JPH1168994A - 情報伝送装置、情報配信システム、及び充電装置 - Google Patents

情報伝送装置、情報配信システム、及び充電装置

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JPH1168994A
JPH1168994A JP22925897A JP22925897A JPH1168994A JP H1168994 A JPH1168994 A JP H1168994A JP 22925897 A JP22925897 A JP 22925897A JP 22925897 A JP22925897 A JP 22925897A JP H1168994 A JPH1168994 A JP H1168994A
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charging
terminal device
portable terminal
transmission device
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JP22925897A
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Takafumi Nanbu
隆文 南部
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報配信システムの使い勝手の向上、及び情
報のダウンロード及び充電サービスに対する合理的課金
設定の実現。急速な充電の可能化。 【解決手段】 情報のダウンロードと共に充電を行った
場合には、ダウンロードされた情報についての課金のみ
を行い、充電だけを行った場合には充電についての課金
のみを行うようにする。また、上限電圧が規定されてい
る充電池の上限電圧よりも充分に高い直流電圧を入力し
て生成した定電流により充電を行うようにして、この定
電流レベルが充電池がほぼ満充電の状態となるまで維持
されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば情報が蓄積
される情報格納装置から情報伝送装置に情報を配信し、
更に情報伝送装置から端末装置に情報をコピーすること
ができるようにした情報配信システムと、この情報配信
システムにおける情報伝送装置とに関するものである。
また、このような情報配信システムにおいて例えば端末
装置に対して充電を行うために設けられる充電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】先に本出願人により、例えばサーバに大
量の楽曲データ(オーディオデータ)や映像データ等の
情報をデータベースとして格納しておくと共に、この大
量の情報のうちから必要とされる情報を多数の中間サー
バ装置に配信することにより、この中間サーバ装置から
携帯端末装置に対して指定の情報をコピー(ダウンロー
ド)できるようにした情報配信システムが提案されてい
る。
【0003】このようなシステムでは、ユーザが上記携
帯端末装置を個人で所有していることになるのである
が、一般にこのような携帯端末装置では充電可能なバッ
テリが電源として用いられることが多い。そこで、例え
ば中間サーバ装置に対して充電機能を設けて、中間サー
バ装置に対して接続された携帯端末装置のバッテリに対
して充電を行うことができるようにすれば、上記したよ
うな情報配信システムを利用する際の利便性が更に向上
されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報配信シ
ステムにおいて上記のような充電サービスも行うとした
場合、例えば、携帯端末装置への情報のダウンロードと
充電とを個別に行うように規定したとすると、それだけ
延べの利用時間が長くなって効率的でない。また、情報
配信システムでは、ユーザが携帯端末装置にダウンロー
ドした情報に対して課金を行うのであるが、上記のよう
に充電サービスを提供するとすれば、この充電利用に関
しても課金を行うことが当然考えられる。この場合、ダ
ウンロードしたデータに対する課金と充電に関する課金
とが密接に絡むことになるので、これら複数種類のサー
ビスに関してできるだけ合理的な課金が行われるように
することが好ましい。更に、情報配信システムにおいて
上記のような充電サービスを提供する場合においては、
例えば携帯端末装置に採用される充電式バッテリの種類
に依る特性等を考慮したうえで、できるだけ急速な充電
動作が適切に行われることが好ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、内部に取り込んだ情報を外部の端末装
置に対してダウンロードするために送信出力することの
できる情報送信手段と、端末装置の電源に対して充電を
行うことのできる充電手段と、端末装置に対して情報送
信手段により情報を送信出力するのと同時に、充電手段
により充電を行うように動作させることのできる動作制
御手段とを備えて情報伝送装置を構成することとした。
【0006】また、情報配信システムとして、所定内容
に従って単位化された情報が複数格納される記録媒体を
備え、特定の上記情報を要求する要求情報に基づいて検
索した情報を記録媒体から読み出して外部に配信可能に
構成された情報格納装置と、この情報格納装置と送受信
可能とされることにより、少なくとも、外部又は内部で
発生された要求情報を情報格納装置に対して送信する送
信動作と、情報格納装置から配信された情報を受信する
動作とが可能とされると共に、この受信した情報を外部
に対して送信出力可能とされる情報伝送装置と、この情
報伝送装置と接続されることで、少なくとも、所定操作
により発生された要求情報を情報伝送装置に対して送信
可能とされると共に、情報伝送装置から送信された情報
をダウンロードして、所定の記録媒体に対して蓄積可能
とされる端末装置とを備えて構成することとした。そし
て、このうえで、上記情報伝送装置には、接続された端
末装置の電源に対して充電を行うことのできる充電手段
と、端末装置に対して情報を送信するのと同時に充電手
段により充電を行うように動作させることのできる動作
制御手段とを設けることとした。
【0007】そして、上記した構成の情報配信システム
に対して、課金通信網と接続されると共に情報伝送装置
に関する所定の利用形態に関して課金処理を実行する課
金手段を設けることとし、この課金手段は、端末装置に
対して情報をダウンロードするために情報伝送装置が利
用された場合には、このダウンロードされた情報に関し
てのみ課金処理を実行するように構成することとした。
さらには、上記課金手段として、端末装置に対する充電
のみのために情報伝送装置が利用された場合には、この
充電動作に関する課金処理のみを実行するように構成す
ることとした。
【0008】また、充電池の上限電圧値よりも高い所定
値の定電圧を出力する定電圧出力手段と、この定電圧出
力手段の出力電圧を利用して所定レベルの定電流を生成
しこの定電流を充電電流として充電池に対して供給する
定電流出力手段とを備えて充電装置を構成することとし
た。
【0009】上記構成によれば、例えば外部よりアップ
ロードした情報を外部の端末装置に対してダウンロード
することのできる情報伝送装置において、端末装置に対
して情報をダウンロードするのと同時に充電を行うよう
に構成することで、情報をダウンロードしている時間を
効率的に利用することが可能になる。そして、更に端末
装置に対して情報をダウンロードするために情報伝送装
置が利用された場合にはこのダウンロードされた情報に
関してのみ課金処理を行い、また、端末装置に対する充
電のみのために情報伝送装置が利用された場合には充電
動作に関する課金処理のみを行うようにすることで、合
理的な課金形態を与えることができる。
【0010】また、例えば上記のような情報配信システ
ムシステムに備える充電装置として、充電池の上限電圧
値よりも充分に高い所定値の定電圧電源に対して挿入し
た定電流回路により充電池に対して充電を行うようにす
ることで、充電の進行に従って充電池の両端電圧が上昇
してきても、定電流回路から出力される定電流量が一定
に保たれた状態で充電を継続することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図12を参照して説明する。なお、以降の説明
は次の順序により行うこととする。 <1.情報配信システムの構成例> (1−a.情報配信システムの概要> (1−b.情報配信システムを構成する各装置の構成) (1−c.利用形態例) (1−d.処理動作> <2.中間伝送装置に採用される充電回路の構成例> (2−a.急速充電のための構成の基本的概念) (2−b.具体的構成例1) (2−c.具体的構成例2)
【0012】<1.情報配信システムの構成例> (1−a.情報配信システムの概要>図1は、本発明の
実施の形態としての情報配信システムの構成を概略的に
示している。この図において、サーバ装置1は、後述す
るようにして配信用データ(例えば、オーディオ情報、
テキスト情報、画像情報、映像情報等)をはじめとする
所要の情報が格納される大容量の記録媒体を備えてお
り、少なくとも通信網4を介して多数の中間伝送装置2
と相互通信可能に構成されている。例えば、サーバ装置
1は上記通信網4を介して中間伝送装置2から送信され
