JPH1170475A - 回転研磨具 - Google Patents

回転研磨具

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JPH1170475A
JPH1170475A JP3118697A JP3118697A JPH1170475A JP H1170475 A JPH1170475 A JP H1170475A JP 3118697 A JP3118697 A JP 3118697A JP 3118697 A JP3118697 A JP 3118697A JP H1170475 A JPH1170475 A JP H1170475A
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polishing
rotary
polishing member
central
holding member
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JP3118697A
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English (en)
Inventor
Isamu Yanase
勇 柳瀬
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Yanase KK
Original Assignee
Yanase KK
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Publication date
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転研磨具の研磨部材が磨耗した際に廃棄する
部材を減らし、容易に新しい研磨部材と交換でき、種々
の形態の回転軸に取り付けられ、種々の研磨部材を使用
できること。 【解決手段】回転研磨具50は、別体に形成された中央部
材5 と研磨部材6 とから成る。これら両者は中央部材5
の溝部5fと研磨部材6 の突条部6dによって回転係合さ
れ、着脱自在である。中央部材5 は、固定ネジ73によっ
てグラインダー70の回転軸71に固定される。これによっ
て中央部材5 を回転軸71に固定したまま研磨部材6 を取
り外すことができ、磨耗した研磨部材6 のみを廃棄し
て、新しい研磨部材6 と簡単に交換することができ、中
央部材5 は、そのまま再利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、各種駆動機構を
有するグラインダー等の回転駆動機の回転軸に取り付
け、固定して使用する回転研磨具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の回転研磨具の中央断面
説明図であって、その(A)が使用前のものを図示し、
その(B)は、研磨部材が磨耗した使用後の状態のもの
を図示している。この従来の回転研磨具は、合成樹脂や
金属で形成された円盤状の基板100の表面101に、
研磨部材200が接着剤によって貼り付けられたもので
ある。図示したものは、研磨部材200が、複数の略矩
形形状のサンドペーパー片201…201を放射状にそ
の一部を重ね合わせて形成されたものである。この回転
研磨具は、基板の中央に形成された回転軸取付孔102
に、例えば、先端に雄ネジ部が形成されたグラインダー
の回転軸(図示省略)を図中下方から上方に挿通させ、
この回転軸の雄ネジ部に、締付工具を使用してナット等
を締着し、グラインダーの回転軸に固定することができ
るものである。そして、図15(B)に示すように、研
磨部材200が磨耗した際は、基板100と共に回転研
磨具の全体が破棄されるものであった。更に、図示はし
ていないが、基板と研磨部材とが面ファスナーによって
着脱自在に固定されたものも存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような合成樹脂
や金属で形成された基板100に研磨部材200が接着
されたものにあっては、上記の通り、研磨部材200が
磨耗して使用不可能となった際には、その研磨具全体が
そのまま破棄されることになる。しかし、このように基
板と共に研磨具の全体を破棄してしまうのでは、環境へ
の多大な悪影響が懸念される。又、省資源という観点か
らも決して好ましいものではない。更に、当業者にあっ
ては、材料コストも無視できるものではない。
【0004】また、回転研磨具の交換に際しては、工具
を使用してナットを緩めて外すことによって、使用済の
研磨具をグラインダーの回転軸から取り外し、その後新
しい研磨具をグラインダーの回転軸に取り付け、再度工
具を利用してナットを締め付けて、固定せねばならず、
非常に手間が掛かり、作業性、作業効率が非常に悪かっ
た。他方、面ファスナーによって着脱自在に固定された
ものにあっては、研磨部材と基板との取付強度或いは固
定強度が弱いという大きな問題があった。そこで、本願
発明においては、上記問題等の解決を目的とし、以下の
事項を課題とする。
【0005】まず、研磨部材が磨耗して使用不能となっ
た際に、回転研磨具の廃棄部分を極めて少ないものとす
ること。これによって産業廃棄物を減少させ、環境に対
する悪影響を無くし、省エネに寄与することができ、し
かも製造コストの低減化にもつながる。回転研磨具が磨
耗して、次の新しいものと交換する際に、極めて簡単に
ワンタッチで交換できること。これによって、研磨具の
交換が簡単に、短時間で行うことができ、作業性或いは
作業効率が向上する。ワンタッチで研磨具を交換できる
にも係わらず、研磨具の取り付け強度が損なわれないこ
と。従来の面ファスナーによる着脱では、その取り付け
強度に問題があり、その強度を保持するために螺子等の
固定手段が付加されていた。更に、取り付けられた研磨
具が簡単に外れないような手段を講ずること、電動式、
エアー駆動式等のあらゆるタイプの回転駆動機の回転軸
に取り付けられうること、また、あらゆる種類の研磨部
材、例えば、砥石、砥石と樹脂との一体成形物、サンド
ペーパー片、羽布、ゴム等の研磨部材を利用して回転研
磨具を製造できることも本願発明の課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の第1のものは、円盤状の基板1の表面
に、サンドペーパーや砥石等の研磨部材2が設けられた
ものから成り、基板1の中心に電動又はエアー駆動等の
回転駆動機の回転軸に接続される接続部12eを有する
回転研磨具において、基板1は、研磨部材2が設けられ
る研磨部材保持部材11と、上記接続部12eを有する
中央部材12とが、互いに別体に形成されたものからな
り、研磨部材保持部材11と中央部材12は、螺合その
他の係合手段により、分離可能に固定されたものであ
る。
