JPH1169456A - ハンドフリー自動車電話 - Google Patents
ハンドフリー自動車電話Info
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- JPH1169456A JPH1169456A JP9230054A JP23005497A JPH1169456A JP H1169456 A JPH1169456 A JP H1169456A JP 9230054 A JP9230054 A JP 9230054A JP 23005497 A JP23005497 A JP 23005497A JP H1169456 A JPH1169456 A JP H1169456A
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- Japan
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- hands
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- free
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- collision
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両衝突により、助手席側のスピーカが故障
しても、外部との通話が可能なハンドフリー自動車電話
を提供する。 【解決手段】 突状態検出手段15が衝突状態を検出し
た場合に、受話音声を助手席側以外のスピーカS2 、S
3 、S4 から出力させるようにしたため、車両衝突によ
り助手席側のスピーカS1 が故障しても、外部とのハン
ドフリー通話が可能となる。
しても、外部との通話が可能なハンドフリー自動車電話
を提供する。 【解決手段】 突状態検出手段15が衝突状態を検出し
た場合に、受話音声を助手席側以外のスピーカS2 、S
3 、S4 から出力させるようにしたため、車両衝突によ
り助手席側のスピーカS1 が故障しても、外部とのハン
ドフリー通話が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハンドフリー自
動車電話に関する。
動車電話に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される自動車電話では、後
席乗員は一般の電話と同様にハンドセットを手で持って
通話できるが、運転者は手がハンドルでふさがっている
ため、ハンドフリーで通話できるようになっている(類
似技術として、実開平5−20450号公報参照)。
席乗員は一般の電話と同様にハンドセットを手で持って
通話できるが、運転者は手がハンドルでふさがっている
ため、ハンドフリーで通話できるようになっている(類
似技術として、実開平5−20450号公報参照)。
【0003】すなわち、運転者の声(送話音声)を入力
するマイクは、運転席側のフロントピラーやハンドルに
設置され、相手の声(受話音声)を出力するスピーカ
は、助手席側のフロントドア等に設置されている。この
スピーカは、専用のスピーカを設置しても良いが、一般
にはオーディオ装置のスピーカが兼用されている。ま
た、受話音声の出力用として助手席側のスピーカを使用
しているのは、マイクとの接近によるハウリングを防ぐ
ことができ、それでいて受話音声を聞きやすい近さであ
るという両方の条件を満足するからである。そのため、
受話音声の出力用として使用されるのは、助手席側のス
ピーカだけであり、その他のスピーカ(リヤスピーカ
等)はオーディオ装置専用として使用されている。
するマイクは、運転席側のフロントピラーやハンドルに
設置され、相手の声(受話音声)を出力するスピーカ
は、助手席側のフロントドア等に設置されている。この
スピーカは、専用のスピーカを設置しても良いが、一般
にはオーディオ装置のスピーカが兼用されている。ま
た、受話音声の出力用として助手席側のスピーカを使用
しているのは、マイクとの接近によるハウリングを防ぐ
ことができ、それでいて受話音声を聞きやすい近さであ
るという両方の条件を満足するからである。そのため、
受話音声の出力用として使用されるのは、助手席側のス
ピーカだけであり、その他のスピーカ(リヤスピーカ
等)はオーディオ装置専用として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、助手席側のスピーカだけ
を、受話音声の出力用として使用しているため、車両衝
突等により、助手席側のスピーカが故障した場合には、
緊急時にもかかわらず、運転者は外部との連絡がとれな
くなる。そのため、運転者は後席用のハンドセットを利
用して通話することになるが、ハンドセットが後席側に
設置されているため使用しづらい。
うな従来の技術にあっては、助手席側のスピーカだけ
