JPH1174998A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH1174998A
JPH1174998A JP23494797A JP23494797A JPH1174998A JP H1174998 A JPH1174998 A JP H1174998A JP 23494797 A JP23494797 A JP 23494797A JP 23494797 A JP23494797 A JP 23494797A JP H1174998 A JPH1174998 A JP H1174998A
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JP
Japan
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call
communication
charge
unit
charging
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JP23494797A
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English (en)
Inventor
広行 ▲高橋▼
Hiroyuki Takahashi
Hidezo Kugimiya
秀造 釘宮
Michihide Ochi
通秀 越智
Toshitaka Kaneda
敏孝 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 課金比率に満たない通話を行った場合、使用
者にその旨を警告し、或いは、その通話を強制的に切断
する。 【解決手段】 ROM11は、電話の発着管理及び制御
を行う呼処理制御部111、使用者が指定する電話の発
信時に一度数当たりに通話できる時間(課金比率)の設
定や、その課金比率に満たない通話を行った場合のアク
ションの設定を管理する課金比率制御部112、通話時
間を計時するタイマ制御部113等を具備している。ま
た、RAM12は使用者が指定する課金比率を記憶する
課金比率メモリ121、課金比率に満たない通話を行っ
た場合のアクションを記憶する呼切断メモリ122等を
具備しており、通話に先立って、課金比率設定する。こ
の課金比率に満たない通話を行う時は、その旨、報告
し、或いは、回線を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置,通信方
法、及び、該通信方法を記録した記録媒体に係り、より
詳細には、電話料金の状態を監視する機能を付加した電
話機、或いは、通信料金や通信時間を監視する機能を付
加した無線通信装置における料金管理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電話は、非常に便利な通信手段である。
しかし、一般の電話の課金体系は、通話時間に比例して
通話料金が増加していく所謂従量制課金であるため、頻
繁に遠地に電話をかけると通話料がかさむ。この問題を
解決する方法としては、一般の公衆網接続を専用線接続
に代えることによる月固定料金制にする方法、パケット
通信等を利用することにより、通話時間ではなく、通信
した際の情報の量に比例して課金する情報量課金にする
方法、或いは、電話局の提供サービスである月固定料金
制等を利用すると言った具合に、通信費の節減方法には
いくつもの方法が存在する。しかし、前述の通信費の節
減方法は年や月単位に行なうものであり、今すぐに移行
できるものではない。そこで、電話機側にタイマを設け
て、通話時間を通話中に表示したり、終話時に電話機内
部のトランスレータ等により通話料金の目安を表示する
ものが多くなってきている。
【0003】また、実開昭60−192558号公報に
記載の発明では、電話局の通話料金計算機と接続する電
話料金表示用の表示機を、電話機本体の見やすい箇所に
設けることにより、通話中であっても随時、その通話中
の呼の通話料金を確認することにより、通信費の節減を
行なっている。
【0004】また、実開平5−68165号公報に記載
の発明では、月単位の電話局の電話サービスに着目し、
着信先地域別に通話時間を月単位で累積し、発呼時に前
述の電話サービスの使用可否や残りの通話時間及び通話
料金を表示する機能を有している。
【0005】また、無線通信においては、従来、固定局
で通話料金がわかるようになったものがあったが、携帯
電話など移動局においては装置の位置が使用の都度変わ
り、料金が随時わかるわけではなかった。
【0006】例えば、特開平7−321963号公報に
記載の発明には、市外、市内局番に対応させた単位時間
当たりの通話料金データとその単位時間データからなる
料金テーブルを格納しておき、入力された「予定通話料
金」と発呼時に検出した局番を用いて通話時間を換算
し、それを超過した場合に、スピーカや表示部により通
知する技術が開示されている。
【0007】また、特開平7−177264号公報に記
載の発明には、供給者のCPNコンピュータから現在の
料金請求期間中に使用された種々のサービスクラスの使
用量、累積課金金額、現在の通話の料金レートなどの情
報をダウンロードし、ユーザ電話端末に表示する技術が
開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(請求項1,2の発明の目的)前述の実開昭60−19
2558号公報に記載の発明は、電話料金表示用の表示
機が通話料金計算機と接続されているため、実現するに
は高価なものとなる。また、実開平5−68165号公
報に記載の発明では、月単位の電話局の電話サービスを
対象としているため、月単位の電話局の電話サービス以
外の通話には効果がない。
【0009】請求項1,2の発明は、上述のごとき問題
点を解決するために、電話の発信時に課金比率を決め、
これを超えるような通話を使用者が行おうとした場合
に、使用者にその旨を警告し、或いは、その通話を強制
的に切断する機能を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】(請求項3,4,5の発明の目的)前記特
開平7−321963号公報に記載の従来技術では、電
話機は常に固定された定位置で使用され、通話先の局番
をもとにした単位時間当たりの料金および通話時間をも
とに通信料金を算出することによって、料金の節約を管
理するようにしている。しかし、携帯電話などの移動局
においては、発呼する場所が使用の都度に変わるため、
この方式では通信料金の算出ができず、料金を節約する
ことができないといった問題が発生する。また、例え
ば、遠距離のアクセスポイントとのデータ通信を行なっ
た場合など通信料金は知ることはできても、多額の通信
費が必要となるといった問題が発生する。
【0011】請求項3,4,5の発明は、上述のごとき
問題点を解決するために、通話の都度に課金単位情報を
取得し、使用者が予め設定した単位時間当たりの通信料
金と比較することによって、設定に合致しない通信を開
始しようとした時、つまり単位時間当りの料金が使用者
による設定よりも高い状況での通信を開始しようとした
場合には、使用者にその旨を報知することで、より通信
相手に近い場所に移動してから通信を開始することなど
で対処でき、或いは、強制的に回線を切断して通信を制
限することで、通信費を節約する通信装置、通信方法、
該通信方法を実行するための記録媒体を提供することを
目的とするものである。
【0012】(請求項6,7,8の発明の目的)また、
前記特開平7−177264号公報に記載の従来技術で
は、現在の通話時間とコストがリアルタイムで計算され
表示されるだけのため、使用者自らがそれを見て料金節
約の判断をしなければならないといった問題が発生す
る。また、例えば、インターネットでネットサーフィン
を行っている時などに、通信内容に興味を奪われ、通信
料金に対して関心が薄れて長時間の通信になってしま
い、多くの通信費が必要となるといった問題が発生す
る。
【0013】請求項6,7,8の発明は、上述のごとき
問題点を解決するために、予め通信料金の制限金額を設
定しておき、通信中、所定の金額に到達したときに使用
者にその旨を報知することで、或いは、強制的に回線を
切断することで、通信費を節約できる通信装置、通信方
法、該通信方法を実行するための記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)請求項1の発明は、電話の発着管理
及び制御を行う呼処理制御部と、使用者が指定する電話
の発信時に一度数当たりに通話できる時間(以後、課金
比率と表現する)の設定や、その課金比率に満たない通
話を行った場合のアクションの設定を管理する課金比率
制御部と、使用者が指定した課金比率を記憶する課金比
率メモリと、課金比率に満たない通話を行った場合のア
クションを記憶する呼切断メモリと、通話時間を計時す
るタイマ制御部とを具備して、前記課金比率に満たない
通話を行った場合使用者にその旨を報知し、或いは、そ
の通話を強制的に切断することを特徴とし、もって、誤
ダイヤルや想定していない高額な遠距離通話に対する警
告表示を瞬時に行い、或いは、誤ダイヤルや想定してい
ない高額な遠距離通話に対する呼切断を瞬時に行って、
