JPH117468A - 不動産情報管理システムおよび不動産情報管理方法 - Google Patents

不動産情報管理システムおよび不動産情報管理方法

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JPH117468A
JPH117468A JP15903197A JP15903197A JPH117468A JP H117468 A JPH117468 A JP H117468A JP 15903197 A JP15903197 A JP 15903197A JP 15903197 A JP15903197 A JP 15903197A JP H117468 A JPH117468 A JP H117468A
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JP
Japan
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real estate
information
data
property
management system
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JP15903197A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Komura
哲夫 小村
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索および開示要求を行った相手の検索可能
な不動産データの段階を識別し、開示される不動産デー
タの段階を決定することが容易にできる不動産情報管理
システムおよび不動産情報管理方法を提供する。 【解決手段】 不動産テ゛ータヘ゛ースDBには、不動産テ゛ータがCP
U4に5段階に分類され、記憶されている。段階1は、
「不動産説明図書」の情報の346項目である。段階2は
「鑑定図書」の情報の246項目である。段階3は、「権
利関係に関する情報」の情報の18項目である。段階4
は、「課税に関する情報」の情報の466項目である。段
階5は、「宅地建物取引業法上の宅建業者の取引に関わ
る記載事項」の情報の58項目である。段階5(「宅地建
物取引業法上の宅建業者の取引に関わる記載事項」部分
の情報)のレヘ゛ルテ゛ータが記憶されたカート゛を有する消費者3
は、そのカート゛に対応する不動産の全ての不動産テ゛ータの検
索、開示の要求が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不動産データ統合
センタが一元管理している不動産データを物件ごとに検
索する不動産情報管理システムおよび不動産情報管理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各不動産に対する不動産データ
は、各不動産会社および各官公庁(執行裁判所、住宅金
融債権管理機構、大蔵省財務局、住宅都市整備公団、国
鉄清算事業団、地方自治体住宅供給公社など)からの情
報提供により、各不動産業者および各関係省庁(国土
庁、公正取引委員会、建設省、法務省、大蔵省、自治
省)において、それぞれ独立に管理されている。この場
合、各不動産業者および各関係省庁における不動産デー
タは、各不動産業者および各関係省庁毎の管理項目が異
なるため、不動産に対する権利関係、物件評価および取
引価格等について、非常に専門的な知識を必要とし、不
動産データの分析および評価を分かりづらいものとして
いた。そこで、出願人は、上記事項に鑑み、特願平08
−324437(不動産管理システム)において、所定
の地域の不動産データを一元管理し、分析・評価が簡易
に行える情報管理システムを提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、消費者
および不動産業者からの要求により上述のデータ総合管
理システムにおいて、必要とする物件の情報データを検
索する場合、検索要求が消費者または不動産業者のいず
れから行われたのかの確認が行えない。このため、不動
産情報の提供に関して、セキュリティの確保をいかにし
て行うかという提議があり、提供する相手により不動産
データ内容が、このデータの種別により制限される必要
がある。本発明はこのような背景の下になされたもの
で、各不動産毎の不動産データをいくつかの段階に分類
し、検索および開示要求を行った相手の検索可能な不動
産データの段階を識別し、この識別結果により開示され
る不動産データの段階を決定することが容易にできる不
動産情報管理システムおよび不動産情報管理方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
不動産に関する情報を一元管理する不動産データベース
を有する不動産データ統合センターに設置された不動産
情報管理システムを制御し、1件の不動産に対して立地
条件等により物件を評価する不動産に関する不動産情報
と、公示等の鑑定に関する鑑定情報と、登記に関する登
記情報と、課税に関する課税情報とをそれぞれ付与し、
前記各情報を検索項目として、不動産の情報管理を行う
不動産情報管理方法において、前記不動産データベース
に記憶されている各不動産毎の情報が所定の分類方法に
より分割された複数の開示レベル情報をこの開示レベル
情報に対応するレベルデータの識別結果によりそれぞれ
開示することを特徴とする。
【0005】請求項2記載の発明は、不動産に関する情
報を一元管理する不動産データベースを有する不動産デ
ータ統合センタに設置され、1件の不動産に対して立地
条件等により物件を評価する不動産に関する不動産情報
と、公示等の鑑定に関する鑑定情報と、登記に関する登
記情報と、課税に関する課税情報とをそれぞれ付与し、
前記各情報を検索項目として、不動産の情報管理を行う
ようにした不動産情報管理システムであって、不動産に
関する前記各情報を一元管理する前記不動産データベー
スへ登録する物件情報登録手段と、この物件情報登録手
段により登録した前記各情報を管理する物件情報管理手
段と、前記不動産データベースに少なくとも宅地建物取
引主任者による重要事項の説明を含む内容のデータであ
る不動産一次情報を入力する第一の入力手段と、少なく
とも不動産鑑定士、一級建築士、宅地建物取引主任者、
弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士を含む一セ
