JPH1168072A - 不揮発性半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置及びその製造方法

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JPH1168072A
JPH1168072A JP9242008A JP24200897A JPH1168072A JP H1168072 A JPH1168072 A JP H1168072A JP 9242008 A JP9242008 A JP 9242008A JP 24200897 A JP24200897 A JP 24200897A JP H1168072 A JPH1168072 A JP H1168072A
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insulating film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一かつ確実に各素子を形成可能な不揮発性
半導体メモリ装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板10上にワード線106を構成する
不図示のゲート酸化膜と,フローティングゲート12
と,ゲート間絶縁膜14と,コントロールゲート16
と,第1絶縁膜100と,第2絶縁膜102を順次形成
して素子分離を行う。第1絶縁膜100は,厚さが50
0オングストローム以下のシリコン酸化膜から成り,第
2絶縁膜102は,厚さが2000オングストローム以
下のシリコン窒化膜から成る。第1及び第2絶縁膜10
0,102により,ワード線106表面にフォトリソグ
ラフィ処理時に使用される光が照射された際の反射率を
40%以下に抑制でき,レジストパターン108を均一
に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,不揮発性半導体メ
モリ装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体装置の超高集積化及び超小
型化傾向に伴って,不揮発性半導体メモリ装置(以下,
「メモリ」と称する。)においてもかかるセルサイズを
縮小するべく,ワード線をマスクとしてソース線とコン
タクトホール,例えばドレインコンタクトホールを自己
整合的に形成するいわゆるセルフアライメント技術が提
案されている。以下,図12〜図14を参照しながら,
従来より提案されているセルフアライメント技術をメモ
リの製造方法に適用した場合について説明する。なお,
同図中には,理解を容易にするためにメモリのセル部分
のみが記載されており,そのセル周辺に配される例えば
デコーダなどの回路は省略されている。
【0003】(工程1) まず,図12(a)に示した
ように,半導体材料,例えばp型単結晶シリコンから成
る基板10上に,不図示のゲート酸化膜と,フローティ
ングゲート12と,ゲート間絶縁膜14と,コントロー
ルゲート16と,第1絶縁膜18と,第2絶縁膜20を
順次形成して素子分離を行う。
【0004】(工程2) 次いで,図12(b)に示し
たように,上記基板10に対し,第2絶縁膜20上に形
成された所定のレジストパターン22をエッチングマス
クとして所定のエッチング処理を施し,上述した各素子
が積層されたワード線24を形成する。
【0005】(工程3) 次いで,図12(c)に示し
たように,後述する工程で形成されるドレイン領域30
の両側に配置されているワード線24間を覆うようにし
て,所定のレジストパターン26を形成する。次いで,
このレジストパターン26をエッチングマスクをして,
基板10に対して所定のエッチング処理を施し,後述す
る工程で形成されるソース領域28の両側に配置される
ワード線24間に存在する不図示のフィールド酸化膜を
除去する。
【0006】(工程4) 次いで,図13(d)に示し
たように,ワード線24の両側に露出する基板10の表
面に対して,所定のイオン注入処理と所定の熱処理を施
し,そのワード線24を介してソース領域28とドレイ
ン領域30を各々交互に形成すると共に,ワード線24
の側壁にサイドウォール32を形成する。
【0007】(工程5) 次いで,図13(e)に示し
たように,ワード線24やサイドウォール32などが形
成された基板10の表面全体に対して所定の成膜処理を
施し,不図示のエッチングストッパ膜を形成する。次い
で,所定のフォトリソグラフィ処理によりエッチングス
トッパ膜上に所定のレジストパターンを形成した後,所
定のエッチング処理を施すことにより,ドレイン領域3
0の表面からこのドレイン領域30の両側に配置されて
いるワード線24の側壁及び上部表面の一部に至るまで
の部分,すなわちドレインコンタクトホール40が開口
される部分にエッチングストッパパターン34を形成す
る。
【0008】(工程6) 次いで,図14(f)に示し
たように,再びワード線24やサイドウォール32など
が形成された基板10の表面全体に対して所定の成膜処
理,例えばCVD処理を施し,中間絶縁膜36を形成す
る。次いで,その中間絶縁膜36上に所定のレジストパ
ターン38を形成した後,そのレジストパターン28を
エッチングマスクとして所定のエッチング処理を施すこ
とにより,ドレイン領域30上にドレインコンタクトホ
ール40を開口する。
【0009】(工程7) 次いで,図14(g)に示し
