JPH1172115A - 流体軸受装置 - Google Patents
流体軸受装置Info
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- JPH1172115A JPH1172115A JP23433497A JP23433497A JPH1172115A JP H1172115 A JPH1172115 A JP H1172115A JP 23433497 A JP23433497 A JP 23433497A JP 23433497 A JP23433497 A JP 23433497A JP H1172115 A JPH1172115 A JP H1172115A
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Abstract
ト軸受が大径化することを防止するとともに軸受損失の
増大を抑える。 【解決手段】 軸1にリング4が固着され、軸1の端面
とリング4の端面から構成されるフランジ面5あるいは
フランジ面5と対向するスラスト板3に動圧発生溝6を
設けてある。この構成により軸受として機能する面積が
増加しより高い浮上量が得られるとともに軸受損失の増
大を最小限に抑えられる。
Description
リゴンモータ等の回転体を駆動する電動機のための流体
軸受装置に関するものである。
の流体軸受装置の一例について説明する。図3は従来の
流体軸受装置の断面図、図4は図3におけるA−A矢視
図である。図2において11は固定軸、12は固定軸1
1に相対的に回転自在なスリーブで内周面に動圧発生溝
12Bを有する軸受穴12Aを有している。13はスリ
ーブ12に固定されたスラスト板でヘリングボーン型動
圧発生溝13Aを有している。15は固定軸11にビス
16で固定された円板、17は円板15に設けられたビ
ス16のためのざぐり穴、固定軸11と円板15と軸受
穴12Aと、スラスト板13の間にそれぞれ形成される
すき間には潤滑剤14A、14Bが注入されている。
置について、以下その動作について説明する。まず、ス
リーブ12が回転するとスラスト板13も共に回転駆動
される。動圧発生溝12Bは潤滑剤14Bにポンピング
圧力を与え、スリーブ12は固定軸11に対して非接触
で回転する。ヘリングボーン動圧発生溝13Aは潤滑剤
14Aにポンピング圧力を与えスラスト板13は円板1
5から浮上し非接触で回転する。
うな構成では、次のような問題点がある。図3において
ざぐり穴17の部分は動圧発生溝が存在せず、動圧が発
生しない。そのためねじ頭の部分をさけて発生圧力の低
いヘリングボーン型動圧発生溝をもちいるが、浮上量を
得るため軸受径が大径化し軸受損失が多くなる。
に本発明の第1の発明の流体軸受装置は、軸と、スリー
ブと、前記軸の端面に対向する面を有し、前記スリーブ
の端面に固定されたスラスト受け部材を有し、前記軸の
一端にリングを固着し、このリング端面と前記軸端面は
同一平面内にあってフランジ面を形成し、前記フランジ
面または前記スラスト受け部材の前記フランジ面との対
向面のいずれか一方にスパイラル型動圧発生溝を有し、
前記スラスト受け部材と前記フランジ面との間に潤滑剤
を保持させたものである。
は、軸と、スリーブと、前記軸の端面に対向する面を有
し、前記スリーブの端面に固定されたスラスト受け部材
を有し、前記軸の一端にリングを固着し、このリング端
面と前記軸端面は同一平面からなるフランジ面を形成
し、前記軸端面またはスラスト受け部材の前記軸端面と
の対向面のいずれか一方にスパイラル型動圧発生溝を有
し、前記リング端面または前記スラスト受け部材の前記
リング端面との対向面のいずれか一方にヘリングボーン
型動圧発生溝を有し、前記スラスト受け部材と前記フラ
ンジ面との間に潤滑剤を保持させたものである。
置は、本発明の第2の発明の構成において、軸の直径と
スパイラル型動圧発生溝パターン外形を同じ寸法とした
ものである。
て機能する面積が増加しより高い浮上量が得られるとと
もに軸受損失の増大を最小限に抑えられ、また軸とリン
グのすき間からの軸受発生圧力および潤滑油のもれも抑
制できる。
て、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発
明の一実施の形態における流体軸受の断面図、図2は図
1におけるB−B矢視図である。
有し、この軸受穴2Bを案内にして軸1のまわりに回転
自在に構成されるとともに、軸受穴2Bの内周面に動圧
発生溝2Aを設けたスリーブ、3は軸1の端面に対向し
てスリーブ2の端面に固定されたスラスト受け部材、4
は軸1の端部に圧入されたリングで、このリング4の端
面であるリング端面4Aと軸1の端面である軸端面1A
は同一平面内にあってフランジ面5を形成している。ス
ラスト受け部材3の軸端面1Aと対向する部分にはスパ
イラル型動圧発生溝6Aを設け、スラスト受け部材のリ
ング端面4Aと対向する面にはヘリングボーン型動圧発
生溝6Bを設けている。ヘリングボーン型動圧発生溝6
Bはスパイラル型動圧発生溝とともに動圧発生溝6を構
成し、フランジ面5とスラスト受け部材3との間の微小
すきま、ならびに軸1外周と軸受穴2Bとの間の微小す
きまには潤滑剤7A、7Bがそれぞれ注入されている。
そして、軸1の直径をD1、スパイラル型動圧発生溝6
Aの外径であり、ヘリングボーン型動圧発生溝6Bの内
径でもあるパターン境界径をD2とすると軸1の直径D1
はパターン境界径D2と等しくなっている。
いて、以下その動作について説明する。まず、スリーブ
2が回転するとスラスト板3も共に回転駆動される。動
圧発生溝2Aは潤滑剤7Bにポンピング圧力を与え、ス
リーブ2は軸1に対して非接触で回転する。動圧発生溝
6は潤滑剤7Aにポンピング圧力を与えスラスト板3は
フランジ面5から浮上し非接触で回転する。
