JP5247210B2 - 動画像符号化装置及び動画像符号化方法 - Google Patents

動画像符号化装置及び動画像符号化方法 Download PDF

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本発明は動画像符号化装置及び動画像符号化方法に関し、特に、リアルタイムで符号化処理を行う場合に用いて好適な技術に関する。
従来、例えば被写体を撮影し、それにより得られた動画像を圧縮符号化して記録するカメラ一体型動画像記録装置として、デジタルビデオカメラがよく知られている。近年は、ランダムアクセス性などの利便性が高いため、記録媒体が従来の磁気テープからディスク媒体や半導体メモリなどに移り変わってきている。しかし、一般に、ディスク媒体などは記憶容量が少ないので、動画像データを圧縮符号化する場合には、より高能率に圧縮符号化する必要がある。
また、高画質への期待に応えるようにする観点から、より情報量の多いハイビジョン映像を扱うデジタルビデオカメラの開発が行われている。このように別の観点からも、より高能率な圧縮符号化が望まれており、現在はMPEGが標準方式としてよく用いられている。
さらに近年では、記録媒体への記録可能時間のさらなる向上や携帯端末向けに、より低ビットレートでの符号化の必要性が求められることなどから、さらに高能率な符号化が研究されている。そのなかの1つがH.264符号化方式である。H.264符号化方式は、MPEG2やMPEG4などの従来の符号化方式に比べて符号化や復号化に、より多くの演算量が必要となるが、高い符号化効率を実現できることが知られている。
H.264符号化方式では、符号化効率を上げるために、様々な工夫がなされているが、その一例としてマクロブロック・パーティションがある。これは、符号化単位であるマクロブロック(符号化ブロック)をさらにブロック分割してマクロブロック・パーティション(動き補償ブロック)を形成し、マクロブロック・パーティション単位で動き補償を行うものであり、より緻密な動き補償を可能にしている。マクロブロック・パーティションを適応的に用いる発明としては、例えば特許文献1で提案されている、「符号化装置」がある。
特開2006ー135734号公報
以上説明したように、動き補償ブロックの細分化がなされたことにより、動きベクトルの探索、及び動き補償ブロックの分割方法を決定するために膨大な演算を行う必要がある。特に、リアルタイムで符号化処理を行う場合などでは、演算量が膨大となるので、非常に高速なプロセッサが必要になる問題点がある。また、動作の高速化に伴って消費電力が大きくなるという問題点がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、動きベクトルの探索、及び動き補償ブロックの分割方法を決定するための演算量を低減できるようにすることを目的としている。
本発明の動画像符号化装置は、画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割し、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照することによって動きベクトルを探索する動きベクトル探索手段と、前記動きベクトル探索手段によって得られた動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する符号化手段とを有する動画像符号化装置であって、前記動きベクトル探索手段は、前記動き補償ブロックに対する動きベクトルを、粗い探索精度から詳細な探索精度へ段階的に探索精度を変えて探索するものであって、前記参照画像の縮小画像を用いて前記動きベクトルを粗く探索する際に、前記符号化ブロックに対して複数個の前記動き補償ブロックを設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された複数個の動き補償ブロックのそれぞれについて前記縮小画像を用いて動きベクトルを探索し、探索された複数の動きベクトルに基づいて前記複数個の動き補償ブロックのそれぞれについての評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値算出手段によって算出された複数の評価値のうち、最も評価の高かった評価値の信頼度に応じて、前記最も評価の高かった評価値が得られた動き補償ブロックの分割方法を、前記参照画像を用いて前記動きベクトルを詳細に探索する際の動き補償ブロック分割方法とするか否かを決定する決定手段とを有することを特徴とする。
本発明の動画像符号化方法は、画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割し、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照することによって動きベクトルを探索する動きベクトル探索工程と、前記動きベクトル探索工程において得られた動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する符号化工程とを有する動画像符号化方法であって、前記動きベクトル探索工程は、前記動き補償ブロックに対する動きベクトルを、粗い探索精度から詳細な探索精度へ段階的に探索精度を変えて探索するものであって、前記参照画像の縮小画像を用いて前記動きベクトルを粗く探索する際に、前記符号化ブロックに対して複数個の前記動き補償ブロックを設定する設定工程と、前記設定工程において設定された複数個の動き補償ブロックのそれぞれについて前記縮小画像を用いて動きベクトルを探索し、探索された複数の動きベクトルに基づいて前記複数個の動き補償ブロックのそれぞれについての評価値を算出する評価値算出工程と、前記評価値算出工程において算出された複数の評価値のうち、最も評価の高かった評価値の信頼度に応じて、