通話料金を節減するようにしたものである。
【0015】(請求項2の発明)請求項2の発明は、電
話の発着管理及び制御を行う呼処理制御ステップと、使
用者が指定する課金比率の設定や、その課金比率に満た
ない通話を行った場合のアクションの設定を管理する課
金比率制御ステップと、使用者が指定する課金比率を記
憶する課金比率メモリステップと、課金比率に満たない
通話を行った場合のアクションを記憶する呼切断メモリ
ステップと、通話時間を計時するタイマ制御ステップと
から成り、前記課金比率に満たない通話を行った場合、
使用者にその旨を報知し、或いは、その通話を強制的に
切断することを特徴とし、もって、誤ダイヤルや想定し
ていない高額な遠距離通話に対する警告表示を瞬時に行
い、或いは、誤ダイヤルや想定していない高額な遠距離
通話に対する呼切断を瞬時に行って、通話料金を節減す
るようにしたものである。
【0016】(請求項3の発明)請求項3の発明は、基
地局と、この基地局を介して公衆通信回線網と通信する
ことのできる移動局装置とから構成される無線通信装置
において、課金単位記憶手段と、通信装置の使用者によ
って設定される課金レートを記憶する課金レート記憶手
段と、前記課金レート記憶手段による課金レートと前記
課金単位記憶手段による課金単位とを比較する比較手段
と、該比較手段の結果によって通話の接続を制御する課
金レート制御手段とを備え、前記課金レート記憶手段の
設定に合致しない通信を開始しようとした時、使用者に
その旨を報知し、或いは、その通信を強制的に切断する
ことを特徴とし、もって、誤ダイヤルや想定していない
高額な遠距離通話に対する警告表示を瞬時に行い、或い
は、誤ダイヤルや想定していない高額な遠距離通話に対
する呼切断を瞬時に行って、通話料金を節減するように
したものである。
【0017】(請求項4の発明)請求項4の発明は、基
地局と、この基地局を介して公衆通信回線網と通信する
ことのできる移動局装置とから構成される無線通信方法
において、課金単位記憶ステップと、通信装置の使用者
によって設定される課金レートを記憶する課金レート記
憶ステップと、前記課金レート記憶ステップによる課金
レートと前記課金単位記憶ステップによる課金単位を比
較する比較ステップと、前記比較ステップの結果によっ
て通話の接続を制御する課金レート制御ステップとから
成り、前記課金レート記憶ステップの設定に合致しない
通信を開始しようとした時、使用者にその旨を報知し、
或いは、その通信を強制的に切断することを特徴とし、
もって、誤ダイヤルや想定していない高額な遠距離通話
に対する警告表示を瞬時に行って、通話料金を節減させ
ることができ、或いは、誤ダイヤルや想定していない高
額な遠距離通話に対する呼切断を瞬時に行って、通話料
金を節減するようにしたものである。
【0018】(請求項5の発明)請求項5の発明は、基
地局と、この基地局を介して公衆通信回線網と通信する
ことのできる移動局装置とから構成される無線通信にお
ける料金管理方法を記録する記録媒体であって、該記録
媒体は、課金単位記憶ステップと、通信装置の使用者に
よって設定される課金レートを記録する課金レート記憶
ステップと、前記課金レート記憶ステップによる課金レ
ートと前記課金単位記憶ステップによる課金単位を比較
する比較ステップと、前記比較ステップの結果によって
通話の接続を制御する課金レート制御ステップと、前記
課金レート記憶ステップの設定に合致しない通信を開始
しようとした時、使用者にその旨を報知するか、又は、
その通信を強制的に切断するステップとが記録されてい
ることを特徴とし、もって、該記録媒体に記録された手
順に従って、誤ダイヤルや想定していない高額な遠距離
通話に対する警告表示を瞬時に行い、或いは、誤ダイヤ
ルや想定していない高額な遠距離通話に対する呼切断を
瞬時に行って、通話料金を節減するようにしたものであ
る。
【0019】(請求項6の発明)請求項6の発明は、基
地局と、この基地局を介して公衆通信回線網と通信する
ことのできる移動局装置とから構成される無線通信装置
において、計時手段と、課金単位記憶手段と、通信装置
の使用者によって設定される料金制限金額記憶手段と、
該料金制限金額記憶手段による制限金額と、前記課金単
位記憶手段による課金単位および前記計時手段で計時さ
れた通信時間から算出される通話料金とを比較する通信
料金比較手段と、前記通信料金比較手段の比較結果によ
って通話の接続を制御する課金レート制御手段とを備
え、通信料金が前記料金制限金額記憶手段による制限条
件に達した時、使用者にその旨を報知し、或いは、その
通信を強制的に切断することを特徴とし、もって、誤ダ
イヤルや想定していない高額な遠距離通話に対する警告
表示を瞬時に行い、或いは、誤ダイヤルや想定していな
い高額な遠距離通話に対する呼切断を瞬時に行って、通
話料金を節減するようにしたものである。
【0020】(請求項7の発明)請求項7の発明は、基
地局と、この基地局を介して公衆通信回線網と通信する
ことのできる移動局装置とから構成される無線通信方法
において、計時ステップと、課金単位記憶ステップと、
通信装置の使用者によって設定される料金制限金額記憶
ステップと、前記料金制限金額記憶ステップによる制限
金額と、前記課金単位記憶ステップによる課金単位およ
び前記計時ステップで計時された通信時間から算出され
る通話料金とを比較する通信料金比較ステップと、前記
通信料金比較ステップの比較結果によって通話の接続を
制御する課金レート制御ステップとから成り、通信料金
が前記料金制限金額記憶ステップによる制限条件に達し
た時、使用者にその旨を報知し、或いは、その通信を強
制的に切断することを特徴とし、もって、誤ダイヤルや
想定していない高額な遠距離通話に対する警告表示を瞬
時に行い、或いは、誤ダイヤルや想定していない高額な
遠距離通話に対する呼切断を瞬時に行って、通話料金を
節減するようにしたものである。
【0021】(請求項8の発明)請求項8の発明は、基
地局と、この基地局を介して公衆通信回線網と通信する
ことのできる移動局装置とから構成される無線通信にお
ける料金管理方法を記録する記録媒体であって、該記録
媒体は、計時ステップと、課金単位記憶ステップと、通
信装置の使用者によって設定される料金制限金額記憶ス
テップと、前記料金制限金額記憶ステップによる制限金
額と、前記課金単位記憶ステップによる課金単位および
前記計時ステップで計時された通信時間から算出される
通話料金とを比較する通信料金比較ステップと、前記通
信料金比較ステップの比較結果によって通話の接続を制
御する課金レート制御ステップと、通信料金が前記料金
制限金額記憶ステップによる制限条件に達した時、使用
者にその旨を報知か又はその通信を強制的に切断するス
テップとが記録されていることを特徴とし、もって、該
記録媒体に記録された手順に従って、誤ダイヤルや想定
していない高額な遠距離通話に対する警告表示を瞬時に
行い、或いは、誤ダイヤルや想定していない高額な遠距
離通話に対する呼切断を瞬時に行って、通話料金を節減
するようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき、図に示す実
施例に基づいて説明するが、本発明は、図示の実施例に
限定されるものではない。
【0023】(請求項1,2の発明)図1は、請求項1
及び2の発明を説明するための要部外観斜視図で、本発
明の通信装置は、本体キャビネット部1と蓋部3とから
構成され、本体キャビネット部1は表示部と透明なタブ
レットを一体とした入出力部2と、図示していない赤外
線通信部、ペン保持部等を有し、内部には入出力部2、
赤外線通信部、インターフェース等を制御する制御回路
等の必要箇所に電源を供給する電源部等を内蔵してい
る。なお、入出力部2については、後に、図2を参照し
て詳細な説明を行なうこととする。
【0024】蓋部3は本体キャビネット部1の背面にヒ
ンジにて矢印A方向に回動可能に連結され、入出力部2
を覆うように回動し、持ち運び時に入出力部2を保護す
る役目を果たしている。また、本体キャビネット部1の
側部には本体電源スイッチ8が設けられており、この本
体電源スイッチ8を操作して本体電源をON,OFFす
るものである。
【0025】図2は、図1に示した入出力部2の分解斜
視図で、入出力部2は薄型で文字を表示可能なマトリッ
クス方式からなる液晶表示部21と、該液晶表示部21
覆う大きさを有する透明タブレット22とが一体となっ
たものである。なお、液晶表示部21には必要に応じ
て、ELパネル等よりなるバックライト23を背面に設
けてもよい。また、透明タブレット22は透明なシート
2枚の内側面に透明電極を設け、通常状態において各々
の電極が接触しないように、小さな突起状のスペーサが
規則正しく印刷されており、指、或いは、ペンにて指示
することにより透明電極が接触し、選択された位置を検
出する。また、液晶表示部21にて表示された表示内容
との位置情報の同期を取ることにより、使用者が選択し
た液晶表示部21の位置を検出する。
【0026】図3は、本発明による通信装置の全体ブロ
ック図で、本発明による通信装置は液晶表示部21、透
明タブレット部22、タブレット制御部4、液晶回路部
5、コモン回路6、セグメント回路7、本体電源スイッ
チ8、中央制御部9、RTC10、ROM11、RAM
