JPH1169510A - 動力出力装置 - Google Patents

動力出力装置

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JPH1169510A
JPH1169510A JP22587697A JP22587697A JPH1169510A JP H1169510 A JPH1169510 A JP H1169510A JP 22587697 A JP22587697 A JP 22587697A JP 22587697 A JP22587697 A JP 22587697A JP H1169510 A JPH1169510 A JP H1169510A
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cooling
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章弘 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回生電力を有効に消費できる動力出力装置を
提供する。 【解決手段】 動力出力装置において、駆動軸に結合し
た電動機を備え、駆動軸の回転エネルギを電力として回
生可能な構成とする。一方、電動機およびその駆動回路
等、動力出力装置の高温部には、電気的に駆動可能な冷
却手段を設ける。該冷却手段の駆動は、リレーのオン・
オフにより制御される。この動力出力装置を車両に搭載
した場合、該車両の制動中は電動機により電力を回生す
ることができる。回生された電力は、通常バッテリの充
電に使用されるが、バッテリが満充電の場合等には冷却
手段の駆動に使用される。高温部は過熱状態にならない
よう通常走行中に冷却されているが、回生電力を利用し
た冷却を行うことによりさらに温度を下げることができ
る。電動機等は温度が低い程、運転効率が向上するた
め、上記冷却により動力出力装置全体の効率が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも電動機
を有する動力出力装置に関し、詳しくは該電動機により
回生電力を得ることができる動力出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動軸から動力を出力することができる
動力出力装置には、従来より、原動機を用いるもの、電
動機を用いるもの、および原動機と電動機を組み合わせ
て用いるもの(以下、ハイブリッド式動力出力装置とい
う)等がある。電動機を用いる動力出力装置、およびハ
イブリッド式動力出力装置では、発電機として機能しう
る電動機を用いることにより、駆動軸から動力を出力す
るだけでなく、駆動軸の回転動力を電力として回生する
ことができるものもある。このような動力出力装置が車
両に搭載された場合、該車両は制動時に車両の走行に伴
う運動エネルギを電力として回生しバッテリに蓄えるこ
とができるため、省エネルギ性に優れたものとなる。こ
の際、駆動軸の回転動力を電力として回生している間
は、駆動軸の回転に負荷を与えることになるため、上記
電力の回生により車両に制動力を与えることもできる。
【0003】一方、上記バッテリが満充電に近い状態で
ある場合は、回生電力を蓄えておくことができないた
め、車両の制動時にはその運動エネルギを何らかの形で
消費する必要が生じる。通常の車両と同様、ブレーキの
摩擦により熱として消費することも考えられる。ハイブ
リッド式動力出力装置については、車両の制動時に原動
機の出力軸に結合された電動機に電力を供給し、原動機
をモータリングすることによって上記運動エネルギを消
費する動力出力装置が、本出願人により提案されている
(特開平4―322105)。この動力出力装置では、
上記運動エネルギが原動機のモータリングにより熱に変
換されるため、原動機が暖機されていない場合には、有
効なエネルギの消費方法である。
【0004】また、はずみ車を別途設け、上記運動エネ
ルギをはずみ車の回転エネルギとして蓄える方法も提案
されている(特開昭60−170428)。これは、省
エネルギの観点から有効な方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、原動機をモー
タリングすることによって上記運動エネルギを消費する
方法は、原動機が十分暖機した状態においては、運動エ
ネルギを有効に活用しているものとはいえなかった。ま
た、はずみ車にエネルギを蓄える方法は、はずみ車を別
途設ける必要があるため、動力出力装置の構成を複雑に
し、その重量が増大する等の問題もあった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになさ
れ、少なくとも電動機を有する動力出力装置において、
該電動機により回生された電力を有効に活用できる動力
出力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の第1の動力出力装置は、駆動軸の回転動力と電力
とを相互に変換可能な電動機を有する動力出力装置であ
って、前記電動機に電気的に接続されるとともに、該動
力出力装置の高温部を冷却するための冷却手段と、前記
電動機により駆動軸の回転動力を変換して得られた電力
の少なくとも一部を用いて、前記冷却手段を運転する制
御手段とを備えることを要旨とする。
【0008】かかる構成からなる動力出力装置であれ
ば、電動機により駆動軸の回転動力を変換して得られた
回生電力の少なくとも一部を用いて、冷却手段を運転す
ることができる。上述の動力出力装置では、例えば電動
機が高温部となるが、一般に電動機はその温度が低い
程、運転効率が向上する。従って、上記動力出力装置に
より冷却手段が運転されれば電動機の温度が低下し、動
力出力装置全体の運転効率が向上する。かかる動力出力
装置に用いられる電動機は、駆動軸の回転動力と電力と
を相互に変換可能であればよく、例えば直流電動機や同
期電動機、誘導電動機など種々のものが挙げられる。
【0009】動力出力装置の高温部は、電動機の他、電
動機の駆動回路等、冷却することにより効率が向上する
ものであればよい。また、温度の低下とともに単純に効
率が向上するという特性を備えるものの他、所定の温度
で効率が極大となる特性を備えるものであってもよい。
さらに、効率以外の種々の条件により、所定の温度以下