【0007】このように基板が、別体に形成された研磨
部材保持部材11と中央部材12とから成るため、研磨
部材が磨耗して、使用不能と成った場合には、研磨部材
2と研磨部材保持部材11のみを廃棄すればよく、中央
部材12はそのまま再利用することができ、環境保護、
省エネ及び製造コストの低減化に寄与できる。また、研
磨部材保持部材及び中央部材とが、螺合その他の係合手
段によって分離可能に固定できるので、両者の係合、離
脱が容易となる。
【0008】本願発明の第2のものは、上記第1の発明
において、研磨部材保持部材11が、その中央に貫通孔
からなる中空部分11aを有し、その中空部分11aの
内縁部又はその近傍に回転係合部11dが形成され、こ
の回転係合部11dと係合する回転係合部12dを中央
部材12に設け、これらの係合手段において、研磨部材
保持部材11の回転係合部11dを、回転駆動機の回転
軸の回転方向と逆方向に回転して、中央部材12の回転
係合部12dに係合することができ、これを逆回転する
ことによって両者の係合が解除され、これによって回転
駆動機の回転軸が回転することによって両回転係合部1
1d、12dの係合が相互に締め付けられる状態とな
り、中央部材12の接続部12eが回転軸取付孔からな
り、この接続部12eに回転駆動機の回転軸を挿通させ
て、ナット又はボルト等の固定手段によって中央部材1
2を回転駆動機の回転軸に固定することができ、上記固
定手段の外径が、前記研磨部材保持部材11の中空部分
11aの内径よりも小さく形成され、これによって中央
部材12が回転軸に固定されたままの状態で、研磨部材
保持部材11を分離できるものである。
【0009】このように、中央部材の回転軸への接続部
が単に回転軸取付孔から形成されているため、各種のタ
イプの回転軸に取り付けることが可能となる。研磨部材
保持部材と中央部材の係合手段においては、回転駆動機
の回転軸の回転によって、両者の回転係合部の係合が締
め付けられる方向に負荷されるため、両者の係合が研磨
中離脱してしまうことがない。回転軸に中央部材を固定
する固定手段の外径が、研磨部材保持部材の中空部分の
内径よりも小さいため、中央部材を回転軸に固定したま
まの状態で、研磨部材保持部材及び研磨部材のみを取り
外すことができる。
【0010】本願発明の第3のものは、上記第1又は第
2の発明において、研磨部材2と研磨部材保持部材11
とが、砥石と樹脂によって一体的に且つ同一素材から成
形された硬質のものである。このタイプの研磨具におい
ては、研磨部材と研磨部材保持部材とが同一の素材から
成る硬質の一体のものとして形成されているため、研磨
部材保持部材を不要のものとすることができる。
【0011】本願発明の第4のものは、上記第1乃至第
3の発明において、研磨部材保持部材11と中央部材1
2との係合手段において、両者の係合の解除を阻止する
出没自在のストッパー部材35を中央部材12の適宜位
置に設けたものである。このストッパー部材により、研
磨部材保持部材が不用意に中央部材から脱落してしまう
ことを防止することが出来る。
【0012】本願発明の第5のものにおいては、上記第
1の発明において、研磨部材2は、適宜数のサンドペー
パー片21にて形成されたものであり、研磨部材保持部
材11は、その中央に貫通孔からなる中空部分11aを
備えた円盤であり、その表面11bに上記サンドペーパ
ー片21が固定され且つ中空部分11aの内周面に回転
係合部11dが形成され、中央部材12は、円盤本体1
2aと、この円盤本体12aの表面に設けられ且つ外周
面に回転係合部12dが形成された係合用短筒部12b
と、円盤本体12aの側縁より側方に延設された鍔状部
12cとから成り、円盤本体12aには、その中央に回
転駆動機の回転軸の接続部12eとなる回転軸取付孔が
形成されており、研磨部材保持部材11の回転係合部1
1dを、回転軸の回転方向と反対方向に回転させて、中
央部材12の回転係合部12dに係合でき、これを逆回
転させることによって、その係合が解除され、中央部材
12の接続部12eに回転駆動機の回転軸を挿通させ
て、ナット又はボルト等の固定手段によって中央部材1
2を回転駆動機の回転軸に固定することができ、上記固
定手段の外径が、前記研磨部材保持部材11の中空部分
11aの内径よりも小さく形成され、これによって中央
部材12が回転軸に固定されたままの状態で、研磨部材
保持部材11を分離でき、研磨部材保持部材11と中央
部材12との係合時、中央部材12の鍔状部12cの表
面12fが、研磨部材保持部材11の裏面11cに当接
するものである。
【0013】この発明は、上記の第2の発明と同様の作
用を有するが、研磨部材がサンドペーパー片からなるた
め、研磨部材が柔軟性を有しており、これの補強をする
ために、中央部材に鍔状部を設け、研磨部材保持部材の
裏面をバックアップすることができるものである。これ
により、研磨部材保持部材の研磨部材を保持する部分の
厚みを極めて薄く形成することが可能となり、使用後廃
棄する研磨部材保持部材の分量を少なくすることができ
る。
【0014】本願発明の第6のものにおいては、少なく
ともその表面にサンドペーパーや砥石等の研磨部材4が
設けられた円盤の中心に、回転駆動機の回転軸へ接続さ
れる接続部を有する回転研磨具において、接続部3eを
有する中央部材3が研磨部材4と別体に形成され、中央
部材3と研磨部材4とが、螺合その他の係合手段によ
り、分離可能に固定されたものである。この発明におけ
る回転研磨具は、研磨部材保持部材を全く使用しておら
ず、言わば中央部材が研磨部材保持部材の機能を兼ねる
ものであって、基本的に中央部材と研磨部材との2つの
部材とから構成されているものであり、更に研磨部材と
しても硬質或いは柔軟な各種タイプのものを使用できる
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面と共に本願発明の
実施の形態について説明する。図1乃至図14が本願発
明の各種実施形態を図示している。図1乃至図3は、回
転駆動機であるグラインダーの回転軸の部分と、本願発
明に係る回転研磨具の第1の実施形態を図示しており、
図1がその分解斜視図、図2がその分解中央縦断面図、
図3がグラインダーの回転軸に回転研磨具が固定された
状態の中央縦断面図である。
【0016】先ず、ここに図示されたグラインダー70
は、電動式のものであって、その回転軸71の先端に
は、雄ネジ部72が形成されているものである。他方、
回転研磨具50は、別体に形成された、中央部材5と研
磨部材6との2つの部材のみから成り、中央部材5は、
硬質の合成樹脂製であり、研磨部材6は、合成樹脂に砥
石粉や砥石粒を混入させ、プレス成形して焼き固めたも
のからなる成る一体成形物である。従って、この第1の
実施形態においては、後に説明するような研磨部材6を
裏面から支持する研磨部材保持部材を備えていないので
ある。73は、回転軸71の雄ネジ部72と螺合する固