12、モジュラー部13、モジュラー制御部14、スピ
ーカ制御部15、及び、スピーカ部16等から構成され
る。タブレット制御部4は透明タブレット22より座標
情報を取り出すためのものであり、透明タブレット部2
2に対しては夫々の透明シートに設けられている透明電
極に接続されており、指、或いは、ペンにて指示された
位置を上記両透明電極の接触により座標検出を行なって
いる。
【0027】液晶回路部5は液晶を点灯させるドット位
置をビットマップとして記憶しており、必要に応じてコ
モン回路6、セグメント回路7に信号を送る。中央制御
部9は各種命令により入力情報、或いは出力情報を制御
するもので、ここでは、タブレット制御部4からの制御
線a、本体電源スイッチ8からの制御線b、RAM12
からの制御線c、RTC10からの制御線d、ROM1
1からの制御線e、モジュラー制御部14からの制御線
f、及び、スピーカ制御部15からの制御線gとを有す
る。RTC10は図示していないクロック信号により時
間を計時し、現在の年月日、時間を出力する。
【0028】ROM11は中央制御部9の動作を示した
プログラムを記憶したプログラムエリアを有し、内部に
は呼処理制御部111と、課金比率制御部112、タイマ
制御部113、及び、翻訳制御部114とを有している
が、詳細については後述する。RAM12は課金比率メ
モリ121、呼切断メモリ122、翻訳メモリ123、課
金単位メモリ124、タイミングメモリ125、及び、作
業用タイミングメモリ126とを有しているが、詳細に
ついては後述する。
【0029】(請求項1,2の発明の実施例1)図4
は、図3に示したROM11、RAM12を展開して示
す詳細ブロック図で、図中、図3に示したブロック図と
同様の作用をする部分には図3の場合と同一の参照番号
が付してある。なお、図4には、ループカウンタ等の1
バイト程度のサイズにて実現可能なメモリは、中央制御
部のレジスタのみで処理されるものと考え、詳細につい
ては省略している。また、本発明を説明する上で必要の
ないタイムアウト処理等を省略し、例外処理については
フローチャート上ではその他の処理として扱うものとす
る。
【0030】図5は、本発明の処理動作の概略を示すフ
ローチャートで、まず、本装置にて、ステップS1で通
信メニューを選択すると、通信メニュー画面表示を行な
う。このときの画面表示の様子の一例を図6に示す。次
いで、ステップS2で、課金比率設定や電話接続を含む
発呼処理を行なう。発呼処理については、後程、図7の
フローチャートを用いて詳しく説明する。ステップS3
では、接続相手側から応答が有るかどうかを判別する。
このステップS3で接続相手側から応答が有る場合は、
ステップS4へ進み、接続相手側から応答が無い場合
は、処理を終了する。ステップS4では、応答信号受信
処理を行なうが、この応答信号受信処理については、後
程、図10のフローチャートを用いて詳しく説明する。
ステップS5では、課金信号受信処理を行なう。この課
金信号受信処理については、後程、図12のフローチャ
ートを用いて詳しく説明する。以上により、処理を終了
する。以下、それぞれの処理について説明する。
【0031】図7は、課金比率制御部112が起動され
たときの、発呼時のフローチャートで、ステップS11
では、図6の状態にて使用者が液晶表示部21の課金比
率設定ボタン位置(図6中の点線枠部分A)上にペンD
OWNを行なうことにより、透明タブレット部22にて
割り込みを受け付ける。ステップS12では、入力制御
部41にて透明タブレット部22へペンDOWNされた座
標位置を読み込む。ステップS13では読み込んだ座標
位置を判定し、その座標位置が課金比率設定ボタン位置
であればステップS14へ進み、座標位置が課金比率設
定ボタン位置以外であればその他の処理を行なう。ステ
ップS14では、まず、課金比率設定画面(図8)を表
示する。この図8の画面上の入力ボックスBに課金比率
を秒単位で入力する手段は、同画面上に設けられたテン
キーCを用いる。このテンキーCを用いて入力された値
が、課金比率メモリ121に記憶される。
【0032】また、図8の画面上のチェックボックスD
は、前述にて指定した課金比率より少ない時間で課金さ
れる通話をした場合のアクションを設定し、このチェッ
クボックスDにチェックを行なわない場合は通話開始
後、指定した課金比率より短い時間で課金される通話を
検出した際に、使用者に警告を表示することのみを行な
う。このチェックボックスDへのチェック済か否かの値
が呼切断メモリ122に設定される。今回の例では呼切
断未設定とする。そして、使用者が図8の画面上の登録
ボタン(点線枠部分E)上にペンDOWNを行なうこと
により、透明タブレット部22にて割り込みを受け付
け、入力制御部41にて透明タブレット部22へペンDO
WNされた座標位置を読み込む。そして、読み込んだ座
標位置を判定し、その座標位置が登録ボタン位置であれ
ば確認画面(図9)を表示する。この図9の画面上では
課金比率設定画面(図8)上で設定した項目を表示す
る。今回の例では課金比率の60、及び条件を満たさな
い場合の警告を表示する。
【0033】ステップS15では使用者が確認画面(図
9)を確認後に、同画面上の発呼ボタン(点線枠部分
F)上にペンDOWNを行なうことにより、透明タブレ
ット部22にて割り込みを受け付ける。ステップS16
では、入力制御部41にて透明タブレット部22へペンD
OWNされた座標位置を読み込む。そして、ステップS
17では読み込んだ座標位置を判定し、その座標位置が
発呼ボタン位置であれば呼処理制御部111が起動され
ステップS18へ進み、座標位置が発呼ボタン位置以外
であれば、その他の処理を行なう。ステップS18で
は、発呼時に接続する相手先の番号を指定する。今回の
例では、発呼先の番号指定処理の詳細な説明は省略する
が、図8に類似した画面を表示し、テンキーにより相手
先番号を入力する。
【0034】ステップS19では翻訳制御部114が起
動され、ステップS18にて指定された相手先番号の翻
訳処理を行なう。ここでは、翻訳メモリ123を用いる
ことにより、相手先番号よりその課金単位を求め、課金
単位メモリ124に設定する。ここで、課金単位とは、
課金登算単位を示し、今回の例では日本国内での通話で
は1度数単位登算、日本国外への通話では10数度単位
登算とする。ステップS20では課金比率制御部112
が起動され、ステップS19にて求められた課金単位メ
モリ124より、課金比率メモリ121の値を変換し、そ
の変換した値を課金比率メモリ121に再設定する。今
回の例では、この値は国内での処理であるため、60秒
×1度数=60秒/登算であるが、国外の場合は60秒
×10度数=600秒/登算となる。ステップS21で
は呼処理制御部111が起動され、相手先へ発呼信号を
送信することにより、発呼処理が完了する。発呼信号
は、ISDN信号方式におけるユーザ網インターフェー
スの場合では、SETUP信号に相当するが特に限定し
ない。
【0035】図10は、呼処理制御部111が起動され
たときの、応答信号受信時のフローチャートで、ステッ
プS31では、接続相手側が応答することにより、応答
信号を受信する。応答信号は、ISDN信号方式におけ
るユーザ網インターフェースの場合では、CONNEC
T信号に相当するが特に限定しない。ステップS32で
はタイマ制御部113が起動され、RTC10のシリア
ル値をタイミングメモリ125に設定し、接続表示画面
(図11)を表示して処理を終了する。この図11の画
面上には課金単位メモリ124の登算単位を表示させ
る。今回の例では1度数を示す。
【0036】図12は、呼処理制御部111が起動され
たときの、課金信号受信時のフローチャートで、ステッ
プS41では、発側交換機より課金信号を受信する。こ
こで、発側交換機は、前述の発呼信号送信先であり、応
答信号送信元であった交換機を示す。課金信号は、IS
DN信号方式におけるユーザ網インターフェースの場合
では、FACILITY信号やINFORMATION
信号等に相当するが特に限定しない。ステップS42で
はタイマ制御部113が起動され、タイミングメモリ1
5を読み出し、既に値が設定されていればステップS
43に進み、設定されていなければ処理を終了する。ス
テップS43ではタイミングメモリ125を作業用タイ
ミングメモリ126に設定した後で、タイミングメモリ
125をリセットすることによりタイマを停止させる。
【0037】ステップS44では課金比率メモリ121
と作業用タイミングメモリ126を比較し、課金比率メ
モリ121の方が大きければステップS45へ進み、課
金比率メモリ121が作業用タイミングメモリ126以下
ならば、ステップS51へ進んでタイマ制御部113
起動し、RTC10のシリアル値をタイミングメモリ1
5に設定して終了する。
【0038】ステップ45では呼切断メモリ122を判
定し、呼切断が設定されていなければステップS46へ
進み、呼切断が設定されていれば呼処理制御部111
起動されステップS53へ進むが、ステップS53以降
は実施例2にて説明する。ステップS46では、警告画
面(図13)を表示させる。この画面上には課金単位メ
モリ124(今回の例では1度数を示す)及び作業用タ
イミングメモリ126(今回の例では45を示す)を表
示させる。