に保持することが望ましいものであってもよい。これら
高温部は、一カ所である必要はなく複数存在してもよい
し、動力出力装置全体を高温部として扱ってもよい。
【0010】前記動力出力装置においては、該動力出力
装置の高温部に備えられた二以上の冷却手段と、前記冷
却手段に対応して設けられ、前記高温部の温度を検出す
る二以上の温度検出手段とを有し、前記制御手段はさら
に、前記各冷却手段ごとに、前記温度検出手段により検
出された前記各高温部の温度に応じた所定の作動状態
で、該冷却手段を運転する手段であるものとすることが
好ましい。
【0011】かかる構成をとる動力出力装置であれば、
二以上の冷却手段について、高温部の温度に応じて、冷
却手段ごとに所定の作動状態で運転することができる。
前述の通り、高温部には、温度と効率の関係について種
々の特性を有するものが含まれているため、かかる構成
をとれば、より動力出力装置の全体効率が高くなるよう
に冷却を行うことができる。
【0012】なお、所定の作動状態には、温度に応じて
連続的または段階的に変化する作動状態の他、温度に応
じてオンまたはオフの状態となるものも含んでいる。ま
た、二以上の冷却手段は、複数の高温部についてそれぞ
れ設けられているものであってもよいし、一つの高温部
の複数箇所に設けられているものであってもよい。
【0013】また、前記の動力出力装置において、さら
に前記電動機により駆動軸の回転動力を変換して得られ
た電力により充電され、電力を蓄積可能な蓄電手段と、
該蓄電手段の充電状態を検出するための検出手段とを有
し、前記制御手段は、さらに該検出手段により検出され
た充電状態が所定状態である場合に、前記電動機により
駆動軸の回転動力を変換して得られた電力を用いて、前
記冷却手段を運転する手段であるものとすることも望ま
しい。
【0014】この動力出力装置によれば、蓄電手段の充
電状態が所定状態である場合に、冷却手段を運転するこ
とができる。従って、蓄電手段の充電状態に応じて、前
記得られた電力を冷却手段の運転とその他の用途とに使
い分けることができるため、該電力のより有効な活用が
可能となる。
【0015】ここで、蓄電手段の充電状態は、充電容量
として表される物理量の他、例えば、満充電に対する割
合等の相対的な量としてもよい。また、所定状態とは、
ある一充電状態の他、一定の範囲をもった充電状態であ
ってもよい。これらの所定状態は、満充電の状態を含ま
ない状態であっても構わない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて説明する。はじめに、実施例の構成について図1
および図2を用いて説明する。図1は本実施例の動力出
力装置を搭載した車両の概略構成を示す説明図、図2は
本実施例の動力出力装置の冷却系統の概略構成を示す説
明図である。
【0017】まず、図1により、本実施例の動力出力装
置を搭載した車両の全体構成について説明する。このハ
イブリッド車両の構成は大きくは、駆動力を発生する動
力系統と、その制御系統および冷却系統と、プラネタリ
ギヤ120等を介して駆動源からの駆動力を駆動輪11
6、118に伝達する動力伝達系統と、運転操作部等か
らなっている。また、上記、動力系統はエンジン150
を含む系統とモータMG1,MG2を含む系統とからな
っており、制御系統は、エンジン150の運転を主に制
御するための電子制御ユニット(以下、EFIECUと
呼ぶ)170と、モータMG1,MG2の運転を主に制
御する制御ユニット190と、EFIECU170およ
び制御ユニット190に必要な信号を検出し入出力する
種々のセンサ部とからなっている。なお、EFIECU
170および制御ユニット190の内部構成は図示して
いないが、これらはそれぞれ内部にCPU、ROM、R
AM等を有するワンチップ・マイクロコンピュータであ
り、CPUがROMに記録されたプログラムに従い、後
述する種々の制御処理を行うよう構成されている。
【0018】以下、上記各系統を構成する要素について
動力系統から順を追って説明する。エンジン150は、
吸入口200から吸入した空気と燃料噴射弁151から
噴射されたガソリンとの混合気を燃焼室152に吸入
し、この混合気の爆発により押し下げられるピストン1
54の運動をクランクシャフト156の回転運動に変換
する。この爆発は、イグナイタ158からディストリビ
ュータ160を介して導かれた高電圧によって点火プラ
グ162が形成した電気火花によって混合気が点火され
燃焼することで生じる。燃焼により生じた排気は、排気
口202を通って大気中に排出される。
【0019】エンジン150の運転は、EFIECU1
70により制御されている。EFIECU170が行う
エンジン150の制御としては、エンジン150の回転
数に応じた点火プラグ162の点火時期制御や、吸入空
気量に応じた燃料噴射量制御等がある。エンジン150
の制御を可能とするために、EFIECU170にはエ
ンジン150の運転状態を示す種々のセンサが接続され
ている。例えばクランクシャフト156の回転数と回転
角度を検出するためにディストリビュータ160に設け
られた回転数センサ176及び回転角度センサ178な
どである。なお、EFIECU170には、この他、例
えばイグニッションキーの状態STを検出するスタータ
スイッチ179なども接続されているが、その他のセン
サ,スイッチなどの図示は省略した。
【0020】同じく動力系統を構成するモータMG1、
MG2について説明する。これらは、後述するプラネタ
リギヤ120を介してエンジン150と機械的に結合さ
れているものである。モータMG1は、同期電動発電機
として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロ
ータ132と、回転磁界を形成する三相コイルが巻回さ
れたステータ133とを備える。ステータ133は、無
方向性電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、ケー
ス119に固定されている。このモータMG1は、ロー
タ132に備えられた永久磁石による磁界とステータ1
33に備えられた三相コイルによって形成される磁界と
の相互作用によりロータ132を回転駆動する電動機と
して動作し、場合によってはこれらの相互作用によりス
テータ133に備えられた三相コイルの両端に起電力を
生じさせる発電機としても動作する。