を、受話音声の出力用として使用しているため、車両衝
突等により、助手席側のスピーカが故障した場合には、
緊急時にもかかわらず、運転者は外部との連絡がとれな
くなる。そのため、運転者は後席用のハンドセットを利
用して通話することになるが、ハンドセットが後席側に
設置されているため使用しづらい。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、車両衝突により、助手席側の
スピーカが故障しても、ハンドフリーで外部との通話が
可能な自動車電話を提供するものである。
してなされたものであり、車両衝突により、助手席側の
スピーカが故障しても、ハンドフリーで外部との通話が
可能な自動車電話を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
運転席側に設定されている送話音声入力用のマイクと、
助手席側とその他の位置に設置されている受話音声出力
可能なオーディオ装置のスピーカと、携帯電話を利用し
て送話音声の入力と受話音声の出力を制御するハンドフ
リーユニットと、受話音声を出力させるためのスピーカ
を切り換える切換リレーと、自動車の衝突状態を検出す
る衝突状態検出手段とを備え、前記衝突状態検出手段が
衝突状態を検出していない場合は、受話音声を助手席側
のスピーカから出力させ、衝突状態を検出した場合は、
助手席側以外の少なくともいずれか1つのスピーカから
出力させることを特徴とする。
運転席側に設定されている送話音声入力用のマイクと、
助手席側とその他の位置に設置されている受話音声出力
可能なオーディオ装置のスピーカと、携帯電話を利用し
て送話音声の入力と受話音声の出力を制御するハンドフ
リーユニットと、受話音声を出力させるためのスピーカ
を切り換える切換リレーと、自動車の衝突状態を検出す
る衝突状態検出手段とを備え、前記衝突状態検出手段が
衝突状態を検出していない場合は、受話音声を助手席側
のスピーカから出力させ、衝突状態を検出した場合は、
助手席側以外の少なくともいずれか1つのスピーカから
出力させることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、衝突状態検
出手段が衝突状態を検出した場合に、受話音声を助手席
側以外のスピーカから出力させるようにしたため、車両
衝突により助手席側のスピーカが故障しても、外部との
ハンドフリー通話が可能となる。
出手段が衝突状態を検出した場合に、受話音声を助手席
側以外のスピーカから出力させるようにしたため、車両
衝突により助手席側のスピーカが故障しても、外部との
ハンドフリー通話が可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、衝突状態検出手段
が衝突状態を検出した場合に、受話音声を助手席側以外
の全てのスピーカから出力させることを特徴とする。
が衝突状態を検出した場合に、受話音声を助手席側以外
の全てのスピーカから出力させることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、助手席側以
外の全てのスピーカから受話音声を出力させるようにし
たため、助手席側以外のスピーカのいずれか1つが故障
を免れれば、そのスピーカを利用して外部とのハンドフ
リー通話が可能となり、信頼性が向上する。
外の全てのスピーカから受話音声を出力させるようにし
たため、助手席側以外のスピーカのいずれか1つが故障
を免れれば、そのスピーカを利用して外部とのハンドフ
リー通話が可能となり、信頼性が向上する。
【0010】請求項3記載の発明は、助手席側以外のス
ピーカが、ハンドフリーユニットに備えられた内蔵スピ
ーカであることを特徴とする。
ピーカが、ハンドフリーユニットに備えられた内蔵スピ
ーカであることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ハンドフリ
ーユニットに専用の内蔵スピーカを設置したため、オー
ディオ装置のスピーカが故障しても、外部とのハンドフ
リー通話が可能となる。
ーユニットに専用の内蔵スピーカを設置したため、オー
ディオ装置のスピーカが故障しても、外部とのハンドフ
リー通話が可能となる。
【0012】請求項4記載の発明は、衝突状態検出手段
が、エアバッグの展開信号から衝突状態を検出すること
を特徴とする。
が、エアバッグの展開信号から衝突状態を検出すること
を特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、衝突状態検
出手段が、車両衝突時のエアバッグ展開信号から衝突状
態を検出するため、専用のセンサーを車体に設置しなく
ても、自動車の衝突状態を確実に検出することができ
る。
出手段が、車両衝突時のエアバッグ展開信号から衝突状
態を検出するため、専用のセンサーを車体に設置しなく
