JPH1169701A - 電動機の端子台 - Google Patents

電動機の端子台

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JPH1169701A
JPH1169701A JP21631497A JP21631497A JPH1169701A JP H1169701 A JPH1169701 A JP H1169701A JP 21631497 A JP21631497 A JP 21631497A JP 21631497 A JP21631497 A JP 21631497A JP H1169701 A JPH1169701 A JP H1169701A
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Koji Kunihiro
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 世界の各国の電源事情に幅広く対応でき、配
線作業の簡易化と配線ミスを防止して安全性の向上を図
ることのできる電動機の端子台を提供すること。 【解決手段】 三相誘導電動機から導出される複数の口
出し線40と接続するための複数の接続部を有すると共
に、各接続部に接続された複数のコンタクトソケット1
1を有するベースターミナル10と、前記コンタクトソ
ケットに差し込み式にて接続可能に設けられた複数のコ
ンタクトピン21と三相交流電源に接続される複数の外
部接続用の端子22とを有するヘッドターミナル20と
を備える。ヘッドターミナルは、三相交流電源の電圧形
態あるいは電動機の始動形態に応じてこれに対応したス
ターあるいはデルタ結線を実現するように複数のコンタ
クトピンと複数の外部接続用の端子との間の内部接続が
あらかじめ行われているものが複数種類用意される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は三相誘導電動機と三
相交流電源とを接続するために用いられる端子台に関
し、特に三相交流電源の電圧形態あるいは電動機の始動
形態にかかわらずに共用化できるようにするための改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、三相誘導電動機は世界各国の電
源事情や規格等に則した設計で製造されている。例え
ば、三相交流電源には、日米であれば200/400
(V)、220/440(V)または230/460
(V)であり、欧州(アジアの一部地域を含む)では2
30/400(V)である。このため、電動機メーカが
各国に三相誘導電動機を提供しようとする時には、基本
的には各国(地域)別に巻線設計をしているのが実情で
ある。
【0003】一方、多種多様な世界各国の電源事情に対
し、極力標準化した三相誘導電動機を提供するために、
固定子巻線を電源共用設計にすることが行われている。
これは、固定子巻線を複数組の単位巻線から成るように
し、各組の単位巻線の結線切換えを行うことにより、2
00/400(V)、230/460(V)、または2
30/400(V)の電源に共用できるようにするもの
である。これに加えて、単位巻線の結線切換えは、三相
誘導電動機に固有のスター−デルタ始動の場合にも行う
必要がある。
【0004】厳密に言えば、各国の電源事情は、以下の
表1のようになる。
【0005】
【表1】
【0006】表1において、欧州の欄における矢印で結
んだ電圧は1:√3電圧の共用形態の関係にあることを
示す。また、以下で述べる電圧は、すべて電圧クラスを
表すものとする。例えば、400(V)クラスというの
は、日本における400(V)、440(V)、米国に
おける460(V)、415(V)、韓国、台湾におけ
る380(V)、440(V)を表すものとする。
【0007】図17は、電圧形態及び始動形態に応じた
固定子巻線の形態を示す。この図からわかるように、各
国の電源事情により固定子巻線の形態はやや異なる。具
体的には、欧州においてはスター−デルタ結線切換え
(図17の)で電圧形態に対応している。日米におい
ては2つの組の単位巻線の直列接続あるいは並列接続の
切換え(図17のと及びと)で電圧形態に対応
している。なお、図中の( )内の数字は、三相誘導電
動機の外部に導出される口出し線、すなわち端子の数を
示している。
【0008】ここで、日米及び欧州の電圧形態とスター
−デルタ始動形態のすべてを共用化する方法として、固
定子巻線として6組の単位巻線を使用し、各単位巻線の
両端から2本ずつ、合計12本の口出し線を導出して共
用化を実現する方法がある。これは、図17ので示す
形態であり、一部地域の特殊電源を除いてほとんどの種
類の電圧形態に対処できる。
【0009】図18に図17のの形態を実施するため
の従来の端子台の一例を示す。端子台50は、三相誘導
