JPH1176883A - 改良されたポンプ手段を備えた液体製品またはペースト状製品のためのディスペンサ - Google Patents
改良されたポンプ手段を備えた液体製品またはペースト状製品のためのディスペンサInfo
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- JPH1176883A JPH1176883A JP10185295A JP18529598A JPH1176883A JP H1176883 A JPH1176883 A JP H1176883A JP 10185295 A JP10185295 A JP 10185295A JP 18529598 A JP18529598 A JP 18529598A JP H1176883 A JPH1176883 A JP H1176883A
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- B05B11/1001—Piston pumps
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体製品またはペースト状製品のためのディ
スペンサにおいて、動作の信頼性の高めること。また、
応答性を高めること。 【解決手段】 容器２内に収容された製品Ｐを噴霧する
ための噴霧ヘッド７であって、容積可変とされたポンプ
チャンバ２２を画成するとともに、ピストン１２を備え
て構成された流入バルブ１６によって閉塞された製品流
入口を有している押しボタン２６を具備してなり、ピス
トン１２は、ポンプチャンバ２２の内壁に当接するため
のシールリップ１２ａ、１２ｂを備え、押しボタン２６
を上方に付勢するためのスプリング３２が設けられ、ピ
ストン１２は、堅固なまたは半堅固な材料から形成さ
れ、ピストン１２は、メンブラン１６を備え、メンブラ
ン１６には、中央開口１４が設けられている。
スペンサにおいて、動作の信頼性の高めること。また、
応答性を高めること。 【解決手段】 容器２内に収容された製品Ｐを噴霧する
ための噴霧ヘッド７であって、容積可変とされたポンプ
チャンバ２２を画成するとともに、ピストン１２を備え
て構成された流入バルブ１６によって閉塞された製品流
入口を有している押しボタン２６を具備してなり、ピス
トン１２は、ポンプチャンバ２２の内壁に当接するため
のシールリップ１２ａ、１２ｂを備え、押しボタン２６
を上方に付勢するためのスプリング３２が設けられ、ピ
ストン１２は、堅固なまたは半堅固な材料から形成さ
れ、ピストン１２は、メンブラン１６を備え、メンブラ
ン１６には、中央開口１４が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体製品またはペ
ースト状製品のための噴霧ヘッドに関するものである。
また、本発明は、このようなヘッドが取り付けられてい
るとともに、噴霧されるべき製品のための容器を備え、
さらに、噴霧されるべき製品の放出を引き起こすよう押
しボタンによって駆動可能とされたポンプ手段が設けら
れたディスペンサに関するものである。
ースト状製品のための噴霧ヘッドに関するものである。
また、本発明は、このようなヘッドが取り付けられてい
るとともに、噴霧されるべき製品のための容器を備え、
さらに、噴霧されるべき製品の放出を引き起こすよう押
しボタンによって駆動可能とされたポンプ手段が設けら
れたディスペンサに関するものである。
【０００２】本発明において目標とするディスペンサ
は、容積が可変とされているようなタイプの容器を備え
ている。このような容器は、例えば、フレキシブルな袋
から構成されている、あるいは、フォロワピストン付き
の堅固な円筒容器から構成されている。
は、容積が可変とされているようなタイプの容器を備え
ている。このような容器は、例えば、フレキシブルな袋
から構成されている、あるいは、フォロワピストン付き
の堅固な円筒容器から構成されている。
【０００３】本発明によるディスペンサは、より詳細に
は、例えば、ローション、クリーム、シャンプー、ある
いは、液体ファンデーション、ゲル、等の、化粧品、皮
膚科学製品、あるいは、食品の噴霧や放出を意図したも
のである。しかしながら、任意の種類の液体製品または
ペースト状製品の噴霧や放出に適用することができる。
このようなディスペンサは、有利には、例えば１０ｍｌ
程度〜数百ｍｌといった小容量の容器を備えたコンパク
トな形態とされている。
は、例えば、ローション、クリーム、シャンプー、ある
いは、液体ファンデーション、ゲル、等の、化粧品、皮
膚科学製品、あるいは、食品の噴霧や放出を意図したも
のである。しかしながら、任意の種類の液体製品または
ペースト状製品の噴霧や放出に適用することができる。
このようなディスペンサは、有利には、例えば１０ｍｌ
程度〜数百ｍｌといった小容量の容器を備えたコンパク
トな形態とされている。
【０００４】
【従来の技術】上記のタイプのディスペンサは、例え
ば、本出願人による欧州特許出願公開明細書第０ ７３
３ ５５９号により公知である。このディスペンサは、
押しボタンの作用によって容積可変とされたチャンバに
対して第１バルブを介して連結された引込可能な容器を
備えている。容積可変とされたチャンバ自身は、第２バ
ルブを介して、外部に連結されている。押しボタンは、
容器に取り付けられたピストンと共に、容積可変とされ
たチャンバを構成している、ボディを備えている。ピス
トンには、中央ダクトが設けられており、この中央ダク
トの、チャンバ側に位置する自由端は、リップのシール
機能と一方向性閉止バルブ機能との双方の機能を果たす
弾性体製部分によって抑えられている。上記一方向性閉
止バルブは、チャンバ内が減圧とされたときには、容積
可変チャンバに向けて開口することができる。
ば、本出願人による欧州特許出願公開明細書第０ ７３
３ ５５９号により公知である。このディスペンサは、
押しボタンの作用によって容積可変とされたチャンバに
対して第１バルブを介して連結された引込可能な容器を
備えている。容積可変とされたチャンバ自身は、第２バ
ルブを介して、外部に連結されている。押しボタンは、
容器に取り付けられたピストンと共に、容積可変とされ
たチャンバを構成している、ボディを備えている。ピス
トンには、中央ダクトが設けられており、この中央ダク
トの、チャンバ側に位置する自由端は、リップのシール
機能と一方向性閉止バルブ機能との双方の機能を果たす
弾性体製部分によって抑えられている。上記一方向性閉
止バルブは、チャンバ内が減圧とされたときには、容積
可変チャンバに向けて開口することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本出願人による検証に
より、欧州特許出願公開明細書第０ ７３３ ５５９号に
よるバルブが次の２つの欠点を有していることがわかっ
た。−２つの堅固な側面間をスライドする弾性材料製シ
ールリップの調整が困難であり、特に、ピストンが数ｍ
ｍの直径とされているときには、困難である。−ピスト
ンの可動性の確保が困難である。その理由は、製品の化
学組成に依存するものの、ある種の製品は、ピストンを
なす弾性材料を膨張させる傾向があるからである。その
場合、ピストンは、膨張することによって、チャンバ内
に引っかかってしまったり、バルブの変形を引き起こし
たりすることとなる。
より、欧州特許出願公開明細書第０ ７３３ ５５９号に
よるバルブが次の２つの欠点を有していることがわかっ
た。−２つの堅固な側面間をスライドする弾性材料製シ
ールリップの調整が困難であり、特に、ピストンが数ｍ
ｍの直径とされているときには、困難である。−ピスト
ンの可動性の確保が困難である。その理由は、製品の化
学組成に依存するものの、ある種の製品は、ピストンを
なす弾性材料を膨張させる傾向があるからである。その
場合、ピストンは、膨張することによって、チャンバ内
に引っかかってしまったり、バルブの変形を引き起こし
たりすることとなる。
【０００６】
【従来の技術】また、ディスペンサは、独国実用新案第
９４１９２６８号において公知である。このディスペン
サは、ピストンと連通するとともに容積可変とされた圧
縮チャンバを備えている。ピストンは、一方向性バルブ
によって閉塞された、製品のための中央ダクトを有して
いる。ピストンは、製品を収容した容器と連通する供給
ダクトの内部に挿入されている。バルブは、ピストンに
付随したピンによって中央開口が閉塞されている環状弾
性メンブランの形態で形成されている。このメンブラン
は、環状グルーブ内に取り付けられている円筒スリーブ
に対して連結されている。環状グルーブ内には、ピスト
