JPH1176175A - 赤外線体温計 - Google Patents

赤外線体温計

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JPH1176175A
JPH1176175A JP9307962A JP30796297A JPH1176175A JP H1176175 A JPH1176175 A JP H1176175A JP 9307962 A JP9307962 A JP 9307962A JP 30796297 A JP30796297 A JP 30796297A JP H1176175 A JPH1176175 A JP H1176175A
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    • G01J5/14Electrical features thereof
    • G01J5/16Arrangements with respect to the cold junction; Compensating influence of ambient temperature or other variables

Abstract

(57)【要約】 【課題】待機時間中等に時間の経過を簡単に知ることが
できる赤外線体温計を提供すること。 【解決手段】本発明は、耳内のような測定部位から発せ
られる赤外線の強度を検出して体温を測定する耳式赤外
線体温計であり、複数のセグメント51〜53から構成
されるシンボルマーク50を液晶表示等により表示し得
る表示部を有している。待機時間中は、まず、第1セグ
メント51が所定時間点灯または点滅し、次いで第1セ
グメント51および第2セグメント52が所定時間点灯
または点滅し、待機時間が終了したら、全てのセグメン
ト51〜53が点灯または点滅するような表示形態をと
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線体温計、特
に耳内から発せられる赤外線を検出して体温を測定する
耳式体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等の医療機関や家庭などで体
温の測定を行う体温計として、耳腔(外耳道)内にプロ
ーブ(検温部)を挿入し、鼓膜から放射される赤外線
(熱線)を検出し、その赤外線の強度によって体温を測
定する耳式体温計が提案されている。
【0003】この耳式体温計では、例えば複数の患者の
体温を測定する場合に、感染防止等の衛生管理上の問題
から、プローブを被覆し、検温の度に交換される使い捨
てのプローブカバーがプローブに装着される。
【0004】このような耳式体温計では、実際に温度を
測定する時間は、1〜2秒程度と短時間であるが、その
他、体温測定から次回の体温測定までの間に、測定に必
要な待機時間を要していた。そして、この待機時間中で
あること、または待機時間が終了したことを知らせるた
めに、表示部に表示がなされていた。この表示は、例え
ば、待機時間中に点灯する「WAIT」の文字や、待機
時間終了時に点灯するマークであった(特開平8−14
5800公報、特開平2−35322号公報)。
【0005】しかし、このような表示では、単に、待機
中であることまたは待機時間が終了したことを知ること
はできるが、時間の経過を簡単に知ることができず、待
機時間がいつ終わるのか、残り時間がどのくらいあるの
か等がわからず、不安感や待機の苦痛を生じさせるとい
う欠点がある。
【0006】また、幼児、子供の体温を測定する場合、
待機時間中おとなしく待つことができず、体温測定に支
障を来すこともある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、待機
時間中等に時間の経過を簡単に知ることができる赤外線
体温計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0009】(1) 測定部位から発せられる赤外線の
強度を検出して体温を測定する赤外線体温計において、
複数のセグメントから構成されるシンボルマークを表示
し得る表示部を有し、点灯または点滅するセグメントの
個数が経時的に変化するような前記シンボルマークの表
示形態を備えていることを特徴とする赤外線体温計。
【0010】(2) 測定部位から発せられる赤外線の
強度を検出して体温を測定する赤外線体温計において、
複数のセグメントから構成されるシンボルマークを表示
し得る表示部を有し、点灯または点滅するセグメントの
個数が経時的に増加し、全てのセグメントが点灯または
点滅するに至るような前記シンボルマークの表示形態を
備えていることを特徴とする赤外線体温計。
【0011】(3) タイマーを備え、該タイマーによ
り時間を計測中に前記表示形態が現れる上記(1)また
は(2)に記載の赤外線体温計。