【0039】ステップS47では使用者が図13の画面
上の監視しないボタン(点線枠部分G)上にペンDOW
Nを行なうことにより、透明ダブレット部22にて割り
込みを受け付ける。ステップS48では、入力制御部4
1にて透明タブレット部22へペンDOWNされた座標位
置を読み込む。そして、ステップS49では読み込んだ
座標位置を判定し、その座標位置が呼切断ボタン位置以
外であればステップS50へ進み、呼切断ボタン位置で
あれば呼処理制御部111を起動してステップS53へ
進む。ステップS53以降は、実施例2にて説明する。
ステップS50では読み込んだ座標位置を判定し、その
座標位置が継続ボタン位置であればステップS51へ進
み、タイマ制御部113を起動し、RTC10のシリア
ル値をタイミングメモリ125に設定して終了し、継続
ボタン位置以外であればステップS52へ進む。ステッ
プS52では読み込んだ座標位置を判定し、その座標位
置が監視しないボタン位置であれば何もせず処理を終了
し、監視しないボタン位置以外であればその他の処理を
行なう。以上により、実施例1の発明によれば電話の発
信時に決められた課金比率を超えるような通話を使用者
が行おうとした場合に、使用者にその旨を警告する機能
を提供する。
【0040】(請求項1,2の発明の実施例2)この実
施例2の発明は、電話の発信時に決められた課金比率を
超えるような通話を使用者が行おうとした場合に、その
通話を強制的に切断する機能を有するもので、この実施
例2においては、図7に示した課金比率設定時(S1
4)、図14に示す課金比率設定画面が表示され、課金
比率が設定されると、図15に示す確認画面が表示され
るが、課金の設定方法は、実施例1の場合と同じであ
る。実施例2の発明は、前記実施例1の発明とほぼ同一
であり、図5のステップS5の課金信号受信時の処理、
すなわち、図4の呼処理制御部111が起動されたとき
の、課金信号受信時の処理の一部が異なるだけである。
【0041】図12は、図4に示した呼処理制御部11
1が起動されたときの、課金信号受信時のフローチャー
トで、前述の実施例1の場合と同様、ステップS41で
は、発側交換機より課金信号を受信する。ここで、発側
交換機は、前述の発呼信号送信先であり、応答信号送信
元であった交換機を示す。課金信号は、ISDN信号方
式におけるユーザ網インターフェースの場合では、FA
CILITY信号やINFORMATION信号等に相
当するが特に限定しない。ステップS42ではタイマ制
御部113が起動され、タイミングメモリ125を読み出
し、既に値が設定されていればステップS43に進み、
設定されていなければ処理を終了する。ステップS43
ではタイミングメモリ125を作業用タイミングメモリ
126に設定した後で、タイミングメモリ125をリセッ
トすることによりタイマを停止させる。
【0042】ステップS44では課金比率メモリ121
と作業用タイミングメモリ126を比較し、課金比率メ
モリ121の方が大きければステップS45へ進み、課
金比率メモリ121が作業用タイミングメモリ126以下
ならばステップS51へ進んでタイマ制御部113を起
動し、RTC10のシリアル値をタイミングメモリ12
5に設定して終了する。
【0043】ステップS45では呼切断メモリ122
判定し、呼切断が設定されていれば呼処理制御部111
が起動されてステップS53へ進み、呼切断が設定され
ていなければステップS46へ進む。ステップS46以
降は実施例1にて説明済のため省略する。ステップS5
3では、切断信号を送信し、呼切断完了画面(図16)
を表示させて処理を終了する。切断信号は、ISDN信
号方式におけるユーザ網インターフェースの場合では、
DISCONNECT信号に相当するが特に限定しな
い。この図16の画面上には課金単位メモリ124(今
回の例では1度数を示す)及び作業用タイミングメモリ
126(今回の例では45を示す)を表示させる。
【0044】以上により、実施例2の発明によれば電話
の発信時に決められた課金比率を超えるような通話を使
用者が行おうとした場合に、その通話を強制時に切断す
る機能を提供する。
【0045】(請求項3〜8の発明)次に、本発明を無
線通信装置に適用した場合の実施例について説明する。
図17は、本発明における無線通信装置に適用した場合
の外観を示す斜視図で、図中、21は表示部兼入出力部
22、図示していない赤外線通信部、ペン保持部等を有
する本体キャビネット部であり、内部には表示部と透明
なタブレットを一体とした前記表示部兼入出力部22、
赤外線通信部、インターフェース等を制御する制御回路
等の必要箇所に電源を供給する電源部等を内蔵してい
る。
【0046】表示部兼入出力部22は、図2で説明した
ように、薄型で文字を表示可能なマトリックス方式から
なる液晶表示部221と、該液晶表示部221を覆う大き
さを有する透明タブレット222からなり、該透明タブ
レット222は、例えば、透明なシート2枚の内側面に
透明電極を設け、通常状態において各々の電極が接触し
ないように、小さな突起状のスペーサが規則正しく印刷
されており、指、或いは、ペンにて指示することにより
透明電極が接触し、選択された位置を透明タブレット2
2にて検出することを可能としている。また、液晶表
示部221にて表示された表示内容との位置情報の同期
を取ることにより使用者が選択した液晶表示部221
位置を検出することが可能である。なお、液晶表示部2
1には必要に応じてELパネル223等よりなるバック
ライトを背面に設けても良い。
【0047】図17の23は蓋部であり、該蓋部23は
本体キャビネット部21背面にヒンジにて接続されてお
り、表示部兼入出力部22を覆うように矢印A方向に回
動し、持ち運び時に表示部兼入出力部22を保護する役
目をはたしている。24は受信用音声等を出力するスピ
ーカであり、25は送信用音声等を入力するマイク、2
6は無線により送受信を行うためのアンテナである。な
お、装置は一体ではなく、携帯情報端末部と通信部とを
分離し、コードなどを用いて接続した形態のものであっ
てもよい。
【0048】図18は、本発明における通信装置の全体
を示したブロック図で、液晶表示部221、透明タブレ
ット222は、図2において説明を行った液晶表示部2
1と透明タブレット222と同一であるため説明を省略
する。27は透明タブレット222より座標情報を取り
出すためのタブレット制御部であり、透明タブレット2
2に対しては、それぞれの透明シートに設けられてい
る透明電極に接続されており、指、或いは、ペンにて指
示された位置を上記両透明電極の接触により座標検出を
行っている。28は液晶回路部であり、液晶を点灯させ
るドット位置をビットマップとして記憶しており、必要
に応じてコモン回路29、セグメント回路30に信号を
送る。31は本体電源スイッチであり、本体電源をON
/OFFするスイッチである。32は各種命令により入
力情報、或いは、出力情報の演算・制御をする中央制御
部であり、図19に示すように、比較部321、通信料
金比較部322、表示メモリ323を有している。33は
図示していないクロック信号により時間を計時するタイ
マ部であり、現在の年月日、時間を出力している。34
はROMであり、中央制御部32の動作を示すプログラ
ムを記憶したプログラムエリアを有し、図19に示すよ
うに、内部には課金レート制御部341、タイマ制御部
342、翻訳制御部343を有している。
【0049】35はRAMであり、使用者が表示部兼入
出力部22より入力した文章や図形等の各種データを記
憶するデータメモリ350、課金レートメモリ351、発
呼切断フラグ352、翻訳メモリ353、課金単位メモリ
354、タイミングメモリ355、作業タイミングメモリ
356、料金制限金額メモリ357を有している。36は
オーディオ制御部であり、受信したデータを音声データ
に変換し、スピーカ24から出力している。また、オー
ディオ制御部36では、マイク25から入力された音声
データを送信可能なデータ形式に変換している。37は
モデム部であり、オーディオ制御部36と送受信部38
との間でのデータ変換を行っている。38は送受信部で
あり、アンテナ26を介して無線によるデータの送受信
を行っている。
【0050】(請求項3,4,5の発明)請求項3の発
明は、無線通信装置に関する発明、請求項4の発明は、
無線通信方法に関する発明、請求項5の発明は、請求項
4の発明を実行するプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体に関する発明であり、カテゴリ
ーが異なるのみで、これらは実質的に同一の発明である
ため、以下、同時に説明するが、記録媒体に記録される
プログラムについては、最後に図36を用いて追加説明
する。
【0051】まず、本装置において通信を行うために
は、通信メニュー画面(図20)を表示する。ここで、
図20に示すテンキー39をペンでタッチして、通信相
手の電話番号を電話番号入力エリア40に入力する。テ
ンキー39をタッチすると、図2の透明タブレット部2
2で得られたタッチ位置を、図19のタブレット制御
部27で検出し、中央制御部32の表示メモリ323
出力し、表示部兼入出力部22の電話番号入力エリア4
0に対応する数字を表示する。このとき入力された電話
番号は、RAM35の翻訳メモリ353に保持され、こ
