JPH1168470A - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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JPH1168470A
JPH1168470A JP9216877A JP21687797A JPH1168470A JP H1168470 A JPH1168470 A JP H1168470A JP 9216877 A JP9216877 A JP 9216877A JP 21687797 A JP21687797 A JP 21687797A JP H1168470 A JPH1168470 A JP H1168470A
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signal
power combiner
power
output signal
amplifier
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JP9216877A
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Inventor
Hiroshi Kishida
浩 岸田
Takeshi Takei
健 武井
Hiroshi Okabe
寛 岡部
Kenji Sekine
健治 関根
Kazuyuki Hori
一行 堀
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3223Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward
    • H03F1/3229Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction
    • H03F1/3235Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction using a pilot signal

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  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】歪成分である誤差の抽出精度を高め、かつ、パ
イロット信号の流出を抑えることが可能な改良されたフ
ィードフォワード増幅器を提供すること。 【解決手段】パイロット信号発振器とパイロット信号を
主増幅器の出力信号に重畳するための第3電力合成器と
の間に開閉器を設け、かつ、誤差抽出時に開閉器を開状
態にし、誤差除去時に開閉器を閉状態にする第3制御手
段を開閉器に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪を低減するため
に2種類の信号相殺ループを用いたフィードフォワード
増幅器、特に無線通信機用高周波電力増幅器に適用して
好適なフィードフォワード増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】フィードフォワード増幅器は、増幅器の
出力信号から主信号成分を減じて歪(誤差信号)を取り
出す誤差抽出ループと、取り出した誤差信号を増幅器の
出力信号から減じて出力信号を主信号成分のみにする誤
差除去ループの2種類の信号相殺ループを有している。
そして、信号相殺ループにパイロット信号を用いて精度
良く歪を除去するようにしたフィードフォワード増幅器
が特開平1−198809に開示されていて既に公知で
ある。
【0003】パイロット信号を用いるフィードフォワー
ド増幅器の一般的な構成を図5に示す。まず、誤差抽出
ループについて説明する。第1電力分配器11への入力
信号は、当該分配器によって第1系統33と第2系統3
4へ分配される。第1系統33へ分配された信号は、主
増幅器13によって所定の電力に増幅される。このと
き、主増幅器13に用いられる能動素子の非線形性が原
因で歪が生じ、出力信号に歪、即ち、誤差信号が混入す
る。また、パイロット信号発振器12によって生成され
たパイロット信号は、第3電力合成器22を介して主増
幅器13の出力信号に重畳される。その結果、パイロッ
ト信号もまた誤差信号の一部となる。従って、電力合成
器22の出力信号は、主増幅器13への入力信号に対応
