JPH1177567A - ロボットマニピュレータの制御方法及び装置 - Google Patents

ロボットマニピュレータの制御方法及び装置

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JPH1177567A
JPH1177567A JP24442597A JP24442597A JPH1177567A JP H1177567 A JPH1177567 A JP H1177567A JP 24442597 A JP24442597 A JP 24442597A JP 24442597 A JP24442597 A JP 24442597A JP H1177567 A JPH1177567 A JP H1177567A
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保 町野
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義人 南條
Eiji Mitsuya
英司 三ッ矢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】諸条件を満たしたマニピュレータの位置姿勢を
実現すべくマニピュレータの関節角度指令値を自動で算
出するロボットマニピュレータ制御方法及び装置の提
供。 【解決手段】マニピュレータ14の先端とその近傍にそ
れぞれツール16及びセンサ15を取り付けた多関節マ
ニピュレータ14において、新規諸条件重み付き評価関
数生成部13と、評価関数統合部8と、センサデータを
用いる経路生成部11と、経路Pd情報と関節角度θi
報よりツール位置Pt情報、ツール姿勢θt情報、セン
サ原点位置Ps0情報、経路上特徴点Ps情報を算出する
座標変換部10と、当該全情報Pd、θi、Pt、θt、P
s 0、Psにより統合化評価関数Ehを最適化してマニピュ
レータ関節角度θi(next)を算出するマニピュレータ関
節生成部9と、当該θi(next)を入力し駆動指令信号T
gを出力して各関節角度を逐次制御する関節角度制御部
12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接作業やシーリ
ング作業といったロボットマニピュレータを経路に追従
させる作業において、必要なマニピュレータの位置姿勢
を決定すべくマニピュレータの関節角度指令値を生成す
るのに供されるロボットマニピュレータの制御方法及び
その実施に直接使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットシステムが動作するべき経路を
獲得する方法には、操作者がマニピュレータを操作しな
がら作業前にロボットシステムに教示する方法、センサ
により検出された情報をもとにロボットシステムが算出
する方法[例えば、特開昭63−114853号]、作
業前に教示された経路をセンサ情報に基づき修正する方
法[特開平7−266272号]などがとられている。
【0003】前記経路を教示する方法では教示点の位置
だけでなく、その点における姿勢も同時にロボットシス
テムに教示している。前記センサを用いる方法では、経
路に対する姿勢を予め設定し、設定した位置姿勢でマニ
ピュレータに経路を倣わせている。例えば、経路に対す
るツールの姿勢は維持したまま、絶えずセンサの検出領
域中心が経路にくるようにマニピュレータの関節角度を
決定している。
【0004】前記センサ情報と教示情報の両方を用いる
場合は、事前に教示された位置姿勢情報と逐次検出され
るセンサ情報をもとに経路を算出し、さらに事前に設定
された経路に対するロボットの位置姿勢を実現するよう
にロボットの関節角度を決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】教示により事前にロボ
ットの位置姿勢を記憶させる方法では、ツールが目的の
作用を対象物体に及ぼすことができ(ツール条件)、か
つマニピュレータの動作が可動範囲におさまり(可動範
囲条件)、かつマニピュレータが動き易い(可操作度条
件)位置姿勢を人間が判断しながら教示する必要がある
ため、多大の労力を要するという欠点を有していた。
【0006】特に、教示データとセンサデータの両方を
用いる方法では、センサが経路を捉えることができる
(センサ条件)位置姿勢をも考慮する必要があり、さら
なる労力と時間を要していた。
【0007】一方、センサのみを用いる方法では、例え
ば経路に対するツール姿勢を固定した場合、センサの視
野に経路が入る姿勢を実現できない場合がある。また、
予め設定した姿勢ではロボットの可動範囲を超える可能
性もあった。
【0008】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目
的は、次の通りである。即ち、本発明の第1の目的は、
上述した課題を解決し、ツール条件、センサ条件、可動
範囲条件、可操作度条件、その他の新規条件を統合した
条件を満たしたマニピュレータの位置姿勢を実現すべく
マニピュレータの関節角度指令値を自動で算出するロボ
ットマニピュレータの制御方法及び装置を提供せんとす
るものである。
【0009】本発明の第2の目的は、予め、ツール条
件、センサ条件、可動範囲条件、可操作度条件、その他
の新規条件の評価関数と重み付き評価関数を算出し、そ
の上で全重み付き評価関数を統合した統合化評価関数を
用いるロボットマニピュレータの制御方法及び装置を提
供せんとするものである。
【0010】本発明の第3の目的は、センサデータ又は
教示データをもとにマニピュレータが動作する経路をそ
れぞれ求める二通りのいずれかを用いるロボットマニピ
ュレータの制御方法及び装置を提供せんとするものであ
る。
【0011】本発明の第4の目的は、予め作業に合せ、
必要な設定値を入力して置くだけで後は総べて全自動で
マニピュレータの関節角の最適制御を行うロボットマニ
ピュレータの制御方法及び装置を提供せんとするもので
ある。
【0012】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決をするに際し、マニピュレータ先端とその近傍にそれ
ぞれツールとセンサを取り付けた多関節マニピュレータ
において、新規条件に関する重み付き評価関数生成部
と、ツール条件評価関数生成部と同重み付き評価関数生
成部と、センサ条件評価関数生成部と同重み付き評価関
数生成部と、可動範囲条件評価関数生成部と同重み付き
評価関数生成部と、可操作度条件に関する重み付き評価
関数生成部と、評価関数統合部と、経路生成部と、座標
変換部と、マニピュレータ関節角度生成部と、関節角度
制御部とを備える。
【0014】当該多関節マニピュレータが動作するべき
経路をセンサのデータあるいは教示データをもとに算出
し、算出された経路をツールが追従するようにマニピュ
レータの関節角度を制御するに当っては、まず、ツール
条件とセンサ条件と関節の可動範囲条件と関節角度の可
操作度条件とその他の新規条件に関するそれぞれの重み
付き評価関数を統合した統合化評価関数を求めて置く。
【0015】次いで、前記センサデータを用いて経路を
算出する場合には、前記経路と、検出手段によって得ら
れたマニピュレータの関節角度と、当該経路及び当該関
節角度によりそれぞれ算出された、前記ツールと前記セ
ンサのそれぞれ位置姿勢及び前記新規条件の変数と、を
もとに前記統合化評価関数を最適化しつつマニピュレー
タの関節角度を逐次生成してその位置姿勢を逐次最適自
動制御する。
【0016】又は、前記教示データを用いる経路を算出
する場合には、前記経路と、教示ファイルに書き込まれ
た手先姿勢から逆運動学を解析して算出したマニピュレ
ータの関節角度と、当該関節角度と前記経路とにより、
それぞれ算出された、前記ツールと前記センサの位置姿
勢及び前記他の新規条件の変数と、をもとに前記統合化
評価関数を最適化しつつマニピュレータの関節角度を逐
次生成してその位置姿勢を逐次最適自動制御する。
【0017】本発明によれば、ツール条件とセンサ条件
と可動範囲条件と可操作度条件と他の新規条件に関する
評価関数を統合した評価関数を最適にすることにより、
ツール条件、センサ条件、可動範囲条件、可操作度条
件、他の新規条件を満足するマニピュレータの関節角度
を算出することができる。
【0018】さらに、状況に応じて各条件の重要度を変
更することにより各条件の許容範囲内で重要度に応じた
マニピュレータの関節角度を算出することができる。ま
た、既存の教示データ、あるいは倣い経路の位置のみを
重視して作成した教示データの姿勢情報を、本発明によ
り算出したマニピュレータ関節角度をもとに順運動学を
解いて算出した手先位置姿勢に変更すれば、教示データ
を修正することが可能である。
【0019】ここにおいて、更に具体的詳細に述べれ
ば、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概
念から下位概念に亙る新規な特徴的構成手法又は手段を
採用することにより、前記目的を達成する。
【0020】本発明方法の第1の特徴は、マニピュレー
タが動作するべき経路をセンサのデータをもとに算出
し、算出された経路をツールが追従するようにマニピュ
レータの関節角度を制御するに当り、ツール条件とセン
サ条件と関節の可動範囲条件とマニピュレータの可操作
度条件とその他の新規条件に関するそれぞれの評価関数
を統合した統合化評価関数を求め、前記経路と、検出手
段によって得られたマニピュレータの関節角度と、当該
経路及び当該関節角度によりそれぞれ算出された当該経
路に対する前記ツールの位置姿勢と当該経路に対する前
記センサの位置姿勢及び前記他の新規条件の変数と、を
もとに前記統合化評価関数を最適化しつつマニピュレー
タの関節角度を逐次生成してその位置姿勢を逐次最適自
動制御してなるロボットマニピュレータの制御方法の構
成採用にある。
【0021】本発明方法の第2の特徴は、マニピュレー
タが動作すべき経路を教示データをもとに算出し、算出
された経路をツールが追従するようにマニピュレータの
関節角度を制御するに当り、ツール条件とセンサ条件と
関節の可動範囲条件とマニピュレータの可操作度条件と
その他の新規条件に関するそれぞれの評価関数を統合し
た統合化評価関数を求め、前記経路と、教示ファイルに
書き込まれた手先姿勢から逆運動学を解析して算出した
マニピュレータの関節角度と、当該関節角度と前記経路
とによりそれぞれ算出された当該経路に対する前記ツー
ルの位置姿勢と当該経路に対する前記センサの位置姿勢
及び前記他の新規条件の変数と、をもとに前記統合化評
価関数を最適化しつつマニピュレータの関節角度を逐次
生成してその位置姿勢を逐次最適自動制御してなるロボ
ットマニピュレータの制御方法の構成採用にある。
【0022】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴におけるツール条件とセンサ条
件と可動範囲条件と可操作度条件、他の新規条件が、状
況に応じて各条件の重要度を変更してなるロボットマニ
ピュレータの制御方法の構成採用にある。
【0023】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴におけるツール条件とセ
ンサ条件と可動範囲条件と可操作度条件と他の新規条件
のそれぞれの評価関数が、各条件の重要度を表す設定数
値を乗じて重み付けして重み付き評価関数に変換してな
るロボットマニピュレータの制御方法。
【0024】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3又は第4の特徴におけるツール条
件が、経路接線に対するツール角をθt、最も望ましい
角度をθdとした場合、その差分Δθtが、より0に近い
方が望ましいとし、但し、Δθt=θt−θdであり、
【外22】 としてなるロボットマニピュレータの制御方法の構成採
用にある。