ンの上端部が位置している。バルブ付きのスリーブは、
単一の弾性体によって形成されている。
９４１９２６８号において公知である。このディスペン
サは、ピストンと連通するとともに容積可変とされた圧
縮チャンバを備えている。ピストンは、一方向性バルブ
によって閉塞された、製品のための中央ダクトを有して
いる。ピストンは、製品を収容した容器と連通する供給
ダクトの内部に挿入されている。バルブは、ピストンに
付随したピンによって中央開口が閉塞されている環状弾
性メンブランの形態で形成されている。このメンブラン
は、環状グルーブ内に取り付けられている円筒スリーブ
に対して連結されている。環状グルーブ内には、ピスト
ンの上端部が位置している。バルブ付きのスリーブは、
単一の弾性体によって形成されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このような構成は、製
造の観点と、動作の観点と、の双方の観点において、い
くつかの欠点を有している。実際、ピストンの組立時に
おいては、メンブランのピンに対しての正確な軸方向配
置を確保しながら、ピストンとスリーブとの間において
第１シールを確保する必要がある。メンブランの配置が
正確でないと、ポンプに漏れが発生する可能性があり、
また、搬送特性が不安定となる。
造の観点と、動作の観点と、の双方の観点において、い
くつかの欠点を有している。実際、ピストンの組立時に
おいては、メンブランのピンに対しての正確な軸方向配
置を確保しながら、ピストンとスリーブとの間において
第１シールを確保する必要がある。メンブランの配置が
正確でないと、ポンプに漏れが発生する可能性があり、
また、搬送特性が不安定となる。
【０００８】さらに、供給ダクトとピストンとの間にお
いて、第２シールが確保されなければならない。その
上、供給ダクト内にピストンを取り付けることのため
に、製品の通行断面積が制限される。そのため、圧力損
失が発生して、ポンプが激しく操作されることとなる。
この通行断面積が増大した場合には、小容量の容器の搭
載を意図した噴霧ヘッドに対しては不向きの大型ポンプ
となってしまう。いずれにしても、ピストンをポンプに
取り付けるに際して、２つのステップが必要とされる。
上記の様々な部材が密封式に取り付けられていない場合
には、ポンプの機能的な信頼性が損なわれる。
いて、第２シールが確保されなければならない。その
上、供給ダクト内にピストンを取り付けることのため
に、製品の通行断面積が制限される。そのため、圧力損
失が発生して、ポンプが激しく操作されることとなる。
この通行断面積が増大した場合には、小容量の容器の搭
載を意図した噴霧ヘッドに対しては不向きの大型ポンプ
となってしまう。いずれにしても、ピストンをポンプに
取り付けるに際して、２つのステップが必要とされる。
上記の様々な部材が密封式に取り付けられていない場合
には、ポンプの機能的な信頼性が損なわれる。
【０００９】したがって、本発明の目的は、従来技術の
欠点を克服することであって、使用時の円滑で信頼性の
高い動作を確保することである。さらに、本発明による
ディスペンサは、ボールバルブを有したディスペンサと
は異なり、押しボタンが操作された際に、高速の応答性
を有している。本発明は、特に、製造および取付がそこ
そこの低コストでもって容易に行え、かつ、正確に行え
るような、バルブ付きピストンを使用することを目的と
している。
欠点を克服することであって、使用時の円滑で信頼性の
高い動作を確保することである。さらに、本発明による
ディスペンサは、ボールバルブを有したディスペンサと
は異なり、押しボタンが操作された際に、高速の応答性
を有している。本発明は、特に、製造および取付がそこ
そこの低コストでもって容易に行え、かつ、正確に行え
るような、バルブ付きピストンを使用することを目的と
している。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器内に収容
された、液体からペーストの粘度とされた製品を噴霧す
るためのヘッドに関するものであって、容積可変とされ
たポンプチャンバを内壁によって画成しているボディを
有するとともに、ピストンを備えて構成された流入バル
ブによって閉塞された製品流入口を有している、軸方向
に移動可能な押しボタンを具備してなり、前記ピストン
は、前記内壁と当接するための少なくとも１つのシール
リップを備え、これらシールリップは、前記押しボタン
が高位置から低位置にわたって変位する際に、前記内壁
と当接した状態とされ、前記低位置から前記高位置への
移行によって、前記流入バルブを通して、前記ポンプチ
ャンバ内へと前記製品が取り出され、前記高位置から前
記低位置への移行によって、上記のようにして取り出さ
れた製品が、前記チャンバの出口開口を閉塞するための
噴霧バルブを通して放出され、前記押しボタンを前記高
位置に復帰させるための、弾性復原手段が設けられ、前
記流入バルブおよび前記ピストンは、前記容器上に搭載
されたカラー上に取り付けられ、前記カラーは、容器に
向けての前記製品の一切の戻りを防止するために、前記
流入バルブのための座を備えている。このような噴霧ヘ
ッドは、ピストンが、堅固なまたは半堅固な材料から形
成された環状部分によって形成され、ピストンが、前記
環状部分を備えて一体ピースをなすとともに弾性変形材
料からなるメンブランの形態で形成された中央部分を備
え、前記中央部分には、前記バルブを形成するよう、少
なくとも１つの開口が設けられていることを特徴として
いる。
された、液体からペーストの粘度とされた製品を噴霧す
るためのヘッドに関するものであって、容積可変とされ
たポンプチャンバを内壁によって画成しているボディを
有するとともに、ピストンを備えて構成された流入バル
ブによって閉塞された製品流入口を有している、軸方向
に移動可能な押しボタンを具備してなり、前記ピストン
は、前記内壁と当接するための少なくとも１つのシール
リップを備え、これらシールリップは、前記押しボタン
が高位置から低位置にわたって変位する際に、前記内壁
と当接した状態とされ、前記低位置から前記高位置への
移行によって、前記流入バルブを通して、前記ポンプチ
ャンバ内へと前記製品が取り出され、前記高位置から前
記低位置への移行によって、上記のようにして取り出さ
れた製品が、前記チャンバの出口開口を閉塞するための
噴霧バルブを通して放出され、前記押しボタンを前記高
位置に復帰させるための、弾性復原手段が設けられ、前
記流入バルブおよび前記ピストンは、前記容器上に搭載
されたカラー上に取り付けられ、前記カラーは、容器に
向けての前記製品の一切の戻りを防止するために、前記
流入バルブのための座を備えている。このような噴霧ヘ
ッドは、ピストンが、堅固なまたは半堅固な材料から形
成された環状部分によって形成され、ピストンが、前記
環状部分を備えて一体ピースをなすとともに弾性変形材
料からなるメンブランの形態で形成された中央部分を備
え、前記中央部分には、前記バルブを形成するよう、少
なくとも１つの開口が設けられていることを特徴として
いる。
【００１１】本発明は、また、上記のようなヘッドを備
えたディスペンサに関するものである。
えたディスペンサに関するものである。
【００１２】本発明の有利な見地においては、環状部分
は、座を備えている取出ダクト上への、ピストンの取付
を保証し、環状部分は、取出ダクトの外側に配置されて
いる。この構成により、取出ダクトは、一切の制限を受
けることがなく、ポンプ駆動時の圧力損失が防止され
る。
は、座を備えている取出ダクト上への、ピストンの取付
を保証し、環状部分は、取出ダクトの外側に配置されて
いる。この構成により、取出ダクトは、一切の制限を受
けることがなく、ポンプ駆動時の圧力損失が防止され
る。
【００１３】有利には、少なくとも製品によってピスト
ン上に圧力がもたらされているときには、メンブラン
は、座に対して、密封式に取り付けられている。このこ
とは、比較的粘性の大きな製品の噴霧に際して特に好適
である。
ン上に圧力がもたらされているときには、メンブラン
は、座に対して、密封式に取り付けられている。このこ
とは、比較的粘性の大きな製品の噴霧に際して特に好適
である。
【００１４】特に、メンブランは、座に対して、永久的
に密封式に取り付けることができる。このことは、比較
的粘性の小さな製品の噴霧に際して特に好適である。
に密封式に取り付けることができる。このことは、比較
的粘性の小さな製品の噴霧に際して特に好適である。
【００１５】噴霧ヘッドの動作の信頼性を高めるため
に、ピストンの環状部分は、有利には、ピストンの中央
