JPH1173215A - Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH1173215A
JPH1173215A JP24611297A JP24611297A JPH1173215A JP H1173215 A JPH1173215 A JP H1173215A JP 24611297 A JP24611297 A JP 24611297A JP 24611297 A JP24611297 A JP 24611297A JP H1173215 A JPH1173215 A JP H1173215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
machining
output
selection
programs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24611297A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Terajima
厚 寺嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP24611297A priority Critical patent/JPH1173215A/ja
Publication of JPH1173215A publication Critical patent/JPH1173215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 NC装置に記憶されているNC加工プログラ
ムのうち所望のNC加工プログラムを選択して外部に出
力する場合、NC加工プログラムの番号を個別にキー入
力することにより選択していたので操作が複雑であっ
た。 【解決手段】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
るNC加工プログラムをNC装置の外部に出力する際に
所望のNC加工プログラムを選択する方法であって、N
C装置に記憶されているNC加工プログラムの番号33
が並んだプログラム一覧表45をNC操作画面42に表
示し、出力する予定の所望のNC加工プログラムをカー
ソル43の移動で選択することにより、選択されたこの
NC加工プログラムと選択されないNC加工プログラム
とをマーク64の有無でプログラム一覧表45に判別可
能に表示するとともにマーク64の有無を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC工作機械(数
値制御工作機械)を制御するNC装置(数値制御装置)
におけるNC加工プログラム(以下、NCプログラムと
記載)をNC装置の外部に出力するためのNCプログラ
ムの選択方法,出力方法,選択を行う装置,選択して出
力する装置,及び選択出力プログラムを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ(以下、MCと記載)
などNC工作機械は、コンピュータを内蔵したNC装置
により制御されている。各種加工を行うためのNCプロ
グラムをNC装置のNC加工プログラムメモリに記憶し
ておき、加工作業を行う場合には、必要なNCプログラ
ムをNC加工プログラムメモリから呼び出して加工動作
を制御することにより、NC工作機械で工作物が加工さ
れる。
【0003】前記NC加工プログラムメモリには、通常
多くのプログラムが格納されている。しかしながら、N
Cプログラムを記憶するためのNC加工プログラムメモ
リのメモリ容量には限界がある。したがって、別のNC
プログラムを入力したい場合に、既存のNCプログラム
のうち現在のところ不要なNCプログラムを選択し、N
C装置の外部に出力して外部記憶装置等に一時的に記憶
しておくことがある。また、複数のNC工作機械が設置
されたFMC(フレキシブル加工セル)やFMS(フレ
キシブル生産システム)など加工システムでは、所定の
NC装置に記憶されているNCプログラムのうち一つ又
は複数の所望のNCプログラムを選択,出力して外部記
憶装置等に一時的に記憶しておき、このNCプログラム
をそのまま他のNC装置に入力して所定の加工を行う場
合もある。
【0004】このようなNCプログラムの選択,出力を
行う場合、従来の操作手順としては、最初に、NC装置
を操作してデータ入出力機能を選択し、NC操作画面に
データ入出力画面を表示させる。この画面には、NC装
置に記憶されているNCプログラムの番号が並んだプロ
グラム一覧表も表示される。一つのNCプログラムのみ
を出力する際には、次の操作を行う。即ち、アドレス
「O」に続けて所望のNCプログラムの番号をキーボー
ドからキー入力する。一方、例えば現在の状態でのNC
プログラムのバックアップのために全てのNCプログラ
ムを出力する場合には、「O−9999」とキー入力す
ると、現在記憶されている全てのNCプログラムが出力
される。また、所定のプログラム番号の範囲内にある複
数のNCプログラムを出力する場合には、「O□□□□
−O△△△△」とキー入力すると、プログラム番号□□
□□から△△△△までの全部のNCプログラムが出力さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】更に、NC装置に記憶
されているNCプログラムのうち所望の複数のNCプロ
グラムを選択する場合には、NCプログラムの番号をカ
ンマ,セミコロン等で区切って個別にキー入力してい
た。そのため、操作が複雑且つ面倒で時間もかかり、ま
た、キー操作を途中で間違えると、間違えた位置まで戻
して打ち直す必要があった。
【0006】このように、従来は、選択,出力の種類に
よって設定方法が異なっていたので、NC装置の操作に
それほど慣れていない非熟練者にとっては、キー入力の
操作が容易でなかった。また、入力したプログラム番号
は、NC操作画面中の狭いキー入力エリアに表示される
が、このキー入力エリアに一度に表示されるプログラム
番号の数以上のNCプログラムを選択することはできな
いので、上述の面倒なキー操作を繰り返す必要があっ
た。
【0007】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、NC装置に記憶されているNC加工プロ
グラムをNC装置の外部に出力する際に、所望のNC加
工プログラムの選択を簡単に行うことのできる方法及び