する主信号成分と誤差信号成分とで構成される。この出
力信号は、第2電力分配器14によって第3系統35と
第4系統36へ分配され、第3系統35への出力信号
は、第1電力合成器25の一方の入力端子へ入力され
る。
【0004】一方、電力分配器11によって第2系統3
4へ分配された入力信号は、第1ベクトル調整器23を
経由して電力合成器25の他方の入力端子に入力され
る。当該電力合成器は、入力される2つの信号の加算を
行なう。なお、図6に示すように、ベクトル調整器23
は、可変減衰器31と可変移相器32とによって構成さ
れる。
【0005】ここで、電力合成器25に入力される2つ
の信号の主信号成分に関して振幅成分が等しくなるよ
う、電力分配器11の電力分配比率と電力分配器14の
電力分配比率とベクトル調整器23の減衰量とが設定さ
れる。また、電力合成器25に入力される2つの信号の
主信号成分に関して位相が互いに逆位相の関係となるよ
う、ベクトル調整器23の移相量が設定される。このよ
うに振幅同一・位相反転の条件が満たされる場合に、主
信号成分が相殺されて電力合成器25から誤差信号成分
のみが出力される。
【0006】このとき、例えば主増幅器13の温度変化
や経時変化が原因となり、上記の振幅同一・位相反転の
条件が崩れると、電力合成器25出力には誤差信号成分
に主信号成分が混入するため、電力合成器25の出力信
号の総合的な電力レベルが増大する。そこで、誤差信号
抽出が正確に行なわれるように、第1レベル監視手段2
0が誤差増幅器26の出力信号のレベルの検出を行な
い、このレベルが最小となるように第1制御手段21が
ベクトル調整器23の減衰量及び移相量を調整する。
【0007】本調整を自動的に行なうため、例えば、レ
ベル監視手段20は、ダイオード検波器と平滑化フィル
タによって構成され、制御手段21は、マイクロプロセ
ッサとAD/DA変換器によって構成される。このよう
な構成により、レベル監視手段20は、電力合成器25
出力の電力レベルを直流電圧に変換し、制御手段21
は、この直流電圧に基づいてベクトル調整器23の調整
を行なう。調整には、摂動法等のアルゴリズムが用いら
れる。
【0008】次に誤差除去ループについて説明する。電
力合成器25から出力された誤差信号は、誤差増幅器2
6によって増幅された後、ベクトル調整器23と同様の
構成である第2ベクトル調整器19を経由して第2電力
合成器16の一方の入力端子に入力される。
【0009】一方、電力分配器14の第4系統36への
出力信号は、電力合成器16の他方の入力端子に入力さ
れる。電力合成器16は、入力される2つの信号の加算
を行なう機能を有している。
【0010】ここで、電力合成器16に入力される2つ
の信号の誤差信号成分に関して振幅成分が等しくなるよ
うに、誤差増幅器26の増幅率とベクトル調整器19の
減衰量とが設定される。また、当該誤差信号成分に関し
て位相成分が互いに逆位相の関係となるように、ベクト
ル調整器19の移相量が設定される。このように振幅同
一・位相反転の条件が満たされる場合に、誤差信号が相
殺によって除去され、電力合成器16から歪の除去され
た高品質の信号(主信号成分)が出力される。
【0011】このとき、例えば誤差増幅器26の温度変
化や経時変化が原因となり、上記の振幅同一・位相反転
の条件が崩れると、誤差信号成分の除去が不十分とな
り、電力合成器16出力には所望の主信号成分に誤差信
号成分(歪成分及びパイロット信号成分)が残留する。
そこで、誤差信号除去が正確に行なわれるように、第2
レベル監視手段17が電力合成器16出力の残留パイロ
ット信号のレベル検出を行ない、このレベルが最小とな
るように第2制御手段18がベクトル調整器19の減衰
量及び移相量を調整する。
【0012】レベル監視手段17は、例えば図7に示す
ように、ミキサ41と低域フィルタ42と直流増幅回路
43とからなる同期検波回路によって構成される。レベ
ル監視手段17は、パイロット信号の振幅に応じた直流
電圧を出力し、制御手段18は、この直流電圧に基づい
てベクトル調整器19の調整を行なう。パイロット信号
は、主増幅器13の歪成分と同様の誤差信号であるた
め、電力合成器16出力においては歪成分が十分に抑圧
される。
【0013】このようなパイロット信号を用いるフィー
ドフォワード増幅器では、パイロット信号の周波数にお
いて調整の最適化がなされる。従って、例えば主増幅器
や誤差増幅器の利得平坦性が悪いと、パイロット信号と
