ
れ、位置ズレがある場合、その位置ズレ量がコントロー
ラ7で演算される。
【0028】そして、位置ズレがあってイエスの場合に
は、ステップ(5)において、コントローラ7による演
算値に基づき前記第1〜第3サーボモータ61,64,
67が正逆回転されて、前記第1〜第3テーブル23〜
25が移動調整され、この第3テーブル25に設けた刃
部20がX,Y方向及びθ方向に移動されて、刃部20
が打抜部11の正規位置に調整される。
【0029】この調整後に、ステップ(2)にフィード
バックされて、ステップ(2)から(4)への経路を繰
り返し、この結果ステップ(4)で位置ズレが無いと判
断されたとき、ステップ(6)で型抜加工が行われる。
つまり、前記抜型1の駆動部41と操作部42を介して
抜型1の全体が上下移動され、その刃部20によりガイ
ド材14上において基板1の打抜部11が打ち抜かれ、
これと同時に打抜部11と同形状に裏打ち材13が打ち
抜かれる。これら打抜部11と裏打ち材13は、取出機
43で外部に取出され、一方刃部20による基板1と裏
打ち材13の打抜き残部は第1巻取ロール60に巻取ら
れ、また使用後のガイド材14は第2巻取ロール50に
巻取られる。
【0030】以上のように、前記抜型2の基板送り方向
(Y方向)前後位置で、この送り方向と直交する基板幅
方向(X方向)の両側位置に、それぞれセンサ3を設け
て、これら各センサ3により基板打抜部11の位置ズレ
を検出し、かつ、この位置ズレをコントローラ7で演算
して、その演算値に基づき第1〜第3テーブル23〜2
5をX,Y方向及びθ方向に移動させて刃部20を打抜
部11の正規位置に位置調整することにより、つまり抜
型1側の位置調整でもって基板打抜部11の位置ズレを
解消することにより、たとえ基板1が伸縮し易いもので
あっても、その打抜部11の正確な打ち抜きが行える。
また、基板1の打抜部11に位置ズレがあるとき、抜型
側を位置調整することにより、たとえ長尺な基板1であ
っても、簡単な構成で打抜部11の正確な打ち抜きが行
える。さらに、以上のように、刃部20をX,Y方向及
びθ方向に移動調整した後に、ステップ(2)にフィー
ドバックさせて、ステップ(2)から(4)への経路を
繰り返すことにより、打抜部11の一層正確な打ち抜き
が行える。
【0031】以上の実施形態では、抜型2の刃部20を
X,Y方向及びθ方向に移動調整するようにしたが、本
発明では、刃部20をX及びθ方向にだけ移動調整可能
としてもよい。この場合、Y方向への移動調整は、前記
各ニップロール群55,58を利用し、これを正逆回転
させて基板1を送り方向に前後移動調整することによ
り、基板1のY方向への位置ズレを調整する。
【0032】図6は、短尺な基板1に適用する場合の型
抜き装置8を示している。同型抜き装置8は、基板1の
抜型2と、矩形状の台枠81と、この台枠81上に往復
移動可能に設けられ、矩形状の基板1を搭載して抜型2
側に送るスライドテーブル82を備えている。
【0033】また、基板1を間歇的に送る移送機構5と
して、前記台枠81の長さ方向端部にサーボモータ5a
を取付け、このモータ5aと台枠81の長さ方向中間位
置に設けた受部材5bとの間に、台枠81の長さ方向に
延びるボールねじ軸5cを配設すると共に、前記スライ
ドテーブル82の端部にボールナット5dを取付け、こ
のナット5dをボールねじ軸5cに螺合させている。そ
して、前記サーボモータ5aの間歇駆動に伴うボールね
じ軸5bの回転により、ボールナット5dを介して基板
1が搭載されたスライドテーブル82を台枠81の長さ
方向に間歇的に前進移動させる。
【0034】そして、前記抜型2としては、前述した図
4に示すものから、刃部20をY方向に移動させる第3
テーブル25とY方向への調整機構を取り除き、このY
方向と直交するX方向と抜型2の中心軸Oを中心とする
回転角θ方向への刃部20の移動調整のみを行うように
している。
【0035】即ち、図7に示すように、上下往復動する
押盤21と、この押盤21の中央下部に中心軸Oを介し
て回転可能に支持された矩形状のベース部材22と、こ
のベース部材22の外周囲に配設された矩形フレームか
らなる第1テーブル23と、これらテーブル23とベー
ス部材22の下部側に設けられ、このベース部材22に