ても、自動車の衝突状態を確実に検出することができ
る。
【0014】請求項5記載の発明は、衝突状態検出手段
が、エコーキャンセル部で遅延音声を認識しなくなった
ことにより衝突状態を検出することを特徴とする。
が、エコーキャンセル部で遅延音声を認識しなくなった
ことにより衝突状態を検出することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、車両衝突に
より助手席側のスピーカが故障して、エコーキャンセル
部が遅延音声を認識しなくなったことで衝突状態を検出
するため、専用のセンサーを車体に設置しなくても、自
動車の衝突状態を確実に検出することができる。
より助手席側のスピーカが故障して、エコーキャンセル
部が遅延音声を認識しなくなったことで衝突状態を検出
するため、専用のセンサーを車体に設置しなくても、自
動車の衝突状態を確実に検出することができる。
【0016】請求項6記載の発明は、衝突状態検出手段
が、車体に設置した専用の衝突センサーからの信号によ
り衝突状態を検出することを特徴とする。
が、車体に設置した専用の衝突センサーからの信号によ
り衝突状態を検出することを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、衝突状態検
出手段が、車体に設置した専用の衝突センサーからの信
号により衝突状態を検出するため、エアバッグ装置やエ
コーキャンセル部に故障が生じても、自動車の衝突状態
を確実に検出することができる。
出手段が、車体に設置した専用の衝突センサーからの信
号により衝突状態を検出するため、エアバッグ装置やエ
コーキャンセル部に故障が生じても、自動車の衝突状態
を確実に検出することができる。
【0018】請求項7記載の発明は、ハンドフリーユニ
ットがナビゲーションユニットと連動しており、衝突状
態検出手段からの信号が、ハンドフリーユニット及びナ
ビゲーションユニットを介して、切換リレーに伝達され
ることを特徴とする。
ットがナビゲーションユニットと連動しており、衝突状
態検出手段からの信号が、ハンドフリーユニット及びナ
ビゲーションユニットを介して、切換リレーに伝達され
ることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明によれば、ハンドフリ
ーユニットとナビゲーションユニットが連動していて
も、衝突状態検出手段からの信号を、切換リレーに伝達
して、スピーカの切り換えを確実に行うことができる。
ーユニットとナビゲーションユニットが連動していて
も、衝突状態検出手段からの信号を、切換リレーに伝達
して、スピーカの切り換えを確実に行うことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、衝突状態
検出手段が衝突状態を検出した場合に、受話音声を助手
席側以外のスピーカから出力させるようにしたため、車
両衝突により助手席側のスピーカが故障しても、外部と
のハンドフリー通話が可能となる。
検出手段が衝突状態を検出した場合に、受話音声を助手
席側以外のスピーカから出力させるようにしたため、車
両衝突により助手席側のスピーカが故障しても、外部と
のハンドフリー通話が可能となる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、助手席側以
外の全てのスピーカから受話音声を出力させるようにし
たため、助手席側以外のスピーカのいずれか1つが故障
を免れれば、そのスピーカを利用して外部とのハンドフ
リー通話が可能となり、信頼性が向上する。
外の全てのスピーカから受話音声を出力させるようにし
たため、助手席側以外のスピーカのいずれか1つが故障
を免れれば、そのスピーカを利用して外部とのハンドフ
リー通話が可能となり、信頼性が向上する。
【0022】請求項3記載の発明によれば、ハンドフリ
ーユニットに専用の内蔵スピーカを設置したため、オー
ディオ装置のスピーカが故障しても、外部とのハンドフ
リー通話が可能となる。
ーユニットに専用の内蔵スピーカを設置したため、オー
ディオ装置のスピーカが故障しても、外部とのハンドフ
リー通話が可能となる。
【0023】請求項4記載の発明によれば、衝突状態検
出手段が、車両衝突時のエアバッグ展開信号から衝突状
態を検出するため、専用のセンサーを車体に設置しなく
ても、自動車の衝突状態を確実に検出することができ
る。
出手段が、車両衝突時のエアバッグ展開信号から衝突状
態を検出するため、専用のセンサーを車体に設置しなく
ても、自動車の衝突状態を確実に検出することができ
る。
【0024】請求項5記載の発明によれば、車両衝突に
より助手席側のスピーカが故障して、エコーキャンセル
部が遅延音声を認識しなくなったことで衝突状態を検出
するため、専用のセンサーを車体に設置しなくても、自
動車の衝突状態を確実に検出することができる。
より助手席側のスピーカが故障して、エコーキャンセル