【0012】(4) 環境温度を測定する温度測定手段
を有し、該温度測定手段による環境温度またはその変化
の測定中に、前記表示形態が現れる上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の赤外線体温計。
【0013】(5) 環境温度の変化に応じて測定値を
補正する補正手段を有する上記(4)に記載の赤外線体
温計。
【0014】(6) 前記補正手段は、環境温度の変化
が小さい場合、補正量を実質的に0とする上記(5)に
記載の赤外線体温計。
【0015】(7) 前記補正手段による補正量に上限
値および/または下限値を有する上記(5)または
(6)に記載の赤外線体温計。
【0016】(8) 体温測定終了後、次回の体温測定
が可能となるまでの待機時間中に、前記表示形態が現れ
る上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の赤外線体
温計。
【0017】(9) 体温測定終了後、前記測定部位と
の接触部付近が冷却されるまでの待機時間中に、前記表
示形態が現れる上記(1)ないし(7)のいずれかに記
載の赤外線体温計。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の赤外線体温計を添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1および図2は、それぞれ、本発明の赤
外線体温計(以下、単に「体温計」と言う)の正面図お
よび側面図、図3は、本発明の体温計においてプローブ
にプローブカバーを装着した状態を示す図1中のA−A
線断面図、図4は、本発明の体温計の内部構造を模式的
に示す断面側面図、図5は、検温部の構造を示す斜視
図、図6は、本発明の体温計の回路構成を示すブロック
図である。なお、説明の都合上、図1、図2の上側を
「上部」、下側を「下部」、図3、図4の上側を「先
端」、下側を「基端」と言う。
【0020】図1〜図4に示すように、本発明の体温計
1は、鼓膜から発せられる赤外線の強度を測定すること
により体温を検出する耳式体温計であり、ケーシング2
1を有する体温計本体2と、体温計本体2の正面に設置
された電源スイッチ3および表示部5と、体温計本体2
の背面上部に設置された測定スイッチ4とを有してい
る。
【0021】プローブ6は、体温計本体2の上部正面側
に、体温計本体2に対し着脱自在に設置されている。図
3に示すように、支持台7は、大径部71と、その先端
側の小径部72とを有し、大径部71および小径部72
の外周には、それぞれ、雄螺子73、74が形成されて
いる。
【0022】一方、管状のプローブ6の基端には、大径
部71の先端面に当接する基部61を有するとともに、
プローブ6の基端側内面には、前記雄螺子74と螺合す
る雌螺子62が形成されている。これらの雄螺子74と
雌螺子62を螺合することにより、プローブ6が支持台
7に支持、固定される。
【0023】また、プローブ6は、その外径が先端に向
かって漸減する形状をなしており、プローブ6の先端外
周部(縁部)63は、耳腔内へ挿入したときの安全性を
考慮して、丸みを帯びた形状をなしている。
【0024】支持台7の中心部には、その先端から導入
された赤外線(熱線)を検温部10の赤外線センサー1
01へ導くライトガイド(導波管)8が立設されてい
る。ライトガイド8は、好ましくは熱伝導性の良い銅な
どの金属で構成され、その内面には、金メッキが施され
ている。
【0025】また、ライトガイド8には、その先端開口
を覆うように保護シート81が被覆されている。これに
より、ライトガイド8の内部にゴミ、塵等が侵入するこ
とが防止される。なお、保護シート81は、赤外線透過
性を有するものであり、その構成材料としては、後述す
るプローブカバー11と同様の樹脂材料が挙げられる。
【0026】支持台7の大径部71には、リングナット
9が螺合される。すなわち、リングナット9の基端側内
面には、雌螺子91が形成され、この雌螺子91が大径
部71の雄螺子73と螺合することにより、リングナッ
ト9が支持台7に支持、固定される。
【0027】このリングナット9は、雌螺子91の先端
付近からその外径が先端方向へ向かって漸減するテーパ
部92を有し、テーパ部92の内面には、プローブカバ
ー11の胴部12に係合する係合部93が形成されてい
る。
【0028】プローブ6にプローブカバー11を被せ、
リングナット9を装着し、所定方向に回転操作して螺合
すると、プローブカバー11の胴部12がプローブ6の
傾斜部64とリングナット9の係合部93とで挟持さ
れ、プローブカバー11がプローブ6に対し確実に固定
される。
【0029】なお、本実施例のプローブカバー11の開
口端(基端)の周囲にフランジ取り付け基部等を設け、
このフランジ等をプローブ6とリングナット9の間で挟