の電話番号での課金単位を求め、RAM35の課金単位
メモリ354に記憶する。通信相手の電話番号を入力し
た後に、図20の通信開始ボタン41をタッチすると、
RAM35の翻訳メモリ353から入力された電話番号
を中央制御部32に出力し、オーディオ制御部36、モ
デム部37、送受信部38、アンテナ26を介して発呼
する。
【0052】通信をやめるときは、図20の通信メニュ
ー終了ボタン42にタッチし、通信メニューを終了す
る。料金制限の設定を行うためには、図20の料金制限
設定ボタン43をタッチする。料金制限設定ボタン43
にタッチすると、図21に示すように料金制限メニュー
が表示される。ここで、図21の通話時間当たりの金額
設定ボタン44をタッチすると、図22に示すように通
話時間当たりの金額設定画面が表示される。また、図2
1の通話料金の上限金額設定ボタン45をタッチする
と、図27に示すように、通話料金の上限金額設定画面
が表示されるが、この処理に関しては後程請求項6,
7,8の動作に関しての説明において詳述する。また、
図21の戻るボタン46をタッチすると、1つ前の画面
である図20の通信メニュー画面が表示される。通話時
間当たりの金額設定ボタン44にタッチしたときの図2
2の通話時間当たりの金額設定画面では、テンキー39
により、「1」、「0」、「0」と入力すると、図に示
すように入力ボックス47に「100」と表示される。
【0053】また、図22の単位時間変更キー48をタ
ッチしたときには、図23に示すように、図22では
「3」となっていた単位時間の部分にリストダウンボッ
クス51が現れ、分刻みで指定可能となっている。この
リストダウンボックス51の中で「3」をタッチする
と、図22の「3分当たり100円以下であれば通信す
る」の表示となる。なお、ここでは単位時間の変更を分
刻みで行っているが、1分、5分、10分、15分など
のように、単位時間に幅を持たせるようにしてもよい。
また、海外において使用される装置においては、ドル、
マルク、フランなど海外通貨単位を用いるとよい。
【0054】また、図22において、戻るキー49をタ
ッチしたときには、1つ前の画面である図21の料金制
限メニュー画面が表示される。ここで、図22の設定キ
ー50をタッチすると、入力ボックス47に表示された
数値と、設定された単位時間とから課金レートを計算
し、RAM35の課金レートメモリ351に記憶する。
例えば、図22のように「3分当り100円以下であれ
ば通信する」の場合、100円を3分で割り、1分当た
りの金額「33円」を算出する。
【0055】また、図22において、設定キー50をタ
ッチすると、図24の条件外時処理設定画面が表示され
る。この画面は前述した通信時間当たりの金額設定での
条件と合致しない場合にどのような処理を行うかを設定
するものであり、ここで使用者が図24の通信中止ボタ
ン52をタッチすると、「条件外の場合に通信を中止す
る」と指定され、RAM35の発呼切断フラグ352
“1”を記憶し、設定を終了して図20の通信メニュー
を表示する。
【0056】ここで、図20の電話番号入力エリア40
に電話番号を入力し、通信開始ボタン41をタッチする
と、RAM35の課金単位メモリ354の値と、課金レ
ートメモリ351の値を比較する。比較した結果、入力
された電話番号が1分当たり「33円」でかけられるも
のであれば、発呼処理を行い、1分当たり「33円」で
かけられない場合には、図25のように表示し電話を切
る。また、使用者が“条件外”であることを知らせる報
知ボタン53(図24)をタッチすると、「条件外の場
合にその旨を報知する」と指定され、RAM35の発呼
切断フラグ352に“0”を記憶し、設定を終了して図
20の通信メニューを表示する。
【0057】ここで、図20の電話番号入力エリア40
に電話番号を入力し、通信開始ボタン41をタッチする
と、RAM35の課金単位メモリ354の値と、課金レ
ートメモリ351の値を比較する。比較した結果、入力
された電話番号が1分当たり「33円」でかけられるも
のであれば、発呼処理を行い、1分当たり「33円」で
かけられない場合には、図26のように表示し、電話を
切る。ここでは表示を行うことによって使用者に報知し
ているが、警告音、或いは音声等を用いて報知してもよ
い。図24で戻るキー54をタッチしたときには、図2
2の通話時間当たりの金額設定メニュー画面が表示され
る。
【0058】次に、図19を用いて上記の設定を行った
ときの通信動作を説明する。使用者が図20の通信メニ
ューで通信開始ボタン41をタッチすると、透明タブレ
ット部222でペンタッチを検出し、タブレット制御部
27でペンタッチ位置を中央制御部32に出力する。中
央制御部32ではペンタッチされたのが通信開始ボタン
41であることを認識し、翻訳制御部343に信号を出
力する。翻訳制御部343ではRAM35の翻訳メモリ
353を用いて、相手の電話番号とセルサイトの中継に
よりCPNから送られてきた課金情報とから課金単位を
求め、課金単位メモリ354に保持する。
【0059】次に、比較部321により、RAM35の
課金レートメモリ351の条件と課金単位メモリ354
課金単位とを比較し、その比較結果をROM34の課金
レート制御部341に出力する。ROM34の課金レー
ト制御部341では、比較部321の比較結果が「課金単
位が課金レートメモリ351の条件を満たす」となった
場合に通話を行い、比較部321の比較結果が「課金単
位が課金レートメモリ351の条件を満たさない」とな
った場合にRAM35の発呼切断フラグ352の内容を
読み出す。
【0060】発呼切断フラグ352の内容が“1”であ
る場合には、課金レート制御部341より中央制御部3
2に信号を出力し、図25の通信中止画面を表示部兼入
出力部22に表示し、回線を切断する。発呼切断フラグ
352の内容が“0”である場合には、課金レート制御
部341より中央制御部32に信号を出力し、図26の
条件外報知画面を表示部兼入出力部22に表示し、通話
を行う。以上の動作によって、通話時間当たりの金額を
設定し、設定した条件外の通信の場合に、使用者が設定
した方法(回線を切断、或いは、条件外であることの報
知)で、通信を制御することができる。
【0061】(請求項6,7,8の発明)請求項6の発
明は、無線通信装置に関する発明、請求項7の発明は、
無線通信方法に関する発明、請求項8の発明は、請求項
7の発明を実行するプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に関する発明であり、カテゴリ
ーが異なるのみで、これらは実質的に同一の発明である
ため、以下、同時に説明するが、記録媒体に記録される
プログラムに関しては、最後に、図36を用いて追加説
明する。
【0062】まず、本装置において通信を行うために
は、通信メニュー画面(図20)を表示する。ここで、
図20に示すテンキー39をペンでタッチして、通信相
手の電話番号を電話番号入力エリア40に入力する。テ
ンキー39をタッチすると、図18に示した透明タブレ
ット部222で得られたタッチ位置を、図19のタブレ
ット制御部27で検出し、中央制御部32の表示メモリ
323に出力し、表示部兼入出力部22の電話番号入力
エリア40に対応する数字を表示する。このとき入力さ
れた電話番号は、RAM35の翻訳メモリ353に保持
され、この電話番号での課金単位を求め、RAM35の
課金単位メモリ354に記憶する。通信相手の電話番号
を入力した後に、図20の通信開始ボタン41をタッチ
すると、RAM35の翻訳メモリ353から入力された
電話番号を中央制御部32に出力し、オーディオ制御部
36、モデム部37、送受信部38、アンテナ26を介
して発呼する。
【0063】通信をやめるときは、図20の通信メニュ
ー終了ボタン42にタッチし、通信メニューを終了す
る。料金制限の設定を行うためには、図20の料金制限
設定ボタン43をタッチする。料金制御設定ボタン43
をタッチすると、図21に示すように料金制限メニュー
が表示される。ここで、図21の通話料金の上限金額設
定ボタン45をタッチすると、図22に示すように通話
料金の上限金額設定画面が表示される。また、図21の
戻るボタン46をタッチすると、1つ前の画面である図
20の通信メニュー画面が表示される。
【0064】図21の通話料金の上限金額設定ボタン4
5にタッチしたときの、図27の通話料金の上限金額設
定画面では、テンキー39の各キーをタッチすること
で、通話料金の上限金額を入力する。テンキー39によ
り、「1」、「0」、「0」、「0」と入力すると、図
27に示すように入力ボックス55に「1000」と表
示される。
【0065】なお、海外において使用される装置におい
ては、ドル、マルク、フランなど海外通貨単位を用いる
とよい。図27の戻るキー58をタッチしたときには、
図21の料金制限メニュー画面が表示される。ここで、
図27の設定キー59をタッチすると、入力ボック55
に表示された数値をRAM35の料金制限金額メモリ3
7に記憶する。
【0066】また、図27の設定キー59をタッチする
と、図28の上限金額到達時処理設定画面が表示され
る。この画面は前述した通信料金の上限金額設定での上
限金額に到達した場合にどのような処理を行うかを設定
するものであり、ここで使用者が通信中止ボタン60を