たように,中間絶縁膜36とドレインコンタクトホール
40が形成された基板10の表面に導電性材料,例えば
アルミニウムなどの金属から成る配線層42を形成する
ことにより,メモリを製造する構成となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述し
た従来の技術は,以下のような問題点を有していた。 (1)第1の問題点 まず,上記従来の技術が有する第1の問題点について,
図15を参照しながら説明する。上述した図12(c)
に対応する工程3において,後のドレイン領域30の両
側に配されるワード線24間を覆うレジストパターン2
6を形成するが,その際,図15(a)に示したよう
に,第1絶縁膜18と第2絶縁膜20の膜厚により,そ
のレジストパターン26のエッジ(終端)が略波状に蛇
行して形成されてしまうことがある。
【0011】すなわち,本来は,図15(a)中のA−
A線において切断した断面を表した図15(b)に示し
たように,レジストパターン26のエッジがワード線2
4上の一部まで覆っていなければならない。しかしなが
ら,例えば図15(a)中のB−B線において切断した
断面を表した図15(c)に示したように,レジストパ
ターン26のエッジが後のドレイン領域30上のみに形
成され,ワード線24とレジストパターン26との間に
空間部44が形成されることがある。
【0012】その結果,上述した図12(c)に対応す
る工程3で形成されたレジストパターン26をエッチン
グマスクとして,後のソース領域28の両側に配置され
るワード線24間に存在する不図示のフィールド酸化膜
を除去する際,同時に,後のドレイン領域30側に存在
する不図示のフィールド酸化膜も除去してしまい,ワー
ド線24の配列方向に隣り合った各ドレインコンタクト
ホール40同士が電気的にショートしてしまうことがあ
る。
【0013】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み点されたものであり,かかる発明の第1
の目的は,後のソース領域の両側に配置されるワード線
間に形成されたフィールド酸化膜を除去する際に,後の
ドレイン領域の両側に配置されるワード線間に形成され
たフィールド酸化膜がエッチングされることを防ぎ,各
ドレインコンタクトホール同士のショートを防止するこ
とが可能な,新規かつ改良された不揮発性半導体メモリ
装置を提供することである。
【0014】(2)第2の問題点 次に,上記従来の技術が有する第2の問題点について,
図12を参照しながら説明する。上述した図12(a)
に対応する工程1において,基板10上に各素子と共に
コントロールゲート16を形成するが,このコントロー
ルゲート16の材料としては,一般的にタングステンシ
リサイド膜が使用されることが多い。しかしながら,こ
のタングステンシリサイド膜によりコントロールゲート
16を形成した場合には,その後の工程,例えば第1絶
縁膜18や第2絶縁膜20の形成などの酸素雰囲気中で
の熱処理を伴う工程により,かかるコントロールゲート
16が異常酸化されてしまい,いわゆるパターン不良が
生じることがある。
【0015】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みて成されたものであり,本発明の第2の
目的は,コントロールゲートの異常酸化を防止すること
ができ,かつパターン不良のない均一なコントロールゲ
ートを形成することが可能な,新規かつ改良された不揮
発性半導体メモリ装置の製造方法を提供することであ
る。
【0016】(3)第3の問題点 まず,上記従来の技術が有する第3の問題点について,
図16を参照しながら説明する。上述した図14(f)
に対応する工程6において,ドレイン領域30上にドレ
インコンタクトホール40を形成するが,同時にワード
線24上にもかかるドレインコンタクトホール40が形
成される。しかしながら,それらドレイン領域30上と
ワード線24上では,かかる被エッチング膜の膜厚や材
質が異なっている。
【0017】すなわち,上述したドレインコンタクトホ
ール40を形成する場合の被エッチング膜は,ドレイン
領域30上では図16(a)に示したように,中間絶縁
膜36とエッチングストッパパターン34である。これ
に対して,ワード線24上での被エッチング膜は,図1
6(b)に示したように,中間絶縁膜36と第2絶縁膜
20と第1絶縁膜18である。従って,それら各部分で
の被エッチング膜の膜厚や材質の違いにより,一のエッ
チング処理では,均一なコンタクトホールを形成させる
ことが困難な場合が多い。また,いわゆるオーバーエッ
チングが生じた場合には,基板上に形成された各素子が
破壊されてしまうことがある。
【0018】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みて成されたものであり,本発明の第3の
目的は,一のコンタクトホールが形成される部分の被エ
ッチング材料が異なる膜厚及び材質であっても,所望の
形状のコンタクトホールを形成することが可能な,新規
かつ改良された不揮発性半導体メモリ装置を提供するこ
とである。
【0019】(4)第4の問題点 まず,上記従来の技術が有する第4の問題点について,
図17を参照しながら説明する。上述した図13(e)
に対応する工程5において,エッチングストッパ膜3
4’に対して所定のエッチング処理を施し,ドレインコ
ンタクトホール40が形成される部分にエッチングスト