電動機からの12本の口出し線51を接続するための1
2個の接続部52を有する。端子台50はまた、接続部
52との間で結線を行うための12個の接続部53を有
する。すなわち、接続用の導線を用いて12個の接続部
52と53との間で配線を行うことで、図17のから
までの固定子巻線の形態を実現することができる。な
お、三相誘導電動機の設置箇所においてユーザにより1
2個の接続部53のうちの3個に三相交流電源の3本の
電源線54が接続される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この形態で
は、12個の接続部52と53との間の結線が非常に煩
雑で結線ミスを生じ易いという問題点がある。
【0011】そこで、本発明の主たる課題は、世界の各
国の電源事情に幅広く対応でき、配線作業の簡易化と配
線ミスを防止して安全性の向上を図ることのできる電動
機の端子台を提供することにある。
【0012】本発明の他の課題は、各国の電源形態によ
って複数種類の固定子巻線の電動機を作りわけることを
不要とし、在庫種類の低減を図ることのできる電動機の
端子台を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、スターあるい
はデルタ結線される複数組の単位巻線から成る固定子巻
線を有し、各組の単位巻線毎にその両端から口出し線を
導出するようにされている三相誘導電動機と三相交流電
源との間を接続するために用いられる端子台であって、
複数の前記口出し線と接続するための複数の接続部を有
すると共に、各接続部に接続された中間接続用の複数の
ソケット接続部をあらかじめ決められた配置で有するベ
ースターミナルと、前記複数のソケット接続部に差し込
み式にて接続可能なように前記あらかじめ決められた配
置と同じ配置で設けられた複数のコンタクトと前記三相
交流電源に接続される複数の外部接続用の端子とを有す
るヘッドターミナルとを備え、前記ヘッドターミナル
は、前記三相交流電源の電圧形態あるいは電動機の始動
形態に応じてこれに対応したスターあるいはデルタ結線
を実現するように前記複数のコンタクトと前記複数の外
部接続用の端子との間の内部接続があらかじめ行われて
いるものが複数種類用意されることを特徴とする電動機
の端子台である。
【0014】具体的には、前記三相交流電源の電圧形態
が200(V)クラス、400(V)クラス、500
(V)クラスのいずれか、前記電動機の始動形態が直入
れ始動、スター−デルタ始動のいずれかであり、前記固
定子巻線が6組の単位巻線から成る場合、前記中間接続
用の複数のソケット接続部及び前記複数のコンタクトの
数は12となる。
【0015】また、前記複数の外部接続用の端子の数
は、200(V)クラス、400(V)クラス、500
(V)クラスの直入れ始動の場合、3となる。
【0016】一方、前記複数の外部接続用の端子の数
は、200(V)クラス、400(V)クラス、500
(V)クラスのスター−デルタ始動の場合、6となる。
【0017】前記三相交流電源の電圧形態が200
(V)クラスと400(V)クラスの共用形態で、前記
電動機の始動形態が直入れ始動であり、前記固定子巻線
が6組の単位巻線から成る場合、前記中間接続用の複数
のソケット接続部及び前記複数のコンタクトの数は12
で、前記複数の外部接続用の端子の数は9である。
【0018】前記三相交流電源の電圧形態が1:2電圧
の共用形態であって、前記電動機の固定子巻線はデルタ
結線形態で始動形態が直入れ始動であり、前記固定子巻
線が6組の単位巻線から成る場合、前記中間接続用の複
数のソケット接続部及び前記複数のコンタクトの数は9
で、前記複数の外部接続用の端子の数は3である。
【0019】前記三相交流電源の電圧形態が1:2電圧
の共用形態であって、前記電動機の固定子巻線はスター
結線形態で始動形態が直入れ始動であり、前記固定子巻
線が6組の単位巻線から成る場合、前記中間接続用の複
数のソケット接続部及び前記複数のコンタクトの数は9
で、前記複数の外部接続用の端子の数は3である。
【0020】前記三相交流電源の電圧形態がの1:√3
電圧の共用形態であって、前記電動機の始動形態は直入
れ始動であり、前記電動機の固定子巻線はスターあるい
はデルタ結線形態で、前記固定子巻線が6組の単位巻線
から成る場合、前記中間接続用の複数のソケット接続部
及び前記複数のコンタクトの数は12で、前記複数の外
部接続用の端子の数は3である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
好ましい実施の形態について説明する。本発明による端
子台は、スターあるいはデルタ結線される複数組の単位
巻線から成る固定子巻線を有すると共に、各組の単位巻
線毎にその両端から口出し線を導出するようにされてい