部が遅延音声を認識しなくなったことで衝突状態を検出
するため、専用のセンサーを車体に設置しなくても、自
動車の衝突状態を確実に検出することができる。
【0025】請求項6記載の発明によれば、衝突状態検
出手段が、車体に設置した専用の衝突センサーからの信
号により衝突状態を検出するため、エアバッグ装置やエ
コーキャンセル部に故障が生じても、自動車の衝突状態
を確実に検出することができる。
出手段が、車体に設置した専用の衝突センサーからの信
号により衝突状態を検出するため、エアバッグ装置やエ
コーキャンセル部に故障が生じても、自動車の衝突状態
を確実に検出することができる。
【0026】請求項7記載の発明によれば、ハンドフリ
ーユニットとナビゲーションユニットが連動していて
も、衝突状態検出手段からの信号を、切換リレーに伝達
して、スピーカの切り換えを確実に行うことができる。
ーユニットとナビゲーションユニットが連動していて
も、衝突状態検出手段からの信号を、切換リレーに伝達
して、スピーカの切り換えを確実に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0028】図1〜図4は、この発明の第1実施形態を
示す図である。まず、この第1実施形態に係る自動車の
車室内には、オーディオ用のスピーカS1 、S2 、S3
、S4 が4箇所に設置されている。すなわち、左右の
フロントドア1、2にそれぞれスピーカS1 、S2 が設
置され、リヤパーセル3の左右両側に2つのスピーカS
3 、S4 が設置されている。これらのスピーカS1 〜S
4 は、それぞれ、切換リレー4を介して、オーディオ装
置5に接続されており、自動車電話を使用しない場合
は、オーディオ装置5用として使用される。また、自動
車電話を使用する場合は、切換リレー4により、前記ス
ピーカS1 〜S4 の一部が受話音声を出力するために使
用される。
示す図である。まず、この第1実施形態に係る自動車の
車室内には、オーディオ用のスピーカS1 、S2 、S3
、S4 が4箇所に設置されている。すなわち、左右の
フロントドア1、2にそれぞれスピーカS1 、S2 が設
置され、リヤパーセル3の左右両側に2つのスピーカS
3 、S4 が設置されている。これらのスピーカS1 〜S
4 は、それぞれ、切換リレー4を介して、オーディオ装
置5に接続されており、自動車電話を使用しない場合
は、オーディオ装置5用として使用される。また、自動
車電話を使用する場合は、切換リレー4により、前記ス
ピーカS1 〜S4 の一部が受話音声を出力するために使
用される。
【0029】運転者が使用するハンドフリー用のマイク
6は、運転席7側のフロントピラー8に設置されてい
る。このマイク6に運転者からの送話音声を入力するこ
とができる。また、運転席7と助手席9との間のコンソ
ール部には、後席乗員用のハンドセット10も設置され
ている。後席乗員は、このハンドセット10を利用して
通話することができる。このハンドセット10には、緊
急時に使用する専用の内蔵スピーカS5 が備えられてい
る。尚、この内蔵スピーカS5 は後述する第3実施形態
で使用される。
6は、運転席7側のフロントピラー8に設置されてい
る。このマイク6に運転者からの送話音声を入力するこ
とができる。また、運転席7と助手席9との間のコンソ
ール部には、後席乗員用のハンドセット10も設置され
ている。後席乗員は、このハンドセット10を利用して
通話することができる。このハンドセット10には、緊
急時に使用する専用の内蔵スピーカS5 が備えられてい
る。尚、この内蔵スピーカS5 は後述する第3実施形態
で使用される。
【0030】図2に、この第1実施形態に係るハンドフ
リー自動車電話の全体構成を示す。11はハンドフリー
ユニットで、携帯電話12を利用して、前記マイク6、
スピーカS1 〜S4 、切換リレー4の制御を行うもので
ある。このハンドフリーユニット11は、スイッチ13
の操作により作動・停止させることができる。切換リレ
ー4はオーディオ装置5に接続されており、切換リレー
4により、スピーカS1 〜S4 を、オーディオ用として
使用したり、ハンドフリー通話用として使用することが
できる。
リー自動車電話の全体構成を示す。11はハンドフリー
ユニットで、携帯電話12を利用して、前記マイク6、
スピーカS1 〜S4 、切換リレー4の制御を行うもので
ある。このハンドフリーユニット11は、スイッチ13
の操作により作動・停止させることができる。切換リレ
ー4はオーディオ装置5に接続されており、切換リレー
4により、スピーカS1 〜S4 を、オーディオ用として
使用したり、ハンドフリー通話用として使用することが
できる。
【0031】ハンドフリーユニット11は、ナビゲーシ
ョンユニット14と連動しており、図示せぬAV画面上
で互いに操作できるようになっている。そして、このナ