【0021】モータMG2も、モータMG1と同様に同
期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁
石を有するロータ142と、回転磁界を形成する三相コ
イルが巻回されたステータ143とを備える。モータM
G2のステータ143も無方向性電磁鋼板の薄板を積層
して形成されており、ケース119に固定されている。
このモータMG2もモータMG1と同様に、電動機ある
いは発電機として動作する。
【0022】これらのモータMG1,MG2は、駆動回
路191、192を介してバッテリ194および制御ユ
ニット190に電気的に接続されている。駆動回路19
1、192は、スイッチングを行うトランジスタを複数
内蔵し、トランジスタインバータを構成している。制御
ユニット190には、この他各種のセンサおよびスイッ
チが電気的に接続されている。制御ユニット190に接
続されているセンサおよびスイッチとしては、アクセル
ペダルポジションセンサ164a、ブレーキペダルポジ
ションセンサ165a、シフトポジションセンサ18
4、バッテリ194の残容量検出器199などがある。
【0023】モータMG1,MG2の制御を含むハイブ
リッド車両の運転状態の制御を可能とするために、この
制御ユニット190には運転操作部からの種々の信号や
バッテリ194の残容量等が入力され、また、エンジン
150を制御するEFIECU170との間で種々の情
報を、通信によってやりとりしている。運転操作部から
の種々の信号として、具体的には、アクセルペダルポジ
ションセンサ164aからのアクセルペダルポジション
(アクセルペダルの踏込量)AP、ブレーキペダルポジ
ションセンサ165aからのブレーキペダルポジション
(ブレーキペダルの踏込量)BP、シフトポジションセ
ンサ184からのシフトポジションSPがある。また、
バッテリ194の残容量は残容量検出器199で検出さ
れる。なお、残容量検出器199は、バッテリ194の
電解液の比重またはバッテリ194の全体の重量を測定
して残容量を検出するものや、充電・放電の電流値と時
間を演算して残容量を検出するものや、バッテリ194
の端子間を瞬間的にショートさせて電流を流し内部抵抗
を測ることにより残容量を検出するものなどが知られて
いる。
【0024】トランジスタインバータ191、192を
用いたモータMG1,MG2の制御方法は周知の技術で
ある。つまり、制御ユニット190からトランジスタイ
ンバータ191、192へ制御信号を出力して、トラン
ジスタインバータ191、192に内蔵される各トラン
ジスタをスイッチングし、モータMG1,MG2の三相
コイルに流れる電流をPWM制御によって擬似的な正弦
波にすると、モータMG1のステータ133に備えられ
た三相コイルおよびモータMG2のステータ143に備
えられた三相コイルのそれぞれに回転磁界が形成され
る。この回転磁界と、ロータ132、142外周面に貼
り付けられた複数個の永久磁石による磁界との相互作用
によって、ロータ132、142は回転する。
【0025】駆動源からの駆動力を駆動輪116、11
8に伝達する動力伝達系統の構成は次の通りである。エ
ンジン150の動力を伝達するためのクランクシャフト
156およびプラネタリキャリア軸127と、モータM
G1,モータMG2の回転を伝達する回転軸125、1
26とは、後述するプラネタリギヤ120を介して駆動
軸112および動力伝達ギヤ111に機械的に結合され
ている。また、この駆動軸112および動力伝達ギヤ1
11はディファレンシャルギヤ114を介して左右の駆
動輪116、118に結合されている。
【0026】ここで、プラネタリギヤ120の構成と併
せてクランクシャフト156、プラネタリキャリア軸1
27、モータMG1の回転軸125、MG2の回転軸1
26の結合について説明する。プラネタリギヤ120
は、サンギヤ121、リングギヤ122なる同軸の2つ
のギヤと、サンギヤ121とリングギヤ122との間に
配置されサンギヤ121の外周を自転しながら公転する
複数のプラネタリピニオンギヤ123の3つから構成さ
れる。サンギヤ121はプラネタリキャリア軸127に
軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸125を介してモ
ータMG1のロータ132に結合され、リングギヤ12
2はリングギヤ軸126を介してモータMG2のロータ
142に結合されている。また、プラネタリピニオンギ
ヤ123は、その回転軸を軸支するプラネタリキャリア
124を介してプラネタリキャリア軸127に結合さ
れ、プラネタリキャリア軸127はクランクシャフト1
56に結合されている。機構学上周知のことであるが、
プラネタリギヤ120は上述のサンギヤ軸125、リン
グギヤ軸126およびクランクシャフト156の3軸の
うちいずれか2軸へ入出力される動力が決定されると、
残余の1軸に入出力される動力が決定されるという性質
を有している。
【0027】リングギヤ122には、動力の取り出し用
の動力取出ギヤ128が、リングギヤ122とモータM
G1との間の位置で結合されている。この動力取出ギヤ
128は、チェーンベルト129により駆動軸112お
よび動力伝達ギヤ111に接続されており、動力取出ギ
ヤ128と駆動軸112および動力伝達ギヤ111との
間で動力の伝達がなされる。上述の構成およびプラネタ
リギヤ120の性質に基づいて、ハイブリッド車両はモ
ータMG2のみを駆動源として走行することもできる
し、エンジン150とモータMG2の双方を駆動源とし
て走行することもできる。具体的には、ハイブリッド車
輌は減速時または降坂時等のエンジン動力を必要としな
いとき、および初期加速時には、エンジン150の運転
を停止し、モータMG2のみで走行する。通常走行時に
は、エンジン150を主駆動源としつつ、モータMG2
の動力も用いて走行する。エンジン150とモータMG
2の双方を駆動源として走行する場合には、必要なトル
クおよびモータMG2で発生し得るトルクに応じて、エ
ンジン150を効率のよい運転ポイントで運転できるた
め、エンジン150のみを駆動源とする車両に比べて省
資源性および排気浄化性に優れている。一方、クランク
シャフト156の回転を、プラネタリキャリア軸127
およびサンギヤ軸125を介してモータMG1に伝達す
ることができるため、エンジン150の運転によりモー
タMG1で発電しつつ走行することも可能である。