部分が座に対して、ポンプの長さ方向軸に沿って正確に
配置されることを保証するよう、係止部をなす部分を備
えることができる。
に、ピストンの環状部分は、有利には、ピストンの中央
部分が座に対して、ポンプの長さ方向軸に沿って正確に
配置されることを保証するよう、係止部をなす部分を備
えることができる。
【００１６】有利には、ピストンの製造時には、弾性変
形メンブランは、ピストンの端部に固定される。この目
的のために、流入バルブおよび環状部分は、２つの相溶
性材料を使用した二重射出成型（duplicate injection
moulding）またはオーバーモールディングにより形成す
ることができる。メンブランの射出成型のために、好ま
しくは熱可塑性材料が使用され、より好ましくは１５〜
９０のＳｈｏｒｅＡ硬度を有している材料が使用され
る。一般的には、弾性変形材料は、ピストンの製造時
に、堅固なまたは半堅固な材料に対して、固定結合を形
成し得るべきである。よって、例えば、適切な型内に堅
固なまたは半堅固な材料をまず射出することによって、
ピストンを形成し、その後、その上に、メンブランをな
す弾性材料を射出することができる。この場合の結合
は、２つの材料間の熱融着によってもたらされる。ま
た、逆の順序で製造することもできる。場合によって
は、アンカー止め用部材を使用すれば、２つの相溶性の
ない材料を重ねて成型することができる。
形メンブランは、ピストンの端部に固定される。この目
的のために、流入バルブおよび環状部分は、２つの相溶
性材料を使用した二重射出成型（duplicate injection
moulding）またはオーバーモールディングにより形成す
ることができる。メンブランの射出成型のために、好ま
しくは熱可塑性材料が使用され、より好ましくは１５〜
９０のＳｈｏｒｅＡ硬度を有している材料が使用され
る。一般的には、弾性変形材料は、ピストンの製造時
に、堅固なまたは半堅固な材料に対して、固定結合を形
成し得るべきである。よって、例えば、適切な型内に堅
固なまたは半堅固な材料をまず射出することによって、
ピストンを形成し、その後、その上に、メンブランをな
す弾性材料を射出することができる。この場合の結合
は、２つの材料間の熱融着によってもたらされる。ま
た、逆の順序で製造することもできる。場合によって
は、アンカー止め用部材を使用すれば、２つの相溶性の
ない材料を重ねて成型することができる。
【００１７】しかしながら、弾性変形可能な材料は、有
利には、例えば、ポリプロピレン／エチレン；ポリエー
テルブロックアミド；ポリビニル；エチレン、プロピレ
ン、および、ジエンからなるテルポリマー（ＥＰＤ
Ｍ）；スチレン−ブタジエンからなるシーケンスドポリ
マー（ＳＢＳ）；スチレン−エチレン−ブタジエンから
なるシーケンスドポリマー（ＳＥＢＳ−ＳＩＳ）；熱可
塑性のポリウレタン；からなるコポリマーグループとい
った熱可塑性弾性体グループの中から選択された材料で
ある、または、ポリプロピレンを一方とし、スチレン−
エチレン−ブタジエンからなるシーケンスドポリマー
（ＳＥＢＳ−ＳＩＳ）；エチレン、プロピレン、およ
び、ジエンからなる三元ポリマー（ＥＰＤＭ）；スチレ
ン−ブタジエンからなるシーケンスドポリマー（ＳＢ
Ｓ）；を他方とした混合体といった熱可塑性弾性体材料
である。また、フレキシブルな材料として、シリコーン
ゴム、ブチルゴム、または、ニトリルゴム、ラテック
ス、または、フッ素を含有した弾性体、といった弾性体
を使用することもできる。
利には、例えば、ポリプロピレン／エチレン；ポリエー
テルブロックアミド；ポリビニル；エチレン、プロピレ
ン、および、ジエンからなるテルポリマー（ＥＰＤ
Ｍ）；スチレン−ブタジエンからなるシーケンスドポリ
マー（ＳＢＳ）；スチレン−エチレン−ブタジエンから
なるシーケンスドポリマー（ＳＥＢＳ−ＳＩＳ）；熱可
塑性のポリウレタン；からなるコポリマーグループとい
った熱可塑性弾性体グループの中から選択された材料で
ある、または、ポリプロピレンを一方とし、スチレン−
エチレン−ブタジエンからなるシーケンスドポリマー
（ＳＥＢＳ−ＳＩＳ）；エチレン、プロピレン、およ
び、ジエンからなる三元ポリマー（ＥＰＤＭ）；スチレ
ン−ブタジエンからなるシーケンスドポリマー（ＳＢ
Ｓ）；を他方とした混合体といった熱可塑性弾性体材料
である。また、フレキシブルな材料として、シリコーン
ゴム、ブチルゴム、または、ニトリルゴム、ラテック
ス、または、フッ素を含有した弾性体、といった弾性体
を使用することもできる。
【００１８】また、例えば、加硫処理した弾性体、ニト
リルゴム、ポリブタジエン、等の天然ゴム製または合成
ゴム製のメンブランを使用することもできる。この場
合、メンブランは、ピストンに対して、接着したり、キ
ャッチ係合したりすることができ、また、他の適切な任
意の手段によって固定することができる。
リルゴム、ポリブタジエン、等の天然ゴム製または合成
ゴム製のメンブランを使用することもできる。この場
合、メンブランは、ピストンに対して、接着したり、キ
ャッチ係合したりすることができ、また、他の適切な任
意の手段によって固定することができる。
【００１９】ピストン自身の製造については、堅固なま
たは半堅固な材料は、高密度ポリエチレン、低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）、ポリアセタール、エチレンビニルアセテート、お
よび、これらの混合物、等の中から選択される。有利に
は、ピストンは、全体的には円筒形であって、円筒形の
各端部には、シールリップの形態とされた環状部分を備
えている。これらシールリップと、ポンプチャンバの内
壁と、の間の良好な接触を保証するために、リップは、
自由端に向かうにつれて、横断面において、減少する厚
さを有している。これにより、自由端に向かうほどフレ
キシブルさが増大することとなって、良好な接触性がも
たらされる。
たは半堅固な材料は、高密度ポリエチレン、低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）、ポリアセタール、エチレンビニルアセテート、お
よび、これらの混合物、等の中から選択される。有利に
は、ピストンは、全体的には円筒形であって、円筒形の
各端部には、シールリップの形態とされた環状部分を備
えている。これらシールリップと、ポンプチャンバの内
壁と、の間の良好な接触を保証するために、リップは、
自由端に向かうにつれて、横断面において、減少する厚
さを有している。これにより、自由端に向かうほどフレ
キシブルさが増大することとなって、良好な接触性がも
たらされる。
【００２０】本発明の第１実施形態においては、メンブ
ランには、中央に、座の面積よりも小さな面積でもって
開口が貫通状態で孔開けされ、座は、カラーによって形
成された取出ダクトの頂部の中央に配置されている。有
利には、メンブランは、フラットワッシャと同様の、円
形とされている。この構成においては、中空ピストンに
は、座としての機能を果たす中央ピンが設けられてい
る。中央ピンは、メンブランの開口のエッジに対して当
接し得るよう配置されている。この構成により、ポンプ
チャンバ内への製品流入を可能とする一方向性バルブが
得られることとなる。このチャンバ内が過剰圧力状態と
されたときには、メンブランは、とりわけ開口のエッジ
において、座に対して密封式に押しつけられる。これに
対して、チャンバ内が減圧状態とされたときには、メン
ブランの開口のエッジは、座から離れることとなり、チ
ャンバ内への製品の流入が可能とされる。このメンブラ
ンをさらにフレキシブルとするために、開口のエッジ
に、複数の径方向スロットを設けることができ、あるい
は、円形に割れ目を設けることができる。
ランには、中央に、座の面積よりも小さな面積でもって
開口が貫通状態で孔開けされ、座は、カラーによって形
成された取出ダクトの頂部の中央に配置されている。有
利には、メンブランは、フラットワッシャと同様の、円
形とされている。この構成においては、中空ピストンに
は、座としての機能を果たす中央ピンが設けられてい
る。中央ピンは、メンブランの開口のエッジに対して当
接し得るよう配置されている。この構成により、ポンプ
チャンバ内への製品流入を可能とする一方向性バルブが
得られることとなる。このチャンバ内が過剰圧力状態と
されたときには、メンブランは、とりわけ開口のエッジ
において、座に対して密封式に押しつけられる。これに
対して、チャンバ内が減圧状態とされたときには、メン
ブランの開口のエッジは、座から離れることとなり、チ
ャンバ内への製品の流入が可能とされる。このメンブラ
ンをさらにフレキシブルとするために、開口のエッジ
