JPH1168856A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH1168856A
JPH1168856A JP9217375A JP21737597A JPH1168856A JP H1168856 A JPH1168856 A JP H1168856A JP 9217375 A JP9217375 A JP 9217375A JP 21737597 A JP21737597 A JP 21737597A JP H1168856 A JPH1168856 A JP H1168856A
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JP
Japan
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voltage
transmission line
mark
line voltage
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JP9217375A
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English (en)
Inventor
▲蒋▼偉
Isamu Shiyou
Masahiko Fujikawa
藤川昌彦
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/50Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate

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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場調整作業を不要とし、調整値のばらつき
をなくす。通信エラーの発生率を低減し、信頼性を向上
させる。 【解決手段】 通信制御装置4に伝送電圧差自動調整部
4−4を設ける。マーク信号受信時、第1のスイッチ部
4−42をオン、第2のスイッチ部4−43をオフと
し、その時の伝送ライン電圧VS(マーク電圧VSm)
をマーク電圧ホールド部4−41でサンプルホールドす
る。スペース信号受信時、第1のスイッチ部4−42を
オフ、第2のスイッチ部4−43をオンとし、サンプル
ホールドされているマーク電圧VSmとの差が所定の値
となるように、上昇しようとする伝送ライン電圧VS
(スペース電圧VSs)を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルや競技場に
設置される施設管理システムに用いて好適な通信制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の通信制御装置は、伝
送線(ケーブル)を介して通信端末装置(リモートコン
トローラ)と接続され、リモートコントローラとの間で
カレントループ方式による通信を行う。この場合、マー
ク信号受信時にはリモートコントローラへの伝送電圧が
低レベルとなり、スペース信号受信時には高レベルとな
る。マーク信号受信時の低レベルとスペース信号受信時
の高レベルとの差が大きすぎると、ケーブル上の分布容
量に対する充放電時間が長くなる。この結果、受信波形
に歪みが生じて、通信エラーが発生する。
【0003】この問題を解決するために、従来はケーブ
ル長とシリアル接続するリモートコントローラ(最大2
5台)の台数とに応じて、適切な伝送電圧を手動によっ
て設定していた。例えば、インジケータを設けて通信制
御装置からの伝送電圧のレベルを明るさで表示するもの
とし、このインジケータの明るさを確認しながらボリュ
ームを手動で調整するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の伝送電圧の調整方法によると、ボリューム調
整が微妙であり、かつインジケータの明るさを判断基準
とした調整であるため、調整に技術を要する。また、リ
モートコントローラの追加/削除や部品の経年変化など
に伴い、再調整が必要となる。このように、従来におい
ては、現場調整手順が煩雑で、調整値にもばらつきがあ
り、通信エラーの発生率が高く、信頼性が低かった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、現場調整作
業が不要で、調整値のばらつきがなく、通信エラーの発
生率が低く、信頼性が高い通信制御装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、上述し
た通信制御装置において、マーク信号受信時の伝送ライ
ン電圧との差が所定の値となるようにスペース信号受信
時の伝送ライン電圧を制限する伝送電圧制限手段を設け
たものである。この発明によれば、マーク信号受信時の
伝送ライン電圧(マーク電圧)との差(伝送電圧差)が
所定の値となるように、スペース信号受信時の伝送ライ
ン電圧(スペース電圧)が自動的に制限される。
【0007】第2発明(請求項2に係る発明)は、上述
した通信制御装置において、マーク信号受信時の伝送ラ
