JPH1169415A - 受信装置及び受信チャネル設定方法 - Google Patents

受信装置及び受信チャネル設定方法

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JPH1169415A
JPH1169415A JP10141879A JP14187998A JPH1169415A JP H1169415 A JPH1169415 A JP H1169415A JP 10141879 A JP10141879 A JP 10141879A JP 14187998 A JP14187998 A JP 14187998A JP H1169415 A JPH1169415 A JP H1169415A
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Manabu Doi
学 土井
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エリアの移動時に行なう受信チャネルの切換と
登録処理を高速化し、ページングサービスが受信不可と
なる時間を短縮する。 【解決手段】受信チャネルの切換えが可能な受信装置に
おいて、複数のチャネル周波数の信号を受信するRF部
2 、周波数変換部3 、中間周波増幅器4 、FM検波部5
、デコーダ61、信号強度検出部7 及びA/D変換部8
と、受信チャネルを設定するモードが設定された時、チ
ャネル周波数を順次走査して各チャネルでの受信信号の
ビットレート及び信号強度を検出し、その検出結果をR
AM62に記憶させ、且つ記憶された検出結果に基づいて
再度受信チャネルを設定して受信信号に含まれるチャネ
ル情報を検出し、検出されたチャネル情報が所望のチャ
ネルのチャネル情報である時、当該受信チャネルを通常
通信用の受信チャネルとして設定するCPU63とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばページング
サービスにおいて、マルチエリアローミングサービスを
利用するページング受信機等の受信装置及び受信チャネ
ル設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にページング受信機が若年層にまで
広く普及しており、近時は高度無線呼出システム(RC
R STD−43標準規格)に代表されるページング方
式において、全国のサービスエリアを36のチャネル周
波数でカバーすることにより、全国どこにいても自己宛
てのメッセージの受信が可能になる、所謂マルチエリア
ローミングサービスが開始されている。
【0003】図27はこの高度無線呼出方式システムに
おける送信データのフォーマットを示すもので、サイク
ル番号「No.0」〜「No.14」で区分されるデー
タが1時間で送信され、さらに各サイクルにおいても
「No.0」〜「No.127」でナンバリングされた
128のフレームが送信される。
【0004】そして1フレーム当たり1.875[秒]
に相当する各フレームは、その先頭より順に同期部1S
1、フレーム情報FI、同期部2S2、ブロック情報B
I、アドレスフィールドAF、ベクトルフィールドV
F、メッセージフィールドMF、及びアイドルブロック
IBから構成される。
【0005】フレーム情報FIには、サイクル番号、フ
レーム番号、ローミングネットワークビット(RNB)
が含まれている。サイクル番号及びフレーム番号は、当
該フレームが何番目のサイクルの何番目のフレームであ
るかを表す。ローミングネットワークビット(RNB)
は、当該チャネルがローミングサービスを提供している
か否かを表す識別ビットであり、当該ビットが「1」の
場合、ローミングサービスを提供していることを表す。
【0006】そして、マルチエリアローミングサービス
が提供されているチャネルでは、8フレーム毎に、アド
レスフィールドAFにネットワークID(NID)が設
定されており、ユーザがサービスエリアを切換える場
合、受信チャネルの周波数を所定のNID(自分が加入
しているページングサービス事業者に係るNID)が設
定されているチャネル周波数に合わせ込むとともに、そ
のサービスエリアの交換局にマルチエリアローミングサ
ービスのサービスコード、そのサービスエリアの交換局
と予め決めている暗証番号、サービスを受けるエリアの
エリアNo.、及び自己の呼出番号を最寄りの電話から
送信し、サービスエリアの変更登録を済ませればよい。
高度無線呼出システム(RCR STD−43標準規
格)の場合、上記ネットワークID(NID)が設定さ
れるフレームの番号は、(M+N+C)のモジュロ8で
ある。但し、Mはチャネル周波数をチャネル間隔で除し
た値の整数部のモジュロ8、NはネットワークID(ネ
ットワークアドレス)のモジュロ8、Cはサイクル番号
を表わす。
【0007】また、上記マルチエリアローミングサービ
スの送信データフォーマットには、上記NIDとは別に
ローカルID(LID)なるものが、全フレームのブロ
ック情報BIに設定されている。ブロック情報BIは1
コードワードから最大4コードワードで構成されるが、
前記ローカルID(LID)はブロック情報BIの第2
〜第4コードワードのいずれかに設定されている。
【0008】図28はブロック情報BIの第1コードワ
ードのデータフォーマットであり、チェックビットx
(4ビット)、アドレスフィールドAFのプライオリテ
ィアドレスのワード数p(4ビット)、ブロック情報B
Iの終了ワードa(2ビット)、ベクトルフィールドV
Fの開始ワードv(6ビット)、フレーム継続フラグd
(2ビット)、可変受信サイクル値m(3ビット)、及
び偶数パリティを含むチェックピットの11ビットから
なる。
【0009】これに対し、図29は同ブロック情報BI
の第2〜第4コードワードのデータフォーマットであ
り、チェックビットx(4ビット)、フォーマットタイ
プf(3ビット)、データs(14ビット)、及び偶数
パリティを含むチェックピットの11ビットからなる。
【0010】このうち、上記フォーマットタイプfの値
が“000”の場合は図30に示すようにデータsの中
にローカルID(LID)(9ビット)とカバレッジゾ
ーンからなるSSID1が設定され、またフォーマット
タイプfの値が“111”の場合は図31に示すように
データsの中に国識別コード(10ビット)とローミン
グトラフィックフラグ(4ビット)からなるSSID2
が設定される。
【0011】このSSID1とSSID2は、共にペア
でブロック情報BIに設定され、このうちのLIDは、
1つのサービスエリアで複数の受信チャネルを使用する
場合には同じものが設定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなデータフォーマットでマルチエリアローミングサ
ービスを実施しているページングサービスで、サービス
エリアの切換えとエリア登録を行なう場合、ユーザは周
囲にどのようなチャネル周波数の電波が到来しているの
か、また所望のビットレートのデータを受信できるのか
といった、周囲の環境に関係なく、予めID情報として
設定されている受信可能なチャネル周波数のスキャンリ
ストにしたがって、NIDが検出されるまでそれぞれの
チャネルを掃引することになる。そのため、受信チャネ
ルの設定に非常に長い時間、例えば1分以上を要してし
まい、その間ユーザは、当該サービスエリアでページン
グサービスが受けられるのか否か、常に不安になるとい
う不具合が発生する。
【0013】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、サービスエリアの
移動時に行なう受信チャネルの切換、及び、登録処理を
高速化して、ページングサービスを受けることができな
くなる時間を極力短縮することが可能な受信装置及び受
信チャネル設定方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
受信チャネルの切換えが可能な受信装置において、複数
のチャネルの信号を受信する受信手段と、この受信手段
の受信チャネルを設定するモードを設定する設定手段
と、この設定手段により受信チャネル設定モードが設定
されたとき、上記受信手段で受信チャネル(周波数)を
順次走査して、信号のビットレートが所望のビットレー
トであるチャネルを検出する検出手段と、該検出手段で
検出された各チャネルを順次記憶する記憶手段と、この
記憶手段に記憶されたチャネルを所定の優先順位に基づ
いて選択し、当該チャネルの受信信号に含まれるチャネ
ル情報を検出するチャネル情報検出手段と、このチャネ
ル情報検出手段で検出されたチャネル情報が所望のチャ
ネルのチャネル情報である時、当該チャネル情報が含ま
れるチャネルを受信チャネルとして設定する受信チャネ
ル設定手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】このような構成とすれば、サービスエリア
の移動時に行なう受信チャネルの切換、及び登録処理を
高速化して、ページングサービスを受けることができな
くなる時間を極力短縮することができる。
【0016】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、各チャネルでの受信信号の信号強度を
検出する信号強度検出手段をさらに備え、上記受信チャ
ネル設定手段は、該信号強度検出手段による検出結果も
加味して、受信チャネルを設定することを特徴とする。
【0017】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、良好の受信状態が選られるチ
ャネルについてのみローミング処理を実行することがで
きる。
【0018】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、上記記憶手段は、上記チャネル情報検
出手段によって検出された各チャネル情報を上記信号強
度検出手段によって検出された各チャネルの信号強度と
対応付けて記憶することを特徴とする。
