JPH1175154A - 画像記録装置および方法 - Google Patents

画像記録装置および方法

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JPH1175154A
JPH1175154A JP23194297A JP23194297A JPH1175154A JP H1175154 A JPH1175154 A JP H1175154A JP 23194297 A JP23194297 A JP 23194297A JP 23194297 A JP23194297 A JP 23194297A JP H1175154 A JPH1175154 A JP H1175154A
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image
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誠 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像を効率的に符号化するようにする。 【解決手段】 撮像装置1により撮像された動画像は、
A/D変換器2においてデジタルの動画像データに変換
された後、カメラ圧縮制御装置6および圧縮装置3に供
給される。圧縮装置3に供給された動画像データは、圧
縮され、動きベクトルや動き補償した結果の残差等がカ
メラ圧縮制御装置6に供給される。カメラ圧縮制御装置
6により、動きベクトルや動き補償した結果の残差等に
基づいて、入力画像の解像度や画素数が設定され、圧縮
装置3により、次に入力された動画像データが、いま設
定された解像度や画素数のデータに変換された後、圧縮
され、書き込み装置4により記録媒体5に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置およ
び方法に関し、例えば、撮像した画像に応じた圧縮符号
化を行い、所定の記録媒体に記録する画像記録装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力された画像を一旦符号化
し、符号化によって発生した情報量を全シーケンスに渡
って測定し、入力画像系列の特徴を割り出してから、入
力画像に対してその特徴に合わせた符号化制御を行うこ
とにより、圧縮伸張後の画質を向上させる手法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
法は、符号化処理のリアルタイム性が必須とされるシス
テムでは全く意味をなさない。なぜなら、動画を撮像す
るデジタルビデオカメラ等のように、随時入力される画
像を圧縮符号化しながら記録媒体上で書き換えを行うよ
うな場合には、処理の負荷が大きすぎて実行不可能であ
る課題があった。
【0004】また、対象とする動画像に対してやみくも
にエンコード設定し、圧縮符号化処理を行っても、その
画像系列の特徴に合わせた符号化処理には及ばない。例
えば、圧縮するときの各ピクチャへの情報量の割り振り
を、何のデータもなく決定し、圧縮符号化処理を実行し
たとしても、その撮影対象の画像系列の特徴に合致する
とは限らない課題があった。
【0005】従って、1回の実時間符号化処理で、少し
でも圧縮符号化対象となる動画像の系列の特徴に応じた
符号化処理を行うことが求められる。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、画像系列の変化に対して、適応的にエンコ
ード制御を行い、効率の良い符号化を行うことができる
ようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像記
録装置は、撮影開始後の所定数の第1のフレームを圧縮
符号化したときの情報量を計測する計測手段と、計測手
段によって計測された情報量に応じて、第1のフレーム
の後に続く所定数の第2のフレームの圧縮符号化方法を
決定する決定手段と、決定手段により決定された圧縮符
号化方法に従って、第2のフレームを圧縮符号化する圧
縮符号化手段と、圧縮符号化手段によって圧縮符号化さ
れた第2のフレームを記録媒体に記録する記録手段とを
備えることを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の画像記録方法は、撮影開
始後の所定数の第1のフレームを圧縮符号化したときの
情報量を計測する計測ステップと、計測ステップによっ
て計測された情報量に応じて、第1のフレームの後に続
く所定数の第2のフレームの圧縮符号化方法を決定する
決定ステップと、決定ステップにより決定された圧縮符
号化方法に従って、第2のフレームを圧縮符号化する圧
縮符号化ステップと、圧縮符号化ステップによって圧縮
符号化された第2のフレームを記録媒体に記録する記録
ステップとを備えることを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の画像記録装置は、フレー
ムを構成する各マクロブロック毎に動きベクトルを検出
する検出手段と、動きベクトルに基づいて各マクロブロ
ックに対して動き補償を行い、動き補償する前後の対応
するマクロブロック同士の残差を演算する演算手段と、
動きベクトルおよび残差に基づいて、フレームを入力す
るときの解像度および画素数を所定数のフレーム単位で
決定する決定手段と、フレームを決定手段によって決定
された解像度および画素数のフレームに変換し、圧縮符
号化する圧縮符号化手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の画像記録方法は、フレー
ムを構成する各マクロブロック毎に動きベクトルを検出
する検出ステップと、動きベクトルに基づいて各マクロ
ブロックに対して動き補償を行い、動き補償する前後の
対応するマクロブロック同士の残差を演算する演算ステ
ップと、動きベクトルおよび残差に基づいて、フレーム
を入力するときの解像度および画素数を所定数のフレー
ム単位で決定する決定ステップと、フレームを決定ステ
ップによって決定された解像度および画素数のフレーム
に変換し、圧縮符号化する圧縮符号化ステップとを備え
ることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の画像記録装置および請求
項5に記載の画像記録方法においては、撮影開始後の所
定数の第1のフレームを圧縮符号化したときの情報量を
計測し、計測された情報量に応じて、第1のフレームの
後に続く所定数の第2のフレームの圧縮符号化方法を決
定し、決定された圧縮符号化方法に従って、第2のフレ
ームを圧縮符号化し、圧縮符号化された第2のフレーム
を記録媒体に記録する。
【0012】請求項6に記載の画像記録装置および請求
項7に記載の画像記録方法においては、フレームを構成
する各マクロブロック毎に動きベクトルを検出し、動き
ベクトルに基づいて各マクロブロックに対して動き補償
を行い、動き補償する前後の対応するマクロブロック同
士の残差を演算し、動きベクトルおよび残差に基づい
て、フレームを入力するときの解像度および画素数を所