装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係る選択方法は、NC工作機械を制御する
NC装置におけるNC加工プログラムを前記NC装置の
外部に出力する際に所望のNC加工プログラムを選択す
る方法であって、前記NC装置に記憶されている前記N
C加工プログラムの番号が並んだプログラム一覧表をN
C操作画面に表示し、出力する予定の所望の前記NC加
工プログラムをカーソルの移動で選択することにより、
選択されたこのNC加工プログラムと選択されない前記
NC加工プログラムとを前記プログラム一覧表に判別可
能に表示するとともに選択の有無を記憶している。
【0009】本発明に係る出力方法は、NC工作機械を
制御するNC装置におけるNC加工プログラムのうち所
望のNC加工プログラムを選択して前記NC装置の外部
に出力する方法であって、前記NC装置に記憶されてい
る前記NC加工プログラムの番号が並んだプログラム一
覧表をNC操作画面に表示し、出力する予定の一つ又は
複数の所望の前記NC加工プログラムをカーソルの移動
で選択することにより、選択されたこのNC加工プログ
ラムと選択されない前記NC加工プログラムとを前記プ
ログラム一覧表に判別可能に表示するとともに選択の有
無を記憶し、出力指令が入力されると、この選択の有無
を判別して選択有りの一つ又は複数の前記NC加工プロ
グラムを順番に出力し、前記プログラム一覧表における
前記出力が終了したNC加工プログラムの選択有りの表
示を自動的に消去している。
【0010】本発明に係る選択装置は、NC工作機械を
制御するNC装置におけるNC加工プログラムを前記N
C装置の外部に出力する際に所望のNC加工プログラム
を選択する装置であって、前記NC装置に記憶されてい
る前記NC加工プログラムの番号を並べてプログラム一
覧表としてNC操作画面に表示し且つ前記プログラム一
覧表をプログラム一覧表メモリに記憶するプログラム一
覧表表示制御部と、前記NC装置の操作に使用され、出
力する予定の所望の前記NC加工プログラムをカーソル
の移動で選択することができる操作入力部と、この操作
入力部の操作で選択された前記NC加工プログラムと選
択されない前記NC加工プログラムとを判別するための
選択有無の表示を前記プログラム一覧表に表示するとと
もにこの選択の有無を選択有無メモリに記憶する選択有
無制御部とを備えている。
【0011】本発明に係る出力装置は、NC工作機械を
制御するNC装置におけるNC加工プログラムのうち所
望のNC加工プログラムを選択して前記NC装置の外部
に出力する装置であって、前記NC装置に記憶されてい
る前記NC加工プログラムの番号を並べてプログラム一
覧表としてNC操作画面に表示し且つ前記プログラム一
覧表をプログラム一覧表メモリに記憶するプログラム一
覧表表示制御部と、前記NC装置の操作に使用され、出
力する予定の所望の前記NC加工プログラムをカーソル
の移動で選択する操作を行うことができる操作入力部
と、この操作入力部の操作で選択された前記NC加工プ
ログラムと選択されない前記NC加工プログラムとを判
別するための選択有無の表示を前記プログラム一覧表に
表示するとともにこの選択の有無を選択有無メモリに記
憶する選択有無制御部と、前記操作入力部で入力された
出力指令により、前記選択の有無を選択有無判別部で判
別して選択有りの一つ又は複数の前記NC加工プログラ
ムを順番に出力し、前記プログラム一覧表における出力
が終了したNC加工プログラムの前記選択有無の表示を
自動的に消去する出力制御部とを備えている。
【0012】なお、前記各方法及び各装置において、前
記プログラム一覧表に表示された前記NC加工プログラ
ムのうち前記選択されたNC加工プログラムには所定の
マークを付与することにより前記選択有無の表示を行う
のが好ましい。
【0013】本発明に係る記録媒体は、NC工作機械を
制御するNC装置におけるNC加工プログラムのうち所
望のNC加工プログラムを選択して前記NC装置の外部
に出力するための選択出力プログラムを記録したコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体であって、前記選択出力プ
ログラムは、前記NC装置に記憶されている前記NC加
工プログラムの番号が並んだプログラム一覧表をNC操
作画面に表示する第1の手順と、出力する予定の所望の
複数の前記NC加工プログラムをカーソルの移動で選択
することにより、選択されたこのNC加工プログラムと
選択されない前記NC加工プログラムとを前記プログラ
ム一覧表に判別可能に表示するとともに選択の有無を記
憶する第2の手順と、出力指令が入力されると、前記選
択の有無を判別して選択有りの前記NC加工プログラム
のうち一つのNC加工プログラムを出力しこの出力が完
了すると前記プログラム一覧表におけるこの一つのNC
加工プログラムの選択有りの表示を消去する手順を順次
繰り返すことにより、選択有りの全部の前記NC加工プ
ログラムを順番に出力する第3の手順とからなってい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本
発明の一実施形態に係るNC装置を含むブロック図であ
る。本実施形態では、NC装置により制御されるNC工
作機械としてMC(マシニングセンタ)の場合を示して
いるが、NC旋盤,ターニングセンタなど他の種類のN
C工作機械であってもよい。
【0015】図1に示すように、MCを制御するNC装
置1は、主軸を回転駆動する主軸モータ2と、主軸に装
着された工具を工作物に対してX軸,Y軸及びZ軸方向
にそれぞれ相対的に移動させるX軸,Y軸及びZ軸用の
各サーボモータ3と、図示しない自動工具交換装置(以
下、ATCと記載)等を動作させ、これにより工作物が
加工される。なお、NC装置1は、MCを制御するNC
機能とパーソナルコンピュータとしての機能とを備えた
所謂パソコンNC装置であってもよい。NC装置1は、
NC装置1に記憶されたNCプログラム(NC加工プロ
グラム)をNC装置1の外部に出力する際に、所望のN
Cプログラムを選択,出力する機能を有しており、CP
U(中央処理装置)4により統括制御されている。CP
U4にはバスライン5が接続されている。
【0016】データや指令等を入力するための操作入力
部19はキーボード6を有しており、操作用インターフ
ェース7を介してバスライン5に接続されている。バス
