JPH117504A - メモリカード装置、ビデオゲーム装置 - Google Patents

メモリカード装置、ビデオゲーム装置

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JPH117504A
JPH117504A JP9274732A JP27473297A JPH117504A JP H117504 A JPH117504 A JP H117504A JP 9274732 A JP9274732 A JP 9274732A JP 27473297 A JP27473297 A JP 27473297A JP H117504 A JPH117504 A JP H117504A
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JP
Japan
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program
memory card
video game
data
memory
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JP9274732A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Sugimura
明浩 杉村
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Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続された情報機器からダウンロードされた
プログラムを単独でも実行できるメモリカード装置、ア
プリケーションプログラムを本体からメモリカードにダ
ウンロードして、メモリカード上で独立に実行されたゲ
ーム結果を取り込んで以降のゲームを実行できるビデオ
ゲーム装置を提供する。 【解決手段】 プログラムを格納するプログラムメモリ
部41aを有するマイクロコンピュータ等の制御手段4
1と、ビデオゲーム装置等の機器本体との接続コネクタ
42、データ記憶用の不揮発メモリ46に加えて、格納
されたプログラムを操作するボタン等の入力手段43、
上記プログラムに応じて情報を表示する表示画面44を
備えてメモリカード装置40を構成する。ビデオゲーム
装置本体からメモリカード装置40に転送されるプログ
ラムやゲーム結果などのデータは、制御手段41を介し
て不揮発メモリ46に一旦書き込まれるようにしてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器の補助記
憶装置として使用されるメモリカード装置、およびゲー
ムデータなどを補助記憶装置に記憶する機能を有するビ
デオゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報機器などに挿着されて用いられてい
る従来のメモリカード装置は、情報機器の本体と接続す
るためのインターフェースと、データを記憶するための
不揮発性の記憶素子を備えて構成されている。
【0003】図12(a)は、このような従来のメモリ
カード装置の主要部の構成例を示している。この従来の
メモリカード80は、その動作を制御するための制御手
段81と、情報機器などのスロット内に設けられた端子
に接続するためのコネクタ82、およびデータを記憶す
るための不揮発メモリ86を備え、コネクタ82と不揮
発メモリ86は制御手段81に接続されている。
【0004】制御手段81は、例えばマイクロコンピュ
ータ(以下の図中ではマイコンと略記する。)を用いて
構成される。また、不揮発メモリ86として、例えばE
EPROMなどのフラッシュメモリが用いられる。ま
た、情報機器などとの接続インターフェースには、プロ
トコルを解釈するための制御手段としてマイクロコンピ
ュータが使われることもある。
【0005】図12(b)は、従来のメモリカード80
の制御手段81における制御項目を示している。
【0006】このように、従来のメモリカードでは、情
報機器などの本体に接続するための本体接続インタフェ
ースと、不揮発メモリにデータを入出力するためのメモ
リインタフェースを備えているだけであった。
【0007】また、家庭用TVゲーム装置のような従来
のビデオゲーム装置は、ゲームデータなどを補助記憶装
置に記憶する機能を有している。上述したメモリカード
装置は、このようなビデオゲーム装置の補助記憶装置と
しても用いられる。
【0008】図13は、補助記憶装置としてメモリカー
ドを用いる従来のビデオゲーム装置の一例を示してい
る。この従来のビデオゲーム装置11の本体2は、ほぼ
四角形状の筐体に収容されており、その中央部にビデオ
ゲームのアプリケーションプログラムが記録された記録
媒体である光ディスクが装着されるディスク装着部3
と、ゲームを任意にリセットするためのリセットスイッ
チ4と、電源スイッチ5と、上記の光ディスクの装着を
操作するためのディスク操作スイッチ6と、例えば2つ
のスロット部7A,7Bとから構成されている。
【0009】補助記憶装置として用いられるメモリカー
ド80は、このスロット部7A,7Bに挿着され、例え
ばビデオゲーム装置11上で実行されたゲームの結果な
どが、制御手段(CPU)19から送られて不揮発メモ
リ86に書き込まれる。なお、上記のスロット部7A,
7Bには、図示していない複数の操作装置(コントロー
ラ)も接続され、複数の使用者が同時に対戦ゲームなど
を行うことができるようにされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のメモリカード装置は、情報機器などの本体に接続する
ための本体接続インタフェースと、不揮発メモリにデー
タを入出力するためのメモリインタフェースを備えてい
るのみであった。すなわち、従来のメモリカード装置
は、単に補助記憶装置としての機能を有するのみであ
り、不揮発メモリに記憶されたデータをメモリカード単
独で利用することはできなかった。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
に、単にデータを記憶するだけでなく、アプリケーショ
ンプログラムをダウンロードして独立に実行したり、そ
