JPH1173923A - 照明ランプ - Google Patents

照明ランプ

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JPH1173923A
JPH1173923A JP9234348A JP23434897A JPH1173923A JP H1173923 A JPH1173923 A JP H1173923A JP 9234348 A JP9234348 A JP 9234348A JP 23434897 A JP23434897 A JP 23434897A JP H1173923 A JPH1173923 A JP H1173923A
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JP
Japan
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peak wavelength
color
illumination lamp
chromaticity
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP9234348A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yano
正 矢野
Kenjiro Hashimoto
健次郎 橋本
Makoto Inohara
誠 猪野原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一般照明に重要である屋内の花や
草木などを好ましい色に再現し、屋内照明の色彩環境を
より向上し、ランプ効率の高い照明ランプを提供する。 【解決手段】 ピーク波長が440nm〜460nmで
ある青色発光物とピーク波長が520nm〜550nm
である緑色発光物とピーク波長625nm〜645nm
である赤色発光物で構成された照明ランプであり、か
つ、前記照明ランプの目立ち指数Mと逆数相関色温度M
rとの関係において、M≧7.5×10-2Mr+101.
5、M≦7.5×10-2Mr+129.5、100(M
-1)≦Mr≦385(MK-1)の範囲内に存在する照
明ランプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内照明の色彩環
境を好ましく設計することを目的とした照明ランプに関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、光源の演色性を定量的に評価する
方法としては、「色の見え方の忠実性の評価方法」があ
る。これは、対象とする照明ランプが基準光に比べ、ど
の程度忠実に色を再現しているかを定量的に評価する方
法で、現在JIS Z 8726「光源の演色性評価方法」で規定
されてあり、平均演色評価数Raの数値で表わされてい
る。現在、照明ランプの開発もこの平均演色評価数Ra
の向上と明るさ効率の向上を目標に開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、色の見え方の忠
実性の評価の他に、「色の見え方の好ましさの評価方
法」について、最近研究が進められている。この方法
は、対象とする照明ランプが基準光と比較すると色ずれ
を起こしているが、その色ずれが好ましい方向へのずれ
か、好ましくない方向へのずれかを定量的に評価する方
法である。この色の見え方の好ましさの評価は、光源の
重要な演色特性の一つであるが、現在までまだ標準化さ
れた方法は定められておらず、今後の研究課題である。
【0004】色の見え方の好ましさに関しては、住宅、
オフィス、店舗等といった一般照明ランプの開発におい
て、人間の肌色、生花、木の葉の緑、壁の色など照明環
境に重要な色彩対象物の色の見え方をバランスよく見せ
ながら、特徴のある照明ランプを開発することが重要と
なる。このうち、我々は特に人間の肌色に注目して、特
開平8ー55610号公報(特願平7ー134196
号)で開示した通り、好ましい肌色領域を実験により明
らかにし、肌色を好ましくみせる照明ランプを作製し
た。
【0005】一方、生花、木の葉の緑などの肌色以外の
色彩対象物に対しては、目立ち感の概念から発展させた
目立ち指数により照明環境を評価できることを、長年の
研究成果に基づいて明らかにした(例えば、橋本ら「カ
ラー サーチ アンド アプリケーション 第19巻 第