【0025】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴におけるセ
ンサ条件が、センサがとらえた経路上の特徴点とセンサ
原点との距離をιとした場合、ιはより0に近い方が望
ましいとし、
【外23】
【0026】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける可動範囲条件が、マニピュレータの各関節角度θi
の可動領域中心をθi=0とした場合、θiはより0に近
い方が望ましいとし、
【外24】 iは関節番号としてなるロボットマニピュレータの制御
方法の構成採用にある。
【0027】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における可操作度条件が、可操作度がより大きい方が
望ましいとしてなるロボットマニピュレータの制御方法
の構成採用にある。
【0028】本発明方法の第9の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8
又は第9の特徴におけるツール条件の評価関数が、ツー
ルが経路に対して最も望ましい位置姿勢の値から当該経
路に対して当該ツールがとるべき位置姿勢の設定許容範
囲内にのみ値をもち、かつ最も望ましい位置姿勢の時に
極小値又は極大値を持ってなるロボットマニピュレータ
の制御方法の構成採用にある。
【0029】本発明方法の第10の特徴は、前記本発明
方法の第9の特徴におけるツール条件の評価関数が、ツ
ールが経路接線に対してとるべき最も望ましい角度
θd、当該ツールが当該経路接線に対してとるべき角度
の設定許容範囲の最大値θtmax、当該経路接線に対する
ツール角θt、ツール評価関数Eaとした場合、
【外25】
【0030】本発明方法の第11の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9又は第10の特徴におけるセンサ条件の評価関
数が、センサが経路を認識するために当該センサが当該
経路に対してとるべき最も望ましい位置姿勢の値から当
該センサが当該経路に対してとるべき位置姿勢の設定許
容範囲内にのみ値を持ち、かつ最も望ましい位置姿勢の
時に極小値又は極大値をもってなるロボットマニピュレ
ータの制御方法の構成採用にある。
【0031】本発明方法の第12の特徴は、前記本発明
方法の第11の特徴におけるセンサ条件の評価関数が、
センサ視野の許容範囲の最大値ιmax、センサが検出し
た特徴点とセンサ原点との距離ι、センサ評価関数Ec
とした場合、
【外26】
【0032】本発明方法の第13の特徴は、前記本発明
方法の第12の特徴におけるセンサが経路に対してとる
べき位置姿勢の設定許容範囲が、前記センサの視野領域
の最大半径ιmax、ツール先端と前記センサ原点間距離
d、当該ツール先端から当該センサが検出した前記経路
上の特徴点に向かうベクトルと当該ツール先端から当該
センサ原点に向かうベクトルとのなす角θsとした場
合、前記センサ視野内に前記特徴点を捉えるθsの設定
許容範囲として、
【外27】
【0033】本発明方法の第14の特徴は、前記本発明
方法の第12又は第13の特徴におけるセンサ条件の評
価関数が、センサ視野の許容範囲の最大値ιmax、ツー
ル先端から当該センサが検出した経路上の特徴点に向か
うベクトルと当該ツール先端から当該センサ原点に向か
うベクトルとのなす角θs、センサ評価関数Ecとした場
合、
【外28】
【0034】本発明方法の第15の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13又は第14
の特徴における可動範囲の評価関数が、マニピュレータ
の各関節の設定可動範囲内にのみ値をもち、かつ極小値
又は極大値を持ってなるロボットマニピュレータの制御
方法の構成採用にある。
【0035】本発明方法の第16の特徴は、前記本発明
方法の第15の特徴における可動範囲条件の評価関数
が、設定する可動範囲の最大値θmax.i、関節角度θi
関節数n、関節番号i、可動範囲評価関数Eeとした場
合、
【外29】
【0036】本発明方法の第17の特徴は、前記本発明
方法の第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、
第11、第12、第13、第14、第15又は第16の
特徴におけるツール条件に関する重み付き評価関数が、
ツールの重要度を示す設定数値α、評価関数Ea、重み
付き評価関数Ebとした場合、 Eb=Ea・α で表されてなるロボットマニピュレータの制御方法の構
成採用にある。
【0037】本発明方法の第18の特徴は、前記本発明
方法の第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、
第11、第12、第13、第14、第15、第16又は
第17の特徴におけるセンサ条件に関する重み付き評価
関数が、センサの重要度を示す設定数値β、評価関数E
c、重み付き評価関数Edとした場合、 Ed=Ec・β で表わされてなるロボットマニピュレータの制御方法の
構成採用にある。
【0038】本発明方法の第19の特徴は、前記本発明
方法の第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、
第11、第12、第13、第14、第15、第16、第
17又は第18の特徴における可動範囲条件に関する重
み付き評価関数が、可動範囲の重要度を示す設定数値
γ、評価関数Ee、重み付き評価関数Efとした場合、 Ef=Ee・γ で表わされてなるロボットマニピュレータの制御方法の
構成採用にある。
【0039】本発明方法の第20の特徴は、前記本発明
方法の第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、
第11、第12、第13、第14、第15、第16、第
17、第18又は第19の特徴における可操作度条件に
関する重み付き評価関数が、
【外30】 で表わされてなるロボットマニピュレータの制御方法の
構成採用にある。
【0040】本発明方法の第21の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19又は第20の
特徴における前記統合化評価関数が、ツール条件、セン
サ条件、可動範囲条件、可操作度条件、他の新規条件の
それぞれの重み付き評価関数を
【外31】 で表わされてなるロボットマニピュレータの制御方法。
【0041】本発明方法の第22の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19、第20又は
第21の特徴におけるマニピュレータの関節角度の逐次
生成が、
【外32】 で表現される上式を順次演算して実行されてなるロボッ
トマニピュレータの制御方法の構成採用にある。
【0042】本発明方法の第23の特徴は、前記本発明
方法の第1又は第22の特徴における位置姿勢の逐次最
適自動制御が、逐次演算生成されたマニピュレータの関
節角度指令値である運動指令信号を駆動指令信号に変換
して当該マニピュレータを制御してなるロボットマニピ
ュレータの制御方法の構成採用にある。
【0043】本発明方法の第24の特徴は、マニピュレ
ータが動作するべき経路をセンサのデータあるいは教示
データをもとに算出し、算出された経路をツールが追従
するようにマニピュレータの関節角度を制御するに当
り、その他の新規条件の重み付き評価関数を設定作成す
る新規条件評価処理手順と、ツール条件の評価関数とそ
の重み付き評価関数を設定作成するツール条件評価処理
手順と、センサ条件の評価関数とその重み付き評価関数
を設定作成するセンサ条件評価処理手順と、関節可動範
囲条件の評価関数とその重み付き評価関数を設定作成す
る可動範囲条件評価処理手順と、マニピュレータの可操
作度条件の重み付き評価関数を設定作成する可操作度評
価処理手順と、前記全重み付き評価関数を統合算出して
統合化評価関数を設定作成する統合化評価関数作成処理
手順と、前記センサデータ又は前記教示データにより、
それぞれ算出された前記経路と、検出又は算出されたマ
ニピュレータの関節角度と、当該経路と当該関節角度と
によりそれぞれ算出された前記ツールの位置姿勢と前記
センサ位置姿勢情報及び前記他の新規条件の変数と、に
基づき、前記全条件重み付き評価関数の統合化評価関数
を最適化してマニピュレータの関節角度を逐次生成する
関節角度最適処理手順とを、順次一貫経由してなるロボ
ットマニピュレータの制御方法の構成採用にある。
【0044】本発明方法の第25の特徴は、前記本発明
方法の第24の特徴における新規条件評価処理手順が、
予め、新規条件番目j=0,統合化評価関数Eh値=0
に、それぞれリセットクリアして初期条件をセットする
ステップ1(ST1)と、まず、指標の新規条件の数N
を入力するステップ2(ST2)と、次いで、j<N、
かどうかを比較判断し、NOであれば次のツール条件評
価処理手順に進み、YESであれば、次のステップ4
(ST4)へ振り分けるステップ3(ST3)と、引続
き、j番目の新規条件の重要度ε[j]を入力するステ
ップ4(ST4)と、ε[j]=0、であるかどうかを
比較判断し、NOの場合は次のステップ6(ST6)
へ、YESの場合はステップ8(ST8)へそれぞれ振
り分けるステップ5(ST5)と、さらに、j番目の新
規条件の許容範囲Lmax[j]とj番目の新規条件の最
適値をLd[j]を入力するステップ6(ST6)と、
j番目の新規条件における変数(関節角度θiの関数)
L[j]、j番目の新規条件の重み付き評価関数(L
[j]の関数)Enew[j]とした場合、
【外33】 を順次踏んで実行処理されてなるロボットマニピュレー
タの制御方法の構成採用にある。
【0045】本発明方法の第26の特徴は、前記本発明
方法の第24又は第25の特徴におけるツール条件評価
処理手順が、まず、ツール条件の重要度αを入力するス
テップ10(ST10)と、次いで、α=0、であるか
を比較判断し、NOの場合は次のステップ12(ST1
2)へ、YESの場合はステップ15(ST15)へそ
れぞれ振り分けるステップ11(ST11)と、引続
き、ツール条件最適角度θdとツール条件評価許容範囲
最大角度θtmaxのそれぞれの値を入力するステップ12
(ST12)と、経路接線に対するツール角度θt、ツ
ール条件評価関数(θtの関数)Eaとした場合、
【外34】 を順次踏んで実行処理されてなるロボットマニピュレー
タの制御方法の構成採用にある。
【0046】本発明方法の第27の特徴は、前記本発明
方法の第24、第25又は第26の特徴におけるセンサ
条件評価処理手順が、まず、センサ条件の重要度βを入
力するステップ16(ST16)と、次いで、β=0、
であるかを比較判断し、NOの場合は次のステップ18
(ST18)へ、YESの場合はステップ21(ST2
1)へそれぞれ振り分けるステップ17(ST17)
と、引続き、センサ視野の許容範囲の最大値ιmax、セ
ンサ角度θsの最適値=0のそれぞれの値を入力するス
テップ18(ST18)と、さらに、センサ条件評価関
数(θsの関数)Ecとした場合、
【外35】 を順次踏んで実行処理してなるロボットマニピュレータ
の制御方法の構成採用にある。
【0047】本発明方法の第28の特徴は、前記本発明
方法の第24、第25、第26又は第27の特徴におけ
る可動範囲条件評価処理手順が、まず、可動範囲条件の
重要度γを入力するステップ22(ST22)と、次い
で、γ=0、であるかを比較判断し、NOの場合は次の
ステップ24(ST24)へ、YESの場合はステップ
26(ST26)へそれぞれ振り分けるステップ23
(ST23)と、引続き、可動範囲最適値=0、可動範
囲最大値θmax.iのそれぞれの値を入力するステップ2
4(ST24)と、さらに、関節角度θi、関節番号
i、関節数n、可動範囲評価関数(θiの関数)Eeとし
た場合、
【外36】 を順次踏んで実行処理してなるロボットマニピュレータ
の制御方法の構成採用にある。