ットの鑑定士グループによる土地評価の内容を前記不動
産データベースに入力する第二の入力手段と、前記登録
手段により登録した前記各情報を管理する物件情報管理
手段と、各不動産毎に前記各情報を開示する段階の情報
である開示レベル情報に所定の分類方法により分類する
分類手段と、不動産業者および消費者の有する端末から
の要求により前記不動産データベースにおける前記開示
レベル情報の検索を行う検索手段と、不動産業者および
消費者の有する端末からの前記要求と共に送られてくる
レベルデータにより前記開示レベル情報のいずれの開示
を可能とするかを識別する識別手段と、この識別手段の
識別結果により前記レベルデータに対応する前記開示レ
ベル情報を開示する開示手段と、前記開示手段により開
示された前記開示レベル情報を不動産業者および消費者
の端末へ提供する提供手段と、前記不動産の売買に関す
る物件取引情報の保管および管理を行う保管手段と、不
動産業者から所定の地域内の不動産申込情報を更新する
更新手段と、不動産業者および消費者からの要求により
前記不動産データベースにおける前記各情報の検索を行
う検索手段と、前記不動産申込情報および前記物件取引
情報を編集する編集手段と、前記不動産申込情報および
前記物件取引情報の集計・分析を行う集計分析手段と、
前記不動産データセンターから不動産業者および消費者
へ不動産情報を送信する送信手段とを具備することを特
徴とする。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1記載の不
動産情報管理方法において、物件情報登録手段により不
動産に関する前記各情報が一元管理する前記不動産デー
タベースへ登録される第1の工程と、第1の工程におい
て登録された前記各情報が物件情報管理手段により管理
される第2の工程と、第一の入力手段により前記不動産
データベースに少なくとも宅地建物取引主任者による重
要事項の説明を含む内容のデータである不動産一次情報
が入力される第3の工程と、第二の入力手段により少な
くとも不動産鑑定士、一級建築士、宅地建物取引主任
者、弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士を含む
一セットの鑑定士グループによる土地評価の内容が前記
不動産データベースに入力され第4の工程と、分類手段
により各不動産毎に前記各情報が開示する段階の情報で
ある開示レベル情報に所定の分類方法により分類される
第5の工程と、検索手段により不動産業者および消費者
の有する端末からの要求により前記不動産データベース
における前記開示レベル情報が検索される第6の工程
と、識別手段により不動産業者および消費者の有する端
末からの前記要求と共に送られてくるレベルデータによ
り前記開示レベル情報のいずれの開示を可能とするかが
識別される第7の工程と、開示手段により第7の工程に
おける識別結果により前記レベルデータに対応する前記
開示レベル情報が開示される第8の工程と、提供手段に
より第8の工程において開示された前記開示レベル情報
が不動産業者および消費者の端末へ提供される第9の工
程と、保管手段により前記不動産の売買に関する物件取
引情報の保管および管理が行われる第10の工程と、更
新手段により不動産業者から所定の地域内の不動産申込
情報が更新される第11の工程と、編集手段により前記
不動産申込情報および前記物件取引情報が編集される第
12の工程と、集積分析手段により前記不動産申込情報
および前記物件取引情報の集計・分析が行なわれる第1
3の工程と、送信手段により前記不動産データセンタか
ら不動産業者および消費者へ前記開示レベル情報が送信
される第14の工程とからなることを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項2記載の不
動産情報管理システムにおいて、前記第一の入力手段
は、不動産の評価に必要な項目についての情報を保有す
る政府、地方公共団体等の団体と、これらの団体が保有
する情報の一部の項目についての保有する不動産業者等
の団体とが存在する第一の施設に設置され、前記第二の
入力手段は、前記不動産業者等の団体から供給された情
報に所定の情報を付加して、前記政府、地方公共団体等
が保有する項目の全てについての情報を不動産二次情報
として出力する、不動産鑑定士、一級建築士、宅地建物
取引主任者、司法書士、土地家屋調査士、税理士、弁護
士のすくなくともいずれかから構成されたR機関が存在
する第二の施設に設置され、前記第一の入力手段と前記
第二の入力手段との間で情報の伝達を行う情報伝達手段
を具備することを特徴とする。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項2記載の不
動産情報管理システムにおいて、前記識別手段は、不動
産業者および消費者が前記各情報を要求する場合、端末
から送られてくる要求データと共に端末に挿入されたカ
ードに書き込まれている識別番号の検索可能段階を示す
レベルデータにより不動産データを開示する範囲の段階
を識別することを特徴とする。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項5記載の不
動産情報管理システムにおいて、前記カードは、磁気カ
ードであることを特徴とする。請求項7記載の発明は、
請求項5記載の不動産情報管理システムにおいて、前記
カードは、ICカードであることを特徴とする。
【0010】請求項8記載の発明は、請求項2または請
求項4ないし請求項7のいずれかに記載の不動産情報管
理システムにおいて、前記情報伝達手段における情報伝
達の一部が通信衛星を介して行われることを特徴とす
る。
【0011】請求項9記載の発明は、請求項2または請
求項4ないし請求項8のいずれかに記載の不動産情報管
理システムにおいて、前記物件情報登録手段が、前記不
動産一次情報、前記不動産二次情報、物件の近隣地価の
推移情報および周辺環境を示す生活情報を前記第二の不
動産データベースへ登録することを特徴とする。
【0012】請求項10記載の発明は、請求項2または
請求項4ないし請求項9のいずれかに記載の不動産情報
管理システムにおいて、前記物件情報管理手段が、前記
不動産一次情報、前記不動産二次情報、物件の近隣地価
の推移情報および周辺環境を示す生活情報を前記前記第
二の不動産データベースにおいて管理することを特徴と
する。
【0013】請求項11記載の発明は、請求項2または