【0019】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、記憶した内容に応じて信号強
度の大きいチャネルからローミング処理を実行させるこ
とで、よりローミング処理を高速化することができる。
【0020】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記チャネル情報は所定のフレーム間
隔で送信され、いずれのチャネルがチャネル情報を一番
早く送信するかを判断する判断手段をさらに備え、上記
チャネル情報検出手段は上記判断手段の判断結果に基づ
いてチャネル情報を検出するチャネルを設定することを
特徴とする。
【0021】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、一番早く受信できると思われ
るチャネル情報からチャネル情報の検出を行なうように
したため、受信チャネルの設定までに要する時間をより
大幅に短縮することができる。
【0022】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記チャネル情報は所定のフレーム間
隔で送信される第1のチャネル情報と、フレーム毎に送
信される第2のチャネル情報とがあり、上記チャネル情
報検出手段によって検出された、第1のチャネル情報及
び第2のチャネル情報をチャネルと対応付けて記憶する
チャネル情報記憶手段と、上記チャネル情報検出手段に
よって第2のチャネル情報が検出されると、この第2の
チャネル情報が上記チャネル情報記憶手段に第1のチャ
ネル情報と共に記憶される第2のチャネル情報と同一で
あるか否かを判定する判定手段と、この判定手段により
同一であると判定した場合に上記第2のチャネル情報が
所望のチャネルのチャネル情報であるか否かを指示する
指示手段と、この指示手段により所望のチャネルのチャ
ネル情報であると指示した場合、該第2のチャネル情報
が含まれるチャネルを受信チャネルとして設定するよう
に上記受信チャネル設定手段を制御する制御手段とをさ
らに具備したことを特徴とする。
【0023】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、第2のチャネル情報(LI
D)が、第1のチャネル情報と共に記憶される第2のチ
ャネル情報と同一であると判定した場合、その第2チャ
ネル情報を他のものに優先して所望のチャネルのチャネ
ル情報であるか否かを指示し、所望のチャネルのチャネ
ル情報であると指示した場合、該第2のチャネル情報が
含まれるチャネルを受信チャネルとして設定するように
したので、第1のチャネル情報(NID)よりも早く受
信できる第2のチャネル情報に対応づけて所望のチャネ
ルのチャネル情報を設定することができ、サービスエリ
アの移動時に行なう受信チャネルの切換、及び登録処理
に要する時間をさらに短縮することができる。
【0024】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記チャネル情報検出手段で検出され
たチャネル情報を表示する表示手段をさらに具備したこ
とを特徴とする。
【0025】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、ローミングが可能なチャネル
の情報、すなわちその時点で有効なサービスエリアを示
す情報を表示させることができる。
【0026】請求項7記載の発明は、複数種の周波数信
号を順次走査し、所定のビットレートの周波数信号を受
信可能な信号として複数記憶するステップと、このステ
ップで記憶された複数の信号を所定の順序に従って選択
して復調し、復調された信号中のチャネル情報を検出す
るステップと、このステップで検出されたチャネル情報
が所望のチャネル情報であるとき、当該信号の周波数を
受信チャネルとして設定するステップとを有したことを
特徴とする。
【0027】このような方法とすれば、サービスエリア
の移動時に行なう受信チャネルの切換、及び登録処理を
高速化させて、ページングサービスを受けることができ
なくなる時間を極力短縮させることができる。
【0028】請求項8記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、前記所定の順序が信号強度の強い順で
あることを特定したものであり、また請求項9記載の発
明は、上記請求項7記載の発明において、前記所定の順
序がチャネル情報が早く送信される順であることを特定
したものである。
【0029】請求項9記載の発明は、上記請求項8記載
の発明において、前記所定の順序は、チャネル情報が早
く送信される順であることを特徴とする。
【0030】これら請求項8及び9のような方法とすれ
ば、サービスエリアの移動時に行なう受信チャネルの切
換、及び登録処理をより高速化させて、ページングサー
ビスを受けることができなくなる時間をさらに短縮させ
ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】 (第1の実施の形態)以下本発明を高度無線呼出システ
ムによるページングサービスを利用するページング受信
機100に適用した場合の第1の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0032】図1は、現在の時点でページング受信機1
00のあるサービスエリアBと、これに隣接して、ペー
ジング受信機100まで到達するような同一NID(例
えばNID1)を送信しているサービスエリアA,C,
D,Eを、この同一NIDを送信する各チャネル周波数
F5,F4,F6,F7,F8と共に例示したものであ
り、例えばエリアAであればNID1が送信されるチャ
ネル周波数はF4、エリアBであればNID1が送信さ
れるチャネル周波数はF5であることになる。ページン
グ受信機100は、図示したエリア間を移動しても、受
信するチャネル周波数を切り替え且つエリア変更を登録
することのより、ページングサービスを受けることがで
きる。
【0033】図2は上記ページング受信機100の回路
構成を示すもので、このページング受信機100を呼出
すための電波信号は高度無線呼出システムに準拠するも
のであり、アンテナ1で受信されてRF部2に送られ
る。このRF部2は、アンテナ1で受信した無線周波数
の信号(2値又は4値のFSK信号)を後述するAGC
信号に応じて適宜増幅し、周波数変換部3へ送出する。
【0034】周波数変換部3は、無線周波数信号をPL
Lシンセサイザ10から与えられる局部発振信号と混合
することで中間周波(IF)信号を得、これを中間周波
増幅器(IF−AMP)4を介して増幅させた後にFM
検波部5及び信号強度検出部7へ出力する。
【0035】FM検波部5は、中間周波増幅器4を介し
て送られてきた中間周波信号を検波し、2値のデジタル
データに復調して制御部6内のデコーダ61へ送出す
る。
【0036】デコーダ61は、高度無線呼出システム
(RCR STD−43標準規格)で規定された所定フ
ォーマット、所定ビットレートの信号を処理するもの
で、電源投入を検出した時点においては同制御部6内の
CPU63の制御に基づき、フレーム同期をとり、同期
をとった後に今度はこのフレームのフレームNo.デー
タと予めID−ROM64に固定記憶されているこの受
信機100に設定された自己フレームNo.データを取
込んだCPU63からの制御信号とに基づいて自己のフ
レームのみを受信するように、自己及び前段の回路部を
間欠駆動させる。
【0037】そして、デコーダ61は、FM検波部5で
復調した自己フレームと一致するフレームの信号を8ビ
ットパラレルデータに変換してCPU63に送出し、C
PU63より復調したアドレスフィールド内のアドレス
データがID−ROM64に設定されているIDコード
のアドレスデータに一致したと判断する信号を入力する
と、続いて受信される1フレームのデータをCPU63
に送出するようにしている。
【0038】CPU63は、この受信機全体の動作を統
括制御するものであって、キー入力部12からの信号に
基く各種制御、自機宛ての受信情報や後述するローミン
グ処理時のエリア情報等の表示部11への表示の他、サ
ービスエリアの移動に際して受信するチャネル周波数を
切替え設定する際には、スイッチ9に対するスイッチン
グ信号の送出、上記PLLシンセサイザ10より出力す
る局部発振周波信号の切替え設定などを行う。また、C
PU63は現在時刻を計時する計時機能を備えており、
前述した送信データフォーマットにおけるサイクル番号
0のフレーム番号0で無線基地局から送られてくる現在
時刻データに基いて前記計時機能ので得られる現在時刻
を正確な時刻に合わせ込むようになっている。
【0039】上記信号強度検出部7は、中間周波増幅器
4から送られてくる中間周波信号の信号強度を検出し、
検出結果として信号強度に対応した電圧値を有するRS
SI信号をA/D変換部8及びスイッチ9へ送出する。
【0040】A/D変換部8は、信号強度検出部7から
送られてきたRSSI信号を所定のサンプリング周波
数、量子化ビット数に従ってデジタル化し、制御部6の
CPU63へ送出する。
【0041】スイッチ9は、制御部6のCPU63から
与えられるスイッチング信号により、信号強度検出部7
からのRSSI信号をAGC信号としてRF部2へ供給
する際の断続を行なうものである。
【0042】また、上記制御部6には、デコーダ61、
CPU63、ID−ROM64の他に、RAM62、こ
のRAM62とは別のRAMで構成されているリストメ
モリ65を有している。RAM62は、受信したメッセ
ージ情報を記憶する受信メッセージ記憶エリア、CPU
63の制御データ等を一時記憶するワークエリア、及び
予め設定されているローミングチャネル各々の受信状態
を記憶する受信状態記憶エリアを有する。
【0043】図3はこのRAM62の受信状態記憶エリ
アの構成を例示するもので、マルチエリアローミングサ
ービスにおいて受信可能な各チャネル(ローミングチャ