イン電圧をサンプルホールドするサンプルホールド手段
と、このサンプルホールドされているマーク信号受信時
の伝送ライン電圧との差が所定の値となるようにスペー
ス信号受信時の伝送ライン電圧を制限する伝送電圧制限
手段とを設けたものである。この発明によれば、マーク
信号受信時の伝送ライン電圧(マーク電圧)がサンプル
ホールドされ、このサンプルホールドされているマーク
電圧との差(伝送電圧差)が所定の値となるように、ス
ペース信号受信時の伝送ライン電圧(スペース電圧)が
自動的に制限される。
【0008】第3発明(請求項3に係る発明)は、上述
した通信制御装置において、マーク信号受信時にオンと
されスペース信号受信時にオフとされる第1のスイッチ
手段と、この第1のスイッチ手段がオンとされた場合に
そのときの伝送ライン電圧をサンプルホールドするサン
プルホールド手段と、スペース信号受信時にオンとされ
サンプルホールドされているマーク信号受信時の伝送ラ
イン電圧との差が所定の値となるようにそのときの伝送
ライン電圧を制限する第2のスイッチ手段とを設けたも
のである。この発明によれば、マーク信号受信時に第1
のスイッチ手段がオンとされ、そのときの伝送ライン電
圧(マーク電圧)がサンプルホールドされる。そして、
スペース信号受信時に第2のスイッチ手段がオンとさ
れ、サンプルホールドされているマーク電圧との差(伝
送電圧差)が所定の値となるように、そのときの伝送ラ
イン電圧(スペース電圧)が自動的に制限される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。先ず、実施の形態の説明に入る前
に、本発明に至るまでの過程について説明する。図2に
従来の通信制御装置の要部を示す。この通信制御装置1
は、ケーブル2を介してリモートコントローラ3と接続
され、リモートコントローラ3との間でカレントループ
方式による通信を行う。
【0010】通信制御装置1は、直流電源(DC80
V)1−1と、定電流源1−2と、フォトカプラ1−3
とを備え、リモートコントローラ3からのマーク信号受
信時(リモートコントローラ3のオン時)、フォトカプ
ラ1−3の発光ダイオード1−3Dが発光し、フォトト
ランジスタ1−3Fがオンとなる。リモートコントロー
ラ3からのスペース信号受信時(リモートコントローラ
3のオフ時)、フォトカプラ1−3の発光ダイオード1
−3Dが消灯し、フォトトランジスタ1−3Fがオフと
なる。
【0011】図3(a)にリモートコントローラ3から
の送信波形を示す。図3(a)において、「H」レベル
がマーク信号波形、「L」レベルがスペース信号波形を
示す。リモートコントローラ3のオン時、すなわちマー
ク信号波形時(以下、マーク時という)には、ケーブル
2に30mAの電流が流れる(図3(c)参照)。リモ
ートコントローラ3のオフ時、すなわちスペース信号波
形時(以下、スペース時という)、ケーブル2には2m
Aの電流しか流れない(図3(c)参照)。
【0012】図3(b)に通信制御装置1における伝送
ライン電圧VSの波形を示す。なお、この場合の伝送ラ
イン電圧VSとは、定電流源1−2の出力ラインと電源
1−1の負極性ラインとの間の電圧とする。スペース時
の伝送ライン電圧VS(スペース電圧VSs)は、電流
が大幅に抑えられるため、マーク時の伝送ライン電圧V
S(マーク電圧VSm)よりも高くなる。このマーク電
圧VSmとスペース電圧VSsとの差(伝送電圧差)Δ
VSが大きいほどケーブル2上の分布容量Ccに対する
充電時間が長くなる。すなわち、図3(c)において、
ケーブル電流Iの30mAから2mAへの移行時間が長
くなる。ケーブル2上の分布容量Ccは、ビル内の敷設
距離が長いので、どうしても大きくなってしまう。
【0013】通信制御装置1では、ケーブル電流Iに対
して検出レベルIaを定め、この検出レベルIaを下回
った場合にフォトトランジスタ1−3Fがオフとなり、
上回った場合にフォトトランジスタ1−3Fがオンとな
る。これにより、図3(d)に示すような受信波形が得
られる。ここで、分布容量Ccに対する充電時間が長く
なり、スペース時にケーブル電流Iが30mAから検出
レベルIaとなるまでの時間tが通信データの時間t1
の1/2以上となると(t≧t1/2)、これにより生
じる受信波形の歪みにより、通信エラーが発生する。
【0014】マーク電圧VSmとスペース電圧VSsと
の伝送電圧差ΔVSを一定範囲内に調整すればこの問題
を解決することができる。但し、マーク電圧VSmは主
にシリアル接続されるリモートコントローラ3の台数
(最大25台)により決められるため、自由に調整する
ことはできない。したがって、伝送電圧差ΔVSの調整
は、スペース電圧VSsを制限すべきである。一方、リ
モートコントローラ3の台数の追加/削除、または部品
経年変化などによりマーク電圧VSmは一定値ではな
く、ダイナミックに変動する。したがって、伝送電圧差
ΔVSの調整は、ダイナミック制御とすべきである。本
発明では、このような観点から、ダイナミック制御プロ
セスを実現し、伝送電圧差ΔVSが所定の値となるよう
にスペース電圧VSsを制限する。
【0015】図4に伝送電圧差ΔVSの調整を行った場