の実行結果を他の情報機器との間でやりとりしながら協
調動作を行うことができるメモリカード装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】また、従来のビデオゲーム装置は、ゲーム
装置本体上でのみアプリケーションプログラムを動作さ
せることができ、補助記憶装置として用いられるメモリ
カード装置にはゲーム結果などを記憶できるのみである
ため、メモリカードに記憶されたゲーム結果などを、以
降に実行されるゲームに効果的に反映させることができ
なかった。
【0013】本発明は、このような問題を解決するため
に、ビデオゲーム装置の本体から補助記憶装置として用
いられるメモリカード装置にビデオゲームのアプリケー
ションプログラムをダウンロードしたり、そのメモリカ
ード装置上で独立に実行されたゲームの結果を取り入れ
て、以降に実行されるゲームを構成するなどの協調動作
を行うことができるビデオゲーム装置を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに提案する本発明のメモリカード装置は、データを記
憶する記憶素子と情報機器に接続するインタフェースと
を備え、接続された情報機器の補助記憶装置として機能
するメモリカード装置において、プログラムを格納する
プログラム格納手段と、上記プログラムの実行を制御す
る制御手段と、上記実行されるプログラムに応じて情報
を表示する表示手段と、上記プログラムを操作するため
の操作手段と、上記各手段に電源を供給する電源供給手
段とを備えることを特徴とするものである。
【0015】また、上記の課題を解決するために提案す
る本発明のビデオゲーム装置は、ゲームデータなどを補
助記憶装置に記憶する機能を有するビデオゲーム装置に
おいて、アプリケーションプログラムを供給するプログ
ラム供給部と、装置本体の中央演算処理装置が接続され
たメインバスに接続された通信制御部と、上記通信制御
部を介してメインバスに接続され、補助記憶装置が着脱
自在に接続されるスロットとを備え、上記中央演算算処
理装置は、上記プログラム供給部からのアプリケーショ
ンプログラムを、上記通信制御部を介して上記補助記憶
装置にダウンロードする制御機能を有することを特徴と
するものである。
【0016】上記の本発明によれば、ダウンロードされ
たアプリケーションソフトウェアのプログラムを独立に
実行したり、その実行結果を他の情報機器との間でやり
とりしながら協調動作を行うことができるメモリカード
装置、および補助記憶装置として用いられるメモリカー
ド装置にビデオゲームのアプリケーションプログラムを
ダウンロードしたり、そのメモリカード装置上で独立に
実行されたゲームの結果を取り入れて、以降に実行され
るゲームを構成するなどの協調動作を行う機能を有する
ビデオゲーム装置を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。以下では、ま
ず、本発明のビデオゲーム装置について説明し、次に、
本発明のメモリカード装置について説明する。そして、
最後に、上記の本発明のメモリカード装置を上記の本発
明のビデオゲーム装置の補助記憶装置として適用した場
合を例として、これらの間の協調動作について説明す
る。
【0018】図1は、本発明の実施の一形態としてのビ
デオゲーム装置の外観を示している。このビデオゲーム
装置1は、例えば光ディスク等に記録されているゲーム
プログラムを読み出して、使用者(ゲームプレイヤ)か
らの指示に応じて実行するためのものである。なお、ゲ
ームの実行とは、主としてゲームの進行、および表示や
音声を制御することをいう。
【0019】ビデオゲーム装置1の本体2は、ほぼ四角
形状の筐体に収容されており、その中央部にビデオゲー
ムのアプリケーションプログラムを供給するための記録
媒体であるCD−ROMなどの光ディスクが装着される
ディスク装着部3と、ゲームを任意にリセットするため
のリセットスイッチ4と、電源スイッチ5と、上記の光
ディスクの装着を操作するためのディスク操作スイッチ
6と、例えば2つのスロット部7A,7Bを備えて構成
されている。上記の各部の構成は、前述した従来のビデ
オゲーム装置11と同様であり、共通する部分には同一
の指示符号を付している。
【0020】なお、アプリケーションプログラムを供給
するための記録媒体は光ディスクに限定されるものでは
なく、また、通信回線を介してアプリケーションプログ
ラムが供給されるようにしてもよい。
【0021】スロット部7A,7Bには、2つの操作装
置17を接続することができ、2人の使用者が対戦ゲー
ムなどを行うことができる。また、このスロット部7
A,7Bには、後述するメモリカード装置を挿着するこ
ともできる。なお、図1では2系統のスロット部7A、
7Bを設けた構造を例示しているが、その数は2系統に
限定されるものではない。
【0022】図2は、上記の本発明に係るビデオゲーム
装置1の本体2の前部側面に設けられているスロット部
7A、7Bの様子を示している。
【0023】本実施の形態では、スロット部7A,7B
は、それぞれ2段に形成されており、その上段には後述
するメモリカード装置40A,40Bが挿着されるメモ
リカード挿入部8A,8Bが設けられ、その下段にはコ
ントローラ17の接続端子部26が接続されるコントロ
ーラ接続部12A,12Bが設けられている。
【0024】メモリカード挿入部8A,8Bの挿入孔
(スロット)は、横方向に長い長方形状に形成し、その
下側の両端のコーナーを上側の両端のコーナーに比べて
丸みを多くして、メモリカードが誤った向きに挿入され
ない構造になっている。また、メモリカード挿入部8
A,8Bには、その内部に設けられている電気的接続を
得るための接続端子を保護するシャッタが設けられてい
る。
【0025】一方、コントローラ接続部12A,12B
は、横方向に長い長方形状状をした挿入孔の下側の両端
のコーナーを上側の両端のコーナーに比べて丸みを多く
した形状にして、コントローラ17の接続端子部26が
誤った向きに接続されない構造になっており、かつメモ
リカードが誤挿入されないようにメモリカード挿入部8
A,8Bとは挿入孔の形状を異にした構造にされてい
る。
【0026】図3は、上記のビデオゲーム装置1の主要