【0028】エンジン150、モータMG1およびその
駆動回路191、モータMG2およびその駆動回路19
2等からなる動力系統を冷却する冷却系統について図2
に基づいて説明する。本実施例では、冷却系統は全て冷
却水を用いたいわゆる水冷式を適用しているが、エンジ
ン150の冷却系統とモータMG1、MG2およびその
駆動回路の冷却系統とは独立なものとして構成されてい
る。
【0029】エンジン150の冷却系統は、エンジン1
50のみを駆動源とする従来車両で採用されているもの
と基本的には同じ構成である。エンジン150とラジエ
ータ250がホース254で接続されており、冷却水は
ウォーターポンプ260によりこの中を循環する。冷却
水は、エンジン150に設けられたウォータージャケッ
ト173でエンジン150の熱を吸収し、ラジエータ2
50で放熱することにより、エンジン150を冷却す
る。ラジエータ250には、冷却水の放熱を助けるべ
く、冷却ファン252が設けられている。冷却ファン2
52は、エンジン150のクランクシャフト156の回
転をベルトで伝達することにより駆動される。冷却ファ
ン252をバッテリ194を介して、モータMG1、M
G2と接続し、バッテリ194またはモータMG1、M
G2で回生される電力により駆動されるようにしてもよ
い。制御ユニット190は、ウォータージャケット17
3内に設けられた水温センサ174により、冷却水の温
度を検出することで、エンジン150の冷却状態を感知
している。
【0030】一方、モータMG1、MG2およびその駆
動回路191、192の冷却系統は、次の構成をとって
いる。図2に示す通り、モータMG1、MG2には、ケ
ース119の外周を囲むようにウォータージャケット2
58、259が設けられている。駆動回路191、19
2はそれぞれトランジスタインバータを構成する素子が
取り付けられている基板Bdを介して、内部を冷却水が
通過しているヒートシンク256に接触している。ウォ
ータージャケット258、259およびヒートシンク2
56は、上記エンジン150のラジエータ250とは別
個のラジエータ251と、それぞれホース255で接続
されており、冷却水はウォーターポンプ261によりこ
の中を循環する。かかる構成により、駆動回路191、
192で発生した熱は、ヒートシンク256内部を通過
する冷却水に吸収され、モータMG1、MG2で発生し
た熱は、ウォータージャケット258、259の内部を
通過する冷却水に吸収される。冷却水は、これらの熱を
ラジエータ251で放熱する。ラジエータ251には、
冷却水の放熱を助けるべく、冷却ファン253が設けら
れている。この冷却ファン253は、モータMG1、M
G2と駆動回路191、192、バッテリ194、リレ
ー257を介して電気的に接続されており、バッテリ1
94の電力またはモータMG1、MG2で回生される電
力を使用して駆動される。冷却ファン253の駆動は制
御ユニット190からの制御信号に従いリレー257を
開閉することにより行う。
【0031】駆動回路191、192には同じ基板上に
隣接して、温度センサ191t、192tが設けられて
いる。また、モータMG1、MG2には各モータのステ
ータ133、143に巻回されているコイル部に温度セ
ンサ133t、143tが設けられている。制御ユニッ
ト190は、これらの温度センサにより検出される温度
により、駆動回路191、192およびモータMG1、
MG2の冷却状態を感知している。
【0032】なお、本実施例では、エンジン150の冷
却系統とモータMG1、MG2およびその駆動回路19
1、192の冷却系統を別個独立の系統として構成した
が、両者に共通のラジエータを設けること等により、こ
れらを一つの系統で構成するものとしてもよいし、モー
タMG1、MG2等の各部分ごとに冷却系統を構成する
ものとしてもよい。また、冷却水を用いる代わりに、各
発熱部に冷却ファンを設ける等していわゆる空冷式の冷
却系統を構成するものとしてもよい。
【0033】(2)一般的動作 次に、本実施例のハイブリッド車両の一般的な動作につ
いて説明する。前述した通り、以上の構成を有するハイ
ブリッド車輌は通常走行時には、エンジン150を主駆
動源としつつ、モータMG2の動力も用いて走行する。
この際、モータMG2を駆動するための電力は、主にク
ランクシャフト156の回転をプラネタリキャリア軸1
27およびサンギヤ軸125を介してモータMG1に伝
達し、モータMG1で発電することにより供給してい
る。即ち、エンジン150の動力をトルク変換して駆動
軸112から出力していることになる。
【0034】その動作原理は、次の通りである。エンジ
ン150の動力はプラネタリギヤ120でモータMG1
に伝達される動力と、リングギヤ軸126に伝達される
動力とに分配される。モータMG1に伝達された動力
は、モータMG1が発電機として機能することにより、
電力に変換される。この電力をモータMG2に供給し、
モータMG2を駆動することによって、リングギヤ軸1
26に動力を付加する。この結果、駆動軸112から
は、エンジン150から出力され、リングギヤ軸126
に分配された動力とモータMG2によりリングギヤ軸に
付加された動力の双方からなる動力が出力されるのであ
る。
【0035】このハイブリッド車両が制動するときに
は、駆動輪116、118の回転がディファレンシャル
ギヤ114、動力伝達ギヤ111、駆動軸112および
チェーンベルト129を介してリングギヤ126に伝達
されるため、モータMG2を発電機として機能させるこ
とにより車両の運動エネルギを電力に変換し、バッテリ
194に充電しておくことができる。このとき、車両は
モータMG2での発電負荷によって制動することができ
る。かかる制動は、モータMG1を用いて行ってもよ
い。
【0036】上述した通り、本実施例のハイブリッド車
両の走行中においては、モータMG1、MG2はそれぞ
れ発電機または電動機として機能している。この際、モ
ータMG1、MG2およびその駆動回路191、192
には、それぞれ生じるトルクに応じた電流が流れ発熱す
る。
【0037】これらの各部で生じた熱は図2に示した冷
却系統で冷却される。一般に、モータMG1、MG2お
よびその駆動回路191、192は温度が低いほど効率
が上がる特性を有している。しかし、これらを冷却する
ためには、冷却ファン253およびウォーターポンプ2