ネル)での受信状態、すなわち各チャネル周波数で受信
した際のビットレートの検出結果(「OK」/「N
G」)及び信号強度の検出結果(dBμm)を、受信可
能なチャネル数n(nは例えば36)分だけ記憶できる
ようになっている。
【0044】図6は、このRAM62の受信状態記憶エ
リアに記憶された36のチャネル周波数のビットレート
及び信号強度に基いて作成されるリストメモリ65の記
憶内容項目を示すものであり、ここではチャネル周波
数、信号強度、検出フレーム番号、SSID(LI
D)、NID、オーバラップの有無、及びフレームオフ
セット数を記憶するようになっている。チャネル周波数
及び信号強度のデータはRAM62の受信状態記憶エリ
アから転送されるものであり、例えば、受信状態記憶エ
リアに記憶されているものの中から、ビットレートの検
出結果が「OK」、すなわち高度無線呼出システムで使
用しているビットレートであり、且つ受信強度検出結果
が一定、例えば50(dBμm)以上のチャネル周波数
が抽出されて転送される。
【0045】また、図4は上記ID−ROM64のメモ
リエリア構成を示すもので、自己への呼出しを特定する
ためのフレームNo.データ、及びアドレスデータ等を
格納したアドレスメモリADMと、チャネルメモリCH
Mとを有する。
【0046】チャネルメモリCHMは、図5に示すよう
に、マルチエリアローミングサービスを受ける際に必要
なNIDが設定されているチャネルのチャネルNo.、
チャネル周波数、地域コード、地域名、エリア登録の際
に使用するエリアNo.、及びNIDのアドレスを対応
付けて格納するもので、ここでは例えば上記図1に示し
たようにチャネルNo.「4」〜「6」とチャネル周波
数「F4」〜「F6」、地域コード「A」〜「C」、地
域名「カナガワ」「トウキョウ」「チバ」、エリアN
o.「140」「130」「120」、及びNIDアド
レス「NID1」を格納している状態を示す。NIDの
アドレスは、利用しているページングサービス事業者が
同じ場合は共通の内容となる。
【0047】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0048】図7はサービスエリア移動時のローミング
処理の内容について示すもので、その制御はすべてCP
U63の下に行なう。
【0049】しかして、そのキー入力部12の操作によ
り受信エリア設定モードがセットされた当初には、上記
図3で示したRAM62の受信状態記憶エリアに設定さ
れている第1番目のチャネル周波数F1を受信周波数と
してセットし(PLLシンセサイザー10の発振周波数
を、チャネル周波数F1に対応した周波数に設定する)
(ステップA1)、スイッチ9をオンした通常の受信状
態で、セットした周波数での同期引込みを実行させる。
この同期引込みにより所定ビットレートの信号、すなわ
ち高度無線呼出システムで使用しているビットレートの
信号を検出し、検出できたか否かの結果を同RAM62
の受信状態記憶エリアの該当チャネル周波数のエリアに
記憶させる(ステップA2)。
【0050】その後、スイッチ9をオフさせて上記RS
SI信号がAGC信号としてRF部2に供給されるのを
断った状態で(ステップA3)、同チャネル周波数での
受信を実行させ、このときに信号強度検出部7より得ら
れるRSSI信号をA/D変換部8によりデジタル化し
てそのチャネルでの信号強度を表わす情報として同RA
M62の受信状態記憶エリアの該当チャネル周波数のエ
リア部分に記憶させる(ステップA4)。
【0051】その後、再びスイッチ9をオンさせて上記
RSSI信号をAGC信号としてRF部2に供給させ
(ステップA5)、まだ他のチャネル周波数のスキャン
が残っていることを確認した上で(ステップA6)、次
に受信するチャネル周波数を新たにセットし(ステップ
A7)、再び上記ステップA2からの処理に戻る。
【0052】こうしてステップA2〜A7の処理を繰返
し実行し、すべてのチャネル周波数に関してビットレー
トの検出の有無と信号強度とをRAM62の受信状態記
憶エリアに記憶させる。図8はこのときのRAM62の
受信状態記憶エリアの記憶内容を例示するものである。
【0053】その後、ステップA6ですべての周波数チ
ャネルのスキャンを終了したと判断すると、次にRAM
62の受信状態記憶エリアを参照して、検出したビット
レートが「OK」で且つ信号強度の大きいチャネル周波
数、すなわち安定した受信を行なうことのできるチャネ
ル周波数を、ページングサービスを受けるための受信チ
ャネルの周波数とする設定処理を実行して(ステップA
8)、この図7の処理を終了する。
【0054】図9及び図10は、上記ステップA8の処
理、すなわち上記受信状態記憶エリアを参照した受信チ
ャネル周波数の設定処理に関する一連の動作を示すもの
であり、その当初には、RAM62の受信状態記憶エリ
アからビットレートの検出結果が「OK」であったもの
を抽出し(ステップB1)、さらにそれらの中で信号強
度の検出結果が50[dBμm]以上であったものを選
択して、そのチャネル周波数及び信号強度をリストメモ
リ65へ転送する(ステップB2)。
【0055】そして、転送したそれぞれのチャネル周波
数で上記図27で示した同期部1S1、フレーム情報F
I、及び同期部2S2からなる同期信号部が検出できる
まで受信し、このフレーム情報FIに格納されているフ
レームNo.データを読出し(ステップB3)、この読
み出したフレームNo.データをリストメモリ65に記
憶設定させる(ステップB4)。
【0056】図11はこのときリストメモリ65に設定
された内容を例示するもので、このように記憶されたチ
ャネル周波数F4〜F6のうち、フレームNo.で
「0」,「8」,「16」,「24」,「32」,‥
‥,「120」というように8フレーム毎に送信されて
いるNIDでその到来が最も時間的に近いと思われるチ
ャネル周波数を設定する(ステップB5)。
【0057】本実施の形態で使用している呼出信号は、
前述したように高度無線呼出システム(RCR STD
−43標準規格)に準拠したものであり、サイクル番号
0のフレーム番号0が毎正時に同期されており、またN
IDの送信されるフレーム番号は(M+N+C)のモジ
ュロ8と規定されている。但し、Mはチャネル周波数を
チャネル間隔で除した値の整数部のモジュロ8、Nはネ
ットワークID(ネットワークアドレス)のモジュロ
8、Cはサイクル番号を表わす。
【0058】従って、本実施の形態の場合、所望のNI
Dが最も早く到来するチャネル周波数がリストメモリ6
5に記憶されている複数のチャネル周波数の中のどの周
波数であるかは、CPU63の計時機能が計時する現在
時刻に基づいて判断することができる。
【0059】なお、サーチ対象のチャネル周波数の中に
フレームオフセットのあるチャネル周波数が含まれてい
る場合には、各チャネル周波数におけるフレームのオフ
セット数に対応する時間を補正した値で判断するか、或
いはステップA3で読み込まれステップA4でリストメ
モリ65に記憶された各チャネル周波数のフレームN
o.データに基いて判断すればよい。
【0060】そして、このチャネル周波数において受信
を開始し、あらためて同期部1S1、フレーム情報F
I、及び同期部2S2からなる同期信号部をサーチした
後(ステップB6)、該同期信号部が検出できたか否か
を判断し(ステップB7)、検出できたと判断すると、
次いで検出した同期信号部内のフレーム情報FIにロー
ミングネットワークビットRNBとして“1”がセット
されているか否か判断する(ステップB8)。
【0061】そして、ローミングネットワークビットR
NBとして“1”がセットされていると判断すると、そ
のチャネル周波数においてマルチエリアローミングサー
ビスが実施されていると判断し、更にその受信中のフレ
ームがNID送信フレームか否かをそのフレームNo.
データにより判断する(ステップB9)。そしてNID
の送信フレームであると判断した場合にのみ、実際にア
ドレスフィールドAFからNIDが検出できたか否かを
判断する(ステップB10)。
【0062】ここで、NIDが検出できたと判断する
と、次いで、検出されたNIDをそのチャネルに関する
情報として、当該フレームのブロック情報BIの第2コ
ードワード〜第4コードワードから抽出したLID(或
いはSSID1,2)、オーバラップの有無、及びフレ
ームオフセット数と共にリストメモリ65の対応するチ
ャネル周波数の欄に記憶させた上で(ステップB1
2)、上記図5で示したID−ROM64のチャネルメ
モリCHMに、チャネル周波数が現在受信中の周波数同
一で且つNIDが検出されたNIDと同一のチャネルが
登録されているか否か判断する(ステップB13)。
【0063】ID−ROM64のチャネルメモリCHM
に該当するチャネルが登録されていると判断した場合に
は、チャネルメモリCHMからそのチャネルに係る表示
情報(地域名、エリアNo.など)を読出し、表示部1
1にて表示させる(ステップB14)。
【0064】図12はこのときの表示部11での表示状
態を例示するもので、ここではチャネル周波数F4(c
h4)できわめて良好な受信状態での受信が確立してお
り、そのチャネル周波数がエリアNo.「140」の
「カナガワ」の交換局からのものであることを示してい
る。
【0065】図示する如く、表示されているメッセージ
「トウロクシマスカ?」に対応して、その下行位置の
「Y(YES)」が図中では下線で示す如くカーソル表
示されている状態でキー入力部12のキー操作により確
定指示を行なうか否かにより、チャネルの決定が検出さ
れたか否かを判断するもので(ステップB15)、決定
が検出されたと判断した場合には、以後そのチャネル周
波数で受信を行なうものとして受信チャネルを設定して
(ステップB16)、以上でこの図9及び図10の処理
を終了する。なお、ステップB16で設定した受信チャ
ネルでページングサービスを受けるためには、当該サー
ビスエリアの交換局にマルチエリアローミングサービス
のサービスコード、そのサービスエリアの交換局と予め
決めている暗証番号、自己の呼出番号及びエリアNo.