に、複数の径方向スロットを設けることができ、あるい
は、円形に割れ目を設けることができる。
【００２１】有利には、ピンは、凹状表面を有してい
る。これにより、完全なシールをもたらすよう、メンブ
ラン上に、休止位置へと押しつけるような薄い周縁部を
形成することができる。
る。これにより、完全なシールをもたらすよう、メンブ
ラン上に、休止位置へと押しつけるような薄い周縁部を
形成することができる。
【００２２】第２実施形態においては、メンブランは、
同中心スロットの形態とされた複数の開口を有してい
る。この場合、座は、カラーによって形成された取出ダ
クトの頂部における環状部分によって構成されている。
有利には、この環状部分は、休止位置に向けてメンブラ
ン上に押圧されることを意図した環状エッジを備えるこ
とができる。この構成においては、中空ピストンには、
座をなす内方突出エッジ（拡径エッジ）が設けられてい
る。このエッジは、スロットの高さレベルにおいてメン
ブランに対して当接し得るように、配置されている。第
１実施形態と同様に、この構成により、ポンプチャンバ
内への製品流入を可能とするバルブが得られる。このチ
ャンバ内が過剰圧力状態とされたときには、メンブラン
は、とりわけスロットのエッジにおいて、座に対して密
封式に押しつけられる。これに対して、チャンバ内が減
圧状態とされたときには、メンブランは、座から離れる
こととなり、チャンバ内への製品の流入が可能とされ
る。
同中心スロットの形態とされた複数の開口を有してい
る。この場合、座は、カラーによって形成された取出ダ
クトの頂部における環状部分によって構成されている。
有利には、この環状部分は、休止位置に向けてメンブラ
ン上に押圧されることを意図した環状エッジを備えるこ
とができる。この構成においては、中空ピストンには、
座をなす内方突出エッジ（拡径エッジ）が設けられてい
る。このエッジは、スロットの高さレベルにおいてメン
ブランに対して当接し得るように、配置されている。第
１実施形態と同様に、この構成により、ポンプチャンバ
内への製品流入を可能とするバルブが得られる。このチ
ャンバ内が過剰圧力状態とされたときには、メンブラン
は、とりわけスロットのエッジにおいて、座に対して密
封式に押しつけられる。これに対して、チャンバ内が減
圧状態とされたときには、メンブランは、座から離れる
こととなり、チャンバ内への製品の流入が可能とされ
る。
【００２３】メンブランのフレキシブルさをさらに増大
させるために、メンブランの厚さを可変とすることがで
きる。この場合には、メンブランのうちの、シートに対
する当接領域については、メンブランの他の部分より
も、薄く形成される。
させるために、メンブランの厚さを可変とすることがで
きる。この場合には、メンブランのうちの、シートに対
する当接領域については、メンブランの他の部分より
も、薄く形成される。
【００２４】本発明によるディスペンサの好ましい実施
形態においては、カラーは、長さ方向軸を中心としかつ
噴霧ヘッドの流入バルブにおいて直接的に開口した取出
ダクトを備えている。この取出ダクトは、全周にわたっ
て、キャビティをなす環状部分によって囲まれている。
キャビティは、取出ダクトとは反対側が、ディスペンサ
の固定のための外側環状スカートの固定手段によって、
制限されている。固定手段は、例えば、環状グルーブま
たはリブである。
形態においては、カラーは、長さ方向軸を中心としかつ
噴霧ヘッドの流入バルブにおいて直接的に開口した取出
ダクトを備えている。この取出ダクトは、全周にわたっ
て、キャビティをなす環状部分によって囲まれている。
キャビティは、取出ダクトとは反対側が、ディスペンサ
の固定のための外側環状スカートの固定手段によって、
制限されている。固定手段は、例えば、環状グルーブま
たはリブである。
【００２５】有利には、キャビティは、取出ダクトと外
側環状スカートとの間に、横方向隔壁を備えている。弾
性復原手段は、押しボタンにより形成された肩部と、横
方向隔壁と、の間に配置されている。弾性復原手段は、
例えば、金属製螺旋スプリングによって構成することが
でき、このスプリングは、キャビティ内において、ポン
プチャンバ回りにおよびピストン回りに、巻回される。
変形例においては、押しボタンと一体に、押しボタンの
下部において、熱可塑性の堅固なまたは半堅固な材料の
成型によって、直接的に形成することができる。
側環状スカートとの間に、横方向隔壁を備えている。弾
性復原手段は、押しボタンにより形成された肩部と、横
方向隔壁と、の間に配置されている。弾性復原手段は、
例えば、金属製螺旋スプリングによって構成することが
でき、このスプリングは、キャビティ内において、ポン
プチャンバ回りにおよびピストン回りに、巻回される。
変形例においては、押しボタンと一体に、押しボタンの
下部において、熱可塑性の堅固なまたは半堅固な材料の
成型によって、直接的に形成することができる。
【００２６】実施形態の第１の可能性においては、容器
は、カラーに連結された開口端を有しかつピストン内に
設けられた取出ダクトに連通した、ソフトでフレキシブ
ルな袋（または、パウチ、小袋）によって構成される。
この場合、袋の開口端は、袋を収容している堅固なまた
は半堅固な外側シェルのうちの、端部エッジと協働して
いる固定手段によって閉塞される。
は、カラーに連結された開口端を有しかつピストン内に
設けられた取出ダクトに連通した、ソフトでフレキシブ
ルな袋（または、パウチ、小袋）によって構成される。
この場合、袋の開口端は、袋を収容している堅固なまた
は半堅固な外側シェルのうちの、端部エッジと協働して
いる固定手段によって閉塞される。
【００２７】実施形態の第２の可能性においては、容器
は、取出ダクトに連通した堅固なまたは半堅固なシェル
によって構成される。固定手段は、堅固なまたは半堅固
な外側シェルのうちの、端部エッジと協働する。容器の
底部内には、フォロワピストンが配置される。フォロワ
ピストンは、ポンプチャンバ内が減圧とされることに対
応して製品が取り出されるたびに、ディスペンサの長さ
方向軸に沿って自動的に前進することができる。
は、取出ダクトに連通した堅固なまたは半堅固なシェル
によって構成される。固定手段は、堅固なまたは半堅固
な外側シェルのうちの、端部エッジと協働する。容器の
底部内には、フォロワピストンが配置される。フォロワ
ピストンは、ポンプチャンバ内が減圧とされることに対
応して製品が取り出されるたびに、ディスペンサの長さ
方向軸に沿って自動的に前進することができる。
【００２８】本発明の他の有利な見地においては、押し
ボタンは、噴霧ダクトが設けられている噴霧バルブを備
えている。噴霧ダクトの一端は、ポンプチャンバ内に開
口しており、他端は、噴霧バルブによって閉塞されてい
る。この目的のために、噴霧バルブは、弾性材料から形
成されており、噴霧ダクトの第２端部の周縁における座
に対して密封式に押しつけられている。これにより、噴
霧バルブは、製品による力が印加されたときには、開く
ことができ、また、容積可変チャンバ内および噴霧ダク
ト内が減圧とされたときには、座に対して押しつけられ
る。
ボタンは、噴霧ダクトが設けられている噴霧バルブを備
えている。噴霧ダクトの一端は、ポンプチャンバ内に開
口しており、他端は、噴霧バルブによって閉塞されてい
る。この目的のために、噴霧バルブは、弾性材料から形
成されており、噴霧ダクトの第２端部の周縁における座
に対して密封式に押しつけられている。これにより、噴
霧バルブは、製品による力が印加されたときには、開く
ことができ、また、容積可変チャンバ内および噴霧ダク
ト内が減圧とされたときには、座に対して押しつけられ
る。
【００２９】
【発明の実施の形態】本発明をより明瞭に理解するため
に、本発明によるディスペンサの２つの実施形態につい
て、添付図面を参照して、非制限的な単なる例示とし
て、以下、説明する。
に、本発明によるディスペンサの２つの実施形態につい
て、添付図面を参照して、非制限的な単なる例示とし
て、以下、説明する。
【００３０】図１は、本発明の第１実施形態によるディ
スペンサの軸方向断面を概略的に示す図である。図２
は、図１に示すディスペンサに対応したピストンを軸方
向から見た断面図である。図３は、図１に示すディスペ
ンサに対応したピストンを示す斜視図である。図４は、
本発明の第２実施形態によるディスペンサの軸方向断面
を概略的に示す図である。図５は、図４に示すディスペ
ンサに対応したピストンを示す斜視図である。図６は、
図３に示すピストンの変形例を示す斜視図である。
スペンサの軸方向断面を概略的に示す図である。図２
は、図１に示すディスペンサに対応したピストンを軸方