定ネジを示し、74は、パッキンを示している。
【0017】回転研磨具50を構成する中央部材5は、
回転軸への接続部としての回転軸取付孔5eを中央に有
する円盤本体5aの図中上方に係合用短筒部5bが形成
されたものから成り、この係合用短筒部5bの上端外周
部には、1/4周長さの回転係合部としての延設部5d
を2箇所に点対称の位置に形成し、この延設部5dの下
部に長条の溝部5fが形成されることになる。もう一方
の回転研磨具50を構成する研磨部材6は、中央部に円
形貫通孔からなる中空部分6aが形成された円盤形状を
有するものからなり、その中空部分6aの下端内周面に
は、1/4周長さの回転係合部としての突条部6dを2
箇所に点対称の位置に形成する。これによって、中央部
材5と研磨部材6は、夫々に形成された溝部5fと突条
部6dとを相互に回転係合させて合体することができ
る。
【0018】より詳しくは、中央部材5に形成されてい
る溝部5fの一方の端部には、溝部5fの終端となる仕
切り部5gが形成され、溝部5fの他方の端部は、開口
された導入部5hとなっている。この溝部5fが設けら
れている係合用短筒部5bに研磨部材6の中空部分6a
を嵌合させ、それぞれの突条部6dの一方端を中央部材
5の溝部5fの導入口5hから徐々に回転させつつ係合
させ、溝部5fの終端の仕切り部5gに当接するまで嵌
め込んでゆくのである。
【0019】この嵌め込みの回転係合方向Rは、グライ
ンダー70の回転軸71の回転方向Sと反対にしてい
る。これによって、回転軸71が回転方向Sの方向に回
転して研磨作業が行われると、研磨部材6は、中央部材
5に対して締め付けられる方向に負荷が掛かることとな
り、研磨部材6が研磨作業中に外れてしまう恐れが全く
なくなるのである。ここで、中央部材5に形成された溝
部5f内の適宜位置に突出部を形成し、この突出部に対
応する研磨部材6の突条部6dの位置に凹所を設けて、
これら突出部と凹所の適合によって、両者の係合の補助
的な固定手段とすることもできる。また、溝部5fの仕
切り部5g側の幅を導入口5h側の幅よりも狭くしてお
き、突条部6dと溝部5fとの係合を緊密にすることも
できる。
【0020】グラインダー70の回転軸71にこの回転
研磨具50を固定する場合には、中央部材5と研磨部材
6とを予じめ係合合体させておき、中央部材5の回転軸
取付孔5eをパッキン74を介して回転軸71に嵌挿さ
せ、その後固定ネジ73を回転軸71の雄ネジ部72に
螺合し、工具等を使用して締め付け固定することができ
る。或いは、先に中央部材5のみをパッキン74を介し
て回転軸71に取り付け、固定ネジ73によって締め付
けて固定し、その後、研磨部材6を上記係合手順によっ
て中央部材5に取り付けることもできる。
【0021】この回転研磨具50を使用して研磨を行
い、研磨部材6が磨耗して使用不能となった場合には、
固定ネジ73を緩めて、取り外す必要が全くなく、研磨
部材6のみを係合回転方向Rと逆の方向に回転するだけ
で、この研磨部材6を中央部材5から簡単に取り外すこ
とができるのである。従って、一度この中央部材5を回
転軸71に取り付けておくだけで、その後は、全く固定
ネジの取り外しと固定作業を行う必要がなく、簡単にワ
ンタッチで新しい研磨部材6に交換することが可能とな
るのである。
【0022】固定ネジ73は、円盤状のものからなり、
中央に回転軸71と螺合するネジ孔75が形成され、そ
の周辺に4個の穴部76が穿設されたものである。この
固定ネジ73を締着したり、緩めたりする際には、帯板
状のものの先端に2つの突起が設けられた工具を使用す
るが、この工具の2つの突起を前記穴部76に嵌合させ
て、この固定ネジ73を回転させることができる。この
工具を使用せずに、予じめ研磨部材6の裏面(図中では
下面)に突起部9、9を2個設けておき、この研磨部材
6を使用して固定ネジ73を緩めたり、締め付けたりす
ることも可能となる。
【0023】即ち、この回転研磨具50をグラインダー
70の回転軸71に固定するに当たり、まず中央部材5
をパッキン74を介して回転軸71に取り付け、固定ネ
ジ73を回転軸71に手で螺合して行き、その後研磨部
材6の裏面に形成された突起9、9を固定ネジ73の穴
部76に嵌合させて、回転させることによって固定ネジ
73を締め付けて、中央部材5を回転軸71に完全に固
定させることが出来る。中央部材5が回転軸71に固定
された後、研磨部材6を中央部材5に前記手順によって
取り付ければ、何ら工具を使用することなく、本願発明
に係る回転研磨具50がグラインダー70の回転軸71
に取り付けられ、固定されるのである(図3)。尚、固
定ネジ73としては、通常のナットでもよく、スパナ等
の工具によって締め付け、固定することもできる。
【0024】図4及び図5は、本願発明の第2の実施形
態を図示しており、図4がその分解中央縦断面図、図5
(A)が回転駆動機の回転軸に回転研磨具が固定された
状態の要部中央縦断面図、図5(B)が同図(A)のT
−T断面図である。この実施形態においては、グライン
ダー80の回転軸81の形態が前記第1の実施形態と相
違しており、この回転軸81にはその軸芯部に雌ネジ部
82が形成されたものである。従って、この雌ネジ部8
2と結合する固定手段の形態も相違することとなる。
【0025】即ち、固定手段は、固定ネジ83と固定部
材84とから成る。固定ネジ83は、平面視円形の頭部
83aに、締め付け用の穴部83bが形成され、頭部8
3aの下面から雄ネジ部83cが延設されたものであ
る。固定部材84は、その軸芯部に固定ネジ83を挿通
させるための貫通孔84aを有する平面視円形の頭部8
4bと、頭部84bの下面から下方に延設する2本の脚
部84cとからなり、貫通孔84aの頭部84bのやや
下側に仕切り部84dが形成されている。この仕切り部
84dの上面を前記固定ネジ83の頭部83aが締め付
けることになるのである。
【0026】回転研磨具51を構成する中央部材5は、
前記第1の実施形態とほぼ同一である。またこの回転研
磨具51を構成する研磨部材8も、前記第1の実施形態
とその全体の外形形状をほぼ同一にするものであるが、
この研磨部材8においては、研磨部材8を支持する合成
樹脂製の研磨部材保持部材28が設けられている。つま
り、この第2の実施形態においては、研磨部材8が一体
成形物でなく、その中央部に研磨部材保持部材28が位
置し、その外周上面にドーナツ円盤形状の研磨部材8が
接着されているものである。研磨部材8の材質は、前記
第1の実施形態と同一である。グラインダー80の回転
軸81の外周は、平面視円形をしているが、その上端部
分でその対向する外周部位が切り欠かれた切欠部81b
が形成されており、この切欠部81bに上記固定部材8
4の2本の脚部84cが適合することになる(図5
(B)参照)。
【0027】この第2の実施形態に係る回転研磨具51
を回転軸81に固定するには、上記第1の実施形態と同