ライン5には、文字,図形,表,グラフ等を表示するた
めのディスプレイ8が、表示制御用インターフェース9
を介して接続されている。なお、ディスプレイ8として
は、例えば、液晶ディスプレイ,ELパネル,ブラウン
管(CRT)等の表示手段が使用される。
【0017】バスライン5には、MCを駆動するための
システムプログラム等を記憶しているROM10と、パ
ラメータなど各種データを一時的に記憶するためのRA
M11と、NCプログラムを記憶しているNC加工プロ
グラムメモリ12とが接続されている。CPU4は、R
OM10に記憶されているシステムプログラム及びデー
タと、RAM11にロードされたNCプログラム,プロ
グラム及びデータ等に従って動作する。
【0018】バスライン5には、外部機器用のインター
フェース(例えば、RS232Cインターフェース)1
3を介して、RS232C等の規格に基づいてデータ伝
送を行う通信手段により、プリンタやパーソナルコンピ
ュータなど外部機器14が接続され、また、NC装置1
の外部にあるハードディスク15やフレキシブルディス
ク16など外部記憶装置17が、外部記憶装置用インタ
ーフェース18を介して接続されている。
【0019】増幅器25に接続された主軸モータ2は、
インターフェース26を介してバスライン5に接続され
ており、主軸回転数指令,主軸正転逆転指令に従って主
軸を回転駆動する。主軸モータ2の回転数は回転数制御
用の検出器27により常時検出され、検出器27の検出
信号は増幅器25にフィードバックされるので、主軸モ
ータ2は所定の回転数になるように制御される。
【0020】サーボモータ3,サーボアンプ28,補間
制御・位置制御部29及び検出器30を有する軸制御装
置が、X軸,Y軸,Z軸の制御用にそれぞれ設けられて
いる。補間制御・位置制御部29はバスライン5に接続
されている。各サーボモータ3は、サーボアンプ28を
介して補間制御・位置制御部29に接続されており、移
動指令にしたがって、工作物又は工具を軸方向(X軸,
Y軸,Z軸方向)に所定の速度で移動させるとともに位
置決め制御する。
【0021】サーボモータ3の位置及び速度は検出器3
0により検出され、その検出信号は補間制御・位置制御
部29とサーボアンプ28にフィードバックされて、位
置及び移動速度が所定値になるように制御される。X
軸,Y軸,Z軸用の補間制御・位置制御部29の間で
は、直線又は円弧の補間処理も行われている。ATC
は、バスライン5に接続されたプログラマブルコントロ
ーラ(PLC)31と、プログラマブルコントローラ3
1に接続された可動体制御機器32とを介して動作制御
される。プログラマブルコントローラ31には手動操作
盤(図示せず)が接続されている。
【0022】図2は、本発明に係る方法でデータ入出力
画面を選択後、出力したい所望のNCプログラムを選択
した状態を示すNC操作画面(以下、画面と記載)の説
明図、図3は、データ入出力画面より出力したい所望の
NCプログラムを選択した別の状態を示す画面の説明
図、図4は操作入力部19を含む正面図である。MCに
よって工作物の各種加工を行うためのNCプログラム
は、所望の加工形状を得るための工具軌跡である移動・
位置決めデータ,主軸回転数や送り速度等の切削条件デ
ータ,クーラントの使用の有無,ATCや自動パレット
交換装置(APC)等を動作させるデータ,及びその他
必要なデータを組み合わせたプログラムになっている。
図2に示すように、NCプログラムを区別するために各
NCプログラムにはプログラム番号33が付与されてい
る。NC加工プログラムメモリ12には、複数のNCプ
ログラムのデータ内容と、このNCプログラムのプログ
ラム番号とが記憶されている。
【0023】図4に示すように、操作入力部19は、例
えば、NC装置1及びプログラマブルコントローラ31
の入力に使用されるNC/PC操作盤を含むものであ
り、操作入力部19の上部にはディスプレイ8が配設さ
れている。操作入力部19は、多数のキーが配列された
キーボード6と、キーボード6の上部に配設され、機能
を選択するための複数のファンクションキーF1 乃至F
9等が配列されたファンクションキー部40とを有して
いる。
【0024】キーボード6には、ディスプレイ8に表示
された画面(NC操作画面)42上のカーソル43を上
下左右方向に移動させるための四つのカーソルキー(矢
印キー)44と、NCプログラムの番号を並べたプログ
ラム一覧表45などデータが画面42に表示された場合
にこれらデータのページを正方向又は逆方向にめくるた
めの二つのページキー46と、画面42に表示されたデ
ータを入力する場合等に使用される入力キー47が配列
されている。更に、キーボード6には、プログラム一覧
表45に表示されたプログラム番号33のうち所望のプ
ログラム番号のところに、所定のマーク(例えば、アス
タリスク「*」)を自在に表示及び消去することができ
るスペースキー48と、プログラム一覧表45の全ての
プログラム番号33にマーク「*」を一括表示及び一括
消去できるオリジンキー49と、NC装置1の操作に必
要なリセットキー50,数字キー51,英字キー52な
ど多数のキーが配列されている。
【0025】図2に示すように、NC加工プログラムメ
モリ12に記憶されているNCプログラムのうち全ての
又は一部のNCプログラムの番号33が並んだプログラ
ム一覧表45が、画面42の一部分(例えば、画面右半
分の一部)に表示可能になっている。画面42の下部の
ファンクション表示部53に複数表示された機能(例え
ば、図3に示す「プログラム一覧」の機能)に対応する
位置にあるファンクションキーF7 をオン(押圧)すれ
ば、プログラム一覧表45が表示される。
【0026】画面42の一部分(例えば、画面左半分の
一部)には、データ入出力設定表54が表示されてお
り、このデータ入出力設定表54は、ファンクション表
示部53に表示された「データ設定」の機能に対応する
位置にあるファンクションキーF6 をオンすれば表示の
変更が可能となる。データ入出力設定表54は、NC装
置1に入力又は出力する対象となっているNCプログラ
ムなどデータの種類や、入出力を行う外部機器との間で
データ伝送を行うための設定データ等を表示しており、
このデータ入出力設定表54で各種データの設定を選択
して行う。データ入出力設定表54に記号「●」で特定
されている内容は、選択操作により現在設定されている
項目を示している。データ入出力設定表54の下部に
は、入出力中のNCプログラムやデータ等の状態を表示