向から見た断面図である。図３は、図１に示すディスペ
ンサに対応したピストンを示す斜視図である。図４は、
本発明の第２実施形態によるディスペンサの軸方向断面
を概略的に示す図である。図５は、図４に示すディスペ
ンサに対応したピストンを示す斜視図である。図６は、
図３に示すピストンの変形例を示す斜視図である。
【００３１】図１においては、ディスペンサは、全体的
に参照符号１を付して図示されている。ディスペンサ１
は、カラー４が付設されたフレキシブルな容器２を備え
ている。カラー４の外周縁は、フレキシブルな容器２を
囲んでいる堅固な外側シェル８上における、グルーブ６
ａ／ビード６ｂからなるシステムによってキャッチ係合
されている。カラー４は、外側円筒状側壁５ａおよび横
方向底部５ｂを有したボウル５を形成している。
に参照符号１を付して図示されている。ディスペンサ１
は、カラー４が付設されたフレキシブルな容器２を備え
ている。カラー４の外周縁は、フレキシブルな容器２を
囲んでいる堅固な外側シェル８上における、グルーブ６
ａ／ビード６ｂからなるシステムによってキャッチ係合
されている。カラー４は、外側円筒状側壁５ａおよび横
方向底部５ｂを有したボウル５を形成している。
【００３２】フレキシブルな容器は、例えばポリエチレ
ン／アルミニウム／ポリエチレン製のフレキシブルな多
層シートから形成されたフレキシブルなシースによって
形成されている。フレキシブルな容器２の上部２ａは、
ボウル５の側壁５ａに対して、溶着または接着されてい
る。噴霧されるべき製品Ｐが下端側から容器内に充填さ
れた後に、この下端が溶着によって封止され、封止線
が、底部３となる。
ン／アルミニウム／ポリエチレン製のフレキシブルな多
層シートから形成されたフレキシブルなシースによって
形成されている。フレキシブルな容器２の上部２ａは、
ボウル５の側壁５ａに対して、溶着または接着されてい
る。噴霧されるべき製品Ｐが下端側から容器内に充填さ
れた後に、この下端が溶着によって封止され、封止線
が、底部３となる。
【００３３】このように構成された容器２は、製品Ｐが
放出されるにつれて変形可能であるという利点を有した
フレキシブルな袋を形成している。フレキシブルな容器
２を囲んでいる堅固なシェル８には、袋２とシェル８と
の間に形成された空間内における内部圧力を平衡させる
ことを意図した通風孔８ａが設けられている。
放出されるにつれて変形可能であるという利点を有した
フレキシブルな袋を形成している。フレキシブルな容器
２を囲んでいる堅固なシェル８には、袋２とシェル８と
の間に形成された空間内における内部圧力を平衡させる
ことを意図した通風孔８ａが設けられている。
【００３４】ボウル５の中央は、開口しており、この開
口は、ピストン１２のベースをなす中央ダクト１０の頂
部に向けて延在している。中央ダクト１０は、製品を取
り出すためのチャネル１１を形成している。チャネル１
１の一端は、容器に連通しており、チャネル１１の第２
端部は、ピストン１２に連結されている。ピストン１２
は、中空であり、ピストン１２には、弾性メンブラン１
６においてカット形成された中央開口１４が設けられて
いる。弾性メンブラン１６は、ピストン１２の上端に、
例えばＳａｎｔｏｐｒｅｎｅ（登録商標）（ＭＯＮＳＡ
ＮＴＯ社から市販されているＥＤＰＭ）のような適切な
熱可塑性材料を二重射出成型することにより成膜されて
いる。ピストン１２は、全体概形が円筒形状とされてお
り、この円筒形状の各端部には、薄い厚さとされた環状
シールリップ１２ａ、１２ｂ（図３参照）が設けられて
いる。環状シールリップ１２ａ、１２ｂの自由端は、テ
ーパー形状とされている。有利には、ピストンは、シー
ルリップ１２ａ、１２ｂに対してある程度のフレキシブ
ルさをもたらし得るような例えば低密度ポリエチレンと
いった半堅固な材料から形成されている。中央ピン１８
は、休止状態において、開口１４を閉塞するために設け
られている。ピン１８は、中央ダクト１０の上端１０ａ
に連結された径方向タブ２０によって、所定位置に保持
されている。上端１０ａは、ピストン１２の内面に形成
された環状係止部１２ｃに対して押しつけられている。
環状係止部１２ｃは、ピン１８とメンブラン１６との間
の正確な配置を可能としている。
口は、ピストン１２のベースをなす中央ダクト１０の頂
部に向けて延在している。中央ダクト１０は、製品を取
り出すためのチャネル１１を形成している。チャネル１
１の一端は、容器に連通しており、チャネル１１の第２
端部は、ピストン１２に連結されている。ピストン１２
は、中空であり、ピストン１２には、弾性メンブラン１
６においてカット形成された中央開口１４が設けられて
いる。弾性メンブラン１６は、ピストン１２の上端に、
例えばＳａｎｔｏｐｒｅｎｅ（登録商標）（ＭＯＮＳＡ
ＮＴＯ社から市販されているＥＤＰＭ）のような適切な
熱可塑性材料を二重射出成型することにより成膜されて
いる。ピストン１２は、全体概形が円筒形状とされてお
り、この円筒形状の各端部には、薄い厚さとされた環状
シールリップ１２ａ、１２ｂ（図３参照）が設けられて
いる。環状シールリップ１２ａ、１２ｂの自由端は、テ
ーパー形状とされている。有利には、ピストンは、シー
ルリップ１２ａ、１２ｂに対してある程度のフレキシブ
ルさをもたらし得るような例えば低密度ポリエチレンと
いった半堅固な材料から形成されている。中央ピン１８
は、休止状態において、開口１４を閉塞するために設け
られている。ピン１８は、中央ダクト１０の上端１０ａ
に連結された径方向タブ２０によって、所定位置に保持
されている。上端１０ａは、ピストン１２の内面に形成
された環状係止部１２ｃに対して押しつけられている。
環状係止部１２ｃは、ピン１８とメンブラン１６との間
の正確な配置を可能としている。
【００３５】メンブラン１６とピン１８とは、容積可変
とされたポンプチャンバ２２内に製品Ｐが流入すること
を可能とするためのバルブを形成している。このチャン
バ２２は、押しボタン２６の一部を構成している円筒チ
ューブ２４の内部空間によって画成されている。チュー
ブ２４は、ピストン１２の密封式のスライドを可能とし
得るに十分な内径を有しているとともに、ボウル５の側
壁５ａの半分程度にまで延在している。
とされたポンプチャンバ２２内に製品Ｐが流入すること
を可能とするためのバルブを形成している。このチャン
バ２２は、押しボタン２６の一部を構成している円筒チ
ューブ２４の内部空間によって画成されている。チュー
ブ２４は、ピストン１２の密封式のスライドを可能とし
得るに十分な内径を有しているとともに、ボウル５の側
壁５ａの半分程度にまで延在している。
【００３６】チューブ２４は、径方向外側に向けて延在
している環状プレート２８を有している。環状プレート
２８の周縁部は、直角に折り曲げられており、これによ
って、ボウル５内を軸方向にスライド可能な円筒状スカ
ート３０が形成されている。ボウル５の底部とプレート
２８との間には、弾性圧縮可能な螺旋状金属スプリング
３２が配置されている。押しボタン２６をボウル５内に
おいて所定位置に維持するために、二重係止システム
が、スカート３０と側壁５ａとの間に設けられている。
この場合、押しボタンは、スプリング３２の弾性力に抗
して軸方向に移動可能である。
している環状プレート２８を有している。環状プレート
２８の周縁部は、直角に折り曲げられており、これによ
って、ボウル５内を軸方向にスライド可能な円筒状スカ
ート３０が形成されている。ボウル５の底部とプレート
２８との間には、弾性圧縮可能な螺旋状金属スプリング
３２が配置されている。押しボタン２６をボウル５内に
おいて所定位置に維持するために、二重係止システム
が、スカート３０と側壁５ａとの間に設けられている。
この場合、押しボタンは、スプリング３２の弾性力に抗
して軸方向に移動可能である。
【００３７】チューブ２４の上端において、チューブ２
４は、横方向傾斜面３４により閉塞されている。傾斜面
３４は、凹形状とされており、この凹形状上に使用者が
指を置いて製品Ｐを噴霧できるようになっている。押し
ボタン２６の上端は、さらに、噴霧ダクト３８を介して
チャンバ２２に連通する噴霧開口３６を備えている。噴
霧開口３６は、弾性噴霧バルブ４０によって閉塞されて
おり、弾性噴霧バルブ４０は、ポンプチャンバ２２内に
エアが流入することを防止し得るとともに、ポンプチャ
ンバからくる製品から力を受けたときには開放される。
４は、横方向傾斜面３４により閉塞されている。傾斜面
３４は、凹形状とされており、この凹形状上に使用者が
指を置いて製品Ｐを噴霧できるようになっている。押し
ボタン２６の上端は、さらに、噴霧ダクト３８を介して