ッパパターン34を形成するが,この際異なる膜厚の部
分を同時にエッチングすることとなり,所定の形状のコ
ンタクトホールを形成することが困難な場合がある。
【0020】すなわち,図17に示したように,エッチ
ングストッパパターン34を形成すべく,エッチングス
トッパ膜34’上に形成されたレジストパターン46を
エッチングマスクとして所定のエッチング処理を施す
が,被エッチング膜の膜厚は,同図中の矢印Cに示した
ドレイン領域30上の部分と,矢印Dに示したサイドウ
ォール32側面上の部分では大きく異なっている。従っ
て,矢印Cの部分の膜厚分だけエッチングストッパ3
4’膜を除去した場合には,矢印Dの部分でエッチング
ストッパ34’膜を完全に除去しきれなくなることがあ
る。
【0021】また,矢印Dの部分の膜厚分だけエッチン
グストッパ34’膜を除去した場合には,矢印Cの部分
のエッチングストッパ34’膜の下方に形成されている
ドレイン領域30までエッチングしてしまう場合があ
る。その結果,当該部分で導通不良や電気的な抵抗の変
化が生じ,メモリの歩留りが低下することがある。
【0022】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みて成されたものであり,本発明の第4の
目的は,均一なエッチングストッパパターンを形成する
ことにより,所望の形状のコンタクトホールを形成する
ことができ,導通不良や電気的な抵抗の変化を防止する
ことが可能な,新規かつ改良された不揮発性半導体メモ
リ装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は,マトリクス状
に配されたフローティングゲートとコントロールゲート
を含む複数の積層体を各々接続して成るワード線と,ワ
ード線の一の側方に配された複数のソース領域を各々接
続して成るソース線と,ワード線の他の側方に配された
複数のドレイン領域上に各々形成されるコンタクトホー
ルとを備え,ワード線によりソース線とコンタクトホー
ルが自己整合的に形成されて成る不揮発性半導体メモリ
装置に適用されるものである。そして,請求項1に記載
の発明は,ワード線に対してフォトリソグラフィ処理時
に使用される所定波長の光が照射された際に,ワード線
表面の前記光の反射率が40%以下であることを特徴と
している。
【0024】かかる構成によれば,フォトリソグラフィ
処理時に使用される所定波長の光が照射された際の反射
率を40%以下にすることができるため,かかる光の乱
反射を抑制し,そのワード線表面に形成されるレジスト
パターン,例えばワード線のソース領域側に形成された
フィールド酸化膜を所定のエッチング処理により除去す
る際のエッチングマスクとなるレジストパターンを所望
の均一な形状に形成することができる。その結果,所定
のフィールド酸化膜のみを除去することが可能となり,
ワード線が形成されている方向と隣り合ったコンタクト
ホールの電気的なショートを防止することができるた
め,上述の如くワード線によりソース線とコンタクトホ
ール(ドレインコンタクトホール)が自己整合的に形成
されるメモリを均一製造し,かつ歩留りを向上させるこ
とができる。
【0025】また,請求項2に記載の発明は,積層体に
は,厚さが500オングストローム以下のシリコン酸化
膜から成る第1の絶縁膜と,厚さが2000オングスト
ローム以下のシリコン窒化膜から成る第2の絶縁膜が順
次形成されることを特徴としている。かかる構成によれ
ば,積層体のメモリ基板側に配される第1の絶縁膜が,
上記厚さのシリコン酸化膜から形成され,その第1の絶
縁膜上,すなわち積層体の表面に配される第2の絶縁膜
が上記厚さのシリコン窒化膜から形成されるため,フォ
トリソグラフィ処理時に使用される所定波長の光が照射
された際の反射率を40%以下にすることができる。そ
の結果,請求項1に記載の発明の如く,ワード線上に形
成されるレジストパターンを均一に形成することができ
るため,所定のフィールド酸化膜のみを除去することが
可能となり,ワード線が形成されている方向と隣り合っ
たコンタクトホールの電気的なショートを防止すること
ができる。
【0026】また,請求項3に記載の発明は,コントロ
ールゲートと第1の絶縁膜の間には,反射防止膜が形成
されることを特徴としている。かかる構成によれば,メ
モリ基板側に配されるコントロールゲートと,このコン
トロールゲート上に配される第1の絶縁膜との間に反射
防止膜が介装されるため,第1の絶縁膜と第2の絶縁膜
の材質や膜厚などを特に変更しなくても,フォトリソグ
ラフィ処理時に使用される所定波長の光が照射された際
の反射率を40%以下にすることができる。さらに,上
述した反射防止膜を,請求項4に記載の発明のように,
厚さが100オングストローム以上のアモルファスシリ
コン膜から形成することにより,ワード線表面の光の反
射率をさらに効果的に低下させることができる。
【0027】また,請求項5に記載の発明は,上述した
不揮発性半導体メモリ装置の製造方法において,積層体
に550℃以下の温度条件下で第1の絶縁膜と第2の絶
縁膜を成膜する工程を含むことを特徴としている。かか
る構成によれば,第1の絶縁膜と第2の絶縁膜は,55
0℃以下の温度条件下で形成されるため,それら第1の
絶縁膜と第2の絶縁膜が成膜される前に形成される素
子,例えばコントロールゲートに異常酸化が生じて,パ
ターン不良が発生することを防止することができる。そ
の結果,均一なメモリを製造することができ,歩留りを