61を駆動する必要があり、そのために電力を消費する
ことになる。従って、本実施例のハイブリッド車両は、
冷却することによる効率の向上と、冷却するために必要
なエネルギとの収支を考慮しつつ、全体として効率がよ
くなるように冷却ファン253およびウォーターポンプ
261を運転する。冷却系統の運転は、連続的に運転さ
れる場合もあれば、断続的に運転される場合もある。
【0038】一方、エンジン150は内燃機関であるた
め、非常に高温となる。従って、エンジン150各部の
焼き付き等を防止するためには、その冷却系統は常に運
転しておくことが望ましい。本実施例では、このような
観点からエンジン150の冷却系統を上記モータMG
1、MG2等の冷却系統とは別個のものとし、またエン
ジン150のクランクシャフト156の回転を伝達する
ことにより冷却ファン252およびウォーターポンプ2
60を駆動する構成をとっている。
【0039】(3)回生電力使用制御 上述した「(2)一般的動作」では、本実施例の構成を
とるハイブリッド車両における動力出力原理および冷却
系統の運転について説明した。次に、本実施例の特徴的
な部分である回生電力使用制御ルーチンについて図3を
用いて説明する。本ルーチンは、車両が制動中である場
合等、モータMG1またはモータMG2で回生される電
力を車両の駆動に使用しない場合に、その回生された電
力を有効に活用することを目的とするルーチンである。
制動中とは、車両が減速している場合のみならず、降坂
時に車両の加速を抑制するように制動力をかけている場
合も含まれる。回生電力使用制御ルーチンは、制御ユニ
ット190が、エンジン150等の動力系統の運転制御
を行う際に、所定時期に周期的に実行されるものであ
る。
【0040】回生電力使用制御ルーチンが実行される
と、制御ユニット190は、電力を回生しているか否か
を判断する(ステップS100)。電力の回生は、モー
タMG1、MG2のいずれで行われていてもよい。電力
の回生をしていない場合には、制御ユニットは、何も処
理を行わずに回生電力使用制御ルーチンを一旦終了す
る。
【0041】電力の回生が行われている場合には、次の
ステップに進み、回生電力をバッテリ194に充電する
か否かの判断として、バッテリ194の残容量SOCが
所定の残容量S1よりも大きいか否かを判断する(ステ
ップS105)。フローチャートには図示していない
が、このステップに先立ち制御ユニット190は、バッ
テリ194の残容量検出器199により検出されるバッ
テリ残容量SOCを読み込んでいる。
【0042】なお、所定の残容量S1は、ハイブリッド
車両の走行に支障を生じないバッテリ194の充電状態
に基づいて定められる所定の容量である。S1の値は、
一定の値であってもよいし、ハイブリッド車両の走行状
態や搭載される電気装備品の運転状態に応じて変化する
ものとしてもよい。例えば、空調機器が作動している場
合には、非作動時に比べてS1の値を高くする等の設定
が考えられる。
【0043】バッテリ194の残容量SOCが上記所定
の値S1以下である場合には、制御ユニット190は、
バッテリ194の充電を優先すべきと判断して、その処
理を実行する(ステップS125)。SOCがS1より
も大きい場合には、バッテリ194の充電を行う必要が
ないため、制御ユニット190は、次のステップに進
み、温度センサによって検出された高温部の温度Tを所
定の温度Tuと比較する(ステップS110)。本実施
例の場合は、モータMG1、MG2およびその駆動回路
191、192が高温部であり、温度センサ133t、
143t、191t、192tはこれら一つ一つに備え
られている。従って、本実施例では、これらの温度セン
サから検出される温度の内、最も高い温度をステップS
110の温度Tとしている。
【0044】温度Tは冷却ファン等の運転を行うか否か
の判断基準となるものであればよく、上述の各温度セン
サにより検出される温度の平均値としてもよいし、最低
値としてもよい。また、温度センサをいずれか一カ所に
のみ備え、該温度センサにより検出される温度としても
よい。
【0045】一方、上述の所定の温度Tuも冷却ファン
等の運転を行うか否かの判断基準となる温度である。前
述の通り、モータMG1、MG2およびその駆動回路1
91、192は基本的に温度が低い程、効率が高くなる
特性を備えている。図4にこの特性を概念的なグラフと
して示す。かかる特性に鑑み、本実施例では温度Tuを
摂氏0度としている。このように冷却する程、効率が高
くなる特性を備える高温部については、ステップS11
0における温度比較を行うことなく、後述する冷却ファ
ン253の駆動をするものとしてもよい。
【0046】制御ユニット190は、上記温度Tが所定
の温度Tuよりも大きい場合には、高温部の冷却をすべ
きと判断し、モータMG1またはMG2で回生された回
生電力を用いて冷却ファン253を駆動する(ステップ
S115)。具体的には、制御ユニットはリレー257
を閉にする信号を出力し、冷却ファン253に電圧が印
加されるようにする。一方、冷却ファン253が既に駆
動している場合には、その増速をする(ステップS11
5)。冷却ファン253の増速は、上記回生電力を用い
ることにより、冷却ファン253の駆動部に供給される
電力を増大すればよい。具体的には、トランジスタを用
いたスイッチング回路を冷却ファン253の駆動部に設
け、そのトランジスタがオンとなる時間的割合を増大す
る方法が挙げられる。また、冷却ファン253への電力
供給部に出力電圧が大小異なるトランスとリレーを設
け、供給電圧が増大するようにリレーを切り替えるもの
としてもよい。さらに、冷却ファン253の駆動部に使
用されるモータのコイル巻き線の両端から電圧を印加す
る回路と途中から電圧を印加する回路とを設け、両者を
リレーで切り替えることにより、コイルの巻き数を変化
させる方法も考えられる。
【0047】一方、温度Tが所定の温度Tu以下である
場合には、制御ユニット190は、高温部の冷却は不要
と判断して、回生電力を用いてエンジン150を負荷と
してモータMG1またはモータMG2を回転する(ステ
ップS120)。ここで、回転するのは、車両に搭載さ
れている2つのモータMG1、MG2のうち、電力を回
生していない方のモータである。以上の処理を実行した
後、制御ユニット190は、回生電力使用制御ルーチン
を一旦終了する。
【0048】前述の通り、本実施例のハイブリッド車両
