JPH117645A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH117645A
JPH117645A JP9159945A JP15994597A JPH117645A JP H117645 A JPH117645 A JP H117645A JP 9159945 A JP9159945 A JP 9159945A JP 15994597 A JP15994597 A JP 15994597A JP H117645 A JPH117645 A JP H117645A
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JP
Japan
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data
optical disk
writing
power value
recording power
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Pending
Application number
JP9159945A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sato
晋一 佐藤
Atsushi Motohashi
敦 本橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH117645A publication Critical patent/JPH117645A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み可能な光ディスクに対するデータの
書き込み回数に関係無く、常にデータ書き込み時の最適
記録パワー値を得られるようにする。 【解決手段】 ドライブコントローラ7は、データ書き
込み時に、書き換え可能な光ディスク1に試し書きを実
行済みか否かを判断し、試し書きを実行済みでなけれ
ば、書き換え可能な光ディスク1のデータ未書込領域を
検索し、そのデータ未書込領域で試し書きを実行し、そ
の試し書きによって得られた最適記録パワー値でデータ
を書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−RWディ
スク等の書き換え可能な光ディスクにデータを書き込む
光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−Rディスク等の追記型光デ
ィスクやCD−RWディスク等の書き換え可能な光ディ
スクにデータを記録する光ディスク装置が多用されてい
る。CD−Rディスク等の追記型光ディスクやCD−R
Wディスク等の書き換え可能な光ディスクには、オレン
ジブックなどの規格書に基づいて、データ書き込み時の
最適記録パワー値を求めるために試し書き(OPC)を
行なうパワーキャリブレーションエリア(PCA)が設
けられており、上述の光ディスク装置では、光ディスク
の交換直後や電源ON直後にPCAへの試し書きによっ
て最適記録パワー値を求め、その最適記録パワー値でデ
ータを記録している。
【0003】また、上記PCAには99エリアしか設け
られていないので、PCAを3分割してOPCを行なえ
る回数を増やせるようにした光ディスク装置(例えば、
特開平7−287847号公報参照)も提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CD−
Rディスク等の書き換え可能な光ディスクでは、データ
を何度も書き込むことができるので、上述のような使用
回数が限られるPCAに試し書きを行なうようにする
と、じきにデータ書き込み時の最適記録パワー値を求め
ることができなくなるという問題があった。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、書き込み可能な光ディスクに対するデータの書
き込み回数に関係無く、常にデータ書き込み時の最適記
録パワー値を得られるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光ディスクにデータを書き込む光ディス
ク装置において、書き換え可能な光ディスクのデータ未
書込領域に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適
記録パワー値を求める手段を設けたものである。
【0007】また、光ディスクにデータを書き込む光デ
ィスク装置において、書き換え可能な光ディスクのデー
タ未書込領域に予め試し書き用領域を確保する手段と、
その手段によって確保された試し書き用領域に試し書き
を行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求め