などを最寄りの電話から送信し、サービスエリアの登録
を済ませる必要がある。
【0066】また、上記ステップB8でフレーム情報F
IにローミングネットワークビットRNB“1”がセッ
トされていないと判断した場合は、当該チャネル周波数
ではマルチエリアローミングサービスを実施していない
と判断して、ステップB17で、リストメモリ65から
当該チャネル周波数のデータを削除する。
【0067】さらに、上記ステップB7で同期信号部が
検出できなかったと判断した場合、及びステップB9で
そのフレームが上記NIDの送信フレームではないと判
断した場合には、いずれも上記ステップB6に戻って、
再度そのチャネル周波数での同期信号部のサーチからや
り直す。
【0068】さらにまた、上記ステップB10で、受信
したフレームがNIDの送信フレームでありながら実際
にアドレスフィールドAFからNIDを検出することが
できなかったと判断した場合には、そのチャネル周波数
での受信フレームがNIDの送信フレームでありながら
実際にNIDを検出することができなかったことがその
前の同様の処理を含めて3回目に達していないことを確
認した上で(ステップB11)、リトライのために上記
ステップB6に戻って、再度そのチャネル周波数での同
期信号部のサーチからやり直す。
【0069】そして、ステップB11で、そのチャネル
周波数での受信フレームがNIDの送信フレームであり
ながら実際にNIDを検出することができなかったこと
が3回目に達したと判断すると、当該チャネル周波数で
はNIDは送信されないものとして、リストメモリ65
から当該チャネル周波数のデータを削除する(ステップ
B17)。
【0070】また、上記ステップB13で、ID−RO
M64のチャネルメモリCHMに該当するチャネルが登
録されていないと判断した場合、あるいは上記ステップ
B15で表示されているメッセージ「トウロクシマスカ
?」に対応して、その下行位置の「N(NO)」が指示
され、受信チャネルが決定されなかったと判断した場合
にも、同じくステップB17でリストメモリ65から当
該チャネル周波数のデータを削除する。
【0071】その後、あらためてリストメモリ65を参
照し、他に信号強度検出結果が50[dBμm]以上の
チャネル周波数が他にまだあるか否か判断し(ステップ
B19)、あった場合には、その中でNIDの到来が最
も時間的に近いと思われるチャネル周波数を設定した上
で(ステップB20)、再び上記ステップB6からの動
作を実行する。
【0072】こうしてNIDの到来が近いと思われる他
のチャネル周波数を設定して同様の処理を実行する。受
信チャネルを設定することのないままリストメモリ65
に記憶しているチャネル周波数を削除していき、ステッ
プB19でリストメモリ65に他のチャネル周波数がな
くなってしまったと判断すると、それまで設けていた条
件としての信号強度検出結果50[dBμm]以上を3
0[dBμm]以上として条件レベルを下げた後に、R
AM62の受信状態記憶エリアからビットレートの検出
結果が「OK」で、且つ信号強度の検出結果が30[d
Bμm]以上のチャネル周波数があるか否か判断し(ス
テップB21)、あると判断した場合にはそのチャネル
周波数を選択して、そのチャネル周波数、信号強度をリ
ストメモリ65に転送し(ステップB22)、再び上記
ステップB3に進んで、転送したそれぞれのチャネル周
波数で同期信号部が検出できるまで受信し、各フレーム
情報FIに格納されているフレームNo.データを読出
して、このフレームNo.データをリストメモリ65の
対応するチャネル周波数のエリアに記憶設定させる。
【0073】以後、信号強度検出結果が50[dBμ
m]以上の場合と同様に、リストメモリ65にしたがっ
て受信周波数を設定してNIDをサーチし、周波数及び
NIDがチャネルメモリCHMに記憶されているものと
同一のものがあれば、そのチャネルに係る表示情報を表
示部11にて表示させた上で当該チャネルを受信チャネ
ルとする決定指示を検出し、決定検出時には以後そのチ
ャネル周波数で受信を行なうものとして受信チャネルを
設定する。
【0074】また、受信チャネルとする決定指示が検出
されたかった場合、あるいは3回連続してNIDを検出
することができなかった場合には、リストメモリ65か
ら該当チャネル周波数の候補を順次削除し、リストメモ
リ65に他のチャネル周波数がなくなってしまったと判
断すると、今度はそれまで設けていた条件としての信号
強度検出結果30[dBμm]以上を30[dBμm]
未満として条件レベルを下げた後に、RAM62の受信
状態記憶エリアからビットレートの検出結果が「OK」
で、且つ信号強度の検出結果が30[dBμm]未満の
チャネル周波数があるか否か判断し(ステップB2
3)、あると判断した場合にはそのビットレートの検出
結果が「OK」であるチャネル周波数を選択して、その
チャネル周波数及び信号強度をリストメモリ65へ転送
し(ステップB24)、再び上記ステップB3に進ん
で、転送したそれぞれのチャネル周波数で同期信号部が
検出できるまで受信し、各フレーム情報FIに格納され
ているフレームNo.データを読出して、このフレーム
No.データをリストメモリ65の対応するチャネル周
波数のエリアに記憶設定させる。
【0075】以後、上記信号強度検出結果が50[dB
μm]以上の場合、及び30[dBμm]以上の場合と
同様に、リストメモリ65にしたがって受信周波数を設
定してNIDをサーチし、周波数及びNIDがチャネル
メモリCHMに記憶されているものと同一のものがあれ
ば、そのチャネルに係る表示情報を表示部11にて表示
させた上で当該チャネルを受信チャネルとする決定指示
を検出し、決定検出時には以後そのチャネル周波数で受
信を行なうものとして受信チャネルを設定する。
【0076】また、受信チャネルとする決定指示が検出
されたかった場合あるいは3回連続してNIDを検出す
ることができなかった場合には、リストメモリ65から
該当チャネル周波数の候補を順次削除し、ステップB2
3でリストメモリ65に他のチャネル周波数がなくなっ
てしまったと判断すると、それ以下の条件レベルでビッ
トレートの検出結果が「OK」であるものはRAM62
の受信状態記憶エリアに存在しないこととなるので、い
ずれの信号強度のチャネル周波数においてもページング
サービスを受けることができず、このページング受信機
100はいずれのサービスエリアからも外れているもの
と判断して、表示部11に当該ページング受信機100
がサービスエリアの圏外にある旨のメッセージを表示さ
せ(ステップB25)、以上でこの図9及び図10の処
理を終了する。
【0077】このように、予め各チャネル周波数でスキ
ャンしてビットレート及び信号強度を検出し、ローミン
グ登録で必要なNIDの検出は信号受信を確実に行うこ
とができる信号強度の高いグループのチャネル周波数か
ら行うようにしているため、サービスエリアを移動した
時、受信チャネルとして受信状態が良好なものを短時間
に設定することができる。すなわち、受信ローミング処
理に要する時間を例えば従来で1[分]以上であったも
のを18[秒]程度までと大幅に短縮させることがで
き、ページングサービスを受けることができなくなる時
間を極力短縮させて、サービスエリア移動時でも速やか
にページングサービスの待受け状態に移行することがで
きる。
【0078】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、ローミング処理に際し、全36チャネルについ
て、ビットレート検出と信号強度検出とを行うようにし
たが、信号強度の検出はビットレートの検出結果が「O
K」のものについてのみ行うようにしても良い。
【0079】以下、第2の実施の形態として、本発明を
ページング受信機100に適用した場合について図面を
参照して説明する。
【0080】なお、ページング受信機100のあるサー
ビスエリアの状態については上記図1に示した場合と同
様であるものとし、且つページング受信機100自体の
構成については上記図2乃至図6と同様であるものとし
て、同一部分には同一符号を付してその説明は省略する
ものとする。
【0081】図13は第2の実施の形態におけるローミ
ング処理の内容を示すもので、上記図7に対応するもの
である。キー入力部12の操作により受信エリア設定モ
ードがセットされた当初には、図7の場合と同様にRA
M62の受信状態記憶エリアに設定されている第1番目
のチャネル周波数F1をセットし(ステップA11)、
スイッチ9をオンした通常の受信状態で、セットしたチ
ャネル周波数での同期引込みを実行させ、一定のパルス
