JPH1168030A - 半導体メモリカード及びこれを用いた半導体メモリシステム - Google Patents

半導体メモリカード及びこれを用いた半導体メモリシステム

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JPH1168030A
JPH1168030A JP9216872A JP21687297A JPH1168030A JP H1168030 A JPH1168030 A JP H1168030A JP 9216872 A JP9216872 A JP 9216872A JP 21687297 A JP21687297 A JP 21687297A JP H1168030 A JPH1168030 A JP H1168030A
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semiconductor memory
substrate
memory card
memory system
pads
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JP9216872A
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Shuichi Ishimura
村 秋 一 石
Toshiro Yokoyama
山 敏 郎 横
Takamitsu Sumiyoshi
吉 貴 充 住
Isao Baba
場 勲 馬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積度・低コストでかつメモリ容量と処理
速度が極めて大きい半導体メモリカードおよびこれを用
いた半導体メモリシステムを提供する。 【解決手段】 一辺端部にコネクタ接続用の基板端子1
7を所定の間隔で複数個配設し、SGS配線方式で放射
状に形成されたリード配線18を主面に配設した第1の
基板22と、上記第1の基板22上に実装され、リード
配線18を介して基板端子17に直接接続された複数の
電極パッド21を有する半導体メモリチップ20aとを
備えた半導体メモリカード10を上記第1の基板22の
基板端子17により、上記基板端子17に対応した端子
列を備えたコネクタ5に着脱自在に係合し、上記コネク
タ5を信号伝搬が飽和する間隔で複数個並列に第2の基
板2に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータなど
の情報機器のメモリシステムとして、いわゆるSIMM
/DIMM(Single Inline Memory Module/Dual
Inline Memory Module )方式が用いられている。こ
れは、SOJ(Small Outline J-leaded)パッケー
ジをなすメモリICを複数個基板に実装したメモリカー
ドをマザーボードにコネクタを介して装着するものであ
る。以下、図面を参照しながら、SIMM/DIMM方
式によるメモリシステムについて説明する。
【0002】図16は、SIMM/DIMM方式のメモ
リカードの一例を示す斜視図である。
【0003】図16において、メモリカード160に
は、4Mbitのメモリチップを搭載し、SOJで表面
実装された8個のメモリIC170aないし170hが
矩形のメモリカード基板161の正面視における左右に
4個ずつ一定の間隔で並列に配設されている。各メモリ
IC170は、メモリカード基板161の長辺側に所定
のピッチで金メッキ等により形成された72個のピン1
62のそれぞれと接続されており、このピン162を通
して外部の(マザーボード上の)マイクロプロセッサと
信号の送受を行なう。
【0004】メモリカード基板161の中央部手前側に
は、遅延制御回路を搭載した半導体パッケージ180が
配設されている。これは、各メモリIC170aないし
70hとマイクロプロセッサ1との物理的な距離が異な
るため生ずる信号伝搬遅延を制御するためである。
【0005】図17は、このようなメモリカード160
をマザーボードに接続した様子を示す平面図である。
【0006】図17において、矩形の形状を有するマザ
ーボード152の一部には、マイクロプロセッサ1が配
設されている。マイクロプロセッサ1の近傍には、コネ
クタ155が相互に所定の間隔d2をもって並行に配設
されている。この間隔d2は、このメモリシステムにお
いて、10mmである 各コネクタの底部には、図16に示したメモリカード1
60のピン162の配列に対応して接続ピンが形成さ
れ、マザーボード152の中に形成された配線(図示せ
ず)に接続されている。メモリカード160は、コネク
タ155の左右の側面内側に設けられた溝に沿ってコネ
クタ155に挿入され、ピン161がコネクタ155の
底部の接続ピンに係合することによって固定され、この
コネクタ155を介してマザーボード152の基板の配
線に接続されている。
【0007】図8は、図17に示した接続具体例のXー
X断面図である。マザーボード152の上にコネクタ1
55が等間隔d2で配設され、コネクタ155に挿入さ
れたメモリカード160がこのコネクタ155とマザー
ボード内の配線(図示せず)を介してマイクロプロセッ
サ1と接続されている。
【0008】このような構成を有するSIMM/DIM