てくる要求情報を受信し、この要求情報が指定する情報
を記録媒体に格納されている情報から検索する。
【0013】なお、上記のような要求情報は、例えば後
述する携帯端末装置3のユーザが、携帯端末装置3又は
中間伝送装置2に対して所望の情報をリクエストするた
めの操作を行うことによって発生させることができるも
のとされている。そして、検索して得られた情報を通信
網4を介して中間伝送装置2に対して送信する。
【0014】また、本実施の形態では、後述するように
してサーバ装置1から中間伝送装置2を介してアップロ
ードした情報を携帯端末装置3によりコピー(ダウンロ
ード)したり、中間伝送装置2を利用して携帯端末装置
3に対して充電を行うのにあたり、ユーザに対して課金
が行われるのであるが、この課金処理に従ってユーザか
ら料金を徴収するために課金通信網5が設けられる。こ
の課金通信網5は、例えば各ユーザが当該情報配信シス
テムの利用料金を支払うために契約した金融機関などと
接続される。
【0015】中間伝送装置2は、例えば図のような形態
により携帯端末装置3が装着可能とされ、主として、サ
ーバ装置1より送信されてきた情報を通信制御端子20
1にて受信し、この受信情報を携帯端末装置3に対して
出力する機能を有する。また、本実施の形態の中間伝送
装置2には、携帯端末装置3に対して充電を行うための
充電回路が備えられる。
【0016】本実施の形態の携帯端末装置3は、中間伝
送装置2に対して装着(接続)されることで、中間伝送
装置2との相互通信、及び中間伝送装置2からの電力供
給が可能なようにされている。そして、携帯端末装置3
は、上記のようにして中間伝送装置2から出力された情
報を携帯端末装置内に内蔵された所定種類の記録媒体に
対して格納するようにされる。また、必要があれば携帯
端末装置3に内蔵の充電池に対して中間伝送装置2から
充電を行うことも可能とされる。
【0017】このように、本実施の形態の情報配信シス
テムは、サーバ装置1に格納されている大量の情報の中
から、携帯端末装置3のユーザがリクエストした情報を
携帯端末装置3の記録媒体にコピーすることができると
いういわゆるデータ・オン・デマンドを実現するシステ
ムとされる。
【0018】なお、上記通信網4としては特に限定され
るものではなく、例えばISDN(Integrated services
digital network) 、CATV(Cable Television,Comm
unity Antenna Television) 、通信衛星、電話回線、ワ
イヤレス通信等を利用することが考えられる。また、通
信網4としてはオン・デマンドを行うために双方向通信
が必要であるが、例えば既存の通信衛星等を採用した場
合には一方向のみの通信となるため、このような場合に
は、他方向には他の通信網4を用いるという2種類以上
の通信網を併用してもかまわない。また、サーバ装置1
から中間伝送装置2へ通信網4を介して直接情報を送信
するためにはサーバ装置1から全ての中間伝送装置2へ
の回線の接続等のインフラに費用がかかるばかりでな
く、要求情報がサーバ装置1に一極集中し、それに応じ
て各々の中間伝送装置にデータを送信するためサーバ装
置1に負荷がかかる可能性がある。そこでサーバ装置1
と中間伝送装置2の間にデータを一時記憶する代理サー
バ6を設けるようにして回線長の節約を図ると共に、代
理サーバ6に予め所定のデータをダウンロードしてお
き、代理サーバ6と中間伝送装置2とのデータ交信のみ
で要求情報に応じた情報をダウンロードできるようして
もよい。
【0019】次に、図2の斜視図を参照して中間伝送装
置2及び中間伝送装置2に対して接続される携帯端末装
置3についてより詳細に説明する。なお、この図におい
て図1と同一部分には同一符号を付している。
【0020】中間伝送装置2は、例えば各駅にある売
店、コンビニエンスストア、公衆電話、各家庭等に配さ
れ、この場合には、本体の前面部において、その動作に
応じて適宜所要の内容について表示を行う表示部202
と、例えば所望の情報の選択その他の所要の操作を行う
ためのキー操作部203等が設けられている。また、本
体上面部に設けられた通信制御端子201は、図1でも
説明したように、サーバ装置1と通信網4を介してサー
バ装置と相互通信を行うための制御端子として設けられ
る。
【0021】また、この中間伝送装置2には、携帯端末
装置3を装着するための端末装着部204が設けられて
いる。例えばこの端末装着部204においては、情報入
出力端子205と電源供給端子206が設けられてい
る。端末装着部204に対して携帯端末装置3が装着さ
れた状態では、情報入出力端子205は携帯端末装置3
の情報入出力端子306と接続され、電源供給端子20
6は携帯端末装置3の電源入力端子307と接続される
ようになっている。
【0022】携帯端末装置3においては、例えば本体の
前面部に表示部301、及びキー操作部302が設けら
れている。表示部301は、例えばユーザがキー操作部
302に対して行った操作や動作に応じた所要の表示が
行われる。また、この場合のキー操作部302として
は、リクエストする情報を選択するためのセレクトキー
303と、選択したリクエスト情報を確定するための決
定キー304、及び動作キー305等が設けられる。本
実施の形態の携帯端末装置3は、内部の記録媒体に格納
された情報について再生を行うことが可能とされている
が、上記動作キー305はこのような情報について再生
操作を行うために設けられる。
【0023】また、携帯端末装置3の底面部には、情報
入出力端子306及び電源入力端子307が備えられて
いる。前述のように携帯端末装置3が中間伝送装置2に
対して装着されることで、情報入出力端子306及び電
源入力端子307は、それぞれ中間伝送装置2の情報入
出力端子205及び電源供給端子206と接続される。
これにより、携帯端末装置3と中間伝送装置2との情報
の入出力が可能とされると共に、中間伝送装置2内の電
源回路(充電回路)を利用して携帯端末装置3の内部充
電池に対する充電が可能とされる。また、携帯端末装置
3の上面部にはヘッドフォン端子309及びマイク端子
310が設けられると共に、側面部には外部のディスプ
レイ装置、キーボード、モデム、又はターミナルアダプ
タ等を接続可能なコネクタ308が設けられているが、
これについては後述する。
【0024】なお、中間伝送装置2に設けられている表
示部202及びキー操作部203は省略して中間伝送装
置2が担当する機能を削減し、代わって、携帯端末装置
3の表示部301及びキー操作部302により同様の操
作が行えるようにしてもかまわない。また、図2(及び
図1)においては携帯端末装置3の本体部が中間伝送装
置2に対して脱着可能な構成を採っているが、少なくと
も中間伝送装置2側との情報入出力、電源入力が可能で
あればよいため、携帯端末1の底面、側面、或いは先端
部等の所要の位置から小型装着部を有する電源供給線及
び情報入出力線が伸長され、小型装着部を中間伝送装置
に装着されるものであってもよい。また、一つの中間伝
送装置2に対して複数のユーザが各々の携帯端末装置3
を有してアクセスを行う可能性が考えられるので、一つ
の中間伝送装置2に複数の携帯端末装置3が装着あるい
は接続可能なように構成することも考えられる。
【0025】(1−b.情報配信システムを構成する各
装置の構成)次に、図3のブロック図を参照して、本実
施の形態の情報配信システムを形成する各装置(サーバ
装置1、中間伝送装置2、及び携帯端末装置3)の内部
構成について説明する。なお、図1及び図2と同一部分
には同一符号を付している。
【0026】先ず、サーバ装置1から説明する。図3に
示すサーバ装置1は、制御部101、記憶部102、検
索部103、照合処理部104、課金処理部105、イ
ンターフェイス部106を備えて構成されており、これ
ら各機能回路部はバスライン107を介してデータの送
受信が可能なように接続されている。制御部101は、
例えばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、通信
網4からインターフェイス部106を介して供給された
各種情報に応答して、サーバ装置1における各機能回路
部に対する制御を実行する。
【0027】インターフェイス部106は、通信網4
(この図では代理サーバ6の図示は省略している)を介
して、中間伝送装置2と相互通信を行うために設けられ
る。なお、送信時の伝送プロトコルについては独自のプ
ロトコルであってもよいし、又はインターネットで汎用
となっているTCP/IP(Transmission contorol pro
tocol/internet protocol )等でパケット化されてデー
タ送信されるものであってもよい。
【0028】検索部103は、制御部101の制御によ
って、記憶部102に格納されているデータから所要の
データを検索する処理を実行するために設けられる。例
えば、この検索処理は、例えば中間伝送装置2から送信
され、通信網4からインターフェイス部106を介して
制御部101に入力された要求情報に基づいて行われ
る。
【0029】記憶部102は、例えば大容量の記録媒体
と、この記録媒体を駆動するためのドライバ装置等を備
えて構成され、前述した配信用データの他、携帯端末装
置3ごとに設定した端末ID、及び課金設定情報などの
ユーザ関連データをはじめとする所要の情報がデータベ