請求項4ないし請求項10のいずれかに記載の不動産情
報管理システムにおいて、前記提供手段が前記不動産一
次情報および前記不動産二次情報を前記第二の不動産デ
ータベースから抽出し、この抽出された不動産物件情報
を前記送信手段により、不動産業者および消費者へ転送
することを特徴とする。請求項12記載の発明は、請求
項11記載の不動産情報管理システムにおいて、前記送
信手段は、暗号化し、制御コードが付加されたデータ形
式で送信されることを特徴とする。
【0014】請求項13記載の発明は、請求項2または
請求項4ないし請求項12のいずれかに記載の不動産情
報管理システムにおいて、前記保管手段が、不動産業者
により取引された不動産物件の取引情報を、所定の地域
の不動産データ統合センタより収集し、保管および管理
を行うことを特徴とする。
【0015】請求項14記載の発明は、請求項2または
請求項4ないし請求項13のいずれかに記載の不動産情
報管理システムにおいて、前記更新手段が、前記不動産
データベース内の前記不動産業者の物件の購入申し込み
情報の更新を行うことを特徴とする。
【0016】請求項15記載の発明は、請求項2または
請求項4ないし請求項14のいずれかに記載の不動産情
報管理システムにおいて、前記集計分析手段が、所定の
地域内の前記不動産情報を行政機関別にデータ集計・分
析し、所定の地域内の物件の情報と所定の地域内の物件
の購入申し込み情報とを一元管理することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態による不動産情報管理システムの構成を示すブロック
図である。この図において、1はR機関であり、不動産
業者21〜2nから提供され、宅地建物取引主任者が作成
する不動産評価に、有効な売買契約が成立するために開
示する必要のある「重要事項の説明」程度の内容を加
え、不動産一次情報として取り込み、不動産鑑定士、一
級建築士、宅地建物取引主任者、弁護士、司法書士、税
理士、および土地家屋調査士よりなる鑑定団が一次情報
における不足情報を補足し、鑑定した結果の「不動産図
書」をもとにした不動産二次情報を出力し、不動産一次
データおよび不動産二次データを不動産統合センタC内
部のデータベースDBへ記憶させる。この不動産一次デ
ータおよび不動産二次データは、情報特願平08−32
4437(不動産管理システム)に記載されている「不
動産図書」に対応する。
【0018】また、不動産データベースDBには、不動
産データがCPU4に分類された、例えば5レベルの段
階毎に記憶されている。たとえば、不動産図書の情報全
体では、1134項目の情報がある。CPU4は、この
項目を段階1、2、3、4および5の5段階の開示情報
レベル情報(以下、段階とする)に分類する。
【0019】段階1は、「不動産説明図書」部分の情報
の346項目である。また、段階2は、「鑑定図書」部
分の情報の246項目である。さらに、段階3は、「権
利関係に関する情報」部分の情報の18項目である。ま
た、段階4は、「課税に関する情報」部分の情報の46
6項目である。さらに、段階5は、「宅地建物取引業法
上の宅建業者の取引に関わる記載事項」部分の情報の5
8項目である。
【0020】また、上位段階は、下位段階の情報の検索
および開示の権利を有する。すなわち、段階2(「鑑定
図書」部分の情報)に対応するレベルデータが記憶され
たカードを有する、例えば消費者3は、同時に段階1
(「不動産説明図書」部分の情報)の検索および開示の
要求が可能である。
【0021】また、段階5(「宅地建物取引業法上の宅
建業者の取引に関わる記載事項」部分の情報)に対応す
るレベルデータが記憶されたカードを有する消費者3
は、そのカードに対応する不動産の全ての不動産データ
の検索および開示の要求が可能である。ここで、上述し
たカードは、一つの不動産に対応して作成され、不動産
の所有者に所有される。
【0022】不動産統合センタC内のCPU(中央演算
処理装置)4は、不動産業者21〜2nから集積し、不動
産データベースDBに蓄積している不動産一次データお
よび不動産二次データである「不動産図書」を不動産業
者21〜2nと消費者31〜3nとへ入出力装置5を介して
提供する。
【0023】また、CPU4は、不動産一次データおよ
び不動産二次データの「不動産図書」に基づき、対応す
る不動産の物件の評価を行い、評価結果のデータを不動
産データベースDBへ格納する。さらに、CPU4は、
売買の結果の変更された「不動産図書」に対応する物件
の記載項目のデータの編集を行う。
【0024】5は入出力装置であり、不動産データ統合
センタCにおけるCPU4とR機関1、不動産業者21
〜2n、消費者31〜3nおよび官公庁Dにおけるパーソ
ナルコンピュータ10との間の不動産データの送受信を
行う。
【0025】6は識別回路であり、CPU4と通信して
いる相手のパーソナルコンピュータ10から送られてく
る検索可能段階を示すレベルデータにより、検索を要求
している相手の不動産データにおける開示可能なレベル
の段階の識別を行う。
【0026】パーソナルコンピュータ10には、カード
リーダ11が接続されている。また、CPU4は、この
カードリーダ11に挿入されたカードに記載されている
レベルデータを検索要求データと共に不動産データ統合
センタCに転送する。
【0027】次に、図1を参照して上記実施形態の動作
を説明する。まず、不動産データ統合センタCは、指定
地域にある物件の不動産一次データおよび不動産二次デ
ータをCPU4により、不動産データベースDBへ登録
する。ここで、所定の地域の物件の間取り図などが各種
データとともに、不動産データベースDBへ登録され
る。
【0028】また、不動産データ統合センタCのCPU
4は、同様に近隣地価推移情報および生活情報を不動産
業者等から集め、不動産データベースDBへ蓄積する。
そして、CPU4は、不動産データベースDBへ蓄積さ
れた文字データおよび図形データで構成されている不動
産一次データ、不動産二次データ、近隣地価推移情報お
よび生活情報等の物件データの管理を行う。
【0029】そして、この物件データのうち「不動産図
書」に対応する1134項目を段階1、2、3、4およ
び5の5段階に分類する。これにより、CPU4は、不
動産データベースDB内の不動産データの整理および管
理を行う。
【0030】また、CPU4は、不動産データベースD
Bに記憶されている物件データを不動産業者21〜2nお