【0048】本発明方法の第29の特徴は、前記本発明
方法の第24、第25、第26、第27又は第28の特
徴における可操作度条件評価処理手順が、可操作度条件
の重要度δを入力する入力ステップ28(ST28)
と、次いで、δ=0、かどうか比較判断し、NOの場合
は次のステップ30(ST30)へ、YESの場合はス
テップ31へそれぞれ振り分けるステップ29(ST2
9)と、
【外37】 を順次踏んで実行処理してなるロボットマニピュレータ
の制御方法の構成採用にある。
【0049】本発明方法の第30の特徴は、前記本発明
方法の第24、第25、第26、第27、第28又は第
29の特徴における統合化評価関数作成処理手順が、j
番目の新規条件重み付き評価関数Enew[j]、新規条
件の数N、ツール条件重み付き評価関数Eb、センサ条
件重み付き評価関数Ed、可動範囲条件重み付き評価関
数Ef、可操作度条件重み付き評価関数Eg、統合化評価
関数Ehとした場合、
【外38】
【0050】本発明方法の第31の特徴は、前記本発明
方法の第24、第25、第26、第27、第28、第2
9又は第30の特徴における関節角度最適処理手順が、
予め、サンプリング番号mをm=0、にリセットクリア
するステップ33(ST33)と、まず、関節角度情報
θi、関節番号i、時間tとした場合、初期姿勢θ
i[m]とサンプリング周期Δtのそれぞれの値を入力
するステップ34(ST34)と、次いで、θi[m]
値に関節角を位置決め制御するステップ35(ST3
5)と、引続き、終点であるかどうかを判断し、NOの
場合は次のステップ37(ST37)へ、YESの場合
はENDにそれぞれ振り分けるステップ36(ST3
6)と、さらに、新規条件とツール条件とセンサ条件と
可動範囲条件と可操作度条件が許容範囲であるか比較判
断し、YESの場合は次のステップ38(ST38)
へ、NOの場合はENDにそれぞれ振り分けるステップ
37(ST37)と、加えて、センサデータTdより経
路上特徴点Psを各算出するステップ38(ST38)
と、その上、経路上特徴点Psより経路Pdを生成するス
テップ39(ST39)と、
【外39】 を順次踏んで実行処理してなるロボットマニピュレータ
の制御方法の構成採用にある。
【0051】本発明方法の第32の特徴は、前記本発明
方法の第31の特徴におけるステップ40(ST40)
が、サンプリング番号mにおけるのi番目の関節の検出
角度θi[m]と経路Pdからツール角度θtを算出する
ステップ40a(ST40a)と、前記θi[m]から
ツール先端位置Ptとセンサ原点位置Ps0をそれぞれ算
出するステップ40b(ST40b)と、
【外40】 から順列構成してなるロボットマニピュレータの制御方
法の構成採用にある。
【0052】本発明方法の第33の特徴は、前記本発明
方法の第24、第25、第26、第27、第28、第2
9又は第30の特徴における関節角度最適処理手順が、
予め、サンプリング番号mをm=0、にリセットクリア
するステップ33(ST33)と、まず、関節角度情報
θi、関節番号i、時間tとした場合、初期姿勢θ
i[m]とサンプリング周期Δtのそれぞれの値を入力
するステップ34(ST34)と、次いで、教示データ
より経路Pdを生成するステップ35(ST35)と、
順運動学を解いて手先姿勢F(θi[m])を算出する
ステップ36(ST36)と、引続き、教示ファイルに
当該F(θi[m])の値を書き込むステップ37(S
T37)と、さらに、終点であるかどうか判断し、NO
の場合は次のステップ39(ST39)へ、YESの場
合はENDにそれぞれ振り分けるステップ38(ST3
8)と、加えて、新規条件とツール条件とセンサ条件と
可動範囲条件と可操作度条件が許容範囲であるかどうか
比較判断し、YESの場合は次のステップ40(ST4
0)へ、NOの場合はENDにそれぞれ振り分けるステ
ップ39(ST39)と、その上、前記Pd、前記θi
[m]の値より仮想特徴点Psvを算出するステップ40
(ST40)と、
【外41】 を順次踏んで実行処理してなるロボットマニピュレータ
の制御方法の構成採用にある。
【0053】本発明方法の第34の特徴は、前記本発明
方法の第33の特徴におけるステップ41(ST41)
が、サンプリング番号mにおけるi番目関節の算出関節
角度θi[m]と経路Pdからツール角度θtを算出する
ステップ41a(ST41a)と、前記θi[m]から
ツール先端位置Ptとセンサ原点Ps0を算出するステッ
プ41b(ST41b)と、
【外42】 から順列構成してなるロボットマニピュレータの制御方
法の構成採用にある。
【0054】本発明方法の第35の特徴は、前記本発明
方法の第1の特徴における検出手段が、マニピュレータ
の各関節に取り付けらたロータリーエンコーダであるロ
ボットマニピュレータの制御方法の構成採用にある。
【0055】本発明装置の第1の特徴は、マニピュレー
タの先端とその近傍にそれぞれツールとセンサを取り付
けて、当該マニピュレータが動作するべき経路をセンサ
データあるいは教示データをもとに算出し、算出された
経路を追従するようにマニピュレータの関節角度を制御
するロボットマニピュレータの制御装置において、ツー
ル条件評価関数生成部及びツール条件評価関数に重み付
けをした重み付き評価関数生成部と、センサ条件評価関
数生成部及びセンサ条件評価関数に重み付けをした重み
付き評価関数生成部と、関節に関する可動範囲条件評価
関数生成部及び可動範囲条件評価関数に重み付けをした
重み付き評価関数生成部と、マニピュレータの可操作度
条件重み付き評価関数生成部と、他の新規条件重み付き
評価関数生成部と、前記全ての重み付き評価関数を統合
化する評価関数統合部と、前記センサデータと検出手段
からそれぞれ経路情報と関節角度情報を、あるいは教示
データから経路情報と関節角度情報を生成する経路生成
部と、当該経路情報と当該関節角度情報とにより座標変
換し経路に対するツール位置及びツール姿勢、経路に対
するセンサ原点位置、経路上特徴点位置あるいは仮想特
徴点位置を算出する座標変換部と、当該関節角度情報と
当該ツール位置及び当該ツール姿勢と当該センサ原点位
置と当該特徴点位置あるいは仮想特徴点位置により統合
化評価関数を最適化してマニピュレータ関節角度指令値
の運動指令信号を逐次生成するマニピュレータ関節角度
生成部と、当該マニピュレータ運動指令値信号を駆動指
令信号に変換して当該マニピュレータ関節角度を制御す
る関節角度制御部と、を備えてなるロボットマニピュレ
ータの制御装置の構成採用にある。
【0056】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴におけるツール条件評価関数生成部が、
マニピュレータに装着されたツールが経路に対してとる
べき最も望ましい位置姿勢の値及び当該経路に対して当
該ツールがとるべき位置姿勢の許容範囲を表す数値を入
力する手段と、当該入力手段により入力された許容範囲
内に値をもち、かつ最も望ましい位置姿勢の時に極小値
又は極大値を持つ評価関数を算出する演算手段と、を有
してなるロボットマニピュレータの制御装置の構成採用
にある。
【0057】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1又は第2の特徴におけるツール条件重み付き評
価関数生成部が、ツールの重要度を表す数値を入力する
入力手段と、当該入力手段により入力された当該重要度
数値をツール条件評価関数に乗じて当該ツール条件に関
する重み付き評価関数を算出する演算手段と、を有して
なるロボットマニピュレータの制御装置の構成採用にあ
る。
【0058】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴におけるセンサ条件評価
関数生成部が、センサが経路を認識するために当該セン
サが当該経路に対してとるべき最も望ましい位置姿勢の
値及び当該センサが当該経路に対してとるべき位置姿勢
の範囲を表す数値を入力する入力手段と、当該入力手段
により入力された許容範囲内に値をもち、かつ最も望ま
しい位置姿勢の時に極小値又は極大値をもつ評価関数を
算出する演算手段と、を有してなるロボットマニピュレ
ータの制御装置の構成採用にある。
【0059】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴におけるセンサ条
件重み付き評価関数生成部が、センサの重要度を表す数
値を入力する入力手段と、当該入力手段により入力され
た当該重要度数値をセンサ条件評価関数に乗じて当該セ
ンサ条件に関する重み付き評価関数を算出する演算手段
と、を有してなるロボットマニピュレータの制御装置の
構成採用にある。
【0060】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における可
動範囲条件評価関数生成部が、ロボットマニピュレータ
の各関節の可動範囲を表す数値を入力する入力手段と、
当該入力手段により入力された可動範囲内にのみ値をも
ち、かつ極小値又は極大値をもつ評価関数を算出する演
算手段と、を有してなるロボットマニピュレータの制御
装置の構成採用にある。
【0061】本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける可動範囲条件重み付き評価関数生成部が、ロボット
マニピュレータの各関節の可動範囲の重要度を表す数値
を入力する入力手段と、当該入力手段により入力された
当該重要度数値を可動範囲条件評価関数に乗じて当該可
動範囲条件に関する重み付き評価関数を算出する演算手
段と、を有してなるロボットマニピュレータの制御装置
の構成採用にある。
【0062】本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴におけるの特徴における可操作度条件重み付き評価関
数生成部が、ロボットマニピュレータの関節角度を検出
する手段と接続し、当該検出手段によって得られた当該
マニピュレータの関節角度により当該マニピュレータの
操作性を示す指標である可操作度を算出する演算手段
と、その重要度を表す数値を入力する入力手段と、算出
された可操作度に当該操作度の重要度を表す数値を乗じ
た可操作度に関する重み付き評価関数を算出する演算手
段と、を有してなるロボットマニピュレータの制御装置
の構成採用にある。
【0063】本発明装置の第9の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における他の新規条件重み付き評価関数生成部
が、ロボットマニピュレータの他の新規条件の望ましい
値と、その許容範囲を表す値及びその重要度を表す数値
をそれぞれ入力する入力手段と、当該入力手段により入
力された許容範囲内にのみ値を持ち、かつ極小値又は極
大値を持つ評価関数を算出した後、当該評価関数に重要
度を表す数値を乗じて当該新規条件に関する重み付き評
価関数を算出する演算手段と、を有してなるロボットマ
ニピュレータの制御装置の構成採用にある。
【0064】本発明装置の第10の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における評価関数統合部が、ツール条
件、センサ条件、可動範囲条件、可操作度条件及び他の
新規条件に関するそれぞれの重み付き評価関数を統合し
た評価関数を算出する演算手段を有してなるロボットマ
ニピュレータの制御装置の構成採用にある。
【0065】本発明装置の第11の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9又は第10の特徴における経路生成部が、セン
サデータあるいは教示データからツールが追従すべき経
路を算出する演算手段を有してなるロボットマニピュレ
ータの制御装置の構成採用にある。
【0066】本発明装置の第12の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10又は第11の特徴における座標変換部