持してプローブカバー11を固定することもできる。
【0030】従って、体温測定中等に、プローブカバー
11がプローブ6に対しズレを生じたり、容易に離脱す
ることが防止される。また、プローブカバー11をプロ
ーブ6から取り外すには、リングナット9を相当の力で
回転操作して大径部71との螺合を解除しなければなら
ないので、乳幼児が誤ってプローブカバー11を取り外
し、口に入れる等の不都合も防止される。
【0031】リングナット9の先端面94は、ほぼ平坦
な面を構成している。プローブ6を耳腔に挿入したと
き、この先端面94は、耳腔入口付近に当接し、プロー
ブ6の耳腔への挿入深さを一定の深さに規制する。この
ため、常に適正条件での測定が可能となり、耳腔への挿
入深さの変動による測定誤差を防止することができると
ともに、プローブ6の耳腔内に深く入り過ぎて耳の奥部
を傷つけるといった不都合も生じない。
【0032】また、リングナット9のテーパ部92の外
周面には、リングナット9を締めつける方向または弛め
る方向に回転操作する際の滑り止め効果を発揮する複数
の溝(滑り止め手段)95が円周方向に所定間隔をおい
て形成されている。なお、溝95のような凹部に限ら
ず、凸部であっても同様の機能を発揮することができ
る。また、ゴムのような高摩擦材料を配してもよい。
【0033】プローブカバー11は、基端が開放し、先
端が閉じた形状をなしている。このプローブカバー11
は、外径および内径が先端へ向かって漸減する筒状の胴
部12と、胴部12の先端部に形成された赤外線を透過
し得る膜14と、膜14の外周部に形成され、該膜14
より先端側に突出するリング状のリップ部15とで構成
されている。
【0034】そして、胴部12、膜14およびリップ部
15は、好ましくは樹脂材料により一体的に形成されて
いる。この樹脂材料としては、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポ
リオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル等が挙げられる。
【0035】このプローブカバー11では、リップ部1
5が存在することにより、膜14がプローブカバー11
の先端から所定距離だけ基端側へ下がった状態となる。
これにより、プローブ6にプローブカバー11を装着
し、耳腔内に挿入したとき、膜14が耳腔の内面やその
周辺部に触れることや、プローブカバー11のプローブ
6への着脱操作時等に指等が触れることが防止され、膜
14の表面を清浄に保つことができるので、より高い測
定精度を維持することができる。
【0036】このリップ部15は、その内側がプローブ
6の先端部に嵌合する形状をなしている。すなわち、図
3に示すように、プローブ6にプローブカバー11を装
着した状態では、リップ部15がプローブ6の先端外周
部63に嵌合する。これにより、耳腔内への挿入時(測
定時)等に、プローブカバー11の先端部がプローブ6
に対しズレを生じることが防止されるとともに、膜14
が一定の張力で張られ、膜14にしわやたるみが生じる
ことが防止されるので、測定精度の向上に寄与する。
【0037】また、リップ部15の先端は、丸みを帯び
た形状をなしている。これにより、耳腔内への挿入に際
し、痛みを感じたり、耳腔内壁を傷つけたりすることが
なく、高い安全性が確保される。
【0038】図4に示すように、ケーシング21内に
は、回路基板30が設置されており、この回路基板30
には、検温部10、マイクロコンピュータよりなる制御
手段31、A/D変換器32およびブザー33が搭載さ
れている。また、ケーシング21内には、バッテリーを
収納する電源部40が設置され、この電源部40より、
回路基板30の各部へ電力が供給される。
【0039】検温部10は、赤外線センサー101と、
温度センサー(温度測定手段)107とで構成されてい
る。
【0040】制御手段31は、演算部、タイマー(オー
トパワーオフタイマーを含む)、メモリー(RAM、R
OM)を内蔵している。
【0041】この制御手段31は、無駄な電力消費を抑
制するために、オートパワーオフタイマーを備えてい
る。
【0042】このオートパワーオフタイマーは、電源ス
イッチ3をオンの状態で放置した場合、タイマーをスタ
ートさせてから所定時間(60秒)後に、自動的に電源
をオフにするものである。オートパワーオフタイマーを
スタートさせてから60秒以内に、電源スイッチがオフ
された場合でも、60秒経過するまでは、タイマーは、
そのカウント動作(時間計測)を継続する。
【0043】図5に示すように、赤外線センサー101
は、サーモパイル(熱電対列)102を備えている。そ
して、熱絶縁帯105を介して中心側に位置する集熱部
106にサーモパイル102の温接点103が、熱絶縁
帯105の外周側に冷接点104がそれぞれ設置された
構成をなしている。