するモニタ画面55が設けられており、モニタ画面55
で入出力の動きの確認や、照合エラーのチェック等がで
きる。なお、モニタ画面55を設けない場合であっても
よい。モニタ画面55の下部には、キー入力エリア59
が設けられており、キーボード6から入力された文字,
数字等がここに表示される。
【0027】図3には、別のプログラム一覧表56を画
面42の右半分の一部に表示した場合を示している。こ
のプログラム一覧表56は、プログラム番号33に各N
Cプログラムのコメント57やプログラム長さ58等も
加えたプログラム内容の詳細を表示している。このプロ
グラム一覧表56を表示すれば、オペレータは、コメン
ト57によってプログラム内容の詳細を画面42で確認
しながら、所望のNCプログラムを簡単且つ正確に選択
できる。
【0028】プログラム一覧表45とプログラム内容詳
細の一覧表56の切換えは、図2に示すファンクション
表示部53の「一覧詳細」の表示,又は図3に示すファ
ンクション表示部53の「プログラム一覧」の表示に対
応する位置にあるファンクションキーF7 をオンすれば
よい。即ち、ファンクションキーF7 を押す操作を繰り
返すことにより、プログラム番号33のみのプログラム
一覧表45の表示と、プログラム内容詳細の一覧表56
の表示の切り換えができる。なお、カーソルキー44に
よるカーソル43の移動や、ページキー46でページを
めくることにより、プログラム一覧表45,56に一度
に表示されないNCプログラムを順次表示できる。
【0029】図1乃至図4に示すように、NC装置1
は、NC加工プログラムメモリ12に記憶されているN
Cプログラムのうち所望のNCプログラムを外部機器1
4や外部記憶装置17に出力する際に、所望のNCプロ
グラムを選択する機能と、選択されたNCプログラムを
外部に出力する機能とを有している。プログラム一覧表
表示制御部60は、NC装置1のNC加工プログラムメ
モリ12に記憶されているNCプログラムの番号33を
並べてプログラム一覧表45,56として画面42に表
示し、且つプログラム一覧表45,56をプログラム一
覧表メモリ61に記憶する機能を有している。プログラ
ム一覧表表示制御部60及びプログラム一覧表メモリ6
1は、バスライン5に接続されている。
【0030】NC装置1の操作に使用される操作入力部
19は、出力する予定の所望の一つ又は複数のNCプロ
グラムをカーソル43の移動で選択することができるよ
うになっている。即ち、カーソルキー44及びページキ
ー46等を操作して、プログラム一覧表45,56内で
カーソル43を所望のプログラム番号の位置に移動させ
れば、自在に選択がなされる。
【0031】バスライン5に接続された選択有無制御部
62は、操作入力部19の操作で選択されたNCプログ
ラムと選択されないNCプログラムとを判別するための
選択有無の表示をプログラム一覧表45,56に表示す
るとともに、この選択の有無を選択有無メモリ63に記
憶する機能を有している。選択有無の表示として、本実
施形態では、プログラム一覧表45,56に表示された
NCプログラムのうち選択されたNCプログラムには所
定のマーク64を付与している。即ち、プログラム一覧
表45,56を表示した画面42で、特定されたプログ
ラム番号のところに所定のマーク(例えば、アスタリス
ク「*」)64を付与することにより選択有りの表示を
行っている。なお、その他の選択有無の表示としては、
例えば、選択されたプログラム番号の色を変える場合,
プログラム番号を示す数字,文字等の反転表示を行う場
合等であってもよい。
【0032】スペースキー48を一回押すごとに、カー
ソル43の位置しているプログラム番号33に、マーク
64の付与と消去が繰り返されるようになっている。こ
れと同様に、オリジンキー49を一回押すごとに、全て
のプログラム番号にマーク64が一括して付与されたり
消去されたりする。したがって、付与するマーク64の
数が多い時には、オリジンキー49を押して一旦全部の
プログラム番号にマーク64を付与した後、カーソル4
3を移動しスペースキー48を押して、不要なプログラ
ム番号のマーク64を消去する操作を行うのが効率的で
ある。なお、マーク64の付与・消去,一括付与・一括
消去の操作は、スペースキー48,オリジンキー49以
外のキー、例えば「+」キー,「−」キー等で行えるよ
うにしてもよい。即ち、カーソルキー44,ページキー
46などカーソル移動操作等で使用するキー以外のキー
や、ファンクションキーF1 乃至F9 以外のキーに、操
作機能を付与してもよい。
【0033】選択有無制御部62としてのマーキング制
御部62は、カーソル43の移動で選択されたNCプロ
グラムのプログラム番号33の傍に所定のマーク(*)
64を付与するとともに、各プログラムにこのマーク6
4が付与されているか否かを、選択有無メモリとしての
マーキングメモリ63に記憶して管理する機能を有して
いる。マーキング制御部62及びマーキングメモリ63
は、バスライン5に接続されている。
【0034】プログラム一覧表表示制御部60とプログ
ラム一覧表メモリ61とマーキング制御部62とマーキ
ングメモリ63により、プログラム表示制御部65が構
成されている。プログラム表示制御部65は、画面42
に表示されたプログラム一覧表45,56から所望のN
Cプログラムを選択して、その旨表示し且つ記憶する機
能を有している。プログラム一覧表表示制御部60と操
作入力部19とマーキング制御部62とプログラム一覧
表メモリ61とマーキングメモリ63により、NCプロ
グラムの出力の選択装置が構成される。
【0035】バスライン5に接続された出力制御部66
は、操作入力部19で入力された出力指令により、選択
の有無を選択有無判別部67で判別し、選択有りの一つ
又は複数のNCプログラムを外部機器14又は外部記憶
装置17に順番に出力し、プログラム一覧表45,56
における出力の終了したNCプログラムの選択有無の表
示(マーク64)を自動的に消去する機能を有してい
る。選択したプログラム番号33にはマーク64が付与
されるので、出力制御部66は、選択有無判別部として
のマーキング判別部67でマーク64の有無を判別し
て、選択有りのNCプログラムを出力し、この出力が完
了すると、プログラム一覧表45,56におけるNCプ
ログラムのマーク64を自動的に消去している。
【0036】例えば、ファンクション表示部53に表示
された「出力」に対応する位置にあるファンクションキ