は、ここで説明している回生電力使用制御ルーチン以外
の制御ルーチンにおいて、冷却ファン253およびウォ
ーターポンプ261の運転を行っている。この運転は、
冷却に必要なエネルギと冷却に基づく効率向上との収支
を考慮したものである。これに対し、ステップS115
は、バッテリ194に充電する必要のない、いわば余剰
の回生電力を用いて冷却ファン253を駆動するもので
あるため、かかる収支を考慮することなく効率向上を図
ることができる点で相違する。
【0049】本実施例の動力出力装置によれば、回生電
力を有効に活用でき、動力出力装置の運転効率を向上す
ることができる。即ち、従来はバッテリ194に充電す
ることができない回生電力は、エンジン150を負荷と
してモータMG1等を駆動することにより熱に代えて消
費していたが、本実施例では、バッテリ194に充電す
る必要のない回生電力は、冷却ファン253を駆動する
ことにより消費される。冷却ファン253の駆動によ
り、ラジエータ251での放熱が促進され、冷却系統の
冷却能力が向上するため、モータMG1等の温度が低下
する。図4に概念的なグラフで示す通り、モータMG
1、MG2およびその駆動回路191、192は温度が
低くなる程、効率が向上する特性を有しているため、本
実施例の動力出力装置は、全体として運転効率を向上す
ることができる。
【0050】本実施例では、モータMG1、MG2およ
びその駆動回路191、192動力出力装置の高温部と
しており、これらの温度と効率は図4に示す特性を有し
ているが、他の特性を有しているものを高温部としても
よい。例えば、図5に示すように温度の上昇に伴い効率
も向上するが、何らかの理由で所定の温度Tb以上では
使用できないものを含めてもよいし、図6のように所定
の温度Tcで最も効率が高くなる特性を示すものを含め
てもよい。このような特性を有するものを高温部とする
場合には、回生電力使用制御ルーチンのステップS11
0における所定の温度Tuは、それぞれ図5のTbまた
は図6のTcとなる。図5のような特性を備えるものと
しては、例えば、バッテリ194が挙げられる。
【0051】なお、上記実施例においては、ステップS
115で冷却ファン253を駆動または増速するものと
しているが、その運転を高温部の温度に応じて連続的ま
たは段階的に変化するように制御するものとしてもよ
い。
【0052】上記実施例における回生電力使用制御ルー
チンが車両の制動時に実行されると、車両の運動エネル
ギを変換して得られた回生電力を冷却ファン253の駆
動等で消費するため、車両には制動力が加えられる。し
かし、冷却ファン253の駆動(ステップS115)に
おいて消費する電力が比較的小さい場合には、車両に十
分な制動力が加えられない場合も考えられる。このよう
な場合に備えて、ステップS115を実行した後に、さ
らに余っている回生電力を消費する処理を付加するもの
としてもよい。具体的には、ステップ120と同じ処理
を実行してエンジン150をモータリングしてもよい
し、空調機器等の電気装備を運転するものとしてもよ
い。また、フライホイールを回す等して、電力以外の形
態でエネルギの蓄積を図るものとしてもよい。
【0053】また、上記実施例では、バッテリ194へ
の充電を優先的に実行し、余った電力で冷却ファン25
3の駆動等を実行するものとしているが、これらの優先
順序は逆であっても構わないし、高温部の温度に応じ
て、優先順序が変わる構成としてもよい。例えば、図5
に示すように、高温部が所定の温度Tb以下での使用に
制限される特性を備える場合、その温度TがTbに非常
に近い場合には冷却ファン253の駆動を優先するもの
とし、温度TがTbに対し余裕のある温度である場合に
はバッテリ194の充電を優先するものとする構成が考
えられる。
【0054】第1実施例は、冷却ファン253が一つの
場合における実施例である。次に冷却ファンが複数存在
する場合の実施例を第2実施例として示す。第2実施例
の動力出力装置を搭載した車両の構成は、冷却系統を除
き第1実施例(図1)と同じである。第2実施例の冷却
系統は、バッテリ194およびモータMG1、MG2の
回生電力を用いて駆動することができる冷却ファンを複
数備える点で第1実施例の冷却系統と相違する。具体的
には、図2においてエンジン150の冷却系統に備えら
れた冷却ファン252を、電気的に駆動可能なものと
し、バッテリ194と電気的に接続した構成となってい
る。その他、バッテリ194自身を冷却する冷却ファン
を設けたり、モータMG1、MG2およびその駆動回路
191、192にそれぞれ冷却ファンを設けたりしても
よい。
【0055】第2実施例の回生電力使用制御ルーチンが
実行されると、制御ユニット190は、電力を回生して
いるか否かを判断する(ステップS150)。電力の回
生は、モータMG1、MG2のいずれで行われていても
よい。電力の回生をしていない場合には、制御ユニット
は、何も処理を行わずに回生電力使用制御ルーチンを一
旦終了する。
【0056】電力の回生が行われている場合には、次の
ステップに進み、回生電力をバッテリ194に充電する
か否かの判断として、バッテリ194の残容量SOCが
所定の残容量S1よりも大きいか否かを判断する(ステ
ップS155)。バッテリ194の残容量SOCが上記
所定の値S1以下である場合にはバッテリ194の充電
を行う(ステップS185)。ここまでの処理内容は、
第1実施例と同じであり(図3ステップS100および
S105)、所定の残容量S1の定め方も第1実施例と
同じである。
【0057】SOCがS1よりも大きい場合には次のス
テップに進み、温度センサによって検出された第1の高
温部の温度T1を所定の温度Tu1と比較する(ステッ
プS160)。ここで第1の高温部とは、複数の高温部
のうち、冷却の優先順位がもっとも高い高温部をいう。
本実施例においては、モータMG1、MG2およびその
駆動回路191、192からなる高温部とエンジン15
0という高温部の2つの高温部を有しており、効率向上
のためには前者の冷却を優先すべきであるため、前者を
第1の高温部としている。所定の温度Tu1は第1実施
例と同様、高温部の温度特性を考慮して設定されてい
る。
【0058】制御ユニット190は、上記温度T1が所
定の温度Tu1よりも大きい場合には、第1の高温部の
冷却をすべきと判断して、モータMG1またはMG2で
回生された回生電力を用いて第1高温部に設けられた冷