る手段を設けるとよい。
【0008】さらに、光ディスクにデータを書き込む光
ディスク装置において、書き換え可能な光ディスクのデ
ータ書き込み先の領域又はデータ書き換えの領域に試し
書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を
求める手段を設けるとよい。
【0009】また、光ディスクにデータを書き込む光デ
ィスク装置において、書き込み可能な光ディスクのデー
タ未書込領域に試し書きを行なってデータ書き込み時の
最適記録パワー値を求める手段と、その手段によって求
めた最適記録パワー値に自装置の装置識別情報と前記書
き込み可能な光ディスクのディスク識別情報を対応させ
て記憶する最適記録パワー値記憶手段と、上記書き込み
可能な光ディスクに上記装置識別情報及びディスク識別
情報を記録する手段と、書き込み可能な光ディスクにデ
ータを記録するとき、その書き込み可能な光ディスクに
記録された装置識別情報及びディスク識別情報を読み出
し、上記最適記録パワー値記憶手段から上記装置識別情
報及びディスク識別情報に対応する最適記録パワー値を
読み出し、その最適記録パワー値に基づいてデータを記
録する手段を設けるとよい。
【0010】さらに、上記最適記録パワー値記憶手段に
上記装置識別情報及びディスク識別情報に対応する最適
記録パワー値が記憶されていないとき、上記装着された
書き込み可能な光ディスクのデータ未書込領域に試し書
きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求
める手段を設けるとよい。
【0011】また、光ディスクにデータを書き込む光デ
ィスク装置において、書き込み可能な光ディスクのデー
タ未書込領域に試し書きを行なってデータ書き込み時の
最適記録パワー値を求める手段と、その手段による試し
書きのときの試書時温度を測定する手段と、その手段に
よって測定した試書時温度に上記最適記録パワー値と自
装置の装置識別情報と上記書き込み可能な光ディスクの
ディスク識別情報を対応させて記憶する最適記録パワー
値記憶手段と、上記書き込み可能な光ディスクに上記装
置識別情報及びディスク識別情報を記録する手段と、書
き込み可能な光ディスクにデータを記録するときの記録
時温度を測定する手段と、上記書き込み可能な光ディス
クに記録された装置識別情報及びディスク識別情報を読
み出し、上記最適記録パワー値記憶手段から上記装置識
別情報及びディスク識別情報に対応する試書時温度を読
み出し、その試書時温度と上記記録時温度との温度差を
求める手段と、その手段によって求めた温度差が予め設
定した値を超えているとき、上記最適記録パワー値記憶
手段から上記試書時温度に対応する最適記録パワー値を
読み出し、その最適記録パワー値を上記温度差に基づい
て補正する手段と、その手段によって補正した最適記録
パワー値によってデータを記録する手段を設けるとよ
い。
【0012】さらに、上記ディスク識別情報を、書き込
み可能な光ディスクの製造メーカ又はディスク種類毎に
固有の情報にするとよい。
【0013】この発明の請求項1による光ディスク装置
は、書き換え可能な光ディスクのデータ未書込領域に試
し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値
を求めるので、書き換え可能な光ディスクのデータ未書
込領域を用いて何度でも試し書きができ、データの書き
換え回数に関係無く、常にデータ書き込み時の最適記録
パワー値を得ることができる。
【0014】また、この発明の請求項2による光ディス
ク装置は、書き換え可能な光ディスクのデータ未書込領
域に予め試し書き用領域を確保し、その試し書き用領域
に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワ
ー値を求めるので、データの記録によって試し書きを行
なうためのデータ未書込領域が無くならずに済む。
【0015】さらに、この発明の請求項3による光ディ
スク装置は、書き換え可能な光ディスクのデータ書き込
み先の領域又はデータ書き換えの領域に試し書きを行な
ってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求めるの
で、予め試し書きを行なう領域を確保しなくても試し書
きを行なうための領域が無くならずに済む。また、デー
タの書き込み先の領域で試し書きを行なって最適記録パ
ワー値を求められるので、最適記録パワー値の精度を向
上させることができる。
【0016】また、この発明の請求項4による光ディス
ク装置は、書き込み可能な光ディスクのデータ未書込領
域に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パ