が、経路と、関節角度により当該経路に対するツールと
センサのそれぞれの位置姿勢を算出する演算手段を有し
てなるロボットマニピュレータの制御装置の構成採用に
ある。
【0067】本発明装置の第13の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11又は第12の特徴におけるマ
ニピュレータ関節角度生成部が、経路と、関節角度と、
これ等によりそれぞれ算出されたツールとセンサのそれ
ぞれの算出位置姿勢及び新規条件の変数をもとに統合化
評価関数を最適化するようにマニピュレータの関節角度
を算出する演算手段を有してなるロボットマニピュレー
タの制御装置の構成採用にある。
【0068】本発明装置の第14の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12又は第13の特徴に
おける関節角度制御部が、マニピュレータ関節角度生成
部より算出された関節角度指令値になるようにマニピュ
レータの各関節を制御する制御手段を有してなるロボッ
トマニピュレータの制御装置の構成採用にある。
【0069】本発明装置の第15の特徴は、前記本発明
装置の第14の特徴におけるマニピュレータが、各関節
角度を検出する検出手段と、関節角制御部からの駆動指
令信号により制御駆動される駆動手段と、を有してなる
ロボットマニピュレータの制御装置の構成採用にある。
【0070】本発明装置の第16の特徴は、前記本発明
装置の第8の特徴における検出手段が、マニピュレータ
の各関節に取り付けられたロータリーエンコーダである
ロボットマニピュレータの制御装置の構成採用にある。
【0071】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をその方法例
及び装置例につき図面を参照して説明する。なお、本実
施形態では専ら6つの関節を持ったマニピュレータを用
いた例を説明するもこれに限定されず、又、代表的な装
置例、方法例について説明したが、必ずしも当該装置例
の手段及び当該方法例の手法等だけに限定されるもので
はない。本発明の目的を達成し、後述する効果を有する
範囲内において適宜変更して実施することができるもの
である。
【0072】(装置例1)本装置例は、センサデータを
基に生成した経路を、ツール条件、センサ条件、可動範
囲条件、可操作度条件及びその他の新規条件を満たすよ
うにツール姿勢を決定し、ディジタル制御によりツール
を追従させるロボットシステムの例である。図1は本装
置例の産業用溶接ロボット装置の概略ブロック全体構成
図、図2は図1の部分拡大詳細図、図3は図1の別の部
分拡大詳細図、図4は図1のさらに別の部分拡大図であ
る。
【0073】図中、1はツール条件評価関数生成部、2
はセンサ条件評価関数生成部、3は可動範囲条件評価関
数生成部、4はツール条件に関する重み付き評価関数生
成部、5はセンサ条件に関する重み付き評価関数生成
部、6は可動範囲条件に関する重み付き評価関数生成部
である。
【0074】7は可操作度評価関数生成部、8は評価関
数統合部、9はマニピュレータ関節角度生成部、10は
座標変換部、11は経路生成部、12は関節角度制御
部、13はその他の新規条件に関する重み付き評価関数
生成部、14はロボットアームを用いたマニピュレー
タ、15はマニピュレータ14先端に装着された光切断
型レーザセンサ、16は溶接トーチを用いたツール、1
7は加工対象物、18は溶接すべき線としての経路であ
る。
【0075】図2に示すよう、前記ツール条件評価関数
生成部1は、マニピュレータ14に装着されたツール1
6が経路に対してとるべき最も望ましい位置姿勢の値、
及び経路に対してツール16がとるべき位置姿勢の許容
範囲を表す数値を入力する入力手段1aと、入力手段1
aにより入力された許容範囲内にのみ値を持ち、かつ最
も望ましい位置姿勢の時に極小値又は極大値をもつ評価
関数を算出する演算手段1bとを有する。
【0076】同図に示すよう、前記ツール条件重み付き
評価関数生成部4は、ツール16の重要度を表す数値を
入力する入力手段4aと、演算手段1bにより算出され
た評価関数に当該入力手段4aにより入力されたツール
16の重要度を表す数値を乗じたツール条件に関する重
み付き評価関数を算出する演算手段4bとを有する。
【0077】同図に示すよう、前記センサ条件評価関数
生成部2は、センサ15が経路を認識するためにセンサ
15が経路に対してとるべき最も望ましい位置姿勢の値
及びセンサ15が経路に対してとるべき位置姿勢の許容
範囲を表す数値を入力する入力手段2aと、入力手段2
aにより入力された許容範囲内にのみ値を持ち、かつ最
も望ましい位置姿勢の時に極小値又は極大値をもつ評価
関数を算出する演算手段2bとを有する。
【0078】同図に示すよう、前記センサ条件重み付き
評価関数生成部5は、センサ15の重要度を表す数値を
入力する入力手段5aと、演算手段2bにより算出され
た評価関数に当該入力手段5aにより入力されたセンサ
15の重要度を表す数値を乗じたセンサ条件に関する重
み付き評価関数を算出する演算手段5bとを有する。
【0079】同図に示すよう、前記可動範囲条件評価関
数生成部3は、マニピュレータ14の各関節の可動範囲
を表す数値を入力する入力手段3aと、入力手段3aに
より入力された可動範囲内にのみ値を持ち、かつ極小値
又は極大値をもつ評価関数を算出する演算手段3bとを
有する。
【0080】同図に示すよう、前記可動範囲条件重み付
き評価関数生成部6は、可動範囲の重要度を表す数値を
入力する入力手段6aと、演算手段3bにより算出され
た評価関数に当該可動範囲の重要度を表す数値を乗じた
可動範囲条件に関する重み付き評価関数を算出する演算
手段6bとを有する。
【0081】図3に示すよう、前記可操作度条件重み付
き評価関数生成部7は、マニピュレータ14の関節角度
を検出する検出手段14aと接続し、可操作度の重要度
を表す数値を入力する入力手段7aと、検出手段14a
によって得られたマニピュレータ14の関節角度により
マニピュレータ14の操作性を示す指標である可操作度
を算出するとともに、算出された可操作度に当該可操作
度の重要度を表す数値を乗じた可操作度に関する重み付
き評価関数を算出する演算手段7bとを有する。
【0082】同図に示すよう、前記他の新規条件重み付
き評価関数生成部13は、新規条件の望ましい値と許容
範囲と重要度をそれぞれ表す数値を入力する入力手段1
3aと、入力手段13aにより入力された前記許容範囲
内にのみ値を持ち、かつ最も前記望ましい値の時の極小
値又は極大値を持つ評価関数に前記重要度を表す数値を
乗じた新規条件に関する重み付き評価関数を算出する演
算手段13bとを有する。
【0083】同図に示すよう、前記評価関数統合部8
は、ツール条件に関する重み付き評価関数と、センサ条
件に関する重み付き評価関数と、可動範囲条件に関する
重み付き評価関数と、可操作度に関する重み付き評価関
数と、新規条件に関する評価関数とを統合した統合化評
価関数を算出する演算手段8aを有する。
【0084】図4に示すよう、前記経路生成部11は、
センサデータからマニピュレータ14が追従すべき経路
を算出する演算手段11aを有する。同図に示すよう、
前記座標変換部10は、演算手段11aによって得られ
た経路と、前記検出手段14aによって得られたマニピ
ュレータ14の関節角度により、経路に対するツール1
6の位置姿勢と経路に対するセンサ15の位置姿勢を算
出する演算手段10aを有する。
【0085】同図に示すよう、前記マニピュレータ関節
角度生成部9は、演算手段11aにより得られた経路
と、検出手段14aによって得られたマニピュレータ1
4の関節角度と、演算手段10aにより算出された経路
に対するツール16の位置姿勢、及び経路に対するセン
サ15の位置姿勢をもとに、前記演算手段8aより算出
された統合化評価関数を最適化するようにマニピュレー
タ14の関節角度を算出する演算手段9aを有する。同
図に示すよう、前記関節角度制御部12は、演算部9a
により算出された関節角度になるようにマニピュレータ
14の関節を制御する制御手段12aを有する。
【0086】同図に示すよう、マニピュレータ14は、
各関節に取り付け、関節角度を検出するロータリーエン
コーダの検出手段14aと、制御手段12aからの駆動
指令信号に基づき、各関節を駆動する駆動手段14bを
有する。なお、実際には全入力手段1a〜7a,13a
はキーボード等に、全演算手段1b〜7b,8a〜11
a,13bはプログラム演算可能なCPUに、全評価関
数式は予め記憶させて置く図示しないROM等にそれぞ
れ集約化されたコンピュータに置き換えられるものとす
る。
【0087】(装置例2)本装置例は、前記装置例1の
図1に示す経路生成部11にセンサ15からのセンサデ
ータに代わって教示データを入力する構成を取れば、他
の構成を同一として本装置例により、既存の教示データ
をツール条件、センサ条件、可動範囲条件、可操作度条
件、他の新規条件の全てを満たし、かつ経路を追従する
教示データに修正可能であることは勿論である。この場
合、教示データ作成時には姿勢を考慮する必要がなく、
教示者の負担を大幅に減らすことができる。
【0088】(方法例1)前記装置例1に適用する本実
施形態の方法例1の実行手順を図面について説明する。
【外43】
【0089】本方法例において、ツール条件、センサ条
件、可動範囲条件、可操作度条件、新規条件をそれぞれ
以下のように設定する。 ツール条件:経路18接線19に対するツール16角度
をθt、最も望ましい角度θdとした場合、その差分Δθ
tは、より0に近い方が望ましいとする。
【外44】
【0090】センサ条件:センサ15がとらえた経路1
8上の特徴点23とセンサ原点22との距離をιとした
場合、ιはより0に近い方が望ましいとする。但し、ι
の許容範囲は、ιmaxとし、ιmaxは例えばセンサ視野2
1範囲を考慮して設定する(図6)。 可動範囲条件:マニピュレータ14の各関節角度θi
可動領域中心をθi=0とした場合、θiはより0に近い
方が望ましいとする。
【外45】
【0091】可操作度条件:可操作度がより大きい方が
望ましい。 新規条件:j番目の新規条件の望ましい値Ld[j]、
j番目の許容範囲最大値Lmax[j]、新規条件の変数
をL[j]とした場合、L[j]−Ld[j]より0に
近いほうが望ましいとする。
【0092】
【外46】
【0093】
【外47】
【0094】(1)経路追従動作前 図1をもとにまず、経路追従動作前の説明を行う。ツー
ル条件評価関数生成部1は、ツール16が経路接線19
に対してとるべき最も望ましい角度θd、及びツール1
6が経路接線19に対してとるべき角度の許容範囲の最
大値θtmaxを予め入力値として受け取り、許容範囲内に
のみ値を持ち、かつ最も望ましい位置姿勢の時に極大値
をもつツール評価関数として、例えば、
【外48】
【0095】θtは経路18追従時にマニピュレータ1
4の関節に取り付けたロータリエンコーダの検出手段1
4aが逐次出力する関節角度情報θiと、経路生成部1
1により生成された経路情報Pdから座標変換部10に
より算出される経路接線19に対するツール角度であ
る。ツール条件に関する重み付き評価関数生成部4は、
ツール評価関数Eaに、予め入力されたツール16の重
要度を表す数値αを乗じたEa・αをツール条件に関す
る重み付き評価関数Ebとして生成する。 Eb=Ea・α (2)
【0096】センサ条件評価関数生成部2は、センサ視
野21の許容範囲の最大値ιmaxを予め入力値として受
け取り、センサ視野21内でセンサ15がとらえた経路
18上の特徴点23とセンサ原点22との距離が小さい
時に極大値をもつセンサ評価関数として、例えば、
【外49】
【0097】
【外50】
【0098】センサ条件に関する重み付き評価関数生成
部5は、センサ評価関数Ecに予め入力されたセンサ1
5の重要度を表す数値βを乗じたEc・βをセンサ条件
に関する重み付き評価関数Edとして生成する。 Ed=Ec・β (4)