る三相誘導電動機と三相交流電源との間を接続するため
に用いられる。ここでは、図2に示すように、1:2電
圧、すなわち200(V)クラスと400(V)クラス
の電源共用回路として、6組の単位巻線から成る固定子
巻線がスター−デルタ始動をも可能に結線される三相誘
導電動機の場合について説明する。この場合、各組の単
位巻線の両端から導出される口出し線の本数は12本で
あり、それぞれ端子番号1〜12を付している。
【0022】図1において、この端子台は、ベースター
ミナル10と、これに差し込み式にて装着されるヘッド
ターミナル20と、これらを収容するための端子箱30
とを有する。ベースターミナル10には三相誘導電動機
本体から12本の口出し線40(一面側の6本のみ図
示)が導出される。ベースターミナル10は、その内部
に12本の口出し線40と接続するための12個の接続
部(図示せず)を有すると共に、各接続部に接続された
中間接続用の12個のコンタクトソケット11をあらか
じめ決められた配置で有する。なお、口出し線40と接
続するための接続部の数と、コンタクトソケット11の
数は、電圧形態及び始動形態にかかわらず12個で一定
である。換言すれば、ベースターミナル10は、共通仕
様として標準化される。また、ベースターミナル10の
内部における口出し線40と接続部との接続は、どのよ
うな接続形態であっても良い。例えば、ベースターミナ
ル10本体を樹脂モールドとし、内部に複数の金属導体
を一体成形して接続部とすると共に、コンタクトソケッ
ト11に至る導通部を形成しても良い。
【0023】ヘッドターミナル20は、コンタクトソケ
ット11に差し込み式にて接続可能なように前記あらか
じめ決められた配置と同じ配置で設けられた12本のコ
ンタクトピン21と、三相交流電源に接続される複数の
外部接続用の端子22とを有する。なお、端子22は、
ユーザ配線用の電源側の端子24と端子ねじ23により
接続される。このヘッドターミナル20も、本体部を樹
脂モールドとし、金属導体を一体成形して外部接続用の
端子22を形成することができる。
【0024】後述するように、ヘッドターミナル20
は、三相交流電源の電圧形態あるいは電動機の始動形態
に応じて、これに対応したスターあるいはデルタ結線を
実現するように12本のコンタクトピン21と複数の外
部接続用の端子22との間の内部接続があらかじめ行わ
れているものが複数種類用意される。なお、コンタクト
ピン21の数は12本で一定であるが、外部接続用の端
子22の数は電圧形態及び始動形態に応じて変更され
る。
【0025】図3〜図7は、ヘッドターミナル20の内
部におけるコンタクトピン21と外部接続用の端子22
との間の内部接続の例とこれに対応する固定子巻線の結
線の例を示した図である。
【0026】図3(a)は、三相交流電源の電圧形態が
200(V)クラス、電動機の始動形態が直入れ始動の
場合に用意されるヘッドターミナル20を示す。この場
合、コンタクトピン21の数は12、外部接続用の端子
22の数は3個(U、V、W)であり、これらの間が図
示のようにあらかじめ接続されている。接続を詳しく言
えば、端子Uに端子番号1、3、10、12のコンタク
トピンが、端子Vに端子番号2、4、5、7のコンタク
トピンが、端子Wに端子番号6、8、9、11のコンタ
クトピンがそれぞれ接続されている。その結果、図2の
ように構成されている三相誘導電動機の6組から成る単
位巻線が図3(b)のようにデルタ結線されることにな
る。
【0027】図4(a)は、三相交流電源の電圧形態が
400(V)クラス、電動機の始動形態が直入れ始動の
場合に用意されるヘッドターミナル20を示す。この場
合、12本のコンタクトピン21と、図3(a)と同様
の3個の外部接続用の端子22との間が図示のようにあ
らかじめ接続されている。その結果、図2のように構成
されている三相誘導電動機の6組から成る単位巻線が図
4(b)のようにデルタ結線されることになる。
【0028】なお、図1のヘッドターミナル20は図3
(a)あるいは図4(a)の場合を示している。
【0029】図5(a)は、三相交流電源の電圧形態が
200(V)クラス、電動機の始動形態がスター−デル
タ始動の場合に用意されるヘッドターミナル20を示
す。この場合、外部接続用の端子22の数は6個(U、
V、W、X、Y、Z)であり、12本のコンタクトピン
21との間が図示のようにあらかじめ接続されている。
なお、この例はスター−デルタ始動であるので、6個の
端子(U、V、W、X、Y、Z)と三相交流電源との間
にはスター−デルタ切換器(図示せず)が接続される。
このスター−デルタ切換器は、図5(b)を参照して、
始動時には端子(U、V、W)を三相交流電源に接続
し、端子(X、Y、Z)を共通接続することにより、2
つの単位巻線を並列接続した形で6組の単位巻線をスタ
