JPH11736A - 緩衝器のブラケットの製造方法 - Google Patents

緩衝器のブラケットの製造方法

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JPH11736A
JPH11736A JP16488997A JP16488997A JPH11736A JP H11736 A JPH11736 A JP H11736A JP 16488997 A JP16488997 A JP 16488997A JP 16488997 A JP16488997 A JP 16488997A JP H11736 A JPH11736 A JP H11736A
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plate portion
flat plate
shock absorber
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JP16488997A
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Kimihisa Kasashima
公久 笠嶋
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/129Damper mount on wheel suspension or knuckle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/43Fittings, brackets or knuckles
    • B60G2204/4304Bracket for lower cylinder mount of McPherson strut

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体側及び車軸側からの入力に対して十分な
剛性及び強度を有するブラケットを容易に製造可能な、
緩衝器のブラケットの製造方法を提供する。 【解決手段】 全体として、断面が略矩形状の両端が開
放する筒状の素材21を成形する。素材21の、所定の
距離をもって互いに対向する平板部9に、緩衝器1が挿
入される挿入孔12を形成する。素材21の平板部9に
対して略直角な位置に形成されて所定の距離をもって互
いに対向する側板部10に、取付け孔15を形成する。
前記挿入孔12及び取付け孔15が形成された素材21
を所定寸法に切断して、挿入孔12及び取付け孔15を
有するブラケット8を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝器を車両等に
取付けるための緩衝器のブラケットの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】緩衝器の外周には、この緩衝器を車両の
車体側または車軸側に取付けるためのブラケットが取付
けられている。この種のブラケットとして、例えば特開
平3−37441号公報には、1枚の板部材を加工し
て、緩衝器を挿入する筒状部と、この筒状部から軸直角
方向に延設され、所定の距離をもって互いに対向する側
板部とを一体成形した構成の改良されたブラケットが提
案されている。
【0003】前記従来のブラケットは、前記緩衝器を車
両に取付けるに際して、筒状部に緩衝器が挿入固定さ
れ、側板部が車両の車体側または車軸側に取付けられ
る。これによって、前記ブラケットは緩衝器に対する車
体側及び車軸側からの入力を支持する。
【0004】また、前記従来のブラケットは、1枚の板
部材を加工して成形することにより、プレス工程のみで
加工が可能で、部品点数を削減できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、1枚の板部材を加工して成形すること
により、プレス工程のみで加工が可能であるけれども、
筒状部及び側板部を形成するために多くの工程を必要と
し、製造工数が嵩む虞がある。また、絞り率が大きいた
め、板厚の変化が大きく、車体側及び車軸側からの入力
を支持する上で、十分な剛性及び強度が得られない虞が
ある。
【0006】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、十分な剛性及び強度を有するブラケットを容