幅のビットレート信号を検出し、検出結果を同RAM6
2の受信状態記憶エリアの該当チャネル周波数の対応す
るエリアに記憶させる(ステップA12)。
【0082】次いで、検出したビットレート信号が当該
受信機の所望する値、すなわち、高度無線呼出システム
で使用するビットレートであるか否かを判断し(ステッ
プA13)、所望する値であると判断した場合にのみ、
スイッチ9をオフさせて上記RSSI信号がAGC信号
としてRF部2に供給されるのを断った状態として(ス
テップA14)、同チャネル周波数での受信を実行さ
せ、このときに信号強度検出部7より得られるRSSI
信号をA/D変換部8によりデジタル化して、そのチャ
ネル周波数の信号強度を表わす情報として同RAM62
の受信状態記憶エリアの該当チャネル周波数の対応する
エリアに記憶させる(ステップA15)。
【0083】その後、再びスイッチ9をオンさせて上記
RSSI信号をAGC信号としてRF部2に供給させ
(ステップA16)、まだ他のチャネル周波数のスキャ
ンが残っていることを確認した上で(ステップA1
7)、次のチャネル周波数を新たにセットし(ステップ
A18)、再び上記ステップA12からの処理に戻る。
【0084】また、上記ステップA13にて検出したビ
ットレート信号が当該受信機の所望する値ではないと判
断した場合には、ステップA14〜A16の処理は省略
して直接ステップA17に進む。
【0085】こうしてステップA12〜A18の処理を
繰返し実行し、すべてのチャネル周波数に関して検出し
たビットレート信号の値と信号強度とをRAM62の受
信状態記憶エリアに記憶させた後、ステップA17です
べてのチャネル周波数のスキャンを終了したと判断する
と、次にRAM62の受信状態記憶エリアを参照して、
信号強度のデータが記憶されているものの中から信号強
度が大きく、且つ所望のビットレートで安定した受信を
行なうことのできるチャネル周波数、ページングサービ
スを受けるための受信チャネルの周波数とする設定処理
を実行して(ステップA19)、以上でこの図13の処
理を終了する。 なお、ページングサービスを受けるた
めの受信チャネル周波数の設定処理それ自体に関して
は、上記図9及び図10で説明したものと同様であるの
で、その説明は省略する。
【0086】このように、受信中の信号のビットレート
が所定のビットレートの場合にのみ、その信号の信号強
度を検出するようにしたので、NIDを検出するチャネ
ル周波数の選択を第1の実施の形態の場合よりもより短
時間で行うことができる。
【0087】尚、上記第2の実施の形態とは逆に、最初
に受信信号の信号強度を検出し、信号強度が一定値(例
えば、30[dBμm])以上のものについてのみビッ
トレートの検出を行うようにしても良い。
【0088】この場合も、NIDを検出するチャネル周
波数の選択を第1の実施の形態の場合よりもより短時間
で行うことができる。(第3の実施の形態)以下、本発
明を高度無線呼出システムによるページングサービスを
利用するページング受信機100に適用した場合の第3
の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0089】図14は、現在の時点でページング受信機
100のあるサービスエリアBと、これに隣接して、ペ
ージング受信機100まで到達するような同一NID、
すなわちNID1を送信しているサービスエリアA,
C,D,Eを、NID,LIDが送信されるチャネル周
波数と共に例示したものであり、例えばエリアAであれ
ばNID1が送信されるチャネル周波数はF4、LID
1が送信されるチャネル周波数はF1とF4、エリアB
であればNID1が送信されるチャネル周波数はF5、
LID3が送信されるチャネル周波数はF2とF5であ
ることになる。ページング受信機100は、図示したエ
リア内において受信可能なサービスエリアのチャネル周
波数を設定する処理を行なう。
【0090】なお、ページング受信機100自体の構成
については上記図2乃至図4、及び図6と同様であるも
のとして、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略するものとする。
【0091】図15はID−ROM64のチャネルメモ
リCHMに格納されている、NID,LIDを使用した
マルチローミングサービスを受ける際に使用するテーブ
ルを例示するものであり、ここではNIDで各サービス
エリアを指定し、LIDでサービスエリアを細分化させ
て使用する場合を挙げるものである。
【0092】当該テーブルは、チャネルNo.、チャネ
ル周波数、LIDとNID、地域コード、地域名、及び
エリア登録の際に使用するエリアNo.を対応付けて格
納するもので、当該ページング受信機100のユーザは
5つのサービスエリア「A」〜「E」で、チャネル周波
数F1〜F8を設定することで、細分化した10のサー
ビスエリアのサービスを受けることができるものとす
る。
【0093】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0094】なお、CPU63の制御の下に行なわれる
サービスエリア移動時のローミング処理において、NI
Dを検出するチャネル周波数を選択する処理について
は、上記図7で説明したものと同様であり、その図示及
び説明は省略するものとする。
【0095】図16は、図7のステップA1〜A7の処
理完了時におけるRAM62の受信状態記憶エリアの記
憶内容を例示したものであり、すべてのチャネル、例え
ば全36チャネルに関するビットレートの検出の有無と
信号強度とが記憶されている。
【0096】同図に示すようにRAM62の受信状態記
憶エリアへの記憶を終えた後、このRAM62の受信状
態記憶エリアを参照して検出したビットレート判断、及
び信号強度の大きさにしたがい、安定した受信を行なう
ことのできるチャネル周波数の設定処理を実行する。
【0097】図18及び図19は、本実施の形態におけ
る、図7のステップA8の処理の詳細、すなわち上記受
信状態記憶エリアを参照した受信チャンネル周波数の設
定処理に関する一連の動作を示すものであり、この本処
理の一部については上記図9及び図10で説明した処理
と同様であるので、重複部分についてはその図示は省略
し、同一ステップ番号を付して説明するものとする。
【0098】すなわち、その当初には、RAM62の受
信状態記憶エリアからビットレートの検出結果が「O
K」であったものを抽出し(ステップB1)、さらにそ
れらの中で信号強度の検出結果が50[dBμm]以上
であったものを選択し、このチャネル周波数及び信号強
度をリストメモリ65へ転送する(ステップB2)。そ
して、転送したそれぞれのチャネル周波数で上記図27
で示した同期部1S1、フレーム情報FI、及び同期部
2S2からなる同期信号部が検出できるまで受信し、こ
のフレーム情報FIに格納されているフレームNo.デ
ータを読出し(ステップB3)、この読み出したフレー
ムNo.データをリストメモリ65に記憶設定させる
(ステップB4)。
【0099】図17はこのときリストメモリ65に設定
された内容を例示するもので、このように記憶されたチ
ャネル周波数F2、F5、F6のうち、フレームNo.
で「0」,「8」,「16」,「24」,「32」,‥
‥,「120」というように8フレーム毎に送信されて
いるNIDでその到来が最も時間的に近いと思われるチ
ャネル周波数、例えばフレームNo.データが「7」の
チャネル周波数「F6」を設定する(ステップB5)。
【0100】そして、このチャネル周波数において受信
を開始し、あらためて同期部1S1、フレーム情報F
I、及び同期部2S2からなる同期信号部をサーチした
後(ステップB6)、該同期信号部が検出できたか否か
を判断し(ステップB7)、検出できたと判断すると、
次いで検出した同期信号部内のフレーム情報FIにロー
ミングネットワークビットRNBとして“1”がセット
されているか否か判断する(ステップB8)。
【0101】そして、ローミングネットワークビットR
NBとして“1”がセットされていると判断すると、そ
のチャネル周波数においてマルチエリアローミングサー
ビスが実施されていると判断し、このフレーム中のブロ
ック情報BIを読込み(ステップB31)、読込んだブ
ロック情報BI中、第2コードワード〜第4コードワー
ドに設定されているSSID1,2を読込んだ上で(ス
テップB32)、その中からLIDを抽出する(ステッ
プB33)。
【0102】その後、このフレームが8フレーム毎のN
IDの送信フレームであるか否かをそのフレームNo.
