JPH1174676A - ノイズ吸収コア及びその製造方法 - Google Patents
ノイズ吸収コア及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH1174676A JPH1174676A JP23094097A JP23094097A JPH1174676A JP H1174676 A JPH1174676 A JP H1174676A JP 23094097 A JP23094097 A JP 23094097A JP 23094097 A JP23094097 A JP 23094097A JP H1174676 A JPH1174676 A JP H1174676A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- noise
- soft magnetic
- magnetic powder
- engaging
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波のインダクタンスを増加させ、高周波
ノイズの抑制効果が得られるノイズ吸収コアを提供する
ことである。 【解決手段】 軟磁性粉末と有機結合剤を含み、それぞ
れ周方向に沿って内部に金属プレート３，４を有し、長
手方向及び断面円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向
・配列された２軸異方性を有する一対の半分割コア１，
２からなる。その一対の半分割コア１，２を接合させて
電気機器又は電子部品のケーブルの外周部を密着包囲し
てノイズを抑制する。
ノイズの抑制効果が得られるノイズ吸収コアを提供する
ことである。 【解決手段】 軟磁性粉末と有機結合剤を含み、それぞ
れ周方向に沿って内部に金属プレート３，４を有し、長
手方向及び断面円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向
・配列された２軸異方性を有する一対の半分割コア１，
２からなる。その一対の半分割コア１，２を接合させて
電気機器又は電子部品のケーブルの外周部を密着包囲し
てノイズを抑制する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁雑音防止装置
に関し、特にケーブルの周囲に装着されてケーブルを伝
播する電磁雑音を吸収、除去するノイズ吸収コアに関す
るものである。
に関し、特にケーブルの周囲に装着されてケーブルを伝
播する電磁雑音を吸収、除去するノイズ吸収コアに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、デジタル電子機器をはじめ高周波
を利用する電子機器類の普及が進み、中でも準マイクロ
波帯あるいはマイクロ波帯を使用する移動体通信機器類
の普及がめざましい。このような、携帯電話に代表され
る移動体通信機器では、高速動作化が図られているた
め、線間結合の増大化や放射ノイズによる干渉等が生
じ、機器の正常な動作を妨げる、いわゆる高周波電磁障
害が少なからず生じている。
を利用する電子機器類の普及が進み、中でも準マイクロ
波帯あるいはマイクロ波帯を使用する移動体通信機器類
の普及がめざましい。このような、携帯電話に代表され
る移動体通信機器では、高速動作化が図られているた
め、線間結合の増大化や放射ノイズによる干渉等が生
じ、機器の正常な動作を妨げる、いわゆる高周波電磁障
害が少なからず生じている。
【０００３】電子機器等の接続ケーブルを伝播する電磁
雑音も上記した高周波電磁障害の原因となっているが、
従来、その電磁雑音を吸収、除去する電磁雑音防止装置
として、実開平２−１１０３９８号公報に示すような構
造のものが知られている。その従来のノイズ吸収コアに
ついて具体的に図６を参照して説明する。ノイズ吸収コ
アは、フェライト等の焼結体からなる二つの分割筒状磁
性体１０１，１０１′と、分割筒状磁性体１０１，１０
１′を収納するプラスチックケース部１０２によって構
成されている。プラスチックケース部１０２に係合用突
起部１０３を設け、分割筒状磁性体１０１，１０１′を
収納した状熊で係合用突起部１０３を係合用凹部１０４