ビゲーションユニット14には、衝突状態検出手段15
が接続されている。この衝突状態検出手段15は、車体
に設けられたエアバッグ装置のエアバッグ展開信号を検
出可能で、このエアバッグ展開信号から、自動車の衝突
状態を検出できるようになっている。既存の装置(エア
バッグ装置)からの信号を利用して、自動車の衝突状態
を検出するため、衝突状態を検出するめの専用センサー
が不要となり、部品点数及びコストの増加を防止するこ
とができる。
ョンユニット14と連動しており、図示せぬAV画面上
で互いに操作できるようになっている。そして、このナ
ビゲーションユニット14には、衝突状態検出手段15
が接続されている。この衝突状態検出手段15は、車体
に設けられたエアバッグ装置のエアバッグ展開信号を検
出可能で、このエアバッグ展開信号から、自動車の衝突
状態を検出できるようになっている。既存の装置(エア
バッグ装置)からの信号を利用して、自動車の衝突状態
を検出するため、衝突状態を検出するめの専用センサー
が不要となり、部品点数及びコストの増加を防止するこ
とができる。
【0032】次に、このハンドフリー自動車電話の制御
フローを、図3に基づいて説明する。まず、ステップS
P1で、ハンドフリー通話が行われているかどうかを判
断する。すなわち、発信状態か、着信状態か、通話中で
ないかどうかを判断し、NOの場合(ハンドフリー通話
中の場合)は、助手席9側のスピーカS1 だけをONと
し、受話音声を出力させる。ステップSP1でYESと
判断した場合は、ステップSP1を繰り返す。ステップ
SP2で、助手席9側のスピーカS1 をON状態にした
後は、ステップSP3で、衝突状態検出手段15がエア
バッグ展開信号を検出したかどうかを判断する。
フローを、図3に基づいて説明する。まず、ステップS
P1で、ハンドフリー通話が行われているかどうかを判
断する。すなわち、発信状態か、着信状態か、通話中で
ないかどうかを判断し、NOの場合(ハンドフリー通話
中の場合)は、助手席9側のスピーカS1 だけをONと
し、受話音声を出力させる。ステップSP1でYESと
判断した場合は、ステップSP1を繰り返す。ステップ
SP2で、助手席9側のスピーカS1 をON状態にした
後は、ステップSP3で、衝突状態検出手段15がエア
バッグ展開信号を検出したかどうかを判断する。
【0033】エアバッグ展開信号を検出した場合は、自
動車が衝突状態であるため、ステップSP4で、受話音
声を、助手席9側のスピーカS1 から、それ以外のスピ
ーカS2 、S3 、S4 の全部から出力するように切り換
える。従って、車両衝突により、助手席9側のスピーカ
S1 が故障しても、運転者は外部とのハンドフリー通話
を行うことができる。前記3つのスピーカS2 、S3 、
S4 の全てから受話音声を出力できるので、仮にこの3
つのスピーカS2 、S3 、S4 の一部が故障しても、い
ずれか1つが故障を免れればそれによりハンドフリー通
話を行うことができる。
動車が衝突状態であるため、ステップSP4で、受話音
声を、助手席9側のスピーカS1 から、それ以外のスピ
ーカS2 、S3 、S4 の全部から出力するように切り換
える。従って、車両衝突により、助手席9側のスピーカ
S1 が故障しても、運転者は外部とのハンドフリー通話
を行うことができる。前記3つのスピーカS2 、S3 、
S4 の全てから受話音声を出力できるので、仮にこの3
つのスピーカS2 、S3 、S4 の一部が故障しても、い
ずれか1つが故障を免れればそれによりハンドフリー通
話を行うことができる。
【0034】図4及び図5は、この発明の第2実施形態
を示す図である。尚、第1実施形態と共通する部分に
は、同一符号で説明する。
を示す図である。尚、第1実施形態と共通する部分に
は、同一符号で説明する。
【0035】この第2実施形態では、衝突状態検出手段
16が、ハンドフリーユニット17におけるエコーキャ
ンセル部の遅延音声を認識しなくなったことにより衝突
状態を検出するもので、且つこの衝突状態検出手段16
を直接ハンドフリーユニット17に接続したものであ
る。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
16が、ハンドフリーユニット17におけるエコーキャ
ンセル部の遅延音声を認識しなくなったことにより衝突
状態を検出するもので、且つこの衝突状態検出手段16
を直接ハンドフリーユニット17に接続したものであ
る。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0036】助手席9側のスピーカS1 から出力された
受話音声が、再びマイク6に入力すると、電話の相手
は、自分の声が少し遅れて聞こえる(エコー)ため、こ
のようなエコー現象を防止するために、ハンドフリーユ
ニット17のエコーキャンセル部において、マイク6か
らの入力信号に受話音声と同じ遅延音声を検出した場
