JPH117028A - スペーサ吐出装置及び液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

スペーサ吐出装置及び液晶表示素子の製造方法

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JPH117028A
JPH117028A JP16023697A JP16023697A JPH117028A JP H117028 A JPH117028 A JP H117028A JP 16023697 A JP16023697 A JP 16023697A JP 16023697 A JP16023697 A JP 16023697A JP H117028 A JPH117028 A JP H117028A
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Naohiko Ishimaru
直彦 石丸
Yasushi Nonaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット装置を用いたスペーサ吐出装置
で、スペーサ吐出量を長期にわたり安定化させかつ着弾
位置の精度を高くする。 【解決手段】インクジェットヘッド1とスペーサを含有
する溶液を収容する撹拌タンク2とを有し、撹拌タンク
2が冷却手段3と圧電素子4による超音波発生器とを有
し、撹拌タンク内のスペーサを含有する溶液が超音波に
より撹拌されつつ温度が上昇しないようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット装
置を用いて基板上にスペーサを吐出するスペーサ吐出装
置及び液晶表示素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子等の表示素子は、基板の間
隙を一定に保つために、基板間に球状、繊維状等のスペ
ーサを配置している。従来このスペーサは、スペーサ散
布装置を用いて基板上にスプレー法等で散布されてい
る。
【0003】しかし、このような散布を行うと、スペー
サが不均一に分布する傾向がある。特に、表示画素内で
スペーサの凝集があると、それが認識され表示品位が低
下するというような問題点も生じる。また、TFT等の
能動素子を設けた基板を用いた場合には、突出したTF
T部分にスペーサがあると、基板に力がかかった時に、
TFTが破損しやすいというような問題点もあった。
【0004】このため、スペーサを配置する場所を指定
して、TFT部分を避けたり、遮光膜部分に配置したり
することが望まれている。これを解決するために、スペ
ーサを印刷により配置する方法や、ディスペンサやイン
クジェット装置を用いて特定の位置に供給することが提
案されている。
【0005】これらの中で、インクジェット装置による
供給は、ほぼ正確な位置に1個ずつスペーサを配置して
いくことが可能であり、多数のノズルを有するインクジ
ェットヘッドを用いれば同時に多数のスペーサを指定位
置に配置できるので生産性が良いという利点を有する。
【0006】このスペーサ吐出用インクジェット装置に
おいては、通常の着色インクとは異なり通常径が数μm
というような大きな径のスペーサという粒を有する溶液
を用いて、スペーサを吐出することになる。このために
は、インクジェットヘッドに供給される吐出液にスペー
サが均一に混ざっている必要がある。
【0007】吐出液にスペーサが均一に分散していない
と、吐出が不安定になり、吐出不良を生じたり、吐出速
度や方向に異常が出たりして、スペーサの数が安定しな
かったり位置制精度がでないというような問題を生じや
すい。このため、吐出液となるスペーサを含有した溶液
を供給するタンクにおいて、撹拌を行いスペーサが溶液
中に均一に分散するようにしなくてはいけない。
【0008】このような装置として、特開平5−281
562が提案されている。これは、液晶とスペーサを同
時に供給するための装置であるが、スペーサを含有した
液晶を供給するタンクにモーター駆動のスクリューによ
る撹拌装置を付けて撹拌を行いスペーサが液晶中に均一
に分散するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのタン
クに単にモーター駆動のスクリューによる撹拌装置を設
けるだけでは不十分で、凝集、もしくはそれに伴う沈降
が発生して吐出されるスペーサ密度が低下していくこと
がしばしば起こりえた。さらに初期的に吐出できたとし
ても、着弾対象はポリイミドでできた配向膜上で、溶液
が着弾後に広がってしまってその分スペーサ位置が確率
的にずれてしまうことがしばしばであった。
【0010】このことは吐出装置の位置決め精度で決ま
るのでなく、溶液と着弾対象との濡れ性で定まることで
あった。液晶表示素子においては、ギャップむらの観点
からスペーサ吐出量の安定化と、スペーサ凝集部の光り
抜けの観点から遮光膜上に多くのスペーサを配置するこ
とをねらう等の高い位置決め精度が要求されていた。本
発明は、これらの問題を解決することを目的としたもの
であり、スペーサ吐出量を長期にわたり安定化させかつ
着弾位置の精度が高いスペーサ吐出用装置を提供するこ
とを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、インクジェット装置
を用いて基板上に粒状のスペーサを吐出するスペーサ吐
出装置において、インクジェットヘッドとインクジェッ
トヘッドに接続されたスペーサを含有する溶液を収容す
る撹拌タンクとを有し、撹拌タンクが超音波発生器を有
し、撹拌タンク内のスペーサを含有する溶液が超音波に
より撹拌されることを特徴とするスペーサ吐出装置を提
供する。
【0012】また、その撹拌タンクに冷却手段が取り付
けられており、その撹拌により発生する熱を除去するス
ペーサ吐出装置を提供する。
【0013】さらには、それらのスペーサ吐出装置を用
いて、基板上にスペーサを配置していくことを特徴とす
る液晶表示素子の製造方法、及び、遮光膜により光が遮
光される部分にスペーサを配置する液晶表示素子の製造
方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、インクジェットヘッ
ドに接続されたスペーサを含有する溶液を収容する撹拌
タンクが超音波発生器を有し、撹拌タンク内のスペーサ
を含有する溶液が超音波により撹拌される。これによ
り、粒径が大きい粒状のスペーサが溶液中に均一に分散
される。これにより、インクジェットヘッドからの吐出
を安定して行うことができ、吐出位置の精度も高くする
ことができる。
【0015】このような超音波の振動による撹拌を行う
と熱が発生しやすく、吐出液の温度が高くなると吐出液
の粘度が低下して、吐出した液滴の速度や吐出方向に影
響を生じることがあるので、撹拌タンクに冷却手段を設
けて、発生する熱を除去することが好ましい。
【0016】図1は本発明のスペーサ吐出装置の模式図
を示す。図1において、1はインクジェットヘッド、2
はスペーサを含有する溶液を収容する撹拌タンク、3は
撹拌タンクに付設された冷却手段、4は撹拌タンクに付
設された超音波振動を発生させる圧電素子、5はインク
ジェットヘッドと撹拌タンクとを結ぶチューブ、6はス
ペーサを含有する溶液を保存しておく保存タンク、7は
撹拌タンクと保存タンクとを結ぶチューブを示してい
る。
【0017】本発明で使用されるインクジェットヘッド
1は、圧電素子により駆動されるものや加熱により溶液
を気化させて駆動されるもの等公知の構成のものが使用
できる。本発明では大きな径のスペーサ、すなわち固形
物を吐出するため、圧電素子による駆動するタイプの方
が好ましい。
【0018】インクジェットヘッドのノズルは1個でも
よいし、数十以上ノズルを並べたものでも使用できる。
インクジェットヘッドでは個々のノズルからの吐出を制
御できるので、通常は多数のノズルを有するインクジェ
ットヘッドを用いて、スペーサを配置していくことが生
産性から見て好ましい。
【0019】インクジェットヘッド1にスペーサを含有
する溶液を供給するために、スペーサを含有する溶液を
収容する撹拌タンク2が設けられ、その間がチューブ5
で結ばれている。この撹拌タンク2からスペーサを含有
する溶液がインクジェットヘッド1に徐々に供給され
る。この際にスペーサを含有する溶液のスペーサ量が均
一になっていないと、均一なスペーサの吐出が困難とな
る。
【0020】このためには、スペーサを含有する溶液が