向上させることができる。
【0028】また,請求項6に記載の発明は,上述した
不揮発性半導体メモリ装置において,積層体に形成され
る第1及び第2の絶縁膜と,不揮発性半導体メモリの被
エッチング面に形成され,第1及び第2の絶縁膜の積層
膜と,膜種と,膜厚と実質的に同一に構成されるエッチ
ングストッパ膜とを備えたことを特徴としている。
【0029】かかる構成によれば,エッチングストッパ
膜は,第1の絶縁膜と第2の絶縁膜の如く2層の膜から
形成されると共に,それら各膜は,第1の絶縁膜と第2
の絶縁膜と略同一に形成されるため,例えばドレイン領
域上とワード線上にまたがって一のコンタクトホールを
形成する場合でも,それら各部分の被エッチング膜を実
質的に同一のものとすることができる。その結果,均一
かつ所望の状態のコンタクトホールを一のエッチング処
理で形成することができる。
【0030】また,請求項7に記載の発明は,上述した
不揮発性半導体メモリ装置において,ソース領域を介し
て配された各ワード線間には,ドレイン領域側のワード
線側壁に形成されたサイドウォールと実質的に同一の材
料が充填されることを特徴としている。かかる構成によ
れば,上述したメモリの如くワード線間のソース領域上
に配線を形成する必要がない場合には,かかる部分をサ
イドウォール形成時にそのサイドウォールと略同一の材
料で埋め込むことにより,ソース領域を介する各ワード
線間の表面と,それら各ワード線の表面との高さを略同
一にすることができる。
【0031】その結果,エッチングストッパ膜が,略同
一平面であるワード線上とソース領域上に均一な膜厚で
形成されるため,かかる部分でのエッチングストッパ膜
の除去を均一かつ容易に行うことができ,所望の形状の
エッチングストッパパターンを形成させることができ
る。また,ソース領域を介して配された各ワード線の間
隔を,例えば請求項8に記載の発明のように,サイドウ
ォール幅の2倍以下に設定することにより,かかる間隔
領域をサイドウォールと略同一の材料で確実に埋め込む
ことができるため,さらにエッチングストッパ膜を均一
かつ確実に除去することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかる不揮発性半導体メモリ装置及びその
製造方法をメモリの製造方法に適用した実施の形態につ
いて詳細に説明する。なお,以下の説明において,略同
一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符
号を付することにより,重複説明を省略することとす
る。
【0033】(A)第1の実施の形態 まず,本発明の第1の実施の形態にかかるメモリの製造
方法について,詳細に説明する。なお,上述した従来の
技術と略同一の構成要素については,同一符号を付する
ことにより重複説明を省略する。始めに,本実施の形態
の理解を容易にするために,かかるメモリの製造工程に
ついて,図1〜図3を参照しながら概略的に説明する。
なお,同図中には,メモリのセル部分のみが記載されて
おり,そのセル周辺に配される例えばデコーダなどの回
路は省略されている。
【0034】(工程1’) まず,図1(a)に示した
ように,半導体材料,例えばp型単結晶シリコンから成
る基板10上に,不図示のゲート酸化膜と,タングステ
ンシリサイド膜から成るフローティングゲート12と,
ゲート間絶縁膜14と,コントロールゲート16と,本
実施の形態にかかる第1絶縁膜100と,本実施の形態
にかかる第2絶縁膜102を順次形成して素子分離を行
う。
【0035】(工程2’) 次いで,第2絶縁膜102
の表面上に所定のフォトリソグラフィ処理によりレジス
トパターン104を形成した後,そのレジストパターン
104をエッチングマスクとしてかかる基板10に対し
所定のエッチング処理を施すことにより,図2(b)に
示したように,上述した各素子が積層されたワード線1
06を形成する。
【0036】(工程3’) 次いで,図1(c)に示し
たように,後の工程で形成されるドレイン領域30の両
側に配置されているワード線106間を覆うようにし
て,所定のレジストパターン108を形成する。次い
で,このレジストパターン108をエッチングマスクを
して,基板10に対して所定のエッチング処理を施し,
後の工程で形成されるソース領域28の両側に配置され
るワード線106間に存在する不図示のフィールド酸化
膜を除去する。
【0037】(工程4’) 次いで,図2(d)に示し
たように,ワード線106の両側に露出する基板10の
表面に対して,所定のイオン注入処理と所定の熱処理を
施し,そのワード線106を介してソース領域28とド
レイン領域30を各々交互に形成すると共に,ワード線
106の側壁にサイドウォール32を形成する。次い
で,ワード線106やサイドウォール32などが形成さ
れた基板10の表面全体に対して所定の成膜処理を施
し,不図示のエッチングストッパ膜を形成する。
【0038】(工程5’) 次いで,図2(e)に示し
たように,そのエッチングストッパ膜上に不図示のレジ
ストパターンを形成した後,所定のエッチング処理を施
すことにより,ドレイン領域30の表面からこのドレイ
ン領域30の両側に配置されているワード線106の側
壁及び上部表面の一部に至るまでの部分,すなわちドレ
インコンタクトホール40が開口される部分にエッチン
グストッパパターン34を形成する。次いで,再びワー
ド線106やサイドウォール32などが形成された基板