ース化されて格納されている。ここで、記憶部102に
備えられる記録媒体としては、現在の放送用機器に用い
られる磁気テープ等も考えられるが、本システムの特徴
の一つであるオン・デマンド機能を実現するためには、
ランダムアクセス可能なハードディスク、ICメモリ、
光ディスク、光磁気ディスク等を採用することが好まし
い。
【0030】また、記憶部102に格納されるデータ
は、大量な複数のデータを記録する必要があるためデジ
タル圧縮されていることが望ましい。圧縮方法としては
ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)、A
TRAC2、TwinVQ(Transform domain Weighted
Interleave Vector Quantization)等(商標)様々な手
法が考えられるが、例えば中間伝送装置側で伸張可能な
圧縮手法であるならば特に限定されるものではない。
【0031】照合処理部103は、例えば要求情報等と
共に送信されてきた携帯端末装置の端末IDと、本実施
の形態の情報配信システムを現在利用可能な携帯端末装
置の端末ID(例えば記憶部102にユーザ関連データ
として格納されている)とについて照合を行い、その照
合結果を制御部101に出力する。例えば制御部101
ではその照合結果に基づいて、要求情報送信先の中間伝
送装置2に対して接続されている携帯端末装置3に対し
て、当該情報配信システム利用の許可・不許可を設定す
るようにされる。
【0032】また、課金処理部105は、制御部101
の制御によって、携帯端末装置3を所有するユーザによ
る情報配信システムの利用内容に応じた金額を課金する
ための処理を行う。例えば、通信網4を介して中間伝送
装置2からサーバ装置1に対して、情報コピーや充電の
ための要求情報が供給されると、制御部101では、こ
れに応答して必要な情報の送信供給や充電許可のための
データを送信出力するが、制御部101では、これらの
情報に基づいて実際の利用状況を把握した上で、所定規
則に従ってその利用内容に見合った課金金額が課金処理
部105にて設定されるように制御を行う。
【0033】次に、中間伝送装置2について説明する。
図3に示す中間伝送装置2においてはキー操作部20
2、表示部203、制御部207、記憶部208、イン
ターフェイス部209、電源供給部(充電回路含む)2
10、装着判別部211が、それぞれバスライン212
により接続されて構成されている。
【0034】制御部207は、マイクロコンピュータ等
を備えて構成され、必要に応じて中間伝送装置2内部の
各機能回路部の動作を制御する。この場合、インターフ
ェイス部209は、通信制御端子201と情報入出力端
子205間に設けられており、これにより、通信網4を
介したサーバ装置1との相互通信、及び携帯端末装置3
との相互通信が可能とされる。つまり、このインターフ
ェイス部209を介在するようにしてサーバ装置1と携
帯端末装置3が通信可能な環境が得られることになる。
記憶部208は、例えばメモリなどにより構成され、サ
ーバ装置1又は携帯端末装置3から送信された所要の情
報を一時保持する。この記憶部208に対する書き込み
及び読み出し制御は、制御部207により実行される。
【0035】電源供給部210は、例えばスイッチング
コンバータ等を備えて構成され、図示しない商用交流電
源を入力して所定電圧の直流電源を生成して、中間伝送
装置2の各機能回路部に対して動作電源として供給す
る。また、この電源供給部210には、携帯端末装置3
の充電池に対して充電を行うための充電回路が備えら
れ、電源供給端子206から携帯端末装置3の電源入力
端子307を介して充電電力を供給可能に構成されてい
る。この場合、電源供給部210(及び充電回路)にお
ける所要の動作は、制御部207により制御可能とされ
ている。なお、上記電源供給部210内の充電回路系の
構成の詳細については後述する。
【0036】装着判別部211は、当該中間伝送装置2
の端末装着部204に対する携帯端末装置3の装着/非
装着の状態を判別する部位とされる。この装着判別部2
11は、例えばフォトインタラプタやメカスイッチなど
の機構を備えて構成されてもよいし、例えば、電源供給
端子206や情報入出力端子205などに含められて、
中間伝送装置2に携帯端末装置3が適正に装着されるこ
とにより得られる所定端子の導通状態を検出するように
してもよい。
【0037】キー操作部202は、例えば図2に示した
ように各種キーが設けられて構成されており、このキー
操作部202に対して行われた操作情報はバスライン2
12を介して制御部207に対して供給される。制御部
207では供給された操作情報に応じて適宜所要の制御
処理を実行する。表示部203は、先に図1あるいは図
2に示したようにして本体に表出するようにして設けら
れ、例えば液晶ディスプレイやCRT(Cathode-Ray Tub
e)などの表示デバイス及びその表示駆動回路等を備えて
構成される。この表示部203の表示動作は制御部20
7により制御される。
【0038】続いて、携帯端末装置3について説明す
る。図3に示す携帯端末装置3は、先に図2にて説明し
たようにして中間伝送装置2に対して装着されることに
より、中間伝送装置2と、情報入出力端子205−30
6を介してデータの通信が可能なように接続されると共
に、電源供給端子206−電源入力端子307を介し
て、中間伝送装置2の電源供給部210(充電回路)か
ら充電電力が供給される。
【0039】また、この図に示す携帯端末装置3では、
制御部311、ROM312、RAM313、信号処理
回路314、I/Oポート317,319、キー操作部
301及びキー操作部302がバスライン321により
接続されている構成が示されている。この場合も、制御
部311はマイクロコンピュータ等を備えて構成され、
携帯端末装置3内の各機能回路部の動作についての制御
を実行する。また、ROM312には、例えば制御部3
12が所要の制御処理を実行するのに必要なプログラム
データや、各種データベース等の情報が格納されている
ものとされる。ROM313には、中間伝送装置2と通
信すべき所要のデータや、制御部312の処理により発
生したデータが一時保持される。
【0040】I/Oポート317は、情報入出力端子3
06を介して中間伝送装置2と相互通信を行うために設
けられる。当該携帯端末装置3から送信する要求情報
や、ダウンロードされるデータは、このI/Oポート3
17を介して入出力される。
【0041】この携帯端末装置3に設けられる記憶部3
20は、所定の記録媒体について記録再生を行うための
ドライバ等を備えて構成されるものであり、サーバ装置
1から中間伝送装置2を介してダウンロードした情報を
格納するために設けられる。なお、この記憶部320に
採用される記録媒体も特に限定されるものではないが、
この場合にもランダムアクセス性を考慮すれば、ハード
ディスク、光ディスク、ICメモリ等のランダムアクセ
スが可能な記録媒体を採用することが好ましい。
【0042】本実施の形態では、例えばダウンロードし
たデータを記憶部320に格納可能とされているが、記
憶部320に格納されたデータのうち、オーディオデー
タについては、当該携帯端末装置3により再生して視聴
することが可能とされている。このため、携帯端末装置
3には信号処理回路314が設けられる。信号処理回路
314は、例えば記憶部320から読み出されたオーデ
ィオデータをバスライン321を介して入力して所要の
信号処理を行う。ここで、記憶部320に格納されてい
るオーディオデータが所定形式に従って圧縮処理をはじ
めとする所定のエンコードが施されているのであれば、
信号処理回路314では入力された圧縮オーディオデー
タについて伸張処理及び所定のデコード処理を施して、
D/Aコンバータ315に出力する。D/Aコンバータ
315でアナログオーディオ信号に変換されたオーディ
オデータは、ヘッドフォン端子309に供給される。こ
こで、ヘッドフォン端子309にヘッドフォン8を接続
すれば、再生された楽曲等のダウンロードデータを音声
として外部に出力することが可能になる。
【0043】また、この携帯端末装置3にはマイク端子
310が設けられている。例えば、マイク端子310に
マイクロフォン12を接続して音声を吹き込んだとする
と、この音声信号がA/Dコンバータ316を介してデ
ジタルオーディオ信号に変換されて信号処理回路314
に入力される。この場合、信号処理回路314では入力
されたデジタルオーディオ信号について、例えば圧縮処
理及び記憶部320へのデータ書き込みに適合する所要
のエンコード処理を施すように動作する。ここでエンコ
ード処理が施されたデータは、例えば制御部311の制
御によって記憶部320に対して格納することが可能と
されている。
【0044】I/Oポート318は、コネクタ308を
利用して外部と接続される機器や装置との入出力を可能
とするために設けられる。コネクタ308には、例えば
ディスプレイ装置、キーボード、モデム、又はターミナ
ルアダプタ等が接続可能とされるが、これについては、
本実施の形態の携帯端末装置3の利用形態例として後述
する。
【0045】また、携帯端末装置3に備えられるバッテ
リ回路部319は、少なくとも充電池を備えると共に、
この充電池の電力を利用して携帯端末装置3内の各機能
回路部の動作電源を供給するようにされた電源回路を備