ーF2 をオンすれば、出力制御部66は、選択有りのN
Cプログラムを外部機能用インタフェース13を介して
外部機器14にデータ伝送を行い、外部機器14は伝送
されてきたデータをメモリ内に格納する。また、「F
D」の表示に対応する位置にあるファンクションキーF
9 をオンすれば、出力制御部66は、選択有りのNCプ
ログラムを、外部記憶装置用インターフェース18を介
して出力しフレキシブルディスク16に格納する。
【0037】プログラム一覧表表示制御部60と操作入
力部19とマーキング制御部62とプログラム一覧表メ
モリ61とマーキングメモリ63と出力制御部66によ
り、NCプログラムの出力装置が構成されている。複数
のNCプログラムを出力する場合には、出力制御部66
は、選択有りのNCプログラムのうちの一つのNCプロ
グラムを出力しこの出力が完了するとプログラム一覧表
45,56におけるこの一つのNCプログラムのマーク
64を自動的に消去する手順を順次繰り返すことによ
り、作業者に進行状況を表示しながら選択有りの全部の
NCプログラムを順番に出力する。
【0038】次に、NC装置1の外部にNCプログラム
を出力する際に、所望のNCプログラムを選択,出力す
る方法について説明する。図5は、NCプログラムの選
択,出力の手順を示すフローチャートである。NC加工
プログラムメモリ12に記憶されているNCプログラム
のうち所望のNCプログラムを選択して外部機器14や
外部記憶装置17に出力する場合には、操作入力部19
を操作してデータ入出力機能を選択する。ディスプレイ
8は、データ入出力用の画面42を表示する。即ち、初
期の総合画面の表示状態においてF8 のファンクション
キー(入出力選択キー)を押すことにより、データ入出
力機能を選択することができる。
【0039】また、画面42にはデータ入出力設定表5
4を表示し、NCプログラムなどデータの種類や入出力
時のデータ種類,伝送速度(ボーレート),ストップビ
ットなど、図2及び図3に示すような内容を表示してい
る。この設定を変更する場合には、「データ設定」の表
示に対応する位置にあるファンクションキーF6 をオン
して、カーソル43をデータ入出力設定表54側に移動
させ、カーソルキー44等の操作で、出力する外部機器
等の設定条件に合わせる。なお、カーソル43をデータ
入出力設定表54よりプログラム一覧表45,56側に
移動させる場合には、ファンクションキーF6 をオンす
るとよい。次いで、ファンクションキーF7 で入力され
た指令により、プログラム一覧表表示制御部60は、N
C加工プログラムメモリ12に記憶されているNCプロ
グラムを呼び出して、プログラム番号を並べてプログラ
ム一覧表45又は56として画面42に表示し、且つこ
のプログラム一覧表をプログラム一覧表メモリ61に記
憶する。
【0040】NCプログラムの選択,出力の手順のう
ち、まず最初に選択の手順(即ち、マーキング操作の手
順)について説明する。図5に示すように、NCプログ
ラムの出力が選択されない場合、即ち、出力用のファン
クションキーF2 又はファンクションキーF9 が操作さ
れない場合にはステップ102以降のマーキング操作手
順に移行し、操作された場合にはステップ121に移行
する(ステップ101)。マーキング操作手順に移行す
ると、全てのNCプログラムを出力するために一括マー
キングを行うか否かが判断される(ステップ102)。
即ち、一括マーキング用のオリジンキー49が押された
か否かが判断される。オリジンキー49が押されたと判
断された場合には、マーキング制御部62は、プログラ
ム一覧表45又は56に表示されているプログラム番号
33にマーク64が付与されているか否かを判別する
(ステップ103)。いずれのプログラム番号にもマー
ク64が付与されていない場合には、全てのNCプログ
ラムにマーク64を付与するマーキングが行われる(ス
テップ104)。
【0041】ステップ103で、一つ以上のマーク64
が既に付与されている場合には、付与されている全ての
NCプログラムのマーク64のマーキング解除を行った
後(ステップ105)、ステップ106に移行する。こ
のマーキング及びマーキング解除は、プログラム一覧表
メモリ61にマーク64の有無として書き込まれ、画面
42においても、マーク64の表示又はこの表示の取消
しの処理が行われる。ステップ104が終了した場合
と、ステップ102で一括マーキングを選択しなかった
(オリジンキー49が押されなかった)と判断された場
合には、ステップ106に移行する。
【0042】カーソル43が所望のNCプログラムの位
置にないため、カーソル43を移動させたか否かを判断
する(ステップ106)。カーソル移動が必要と判断さ
れて、カーソルキー44,ページキー46を操作した場
合には、カーソル43をカーソルキー44,ページキー
46の操作に従って移動させる(ステップ107)。カ
ーソルキー44,ページキー46が押され続けているか
を判断し(ステップ108)、押され続けている時(操
作を中止しない時)にはステップ107に戻り、押すの
を中止した時にはステップ109に移行する。即ち、カ
ーソルキー44を押し続けている場合には、カーソル4
3を順次移動させることを続け、ページキー46を押し
続けている場合には、ページを順次めくっていく。ステ
ップ106で、カーソル43を移動させる操作をしてい
ないと判断された場合には、ステップ109に移行す
る。
【0043】所望のプログラム番号のところにカーソル
43を移動させたとしてマーキング操作即ちスペースキ
ー48が押されたか否かを判断する(ステップ10
9)。ステップ109でマーキング操作のためにスペー
スキー48が押された場合には、マーキング制御部62
は、カーソル43の位置のプログラム番号にマーク64
が付与されているか否かを判別する(ステップ11
0)。カーソル43の位置のプログラム番号に既にマー
ク64が付与されている場合には、カーソル位置のプロ
グラム番号のマーク64を消去するマーキング解除を行
う(ステップ111)。一方、カーソル位置のプログラ
ム番号にマーク64が付与されていない場合には、プロ
グラム番号にマーク64を付与するマーキング操作を行
う(ステップ112)。
【0044】これにより、選択されたNCプログラムと
選択されないNCプログラムとをマーク64の有無でプ
ログラム一覧表45,56に判別可能に表示するととも
に、マーク64の有無をプログラム一覧表メモリ61に