部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【0027】このビデオゲーム装置1は、中央演算処理
装置(CPU:Central ProcessingUnit )151およ
びその周辺装置等からなる制御系150と、フレームバ
ッファ163に描画を行なう画像処理装置(GPU:Gr
aphic Processing Unit )162等からなるグラフィッ
クシステム160と、楽音,効果音等を発生する音声処
理装置(SPU:Sound Processing Unit) 等からなる
サウンドシステム170と、アプリケーションプログラ
ムが記録されている光ディスクの制御を行なう光ディス
ク制御部180と、使用者からの指示が入力されるコン
トローラ17からの信号およびゲームの設定等を記憶す
るメモリカード40A,40Bからのデータの入出力を
制御する通信制御部190と、上記の各部が接続されて
いるバス100等を備えて構成されている。
【0028】上記の制御系150は、CPU151と、
割り込み制御やダイレクトメモリアクセス(DMA:Di
namic Memory Access )転送の制御等を行なう周辺装置
制御部152と、ランダムアクセスメモリ(RAM:Ra
ndom Access Memory)からなるメインメモリ(主記憶装
置)153と、メインメモリ153,グラフィックシス
テム160,サウンドシステム170等の管理を行なう
いわゆるオペレーティングシステム等のプログラムが格
納されたリードオンリーメモリ(ROM:ReadOnly Mem
ory)154とを備えている。なお、ここでいうメイン
メモリは、そのメモリ上でプログラムを実行できるもの
をいう。
【0029】上記のCPU151は、ROM154に記
憶されているオペレーティングシステムを実行すること
により、このビデオゲーム装置1の全体を制御するもの
で、例えば32ビットのRISC−CPUからなる。
【0030】そして、このビデオゲーム装置1は、電源
が投入されると、上記の制御系150のCPU151が
ROM154に記憶されているオペレーティングシステ
ムを実行することにより、CPU151が、上記のグラ
フィックシステム160、サウンドシステム170等の
制御を行なうようになっている。また、オペレーティン
グシステムが実行されると、CPU151は、動作確認
等のビデオゲーム装置1の全体の初期化を行った後、上
記の光ディスク制御部180を制御して、光ディスクに
記録されているゲーム等のアプリケーションプログラム
を実行する。このゲーム等のプログラムの実行により、
CPU151は、使用者からの入力に応じて上記のグラ
フィックシステム160、サウンドシステム170等を
制御して、画像の表示、効果音、楽音の発生を制御す
る。
【0031】また、上記のグラフィックシステム160
は、座標変換等の処理を行なうジオメトリトランスファ
エンジン(GTE:Geometry Transfer Engine)161
と、CPU151からの描画指示に従って描画を行なう
GPU162と、このGPU162により描画された画
像を記憶するフレームバッファ163と、離散コサイン
変換などの直交変換により圧縮されて符号化された画像
データを復号する画像デコーダ164とを備えている。
【0032】上記のGTE161は、例えば複数の演算
を並列に実行する並列演算機構を備え、上記のCPU1
51からの演算要求に応じて座標変換,光源計算,行列
あるいはベクトルなどの演算を高速に行なうことができ
るようになっている。具体的には、このGTE161
は、例えば1つの三角形状のポリゴンに同じ色で描画す
るフラットシェーディングを行なう演算の場合では、1
秒間に最大150万程度のポリゴンの座標演算を行なう
ことができるようになっており、これによって、このビ
デオゲーム装置では、CPU151の負荷を低減すると
ともに、高速な座標演算を行なうことができるようにな
っている。
【0033】また、上記のGPU162は、CPU15
1からの描画命令に従って、フレームバッファ163に
対して多角形(ポリゴン)等の描画を行なう。このGP
U162は、1秒間に最大36万程度のポリゴンの描画
を行なうことができるようになっている。
【0034】さらに、上記のフレームバッファ163
は、いわゆるデュアルポートRAMからなり、GPU1
62からの描画あるいはメインメモリからの転送と、表
示のための読み出しとを同時に行なうことができるよう
になっている。このフレームバッファ163は、例えば
1Mバイトの容量を有し、それぞれ16ビットの、横が
1024画素、縦が512画素からなるマトリックスと
して扱われる。また、このフレームバッファ163に
は、ビデオ出力として出力される表示領域の他に、GP
U162がポリゴン等の描画を行なう際に参照するカラ
ールックアップテーブル(CLUT:Color Lock Up Ta
ble )が記憶されるCLUT領域と、描画時に座標変換
されてGPU162によって描画されるポリゴン等の中
に挿入(マッピング)される素材(テクスチャ)が記憶
されるテクスチャ領域が設けられている。これらのCL
UT領域とテクスチャ領域は、表示領域の変更等に従っ
て動的に変更されるようになっている。
【0035】なお、上記のGPU162は、上述のフラ
ットシェーディングの他にポリゴンの頂点の色から補完
してポリゴン内の色を決めるグーローシェーディング
と、上記のテクスチャ領域に記憶されているテクスチャ
をポリゴンに張り付けるテクスチャマッピングを行なう
ことができるようになっている。これらのグーローシェ
ーディングまたはテクスチャマッピングを行なう場合に
は、上記のGTE161は、1秒間に最大50万程度の
ポリゴンの座標演算を行なうことができる。
【0036】さらに、画像デコーダ164は、上記のC
PU151からの制御により、メインメモリ153に記
憶されている静止画あるいは動画の画像データを復号し
てメインメモリ153に記憶する。
【0037】また、この再生された画像データは、GP
U162を介してフレームバッファ163に記憶するこ
とにより、上述のGPU162によって描画される画像
の背景として使用することができるようになっている。
【0038】上記のサウンドシステム170は、CPU
151からの指示に基づいて、楽音,効果音等を発生す