合(自動調整)と行わなかった場合(無調整)の各部の
波形を示す。マーク電圧VSmとスペース電圧VSsと
の伝送電圧差ΔVSを小さくすると(図4(b))、ケ
ーブル上の分布容量に対する充電時間が短くなり、ケー
ブル電流Iの立ち下がりが早くなって(図4(c))、
通信制御装置での受信波形の歪みが小さくなる(図4
(e))。
【0016】〔実施の形態1〕この実施の形態では、マ
ーク電圧VSmをサンプルホールドし、このサンプルホ
ールドしたマーク電圧VSmとの差が所定の値となるよ
うに、スペース電圧VSsを自動的に制限する。
【0017】また、この実施の形態では、通信エラーが
発生しないための条件、すなわちt<t1/2のもとに
伝送ライン電圧VSの上限値と下限値を計算で求め、理
論上の伝送電圧差ΔVS(最大42.0V)を決定し、
実際の場合の部品の非線形性、ばらつき、経年変化、自
動調整の余裕、マーク電流とスペース電流を安定に提供
する条件などを総合的に考慮した結果、図5に示す調整
仕様を決めた。
【0018】そして、この調整仕様をハードウェアで実
現するために、ハードウェアとソフトウェアの案を検討
した。ダイナミック制御を採用するため、ハードウェア
で実現すれば、リアルタイム性がよい。ハードウェアに
おいて、デジタルとアナログの2つの手法がある。デジ
タルの場合には、A/D,D/Aコンバータ、または補
助電源が不可欠であるため、高価になる。したがって、
この実施の形態では、低価のアナログ回路の手法をとっ
た。
【0019】図1に本発明に係る通信制御装置の要部を
示す。この通信制御装置4は、ケーブル2を介してリモ
ートコントローラ3−1〜3−nと接続され、シリアル
接続されているリモートコントローラ3−1〜3−nと
の間でカレントループ方式による通信を行う。
【0020】通信制御装置4は、直流電源(DC80
V)4−1と、定電流源4−2と、フォトカプラ4−3
と、伝送電圧差自動調整部4−4を備えている。伝送電
圧差自動調整部4−4はマーク電圧ホールド部4−4
1,第1のスイッチ部4−42および第2のスイッチ部
4−43を備えている。マーク電圧ホールド部4−4
1,第1のスイッチ部4−42および第2のスイッチ部
4−43は主にトランジスタやコンデンサ,抵抗等のア
ナログ部品から構成されている。
【0021】この通信制御装置4では、リモートコント
ローラ3−1〜3−nからのマーク信号受信時、フォト
カプラ4−3の発光ダイオード4−3Dが発光し、フォ
トトランジスタ4−3Fがオンとなる。リモートコント
ローラ3−1〜3−nからのスペース信号受信時、フォ
トカプラ4−3の発光ダイオード4−3Dが消灯し、フ
ォトトランジスタ4−3Fがオフとなる。
【0022】また、この通信制御装置4では、リモート
コントローラ3−1〜3−nからのマーク信号受信時、
第1のスイッチ部4−42がオンとされ、第2のスイッ
チ部4−43がオフとされる。これにより、その時の伝
送ライン電圧VS、すなわちマーク電圧VSmが、マー
ク電圧ホールド部4−41へ与えられる。マーク電圧ホ
ールド部4−41では、この第1のスイッチ部4−42
を介して与えられるマーク電圧VSmをホールド(サン
プルホールド)する。
【0023】また、この通信制御装置4では、リモート
コントローラ3−1〜3−nからのスペース信号受信
時、第1のスイッチ部4−42がオフとされ、第2のス
イッチ部4−43がオンとされる。これにより、マーク
電圧ホールド部4−41において保持されているマーク
電圧VSmとの差が所定の値となるように、すなわち図
5に示した調整仕様Iを満たすように、上昇しようとす
る伝送ライン電圧VS(スペース電圧VSs)が自動的
に制限される。
【0024】このようにして伝送電圧差ΔVSの自動調
整を行うことにより、現場調整作業が不要となり、調整
値のばらつきがなくなる。また、通信エラーの発生率が
低減され、信頼性が向上する。また、この実施の形態で
は、伝送電圧差自動調整部4−4がカレントループ上の
状態だけにより動作するので、外部からのコントロール
信号,補助電源などは一切必要とせず、低コストで実現
することができるというメリットを有する。
【0025】なお、この実施の形態では、安定なスペー
ス電圧VSsを得るために、最大スペース時間(8bi
t全部0、約1.6msec )の場合にコンデンサがマー
ク電圧VSmの90%以上を保持する必要がある。計算
と実測した結果、上記条件を満たすものとして、マーク
電圧ホールド部4−41の構成要素として4.7μFの
安定性のよいフィルムコンデンサおよび51kΩの抵抗
を採用した。
【0026】〔実施の形態2〕図6に伝送電圧差自動調
整部4−4の機能動作をほゞ実現する伝送電圧差自動調
整部4−4’の具体的な回路例を示す。この例では、マ
ーク電圧ホールド部4−41’がコンデンサC1,抵抗
R1,R2,R3およびトランジスタQ1によって構成
され、第1のスイッチ部4−42’が抵抗R4およびト
ランジスタQ2によって構成され、第2のスイッチ部4
−43’が抵抗R5,ツェナーダイオードZD1および
トランジスタQ3によって構成されている。
【0027】なお、この実施の形態では、コンデンサC
1を4.7μF、抵抗R1を51kΩ、抵抗R2を8.