3号」(Visual Clarity and Feeling of Contrast,Col
or Research and Application, 19,3,June,(1994))、
橋本ら:目立ち感に基づく光源の演色性評価方法,照明
学会誌,79,11,(1995)、特開平6ー180248号公報
(特願平4ー333919号))。
【0006】その結果に基づき、我々は、特開平9ー1
20797号公報(基礎出願特願平7ー215842
号)で開示した通り、生花や木の葉の緑などの色彩対象
物を一般照明環境下で美しく好ましく見せることを目的
とした照明ランプを作製した。
【0007】この生花や木の葉の緑などの色彩対象物を
一般照明環境下で美しく好ましく見せる照明ランプを作
製する場合、長波長域にピーク波長をもつ赤色蛍光体の
使用が必要である。しかしながら、長波長域にピーク波
長をもつ赤色発光物を使用すると、この波長域では人間
の眼の感度が低いため、原理的にランプ効率が大幅に低
下するという問題点があった。
【0008】本発明は上記の課題を解決するために、独
自で開発した目立ち指数Mに基づいて、目立ち指数Mを
効率よく増加させる波長域を検討して、ランプ効率が高
く、特に住宅、店舗、オフィスなどの主照明に適した好
ましい照明色彩環境が得られる照明ランプを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の照明ランプは、
ピーク波長が440nm〜460nmである青色発光物
とピーク波長が520nm〜550nmである緑色発光
物とピーク波長625nm〜645nmである赤色発光
物で構成された照明ランプであり、かつ、前記照明ラン
プの目立ち指数Mと逆数相関色温度Mrとの関係におい
て、M≧7.5×10-2Mr+101.5、M≦7.5
×10-2Mr+129.5、100(MK-1)≦Mr≦3
85(MK-1)の範囲内に存在することにより上記目的
を達成する。
【0010】前記照明ランプの光色の色度点は、CIE 19
60 uv 色度図上で黒体軌跡からの色度偏差が-0.003より
も大きく+0.010よりも小さい色度範囲に存在してもよ
い。
【0011】前記照明ランプの光色の色度点は、CIE 19
60 uv 色度図上で黒体軌跡からの色度偏差が0よりも大
きく+0.010よりも小さい色度範囲に存在してもよい。
【0012】前記発光物は蛍光体であってもよい。前記
蛍光体は、ピーク波長が440nm〜460nmである
2価ユーロピウム付活青色系蛍光体とピーク波長が52
0nm〜550nmであるテルビウム、または、テルビ
ウム・セリウム付活緑色系蛍光体とピーク波長625n
m〜645nmである2価ユーロピウム、または3価ユ
ーロピウム、またはマンガン付活赤色系蛍光体であって
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、はじめに、目立ち指数Mに
ついての概略を説明する。各照明ランプ下で照明された
色彩対象物の目立ち感の程度は、図2に示すように、表
色系として納谷らの非線形色知覚モデルのブライトネス
(B)、カラフルネス(Mr-g,My-b)(例えば、納谷
ら,「カラー サーチ アンド アプリケーション 第
20巻第3号」(Color Research and Application,20,
3,(1995)))で表わされた4色試験色の色域面積の大き
さで表わされる。
【0014】(表1)に4色試験色のそれぞれの分光放
射輝度率を示す。
【0015】
【表1】
【0016】尚、特に、目立ち感に寄与の大きい試験色
は赤色であることから、赤色試験色を基準として、赤
色、青色、緑色試験色で囲まれた面積と赤色、黄色、緑
色試験色で囲まれた面積の総和を4色試験色(赤、黄、
緑、青)の色域面積として定義した。この4色試験色の
色域面積をもとに目立ち指数Mは(1)式で示される。
【0017】 M=[G(S,1000(lx)/G(D65,1000(lx))]1.6×100 (1) (1)式のG(S,1000(lx))は試料光源Sお
よび照度1000(lx)のもとでの4色試験色の色域
面積を示し、G(D65,1000(lx))は基準光
源D65および基準照度1000(lx)のもとでの4
色試験色の色域面積を示した。
【0018】すなわち、任意の照明ランプ光S下での4
色試験色の色域面積が、標準の光D65光下での色域面
積と同等の面積を示したとき、すなわち、標準の光D6
5光と同等の目立ち感が得られたときその照明ランプの