データにより判断し(ステップB34)、NIDの送信
フレームであると判断した場合にのみ、実際にアドレス
フィールドAFよりNIDが検出できたか否かを判断す
る(ステップB35)。
【0103】ここで、NIDが検出できたと判断する
と、次いで検出したNIDを読込んだ上で(ステップB
36)、そのチャネルに関する情報、すなわち先程抽出
したLIDを含むSSID1,2とオーバラップの有
無、及びフレームオフセット数を、この検出したNID
と共にリストメモリ65の対応するチャネル周波数の欄
に記憶させた上で(ステップB37)、上記図15で示
したID−ROM64のチャネルメモリCHMにおい
て、当該受信周波数に対応するチャネルの欄にそのNI
D及びLIDがそれぞれ登録されているか否か判断する
(ステップB38)。
【0104】ID−ROM64のチャネルメモリCHM
に該当するNID及びLIDが共に登録されていると判
断した場合には、チャネルメモリCHMからそのチャネ
ルに係る表示情報を読出し、表示部11にて表示させる
(ステップB39)。
【0105】図20は、上記ステップB35でNIDと
してNID1が検出できたと判断した後、ステップB3
6で検出したNID1を読込み、さらにステップB37
でそのチャネルに関する情報、すなわち先程抽出したL
ID4を含むSSID1,2とオーバラップの無、及び
フレームオフセット数「0」の各情報を、検出したNI
D1と共にリストメモリ65の対応するチャネル周波数
F6の欄に記憶させた状態を例示するものである。
【0106】この場合、ステップB38で上記図15で
示したID−ROM64のチャネルメモリCHMにおい
て、当該受信周波数に対応するチャネルの欄にそのNI
D1及びLID4が共に登録されているものと判断し、
ステップB39でチャネルメモリCHMからそのチャネ
ルに係る表示情報」を読出し、表示部11にて表示させ
ることとなる。
【0107】図23はこのときの表示部11での表示状
態を例示するもので、ここではチャネル周波数F6(c
h6)できわめて良好な受信状態での受信が確立してお
り、そのチャネル周波数がエリアNo.「120」の
「チバ(トウブ)」の交換局からのものであることを示
している。
【0108】図示する如く、表示されているメッセージ
「トウロクシマスカ?」に対応して、その下行位置の
「Y(YES)」が図中では下線で示す如くカーソル表
示されている状態でキー入力部12のキー操作により確
定指示を行なうか否かにより、チャネルの決定が検出さ
れたか否かを判断するもので(ステップB40)、決定
が検出されたと判断した場合には、以後そのチャネル周
波数で受信を行なうものとして受信チャネルを設定して
(ステップB16)、以上でこの図18及び図19の処
理を終了する一方、当該サービスエリアの交換局にマル
チエリアローミングサービスのサービスコード、そのサ
ービスエリアの交換局と予め決めている暗証番号、自己
の呼出番号及びエリアNo.を最寄りの電話から送信
し、サービスエリアの登録を済ませることとなる。
【0109】また、上記ステップB34で当該フレーム
がNIDの送信フレームではないと判断した場合、上記
ステップB6に戻って、再度そのチャネル周波数での同
期信号部のサーチからやり直す。
【0110】さらに、上記ステップB35でその受信し
たフレームがNIDの送信フレームでありながら実際に
アドレスフィールドAFからNIDを検出することがで
きなかったと判断した場合には、そのチャネル周波数で
の受信フレームがNIDの送信フレームでありながら実
際にNIDを検出することができなかったことがその前
の同様の処理を含めて3回目に達していないことを確認
した上で(ステップB41)、リトライのために上記ス
テップB6に戻って、再度そのチャネル周波数での同期
信号部のサーチからやり直す。
【0111】また、上記ステップB41でその受信フレ
ームがNIDの送信フレームでありながら実際にNID
を検出することができなかったことが3回目に達したと
判断した場合には、NID以外の情報、すなわちLID
を含むSSID1,2とオーバラップの有無、及びフレ
ームオフセット数をリストメモリ65の対応するチャネ
ル周波数の欄に記憶させた上で(ステップB42)、上
記ステップB38でID−ROM64のチャネルメモリ
CHMに該当するNID及びLIDが共には登録されて
いないと判断した場合と同様、次に上記ステップB18
に進む。
【0112】なお、上記ステップB40にて、表示部1
1での表示に対応して「N(NO)」が選択指示され、
受信チャネルの決定をキャンセルする検出がなされたと
判断した場合には、次いでリストメモリ65を参照して
受信していない他のチャネル周波数があるか否か判断し
(ステップB43,B44)、あった場合には、その中
でNIDの到来が最も時間的に近いと思われるチャネル
周波数、例えばフレームNo.データが「30」のチャ
ネル周波数「F5」を設定した上で(ステップB4
5)、そのチャネル周波数において受信を開始し、あら
ためて同期部1S1、フレーム情報FI、及び同期部2
S2からなる同期信号部をサーチした後(ステップB4
6)、該同期信号部が検出できたか否かを判断し(ステ
ップB47)、検出できたと判断すると、次いで検出し
た同期信号部内のフレーム情報FIにローミングネット
ワークビットRNBとして“1”がセットされているか
否か判断する(ステップB48)。
【0113】ローミングネットワークビットRNBとし
て“1”がセットされてなければ、当該チャネル周波数
では、マルチエリアローミングサービスは実施されてい
ないものと判断して、ステップB58でリストメモリ6
5から当該チャネル周波数のデータを削除し、同期信号
部が検出されなければ、同期信号部が検出されるまで当
該チャネル周波数での受信を維持するが、同期信号部を
検出し、この同期信号部のフレーム情報FIのローミン
グネットワークビットRNBに“1”がセットされてい
ると判断すると、そのフレーム中のブロック情報BIを
読込み(ステップB49)、読込んだブロック情報BI
中に設定されているSSID1を読込んだ上で(ステッ
プB50)、その中からLIDを抽出する(ステップB
51)。
【0114】この場合、チャネル周波数「F5」での受
信で抽出されるLIDは「LID3」であり、この抽出
した「LID3」をもって、リストメモリ65を参照し
(ステップB52)、抽出したLIDと同一のLIDを
有するチャネル周波数があるか否か判断する(ステップ
B53)。
【0115】ここでリストメモリ65に記憶されている
LIDは図20に示す如くチャネル周波数「F6」の
「LID4」のみであるので、「LID3」とは同一で
はないと判断して、再び上記ステップB34に戻る。
【0116】そして、ステップB34でこのフレームが
NIDの送信フレームであると判断すると、ステップB
35に進んで実際にアドレスフィールドAFからNID
が検出できたか否かを判断し、NIDが検出できたと判
断すると、次いでステップB36において検出したNI
D、すなわち「NID1」を読込んだ上で、ステップB
37においてそのNIDに関する情報、すなわち先程抽
出したLIDを含むSSID1,2とオーバラップの有
無、及びフレームオフセット数を、検出したNIDと共
にリストメモリ65の対応するチャネル周波数「F5」
の欄に記憶させる。その後、ステップB38で上記図1
5で示したID−ROM64のチャネルメモリCHMに
おいて、当該受信周波数に対応するチャネルの欄にその
「NID1」及び「LID3」が共に登録されているこ
とをID−ROM64のチャネルメモリCHMを参照し
て確認してから、ステップB39で同チャネルメモリC
HMよりそのチャネルに係る表示情報を読出し、表示部
11にて表示させる。
【0117】図21は、上記ステップB37でチャネル
周波数「F5」で得たNID1に関する情報、すなわち
LID3を含むSSID1,2とオーバラップの無、及
びフレームオフセット数「0」の各情報を検出したNI
D1と共にリストメモリ65の対応するチャネル周波数
F5の欄に記憶させた状態を例示するものである。
【0118】この場合、ステップB38で上記図15で
示したID−ROM64のチャネルメモリCHMにおい
て、当該受信周波数に対応するチャネルの欄にそのNI
D1及びLID3が共に登録されているものと判断し、
ステップB39でチャネルメモリCHMからそのチャネ
ルに係る表示情報を読出し、表示部11にて表示させる
こととなる。
【0119】図24はこのときの表示部11での表示状
態を例示するもので、ここではチャネル周波数F5(c
h5)できわめて良好な受信状態での受信が確立してお
り、そのチャネル周波数がエリアNo.「130」の
「トウキョウ」の交換局からのものであることを示して
いる。
【0120】図示する如く、表示されているメッセージ
「トウロクシマスカ?」に対応して、その下行位置の
「Y(YES)」が図中では下線で示す如くカーソル表
示されている状態でステップB40においてキー入力部
12のキー操作により確定指示を行なうか否かにより、
チャネルの決定が検出されたか否かを判断するもので、
ここで決定が検出されたと判断した場合には、以後その
チャネル周波数で受信を行なうものとして受信チャネル
を設定して(ステップB16)、以上でこの図18及び
図19の処理を終了する一方、当該サービスエリアの交
換局にマルチエリアローミングサービスのサービスコー
ド、そのサービスエリアの交換局と予め決めている暗証
番号、自己の呼出番号及びエリアNo.を最寄りの電話
から送信し、サービスエリアの登録を済ませることとな
る。
【0121】また、上記ステップB40にて、表示部1
1での表示に対応して「N(NO)」が選択指示され、
受信チャネルの決定をキャンセルする検出がなされたと
判断した場合には、次いでリストメモリ65を参照して
受信していない他のチャネル周波数があるか否か判断し
(ステップB43,B44)、あった場合には、ステッ
プB45でその中でNIDの到来が最も時間的に近いと
思われるチャネル周波数、例えばフレームNo.データ
が「10」のチャネル周波数「F2」を設定した上で、
ステップB46によりそのチャネル周波数において受信
を開始し、あらためて同期部1S1、フレーム情報F
I、及び同期部2S2からなる同期信号部をサーチした
後、ステップB47で該同期信号部が検出できたか否か
を判断し、検出できたと判断すると、次いでステップB
48で検出した同期信号部内のフレーム情報FIにロー
ミングネットワークビットRNBとして“1”がセット
されているか否か判断する。