様に、研磨部材8を中央部材5に取り付けておき(或い
は、研磨部材8は、中央部材5が回転軸81に取り付
け、固定された後に、中央部材5に取り付けることもで
きる。)、中央部材5の中央部に穿設された平面視円形
の回転軸取付孔5eに固定部材84の脚部84cを挿通
させ、且つ脚部84cを回転軸81の切欠部81bに適
合させる。この際、パッキン86、87を適宜配置して
おく。その後、固定部材84の貫通孔84a内に固定ネ
ジ83を挿通させ、回転軸81の雌ネジ部82に螺合す
る。これにより固定部材84の頭部84bが中央部材5
を締め付け、固定でき、回転研磨具51がグラインダー
80の回転軸81に固定されるのである。図5(B)に
より、回転軸81と固定部材84の脚部84cとの適合
関係を見て取ることができる。
【0028】回転研磨具51が固定された後は、研磨部
材8が磨耗して使用不可となった場合、上記実施形態と
同様に、この研磨部材8のみを(接着された研磨部材保
持部材と共に)新しいものと簡単に交換する事ができ
る。これも、固定部材84の頭部84bの外径が、研磨
部材保持部材28の内径よりも小さいからである。この
実施形態においては、回転研磨具51を固定する手段と
して、固定ネジ83と固定手段84とを使用している
が、当然のこととして、これら両者を使用せずに、頭部
の外径の大きい(前記固定部材84の頭部84bの外径
と同等の)ボルトによって代用することも出来る。しか
し、この実施形態においては、固定ネジ83の締着に加
えて、固定部材84に設けられた脚部84cによって、
回転軸81の回転駆動をより有効且つ確実に伝達するこ
とが可能となる。以上、第1及び第2の実施形態に示し
た通り、本願発明に係る回転研磨具は、雄ネジ部又は雌
ネジ部が設けられた何れのタイプの回転軸にも固定する
ことが可能となるのである。
【0029】図6は、上記第1及び第2の実施形態にお
いて使用された中央部材5を示しており、その(A)が
その拡大斜視図、その(B)が同図(A)のV−V断面
図である。これらの図から解る通り、溝部5fの導入部
5hの近傍にピン35を設けている。このピン35がス
トッパー部材である。このピン35は、両端部に径大頭
部36、36が設けられたもので、円盤本体5aに穿設
された穴部5iよりも長い長さの軸部を有し、その穴部
に遊嵌されている。従って、ピン35は、重力の影響に
より、その両端部の径大頭部36が出たり、引っ込んだ
りする。つまり、図示の状態においては、係合用短筒部
5bが上方を向いているため、ピン35の径大頭部36
は引っ込んだままとなっており、回転研磨具の使用状態
のときには、係合用短筒部5bが下向きとなるため、ピ
ン35は、下方に突出した状態となる。
【0030】このピン35によって、中央部材5の係合
用短筒部5bを上方に向けて、研磨部材を回転係合する
際には、ピン35が引っ込んでいるため係合の邪魔にな
らず、他方使用状態のときには、ピン35が下方に突出
して、中央部材5に係合した研磨部材が外れてしまうこ
とを防止できるストッパーの役割を果たすことができ
る。このピン35は、上記のような両端部に径大頭部が
設けられたものでなく、ネジによって代用させることも
できる。この場合には、中央部材5に設けられる穴部は
ネジ穴に形成しなければならない。また、中央部材5に
研磨部材を係合した後に、ネジの頭部をドライバーによ
って緩める方向に回転させて、ネジ頭部を中央部材5の
円盤本体5aから突出させてストッパーとすることがで
きる。
【0031】このようなストッパーを設けた理由は以下
の通りである。即ち、研磨作業を停止して、回転駆動機
の電源を切ったときに、回転軸は急に停止することな
く、徐々に回転数が減少してその後停止する訳である
が、作業者がその停止を待ちきれずに、他の部材に研磨
部材を接触させて研磨部材の回転を急停止させたりする
ことが現場ではよく行われる。この場合に、ストッパー
等が設けられていないと、研磨部材と中央部材との係合
が解除される方向に負荷が掛かるため、研磨部材が中央
部材から外れてしまうことがある。それ故、このような
場合に、研磨部材の中央部材からの離脱を避けるため
に、本願発明では、中央部材5にストッパーとしてのピ
ン35を設けたのである。
【0032】図7及び図8は、中央部材と研磨部材を図
示する説明図であり、中央部材と研磨部材との回転係合
に関する他の実施の形態を図示している。図7(A)が
研磨部材31の下面説明図であり、同図(B)が中央部
材32の下面説明図を示している。中央部材32には、
その中央に円形の回転軸取付孔32eが穿設され、その
回転軸取付孔32eの内周縁から下方に(図中紙面手前
側に)係合用短筒部32bが形成され、その係合用短筒
部32bの下端縁から水平方向に正三角形の延設部32
dが形成されている。この延設部32dが回転係合部と
なる。
【0033】研磨部材31の側には、その下面に円形の
凹所31dが形成され、その凹所31dの中央に、上記
中央部材32の正三角形の延設部32dと適合する正三
角形の孔部からなる中空部分31aが穿設されている。
以上の構成によって、図示した状態のままで、研磨部材
31を中央部材32の上に重ね合わせて、研磨部材31
の中空部分31aを中央部材32の延設部32dに嵌め
込み、研磨部材31を水平方向に回転する。これによっ
て研磨部材31の凹所31dが、中央部材32の延設部
32dと係合することとなる。この実施形態において
も、研磨部材31の凹所31dの適宜箇所と、それに対
応する中央部材32の延設部32dの位置に、それぞれ
突出部と凹部を形成して、補助的な固定手段とすること
もできる。
【0034】図8においても同様に、同図(A)が研磨
部材を33の下面説明図であり、同図(B)が中央部材
34の下面説明図を、同図(C)が同図(B)のU−U
断面図を示している。中央部材34には、その中央に円
形の回転軸取付孔34eが穿設され、中央部材34の中
心から等距離の下面の4つの位置に、それぞれ等間隔
に、下面から下方に(図中紙面手前側に)係合用突起部
34bを形成し、その係合用突起部34bの端部を根本
部の外径より大きい外径を有する径大端部34dに形成
している。この係合用突起部34dと径大端部34dが
回転係合部となる。
【0035】研磨部材33の側には、その下面に円形の
凹所33dが形成され、その凹所33dの中央には、円
形の貫通孔からなる中空部分33aが穿設されている。
この凹所33dの4箇所に、前記係合用突起部34bと
対応する位置に長条の係合用穴部33fが形成されてい
る。この係合用穴部33fの係合用導入口33hの内径
をほぼ中央部材34の係合用突起部34bの径大端部3
4dの外径よりも少し大きく形成し、その他の部分の幅
を径大端部34dの外径より小さく形成している。この
係合用穴部33fがもう一方の回転係合部となる。これ
によって研磨部材33の係合用穴部33fを中央部材3
4の係合用突起部34dに回転係合させることができ