2kΩ、抵抗R3を82kΩ、抵抗R4を82Ω、抵抗
R5を18kΩ、ツェナーダイオードZD1でのツェナ
ー電圧を5.1Vとしている。
【0028】この通信制御装置4では、リモートコント
ローラ3−1〜3−nからのマーク信号受信時、ケーブ
ル2に30mAの電流が流れ(I=30mA)、抵抗R
4間の電圧降下によってトランジスタQ2がオンとな
る。これによって、トランジスタQ1がオンとなり、コ
ンデンサC1への充電が行われる。この時、コンデンサ
C1は、その時の伝送ライン電圧VSすなわちマーク電
圧VSmにほゞ等しいVSm’まで充電される。
【0029】また、この通信制御装置4では、リモート
コントローラ3−1〜3−nからのスペース信号受信
時、ケーブル2に2mAの電流が流れ(I=2mA)、
抵抗R4間の電圧降下が小さくなるため、トランジスタ
Q2がオフとなる。これによっって、トランジスタQ1
がオフとなる。
【0030】また、スペース信号を受信すると、伝送ラ
イン電圧VSは急上昇し始める。ここで、伝送ライン電
圧VSが上昇し、VSm’+5.1V(ツェナーダイオ
ードZD1での電圧降下)+0.6V(トランジスタQ
3のVbe)以上となると、トランジスタQ3がオンと
なる。これにより、スペース電圧VSsは、VSm’+
5.1V+0.6Vに自動的に制限される。
【0031】なお、この実施の形態では、トランジスタ
Q1を設けたことにより、伝送電圧差自動調整部4−
4’をケーブル2から完全に切り離して独立して動作可
能になる。すなわち、例えば、トランジスタQ1を設け
ず、トランジスタQ2のコレクタを直接コンデンサC1
に接続した場合を想定してみる。この場合、コンデンサ
C1はケーブル2と並列になって、ケーブル2の容量負
荷を増やしてしまう。その結果、ケーブル2のマーク/
スペース信号の立ち上がり/立ち下がり時間が長くなっ
て、通信エラーが発生する可能性がある。
【0032】また、この実施の形態では、リモートコン
トローラ3−1〜3−nが接続されていない場合、すな
わちカレントループが形成されていない場合、伝送電圧
調整部4−4’が過熱することを防止するために、18
kΩの電流制限抵抗R5を設けて定電流出力を4mA以
下に制限するようにしている。
【0033】図6に示した回路について、リモートコン
トローラ3−1〜3−nの台数を1〜25台、ケーブル
2の長さを1000mまで、その動作を確認した。その
結果、全てこの項目は図5の調整仕様Iを満たし、通信
エラーは発生しなかった。温度試験の結果、過熱現象も
発生しなかったことを確認した。
【0034】なお、理論上、スペース電圧VSsはVS
m’+5.1V+0.6Vに自動的に制限されるが、す
なわちΔVSはΔVS=5.1V+0.6V一定となる
が(図5に示す理論特性II参照)、図6に示した回路で
は次のように動作することにより、ΔVSがリモートコ
ントローラの台数の増加に従って減少する。
【0035】すなわち、通信信号がスペースに切り換わ
ると、トランジスタQ3はオンとなり、Q3のベース電
流Ibが流れる。このIbはコンデンサC1に対しても
充電を行うわけで、実際のコンデンサC1の両端電圧V
C1はVSm(ホールドされているマーク伝送電圧値)
よりも高くなる。リモートコントローラ台数が少ないほ
ど、伝送スペース電圧VSsとコンデンサホールド電圧
VSmとの差が大きいので、充電々流Ibも大きい。こ
の場合、VC1の実際値はVSmからの乖離程度も大き
い。リモートコントローラの台数が大となるほど、コン
デンサC1の両端の電圧VSmも上昇するので、前述し
た理由でIbは減少する。その結果、制御の対象となる
ΔVSは、リモートコントローラの台数の増加に従って
減少する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、マーク信号受信時の伝送ライン電圧(マ
ーク電圧)との差(伝送電圧差)が所定の値となるよう
に、スペース信号受信時の伝送ライン電圧(スペース電