るSPU171と、このSPU171により、波形デー
タ等が記録されるサウンドバッファ172と、SPU1
71によって発生される楽音,効果音等を出力するスピ
ーカ173とを備えている。
【0039】上記のSPU171は、例えば16ビット
の音声データを4ビットの差分信号として適応予測符号
化(ADPCM:Adaptive Diffrential PCM)された音
声データを再生するADPCM復号機能と、サウンドバ
ッファ172に記憶されている波形データを再生するこ
とにより、効果音等を発生する再生機能と、サウンドバ
ッファ172に記憶されている波形データを変調させて
再生する変調機能等を備えている。
【0040】このような機能を備えることによって、こ
のサウンドシステム170は、CPU151からの指示
によってサウンドバッファ172に記録された波形デー
タに基づいて楽音,効果音等を発生するいわゆるサンプ
リング音源として使用することができるようになってい
る。
【0041】上記の光ディスク制御部180は、光ディ
スクに記録されたプログラムやデータ等を再生する光デ
ィスク装置181と、例えばエラー訂正符号(ECC:
Error Correction Code )が付加されて記録されている
プログラム,データ等を復号するデコーダ182と、光
ディスク装置181からのデータを一時的に記憶するこ
とにより、光ディスクからのデータの読み出しを高速化
するバッファ183とを備えている。上記のデコーダ1
82には、サブCPU184が接続されている。
【0042】また、光ディスク装置181で読み出され
る、光ディスクに記録されている音声データとしては、
上述のADPCMデータの他に音声信号をアナログ/デ
ジタル変換したいわゆるPCMデータがある。
【0043】ADPCMデータとして、例えば16ビッ
トのデジタルデータの差分を4ビットで表わして記録さ
れている音声データは、デコーダ182で復号された
後、上述のSPU171に供給され、SPU171でデ
ジタル/アナログ変換等の処理が施された後、スピーカ
173を駆動するために使用される。
【0044】また、PCMデータとして、例えば16ビ
ットのデジタルデータとして記録されている音声データ
は、デコーダ182で復号された後、スピーカ173を
駆動するために使用される。
【0045】さらに、通信制御部190は、バス100
を介してCPU151との通信の制御を行なう通信制御
機191を備え、使用者からの指示を入力するコントロ
ーラ17が接続されるコントローラ接続部12と、ゲー
ムの設定データ等を記憶する補助記憶装置としてメモリ
カード40A,40Bが接続されるメモリカード挿入部
8A,8Bが上記の通信制御機191に設けられてい
る。
【0046】上記のコントローラ接続部12に接続され
たコントローラ17は、使用者からの指示を入力するた
めに、例えば16個の指示キーを有し、通信制御機19
1からの指示に従って、この指示キーの状態を、同期式
通信により、通信制御機191に毎秒60回程度送信す
る。そして、通信制御機191は、コントローラ17の
指示キーの状態をCPU151に送信する。
【0047】これにより、使用者からの指示がCPU1
51に入力され、CPU151は、実行しているゲーム
プログラム等に基づいて、使用者からの指示に従った処
理を行なう。
【0048】ここで、上記のメインメモリ153、GP
U162、画像デコーダ164およびデコーダ182等
の間では、プログラムの読み出し、画像の表示あるいは
描画等を行なう際に、大量の画像データを高速に転送す
る必要がある。そこで、このビデオゲーム装置では、上
述のようにCPU151を介さずに周辺装置制御部15
2からの制御により上記のメインメモリ153、GPU
162、画像デコーダ164およびデコーダ182等の
間で直接データの転送を行なういわゆるDMA転送を行
なうことができるようになっている。これにより、デー
タ転送によるCPU151の負荷を低減させることがで
き、高速なデータの転送を行なうことができる。
【0049】また、上記のCPU151は、実行してい
るゲームの設定データ等を記憶する必要があるときに、
その記憶するデータを通信制御機191に送信し、通信
制御機191はCPU151からのデータを上記のメモ
リカード挿入部8Aまたはメモリカード挿入部8Bのス
ロットに挿着されたメモリカード40Aまたはメモリカ
ード40Bに書き込む。
【0050】ここで、上記の通信制御機191には、電
気的な破壊を防止するための保護回路が内蔵されてい
る。上記のメモリカード40A,40Bは、バス100
から分離されており、装置本体の電源を入れた状態で、
着脱することができる。従って、上記のメモリカード4
0A,40Bの記憶容量が足りなくなった場合などに、
装置本体の電源を遮断することなく、新たなメモリカー
ドを挿着できる。このため、バックアップする必要があ
るゲームデータが失われてしまうことなく、新たなメモ
リカードを挿着して、必要なデータを新たなメモリカー
ドに書き込むことができる。
【0051】また、パラレルI/Oインタフェース(P
IO)201、およびシリアルI/Oインタフェース
(SIO)202は、上記のメモリカード40A,40
Bと、ビデオゲーム装置1とを接続するためのインタフ
ェースである。
【0052】次に、本発明のメモリカード装置について
説明する。以下では、本発明に係るメモリカード40に
ついて、前述した本発明に係るビデオゲーム装置1に挿
着されて使用される場合を前提として説明する。
【0053】すなわち、このメモリカード40は、ビデ
オゲーム装置1のスロット部7A,7Bに設けられたメ
モリカード挿入部8に挿着されるものであり、接続され
た複数の操作装置17に対応する固有のメモリカードと
して使用できるようになっている。例えば、2人の使用
者(ゲームプレイヤ)がゲームを行う場合には、2つの
メモリカード40A,40Bに、各自のゲーム結果など
をそれぞれ記録するという従来機能を有している。
【0054】図4は、本発明の実施の一形態としてのメ
モリカード40の外観を示している。図4(b)はメモ
リカード40の上面を、図4(a)はその挿着側の側面
を示しており、図4(c)はその反対側の側面をそれぞ
れ示している。 このように、本発明に係るメモリカー
ド40は、イベントを入力するためのボタンスイッチ4