収容されている撹拌タンク2の中でスペーサを含有する
溶液が均一に混ざっている必要がある。この均一な分散
を得るために、本発明では撹拌タンク2内の溶液を超音
波により撹拌する。この超音波による撹拌は、代表的な
方法としては圧電素子4を撹拌タンクに付設しておき、
これを駆動することにより、超音波を発生させ撹拌を行
う。もちろん、これ以外の超音波発生手段を配置しても
よい。
【0021】この超音波による撹拌は、スペーサの沈降
や浮上を抑え均一に溶液中に分散させるとともに、スペ
ーサ同士の凝集を抑制し、撹拌タンク壁面へのスペーサ
の付着を抑制する。
【0022】このように超音波を発生させて激しい撹拌
を行うと圧電素子自体や撹拌タンク内の溶液が発熱す
る。この発熱量が小さい時や自然冷却でも温度上昇が少
ない場合には問題がないが、温度上昇が大きくなると、
スペーサの分散性が低下し、凝集を生じやすくなる。
【0023】このため、この撹拌タンクを強制的に冷却
する冷却手段を付設することが好ましい。この冷却手段
としては、冷却用液体を循環させて冷却する液冷装置、
風を送って風冷する風冷装置、ペルチエ素子のような電
子冷却素子を用いて冷却する電子冷却装置等が使用でき
る。
【0024】大型の撹拌タンクを用いることにより、保
存タンクを使用しないことも可能で有るが、撹拌タンク
があまり大きくなるとその撹拌、冷却にも大きな出力が
必要になる。工業的な連続製造装置ということからみ
て、ほどほどの大きさの撹拌タンクを使用し、撹拌をし
ていない保存タンクからスペーサと溶液を供給して補給
するようにすることが好ましい。
【0025】この保存タンクは、スペーサを混ぜた溶液
で保存しておいて供給してもよいし、スペーサと溶液を
別々に保存しておいて、夫々必要量供給するようにして
もよい。また、保存タンクから撹拌タンクへの供給は、
連続的に供給してもよいし、断続的に供給するようにし
てもよい。
【0026】本発明で使用されるスペーサは、インクジ
ェットヘッドのノズルから吐出可能な径のスペーサであ
れば使用できる。スペーサの径は使用目的より異なる
が、液晶表示素子の場合には、通常2〜20μm程度と
される。
【0027】溶液は、インクジェットヘッドから吐出で
きる溶液であればよく、通常は有機溶媒または水系溶媒
またはそれらの混合溶媒が用いられる。スペーサと溶液
との比率は、インクジェットヘッドのノズルから吐出可
能な範囲で適宜設定されればよい。通常はスペーサが
0.2〜20wt%程度とされる。
【0028】なお、このスペーサを混ぜた溶液は、スペ
ーサ、有機溶媒、水の他に、スペーサを基板面に接着す
るのに用いられる接着剤、分散性を向上する分散剤等を
添加していてもよい。
【0029】図2は、本発明の基板上にスペーサを吐出
する装置の正面図である。図2において、11はインク
ジェットヘッド、12はインクジェットヘッドが移動す
るガイドレール、13はスペーサを吐出する基板、14
は基板を載置したスライドテーブル、15はスライドテ
ーブルを載置した基台を示している。この図において
は、撹拌タンク等は省略して示しているが、図1のよう
な装置がインクジェットヘッド11に付属して設けてあ
る。
【0030】この図の装置では、インクジェットヘッド
11がガイドレール12を移動する。すなわち、図の左
右方向に移動しながらスペーサを吐出する。一方、スラ
イドテーブル14が図の奥行き方向に移動する。これに
より、基板の任意の位置にスペーサを吐出することがで
きる。
【0031】吐出位置の位置合わせはこの例に限られな
く、インクジェットヘッド自体が左右及び奥行きの2方
向に移動可能にされていてもよいし、スライドテーブル
自体が左右及び奥行きの2方向に移動可能にされていて
もよい。
【0032】本発明のスペーサ吐出装置は、種々の用途
に使用されるが、特に液晶表示素子のスペーサの吐出装
置に用いることが好ましい。液晶表示素子では、2枚の
基板間隙を一定に保つためにスペーサを基板間に配置し
ている。これはSTN型液晶表示素子であっても、TF
T型液晶表示素子であっても使用されている。
【0033】このスペーサは凝集すると液晶表示素子の
光抜けや黒点となって認識されるため、できるだけ分散
させて配置されることが好ましい。このため、本発明の