設けたレール22aにガイド部材22bを介して前記X
方向に移動可能とされた矩形状の第2テーブル24とを
備え、この第2テーブル24の下部に基板打抜用の刃部
20を取付けている。そして、前記第1テーブル23の
幅方向一側で長さ方向端部側に1つのセンサ3を、ま
た、幅方向他側で長さ方向他端部側に別の1つのセンサ
3をそれぞれ交差して対向位置するように取付けてい
る。なお、センサ3の設置位置は打ち抜き製品の寸法に
合わせて移動可能としており、常にマーク検出に適する
位置に設置する。
【0036】また、前記各テーブル23,24の位置調
整機構6としては、第1テーブル23の幅方向一側で長
さ方向端部側にサーボモータ61を取付け、このモータ
61と第1テーブル23の長さ方向他端部に設けた受部
材62aとの間に、第1テーブル23の長さ方向に延び
るボールねじ軸62を配設すると共に、前記第2テーブ
ル24のモータ取付側で長さ方向中央部にボールナット
63を取付けて、このナット63をボールねじ軸62に
螺合させる。そして、前記サーボモータ61の駆動に伴
うボールねじ軸62の回転により、ボールナット63を
介して第2テーブル24を、第1テーブル23及びベー
ス部材22に対しX方向に往復移動調整可能とする。
【0037】さらに、前記位置調整機構6として、前記
押盤21の長さ方向一側にサーボモータ67を取付け、
このモータ67と第1テーブル23の一側端部に設けた
受部材68aとの間に、モータ67の駆動により直線状
に往復動する杆体68を配設する。そして、前記サーボ
モータ67の駆動に伴う杆体68の往復動により、受部
材68aを介して第1テーブル23を、第2テーブル2
4及びベース部材22を伴いながら、前記中心軸Oを中
心に回転角θ方向に回転調整可能とする。
【0038】このとき、前記スライドテーブル82で移
送される基板1にY方向の位置ズレがあって、この位置
ズレを調整するときには、スライドテーブル82の移送
機構5として設けたサーボモータ5aとボールねじ軸5
c及びボールナット5dを利用し、このサーボモータ5
aを正逆回転させてスライドテーブル82を前後進させ
ることにより行う。
【0039】また、前記型抜き装置8には、各センサ3
による検出結果に基づき、前記各サーボモータ61,6
7及び5aを駆動制御するコントローラ7を設ける。こ
のコントローラ7の入力側には、図6のように、前記各
センサ3,3を接続し、また出力側には前記各サーボモ
ータ61,67,5aを接続させる。
【0040】次に、以上の型抜き装置8により基板1か
ら打抜部11を打ち抜くときの手順を、図8に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。先ず、スタート開始に
伴いステップ(1)において、サーボモータ5aが間歇
的に回転駆動されて、基板1を搭載したスライドテーブ
ル82が前進する。
【0041】次に、ステップ(2)において、前記第1
テーブル23の幅方向他側で長さ方向他端部側に交差し
て対向位置するように取付けられた各センサ3が作動
し、このセンサ3が基板1に設けた基準マーク12を検
出したとき、ステップ(3)で前記スライドテーブル8
2が停止される。
【0042】また、ステップ(4)において、前記各セ
ンサ3,3による検出位置と基準マーク12との間に位
置ズレが有るか否かが判断され、つまり抜型2の刃部2
0と基板打抜部11との間に位置ズレが有るかが判断さ
れ、位置ズレがある場合、その位置ズレ量がコントロー
ラ7で演算される。
【0043】そして、位置ズレがあってイエスの場合に
は、ステップ(5)において、コントローラ7による演
算値に基づき前記各サーボモータ61,67,5aが正
逆回転されて、前記第1,第2テーブル23,24が移
動調整され、またスライドテーブル82が前後進調整さ
れて、第2テーブル24に設けた刃部20がX及びθ方
向に、かつスライドテーブル82つまり基板自身がY方
向に移動されて、刃部20が打抜部11の正規位置と合
致するように調整される。
【0044】この調整後に、ステップ(2)にフィード
バックされて、ステップ(2)から(4)への経路を繰
り返し、この結果ステップ(4)で位置ズレが無いと判
断されたとき、ステップ(6)で型抜加工が行われる。