チャンバ２２に連通する噴霧開口３６を備えている。噴
霧開口３６は、弾性噴霧バルブ４０によって閉塞されて
おり、弾性噴霧バルブ４０は、ポンプチャンバ２２内に
エアが流入することを防止し得るとともに、ポンプチャ
ンバからくる製品から力を受けたときには開放される。
【００３８】噴霧バルブ４０付きの押しボタン２６と、
ピストン１２付きのカラー４と、によって、噴霧ヘッド
７が形成されている。
ピストン１２付きのカラー４と、によって、噴霧ヘッド
７が形成されている。
【００３９】製品Ｐの１回分の量を噴霧するには、押し
ボタン２６の面３４を、矢印Ｆ（図１参照）で示すよう
に、軸方向に押すだけで十分であり、これにより、チュ
ーブ２４がボウル５内に押し下げられ、スプリング３２
を押圧することによってポンプチャンバ２２の容積が小
さくされる。この容積縮小時には、弾性バルブ４０を押
すことにより、所定量のエアが、チャンバ２２から、噴
霧開口３６を通して、押し出される。
ボタン２６の面３４を、矢印Ｆ（図１参照）で示すよう
に、軸方向に押すだけで十分であり、これにより、チュ
ーブ２４がボウル５内に押し下げられ、スプリング３２
を押圧することによってポンプチャンバ２２の容積が小
さくされる。この容積縮小時には、弾性バルブ４０を押
すことにより、所定量のエアが、チャンバ２２から、噴
霧開口３６を通して、押し出される。
【００４０】押しボタン２６にかけた力を解除すること
により、スプリングの弾性復原力が、押しボタン２６を
所定位置に復帰させる。これにより、チャンバ２２内
は、減圧状態とされる。この減圧は、メンブラン１６を
中央ピン１８から引き離すのに十分なものであり、それ
により、袋２内に位置した製品Ｐの１回分の量が取り出
される。
により、スプリングの弾性復原力が、押しボタン２６を
所定位置に復帰させる。これにより、チャンバ２２内
は、減圧状態とされる。この減圧は、メンブラン１６を
中央ピン１８から引き離すのに十分なものであり、それ
により、袋２内に位置した製品Ｐの１回分の量が取り出
される。
【００４１】チャンバ２２が初期的に空である場合に
は、押しボタン２６を数回連続して押し込めば良く、そ
れにより、チャンバ２２および噴霧ダクト３８内を製品
Ｐで充填することができる。チャンバ内に取り出された
製品は、その後、噴霧バルブ４０を押し開くことによっ
て、外部に放出される。製品の放出時には、チャンバ２
２内において得られた過剰圧力が、メンブラン１６をピ
ン１８に対して押しつけることによる、流入バルブ１
６、１８の閉塞を維持する。
は、押しボタン２６を数回連続して押し込めば良く、そ
れにより、チャンバ２２および噴霧ダクト３８内を製品
Ｐで充填することができる。チャンバ内に取り出された
製品は、その後、噴霧バルブ４０を押し開くことによっ
て、外部に放出される。製品の放出時には、チャンバ２
２内において得られた過剰圧力が、メンブラン１６をピ
ン１８に対して押しつけることによる、流入バルブ１
６、１８の閉塞を維持する。
【００４２】図４および図５は、本発明の第２実施形態
を示している。図４に示すディスペンサ１０１は、図１
に示すディスペンサと比較して、袋を有していない点、
および、異なる構成とされた流入バルブを備えている
点、において相違している。図４においては、図１に示
す部材と同じ部材に関しては、同一参照符号が付されて
おり、簡潔に説明を繰り返すにとどめる。そして、異な
る部材であっても、図１のものと同様の機能を果たす部
材については、１００を加算した参照符号を付してい
る。
を示している。図４に示すディスペンサ１０１は、図１
に示すディスペンサと比較して、袋を有していない点、
および、異なる構成とされた流入バルブを備えている
点、において相違している。図４においては、図１に示
す部材と同じ部材に関しては、同一参照符号が付されて
おり、簡潔に説明を繰り返すにとどめる。そして、異な
る部材であっても、図１のものと同様の機能を果たす部
材については、１００を加算した参照符号を付してい
る。
【００４３】図４に示すように、製品容器は、円筒横断
面形状とされた堅固な外側シェル８によって規定されて
いる。シェル８の底部には、フォロワピストン１０２ａ
が配置されている。製品Ｐの噴霧時には、ピストン１０
２ａは、容積可変とされたチャンバ２２によって生成さ
れた減圧の作用のもとに、軸Ｘに沿って押しボタン２６
へと向かう方向に軸方向変位することができる。円筒状
シェル８は、通風孔１０８ａが付設された取付底部１０
８ｂを有している。
面形状とされた堅固な外側シェル８によって規定されて
いる。シェル８の底部には、フォロワピストン１０２ａ
が配置されている。製品Ｐの噴霧時には、ピストン１０
２ａは、容積可変とされたチャンバ２２によって生成さ
れた減圧の作用のもとに、軸Ｘに沿って押しボタン２６
へと向かう方向に軸方向変位することができる。円筒状
シェル８は、通風孔１０８ａが付設された取付底部１０
８ｂを有している。
【００４４】図１に示す実施形態と同様にして、図４に
示すディスペンサ１０１は、堅固なシェル８上に搭載さ
れた、ボウル５の形状をなすカラー４によって構成され
た噴霧ヘッド１０７を備えている。
示すディスペンサ１０１は、堅固なシェル８上に搭載さ
れた、ボウル５の形状をなすカラー４によって構成され
た噴霧ヘッド１０７を備えている。
【００４５】ボウル５の中央には、製品を取り出すため
のダクト１１が設けられており、このダクト１１は、頂
部にピストン１１２が付設された中央ダクト１０によっ
て上方に向けて延在している。ピストン１１２には、弾
性変形可能なメンブラン１１６において円に沿ってカッ
ト形成された３つの不連続なスロット１１４ａ〜１１４
ｃが設けられている。メンブラン１１６は、ピストン１
１２の上面上に、適切な弾性材料の、接着、キャッチ係
合、または、二重射出成型により成膜されている。ピス
トン１１２は、全体概形が円筒形状とされており、この
円筒形状の各端部には、環状シールリップ１１２ａ、１
１２ｂ（図５参照）が設けられている。メンブラン１１
６とは別に、ピストン１１２は、リップ１１２ａ、１１
２ｂを比較的薄くすることによって押しボタン２６の円
筒部２４内における密封式のかつソフトなスライドを保
証し得るよう、例えば低密度ポリエチレンのような、堅
固なまたは半堅固な材料から形成されている。有利に
は、押しボタン２６、カラー４、および、堅固なシェル
８といった、ディスペンサ１０１の他の構成部材は、ポ
リプロピレンのような、堅固な熱可塑性材料から形成さ
れている。
のダクト１１が設けられており、このダクト１１は、頂
部にピストン１１２が付設された中央ダクト１０によっ
て上方に向けて延在している。ピストン１１２には、弾
性変形可能なメンブラン１１６において円に沿ってカッ
ト形成された３つの不連続なスロット１１４ａ〜１１４
ｃが設けられている。メンブラン１１６は、ピストン１
１２の上面上に、適切な弾性材料の、接着、キャッチ係
合、または、二重射出成型により成膜されている。ピス
トン１１２は、全体概形が円筒形状とされており、この
円筒形状の各端部には、環状シールリップ１１２ａ、１
１２ｂ（図５参照）が設けられている。メンブラン１１
６とは別に、ピストン１１２は、リップ１１２ａ、１１
２ｂを比較的薄くすることによって押しボタン２６の円
筒部２４内における密封式のかつソフトなスライドを保
証し得るよう、例えば低密度ポリエチレンのような、堅
固なまたは半堅固な材料から形成されている。有利に
は、押しボタン２６、カラー４、および、堅固なシェル
８といった、ディスペンサ１０１の他の構成部材は、ポ
リプロピレンのような、堅固な熱可塑性材料から形成さ
れている。
【００４６】中央ダクト１０は、座をなす環状エッジ１
１８が設けられた上部を有している。座の直径は、エッ
ジ１１８が、メンブランの非変形状態においてスロット
１１４ａ〜１１４ｃを完全に閉塞するように、選択され
ている。
１８が設けられた上部を有している。座の直径は、エッ
ジ１１８が、メンブランの非変形状態においてスロット
１１４ａ〜１１４ｃを完全に閉塞するように、選択され
ている。
【００４７】メンブラン１１６と環状エッジ１１８と
は、容積可変とされたポンプチャンバ２２内に製品Ｐが
流入することを可能とするためのバルブを形成してい
る。容積可変とされたチャンバ２２内が過剰圧力とされ
たときには、チャンバ２２内に収容された製品は、容器
１０２内に滴下することはない。というのは、スロット
１１４ａ〜１１４ｃのエッジが、座１１８に対して、密
封式に押圧されるからである。１回量の製品が放出され
た後に、チャンバ２２内が減圧とされたときには、スロ
ット１１４ａ〜１１４ｃのエッジは、座１１８から離れ