よび消費者31〜3nへ、図には示されていないが、専用
回線または図示されていない通信衛星を用いて送信す
る。図示されていない通信衛星で通信を行う場合、送信
される物件データは、暗号化され、制御コードを付加さ
れ送信される。
【0031】たとえば、消費者31は、不動産を売るた
め、不動産業者21に段階2(「鑑定図書」部分の情
報)に対応するレベルデータが記憶されたカードを貸し
出す。このとき、この消費者31は、段階5のレベルデ
ータが記憶されたカードまでを所有している。
【0032】次に、この不動産業者21は、コンピュー
タのネットワークNを介して、他の消費者32〜3nおよ
び他の不動産業者22〜2nへ前述した不動産の不動産デ
ータの内、不動産の場所および間取り等の最低必要限の
データを提示する。
【0033】そして、他の消費者3nがその不動産に興
味を持った場合、この消費者3nは、不動産業者21へ詳
しい不動産データの検索を要求する。これにより、不動
産業者21は、消費者31より貸し出されているカードに
より、不動産データ統合センタCへ対応する不動産デー
タの検索および開示の要求を行う。
【0034】すなわち、パーソナルコンピュータ10に
より家の買い換えのためにある不動産物件の情報の検索
を不動産統合センタCへ要求する。同時に、パーソナル
コンピュータ10は、接続されているカードリーダ11
に挿入されたカードに記憶されているレベルデータを読
み出し、読み出したレベルデータを検索要求データとと
もに不動産統合センタCへ送信する。
【0035】これにより、CPU4は、この不動産業者
21から要求された不動産の不動産一次データおよび不
動産二次データである「不動産図書」における不動産デ
ータをデータベースDBにおいて検索する。
【0036】そして、CPU4は、不動産業者21から
要求された不動産物件の不動産一次データおよび不動産
二次データである「不動産図書」のデータを入出力装置
5を介して消費者3のパーソナルコンピュータ10へ送
信する。その際、CPU4は、不動産業者21のパーソ
ナルコンピュータ10から検索要求データと共に送られ
てくるレベルデータにより検索を要求した相手の検索可
能な段階を識別回路6を用いて識別する。
【0037】次に、CPU4は、識別回路6による識別
結果に基づき、5段階に分類された「不動産図書」の段
階のうち不動産業者21に開示可能な段階の不動産デー
タを選択する。すなわち、不動産業者21が消費者31か
ら段階2に対応するレベルデータが記憶されたカードを
渡されているので、CPU4は不動産業者21へ段階2
までの不動産データを開示する。たとえば、段階2まで
の不動産データは、一般市場へ公開可能なデータとす
る。
【0038】そして、不動産業者21は、不動産データ
統合センタCから得た段階2までの不動産データをネッ
トワークNを介して消費者3nのパーソナルコンピュー
タ10へ転送する。これにより、消費者3nは、興味を
持った不動産の不動産データを検討する。
【0039】その結果、消費者3nがその不動産を買う
意志を示した場合、不動産業者21は、消費者31に連絡
して、消費者31と消費者3nとの仲介をして不動産の売
買契約を結ぶ。そして、不動産の売買契約が成立した場
合、消費者31は、不動産業者31へ段階5の不動産デー
タの検索及び開示要求が可能なレベルデータが記憶され
ているカードを不動産業者21を介して消費者3nへ譲渡
する。
【0040】ここで、不動産業者21は、消費者3nへ渡
す前に段階5の不動産データの検索及び開示要求が可能
なレベルデータが記憶されているカードを使用して、不
動産データ統合センタCの対応する不動産データにおい
て権利が移行された個人情報の項目を修正する。
【0041】すなわち、不動産業者21は、段階3およ
び段階4に消費者のプライベート情報の項目があるの
で、消費者31から消費者3nのプライベートデータに変
更する。このとき、不動産業者21は、段階5に対応す
るレベルデータが書き込まれたカードをカードリーダ1
1へ入れ、不動産データ統合センタCへアクセスを行
う。
【0042】そして、CPU4は、識別回路6が識別し
た段階5に対応するレベルデータを読み込み、不動産デ
ータの検索を実行し、検索結果の不動産データを開示す
る。その結果、不動産業者21は、パーソナルコンピュ
ータ10を介して、不動産データベースにおける対応す
る不動産データの必要な項目を修正する。
【0043】このように、検索および開示要求された不
動産データは、カードに記憶されている各段階に対応し
たレベルデータがCPU4に識別されることより、各段
階毎に応じて提供される。このため、不動産における
「不動産図書」の記載データは、検索要求を行った動産
業者21〜2nまたは消費者31〜3nがどの段階のレベル
データを有するカードを所有しているかが識別された
後、対応する段階の不動産データの転送を行うため、消
費者31〜3nのプライバシー保護が行いやすい効果があ
る。さらに、上述された不動産業者21〜2n、消費者3
1〜3nと不動産データ統合センタCとの間のデータ転送
では、データを暗号化して行い、また通信衛星が用いら
れる通信においても行われる。
【0044】また、各段階の不動産情報を検索および開
示する時に必要なレベルデータがカード(磁気カードま
たはIC(Integrated Circuit)カ
ード)に記憶されているとして説明したが、このレベル
データは、パーソナルコンピュータから入力するパスワ
ードまたは任意の数字とすることも可能である。
【0045】さらに、上位段階に対応するレベルデータ
を記憶しているカードをを所有していると、その下位段
階の不動産データに対してもアクセス可能として説明し
たが、アクセス範囲の設定としては、各段階毎のレベル
データによりその対応する不動産データにのみアクセス
可能とすることも可能である。
【0046】次に、上述した不動産データの記載項目の
もととなる「不動産図書」の説明を行う。この「不動産
図書」をにおける不動産情報の検索項目は、たとえば大
きく分類すると、上述した段階1、2、3、4および5
の5段階となる。まず、段階1の不動産データは、「不
動産説明図書」であり、346項目のデータ項目に分か
れている。このうち、「重要事項説明書」に記載されて
いる項目数は、68である。内訳としては、「A.物件
の評価」と「B.土地利用計画」と「C土地利用の評
価」に大きく分かれている。
【0047】さらに、「A.物件の評価」は、データ項
目数が54の「1.市場調査」と項目数が30の「2.