目立ち指数M=100と規準化した。この目立ち指数M
が高くなるほど、生花や木の葉の緑などの色彩対象物を
目立たせることができる。
【0019】特開平9ー120797号公報で開示した
通り、この目立ち指数Mと照明ランプの相関色温度の関
係において、生花や木の葉の緑などの色彩対象物を一般
照明環境下で美しく好ましく見せる領域を明らかにし
た。
【0020】その領域は、図3の斜線部で示す通り、照
明ランプの目立ち指数Mと逆数相関色温度Mrとの関係
において、M≧7.5×10-2Mr+101.5、M≦
7.5×10-2Mr+129.5、100(MK-1)≦
Mr≦385(MK-1)の範囲である。
【0021】つぎに、どのような分光分布をもつ照明ラ
ンプが、ランプ効率が高く、かつ、照明ランプの色彩特
性において、色彩対象物を美しく好ましく見せる目立ち
指数Mの範囲内に存在できるかどうかを明らかにするた
めに、照明ランプの分光分布を変化させて色彩計算によ
る検討を行った。
【0022】まず、はじめに、青色系、緑色系、赤色系
の波長域で半値幅20nmの三角波状の分光分布を計算
上で作成した。この三角波状の分光分布を青色系、緑色
系、赤色系の波長域のそれぞれに作成し組み合わせた、
青、緑、赤色に狭帯域の分光分布をもつ計算機上の照明
光を用いて検討を行った。
【0023】色彩対象物を美しく好ましく見せるように
目立ち指数Mを増加させる為には、赤色系の波長域が最
も重要であるため、最初に、赤色系のピーク波長域をど
の程度にするとよいかを検討した。
【0024】そのため、赤色系のピーク波長を590n
mから770nmまでの20nm毎に変化させて組み合
わせた、相関色温度が3000K、色度偏差Δu,vが+
0.001、青色系のピーク波長を440nm、緑色系
のピーク波長を555nmに設定した分光分布をもつ照
明光(図4の黒菱形印(4A))、相関色温度が500
0K、色度偏差Δu,vが0、青色系のピーク波長を46
0nm、緑色系のピーク波長を560nmに設定した分
光分布をもつ照明光(図4の黒四角印(4B))、相関
色温度が7200K、色度偏差Δu,vが+0.001、青
色系のピーク波長を450nm、緑色系のピーク波長を
540nmに設定した分光分布をもつ照明光(図4の黒
三角印(4C))の3種類のそれぞれについて、目立ち
指数Mを計算した。その結果を図4に示す。
【0025】図4から明らかなように、どの照明光でも
目立ち指数Mは590nmから630nmまでは波長が
長くなるほど増加していくが、630nm以上の波長に
なると目立ち指数Mの増加の割合は減少していくことが
わかる。
【0026】相関色温度,色度偏差Δu,v、及び分光分布
の異なる照明光において、青色系、緑色系のピーク波長
が変化しても、上記の傾向は同様である。そのため、5
90nmから630nmの赤色波長域は、目立ち指数M
を効率よく増加させる波長域であることが明らかになっ
た。
【0027】さらに、これらの原因をデータ解析したと
ころ、630nmまでの赤色系の波長域は、色彩対象物
を鮮やかに、目立たせる方向のみに寄与するが、630
nm以上の長波長域では、色彩対象物を鮮やかに、目立
たせる方向に寄与することに加えて、色彩対象物の色相
を変化させることにも寄与することがわかった。
【0028】したがって、効率よく、かつ、色彩対象物
をより鮮やかに見せる赤色系のピーク波長域は、630
nm前後の625nm〜645nmが適していることが
わかった。
【0029】次に、青色蛍光体のピーク波長をどの程度
にするとよいかを検討した。そのため、青色系のピーク
波長を400nmから490nmまでの10nm毎に変
化させて組み合わせた相関色温度が3000K、色度偏
差Δu,vが0、緑色系のピーク波長を555nm、赤色
系のピーク波長を610nmに設定した分光分布をもつ
照明光(図5の黒四角印(5A))、相関色温度が72
00K、色度偏差Δu,vが+0.001、緑色系のピー
ク波長を540nm、赤色系のピーク波長を630nm
に設定した分光分布をもつ照明光(図5の黒菱形印(5
B))の2種類のそれぞれについて目立ち指数Mを計算
した。その結果を図5に示す。
【0030】図5から明らかなように、どちらの相関色
温度でも目立ち指数Mは440nmから460nmまで
は波長で最大となった。相関色温度、及び、分光分布が
異なる照明光において、緑色、赤色系のピーク波長が変
化しても、上記の傾向は同様である。