【0099】可動範囲条件評価関数生成部3は、予め入
力された可動範囲の最大値θmax.iから、可動範囲内に
のみ値をもち、かつ可動範囲の中心角度で極大値をもつ
可動範囲評価関数として、例えば、
【外51】
【0100】θiは経路18追従時にマニピュレータ1
4のn=6個の関節に取り付けられたロータリエンコー
ダが逐次出力する経路18追従時の関節角度である。θ
max.i、θiにおける添え字iは関節番号を示し、関節角
度θiは可動領域の中心を0とする。
【0101】可動範囲条件に関する重み付き評価関数生
成部6は可動範囲評価関数Eeに、予め入力された可動
範囲の重要度を表す数値γを乗じたEe・γを可動範囲
条件に関する重み付き評価関数Efとして生成する。 Ef=Ee・γ (6)
【0102】
【外52】
【0103】新規条件に関する重み付き評価関数生成部
13は、マニピュレータ14のj番目の新規条件の望ま
しい値Ld[j]とその許容範囲Lmax[j]を表す数値
及びその重要度を表す数値ε[j]をそれぞれ予め入力
し、入力された許容範囲Lma x[j]内にのみ値をも
ち、かつ極小値又は極大値をもつ評価関数として、例え
ば、
【外53】
【0104】新規条件評価関数Emに予め入力された新
規条件の重要度を表す数値εを乗じたEm・ε[j]を
新規条件に関する重み付き評価関数Enew[j]として
生成する。
【外54】
【0105】評価関数統合部8はツール条件に関する重
み付き評価関数Eb、センサ条件に関する重み付き評価
関数Ed、可動範囲条件に関する重み付き評価関数Ef
可操作度条件に関する重み付き評価関数Eg
【外55】
【0106】(2)経路追従動作時 次に、経路18追従動作時の動作説明を行う。経路生成
部11は、センサデータTdとマニピュレータ14の関
節角度情報θiからマニピュレータ14が追従すべき経
路Pdを世界座標系で生成する。世界座標系とは、ロボ
ット制御装置が定義する座標系である。
【0107】センサデータTdは経路18上に検出され
た特徴点23位置情報であり、センサ座標系で表記され
ている。座標変換部10は経路生成部11により生成さ
れた経路Pdと、マニピュレータ14の関節角度情報θ
iから、ツール先端20位置Ptと経路接線19に対する
ツール先端20角度θt、及びセンサ15が捉えた経路
18上の特徴点23位置Ps、及びセンサ原点22の位
置Ps0を算出する。Pt、Ps、Ps0はすべて世界座標系
で表記されている。
【0108】サンプリング周期をΔtとすれば、マニピ
ュレータ関節角度生成部9は、関節角度情報θi、ツー
ル先端20位置Pt、ツール先端20角度θt、特徴点2
3位置Ps、センサ原点22の位置Ps0を式(1)〜
(10)に代入して統合化評価関数Ehを算出し、
【外56】 により次のサンプル値におけるマニピュレータ14の関
節角度指令値θi(next)を逐次算出し、運動指令値信号
として関節角度制御装置に出力する。
【0109】なお、(12)式は冗長マニピュレータ1
4における冗長性利用に関する基本式[例えば、吉川、
「ロボット制御基礎論」、コロナ社、1995]として知ら
れている。ここで、J+はヤコビ行列Jの擬似逆行列、
Iは単位行列、
【外57】
【0110】関節角度制御部12は、前記運動指令値信
号θi(next)を駆動指令信号Tgに変換してマニピュレ
ータ14を制御する。本方法例では、ツール条件、セン
サ条件、可動範囲条件、可操作度条件、新規条件の全て
を満たし、かつ経路18を追従するためのマニピュレー
タ14の位置姿勢を自動で求めることができる。
【0111】(方法例2)前記装置例2に適用する本実
施形態の方法例2を説明する。本方法例の教示データ修
正の場合、教示データの位置情報のみを使用し、算出し
た姿勢情報を教示データとして修正するものである。前
記方法例1と異なる点は、(I)経路Pdを教データよ
り算出し、 (II)特徴点Psに相当する仮想特徴点Psvを経路Pd
マニピュレータ14関節角度θiより算出する。
【0112】(III)オフラインのため位置決め制御の
必要がない。 (IV)教示ファイルを修正する部分が必要となる。他
は、前記方法例1と同様に処理される。即ち、センサ1
5の使用を仮定した場合、オフラインではセンサ15が
検出する経路Pdの特徴点Psを取得することが出来ない
ので、特徴点Psに相当する仮想特徴点Psvを算出する
必要がある。具体的にはレーザ面との経路と交点として
求める。
【0113】次に、本方法例の具体的詳細な実行処理手
順を図面について説明する。図9は、新規条件に関する
重み付き評価関数を設定処理する新規条件評価処理手順
のフローチャート、図10はツール条件に関する重み付
き評価関数を設定処理するツール条件評価処理手順とセ
ンサ条件に関する重み付き評価関数を設定処理するセン
サ条件評価処理手順の連続フローチャートである。
【0114】図11は可動範囲条件に関する重み付き評
価関数を設定処理する可動範囲条件評価処理手順と可操
作度条件に関する重み付き評価関数を設定処理する可操
作度条件評価処理手順と統合化評価関数を設定処理する
統合化評価関数作成処理手順との連続フローチャート、
図12はセンサデータを用いた関節角度最適処理手順で
あって、(a)は全体図、(b)は部分詳細図、図13
は教示データと修正ファイルを用いた関節角度最適処理
手順であって、(a)は全体図、(b)は部分詳細図で
ある。
【0115】本方法例の具体的実行処理手順は、その他
の新規条件の重み付き評価関数を設定作成する新規条件
評価処理手順(後述のST1〜ST9)と、ツール条件
の評価関数とその重み付き評価関数を設定作成するツー
ル条件評価処理手順(後述のST10〜ST14)と、
センサ条件の評価関数とその重み付き評価関数を設定作
成するセンサ条件評価処理手順(後述のST16〜ST
20)と、可動範囲条件の評価関数とその重み付き評価
関数を設定作成する可動範囲条件評価処理手順(後述の
ST22〜ST27)と、可操作度条件の重み付き評価
関数を設定作成する可操作度条件評価処理手順(後述の
ST28〜ST30)と、当該全重み付き評価関数を統
合算出して統合化評価関数を設定作成する統合化評価関
数作成処理手順(後述のST32)と、センサデータ又
は教示データによりそれぞれ算出された経路とツール位
置姿勢情報とセンサ位置姿勢情報及び前記他の新規条件
の変数に基づき前記全条件重み付き評価関数の統合化評
価関数を最適化してマニピュレータの関節角度を逐次生
成する関節角度最適処理手順(後述のST33〜ST4
5又はST33〜ST46)と、を順次一貫経由する。
以下、処理手順を項分けして順に説明する。
【0116】(1)新規条件評価処理手順 予め、新規条件番目j=0,統合化評価関数Eh値=0
に、それぞれリセットクリアして初期条件をセットする
ステップ1(ST1)と、まず、指標の新規条件の数N
を入力するステップ2(ST2)と、次いで、j<N、
かどうかを比較判断し、NOであれば次のツール条件評
価処理手順に進み、YESであれば、次のステップ4
(ST4)へ振り分けるステップ3(ST3)と、引続
き、j番目の新規条件の重要度ε[j]を入力するステ
ップ4(ST4)と、ε[j]=0、であるかどうかを
比較判断し、NOの場合は次のステップ6(ST6)
へ、YESの場合はステップ8(ST8)へそれぞれ振
り分けるステップ5(ST5)と、さらに、j番目の新
規条件の許容範囲Lmax[j]とj番目の新規条件の最
適値をLd[j]を入力するステップ6(ST6)と、
j番目の新規条件における変数(関節角度θiの関数)
L[j]、j番目の新規条件の重み付き評価関数(L
[j]の関数)Enew[j]とした場合、
【外58】
【0117】(2)ツール条件評価処理手順 まず、ツール条件の重要度αを入力するステップ10
(ST10)と、次いで、α=0、であるかを比較判断
し、NOの場合は次のステップ12(ST12)へ、Y
ESの場合はステップ15(ST15)へそれぞれ振り
分けるステップ11(ST11)と、引続き、ツール条
件最適角度θdとツール条件評価許容範囲最大角度θ
tmaxのそれぞれの値を入力するステップ12(ST1
2)と、経路接線に対するツール角度θt、センサ条件
評価関数(θtの関数)Eaとした場合、
【外59】
【0118】(3)センサ条件評価処理手順 まず、センサ条件の重要度βを入力するステップ16
(ST16)と、次いで、β=0、であるかを比較判断
し、NOの場合は次のステップ18(ST18)へ、Y
ESの場合はステップ21(ST21)へそれぞれ振り
分けるステップ17(ST17)と、引続き、センサ視
野の許容範囲の最大値ιmax、センサ角度θsの最適値=
0のそれぞれの値を入力するステップ18(ST18)
と、さらに、センサ条件評価関数(θsの関数)Ecとし
た場合、
【外60】
【0119】(4)可動範囲条件評価処理手順 まず、可動範囲条件の重要度γを入力するステップ22
(ST22)と、次いで、γ=0、であるかを比較判断
し、NOの場合は次のステップ24(ST24)へ、Y
ESの場合はステップ26(ST26)へそれぞれ振り
分けるステップ23(ST23)と、引続き、可動範囲
最適値=0、可動範囲最大値θma x.iのそれぞれの値を
入力するステップ24(ST24)と、さらに、関節角
度θi、関節番号i、関節数n、可動範囲評価関数(θi
の関数)Eeとした場合、
【外61】
【0120】(5)可操作度条件評価処理手順 可操作度条件の重要度δを入力する入力ステップ28
(ST28)と、次いで、δ=0、かどうか比較判断
し、NOの場合は次のステップ30(ST30)へ、Y
ESの場合はステップ31へそれぞれ振り分けるステッ
プ29(ST29)と、
【外62】
【0121】(6)統合化評価関数作成処理手順 j番目の新規条件重み付き評価関数Enew[j]、新規
条件の数N、ツール条件重み付き評価関数Eb、センサ
条件重み付き評価関数Ed、可動範囲条件重み付き評価
関数Ef、可操作度条件重み付き評価関数Eg、統合化評
価関数Ehとした場合、
【外63】
【0122】(7)センサデータを用いた関節角度最適
処理手順 予め、サンプリング番号mをm=0、にリセットクリア
するステップ33(ST33)と、まず、関節角度情報
θi、関節番号i、時間tとした場合、初期姿勢θ
i[m]とサンプリング周期Δtのそれぞれの値を入力
するステップ34(ST34)と、次いで、θi[m]
値に関節角を位置決め制御するステップ35(ST3
5)と、引続き、終点であるかどうかを制御し、NOの
場合は次のステップ37(ST37)へ、YESの場合
はENDにそれぞれ振り分けるステップ36(ST3
6)と、さらに、新規条件とツール条件とセンサ条件と
可動範囲条件と可操作度条件が許容範囲であるか比較判
断し、YESの場合は次のステップ38(ST38)
へ、NOの場合はENDにそれぞれ振り分けるステップ
37(ST37)と、加えて、センサデータTdより経
路上特徴点Psを各算出するステップ38(ST38)
と、その上、経路上特徴点Psより経路Pdを生成するス
テップ39(ST39)と、
【外64】
【0123】前記ステップ40(ST40)は、サンプ
リング番号mのi番目の関節の検出角度θi[m]と経
路Pdからツール角度θtを算出するステップ40a(S
T40a)と、前記θi[m]からツール先端位置Pt
センサ原点位置Ps0を算出するステップ40b(ST4
0b)と、
【外65】
【0124】(8)教示データを用いた関節角度最適処
理手順 予め、サンプリング番号mをm=0、にリセットクリア
するステップ33(ST33)と、まず、関節角度情報
θi、関節番号i、時間tとした場合、初期姿勢θ
i[m]とサンプリング周期Δtのそれぞれの値を入力
するステップ34(ST34)と、次いで、教示データ
より経路Pdを生成するステップ35(ST35)と、
順運動学を解いて手先姿勢F(θi[m])を算出する
ステップ36(ST36)と、引続き、教示ファイルに
当該F(θi[m])の値を書き込むステップ37(S