10の表面全体に対して所定の成膜処理,例えばCVD
処理を施し,中間絶縁膜36を形成する。
【0039】(工程6’) 次いで,図3(f)に示し
たように,その中間絶縁膜36上に所定のレジストパタ
ーン38を形成した後,そのレジストパターン28をエ
ッチングマスクとして所定のエッチング処理を施すこと
により,ドレイン領域30上にドレインコンタクトホー
ル40を開口する。
【0040】(工程7’) 次いで,図3(g)に示し
たように,中間絶縁膜36とドレインコンタクトホール
40が形成された基板10の表面に導電性材料,例えば
アルミニウムなどの金属から成る配線層42を形成する
ことにより,メモリを製造する構成となっている。
【0041】次に,本実施の形態にかかる均一なレジス
トパターン108の形成方法について詳細に説明する。
上述の如く図1(a)に対応する工程1’では,基板1
0上にワード線106を形成すべく,順次不図示のゲー
ト酸化膜と,フローティングゲート12と,ゲート間絶
縁膜14と,コントロールゲート16と,第1絶縁膜1
00と,第2絶縁膜102を積層する。
【0042】この際,上述した図1(c)に対応する工
程3’でレジストパターン108を形成する際のフォト
リソグラフィ処理時に使用される所定波長,例えば36
5nmの光をワード線106表面,すなわち第2絶縁膜
102表面に対して照射した際に,その光の反射率が4
0%以下となるように図1(a)に対応する工程1’に
おいて第1絶縁膜100と第2絶縁膜102を形成する
構成となっている。すなわち,図4に示したように,か
かる反射率が40%を超える場合には,上述した図1
(c)に対応する工程3’において,後にソース領域2
8となる領域の両側のワード線106間に形成された不
図示のフィールド酸化膜の除去時に使用されるレジスト
パターン108が,例えば図5に示したように,略波状
に蛇行して形成されてしまうことがある。
【0043】従って,このレジストパターン108を基
板10上に均一に形成するためには,かかる反射率を4
0%以下に抑えることが必要となる。なお,同図中の縦
軸は,図5に示したように,レジストパターン108の
最大蛇行部108aの側面108a’と最小蛇行部10
8bの側面108b’との距離(μm)を表し,また横
軸は,フォトリソグラフィ時に使用される光,例えば波
長が365nmの光を照射した場合のワード線106表
面の反射率(%)を表している。
【0044】そこで,発明者は,上述した40%以下の
反射率を達成すべく,第1絶縁膜100と第2絶縁膜1
02の各膜厚を適宜変更し,ワード線106表面の反射
率を測定したところ,以下のような知見を得た。すなわ
ち,第1絶縁膜100にシリコン酸化膜を適用し,第2
絶縁膜102にシリコン窒化膜を適用した場合には,図
6に示したように,第1絶縁膜100の膜厚を500オ
ングストローム以下にし,第2絶縁膜102の膜厚を2
000オングストローム以下にすることにより,ワード
線106表面の反射率を40%以下に抑えることができ
る。なお,同図中の縦軸は,フォトリソグラフィ時に使
用される光,例えば波長が365nmの光を照射した場
合のワード線106表面の反射率(%)を表し,また横
軸は,第2絶縁膜102の膜厚を表している。
【0045】従って,上述の如くシリコン酸化膜から成
る第1絶縁膜100の膜厚を500オングストローム以
下とし,またシリコン窒化膜から成る第2絶縁膜102
の膜厚を2000オングストローム以下とすることによ
り,レジストパターン108を均一に形成することがで
きる。その結果,後にソース領域28となる領域の両側
のワード線106間に形成された不図示のフィールド酸
化膜のみを所望の状態での除去することができるため,
後に形成されるドレインコンタクトホール40の絶縁不
良を効果的に防止することができる。
【0046】また,本実施の形態の如く第1絶縁膜10
0と第2絶縁膜102の各膜厚を調整することができな
い場合には,図7(a)に示したように,第2絶縁膜1
02の表面上に本実施の形態にかかる反射防止膜110
を形成して,上述した40%以下の反射率を達成する構
成としても良い。ところで,発明者は,かかる反射防止
膜110を採用するにあたり,上述した40%以下の反
射率を達成すべく,その反射防止膜110膜厚を適宜変
更し,ワード線106表面の反射率を測定したところ,
以下のような知見を得た。
【0047】すなわち,アモルファスシリコン膜から成
る反射防止膜110を第2絶縁膜102上に形成した場
合には,図8に示したように,その反射防止膜110の
膜厚を100オングストローム以上にすることにより,
かかるワード線106表面の反射率を40%以下に抑え
ることができる。なお,同図中の縦軸は,フォトリソグ
ラフィ時に使用される光,例えば波長が365nmの光
を照射した場合のワード線106表面の反射率(%)を
表し,また横軸は,反射防止膜110の膜厚を表してい
る。
【0048】従って,このように100オングストロー
ム以上の膜厚の反射防止膜110を第2絶縁膜102上
に形成することにより,上述の如く第1絶縁膜100と
第2絶縁膜102の各膜厚を所定値に設定した場合と同
様に,レジストパターン108を均一に形成することが
できる。その結果,後にソース領域28となる領域の両
側のワード線106間に形成された不図示のフィールド
酸化膜のみを所望の状態で除去することができる。
【0049】また,上述の如く第2絶縁膜102上に反