定数のフレーム単位で決定し、フレームを決定された解
像度および画素数のフレームに変換し、圧縮符号化す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像記録装置を
応用したデジタルビデオカメラ等の動画像圧縮記録装置
の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。撮像
装置1は、所定の被写体の画像を撮像し、対応する画像
信号を出力するようになされている。A/D変換器2
は、撮像装置1からの画像信号をデジタルの画像データ
に変換し、圧縮装置3(圧縮符号化手段)およびカメラ
圧縮制御装置6(計測手段)に供給するようになされて
いる。圧縮装置3は、A/D変換器2からの画像データ
に対して符号化処理を施し、符号化されたビットストリ
ームを書き込み装置4(記録手段)に供給するととも
に、動きベクトル等の情報をカメラ圧縮制御装置6に供
給するようになされている。
【0014】カメラ圧縮制御装置6は、圧縮装置3から
の情報に基づいて、A/D変換器2より供給される画像
データに応じた適切な符号化のためのパラメータ(例え
ば、後述するフィルタ係数や画素数)等を決定し、圧縮
制御信号として圧縮装置3に供給したり、後述する書き
込み装置4に対して、記録の開始や停止等を指示する記
録制御信号を供給するようになされている。書き込み装
置4は、カメラ圧縮制御装置6からの記録制御信号に基
づいて、圧縮装置3より供給される符号化された画像デ
ータを光ディスク等の記録媒体5に書き込むようになさ
れている。
【0015】図2は、図1の圧縮装置3の詳細な構成例
を示すブロック図である。前処理装置11は、フィルタ
演算器12および間引き処理器13により構成され、図
1のカメラ圧縮制御装置6より供給される圧縮制御信号
(符号化のためのパラメータ)に基づいて、入力画像を
適切な解像度および画素数の画像に変換し、出力するよ
うになされている。動きベクトル検出装置14(検出手
段)は、画像データを一時的に蓄えるフレームメモリ1
5と、順方向および逆方向のフレーム間の動きベクトル
を検出する動き検出器16により構成され、前処理装置
11からの画像データから、動きベクトル、即ち、フレ
ーム間の動き量を検出し、符号化装置17(演算手段)
に供給するようになされている。
【0016】符号化装置17は、動きベクトル検出装置
14より供給される動きベクトルに基づいて、前処理装
置11からの画像データに対して符号化処理を施し、図
1の書き込み装置4に供給するようになされている。即
ち、符号化装置17を構成する離散コサイン変換(DC
T)器20は、加算器18を介して供給される画像デー
タに対して離散コサイン変換処理を行い、量子化器21
に供給するようになされいている。量子化器21は、D
CT器20からの画像データに対して量子化処理を施
し、可変長符号化器27および逆量子化器22に供給す
るようになされている。
【0017】逆量子化器22は、量子化器21より供給
される量子化された画像データに対して、逆量子化処理
を施し、逆DCT器23に供給するようになされてい
る。逆DCT器23は、逆量子化器22からの逆量子化
された画像データに対して逆DCT変換を施した後、加
算器24に供給するようになされている。加算器24
は、逆DCT器23からの画像データと、後述する動き
補償器26からの動き補償された画像データとを加算
し、フレームメモリ25に供給するようになされてい
る。
【0018】フレームメモリ25は、加算器24からの
画像データを記憶し、動き補償器26に供給する。動き
補償器26は、フレームメモリ25からの画像データに
対して動き補償を行い、加算器24に供給するととも
に、スイッチ19を介して加算器18にも供給するよう
になされている。
【0019】可変長符号化器27は、量子化器21から
の画像データに対して、可変長符号化処理を行い、バッ
ファ28に供給するようになされている。バッファ28
は、可変長符号化器27からの画像データを一旦記憶
し、量子化制御器29に供給するようになされている。
量子化制御器29は、バッファ28より供給された可変
長符号化された画像データをカメラ圧縮制御装置6に供
給するようになされている。また、カメラ圧縮制御装置
6からの圧縮制御信号に基づいて、量子化器21に対し
て量子化のレートを制御するためのレート制御信号を供
給するようになされている。
【0020】次に、その動作について説明する。撮像装
置1により撮像された被写体の画像に対応する画像信号
は、A/D変換器2においてデジタルの画像データに変
換され、圧縮装置3およびカメラ圧縮制御装置6に供給
される。
【0021】圧縮装置3に供給された画像データは、圧
縮装置3を構成する前処理装置11に入力される。そし
て、前処理装置11を構成するフィルタ演算器12にお
いて、カメラ圧縮制御装置6からの圧縮制御信号に基づ
いて、入力された画像データに適した解像度変換、即ち
周波数特性を変換する処理が施され、間引き処理器13
に供給される。間引き処理器13に供給された画像デー
タは、間引き処理器13により圧縮制御信号に基づい
て、入力された画像データに適した画素数変換、即ち標
本化数を変換する処理が施され、符号化装置17および
動きベクトル検出装置14に供給される。
【0022】前処理装置11の間引き処理器13より動
きベクトル検出装置14に供給された前処理装置11か
らの画像データは、動きベクトル検出装置14を構成す
るフレームメモリ15に一旦記憶される。そして、動き
ベクトル検出器16により、フレームメモリ15に記憶
された画像データが読み出され、順方向および逆方向の
フレーム間の動きベクトルが検出される。動きベクトル
検出装置14において検出された動きベクトルは、符号
化装置17を構成する動き補償器26に供給される。
【0023】また、前処理装置11の間引き処理器13
より符号化装置17に供給された画像データは、加算器
18において、後述するように、スイッチ19を介して
供給される動き補償器26からの動き補償された画像デ
ータによって減算され、DCT器20に供給される。D
CT器20に供給された画像データは、離散コサイン変
換が施され、量子化器21に供給される。量子化器21
に供給された画像データは、量子化された後、可変長符
号化器27および逆量子化器22に供給される。
【0024】逆量子化器22に供給された画像データは
逆量子化処理が施され、次に、逆DCT器23において
逆DCT処理が施され、画像データが再構築される。こ
の再構築された画像データは、加算器24において、動
き補償器26より供給される既に再構築した参照フレー
ムの画像データと加算され、フレームメモリ25に供給
され、記憶される。フレームメモリ25に記憶された画
像データは、動き補償器26により読み出され、動きベ
クトル検出装置14において検出された動きベクトルに
基づいて動き補償が行われる。
【0025】動き補償された画像データは、再構築され
た画像データがフレーム間で符号化されるモードの場合
においては、スイッチ19が端子a側に接続が切り替え
られ、加算器18に供給される。そして、加算器18に