却ファン253を駆動する(ステップS165)。ま
た、冷却ファン253が既に駆動している場合には、上
記電力を供給することにより、その増速をする(ステッ
プS165)。一方、温度T1が所定の温度Tu1以下
である場合には、制御ユニット190は、第1の高温部
の冷却は不要と判断して、冷却ファン253を駆動する
上記ステップ(S165)をスキップする。
【0059】制御ユニット190は、温度センサによっ
て検出された第2の高温部の温度T2を所定の温度Tu
2と比較する(ステップS170)。本実施例では、第
2の高温部はエンジン150であり、温度T2は水温セ
ンサ174により検出される温度である。また、所定の
温度Tu2は、焼き付け等を起こすことなくエンジン1
50を運転できる温度の上限値より若干低い温度として
いる。エンジン150は温度が高い方が効率的な運転が
可能であり、図5に示した温度特性を有しているため、
上記方法により所定の温度Tu2を設定したのである。
【0060】温度T2が所定の温度Tu2よりも大きい
場合には、制御ユニット190は、第2高温部の冷却が
必要と判断し、回線電力を用いて冷却ファン252を駆
動する(ステップS175)。また、既に冷却ファン2
52が駆動している場合には、回生電力を供給すること
により、その増速をする(ステップS175)。ただ
し、第1の高温部の冷却ファン253を駆動しているの
で(ステップ165)、その後さらに余った回生電力の
範囲で冷却ファン252を駆動することになる。
【0061】一方、温度T2が所定の温度Tu2以下で
ある場合には、回生電力を用いてエンジン150を負荷
としてモータMG1またはモータMG2を回転する(ス
テップS180)。ここで、回転するのは、車両に搭載
されている2つのモータMG1、MG2のうち、電力を
回生していない方のモータである。以上の処理を実行し
た後、制御ユニット190は、回生電力使用制御ルーチ
ンを一旦終了する。
【0062】本実施例によれば、動力出力装置に温度特
性の異なる複数の高温部が存在している場合に、各高温
部の温度特性に応じて回生電力を有効に活用でき、動力
出力装置の運転効率を向上することができる。
【0063】本実施例では、モータMG1、MG2およ
びその駆動回路191,192を一つの高温部としてい
るが、これらを別々の高温部としてそれぞれ冷却ファン
を設けるものとしてもよい。これらの高温部は、図4に
示す温度特性を有している点では共通しているが、定格
または使用頻度等の相違により温度上昇の程度が異なる
可能性があり、結果として冷却の優先順位が異なる場合
があるからである。このような場合に、本実施例の回生
電力使用制御ルーチンによれば、冷却の優先順位の高い
高温部から順に回生エネルギを割り当てることによっ
て、有効に回生エネルギを活用することができる。
【0064】なお、本実施例においては、高温部につい
て冷却の優先順位を割り当てる考え方をとっており、モ
ータMG1等を第1の高温部とし、普段はその冷却を優
先しているが、この優先順位は各高温部の温度やバッテ
リ充電量に応じて変更するものとしてもよい。例えば、
上述の実施例において、第2の高温部であるエンジン1
50の温度が高くなり、焼き付け等を起こすおそれがあ
る場合等には、モータMG1等を冷却するか否かの判断
(ステップS160)に先立ち、エンジン150を冷却
するか否かの判断(ステップS170に相当する判断)
を行うものとしてもよい。
【0065】また、高温部に冷却の優先順位を設けるこ
となく、全ての冷却ファンを駆動するものとしてもよ
い。例えば、冷却ファンの駆動に用いることができる回
生電力量を各高温部の温度等に基づいて、各高温部に配
分し、それぞれの冷却ファンを駆動するものとしてもよ
い。
【0066】以上の実施例を適用するハイブリッド車両
も種々の構成が可能である。図1ではエンジン150お
よびモータMG2の駆動力をプラネタリギヤ120を介
して駆動輪116、118に伝達するハイブリッド車両
の構成を示したが、エンジン150、モータMG1,M
G2についてプラネタリギヤ120を介した接続は図8
および図9に示す種々の形態としてもよい。例えば、図
1に示した構成では、リングギヤ軸126に出力された
動力をリングギヤ122に結合された動力取出ギヤ12
8を介してモータMG1とモータMG2との間から取り
出したが、図8に変形例として示した構成のように、リ
ングギヤ軸126を延出して動力を取り出すものとして
もよい。また、図9に変形例として示した構成のよう
に、エンジン150側からプラネタリギヤ120,モー
タMG2,モータMG1の順になるよう配置してもよ
い。この場合、サンギヤ軸125Bは中空でなくてもよ
く、リングギヤ軸126Bは中空軸とする必要がある。
この構成では、リングギヤ軸126Bに出力された動力
をエンジン150とモータMG2との間から取り出すこ
とができる。さらに、図示しないが、図9においてモー
タMG2とモータMG1を入れ替えた構成とすることも
可能である。
【0067】以上は、プラネタリギヤ120を用いた変
形例であるが、図10に示すように、プラネタリギヤ1
20を用いない構成をとってもよい。図10に示す構成
では、図1におけるモータMG1およびプラネタリギヤ
120に代えて、ロータ(インナロータ)234および
ステータ(アウタロータ)232の双方が同じ軸中心に
相対的に回転可能であり電磁継手として作用し得るクラ
ッチモータMG3を用いている。クラッチモータMG3
のアウタロータ232はエンジン150のクランクシャ
フト156に機械的に結合され、クラッチモータMG3
のインナロータ234およびモータMG2のロータ14
2は駆動軸112Aに結合されている。モータMG2の
ステータ143はケース119に固定されている。
【0068】この構成では、プラネタリギヤ120に代
えて、クラッチモータMG3によりエネルギの分配を行
う。クラッチモータMG3に入出力される電気的なエネ
ルギにより、インナロータ234とアウタロータ232
の相対的な回転を制御し、エンジン150の動力を駆動
軸112Aに伝達することができる。また、モータMG
2のロータ142が駆動軸112Aに取り付けられてい
るため、モータMG2を駆動源とすることもできる。さ
らに、エンジン150の動力によりモータMG3で発電
することもできる。このような構成のハイブリッド車両
でも、クラッチモータMG3またはモータMG2により