3、液晶表示装置(LCD)などの表示画面44、後述
するワイヤレス通信手段48において例えば赤外線によ
るワイヤレス通信を行うためのワイヤレス通信窓55を
有している点が、従来のメモリカードの外観と異なって
いる。
【0055】なお、コネクタ部54の形状や寸法W,L
などは、従来のビデオゲーム装置11に用いられていた
従来のメモリカード80と共通にされている。
【0056】このメモリカード40は、ほぼ四角形状に
形成された上シェル51aと下シェル51bからなるハ
ウジング51と、このハウジング51内にメモリ素子等
を搭載した基板56とから構成されている。ハウジング
51は、ビデオゲーム装置1の本体のスロット部7A,
7Bに挿入されるものであり、その一端の側面には長方
形状の窓が形成されたコネクタ部54が設けられてい
る。このコネクタ部54の窓内には、電源用および信号
用の端子57が基板56上に配設されて臨んでいる。ま
た、ハウジング51のコネクタ部54とは反射側の側面
には、上述したワイヤレス通信を行うためのワイヤレス
通信窓55が設けられている。
【0057】ハウジング51の上面には、このメモリカ
ード40をビデオゲーム装置1の本体のスロット部7
A,7Bに挿入する方向を示す方向指示マーク59が設
けられている。利用者は、このマーク59により、ゲー
ム装置本体2に挿着する際に、その方向および表裏を簡
単に判別することができる。なお、マーク59は図4に
例示の形状に限定されるものではなく、また、メモリカ
ード40をビデオゲーム装置1の本体のスロット部7
A,7Bに着脱する際の滑り止めとしても利用できる形
状などにしてもよい。
【0058】図5(a)は、上記のメモリカード装置4
0の主要部の構成例を示すブロック図である。
【0059】メモリカード40は、前述した従来のメモ
リカード80と同様に、その動作を制御するための制御
手段41と、情報機器などのスロットに接続するための
コネクタ42、およびデータを記憶するための素子であ
る不揮発メモリ46を備えている。
【0060】制御手段41は、例えばマイクロコンピュ
ータ(図中ではマイコンと略記する。)を用いて構成さ
れ、その内部にはプログラム格納手段であるプログラム
メモリ部41aを有している。また、不揮発メモリ46
として、フラッシュメモリのように電源を切っても記録
されている状態が残る半導体メモリ素子が用いられる。
なお、本発明に係るメモリカード40は、後述するよう
に電池49を備えて構成されるため、不揮発メモリ46
としてデータを高速に入出力できるスタティックランダ
ムアクセスメモリ(SRAM)を用いることもできる。
【0061】メモリカード40は、上記の構成に加え
て、格納されたプログラムを操作するための操作(イベ
ント)入力手段であるボタンスイッチ43、上記のプロ
グラムに応じて種々の情報を表示する表示手段である液
晶表示装置(LCD)などの表示画面44、他のメモリ
カード等との間で赤外線などによりデータを送受信する
ワイヤレス通信手段48、上記の各部に電源を供給する
電池49を備えている点が異なっている。
【0062】また、メモリカード40は、電源供給手段
として小型の電池49を内蔵している。このため、ビデ
オゲーム装置1のスロット部7A,7Bから抜き取られ
た状態でも単独で動作することが可能である。なお、電
池49を充電可能なものとしてもよく、メモリカード4
0がビデオゲーム装置1の本体のスロット部7A,7B
に挿入されている状態では、そのビデオゲーム装置1か
ら電源が供給されるように構成してもよい。
【0063】このメモリカード40は、さらに、時計4
5、上記プログラムに応じて発音する発音手段であるス
ピーカ47なども備える。なお、上記の各部は、いずれ
も制御手段41に接続しており、制御手段41の制御に
従って動作する。
【0064】図5(b)は、制御手段41の制御項目を
示している。従来のメモリカード80では、情報機器へ
の本体接続インタフェースと、メモリにデータを入出力
するためのメモリインタフェースのみを備えていたが、
本発明に係るメモリカード40では、上記のインタフェ
ースに加えて、表示インタフェース、操作入力インタフ
ェース、音声インタフェース、ワイヤレス通信インタフ
ェース、時計管理、およびプログラムダウンロードイン
タフェースを備えている。
【0065】このように、メモリカード40は、従来機
能である本体接続インターフェースと不揮発メモリ管理
とは独立に、本発明により追加された機能を管理するた
めのインターフェース(ドライバ)を、制御手段(マイ
クロコンピュータ)41に持たせるようにしたため、従
来機能との互換性を保つことができる。
【0066】また、このメモリカード40は、実行され
るプログラムを操作するためのボタンスイッチ43や、
液晶表示装置(LCD)などを用いる表示画面44を備
えて構成されているため、ゲームアプリケーションを動
作させると携帯型ゲーム装置としての応用が可能であ
る。
【0067】しかも、このメモリカード40は、アプリ
ケーションプログラムを、ビデオゲーム装置1の本体か
らダウンロードされるプログラムをマイクロコンピュー
タ41内のプログラムメモリ部41aに格納する機能を
有しているため、メモリカード40上で動作するアプリ
ケーションプログラムや各種のドライバソフトを容易に
変更することができる。
【0068】以上説明したように、本発明に係るメモリ
カード40は、ビデオゲーム装置1とは独立に動作を制
御できる。従って、メモリカード40側では、プログラ
ム格納手段であるプログラムメモリ部41aに格納され
たアプリケーションによるデータを、ビデオゲーム装置
1側のアプリケーションソフトとは独立に作成できる。
また、このデータをビデオゲーム装置1とやりとりする
ことにより、メモリカード40とビデオゲーム装置1と
の協調動作(リンク)が可能となる。
【0069】さらに、メモリカード40は、時計45を
備えていることにより、時間データをビデオゲーム装置
1側と共有することも可能である。すなわち、互いの時
刻データを一致させるだけでなく、それぞれが独立に実
行するゲームの進行を、実時間に応じて制御するための
データも共有することができる。
【0070】なお、上述したビデオゲーム装置1とメモ
リカード40の間の協調動作の具体例については後述す
る。
【0071】図6は、本発明に係るメモリカード40ど