【0044】また、赤外線センサー101の近傍には、
温度センサー107が設置されている。この温度センサ
ー107は、赤外線センサー101の熱絶縁帯105よ
り外周側の温度、すなわち赤外線センサー101のおか
れている環境温度を検出し、環境温度が変動していない
(安定している)場合には、環境温度と等温状態になっ
ている冷接点104の温度を検出する。
【0045】このような検温部10では、赤外線センサ
ー101および温度センサー107により、それぞれ耳
内からの赤外線照射により暖められた温接点103と耳
内からの赤外線が照射されない冷接点104との温度差
に相当する信号と、冷接点104近くの雰囲気の温度
(環境温度)に相当する信号とを検出し、これらの関数
により体温を測定することができる。
【0046】次に、体温計1の使用方法について説明す
る。体温計本体2の支持台7の小径部72に前述したよ
うにしてプローブ6を螺合、装着し、さらに、該プロー
ブ6にプローブカバー11を被せる。次いで、その上か
ら、リングナット9を挿通し、支持台7の大径部71に
螺合する。これにより、プローブカバー11の胴部12
がプローブ6の傾斜部64とリングナット9の係合部9
3とで挟持され、プローブカバー11がプローブ6に対
し固定される。これにより、プローブカバー11の装着
が完了する。
【0047】次に、電源スイッチ3をONの状態とし、
所定時間経過後、体温計本体2を把持し、プローブカバ
ー11で被包されたプローブ6を耳腔内に挿入する。
【0048】次に、測定スイッチ4を所定時間押圧す
る。これにより、体温の測定がなされる。すなわち、鼓
膜から放射された赤外線(熱線)は、膜14および保護
シート81を順次透過し、ライトガイド8内に導入さ
れ、その内面で反射を繰り返して検温部10の赤外線セ
ンサー101に到達し、集熱部106に照射される。
【0049】赤外線センサー101からは、温接点10
3と冷接点104との温度差に対応した出力(アナログ
信号)が得られ、この出力は、A/D変換器32により
デジタル信号(以下、「赤外線センサーからのAD値」
と言う)に変換されて、制御手段31へ入力される。
【0050】また、温度センサー107からは、冷接点
104近くの雰囲気の温度(環境温度)に対応した出力
(アナログ信号)が得られ、この出力は、A/D変換器
32によりデジタル信号(以下、「温度センサーからの
AD値」と言う)に変換されて、制御手段31へ入力さ
れる。
【0051】制御手段31では、入力された赤外線セン
サーからのAD値、温度センサーからのAD値に基づい
て、所定の演算処理を行い、また、後述する温度補正を
行って、体温を求める。求められた体温は、表示部5に
表示される。なお、制御手段31の制御動作について
は、後に詳述する。
【0052】表示部5は、液晶表示装置で構成され、測
定された体温を数字で表示するとともに、複数のセグメ
ントから構成されるシンボルマーク50を表示すること
ができる。このシンボルマーク50の一例を図7に示
す。
【0053】図7に示すように、シンボルマーク50
は、ウサギの顔のキャラクターを示すもので、ウサギの
左耳の部分を示す第1セグメント51と、ウサギの右耳
の部分を示す第2セグメント52と、ウサギの顔の部分
を示す第3セグメント53とで構成されている。各セグ
メント51〜53は、それぞれ独立して点灯または点滅
することができ、その点灯または点滅は、制御手段31
により制御される。
【0054】後述する待機時間中は、例えば、まず、第
1セグメント51が所定時間点灯または点滅し(図7
(a)参照)、次いで第1セグメント51および第2セ
グメント52が所定時間点灯または点滅し(図7(b)
参照)、次いで全てのセグメント51〜53が点灯また
は点滅する(図7(c)参照)ような表示形態をとる。
待機時間が終了したら、全てのセグメント51〜53が
点灯する。
【0055】このような表示形態では、時間の経過に伴
って点灯または点滅するセグメントの個数が増加してゆ
き、最後に全てのセグメントが点灯または点滅するに至
るので、時間の経過を簡単に知ることができ、残り時間
も容易に判断することができる。そのため、待機中にお
いて、不安感や待機の苦痛を解消または軽減することが
できる。
【0056】また、未完成のシンボルマーク50が徐々
に完成してゆき、最後に完成したキャラクターが現れる
ような表示形態であるため、幼児や子供の体温を測定す
る場合、待機中にこの表示を見せることにより、興味を
持たせ、飽きることなくおとなしく待つことが可能とな
る。そのため、体温測定を円滑に行うことができる。
【0057】なお、表示部5は、例えば、バッテリー残
量を示す表示等の他の表示がなされるような構成であっ
てもよい。
【0058】本発明の体温計1は、環境温度の変化に応
じて測定値を補正する補正手段を有している。この補正
手段は、制御手段(マイクロコンピュータ)31に、プ