【0031】したがって、440nmから460nmの
青色波長域は、目立ち指数Mを効率よく増加させる波長
域であることが明らかになった。
【0032】次に、緑色蛍光体のピーク波長をどの程度
にするとよいかを検討した。そのため、緑色系のピーク
波長を500nmから560nmまでの10nm毎に変
化させて組み合わせた相関色温度が3000K、色度偏
差Δu,vが0、青色系のピーク波長を440nm、赤色
系のピーク波長を610nmに設定した分光分布をもつ
照明光(図6の黒四角印(6A))、相関色温度が720
0K、色度偏差Δu,vが+0.001、青色系のピーク波
長を450nm、赤色系のピーク波長を630nmに設
定した分光分布をもつ照明光(図6の黒菱形印(6B))
の2種類のそれぞれについて目立ち指数Mを計算した。
その結果を図6に示す。
【0033】図6から明らかなように、どちらの相関色
温度でも目立ち指数Mは515nmから550nmまで
は波長で最大となった。相関色温度、色度偏差Δu,v及
び、分光分布が異なる照明光において、緑色、赤色系の
ピーク波長が変化しても、上記の傾向は同様である。
【0034】緑色系の発光物のピーク波長は、照明ラン
プのランプ効率に大きく寄与するため、目立ち指数Mの
増加とともにランプ効率の寄与についても検討する必要
がある。そのため、各ピーク波長をもつ三角波形を組み
合わせた照明光についてランプ効率を算出した。各照明
光のランプ効率の比較を行うため、目立ち指数Mが等し
いときの各組み合わせのランプ効率を求めた。その結果
を(表2)に示す。
【0035】
【表2】
【0036】(表2)から明らかなように、520nm
から550nmの緑色波長域は、目立ち指数Mを効率よ
く増加させる波長域であることが明らかになった。
【0037】したがって、ピーク波長が440nm〜4
60nmである青色発光物とピーク波長が520nm〜
550nmである緑色発光物とピーク波長625nm〜
645nmである赤色発光物で構成された照明ランプが
ランプ効率がよいことがわかった。
【0038】このうち、特に、ピーク波長が450nm
の青色発光物、ピーク波長が530〜540nmの緑色
発光物、ピーク波長が630nmの赤色発光物の組み合
わせがランプ効率がよく、目立ち指数Mを効率よく増加
させることができる。
【0039】さらに、特開平9ー120797号公報で
明らかなように、一般照明用照明ランプの最適な目立ち
指数Mは、放電ランプの相関色温度Tおよび逆数相関色
温度Mr(106/T)との関係において、M≧7.5×
10-2Mr+101.5、かつ、M≦7.5×10-2Mr
+129.5、かつ、100(MK-1)≦Mr≦385
(MK-1)(2600(K)≦T≦10000(K))
の範囲内にあることから、本範囲内に蛍光ランプの目立
ち指数Mを設計することにより、照明環境を好ましく色
再現する一般照明用に適した照明ランプを提供できる。
【0040】
【実施例】次に、本発明の一実施例として作製した蛍光
ランプの相対分光分布を示す。各蛍光ランプの相対分光
分布の一例は、440nmから460nm、520nm
から550nm、625nmから645nmにピーク波
長をもつ蛍光体の組み合せにより構成する。
【0041】一例として、440nmから460nmの
蛍光体はSr2P2O7:Eu2+、Sr10(PO4)6Cl2:Eu2+、(Sr,Ca)
10(PO4)6Cl2:Eu2+、(Sr,Ca)10(PO4)6Cl2・nB2O3:Eu2+やB
aMg2Al16O27:Eu2+、BaMgAl10O17:Eu2+525nmから5
50nmの蛍光体は、LaPO4:Ce3+,Tb3+、La2O3・0.2SiO2
・0.9P2O:Ce3+,Tb3+、CeMgAl11O19:Tb3+やGdMgB5O10:Ce
3+,Tb3+、625nmから645nmの蛍光体は、Y2O3:
Eu3+、GdMgB5O10:Ce3+,Tb3+,Mn2+やGdMgB5O10:Ce3+,Mn
2+、Mg6As2O11:Mn4+などがあげられる。
【0042】(照明ランプの実態の形態)相関色温度が
6800K、色度偏差Δu,vが0.001の蛍光ランプの一例
を示す。図1はBaMgAl10O17:Eu2+とLaPO4:Ce3+,Tb3+とY
2O2S:Eu3+の3つの蛍光体を重量比で順に29:40:
31の割合で混合した蛍光ランプの分光分布である。図
1の蛍光ランプの目立ち指数Mは114である。
【0043】したがって、本実施例で示した蛍光ランプ