電力を回生することができるため、本発明を適用するこ
とができる。
【0069】さらに、ハイブリッド車両は図11に示す
ような、いわゆるシリーズ式の構成であっても構わな
い。シリーズ式のハイブリッド車両では、エンジン15
0の出力軸は発電機Gに機械的に結合されている。駆動
輪116、118には、モータMG4が動力伝達ギヤ1
11等を介して結合されているが、エンジン150は結
合されてはいない。
【0070】上述の構成をとるため、シリーズ式のハイ
ブリッド車両では、エンジン150の動力は駆動輪11
6、118に伝達されることはなく発電機Gの運転に使
われ、車両はバッテリ194の電力によりモータMG4
を動かすことにより駆動される。発電負荷は発電機Gに
生じる起電力に比例する。シリーズ式のハイブリッド車
両は、必要に応じて発電機Gで発電を行うため、通常余
剰の電力は生じないが、車両の制動時にはモータMG4
により電力を回生することができるため、該回生電力を
利用して本発明を有効に適用することができる。
【0071】以上、本発明の実施例およびその変形例に
ついて説明してきたが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、さらに種々
の変形が可能である。例えば、エンジン150を搭載せ
ず、駆動軸に結合されたモータと該モータと電力をやり
とりするためのバッテリからなる電動式動力出力装置に
も適用可能である。また、冷却ファン等を用いた冷却手
段の他、ペルチェ効果を利用して直接電気的に冷却する
手段等にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の動力出力装置を搭載した車両の概略
構成を示す説明図である。
【図2】本実施例の動力出力装置の冷却系統の概略構成
を示す説明図である。
【図3】第1実施例の回生電力使用制御ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図4】高温部の1つ目の温度特性を示すグラフであ
る。
【図5】高温部の2つ目の温度特性を示すグラフであ
る。
【図6】高温部の3つ目の温度特性を示すグラフであ
る。
【図7】第2実施例の回生電力使用制御ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図8】機械分配式ハイブリッド車両の第1の構成変形
例を示す説明図である。
【図9】機械分配式ハイブリッド車両の第2の構成変形
例を示す説明図である。
【図10】電気分配式ハイブリッド車両の概略構成を示
す説明図である。
【図11】シリーズ式ハイブリッド車両の概略構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
111…動力伝達ギヤ 112、112A…駆動軸 114…ディファレンシャルギヤ 116,118…駆動輪 119、119A…ケース 120、120A、120B…プラネタリギヤ 121…サンギヤ 122…リングギヤ 123…プラネタリピニオンギヤ 124…プラネタリキャリア 125、125A、125B…サンギヤ軸 126、126A、126B…リングギヤ軸 127、127A、127B…プラネタリキャリア軸 128…動力取出ギヤ 129…チェーンベルト 132…ロータ 133…ステータ 133t…温度センサ 139…レゾルバ 142…ロータ 143…ステータ 143t…温度センサ 149…レゾルバ 150…エンジン 151…燃料噴射弁 152…燃焼室 154…ピストン 156…クランクシャフト 158…イグナイタ 160…ディストリビュータ 162…点火プラグ 164…アクセルペダル 164a…アクセルペダルポジションセンサ 165…ブレーキペダル 165a…ブレーキペダルポジションセンサ 170…EFIECU 173…ウォータージャケット 174…水温センサ 176…回転数センサ 178…回転角度センサ 179…スタータスイッチ 182…シフトレバー 184…シフトポジションセンサ 190、190A、190B…制御ユニット 191…第1の駆動回路 191t…温度センサ 192…第2の駆動回路 192t…温度センサ 194…バッテリ 199…残容量検出器 200…吸入口 202…排気口 232…アウタロータ 234…インナロータ 238…回転トランス 250、251…ラジエータ 252、253…冷却ファン 254、255…ホース 256…ヒートシンク 257…リレー 258、259…ウォータージャケット 260、261…ウォーターポンプ G…発電機 MG1、MG2、MG4…モータ MG3…クラッチモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸の回転動力と電力とを相互に変換
    可能な電動機を有する動力出力装置であって、 前記電動機に電気的に接続されるとともに、該動力出力
    装置の高温部を冷却するための冷却手段と、 前記電動機により駆動軸の回転動力を変換して得られた
    電力の少なくとも一部を用いて、前記冷却手段を運転す
    る制御手段とを備える動力出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の動力出力装置であって、 該動力出力装置の高温部に備えられた二以上の冷却手段
    と、 前記冷却手段に対応して設けられ、前記高温部の温度を
    検出する二以上の温度検出手段とを有し、 前記制御手段はさらに、前記各冷却手段ごとに、前記温
    度検出手段により検出された前記各高温部の温度に応じ
    た所定の作動状態で、該冷却手段を運転する手段である
    動力出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の動力出力装置
    であって、さらに前記電動機により駆動軸の回転動力を
    変換して得られた電力により充電され、電力を蓄積可能
    な蓄電手段と、 該蓄電手段の充電状態を検出するための検出手段とを有
    し、 前記制御手段は、さらに該検出手段により検出された充
    電状態が所定状態である場合に、前記電動機により駆動
    軸の回転動力を変換して得られた電力を用いて、前記冷
    却手段を運転する手段である動力出力装置。
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