スペーサ吐出装置を用いれば、凝集が実質的にない状態
でスペーサを配置できる。特に、配置場所を指定してあ
る距離をおいて原則1個ずつ配置していくので、配置後
近隣のスペーサ同士が集まって凝集することも少なくな
る。
【0034】また、遮光膜を設けた液晶表示素子の場
合、遮光膜部分にスペーサを配置していくことにより、
光抜けを生じない。スペーサが存在する部分では液晶の
配列が乱れるために光の漏れが生じる。特にスペーサが
凝集して数十μm程度の光の漏れが生じると、黒表示の
際に「ピカッ」と光って見える光点が目立ちやすくな
る。このため、遮光膜部分に大部分のスペーサが配置さ
れると光の漏れが減少し、見栄えが向上する。
【0035】本発明によれば、この遮光膜のある部分に
選択的にスペーサを配置していくことができる。さら
に、後述するようにポリイミドのように非親水性の配向
膜の場合、用いる溶液を水系にしておくことにより吐出
後のスペーサの移動が少なくなり、表示画素部分のスペ
ーサ量が低減できる。
【0036】また、スペーサをTFT等の能動素子部分
からずらして配置して行くことにより、基板に荷重がか
かってTFTが破壊されることも減少する。
【0037】液晶表示素子の基板としては、電極が設け
られただけの基板、その上に配向膜が形成された基板、
カラーフィルタや遮光膜が形成された基板、TFT等の
能動素子が形成された基板、さらにそれらの部材が複合
して形成された基板が使用できる。
【0038】液晶表示素子の場合、ポリイミドに代表さ
れる非親水性の有機樹脂系の配向膜を用いることが多
い。この場合、スペーサと一緒にされる溶液は、極力表
面張力が高い水を多く含むものとすることが好ましい。
【0039】
【実施例】
例1、2(実施例) スペーサ吐出装置として、図2に示すような装置を使用
し、その監視のためにCCDカメラとファイバースコー
プ光源とを設けた。インクジェットヘッドへのスペーサ
溶液の供給は、図1に示すように保存タンクからチュー
ブを介して撹拌タンクに供給させた後行われるようにし
た。
【0040】撹拌タンクには圧電素子( 直径30mm)
が貼り付けられており周波数48kHzピーク電圧65
Vで駆動して超音波を発生させた。さらに圧電素子駆動
による発熱の影響を低減するためにシリコーン性熱伝導
グリースを塗られた銅管(直径3mm)がステンレス製
の撹拌タンクの周囲を巻き付かせる構造にした。銅管に
は通常の水道水がポンプによって循環されており冷却効
果を作用させる。
【0041】撹拌タンク表面にはサーミスタによって温
度が計測されるようにされ、温度が異常に上昇した場合
には、冷却水の温度を低下させるか超音波を一旦停止す
るようにした。
【0042】ITO付きのカラーフィルタ基板の表面に
ポリイミドの配向膜を形成したガラス基板を準備した。
この基板に上記のスペーサ吐出装置を用いて、スペーサ
を吐出した。スペーサは、直径5μmの積水化学社製商
品名「ミクロパール」スペーサを水90%IPA10%
の溶媒(例1)と水10%、IPA90%の溶媒(例
2)に超音波で分散させた溶液を用いた。
【0043】カラーフィルタ基板のサイズは、12.1
インチSVGAで顔料分散法にて作製されたものを用い
た。スペーサのポジショニングは、隣接する透明電極の
間隙の幅約15μmをねらって行った。この間隙部分
は、遮光膜により光が遮断されており、この間隙部分で
は透明電極の無いことにより深さは約0.3μmとなっ
ている。
【0044】インクジェットヘッドからのスペーサの吐
出は、1滴あたり平均スペーサ個数が4個になるように
スペーサ濃度を調整してヘッド走行方向、すなわちX方
向(図2の左右方向)に関しては150μmピッチにな
るようにヘッド速度、吐出周波数を調整して行った。
【0045】また、インクジェットヘッドを斜めに配置
して、Y方向(図2の奥行き方向)に関してはそのピッ
チが306μmになるように調整して、1回のX方向へ
の走査で6ノズルを使用して吐出を行った。さらに、Y
方向に関しては、スライドテーブルを移動させて順次吐
出を行った。
【0046】この結果、例1、例2ともスペーサ密度は
約7000〜8000個/cm2 であった。この基板を
用いて、液晶表示素子を形成して、その遮光膜上のスペ