関連法規の開発与件」とデータ項目数29の「3.建築
基準法及び開発指導要項調査」とデータ項目数31の
「4.当該地および隣接地に関する権利関係一覧」とで
構成されている。
【0048】また、「1.市場調査」は、データ項目数
13の「1.物件調査」とデータ項目数6の「2.法的
チェック」とデータ項目数7の「3.ボリュームチェッ
ク」とデータ項目数3の「4.立地条件」とデータ項目
数24の「5.価格調査」とデータ項目数1の「6.査
定価格と売主希望価格との比較」とに細分化されてい
る。
【0049】さらに、「2.関連法規の開発与件」は、
データ項目数9の「1.都市計画法」とデータ項目数3
の「2.農地法」とデータ項目数4の「3.生産緑地
法」とデータ項目数8の「4.その他法規上の開発与
件」とデータ項目数5の「5.国土法」とデータ項目数
1の「6.評価」とに細分化されている。
【0050】また、「3.建築基準法及び開発指導要項
調査」は、データ項目数4の「1.摂動義務」とデータ
項目数1の「2.用途地域内の建築制限」とデータ項目
数5の「3.面積制限」とデータ項目数4の「4.斜線
制限」とデータ項目数2の「5.日影規制」とデータ項
目数1の「6.その他」とデータ項目数10の「7.各
行政指導要綱」とデータ項目数2の「8.評価」とに細
分化されている。
【0051】さらに、「4.当該地及び隣接地に関する
権利関係一覧」は、データ項目数4の「1.物件情報入
手先」とデータ項目数2の「2.重要事項説明者」とデ
ータ項目数13の「3.物件調査」とデータ項目数5の
「4.取引前購入申入れ事項」とデータ項目数3の
「5.取引時の管理確認事項」とデータ項目数4の
「6.評価」とに細分化されている。
【0052】また、「B.土地利用計画」は、データ項
目数が10の「5.開発手法の検討」と項目数が29の
「6.公的資金の検討」とデータ項目数25の「7.事
業手法の検討」とデータ項目数102の「8.事業計画
書」とで構成されている。
【0053】ここで、「5.開発手法の検討」は、デー
タ項目数10の「1.規制誘導」に細分化されている。
【0054】また、「6.公的資金の検討」は、データ
項目数14の「1.公的補助金」とデータ項目数15の
「2.公的融資」とに細分化されている。
【0055】さらに、「7.事業手法の検討」は、デー
タ項目数5の「1.戸建分譲事業」とデータ項目数9の
「2.マンション分譲事業」とデータ項目数11の
「3.税務関係調査」とに細分化されている。
【0056】また、「8.事業計画」は、データ項目数
55の「1.戸建」とデータ項目数47の「2.マンシ
ョン」とに細分化されている。
【0057】さらに、「C.土地利用の評価」は、デー
タ項目数が22の「9.事業の評価」と項目数が14の
「10.その他関連法規」とで構成されている。
【0058】また、「9.事業の評価」は、データ項目
数9の「1.販売見通し」とデータ項目数2の「2.損
益計画」とデータ項目数4の「3.資金計画」とデータ
項目数1の「4.用地買収の難易度」とデータ項目数2
の「5.買収価格の妥当性」とデータ項目数3の「6.
開発難易度」とデータ項目数1の「7.総合評価」とに
細分化されている。
【0059】さらに、「10.その他関連法規」は、デ
ータ項目数4の「1.商業」とデータ項目数2の「2.
宿泊・集会」とデータ項目数2の「3.娯楽・スポー
ツ」とデータ項目数2の「4.医療・シルバー」とデー
タ項目数1の「5.教育」とデータ項目数3の「6.そ
の他」とに細分化されている。
【0060】次に、段階2の不動産データは、「鑑定図
書」であり、246+α(αは自然数)項目のデータ項
目に分かれている。内訳としては、「1.地価公示にお
ける鑑定図書」と「2.都道府県地価調査 標準価格に
おける鑑定図書」と「3.不動産鑑定評価基準での鑑定
書(原価法、取引事例比較法、収益還元法、各評価図書
及び鑑定士法での鑑定図書)」に大きく分かれている。
このうち、「重要事項説明書」に記載されている項目数
は、15である。
【0061】次に、段階3の不動産データは、「権利関
係に関する情報」であり、18項目のデータ項目に分か
れている。内訳としては、「1.土地登記簿」と「2.
建物登記簿」とに大きく分かれている。このうち、「重
要事項説明書」に記載されている項目数は、7である。
【0062】次に、段階4の不動産データは、「課税に
関する情報」であり、466項目のデータ項目に分かれ
ている。内訳としては、「1.譲渡所得税」と「2.地
価税」と「3.相続税」と「4.贈与税」と「5.登録
免許税」と「6.不動産取得税」と「7.特別土地保有
税」と「8.固定資産税・都市計画税」に大きく分かれ
ている。このうち、「重要事項説明書」に記載されてい
る項目数は、ない。
【0063】次に、段階5の不動産データは、「宅地建
物取引法上の宅建業者の取引に関わる記載事項」であ
り、50項目のデータ項目に分かれている。このうち、
「重要事項説明書」に記載されている項目数は、58で
ある。
【0064】上述したように、「不動産図書」のデータ
項目数は、1134+αである。また、「重要事項説明
書」に記載されている項目数は、148である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、不動産に
関する情報を一元管理する不動産データベースを有する
不動産データ統合センターに設置された不動産情報管理
システムを制御し、1件の不動産に対して立地条件等に
より物件を評価する不動産に関する不動産情報と、公示
等の鑑定に関する鑑定情報と、登記に関する登記情報
と、課税に関する課税情報とをそれぞれ付与し、前記各
情報を検索項目として、不動産の情報管理を行う不動産
情報管理方法において、前記不動産データベースに記憶
されている各不動産毎の情報が所定の分類方法により分
割された複数の開示レベル情報をこの開示レベル情報に
対応するレベルデータの識別結果によりそれぞれ開示す
るため、検索および開示を請求した相手へどの段階の不
動産データを検索および開示するかを明確に判断し、必
要最小限の不動産データを提供できるので、不動産所有
者のプライベートなデータを保護する事ができる効果が
ある。
【0066】請求項2記載の発明によれば、不動産に関
する情報を一元管理する不動産データベースを有する不
動産データ統合センタに設置され、1件の不動産に対し
て立地条件等により物件を評価する不動産に関する不動
産情報と、公示等の鑑定に関する鑑定情報と、登記に関
する登記情報と、課税に関する課税情報とをそれぞれ付
与し、前記各情報を検索項目として、不動産の情報管理
を行うようにした不動産情報管理システムであって、不
動産に関する前記各情報を一元管理する前記不動産デー
タベースへ登録する物件情報登録手段と、この物件情報
登録手段により登録した前記各情報を管理する物件情報
管理手段と、前記不動産データベースに少なくとも宅地
建物取引主任者による重要事項の説明を含む内容のデー
タである不動産一次情報を入力する第一の入力手段と、
少なくとも不動産鑑定士、一級建築士、宅地建物取引主
任者、弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士を含
む一セットの鑑定士グループによる土地評価の内容を前
記不動産データベースに入力する第二の入力手段と、前
記登録手段により登録した前記各情報を管理する物件情
報管理手段と、各不動産毎に前記各情報を開示する段階
の情報である開示レベル情報に所定の分類方法により分
類する分類手段と、不動産業者および消費者の有する端
末からの要求により前記不動産データベースにおける前
記開示レベル情報の検索を行う検索手段と、不動産業者
および消費者の有する端末からの前記要求と共に送られ
てくるレベルデータにより前記開示レベル情報のいずれ
の開示を可能とするかを識別する識別手段と、この識別
手段の識別結果により前記レベルデータに対応する前記
開示レベル情報を開示する開示手段と、前記開示手段に
より開示された前記開示レベル情報を不動産業者および
消費者の端末へ提供する提供手段と、前記不動産の売買
に関する物件取引情報の保管および管理を行う保管手段
と、不動産業者から所定の地域内の不動産申込情報を更
新する更新手段と、不動産業者および消費者からの要求
により前記不動産データベースにおける前記各情報の検
索を行う検索手段と、前記不動産申込情報および前記物
件取引情報を編集する編集手段と、前記不動産申込情報
および前記物件取引情報の集計・分析を行う集計分析手
段と、前記不動産データセンターから不動産業者および
消費者へ不動産情報を送信する送信手段とを具備するた
め、検索および開示を請求した相手へどの段階の不動産
データを検索および開示するかを明確に判断し、必要最
小限の不動産データを提供できるので、不動産所有者の
プライベートなデータを保護する事ができる効果があ
る。
【0067】請求項3記載の発明によれば、物件情報登
録手段により不動産に関する前記各情報が一元管理する
前記不動産データベースへ登録される第1の工程と、第
1の工程において登録された前記各情報が物件情報管理
手段により管理される第2の工程と、第一の入力手段に
より前記不動産データベースに少なくとも宅地建物取引
主任者による重要事項の説明を含む内容のデータである
不動産一次情報が入力される第3の工程と、第二の入力
手段により少なくとも不動産鑑定士、一級建築士、宅地
建物取引主任者、弁護士、司法書士、税理士、土地家屋
調査士を含む一セットの鑑定士グループによる土地評価
の内容が前記不動産データベースに入力され第4の工程
と、分類手段により各不動産毎に前記各情報が開示する
段階の情報である開示レベル情報に所定の分類方法によ
り分類される第5の工程と、検索手段により不動産業者
および消費者の有する端末からの要求により前記不動産
データベースにおける前記開示レベル情報が検索される
第6の工程と、識別手段により不動産業者および消費者
の有する端末からの前記要求と共に送られてくるレベル
データにより前記開示レベル情報のいずれの開示を可能
とするかが識別される第7の工程と、開示手段により第
7の工程における識別結果により前記レベルデータに対
応する前記開示レベル情報が開示される第8の工程と、
提供手段により第8の工程において開示された前記開示
レベル情報が不動産業者および消費者の端末へ提供され
る第9の工程と、保管手段により前記不動産の売買に関
する物件取引情報の保管および管理が行われる第10の
工程と、更新手段により不動産業者から所定の地域内の
不動産申込情報が更新される第11の工程と、編集手段
により前記不動産申込情報および前記物件取引情報が編
集される第12の工程と、集積分析手段により前記不動
産申込情報および前記物件取引情報の集計・分析が行な
われる第13の工程と、送信手段により前記不動産デー