射防止膜110を形成した場合には,レジストパターン
108を形成した後の工程で,かかる反射防止膜110
を除去する工程が必要となる。そこで,その反射防止膜
110の除去工程を省略する場合には,図7(b)に示
したように,コントロールゲート16と第1絶縁膜10
0の間に反射防止膜110を形成すればよい。その結
果,第2絶縁膜102上に反射防止膜110が形成され
ないため,その反射防止膜110を除去する必要がなく
なると共に,ワード線106に対してフォトリソグラフ
ィ処理時に照射される光の反射を効果的に抑制すること
ができる。
【0050】(B)第2の実施の形態 次に,本発明の第2の実施の形態について,詳細に説明
する。この第2の実施の形態にかかるメモリの製造方法
の基本的な構成は,上述した第1の実施の形態にかかる
同方法と同一であるため,略同一の構成要素については
同一の符号を付することにより,その詳細な説明は省略
することとする。ただし,上記第1の実施の形態は,第
1絶縁膜100や第2絶縁膜102などを形成する際の
熱処理の温度については特に規定していなかったのに対
して,かかる第2の実施の形態には,上述した熱処理の
温度を規定したことを特徴としている。
【0051】すなわち,上述した第1の実施の形態の図
1(a)に対応する工程1’において,基板10上に複
数の各素子と共に第1絶縁膜100と第2絶縁膜102
を形成するが,かかる絶縁膜の形成時には,基板10を
高温条件下で酸素雰囲気中に曝すこととなる。その結
果,ワード線106内のタングステンシリサイド膜から
成るコントロールゲート16が異常酸化されてしまうこ
とがある。
【0052】しかしながら,発明者の知見によれば,図
9に示したように,それら第1絶縁膜100と第2絶縁
膜102の各成膜工程において,かかる温度条件を55
0℃以下に設定することにより,コントロールゲート1
6の異常酸化を防止することができることを見出した。
従って,本実施の形態においては,それら第1絶縁膜1
00と第2絶縁膜102の成膜工程や他の熱処理工程を
550℃以下の条件下で行うことにより,コントロール
ゲート16の異常酸化によるパターン不良を防止するこ
とができる。
【0053】(C)第3の実施の形態 次に,本発明の第3の実施の形態について,詳細に説明
する。この第3の実施の形態にかかるメモリの製造方法
の基本的な構成も,上述した第1及び第2の実施の形態
にかかる同方法と同一であるため,略同一の構成要素に
ついては同一の符号を付することにより,その詳細な説
明は省略することとする。ただし,上記第1及び第2の
実施の形態は,第1絶縁膜100と第2絶縁膜102の
製造工程に関するものであるのに対して,かかる第3の
実施の形態は,均一なドレインコンタクトホール40を
形成することを特徴としている。
【0054】すなわち,上述の如く,第1の実施の形態
にかかる図3(f)に対応する工程6’において所望の
形状のドレインコンタクトホール40を形成するべく,
その前工程である図2(e)に対応する工程5’におい
て,ドレイン領域30表面からその両側に配置される各
ワード線106の表面の一部に至るまでエッチングスト
ッパパターン34が形成される。しかし,ドレインコン
タクトホール40は,上述の如くドレイン領域30上に
形成される部分と,ワード線106上に形成される部分
があるため,被エッチング膜の膜厚がそれら各部分によ
って異なり,均一な形状のドレインコンタクトホール4
0を形成することは困難な場合が多い。
【0055】そこで,本実施の形態においては,図10
(a)に示したように,エッチングストッパパターン3
4に代えて,第1絶縁膜100及び第2絶縁膜102と
略同一材料で略同一膜厚のエッチングストッパパターン
112を形成する構成となっている。なお,図10
(b)は,図10(a)の紙面横方向から見た概略的な
断面図である。ここで,エッチングストッパパターン1
12の成膜工程について説明すると,上述した図2
(d)に対応する工程4’において,まずワード線10
6やサイドウォール32などが形成された基板10の表
面に対し,第1絶縁膜100と略同一材料で略同一膜厚
の第1エッチングストッパ膜112aを形成する。
【0056】次いで,その第1エッチングストッパ膜1
12a上に,第2絶縁膜102と略同一材料で略同一膜
厚の第2エッチングストッパ膜112bを形成する。次
いで,上述した図2(d)に対応する工程5’と同様
に,第2エッチングストッパ膜112b上に形成された
所定のレジストパターンをエッチングマスクとして基板
10に対して所定のエッチング処理を施すことにより,
エッチングストッパパターン112が形成される構成と
なっている。
【0057】従って,ドレイン領域30上の被エッチン
グ膜は,中間絶縁膜36と本実施の形態にかかるエッチ
ングストッパパターン112であり,ワード線106上
の被エッチング膜は,中間絶縁膜36と第2絶縁膜10
2と第1絶縁膜100となる。その結果,エッチングス
トッパパターン112は,上述の如く第1絶縁膜100
と第2絶縁膜102と略同一に構成されているため,か
かるドレインコンタクトホール40を均一かつ容易に形
成することができる。
【0058】(D)第4の実施の形態 次に,本発明の第4の実施の形態について,詳細に説明
する。この第4の実施の形態にかかるメモリの製造方法
の基本的な構成も,上述した第1,第2及び第3の実施
の形態にかかる同方法と同一であるため,略同一の構成