に係合することにより、ノイズ吸収コアをケーブルに固
定する。
雑音も上記した高周波電磁障害の原因となっているが、
従来、その電磁雑音を吸収、除去する電磁雑音防止装置
として、実開平２−１１０３９８号公報に示すような構
造のものが知られている。その従来のノイズ吸収コアに
ついて具体的に図６を参照して説明する。ノイズ吸収コ
アは、フェライト等の焼結体からなる二つの分割筒状磁
性体１０１，１０１′と、分割筒状磁性体１０１，１０
１′を収納するプラスチックケース部１０２によって構
成されている。プラスチックケース部１０２に係合用突
起部１０３を設け、分割筒状磁性体１０１，１０１′を
収納した状熊で係合用突起部１０３を係合用凹部１０４
に係合することにより、ノイズ吸収コアをケーブルに固
定する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の雑音防止装置は、フェライト等の二つの分割筒
状磁性体が焼結体であるため、作業中の落下や設置の際
の接触等による割れ及びかけの問題がある。更に焼結体
であるため大きくなればそれだけ重さも無視できなくな
る。
た従来の雑音防止装置は、フェライト等の二つの分割筒
状磁性体が焼結体であるため、作業中の落下や設置の際
の接触等による割れ及びかけの問題がある。更に焼結体
であるため大きくなればそれだけ重さも無視できなくな
る。
【０００５】また前述の分割された筒上磁性体を保持す
るために、通常係合用突起部を設けたプラスチックケー
スを用いるが、開閉を繰り返すたびにプラスチックケー
スの係合部が劣化し前記筒状磁性体を保持するにはゆる
みが生じる。更に従来の分割コアでは接触面で空隙によ
って理想的な閉磁路を実現することは困難である。
るために、通常係合用突起部を設けたプラスチックケー
スを用いるが、開閉を繰り返すたびにプラスチックケー
スの係合部が劣化し前記筒状磁性体を保持するにはゆる
みが生じる。更に従来の分割コアでは接触面で空隙によ
って理想的な閉磁路を実現することは困難である。
【０００６】本発明の目的は、上記した問題点を解消
し、軽量化、小型化が図れ、磁気効率の向上が図れるノ
イズ吸収コアを提供することである。
し、軽量化、小型化が図れ、磁気効率の向上が図れるノ
イズ吸収コアを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、軟磁性
粉末と有機結合剤を含み、周方向に沿って内部に金属プ
レートを有し、長手方向及び断面円周方向に前記軟磁性
粉末の粒子が配向・配列された２軸異方性を有する一対
の半分割コアであって、該一対の半分割コアを接合させ
て電気機器又は電子部品のケーブルの外周部を密着包囲
してノイズを抑制することを特徴とするノイズ吸収コア
が得られる。
粉末と有機結合剤を含み、周方向に沿って内部に金属プ
レートを有し、長手方向及び断面円周方向に前記軟磁性
粉末の粒子が配向・配列された２軸異方性を有する一対
の半分割コアであって、該一対の半分割コアを接合させ
て電気機器又は電子部品のケーブルの外周部を密着包囲
してノイズを抑制することを特徴とするノイズ吸収コア
が得られる。
【０００８】さらに、本発明によれば、前記一方の半分
割コア内の金属プレートの周方向両端部には係合凹部
が、前記他方の半分割コア内の金属プレートの周方向両
端部には係合凸部が形成され、係合凹部と係合凸部が互
いに係合することにより両半分割コアを接合固定するこ
とを特徴とするノイズ吸収コアが得られる。
割コア内の金属プレートの周方向両端部には係合凹部
が、前記他方の半分割コア内の金属プレートの周方向両
端部には係合凸部が形成され、係合凹部と係合凸部が互
いに係合することにより両半分割コアを接合固定するこ
とを特徴とするノイズ吸収コアが得られる。
【０００９】さらに、本発明によれば、前記有機結合剤
のゴム硬度が６０以下であることを特徴とするノイズ吸
収コアが得られる。
のゴム硬度が６０以下であることを特徴とするノイズ吸
収コアが得られる。
【００１０】さらに、本発明によれば、前記軟磁性粉末
が偏平なＦｅ−Ａｌ−Ｓｉ合金粉末であり、前記有機結
合剤がエラストマーであることを特徴とするノイズ吸収
コアが得られる。
が偏平なＦｅ−Ａｌ−Ｓｉ合金粉末であり、前記有機結
合剤がエラストマーであることを特徴とするノイズ吸収