ることとなり、製品Ｐの所定量が取り出される。
は、容積可変とされたポンプチャンバ２２内に製品Ｐが
流入することを可能とするためのバルブを形成してい
る。容積可変とされたチャンバ２２内が過剰圧力とされ
たときには、チャンバ２２内に収容された製品は、容器
１０２内に滴下することはない。というのは、スロット
１１４ａ〜１１４ｃのエッジが、座１１８に対して、密
封式に押圧されるからである。１回量の製品が放出され
た後に、チャンバ２２内が減圧とされたときには、スロ
ット１１４ａ〜１１４ｃのエッジは、座１１８から離れ
ることとなり、製品Ｐの所定量が取り出される。
【００４８】図６は、図３に示すピストンの実施形態の
変形例である。図６に示すピストン２１２は、ピストン
の各端部に配置された、２つの環状シールリップ２１２
ａ、２１２ｂを備えている。これらリップの厚さは、チ
ャンバの内壁と当接することを意図した端部領域だけが
数百ｍｍの厚さであるように、低減されている。中央開
口２１４が形成された弾性体製のメンブラン２１６は、
ピストンの上面上に、二重射出成型により、または、重
ね成型（overmoulding）により、配置されている。メン
ブランには、開口２１４を起点としてメンブランの周縁
部近傍にまで延在する複数の径方向スロット２１４ａが
カットされている。図３の実施形態と比較すると、図６
に示すピストンは、比較的大量の製品噴霧、および、よ
りフレキシブルな動作に適するよう構成されている。
変形例である。図６に示すピストン２１２は、ピストン
の各端部に配置された、２つの環状シールリップ２１２
ａ、２１２ｂを備えている。これらリップの厚さは、チ
ャンバの内壁と当接することを意図した端部領域だけが
数百ｍｍの厚さであるように、低減されている。中央開
口２１４が形成された弾性体製のメンブラン２１６は、
ピストンの上面上に、二重射出成型により、または、重
ね成型（overmoulding）により、配置されている。メン
ブランには、開口２１４を起点としてメンブランの周縁
部近傍にまで延在する複数の径方向スロット２１４ａが
カットされている。図３の実施形態と比較すると、図６
に示すピストンは、比較的大量の製品噴霧、および、よ
りフレキシブルな動作に適するよう構成されている。
【００４９】しかも、ポンプシステムは、ほんのわずか
のスペースしか占有しないので、ディスペンサに一体化
することが可能である。よって、本発明においては、有
利には、４ｍｍ〜１５ｍｍの直径の好ましくは約５ｍｍ
〜１０ｍｍの直径のピストンを有したポンプが使用され
る。これにより、低い高さとされた特にコンパクトな形
状のディスペンサを得ることができる。したがって、特
に、噴霧ヘッドをとりわけ小さなサイズとすることがで
きる。本発明の他の特徴点は、ディスペンサを特に有利
な価格（低価格）とすることができることである。
のスペースしか占有しないので、ディスペンサに一体化
することが可能である。よって、本発明においては、有
利には、４ｍｍ〜１５ｍｍの直径の好ましくは約５ｍｍ
〜１０ｍｍの直径のピストンを有したポンプが使用され
る。これにより、低い高さとされた特にコンパクトな形
状のディスペンサを得ることができる。したがって、特
に、噴霧ヘッドをとりわけ小さなサイズとすることがで
きる。本発明の他の特徴点は、ディスペンサを特に有利
な価格（低価格）とすることができることである。
【図１】 本発明の第１実施形態によるディスペンサの
軸方向断面を概略的に示す図である。
軸方向断面を概略的に示す図である。
【図２】 図１に示すディスペンサに対応したピストン
を軸方向から見た断面図である。
を軸方向から見た断面図である。
【図３】 図１に示すディスペンサに対応したピストン
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図４】 本発明の第２実施形態によるディスペンサの
軸方向断面を概略的に示す図である。
軸方向断面を概略的に示す図である。
【図５】 図４に示すディスペンサに対応したピストン
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図６】 図３に示すピストンの変形例を示す斜視図で
ある。
ある。
２ａ 上部（開口端） ４ カラー ５ ボウル（キャビティ） ５ａ 外側円筒状側壁 ５ｂ 横方向底部（横方向隔壁） ６ａ グルーブ（固定手段） ６ｂ ビード（端部エッジ） ８ 外側シェル １０ 中央ダクト（取出ダクト） １１ チャネル、取出ダクト １２ｃ 環状係止部 １８ ピン（座） ２２ ポンプチャンバ ２６ 押しボタン ２８ 環状プレート（肩部） ３２ スプリング（弾性復原手段） ３６ 噴霧開口（出口開口） ４０ 噴霧バルブ １０２ａ フォロワピストン １１８ エッジ（座） ２１４ａ 径方向スロット １、１０１ ディスペンサ ２、１０２ 容器 ７、１０７ 噴霧ヘッド １４、２１４ 開口 １１４ａ〜１１４ｃ スロット １２、１１２、２１２ ピストン １６、１１６、２１６ メンブラン（流入バルブ） １２ａ、１２ｂ；１１２ａ、１１２ｂ；２１２ａ、２１
２ｂ シールリップ Ｐ 製品 Ｘ 軸
２ｂ シールリップ Ｐ 製品 Ｘ 軸
Claims (21)
- 【請求項１】 容器（２、１０２）内に収容された、液
体からペーストの粘度とされた製品（Ｐ）を噴霧するた
めのヘッド（７、１０７）であって、 容積可変とされたポンプチャンバ（２２）を内壁によっ
て画成しているボディを有するとともに、ピストン（１
２、１１２、２１２）を備えて構成された流入バルブ
（１６、１１６、２１６）によって閉塞された製品流入
口を有している、軸方向に移動可能な押しボタン（２
６）を具備してなり、 前記ピストンは、前記内壁と当接するための少なくとも
１つのシールリップ（１２ａ、１２ｂ；１１２ａ、１１
２ｂ；２１２ａ、２１２ｂ）を備え、 前記押しボタンは、高位置と低位置との間にわたって変
位し、 前記低位置から前記高位置への移行によって、前記流入
バルブを通して、前記ポンプチャンバ（２２）内へと前
記製品（Ｐ）が取り出され、 前記高位置から前記低位置への移行によって、上記のよ
うにして取り出された製品が、前記チャンバ（２２）の
出口開口（３６）を閉塞するための噴霧バルブ（４０）
を通して放出され、 前記押しボタン（２６）を前記高位置に復帰させるため
の、弾性復原手段（３２）が設けられ、 前記流入バルブ（１６、１１６、２１６）および前記ピ
ストン（１２、１１２、２１２）は、前記容器（２、１
０２）上に搭載されたカラー（４）上に取り付けられ、 前記カラー（４）は、前記容器（２、１０２）に向けて
の前記製品（Ｐ）の一切の戻りを防止するために、前記
流入バルブ（１６、１１６、２１６）のための座（１
８、１１８）を備え、 このような噴霧ヘッド（７、１０７）において、 前記ピストン（１２、１１２、２１２）は、堅固なまた
は半堅固な材料から形成された環状部分によって形成さ
れ、 前記ピストンは、前記環状部分を備えて一体ピースをな
すとともに弾性変形材料からなるメンブランの形態で形
成された中央部分（１６、１１６、２１６）を備え、 前記中央部分には、前記バルブを形成するよう、少なく
とも１つの開口（１４、１１４、２１４）が設けられて
いることを特徴とする噴霧ヘッド。 - 【請求項２】 前記環状部分（１２、１１２、２１２）
は、前記座（１８、１１８）を備えている取出ダクト
（１０）上への、前記ピストンの取付を保証し、 前記環状部分は、前記取出ダクトの外側に配置されてい
ることを特徴とする請求項１記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項３】 少なくとも前記製品（Ｐ）によって前記
ピストン（１２、１１２、２１２）上に圧力がもたらさ
れているときには、前記メンブラン（１６、１１６、２
１６）は、前記座（１８、１１８）に対して、密封式に
取り付けられていることを特徴とする請求項１または２
記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項４】 前記メンブラン（１６、１１６、２１
６）は、前記座（１８、１１８）に対して、恒久的に密
封式に取り付けられていることを特徴とする請求項３記
載の噴霧ヘッド。 - 【請求項５】 前記ピストンの前記環状部分（１２、１
１２、２１２）は、前記ピストンの前記中央部分が前記
座に対して正確に配置されることを保証するよう、係止
部をなす部分（１２ｃ）を備えていることを特徴とする
請求項１〜４のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項６】 前記流入バルブ（１６、１１６、２１