は、特に生花や木の葉の緑が鮮やかできれいに見え、照
明環境を好ましく色再現する一般照明用蛍光ランプを提
供できる。
【0044】上記の図1に示す通り、実施例の一例を示
したが、この他にもいろいろな蛍光体の組み合せがある
ことは言うまでもない。
【0045】また、ピーク波長が440nm〜460n
m、520nm〜550nm、625nm〜645nm
以外にあっても多少の発光があっても差し支えないこと
はいうまでもない。
【0046】さらに、本実施例では蛍光ランプのみの一
例を示したが、発光物が蛍光体のみならず、例えば、発
光ダイオードなどのどんな発光物でも上記のピーク波長
をもつ発光物であればよい。
【0047】また、照明ランプの光色の色度点を、CIE
1960 uv 色度図上で黒体軌跡の色度点からの色度偏差Δ
u,vが-0.003よりも大きく+0.010よりも小さい色度範囲
に存在させることにより、白壁を白く見せることがで
き、自然な照明光の光色として一般照明用の照明ランプ
として適する。
【0048】また、照明ランプの光色の色度点を、CIE
1960 uv 色度図上で黒体軌跡の色度点からの色度偏差Δ
u,vが0よりも大きく+0.010よりも小さいの色度範囲に存
在させることにより、明るさ効率を高めることができ
る。
【0049】ここで色度偏差Δu,vについて説明する。
図7に示すように、色度偏差Δu,vとは、光源の光色の
色度点をS(u,v)とし、この色度点Sから黒体軌跡にお
ろした垂線と黒体軌跡との交点をP(uo,vo)とすると
き、CIE 1960uv色度図上での色度点Sと交点Pとの距離
SPで定義する。但し、色度点Sが黒体軌跡より左上側
(緑がかった光色側)にある場合に色度偏差は正(Δu,v
>0)、右下側(赤がかった光色側)にある場合に色度
偏差は負(Δu,v<0)とした。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
も、屋内の花、草木及び人の肌色などを好ましい色に再
現し、かつ、ランプ効率が高く、屋内照明の色彩環境を
より向上するための一般照明用に適した照明ランプを提
供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の照明ランプの相対分光分布
【図2】目立ち指数Mの基本概念を示す図
【図3】照明ランプの相関色温度と目立ち指数Mとの関
係図
【図4】目立ち指数Mと赤色系波長域との関係図
【図5】目立ち指数Mと青色系波長域との関係図
【図6】目立ち指数Mと緑色系波長域との関係図
【図7】色度偏差SPを示す線図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピーク波長が440nm〜460nmであ
    る青色発光物とピーク波長が520nm〜550nmで
    ある緑色発光物とピーク波長625nm〜645nmで
    ある赤色発光物で構成された照明ランプであり、かつ、
    前記照明ランプの目立ち指数Mと逆数相関色温度Mrと
    の関係において、 M≧7.5×10-2Mr+101.5、M≦7.5×1
    -2Mr+129.5、100(MK-1)≦Mr≦38
    5(MK-1)の範囲内に存在する照明ランプ。
  2. 【請求項2】前記照明ランプの光色の色度点は、CIE 19
    60 uv 色度図上で黒体軌跡からの色度偏差が-0.003より
    も大きく+0.010よりも小さい色度範囲に存在する請求項
    1記載の照明ランプ。
  3. 【請求項3】前記照明ランプの光色の色度点は、CIE 19
    60 uv 色度図上で黒体軌跡からの色度偏差が0よりも大
    きく+0.010よりも小さい色度範囲に存在する請求項1記
    載の照明ランプ。
  4. 【請求項4】前記発光物は蛍光体である請求項1〜3の
    いずれかに記載の照明ランプ。
  5. 【請求項5】蛍光体は、ピーク波長が440nm〜46
    0nmである2価ユーロピウム付活青色系蛍光体と、ピ
    ーク波長が520nm〜550nmであるテルビウム、
    または、テルビウム・セリウム付活緑色系蛍光体と、ピ
    ーク波長625nm〜645nmである2価ユーロピウ
    ム、または3価ユーロピウム、またはマンガン付活赤色
    系蛍光体である請求項4記載の照明ランプ。
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