うしの間で、ワイヤレス通信を行う様子を模式的に示し
ている。このように、メモリカード40は、ワイヤレス
通信手段48において赤外線などによりワイヤレス通信
を行うためのワイヤレス通信窓55を介してデータを送
受信することにより、複数のメモリカード間で内部デー
タをやりとりすることができる。なお、上記の内部デー
タは、例えばビデオゲーム装置などの情報機器側から転
送されてメモリカード内部の記憶手段に記憶されたデー
タをも含むものである。
【0072】なお、上記の実施の形態においては、本発
明のメモリカード装置をビデオゲーム装置の補助記憶装
置として使用されるものとして説明したが、本発明のメ
モリカード装置に適用対象は、ビデオゲーム装置に限定
されるものではなく、例えば種々の情報の検索などにも
適用可能であることはもちろんである。
【0073】次に、上記のメモリカード40と前述した
本発明に係るビデオゲーム装置1との間の協調動作につ
いて説明する。
【0074】前述したように、メモリカード40は、制
御手段であるマイクロコンピュータ41で生成されたゲ
ームデータ、メモリカード内の時計45で得られた時間
データ、ワイヤレス通信手段48を介して得られる他の
メモリカードで生成されたデータなどを、ビデオゲーム
装置1の本体と共有することができる。
【0075】図7は、ビデオゲーム装置1とメモリカー
ド40の間で、協調動作を行う様子を模式的に示してい
る。
【0076】以下では、このような協調動作の例とし
て、ビデオゲーム装置1の本体に、アプリケーションソ
フトウェアのプログラムが記録された記録媒体である光
ディスク(CDROM)が装着されており、そこから読
み出されたプログラムが、ビデオゲーム装置1の本体の
スロット部7A,7Bに挿着されたメモリカード40に
ダウンロードされる場合について説明する。
【0077】まず、協調動作についての具体的な説明に
先立って、協調動作を行うための前提となるプログラム
のダウンロードについて説明する。
【0078】図8は、ビデオゲーム装置1のディスク装
着部3に装着された光ディスク(CDROM)などから
供給されるビデオゲームのアプリケーションプログラム
、ビデオゲーム装置1の制御手段であるCPU9を介
して、メモリカード40の制御手段であるマイクロコン
ピュータ41内の、プログラム格納手段であるプログラ
ムメモリ部41aに直接転送(ダウンロード)される場
合のデータの流れを示している。
【0079】図9は、上記のダウンロードの手順を示し
ている。
【0080】ステップST1では、まず、ビデオゲーム
装置1の本体(以下では単に本体ともいう。)のディス
ク装着部3に装着されたCDROMから、メモリカード
40内のマイクロコンピュータ上で動作するビデオゲー
ムのアプリケーションプログラムが、データとして読み
出される。なお、前述したように、このアプリケーショ
ンプログラムは、一般に、ビデオゲーム装置1の本体上
で動作するものとは別のものである。
【0081】次に、ステップST2で、本体の制御手段
であるCPU9は、メモリカード40の制御手段である
マイクロコンピュータ41に対して「プログラムダウン
ロード要求コマンド」を発行する。そして、CPU9は
マイクロコンピュータ41から「プログラムダウンロー
ド許可ステータス」を受け取るためにポーリングを行
う。なお、ここでいうポーリングとは、サービス要求の
有無を問い合わせてサービスを行う方法をいう。
【0082】ステップST3では、メモリカード40側
のマイクロコンピュータ41が、本体のCPU9から
「プログラムダウンロード要求コマンド」を受け取る。
【0083】そして、ステップST4で、メモリカード
側のマイクロコンピュータ41が、現在処理中のルーチ
ンを終了してプログラムダウンロードを実行できる状態
になると、本体のCPU9に対して「プログラムダウン
ロード許可ステータス」を返送する。
【0084】次に、ステップST5では、本体のCPU
9が、メモリカード側のマイクロコンピュータ41から
「プログラムダウンロード許可ステータス」を受け取る
と、ステップST1でCDROM等から読み出されたプ
ログラムを、メモリカード40のプログラム格納手段で
あるプログラムメモリ部41aに転送(ダウンロード)
して書き込む。そして、CPU9はマイクロコンピュー
タ41から「プログラムスタート許可ステータス」を受
け取るためにポーリングを行う。
【0085】このとき、ダウンロードされたデータが書
き込まれるプログラムメモリ部41aのアドレスは、マ
イクロコンピュータ41により管理される。また、上記
の説明では、本体からダウンロードされるプログラム
が、マイクロコンピュータ41内のプログラムメモリ部
41aに格納される場合を例としているが、高速にデー
タを入出力できるSRAM等の記憶素子に記憶されるよ
うにしてもよい。
【0086】ステップST6では、メモリカードのマイ
クロコンピュータ41が、本体から転送されたプログラ
ムをデータとして受け取り、プログラムメモリ部41a
に書き込む。このとき、本体のCPU9からは、プログ
ラムデータをメモリカード40のプログラムメモリ部4
1aに直接書き込んでいるように見える。また、上述し
たように、プログラムメモリ部41aのアドレスはマイ
クロコンピュータ41により管理される。
【0087】そして、ステップST7では、メモリカー
ド40のマイクロコンピュータ41が、本体から最終の
プログラムデータを受け取って実行できる環境にする
と、「プログラムスタート許可ステータス」を本体のC
PU9に返送する。
【0088】ステップST8では、本体のCPU9が、
メモリカード40のマイクロコンピュータ41から「プ
ログラムスタート許可ステータス」を受け取り、「プロ
グラムスタートコマンド」を発行する。
【0089】そして、メモリカード40のマイクロコン
ピュータ41は、本体のCPU9から「プログラムスタ
ートコマンド」を受け取ると、予め決められた所定のア
ドレスからプログラムを動作させる。
【0090】以上の手順により、ビデオゲーム装置1の
本体から、それに挿着されたメモリカード40のマイク
ロコンピュータ41内にあるプログラムメモリ部41a
に、アプリケーションプログラムが直接転送(ダウンロ
ード)される。
【0091】なお、前述したように、アプリケーション