タッチすると、「上限金額に到達した場合に通信を中止
する」と指定され、RAM35の発呼切断フラグ352
に“1”を記憶し、設定を終了し、図20の通信メニュ
ーを表示する。なお、このフラグは“通話時間当たりの
金額設定”での条件外処理の動作を指定するフラグとは
別ものである。ここで、図20の電話番号入力エリア4
0に電話番号を入力し、通信開始ボタン41をタッチす
ると、通信を開始する。
【0067】図27で通話料金の上限なしと設定した場
合には、そのまま料金制限なしで通信を開始、継続す
る。図27で通話料金の上限を指定した場合には、通信
中、図19に示すタイマ制御部342で通話時間を計時
しており、現在の通話時間とRAM35の課金単位メモ
リ354を掛け合わせ、使用金額を算出している。算出
した使用金額は、図27で設定した上限金額「1000
円」(この金額は図19に示す料金制限金額メモリ35
7に記載されている)と通信料金比較部322で比較し、
この上限金額に到達した時点で、図29の上限金額到達
時画面を表示部兼入出力部22に表示し、回線を切断す
る。
【0068】また、図28の上限金額到達時処理設定画
面で使用者が“上限金額に達したことを報知”ボタン6
1をタッチすると、「上限金額に達した場合にその旨を
報知する」と指定され、RAM35の発呼切断フラグ3
2に“0”を記憶し、設定を終了し、図20の通信メ
ニューを表示する。なお、このフラグは通話時間当たり
の金額設定での条件外処理の動作を指定するフラグとは
別のものである。通信料金が上限金額に到達した時点
で、図30の上限金額到達報知画像を表示部兼入出力部
22に表示し、通信を継続する。ここでは表示を行うこ
とによって使用者に報知しているが、警告音、或いは音
声等を用いてもよい。図28で戻るキー62をタッチし
たときには、1つ前の画面である図27の通話料金の上
限金額設定画面が表示される。
【0069】次に、上記の設定を行ったときの通信動作
を図19を用いて説明する。使用者が図20の通信メニ
ューで通信開始ボタン41をタッチすると、透明タブレ
ット部222でペンタッチを検出し、タブレット制御部
27でペンタッチ位置を中央制御部32に出力する。中
央制御部32では、ペンタッチされたのが通信開始ボタ
ン41であることを認識し、翻訳制御部343に信号を
出力する。翻訳制御部343ではRAM35の翻訳メモ
リ353を用いて、相手の電話番号とセルサイトの中継
よりCPNから送られてきた課金情報とから課金単位を
求め、課金単位メモリ354に保持する。
【0070】通信が開始されると、中央制御部32から
タイマ制御部342に信号を出力し、タイマ制御部342
を起動する。タイマ制御部342では、通信が開始され
た時間をRAM35のタイミングメモリ355に出力
し、以降通信が終了するまで1秒毎にタイマ制御部34
2からタイミングメモリ355に信号を出力する。タイミ
ングメモリ355ではタイマ制御部342から出力された
信号により、通話時間を計時しており、計時した通話時
間をタイマ制御部342を介して通信料金比較部322
出力している。通信を終了したときには、タイミングメ
モリ355の内容を作業用タイミングメモリ356に出力
した後で、タイミングメモリ355をリセットすること
でタイマを停止させる。
【0071】次に、通信料金比較部322で、RAM3
5の料金制限金額メモリ357と、課金単位メモリ354
の課金単位にタイミングメモリ355で計時した通話時
間を掛けたものとを比較し、その比較結果をROM34
の課金レート制御部341に出力する。ROM34の課
金レート制御部341では、通信料金比較部322の比較
結果が「通話料金が料金制限金額メモリ357に満たな
い」となった場合に通話を行い、比較部321の比較結
果が「通話料金が料金制限金額メモリ357に記憶され
た金額に到達」となった場合にRAM35の発呼切断フ
ラグ352の内容を読み出す。
【0072】発呼切断フラグ352の内容が“1”であ
る場合には、課金レート制御部341より中央制御部3
2に信号を出力し、図29の通信中止画面(上限金額到
達時画面)を表示部兼入出力部22に表示し、回線を切
断する。発呼切断フラグ352の内容が“0”である場
合には、図30の条件外報知画面(上限金額到達報知画
面)を表示部兼入出力部22に表示し、通話を継続す
る。以上の動作によって、通話料金の上限金額を設定
し、通信が設定した上限金額に到達した場合に、使用者
が設定した方法(回線を切断、或いは条件外にあること
の報知)で、通信を制御することができる。
【0073】次に、上記動作に関しての一連の処理につ
いて、図31〜図35のフローチャート参照しながら説
明する。図31は、料金制限設定処理を示すフローチャ
ートで、まず、ステップS61で図20の通信メニュー
上で“料金制限設定”を指定したかどうかを判断する。
“料金制限設定”を指定している場合には、ステップS
62で図20の料金制限メニュー上において“通話時間
当たりの金額設定”を指定しているかどうかを判断す
る。“通話時間当たりの金額設定”を指定していない場
合には、ステップS64に進み、“通話時間当たりの金
額設定”を指定している場合には、ステップS63で通
話時間当たりの金額設定画面を表示部兼入出力部22に
表示し、通話時間当たりの金額設定処理を行う。この通
話時間当たりの金額設定処理に関しては、後程、図32
のフローにおいて詳述する。
【0074】“通話時間当たりの金額設定”をしていな
い場合には、ステップS64で、“通話料金の上限金額
設定”を指定しているかどうかを判断する。“通話時間
当たりの上限金額設定”を指定していない場合には、ス
テップS66に進み、“通話時間当たりの上限金額設
定”を指定している場合には、ステップS65で通話料
金の上限金額設定画面を表示部兼入出力部22に表示
し、通話料金の上限金額設定処理を行う。この通話料金
の上限金額定処理に関しては、後程、図33のフローに
おいて詳述する。“通話時間当たりの金額設定”を指定
していない場合には、ステップS66で“戻る”を指定
しているかどうかを判断する。“戻る”を指定した場合
には、ステップS61に戻り、図20の通信メニューを
表示する。また、“戻る”を指定していない場合にはス
テップS62に戻り、ステップS62からステップS6
6の処理を繰り返す。
【0075】図32は、通話時間当たりの金額設定画面
での処理を示すフローチャートで、まず、ステップS7
1で通話時間当たりの金額設定画面において、ペンタッ
チされた位置を判断する。ペンタッチされた位置が図2
2の戻るキー49である場合には、図21の料金制限メ
ニューに戻り、ペンタッチされた位置がテンキー39で
あれば、ステップS72でテンキー39にて指示された
数値を図22の入力ボックス47に表示し、ステップS
71に戻る。ペンタッチされた位置が図22の単位時間
変更キー48であれば、ステップS73で単位時間を図
23のリストダウンボックス51から選択し、ステップ
S71に戻る。ペンタッチされた位置が図22の設定キ
ー50である場合には、ステップS74で入力された金
額と設定された単位時間により、1分当たりの金額に換
算し、ステップS75で換算した値をRAM35の課金
レートメモリ351に記憶する。
【0076】次のステップS76では図24の条件外時
処理設定画面を表示し、ステップS77でペンタッチさ
れた位置を判断する。ペンタッチされた位置が図24の
戻るキー54である場合には、通話時間当たりの金額設
定画面に戻り、ペンタッチされた位置が通信中止ボタン
52である場合には、ステップS78でRAM35の発
呼切断フラグ352に“1”をセットする。ペンタッチ
された位置が、“条件外”であることを報知するボタン
53であれば、ステップS79でRAM35の発呼切断
フラグ352に“0”をセットする。
【0077】図33は、通話料金の上限金額設定画面で
の処理を示すフローチャートで、まず、ステップS81
で通話料金の上限金額設定画面において、ペンタッチさ
れた位置を判断する。ペンタッチされた位置が図27の
戻るキー58である場合には、図21の料金制限メニュ
ーに戻り、ペンタッチされた位置がテンキー39であれ
ば、ステップS82でテンキー39にて指示された数値
を図27の入力ボックス55に表示し、ステップS81
に戻る。ペンタッチされた位置が図27の「1000円
を上限とする」のチェック欄56であれば、ステップS
83で、「1000円を上限とする」のチェック欄56
にチェック印を付加し、ステップS81に戻る。ペンタ
ッチされた位置が図27の「上限なし」のチェック欄5
7であれば、ステップS84で、「上限なし」のチェッ
ク欄57にチェック印を付加し、ステップS81に戻
る。ペンタッチされた位置が図27の設定キー59であ
る場合には、ステップS85で「1000円を上限とす
る」のチェック欄56と「上限なし」のチェック欄57
とのどちらにチェックされているかを判断する。「10
00円を上限とする」のチェック欄56にチェックされ
ている場合は、ステップS86でRAM35の料金制限
金額メモリ357に“Null”を記憶する。
【0078】次のステップS88では図24の条件外時
処理設定画面を表示し、ステップS89でペンタッチさ
れた位置を判断する。ペンタッチされた位置が図27の