前記最も評価の高かった評価値が得られた動き補償ブロックの分割方法を、前記参照画像を用いて前記動きベクトルを詳細に探索する際の動き補償ブロック分割方法とするか否かを決定する決定工程とを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割し、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照することによって動きベクトルを探索する動きベクトル探索工程と、前記動きベクトル探索工程において得られた動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する符号化工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記動きベクトル探索工程は、前記動き補償ブロックに対する動きベクトルを、粗い探索精度から詳細な探索精度へ段階的に探索精度を変えて探索するものであって、前記参照画像の縮小画像を用いて前記動きベクトルを粗く探索する際に、前記符号化ブロックに対して複数個の前記動き補償ブロックを設定する設定工程と、前記設定工程において設定された複数個の動き補償ブロックのそれぞれについて前記縮小画像を用いて動きベクトルを探索し、探索された複数の動きベクトルに基づいて前記複数個の動き補償ブロックのそれぞれについての評価値を算出する評価値算出工程と、前記評価値算出工程において算出された複数の評価値のうち、最も評価の高かった評価値の信頼度に応じて、前記最も評価の高かった評価値が得られた動き補償ブロックの分割方法を、前記参照画像を用いて前記動きベクトルを詳細に探索する際の動き補償ブロック分割方法とするか否かを決定する決定工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、符号化効率を大幅に落とすことなく、動きベクトルの探索、及び動き補償ブロックの分割方法を決定するための演算量を大幅に減らすことができる。これにより、低速なプロセッサを使用することが可能となり、省電力化が図れる動画像符号化装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態においては、映像記録装置に設けた例を示している。本実施形態の動画像符号化装置は、画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割する。
そして、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照して動きベクトルを検出し、検出した動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する。また、本実施形態においては、低解像度から高解像度へと段階的に解像度を変えながら動きベクトルを探索するようにしている。以下、図1のブロックを参照しながら本実施形態の動画像符号化装置について詳細に説明する。
図1において、動画像符号化装置は、レンズやCCD等のカメラ部を含む撮像部101、フレームメモリ102、動きベクトル探索部103、フレーム間動き補償部104、イントラ予測部105、スイッチ106等を備えている。
また、減算器107、整数変換部108、量子化部109、逆量子化部110、逆整数変換部111、加算器112、ループ内フィルタ113、エントロピー符号化部115、符号量制御部116、記録部117、記録媒体118等を備えている。そして、各構成部の動作は、システムコントローラ100によって制御されるようになされている。
すなわち、このシステムコントローラ100は装置全体の動作制御を司るものであり、図示していない操作部からの必要に応じたユーザからの指示によっても、装置全体の動作制御を行うようになされている。
撮像部101において撮像して得られた画像信号は、第1フレーム、第2フレーム、第3フレーム、・・・の順で、フレームメモリ102に順次格納されていく。フレームメモリ102からは、例えば、第3フレーム、第1フレーム、第2フレーム、・・・などのように、符号化を行う順序で画像データを取り出していく。本実施形態で行う符号化の種類は、フレーム内の画像データのみで符号化する"イントラ符号化"と、フレーム間予測も含めて符号化する"インター符号化"とがある。
インター符号化は、動き補償の単位(MCブロック)に対して1枚の参照フレームとの予測を行うPピクチャと、MCブロックに対して2枚までの参照フレームとの予測を行うBピクチャとがある。なお、イントラ符号化を行うピクチャをIピクチャという。符号化するフレームの順番が入力されたフレームの順番と異なるのは、時間的に未来のフレームとの予測(後方予測)を可能にするためである。
イントラ符号化がなされる場合、符号化単位となるブロックの画像データはフレームメモリ102から読み出されて、イントラ予測部105へ入力される。イントラ予測部105は、符号化対象ブロックと、後述する同一フレーム内の符号化対象ブロック近傍に位置する再構成画像から生成される複数の予測画像とのブロックマッチングをそれぞれに行う。
そして、最も相関の高いイントラ予測画像を選択してスイッチ106へ出力する。イントラ符号化がなされる場合、スイッチ106はイントラ予測画像の側へ切り替えられ、減算器107へは前記イントラ予測画像がイントラ予測部105から入力される。
減算器107は、フレームメモリ102から入力される符号化対象ブロックと、スイッチ106から入力されるイントラ予測画像との画素値の差分情報を整数変換部108へ出力する。
符号化対象ブロックとイントラ予測画像の画素値の差分情報は、整数変換部108において整数変換が施された後、量子化部109において量子化処理される。量子化部109の出力である量子化された変換係数は、エントロピー符号化部115においてエントロピー符号化がなされた後、記録部117によって記録媒体への記録信号が生成されて、記録媒体118へ記録される。量子化部109における量子化係数はエントロピー符号化部115が発生した符号量のフィードバックなどから符号量制御部116が算出する。