コアが得られる。
【００１１】又、本発明によれば、圧延ロールを用い
て、少なくとも軟磁性粉末と有機結合剤からなり、所定
方向に配向・配列された複合磁性体シートを成型する工
程と、該複合磁性体シートを所定寸法に切断し、金属プ
レートを挟んで複数枚積層する工程と、凹部を有する下
側プレス機に前記複数枚に積層された複合磁性体シート
を載せて、凸部を有する上側プレス機で熱を加えながら
挟み込み、熱プレスする工程を含むことを特徴とするノ
イズ吸収コアの製造方法が得られる。
て、少なくとも軟磁性粉末と有機結合剤からなり、所定
方向に配向・配列された複合磁性体シートを成型する工
程と、該複合磁性体シートを所定寸法に切断し、金属プ
レートを挟んで複数枚積層する工程と、凹部を有する下
側プレス機に前記複数枚に積層された複合磁性体シート
を載せて、凸部を有する上側プレス機で熱を加えながら
挟み込み、熱プレスする工程を含むことを特徴とするノ
イズ吸収コアの製造方法が得られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施の形態
について図１を参照して説明する。図１（ａ）は本発明
の第１の実施の形態によるノイズ吸収コアを構成する半
分割コアを示した図であり、図１（ｂ）は（ａ）のノイ
ズ吸収コアの係合部の構造を示した図であり、（ｃ）は
（ｂ）の係合部の一実施例を示した部分詳細図であり、
（ｄ）は（ｂ）の係合部の他の実施例を示した部分詳細
図である。図１（ａ）に示すように、本実施の形態に係
るノイズ吸収コアは、それぞれ周方向に沿って内部に金
属プレート３，４を有し、長手方向及び断面円周方向に
前記軟磁性粉末の粒子が配向・配列された２軸異方性を
有する一対の半分割コア１，２からなる。
について図１を参照して説明する。図１（ａ）は本発明
の第１の実施の形態によるノイズ吸収コアを構成する半
分割コアを示した図であり、図１（ｂ）は（ａ）のノイ
ズ吸収コアの係合部の構造を示した図であり、（ｃ）は
（ｂ）の係合部の一実施例を示した部分詳細図であり、
（ｄ）は（ｂ）の係合部の他の実施例を示した部分詳細
図である。図１（ａ）に示すように、本実施の形態に係
るノイズ吸収コアは、それぞれ周方向に沿って内部に金
属プレート３，４を有し、長手方向及び断面円周方向に
前記軟磁性粉末の粒子が配向・配列された２軸異方性を
有する一対の半分割コア１，２からなる。
【００１３】半分割コア１内の導電性の金属プレート３
の周方向両端部には係合凹部３ａが、一方の半分割コア
２内の導電性の金属プレート４の周方向両端部には係合
凸部４ａが形成される。係合凹部３ａと係合凸部４ａが
互いに係合することにより半分割コア１と半分割コア２
が接合固定される。図１（ｂ）に示すように、一対の半
分割コア１，２は、下側のコアの係合凸部４ａを上側の
コアの係合凹部３ａにスライドさせて接合される。係合
凸部４ａと係合凹部３ａの形状は図１（ｃ），（ｄ）に
示すように係合凸部４ａはコアの外側方向に延在してお
り、係合凹部３ａは最初外側方向に延在し、最後に内側
方向に向かせることにより凹部を形成している。
の周方向両端部には係合凹部３ａが、一方の半分割コア
２内の導電性の金属プレート４の周方向両端部には係合
凸部４ａが形成される。係合凹部３ａと係合凸部４ａが
互いに係合することにより半分割コア１と半分割コア２
が接合固定される。図１（ｂ）に示すように、一対の半
分割コア１，２は、下側のコアの係合凸部４ａを上側の
コアの係合凹部３ａにスライドさせて接合される。係合
凸部４ａと係合凹部３ａの形状は図１（ｃ），（ｄ）に
示すように係合凸部４ａはコアの外側方向に延在してお
り、係合凹部３ａは最初外側方向に延在し、最後に内側
方向に向かせることにより凹部を形成している。
【００１４】次に、本発明の第２の実施の形態について
図２を参照して説明する。図２に示すように本実施の形
態に係るノイズ吸収コアは、それぞれ周方向に沿って内
部に金属プレート１３，１４を有し、長手方向及び断面
円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向・配列された２
軸異方性を有して構成される。
図２を参照して説明する。図２に示すように本実施の形
態に係るノイズ吸収コアは、それぞれ周方向に沿って内