そのごく近傍の周波数でしか歪の改善は行われないこと
になる。パイロット信号の周波数配置は、主信号に影響
を与えないために主信号帯域外に配置されることが必要
であるが、主信号帯域から離れると、上記の理由から歪
の改善効果が低下する。そのため、パイロット信号に
は、主信号の帯域外で、かつ、できるだけ主信号に近接
した特定の周波数が選ばれる。
【0014】上記のようなパイロット信号を用いるフィ
ードフォワード増幅器では、誤差抽出時にパイロット信
号が誤差抽出の精度を劣化させるという問題点がある。
レベル監視手段20で監視される主信号成分のレベルを
Ps2、パイロット信号のレベルをPp2、歪成分のレベ
ルをPd2とすると、誤差抽出過程において、Ps2は徐
々に小さくなるが、一方でPp2とPd2は変化しない。
従って、Ps2がある程度以下では、Ps2が誤差成分の
Pp2+Pd2の中に埋もれてしまい、Ps2の検出感度
が低下する。
【0015】なお、誤差除去時においては、反対に、パ
イロット信号のレベルが高いほど除去の精度が上がる。
上述した同期検波回路からなるレベル監視手段17で
は、用いられるフィルタ素子の帯域外減衰量の不足が原
因で、パイロット信号成分に主信号成分が相当量漏れ込
んだものが出力されるのが普通である。ここで、レベル
監視手段17で監視される主信号の漏れ込みレベルをP
s1、パイロット信号のレベルをPp1、歪み成分のレベ
ルをPd1とする。誤差除去過程において、Pp1及びP
d1は徐々に小さくなりほぼ零に近づくが、一方でPs1
は変化しない。従って、誤差除去動作の前後において監
視レベルは、Ps1+Pp1+Pd1からPs1へとPp1
+Pd1だけ変化する。従って、レベル監視精度を考慮
した場合は、Pp1を大きく選ぶことにより変化分が監
視レベルに対して相対的に大きくなるので精度が向上す
る。
【0016】さて、前掲の引例において、パイロット信
号発振器12と電力合成器22の間に切換スイッチを設
け、誤差抽出時にパイロット信号を初段の電力分配器1
1に供給し、誤差除去時にパイロット信号を電力合成器
22に供給するようにした別の提案がなされている。こ
の提案では、誤差抽出時にパイロット信号を誤差信号に
含めないようにすることができる。しかしながら、誤差
抽出時においては、パイロット信号が入力信号(主信
号)に重畳されるため、パイロット信号が電力合成器1
6から主信号とともに出力するという不都合を避けるこ
とができない。フィードフォワード増幅器が無線通信機
用高周波電力増幅器である場合、一般に主信号成分以外
の信号の流出が厳しく抑えれる。切換スイッチを設ける
方法は、そのような規定を満たすことが不可能という致
命的な欠陥を有する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の前記問題点を解決し、歪成分である誤差の抽出精
度を高め、かつ、パイロット信号の流出を抑えることが
可能な改良されたフィードフォワード増幅器を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題は、パ
イロット信号を主増幅器の出力信号に重畳するための第
3電力合成器とパイロット信号発振器との間に開閉器を
設け、かつ、誤差抽出時に開閉器を開状態にし、誤差除
去時に開閉器を閉状態にする第3制御手段を開閉器に接
続することによって効果的に解決することができる。こ
のような手段を採用すれば、誤差抽出時にパイロット信
号が重畳されないので誤差抽出の精度を高めることがで
きるとともに、パイロット信号の流出を回避することが
できるからである。誤差抽出の精度向上は、誤差成分の
レベルが下がり、主信号成分のレベル監視精度が高まる
ことによって得ることができる。一方、誤差除去時に
は、パイロット信号が重畳されるため効果的に誤差が除
去され、かつ、パイロット信号の流出はない。
【0019】前記第3制御手段は、誤差抽出ループに設
けた第1ベクトル調整器を制御するための第1制御手段
と誤差除去ループに設けた第2ベクトル調整器を制御す
るための第2制御手段とから、それぞれが動作中である
ことを示す表示信号を受けて開閉器を制御するための制
御信号を生成する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフィードフォ
ワード増幅器の実施の形態を幾つかの図面に示した実施
例を参照して詳細に説明する。なお、図1〜図7におけ