戻るキー58である場合には、通話料金の上限金額設定
画面に戻り、ペンタッチされた位置が図28の通信中止
ボタン60である場合には、ステップS90でRAM3
5の発呼切断フラグ352に“1”をセットする。な
お、このフラグは、“通話時間当りの金額設定”での条
件外処理の動作を指定するフラグとは別ものである。ペ
ンタッチされた位置が、図24の“条件外”であること
を報知ボタン53であれば、ステップS91でRAM3
5の発呼切断フラグ352に“0”をセットする。な
お、このフラグは“通話時間当りの金額設定”での条件
外処理の動作を指定するフラグとは別ものである。
【0079】図34,図35は、通信時の処理を示すフ
ローチャートで、まず、ステップS101で、通信を行
うために双方向通信信号セットアップ操作を行う。次
に、ステップS102で、図20の通信メニューで電話
番号を入力し、ステップS103で図20の通信開始ボ
タン41にタッチして通信を開始する。ステップS10
4ではステップS103での通信開始ボタン41のタッ
チにより、ステップS102で入力した電話番号に基づ
いて発呼する。ステップS105では最短距離のセルサ
イトと交信を行い、ステップS106でセルサイトの中
継によりCPNが情報を処理する。ステップS107で
はCPNが課金情報等を本装置に送信し、ステップS1
08で本装置のRAM35の課金単位メモリ354に送
信された課金情報を格納する。ステップS109では、
RAM35の課金レートメモリ351から通信料金制限
データを読み出し、ステップS110でステップS10
9にて読み出したデータがあるかないかによって、通信
料金の制限がないかどうかを判断する。通信料金の制限
がない場合には、ステップS125に進み、通信料金の
制限がある場合には、ステップS111でRAM35の
課金レートメモリ351の条件と課金単位メモリ354
課金単位とを比較することで通話料金条件内の発信が可
能かどうかを判断する。
【0080】ステップS111で比較した結果、RAM
35の課金レートメモリ351の条件と課金単位メモリ
354の課金単位内に収まる場合に、ステップS117
に進み通話を行う。ステップS111で比較した結果、
RAM35の課金レートメモリ351の条件と課金単位
メモリ354の課金単位内に収まらない場合には、ステ
ップS112でRAM35の発呼切断フラグ352を読
み出すことで条件外時の処理を確認する。ステップS1
13では、ステップS112で読み出した発呼切断フラ
グ352の内容を判断し、発呼切断フラグ352が“1”
であれば、ステップS114で図25の通信中止画面を
表示部兼入出力部22に表示し、ステップS115で回
線を切断する。ステップS113で発呼切断フラグ35
2が“0”となっていれば、ステップS116で図26
の条件外報知画面を表示部兼入出力部22に表示し、ス
テップS117に進んで通話を行う。
【0081】次のステップS118ではRAM35の料
金制限金額メモリ357に“Null”が格納されているか
どうかを確認することで、上限金額制限データがないか
どうかを判断し、上限金額制限データがない場合にステ
ップS125に進み、通話を継続する。上限金額制限デ
ータがある場合には、ステップS119で上限金額を達
成するまで待ち、ステップS120でRAM35の発呼
切断フラグ352を読み出すことで上限金額到達時の処
理を確認する。ステップS121では、ステップS12
0で読み出した発呼切断フラグ352の内容を判断し、
発呼切断フラグ352が“1”であればステップS12
2で図29の上限金額到達時間画面を表示部兼入出力部
22に表示し、ステップS123で回線を切断する。ス
テップS121で発呼切断フラグ352が“0”となっ
ていればステップS124で図30の上限金額到達通知
画面を表示部兼入出力部22に表示し、ステップS12
5に進んで通話を継続する。ステップS125では、使
用者が電話を切るまで通話を継続し、使用者が電話を切
ればステップS126で通話を終了する。なお、ここで
はペンタッチすることにより各キーや各ボタンの選択を
行っているが、マウスなど他のポインティングデバイス
を用いてもよい。
【0082】以上の処理によって、通話時間当たりの金
額を設定し、設定した条件外の通信の場合に、使用者が
設定した方法(回線を切断、或いは条件外であることの
報知)で、通信を制御することができる。また、通話料
金の上限金額を設定し、通信が設定した上限金額に到達
した場合に、使用者が設定した方法(回線を切断、或い
は条件外であることの報知)で、通信を制御することが
できる。
【0083】(請求項5,8の発明)図36は、請求項
4或いは7に記載した発明を記録媒体に記録されたプロ
グラムに従って実行する場合の例を説明するためのブロ
ック図で、図中、図18に示したブロック図で説明した
部分と同様の作用をする部分には、図18の場合と同一
の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。図36
において、70はプログラムのメディア(記録媒体)
で、該プログラムメディア70はROM34に格納され
るべき各種プログラムを記憶しており、本装置において
は、プログラムメディア70から図示しないプログラム
読み込み手段を用いて、ROM34に本発明を機能させ
るに必要な各プログラムを読み込ませ、実行形式プログ
ラムのプログラムコードをROM34のプログラムメモ
リへ格納させる。ROM34のプログラムメモリには、
図18,図19に示したように、課金レート制御部34
1、タイマ制御部342,翻訳制御部343が少なくとも
格納されるが、本発明においては、図36に示すよう
に、使用者が目的に応じて使用する使用者プログラム3
4がさらに格納されることになる。プログラムメディ
ア70は本体と分離可能に構成される情報記憶媒体であ
り、例えば、CD−ROM,フロッピディスク,ICカ
ードなどが適当であり、該プログラムメディア70内に
は、本体に読み込まれて実行される実行形式プログラ
ム,実行形式プログラムを構築しうるソースプログラ
ム,及び中間プログラムが記録されている。
【0084】
【発明の効果】請求項1,2発明によれば、誤ダイヤル
や想定していない高額な遠距離通話を使用者の指示のも
とに、最低限度の課金に止めることができるため、使用
者の意志に反した課金が行われず、使い勝手が良くな
る。また、誤ダイヤルや想定していない高額な遠距離通
話を強制的に終了させることができるため、最低限度の
課金に止めることができ、また、通話中は、表示画面を
見なくても、使用者の意志に反した課金が行われず、使
い勝手が良くなる。
【0085】請求項3,4,5の発明によれば、予め単
位時間当たりの通信料金を設定しておき、設定に合致し
ない通信を開始しようとした時に使用者にその旨を報知
することで、通信費を節約することができる。また予め
単位時間当たりの通信料金を設定しておき、設定に合致
しない通信を開始しようとした時に強制的に回線を切断
することで、通信費を節約することができる。
【0086】請求項6,7,8の発明によれば、予め通
信料金の制限金額を設定しておき、通信中、所定の金額
に到達したときに使用者にその旨を報知することで通信
費を節約することができる。また予め通信料金の制限金
額を設定しておき、通信中、所定の金額に到達したとき
に回線を切断することで通信費を節約することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信装置の一実施例を説明するた
めの要部外観斜視図である。
【図2】図1に示した入力部及び表示部の要部分解斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための要部ブロッ
ク図である。
【図4】本発明の一実施例を説明するための要部詳細ブ
ロック図である。
【図5】本発明の実施例における処理動作の概略を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の実施例における通信メニュー画面であ
る。
【図7】本発明の実施例における発呼時のフローチャー
トである。
【図8】本発明の実施例1の課金比率設定画面である。
【図9】本発明の実施例1の確認画面である。
【図10】本発明の実施例における応答信号受信時のフ
ローチャートである。
【図11】本発明の実施例における接続表示画面であ
る。
【図12】本発明の実施例における課金信号受信時のフ
ローチャートである。
【図13】本発明の実施例1の警告表示画面である。
【図14】本発明の実施例2の課金比率設定画面であ
る。
【図15】本発明の実施例2の認識画面である。
【図16】本発明の実施例2の呼切断完了画面である。
【図17】本発明による無線通信装置の一実施例を説明
するための要部外観斜視図である。
【図18】本発明による無線通信装置の一実施例を示す
全体ブロック図である。
【図19】本発明による無線通信装置の要部構成を示す
詳細ブロック図である。
【図20】通信メニュー画面図である。
【図21】料金制限メニュー画面図である。
【図22】通信時間当たりの金額設定画面図である。
【図23】単位時間変更画面図である。
【図24】条件外時処理設定画面図である。
【図25】通信中止画面図である。
【図26】条件外報知画面図である。