部に金属プレート１３，１４を有し、長手方向及び断面
円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向・配列された２
軸異方性を有して構成される。
【００１５】半分割コア１１内の導電性の金属プレート
１３の周方向両端部には軸方向に沿って係合凹部１３ａ
が複数形成され、一方の半分割コア１２内の導電性の金
属プレート１４の周方向両端部には軸方向に沿って係合
凸部１４ａが複数形成される。係合凹部１３ａと係合凸
部１４ａが互いに係合することにより半分割コア１１と
半分割コア１２が接合固定される。
１３の周方向両端部には軸方向に沿って係合凹部１３ａ
が複数形成され、一方の半分割コア１２内の導電性の金
属プレート１４の周方向両端部には軸方向に沿って係合
凸部１４ａが複数形成される。係合凹部１３ａと係合凸
部１４ａが互いに係合することにより半分割コア１１と
半分割コア１２が接合固定される。
【００１６】次に、本発明の第３の実施の形態について
図３を参照して説明する。図３に示すように本実施の形
態に係るノイズ吸収コアは、それぞれ周方向に沿って内
部に細長い導電性の金属プレート２３，２４を有し、長
手方向及び断面円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向
・配列された２軸異方性を有して構成される。
図３を参照して説明する。図３に示すように本実施の形
態に係るノイズ吸収コアは、それぞれ周方向に沿って内
部に細長い導電性の金属プレート２３，２４を有し、長
手方向及び断面円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向
・配列された２軸異方性を有して構成される。
【００１７】半分割コア２１内の金属プレート２３ａの
周方向両端部には軸方向に沿って係合凹部２３ａが複数
形成され、一方の半分割コア２２内の金属プレート２４
の周方向両端部には軸方向に沿って係合凸部２４ａが複
数形成される。係合凹部２３ａと係合凸部２４ａが互い
に係合することにより半分割コア２１と半分割コア２２
が接合固定される。
周方向両端部には軸方向に沿って係合凹部２３ａが複数
形成され、一方の半分割コア２２内の金属プレート２４
の周方向両端部には軸方向に沿って係合凸部２４ａが複
数形成される。係合凹部２３ａと係合凸部２４ａが互い
に係合することにより半分割コア２１と半分割コア２２
が接合固定される。
【００１８】次に、上記した第１〜第３の実施の形態に
おける金属プレート内蔵の半分割コアの製造方法につい
て図５を参照して説明する。まず、複合磁性体シート３
８を、以下のような配合にて絶縁性軟磁性体と有機結合
剤を混合して作成する。平均粒径３５μｍ、アスペクト
比５以上の異方性磁界を有するＦｅ−Ａｌ−Ｓｉ合金か
らなる偏平軟磁性粉末８３．７重量部と、硬度６０のエ
ラストマー１４．８重量部を混合したものを圧延ロール
にてシート状に成型し、必要寸法に切断して作成する。
おける金属プレート内蔵の半分割コアの製造方法につい
て図５を参照して説明する。まず、複合磁性体シート３
８を、以下のような配合にて絶縁性軟磁性体と有機結合
剤を混合して作成する。平均粒径３５μｍ、アスペクト
比５以上の異方性磁界を有するＦｅ−Ａｌ−Ｓｉ合金か
らなる偏平軟磁性粉末８３．７重量部と、硬度６０のエ
ラストマー１４．８重量部を混合したものを圧延ロール
にてシート状に成型し、必要寸法に切断して作成する。
【００１９】中心部に金属プレート３９を挟んで上記し
た同一寸法の複合磁性体シート３８を複数枚重ね、図５
（ａ）に示すような下側熱プレス機３２の凹部３６の上
に配置する。その後、凸部３３を備えた上側熱プレス機
３１を下方に移動させ、熱を上側熱プレス機３１及び下
側熱プレス機３２に与え、複数枚の複合磁性体シート積
層体３７を挟み込むように熱プレスする。このようにし
てプレスされてできた半分割コアを２つ作成し、接合面
で接合して筒状のノイズ吸収コアを得る。完成したノイ
ズ吸収コアは、薄い複合磁性体シートを複数枚重ねてプ
レスしているため、ある一定の熱を加えることで分子間
の結合を向上させることができる。さらに、配合・配列
も良好にすることができる。尚、上側熱プレス機３１及