プログラムを供給する手段は、光ディスク等の記録媒体
に限定されるものではなく、また、通信回線を介して供
給されるようにしてもよう。その場合には、上記の手順
においてステップST1のみが異なる。
【0092】ところで、上記のダウンロード手順は、ビ
デオゲーム装置1の本体から、それに挿着されたメモリ
カード40の制御手段であるマイクロコンピュータ41
内のプログラムメモリ部41aに、アプリケーションプ
ログラムが直接ダウンロードされる場合のダウンロード
手順について説明したものである。
【0093】これに対して、本体のCPU9が、アプリ
ケーションプログラムのデータをメモリカード40内の
不揮発メモリ46にダウンロードした後に、そのデータ
をマイクロコンピュータ41内のプログラムメモリ部4
1aにコピーして実行する場合もある。
【0094】図10は、このような場合のデータの流れ
を示している。すなわち、ビデオゲーム装置1のディス
ク装着部3に装着された光ディスクなどから供給される
ビデオゲームのアプリケーションプログラムは、ビデオ
ゲーム装置1の制御手段であるCPU9を介して、メモ
リカード40内の不揮発メモリ46に転送(ダウンロー
ド)された後に、制御手段であるマイクロコンピュータ
41内のプログラムメモリ部41aにコピーされて実行
される。
【0095】図11は、上記のダウンロードの手順を示
している。
【0096】ステップST11では、まず、ビデオゲー
ム装置1の本体(以下では単に本体ともいう。)のディ
スク装着部3に装着されたCDROMから、メモリカー
ド40内のマイクロコンピュータ上で動作するビデオゲ
ームのアプリケーションプログラムが、データとして読
み出される。
【0097】そして、ステップST12で、本体の制御
手段であるCPU9が、CDROMから読み出されたプ
ログラムデータを、メモリカード40の不揮発性メモリ
46に転送(ダウンロード)する。この手順は、従来の
ビデオゲーム装置11においてデータのバックアップを
行う場合などと同様である。
【0098】次に、ステップST13で、メモリカード
40の制御手段であるマイクロコンピュータ41が、従
来のデータバックアップと同様の手順で、本体のCPU
9から転送されたアプリケーションプログラムをデータ
として受け取り、不揮発メモリ46に書き込む。
【0099】次に、ステップST14で、メモリカード
40のマイクロコンピュータ41が、本体のCPU9か
ら「プログラムスタート要求コマンド」を受け取ると、
不揮発メモリ46の上記コマンドにより指示されたアド
レスから、指示されたサイズのデータをマイクロコンピ
ュータ41内のプログラムメモリ部41aにコピーす
る。
【0100】そして、メモリカード40のマイクロコン
ピュータ41は、プログラムメモリ部41aにコピーさ
れたプログラムを、そのスタートアドレスから実行す
る。
【0101】以上の手順により、ビデオゲーム装置1の
本体から、それに挿着されたメモリカード40のマイク
ロコンピュータ41内にあるプログラムメモリ部41a
に、不揮発メモリ46を介してアプリケーションソフト
ウェアのプログラムがデータとして転送(ダウンロー
ド)される。
【0102】なお、ビデオゲーム装置1からメモリカー
ド40にダウンロードされるアプリケーションプログラ
ムは、一般に、ビデオゲーム装置1の本体上で動作する
ものとは別のものである。もちろん、上記のダウンロー
ドされるアプリケーションプログラムは、ビデオゲーム
装置1上およびメモリカード40上の両方で動作するも
のであってもよい。ただし、この場合には、ビデオゲー
ム装置1側のCPUと、メモリカード40側のマイクロ
コンピュータが、同じプロセッサであるという制約が生
じる。
【0103】次に、ビデオゲーム装置1の本体から、前
述した手順でダウンロードされたアプリケーションソフ
トウェアのプログラムを、メモリカード40上で独立に
実行して、その実行結果を再びビデオゲーム装置1との
間でやりとりしながら行われる協調動作について説明す
る。
【0104】ここでは、ビデオゲーム装置1の本体上で
動作する、いわゆるロールプレイングゲームなどに登場
する人物やキャラクタの属性データが、メモリカード4
0にダウンロードされる。なお、上記の属性データと
は、成長度や性格などを表すもデータである。
【0105】そして、メモリカード40内のマイクロコ
ンピュータ41で実行されるプログラム上で、その登場
人物やキャラクタを育てることにより、それらの属性を
ビデオゲーム装置1の本体で実行されるプログラムとは
独立に変化させる。
【0106】このような、本発明に係るメモリカード4
0は、単独で動作するように構成されており、しかも小
型で携帯に便利である。このため、使用者(ゲームプレ
イヤ)は、このメモリカード40上で実行されるプログ
ラムにより登場させる人物やキャラクタをいつでも持ち
運んで育てることができる。また、使用者は、手元で育
てた登場人物やキャラクタの属性を、メモリカード40
からビデオゲーム装置1の本体に転送(アップロード)
することもできる。この場合には、属性が変化した登場
人物やキャラクタをビデオゲーム装置1の本体の本体上
で実行されているプログラムに取り込んで動作させるこ
ともできる。
【0107】以上説明したように、ビデオゲーム装置1
の本体とメモリカード40のそれぞれにおいて、登場人
物などの属性データを共有し、かつ変化させ合うことに
より、協調動作を行うことができるビデオゲームを構成
できる。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、情報機器などの補助記
憶装置として用いられる従来のメモリカード装置の機能
に加えて、格納されたプログラムを操作するための操作
入力手段、上記のプログラムに応じて種々の情報を表示
する表示手段、他のメモリカード等との間でデータを送
受信するワイヤレス通信手段、上記の各部に電源を供給
する電池などを備えて構成されるようにしたため、単に
データを記憶するだけでなく、ダウンロードされたアプ
リケーションプログラムを独立に実行したり、その実行
結果を他の情報機器との間でやりとりしながら協調動作
を行うことができるメモリカード装置を提供できる。
【0109】また、本発明によれば、ゲームデータなど
を補助記憶装置に記憶する機能を有するビデオゲーム装