タセンタから不動産業者および消費者へ前記開示レベル
情報が送信される第14の工程とからなるため、検索お
よび開示を請求した相手へどの段階の不動産データを検
索および開示するかを明確に判断し、必要最小限の不動
産データを提供できるので、不動産所有者のプライベー
トなデータを保護する事ができる効果がある。
【0068】請求項4記載の発明によれば、前記第一の
入力手段は、不動産の評価に必要な項目についての情報
を保有する政府、地方公共団体等の団体と、これらの団
体が保有する情報の一部の項目についての保有する不動
産業者等の団体とが存在する第一の施設に設置され、前
記第二の入力手段は、前記不動産業者等の団体から供給
された情報に所定の情報を付加して、前記政府、地方公
共団体等が保有する項目の全てについての情報を不動産
二次情報として出力する、不動産鑑定士、一級建築士、
宅地建物取引主任者、司法書士、土地家屋調査士、税理
士、弁護士のすくなくともいずれかから構成されたR機
関が存在する第二の施設に設置され、前記第一の入力手
段と前記第二の入力手段との間で情報の伝達を行う情報
伝達手段を具備するため、常にリアルタイムに最新の不
動産情報が前記不動産データベースへ記憶および更新さ
れる効果がある。
【0069】請求項5記載の発明によれば、前記識別手
段は、不動産業者および消費者が前記各情報を要求する
場合、端末から送られてくる要求データと共に端末に挿
入されたカードに書き込まれている検索可能段階を示す
レベルデータにより不動産データを開示する範囲の段階
を識別するため、検索および開示要求を行った相手が、
どの段階までの不動産データをアクセスする権利を有し
ているかを明確に判断することができる効果がある。
【0070】請求項12記載の発明によれば、前記送信
手段は、暗号化し、制御コードが付加されたデータ形式
で送信されるため、関係者以外に不動産データが取得で
きないので、不動産データが悪用される危険性が少なく
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による不動産情報管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 R機関 21〜2n 不動産業者 31〜3n 消費者 4 CPU 5 入出力装置 6 識別回路 10 パーソナルコンピュータ 11 カードリーダ C 不動産データ統合センター D 官公庁(政府機関および行政機関) DB 不動産データベース

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不動産に関する情報を一元管理する不動
    産データベースを有する不動産データ統合センターに設
    置された不動産情報管理システムを制御し、 1件の不動産に対して立地条件等により物件を評価する
    不動産に関する不動産情報と、公示等の鑑定に関する鑑
    定情報と、登記に関する登記情報と、課税に関する課税
    情報とをそれぞれ付与し、前記各情報を検索項目とし
    て、不動産の情報管理を行う不動産情報管理方法におい
    て、 前記不動産データベースに記憶されている不動産毎の情
    報を所定の分類方法により分割した複数の開示レベル情
    報がこの開示レベル情報に対応するレベルデータの識別
    結果によりそれぞれ開示されることを特徴とする不動産
    情報管理方法。
  2. 【請求項2】 不動産に関する情報を一元管理する不動
    産データベースを有する不動産データ統合センタに設置
    され、 1件の不動産に対して立地条件等により物件を評価する
    不動産に関する不動産情報と、公示等の鑑定に関する鑑
    定情報と、登記に関する登記情報と、課税に関する課税
    情報とをそれぞれ付与し、前記各情報を検索項目とし
    て、不動産の情報管理を行うようにした不動産情報管理
    システムであって、 不動産に関する前記各情報を一元管理する前記不動産デ
    ータベースへ登録する物件情報登録手段と、 この物件情報登録手段により登録した前記各情報を管理
    する物件情報管理手段と、 前記不動産データベースに少なくとも宅地建物取引主任
    者による重要事項の説明を含む内容のデータである不動
    産一次情報を入力する第一の入力手段と、 少なくとも不動産鑑定士、一級建築士、宅地建物取引主
    任者、弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士を含
    む一セットの鑑定士グループによる土地評価の内容を前
    記不動産データベースに入力する第二の入力手段と、 前記登録手段により登録した前記各情報を管理する物件
    情報管理手段と、 各不動産毎に前記各情報を開示する段階の情報である開
    示レベル情報に所定の分類方法により分類する分類手段
    と、 不動産業者および消費者の有する端末からの要求により
    前記不動産データベースにおける前記開示レベル情報の
    検索を行う検索手段と、 不動産業者および消費者の有する端末からの前記要求と
    共に送られてくるレベルデータにより前記開示レベル情
    報のいずれの開示を可能とするかを識別する識別手段
    と、 この識別手段の識別結果により前記レベルデータに対応
    する前記開示レベル情報を開示する開示手段と、 前記開示手段により開示された前記開示レベル情報を不
    動産業者および消費者の端末へ提供する提供手段と、 前記不動産の売買に関する物件取引情報の保管および管
    理を行う保管手段と、 不動産業者から所定の地域内の不動産申込情報を更新す
    る更新手段と、 不動産業者および消費者からの要求により前記不動産デ
    ータベースにおける前記各情報の検索を行う検索手段
    と、 前記不動産申込情報および前記物件取引情報を編集する
    編集手段と、 前記不動産申込情報および前記物件取引情報の集計・分
    析を行う集計分析手段と、 前記不動産データセンターから不動産業者および消費者
    へ不動産情報を送信する送信手段と、 を具備することを特徴とする不動産情報管理システム。
  3. 【請求項3】 物件情報登録手段により不動産に関する
    前記各情報が一元管理する前記不動産データベースへ登
    録される第1の工程と、 第1の工程において登録された前記各情報が物件情報管
    理手段により管理される第2の工程と、 第一の入力手段により前記不動産データベースに少なく
    とも宅地建物取引主任者による重要事項の説明を含む内