び下側熱プレス機３２には、それぞれ位置決め用のガイ
ド溝３４及びガイド３５が形成されている。
た同一寸法の複合磁性体シート３８を複数枚重ね、図５
（ａ）に示すような下側熱プレス機３２の凹部３６の上
に配置する。その後、凸部３３を備えた上側熱プレス機
３１を下方に移動させ、熱を上側熱プレス機３１及び下
側熱プレス機３２に与え、複数枚の複合磁性体シート積
層体３７を挟み込むように熱プレスする。このようにし
てプレスされてできた半分割コアを２つ作成し、接合面
で接合して筒状のノイズ吸収コアを得る。完成したノイ
ズ吸収コアは、薄い複合磁性体シートを複数枚重ねてプ
レスしているため、ある一定の熱を加えることで分子間
の結合を向上させることができる。さらに、配合・配列
も良好にすることができる。尚、上側熱プレス機３１及
び下側熱プレス機３２には、それぞれ位置決め用のガイ
ド溝３４及びガイド３５が形成されている。
【００２０】尚、上記した第１〜第３の実施の形態にお
ける分割成形された半分割コアは、一方の半分割コア内
の金属プレートが半分割コアの接合面に突出することな
く形成されている。また他方の半分割コアの前記接合面
では、金属プレートの両端部が突出しており、これら二
つの金属プレートが係合する際、ゴムの収縮分を利用し
て金属係合部（係合凸部及び係合凹部）が係合接続され
る。
ける分割成形された半分割コアは、一方の半分割コア内
の金属プレートが半分割コアの接合面に突出することな
く形成されている。また他方の半分割コアの前記接合面
では、金属プレートの両端部が突出しており、これら二
つの金属プレートが係合する際、ゴムの収縮分を利用し
て金属係合部（係合凸部及び係合凹部）が係合接続され
る。
【００２１】又、上記した金属プレートは、磁性、非磁
性のどちらでもかまわない。さらに金属プレートは、図
４（ａ）〜（ｃ）に示すような導電性のメッシュでもか
まわない。この場合、穴の部分で接着力が得られ、より
強度になる。さらに、金属プレートの配置はコアの厚さ
方向に対して極力外側である方が反射減衰を考慮すると
望ましい。
性のどちらでもかまわない。さらに金属プレートは、図
４（ａ）〜（ｃ）に示すような導電性のメッシュでもか
まわない。この場合、穴の部分で接着力が得られ、より
強度になる。さらに、金属プレートの配置はコアの厚さ
方向に対して極力外側である方が反射減衰を考慮すると
望ましい。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、長手方向及び磁性粉が
配向・配列された２軸異方性を有することで高周波のイ
ングクタンスを増加させることができ、高周波ノイズの
抑制に効果をもたらす。
配向・配列された２軸異方性を有することで高周波のイ
ングクタンスを増加させることができ、高周波ノイズの
抑制に効果をもたらす。
【００２３】又、本発明によれば、半分割コアを熱プレ
ス成形にて容易に形成でき、前記半分割コアは、磁性粉
が面内に配向・配列されたシート状複合磁性体であるこ
とから、シート品からの流用を可能とし、コスト的に低
減も可能になる。
ス成形にて容易に形成でき、前記半分割コアは、磁性粉
が面内に配向・配列されたシート状複合磁性体であるこ
とから、シート品からの流用を可能とし、コスト的に低
減も可能になる。
【００２４】又、本発明によれば、導電性の金属プレー
トを内部に備えることで、導電体に複合磁性体を塗布し
た電磁干渉抑制体の透過減衰効果が得られると共に、ケ
ーブルからの放射ノイズの漏れを低減できる。
トを内部に備えることで、導電体に複合磁性体を塗布し
た電磁干渉抑制体の透過減衰効果が得られると共に、ケ
ーブルからの放射ノイズの漏れを低減できる。
【図１】（ａ）は本発明に係るノイズ吸収コアの第１の
実施の形態を示した図であり、（ｂ）は（ａ）のノイズ
吸収コアの係合部の構造を示した図であり、（ｃ）は
（ｂ）の係合部の一実施例を示した部分詳細図であり、
（ｄ）は（ｂ）の係合部の他の実施例を示した部分詳細
図である。
実施の形態を示した図であり、（ｂ）は（ａ）のノイズ
吸収コアの係合部の構造を示した図であり、（ｃ）は
（ｂ）の係合部の一実施例を示した部分詳細図であり、
（ｄ）は（ｂ）の係合部の他の実施例を示した部分詳細
図である。
【図２】（ａ）は本発明に係るノイズ吸収コアの第２の