【0045】以上のように、前記各センサ3により基板
打抜部11の位置ズレを検出し、かつ、この位置ズレを
コントローラ7で演算して、その演算値に基づき第1,
第2テーブル23,24をX,θ方向に、またスライド
テーブル82をY方向に移動させて、刃部20が打抜部
11の正規位置と合致するように位置調整することによ
り、たとえ基板1が伸縮し易いものであっても、その打
抜部11の正確な打ち抜きが行える。しかも、以上のよ
うに、前記Y方向の移動調整をスライドテーブル82の
移送機構5を利用して行うことにより、全体構成が簡単
となる。
【0046】以上の実施形態では、抜型2の刃部20を
X,θ方向に、またスライドテーブル82をY方向に移
動調整するようにしたが、この発明では、刃部20を
X,Y方向及びθ方向に移動調整させるようにしてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の型抜き方法と型
抜き装置によれば、長短何れの基板であっても、また基
板が伸縮し易いものであっても、基板の打抜部を正確に
打ち抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる型抜き方法の一実施形態を説明
する平面図である。
【図2】本発明にかかる型抜き装置の一実施形態を説明
する側面図である。
【図3】抜型の平面図である。
【図4】同抜型の一部切欠いた側面図である。
【図5】この実施形態による型抜き手順を示すフローチ
ャート図である。
【図6】本発明にかかる型抜き装置の別の実施形態を説
明する平面図である。
【図7】抜型の一部切欠いた側面図である。
【図8】この実施形態による型抜き手順を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 基板 11 打抜部 2 抜型 3 位置センサ 5 移送機構 6 位置調整機構 7 コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を一方向に間歇的に送りながら、そ
    の停止時に基板の送り方向に配列された打抜部を抜型に
    より順次打ち抜く型抜き方法であって、基板の打抜部が
    抜型との対向位置に送られたとき、抜型と打抜部の正規
    位置との間の位置ずレを検出し、この検出結果に基づき
    抜型を基板打抜部の正規位置と合致するように位置調整
    し、調整後に打抜部を抜型により打ち抜く型抜き方法。
  2. 【請求項2】 基板打抜部の正規位置に対する位置ズレ
    を検出したとき、抜型を、少なくとも基板の送り方向に
    対する直交方向と、抜型の中心部を中心とする回転角方
    向に位置調整する請求項1記載の型抜き方法。
  3. 【請求項3】 基板打抜部の正規位置に対する位置ズレ
    を検出したとき、抜型を、基板の送り方向に対する直交
    方向と、抜型の中心部を中心とする回転角方向に位置調
    整し、さらに基板をその送り方向に位置調整する請求項
    1又は2記載の型抜き方法。
  4. 【請求項4】 基板を一方向に間歇的に送る移送機構と
    抜型を備え、この抜型の基板送り方向前後位置に、それ
    ぞれ抜型と基板打抜部の正規位置との間の位置ずレを検
    出する位置センサを配置し、前記抜型に位置調整機構を
    設けると共に、前記各センサによる検出位置と基板打抜
    部の正規位置とを演算し、この演算値を下に前記位置調
    整機構を介して抜型を正規位置に調整するコントローラ
    を設けている型抜き装置。
  5. 【請求項5】 抜型の位置調整機構は、少なくとも基板
    の送り方向に対する直交方向と、抜型の中心部を中心と
    する回転角方向に調整可能とされている請求項4記載の
    型抜き装置。
  6. 【請求項6】 抜型の位置調整機構は、基板の送り方向
    に対する直交方向と、抜型の中心部を中心とする回転角
    方向に調整可能とされており、また基板の移送機構に
    は、基板をその送り方向に調整する調整機能を具備させ
    ている請求項4又は5記載の型抜き装置。
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