る同一の記号は、同一物又は類似物を表示するものとす
る。
【0021】
【実施例】図1において、27は、パイロット信号発振
器12と第3電力合成器22の間に設けた開閉器、28
は、開閉器27に接続した第3制御手段を示す。制御手
段28は、第1制御手段21と第2制御手段18とに接
続され、それぞれから動作中を表わす表示信号の供給を
受けると共に、開閉器27に開閉を制御するための制御
信号を供給する。制御手段28の構成を図2に示す。制
御手段28は、このような構成によって、制御手段21
が動作中のとき開閉器27を開状態にし、制御手段18
が動作中のとき開閉器27を閉状態にする。また、制御
手段21と制御手段18の相互間でも表示信号の授受を
行ない、一方が動作中であるとき、他方は、動作を停止
する。
【0022】次に、本実施例で採用した第2レベル監視
手段17の構成を図3に示す。当該レベル監視手段は、
ミキサ41と、パイロット信号とは異なる周波数の搬送
波を生成してミキサ41に供給する局部発振器44と、
パイロット信号と搬送波との差周波数成分を通過させる
低域フィルタ45と、同低域フィルタを通過した差周波
数成分を増幅する増幅回路46と、増幅回路46出力の
差周波数成分の包絡線検波を行なって直流電圧を出力す
る回路47とからなる。
【0023】本実施例のその他の構成は、図5に示した
従来技術によるフィードフォワード増幅器と同一である
ので説明を省略する。
【0024】本実施例の動作を図4のフローチャートを
用いて説明する。電源投入後、まず制御手段21が動作
状態となって制御手段28に表示信号“1”を送り、こ
れを受けた制御手段28は、制御信号を“1”にして開
閉器27を開の状態にする。それによって電力合成器2
2へのパイロット信号の供給が断たれる。レベル監視手
段20は、誤差増幅器26の出力信号のレベルを直流電
圧に変換し、続いて、制御手段21がその電圧が極小と
なるようベクトル調整器23の減衰量を調整する。次
に、制御手段21は、同じく前記直流電圧が極小となる
ようベクトル調整器23の位相量を調整する。制御手段
21は、減衰量と位相量の調整を交互に繰返し、双方の
量を直流電圧が最も低くなる値に固定する。この状態で
主信号成分が最小となる。このとき制御手段21は、動
作を停止し、制御手段28への表示信号を“0”にす
る。以上により、誤差抽出動作が終了する。
【0025】なお、制御手段21が動作中、制御手段1
8は、動作を停止しており、制御手段28への表示信号
が“0”になっている。
【0026】続いて、制御手段18が動作状態となって
制御手段28に表示信号を“1”にする。これを受けた
制御手段28は、開閉器27を閉の状態にする。それに
よってパイロット信号が電力合成器22に供給される。
レベル監視手段17は、電力合成器16出力のパイロッ
ト信号のレベルを直流電圧に変換し、続いて、制御手段
18がその電圧が最小となるようベクトル調整器19の
減衰量を調整する。次に、制御手段18は、同じく前記
直流電圧が最小となるようベクトル調整器19の位相量
を調整する。制御手段18は、減衰量と位相量の調整を
交互に繰返し、双方の量を直流電圧が最も低くなる値に
固定する。この状態でパイロット信号の成分が最小とな
り、同時に、歪成分が最小となる。このとき制御手段1
8は、動作を停止し、制御手段28への表示信号供給を
停止する。このようにして誤差除去動作が終了する。
【0027】以上によって回路の基本的な調整が終了す
るのであるが、例えば各増幅器の温度変化や経時変化に
よって調整点が最適値からずれる場合がある。そこで、
上述の誤差抽出動作と誤差除去動作の制御過程を繰り返
すことによって、調整を常に最適状態に保つことができ
る。
【0028】なお、図4に示した制御過程の変形とし
て、誤差抽出動作と誤差除去動作のそれぞれに関して、
減衰量の調整と移相量の調整の順番を任意に入れ替える
ことができる。
【0029】更に、本発明は、図1や図6に示した構造
に限定するものではなく、以下に述べる変更を採用する
ことができる。
【0030】(1)レベル監視手段20に与える入力信
号を電力合成器25の出力信号に変更する。
【0031】(2)開閉器27を減衰器に変更する。こ
の場合には、開閉器27の開の状態を減衰器の減衰量大
に対応させ、同開閉器の閉の状態を減衰器の減衰量小に
対応させる。
【0032】(3)主増幅器13の周波数特性と遅延量
を補償するため、電力分配器11から第2経路34を経