ログラム(ソフト)として内蔵されている。以下、この
補正手段による補正の意義および補正手段の構成につい
て説明する。
【0059】前記検温部10において、冷接点104と
温度センサー107の体温計1のおかれている環境の温
度の変動に対する応答性は、同等でない場合がある。そ
のため、体温計1がおかれている環境の温度が変動して
おり、それにより赤外線センサー101自身の環境温度
が変化している過渡的な状況においては、温度センサー
107の検出温度(赤外線センサー101の環境温度)
と冷接点104の温度にズレが生じ、それが原因で測定
された体温に誤差が生じることがある。
【0060】図8は、体温計1のおかれている環境の温
度の変化と、体温計1での測定温度および、赤外線セン
サー101の環境温度変化の割合との関係を示すグラフ
である。同グラフ中の(A)は、補正手段を具備しない
体温計を5℃に冷却後、25℃の環境下に移動して32
℃の熱源(黒体炉)を測定したときの、25℃環境下に
移動してからの経過時間と測定温度との関係を示す。こ
の例では、25℃環境下に移動してから120秒後、温
度誤差は+2℃以上あり、600秒経過しても+1℃以
上の誤差がある。
【0061】冷接点104の温度と温度センサー107
の検出温度は、共に体温計1のおかれている環境の温度
の影響を受けるが、前記の状況において、単位時間当た
りの温度センサー107の検出温度変化、すなわち、赤
外線センサー101の環境温度変化の割合は、図8中の
(B)の通りである。
【0062】図8中の(A)、(B)より、温度センサ
ー107の検出温度変化の割合(TH1微分値)と測定さ
れた温度の温度誤差との間には、相関があることが認め
られる。体温計の環境温度変化のパターンを種々変え
て、温度センサー107の検出温度変化の割合(TH1微
分値)と測定された温度の温度誤差との関係を調べた結
果、図9に示すように非常に良い相関があることが確認
された。
【0063】そこで、このような相関に基づき、温度セ
ンサー107の検出温度変化の割合のそれぞれに対する
温度誤差をキャンセルするような補正量Uの検量線を予
め作成し、測定された温度(体温)にこの補正量Uに基
づく補正を施す。この補正後の温度は、図8中の(C)
に示すように、体温計1のおかれている環境の温度の変
動直後においても温度誤差が±0.4℃以下に抑えられ
た。
【0064】なお、図10に、補正量Uの一例を示す。
図10中のX軸は環境温度の温度変化の割合、Y軸は補
正をしない場合の温度誤差および補正量を表す。補正量
Uは、環境温度変化の割合の比較的大きいFの領域での
温度誤差を除き、温度誤差をキャンセルするように設定
されている。この場合、環境温度変化の割合が小さい
(特に0に近い)領域Dでは、温度変化のノイズ成分を
考慮し、補正により得られた温度が不安定となることを
避けるために、補正量Uは実質的に0とする。
【0065】詳述すると、ゆるやかな温度変化がおこる
場合(例えば、極端に何回も繰り返して検温を行った場
合)、温度センサー107での測定温度は上昇するが、
このような場合、微分値には測定温度のゆらぎの成分
(ノイズ成分)が増幅して現れる。そして、このゆらぎ
に対しても補正してしまうと、当然不安定な値になって
しまう。従って、この場合には、実質的に補正を行わ
ず、すなわち、補正量Uを実質的に0とする。
【0066】また、補正量Uには、必要に応じ、上限値
および/または下限値を設けることができる。例えば、
ノイズ等の影響により誤って極端に大きな補正を行うこ
とを防ぐため、上限値Emax および下限値Emin を設け
ることができる。ここで言うノイズは、例えば、A/D
変換器32の誤動作により誤ってAD値が異常になるこ
とにより生じる。このため、図10に示すように、温度
変化の割合の絶対値の大きい領域で、温度変化の割合と
測定温度誤差の相関を考慮した場合の補正の値がEmax
以上、Emin 以下となる領域での補正量Uは、それぞ
れ、Emax 、Emin となっている。
【0067】以上のような体温計1の環境の温度変化に
基づく補正を行うために、赤外線センサー101の環境
温度の変化の割合を検出する必要があるが、そのため
に、所定の時間幅(本実施例では4秒)をおいて赤外線
センサー101の環境温度を2度測定する必要があり、
その間は、待機しなくてはならない。
【0068】本実施例では、この待機中に、表示部5に
前述した表示形態でのシンボルマーク50の表示がなさ
れる。
【0069】また、体温を測定した後は、体温計1のプ
ローブ6は耳内からの熱伝搬により部分的に暖められて
おり、そのため、プローブカバー11、プローブ6、温
度センサー107および冷接点104の間に温度分布が
発生する。この温度分布は、温度誤差の発生原因とな
る。そこで、測定終了後は、この温度分布がある程度緩
和されるまで、すなわちプローブ6が冷却されるまで、