ワー値を求め、その最適記録パワー値に自装置の装置識
別情報と書き込み可能な光ディスクのディスク識別情報
を対応させて記憶し、書き込み可能な光ディスクに上記
装置識別情報及びディスク識別情報を記録して、書き込
み可能な光ディスクを装着してデータを記録するとき、
その書き込み可能な光ディスクに記録された装置識別情
報及びディスク識別情報に対応する最適記録パワー値を
読み出し、その最適記録パワー値に基づいてデータを記
録するので、データの記録の度に試し書きを行なわなく
ても常に最適記録パワー値を得られるので、書き込み可
能な光ディスク上の試し書き領域を節約できる。
【0017】さらに、この発明の請求項5による光ディ
スク装置は、上記装置識別情報及びディスク識別情報に
対応する最適記録パワー値が記憶されていないとき、装
着された書き込み可能な光ディスクのデータ未書込領域
に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワ
ー値を求めるので、再度試し書きを行なわなくても常に
最適記録パワー値を得ることができ、書き込み可能な光
ディスク上の試し書き領域を節約できる。
【0018】また、この発明の請求項6による光ディス
ク装置は、書き込み可能な光ディスクのデータ未書込領
域に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パ
ワー値を求め、その試し書きのときの試書時温度を測定
し、その試書時温度に上記最適記録パワー値と自装置の
装置識別情報と上記書き込み可能な光ディスクのディス
ク識別情報を対応させて記憶し、上記書き込み可能な光
ディスクに上記装置識別情報及びディスク識別情報を記
録して、書き込み可能な光ディスクを装着してデータを
記録するときの記録時温度を測定し、その書き込み可能
な光ディスクに記録された装置識別情報及びディスク識
別情報を読み出し、その装置識別情報及びディスク識別
情報に対応する試書時温度を読み出し、その試書時温度
と上記記録時温度との温度差を求め、その温度差が予め
設定した値を超えているとき、上記試書時温度に対応す
る最適記録パワー値を読み出し、その最適記録パワー値
を上記温度差に基づいて補正し、その補正した最適記録
パワー値によってデータを記録するので、データ記録時
と試し書き時の温度に最適記録パワー値が変化するだけ
の温度差があった場合、再度試し書きを行なわなくて
も、試し書き時との温度差に基づいて補正した最適記録
パワー値を得られるので、常に温度変化に応じた最適な
データ記録条件を設定することができ、書き込み可能な
光ディスク上の試し書き領域を節約できる。
【0019】さらに、この発明の請求項7による光ディ
スク装置は、上記ディスク識別情報を、書き込み可能な
光ディスクの製造メーカ又はディスク種類毎に固有の情
報にするので、記録後にジッタ・エラーレートが急激に
劣化しても、再生できなくなる事態を回避できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図
である。この光ディスク装置は、CD−RWディスク等
の書き換え可能な光ディスク1を所定の回転速度で回転
させるモータ2と、そのモータ2の回転数を変えること
によって回転速度を制御する回転制御部3を備えてい
る。
【0021】また、書き換え可能な光ディスク1の記録
面にデータ記録時とデータ再生時の半導体レーザ(レー
ザ光)Lを照射する光ピックアップ4と、光ピックアッ
プ4を書き換え可能な光ディスク1の半径方向に移動さ
せるアクチュエータ制御部5と、光ピックアップ4から
の信号を検出する信号制御部6を備えている。
【0022】さらに、CPUと、そのCPUが実行する
各種の制御プログラムを格納したROMと、そのCPU
が各種の処理を行なうときに使用する記憶エリアのRA
M等のメモリからなるマイクロコンピュータによって実
現され、この光ディスク装置全体の制御を司り、この発
明に係る書き換え可能な光ディスク1の所定領域に試し
書き(OPC)を行なってデータ記録時の最適記録パワ
ー値を求める処理を実行し、その最適記録パワー値によ
って書き換え可能な光ディスク1にデータを記録するド
ライブコントローラ7を備えている。さらにまた、ドラ
イブコントローラ7から送られる指示によって光ピック
アップ4のレーザ光の照射を制御するレーザ駆動回路8
を備えている。
【0023】すなわち、上記ドライブコントローラ7
が、書き換え可能な光ディスクのデータ未書込領域に試
し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値
を求める手段の機能を果たす。
【0024】次に、この光ディスク装置のデータの記録
と再生時の動作の概略について説明する。書き換え可能
な光ディスク1にデータを記録するとき、ドライブコン