ー結線とする。そして、始動から一定時間後には、端子
UとY、端子VとZ、端子XとWをそれぞれ共通接続と
して三相交流電源に接続することによりデルタ結線とす
る。
【0030】図6(a)は、三相交流電源の電圧形態が
400(V)クラス、電動機の始動形態がスター−デル
タ始動の場合に用意されるヘッドターミナル20を示
す。この場合、外部接続用の端子22の数は図5(a)
と同様の6個であり、12本のコンタクトピン21との
間が図示のようにあらかじめ接続されている。この例に
おいても図5の例と同様にスター−デルタ切換器が使用
されるが、6組の単位巻線が2個ずつ直列接続される点
を除いて図5の例と同じである。
【0031】図7(a)は、三相交流電源の電圧形態が
200/400(V)クラスの共用で、電動機の始動形
態が直入れ始動の場合に用意されるヘッドターミナル2
0を示す。この場合、外部接続用の端子22の数は9個
(U1、U2、V1、V2、W1、W2、X1、Y1、
Z1)であり、12本のコンタクトピン21との間が図
示のようにあらかじめ接続されている。なお、この例
は、図3、図4の例で代用することもできる。
【0032】図8は、1:2電圧の電源共用回路とし
て、6組の単位巻線がデルタ結線される直入れ始動形態
の三相誘導電動機の場合について示している。この場
合、各組の単位巻線の両端から導出される口出し線の数
は共通線も含めて9本であり、それぞれ端子番号1〜9
を付している。この場合、図1に示したベースタミナル
10の12個の接続部及びコンタクトソケット11のう
ちの9個が利用される。
【0033】図9(a)は、図8の三相誘導電動機用で
あって三相交流電源の電圧形態が200(V)クラス、
電動機の始動形態が直入れ始動の場合に用意されるヘッ
ドターミナル20を示す。この場合、コンタクトピン2
1の数は9、外部接続用の端子22の数は3個(U、
V、W)であり、これらの間が図示のようにあらかじめ
接続されている。その結果、図8のように構成されてい
る三相誘導電動機の6組の単位巻線が図9(b)のよう
にデルタ結線されることになる。
【0034】図10(a)は、図8の三相誘導電動機用
であって三相交流電源の電圧形態が400(V)クラ
ス、電動機の始動形態が直入れ始動の場合に用意される
ヘッドターミナル20を示す。この場合、9本のコンタ
クトピン21と、図9(a)と同様の3個の外部接続用
の端子22との間が図示のようにあらかじめ接続されて
いる。その結果、図8のように構成されている三相誘導
電動機の6組の単位巻線が図10(b)のようにデルタ
結線されることになる。
【0035】図11は、1:2電圧の電源共用回路とし
て、6組の単位巻線がスター結線される直入れ始動形態
の三相誘導電動機の場合について示している。この場合
も、各組の単位巻線の両端から導出される口出し線の数
は9本であり、それぞれ端子番号1〜9を付している。
【0036】図12(a)は、図11の三相誘導電動機
用であって三相交流電源の電圧形態が200(V)クラ
ス、電動機の始動形態が直入れ始動の場合に用意される
ヘッドターミナル20を示す。この場合、コンタクトピ
ン21の数は9、外部接続用の端子22の数は3個
(U、V、W)であり、これらの間が図示のようにあら
かじめ接続されている。その結果、図11のように構成
されている三相誘導電動機の6組の単位巻線が図12
(b)のようにスター結線されることになる。
【0037】図13(a)は、図11の三相誘導電動機
用であって三相交流電源の電圧形態が400(V)クラ
ス、電動機の始動形態が直入れ始動の場合に用意される
ヘッドターミナル20を示す。この場合、9本のコンタ
クトピン21と3個の外部接続用の端子22との間が図
示のようにあらかじめ接続されている。その結果、図1
1のように構成されている三相誘導電動機の6組の単位
巻線が図13(b)のようにスター結線されることにな
る。
【0038】図14は、欧州用の1:√3電圧の電源共
用回路として、6組の単位巻線がスターあるいはデルタ
結線される直入れ始動形態の三相誘導電動機の場合につ
いて示している。この電源共用回路は、表1に示された
欧州の欄のすべての共用関係に当てはまる。この場合、
各組の単位巻線の両端から導出される口出し線の数は1
2本であり、それぞれ端子番号1〜12を付している。
【0039】図15(a)は、図14の三相誘導電動機
用であって三相交流電源の電圧形態が400(V)クラ
ス、電動機の始動形態が直入れ始動の場合に用意される
ヘッドターミナル20を示す。この場合、コンタクトピ
ン21の数は12、外部接続用の端子22の数は3個
(U、V、W)であり、これらの間が図示のようにあら
かじめ接続されている。その結果、図14のように構成
されている三相誘導電動機の6組の単位巻線が図15
(b)のようにスター結線されることになる。