【0122】ローミングネットワークビットRNBとし
て“1”がセットされてなければ、当該チャネル周波数
では、マルチエリアローミングサービスは実施されてい
ないものと判断して、ステップB58でリストメモリ6
5から当該チャネル周波数のデータを削除し、同期信号
部が検出されなければ、同期信号部が検出されるまで当
該チャネル周波数での受信を維持するが、同期信号部を
検出し、この同期信号部のフレーム情報FIのローミン
グネットワークビットRNBに“1”がセットされてい
ると判断すると、ステップB49に進んでそのフレーム
中のブロック情報BIを読込み、続くステップB50で
読込んだブロック情報BI中に設定されているSSID
1を読込んだ上で、ステップB51においてその中から
LIDを抽出する。
【0123】この場合、チャネル周波数「F2」での受
信で抽出されるLIDは「LID3」であり、ステップ
B53においてこの抽出した「LID3」をもってリス
トメモリ65を参照し、抽出したLIDと同一のLID
を有するチャネル周波数があるか否か判断する(ステッ
プB53)。
【0124】ここでリストメモリ65に記憶されている
LIDは図21に示す如くチャネル周波数「F5」の
「LID3」とチャネル周波数「F6」の「LID4」
であるので、同一のものがあると判断して、次にこの
「LID3」が同一であるチャネル周波数「F5」に対
応してNIDが記憶されているか否か判断する(ステッ
プB54)。
【0125】ここではチャネル周波数「F5」に対応し
て「NID1」が記憶されているので、これを判断し、
続いて一致した「LID3」に関する情報をNIDを除
く他の情報、すなわちオーバラップの有無、フレームオ
フセット情報と共にリストメモリ65の現在受信してい
るチャネル周波数「F2」の欄に記憶させる(ステップ
B55)。その後、ID−ROM64のチャネルメモリ
CHMより「NIDなし」及び「LID3」に対応した
表示内容を読出し、表示部11にて表示させる。
【0126】図22は、上記ステップB55で、チャネ
ル周波数「F2」で得たLID3に関する情報、すなわ
ちLID3を含むSSID1,2とオーバラップの無、
及びフレームオフセット数「0」の各情報を「NIDな
し」の情報と共にリストメモリ65の対応するチャネル
周波数F2の欄に記憶させた状態を例示するものであ
る。
【0127】この場合、ステップB56でチャネルメモ
リCHMからその「NIDなし」及び「LID3」に対
応した表示内容を読出し、表示部11にて表示させるこ
ととなる。
【0128】図25はこのときの表示部11での表示状
態を例示するもので、ここではチャネル周波数F2(c
h2)できわめて良好な受信状態での受信が確立してお
り、そのチャネル周波数がエリアNo.「131」の
「タマ」の交換局からのものであることを示している。
【0129】図示する如く、表示されているメッセージ
「トウロクシマスカ?」に対応して、その下行位置の
「Y(YES)」が図中では下線で示す如くカーソル表
示されている状態でキー入力部12のキー操作により確
定指示を行なうか否かにより、受信チャネルの決定が検
出されたか否かを判断するもので(ステップB57)、
ここで決定が検出されたと判断した場合には、以後その
チャネル周波数で受信を行なうものとしてステップB1
6に進んで受信チャネルを設定し、以上でこの図18及
び図19の処理を終了する一方、当該サービスエリアの
交換局にマルチエリアローミングサービスのサービスコ
ード、そのサービスエリアの交換局と予め決めている暗
証番号、自己の呼出番号及びエリアNo.を最寄りの電
話から送信し、サービスエリアの登録を済ませることと
なる。
【0130】また、上記ステップB57にて、表示部1
1での表示に対応して「N(NO)」が選択指示され、
受信チャネルの決定をキャンセルする検出がなされたと
判断した場合には、再びステップB43に戻り、リスト
メモリ65を参照してからステップB44で受信してい
ない他のチャネル周波数があるか否か判断する。
【0131】あった場合には、再びステップB45以下
の処理に移行し、また、なかった場合にはリストメモリ
65に登録する候補の条件レベルを下げるべく上記ステ
ップB21以下の処理に移行する。
【0132】なお、上記ステップB54で同一のLID
を有する他のチャネル周波数に対応してNIDが記憶さ
れていないと判断した場合には、上記ステップB53で
抽出したLIDと同一のLIDを有するチャネル周波数
が他にリストメモリ65にはないと判断した場合と同
様、再び上記ステップB34に戻る。
【0133】このように、LIDの一致不一致を判別す
るだけでNIDの送信フレームの受信を待つことなくチ
ャネル周波数の設定が可能となるため、ローミング処理
に要する時間を例えば上記第1の実施の形態で18
[秒]程度であったものを2[秒]程度までとさらによ
り大幅に短縮させることができ、ひいてはユーザの不安
を解消し、ページングサービスを受けることができなく
なる時間をほとんど無視できる程度に減少させて、サー
ビスエリア移動時でも速やかに呼出しサービスの待受け
状態に移行することができる。
【0134】(第4の実施の形態)上記第1乃至第3の
実施の形態では、キー入力部12の操作により受信エリ
ア設定モードがセットされるようにしたが、受信機の電
源をオンしたときの処理の中に受信エリア設定モード機
能を組み込むようにしてもよい。
【0135】図26は、そのフローチャートを示したも
ので、電源がオンされると、先ずステップC1で通常の
初期化処理を行った後、受信チャネルとしてホームエリ
アのチャネル周波数(例えば、図5におけるチャネル周
波数F5)のセット及びタイマーのセットを行い(ステ
ップC2)、その後ホームエリアのチャネル周波数での
信号を受信して同期確立したか否かの判断及びタイムア
ップしたか否かの判断をおこなう(ステップC3及びC
4)。ステップC3で同期確立が為された判断された場
合には、通常の待ち受け状態に入り図26の処理を終了
する(ステップC5)。
【0136】しかして、ステップC4で、タイムアップ
したと判断された場合には、他エリアのチャネルサーチ
を行うか否かの確認表示を行い(ステップC6)、その
後、キー操作によりサーチする旨の指示が為されたか否
かの判断(ステップC7)及び電源スイッチかオフされ
たか否かの判断(ステップC8)を行う。ステップC7
で、サーチの指示があったと判断された場合には、ステ
ップC9に進んでローミング処理を行う。このローミン
グ処理は前述した第1乃至第3の実施の形態で説明した
とおりのものである。なお、ステップC8で、電源スイ
ッチがオフされたと判断された場合には、ステップC1
0で所定のオフ処理を実行して図26の処理を終了す
る。
【0137】このように、受信エリア設定モードを受信
機の電源をオンしたときの処理の中に組み込むと、ホー
ムエリアで受信できなかった場合、すぐに受信エリア設
定モードに入ることができるので利便性が増す。
【0138】なお、上記第1乃至第3の実施の形態で
は、いずれも、受信信号のビットレートが所定のビット
レートであるか否かの検出と受信信号の信号強度の検出
とを、ページングチャネルの総てについて行うようにし
たが、チャネルメモリCHMに記憶されているものつい
てのみ行うようにしてもよい。この場合、リストメモリ
65の項目データの内チャネルメモリCHMに記憶され
いてる項目データ、すなわちチャネル周波数、LID、
NIDは、総て読み出してリストメモリ65に記憶させ
ておき、このリストメモリ65に記憶されたチャネル周
波数に基づいて受信信号のビットレート及び信号強度の
検出を行い、その検出結果を検出フレームNo. の欄及び
信号強度の欄に記憶させればよい。
【0139】このようにすると、上記第1乃至第3の実
施の形態でRAM32内に設けられていた受信状態記憶
エリアが不要になるとともに、その後行うNID及びL
IDの検出処理において検出されたNID及びLID
が、チャネルメモリCHMに記憶されいてるものである
か否かの判定を、リストメモリ65に記憶されているデ
ータのみに基づいて行うことができる。
【0140】また、上記第1乃至第3の実施の形態で
は、NID及びLIDの検出処理において検出されたN
ID及びLIDがチャネルメモリCHMに記憶されいて
るものであった場合に表示される「トウロクシマスカ
?」という問い合わせメッセージに従って登録を指示し
た場合、その時受信していた周波数チャネルを受信チャ
ネルとして設定するだけであったが、ページングセンタ
ーへローミング登録を行うためのデータ、すなわちロー
ミングサービスのサービスコード、事故の呼び出し番
号、暗証番号、エリアNo. などを出力できる構成にして
もよい。この場合の出力手段としては、モデム、DTM
Fトーン発生器、Ir信号発生器、無線信号発生器が使
用できる。なお、出力手段としてモデム及びIr信号発
生器を使用する場合は、使用する電話機がこれに対応し
た機能を備えているものでなければならない。
【0141】更に、上記第1乃至第3の実施の形態は、
いずれも高度無線呼出システムでのページングサービス
を利用するページング受信機に適用した場合について説
明したものであるが、本発明はこれに限ることなく、他
の受信装置にも適用可能であることは勿論である。
【0142】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲内で種々変形して実施することが可能であるものとす
る。
【0143】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、サービス
エリアの移動時に行なう受信チャネルの切換、及び登録
処理を高速化して、ユーザの不安を解消し、ページング
サービスを受けることができなくなる時間を極力短縮す
ることができる。
【0144】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、良好の受信状態が選られ
るチャネルについてのみローミング処理を実行すること
ができる。
【0145】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の効果に加えて、記憶した内容に応じて信
号強度の大きいチャネルからローミング処理を実行させ
ることで、よりローミング処理を高速化することができ
る。
【0146】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、一番早く受信できると思
われるチャネル情報からチャネル情報の検出を行なうよ
うにしたため、受信チャネルの設定までに要する時間を