構成により軸受として機能する面積が増加しより高い浮
上量が得られるとともに軸受損失の増大を最小限に抑え
られる。また、スパイラル型動圧発生溝6Aとヘリング
ボーン型動圧発生溝6Bのパターン境界径D2と軸1の
直径D1とを等しくしているため、パターン境界径D2に
相当する径を有する軸1とリング4のすきま8からの軸
受発生圧力および潤滑剤のもれも抑制できる。
周に形成した場合について説明したが、回転軸3の外周
面に形成しても同じ事である。
はスパイラル型動圧発生溝6Aとヘリングボーン型動圧
発生溝6Bとから構成されるが、動圧発生溝6全面がス
パイラル型動圧発生溝の場合、先の実施例よりさらに高
い浮上量が得られるとともにより軸受径を小さくでき軸
受損失の増大をより低く抑えられる。しかし、軸1とリ
ング4との間の微小すきま8からの軸受発生圧力および
潤滑剤のもれは抑制できないので先の実施例と比較し信
頼性的に劣る場合がある。
軸受として機能する面積が増加し、より高い浮上量が得
られるとともに軸受損失の増大を最小限に抑えられる。
生溝6Aとヘリングボーン型動圧発生溝6Bから構成
し、これら2つの動圧発生溝のパターン境界径D2と軸
1の直径D1とを等しくしているため軸1とリング4の
微小すきま8からの軸受発生圧力および潤滑剤のもれを
抑制できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 軸と、スリーブと、前記軸の端面に対向
する面を有し、前記スリーブの端面に固定されたスラス
ト受け部材を有し、前記軸の一端にリングを固着し、こ
のリング端面と前記軸端面は同一平面内にあってフラン
ジ面を形成し、前記フランジ面または前記スラスト受け
部材の前記フランジ面との対向面のいずれか一方にスパ
イラル型動圧発生溝を有し、前記スラスト受け部材と前
記フランジ面との間に潤滑剤を保持させた流体軸受装
置。 - 【請求項2】 軸と、スリーブと、前記軸の端面に対向
する面を有し、前記スリーブの端面に固定されたスラス
ト受け部材を有し、前記軸の一端にリングを固着し、こ
のリング端面と前記軸端面は同一平面内にあってフラン
ジ面を形成し、前記軸端面またはスラスト受け部材の前
記軸端面との対向面のいずれか一方にスパイラル型動圧
発生溝を有し、前記リング端面または前記スラスト受け
部材の前記リング端面との対向面のいずれか一方にヘリ
ングボーン型動圧発生溝を有し、前記スラスト受け部材
と前記フランジ面との間に潤滑剤を保持させた流体軸受
装置。 - 【請求項3】 軸の直径とスパイラル型動圧発生溝パタ
ーン外径を同じくした請求項2記載の流体軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23433497A JP3845972B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 流体軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23433497A JP3845972B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 流体軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172115A true JPH1172115A (ja) | 1999-03-16 |
JP3845972B2 JP3845972B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=16969375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23433497A Expired - Fee Related JP3845972B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 流体軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3845972B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170338A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ディスク装置 |
CN100373063C (zh) * | 2002-12-06 | 2008-03-05 | 松下电器产业株式会社 | 流体轴承装置及使用它的碟片旋转装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23433497A patent/JP3845972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100373063C (zh) * | 2002-12-06 | 2008-03-05 | 松下电器产业株式会社 | 流体轴承装置及使用它的碟片旋转装置 |
JP2006170338A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ディスク装置 |
JP4616632B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2011-01-19 | ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ | 磁気ディスク装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3845972B2 (ja) | 2006-11-15 |
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