えて構成される。また、特に本実施の形態においては、
中間伝送装置2に携帯端末装置3が装着されて電源供給
端子206−電源入力端子307を介して接続されてい
る状態では、上記バッテリ回路部319の充電池に対し
て中間伝送装置2の充電回路(電源供給部210)から
充電電流が供給可能となる接続状態が得られるように構
成されている。
【0046】この図に示す携帯端末装置3の表示部30
1及びキー操作部302は、例えば図2に示したように
して本体に設けられているものであり、この携帯端末装
置3においても、上記表示部301に対する表示制御は
制御部207により実行される。また、制御部207
は、上記キー操作部302から出力される操作情報に基
づいて適宜所要の制御処理を実行することになる。
【0047】(1−c.利用形態例)上記のようにして
構成される本実施の形態の情報配信システムの利用形態
例として、先ず、携帯端末装置3に対するデータのダウ
ンロード及び充電について、再度図1〜図3を参照して
説明する。
【0048】本実施の形態の場合、ユーザが所有する携
帯端末装置3に対して所望の情報(例えば楽曲のオーデ
ィオデータであれば楽曲単位のデータをいうことにな
る)をダウンロードするのにあたり、このダウンロード
すべき情報をユーザが選択する事が必要とされるが、ダ
ウンロード情報について選択設定を行う方法としては、
次のような方法が考えられる。
【0049】第1は、携帯端末装置3に備えられたキー
操作部302をユーザが操作して行う方法である。この
場合には、例えば携帯端末装置3内の記憶部320に対
して、当該情報配信システムによりダウンロード可能な
情報がデータベース化されたメニュー情報が格納されて
いるものとされる。このようなメニュー情報は、例えば
以前に当該情報配信システムを利用して何らかの情報を
ダウンロードしたときに共に得られるようにされればよ
い。携帯端末装置3のユーザは、例えば上記メニュー情
報に基づいて得られる情報選択用のメニュー画面を表示
部301に対して表示させ、この表示内容を見ながらセ
レクトキー303を操作して所望の情報を選択し、決定
キー304により選択した情報を確定するようにされ
る。なお、上記セレクトキー及び決定キーとしてジョグ
ダイヤルを用い、ジョグの回転を選択操作とし、ジョグ
の押圧により決定を行うという操作形態を採れば、情報
選択時の操作体系をより簡単にすることができる。そし
て、上記のような選択設定操作が携帯端末装置3を中間
伝送装置2に対して装着している状態で行われているの
であれば、選択設定操作に応じた要求情報が中間伝送装
置2(インターフェイス部209)から通信網4を介し
てサーバ装置1に供給されることになる。
【0050】また、上記のような選択設定操作により得
られた設定情報が、携帯端末装置3内のRAM313
(図3参照)に対して保持されるように構成すれば、携
帯端末装置3を中間伝送装置2に装着しない状態(即
ち、身近に中間伝送装置2が無いような環境)のもとで
も、ユーザは、予め任意の機会で情報を選択する操作を
行って、この操作により発生した要求情報を携帯端末装
置3に保持させておくことが可能になる。この場合に
は、例えばユーザが携帯端末装置3を中間伝送装置2に
装着したときに、RAM313に保持されているダウン
ロード情報に関する設定情報が、要求情報として中間伝
送装置2(インターフェイス部209)から通信網4を
介してサーバ装置1に伝送されることになる。
【0051】また、これまでの説明は、携帯端末装置3
に備えられるキー操作部302により情報の選択設定操
作を行うものであったが、中間伝送装置2に対してキー
操作部202(図1,図2参照)が備えられているので
あれば、例えば携帯端末装置3が中間伝送装置2に装着
された状態で、中間伝送装置2のキー操作部202によ
り同様の操作が可能なように構成してもかまわない。
【0052】上記した何れの方法により選択設定操作を
行ったとしても、携帯端末装置3を中間伝送装置2に対
して装着することにより、選択設定操作に応じた要求情
報が携帯端末装置3にて発生され、この要求情報が中間
伝送装置2を介してサーバ装置1に対してアップロード
されることになる。そしてサーバ装置1では、受信した
要求情報に応じた情報を記憶部102から検索して中間
伝送装置2に対して送信する。中間伝送装置2に装着さ
れた携帯端末装置3は、この中間伝送装置2にて受信し
た情報を、情報入出力端子205−306を介して取り
込んで内部の記憶部320にコピー(ダウンロード)す
る。
【0053】本実施の形態では、上記のようにして携帯
端末装置3に対して情報のダウンロードが行われるが、
この際、情報のダウンロードが行われている間に、中間
伝送装置2から携帯端末装置3の充電池に対して自動的
に充電を行うことができるように構成される。これによ
り、ダウンロードに要する時間を利用して携帯端末装置
3に対して充電を行うというサービスを提供することが
可能となる。
【0054】また、例えば携帯端末装置3のユーザの要
望として、情報のダウンロードは必要ないが、中間伝送
装置2を充電だけのために利用したいというようなこと
も当然考えられる。そこで、本実施の形態では、例えば
携帯端末装置3を中間伝送装置2に対して装着した状態
で、携帯端末装置3のキー操作部302あるいは中間伝
送装置2のキー操作部203に対して所定の操作を行う
ことで、中間伝送装置2に対して充電のみを行うことが
できるようにされている。この場合には、例えば携帯端
末装置の充電池が満充電の状態となるまで充電動作を行
うように構成することも考えられるし、携帯端末装置の
ユーザが所定の操作に従って設定した所定時間だけ充電
を行うようにすることも考えられる。
【0055】このように、本実施の形態の情報配信シス
テムでは、携帯端末装置3に対する情報のダウンロード
と共に、充電をサービスとして提供することが可能とさ
れているのであるが、これら情報のダウンロードと充電
についての、携帯端末装置3のユーザに対する課金体系
は例えば次のようにして設定されているものとする。本
実施の形態の情報配信システムシステムの利用形態とし
ては、これまでの説明からわかるように、情報のダウン
ロードと同時に充電を行う場合と、情報のダウンロード
は行わずに携帯端末装置に対して充電のみを行う場合と
の2つの利用のしかたがあることになるが、情報のダウ
ンロードは行わずに携帯端末装置に対して充電のみを行
う場合には、その充電時間に見合った料金を課金するよ
うにすればよい。
【0056】これに対して、情報のダウンロードと同時
に充電を行う場合には、ダウンロードした情報のみに対
する課金を行うようにして、充電についての課金処理は
行わないようにする。例えば、携帯端末装置3へダウン
ロードした情報についての課金料金はその情報量に応じ
て高額となっていき、また、情報のダウンロード自体に
要する時間も、そのダウンロードすべき情報量に応じて
長くなっていくのであるが、ダウンロードにかかる時間
が長くなるほど充電時間も長くなって、それだけ充電池
への充電量もかせぐことができることになる。従って、
ユーザにとっては、一度にダウンロードする情報量が多
くなるほど充電料金に関しては有利となる。なお、この
ような本実施の形態における課金処理を実現するための
処理動作については後述する。
【0057】例えば、上述のようにして、携帯端末装置
3に対して情報のダウンロードが終了すると、中間伝送
装置2の表示部202あるいは携帯端末装置3の表示部
202等に対して、情報のダウンロード(及び充電)の
終了が完了したことを告げるメッセージ等が表示され
る。そして、携帯端末装置3のユーザがこの表示を確認
して、携帯端末装置1を中間伝送装置2から外した後
は、携帯端末装置3はダウンロードにより記憶部306
に格納したデータを再生するための再生装置として機能
する。つまり、ユーザは、携帯端末装置3さえ所持して
いれば、特に場所や時間を問わず携帯端末装置3に格納
した情報を再生して表示したり、あるいは音声として出
力させることができる。この際、ユーザは携帯端末装置
3に備えられている動作キー305により、その再生動
作を任意に操作することが可能とされている。この動作
キー305としては、例えば早送り、再生、巻戻し、停
止、一時停止キーなどが備えられているものとされる。
【0058】例えば、オーディオデータを再生して視聴
したい場合には、図4に示すように携帯端末装置3のヘ
ッドフォン端子309にヘッドフォン8を接続すること
により、このヘッドフォン8によってオーディオデータ
を再生した音声を視聴することが可能となる。
【0059】また、例えば図4に示すように、マイクロ
フォン端子310に対してマイクロフォン12を接続す
ることにより、このマイクロフォン12から入力した音
声をA/Dコンバータ316→信号処理回路314を介
することによりデータ化して、記憶部320に対して格
納する、つまりマイク音声を録音することも可能とされ
ている。この場合には、前述した動作キー305として
録音キー等が設けられることになる。
【0060】また、本実施の形態の携帯端末装置3は、
図5に示すように本体に備えられたコネクタ308に対
してモニタ装置9、モデム10(又はターミナルアダプ
タ)を接続可能なコネクタ308、キーボード11を接
続可能とされている。例えば、コネクタ308に対して
モニタ装置9を接続すれば携帯端末装置3にダウンロー