ーサ数を調査したところ、例1の場合遮光膜上にある確
率が91%であり、例2の場合75%であった。水の割
合の多い溶液を用いた方が、スペーサの移動が少なかっ
た。
【0047】例3(比較例) 比較のために、水30%、IPA70%の溶媒にスペー
サを分散させた液を用いてスプレー法による湿式散布を
行った。この場合にも、スペーサ密度は約7000〜8
000個/cm2 であった。この基板を用いて、液晶表
示素子を形成して、その遮光膜上のスペーサ数を調査し
たところ、ほぼランダムにスペーサが分散していたので
遮光膜上にある確率は19%であった。
【0048】さらに、表示画素内に部分的にスペーサが
凝集している部分があり、全面を黒く表示した場合に、
小さな光点が存在するというような光抜けを生じる部分
が散見された。
【0049】例4(比較例) 図3にその模式図を示すような装置を用いてスペーサの
吐出を行った。この装置は、インクジェットヘッド21
にチューブ25で接続された撹拌タンク22、チューブ
26により接続された保存タンク27を有している点で
は例1と同様であるが、撹拌タンク22内の撹拌はモー
ターによるスターラーで行った点で異なっている。
【0050】例1と同じスペーサを、水30%、IPA
70%の溶媒に分散させた溶液を使用した。この結果、
初期においては例1、2と同様の結果を得た。
【0051】一方、1kHzの周波数でメンテナンスな
しで連続吐出テストを行い、1時間おきに自動でガラス
基板上に吐出させて一滴あたりの平均スペーサ数をカウ
ントした。同様のテストを例1、2の場合にも行い、そ
の比較を行った。その結果、例4の場合、2時間目ぐら
いから平均スペーサ数が減少し始め、6時間を超えたあ
たりで約半分になってしまった。これに対し、例1、2
の場合には10時間以上になっても平均スペーサ数はほ
とんど変化しなく安定しているという結果を得た。
【0052】
【発明の効果】本発明のスペーサ吐出装置は、インクジ
ェットヘッドに吐出液を供給する撹拌タンクが超音波発
生器を有し、撹拌タンク内のスペーサを含有する溶液が
超音波により撹拌されるようにしているので、スペーサ
の凝集を起こしにくく、高い位置精度でのスペーサの供
給ができる。特に、撹拌タンクに冷却手段を取り付け
て、その撹拌により発生する熱を除去することにより、
長時間安定して吐出が可能になる。
【0053】本発明は、本発明の効果を損しない範囲内
で、種々の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペーサ吐出装置の模式図。
【図2】本発明の基板上にスペーサを吐出する装置の正
面図。
【図3】比較例のスペーサ吐出装置の模式図。
【符号の説明】
1:インクジェットヘッド 2:撹拌タンク 3:冷却手段 4:圧電素子 5:チューブ 6:保存タンク 7:チューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェット装置を用いて基板上に粒状
    のスペーサを吐出するスペーサ吐出装置において、イン
    クジェットヘッドとインクジェットヘッドに接続された
    スペーサを含有する溶液を収容する撹拌タンクとを有
    し、撹拌タンクが超音波発生器を有し、撹拌タンク内の
    スペーサを含有する溶液が超音波により撹拌されること
    を特徴とするスペーサ吐出装置。
  2. 【請求項2】撹拌タンクに冷却手段が取り付けられてお
    り、その撹拌により発生する熱を除去する請求項1記載
    のスペーサ吐出装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2記載のスペーサ吐出装置を
    用いて、基板上にスペーサを配置していくことを特徴と
    する液晶表示素子の製造方法。
  4. 【請求項4】遮光膜により光が遮光される部分にスペー
    サを配置する請求項3記載の液晶表示素子の製造方法。
JP16023697A 1997-06-17 1997-06-17 スペーサ吐出装置及び液晶表示素子の製造方法 Withdrawn JPH117028A (ja)

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