また、量子化部109の出力である量子化された変換係数は、逆量子化部110において逆量子化される。そして、逆整数変換部111において逆整数変換処理が施されて、復号された再構成画像となり、前述したイントラ予測部105の入力となってイントラ予測画像の生成に用いられる。
また、逆整数変換部111において生成された再構成画像は、ループ内フィルタ113によって符号化歪の軽減処理が施された後、後述するインター符号化の際に用いる参照画像としてフレームメモリ102に記憶される。
一方、インター符号化がなされる場合、符号化単位となるブロックの画像データはフレームメモリ102から読み出されて、動きベクトル探索部103へ入力される。また、フレームメモリ102から前述した参照画像を読み出して、符号化画像と参照画像とから動きベクトルを検出する。
フレーム間動き補償部104は、動きベクトル探索部103によって検出された動きベクトルに従って動き補償を行い、予測画像を生成する。インター符号化がなされる場合、スイッチ106はインター予測画像の側へ切り替えられ、符号化画像と予測画像との差分は減算器107によって計算されて差分画像が生成される。減算器107によって生成される差分画像は整数変換部108に出力される。整数変換部108以降の処理は前述したイントラ符号化の場合と同様である。
次に、動きベクトル探索部103の動作について詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る動画像符号化装置が備える動きベクトル探索部103の動作を説明するフローチャートである。
(粗探索)
ステップS21で動作が開始されると、ステップS22において、粗探索用パーティションを複数個設定する処理を行う。これは、符号化対象となる符号化ブロックの画像データをフレームメモリ102から読み出すと共に、動きベクトルの探索範囲の画像データをフレームメモリ102から読み出す。前述した符号化ブロックの画像データ、及び前述した探索範囲の画像データは、所定の縮小率で縮小処理が施される。
この他に、あらかじめ縮小処理された画像データをフレームメモリ102へ記憶しておく。そして、動きベクトル探索部103は前述した縮小処理された画像データを読み出すことで、縮小処理が施された符号化対象画像、及び縮小処理が施された探索範囲の画像データを取得してもよい。
本実施形態では縮小率は水平、垂直ともに4分の1とし、探索範囲は縮小後の画像において、水平、垂直共に±8画素とする。符号化対象ブロックは、図3(a)〜(d)に示すように動き補償ブロック(パーティション)に分割される。すなわち、図3(a)に示すように16×16、図3(b)に示すように16×8、図3(c)に示すように、8×16、図3(d)に示すように、8×8に分割される。そして、各パーティションごとに動きベクトルを探索する。なお、図3に示しているパーティション分割方法を区別するための名称は、縮小処理前の画像における画素数にちなんでいる。したがって、例えば、パーティション16×16の場合、縮小後の画像においては、水平4画素、垂直4画素となる。
次に、ステップS23に進み、動きベクトルの探索(評価値算出)を行う。動きベクトルの探索は、探索範囲の中から抽出される予測画像のブロックと、符号化対象のブロックとの相関性などから算出される評価値を、予測画像を抽出する座標を変えながら複数算出する。そして、評価値が最も小さいときの座標を、当該パーティションの動きベクトルとして決定することで行われる。
なお、前述した評価値は、予測画像と符号化対象画像との、対応する画素ごとの差分の絶対値を合計した差分絶対値和と、予測画像を抽出する座標から算出される動きベクトルの符号量に相当する値とに、それぞれ係数を乗算して足し合わせたものを用いている。
次に、ステップS24において、設定された複数個の動き補償ブロック毎(パーティション)に全ての探索が終了したか否かを判断する。この判断の結果、終了していない場合にはステップS22に戻って前述した処理を繰り返し行う。また、ステップS24の判断の結果、すべてのパーティションについて探索が終了したら、ステップS25に進む。
(パーティション分割方法決定)
次に、ステップS25においては、前述した各パーティション分割方法毎の、符号化ブロック単位での評価値のうち、2番目に小さい値の評価値を、最も小さい値の評価値で除算して得られる値が、あらかじめ定められている閾値よりも大きいか否かを判断する。この判断の結果、大きい場合は、評価値の信頼性が高いと判断し、ステップS26に進む。ステップS26においては、最も小さい評価値となるパーティション分割方法を設定する。なお、評価値の信頼性を判断する場合に、評価値の値がある閾値より小さい場合に、信頼性が高いと判断するようにしてもよい。
図4(a)は、前述した評価値の信頼性が高いと判断される場合の、各パーティション分割方法と、それぞれの評価値との対応関係の一例を示している。ステップS26においては、評価値のなかで最も小さい値となる動き補償ブロック分割方法である、8×8を次の探索精度の動きベクトル探索で使用するパーティションとして設定する。
一方、ステップS25の判断の結果、前述した除算値があらかじめ定められている閾値よりも小さい場合は、評価値の信頼性が低いと判断してステップS27に進む。ステップS27においては、あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法を、次の密探索用パーティションとして設定する。
あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法は、動き補償ブロックの大きさが最も大きい動き補償ブロック分割方法であり、16×16のパーティション分割方法を設定する。図4(b)は、評価値の信頼性が低いと判断される場合の、各パーティション分割方法と、それぞれの評価値との対応関係の一例を示している。なお、あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法は、統計的に出現する確率が高い動き補償ブロック分割方法であってもよい。
(密探索)
ステップS26またはステップS27の処理が終了したら、次に、ステップS28に進む。ステップS28においては、前述のように決定されたパーティション分割方法により分割したパーティションごとに動きベクトルを決定する。これは、前述した粗探索で求めた当該パーティションの動きベクトルが指し示す座標を中心として、縮小処理をしていない画像において、水平、垂直ともに±3画素の範囲を粗探索と同様に評価値を算出して動きベクトルの探索を行い、動きベクトルを決定する。
以上、説明したように、本実施形態の動画像符号化方法によれば、密探索時に探索するパーティション分割方法が1つで済むため、動き探索に要する処理量が少なくて済む。これにより、それほど高速なプロセッサを使用しなくてもリアルタイムで符号化処理をすることが可能になる。また、リアルタイムで符号化処理を行う祭の消費電力を低減化することができる。
(本発明に係る他の実施の形態)
前述した本発明の実施の形態における画像符号化装置を構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施の形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した画像符号化方法における各工程を実行するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図2に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては種々の記録媒体を使用することができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
本発明の第1の実施の形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動画像符号化装置が備える動きベクトル探索部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る動き補償ブロック分割を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る評価値の一例を示すための図である。
符号の説明
100 システムコントローラ
101 撮像部
102 フレームメモリ
103 動きベクトル探索部
104 フレーム間動き補償部
105 イントラ予測部
106 スイッチ
107 減算器
108 整数変換部
109 量子化部
110 逆量子化部
111 逆整数変換部
112 加算器
113 ループ内フィルタ
115 エントロピー符号化部
116 符号量制御部
117 記録部
118 記録媒体

Claims (14)

  1. 画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割し、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照することによって動きベクトルを探索する動きベクトル探索手段と、前記動きベクトル探索手段によって得られた動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する符号化手段とを有する動画像符号化装置であって、
    前記動きベクトル探索手段は、前記動き補償ブロックに対する動きベクトルを、粗い探索精度から詳細な探索精度へ段階的に探索精度を変えて探索するものであって、
    前記参照画像の縮小画像を用いて前記動きベクトルを粗く探索する際に、前記符号化ブロックに対して複数個の前記動き補償ブロックを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された複数個の動き補償ブロックのそれぞれについて前記縮小画像を用いて動きベクトルを探索し、探索された複数の動きベクトルに基づいて前記複数個の動き補償ブロックのそれぞれについての評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値算出手段によって算出された複数の評価値のうち、最も評価の高かった評価値の信頼度に応じて、前記最も評価の高かった評価値が得られた動き補償ブロックの分割方法を、前記参照画像を用いて前記動きベクトルを詳細に探索する際の動き補償ブロック分割方法とするか否かを決定する決定手段と
    を有することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 前記決定手段は、最も評価の高かった評価値の信頼が高い場合は、前記評価値のなかで最も評価が高くなる動き補償ブロック分割方法を用いて次の探索精度の動きベクトル探索で探索し、前記最も評価が高かった評価値の信頼が低い場合は、あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法を次の探索精度の動きベクトル探索で探索することを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
  3. 前記あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法は、動き補償ブロックの大きさが最も大きい動き補償ブロック分割方法であることを特徴とする請求項2に記載の動画像符号化装置。