【0040】図16(a)は、図14の三相誘導電動機
用であって三相交流電源の電圧形態が200(V)クラ
ス、電動機の始動形態が直入れ始動の場合に用意される
ヘッドターミナル20を示す。この場合、12本のコン
タクトピン21と3個の外部接続用の端子22との間が
図示のようにあらかじめ接続されている。その結果、図
14のように構成されている三相誘導電動機の6組の単
位巻線が図16(b)のようにデルタ結線されることに
なる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
端子台は、電源電圧の形態、電動機の始動形態に応じて
ヘッドターミナルが用意されるので、ユーザ側では電源
電圧及び始動形態に応じたヘッドターミナルを選択して
ベースターミナルに装着するだけで良く、その結果、配
線作業が単純化され、配線ミスが少なくなる。一方、製
造者側では、三相誘導電動機を共用化(標準化)して製
造することができ、端子台もヘッドターミナルについて
のみ複数種類の部品を在庫すれば良いので、在庫種類の
低減化を図ることができ、トータル的なコスト低減化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端子台の概略構成を示す分解斜視
図である。
【図2】スター−デルタ始動可能な1:2電圧の電源共
用回路に適用する場合の三相誘導電動機の固定子巻線の
形態を示した図である。
【図3】図2に示された三相誘導電動機に適用される2
00(V)クラスの場合のヘッドターミナルの内部接続
及びこれにより実現される固定子巻線のデルタ結線の形
態を示した図である。
【図4】図2に示された三相誘導電動機に適用される4
00(V)クラスの場合のヘッドターミナルの内部接続
及びこれにより実現される固定子巻線のデルタ結線の形
態を示した図である。
【図5】図2に示された三相誘導電動機にスター−デル
タ始動形態で適用される200(V)クラスの場合のヘ
ッドターミナルの内部接続及びこれにより実現される固
定子巻線の結線の形態を示した図である。
【図6】図2に示された三相誘導電動機にスター−デル
タ始動形態で適用される400(V)クラスの場合のヘ
ッドターミナルの内部接続及びこれにより実現される固
定子巻線の結線の形態を示した図である。
【図7】図2に示された三相誘導電動機に電源共用形態
で適用される200/400(V)クラスの場合のヘッ
ドターミナルの内部接続及びこれにより実現される固定
子巻線のデルタ結線の形態を示した図である。
【図8】デルタ結線の1:2電圧の電源共用回路に適用
する場合の三相誘導電動機の固定子巻線の形態を示した
図である。
【図9】図8に示された三相誘導電動機に適用される2
00(V)クラスの場合のヘッドターミナルの内部接続
及びこれにより実現される固定子巻線のデルタ結線の形
態を示した図である。
【図10】図8に示された三相誘導電動機に適用される
400(V)クラスの場合のヘッドターミナルの内部接
続及びこれにより実現される固定子巻線のデルタ結線の
形態を示した図である。
【図11】スター結線の1:2電圧の電源共用回路に適
用する場合の三相誘導電動機の固定子巻線の形態を示し
た図である。
【図12】図11に示された三相誘導電動機に適用され
る200(V)クラスの場合のヘッドターミナルの内部
接続及びこれにより実現される固定子巻線のスター結線
の形態を示した図である。
【図13】図11に示された三相誘導電動機に適用され
る400(V)クラスの場合のヘッドターミナルの内部
接続及びこれにより実現される固定子巻線のスター結線
の形態を示した図である。
【図14】1:√3電圧の電源共用回路に適用する場合
の三相誘導電動機の固定子巻線の形態を示した図であ
る。
【図15】図14に示された三相誘導電動機に適用され
る400(V)クラスのスター結線の場合のヘッドター
ミナルの内部接続の形態及びこれにより実現される固定
子巻線のスター結線の形態を示した図である。
【図16】図14に示された三相誘導電動機に適用され
る200(V)クラスのデルタ結線の場合のヘッドター
ミナルの内部接続の形態及びこれにより実現される固定
子巻線のデルタ結線の形態を示した図である。
【図17】従来の三相誘導電動機における固定子巻線の
バリエーションを説明するための図である。
【図18】従来の端子台の構成を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 ベースターミナル 11 コンタクトソケット 20 ヘッドターミナル 21 コンタクトピン 22 外部接続用の端子 23 端子ねじ 30 端子箱 40 口出し線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スターあるいはデルタ結線される複数組
    の単位巻線から成る固定子巻線を有し、各組の単位巻線