る。係合用突起部34bと係合用穴部33fの数や形状
等は適宜設計変更することができる。
【0036】以下、更に本願発明に係る他の回転研磨具
の実施の形態について説明する。図9及び図10が、本
願発明に係る回転研磨具の第3の実施形態を示してお
り、図9は、係合前の研磨部材保持部材11と中央部材
12の略中央縦断面図を示し、図10は、接着前の研磨
部保持部材11と研磨部材2、並びに中央部材12の分
解斜視図を示している。基板1は、樹脂で形成された円
盤である。このような素材にて形成することにより、基
板1は、変形が生じにくく、回転研磨を行うに充分な強
度を備える。そして、この基板1は、別体に形成された
研磨部材保持部材11と中央部材12とによって構成さ
れている。
【0037】研磨部材保持部材11は、円形貫通孔から
成る中空部分11aを備えた円盤形状を有する。この研
磨部材保持部材11の表面11bに、研磨部材2が接着
剤22によって接着されている。そして、研磨部材保持
部材11の中空部分11aの内周面には、回転係合部と
しての雌ネジ部11dが形成されている。
【0038】研磨部材2は、多数のサンドペーパー片2
1…21にて形成されている。サンドペーパー片21…
21の夫々は、略矩形状或いは略扇状の小片である。こ
こでいうサンドペーパーとは、紙の表面に研磨粉を貼着
したものは勿論、布の表面に研磨粉を貼着したものも含
む。個々のサンドペーパー片21は、隣接する一方のサ
ンドペーパー片21にもたれ掛かった状態、即ち研磨部
材保持部材11の表面に対して傾斜した状態に配列さ
れ、研磨部材保持部材11に接着されている。より詳し
くは、接着剤22が塗布された研磨部材保持部材11の
表面11bにサンドペーパー片21を互いに一部重ねら
れた状態にして環状に配設して接着する。そして、サン
ドペーパー片21を押圧し、接着剤22を乾燥させる。
【0039】中央部材12は、円盤本体12aと、この
円盤本体12aの表面に設けられた係合用短筒部12b
と、側縁より側方に延設された鍔状部12cとを備え
る。円盤本体12aは、研磨部材保持部材11の外径よ
りも小さく且つ研磨部材保持部材11の中空部11aの
内径よりも大きな外径を有する円盤である。この円盤本
体12aの中心には、回転駆動機の回転軸と接続する接
続部としての回転軸取付孔12eが形成されている。こ
の回転軸取付孔12eは、円盤本体12aの表裏に貫通
する円形の孔であり、回転駆動機の回転軸(図示省略)
の外径とほぼ同じ大きさの内径を有するものである。そ
して、円盤本体12aは、この回転軸取付孔12eが上
記回転軸に嵌合され、前記第1及び第2に実施形態で示
したような固定手段によってこの回転軸に取り付けられ
て、回転軸に固定されうる。
【0040】係合用短筒部12bは、円盤本体12aと
同心の略筒状体であり、外周面に研磨部材保持部材11
の中空部11aの雌ネジ部11dに螺合する雄ネジ部1
2dが回転係合部として形成されている。鍔状部12c
は、研磨部材保持部材11と同じかこれより小さな外径
を有するものである。
【0041】このように形成された中央部材12は、係
合用短筒部12bの雄ネジ部12dを研磨部材保持部材
11の中空部11aの雌ネジ部11dに螺合することに
より、係合用短筒部12bを研磨部材保持部材11の中
空部11aに着脱自在に係合することができる。即ち、
このような螺合によって、研磨部材保持部材11と中央
部材12とを合体し、基板1を形成することができる。
そして、中央部材12は、常時回転駆動機の回転軸に固
定された状態のままで、上記研磨部材保持部材11の着
脱をすることができ、研磨部材2が磨耗して使用不可と
なった際に、新しい研磨部材2が接着された研磨部材保
持部材11と簡単に交換することができる。研磨部材保
持部材11の中空部11aの内周面の雌ネジ部11d
は、通常の研磨に使用される場合は、係合用短筒部12
bの挿入方向A(図10の上下方向)の幅を約4mmと
することが望ましい。但しのこのような値は、必要に応
じて変更可能である。
【0042】研磨部材保持部材11は、回転駆動機の回
転軸の回転によって緩んで中央部材12から脱落すると
いうことがないように、例えば回転軸が右回りであれ
ば、雄ネジ部12dには、右ネジが切られているのであ
る。即ち、研磨部材保持部材11を中央部材12に係合
するための回転方向は、回転軸の回転方向と反対方向に
しておくのである。中央部材12と研磨部材保持部材1
1が係合された状態において、中央部材12の鍔状部1
2cは、その表面12fが、研磨部材保持部材11の裏
面11cに当接する。これにより係合用短筒部12bが
研磨部材保持部材11の中空部11a内に入り過ぎるこ
とがない。
【0043】更に、このように鍔状部12cの表面12
fが、研磨部材保持部材11の裏面11cに当接するこ
とにより、研磨作業中、研磨部材2から後方にかかる力
を押し返し、研磨部材2の形状を維持することができ
る。それ故、このような鍔状部12cの存在によって、
磨耗した研磨部材2と共に破棄される研磨部材保持部材
11の厚みを薄く形成することができる。又、中央部材
12の鍔状部12cの表面12fと、研磨部材保持部材
11の裏面11cの、何れか一方或いは双方に、適宜凹
凸を形成することによって、両者の間の摩擦抵抗を大き
くし、両者の係合をより強固なものとすることもでき
る。
【0044】図11は、本願発明に係る更に他の実施形
態を図示しており、図11(A)が第4の実施形態の中
央縦断面図、図11(B)が第5の実施形態の中央縦断
面図を図示している。図11(A)に示す第4の実施形
態は、図9に示す第3の実施形態と同様、別体に形成さ
れた研磨部材保持部材13と中央部材14からなる基板
10と、この研磨部材保持部材13に接着された研磨部
材2とから形成された回転研磨具である。この実施形態
においては、研磨部材保持部材13の中空部分13aの
部分が、前記第3の実施形態のものと少し異なってい
る。つまり、この中空部分13aは、研磨部材保持部材
13の裏面13cよりも更に下方に延長された下方突出
部13eを有している。この中空部分13aの内周面に
は回転係合部としての雌ネジ部13dが形成されてい
る。
【0045】他方、中央部材14は、図9に示す第3の
実施形態と同様、円盤本体14aと、係合用短筒部14
bと、鍔状部14cと、回転軸取付孔14eを備え、係
合用短筒部14b外周面に回転係合部としての雄ネジ部
14dが設けられ、更に図9のものと異なり係合用短筒
部14bの基部外周に鍔状部14cの表面14fより下
方に後退した凹溝14gを備えている。そして、上記雌
ネジ部13dとこの雄ネジ部14dとが螺合する。この
とき、下方突出部13eは、凹溝14g内に収容され
る。
【0046】図11(B)に示す第5の実施形態は、図
9に示す第3の実施形態と同様、別体に形成された研磨
部材保持部材16と中央部材17からなる基板15と、
この研磨部材保持部材16に接着された研磨部材2とか