合、その遅延音声と逆の波形の音声信号を電気的に作
り、互いに打ち消すことにより、前記のようなエコー現
象を防止している。すなわち、図5に示すように、マイ
ク6には、運転者の送話音声(基準音声)と、スピーカ
S1 からの受話音声(遅延音声)が入力されるが、自動
車の衝突の際に、スピーカS1 が故障すると、スピーカ
S1 からの遅延音声がマイク6に入力されないため、所
定時間内に遅延音声を認識できなくなったことにより、
衝突状態検出手段16で衝突状態を検出するようになっ
ている。
受話音声が、再びマイク6に入力すると、電話の相手
は、自分の声が少し遅れて聞こえる(エコー)ため、こ
のようなエコー現象を防止するために、ハンドフリーユ
ニット17のエコーキャンセル部において、マイク6か
らの入力信号に受話音声と同じ遅延音声を検出した場
合、その遅延音声と逆の波形の音声信号を電気的に作
り、互いに打ち消すことにより、前記のようなエコー現
象を防止している。すなわち、図5に示すように、マイ
ク6には、運転者の送話音声(基準音声)と、スピーカ
S1 からの受話音声(遅延音声)が入力されるが、自動
車の衝突の際に、スピーカS1 が故障すると、スピーカ
S1 からの遅延音声がマイク6に入力されないため、所
定時間内に遅延音声を認識できなくなったことにより、
衝突状態検出手段16で衝突状態を検出するようになっ
ている。
【0037】衝突状態検出手段16により衝突状態を検
出する方式、および衝突状態検出手段16から信号がハ
ンドフリーユニット17に直接入力される以外は、第1
実施形態と同じで、制御フローも同様のため、重複説明
を省略する。
出する方式、および衝突状態検出手段16から信号がハ
ンドフリーユニット17に直接入力される以外は、第1
実施形態と同じで、制御フローも同様のため、重複説明
を省略する。
【0038】図6は、この発明の第3実施形態を示す図
である。この第3実施形態では、衝突状態検出手段18
として、車体に設けた複数の専用の衝突センサーを利用
すると共に、受話音声を出力させるために、ハンドフリ
ーユニット19に備えた内蔵スピーカS5 (図1参照)
を利用した。従って、エアバッグ装置やエコーキャンセ
ル部に故障が生じても、自動車の衝突状態を確実に検出
することができ、オーディオ装置のスピーカS1 〜S4
が故障しても、内蔵スピーカS5 により外部とのハンド
フリー通話が可能となる。尚、この第3実施形態の制御
フローも、先の実施形態と同様のため、重複説明を省略
する。
である。この第3実施形態では、衝突状態検出手段18
として、車体に設けた複数の専用の衝突センサーを利用
すると共に、受話音声を出力させるために、ハンドフリ
ーユニット19に備えた内蔵スピーカS5 (図1参照)
を利用した。従って、エアバッグ装置やエコーキャンセ
ル部に故障が生じても、自動車の衝突状態を確実に検出
することができ、オーディオ装置のスピーカS1 〜S4
が故障しても、内蔵スピーカS5 により外部とのハンド
フリー通話が可能となる。尚、この第3実施形態の制御
フローも、先の実施形態と同様のため、重複説明を省略
する。
【図1】この発明の第1実施形態を示す車室内斜視図。
【図2】第1実施形態の構成を示すブロック図。
【図3】第1実施形態の制御フローを示すフローチャー
ト。
ト。
【図4】第2実施形態の構成を示すブロック図。
【図5】エコーキャンセル部を示すグラフ。
【図6】第3実施形態の構成を示すブロック図。
4 切換リレー 5 オーディオ装置 6 マイク 7 運転席 9 助手席 11、17、19 ハンドフリーユニット 12 携帯電話 14 ナビゲーションユニット 15、16、18 衝突状態検出手段 S1 、S2 、S3 、S4 スピーカ S5 内蔵スピーカ
Claims (7)
- 【請求項1】 運転席側に設定されている送話音声入力
用のマイクと、助手席側とその他の位置に設置されてい
る受話音声出力可能なオーディオ装置のスピーカと、携
帯電話を利用して送話音声の入力と受話音声の出力を制
御するハンドフリーユニットと、受話音声を出力させる
ためのスピーカを切り換える切換リレーと、自動車の衝
突状態を検出する衝突状態検出手段とを備え、 前記衝突状態検出手段が衝突状態を検出していない場合
は、受話音声を助手席側のスピーカから出力させ、衝突
状態を検出した場合は、助手席側以外の少なくともいず
れか1つのスピーカから出力させることを特徴とするハ
ンドフリー自動車電話。 - 【請求項2】 請求項1記載のハンドフリー自動車電話
であって、 衝突状態検出手段が衝突状態を検出した場合に、受話音
声を助手席側以外の全てのスピーカから出力させること
を特徴とするハンドフリー自動車電話。 - 【請求項3】 請求項1記載のハンドフリー自動車電話
であって、 助手席側以外のスピーカが、ハンドフリーユニットに備
えられた内蔵スピーカであることを特徴とするハンドフ