易に製造可能な、緩衝器のブラケットの製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、緩衝器の外周に取付けるブラケットの製造方法
において、全体として、断面が略矩形状の両端が開放す
る筒状の素材を成形する工程と、前記素材の、所定の距
離をもって互いに対向する平板部の少なくとも一方に前
記緩衝器が挿入される挿入孔を形成する工程と、前記素
材の平板部に対して略直角な位置に形成されて所定の距
離をもって互いに対向する側板部に取付け孔を形成する
工程と、前記挿入孔及び取付け孔が形成された素材を所
定寸法に切断して、挿入孔及び取付け孔を備えたブラケ
ットを得る工程と、を備えた構成にしてある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、緩衝器の外
周に取付けるブラケットの製造方法において、全体とし
て、断面が略矩形状の両端が開放する筒状の素材を成形
する工程と、前記筒状の素材を所定寸法に切断してブラ
ケット素材を得る工程と、前記ブラケット素材の、所定
の距離をもって互いに対向する平板部の少なくとも一方
に前記緩衝器が挿入される挿入孔を形成する工程と、前
記ブラケット素材の平板部に対して略直角な位置に形成
されて所定の距離をもって互いに対向する側板部に取付
け孔を形成する工程と、を備えた構成にしてある。
【0009】ここで、筒状の前記素材は金属材料から成
形され、好ましくは、アルミニウム合金材等の軽合金材
を押出し加工して成形される。つまり、前記素材は、断
面が略矩形状の両端が開放する筒状であるから、押出し
加工によって容易に成形されるのである。
【0010】請求項1記載の発明において、前記挿入孔
及び取付け孔はそれぞれ筒状の素材の長手方向に所定の
間隔をおいて連続的に形成される。前記挿入孔及び取付
け孔はドリルによる切削加工またはプレスによるピアス
加工によって形成される。
【0011】また、前記挿入孔を形成する工程と取付け
孔を成形する工程とは、何れの工程を先に実施しても良
く、或いは同時に実施しても良いものである。
【0012】前記挿入孔及び取付け孔が形成された素材
は、長手方向に所定寸法をもって切断され、これによっ
て、挿入孔及び取付け孔を有するブラケットが得られる
ことになり、その製造は容易である。
【0013】また、請求項2記載の発明においては、筒
状の前記素材が長手方向に所定の寸法をもって切断され
てブラケット素材が得られ、その後、このブラケット素
材に挿入孔及び取付け孔が形成される。
【0014】前記挿入孔及び取付け孔はドリルによる切
削加工またはプレスによるピアス加工によって形成され
る。
【0015】また、前記挿入孔を形成する工程と取付け
孔を成形する工程とは、何れの工程を先に実施しても良
く、或いは同時に実施しても良いものである。
【0016】これによって、挿入孔及び取付け孔を有す
るブラケットが得られることになり、その製造は容易で
ある。
【0017】前記ブラケットは、緩衝器を車両に取付け
るに際して、平板部の挿入孔に緩衝器が挿入して固定さ
れ、側板部が車両の車体側または車軸側に取付けられ
る。これによって、前記ブラケットは緩衝器に対する車
体側及び車軸側からの入力を支持する。
【0018】ここに、前記ブラケットの側板部は、平板
部の緩衝器を取付けた挿入孔に近い側及び挿入孔から遠
い側(側板部の先端側)が、共に平板部によって連結さ
れた構造となっている。また、前記平板部と側板部との
連結部分には補強部が成形してある。
【0019】つまり、前記平板部及び側板部は、それそ
れの端部が相互に補強部を介して連結しており、平板部
は側板部によって拘束され、側板部は平板部によって拘
束された状態にある。
【0020】これによって、前記ブラケットの平板部及
び側板部は、車体側及び車軸側からの入力、とりわけ、
平板部の板厚方向及び側板部の板厚方向の曲げ入力に対
して、十分な剛性及び強度を有することになる。
【0021】したがって、十分な剛性及び強度を有する
ブラケットを容易に製造可能な、緩衝器のブラケットの
製造方法が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0023】図1は本発明によって得られるブラケット
を取付けた緩衝器の正面図、図2は図1に示すブラケッ