ら形成された回転研磨具である。この実施形態に係る研
磨部材保持部材16においては、円形の貫通孔から成る
中央部分16aを構成する筒状の下方突出部16eが更
に下方に延長されているものであって、上記第4の実施
形態と異なり、この下方突出部16eの外周面の側に回
転係合部としての雄ネジ部16dが形成されているもの
である。
【0047】中央部材17は、円盤本体17aと鍔状部
17cとからなり、円盤本体17aの中央部に回転軸取
付孔17eを備え、円盤本体17aの中央上面側には円
筒形状の凹所が設けられ、この凹所の内周面に回転係合
部としての雌ネジ部17dが形成されている。この凹所
が係合用短筒部に該当し、この凹所に形成された雌ネジ
部17bが、前記研磨部材保持部材16の下方突出部1
6eに形成された雄ネジ部16dと螺合し、両者が係合
されうる。
【0048】図12は、本願発明の更に他の第6の実施
形態を示す中央縦断面図である。この実施形態において
は、研磨部材4が、既述の各実施形態と異なり、サンド
ペーパー片にて構成されたものではなく、樹脂にて研磨
材を固めて成形したものである。このように形成された
研磨部材4は、前記第3乃至第5の実施形態と異なり充
分な剛性(自立性)を有するため、既述したような研磨
部材保持部材11の表面に固着して強度を確保させる必
要がない。従って、この実施形態では基板1は研磨部材
保持部材を有しておらず、中央部材3のみから成る。
【0049】詳述すると、研磨部材4は、その中央に円
形の貫通孔からなる中空部分4aを備えた円盤形状のも
のからなり、この中空部分4aの内周面に回転係合部と
しての雌ネジ部4dが形成された円筒状部4bが設けら
れている。この円筒状部4bは、研磨部材4と一体的に
形成されている。基板は、中央部材3のみから成り、中
央部材3は、円盤本体3aと、この円盤本体3aの表面
側に設けられた係合用短筒部3bと、側縁より側方に延
設された鍔状部3cとから成る。この係合用短筒部3b
は、円筒形状を有し、その外周面に回転係合部としての
雄ネジ部3dが形成されたものである。
【0050】中央部材3と研磨部材4との係合は、中央
部材3の係合用短筒部3bの雄ネジ部3dに、研磨部材
4の中空部分4aの内周面の雌ネジ部4dを螺合するこ
とにより行うことができる。これによって、中央部材3
と研磨部材4とが着脱自在に合体しうるのである。この
合体時、鍔状部3cの表面3fは、研磨部材4の裏面4
cに当接するため、研磨部材4をサンドペーパー片によ
って形成することも可能である。というのも、研磨部材
保持部材がなくとも、研磨時に必要な強度(剛性)を中
央部材3の鍔状部3cが維持することができるからであ
る。
【0051】この実施形態においても、研磨部材4の磨
耗時、研磨部材4のみを破棄して、新たなものを取り付
ければよく、中央部材3は回転駆動機の回転軸から外す
必要がなく、基板としての中央部材3はそのまま再利用
することができる。尚、この実施形態では、使用時の安
全性の向上のために、円盤本体3aの下面を前記の実施
形態のものより丸みを帯びているが、前記実施形態と同
様の形状であってもよい。
【0052】図13は、本願発明に係る更に他の第7の
実施形態を図示する分解斜視図である。この実施形態に
おいても、上記第6の実施形態と同様、基板は、研磨部
材保持部を持たず、中央部材30が基板自体となったも
のである。図示の通り、中央部材30の円筒状の係合用
短筒部30bには、ネジ部が設けられておらず、その代
わりに回転係合部として、その外周面mに突起30dが
4つ同一間隔に形成されている。
【0053】他方、研磨部材40の円形貫通孔から成る
中空部分40aの内周面nには、裏面40cから挿入方
向Aに沿って後退し且つ内周面nの周方向に開口した受
容溝40dが同じく同一間隔に4つ形成されている。こ
の受容溝40dがもう一方の回転係合部となる。この受
容溝40dは、導入部40eが、挿入方向Aに沿って伸
び、その保持部40fが中空部40aの内周面nの周方
向Bに沿って伸びている。
【0054】中央部材30への研磨部材40の合体は、
係合用短筒部30bに研磨部材40の中空部分40aを
挿入し、このとき、各突起30d…30dを、研磨部材
40の裏面40cから、受容溝40d…40dの導入部
40e…40eに挿入し、そして、受容溝40d…40
dの保持部40f…40fに突起30d…30dを更に
挿入するように、研磨部材40に対して中央部材30を
周方向に回動することによって、或いは、中央部材30
に対して研磨部材40を周方向に回動することによっ
て、相対的に突起30dを上記周方向Bに沿って回動さ
せて保持部40fの端部にまで(図13中の左側端部)
各突起30dを各受容溝40dに係合させることができ
るのである。
【0055】これにより、中央部材30と研磨部材40
との係合がなされるのである。中央部材30から研磨部
材40を外す手順は、上記と逆に行えばよい。この第7
の実施形態における係合方法は、前記第1及び第2の実
施形態の係合方法と基本的には同一である。この実施形
態では、突起30dと受容溝40dとを各4個ずつ形成
したが、その数は適宜変更し得る。また、受容溝40d
の保持部40fの幅を徐々に狭くしたり、或いは保持部
40f内に小突起を設ける等抜け止めの手段を施し、突
起30dが保持部40f内に確実に保持されるようにし
てもよい。
【0056】図14は、研磨部材に関するその他の実施
形態を図示する斜視図である。図14(A)に示すもの
は、研磨部材41が、樹脂に研磨材を混合して全体を一
体的に成形したものであり、研磨部材41の研磨面K
に、格子状の溝Lが形成されたものである。このような
溝Lを形成することによって、研磨能力が向上し、効果
的となる。これは、溝Lが研磨屑や剥離した砥石を被研
磨物と研磨面Kの間から逃がすことができるからであ
る。
【0057】また図14(B)に示すものは、研磨部材
42が、複数の環状(ドーナツ状)のサンドペーパー4
3…43を積層することによって形成されたものであ
る。このタイプの研磨部材42においては、研磨部材4
2が使用により磨耗した際には、表面側のサンドペーパ
ー43を順次剥がして、次の新しいサンドペーパー43
を出現させて、順次新しいサンドペーパー43によって
研磨を続行してゆくことができるものである。
【0058】図示はしていないが、サンドペーパー43
…43をドーナツ状に積層形成するのではなく、例えば
略扇状の小片のサンドペーパー片の積層体を、環状の研
磨部材保持部材の表面に沿って、環状に且つ一定間隔を
おいて間欠的に配列して形成することも可能である。こ
のように形成すれば、サンドペーパー片同士の間隔の開
いた箇所によって、図14(A)に示すものと同様、研
磨屑や剥離した砥石を被研磨物と研磨面Kの間から逃が
すことができる。
【0059】上記図14(A)及び(B)に示した研磨
部材は、上記第3の実施形態で示したものと同様に、研