    毎にその両端から口出し線を導出するようにされている
    三相誘導電動機と三相交流電源との間を接続するために
    用いられる端子台であって、 複数の前記口出し線と接続するための複数の接続部を有
    すると共に、各接続部に接続された中間接続用の複数の
    ソケット接続部をあらかじめ決められた配置で有するベ
    ースターミナルと、 前記複数のソケット接続部に差し込み式にて接続可能な
    ように前記あらかじめ決められた配置と同じ配置で設け
    られた複数のコンタクトと前記三相交流電源に接続され
    る複数の外部接続用の端子とを有するヘッドターミナル
    とを備え、 前記ヘッドターミナルは、前記三相交流電源の電圧形態
    あるいは電動機の始動形態に応じてこれに対応したスタ
    ーあるいはデルタ結線を実現するように前記複数のコン
    タクトと前記複数の外部接続用の端子との間の内部接続
    があらかじめ行われているものが複数種類用意されるこ
    とを特徴とする電動機の端子台。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端子台において、前記三
    相交流電源の電圧形態は200(V)クラス、400
    (V)クラス、500(V)クラスのいずれか、前記電
    動機の始動形態は直入れ始動、スター−デルタ始動のい
    ずれかであり、前記中間接続用の複数のソケット接続部
    及び前記複数のコンタクトの数は、前記固定子巻線が6
    組の単位巻線から成る場合、12であることを特徴とす
    る電動機の端子台。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の端子台において、前記複
    数の外部接続用の端子の数は、200(V)クラス、4
    00(V)クラス、500(V)クラスの直入れ始動の
    場合、3であることを特徴とする電動機の端子台。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の端子台において、前記複
    数の外部接続用の端子の数は、200(V)クラス、4
    00(V)クラス、500(V)クラスのスター−デル
    タ始動の場合、6であることを特徴とする電動機の端子
    台。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の端子台において、前記三
    相交流電源の電圧形態は200(V)クラスと400
    (V)クラスの共用形態で、前記電動機の始動形態は直
    入れ始動であり、前記固定子巻線が6組の単位巻線から
    成る場合、前記中間接続用の複数のソケット接続部及び
    前記複数のコンタクトの数は12で、前記複数の外部接
    続用の端子の数は9であることを特徴とする電動機の端
    子台。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の端子台において、前記三
    相交流電源の電圧形態は1:2電圧の共用形態であって
    始動形態が直入れ始動であり、前記電動機の固定子巻線
    はデルタ結線形態で、前記固定子巻線が6組の単位巻線
    から成る場合、前記中間接続用の複数のソケット接続部
    及び前記複数のコンタクトの数は9で、前記複数の外部
    接続用の端子の数は3であることを特徴とする電動機の
    端子台。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の端子台において、前記三
    相交流電源の電圧形態は1:2電圧の共用形態であって
    始動形態が直入れ始動であり、前記電動機の固定子巻線
    はスター結線形態で、前記固定子巻線が6組の単位巻線
    から成る場合、前記中間接続用の複数のソケット接続部
    及び前記複数のコンタクトの数は9で、前記複数の外部
    接続用の端子の数は3であることを特徴とする電動機の
    端子台。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の端子台において、前記三
    相交流電源の電圧形態はの1:√3電圧の共用形態であ
    って始動形態は直入れ始動であり、前記電動機の固定子
    巻線はスターあるいはデルタ結線形態で、前記固定子巻
    線が6組の単位巻線から成る場合、前記中間接続用の複
    数のソケット接続部及び前記複数のコンタクトの数は1
    2で、前記複数の外部接続用の端子の数は3であること
    を特徴とする電動機の端子台。
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