トの斜視図、図3は図1に示すブラケットを、平面図
(a)、正面図(b)、側面図(c)で示す図面、図4
は本発明の実施の形態を示す、ブラケットの製造方法を
説明する図面で、素材の斜視図(a)、素材に挿入孔及
び取付け孔を形成した状態の斜視図(b)、挿入孔及び
取付け孔が形成された素材を所定寸法に切断した状態の
斜視図(c)で示す図面である。
【0024】図において、1は緩衝器で、この緩衝器1
は、一端が封止された外筒2と、この外筒2内に同心的
に配置され、作動液体が充填された内筒3と、この内筒
3の他端を封止的に貫通して延びるピストンロッド4
と、このピストンロッド4に固定されて内筒内を摺動自
在なピストン5を備えている。6は前記外筒2に固定さ
れたスプリングシートで、このスプリングシート6はサ
スペンションスプリング7を支持するようになってい
る。
【0025】8は前記緩衝器1の外周、詳しくは緩衝器
1の外筒2の外周に取付けられたブラケットである。前
記ブラケット8は、図2及び図3に示すように、全体と
して、断面が略矩形状の両端が開放する筒状に形成され
ており、所定の距離をもって互いに対向する平板部9
と、この平板部9に対して略直角な位置に形成され、所
定の距離をもって互いに対向する側板部10と、平板部
9と側板部10との間に形成された補強部11とを備え
ている。前記ブラケット8は、平板部9、側板部10及
び補強部11の板厚tが全周に亘って略等しく成形され
ている。
【0026】図3(c)に示すように、前記平板部9の
幅方向の外側寸法L1及び内側寸法L2(外側寸法L1
から板厚寸法tの2倍を減じた寸法)は、緩衝器1の外
径寸法Dよりも大きい寸法に設定されており、この平板
部9少なくとも一方、この実施の形態においては両方の
平板部9には、前記緩衝器1が挿入される挿入孔12が
形成してある。なお、前記挿入孔12は図3(a)にお
いて平板部9の長手方向(幅方向に対して直角な方向)
の中心よりもやや左寄りに形成してある。
【0027】前記側板部10間の距離L3は、平板部9
の幅方向の外側寸法L1よりも小さい寸法としてあり、
とりわけ、本実施の形態においては、緩衝器1の外径寸
法Dよりも小さい寸法としてある。このため、前記側板
部10には、側板部10間に、平板部9に形成した挿入
孔12の内径寸法と同一寸法の空間を、挿入孔12に対
して同心に斉合して形成するために、窓13が形成して
ある。
【0028】また、前記側板部10はこの実施の形態に
おいて車軸側のナックルスピンドル14に取付けられる
ようになっており、この側板部10のそれぞれには、こ
の側板部10を車軸側のナックルスピンドル14に取付
けるための取付け孔15が形成してある。即ち、前記側
板部10は、この側板部10の間に車軸側のナックルス
ピンドル14の取付け部14aが挿入され、取付け孔1
5内に挿入される取付けボルト16によって、このナッ
クルスピンドル14に取付けられることが可能である。
このため、前記側板部10間の距離L3はナックルスピ
ンドル14の取付け部14aを嵌合可能な寸法が選択さ
れる。なお、前記取付け孔15は図3(b)において側
板部10の長手方向の中心よりもやや右寄りに、即ち窓
13から離れた位置に形成してある。
【0029】前記補強部11は、平板部9と側板部10
との間をクランク状に屈曲して連結している。
【0030】前記ブラケット8は次のようにして得られ
る。
【0031】先ず、全体として、断面が略矩形状の両端
が開放する筒状の素材21を成形する(図4(a)参
照)。前記筒状の素材21は金属材料から成形され、好
ましくは、アルミニウム合金材等の軽合金材を押出し加
工して成形される。つまり、前記素材21は、断面が略
矩形状の両端が開放する筒状であるから、押出し加工に
よって容易に成形される。
【0032】次に、前記素材21の、所定の距離をもっ
て互いに対向する平板部9の少なくとも一方に、この実
施の形態においては両方に、緩衝器1が挿入される挿入
孔12を形成する(図4(b)参照)。前記挿入孔12
は素材21の長手方向に所定の間隔をおいて連続的に形
成される。また、前記挿入孔12はドリルによる切削加
工またはプレスによるピアス加工によって形成される。
【0033】また、前記素材21の平板部9に対して略
直角な位置に形成されて所定の距離をもって互いに対向
する側板部10に、取付け孔15を形成する(図4