ドして格納した動画データを出力することが可能とな
る。また、キーボード22を接続して文字入力等を可能
とすることにより、要求する情報の選択を容易にするだ
けでなく、より複雑なコマンド入力が可能となる。ま
た、モデム(ターミナルアダプタ)10を接続すれば、
中間伝送装置2を利用することなく、サーバ装置1と直
接データの送受を可能とすることができる。また、RO
M312に保持させるプログラム等によっては、通信網
4を介して他のコンピュータ或いは携帯端末装置3と通
信可能に構成することが可能であり、これにより、ユー
ザ同士のデータ交換なども容易に行うことができる。ま
た、これらの代わりに無線接続コントローラを用いれ
ば、例えば中間伝送装置2と携帯端末装置3とを無線接
続することも容易に可能となる。
【0061】(1−d.処理動作>先に利用形態例とし
て説明したように、本実施の形態の情報配信システムで
は、中間伝送装置2に装着した携帯端末装置3に対して
情報のダウンロード及び充電を行うと共に、そのときの
利用状況(ダウンロード+充電、又は充電のみの利用)
に応じて異なる課金金額を設定するようにされている。
そこで、本実施の形態の情報配信システムが行うものと
されるダウンロード及び充電動作と、これに伴う課金処
理を実現するための処理動作について、図6のフローチ
ャートを参照して説明する。なお、この図に示す処理動
作は、処理の経過に従って情報配信システムを形成する
サーバ装置1、中間伝送装置2、及び携帯端末装置3の
何れかの装置における制御部(101,207,31
1)が実行しているものとされる。
【0062】例えばユーザが、携帯端末装置3を中間伝
送装置2に対して適正に装着したとすると、中間伝送装
置2における装着判別部211において携帯端末装置3
が装着されたことを検出して、この検出情報を制御部2
08に出力する。制御部208では、この検出信号に基
づいて携帯端末装置3が装着されたことを確認すると、
例えば図6に示すステップS101の処理に移行するこ
とになる。
【0063】ステップS101においては、所要の情報
のアップロードをサーバ装置1に対して要求するための
要求情報が存在するか否かが判別される。つまり、前述
した情報の選択設定操作が行われたか否かが判別され
る。このため、ステップS101においては、例えば、
中間伝送装置2又は携帯端末装置3の表示部(203又
は301)に対して、ユーザにダウンロードすべき情報
の選択設定操作を促すための表示を行うと共に、情報の
選択設定操作が行われるのを待機することになる。ある
いは、携帯端末装置3のRAM313に対して保持され
ている要求情報が存在するか否かを確認することにな
る。この確認処理は例えば、携帯端末装置3が中間伝送
装置2に装着されたときに、RAM313に要求情報が
保持されていれば自動的にこの要求情報が携帯端末装置
3から送信出力されるようにしておき、装着時における
携帯端末装置3からの要求情報の送信の有無を、例え
ば、サーバ装置1又は中間伝送装置2の制御部101、
207が判別するようにして行われればよい。
【0064】ここで、要求情報が存在すると判別された
場合にはステップS102に進み、上記要求情報に基づ
いて、最終的にサーバ装置1において配信要求情報に応
じた情報を決定するまでの処理が行われる。このため、
ステップS102においては、先ず、要求情報を中間伝
送装置2からサーバ装置1に対して送信するための処理
を実行する。このときには、例えば、携帯端末装置3を
特定する端末IDの情報も共に送信するようにされる。
【0065】そして、このようなデータ送信が終了した
ことが確認されると、サーバ装置1では、先ず、照合処
理部104において要求情報と共に送信された端末ID
について照合を行う。ここで、照合結果として端末ID
が当該情報配信システムを利用可能であることが判別さ
れれば、記憶部102に格納されている情報のうちか
ら、送信された要求情報に対応する情報を検索する処理
を実行する。この検索処理は、制御部101が検索部1
03を制御することにより、例えば、要求情報に含まれ
る識別コードと、記憶部102に格納されている情報ご
とに与えられた識別コードとを照合していくことにより
実行される。このような処理により、要求情報に対応す
る情報が検索されると、配信すべき情報の決定が行われ
たとして、ステップ103の処理に移行することにな
る。
【0066】なお、上述の端末IDの照合処理時におい
て、端末IDが未登録であったり、残金が足りない等の
理由で、送信された端末IDが情報配信システムを現在
利用不可であるとの判断結果が得られたときには、この
内容を示すエラー情報を中間伝送装置2に送信するよう
にしてもよい。これにより、中間伝送装置2、あるいは
携帯端末装置3に備えられる表示部(203、301)
においてその警告を表示したり、あるいはスピーカなど
の音声出力手段を設けて、警告音を出力させるような構
成をとることが可能になる。
【0067】ステップS103においては、先ず、上記
ステップS102において決定(検索)された情報をサ
ーバ装置1によりダウンロードする処理が行われる。つ
まり、サーバ装置1の制御部101が、記憶部102か
ら検索した情報を読み出し、この情報をインターフェイ
ス部106から通信網4を介して、中間伝送装置2に対
して送信(ダウンロード)させるための制御を実行す
る。中間伝送装置2に送信された情報は、携帯端末装置
3に対してダウンロードされる。携帯端末装置3では、
制御部311の制御によって、内部のI/Oポート31
7を介して情報を取り込んで、これを記憶部320に対
して格納する。そして、ステップS103においては、
上記ダウンロードの処理と共に、中間伝送装置2の電源
供給部(充電回路)210から携帯端末装置3のバッテ
リ回路319に内蔵された充電池に対して充電を開始す
るための処理も実行される。この処理は、例ダウンロー
ドの開始タイミングに合わせて、中間伝送装置2の電源
供給部(充電回路)210から電源供給端子206に充
電電力の出力が開始されるように、制御部207が制御
を行うようにすればよい。これにより、電源供給端子2
06から携帯端末装置3の電源入力端子307を介し
て、バッテリ回路319の充電池に充電電流が供給され
て充電が開始されることになる。
【0068】なお、充電を開始するタイミングとして
は、必ずしもダウンロードの開始と同一タイミングであ
る必要はなく、例えば携帯端末装置3が中間伝送装置2
に装着されているうえで、要求情報が存在することが確
認されさえすれば、任意の所定タイミングを設定して充
電を開始させてもよい。
【0069】ステップS103において情報のダウンロ
ード及び充電が開始された後は、ステップS104にお
いて情報のダウンロードが完了するのを待機する。ここ
で情報のダウンロードの完了に要するまでの時間は、一
度にダウンロードする情報量に応じて異なってくる。な
お、情報のダウンロードが完了したか否かの判別は、例
えば、中間伝送装置2あるいは携帯端末装置3の制御部
(207、311)において、情報の伝送状態を監視す
ることにより行われればよく、あるいは、サーバ装置1
側において、情報の送信終了を示す識別コードを送信情
報の最後に付加するようにしたのであれば、この識別コ
ードを検出すればよい。
【0070】要求した情報のすべてが携帯端末装置3の
記憶部320に格納されることで、サーバ装置1からの
情報のダウンロードが完了すると、先ずステップS10
5に移行し、これまで継続的に行っていた充電を中断す
るための処理が中間伝送装置2において実行される。こ
のような処理により、本実施の形態では、ダウンロード
時間とほぼ一致する時間にわたって充電が行われるよう
にされる。
【0071】続くステップS106においては、これま
でダウンロードした情報の質や量等に見合った課金処理
が行われる(課金処理A)。これまで説明してきたステ
ップS101〜S106までの処理は、情報のダウンロ
ードと同時に自動的に充電を行う場合に対応した処理動
作であり、従って、上記ステップS106では充電につ
いての課金設定は行わないことになる。このような課金
処理は、サーバ装置1において要求情報に応じてアップ
ロードした情報に基づいて、制御部101が課金処理部
105を利用して料金設定等をはじめとする所要の処理
を実行することにより行われる。この課金処理により得
られた課金情報に基づく実際の料金の徴収等は、例えば
課金通信網5を介してユーザの契約する金融機関などと
通信することにより行われる。なお、ステップS106
としての課金処理は、例えばダウンロードすべき情報が
決定さえされれば行うことが可能なので、例えば図6の
ステップS102以降であれば、任意の段階で課金処理
を実行するようにしてかまわない。
【0072】これまでの処理経過に対して、ステップS
101において所要の情報のアップロードをサーバ装置
1に対して要求するための要求情報が存在しない、つま
り、ユーザが情報のダウンロードを要求するための選択
設定設定を行わずに、携帯端末装置3を中間伝送装置2
に対して装着した場合には、ステップS107に進む。
ステップS107においては、例えば、中間伝送装置2
又は携帯端末装置3の表示部(203、301)等に、
中間伝送装置2に装着した携帯端末装置3に対して充電
を行うための所定のキー操作を促す表示等を行うように
して、この状態で、充電を行うための操作が行われるの
を待機する。ここで、所要の操作によってキャンセルが