て電力合成器25に至る信号経路上に主増幅器13の周
波数特性(利得特性及び位相特性)に近似した特性を有
し、かつ、同増幅器と同様の遅延量を有する遅延線を挿
入する。同じ様に、誤差増幅器26の周波数特性と遅延
量を補償するため、電力分配器14から第4経路36を
経て電力合成器16に至る信号経路上に誤差増幅器26
の周波数特性に近似した特性を有し、かつ、同増幅器と
同様の遅延量を有する遅延線を挿入する。
【0033】(4)ベクトル調整器23の挿入位置を電
力分配器11から第1系統33を経て電力分配器14に
至る信号経路上又は電力分配器14から第3系統35を
経て電力合成器25へ至る信号経路上に代える。この場
合、第2系統34に分配された入力信号をそのまま電力
合成器25に供給する。同様に、ベクトル調整器19の
挿入位置を電力分配器14から第4系統36を経て電力
合成器16に至る信号経路上に代える。この場合、誤差
増幅器26の出力信号をそのまま電力合成器16に供給
する。
【0034】(5)電力合成器22の挿入位置を電力分
配器11から第1系統33を経て電力分配器14へ至る
信号経路上の任意の一点とする。例えば、主増幅器13
の入力側に代える。
【0035】(6)各ベクトル調整器において、可変減
衰器31と可変移相器32の順番を入れ替える。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、パイロット信号のレベ
ルを誤差抽出動作と誤差除去動作のそれぞれに適応させ
て変化させることにより、パイロット信号及び主信号成
分それぞれのレベル監視精度を向上させ、それによって
信号相殺ループによる歪抑圧の効果を高めることがで
き、同時に、パイロット信号の流出を阻止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィードフォワード増幅器の実施
例を説明するための回路図。
【図2】本実施例で用いる開閉器用制御手段を説明する
ための回路図。
【図3】本実施例で用いるパイロット信号のレベル監視
手段を説明するための回路図。
【図4】実施例の動作を説明するためのフローチャート
図。
【図5】従来のフィードフォワード増幅器を説明するた
めの回路図。
【図6】ベクトル調整器を説明するための回路図。
【図7】従来のパイロット信号のレベル監視手段を説明
するための回路図。
【符号の説明】
11,14…電力分配器、12…パイロット信号発振
器、13…主増幅器、16,22,25…電力合成器、
17,20…レベル監視手段、18,21,28…制御
手段、19,23…ベクトル調整器、26…誤差増幅
器、27…開閉器、41…ミキサ、44…局部発振器、
45…低域フイルタ、46…増幅回路、47…包絡線検
波回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 健治 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 堀 一行 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を第1系統と第2系統へ分配す
    る第1電力分配器と、第1系統に分配された入力信号を
    増幅する主増幅器と、主増幅器の出力信号を第3系統と
    第4系統へ分配する第2電力分配器と、第2系統に分配
    された入力信号に対して減衰量と位相量の調節を行なう
    第1ベクトル調整器と、第3系統に分配された出力信号
    と第1ベクトル調整器の出力信号との加算を行なう第1
    電力合成器と、第1電力合成器の出力信号を増幅する誤
    差増幅器と、誤差増幅器の出力信号のレベルを検出する
    第1レベル監視手段と、第1レベル監視手段の検出レベ
    ルが最小となるように第1ベクトル調整器の減衰量と位
    相量を調節する第1制御手段と、特定周波数のパイロッ
    ト信号を生成する発振器と、当該発振器出力のパイロッ
    ト信号を第1電力分配器から第2電力分配器へ至る信号
    経路上の任意の一点に供給するための第3電力合成器と
    を有する誤差抽出ループ、及び誤差増幅器の出力信号に
    対して減衰量と位相量の調節を行なう第2ベクトル調整
    器と、第4系統へ分配された出力信号と第2ベクトル調
    整器の出力信号との加算を行なう第2電力合成器と、第
    2電力合成器の出力信号に含まれるパイロット信号のレ