(b)参照)。前記取付け孔15は素材21の長手方向
に所定の間隔をおいて連続的に形成される。また、前記
取付け孔15はドリルによる切削加工またはプレスによ
るピアス加工によって形成される。
【0034】前記挿入孔12を形成する工程と取付け孔
15を形成する工程とは、何れの工程を先に実施しても
良く、或いは同時に実施しても良いものである。
【0035】次に、前記挿入孔12及び取付け孔15が
形成された素材21を所定寸法に切断して、挿入孔12
及び取付け孔15を備えたブラケット8を得る(図4
(c)参照)。これによって、前記ブラケット8が容易
に得られることになる。
【0036】前記ブラケット8は、緩衝器1を車両に取
付けるに際して、平板部9の挿入孔12に緩衝器1が挿
入して固定され、側板部10が車両に取付けられる。前
記側板部10の車両への取付けは、車両の車体側または
車軸側の何れでも可能であるが、この実施の形態では車
軸側のナックルスピンドル14に取付けられる。
【0037】即ち、前記ブラケット8は、このブラケッ
ト8の挿入孔12に緩衝器1が挿入され、この挿入孔1
2の周縁及び窓13の開口縁において溶接17を施すこ
とによって緩衝器1に固定される。なお、前記溶接17
はこの実施の形態において両方の平板部9の挿入孔12
の周縁及び両方の側板部10の窓13の開口縁に施して
あるけれども、溶接箇所を適宜選択して溶接17を施す
ようにしても良い。とりわけ、図1において下側の平板
部9の挿入孔12の周縁に施す溶接17を廃止すること
は、車両に取付けた際にこの溶接17が車両の他部品と
干渉することを回避する上で、極めて有効である。
【0038】前記側板部10は、この側板部10の間に
車軸側のナックルスピンドル14の取付け部14aが挿
入され、取付け孔15内に挿入される取付けボルト16
によって、このナックルスピンドル14に取付けられ
る。
【0039】また、前記緩衝器1のピストンロッド4の
突出端が車体側に取付けられ、この車体側とスプリング
シート6との間にサスペンションスプリング7が設けら
れることになる。
【0040】これによって、前記ブラケット8は緩衝器
1に対する車体側及び車軸側からの入力を支持すること
になる。
【0041】ここに、前記ブラケット8の側板部10
は、平板部9の緩衝器1を取付けた挿入孔12に近い側
及び挿入孔12から遠い側(側板部10の先端側)が、
共に平板部10によって連結された構造となっている。
また、前記平板部9と側板部10との連結部分には補強
部11が成形してある。
【0042】つまり、前記平板部9及び側板部10は、
それそれの端部が相互に補強部11を介して連結してお
り、平板部9は側板部10によって拘束され、側板部1
0は平板部9によって拘束された状態にある。
【0043】これによって、前記ブラケット8の平板部
9及び側板部10は、車体側及び車軸側からの入力、と
りわけ、平板部9の板厚方向及び側板部10の板厚方向
の曲げ入力に対して、十分な剛性及び強度を有すること
になる。
【0044】したがって、十分な剛性及び強度をもった
ブラケット8を容易に製造可能な、緩衝器のブラケット
の製造方法が得られる。
【0045】また、前記ブラケット8は、平板部9及び
側板部10が十分な剛性及び強度を有するから、従来に
比較して、平板部9及び側板部10の板厚tを薄くする
ことができ、このため、ブラケット8の重量を軽量化す
ることができる。加えて、前記ブラケット8をアルミニ
ウム合金材料等の軽合金材料で形成することにより、更
に軽量化が可能となる。
【0046】図5は本発明の別の実施の形態を示す図面
である。この実施の形態においては、前記ブラケット8
は次のようにして得られる。
【0047】先ず、全体として、断面が略矩形状の両端
が開放する筒状の素材21を成形する(図5(a)参
照)。前記筒状の素材21は金属材料から成形され、好
ましくは、アルミニウム合金材等の軽合金材を押出し加
工して成形される。
【0048】次に、前記筒状の素材21を長手方向に所
定寸法をもって切断してブラケット素材22を得る(図
5(b)参照)。
【0049】次に、前記ブラケット素材22の、所定の
距離をもって互いに対向する平板部9の少なくとも一方
に、この実施の形態においては両方に、緩衝器1が挿入
される挿入孔12を形成する(図5(b)参照)。前記
挿入孔12はドリルによる切削加工またはプレスによる
ピアス加工によって形成される。