おいて、前処理装置11より供給される画像データから
動き補償器26よりスイッチ19を介して供給される画
像データが引き算される。また、フレーム内で符号化さ
れるモードの場合においては、スイッチ19は端子b側
に接続が切り替えられ、加算器18には値0のデータが
供給される。
【0026】可変長符号化器27より出力されるビット
ストリームは、バッファ28を介して図1の書き込み装
置4に供給される。また、バッファ28でのバッファ量
や、図1のカメラ圧縮制御装置6からの量子化に関する
指令に基づいて、量子化制御器29において量子化器2
1の量子化パラメータが制御されることにより、量子化
器21において行われる量子化のビットレートが制御さ
れる。
【0027】上記デジタルビデオカメラにおいて、1フ
レーム分の入力画像信号は、例えば、DVD(digital v
ersatile disc)等の場合のように水平方向に704画
素、垂直方向に480画素からなり、水平・垂直両方向
に16画素ずつ分割して得られる16画素×16画素の
大きさのマクロブロックは、水平方向に44個、垂直方
向に30個存在する。従って、1フレームは、1320
個のマクロブロックで構成される。また、入力される動
画像系列は、1秒間に30フレームとする。
【0028】上記実施の形態においては、デジタルビデ
オカメラの記録開始を指示するスイッチが操作されると
同時に、圧縮符号化されたビットストリームの記録媒体
5への記録は開始されない。即ち、図3に示すように、
例えば、最初の15フレーム分の入力画像に対して試験
的な意味での圧縮符号化が行われ、発生した符号量(ビ
ットストリームのビット量)等を用いて、その15フレ
ームの直後(例えば、0.5秒後)からの実際に撮影対
象とする画像に対する圧縮符号化のパラメータが設定さ
れ、このパラメータに基づいて圧縮符号化され、生成さ
れたビットストリームの記録媒体5への記録が開始され
る。
【0029】具体的には、試験的に行う圧縮符号化で
は、通常行われるフレームやマクロブロック単位の量子
化制御を動的には実施せずに、例えば量子化係数を一定
にしたままで圧縮符号化を行い、そのときに発生する符
号量を計測する。その結果から見積もられる例えば動画
像系列の圧縮における難易度といったような特徴を利用
して、実撮影対象となる動画像系列を符号化するときの
符号化パラメータの設定が行われる。
【0030】上記実施の形態においては、実時間処理に
よる仮想的な2パスエンコードを実現することができ
る。即ち、入力された動画像系列の特徴抽出を、実際に
撮影記録する直前の画像系列で行った結果から、直後の
実際の撮影対象画像に対してより精緻な符号化割り当て
を実現することができる。これにより、圧縮伸張による
劣化を軽減することができる。
【0031】また、動画デジタルカメラに適用する場合
においては、通常の映画やTVで見られるようなシーン
チェンジと呼ばれる映像の切れ目が、1回の記録動作に
おいて撮影対象の動画像系列には存在しない。即ち、記
録開始時ごとに、撮影する対象画像に見合った圧縮符号
化のための諸設定を最適化することにより、シーン毎に
より効果的な圧縮符号化処理を行うことができる。逆
に、動画カメラで撮影中の急激なパン、チルト、ズー
ム、手振れといったカメラ特有の操作によって、1つの
ショットの中で起きる入力画像の大きな変化に対して
も、実時間処理で対応することができる。
【0032】図3に示したように、試験的に符号化する
画像系列15フレームに対しては、図1の記録媒体5に
は書き込まずに圧縮符号化のみを行う。そのとき、カメ
ラ圧縮制御装置6からは、書き込み装置4に対して書き
込み開始の指示は出ていない。また、圧縮装置3に対し
ては、量子化制御に関わる処理を学習モードとし、1フ
レームおよび1マクロブロックあたりの制御目標ビット
量の設定を符号化装置17に行わず、さらに1フレーム
を構成する画素数や、その周波数特性も入力画像のまま
で固定の設定を前処理装置11に指示するようにし、ビ
ットストリームを測定し、そのフレームが潜在的に持つ
情報量を推し量る。
【0033】そして、実際に撮影が行われるときには、
試験的に符号化した結果を図1のカメラ圧縮制御装置6
で解析し、決定した指針に従って、前処理装置11での
解像度の設定および画素数変換の設定が行われる。その
変換例としては、図4に示すように、例えば、デジタル
フィルタを用いてそのフィルタ係数を変えることによ
り、周波数成分の通過域特性を制御し、解像度変換を行
ったり、図5に示すように、水平方向および垂直方向の
少なくともいずれか一方の画素を間引くことにより、画
素数変換を行うものがある。
【0034】図4は、解像度変換用フィルタの周波数特
性の例を示すグラフである。横軸が周波数、縦軸が利得
を表しており、図4(A)は、全ての帯域を通す例を示
している。また、図4(B)は、高域成分の多い画像か
ら高域の周波数成分を取り除く例を示している。
【0035】このように前処理された結果の画像信号
が、動きベクトル検出装置14および符号化装置17に
供給される。
【0036】動きベクトル検出装置14においては、各
フレームの時間的な並びにおいて順方向および逆方向に
対応するフレーム間の各マクロブロック毎の動き量が求
められる。即ち、ブロックマッチング法を用いて最適な
動きベクトル値を求める演算が行われ、その値が蓄えら
れる。
【0037】図6(A)に示すように、一般的に、動き
ベクトルを求めるときのフレーム間の動き量の予測方向
によって、フレーム間符号化するフレームは、順方向の
みの予測によるPピクチャと、順方向および逆方向の両
方向予測によるBピクチャに分けられ、フレーム内符号
化するフレームは、Iピクチャと呼ばれる。図6(A)
および後述する図6(B)においては、Iピクチャおよ
びPピクチャの周期Mを3とし、GOP(Group of Pict
ures)ピクチャの数Nを15としている。
【0038】また、図6(B)に示すように、前処理装
置11で行われる画素数変換処理において、最低でも1
GOP毎に異なる画素数を有する画像系列への変換を行
ったときには、GOPの切れ目と最初のIピクチャの間
にあるBピクチャに関してのみ、順方向予測を用いず、
逆方向予測のみのフレーム間予測符号化を行う構造とし
て、一般的にclosed GOPと呼ばれる構造を取
るようにする。
【0039】符号化装置17においては、動きベクトル
検出装置14より供給された動きベクトル値を用いて動
き補償が行われ、時間軸方向のデータの冗長度が削減さ
れ、かつDCTによる空間軸方向からの周波数軸方向へ
の変換により冗長度が削減されたデータに対して、周波
数軸に対して重み付けを施した量子化が行われる。
【0040】その時、カメラ圧縮制御装置6からの指令
も反映しながら、量子化制御器29が動作する。それと
同時に、動き補償のための逆量子化および逆変換の処理
が行われる。そして、可変長符号化器27において、最
終的なビットストリームを得るための可変長符号化処理
が行われる。
【0041】以上の圧縮符号化は、学習モード時に発生
するビット量、動きベクトル、動き補償後のブロック内