より大幅に短縮することができる。
【0147】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、第2のチャネル情報(L
ID)が、第1のチャネル情報と共に記憶される第2の
チャネル情報と同一であると判定した場合、その第2チ
ャネル情報を他のものに優先して所望のチャネルのチャ
ネル情報であるか否かを指示し、所望のチャネルのチャ
ネル情報であると指示した場合、該第2のチャネル情報
が含まれるチャネルを受信チャネルとして設定するよう
にしたので、第1のチャネル情報(NID)よりも早く
受信できる第2のチャネル情報に対応づけて所望のチャ
ネルのチャネル情報を設定することができ、サービスエ
リアの移動時に行なう受信チャネルの切り換え、及び登
録処理に要する時間をさらに短縮することができる。
【0148】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、ローミングが可能なチャ
ネルの情報、すなわちその時点で有効なサービスエリア
を示す情報を表示させることができる。
【0149】請求項7記載の発明によれば、サービスエ
リアの移動時に行なう受信チャネルの切換、及び登録処
理を高速化させて、ページングサービスを受けることが
できなくなる時間を極力短縮させることができる。
【0150】請求項8及び9記載の発明によれば、サー
ビスエリアの移動時に行なう受信チャネルの切換、及び
登録処理をより高速化させて、ページングサービスを受
けることができなくなる時間をさらに短縮させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサービスエリ
アの隣接構成を例示する図。
【図2】同実施の形態に係るページング受信機の回路構
成を示すブロック図。
【図3】図2のRAMの受信状態記憶エリアの構成を示
す図。
【図4】図2のID−ROMのメモリエリア構成を示す
図。
【図5】図4のチャンネルメモリの記憶内容を例示する
図。
【図6】図2のリストメモリの記憶内容項目を示す図。
【図7】同実施の形態に係るローミング処理の内容を示
すフローチャート。
【図8】同実施の形態に係るRAMの受信状態記憶エリ
アの記憶内容を例示する図。
【図9】図7のステップA8の詳細な処理内容を示すフ
ローチャート。
【図10】図7のステップA8の詳細な処理内容を示す
フローチャート。
【図11】同実施の形態に係るリストメモリの記憶内容
を例示する図。
【図12】同実施の形態に係る動作時の表示内容を例示
する図。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るローミング
処理の内容を示すフローチャート。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係るサービスエ
リアの隣接構成を例示する図。
【図15】同実施の形態に係るチャンネルメモリの記憶
内容を例示する図。
【図16】同実施の形態に係るRAMの受信状態記憶エ
リアの記憶内容を例示する図。
【図17】同実施の形態に係るリストメモリの記憶内容
を例示する図。
【図18】同実施の形態に係る詳細な処理内容を示すフ
ローチャート。
【図19】同実施の形態に係る詳細な処理内容を示すフ
ローチャート。
【図20】同実施の形態に係るリストメモリの記憶内容
を例示する図。
【図21】同実施の形態に係るリストメモリの記憶内容
を例示する図。
【図22】同実施の形態に係るリストメモリの記憶内容
を例示する図。
【図23】同実施の形態に係る動作時の表示内容を例示
する図。
【図24】同実施の形態に係る動作時の表示内容を例示
する図。
【図25】同実施の形態に係る動作時の表示内容を例示
する図。
【図26】本発明の第4の実施の形態に係る電源オン時
の処理の内容を示すフローチャート。
【図27】高度無線呼出システム(RCR STD−4
3標準規格)における送信データのフォーマットを示す
図。
【図28】図27のブロック情報BIの第1コードワー
ドのデータフォーマットを示す図。
【図29】図27のブロック情報BIの第2乃至第4コ
ードワードのデータフォーマットを示す図。
【図30】図29のフォーマットタイプfが“000”
の場合(SSID1)のデータフォーマットを示す図。
【図31】図29のフォーマットタイプfが“111”
の場合(SSID2)のデータフォーマットを示す図。
【符号の説明】
100…ページング受信機 1…アンテナ 2…RF部 3…周波数変換部 4…中間周波増幅器 5…FM検波部 6…制御部 7…信号強度検出部 8…A/D変換部 9…スイッチ(SW) 10…PLLシンセサイザ 11…表示部 12…キー入力部 61…デコーダ 62…RAM 63…CPU 64…ID−ROM 65…リストメモリ ADM…アドレスメモリ CHM…チャンネルメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信チャネルの切換えが可能な受信装置
    において、 複数のチャネルの信号を受信する受信手段と、 この受信手段の受信チャネルを設定するモードを設定す
    る設定手段と、 この設定手段により受信チャネル設定モードが設定され
    たとき、上記受信手段で受信するチャネルを順次走査し
    て、信号のビットレートが所望のビットレートであるチ
    ャネルを検出する検出手段と、 該検出手段で検出された各チャネルを順次記憶する記憶
    手段と、 この記憶手段に記憶されたチャネルを所定の優先順位に
    基づいて選択し、当該チャネルの受信信号に含まれるチ
    ャネル情報を検出するチャネル情報検出手段と、 このチャネル情報検出手段で検出されたチャネル情報が
    所望のチャネルのチャネル情報である時、当該チャネル
    情報が含まれるチャネルを受信チャネルとして設定する
    受信チャネル設定手段とを具備したことを特徴とする受
    信装置。
  2. 【請求項2】 各チャネルでの受信信号の信号強度を検
    出する信号強度検出手段をさらに備え、 上記受信チャネル設定手段は、該信号強度検出手段によ
    る検出結果も加味して、受信チャネルを設定することを
    特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、上記チャネル情報検出
    手段によって検出された各チャネル情報を上記信号強度
    検出手段によって検出された各チャネルの信号強度と対
    応付けて記憶することを特徴とする請求項2記載の受信
    装置。
  4. 【請求項4】 上記チャネル情報は所定のフレーム間隔
    で送信され、いずれのチャネルがチャネル情報を一番早
    く送信するかを判断する判断手段をさらに備え、 上記チャネル情報検出手段は、上記判断手段の判断結果
    に基づいてチャネル情報を検出するチャネルを設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 上記チャネル情報は所定のフレーム間隔
    で送信される第1のチャネル情報と、フレーム毎に送信
    される第2のチャネル情報とがあり、 上記チャネル情報検出手段によって検出された、第1の
    チャネル情報及び第2のチャネル情報をチャネルと対応
    付けて記憶するチャネル情報記憶手段と、 上記チャネル情報検出手段によって第2のチャネル情報
    が検出されると、この第2のチャネル情報が上記チャネ
    ル情報記憶手段に第1のチャネル情報と共に記憶される
    第2のチャネル情報と同一であるか否かを判定する判定
    手段と、 この判定手段により同一であると判定した場合に上記第
    2のチャネル情報が所望のチャネルのチャネル情報であ
    るか否かを指示する指示手段と、 この指示手段により所望のチャネルのチャネル情報であ
    ると指示した場合、該第2のチャネル情報が含まれるチ
    ャネルを受信チャネルとして設定するように上記受信チ
    ャネル設定手段を制御する制御手段とをさらに具備した
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 上記チャネル情報検出手段で検出された
    チャネル情報を表示する表示手段をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 複数種の周波数信号を順次走査し、所定
    のビットレートの周波数信号を受信可能な信号として複
    数記憶するステップと、 このステップで記憶された複数の信号を所定の順序に従
    って選択して復調し、復調された信号中のチャネル情報
    を検出するステップと、 このステップで検出されたチャネル情報が所望のチャネ
    ル情報であるとき、当該信号の周波数を受信チャネルと
    して設定するステップとを有したことを特徴とする受信
    チャネル設定方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の順序は、信号強度の強い順で
    あることを特徴とする請求項7記載の受信チャネル設定
    方法。
  9. 【請求項9】 前記所定の順序は、チャネル情報が早く
    送信される順であることを特徴とする請求項7記載の受
    信チャネル設定方法。
JP10141879A 1997-05-22 1998-05-22 受信装置及び受信チャネル設定方法 Abandoned JPH1169415A (ja)

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JP9-132384 1997-06-12
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100459667C (zh) * 2004-11-23 2009-02-04 科胜讯宽带通讯(上海)有限公司 一种基于自动增益控制值的数字卫星频道的盲扫方法
JP2011010240A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム、無線基地局装置、無線端末装置、および時刻取得方法
JP2020078015A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、通信システム、通信設備装置、設備システム、通信方法、および、プログラム

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