次回の体温測定を行うことを禁止し、所定時間待機する
必要がある。
【0070】本実施例では、体温測定終了後、次回の体
温測定が可能となるまでの待機時間(本実施例では8〜
10秒)中に、表示部5に前述した表示形態でのシンボ
ルマーク50の表示がなされる。
【0071】図11〜図14は、制御手段31の制御動
作を示すフローチャートである。以下、このフローチャ
ートに基づいて、制御手段31の制御動作の一例につい
て説明する。
【0072】電源スイッチ3がオンされると、まずI/
O等の制御手段31の動作に必要な初期化を行い(ステ
ップ201)、赤外線センサー101の環境温度の温度
変化(以下、単に「温度変化」と言う)を調べるために
温度センサー107からのAD値(th1)をメモリーに
記憶する(ステップ202)。
【0073】次に、初回検温(前記オートパワーオフタ
イマーが作動していない状態)か否かの判断を行い(ス
テップ203)、初回検温であればオートパワーオフタ
イマーをリセット・スタートさせる(ステップ20
4)。このとき、TIM を0とする。
【0074】現在時刻(タイマーの値TIM )をTIM 1に
保存し(ステップ205)、表示部5に待機中表示を開
始する(ステップ206)。この待機中表示は、前述し
た表示形態でのシンボルマーク50の表示である。
【0075】タイマーの時間が4秒経過したか否かを判
断し(ステップ207)、4秒経過するまで、前記待機
中表示を行う。4秒経過したら、後述するステップ21
1へ移行する。なお、この「4秒」は、温度変化を求め
るのに必要最小限の待機時間であるが、その設定時間
は、任意に変更することができる。
【0076】ステップ203において、初回検温ではな
いと判断された場合には、タイマーの時間が8秒経過し
たか否か、すなわち前回の温度測定終了から8秒経過し
ているか否かを判断し(ステップ208)、8秒経過し
ている場合には、体温測定が可能であるので、ステップ
204へ移行する。なお、この「8秒」は、検温後、プ
ローブ6が冷却され、温度分布がある程度均一となるの
に十分な時間であるが、その設定時間は、任意に変更す
ることができる。
【0077】ステップ208の判断の結果、8秒経過し
ていない場合には、現在時刻(タイマーの値TIM )をTI
M 1に保存し(ステップ209)、表示部5に待機中表
示を行う(ステップ206’)。
【0078】次に、TIM −TIM 1と、8−TIM 1と4の
うちのいずれか大きい方の値とを比較し、前者が大きい
か否かを判断する(ステップ210)。前者が大きい場
合には、ステップ211へ進み、そうでない場合には、
ステップ206’へ戻り、ステップ210の判断を繰り
返す。これにより、所定の待機時間が確保され、プロー
ブ6が十分に冷却され、体温測定が可能となる。
【0079】以上のような待機時間が経過したら、測定
準備完了の表示を行い(ステップ211)、測定スイッ
チ4の入力待ち状態となる(ステップ212)。測定ス
イッチ4が押され(オンされ)たら、現在時刻(タイマ
ーの値TIM )をTIM 2に保存し(ステップ213)、温
度センサー107からのAD値(th2)をメモリーに記
憶する(ステップ214)。
【0080】次に、測定部位(熱源)の温度を測定する
ために、赤外線センサー101からのAD値(tp0)を
メモリーに記憶し(ステップ215)、温度センサー1
07からのAD値(th0)をメモリーに記憶する(ステ
ップ216)。
【0081】演算部にて前記tp0およびth0を予め設定
されている熱源温度(補正前)TOBJ(検温値)と、tp0
およびth0の関係式TOBJ=f(tp0,th0)に代入し、
熱源温度(補正前)を算出する(ステップ217)。
【0082】また、温度勾配(温度変化の割合)DTH を
求めるために、前記th1およびth2の温度換算をそれぞ
れ行い、TH1[℃]およびTH2[℃]を求め(ステップ
218)、TH1、TH2、TIM 1およびTIM 2から、温度
勾配DTH の計算を行う(ステップ219)。
【0083】次に、補正手段により補正量U[℃]を求
める(ステップ220〜226)。まず、温度勾配DTH
が0より大であるか否かを判断し(ステップ220)、
0より大である場合、すなわち、図10中のY軸より右
側の場合には、a×DTH +b(ただし、a、bは、予め
実験により求められた係数)を補正量U[℃]とする
(ステップ221)。さらに、このUが0より大である
か否かを判断し(ステップ222)、0より大である場
合、すなわち図10中の領域Dに含まれる場合には、U
を0に変更し(ステップ223)、その他の場合には、
前記Uを維持する。
【0084】また、ステップ220の判断により、温度
勾配DTH が0より大でない場合、すなわち、図10中の
Y軸より左側の場合には、a’×DTH +b’(ただし、
a’、b’は、予め実験により求められた係数)を補正