T37)と、さらに、終点であるかどうか判断し、NO
の場合は次のステップ39(ST39)へ、YESの場
合はENDにそれぞれ振り分けるステップ38(ST3
8)と、加えて、新規条件とツール条件とセンサ条件と
可動範囲条件と可操作度条件が許容範囲であるかどうか
比較判断し、YESの場合は次のステップ40(ST4
0)へ、NOの場合はENDにそれぞれ振り分けるステ
ップ39(ST39)と、その上、前記Pd、前記θ
i[m]の値より仮想特徴点Psvを算出するステップ4
0(ST40)と、
【外66】
【0125】前記ステップ41(ST41)は、サンプ
リング番号mのi番目関節の算出関節角度θi[m]と
経路Pdからツール角度θtを算出するステップ41a
(ST41a)と、前記θi[m]からツール先端位置
tとセンサ原点Ps0を算出するステップ41b(ST
41b)と、
【外67】
【0126】
【発明の効果】本発明によればツール条件、センサ条
件、可動範囲条件、可操作度条件、新規条件のすべての
条件を満たしたマニピュレータの位置姿勢を自動で算出
することができる。また、各条件の重要度を調節するこ
とにより、すべての条件を満たす中で、重要度の高い条
件を優先したマニピュレータの位置姿勢を算出すること
ができる。その結果、作業者の教示負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の産業用溶接ロボット装置例
の概略ブロック全体構成図である。
【図2】同上、部分拡大詳細図である。
【図3】同上、別の部分拡大詳細図である。
【図4】同上、さらに別の部分拡大詳細図である。
【図5】本発明の実施形態の方法例の説明における経路
接線に対するツール角度θtと最も望ましい角度θdの関
係を示す図である。
【図6】同上におけるセンサが捉えた経路上の特徴点と
センサ原点との距離ιと、ιの許容範囲の最大値ιmax
との関係を示す図である。
【図7】
【外68】
【図8】同上におけるセンサ視野内に特徴点を捉えるθ
sの許容範囲を示す図である。
【図9】同上において、新規条件に関する重み付き評価
関数設定処理する新規条件評価処理手順のフローチャー
トである。
【図10】同上において、ツール条件に関する重み付き
評価関数を設定処理するツール条件評価処理手順と、セ
ンサ条件に関する重み付き評価関数を設定処理するセン
サ条件評価処理手順の連続フローチャートである。
【図11】同上において、可動範囲条件に関する重み付
き評価関数を設定処理する可動範囲条件評価処理手順
と、可操作度条件に関する重み付き評価関数を設定処理
する可操作度条件評価処理手順と、統合化評価関数を設
定処理する統合化評価関数作成処理手順との連続フロー
チャートである。
【図12】同上において、センサデータを用いた関節角
度最適処理手順であって、(a)は全体図、(b)は部
分詳細図である。
【図13】同上において、教示データと修正ファイルを
用いた関節角度最適処理手順であって、(a)は全体
図、(b)は部分詳細図である。
【符号の説明】
1…ツール条件評価関数生成部 1a〜7a,13a…入力手段 1b〜7b,8a〜11a,13b…演算手段 2…センサ条件評価関数生成部 3…可動範囲条件評価関数生成部 4…ツール条件に関する重み付き評価関数生成部 5…センサ条件に関する重み付き評価関数生成部 6…可動範囲条件に関する重み付き評価関数生成部 7…可操作度に関する重み付き評価関数生成部 8…評価関数統合部 9…マニピュレータ関節角度生成部 10…座標変換部 11…経路生成部 12…関節角度制御部 12a…制御手段 13…新規条件に関する重み付き評価関数生成部 14…マニピュレータ 14a…検出手段 14b…駆動手段 15…センサ 16…ツール 17…加工対象物 18…経路 19…経路接線 20…ツール先端 21…センサ視野 22…センサ原点 23…特徴点 Ea…ツール条件評価関数 Eb…ツール条件重み付き評価関数 Ec…センサ条件評価関数 Ed…センサ条件重み付き評価関数 Ee…可動範囲条件評価関数 Ef…可動範囲条件重み付き評価関数 Eg…可操作度条件重み付き評価関数 Eh…統合化評価関数 Em[j]…新規条件評価関数 Enew[j]…新規条件重み付き評価関数 α…ツール条件の重要度 β…センサ条件の重要度 γ…可動範囲条件の重要度 δ…可操作度条件の重要度 ε[j]…新規条件の重要度

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マニピュレータが動作するべき経路をセン
    サのデータをもとに算出し、算出された経路をツールが
    追従するようにマニピュレータの関節角度を制御するに
    当り、 ツール条件とセンサ条件と関節の可動範囲条件とマニピ
    ュレータの可操作度条件とその他の新規条件に関するそ
    れぞれの評価関数を統合した統合化評価関数を求め、 前記経路と、検出手段によって得られたマニピュレータ
    の関節角度と、当該経路及び当該関節角度によりそれぞ
    れ算出された当該経路に対する前記ツールの位置姿勢と
    当該経路に対する前記センサの位置姿勢及び前記他の新
    規条件の変数と、をもとに前記統合化評価関数を最適化
    しつつマニピュレータの関節角度を逐次生成してその位
    置姿勢を逐次最適自動制御する、 ことを特徴とするロボットマニピュレータの制御方法。
  2. 【請求項2】マニピュレータが動作すべき経路を教示デ
    ータをもとに算出し、算出された経路をツールが追従す
    るようにマニピュレータの関節角度を制御するに当り、 ツール条件とセンサ条件と関節の可動範囲条件とマニピ
    ュレータの可操作度条件とその他の新規条件に関するそ
    れぞれの評価関数を統合した統合化評価関数を求め、 前記経路と、教示ファイルに書き込まれた手先姿勢から
    逆運動学を解析して算出したマニピュレータの関節角度
    と、当該関節角度と前記経路とによりそれぞれ算出され
    た当該経路に対する前記ツールの位置姿勢と当該経路に
    対する前記センサの位置姿勢及び前記他の新規条件の変
    数と、をもとに前記統合化評価関数を最適化しつつマニ
    ピュレータの関節角度を逐次生成してその位置姿勢を逐
    次最適自動制御する、 ことを特徴とするロボットマニピュレータの制御方法。
  3. 【請求項3】ツール条件とセンサ条件と可動範囲条件と
    可操作度条件、他の新規条件は、 状況に応じて各条件の重要度を変更する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボットマニ
    ピュレータの制御方法。
  4. 【請求項4】ツール条件とセンサ条件と可動範囲条件と
    可操作度条件と他の新規条件のそれぞれの評価関数は、 各条件の重要度を表す設定数値を乗じて重み付けして重
    み付き評価関数に変換する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のロボット
    マニピュレータの制御方法。
  5. 【請求項5】ツール条件は、 経路接線に対するツール角をθt、最も望ましい角度を
    θdとした場合、その差分Δθtが、より0に近い方が望
    ましいとし、 但し、Δθt=θt−θdであり、 【外1】 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のロボ
    ットマニピュレータの制御方法。
  6. 【請求項6】センサ条件は、 センサがとらえた経路上の特徴点とセンサ原点との距離
    をιとした場合、 ιはより0に近い方が望ましいとし、 【外2】 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    ロボットマニピュレータの制御方法。
  7. 【請求項7】可動範囲条件は、 マニピュレータの各関節角度θiの可動領域中心をθi
    0とした場合、 θiはより0に近い方が望ましいとし、 【外3】 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のロボットマニピュレータの制御方法。
  8. 【請求項8】可操作度条件は、 可操作度がより大きい方が望ましいとする、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    に記載のロボットマニピュレータの制御方法。
  9. 【請求項9】ツール条件の評価関数は、 ツールが経路に対して最も望ましい位置姿勢の値から当
    該経路に対して当該ツールがとるべき位置姿勢の設定許
    容範囲内にのみ値をもち、かつ最も望ましい位置姿勢の
    時に極小値又は極大値を持つ、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載のロボットマニピュレータの制御方法。
  10. 【請求項10】ツール条件の評価関数は、 ツールが経路接線に対してとるべき最も望ましい角度θ
    d、当該ツールが当該経路接線に対してとるべき角度の
    設定許容範囲の最大値θtmax、当該経路接線に対するツ
    ール角θt、ツール評価関数Eaとした場合、 【外4】 ことを特徴とする請求項9に記載のロボットマニピュレ
    ータの制御方法。
  11. 【請求項11】センサ条件の評価関数は、 センサが経路を認識するために当該センサが当該経路に
    対してとるべき最も望ましい位置姿勢の値から当該セン
    サが当該経路に対してとるべき位置姿勢の設定許容範囲
    内にのみ値を持ち、かつ最も望ましい位置姿勢の時に極
    小値又は極大値をもつ、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10に記載のロボットマニピュレータの制御
    方法。
  12. 【請求項12】センサ条件の評価関数は、 センサ視野の許容範囲の最大値ιmax、センサが検出し
    た特徴点とセンサ原点との距離ι、センサ評価関数Ec
    とした場合、 【外5】 ことを特徴とする請求項11に記載のロボットマニピュ
    レータの制御方法。
  13. 【請求項13】センサが経路に対してとるべき位置姿勢
    の設定許容範囲は、 前記センサの視野領域の最大半径ιmax、ツール先端と
    前記センサ原点間距離d、当該ツール先端から当該セン
    サが検出した前記経路上の特徴点に向かうベクトルと当
    該ツール先端から当該センサ原点に向かうベクトルとの
    なす角θsとした場合、 前記センサ視野内に前記特徴点を捉えるθsの設定許容
    範囲として、 【外6】 ことを特徴とする請求項11又は12に記載のロボット
    マニピュレータの制御方法。
  14. 【請求項14】センサ条件の評価関数は、 センサ視野の許容範囲の最大値ιmax、ツール先端から
    当該センサが検出した経路上の特徴点に向かうベクトル
    と当該ツール先端から当該センサ原点に向かうベクトル
    とのなす角θs、センサ評価関数Ecとした場合、 【外7】 ことを特徴とする請求項11、12又は13に記載のロ
    ボットマニピュレータの制御方法。
  15. 【請求項15】可動範囲の評価関数は、 マニピュレータの各関節の設定可動範囲内にのみ値をも
    ち、かつ極小値又は極大値を持つ、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14に記載のロボ
    ットマニピュレータの制御方法。
  16. 【請求項16】可動範囲条件の評価関数は、 設定する可動範囲の最大値θmax.i、関節角度θi、関節
    数n、関節番号i、可動範囲評価関数Eeとした場合、 【外8】 ことを特徴とする請求項15に記載のロボットマニピュ
    レータの制御方法。
  17. 【請求項17】ツール条件に関する重み付き評価関数
    は、 ツールの重要度を示す設定数値α、評価関数Ea、重み