差分値を、カメラ圧縮制御装置6で計測し、解析するこ
とにより、撮影する対象画像系列の特徴を予測する過程
を有する。また、事前の学習だけではなく、撮影中も常
にカメラ圧縮制御装置6で画像系列の特徴を観測するこ
とにより、次のGOPあるいはフレームを逐次予測して
いくようにすることができる。
【0042】次に、上記実施の形態の学習過程における
カメラ圧縮制御装置6の動作について説明する。図3に
示すように、記録を行わずに、学習のために試験的な圧
縮符号化のみを行う最初の15ピクチャに対して、各々
のピクチャタイプを図6に示すように、Iピクチャ、P
ピクチャ、Bピクチャに割り振る。即ち、図6での動き
予測方向の分類によって定義された各Iピクチャ、Pピ
クチャ、Bピクチャがそれぞれ1,4,10枚ずつ計1
5枚で構成されるピクチャの集合をGOPと呼び、その
割り振りを学習区間の15ピクチャに先頭からそのまま
当てはめる。それ以降の実撮影対象の動画像系列に対し
ても、同様に、15ピクチャ毎に1GOPに当てはめ
る。
【0043】一般的にこのようなGOP構造を有する動
画像系列の圧縮符号化においては、各ピクチャタイプ毎
に、1枚あたりの符号化によって発生するビット量に大
きな差が生じる。例えば、フレーム内だけで符号化する
Iピクチャに比べて、時間軸方向の画像の並びに対して
順方向のみのフレームの動き予測を用いてフレーム間の
冗長度を削減したPピクチャや、順方向だけでなく逆方
向のピクチャ間の動き予測も用いるBピクチャで発生す
るビット量は明かに少ない。さらに、PピクチャとBピ
クチャを比べると、その発生ビット量は、両方向からの
フレーム間の動きに関する情報で冗長度を削減すること
ができるBピクチャの方が一般的に少ない。即ち、圧縮
符号化するフレームに割り振られるピクチャタイプに応
じた1ピクチャタイプあたりの符号量割り当てが重要と
なる。
【0044】また、入力される動画像系列の内容によっ
ても、その各ピクチャタイプ毎の発生ビット量にばらつ
きが生じる。即ち、圧縮符号化する対象となる動画像系
列の並びが非常に激しい動きを持つものであるときと、
比較的動きが少なく静止画に近いものであるときとで
は、大きな差が生じる。例えば、動きベクトルを算出す
るときに、その検索範囲に収まりきらないくらいに動き
量が大きい、あるいは、完全に動きがフレームの外には
み出してしまう程であったりし、最適な値を求めること
ができないような場合が想定される。あるいは、カメラ
操作による速いパンニング映像やズームイン、ズームア
ウト映像などでも、同様に動きベクトルをうまく求める
ことができなくなる。
【0045】このような場合の傾向として、激しく動く
映像であるようなとき、Iピクチャでの発生ビット量に
対して、P,Bピクチャでの発生ビット量の比率が通常
の場合に比べて大きくなることがある。これは、本来、
P,Bピクチャの動き予測によるフレーム間差分値が小
さくならないため、結果的にP,Bピクチャの符号量が
増加する。
【0046】一方、画面にあまり動きのない静止画に近
いような映像の場合には、Iピクチャでの発生ビット量
に対して、P,Bピクチャでの発生ビット量が小さくな
る。これは、動きがほとんどなければ動きベクトルの値
のための符号量も小さくて済み、うまく検索できた動き
ベクトルによって、P,Bピクチャの動き予測によるフ
レーム間差分値が十分に小さくなり、結果的にP,Bピ
クチャの符号量も減少するからである。
【0047】即ち、圧縮符号化するフレームの動きや動
き予測によるフレーム間差分値から、その画像系列が持
つ動きに対する特徴を捉え、その特徴に応じたピクチャ
タイプ毎の符号量の割り当てが重要となる。
【0048】さらに、入力画像の動きの性質によって引
き起こされるピクチャタイプ間のばらつきに拘らず、入
力される動画像系列の絵柄によっても、発生するビット
量には大きな差が生じる。即ち、入力動画像系列の動き
の激しさとは別に、どのピクチャタイプであろうと、本
質的に持っているフレーム内の画像データの圧縮符号化
における複雑さの要因がある。言い換えれば、異なる入
力動画像系列に対して、動きに関する特徴が似通ったも
のをお互いに持っていた場合でも、1フレームに含まれ
る潜在的な情報量が多いときと少ないときとでは、結果
として発生するビット量には大きな隔たりが生じる。
【0049】このフレーム内の符号化の複雑さの特徴
は、Iピクチャでの発生ビット量から読み取ることがで
きる。あるいは、DCT係数の符号量を左右するフレー
ム内に含まれる画像信号の高域成分を推し量る指標とし
て、例えば隣接する画素の差分値の累積のような、フレ
ーム内の変動量に対応するものや、その分布から見積も
ることも可能である。また、逆に、フレーム内の画像信
号の平坦さからも見積もることができる。
【0050】即ち、圧縮符号化するフレームが本来持つ
符号化の複雑さから、目標ビットレートに対して、どれ
だけ入力動画像系列が複雑であるかを判断することが重
要となる。
【0051】以上のことから、入力される動画像系列の
圧縮符号化に関する各種の特徴に応じた処理を実現する
ことにより、より効率的な圧縮符号化が可能となり、圧
縮伸張後の画質を向上させることができる。さらには、
上記フレームおよびGOP単位の特徴に加え、マクロブ
ロック単位の特徴もフレーム内の位置的情報を加えるこ
とにより、利用することができる。即ち、画面の中のマ
クロブロック毎の動きや符号量の情報を用いて、より効
率のよい圧縮符号化が可能となる。
【0052】実際には、実時間処理での与えられた目標
ビットレート内で、効率よく圧縮符号化を実行すること
が求められる。そのために、上記実施の形態において
は、カメラを想定して実際に記録を開始する直前の入力
動画像系列を利用して、目標ビットレートに対する圧縮
のための各種パラメータを学習させ、直後の実際に記録
が行われる実撮影動画像系列に対して、より適した圧縮
符号化のためのレートコントロールを実現するようにし
ている。即ち、ビデオカメラでの入力画像系列は、撮影
者が撮影開始の操作を行った瞬間と、その直後の入力画
像系列にはそれほど差異がないと仮定することができる
ので、そのことを利用して入力動画像系列の特徴を割り
出し、直後の実際に記録が行われる入力動画像系列の圧
縮符号化に役立てるための処理を行う。この処理は、カ
メラ圧縮制御装置6によって行われる。
【0053】また、カメラ圧縮制御装置6は、撮影開始
後も一連の画像系列には連続的な特徴があることを利用
して、撮影開始時の場合と同様に、入力画像の特徴量を
常に観測し、それによって得られる結果を例えばGOP
およびフレーム単位で逐次圧縮符号化に反映させていく
処理を行う。逆に、撮影中に速いパンニングやズームな
どのカメラ操作、あるいは、撮影対象の大きな動きなど
によって引き起こされる急激な入力画像系列の変化があ
った場合にも、その変化を各種の特徴量の観測結果を用
いて検出し、それに対応する処理を行う。
【0054】次に、図7のフローチャートを参照して、
カメラ圧縮制御装置6の動作の詳細について説明する。
最初に、ステップS1において、カメラの撮影開始釦が
押されたか否かが判定される。撮影開始釦が押された瞬
間であった場合、書き込み装置4は動作させずに、その