トローラ7が、回転制御部3に回転速度を指定し、アク
チュエータ制御部5に書き換え可能な光ディスク1上の
書き込み位置を指定し、レーザ駆動回路8にプリギャッ
プ,パワーキャリブレーションエリア,プログラムメモ
リエリアのデータ,ユーザデータを送出する。
【0025】回転制御部3は、モータ2をドライブコン
トローラ7からの指定に基づく所定の回転速度で回転駆
動させ、その回転速度で書き換え可能な光ディスク1を
回転させる。また、アクチュエータ制御部5は、光ピッ
クアップ4をドライブコントローラ7から指定された書
き込み位置に移動させる。そして、レーザ駆動回路8に
よって書き換え可能な光ディスク1上の記録面にレーザ
光Lを照射してドライブコントローラ7から受け取った
データを記録する。
【0026】一方、書き換え可能な光ディスク1に記録
されているデータを再生するとき、ドライブコントロー
ラ7からの再生出力値でレーザ駆動回路8が光ピックア
ップ4からレーザ光Lを照射し、その反射光に応じた信
号を信号制御部6が検出してドライブコントローラ7へ
送って各種のデータを再生する。
【0027】次に、この光ディスク装置における書き換
え可能な光ディスク1のデータ未書込領域に試し書きを
行なって最適記録パワー値を求める処理について説明す
る。図2は、その処理を示すフローチャートである。
【0028】この処理は、データ書き込み時に、ステッ
プ(図中「S」で示す)1で書き換え可能な光ディスク
の交換や光ディスク装置の電源ONにより、書き換え可
能な光ディスクにOPC(試し書き)を実行済みか否か
を判断する。
【0029】ステップ1の判断でOPCを実行済みでな
ければ、ステップ2へ進んで(書き換え可能な)光ディ
スクの(データ)未書込領域を検索し、ステップ3へ進
んで光ディスクから検索された未書込領域でOPCを実
行し、ステップ4へ進んでOPCによって得られた最適
記録パワー値でデータを書き込む。一方、ステップ1の
判断でOPCを実行済みなら、ステップ4へ進んでOP
Cによって得られた最適記録パワー値でデータを書き込
む。
【0030】このようにして、書き換え可能な光ディス
ク1上のデータ未書込領域に試し書きを行なうので、デ
ータの書き換え回数に関係無く、常にデータ書き込み時
の最適記録パワー値を得ることができる。
【0031】ところで、上述の光ディスク装置では、書
き換え可能な光ディスク1上の全領域やほとんどの部分
にデータが書き込まれると、データ書き換え時のデータ
未書込領域がなくなり、試し書きが行なえなくなるの
で、書き換え可能な光ディスク1に予め試し書き用の領
域を確保し、データの追記によって試し書き用の領域が
無くならないようにするとよい。
【0032】そこで、上記ドライブコントローラ7が、
書き換え可能な光ディスクのデータ未書込領域に予め試
し書き用領域を確保する手段と、その手段によって確保
された試し書き用領域に試し書きを行なってデータ書き
込み時の最適記録パワー値を求める手段の機能を果たす
ようにする。
【0033】次に、この光ディスク装置における書き換
え可能な光ディスク1上に予め確保した試し書き用領域
に試し書きを行なって最適記録パワー値を求める処理に
ついて説明する。図3は、処理を示すフローチャートで
ある。
【0034】この処理は、データ書き込み時に、ステッ
プ(図中「S」で示す)11で書き換え可能な光ディス
クの交換や光ディスク装置の電源ONにより、書き換え
可能な光ディスクにOPC(試し書き)を実行済みか否
かを判断する。
【0035】ステップ11の判断でOPCを実行済みで
なければ、ステップ12へ進んで書き換え可能な光ディ
スク上にOPC用領域(試し書き用領域)が有るか否か
を判断して、無ければステップ13へ進んで(書き換え
可能な)光ディスクの(データ)未書込領域にOPC用
領域を確保し、ステップ14へ進んで未書込領域に確保
したOPC用領域でOPCを実行し、ステップ15へ進
んでOPCによって得られた最適記録パワー値でデータ
を書き込む。
【0036】一方、ステップ12の判断で書き換え可能
な光ディスク上にOPC用領域が有れば、ステップ14
へ進んで未書込領域に確保したOPC用領域でOPCを
実行し、ステップ15へ進んでOPCによって得られた
最適記録パワー値でデータを書き込む。
【0037】このようにして、書き換え可能な光ディス
ク1のデータ未書込領域に予めOPC用領域を確保する
ので、データ未書込領域にOPCを行なうための空きが
無くなる恐れが無く、データ書き込み時に常に試し書き
を行なって最適記録パワー値を得ることができる。
【0038】ところで、上述の光ディスク装置におい
て、データを書き込む領域で試し書きを行なうようにす
れば、予めOPC用領域を確保しなくても常に試し書き
を行なうことができ、記録領域を無駄無く有効に活用す