【0050】また、前記ブラケット素材22の平板部9
に対して略直角な位置に形成されて所定の距離をもって
互いに対向する側板部10に、取付け孔15を形成する
(図5(b)参照)。前記取付け孔15はドリルによる
切削加工またはプレスによるピアス加工によって形成さ
れる。
【0051】前記挿入孔12を形成する工程と取付け孔
15を形成する工程とは、何れの工程を先に実施しても
良く、或いは同時に実施しても良いものである。
【0052】これによって、前記挿入孔12及び取付け
孔15を備えたブラケット8が得られる(図5(c)参
照)。
【0053】したがって、この実施の形態においても、
十分な剛性及び強度をもったブラケット8が容易に得ら
れることになり、前記実施の形態で述べたと同様の作
用、効果が得られる。
【0054】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記挿入孔12は、一方の平板部9のみに形成
する構成としてもよいものである。また、前記側板部1
0に形成した窓13は、この側板部10間に、平板部9
に形成した挿入孔12の内径寸法と同一寸法の空間を、
挿入孔12に対して同心に斉合して形成するために設け
るものであるから、側板部10間の距離L3が緩衝器1
の外形寸法Dよりも大きい場合には廃止可能である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、車体側及び車軸側からの入力に対して十分な剛
性及び強度をもったブラケットを容易に製造可能な、緩
衝器のブラケットの製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって得られるブラケットを取付けた
緩衝器の正面図である。
【図2】図1に示すブラケットの斜視図である。
【図3】図1に示すブラケットを、平面図(a)、正面
図(b)、側面図(c)で示す図面である。
【図4】本発明の実施の形態を示す、ブラケットの製造
方法を説明する図面で、素材の斜視図(a)、素材に挿
入孔及び取付け孔を形成した状態の斜視図(b)、挿入
孔及び取付け孔が形成された素材を所定寸法に切断した
状態の斜視図(c)で示す図面である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示す、ブラケットの
製造方法を説明する図面で、素材の斜視図(a)、素材
を指定寸法に切断したブラケット素材の斜視図(b)、
ブラケット素材に挿入孔及び取付け孔を形成した状態の
斜視図(c)で示す図面である。
【符号の説明】
1 緩衝器 8 ブラケット 9 平板部 10 側板部 11 補強部 12 挿入孔 21 素材 22 ブラケット素材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝器の外周に取付けるブラケットの製
    造方法において、全体として、断面が略矩形状の両端が
    開放する筒状の素材を成形する工程と、前記素材の、所
    定の距離をもって互いに対向する平板部の少なくとも一
    方に前記緩衝器が挿入される挿入孔を形成する工程と、
    前記素材の平板部に対して略直角な位置に形成されて所
    定の距離をもって互いに対向する側板部に取付け孔を形
    成する工程と、前記挿入孔及び取付け孔が形成された素
    材を所定寸法に切断して、挿入孔及び取付け孔を有する
    ブラケットを得る工程と、を備えてなることを特徴とす
    る、緩衝器のブラケットの製造方法。
  2. 【請求項2】 緩衝器の外周に取付けるブラケットの製
    造方法において、全体として、断面が略矩形状の両端が
    開放する筒状の素材を成形する工程と、前記筒状の素材
    を所定寸法に切断してブラケット素材を得る工程と、前
    記ブラケット素材の、所定の距離をもって互いに対向す
    る平板部の少なくとも一方に前記緩衝器が挿入される挿
    入孔を形成する工程と、前記ブラケット素材の平板部に
    対して略直角な位置に形成されて所定の距離をもって互
    いに対向する側板部に取付け孔を形成する工程と、を備
    えてなることを特徴とする、緩衝器のブラケットの製造
    方法。
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