磨部材保持部材が一体的に接着されたものとして使用す
ることもできるが、また、図12に示した第6の実施形
態で示したものと同様に、中央部材と直接係合できるも
のとしても実施可能である。この場合、特に図14
(B)に示すものにおいては、研磨部材42が硬質でな
いサンドペーパー43の積層体から形成されている関係
上、中央部材は外周縁に鍔状部を備えたものを使用し
て、研磨部材を裏から支えるものとする必要がある。ま
た、研磨部材42の中央の中空部分には、図12に示し
た合成樹脂製等の円筒状部を付加して、この円筒状部の
内周面に中央部材との係合を可能とする係合手段を設け
る必要がある。
【0060】以上、本願発明に関する各種実施形態につ
いて説明したが、本願発明は、中央部材と、研磨部材保
持部材と、研磨部材との3つの構成部材から成る回転研
磨具であり、或いは、これら3つの部材の内、研磨部材
保持部材と研磨部材とが一体的に形成されたものであ
り、或いは更に、研磨部材保持部材と中央部材とが一体
的に形成されたものであってもよく、要は中央部材か
ら、研磨部材保持部材と研磨部材、或いは、研磨部材の
みが分離でき、着脱自在に固定しうるものであればよ
い。
【0061】ここにおいて、中央部材を回転駆動機の回
転軸に固定する固定ネジ等の固定手段の最大外径を、取
り外し自在の研磨部材保持部材、或いは研磨部材の中央
の貫通孔(中空部分)の内径よりも小さく形成しておく
ことが重要で、これによって中央部材を回転軸に固定し
たまま、研磨部材保持部材或いは研磨部材を中央部材か
ら取り外すことが可能となる。着脱自在に固定できる手
段としては、上記各種の実施形態のように、雄ねじ部と
雌ねじ部との螺合、或いは螺合以外の、突条部と溝部と
の回転係合、突起と受容溝との回転係合等種々の機械的
な係合手段を採用することが出来る。この係合手段とな
る回転係合部の配置位置も、研磨部材保持部材或いは研
磨部材の中空部分の内縁部、或いはその内縁部の周辺の
近傍に適宜設けることができ、これに対応して中央部材
の部位にも回転係合部を設ければよい。各構成部材の材
質、形状、大きさ等は適宜自由に設計変更することがで
きる。研磨部材も、サンドペーパー片、砥石、樹脂と砥
石を混合して一体成形したもの、羽布、ゴム等、硬質或
いは柔軟なもの等種々のものを使用することができるも
のである。
【0062】
【発明の効果】本願発明の第1のものにおいては、基板
が、別体に形成された研磨部材保持部材と中央部材とか
ら成るため、研磨部材が磨耗して、使用不能と成った場
合には、研磨部材と研磨部材保持部材のみを取り外して
廃棄し、新しいものと交換すればよく、中央部材はその
まま再利用することができ、環境保護、省資源、及び製
造コストの低減化に寄与する。研磨部材保持部材及び中
央部材とが、螺合その他の係合手段によって分離可能に
固定できるので、両者の係合及び離脱が容易に行われう
る。更に、本願発明においては、研磨部材保持部材の存
在により、硬質或いは柔軟なあらゆるタイプの研磨部材
を使用することもできる。
【0063】本願発明の第2のものにおいては、上記第
1の発明の効果に加えて、中央部材の回転軸への接続部
が単に回転軸取付孔から形成されているため、各種タイ
プの回転軸に取り付けることが可能となる。研磨部材保
持部材と中央部材の係合手段においては、回転駆動機の
回転軸の回転によって、両者の回転係合部の係合が締め
付けられる方向に負荷が掛かるため、両者の係合が研磨
中に離脱してしまう恐れが全く無い。回転軸に中央部材
を固定する固定手段の外径を、研磨部材保持部材の中空
部分の内径よりも小さく形成しているため、中央部材を
回転軸に固定したままの状態で、研磨部材保持部材及び
研磨部材を取り外すことができる。
【0064】本願発明の第3のものにおいては、研磨部
材と研磨部材保持部材とが硬質の一体的なものとして形
成されているため、研磨部材保持部材を不要のものとす
ることができる。
【0065】本願発明の第4のものにおいては、中央部
材に設けられたストッパー部材によって、中央部材に係
合された研磨部材保持部材が不用意に中央部材から脱落
してしまうことを防止することができる。
【0066】本願発明の第5のものにおいては、上記第
2の発明と同様の効果を有するが、研磨部材が柔軟性を
有しており、これを補強するために、中央部材に鍔状部
を設け、研磨部材保持部材の裏面をバックアップするこ
とができるのである。これにより、研磨部材保持部材の
研磨部材を保持する部分の厚みを極めて薄く形成するこ
とが可能となり、使用後廃棄せねばならない研磨部材保
持部材の分量を少なくすることができる。
【0067】本願発明の第6のものにおいては、研磨部
材保持部材を全く使用しておらず、言わば中央部材が研
磨部材保持部材を兼ねるものであって、基本的に中央部
材と研磨部材との2つの部材のみから構成されているも
のであり、更に研磨部材としても硬質或いは柔軟なもの
等各種のものを使用することができる。このように研磨
部材保持部材が不要のため、研磨部材が磨耗してこれを
廃棄する際に、研磨部材のみを廃棄すればよく、より以
上に廃棄物を少なくすることができ、環境保全、省資
源、製造コストの低減化により多く寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る回転研磨具の第1の実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した第1の実施形態の分解中央縦断面
図である。
【図3】図1に示した第1の実施形態に係る回転研磨具
が回転駆動機の回転軸に固定された状態の中央縦断面図
である。
【図4】本願発明に係る回転研磨具の第2の実施形態を
示す分解中央縦断面図である。
【図5】図4に示した第2の実施形態に係る回転研磨具
が回転駆動機の回転軸に固定された状態を示し、その
(A)が中央縦断面図、その(B)が前図のT−T断面
図である。
【図6】本願発明に係る回転研磨具を構成する中央部材
を示し、その(A)が斜視図、その(B)が前図のV−
V断面図である。
【図7】本願発明に係る回転研磨具を構成する中央部材
と研磨部材との係合手段を示し、その(A)が研磨部材
の下面説明図、その(B)が中央部材の下面説明図であ
る。
【図8】本願発明に係る回転研磨具を構成する中央部材
と研磨部材との他の係合手段を示し、その(A)が研磨
部材の下面説明図、その(B)が中央部材の下面説明図
である。
【図9】本願発明に係る回転研磨具の第3の実施形態を
示す分解中央縦断面図である。
【図10】図9に示した第3の実施形態の分解斜視図で
ある。
【図11】本願発明に係る回転研磨具の他の実施形態を
示し、その(A)が第4の実施形態の分解中央縦断面
図、その(B)が第5の実施形態の分解中央縦断面図で
ある。
【図12】本願発明に係る回転研磨具の第6の実施形態
を示す分解中央縦断面図である。
【図13】本願発明に係る回転研磨具の第7の実施形態