ることができる。そこで、上記ドライブコントローラ7
が、書き換え可能な光ディスクのデータ書き込み先の領
域又はデータ書き換えの領域に試し書きを行なってデー
タ書き込み時の最適記録パワー値を求める手段の機能を
果たすようにすると良い。
【0039】次に、この光ディスク装置における書き換
え可能な光ディスク1上のデータ書込領域に試し書きを
行なって最適記録パワー値を求める処理について説明す
る。図4は、その処理を示すフローチャートである。
【0040】この処理は、データ書き込み時、ステップ
(図中「S」で示す)21でデータ書込領域でOPCを
実行し、ステップ22へ進んでOPCで得られた最適記
録パワー値でデータを書き込む。
【0041】このようにして、データを記録する領域で
試し書きを行なって最適記録パワー値を求めるので、予
め記録領域に試し書き用の領域を確保することによって
データを記録する領域を減らさずに済み、記録領域を有
効に活用できる。
【0042】また、データの書込位置に合った最適記録
パワー値を得ることができる。さらに、同じ領域に何度
も試し書きしなくて済むので、記録領域の劣化を防止す
ることができ、試し書きによって最適記録パワー値を正
確に求めることができる。
【0043】次に、この発明の光ディスク装置の他の実
施形態について説明する。図5は、この発明の他の実施
形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図であ
る。この光ディスク装置11は、CD−Rディスク,C
D−RWディスク等の書き込み可能な光ディスク18に
対してデータ記録時にはレーザ(LD)光を照射してデ
ータを記録し、データ再生時には再生パワー値でLD光
を照射し、その反射光に基づいてデータを再生する制御
を行なうリード・ライト制御部16と、パーソナルコン
ピュータ等の上位装置とのインタフェースの制御を行な
うインタフェース(I/F)制御部12を備えている。
【0044】また、この装置全体の制御を司り、書き込
み可能な光ディスク18に対するデータの記録及び再生
する処理や、この発明に係る処理を行なうCPU13
と、CPU13が各種の処理を実行するための制御ソフ
トウェアプログラムを格納したROM14を備えてい
る。
【0045】さらに、書き込み可能な光ディスク18の
最適記録パワー値を自装置の識別情報であるドライブI
Dと、書き込み可能な光ディスク18の識別情報である
ディスクIDと、試し書き(OPC)時の温度であるO
PC時温度とを対応させて記憶する電気的に書き換え可
能な不揮発性メモリ15と、試し書き時の書き込み可能
な光ディスク18周辺の温度を測定する温度センサ17
を備えている。
【0046】すなわち、上記CPU13とリード・ライ
ト制御部16が、書き込み可能な光ディスクのデータ未
書込領域に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適
記録パワー値を求める手段の機能を果たす。また、上記
不揮発性メモリ15が、上記求めた最適記録パワー値に
自装置の装置識別情報と上記書き込み可能な光ディスク
のディスク識別情報を対応させて記憶する最適記録パワ
ー値記憶手段の機能を果たす。さらに、上記CPU13
とリード・ライト制御部16が、上記書き込み可能な光
ディスクに上記装置識別情報及びディスク識別情報を記
録する手段の機能を果たす。
【0047】また、上記CPU13,不揮発性メモリ1
5,リード・ライト制御部16が、書き込み可能な光デ
ィスクを装着してデータを記録するとき、その書き込み
可能な光ディスクに記録された装置識別情報及びディス
ク識別情報を読み出し、上記最適記録パワー値記憶手段
から上記装置識別情報及びディスク識別情報に対応する
最適記録パワー値を読み出し、その最適記録パワー値に
基づいてデータを記録する手段の機能を果たす。
【0048】さらに、上記CPU13とリード・ライト
制御部16が、上記最適記録パワー値記憶手段に上記装
置識別情報及びディスク識別情報に対応する最適記録パ
ワー値が記憶されていないとき、上記装着された書き込
み可能な光ディスクのデータ未書込領域に試し書きを行
なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求める手
段の機能を果たす。
【0049】次に、予め書き込み可能な光ディスクの最
適記録パワー値を求めて記憶するときの処理について説
明する。この処理は、CPU13が、書き込み可能な光
ディスク18が挿入されたとき、その書き込み可能な光
ディスク18にドライブIDとディスクIDが記録され
ていなければ、データ未書込領域に試し書きを行なって
データ書き込み時の最適記録パワー値を求め、その最適
記録パワー値に自装置のドライブIDとディスクIDを
対応させて不揮発性メモリ15に記憶し、さらに、書き