【図27】通話料金の上限金額設定画面図である。
【図28】上限金額到達時処理設定画面図である。
【図29】上限金額到達時画面図である。
【図30】上限金額到達時報知画面図である。
【図31】料金制限設定処理を示すフローチャートであ
る。
【図32】通話時間当たりの金額設定処理を示すフロー
チャートである。
【図33】通話料金の上限金額設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図34】通信時の処理を示すフローチャートの一部で
ある。
【図35】通信時の処理を示すフローチャートの残りの
部分である。
【図36】本発明による無線通信方法を実行するプログ
ラムを記録した記録媒体の例を説明するためのブロック
図である。
【符号の説明】
1…本体キャビネット部、2…表示部兼入出力部、3…
蓋部、4…タブレット制御部、5…液晶回路部、6…コ
モン回路、7…セグメント回路、8…本体電源スイッ
チ、9…中央制御部、10…RTC、11…ROM、1
2…RAM、13…モジュラー部、14…モジュラー制
御部、15…スピーカ制御部、16…スピーカ部、21
…本体キャビネット部、22…表示部兼入出力部、23
…蓋部、24…スピーカ、25…マイク、26…アンテ
ナ、27…タブレット制御部、28…液晶回路部、29
…コモン回路、30…セグメント回路、31…本体電源
スイッチ、32…中央制御部、33…タイマ部、34…
ROM、35…RAM、36…オーディオ制御部、37
…モデム部、38…送受信部。
フロントページの続き (72)発明者 金田 敏孝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話の発着管理及び制御を行う呼処理制
    御部と、使用者が指定する電話の発信時に一度数当たり
    に通話できる時間(以後、課金比率と表現する)の設定
    や、その課金比率に満たない通話を行った場合のアクシ
    ョンの設定を管理する課金比率制御部と、使用者が指定
    した課金比率を記憶する課金比率メモリと、課金比率に
    満たない通話を行った場合のアクションを記憶する呼切
    断メモリと、通話時間を計時するタイマ制御部とを具備
    して、前記課金比率に満たない通話を行った場合使用者
    にその旨を報知し、或いは、その通話を強制的に切断す
    ることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 電話の発着管理及び制御を行う呼処理制
    御ステップと、使用者が指定する課金比率の設定や、そ
    の課金比率に満たない通話を行った場合のアクションの
    設定を管理する課金比率制御ステップと、使用者が指定
    する課金比率を記憶する課金比率メモリステップと、課
    金比率に満たない通話を行った場合のアクションを記憶
    する呼切断メモリステップと、通話時間を計時するタイ
    マ制御ステップとから成り、前記課金比率に満たない通
    話を行った場合、使用者にその旨を報知し、或いは、そ
    の通話を強制的に切断することを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 基地局と、この基地局を介して公衆通信
    回線網と通信することのできる移動局装置とから構成さ
    れる無線通信装置において、課金単位記憶手段と、通信
    装置の使用者によって設定される課金レートを記憶する
    課金レート記憶手段と、前記課金レート記憶手段による
    課金レートと前記課金単位記憶手段による課金単位とを
    比較する比較手段と、該比較手段の結果によって通話の
    接続を制御する課金レート制御手段とを備え、前記課金
    レート記憶手段の設定に合致しない通信を開始しようと
    した時、使用者にその旨を報知し、或いは、その通信を
    強制的に切断することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 基地局と、この基地局を介して公衆通信
    回線網と通信することのできる移動局装置とから構成さ
    れる無線通信方法において、課金単位記憶ステップと、
    通信装置の使用者によって設定される課金レートを記憶
    する課金レート記憶ステップと、前記課金レート記憶ス
    テップによる課金レートと前記課金単位記憶ステップに
    よる課金単位を比較する比較ステップと、前記比較ステ
    ップの結果によって通話の接続を制御する課金レート制
    御ステップとから成り、前記課金レート記憶ステップの
    設定に合致しない通信を開始しようとした時、使用者に
    その旨を報知し、或いは、その通信を強制的に切断する
    ことを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 基地局と、この基地局を介して公衆通信
    回線網と通信することのできる移動局装置とから構成さ
    れる無線通信における料金管理方法を記録した記録媒体
    であって、該記録媒体は、課金単位記憶ステップと、通
    信装置の使用者によって設定される課金レートを記録す
    る課金レート記憶ステップと、前記課金レート記憶ステ
    ップによる課金レートと前記課金単位記憶ステップによ
    る課金単位を比較する比較ステップと、前記比較ステッ
    プの結果によって通話の接続を制御する課金レート制御
    ステップと、前記課金レート記憶ステップの設定に合致
    しない通信を開始しようとした時、使用者にその旨を報
    知するか又はその通信を強制的に切断するステップとが
    記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 基地局と、この基地局を介して公衆通信
    回線網と通信することのできる移動局装置とから構成さ
    れる無線通信装置において、計時手段と、課金単位記憶
    手段と、通信装置の使用者によって設定される料金制限
    金額記憶手段と、該料金制限金額記憶手段による制限金
    額と、前記課金単位記憶手段による課金単位および前記
    計時手段で計時された通信時間から算出される通話料金
    とを比較する通信料金比較手段と、前記通信料金比較手
    段の比較結果によって通話の接続を制御する課金レート
    制御手段とを備え、通信料金が前記料金制限金額記憶手
    段による制限条件に達した時、使用者にその旨を報知
    し、或いは、その通信を強制的に切断することを特徴と
    する通信装置。
  7. 【請求項7】 基地局と、この基地局を介して公衆通信
    回線網と通信することのできる移動局装置とから構成さ
    れる無線通信方法において、計時ステップと、課金単位
    記憶ステップと、通信装置の使用者によって設定される
    料金制限金額記憶ステップと、前記料金制限金額記憶ス
    テップによる制限金額と、前記課金単位記憶ステップに
    よる課金単位および前記計時ステップで計時された通信
    時間から算出される通話料金とを比較する通信料金比較
    ステップと、前記通信料金比較ステップの比較結果によ
    って通話の接続を制御する課金レート制御ステップとか
    ら成り、通信料金が前記料金制限金額記憶ステップによ
    る制限条件に達した時、使用者にその旨を報知し、或い
    は、その通信を強制的に切断することを特徴とする通信
    方法。
  8. 【請求項8】 基地局と、この基地局を介して公衆通信
    回線網と通信することのできる移動局装置とから構成さ
    れる無線通信における料金管理方法を記録した記録媒体
    であって、該記録媒体は、計時ステップと、課金単位記
    憶ステップと、通信装置の使用者によって設定される料
    金制限金額記憶ステップと、前記料金制限金額記憶ステ
    ップによる制限金額と、前記課金単位記憶ステップによ
    る課金単位および前記計時ステップで計時された通信時
    間から算出される通話料金とを比較する通信料金比較ス
    テップと、前記通信料金比較ステップの比較結果によっ
    て通話の接続を制御する課金レート制御ステップと、通
    信料金が前記料金制限金額記憶ステップによる制限条件
    に達した時、使用者にその旨を報知か又はその通信を強
    制的に切断するステップとが記録されていることを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP23494797A 1997-08-29 1997-08-29 通信装置 Pending JPH1174998A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006500868A (ja) * 2002-09-24 2006-01-05 トムソン ライセンシング 通信ネットワークにおいて制約されたユーザ・インタフェース

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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