置において、アプリケーションプログラムをダウンロー
ドして独立に実行したり、その実行結果を他の情報機器
との間でやりとりできるメモリカード装置を補助記憶装
置として用いるようにしたため、メモリカード装置上で
独立に実行されたゲーム結果を取り入れてゲームを構成
するなどの協調動作を行うことができるビデオゲーム装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオゲーム装置の外観を示す図
である。
【図2】上記のビデオゲーム装置のスロット部の様子を
示す図である。
【図3】本発明に係るビデオゲーム装置の主要部の具体
的な構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るメモリカードの外観を示す図であ
る。
【図5】本発明に係るメモリカード装置の主要部の構成
例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係るメモリカード装置のワイヤレス通
信機能について説明するための図である。
【図7】本発明に係るビデオゲーム装置本体とメモリカ
ード間の協調動作を説明するための図である。
【図8】上記のビデオゲーム装置本体からメモリカード
にダウンロードされるプログラムデータの流れを示す図
である。
【図9】上記のダウンロードの手順を示す図である。
【図10】上記のビデオゲーム装置本体からメモリカー
ドにダウンロードされるプログラムデータの別の流れを
示す図である。
【図11】上記のダウンロードの手順を示す図である。
【図12】従来のメモリカード装置の主要部の構成例を
示す図である。
【図13】補助記憶装置としてメモリカードを用いる従
来のビデオゲーム装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
40 メモリカード、 41 制御手段、 42 接続
コネクタ、 43 ボタンスイッチ、 44 表示画
面、 45 時計、 46 不揮発メモリ、 47 ス
ピーカ、 48 ワイヤレス通信手段、 49 電池、
51 a 上シェル、 51b 下シェル、 54
コネクタ部、 55 ワイヤレス通信窓、56 基板、
57 端子、 59 方向指示マーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する記憶素子と情報機器に
    接続するインタフェースを備え、接続された情報機器の
    補助記憶装置として機能するメモリカード装置におい
    て、 プログラムを格納するプログラム格納手段と、 上記プログラムの実行を制御する制御手段と、 上記実行されるプログラムに応じて情報を表示する表示
    手段と、 上記プログラムを操作するための操作入力手段と、 上記各手段に電源を供給する電源供給手段とを備えるこ
    とを特徴とするメモリカード装置。
  2. 【請求項2】 上記プログラムは、接続された情報機器
    からインタフェースを介して上記プログラム格納手段に
    ダウンロードされることを特徴とする請求項1記載のメ
    モリカード装置。新
  3. 【請求項3】 上記接続される情報機器はビデオゲーム
    装置であり、上記格納手段にダウンロードされたプログ
    ラムは、上記制御手段により実行されることを特徴とす
    る請求項2記載のメモリカード装置。
  4. 【請求項4】 時間情報を保持する時計をさらに備え、
    この時計からの時間情報に応じて上記プログラムを動作
    させる機能を有することを特徴とする請求項2記載のメ
    モリカード装置。
  5. 【請求項5】 上記プログラムに応じて発音する発音手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のメモ
    リカード装置。
  6. 【請求項6】 他のメモリカード装置との間でデータを
    送受信するワイヤレス通信手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項1記載のメモリカード装置。
  7. 【請求項7】 上記ワイヤレス通信手段は、赤外線によ
    りデータを送受信すること特徴とする請求項6記載のメ
    モリカード装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、接続される情報機器と
    の間で上記プログラムを協調動作させる制御機能を有す
    ることを特徴とする請求項2記載のメモリカード装置。
  9. 【請求項9】 ゲームデータなどを補助記憶装置に記憶
    する機能を有するビデオゲーム装置において、 アプリケーションプログラムを供給するプログラム供給
    部と、 上記ビデオゲーム装置本体の中央演算処理装置が接続さ
    れたメインバスに接続された通信制御部と、 上記通信制御部を介してメインバスに接続され、補助記
    憶装置が着脱自在に接続されるスロットとを備え、 上記中央演算算処理装置は、上記プログラム供給部から
    のアプリケーションプログラムを、上記通信制御部を介
    して上記補助記憶装置にダウンロードする制御機能を有
    することを特徴とする特徴とするビデオゲーム装置。
  10. 【請求項10】 上記補助記憶装置は、データを記憶す
    る不揮発性の記憶素子と、情報機器のスロットに接続す
    るインタフェースと、プログラムを格納するプログラム
    格納手段と、上記プログラムの実行を制御する制御手段
    と、上記プログラムに応じて情報を表示する表示手段
    と、上記プログラムを操作するための操作入力手段とを
    備えるメモリカード装置であることを特徴とする請求項
    9記載のビデオゲーム装置。
JP9274732A 1997-04-24 1997-10-07 メモリカード装置、ビデオゲーム装置 Pending JPH117504A (ja)

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JP10794397 1997-04-24
JP9-107943 1997-04-24
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