    容のデータである不動産一次情報が入力される第3の工
    程と、 第二の入力手段により少なくとも不動産鑑定士、一級建
    築士、宅地建物取引主任者、弁護士、司法書士、税理
    士、土地家屋調査士を含む一セットの鑑定士グループに
    よる土地評価の内容が前記不動産データベースに入力さ
    れ第4の工程と、 分類手段により各不動産毎に前記各情報が開示する段階
    の情報である開示レベル情報に所定の分類方法により分
    類される第5の工程と、 検索手段により不動産業者および消費者の有する端末か
    らの要求により前記不動産データベースにおける前記開
    示レベル情報が検索される第6の工程と、 識別手段により不動産業者および消費者の有する端末か
    らの前記要求と共に送られてくるレベルデータにより前
    記開示レベル情報のいずれの開示を可能とするかが識別
    される第7の工程と、 開示手段により第7の工程における識別結果により前記
    レベルデータに対応する前記開示レベル情報が開示され
    る第8の工程と、 提供手段により第8の工程において開示された前記開示
    レベル情報が不動産業者および消費者の端末へ提供され
    る第9の工程と、 保管手段により前記不動産の売買に関する物件取引情報
    の保管および管理が行われる第10の工程と、 更新手段により不動産業者から所定の地域内の不動産申
    込情報が更新される第11の工程と、 編集手段により前記不動産申込情報および前記物件取引
    情報が編集される第12の工程と、 集積分析手段により前記不動産申込情報および前記物件
    取引情報の集計・分析が行なわれる第13の工程と、 送信手段により前記不動産データセンタから不動産業者
    および消費者へ前記開示レベル情報が送信される第14
    の工程と、 からなることを特徴とする請求項1記載の不動産情報管
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記第一の入力手段は、不動産の評価に
    必要な項目についての情報を保有する政府、地方公共団
    体等の団体と、これらの団体が保有する情報の一部の項
    目についての保有する不動産業者等の団体とが存在する
    第一の施設に設置され、 前記第二の入力手段は、前記不動産業者等の団体から供
    給された情報に所定の情報を付加して、前記政府、地方
    公共団体等が保有する項目の全てについての情報を不動
    産二次情報として出力する、不動産鑑定士、一級建築
    士、宅地建物取引主任者、司法書士、土地家屋調査士、
    税理士、弁護士のすくなくともいずれかから構成された
    R機関が存在する第二の施設に設置され、 前記第一の入力手段と前記第二の入力手段との間で情報
    の伝達を行う情報伝達手段を具備することを特徴とする
    請求項2記載の不動産情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記識別手段は、不動産業者および消費
    者が前記各情報を要求する場合、端末から送られてくる
    要求データと共に端末に挿入されたカードに書き込まれ
    ている識別番号の検索可能段階を示すレベルデータによ
    り不動産データを開示する範囲の段階を識別することを
    特徴とする請求項2記載の不動産情報管理システム。
  6. 【請求項6】 前記カードは、磁気カードであることを
    特徴とする請求項5記載の不動産情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記カードは、ICカードであることを
    特徴とする請求項5記載の不動産情報管理システム。
  8. 【請求項8】 前記情報伝達手段における情報伝達の一
    部が通信衛星を介して行われることを特徴とする請求項
    2または請求項4ないし請求項7のいずれかに記載の不
    動産情報管理システム。
  9. 【請求項9】 前記物件情報登録手段が、前記不動産一
    次情報、前記不動産二次情報、物件の近隣地価の推移情
    報および周辺環境を示す生活情報を前記第二の不動産デ
    ータベースへ登録することを特徴とする請求項2または
    請求項4ないし請求項8のいずれかに記載の不動産情報
    管理システム。
  10. 【請求項10】 前記物件情報管理手段が、前記不動産
    一次情報、前記不動産二次情報、物件の近隣地価の推移
    情報および周辺環境を示す生活情報を前記前記第二の不
    動産データベースにおいて管理することを特徴とする請
    求項2または請求項4ないし請求項9のいずれかに記載
    の不動産情報管理システム。
  11. 【請求項11】 前記提供手段が前記不動産一次情報お
    よび前記不動産二次情報を前記第二の不動産データベー
    スから抽出し、この抽出された不動産物件情報を前記送
    信手段により、不動産業者および消費者へ転送すること
    を特徴とする請求項2または請求項4ないし請求項10
    のいずれかに記載の不動産情報管理システム。
  12. 【請求項12】 前記送信手段は、暗号化し、制御コー
    ドが付加されたデータ形式で送信されることを特徴とす
    る請求項11記載の不動産情報管理システム。
  13. 【請求項13】 前記保管手段が、不動産業者により取
    引された不動産物件の取引情報を、所定の地域の不動産
    データ統合センタより収集し、保管および管理を行うこ
    とを特徴とする請求項2または請求項4ないし請求項1
    2のいずれかに記載の不動産情報管理システム。
  14. 【請求項14】 前記更新手段が、前記不動産データベ
    ース内の前記不動産業者の物件の購入申し込み情報の更
    新を行うことを特徴とする請求項2または請求項4ない
    し請求項13のいずれかに記載の不動産情報管理システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記集計分析手段が、所定の地域内の
    前記不動産情報を行政機関別にデータ集計・分析し、所
    定の地域内の物件の情報と所定の地域内の物件の購入申
    し込み情報とを一元管理することを特徴とする請求項2
    または請求項4ないし請求項14のいずれかに記載の不
    動産情報管理システム。
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