量U[℃]とする(ステップ224)。さらに、このU
が0より小であるか否かを判断し(ステップ225)、
0より小である場合、すなわち図10中の領域Dに含ま
れる場合には、Uを0に変更し(ステップ226)、そ
の他の場合には、前記Uを維持する。
【0085】次に、前記補正を伴った体温TMP [℃]の
計算を行う(ステップ227)。すなわち、体温TMP
[℃](測定部位の温度値)は、TOBJ+U[℃]として
求められる。
【0086】次に、ステップ227で求めた体温を表示
部5に表示し(ステップ228)、測定終了を報知する
ためにブザー33を鳴らす(ステップ229)。なお、
このブザー33の報知により、操作者は、プローブ6を
耳腔から抜き取る。これには、通常、約2秒前後の時間
を要する。
【0087】次に、オートパワーオフタイマーをリセッ
ト・スタートさせ(ステップ230)、現在時刻(タイ
マーの値TIM )をTIM 1に保存し(ステップ231)、
次回の測定のために、温度センサー107からのAD値
(th1)をメモリーに記憶する(ステップ232)。
【0088】次に、表示部5に待機中表示を開始する
(ステップ233)。この待機中表示は、前述した表示
形態でのシンボルマーク50の表示である。例えば、ま
ずシンボルマーク50の第1セグメント51が3秒間点
滅し(図7(a)参照)、次いで第1セグメント51お
よび第2セグメント52が3秒間点滅し(図7(b)参
照)、さらに、全てのセグメント51〜53が2秒間点
滅した後(図7(c)参照)、全てのセグメント51〜
53が点灯するような表示形態をとる。
【0089】タイマーの時間が8秒経過したか否かを判
断し(ステップ234)、8秒経過するまで、前記待機
中表示を行う。8秒経過したら、再びステップ211へ
移行する。なお、この「8秒」は、体温で暖まったプロ
ーブ6を冷却し、体温計1の環境温度にできるだけ近づ
けるための時間であるが、その設定時間は、任意に変更
することができる。また、この8秒間待機中の間は、測
定スイッチ4の割り込みを禁止する。
【0090】なお、8秒間待機中に、電源スイッチ3が
オフされた場合でも、ステップ204、230にてスタ
ートさせたオートパワーオフタイマーは、60秒経過す
るまでそのカウント動作を継続する。オートパワーオフ
タイマーが8秒経過する前に、電源スイッチ3が再びオ
ンされた場合には、ステップ210にて8秒間経過する
まで待機を継続する。
【0091】次に、制御手段31の制御動作が一部異な
る他の実施例について説明する。図15は、制御手段3
1の制御動作の一部を示すフローチャートである。以
下、このフローチャートに基づいて、前記図11〜図1
4に示す実施例と相違する点を説明する。
【0092】この実施例は、図11〜図14に示す実施
例におけるステップ227の前に、図15に示すステッ
プ301〜304が挿入された点が異なり、それ以外は
図11〜図14に示す実施例と同様である。
【0093】図15に示すように、前記と同様のステッ
プ222、223、225または226を経た後、Uが
予め設定されている上限値Emax より大であるか否かを
判断し(ステップ301)、Emax より大である場合に
は、UをEmax に変更する(ステップ302)。
【0094】ステップ301の判断の結果、UがEmax
以下の場合には、さらに、Uが予め設定されている下限
値Emin より小であるか否かを判断し(ステップ30
3)、Emin より小である場合には、UをEmin に変更
する(ステップ304)。UがEmax 以上の場合には、
そのUを維持する。
【0095】次に、前記補正を伴った体温TMP [℃]の
計算を行う(ステップ227)。すなわち、体温TMP
は、TOBJ+U[℃]として求められる。以後、前記と同
様にステップ228〜234を実行する。
【0096】以上、本発明の体温計を添付図面に示す各
実施例に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定
されるものではない。例えば、シンボルマークが表示さ
れる表示部の位置は、体温計本体の上面、背面、側面等
であってもよい。また、表示されるシンボルマークの形
状、大きさ、個数、セグメントの配置や個数、点灯また
は点滅のパターン等も、図示以外の任意のものが可能で
ある。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の体温計によ
れば、測定操作者や被測定者に対し、効果的に待機中で
あることを知らせることができる。特に、時間の経過に
伴って点灯または点滅するセグメントの個数が変化する
ので、時間の経過を簡単に知ることができ、残り時間も
容易に判断することができる。そのため、待機中におい
て、不安感や待機の苦痛を解消または軽減することがで
きる。
【0098】また、幼児や子供の体温を測定する場合、