行われたり、何の操作もないまま所定時間経過したり、
携帯端末装置3が中間伝送装置2から外されたような場
合には、このままこのルーチンの処理を抜けることにな
るが、充電を行うための操作が行われたと判別された場
合には、ステップS108に進む。
【0073】ステップS108においては、中間伝送装
置2において携帯端末装置3に対する充電が開始される
ように制御が実行され、続くステップS109において
充電が完了するのを待機する。ここで、例えば充電開始
のためのキー操作時において、充電時間や充電量等の設
定が可能とされているのであれば、ユーザにより設定さ
れた充電時間あるいは充電量に至ったときに充電完了と
見なされることになる。また、一律に充電池が満充電と
なるまで充電を行うものとされているのであれば、充電
池が満充電の状態になったことが検出されたときが充電
完了とされることになる。
【0074】ステップS109にて充電が完了したこと
が判別されると、続くステップS110において充電に
ついてのみの課金処理がサーバ装置1にて実行される
(課金処理B)。この場合には、例えば中間伝送装置2
から充電についてのみ利用したことを示すデータ信号を
サーバ装置1に対して送信するようにすれば、サーバ装
置1ではこの送信されてきたデータに基づいて課金処理
を行うことが可能となる。例えばこの際の料金設定は各
種条件を考慮して設定されればよいが、例えば、充電時
間や充電量の相違に関わらず料金を一律とすることも考
えられるし、あるいは、充電利用に関するデータとして
充電時間や充電量の結果情報を含めれば、充電時間や充
電量に応じた細かな段階による料金設定を行うことも可
能である。
【0075】<2.中間伝送装置に採用される充電回路
の構成例> (2−a.急速充電のための構成の基本的概念)ところ
で、本実施の形態の情報配信システムに採用される充電
システム(中間伝送装置2の電源供給部(充電回路)2
10、及び携帯端末装置3のバッテリ回路部319より
成る)としては、安全性を確保した上で、できるだけ急
速に充電が行われるようにすることが好ましい。充電が
より急速に行えるようになれば、たとえばユーザが望む
だけのバッテリ充電量をできるだけ短時間で提供するこ
と可能になる。
【0076】そこで、本実施の形態としての急速充電を
可能とする充電回路について説明するのに先立ち、従来
から知られている充電回路について図7を参照して説明
する。図7(a)の回路図においては、一般的な充電回
路の基本的な構成が示されている。ここで、充電池Ba
ttとしては、近年広く普及し始めているリチウムイオ
ン電池や、現在充電池としての実現化が開発されている
電気二重層キャパシタなどの、充電電圧に上限があるも
のが用いられているものとする。なお、電気二重層キャ
パシタは、コンデンサ素子であるがここでは、充電池に
含まれるものとする。
【0077】図7(a)において、スイッチング電源回
路20は、商用交流電源ACを入力して、所定レベルの
直流電圧Vrgを出力するように構成されている。直流
電圧Vrgは、例えば充電池Battとして規定されて
いる上限電圧にほぼ等しい(実際には上限電圧よりも若
干低い)電圧値が設定されている。スイッチング電源回
路20の出力(直流電圧Vrg)には、図のように、充
電池Batt及び電流検出抵抗Rdが直列に接続され
る。ここで、電流検出抵抗Rdは、充電池Battの負
極側に設けられる。コントローラ21は、上記電流検出
抵抗Rdにより検出される電流レベルを検出することに
より充電池Battの充電状態を監視し、例えばスイッ
チング電源回路20の動作を制御する。
【0078】図7(b)は、充電池Battの充電容量
が空とされる状態から、上記図7(a)に示す構成の充
電回路により充電を行った場合の動作を示している。こ
こでは、充電池Battの充電電流レベル及び充電池B
attの両端電圧(バッテリ電圧)の変化が時間経過と
共に示されている。この図に示すように、残量が空の充
電池Battに対して定電圧Vrgにより充電を開始す
ると、ある程度の充電量(例えば満充電に対して80%
程度)に至るまでの時点t1までは、ある一定レベルの
充電電流レベルによる充電が行われる。そして、この時
点t1以降は、バッテリ電圧がその充電量に応じて徐々
に上昇していくのに応じて、充電電流レベルは下降して
いくことになる。そして時点t2に至り、バッテリ電圧
が上限電圧Vpkよりも若干低いレベルまで上昇したと
き、このバッテリ電圧に対応して所定の充電電流レベル
Idtが現れるのであるが、コントローラ21はこの充
電電流レベルIdtを検出すると、例えば図7(b)の
時点t2以降に示すように、充電動作がトリクル充電に
切り替わるようにスイッチング電源回路20を制御す
る。あるいは、充電を停止するように制御することにな
る。
【0079】このように、従来の充電方法により上限電
圧のある充電池に対して満充電を行うとすると、充電量
が80%程度近くまでは一定レベルの充電電流により急
速に充電されるのに対して、残りの約20%の充電は、
図7(b)の期間Tにわたって急速に下降していく充電
電流により行わねばならないため、相当に長い充電時間
を要していた。
【0080】そこで、本実施の形態の中間伝送装置2に
備えられる充電回路として、例えば上限電圧が決められ
ている充電池に対して急速充電が要求される場合には、
図8に示す構成を基本的に採るものとされる。図8
(a)に示すスイッチング電源回路20は、商用交流電
源ACを利用して充電池Battの上限電圧よりも充分
に高い所定レベルの直流電圧Vrgnを出力する。この
直流電圧Vrgnとしては、充電動作時において充電池
Battの両端電圧がほぼ上限電圧にまで上昇したとし
ても、次に説明する定電流回路22から供給すべき定電
流レベルが維持できるのに充分なレベルが要求され、例
えば、ここでは充電池Battの上限電圧の3倍程度の
レベルが設定されるものとする。上記直流電圧Vrgn
の正極ラインには定電流回路22が挿入され、充電池B
attはこの定電流回路22から出力される所定レベル
の充電電流Irgにより充電されるようになっている。
ここで、充電電流Irgは、出来るだけ急速に充電が行
われることを考慮して、充電池Battの種類の特性と
して通電可能な最大電流値にほぼ等しい値が設定される
ものとし、例えば、リチウムイオン電池であれば2A程
度とされ、電気二重層キャパシタであれば10A程度が
設定される。
【0081】このような構成の充電回路により、充電池
Battの充電容量が空の状態から充電を開始した場合
の動作は図8(b)のようになる。この場合には、定電
流回路22から充電池Battに対して一定レベルによ
る充電電流Irgが供給されることで、最初から急速に
充電が行われていく。この充電動作に従って、時間経過
とともにバッテリ電圧も上昇していくことになるのであ
るが、例えば充電池Battが80%程度の充電量にま
で至ったとしても、この場合には、定電流回路22によ
り定電流を生成するための電圧源(即ち直流電圧Vrg
n)を充分高いレベルに設定しているので、充電電流I
rgは充電開始時のレベルを維持することができる。そ
して、この充電電流Irgにより引き続き充電が行われ
ることで、例えば残りの20%程度の充電も急速に行わ
れることになる。そして、この場合にはコントローラ2
1がバッテリ電圧を監視するようにして、バッテリ電圧
が充電池Battの上限電圧Vpkよりもわずかに低い
所定レベルに至った時点t11において、トリクル充電
の動作に切り替わるようにスイッチング電源回路20を
制御するようにされる。あるいは、充電動作を停止する
ように制御してもよい。
【0082】このように、充電池Battがほぼ満充電
の状態となるまで、常に一定レベルの充電電流により充
電を行うことが可能となる。つまり、図8の構成と図7
に示した従来例の構成とを比較すると、図8にて説明し
た充電動作では、図7(b)に示した期間Tが無くなる
ことになる。この場合、図8の充電回路において満充電
状態となるまでに要する時間は、充電開始から時点t1
1までの期間となるが、この期間は、実際には図7
(b)に示す充電開始から期間t1までの期間とほぼ同
程度、あるいはこれよりも若干長い程度の期間に相当す
ることになる。このように、図8による充電動作を採用
すれば、図7に示す従来の充電動作と比較して非常に短
時間で充電を行うことが可能となる。
【0083】(2−b.具体的構成例1)次に、本実施
の形態の充電システムの具体的構成例について説明する
が、これに先立ち、本実施の形態の充電システムとの比
較のために、従来としての充電システムの構成について
説明する。
【0084】図9は、従来から各種携帯機器等に採用さ
れる充電システムの一例を示す回路図である。この図に
おいて、DCジャック30は、例えば携帯機器に表出し
て設けられるものであり、負極端子30a、正極端子3
0b、及びスイッチ端子30cを備えて構成される。負
極端子30aは、携帯機器の回路部32の負極電源ライ
ンと充電池Battの負極端子との接続点に対して接続
され、正極端子30bは、回路部32の正極電源ライン
に対して接続されている。この正極電源ラインは、定電
流回路22を介して充電池Battの正極端子と接続さ
れている。スイッチ端子30cは充電池Battの正極
端子と接続され、後述するDCプラグ31が挿入されな
い状態では正極端子30bと接触し、挿入された状態で