    付き評価関数Ebとした場合、 Eb=Ea・α で表される、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15又は16に記載のロ
    ボットマニピュレータの制御方法。
  18. 【請求項18】センサ条件に関する重み付き評価関数
    は、 センサの重要度を示す設定数値β、評価関数Ec、重み
    付き評価関数Edとした場合、 Ed=Ec・β で表わされる、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16又は17に記
    載のロボットマニピュレータの制御方法。
  19. 【請求項19】可動範囲条件に関する重み付き評価関数
    は、 可動範囲の重要度を示す設定数値γ、評価関数Ee、重
    み付き評価関数Efとした場合、 Ef=Ee・γ で表わされる、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16、17又は1
    8に記載のロボットマニピュレータの制御方法。
  20. 【請求項20】可操作度条件に関する重み付き評価関数
    は、 【外9】 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16、17、18
    又は19に記載のロボットマニピュレータの制御方法。
  21. 【請求項21】統合化評価関数は、 ツール条件、センサ条件、可動範囲条件、可操作度条
    件、他の新規条件のそれぞれの重み付き評価関数を 【外10】 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18、19又は20に記載のロボットマニピュレ
    ータの制御方法。
  22. 【請求項22】マニピュレータの関節角度の逐次生成
    は、 【外11】 で表現される上式を順次演算して実行される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18、19、20又は21に記載のロボットマニ
    ピュレータの制御方法。
  23. 【請求項23】位置姿勢の逐次最適自動制御は、 逐次演算生成されたマニピュレータの関節角度指令値で
    ある運動指令信号を駆動指令信号に変換して当該マニピ
    ュレータを制御する、 ことを特徴とする請求項1又は22に記載のロボットマ
    ニピュレータの制御方法。
  24. 【請求項24】マニピュレータが動作するべき経路をセ
    ンサのデータあるいは教示データをもとに算出し、算出
    された経路をツールが追従するようにマニピュレータの
    関節角度を制御するに当り、 その他の新規条件の重み付き評価関数を設定作成する新
    規条件評価処理手順と、 ツール条件の評価関数とその重み付き評価関数を設定作
    成するツール条件評価処理手順と、 センサ条件の評価関数とその重み付き評価関数を設定作
    成するセンサ条件評価処理手順と、 関節可動範囲条件の評価関数とその重み付き評価関数を
    設定作成する可動範囲条件評価処理手順と、 マニピュレータの可操作度条件の重み付き評価関数を設
    定作成する可操作度評価処理手順と、 前記全重み付き評価関数を統合算出して統合化評価関数
    を設定作成する統合化評価関数作成処理手順と、 前記センサデータ又は前記教示データにより、それぞれ
    算出された前記経路と、検出又は算出されたマニピュレ
    ータの関節角度と、当該経路と当該関節角度とによりそ
    れぞれ算出された前記ツールの位置姿勢と前記センサ位
    置姿勢情報及び前記他の新規条件の変数と、に基づき、
    前記全条件重み付き評価関数の統合化評価関数を最適化
    してマニピュレータの関節角度を逐次生成する関節角度
    最適処理手順とを、 順次一貫経由する、 ことを特徴とするロボットマニピュレータの制御方法。
  25. 【請求項25】新規条件評価処理手順は、 予め、新規条件番目j=0,統合化評価関数Eh値=0
    に、それぞれリセットクリアして初期条件をセットする
    ステップ1(ST1)と、 まず、指標の新規条件の数Nを入力するステップ2(S
    T2)と、 次いで、j<N、かどうかを比較判断し、NOであれば
    次のツール条件評価処理手順に進み、YESであれば、
    次のステップ4(ST4)へ振り分けるステップ3(S
    T3)と、 引続き、j番目の新規条件の重要度ε[j]を入力する
    ステップ4(ST4)と、 ε[j]=0、であるかどうかを比較判断し、NOの場
    合は次のステップ6(ST6)へ、YESの場合はステ
    ップ8(ST8)へそれぞれ振り分けるステップ5(S
    T5)と、 さらに、j番目の新規条件の許容範囲Lmax[j]とj
    番目の新規条件の最適値をLd[j]を入力するステッ
    プ6(ST6)と、 j番目の新規条件における変数(関節角度θiの関数)
    L[j]、j番目の新規条件の重み付き評価関数(L
    [j]の関数)Enew[j]とした場合、 【外12】 又は、Enew[j]=0、と設定するステップ8(ST
    8)と、 その後、j=j+1、と1つカウントアップして前記ス
    テップ2(ST2)と前記ステップ3(ST3)間に戻
    るステップ9(ST9)と、 を順次踏んで実行処理される、 ことを特徴とする請求項24に記載のロボットマニピュ
    レータの制御方法。
  26. 【請求項26】ツール条件評価処理手順は、 まず、ツール条件の重要度αを入力するステップ10
    (ST10)と、 次いで、α=0、であるかを比較判断し、NOの場合は
    次のステップ12(ST12)へ、YESの場合はステ
    ップ15(ST15)へそれぞれ振り分けるステップ1
    1(ST11)と、 引続き、ツール条件最適角度θdとツール条件評価許容
    範囲最大角度θtmaxのそれぞれの値を入力するステップ
    12(ST12)と、 経路接線に対するツール角度θt、ツール条件評価関数
    (θtの関数)Eaとした場合、 【外13】 さらに、ツール条件重み付き評価関数Ebとした場合、 Eb=Ea・α、と設定し、次のセンサ条件評価処理手順
    に進むステップ14(ST14)と、 Eb=0、と設定し、次のセンサ条件処理手順に進むス
    テップ15(ST15)と、 を順次踏んで実行処理される、 ことを特徴とする請求項24又は25に記載のロボット
    マニピュレータの制御方法。
  27. 【請求項27】センサ条件評価処理手順は、 まず、センサ条件の重要度βを入力するステップ16
    (ST16)と、 次いで、β=0、であるかを比較判断し、NOの場合は
    次のステップ18(ST18)へ、YESの場合はステ
    ップ21(ST21)へそれぞれ振り分けるステップ1
    7(ST17)と、 引続き、センサ視野の許容範囲の最大値ιmax、センサ
    角度θsの最適値=0のそれぞれの値を入力するステッ
    プ18(ST18)と、 さらに、センサ条件評価関数(θsの関数)Ecとした場
    合、 【外14】 センサ条件重み付き評価関数Edとした場合、 Ed=Ec・β、と設定し、次の可動範囲条件評価処理手
    順に進むステップ20(ST20)と、 又は、Ed=0、と設定し、次の可動範囲条件評価処理
    手順に進むステップ21(ST21)と、 を順次踏んで実行処理する、 ことを特徴とする請求項24、25又は26に記載のロ
    ボットマニピュレータの制御方法。
  28. 【請求項28】可動範囲条件評価処理手順は、 まず、可動範囲条件の重要度γを入力するステップ22
    (ST22)と、 次いで、γ=0、であるかを比較判断し、NOの場合は
    次のステップ24(ST24)へ、YESの場合はステ
    ップ26(ST26)へそれぞれ振り分けるステップ2
    3(ST23)と、 引続き、可動範囲最適値=0、可動範囲最大値θmax.i
    のそれぞれの値を入力するステップ24(ST24)
    と、 さらに、関節角度θi、関節番号i、関節数n、可動範
    囲評価関数(θiの関数)Eeとした場合、 【外15】 又は、重み付き評価関数Efとした場合、 Ef=0、と設定するステップ26(ST26)と、 その後、Ef=Ee・γ、と設定すると次の可操作度条件
    評価処理手順へ進むステップ27(ST27)と、 を順次踏んで実行処理する、 ことを特徴とする請求項24、25、26又は27に記
    載のロボットマニピュレータの制御方法。
  29. 【請求項29】可操作度条件評価処理手順は、 可操作度条件の重要度δを入力する入力ステップ28
    (ST28)と、 次いで、δ=0、かどうか比較判断し、NOの場合は次
    のステップ30(ST30)へ、YESの場合はステッ
    プ31へそれぞれ振り分けるステップ29(ST29)
    と、 【外16】 と設定し、次の統合化評価関数作成処理手順に進むステ
    ップ30(ST30)と、又は、Eg=0、と設定し、
    次の統合化評価関数作成処理手順に進むステップ31
    (ST31)と、 を順次踏んで実行処理する、 ことを特徴とする請求項24、25、26、27又は2
    8に記載のロボットマニピュレータの制御方法。
  30. 【請求項30】統合化評価関数作成処理手順は、 j番目の新規条件重み付き評価関数Enew[j]、新規
    条件の数N、ツール条件重み付き評価関数Eb、センサ
    条件重み付き評価関数Ed、可動範囲条件重み付き評価
    関数Ef、可操作度条件重み付き評価関数Eg、統合化評
    価関数Ehとした場合、 【外17】 ことを特徴とする請求項24、25、26、27、28
    又は29に記載のロボットマニピュレータの制御方法。
  31. 【請求項31】関節角度最適処理手順は、 予め、サンプリング番号mをm=0、にリセットクリア
    するステップ33(ST33)と、 まず、関節角度情報θi、関節番号i、時間tとした場
    合、初期姿勢θi[m]とサンプリング周期Δtのそれ
    ぞれの値を入力するステップ34(ST34)と、 次いで、θi[m]値に関節角を位置決め制御するステ
    ップ35(ST35)と、 引続き、終点であるかどうかを判断し、NOの場合は次
    のステップ37(ST37)へ、YESの場合はEND
    にそれぞれ振り分けるステップ36(ST36)と、 さらに、新規条件とツール条件とセンサ条件と可動範囲
    条件と可操作度条件が許容範囲であるか比較判断し、Y
    ESの場合は次のステップ38(ST38)へ、NOの
    場合はENDにそれぞれ振り分けるステップ37(ST
    37)と、 加えて、センサデータTdより経路上特徴点Psを各算
    出するステップ38(ST38)と、 その上、経路上特徴点Psより経路Pdを生成するステッ
    プ39(ST39)と、 【外18】 さらにその上、θi[m]=θi[m]+Δθt、の式を
    演算するステップ44(ST44)と、 さらにその後、m=m+1、と1つステップアップし、
    前記ST34と前記ST35間に戻るステップ45(S
    T45)と、 を順次踏んで実行処理する、 ことを特徴とする請求項24、25、26、27、2
    8、29又は30に記載のロボットマニピュレータの制
    御方法。
  32. 【請求項32】ステップ40(ST40)は、 サンプリング番号mにおけるi番目の関節の検出角度θ
    i[m]と経路Pdからツール角度θtを算出するステッ
    プ40a(ST40a)と、 前記θi[m]からツール先端位置Ptとセンサ原点位置
    s0をそれぞれ算出するステップ40b(ST40b)
    と、 【外19】 から順列構成する、 ことを特徴とする請求項31に記載のロボットマニピュ