込み可能な光ディスク18に上記ドライブIDとディス
クIDを記録する。
【0050】次に、予め不揮発性メモリに記憶した最適
記録パワー値でデータを記録する処理について説明す
る。図6は、その処理を示すフローチャートである。こ
の処理は、書き込み可能な光ディスクに対するデータ記
録が指示されたとき、ステップ(図中「S」で示す)3
1で光ディスクに記録されているドライブID(装置識
別情報)とディスクID(ディスク識別情報)を読み出
し、ステップ32へ進んで不揮発性メモリに記憶済みか
否かを判断する。
【0051】ステップ32の判断で不揮発性メモリに該
当するドライブIDとディスクIDがなければ、ステッ
プ33へ進んで書き込み可能な光ディスクのデータ未書
込領域にOPC(試し書き)を行なってデータ書き込み
時の最適記録パワー値を求め、その試し書きのときのO
PC時温度(試書時温度)を測定し、ステップ34へ進
んで上記測定したOPC時温度に上記最適記録パワー値
とドライブIDとディスクIDを対応させて不揮発性メ
モリに記憶する。
【0052】さらに、ステップ35へ進んで書き込み可
能な光ディスクに上記ドライブIDとディスクIDを記
録し、ステップ36へ進んで書き込み可能な光ディスク
に対して不揮発性メモリに記憶された最適記録パワー値
でデータを記録する。
【0053】また、ステップ32の判断で不揮発性メモ
リに該当するドライブID,ディスクIDがあれば、ス
テップ36へ進んで書き込み可能な光ディスクに対して
不揮発性メモリに記憶された最適記録パワー値でデータ
を記録する。
【0054】このようにして、書き込み可能な光ディス
ク18にデータを記録するとき、不揮発性メモリ15か
らその書き込み可能な光ディスク18に記録されている
ドライブIDとディスクIDに対応する最適記録パワー
値を読み出し、その最適記録パワー値でデータを記録す
るので、データを記録する度に試し書きを行なわなくて
も最適記録パワー値を得ることができ、試し書きのため
の領域を節約することができる。
【0055】ところで、上述した光ディスク装置では、
データ記録時の温度が不揮発性メモリ15に記憶した最
適記録パワー値を求めた試し書き時の温度と異なる場
合、データ記録には最適な記録パワー値にならなくな
り、記録したデータが再生できなくなる恐れが有る。そ
こで、上述の光ディスク装置において、不揮発性メモリ
15に記憶した最適記録パワー値を、データ記録時の温
度に応じて補正した値でデータを記録できるようにする
と良い。
【0056】すなわち、上記CPU13とリード・ライ
ト制御部16が、書き込み可能な光ディスクのデータ未
書込領域に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適
記録パワー値を求める手段の機能を果たす。また、上記
温度センサ17が、上記試し書きのときの試書時温度を
測定する手段の機能を果たす。さらに、上記不揮発性メ
モリ15が、上記手段によって測定した試書時温度に上
記最適記録パワー値と自装置の装置識別情報と上記書き
込み可能な光ディスクのディスク識別情報を対応させて
記憶する最適記録パワー値記憶手段の機能を果たす。そ
して、上記CPU13とリード・ライト制御部16が、
書き込み可能な光ディスクに上記装置識別情報及びディ
スク識別情報を記録する手段の機能を果たす。
【0057】また、上記温度センサ17が、書き込み可
能な光ディスクを装着してデータを記録するときの記録
時温度を測定する手段の機能を果たす。さらに、上記C
PU13と不揮発性メモリ15とリード・ライト制御部
16が、上記書き込み可能な光ディスクに記録された装
置識別情報及びディスク識別情報を読み出し、上記最適
記録パワー値記憶手段から前記装置識別情報及びディス
ク識別情報に対応する試書時温度を読み出し、その試書
時温度と上記記録時温度との温度差を求める手段と、そ
の手段によって求めた温度差が予め設定した値を超えて
いるとき、上記最適記録パワー値記憶手段から上記試書
時温度に対応する最適記録パワー値を読み出し、その最
適記録パワー値を上記温度差に基づいて補正する手段
と、その手段によって補正した最適記録パワー値によっ
てデータを記録する手段の機能を果たす。
【0058】次に、書き込み可能な光ディスクの最適記
録パワー値を求めて試し書き時の温度と共に記憶すると
きの処理について説明する。この処理は、CPU13
が、書き込み可能な光ディスク18が挿入されたとき、
その書き込み可能な光ディスク18にドライブIDとデ
ィスクIDが記録されていなければ、データ未書込領域
に試し書きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワ
ー値を求め、温度センサ17によって試し書き時の温
度:OPC時(試書時)温度を測定し、その最適記録パ