は正極端子30bに対してオープンとなるように構成さ
れている。なお、これまで説明した構成部位は、すべて
携帯機器側に備えられているものとされる。
【0085】DCプラグ31は、例えば図示しない電源
アダプタから引き出されたケーブルの先端に設けられて
いるものとされ、例えば上記電源アダプタから出力され
る所定レベルの直流電圧Vrgが供給されるようになっ
ている。
【0086】ここで、充電のためにDCプラグ31がD
Cジャック30に挿入されたとすると、前述のようにス
イッチ端子30cはオープンとなる。また、正極端子3
0bと負極端子30aは、それぞれDCプラグ31の正
極ライン端子と負極ライン端子に接続されて、直流電圧
Vrgが供給されることになる。この接続形態において
は、定電流回路22−充電池Battの直列接続に対し
て直流電圧Vrgが印加されるのと並列に、回路部32
に対しても直流電圧Vrgが印加されることになる。こ
れにより、充電池Battは、直流電圧Vrgをもとに
定電流回路22にて生成される定電流により充電される
ことになる。また、充電動作と同時に、回路部32に対
して直流電圧Vrgが動作電源として供給されることに
なる。このようにして、携帯機器に内蔵された充電池に
対して充電を行いながら、例えば携帯機器を動作させる
ことができるようにされている。
【0087】ただし、このような構成ではスイッチ端子
付きのDCジャック30を設ける必要があって、それだ
け機械的な部品が増えることになる。このような機械的
な部品は、相応のサイズを有していると共に機器に対す
る実装位置にも配慮する必要があるので機器の小型軽量
化等の観点からは不利となる。また、充電等の度にDC
プラグの抜き差しが行われるので、耐久性の観点からも
不利となる。また、図9の構成では定電流回路22が携
帯機器側に備えられていることから、それだけ携帯機器
の回路規模が大きくなるので、例えば機器の小型軽量化
を考慮すれば、定電流回路なども外部の充電電力供給側
に設けられることが好ましい。
【0088】そこで、DCジャック等の機械的機構によ
る接点を省略すると共に、定電流回路を電力供給側に設
けることを考慮すると、中間伝送装置2の充電回路(電
源供給部210と携帯端末装置3よりなる充電システム
としては、図10に示すような構成を考えることができ
る。図10の場合、中間伝送装置2の電源供給部210
に備えられる充電回路としては、電源を供給する電源部
23と、電源部23の電力を利用して所定レベルの直流
電圧Vrgを生成する定電圧回路24と、直流電圧Vr
gから所定レベルの定電流を生成する定電流回路22よ
り形成されている。この充電回路の正極ラインは電源供
給端子206aに接続され、負極ラインは電源供給端子
206bに接続される。そして、中間伝送装置2に携帯
端末装置3が装着された状態では、電源供給端子206
a,206bはそれぞれ携帯端末装置3の電源入力端子
307a,307bに対して接続されるようになってい
る。この場合、電源供給端子206及び電源入力端子3
07はそれぞれ2接点を有することになる。また、各接
点は機械的な接続機構を有させず、適正に中間伝送装置
2に携帯端末装置3が装着された状態において、互いに
対応する端子が良好に接触できるように構成すれば、そ
れだけ耐久性は向上されることになる。また、特に本実
施の形態の場合、前述したような中間伝送装置2の設置
環境や仕様環境を考慮すると、必ずしも小型化について
特別な配慮をする必要がないことから、たとえ定電流回
路22が内蔵されたとしても特に問題にはならない。
【0089】携帯端末装置3側においては、電源入力端
子307a,307bからそれぞれ引き出される正極ラ
インと負極ライン間において、充電池Battと回路部
32が並列に接続される。これにより、中間伝送装置2
に携帯端末装置3を装着して中間伝送装置2の充電回路
側から直流電源が供給される状態では、充電池Batt
に対する充電と回路部32に対する動作電源の供給が並
行して行われることになる。
【0090】ただし、図10に示す構成の場合、仮に充
電池Battの充電量が空、もしくはそれに近い状態の
元で中間伝送装置2側から給電したとすると、実際には
充電池Battに対する充電がある程度進行してその両
端電圧がある値に上昇するまで、回路部32側に対して
所要以上の電力が供給されないため、充電開始からしば
らくの間は充電動作のみとなって、回路部32が動作し
ないという不都合が生じる。前述のように、本実施の形
態の情報配信システムでは、情報のダウンロード等のた
めに、中間伝送装置2に装着された携帯端末装置3は、
常に回路部が動作可能な状態にあることが要求される。
ここで、例えば図10の回路において定電流回路22を
省略すれば、携帯端末装置3に流す電流レベルの上限の
制限が解除されて充電と同時に回路部32を動作させる
ことも可能となるのであるが、特にリチウムイオン電池
などはその特性上、内部回路を保護するために、通電可
能な電流レベルが制限されている。つまり、充電回路保
護を目的として設けられている定電流回路22を省略す
ることは難しい。
【0091】そこで、本実施の形態では、上記図10の
構成により実現した機械的接点の省略と、定電流回路を
電力供給側に設けることとに加えて、充電開始時から携
帯端末装置3側の回路部が動作できるように、図11に
示すようにして充電システムを構成することとした。な
お、図11において図10と同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。図11においては、電源系の中間
伝送装置2と携帯端末装置3間の接点として、それぞれ
3端子の電源供給端子206a,206b,206c、
電源入力端子307a,307b,206cが設けら
れ、携帯端末装置3が中間伝送装置2に装着された状態
では、電源供給端子206a,206b,206cが、
それぞれ電源入力端子307a,307b,206cと
接触するようにされる。
【0092】中間伝送装置2側において、定電圧回路2
4の正極出力ラインは、電源供給端子206cに接続さ
れると共に、定電流回路22を介して電源供給端子20
6aに対して接続される。負極出力ラインは電源供給端
子206bに接続される。
【0093】携帯端末装置3側においては、電源入力端
子307aが充電池Battの正極端子に対して接続さ
れ、電源入力端子307cは回路部32の正極入力ライ
ンに対して接続される。また、逆流阻止用ダイオードD
は、アノードが充電池Batt側となる極性によって、
充電池Battの正極端子と回路部32の正極入力ライ
ン間に挿入される。電源入力端子307bは、充電池B
attの負極端子と回路部32の負極入力ラインに対し
て分岐して接続される。
【0094】この回路構成によると、定電圧回路24
(正極)→定電流回路22→(端子206a−307
a)→充電池Batt→(端子307b−206b)→
定電圧回路24(負極)により形成される回路系によっ
て、充電池Battに対する充電が行われる。そして、
上記回路系に並列するようにして形成される、定電圧回
路24(正極)→(端子206c−307c)→回路部
32→(端子307b−206b)→定電圧回路24
(負極)の回路系により、回路部32に動作電源を供給
するようにされる。この場合、逆流阻止用ダイオードD
によって、充電池Battに充電を行う回路系に対し
て、回路部32に供給すべき電流は流れ込まないように
されるので、充電池Battに対する充電とは独立的
に、回路部32に対して動作電源(直流電圧Vrg)が
供給される。つまり、充電池Battの充電容量が非常
に少ない(あるいは空)状態から充電を開始したとして
も、回路部32に対しては安定的に動作電源が供給され
ることになる。
【0095】ところで、図11に示す構成において、充
電池Battに対して充電を行う回路系は、定電流回路
22が備えられてはいるものの、基本的に図7と同様の
構成を採っている。つまり、定電圧回路24から出力さ
れる直流電圧Vrgは、回路部32の動作電源として適
切なレベルを設定する必要があるので、例えば充電池B
attの上限電圧とほぼ等しい値が設定されることにな
る。ここでの定電流回路22は、図10にて説明したよ
うに、充電池保護のために制限値以上の過大な電流が充
電池に流れるのを防止することが目的であり、充電の進
行に従って充電池Battの両端電圧が上昇するのにつ
れて、充電電流は例えば図7に示すように、ある時点か
ら減少していく傾向を示すものである。
【0096】そこで、本実施の形態の情報配信システム
として急速充電が要求される場合には、上記図11に示
す構成に対して、図8に示した急速充電のための回路構
成を併合させることでこれに対応することができる。こ
のような概念を元に構成される本実施の形態としての充
電システムの構成を図12の回路図に示す。なお、図1
2において図11及び図8と同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。この場合、携帯端末装置3側は図
11と同一の構成が採られている。
【0097】図12においては、中間伝送装置2側の充
電回路において、第一定電圧回路24A及び第二定電圧
回路24Bの2つの定電圧回路が設けられる。第一定電
圧回路24Aは、電源部23から供給される電力を利用
して回路部32の動作電源に適合するように設定された
所定レベルの直流電圧Vrgを生成して出力する。第二