を示す分解中央縦断面図である。
【図14】本願発明に係る回転研磨具を構成する研磨部
材の斜視図であって、その(A)が硬質の研磨部材を示
し、その(B)はサンドペーパーを積層した柔軟な研磨
部材を示す。
【図15】従来の回転研磨具の中央縦断面図を示してお
り、その(A)が使用前のもの、その(B)が使用後の
研磨部材が磨耗した状態のものを示している。
【符号の説明】
1、10、15、50、51…基板、 2、4、6、8、31、33、40、41、42…研磨
部材、 11、13、16、28…研磨部材保持部材、 4a、6a、11a、13a、16a、31a、33
a、40a…中空部分、 3、5、12、14、17、30、32、34…中央部
材、 3a、5a、12a、14a、17a…円盤本体、 3b、5b、12b、14b、30b…係合用短筒部、 3c、12c、14c、17c…鍔状部、 3e、5e、12e、14e、17e…回転軸取付孔、 3d、12d,14d、16d…雄ネジ部、 4d、11d、13d、17d…雌ネジ部、 5f…溝部、 6d…突条部、 11c…裏面(研磨部材保持部材の)、 12f…表面(中央部材の)、 30d…突起、 40d…受容溝、 33f…係合用穴部、 34b…係合用突起部、 21…サンドペーパー片、 35…ピン(ストッパー部材)、 70、80…グラインダー、 71、81…回転軸、 73、83…固定ネジ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状の基板(1) の表面に、サンドペーパ
    ーや砥石等の研磨部材(2) が設けられたものから成り、
    基板(1) の中心に電動又はエアー駆動等の回転駆動機の
    回転軸に接続される接続部(12e) を有する回転研磨具に
    おいて、 基板(1) は、研磨部材(2) が設けられる研磨部材保持部
    材(11)と、上記接続部(12e) を有する中央部材(12)と
    が、互いに別体に形成されたものからなり、 研磨部材保持部材(11)と中央部材(12)は、螺合その他の
    係合手段により、分離可能に固定されたものであること
    を特徴とする回転研磨具。
  2. 【請求項2】研磨部材保持部材(11)が、その中央に貫通
    孔からなる中空部分(11a) を有し、その中空部分(11a)
    の内縁部又はその近傍に回転係合部(11d) が形成され、 この回転係合部(11d) と係合する回転係合部(12d) を中
    央部材(12)に設け、 これらの係合手段において、研磨部材保持部材(11)の回
    転係合部(11d) を、回転駆動機の回転軸の回転方向と逆
    方向に回転して、中央部材(12)の回転係合部(12d) に係
    合することができ、これを逆回転することによって両者
    の係合が解除され、これによって回転駆動機の回転軸が
    回転することによって両回転係合部(11d)(12d)の係合が
    相互に締め付けられる状態となり、 中央部材(12)の接続部(12e) が回転軸取付孔からなり、
    この接続部(12e) に回転駆動機の回転軸を挿通させて、
    ナット又はボルト等の固定手段によって中央部材(12)を
    回転駆動機の回転軸に固定することができ、 上記固定手段の外径が、前記研磨部材保持部材(11)の中
    空部分(11a) の内径よりも小さく形成され、これによっ
    て中央部材(12)が回転軸に固定されたままの状態で、研
    磨部材保持部材(11)を分離できることを特徴とする請求
    項1に記載の回転研磨具。
  3. 【請求項3】研磨部材(2) と研磨部材保持部材(11)と
    が、砥石と樹脂によって一体的に且つ同一素材から成形
    された硬質のものであることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の回転研磨具。
  4. 【請求項4】研磨部材保持部材(11)と中央部材(12)との
    係合手段において、 両者の係合の解除を阻止する出没自在のストッパー部材
    (35)を中央部材(12)の適宜位置に設けたことを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載の回転研磨具。
  5. 【請求項5】研磨部材(2) は、適宜数のサンドペーパー
    片(21)にて形成されたものであり、 研磨部材保持部材(11)は、その中央に貫通孔からなる中
    空部分(11a) を備えた円盤であり、その表面(11b) に上
    記サンドペーパー片(21)が固定され且つ中空部分(11a)
    の内周面に回転係合部(11d) が形成され、 中央部材(12)は、円盤本体(12a) と、この円盤本体(12
    a) の表面に設けられ且つ外周面に回転係合部(12d) が
    形成された係合用短筒部(12b) と、円盤本体(12a) の側
    縁より側方に延設された鍔状部(12c) とから成り、 円盤本体(12a) には、その中央に回転駆動機の回転軸の
    接続部(12e) となる回転軸取付孔が形成されており、 研磨部材保持部材(11)の回転係合部(11d) を、回転軸の
    回転方向と反対方向に回転させて、中央部材(12)の回転
    係合部(12d) に係合でき、これを逆回転させることによ
    って、その係合が解除され、 中央部材(12)の接続部(12e) に回転駆動機の回転軸を挿
    通させて、ナット又はボルト等の固定手段によって中央
    部材(12)を回転駆動機の回転軸に固定することができ、 上記固定手段の外径が、前記研磨部材保持部材(11)の中
    空部分(11a) の内径よりも小さく形成され、これによっ
    て中央部材(12)が回転軸に固定されたままの状態で、研
    磨部材保持部材(11)を分離でき、 研磨部材保持部材(11)と中央部材(12)との係合時、中央
    部材(12)の鍔状部(12c) の表面(12f) が、研磨部材保持
    部材(11)の裏面(11c) に当接することを特徴とする請求
    項1に記載の回転研磨具。
  6. 【請求項6】少なくともその表面にサンドペーパーや砥
    石等の研磨部材(4) が設けられた円盤の中心に、回転駆
    動機の回転軸へ接続される接続部を有する回転研磨具に
    おいて、 接続部(3e)を有する中央部材(3) が研磨部材(4) と別体
    に形成され、 中央部材(3) と研磨部材(4) とが、螺合その他の係合手
    段により、分離可能に固定されたものであることを特徴
    とする回転研磨具。
JP3118697A 1996-02-01 1997-01-29 回転研磨具 Pending JPH1170475A (ja)

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