ワー値に自装置のドライブIDとディスクIDとOPC
時温度とを対応させて不揮発性メモリ15に記憶し、さ
らに、書き込み可能な光ディスク18に上記ドライブI
DとディスクIDを記録する。
【0059】次に、データ記録時の温度に応じて不揮発
性メモリに記憶した最適記録パワー値を補正して記録す
る処理について説明する。図7は、その処理を示すフロ
ーチャートである。
【0060】この処理は、データ記録時、ステップ(図
中「S」で示す)41でデータ記録時の温度:記録時温
度を測定し、ステップ42へ進んで書き込み可能な光デ
ィスクに記録されているドライブIDとディスクIDに
該当するOPC時(試書時)温度を不揮発性メモリから
読み出し、不揮発性メモリに記憶されているOPC時温
度とデータ記録時の記録時温度との温度差を算出する。
【0061】ステップ43へ進んで上記温度差が予め設
定した所定値を超えているか否かを判断して、超えてい
れば、ステップ44へ進んで不揮発性メモリに記憶され
ている上記試書時温度に対応する最適記録パワー値を温
度補正した記録パワー値を算出し、ステップ45へ進ん
でその算出した記録パワー値でデータを記録する。
【0062】また、ステップ43の判断で上記温度差が
予め設定した所定値を超えていいなければ、ステップ4
6へ進んで不揮発性メモリに記憶されている上記試書時
温度に対応する最適記録パワー値でデータを記録する。
【0063】なお、上記最適記録パワー値の温度補正す
る処理は、光ディスク毎に決められた温度補正係数と温
度差とによって決定される値を、試し書きによって得ら
れた最適記録パワー値に加算又は減算するとよい。
【0064】このようにして、予め不揮発性メモリ15
に記憶した最適記録パワー値をデータ記録時の温度に応
じて補正し、その補正した記録パワー値でデータを記録
するので、データ記録時の温度変化に応じて常に最適な
記録パワー値で記録することができ、データ記録時の温
度が試し書きと比べて変化した場合でも、再度試し書き
を行なわなくても最適記録パワー値を得られるので、試
し書きの為の領域を節約できる。
【0065】さらに、上述したディスクIDは、例え
ば、オレンジブックでは6桁の数字を記録するように規
定されているが、その上1桁目に光ディスクの種類(C
D−Rディスク,CD−RWディスク)を識別できる値
を設定し、上2桁目に光ディスクのメーカーを識別でき
る値を設定すると良い。すなわち、上記ディスクID
を、書き込み可能な光ディスクの製造メーカ又はディス
ク種類毎に固有の情報にする。
【0066】このようにして、書き込み可能な光ディス
クと不揮発性メモリに記憶するディスクIDを製造メー
カ又はディスク種類毎に固有の情報にするので、記録後
にジッタ・エラーレートが急激に劣化しても、再生でき
なくなる事態を回避できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る光ディスク装置によれば、光ディスクに対するデータ
の書き込み回数に関係無く、常にデータ書き込み時の最
適記録パワー値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である光ディスク装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置が書き換え可能な光ディ
スクのデータ未書込領域に試し書きを行なって最適記録
パワー値を求める処理を示すフローチャートである。
【図3】図1の光ディスク装置が書き換え可能な光ディ
スク上に予め確保した試し書き用領域によって最適記録
パワー値を求める処理を示すフローチャートである。
【図4】図1の光ディスク装置が書き換え可能な光ディ
スク上のデータ書込領域によって最適記録パワー値を求
める処理を示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施形態である光ディスク装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の光ディスク装置の書き込み可能な光ディ
スクに対するデータ記録処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】図5の光ディスク装置の書き込み可能な光ディ
スクに対する他のデータ記録処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1:書き換え可能な光ディスク 2:モータ 3:回転制御部 4:光ピックアップ 5:アクチュエータ制御部 6:信号制御部 7:ドライブコントローラ 8:レーザ駆動回路 11:光ディスク装置 12:インタフェース(I/F)制御部 13:CPU 14:ROM 15:不揮発性メモリ 16:リード・ライト制御部 17:温度センサ 18:書き込み可能な光ディスク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにデータを書き込む光ディス