要素については同一の符号を付することにより,その詳
細な説明は省略することとする。ただし,上記第3の実
施の形態は,ドレインコンタクトホール40の製造工程
に関するものであるのに対して,かかる第4の実施の形
態は,そのドレインコンタクトホール40の形成時に使
用されるエッチングストッパパターン34を均一に形成
することを特徴としている。
【0059】すなわち,上述した第1の実施の形態にか
かる図2(d)に対応する工程4’で形成される不図示
のエッチングストッパ膜は,ドレイン領域30上のみで
なくソース領域28上や,ワード線106のソース領域
28側に形成されたサイドウォール30の表面上にも形
成される。かかる部分に形成されたエッチングストッパ
膜は,メモリの製造工程には何ら関与せず,不要なもの
であるため,図2(e)に対応する工程5’において除
去される。
【0060】しかしながら,かかる部分の膜厚,すなわ
ちソース領域28上のエッチングストッパ膜と,サイド
ウォール30表面のエッチングストッパ膜の膜厚は異な
っている。従って,ソース領域28上などの不要なエッ
チングストッパ膜を除去すべく,同時にエッチング処理
を行った場合には,その異なる膜厚により均一な除去を
行うことは困難である。また,ワード線106のソース
領域28側に形成されたサイドウォール30も,メモリ
の製造工程においては必要なものではない。
【0061】そこで,本実施の形態では,図11に示し
たように,上述した図2(d)に対応する工程4’にお
いてワード線106の側壁にサイドウォール32を形成
する際に,ソース領域28の両側に配置されるワード線
106間をそのサイドウォール32で埋め込むと共に,
このサイドウォール32の表面とワード線106の表面
が略同一の高さとなるように構成されている。その結
果,ソース領域28上,すなわちかかる部分のサイドウ
ォール32表面からその両側の各ワード線106表面に
かけて均一な面が形成されるため,上述した図2(d)
に対応する工程4’で均一な膜厚のエッチングストッパ
膜を形成することができ,ソース領域28上のエッチン
グストッパ膜の除去を均一かつ容易に行うことができ
る。
【0062】以上,本発明の好適な実施の形態につい
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり,それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば,ワード線にフォトリソ
グラフィ処理時に使用される所定波長の光が照射された
際のワード線表面の光の反射率が40%以下であるた
め,かかる光の乱反射を防止し,ワード線上に均一なレ
ジストパターンを形成することができる。その結果,そ
のレジストパターンをエッチングマスクとして,かかる
メモリ基板上に正確かつ確実なエッチング処理を施すこ
とができるため,所望のメモリを製造することができ,
かつ歩留りを向上させることができる。
【0064】また,ワード線を構成する第1の絶縁膜と
第2の絶縁膜は,550℃以下の温度条件下で成膜され
るため,この工程以前に形成された他の素子に対して損
傷を与えることがない。さらに,エッチングストッパ膜
が,第1及び第2の絶縁膜と略同一に構成されているた
め,不要なエッチングストッパ膜を均一かつ確実に除去
することができる。さらにまた,エッチングストッパパ
ターンが形成されない部分でのエッチングストッパ膜を
均一な平面上に形成することができるため,そのエッチ
ングストッパ膜の除去を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能なメモリの製造工程を説明
するための概略的なメモリ基板の断面図である。
【図2】 本発明を適用可能なメモリの製造工程を説明
するための概略的なメモリ基板の断面図である。
【図3】 本発明を適用可能なメモリの製造工程を説明
するための概略的なメモリ基板の断面図である。
【図4】 かかるメモリの製造工程の一工程である第1
及び第2絶縁膜の成膜工程を説明するための概略的な説
明図である。
【図5】 かかるメモリの製造工程の一工程である第1
及び第2絶縁膜の成膜工程を説明するための概略的な説
明図である。
【図6】 かかるメモリの製造工程の一工程である第1
及び第2絶縁膜の成膜工程を説明するための概略的な説
明図である。
【図7】 かかるメモリの製造工程に適用可能な反射防
止膜を説明するための概略的なメモリ基板の断面図であ
る。
【図8】 図7に示した反射防止膜を説明するための概
略的な説明図である。
【図9】 他の実施の形態にかかるメモリの製造工程の
一工程である第1及び第2絶縁膜の成膜工程を説明する
ための概略的な説明図である。
【図10】 本発明を適用可能な他のメモリの製造工程
を説明するための概略的なメモリ基板の断面図である。
【図11】 本発明を適用可能な他のメモリの製造工程
を説明するための概略的なメモリ基板の断面図である。
【図12】 従来のメモリの製造工程を説明するための
概略的なメモリ基板の断面図である。
【図13】 従来のメモリの製造工程を説明するための
概略的なメモリ基板の断面図である。
【図14】 従来のメモリの製造工程を説明するための
概略的なメモリ基板の断面図である。
【図15】 従来のメモリの製造工程が有する問題点を
説明するための概略的な説明図である。
【図16】 従来のメモリの製造工程が有する問題点を
説明するための概略的なメモリの断面図である。
【図17】 従来のメモリの製造工程が有する問題点を