リー自動車電話。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハ
ンドフリー自動車電話であって、 衝突状態検出手段が、エアバッグの展開信号から衝突状
態を検出することを特徴とするハンドフリー自動車電
話。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハ
ンドフリー自動車電話であって、 衝突状態検出手段が、エコーキャンセル部で遅延音声を
認識しなくなったことにより衝突状態を検出することを
特徴とするハンドフリー自動車電話。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハ
ンドフリー自動車電話であって、 衝突状態検出手段が、車体に設置した専用の衝突センサ
ーからの信号により衝突状態を検出することを特徴とす
るハンドフリー自動車電話。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のハ
ンドフリー自動車電話であって、 ハンドフリーユニットがナビゲーションユニットと連動
しており、衝突状態検出手段からの信号が、ハンドフリ
ーユニット及びナビゲーションユニットを介して、切換
リレーに伝達されることを特徴とするハンドフリー自動
車電話。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230054A JPH1169456A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | ハンドフリー自動車電話 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230054A JPH1169456A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | ハンドフリー自動車電話 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1169456A true JPH1169456A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16901848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9230054A Pending JPH1169456A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | ハンドフリー自動車電話 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1169456A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017185842A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の緊急通報システム |
US9973911B2 (en) | 2015-12-09 | 2018-05-15 | Hyundai Motor Company | Method of operating AVN, AVN, and vehicle including the same |
US10086786B2 (en) | 2015-11-13 | 2018-10-02 | Hyundai Motor Company | Vehicle with automatic connection of emergency call and control method for the same |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP9230054A patent/JPH1169456A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10086786B2 (en) | 2015-11-13 | 2018-10-02 | Hyundai Motor Company | Vehicle with automatic connection of emergency call and control method for the same |
US9973911B2 (en) | 2015-12-09 | 2018-05-15 | Hyundai Motor Company | Method of operating AVN, AVN, and vehicle including the same |
JP2017185842A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の緊急通報システム |
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