瞬間から15フレーム(1GOP)の期間だけ、学習モ
ードに入る。学習モードでは、入力画像が有する情報量
がどの程度のものなのかを定量的に測定するため、ステ
ップS2において、通常のレートコントロールは行われ
ず、量子化係数をある一定値に設定して圧縮符号化のみ
が実行される。
【0055】次に、ステップS3において、そのとき発
生した総ビット量、ピクチャタイプ毎の発生ビット量、
マクロブロック毎の発生ビット量、動きベクトル値、動
き補償後のブロック差分値、フレーム内複雑度の各種特
徴量が求められる。また、このとき、発生した総ビット
量の2(=30フレーム/15フレーム)倍の値が、1
秒あたりの発生情報量、即ちレートコントロールを行わ
ない場合のビットレートとされる。
【0056】次に、ステップS4において、実撮影記録
期間であるか否かが判定される。いまの場合、実撮影記
録期間ではないと判定され、ステップS7に進む。ステ
ップS7においては、上記ビットレートと目標ビットレ
ートとの大小関係から、即ち、入力動画像系列が本来必
要とする大まかなビットレートと目標ビットレートとの
差異の度合いや、動きによる直接的な発生情報量への反
映として、動き補償後のブロック差分値の大きさや分布
などから、記録撮影モード時の前処理装置11での解像
度、画素数の初期設定が行われる。
【0057】例えば、極端に発生情報量が大きくなる結
果が得られた場合、また、画面全体として動きの激しさ
や動き補償のマッチング具合を示すブロック差分値が同
様に大きくなるような場合、撮影対象である画像系列が
目標ビットレートに比べて非常に符号化が難しいと判断
され、解像度や画素数変換において情報量が少なくなる
ように、フィルタ特性を高域成分を減少させるように設
定したり、水平方向の画素数を減らすような画素数変換
の設定が行われる。
【0058】また、ピクチャタイプ毎の発生ビット量か
ら、1ピクチャタイプあたりの割り振りビット量を目標
ビットレートから逆算して、効率よく1GOPで消費で
きるような制御と初期設定が行われる。例えば、動きが
少なく、PピクチャやBピクチャでの発生ビット量が少
ないような場合、Iピクチャに対する目標ビット量が他
のピクチャタイプに比べて多く割り振られる。逆に、動
きに伴う情報が大きくて、PピクチャやBピクチャの発
生ビット量が多い場合、Iピクチャに対する割り振りが
減らされ、PピクチャやBピクチャに多く割り振られ
る。また、マクロブロック毎の発生ビット量から画面内
に存在するマクロブロックに必要なビット量が割り出さ
れ、Iピクチャ内で消費されるビット量の各マクロブロ
ック単位での効率のよい割り振りビット量の設定が行わ
れる。
【0059】例えば、マクロブロック毎の動きベクトル
や動き補償後のブロック差分値から、画面の中の動きが
激しい、あるいは、穏やかなマクロブロックが観測され
る。その結果から、1ピクチャに割り当てられた目標ビ
ット量を画面内の位置レベルで効率よく割り振るための
設定が行われる。
【0060】一方、ステップS4において、実撮影記録
期間であると判定された場合、ステップS5に進み、レ
ート制御を行いながら、入力画像列に対する符号化と記
録媒体への記録が行われ。また、その間、ステップS3
において得られた各種特徴量に基づいて、次のGOPや
フレーム、マクロブロック等に対して、上記設定が行わ
れる。
【0061】次に、ステップS6において、カメラ撮影
が停止したか否かが判定され、カメラ撮影が停止してい
ないと判定された場合、ステップS7に戻り、ステップ
S3乃至S7の処理が繰り返し実行される。一方、カメ
ラ撮影が停止されたと判定された場合、処理を終了す
る。
【0062】次に、上記各種設定のうち、入力シーケン
スに対するGOPの単位での動的な解像度・画素数変換
を伴った制御の特徴的な例について説明する。以降、上
述したclosed GOP構成を持つことを条件とす
る。
【0063】図8は、解像度や画素数を変換する制御装
置の構成例を示すブロック図である。この制御装置は、
動き補償後のブロック差分値とフレーム内変動量を示す
フレーム内複雑度といったマクロブロックやフレームの
持つ特徴量を用いて、解像度や画素数の変換を行うよう
になされている。
【0064】前処理装置11を構成するフィルタ演算器
12では、適宜フレーム単位で一般的に低域通過特性を
有する間引き用のデジタルフィルタが用いられるが、こ
の例では、そのタップ数やフィルタ係数を変更して、カ
ットオフ周波数等のフィルタ特性を変化させることによ
り、図4(A)、図4(B)に示すような2種類の周波
数特性の解像度変換を選択する。そのとき、デジタルフ
ィルタの一例して、図9に示すような構造の9タップの
1次元FIR(finite impulse response)型デジタルフ
ィルタを用いて処理を行う。図9において、C0乃至C
8は、デジタルフィルタのフィルタ係数を表し、遅延素
子(Z-1)41乃至48は、それぞれ1画素サイクル分
の遅延素子を表している。これらの係数値と水平方向に
並ぶ画像信号のレベル値が乗算器51乃至59において
それぞれ乗算され、各乗算結果が加算器60において加
算され、フィルタ出力が得られる。
【0065】間引き処理器13においては、適宜GOP
単位で水平方向の画素数の変換が行われる。この例で
は、例えば、図5の(A)に示すような704画素(1
×1変換)と、図5(C)に示すような352画素(1
×2変換)の2種類の間引き処理による画素数変換が選
択される。図13を参照して後述するように、符号化し
て生成したビットストリームを復号化し、画像信号に戻
す場合には、間引き処理で選択された画素数変換の逆変
換として、水平方向に元の704画素に戻すことを前提
とする。
【0066】以上の動作選択は、フィルタ演算器12で
実現する周波数特性を与えるためのフィルタ係数設定を
行うフィルタ係数設定器33(決定手段)と、間引き処
理器13で実現する画素数を決める画素数設定器34
(決定手段)の2つで実行される。即ち、フィルタ係数
設定器33と画素数設定器34が図1のカメラ圧縮制御
装置6の構成要素となっている。
【0067】ここで利用する特徴量の1つとしての上述
したフレーム内複雑度に、入力画像の水平方向の画素の
持つレベル差の1フレームに渡る絶対値和(以下では、
フレーム・コンプレキシティ(FC)と呼ぶことにす
る)が用いられる。この例では、任意の画素の水平方向
座標i番目、垂直方向座標j番目について、画素の持つ
レベル値をd(i,j)と表すと、フレーム・コンプレ
キシティ(FC)は次式(1)から求められる。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、mは1ラインの画素数を表し、n
は1フレームのライン数を表している。
【0070】即ち、入力された画像を画像の左上から右
下に順次走査するように1次元系列化し、そのときの隣
合う画素同士について上記式(1)に従った演算が行わ
れ、FCが算出される。この演算は、図8の演算部32
において行われる。図10は、演算部32を構成する回
路の例を示している。入力された画素値は、演算回路7
2および遅延素子71に供給され、演算回路72におい