実施の形態を示した図であり、（ｂ）は（ａ）の係合部
の部分詳細図である。
実施の形態を示した図であり、（ｂ）は（ａ）の係合部
の部分詳細図である。
【図３】本発明に係るノイズ吸収コアの第３の実施の形
態を示した図である。
態を示した図である。
【図４】金属プレートの変形例を示した図である。
【図５】本発明に係るノイズ吸収コアの製造方法の一実
施の形態を示した図である。
施の形態を示した図である。
【図６】従来のノイズ吸収コアの構造を示した図であ
る。
る。
１，２，１１，１２，２１，２２ 半分割コア ３，４，１３，１４，２３，２４ 金属プレート ３ａ，１３ａ，２３ａ 係合凹部 ４ａ，１４ａ，２４ａ 係合凸部 ３１ 上側熱プレス機 ３２ 下側熱プレス機 ３３ 凸部 ３４ ガイド溝 ３５ ガイド ３６ 凹部 ３７ 複合磁性体シート積層体 ３８ 複合磁性体シート ３９ 金属シート
Claims (5)
- 【請求項１】 軟磁性粉末と有機結合剤を含み、周方向
に沿って内部に金属プレートを有し、長手方向及び断面
円周方向に前記軟磁性粉末の粒子が配向・配列された２
軸異方性を有する一対の半分割コアであって、該一対の
半分割コアを接合させて電気機器又は電子部品のケーブ
ルの外周部を密着包囲してノイズを抑制することを特徴
とするノイズ吸収コア。 - 【請求項２】 前記一方の半分割コア内の金属プレート
の周方向両端部には係合凹部が、前記他方の半分割コア
内の金属プレートの周方向両端部には係合凸部が形成さ
れ、係合凹部と係合凸部が互いに係合することにより両
半分割コアを接合固定することを特徴とする請求項１記
載のノイズ吸収コア。 - 【請求項３】 前記有機結合剤のゴム硬度が６０以下で
あることを特徴とする請求項１又は２記載のノイズ吸収
コア。 - 【請求項４】 前記軟磁性粉末が偏平なＦｅ−Ａｌ−Ｓ
ｉ合金粉末であり、前記有機結合剤がエラストマーであ
ることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一つに記
載のノイズ吸収コア。 - 【請求項５】 圧延ロールを用いて、少なくとも軟磁性
粉末と有機結合剤からなり、所定方向に配向・配列され
た複合磁性体シートを成型する工程と、該複合磁性体シ
ートを所定寸法に切断し、金属プレートを挟んで複数枚
積層する工程と、凹部を有する下側プレス機に前記複数
枚に積層された複合磁性体シートを載せて、凸部を有す
る上側プレス機で熱を加えながら挟み込み、熱プレスす
る工程を含むことを特徴とするノイズ吸収コアの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23094097A JPH1174676A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | ノイズ吸収コア及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23094097A JPH1174676A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | ノイズ吸収コア及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1174676A true JPH1174676A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16915697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23094097A Withdrawn JPH1174676A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | ノイズ吸収コア及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1174676A (ja) |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP23094097A patent/JPH1174676A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |