JPH1171986A - 到達立坑へのシールド掘進機の受入方法および到達立坑におけるシールド掘進機の受入部の構造 - Google Patents

到達立坑へのシールド掘進機の受入方法および到達立坑におけるシールド掘進機の受入部の構造

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JPH1171986A
JPH1171986A JP24753897A JP24753897A JPH1171986A JP H1171986 A JPH1171986 A JP H1171986A JP 24753897 A JP24753897 A JP 24753897A JP 24753897 A JP24753897 A JP 24753897A JP H1171986 A JPH1171986 A JP H1171986A
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shaft
hole
hollow body
shield machine
shield
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JP24753897A
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English (en)
Inventor
Fumio Nakaoka
史男 中岡
Shigeru Watanabe
繁 渡辺
Yukinobu Yoshida
透信 吉田
Michiyasu Terada
倫康 寺田
Yoshio Fujikawa
良男 藤川
Yoshikazu Kido
義和 木戸
Masuhira Ooishi
益平 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Kumagai Technos Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Kumagai Technos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さ寸法の小さい中空体の使用が可能で
ある、到達立坑へのシールド掘進機の受入方法および到
達立坑におけるシールド掘進機の受入部の構造を提供す
ること。 【解決手段】 到達立坑(10)内へのシールド掘進機(12)
の到達に先立ち、到達立坑の周囲地盤に貫通孔(14)と連
通可能であるように筒状の凍土(24)を形成し、また、到
達立坑内に貫通孔と連通可能であるように中空体(26)を
配置する。シールド掘進機はその推進により凍土(24)の
内壁面を掘削し、その後貫通孔(14)に通され、中空体(2
6)に受け入れられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中を推進される
シールド掘進機、特に大深度において地中を推進される
シールド掘進機の到達立坑への受入方法と、到達立坑に
おけるシールド掘進機の受入部の構造とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、到達立坑の坑壁に設けられた貫通
孔を経て前記到達立坑内に受け入れられるシールド掘進
機と前記坑壁との隙間から前記到達立坑内への地下水お
よび土砂の流入を防止するため、シール装置が用いられ
ている(特開平6−146779号)。このシール装置
は、前記貫通孔と同軸に配置されかつ前記坑壁に固定さ
れたゴム製の環状のパッキングと、該パッキングの内周
縁部に沿ってその一方の面に取り付けられたゴム製の環
状の止水用エアチューブと、前記パッキングの内周縁部
に沿って他方の面の側に取り付けられたワイヤとを備え
る。
【0003】前記シール装置によれば、前記シールド掘
進機が前記環状のパッキングを貫通するとき、該パッキ
ングの内周縁部が折り曲げられ、前記環状のエアチュー
ブが前記シールド掘進機の円筒状の周面に接する。前記
ワイヤは、前記パッキングの折り曲げられた内周縁部を
その周囲から締め付け、前記エアチューブを前記シール
ド掘進機の周面に押し付ける作用をなす。その結果、前
記シールド掘進機の周面と前記貫通孔の壁面との間が密
封される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大深度の土
中を推進されるシールド掘進機を受け入れるための到達
立坑に前記従来のシール装置を適用する場合、前記シー
ルド掘進機の周面に対する前記エアチューブの押し付け
によっては、圧力の高い地下水および土砂に対する十分
な止水効果が得られず、前記到達立坑内への前記地下水
および土砂の流入を阻止できないという懸念がある。
【0005】そこで、前記シール装置に代わるものとし
て、前記到達立坑内にその坑壁の貫通孔に連通する開口
を有する例えば筒状の中空体を配置し、該中空体内に前
記シールド掘進機を受け入れることが考えられる。
【0006】ところで、大深度下においては、前記中空
体は前記貫通孔を通してその内面に地下水の大きい圧力
を受ける。したがって、前記中空体は高水圧に耐え得る
強度を有するもの、具体的には厚さ寸法の大きいもので
なければならない。しかし、厚さ寸法の大きい中空体は
重量が大きく、その取り扱いが不便である。このため、
前記到達立坑内への前記中空体の搬入、前記到達立坑内
への設置等が容易でない。
【0007】本発明の目的は、厚さ寸法の小さい中空体
の使用が可能である、到達立坑へのシールド掘進機の受
入方法および到達立坑におけるシールド掘進機の受入部
の構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、到達立坑内に
その坑壁に設けられた貫通孔を経て到達するシールド掘
進機の前記到達立坑への受入方法および構造、並びに、
到達立坑内に、その坑壁の一部を掘削し、掘削により穿
たれた貫通孔を経て到達するシールド掘進機の前記到達
立坑への受入方法および構造に向けられている。
【0009】前記貫通孔の形成が前記シールド掘進機の
掘削によらない前者の方法および構造にあっては、前記
到達立坑内への前記シールド掘進機の到達に先立ち、前
記到達立坑外に前記貫通孔と連通可能である筒状の凍土
を形成し、また、前記到達立坑内に前記貫通孔と連通す
る開口を有する中空体を設置する。その後、前記シール
ド掘進機を推進させて前記凍土の内壁面を掘削し、前記
貫通孔を経て、前記中空体内に受け入れる。
【0010】また、前記貫通孔の形成が前記シールド掘
進機の掘削による後者の方法および構造にあっては、前
記到達立坑内への前記シールド掘進機の到達に先立ち、
前記到達立坑外に、周囲地盤の一部を凍結させて、後に
形成される貫通孔と連通可能である筒状の凍土を形成
し、また、前記到達立坑内に、後に形成される貫通孔と
連通可能である開口を有する中空体を配置する。その
後、前記シールド掘進機を推進させて前記凍土の内壁面
を掘削し、前記坑壁の一部を掘削し、前記中空体内に受
け入れる。
【0011】いずれの場合においても、さらに、前記坑
壁と前記シールド掘進機との間を密封し、その後、前記
中空体を撤去することができる。また、前記凍土の内壁
面を掘削するに先立ち、前記中空体の内部に中詰を充填
することができる。
【0012】
【発明の作用および効果】本発明によれば、地中を推進
されたシールド掘進機は、到達立坑外に予め形成された
筒状の凍土の内壁面を掘削し、前記坑壁の貫通孔または
該坑壁を切削することにより形成される貫通孔を経た
後、前記中空体内に受け入れられ、これにより到達立坑
内に達する。
【0013】本発明にあっては、地盤中に前記貫通孔と
連通可能である凍土すなわち前記シールド掘進機による
掘削の結果前記貫通孔と連通する凍土を設けたことか
ら、周囲地盤中の地下水圧は、前記凍土と前記シールド
掘進機との間の小さい隙間を通してまた前記凍土の長さ
の距離をおいて前記中空体に及ぼされる。このため、前
記中空体が受ける圧力は小さい。このことから、前記中
空体は、該中空体のみでは前記シールド掘進機の推進深
度における地下水圧に耐えることができない強度すなわ
ち薄い厚さ寸法を有するものの使用が可能である。肉厚
の小さい中空体は軽量であり、このため、その取り扱い
が容易であり、前記立坑内への前記中空体の設置を容易
に行うことができる。また、前記中空体内を中詰で満た
すときは、前記中詰が実質的に前記中空体と一体をな
し、前記中空体の肉厚を規定し、前記中空体を補強す
る。
【0014】前記中空体内にシールド掘進機を受け入れ
た後、前記坑壁と前記シールド掘進機との間を密封する
ことにより、前記到達立坑の内部と外部とを遮断するこ
とができ、その後、前記中空体を撤去することができ
る。この遮断は、前記坑壁と前記シールド掘進機との間
の隙間に存在する地下水および土砂を凍土となし、か
つ、前記到達立坑の内部と前記隙間との連通をプレート
で遮断することにより行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、地中に設置さ
れた立坑(到達立坑)10と、立坑10に向けて地中を
推進されるシールド型トンネル掘削機すなわちシールド
掘進機12とが示されている。立坑10には、地中を推
進され地盤を掘削したシールド掘進機12を受け入れる
ための受入部13が設けられている。
【0016】図示の立坑10は地中に沈下されたコンク
リート製、鋼製等のケーソンにより規定され、その側壁
が坑壁16をなす。坑壁16には、シールド掘進機12
のための受入部13の一部を規定する貫通孔14が設け
られている。坑壁16の下方の側部を貫通する貫通孔1
4は、シールド掘進機12の通過を許す大きさ(直径)
を有する。シールド掘進機12は貫通孔14を経て立坑
10内に受け入れられ、これに到達する。
【0017】貫通孔14は、立坑10内において坑壁1
6の一部を切除することにより形成される。貫通孔14
の形成に先立ち、立坑10の外部に、貫通孔14と連通
可能である後記筒状の凍土24を形成する。これによ
り、貫通孔14の形成の際における立坑10内への地下
水および土砂の流入を防止することができる。
【0018】前記貫通孔は、推進中のシールド掘進機1
2がその前面のカッタ20で前記坑壁の一部を切削する
ことにより形成される場合がある。この場合には、前記
坑壁の一部18がカッタ20によって切削できる骨材を
含むコンクリート部材、いわゆるノムスト(NOMST=Novel
Material Shield-cuttable Tunnel-wall System) 部材
で形成される。
【0019】シールド掘進機12の後方にはこれに引き
続いて、シールド掘進機12により掘削されたトンネル
の壁面を覆うトンネル覆工22が配置されている(図2
および図3参照)。
【0020】図示のトンネル覆工22は多数の覆工セグ
メントを円筒状に組み立ててなり、シールド掘進機12
は、そのシールドジャッキ(図示せず)の操作により、
トンネル覆工22に反力を担わせて推進される。前記ト
ンネル覆工は直列に接続された多数の管からなるもので
あってもよい。この場合、前記シールド掘進機は発進立
坑(図示せず)に設置された液圧ジャッキの推進力を前
記管に及ぼすことにより、前記管と共に地中を推進され
る。
【0021】本発明においては、シールド掘進機12が
立坑10に到達するに先立ち、立坑10の外部の周囲地
盤中に凍土24を形成し、また、立坑10内に中空体2
6を設置する。凍土24および中空体26は、シールド
掘進機12のための受入部13の一部をなす。凍土24
の形成および中空体26の設置はいずれを先に行っても
よい。
【0022】凍土24は、貫通孔14の周りに互いに間
隔をおいて配置され坑壁16を経て立坑10の内部から
その外部の周囲地盤中へ水平方向に伸びる複数のパイプ
28に冷媒を送り、該パイプ中を循環させることにより
形成される。各パイプ28への前記冷媒の供給は、地上
に設置された供給設備およびこれに接続された導管(図
示せず)を介して行われる。
【0023】パイプ28に冷媒を循環させると前記周囲
地盤中の地下水が凍結され、これにより、貫通孔14よ
り小径の内壁面と、貫通孔より大径の外壁面とを有する
円筒状の凍土24を形成することができる。坑壁16か
ら突出するパイプ28の長さは、形成すべき凍土24の
長さ寸法を考慮して定められる。
【0024】図示の中空体26は一端開放の筒状部材、
例えば鋼製の1つの開口を有する円筒部材からなる。前
記円筒部材(以下、便宜上、これに符号26を付す。)
は、シールド掘進機12の一部を受入可能である空間を
規定する。より詳細には、円筒部材26はシールド掘進
機12の一部をその軸線方向に挿入可能である内径と長
さ寸法とを有する。
【0025】図2に示すように、円筒部材26は貫通孔
14と同軸に配置されその開放端部(開口部)30にお
いて貫通孔14の周縁部を取り巻き、例えば溶接によ
り、あるいはフランジ継手およびパッキン(図示せず)
を介して、坑壁16に液密に固定されている。これによ
り、円筒部材26は貫通孔14と連通している。円筒部
材26は比較的薄い肉厚を有し、このため、軽重量であ
り、円筒部材26の立坑10内への搬入および設置が容
易である。
【0026】立坑の坑壁16の一部がノムスト部材18
で形成され、シールド掘進機によるノムスト部材18の
一部の切削により前記貫通孔が形成される場合にあって
は、円筒部材26を前記貫通孔の形成予定部分であるノ
ムスト部材18に対して同軸に据え、溶接により、ある
いはフランジ継手およびパッキン(図示せず)を介し
て、坑壁16に液密に取り付ける。円筒部材26は、前
記貫通孔が後に形成されるとき、該貫通孔と連通する。
【0027】円筒部材26の開放端部30の周囲は、貫
通孔14の周縁部を補強するためのコンクリート製、鉄
製等の環状部材32に取り囲まれている。環状部材32
は坑壁16に液密に固定され円筒部材26の開放端部3
0の周面に接している。また、円筒部材26の開放端部
30に相対する閉鎖端部と坑壁16の側面との間には複
数のジャッキ34を含む反力受け部材36が配置されて
いる。
【0028】円筒部材26の内部には、好ましくは、中
詰38を充填する。中詰38は円筒部材26と一体をな
し、これにより円筒部材26の肉厚が実質的に増大さ
れ、円筒部材26が補強されている。円筒部材26は、
このため、大きい耐圧強度を有する。中詰38は、シー
ルド掘進機のカッタ20により切削可能である材料、例
えば、モルタル、補強繊維混入モルタル、土と水との混
合物、補強繊維混入の土と水との混合物等からなる。
【0029】図2に示すように、推進中のシールド掘進
機12は凍土24の内壁面を掘削した後、立坑10の貫
通孔14内に達し、さらに、円筒部材26内をその軸線
方向に進められる。シールド掘進機12の掘削作用によ
り、円筒部材26内の中詰38の一部が除去される。円
筒部材26内におけるシールド掘進機12の推進は、そ
の前端部であるカッタ20が円筒部材26の閉鎖端部の
直前に達するまで行う。
【0030】その結果、シールド掘進機12の一部、図
示の例ではほぼ前半部が円筒部材26内に受け入れられ
る。このとき、円筒部材26は貫通孔14の孔壁面とシ
ールド掘進機12との間に侵入した地下水および土砂に
より圧力を受ける。この圧力の大きさは、立坑10への
シールド掘進機12の到達深度すなわちシールド掘進機
12の受入口である立坑の貫通孔14の深度が大きいほ
ど大きい。しかし、凍土24の存在のために立坑10の
外部から円筒部材26までの間に距離がありまた凍土2
4とシールド掘進機12との間の隙間が狭小であること
から、円筒部材26が受ける地下水圧は、凍土24を設
けない場合と比べて著しく小さい。
【0031】このため、比較的薄肉で軽量の円筒部材2
6であっても、シールド掘進機12による前記凍土また
は中詰の掘削の前後にわたり、外部の高地下水圧によっ
て破壊されることなく、これに耐えることができる。こ
れにより、立坑10へのシールド掘進機12の受入に伴
う立坑10外から該立坑内への地下水および土砂の流
入、すなわち円筒部材26内から立坑10内への前記地
下水および土砂の漏出が防止される。
【0032】前記貫通孔がシールド掘進機12の掘削に
より形成される前記他の例にあっては、シールド掘進機
12は、これが坑壁16の一部18の切除により貫通孔
14を穿った直後、前記したと同様に中詰38の掘削を
開始する。
【0033】その後、坑壁16とシールド掘進機12と
の間の隙間、より詳細には貫通孔14の孔壁面および環
状部材32の内周面とこれらを貫通するシールド掘進機
12のシールド本体との間の隙間を密封する。
【0034】図示の例では、前記隙間にモルタル40を
注入し、その固化を待って密封することができる。これ
により、円筒部材26の内部が外界(立坑10の外部)
から遮断される(図4参照)。
【0035】図示の例では、さらに、立坑10の内部と
前記隙間との連通を遮断するプレート42が設置されて
いる。プレート42は、全体に環状を呈し、L形の横断
面形状を有する。プレート42は、後記切断後の円筒部
材の残部46と、シールド掘進機12のシールド本体と
の間を放射方向へ伸びる一片部と、該シールド本体に接
しその軸線方向へ伸びる他片部とからなる。プレート4
2の前記一片部および他片部はそれぞれ円筒部材の残部
46と前記シールド本体とに溶接されている。
【0036】前記隙間の密封後、環状部材32の開口面
に沿って円筒部材26を輪切り状に切断し、その開放端
部を含む後部46を残してその閉鎖端部を含む前部を撤
去し、さらに、シールド掘進機12のカッタ20を前記
シールド本体から取り外してこれを撤去する(図3およ
び図4)。その結果、前記シールド本体の立坑10の内
部と、前記シールド本体の内部およびこれに連なる覆工
22の内部とが連通する。
【0037】その後、パイプ28を環状部材32の端面
位置で切断して立坑10内から撤去する。環状部材32
および坑壁16内に残されたパイプ28の残部には、モ
ルタルのような充填剤48を充填する。
【0038】充填剤48の充填後、円筒部材24の反力
受け部材36を撤去する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シールド掘進機が到達する前における到達立坑
の縦断面図である。
【図2】シールド掘進機が坑壁の貫通孔を経て中空体の
内部に達したときの到達立坑の縦断面図である。
【図3】中空体の一部の切除、シールド掘進機のカッタ
の除去等後における到達立坑の縦断面図である。
【図4】図2の一部の拡大図である。
【符号の説明】
10 到達立坑 12 シールド掘進機 14 貫通孔 16 坑壁 24 凍土 26 中空体 38 中詰
フロントページの続き (72)発明者 吉田 透信 大阪府大阪市都島区片町2丁目10番5号 株式会社熊谷組大阪支店内 (72)発明者 寺田 倫康 大阪府大阪市都島区片町2丁目10番5号 株式会社熊谷組大阪支店内 (72)発明者 藤川 良男 大阪府大阪市都島区片町2丁目10番5号 株式会社熊谷組大阪支店内 (72)発明者 木戸 義和 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 大石 益平 愛知県豊川市穂ノ原2丁目1番地 熊谷テ クノス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到達立坑内にその坑壁に設けられた貫通
    孔を経て到達するシールド掘進機の前記到達立坑への受
    入方法であって、前記到達立坑内への前記シールド掘進
    機の到達に先立ち、前記到達立坑の周囲地盤の一部を凍
    結させることにより前記貫通孔と連通可能である筒状の
    凍土を形成し、また、前記到達立坑内に1つの開口を有
    する中空体を前記貫通孔と連通するように設置するこ
    と、前記シールド掘進機を推進させて前記凍土の内壁面
    を掘削し、前記貫通孔を通して前記中空体内に推進する
    ことを含む、受入方法。
  2. 【請求項2】 到達立坑内に、その坑壁の一部を掘削
    し、掘削により穿たれた貫通孔を経て到達するシールド
    掘進機の前記到達立坑への受入方法であって、前記到達
    立坑内への前記シールド掘進機の到達に先立ち、前記到
    達立坑の周囲地盤の一部を凍結させることにより、前記
    貫通孔が形成されたときに該貫通孔と連通可能である筒
    状の凍土を形成し、また、前記到達立坑内に1つの開口
    を有する中空体を前記貫通孔と連通するように設置する
    こと、前記シールド掘進機を推進させて前記凍土の内壁
    面および前記坑壁の一部を順次に掘削し、前記シールド
    掘進機を前記中空体内に推進することを含む、受入方
    法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記坑壁と前記シールド掘進機
    との間を密封すること、その後、前記中空体を撤去する
    ことを含む、請求項1または2に記載の受入方法。
  4. 【請求項4】 前記凍土の内壁面を掘削するに先立ち、
    前記中空体の内部に中詰を充填する、請求項1または2
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 到達立坑におけるシールド掘進機の受入
    部の構造であって、前記シールド掘進機の通過を許す貫
    通孔が設けられた前記到達立坑の坑壁と、前記到達立坑
    の周囲地盤の一部を凍結させることにより形成され前記
    貫通孔と連通可能である筒状の凍土と、前記到達立坑内
    に設置され前記貫通孔と連通する1つの開口を有する中
    空体とを含む、到達立坑の受入部の構造。
  6. 【請求項6】 到達立坑におけるシールド掘進機の受入
    部の構造であって、前記シールド掘進機による掘削によ
    り貫通孔が穿たれる前記到達立坑の坑壁と、前記到達立
    坑の周囲地盤の一部を凍結させることにより形成され
    た、前記貫通孔が穿たれたときに該貫通孔と連通可能で
    ある筒状の凍土と、前記到達立坑内に設置された、前記
    貫通孔が穿たれたときに該貫通孔と連通可能である1つ
    の開口を有する中空体とを含む、到達立坑の受入部の構
    造。
  7. 【請求項7】さらに、前記中空体の内部に充填された中
    詰を含む、請求項5または6に記載の構造。
JP24753897A 1997-08-29 1997-08-29 到達立坑へのシールド掘進機の受入方法および到達立坑におけるシールド掘進機の受入部の構造 Withdrawn JPH1171986A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100436879B1 (ko) * 2002-07-16 2004-06-23 건양씨앤이 주식회사 간이 동결 강관추진공법 및 그 장치
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