ては、いま入力された画素値と、遅延素子71を介して
供給される1つ前の画素の画素値との間の差分の絶対値
が求められる。そして、上記式(1)に示すように、全
ての画素についてこの演算が行われ、順次加算されてい
く。
【0071】また、図11に示すように、動き補償後の
ブロック差分値には、Pピクチャの水平方向および垂直
方向の両方向に16画素ずつ分割したマクロブロック毎
に求められた動きベクトルを用いて、動き補償を行った
ときのマクロブロック毎の差分値の絶対値和(以下で
は、ブロック・ディファレンス(BD)と呼ぶ)が用い
られる。1フレーム中の水平方向にk番目、垂直方向に
l番目のマクロブロックMB(k,l)でのブロック・
ディファレンスBD(k,l)は次式(2)のように表
される。
【0072】
【数2】
【0073】ここで、mvx(k,l)はマクロブロッ
クMB(k,l)での水平方向の動きベクトル値を表
し、mvy(k,l)はマクロブロックMB(k,l)
での垂直方向の動きベクトル値を表している。また、時
間軸方向で前に位置するフレーム、即ち、動きベクトル
を探索するフレーム中の任意の画素の水平方向座標i番
目、垂直方向座標j番目について、画素の持つレベル値
をdt(i,j)と表し、逆に動き補償し、予測符号化
するフレーム中での同様のレベル値をdc(i,j)と
表す。
【0074】従って、フレーム全体でのブロック・ディ
ファレンス値BDは、BD(k,l)を1フレームに渡
って足し込んだものとなり、次式(3)で表される。
【0075】
【数3】
【0076】ブロック・ディファレンス値BDは、演算
部31により算出される。
【0077】以上のフレーム・コンプレキシティ値FC
とブロック・ディファレンス値BDのフレームおよびG
OP中での値を解析し、次のフレームおよびGOPに対
するフィルタ係数と画素数の設定を行う。このとき得ら
れたGOP中のPピクチャでのブロック・ディファレン
ス値BDが基準となる値よりも大きいか小さいかを判定
し、次のGOPに対して行う画素数変換の画素数設定を
多段階的に選択する。さらに、GOP中の1フレーム毎
のフレーム・コンプレキシティ値FCについても、基準
となる値よりも大きいかあるいは小さいかを判定し、次
のフレームに対して行う解像度変換のフィルタ係数を多
段階的に選択する。
【0078】この例の場合、ブロック・ディファレンス
値BDが、所定の基準値よりも大きければ、画素数をよ
り少なくするように変換し、それと同時に、フレーム・
コンプレキシティ値FCが所定の基準値よりも大きけれ
ば、フィルタ特性をより高周波成分を減衰させるように
するフィルタ係数による解像度変換を施す。
【0079】次に、図12のフローチャートを参照し
て、解像度および画素数を選択する処理手順の例につい
て説明する。最初に、GOP単位の処理では、ステップ
S11において、現在処理するフレームが、図6(B)
に示すように、closedGOP毎の時間的に12フ
レーム目のPピクチャであるか否かが判定される。12
フレーム目のPピクチャであると判定された場合、ステ
ップS12に進み、演算部31によりブロック・ディフ
ァレンス値BDが演算される。
【0080】次に、ステップS13において、現在のG
OPでの水平画素数が704画素であるかあるいは35
2画素であるかが判定される。現在のGOPでの水平画
素数が704画素であると判定された場合、ステップS
14に進み、ブロック・ディファレンス値BDが、次の
GOPでの画素数変換を規定する基準ブロック・ディフ
ァレンス値VBD1より小さいか否かが判定される。ブロ
ック・ディファレンス値BDが基準ブロック・ディファ
レンス値VBD1より小さいと判定された場合、ステップ
S16に進み、画素数設定器34は、次のGOPに対す
る画素数の設定を、現在のGOPの場合と同様に704
画素(1/1変換)にする。
【0081】ステップS14において、ブロック・ディ
ファレンス値BDが基準ブロック・ディファレンス値V
BD1より大きいかまたは等しいと判定された場合、ステ
ップS17に進み、次のGOPに対する画素数の設定
を、現在のGOPの場合の1/2の352画素(1/2
変換)にする。
【0082】一方、ステップS13において、現在のG
OPの水平方向の画素数が704画素ではない、即ち、
352画素であると判定された場合、ステップS15に
進み、ブロック・ディファレンス値BDが基準ブロック
・ディファレンス値VBD2より小さいか否かが判定され
る。ブロック・ディファレンス値BDが基準ブロック・
ディファレンス値VBD2より小さいと判定された場合、
ステップS16に進み、次のGOPの画素数を704画
素(1/1変換)に設定する。ブロック・ディファレン
ス値BDが基準ブロック・ディファレンス値VBD2より
大きいかまたは等しいと判定された場合、ステップS1
7に進み、次のGOPの画素数を現在のGOPの場合と
同様に352画素(1/2変換)に設定する。
【0083】ステップS16またはステップS17にお
ける処理が終了すると、GOP単位での全ての処理を終
了する。
【0084】また、フレーム単位での処理では、ステッ
プS18において、フレーム毎に上記フレーム・コンプ
レキシティ演算を行う。次に、ステップS19におい
て、ステップS18において得られたフレーム・コンプ
レキシティ値FCが、次のフレームでの解像度変換のた
めのフィルタ係数を規定する基準フレーム・コンプレキ
シティ値VFCより小さいか否かが判定される。フレーム
・コンプレキシティ値FCが、基準フレーム・コンプレ
キシティ値VFCより小さいと判定された場合、ステップ
S20に進み、フィルタ係数設定器33により、次のフ
レームに対してフィルタ係数Cf1が選択される。一方、
フレーム・コンプレキシティ値FCが、基準フレーム・
コンプレキシティ値VFCより大きいかまたは等しいと判
定された場合、ステップS21に進み、フィルタ係数C
f2が選択される。
【0085】本実施の形態の場合、フィルタ特性Cf2
よって実現されるディジタルフィルタ(例えば、図4
(B))は、フィルタ特性Cf1によって実現されるディ
ジタルフィルタ(例えば、図4(A))よりもカットオ
フ周波数が低い特性を有している。
【0086】ステップS20またはステップS21の処
理が終了すると、フレーム単位での全ての処理を終了す
る。
【0087】以上の過程を経て、入力画像に対するGO
P単位での画素数変換のための設定が、ブロック・ディ
ファレンスを評価規範として、また、入力画像に対する
フレーム単位での解像度変換のための設定が、フレーム
・コンプレキシティを評価規範として、図8に示したカ
メラ圧縮制御装置6により行われる。
【0088】図13は、図1に示した動画像圧縮記録装
置によって記録媒体5に記録された動画像を再生する再
生装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。読み取り装置81は、記録媒体5に記録された圧縮
された動画像データを読み出すようになされている。伸
張装置82は、読み取り装置81によって読み出された
動画像データに対して伸張処理を施すようになされてい