定電圧回路24Bは、同様に電源部23の電力を入力し
て、充電用に設定された所定の直流電圧Vrgn(図8
参照)を生成して出力する。ここで、中間伝送装置2に
対して携帯端末装置3が装着されているとすると、第一
定電圧回路24Aの正極出力は、端子206c−307
cを介して携帯端末装置3の回路部32の正極入力ライ
ンに接続される。また、第一定電圧回路24Aの正極出
力は、定電流回路22から端子206a−307aを介
して充電池Battの正極端子と接続される。
【0098】このような構成によると、先ず、第一定電
圧回路24Aの直流電圧Vrgによって回路部32を動
作させる回路系が形成されると共に、これとは独立的
に、第二定電圧回路24Bの直流電圧Vrgnを利用し
て定電流回路22にて生成した定電流により、充電池B
attに対して充電を行う回路系とが形成されることに
なる。ここで、充電池Battに対して充電を行う回路
系の構成は、先に図8(a)に示した構成に基づくもの
であり、その充電動作も図8(b)にて説明した動作が
得られるものである。従って、図11に示す構成では、
中間伝送装置2に携帯端末装置3が装着された状態にお
いて、充電開始時から安定的に回路部が動作するように
されたうえで、携帯端末装置3の充電池に対して急速に
充電を行うことができる。
【0099】なお、本発明の実施の形態としての情報配
信システムを構成する各装置の外観及び内部構成等は、
これまで説明してきた構成に限定されるものではなく、
実際の使用条件等に応じて変更が可能とされる。また、
上記各図に示した本実施の形態としての充電回路の構成
は、あくまでも基本的な構成を示したにとどまるので、
細部等は適宜変更されてかまわない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、情報配信
システムにおいて、中間伝送装置に対して携帯端末装置
が装着されてダウンロードを行うのと同時に充電動作が
行われるようにしたことで、ユーザにとっては単なる待
ち時間であるダウンロード中に充電が行われることにな
るため、それだけ情報配信システムを利用するユーザに
とっては時間を有効に利用することができて使い勝手が
向上されることになる。そして、課金処理として、ダウ
ンロードと共に充電を行った場合には、充電については
無料として、ダウンロードされた情報の質や量に見合っ
た課金のみを行い、たとえば充電のためだけに中間伝送
装置を利用した場合に充電についての課金を行うように
することで、合理的な課金設定を実現することが可能と
なる。
【0101】更に、携帯端末装置が例えばリチウムイオ
ン電池や電気二重層キャパシタなどのように上限電圧が
規定されている充電池を採用している場合に、上限電圧
よりも充分に高い直流電圧から生成した定電流により充
電を行うようにしたことで、例えば充電池がほぼ満充電
の状態となるまで、上記定電流レベルにより充電を行う
ことが可能となるため、それだけ急速な充電を行うこと
が可能となる。これにより、例えば情報配信システムに
おいて充電を行う場合にも、ユーザが必要とするだけの
充電池の充電容量をできるだけ迅速に提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての情報配信システム
の構成例を概念的に示す説明図である。
【図2】中間伝送装置及び携帯端末装置の外観例を示す
斜視図である。
【図3】本実施の形態の情報配信システムを形成する各
装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】携帯端末装置の利用形態例を示す斜視図であ
る。
【図5】携帯端末装置の利用形態例を示す斜視図であ
る。
【図6】情報のダウンロードと充電動作及び課金処理に
関する情報配信システムの処理動作を示すフローチャー
トである。
【図7】従来としての充電回路の構成を示す回路図であ
る。
【図8】本発明としての充電回路の基本的構成を示す説
明図である。
【図9】従来例としての充電システムの構成例を示す回
路図である。
【図10】本実施の形態の充電システムとなり得る構成
を示す回路図である。
【図11】本実施の形態の充電システムの構成例を示す
回路図である。
【図12】本実施の形態の充電システムの構成例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置、2 中間伝送装置、3 携帯端末装
置、4 通信網、5 課金通信網、6 代理サーバ、8
ヘッドフォン、9 モニタ装置、10 モデム、11
キーボード、12 マイクロフォン、20 スイッチ
ング電源回路、21 コントローラ、22 定電流回
路、24 定電圧回路、24A 第一定電圧回路、24
B 第二定電圧回路、30 DCジャック、31 DC
プラグ、30a 負極端子、30b 正極端子、30c
スイッチ端子、31 DCプラグ、32 回路部、1
01 制御部、102 記憶部、103 検索部、10
4 照合処理部、105 課金処理部、106 インタ
ーフェイス部、107 バスライン、201 通信制御
端子、202 キー操作部、203 表示部、204端
末装着部、205 情報入出力端子、206,206
a,206b,206c電源供給端子、207 制御
部、208 記憶部、209 インターフェイス部、2
10 電源供給部、211 装着判別部、212 バス
ライン、301表示部、302 キー操作部、303
セレクトキー、304 決定キー、305 動作キー、
306 情報入出力端子、307,307a,307
b,307c 電源入力端子、308 コネクタ、30
9 ヘッドフォン端子、310 マイクロフォン端子、
311 制御部、312 ROM、313 RAM、3
14信号処理回路、315 D/Aコンバータ、316
A/Dコンバータ、317,318 I/Oポート、
319 バッテリ回路部、320 記憶部、321バス
ライン、Batt 充電池、Vpk 上限電圧、Vrg
直流電圧、Vrgn 直流電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/38 H04B 7/26 M H04Q 7/04 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に取り込んだ情報を外部の端末装置
    に対して送信出力することのできる情報送信手段と、 上記端末装置の電源に対して充電を行うことのできる充
    電手段と、 上記端末装置に対して、上記情報送信手段により情報を
    送信出力するのと同時に、上記充電手段により充電を行
    うように動作させることのできる動作制御手段と、 を備えていることを特徴とする情報伝送装置。
  2. 【請求項2】 所定内容に従って単位化された情報が複
    数格納される記録媒体を備え、特定の情報を要求する要
    求情報に基づいて検索した情報を、上記記録媒体から読
    み出して外部に配信可能に構成された情報格納装置と、 上記情報格納装置と送受信可能とされることにより、少
    なくとも、外部から入力又は内部で発生された上記要求
    情報を上記情報格納装置に対して送信する送信動作と、
    上記情報格納装置から配信された情報を受信する動作と
    が可能とされると共に、この受信した情報を外部に対し
    て送信出力可能とされる情報伝送装置と、 上記情報伝送装置と接続されることで、上記情報伝送装
    置から送信された情報をダウンロードして、所定の記録
    媒体に対して蓄積可能とされる端末装置とを備えて成
    り、 上記情報伝送装置は、接続された上記端末装置の電源に
    対して充電を行うことのできる充電手段と、上記端末装
    置に対して上記情報を送信するのと同時に上記充電手段
    により充電を行うように動作させることのできる動作制
    御手段とを備えていることを特徴とする情報配信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 課金通信網と接続されると共に、上記情
    報伝送装置に関する所定の利用形態に関して課金処理を
    実行する課金手段が設けられ、 上記課金手段は、上記端末装置に対して情報をダウンロ
    ードするために上記情報伝送装置が利用された場合に
    は、このダウンロードされた情報に関してのみ課金処理
    を実行するように構成されていることを特徴とする請求
    項2に記載の情報配信システム。
  4. 【請求項4】 課金通信網と接続されると共に、上記情
    報伝送装置に関する所定の利用形態に関して課金処理を
    実行する課金手段が設けられ、 上記課金手段は、上記端末装置に対する充電のみのため
    に上記情報伝送装置が利用された場合には、この充電動
    作に関する課金処理を実行するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  5. 【請求項5】 充電池の上限電圧値よりも高い所定値の
    定電圧を出力する定電圧出力手段と、 上記定電圧出力手段の出力電圧を利用して所定レベルの
    定電流を生成し、この定電流を充電電流として上記充電
    池に対して供給する定電流出力手段と、 を備えていることを特徴とする充電装置。
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