記憶する。データ入出力画面より他の画面に変更する選
択がなされたか否かを判断し、他の画面に変更されてい
ない場合には、ステップ101に戻って以降の手順を繰
り返し、データ入出力画面以外の画面が選択された場合
にはこの手順を終了する(ステップ113)。例えば、
「戻し」キー53aを押した時には、初期の総合画面の
表示に戻るので、データ入出力の手順は終了する。即
ち、データ入出力画面選択中は、カーソルキー44,ス
ペースキー48,オリジンキー49の操作によって、出
力する予定の所望の全てのNCプログラムにマーク64
が付与される。また、カーソルキー44,スペースキー
48,オリジンキー49及びファンクションキーF2
9 が操作されない場合には、ステップ101,10
2,106,109,113,101,・・・の手順を
繰り返し、カーソルキー44等が操作されるのを監視し
ている。
【0045】次に、選択されたNCプログラムを外部機
器14又は外部記憶装置17に出力する手順について説
明する。ファンクションキーF2 又はファンクションキ
ーF9 を押して、選択有りとしたNCプログラムを出力
する出力指令が入力されると、出力手順に移行して出力
制御部66で制御される(ステップ101)。出力指令
が入力されると、出力制御部66は、NCプログラムの
順番を示すカウンタiの初期値を1に設定(i=1)し
た後(ステップ121)、NCプログラムのプログラム
一覧表のi番目のプログラム番号(即ち、O番号)をサ
ーチする(ステップ122)。例えば、スタート時に
は、カウンタiは1であるので1番目のプログラム番号
(図2の例では、プログラム番号O1)がサーチされ
る。また、図2の例では、i=13の場合にはプログラ
ム番号O20がサーチされる。
【0046】サーチしたプログラム番号にマーク64が
付与されているか否かを判別する(ステップ123)。
マークがある場合には、i番目(ここでは、1番目)の
NCプログラムの出力を開始し(ステップ124)、こ
のi番目のNCプログラム全部の出力が完了したか否か
を判断する(ステップ125)。出力が完了した場合に
はステップ126に移行し、出力の完了したi番目のプ
ログラム番号のマーク64を自動的に消去する。ステッ
プ123でi番目のプログラム番号にマーク64が付与
されていない場合には、ステップ127に移行する。次
いで、出力されたNCプログラムの順番を示すカウンタ
iがi=imax [プログラム一覧表に登録されているプ
ログラム数(図2の例では62個)]か否かを判別し
(ステップ127)、i=imax でない場合には、出力
制御部66でカウンタiの数値を1加算する(i=i+
1)(ステップ128)。そして、ステップ122に戻
って次の順番(即ち、i+1番目)のNCプログラムの
サーチを行い、ステップ122以降の手順を繰り返す。
【0047】ステップ127で、現在処理しているNC
プログラムの番号がプログラム一覧表の最後の順番の番
号(即ち、i=imax )か否かをチェックすることによ
り、全てのNCプログラムについてのマーク64の有無
がステップ123でチェックされる。こうして、ステッ
プ101において「出力」の表示に対応するファンクシ
ョンキーF2 が押された場合には、マーク64が付与さ
れているNCプログラムは、最初から最後まで順番に外
部機器14に出力される。外部機器14では、出力され
たNCプログラムはここのメモリに一時的に記憶され
る。また、ステップ101において、「FD」の表示に
対応するファンクションキーF9 が押された場合には、
所望のNCプログラムをフレキシブルディスク16など
外部記憶装置17に出力して記憶させることができる。
【0048】ステップ127で、i=imax 即ちプログ
ラム一覧表の最後の番号のNCプログラムの処理が完了
すれば、所望の全部のNCプログラムの出力が完了し、
出力する予定のNCプログラムに付与されていたマーク
64は全て消去されている。最後の番号のNCプログラ
ムの処理が完了した場合には(ステップ127)、出力
処理は終了し、ステップ113に移行する。このように
して、外部記憶装置17等に記憶されたNCプログラム
を別のNC装置に入力することにより、前記別のNC装
置でNCプログラムを用いて加工動作を制御することが
できる。
【0049】このように、本発明では、プログラム一覧
表45,56を画面42に表示し(第1の手順)、所望
の複数のNCプログラムをカーソル43の移動で選択す
ることにより、選択されたNCプログラムと選択されな
いNCプログラムとを、マーク64の有無によりプログ
ラム一覧表に判別可能に表示するとともに、選択の有無
即ちマーク64の有無を記憶している(第2の手順)。
更に、出力指令が入力されると、選択の有無即ちマーク
64の有無を判別して選択有りのNCプログラムのうち
一つのNCプログラムを出力しこの出力が完了するとプ
ログラム一覧表におけるこの一つのNCプログラムのマ
ーク64(即ち、選択有りの表示)を自動的に消去する
手順を順次繰り返すことにより、選択有りの全部のNC
プログラムを順番に出力している(第3の手順)。これ
ら第1,第2,第3の手順からなる選択出力プログラム
を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、フ
レキシブルディスク,CD−ROM等)に記録して提供
することができる。
【0050】NCプログラムを選択,出力する場合に、
従来のNC装置では、オペレータは、画面に表示されて
いるプログラム一覧表を見ながら、キーボードの数字キ
ー,英字キー等でNCプログラムの番号を入力して選択
する必要があり、また、連続して複数のNCプログラム
を出力している場合、どこまで出力が進行しているのか
の確認が難しかった。これに対して、本発明では、従来
から画面42に表示していたプログラム一覧表45,5
6をほぼそのまま使用して、カーソルキー44,ページ
キー46等によりこのプログラム一覧表45,56内で
カーソル43を移動させ、スペースキー48,オリジン
キー49等を押すという簡単な操作で、個別マーキング
や一括マーキング及びマーキング解除を自在に行える。
【0051】NC工作機械では多品種少量生産も多いの
で、NCプログラムの選択,出力をする操作回数も多く
なる傾向にあるが、本発明では、オペレータは、プログ
ラム番号をキーボードから入力しなくとも、マーク64
の有無等を目で確認しながら、所望のNCプログラムの
選択及び出力を、容易,迅速且つ正確に行うことができ