圧)が自動的に制限されるものとなり、現場調整作業が
不要となり、調整値のばらつきがなくなる。また、通信
エラーの発生率が低減され、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通信制御装置の要部を示す図で
ある。
【図2】 従来の通信制御装置の要部を示す図である。
【図3】 図2における各部の波形を示す図である。
【図4】 伝送電圧差ΔVSの調整を行った場合(自動
調整)と行わなかった場合(無調整)の各部の波形を示
す図である。
【図5】 伝送電圧差ΔVSの調整仕様を示す図であ
る。
【図6】 伝送電圧差自動調整部の具体的な回路例を示
す図である。
【符号の説明】
2…ケーブル、3−1〜3−n…リモートコントロー
ラ、4…通信制御装置、4−1…直流電源、4−2…定
電流源、4−3…フォトカプラ、4−4…伝送電圧差自
動調整部、4−41…マーク電圧ホールド部、4−42
…第1のスイッチ部、4−43…第2のスイッチ部、C
c…分布容量。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送線を介して通信端末装置との間でカ
    レントループ方式による通信を行い、マーク信号受信時
    には伝送ライン電圧が低レベルとなり、スペース信号受
    信時には伝送ライン電圧が高レベルとなる通信制御装置
    において、 スペース信号受信時の伝送ライン電圧とマーク信号受信
    時の伝送ライン電圧との差が所定の値となるように前記
    スペース信号受信時の伝送ライン電圧を制限する伝送電
    圧制限手段を備えたことを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 伝送線を介して通信端末装置との間でカ
    レントループ方式による通信を行い、マーク信号受信時
    には伝送ライン電圧が低レベルとなり、スペース信号受
    信時には伝送ライン電圧が高レベルとなる通信制御装置
    において、 マーク信号受信時の伝送ライン電圧をサンプルホールド
    するサンプルホールド手段と、 このサンプルホールドされているマーク信号受信時の伝
    送ライン電圧との差が所定の値となるようにスペース信
    号受信時の伝送ライン電圧を制限する伝送電圧制限手段
    とを備えたことを特徴とする通信制御装置。
  3. 【請求項3】 伝送線を介して通信端末装置との間でカ
    レントループ方式による通信を行い、マーク信号受信時
    には伝送ライン電圧が低レベルとなり、スペース信号受
    信時には伝送ライン電圧が高レベルとなる通信制御装置
    において、 マーク信号受信時にオンとされスペース信号受信時にオ
    フとされる第1のスイッチ手段と、 この第1のスイッチ手段がオンとされた場合にそのとき
    の伝送ライン電圧をサンプルホールドするサンプルホー
    ルド手段と、 前記スペース信号受信時にオンとされ前記サンプルホー
    ルドされているマーク信号受信時の伝送ライン電圧との
    差が所定の値となるようにそのときの伝送ライン電圧を
    制限する第2のスイッチ手段とを備えたことを特徴とす
    る通信制御装置。
JP9217375A 1997-08-12 1997-08-12 通信制御装置 Pending JPH1168856A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180084666A (ko) 2017-01-17 2018-07-25 아즈빌주식회사 전송 라인 전환 장치 및 방법
CN109459271A (zh) * 2018-12-21 2019-03-12 武汉飞流智能技术有限公司 一种取水管线定位装置

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