る。D/A変換器83は、伸張装置82により伸張され
た動画像データをアナログのビデオ信号に変換するよう
になされている。表示装置84は、D/A変換器83よ
り供給されるアナログのビデオ信号に対応する動画を表
示するようになされている。
【0089】図14は、図13の伸張装置82の詳細な
構成例を示すブロック図である。伸張装置82は、復号
化装置91と後処理装置99より構成されている。復号
化装置91を構成するバッファ92は、読み取り装置8
1より供給された符号化データを一時的に記憶するよう
になされている。可変長復号化器93は、バッファ92
より供給される符号化データに対して可変長復号化処理
を施し、逆量子化器94に供給するとともに、動きベク
トルを動き補償器97に供給するようになされている。
【0090】逆量子化器94は、可変長復号化器93よ
り供給されたデータに対して、逆量子化処理を行うよう
になされている。逆DCT器95は、逆量子化器94に
おいて逆量子化されたデータに対して、逆DCT演算を
施すようになされている。加算器96は、逆DCT器9
5により逆DCT処理が施されたデータと、動き補償器
97からの動き補償されたデータとを加算し、後処理装
置99の補間処理器100に供給するとともに、動き補
償器97およびフレームメモリ98にも供給するように
なされている。
【0091】動き補償器97は、可変長復号化器93よ
り供給される動きベクトルと、加算器96を介して供給
されるデータおよびフレームメモリ98より供給される
データに基づいて、動き補償したデータを生成し、出力
するようになされている。
【0092】後処理装置99は、図2の前処理装置11
の間引き処理器13における画素数変換の結果に従っ
て、元の画素数に変換するための補間処理を行うように
なされている。フィルタ演算器101は、補間処理器1
00からの補間処理が施されたデータに対して、所定の
フィルタ演算を施した後、出力するようになされてい
る。
【0093】次に、その動作について説明する。まず、
読み取り装置81によって記録媒体5に記録されている
画像データが読み出され、伸張装置82に供給される。
この画像データは、伸張装置82を構成する復号化装置
91のバッファ92に入力され、一旦記憶される。その
後、可変長復号化器93に供給され、可変長復号化処理
が施される。可変長復号化処理が施されたデータは、逆
量子化器94に供給される。また、動きベクトルが動き
補償器97に供給される。
【0094】逆量子化器94に供給されたデータは、逆
量子化処理が施された後、逆DCT処理器95に供給さ
れ、逆DCT処理が施される。逆DCT処理が施された
データは、加算器96に供給される。加算器96におい
ては、後述するように、動き補償器97において生成さ
れた動き補償のための信号と逆DCT処理が施されたデ
ータとが加算され、後処理装置99に供給されるととも
に、動き補償器97およびフレームメモリ98に供給さ
れる。
【0095】動き補償器97においては、可変長復号化
器93より供給された動きベクトルと、加算器96を介
して供給されたデータ、およびフレームメモリ98より
供給されるデータに基づいて、動き補償したデータが生
成され、加算器96に供給される。
【0096】後処理装置99に供給されたデータは、補
間処理器100により補間処理が施された後、フィルタ
演算器101に供給され、所定のフィルタ演算処理が施
される。これにより、元の画素数のフレームのデータに
変換される。フィルタ演算器101においてフィルタ処
理が施されたデータは、D/A変換器83に供給され、
アナログのビデオ信号に変換された後、表示装置84に
供給され、対応する動画が表示される。
【0097】以上のように、上記実施の形態において
は、特に動画をディジタルビデオカメラ等で撮影すると
き、撮影対象の動画像系列の特徴を、直前の入力画像か
ら推測することにより、効率の良い圧縮符号化が可能と
なり、伸張後の画像の画質を向上させることができる。
また、撮影開始時に学習することで初期設定を行うだけ
でなく、撮影中においても圧縮符号化を行いながら、入
力画像の特徴量を検出し、逐次圧縮符号化のパラメータ
の設定を行うことにより、撮影中の入力画像の変化にも
追従させることが可能となり、画質を向上させることが
できる。
【0098】なお、上記実施の形態の場合、カメラの撮
影を開始させる操作が行われた時点を起点として、入力
画像の特徴を学習させるようにしたが、撮影を開始させ
る操作ではなく、ポーズ状態のときから、常に学習を行
わせるようにしてもよい。
【0099】また、上記実施の形態においては、ブロッ
ク・ディファレンス演算による判定において、GOP内
の12フレーム目のPピクチャのみを参照するようにし
たが、GOP内の他の予測符号化フレーム(Pピクチ
ャ、Bピクチャ)であってもよい。また、GOP内での
これらの予測符号化フレームのブロック・ディファレン
スの値の変動を観測することにより、上記判定を行うよ
うにすることも可能である。
【0100】また、上記実施の形態においては、15フ
レームで1GOPを構成するようにしたが、その他の任
意の数のフレームで1GOPを構成するようにしてもよ
い。
【0101】さらに、上記実施の形態においては、本発
明をデジタルビデオカメラに適用した場合について説明
したが、静止画を記録再生するデジタルスチルカメラに
も本発明を適用することができる。
【0102】
【発明の効果】請求項1に記載の画像記録装置および請
求項5に記載の画像記録方法によれば、撮影開始後の所
定数の第1のフレームを圧縮符号化したときの情報量を
計測し、計測された情報量に応じて、第1のフレームの
後に続く所定数の第2のフレームの圧縮符号化方法を決
定し、決定された圧縮符号化方法に従って、第2のフレ
ームを圧縮符号化し、圧縮符号化された第2のフレーム
を記録媒体に記録するようにしたので、画像の特徴に応
じて、効率的に圧縮符号化を行うことができる。
【0103】請求項6に記載の画像記録装置および請求
項7に記載の画像記録方法によれば、フレームを構成す
る各マクロブロック毎に動きベクトルを検出し、動きベ
クトルに基づいて各マクロブロックに対して動き補償を
行い、動き補償する前後の対応するマクロブロック同士
の残差を演算し、動きベクトルおよび残差に基づいて、
続くフレームを入力するときの解像度および画素数を所
定数のフレーム単位で決定し、フレームを決定された解
像度および画素数のフレームに変換し、圧縮符号化する
ようにしたので、対象とする画像の変化に適応した効率
的な圧縮符号化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置を応用した動画像圧縮記
録装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の圧縮装置3の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】ピクチャ処理のタイミングを説明する図であ
る。
【図4】解像度変換用のフィルタの周波数特性の例を示
す図である。
【図5】画素数変換の例を示す図である。
【図6】動き予測方向とGOP構造の例を示す図であ