６）および前記環状部分（１２ａ、１２ｂ；１１２ａ、
１１２ｂ；２１２ａ、２１２ｂ）は、２つの相溶性また
は非相溶性材料からなる二重射出成型により形成されて
いることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の
噴霧ヘッド。 - 【請求項７】 前記環状部分（１２ａ、１２ｂ；１１２
ａ、１１２ｂ；２１２ａ、２１２ｂ）は、自由端に向か
うにつれて減少する厚さを有していることを特徴とする
請求項１〜６のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項８】 前記流入バルブ（１６、１１６、２１
６）は、メンブランによって構成され、 該メンブランは、可変厚さを有していることを特徴とす
る請求項１〜７のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項９】 前記弾性変形可能な材料が、弾性体材料
であることを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載
の噴霧ヘッド。 - 【請求項１０】 前記弾性変形可能な材料は、ポリプロ
ピレン／エチレン；ポリエーテルブロックアミド；ポリ
ビニル；エチレン、プロピレン、および、ジエンからな
る三元ポリマー（ＥＰＤＭ）；スチレン−ブタジエンか
らなるシーケンスドポリマー（ＳＢＳ）；スチレン−エ
チレン−ブタジエンからなるシーケンスドポリマー（Ｓ
ＥＢＳ−ＳＩＳ）；熱可塑性のポリウレタン；からなる
コポリマー製弾性体の中から選択された材料である、ま
たは、 ポリプロピレンと、スチレン−エチレン−ブタジエンか
らなるシーケンスドポリマー（ＳＥＢＳ−ＳＩＳ）；エ
チレン、プロピレン、および、ジエンからなる三元ポリ
マー（ＥＰＤＭ）；スチレン−ブタジエンからなるシー
ケンスドポリマー（ＳＢＳ）；のうちの１つと、からな
る混合体からなるコポリマー製弾性体材料である、また
は、 シリコーンゴム、ブチルゴム、または、ニトリルゴム、
ラテックス、または、フッ素を含有した弾性体、といっ
た弾性体の中から選択された材料であることを特徴とす
る請求項１〜９のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項１１】 前記弾性変形可能な材料は、１５〜９
０のショアＡ硬度を有していることを特徴とする請求項
１〜１０のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項１２】 前記堅固なまたは半堅固な材料は、高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、エチレンビニル
アセテートの中から選択された材料であることを特徴と
する請求項１〜１１のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項１３】 前記メンブラン（１６、２１６）に
は、中央に、前記座（１８、１１８）の面積よりも小さ
な面積でもって開口（１４、２１４）が孔開けされ、 前記座は、前記カラー（４）によって形成された取出ダ
クト（１１）の頂部の中央に配置されていることを特徴
とする請求項８〜１２のいずれかに記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項１４】 前記メンブラン（２１６）のうちの、
前記開口（２１４）を囲む領域に、複数の径方向スロッ
ト（２１４ａ）が形成されていることを特徴とする請求
項１３記載の噴霧ヘッド。 - 【請求項１５】 前記メンブラン（１１６）は、複数の
同中心スロット（１１４ａ〜１１４ｃ）を有し、 前記座は、前記カラー（４）によって形成された取出ダ
クト（１１）の頂部環状部分によって形成されているこ
とを特徴とする請求項８〜１２のいずれかに記載の噴霧
ヘッド。 - 【請求項１６】 液体からペーストの粘度とされた製品
（Ｐ）のためのディスペンサ（１、１０１）であって、 請求項１〜１５のいずれかに記載の噴霧ヘッド（７、１
０７）を具備していることを特徴とするディスペンサ。 - 【請求項１７】 前記カラー（４）は、前記軸（Ｘ）方
向を中心としかつ前記噴霧ヘッド（７、１０７）の前記
流入バルブ（１６、１１６、２１６）において開口した
取出ダクト（１１）を備え、 該取出ダクトは、全周にわたって、キャビティ（５）を
なす環状部分によって囲まれており、 前記キャビティは、前記取出ダクトとは反対側が、前記
ディスペンサの固定のための外側環状スカート（６）の
固定手段（６ａ）によって、制限されていることを特徴
とする請求項１６記載のディスペンサ。 - 【請求項１８】 前記キャビティ（５）は、前記取出ダ
クト（１１）と前記外側環状スカートとの間に、横方向
隔壁（５ｂ）を備え、 前記弾性復原手段（３２）は、前記押しボタン（２６）
により形成された肩部（２８）と、前記横方向隔壁と、
の間に配置されていることを特徴とする請求項１７記載
のディスペンサ。 - 【請求項１９】 前記容器（２）は、前記カラー（４）
に連結された開口端（２ａ）を有しかつ前記取出ダクト
（１１）に連通した、フレキシブルな袋によって構成さ
れ、 前記固定手段（６ａ）は、前記袋を収容している堅固な
または半堅固な外側シェル（８）のうちの、端部エッジ
（６ｂ）と協働していることを特徴とする請求項１７ま
たは１８記載のディスペンサ（１）。 - 【請求項２０】 前記容器（１０２）は、前記取出ダク
ト（１１）に連通した堅固なまたは半堅固なシェル
（８）によって構成され、 前記固定手段は、堅固なまたは半堅固な前記外側シェル
のうちの、端部エッジと協働し、 前記容器の底部内には、フォロワピストン（１０２ａ）
が配置されていることを特徴とする請求項１７または１
８記載のディスペンサ（１０１）。 - 【請求項２１】 前記製品（Ｐ）は、クリーム、ゲル、
または、液体ファンデーションであることを特徴とする
請求項１６〜２０のいずれかに記載のディスペンサ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9708468 | 1997-07-02 | ||
| FR9708468A FR2765560B1 (fr) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | Distributeur pour un produit liquide ou pateux comportant des moyens de pompage ameliores |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176883A true JPH1176883A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3392755B2 JP3392755B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=9508850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18529598A Expired - Fee Related JP3392755B2 (ja) | 1997-07-02 | 1998-06-30 | 改良されたポンプ手段を備えた液体製品またはペースト状製品のためのディスペンサ |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6070763A (ja) |
| EP (1) | EP0888823B1 (ja) |
| JP (1) | JP3392755B2 (ja) |
| CN (1) | CN1081589C (ja) |
| AR (1) | AR015922A1 (ja) |
| CA (1) | CA2241341C (ja) |
| DE (1) | DE69809135T2 (ja) |
| ES (1) | ES2186982T3 (ja) |
| FR (1) | FR2765560B1 (ja) |
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| FR2789371B1 (fr) * | 1999-02-05 | 2001-04-27 | Sofab | Distributeur de produits chimiquement instables |
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