  4. 前記あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法は、統計的に出現する確率が高い動き補償ブロック分割方法であることを特徴とする請求項2に記載の動画像符号化装置。
  5. 前記評価値の信頼度を判断する場合には、評価値の値がある閾値より小さい場合に、信頼が高いと判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  6. 前記評価値の信頼度を判断する場合には、2番目に評価の高かった評価値を、最も評価の高かった評価値で割った値がある閾値よりも大きい場合に、信頼が高いと判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  7. 画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割し、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照することによって動きベクトルを探索する動きベクトル探索工程と、前記動きベクトル探索工程において得られた動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する符号化工程とを有する動画像符号化方法であって、
    前記動きベクトル探索工程は、前記動き補償ブロックに対する動きベクトルを、粗い探索精度から詳細な探索精度へ段階的に探索精度を変えて探索するものであって、
    前記参照画像の縮小画像を用いて前記動きベクトルを粗く探索する際に、前記符号化ブロックに対して複数個の前記動き補償ブロックを設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定された複数個の動き補償ブロックのそれぞれについて前記縮小画像を用いて動きベクトルを探索し、探索された複数の動きベクトルに基づいて前記複数個の動き補償ブロックのそれぞれについての評価値を算出する評価値算出工程と、
    前記評価値算出工程において算出された複数の評価値のうち、最も評価の高かった評価値の信頼度に応じて、前記最も評価の高かった評価値が得られた動き補償ブロックの分割方法を、前記参照画像を用いて前記動きベクトルを詳細に探索する際の動き補償ブロック分割方法とするか否かを決定する決定工程と
    を有することを特徴とする動画像符号化方法。
  8. 前記決定工程は、最も評価の高かった評価値の信頼が高い場合は、前記評価値のなかで最も評価が高くなる動き補償ブロック分割方法を用いて次の探索精度の動きベクトル探索で探索し、前記最も評価が高かった評価値の信頼が低い場合は、あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法を次の探索精度の動きベクトル探索で探索することを特徴とする請求項7に記載の動画像符号化方法。
  9. 前記あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法は、動き補償ブロックの大きさが最も大きい動き補償ブロック分割方法であることを特徴とする請求項8に記載の動画像符号化方法。
  10. 前記あらかじめ設定してある動き補償ブロック分割方法は、統計的に出現する確率が高い動き補償ブロック分割方法であることを特徴とする請求項8に記載の動画像符号化方法。
  11. 前記評価値の信頼度を判断する場合には、評価値の値がある閾値より小さい場合に、信頼が高いと判断することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の動画像符号化方法。
  12. 前記評価値の信頼度を判断する場合には、2番目に評価の高かった評価値を、最も評価の高かった評価値で割った値がある閾値よりも大きい場合に、信頼が高いと判断することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の動画像符号化方法。
  13. 画面を符号化単位である符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロックを動き補償単位である動き補償ブロックに分割し、符号化対象の動き補償ブロックに対して過去または未来の画像を参照画像として参照することによって動きベクトルを探索する動きベクトル探索工程と、前記動きベクトル探索工程において得られた動きベクトルに基づいた予測画像と前記符号化対象の動き補償ブロックとの差分値を符号化する符号化工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記動きベクトル探索工程は、前記動き補償ブロックに対する動きベクトルを、粗い探索精度から詳細な探索精度へ段階的に探索精度を変えて探索するものであって、
    前記参照画像の縮小画像を用いて前記動きベクトルを粗く探索する際に、前記符号化ブロックに対して複数個の前記動き補償ブロックを設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定された複数個の動き補償ブロックのそれぞれについて前記縮小画像を用いて動きベクトルを探索し、探索された複数の動きベクトルに基づいて前記複数個の動き補償ブロックのそれぞれについての評価値を算出する評価値算出工程と、
    前記評価値算出工程において算出された複数の評価値のうち、最も評価の高かった評価値の信頼度に応じて、前記最も評価の高かった評価値が得られた動き補償ブロックの分割方法を、前記参照画像を用いて前記動きベクトルを詳細に探索する際の動き補償ブロック分割方法とするか否かを決定する決定工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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