待機中に表示を見せることにより注意を引きつけ、おと
なしく待つことが可能となる。そのため、安静な状態で
の体温測定が可能となり、体温測定を円滑に行うことが
できるとともに、プローブの挿入の安定性欠如に伴う測
定精度の低下も防止できる。また、補正手段を有する場
合には、より正確な体温を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体温計の正面図である。
【図2】本発明の体温計の側面図である。
【図3】本発明の体温計においてプローブにプローブカ
バーを装着した状態を示す図1中のA−A線断面図であ
る。
【図4】本発明の体温計の内部構造を模式的に示す断面
側面図である。
【図5】本発明の体温計における検温部の構成例を示す
斜視図である。
【図6】本発明の体温計の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図7】表示部に表示されるシンボルマークの一例を示
す図である。
【図8】環境温度の経時変化と測定温度との関係を示す
グラフである。
【図9】温度センサーでの温度変化の割合と測定された
温度の温度誤差との関係を示すグラフである。
【図10】温度誤差と補正量との関係を示す図である。
【図11】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図15】本発明の他の実施例における制御手段の制御
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 体温計 2 体温計本体 21 ケーシング 3 電源スイッチ 4 測定スイッチ 5 表示部 50 シンボルマーク 51 第1セグメント 52 第2セグメント 53 第3セグメント 6 プローブ 61 基部 62 雄螺子 63 先端外周部 64 傾斜部 7 支持台 71 大径部 72 小径部 73、74 雄螺子 8 ライトガイド 81 保護シート 9 リングナット 91 雌螺子 92 テーパ部 93 係合部 94 先端面 95 溝 10 検温部 101 赤外線センサー 102 サーモパイル(熱電対列) 103 温接点 104 冷接点 105 熱絶縁帯 106 集熱部 107 温度センサー 11 プローブカバー 12 胴部 14 膜 15 リップ部 30 回路基板 31 制御手段 32 A/D変換器 33 ブザー 40 電源部 201〜234 ステップ 301〜304 ステップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定部位から発せられる赤外線の強度を
    検出して体温を測定する赤外線体温計において、 複数のセグメントから構成されるシンボルマークを表示
    し得る表示部を有し、点灯または点滅するセグメントの
    個数が経時的に変化するような前記シンボルマークの表
    示形態を備えていることを特徴とする赤外線体温計。
  2. 【請求項2】 測定部位から発せられる赤外線の強度を
    検出して体温を測定する赤外線体温計において、 複数のセグメントから構成されるシンボルマークを表示
    し得る表示部を有し、点灯または点滅するセグメントの
    個数が経時的に増加し、全てのセグメントが点灯または
    点滅するに至るような前記シンボルマークの表示形態を
    備えていることを特徴とする赤外線体温計。
  3. 【請求項3】 タイマーを備え、該タイマーにより時間
    を計測中に前記表示形態が現れる請求項1または2に記
    載の赤外線体温計。
  4. 【請求項4】 環境温度を測定する温度測定手段を有
    し、該温度測定手段による環境温度またはその変化の測
    定中に、前記表示形態が現れる請求項1ないし3のいず
    れかに記載の赤外線体温計。
  5. 【請求項5】 環境温度の変化に応じて測定値を補正す
    る補正手段を有する請求項4に記載の赤外線体温計。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、環境温度の変化が小さ
    い場合、補正量を実質的に0とする請求項5に記載の赤
    外線体温計。
  7. 【請求項7】 前記補正手段による補正量に上限値およ
    び/または下限値を有する請求項5または6に記載の赤
    外線体温計。
  8. 【請求項8】 体温測定終了後、次回の体温測定が可能
    となるまでの待機時間中に、前記表示形態が現れる請求
    項1ないし7のいずれかに記載の赤外線体温計。
  9. 【請求項9】 体温測定終了後、前記測定部位との接触
    部付近が冷却されるまでの待機時間中に、前記表示形態
    が現れる請求項1ないし7のいずれかに記載の赤外線体
    温計。
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