    レータの制御方法。
  33. 【請求項33】関節角度最適処理手順は、 予め、サンプリング番号mをm=0、にリセットクリア
    するステップ33(ST33)と、 まず、関節角度情報θi、関節番号i、時間tとした場
    合、初期姿勢θi[m]とサンプリング周期Δtのそれ
    ぞれの値を入力するステップ34(ST34)と、 次いで、教示データより経路Pdを生成するステップ3
    5(ST35)と、 順運動学を解いて手先姿勢F(θi[m])を算出する
    ステップ36(ST36)と、 引続き、教示ファイルに当該F(θi[m])の値を書
    き込むステップ37(ST37)と、 さらに、終点であるかどうか判断し、NOの場合は次の
    ステップ39(ST39)へ、YESの場合はENDに
    それぞれ振り分けるステップ38(ST38)と、 加えて、新規条件とツール条件とセンサ条件と可動範囲
    条件と可操作度条件が許容範囲であるかどうか比較判断
    し、YESの場合は次のステップ40(ST40)へ、
    NOの場合はENDにそれぞれ振り分けるステップ39
    (ST39)と、 その上、前記Pd、前記θi[m]の値より仮想特徴点P
    svを算出するステップ40(ST40)と、 【外20】 さらにその上、θi[m]=θi[m]+Δθt、の式を
    演算するステップ45(ST45)と、 さらにその後、m=m+1、と1つステップアップし、
    前記ステップ35(ST35)と前記ステップ36(S
    T36)間に戻るステップ46(ST46)と、 を順次踏んで実行処理する、 ことを特徴とする請求項24、25、26、27、2
    8、29又は30に記載のロボットマニピュレータの制
    御方法。
  34. 【請求項34】ステップ41(ST41)は、 サンプリング番号mにおけるi番目関節の算出関節角度
    θi[m]と経路Pdからツール角度θtを算出するステ
    ップ41a(ST41a)と、 前記θi[m]からツール先端位置Ptとセンサ原点Ps0
    を算出するステップ41b(ST41b)と、 【外21】 から順列構成する、 ことを特徴とする請求項33に記載のロボットマニピュ
    レータの制御方法。
  35. 【請求項35】検出手段は、 マニピュレータの各関節に取り付けらたロータリーエン
    コーダである、 ことを特徴とする請求項1に記載のロボットマニピュレ
    ータの制御方法。
  36. 【請求項36】マニピュレータの先端とその近傍にそれ
    ぞれツールとセンサを取り付けて、当該マニピュレータ
    が動作するべき経路をセンサデータあるいは教示データ
    をもとに算出し、算出された経路を追従するようにマニ
    ピュレータの関節角度を制御するロボットマニピュレー
    タの制御装置において、 ツール条件評価関数生成部及びツール条件評価関数に重
    み付けをした重み付き評価関数生成部と、 センサ条件評価関数生成部及びセンサ条件評価関数に重
    み付けをした重み付き評価関数生成部と、 関節に関する可動範囲条件評価関数生成部及び可動範囲
    条件評価関数に重み付けをした重み付き評価関数生成部
    と、 マニピュレータの可操作度条件重み付き評価関数生成部
    と、 他の新規条件重み付き評価関数生成部と、 前記全ての重み付き評価関数を統合化する評価関数統合
    部と、 前記センサデータと検出手段からそれぞれ経路情報と関
    節角度情報を、あるいは教示データから経路情報と関節
    角度情報を生成する経路生成部と、 当該経路情報と当該関節角度情報とにより座標変換し経
    路に対するツール位置及びツール姿勢、経路に対するセ
    ンサ原点位置、経路上特徴点位置あるいは仮想特徴点位
    置を算出する座標変換部と、 当該関節角度情報と当該ツール位置及び当該ツール姿勢
    と当該センサ原点位置と当該特徴点位置あるいは仮想特
    徴点位置により統合化評価関数を最適化してマニピュレ
    ータ関節角度指令値の運動指令値信号を逐次生成するマ
    ニピュレータ関節角度生成部と、 当該マニピュレータ運動指令値信号を駆動指令信号に変
    換して当該マニピュレータ関節角度を制御する関節角度
    制御部と、を備える、 ことを特徴とするロボットマニピュレータの制御装置。
  37. 【請求項37】ツール条件評価関数生成部は、 マニピュレータに装着されたツールが経路に対してとる
    べき最も望ましい位置姿勢の値及び当該経路に対して当
    該ツールがとるべき位置姿勢の許容範囲を表す数値を入
    力する手段と、 当該入力手段により入力された許容範囲内に値をもち、
    かつ最も望ましい位置姿勢の時に極小値又は極大値を持
    つ評価関数を算出する演算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36に記載のロボットマニピュ
    レータの制御装置。
  38. 【請求項38】ツール条件重み付き評価関数生成部は、 ツールの重要度を表す数値を入力する入力手段と、 当該入力手段により入力された当該重要度数値をツール
    条件評価関数に乗じて当該ツール条件に関する重み付き
    評価関数を算出する演算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36又は37に記載のロボット
    マニピュレータの制御装置。
  39. 【請求項39】センサ条件評価関数生成部は、 センサが経路を認識するために当該センサが当該経路に
    対してとるべき最も望ましい位置姿勢の値及び当該セン
    サが当該経路に対してとるべき位置姿勢の範囲を表す数
    値を入力する入力手段と、 当該入力手段により入力された許容範囲内に値をもち、
    かつ最も望ましい位置姿勢の時に極小値又は極大値をも
    つ評価関数を算出する演算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36、37又は38に記載のロ
    ボットマニピュレータの制御装置。
  40. 【請求項40】センサ条件重み付き評価関数生成部は、
    センサの重要度を表す数値を入力する入力手段と、 当該入力手段により入力された当該重要度数値をセンサ
    条件評価関数に乗じて当該センサ条件に関する重み付き
    評価関数を算出する演算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38又は39に記
    載のロボットマニピュレータの制御装置。
  41. 【請求項41】可動範囲条件評価関数生成部は、 ロボットマニピュレータの各関節の可動範囲を表す数値
    を入力する入力手段と、 当該入力手段により入力された可動範囲内にのみ値をも
    ち、かつ極小値又は極大値をもつ評価関数を算出する演
    算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39又は4
    0に記載のロボットマニピュレータの制御装置。
  42. 【請求項42】可動範囲条件重み付き評価関数生成部
    は、 ロボットマニピュレータの各関節の可動範囲の重要度を
    表す数値を入力する入力手段と、 当該入力手段により入力された当該重要度数値を可動範
    囲条件評価関数に乗じて当該可動範囲条件に関する重み
    付き評価関数を算出する演算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、40
    又は41に記載のロボットマニピュレータの制御装置。
  43. 【請求項43】可操作度条件重み付き評価関数生成部
    は、 ロボットマニピュレータの関節角度を検出する手段と接
    続し、 当該検出手段によって得られた当該マニピュレータの関
    節角度により当該マニピュレータの操作性を示す指標で
    ある可操作度を算出する演算手段と、 その重要度を表す数値を入力する入力手段と、 算出された可操作度に当該操作度の重要度を表す数値を
    乗じた可操作度に関する重み付き評価関数を算出する演
    算手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41又は42に記載のロボットマニピュレータの制
    御装置。
  44. 【請求項44】他の新規条件重み付き評価関数生成部
    は、 ロボットマニピュレータの他の新規条件の望ましい値
    と、 その許容範囲を表す値及びその重要度を表す数値をそれ
    ぞれ入力する入力手段と、 当該入力手段により入力された許容範囲内にのみ値を持
    ち、かつ極小値又は極大値を持つ評価関数を算出した
    後、当該評価関数に重要度を表す数値を乗じて当該新規
    条件に関する重み付き評価関数を算出する演算手段と、
    を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41、42又は43に記載のロボットマニピュレー
    タの制御装置。
  45. 【請求項45】評価関数統合部は、 ツール条件、センサ条件、可動範囲条件、可操作度条件
    及び他の新規条件に関するそれぞれの重み付き評価関数
    を統合した評価関数を算出する演算手段を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41、42、43又は44に記載のロボットマニピ
    ュレータの制御装置。
  46. 【請求項46】経路生成部は、 センサデータあるいは教示データからツールが追従すべ
    き経路を算出する演算手段を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41、42、43、44又は45に記載のロボット
    マニピュレータの制御装置。
  47. 【請求項47】座標変換部は、 経路と、関節角度により当該経路に対するツールとセン
    サのそれぞれの位置姿勢を算出する演算手段を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41、42、43、44、45又は46に記載のロ
    ボットマニピュレータの制御装置。
  48. 【請求項48】マニピュレータ関節角度生成部は、 経路と、関節角度と、これ等によりそれぞれ算出された
    ツールとセンサのそれぞれの算出位置姿勢及び新規条件
    の変数をもとに統合化評価関数を最適化するようにマニ
    ピュレータの関節角度を算出する演算手段を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41、42、43、44、45、46又は47に記
    載のロボットマニピュレータの制御装置。
  49. 【請求項49】関節角度制御部は、 マニピュレータ関節角度生成部より算出された関節角度
    指令値になるようにマニピュレータの各関節を制御する
    制御手段を有する、 ことを特徴とする請求項36、37、38、39、4
    0、41、42、43、44、45、46、47又は4
    8に記載のロボットマニピュレータの制御装置。
  50. 【請求項50】マニピュレータは、 各関節角度を検出する検出手段と、 関節角制御部からの駆動指令信号により制御駆動される
    駆動手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項49に記載のロボットマニピュ
    レータの制御装置。
  51. 【請求項51】検出手段は、 マニピュレータの各関節に取り付けられたロータリーエ
    ンコーダである、 ことを特徴とする請求項43に記載のロボットマニピュ
    レータの制御装置。
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