る。その結果、非熟練者でも操作が容易であり、また、
連続して複数のNCプログラムを出力している場合、出
力が完了したNCプログラムからマーク64が自動的に
順次消去されるので、出力動作の進行状況が分かりやす
い。
【0052】従来は、画面中の狭いキー入力エリア59
に一度に表示されるプログラム数以上のNCプログラム
を選択することはできなかったが、本発明では、このよ
うなプログラム数の制限はなく、所望の全部のNCプロ
グラムを自在に選択,出力することができる。なお、各
図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0053】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、N
C装置に記憶されているNC加工プログラムをNC装置
の外部に出力する際に、所望のNC加工プログラムの選
択を簡単に行うことができる。また、出力時の進行状況
を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図5は本発明の一実施形態を示す図
で、図1はNC装置を含むブロック図である。
【図2】NC加工プログラムを選択した状態を示すNC
操作画面の説明図である。
【図3】NC加工プログラムを選択した別の状態を示す
NC操作画面の説明図である。
【図4】NC装置の操作入力部を含む正面図である。
【図5】NC加工プログラムの選択,出力の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 NC装置 19 操作入力部 33 プログラム番号 42 NC操作画面 43 カーソル 45,56 プログラム一覧表 60 プログラム一覧表表示制御部 61 プログラム一覧表メモリ 62 マーキング制御部(選択有無制御部) 63 マーキングメモリ(選択有無メモリ) 64 マーク(選択有りの表示) 66 出力制御部 67 マーキング判別部(選択有無判別部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るNC加工プログラムを前記NC装置の外部に出力する
    際に所望のNC加工プログラムを選択する方法であっ
    て、 前記NC装置に記憶されている前記NC加工プログラム
    の番号が並んだプログラム一覧表をNC操作画面に表示
    し、 出力する予定の所望の前記NC加工プログラムをカーソ
    ルの移動で選択することにより、選択されたこのNC加
    工プログラムと選択されない前記NC加工プログラムと
    を前記プログラム一覧表に判別可能に表示するとともに
    選択の有無を記憶することを特徴とするNC装置におけ
    るNC加工プログラムの出力の選択方法。
  2. 【請求項2】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るNC加工プログラムのうち所望のNC加工プログラム
    を選択して前記NC装置の外部に出力する方法であっ
    て、 前記NC装置に記憶されている前記NC加工プログラム
    の番号が並んだプログラム一覧表をNC操作画面に表示
    し、 出力する予定の一つ又は複数の所望の前記NC加工プロ
    グラムをカーソルの移動で選択することにより、選択さ
    れたこのNC加工プログラムと選択されない前記NC加
    工プログラムとを前記プログラム一覧表に判別可能に表
    示するとともに選択の有無を記憶し、 出力指令が入力されると、この選択の有無を判別して選
    択有りの一つ又は複数の前記NC加工プログラムを順番
    に出力し、前記プログラム一覧表における前記出力が終
    了したNC加工プログラムの選択有りの表示を自動的に
    消去することを特徴とするNC装置におけるNC加工プ
    ログラムの出力方法。
  3. 【請求項3】 前記プログラム一覧表に表示された前記
    NC加工プログラムのうち前記選択されたNC加工プロ
    グラムには所定のマークを付与することにより前記選択
    有無の表示を行うことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るNC加工プログラムを前記NC装置の外部に出力する
    際に所望のNC加工プログラムを選択する装置であっ
    て、 前記NC装置に記憶されている前記NC加工プログラム
    の番号を並べてプログラム一覧表としてNC操作画面に
    表示し且つ前記プログラム一覧表をプログラム一覧表メ
    モリに記憶するプログラム一覧表表示制御部と、 前記NC装置の操作に使用され、出力する予定の所望の
    前記NC加工プログラムをカーソルの移動で選択するこ
    とができる操作入力部と、 この操作入力部の操作で選択された前記NC加工プログ
    ラムと選択されない前記NC加工プログラムとを判別す
    るための選択有無の表示を前記プログラム一覧表に表示
    するとともにこの選択の有無を選択有無メモリに記憶す
    る選択有無制御部とを備えたことを特徴とするNC装置
    におけるNC加工プログラムの出力の選択装置。
  5. 【請求項5】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るNC加工プログラムのうち所望のNC加工プログラム
    を選択して前記NC装置の外部に出力する装置であっ
    て、 前記NC装置に記憶されている前記NC加工プログラム
    の番号を並べてプログラム一覧表としてNC操作画面に
    表示し且つ前記プログラム一覧表をプログラム一覧表メ
    モリに記憶するプログラム一覧表表示制御部と、 前記NC装置の操作に使用され、出力する予定の所望の
    前記NC加工プログラムをカーソルの移動で選択する操
    作を行うことができる操作入力部と、 この操作入力部の操作で選択された前記NC加工プログ
    ラムと選択されない前記NC加工プログラムとを判別す
    るための選択有無の表示を前記プログラム一覧表に表示
    するとともにこの選択の有無を選択有無メモリに記憶す
    る選択有無制御部と、 前記操作入力部で入力された出力指令により、前記選択
    の有無を選択有無判別部で判別して選択有りの一つ又は
    複数の前記NC加工プログラムを順番に出力し、前記プ