説明するための概略的なメモリの断面図である。
【符号の説明】
10 基板 16 コントロールゲート 28 ソース領域 30 ドレイン領域 32 サイドウォール 34 エッチングストッパパターン 100 第1絶縁膜 102 第2絶縁膜 104,108 レジストパターン 106 ワード線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配されたフローティング
    ゲートとコントロールゲートを含む複数の積層体を各々
    接続して成るワード線と;前記ワード線の一の側方に配
    された複数のソース領域を各々接続して成るソース線
    と;前記ワード線の他の側方に配された複数のドレイン
    領域上に各々形成されるコンタクトホールとを備え;前
    記ワード線により前記ソース線と前記コンタクトホール
    が自己整合的に形成されて成る不揮発性半導体メモリ装
    置において:前記ワード線に対してフォトリソグラフィ
    処理時に使用される所定波長の光が照射された際に,前
    記ワード線表面の前記光の反射率が40%以下であるこ
    とを特徴とする,不揮発性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記積層体には,厚さが500オングス
    トローム以下のシリコン酸化膜から成る第1の絶縁膜
    と,厚さが2000オングストローム以下のシリコン窒
    化膜から成る第2の絶縁膜が順次形成されることを特徴
    とする,請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロールゲートと前記第1の絶
    縁膜の間には,反射防止膜が形成されることを特徴とす
    る,請求項2に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記反射防止膜は,厚さが100オング
    ストローム以上のアモルファスシリコン膜であることを
    特徴とする,請求項3に記載の不揮発性半導体メモリ装
    置。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に配されたフローティング
    ゲートとコントロールゲートを含む複数の積層体を各々
    接続して成るワード線と;前記ワード線の一の側方に配
    された複数のソース領域を各々接続して成るソース線
    と;前記ワード線の他の側方に配された複数のドレイン
    領域上に各々形成されるコンタクトホールとを備え;前
    記ワード線により前記ソース線と前記コンタクトホール
    が自己整合的に形成されて成る不揮発性半導体メモリ装
    置の製造方法において:前記積層体に550℃以下の温
    度条件下で第1の絶縁膜と第2の絶縁膜を成膜する工程
    を含むことを特徴とする,不揮発性半導体メモリ装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配されたフローティング
    ゲートとコントロールゲートを含む複数の積層体を各々
    接続して成るワード線と;前記ワード線の一の側方に配
    された複数のソース領域を各々接続して成るソース線
    と;前記ワード線の他の側方に配された複数のドレイン
    領域上に各々形成されるコンタクトホールとを備え;前
    記ワード線により前記ソース線と前記コンタクトホール
    が自己整合的に形成されて成る不揮発性半導体メモリ装
    置において:前記積層体に形成される第1及び第2の絶
    縁膜と;前記不揮発性半導体メモリの被エッチング面に
    形成され,前記第1及び第2の絶縁膜の積層膜と,膜種
    と,膜厚と実質的に同一に構成されるエッチングストッ
    パ膜と;を備えたことを特徴とする,不揮発性半導体メ
    モリ装置。
  7. 【請求項7】 マトリクス状に配されたフローティング
    ゲートとコントロールゲートを含む複数の積層体を各々
    接続して成るワード線と;前記ワード線の一の側方に配
    された複数のソース領域を各々接続して成るソース線
    と;前記ワード線の他の側方に配された複数のドレイン
    領域上に各々形成されるコンタクトホールとを備え;前
    記ワード線により前記ソース線と前記コンタクトホール
    が自己整合的に形成されて成る不揮発性半導体メモリ装
    置において:前記ソース領域を介して配された前記各ワ
    ード線間には,前記ドレイン領域側の前記ワード線側壁
    に形成されたサイドウォールと実質的に同一の材料が充
    填されることを特徴とする,不揮発性半導体メモリ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ソース領域を介して配された前記各
    ワード線の間隔は,前記サイドウォール幅の2倍以下に
    設定されることを特徴とする,請求項7に記載の不揮発
    性半導体メモリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4974880B2 (ja) * 2005-01-27 2012-07-11 スパンション エルエルシー 半導体装置及びその製造方法
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