る。
【図7】図1のカメラ圧縮制御装置6の動作を説明する
フローチャートである。
【図8】解像度・画素数変換のための制御装置の構成例
を示すブロック図である。
【図9】フィルタ演算器12を構成するデジタルフィル
タの構成例を示すブロック図である。
【図10】フレーム・コンプレキシティ演算の方法を説
明する図である。
【図11】動きベクトルとフレーム関係を示す図であ
る。
【図12】解像度および画素数を選択する処理手順を説
明するフローチャートである。
【図13】再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図14】伸張装置82の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 撮像装置, 2 A/D変換器, 3 圧縮装置,
4 書き込み装置,5 記録媒体, 6 カメラ圧縮
制御装置, 11 前処理装置, 12 フィルタ演算
器, 13 間引き処理器, 14 動きベクトル検出
装置, 15フレームメモリ, 16 動き検出器,
17 符号化装置, 18 加算器, 20 DCT
器, 21 量子化器, 22 逆量子化器, 23
逆DCT器, 24 加算器, 25 フレームメモ
リ, 26 動き補償器, 27可変長符号化器, 2
8 バッファ, 29 量子化制御器, 31,32演
算部, 33 フィルタ係数設定器, 34 画素数設
定器, 41乃至48,71 遅延素子, 51乃至5
9 乗算器, 60 加算器, 81 読み取り装置,
82 伸張装置, 83 D/A変換器, 84 表
示装置, 91復号化装置, 92 バッファ, 93
可変長復号化器, 94 逆量子化器, 95 逆D
CT器, 96 加算器, 97 動き補償器, 98
フレームメモリ, 99 後処理装置, 100 補
間処理器, 101 フィルタ演算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフレームより構成される動画像を
    撮影し、圧縮符号化した後、所定の記録媒体に記録する
    画像記録装置において、 撮影開始後の所定数の第1のフレームを圧縮符号化した
    ときの情報量を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された前記情報量に応じて、
    前記第1のフレームの後に続く所定数の第2のフレーム
    の圧縮符号化方法を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された圧縮符号化方法に従っ
    て、前記第2のフレームを圧縮符号化する圧縮符号化手
    段と、 前記圧縮符号化手段によって圧縮符号化された前記第2
    のフレームを前記記録媒体に記録する記録手段とを備え
    ることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のフレームを構成する各マクロ
    ブロック毎に動きベクトルを検出する検出手段と、 前記動きベクトルに基づいて前記各マクロブロックに対
    して動き補償を行い、動き補償する前後の対応するマク
    ロブロック同士の残差を演算する演算手段とをさらに備
    え、 前記決定手段は、前記動きベクトルおよび前記残差に基
    づいて、前記第2のフレームを入力するときの解像度お
    よび画素数を決定することを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のフレームを構成する各マクロ
    ブロック毎に動きベクトルを検出する検出手段と、 前記動きベクトルに基づいて前記各マクロブロックに対
    して動き補償を行い、動き補償する前後の対応するマク
    ロブロック同士の残差を演算する演算手段とをさらに備
    え、 前記決定手段は、前記動きベクトルおよび前記残差に基
    づいて、前記第2のフレームを圧縮符号化するとき、前
    記第2のフレームを構成する各ピクチャおよびマクロブ
    ロック毎の符号量の割り振りを決定することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段は、所定数の前記第1のフ
    レームを量子化係数を固定にして圧縮符号化したときの
    情報量を計測することを特徴とする請求項1に記載の画
    像記録装置。
  5. 【請求項5】 複数のフレームより構成される動画像を
    撮影し、圧縮符号化した後、所定の記録媒体に記録する
    画像記録方法において、 撮影開始後の所定数の第1のフレームを圧縮符号化した
    ときの情報量を計測する計測ステップと、 前記計測ステップによって計測された前記情報量に応じ
    て、前記第1のフレームの後に続く所定数の第2のフレ
    ームの圧縮符号化方法を決定する決定ステップと、 前記決定ステップにより決定された圧縮符号化方法に従
    って、前記第2のフレームを圧縮符号化する圧縮符号化
    ステップと、 前記圧縮符号化ステップによって圧縮符号化された前記
    第2のフレームを前記記録媒体に記録する記録ステップ
    とを備えることを特徴とする画像記録方法。
  6. 【請求項6】 複数のフレームより構成される動画像を
    撮影し、圧縮符号化した後、所定の記録媒体に記録する
    画像記録装置において、 前記フレームを構成する各マクロブロック毎に動きベク
    トルを検出する検出手段と、 前記動きベクトルに基づいて各マクロブロックに対して
    動き補償を行い、動き補償する前後の対応するマクロブ
    ロック同士の残差を演算する演算手段と、 前記動きベクトルおよび前記残差に基づいて、前記フレ
    ームを入力するときの解像度および画素数を所定数のフ
    レーム単位で決定する決定手段と、 前記フレームを前記決定手段によって決定された解像度
    および画素数のフレームに変換し、圧縮符号化する圧縮
    符号化手段とを備えることを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 複数のフレームより構成される動画像を
    撮影し、圧縮符号化した後、所定の記録媒体に記録する
    画像記録方法において、 前記フレームを構成する各マクロブロック毎に動きベク
    トルを検出する検出ステップと、 前記動きベクトルに基づいて前記各マクロブロックに対
    して動き補償を行い、動き補償する前後の対応するマク
    ロブロック同士の残差を演算する演算ステップと、 前記動きベクトルおよび前記残差に基づいて、前記フレ
    ームを入力するときの解像度および画素数を所定数のフ
    レーム単位で決定する決定ステップと、 前記フレームを前記決定ステップによって決定された解
    像度および画素数のフレームに変換し、圧縮符号化する
    圧縮符号化ステップとを備えることを特徴とする画像記
    録方法。
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