    ログラム一覧表における出力が終了したNC加工プログ
    ラムの前記選択有無の表示を自動的に消去する出力制御
    部とを備えたことを特徴とするNC装置におけるNC加
    工プログラムの出力装置。
  6. 【請求項6】 前記プログラム一覧表に表示された前記
    NC加工プログラムのうち前記選択されたNC加工プロ
    グラムには所定のマークを付与することにより前記選択
    有無の表示を行うことを特徴とする請求項4又は5に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るNC加工プログラムのうち所望のNC加工プログラム
    を選択して前記NC装置の外部に出力するための選択出
    力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
    媒体であって、 前記選択出力プログラムは、 前記NC装置に記憶されている前記NC加工プログラム
    の番号が並んだプログラム一覧表をNC操作画面に表示
    する第1の手順と、 出力する予定の所望の複数の前記NC加工プログラムを
    カーソルの移動で選択することにより、選択されたこの
    NC加工プログラムと選択されない前記NC加工プログ
    ラムとを前記プログラム一覧表に判別可能に表示すると
    ともに選択の有無を記憶する第2の手順と、 出力指令が入力されると、前記選択の有無を判別して選
    択有りの前記NC加工プログラムのうち一つのNC加工
    プログラムを出力しこの出力が完了すると前記プログラ
    ム一覧表におけるこの一つのNC加工プログラムの選択
    有りの表示を消去する手順を順次繰り返すことにより、
    選択有りの全部の前記NC加工プログラムを順番に出力
    する第3の手順とからなることを特徴とする選択出力プ
    ログラムを記録した記録媒体。
JP24611297A 1997-08-27 1997-08-27 Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH1173215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24611297A JPH1173215A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24611297A JPH1173215A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1173215A true JPH1173215A (ja) 1999-03-16

Family

ID=17143671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24611297A Pending JPH1173215A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1173215A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4521860A (en) Methods of entering machining information and display therefor in a numerically controlled machine tool
EP0689113B1 (en) Numerically controlled machine tool management system
US5122717A (en) Apparatus for producing NC programs using menu icons to define operations and producing method thereof
EP3203336B1 (en) Control device for machine tool
US4700313A (en) Plural turret system with display of permitted and non-permitted simultaneous machining operations
US5327350A (en) Interactive type numerical control apparatus and method thereof
US20230418526A1 (en) Display control device, machine tool, and display control program
CN111610754B (zh) 画面制作装置和画面制作系统
JP2013257782A (ja) 作業支援制御部を有する工作機械の数値制御装置
JP6638979B2 (ja) 加工工程管理機能付き数値制御装置および加工工程管理プログラム
KR100441149B1 (ko) 제어장치
JPH11296217A (ja) Nc装置におけるプログラムファイルの転送方法およびその装置
JP2003202910A (ja) 数値制御工作機械用パラメータ設定装置
JPH0313023B2 (ja)
JPH1173215A (ja) Nc装置におけるnc加工プログラムの出力の選択方法,出力方法及びその装置並びに選択出力プログラムを記録した記録媒体
WO2022269764A1 (ja) 画面作成装置、画面作成システム、及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体
JP2002126975A (ja) 固定サイクル指令作成支援方法およびnc装置
JP2000066711A (ja) 工作機械の数値制御装置
JPH0242510A (ja) 加工情報表示方式
WO2022107822A9 (ja) 制御装置
EP0893747B1 (en) A monitoring device for a grinding machine
JPH11202917A (ja) 加工データの管理方法およびnc装置
JPH08272416A (ja) Ncプログラムの検索方法
JPH10207520A (ja) Nc装置における計測データの保存管理方法及び計測データ保存管理機能を備えたnc装置
EP0935179A1 (en) Numeric controller provided with teaching/playback function