    ベルを検出する第2レベル監視手段と、第2レベル監視
    手段の検出レベルが最小となるように第2ベクトル調整
    器の減衰量と位相量を調節する第2制御手段とを有する
    誤差除去ループの2個の信号相殺ループを備えたフィー
    ドフォワード増幅器において、 前記パイロット信号発振器と第3電力合成器の間に開閉
    器を設け、更に、第1制御手段が第1ベクトル調整器の
    減衰量及び位相量を調節する動作を行なっているときに
    パイロット信号の供給を断ち、第2制御手段が第2ベク
    トル調整器の減衰量及び位相量を調節する動作を行なっ
    ているときにパイロット信号を供給するように前記開閉
    器の開閉を制御する第3制御手段を設けたことを特徴と
    するフィードフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第1レベル監視手段は、誤差増幅器
    の出力信号のレベル検出に代えて第1電力合成器の出力
    信号のレベル検出を行なうものであることを特徴とする
    請求項1に記載のフィードフォワード増幅器。
  3. 【請求項3】 主増幅器の周波数特性及び遅延量と同様
    の周波数特性及び遅延量を有する遅延線が第1電力分配
    器から第2系統を経て第1電力合成器へ至る信号経路上
    に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のフィードフォワード増幅器。
  4. 【請求項4】 誤差増幅器の周波数特性及び遅延量と同
    様の周波数特性及び遅延量を有する遅延線が第2電力分
    配器から第4系統を経て第2電力合成器へ至る信号経路
    上に接続されていることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか一に記載のフィードフォワード増幅器。
  5. 【請求項5】 前記第1ベクトル調整器は、第2電力分
    配器から第3系統を経て第1電力合成器へ至る信号経路
    上に設けられ、かつ、前記第1電力合成器は、当該第1
    ベクトル調整器の出力信号と第2系統へ分配された入力
    信号との加算を行なうものであることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか一に記載のフィードフォワー
    ド増幅器。
  6. 【請求項6】 前記第1ベクトル調整器は、第1電力分
    配器から第1系統を経て第2電力分配器へ至る信号経路
    上に設けられ、かつ、前記第1電力合成器は、第3系統
    に分配された出力信号と第2系統へ分配された入力信号
    との加算を行なうものであることを特徴とする請求項1
    〜請求項4のいずれか一に記載のフィードフォワード増
    幅器。
  7. 【請求項7】 前記第2ベクトル調整器は、第2電力分
    配器から第4経路を経て第2電力合成器へ至る信号経路
    上に設けられ、かつ、前記第2電力合成器は、当該第2
    ベクトル調整器の出力信号と誤差増幅器の出力信号の加
    算を行なうものであることを特徴とする請求項1〜請求
    項6のいずれか一に記載のフィードフォワード増幅器。
  8. 【請求項8】 前記開閉器に代えて可変減衰器が設けら
    れ、更に前記第3制御手段は、開閉器が開の状態を減衰
    量大に対応させ、開閉器が閉の状態を減衰量小に対応さ
    せて当該可変減衰器を制御するものであることを特徴と
    する請求項1〜請求項7のいずれか一に記載のフィード
    フォワード増幅器。
  9. 【請求項9】 前記第2レベル監視手段は、局部発振器
    と、当該局部発振器が生成する搬送波及び第2電力合成
    器の出力信号を入力して両信号の差周波数成分を出力す
    るミキサと、当該ミキサの出力信号の低域成分を通過さ
    せる低域通過フィルタと、当該低域通過フィルタの出力
    信号を増幅する増幅回路と、当該増幅回路の出力信号の
    包絡線検波を行なう包絡線検波回路とからなることを特
    徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一に記載のフィ
    ードフォワード増幅器。
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