    ク装置において、 書き換え可能な光ディスクのデータ未書込領域に試し書
    きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求
    める手段を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクにデータを書き込む光ディス
    ク装置において、 書き換え可能な光ディスクのデータ未書込領域に予め試
    し書き用領域を確保する手段と、該手段によって確保さ
    れた試し書き用領域に試し書きを行なってデータ書き込
    み時の最適記録パワー値を求める手段とを設けたことを
    特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクにデータを書き込む光ディス
    ク装置において、 書き換え可能な光ディスクのデータ書き込み先の領域又
    はデータ書き換えの領域に試し書きを行なってデータ書
    き込み時の最適記録パワー値を求める手段を設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクにデータを書き込む光ディス
    ク装置において、 書き込み可能な光ディスクのデータ未書込領域に試し書
    きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求
    める手段と、該手段によって求めた最適記録パワー値に
    自装置の装置識別情報と前記書き込み可能な光ディスク
    のディスク識別情報を対応させて記憶する最適記録パワ
    ー値記憶手段と、前記書き込み可能な光ディスクに前記
    装置識別情報及びディスク識別情報を記録する手段と、 書き込み可能な光ディスクにデータを記録するとき、そ
    の書き込み可能な光ディスクに記録された装置識別情報
    及びディスク識別情報を読み出し、前記最適記録パワー
    値記憶手段から前記装置識別情報及びディスク識別情報
    に対応する最適記録パワー値を読み出し、その最適記録
    パワー値に基づいてデータを記録する手段とを設けたこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光ディスク装置におい
    て、 前記最適記録パワー値記憶手段に前記装置識別情報及び
    ディスク識別情報に対応する最適記録パワー値が記憶さ
    れていないとき、前記装着された書き込み可能な光ディ
    スクのデータ未書込領域に試し書きを行なってデータ書
    き込み時の最適記録パワー値を求める手段を設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクにデータを書き込む光ディス
    ク装置において、 書き込み可能な光ディスクのデータ未書込領域に試し書
    きを行なってデータ書き込み時の最適記録パワー値を求
    める手段と、該手段による試し書きのときの試書時温度
    を測定する手段と、該手段によって測定した試書時温度
    に前記最適記録パワー値と自装置の装置識別情報と前記
    書き込み可能な光ディスクのディスク識別情報を対応さ
    せて記憶する最適記録パワー値記憶手段と、前記書き込
    み可能な光ディスクに前記装置識別情報及びディスク識
    別情報を記録する手段と、 書き込み可能な光ディスクにデータを記録するときの記
    録時温度を測定する手段と、前記書き込み可能な光ディ
    スクに記録された装置識別情報及びディスク識別情報を
    読み出し、前記最適記録パワー値記憶手段から前記装置
    識別情報及びディスク識別情報に対応する試書時温度を
    読み出し、その試書時温度と前記記録時時温度との温度
    差を求める手段と、該手段によって求めた温度差が予め
    設定した値を超えているとき、前記最適記録パワー値記
    憶手段から前記試書時温度に対応する最適記録パワー値
    を読み出し、その最適記録パワー値を前記温度差に基づ
    いて補正する手段と、該手段によって補正した最適記録
    パワー値によってデータを記録する手段とを設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスク識別情報が、書き込み可能
    な光ディスクの製造メーカ又はディスク種類毎に固有の
    情報である請求項4乃至6のいずれか一項に記載の光デ
    ィスク装置。
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