M方式のメモリシステムは、予め4個ないし8個程度の
コネクタを実装しておき必要に応じてメモリカードを追
加装着し、または、メモリ容量の大きいメモリカードに
交換することにより手軽にメモリ容量を増大することが
できるというメリットがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、マイクロプロセ
ッサの処理能力は加速度的に向上しており、その取扱う
データ量が極めて膨大なものになっている。特に、本格
的なマルチメディア時代を迎えてDVD(Digital Vi
deo Disk)のように、キャラクタ情報のみならず画像
情報や音声情報を大量に取扱うようになっており、大容
量のメモリシステムが不可欠となっている。
【0010】しかしながら、従来のメモリシステムで
は、標準のDIP(Dual Inline Package)形式のメ
モリICを実装したメモリカードをコネクタに挿入する
形式であるため、大容量のメモリ部を構成するために
は、1枚のメモリカードの容量を増加させることおよび
多数のメモリカードを実装する必要がある。
【0011】ここで、1枚のメモリカードの容量は、メ
モリICの搭載個数が通常8〜16個であることに伴う
制限があり、例えば、2MBのICを実装した場合であ
っても、DIMM方式で32MBのメモリ容量にとどま
る。
【0012】一方、SIMM/DIMM方式のメモリカ
ードは、面積で約110mm×25mm、厚さで約10
mmもあり、これを装着するためのコネクタの幅と奥行
はこれを上回るため、マザーボード内での占有面積が大
きく、実装されるメモリカードの枚数は通常4〜8程度
であり、メモリカードの実装枚数を増加させるのは困難
である。しかも、メモリカード上のICどうしの実装時
の干渉や十分な放熱を確保するため等の物理的な制約か
らメモリカードの装着用のコネクタ間ピッチを現状以上
に縮小させることは困難である。
【0013】このように大きな外形寸法を有するコネク
タやメモリカードを使用しているため、マイクロプロセ
ッサから見たメモリチップまでの距離、すなわち配線長
は100mm以上にもなることがあり、しかも端子位置
によるばらつきも大きいので、信号の伝播および周波数
特性に悪影響を与えている。このため、メモリカード内
では、図16に示したような信号遅延を調整するための
遅延回路が必要となり、これにより、メモリカードのコ
スト上昇を招いている。
【0014】このような種々の問題を解決するために
は、規格化されている現状の配線間ピッチやコネクタの
端子間ピッチを縮小させることが必要となっているが、
一般的に配線間ピッチを縮小化すると、信号配線間の相
互干渉が起こりクロストークが増加することが知られて
いる。
【0015】このような問題を解決するために、信号線
と信号線の間に接地線を挿入するSGS(Signal Gro
und Signal)配線が有効であることは知られている
が、現状のメモリICを用いる標準化されたメモリカー
ドでは集積度を上げるために既に4層基板を採用してお
り、SGS配線を採用する余裕はない。
【0016】以上のように、従来のSIMM/DIMM
方式に基づくメモリシステムでは、メモリ容量、集積
度、動作特性およびコスト等の点で問題があった。
【0017】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、大容量でありながら占有面積が
小さく、動作特性の良好な半導体メモリカード及びこれ
を用いた半導体メモリシステムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より、上記課題の解決を図るものである。
【0019】即ち、本発明(請求項1)によれば、一辺
端部に所定間隔でコネクタ接続用の複数の基板端子を配
設した基板と、前記基板上に実装され、前記基板端子に
直接接続された複数の電極パッドを有する半導体メモリ
チップとを備えた半導体メモリカードが提供される。
【0020】上記半導体メモリチップは、上記基板の主
面に実装され、上記電極パッドは、上記半導体メモリチ
ップの少なくとも一辺の周縁部に備えられ、上記基板の
主面に配設された複数のリード配線を介して上記基板端
子に接続されていると良い。また、上記複数のリード配
線は、少なくともその一部が上記メモリチップの一辺か
ら上記基板の一辺端部に向かう放射形状をなすものであ
ると良い。
【0021】また、上記複数のリード配線は、信号配線
と、上記信号配線の間に配設された接地配線とを単位と
して構成されることが望ましい。
【0022】また、上記基板端子を除く上記基板の主面
は、樹脂で封止されていることが望ましい。
【0023】また、上記基板の主面の樹脂封止装置の樹
脂導入口に対応する周辺位置には、樹脂の流入を円滑化
させるための金属メッキが備られていると良い。
【0024】また、上記基板には、上記半導体メモリチ
ップに対応する位置に放熱用の表裏貫通孔が穿設されて
いると良い。
【0025】また、上記基板は、上記半導体メモリチッ
プが実装された面の反対の面に放熱板が装着されている
と良い。
【0026】また、上記基板の裏面には、半分以上の面
積に及ぶ接地パターンが形成されていることが好まし
い。
【0027】上記メモリカードは、基板の中央部に矩形
状の開口を有し、上記電極パッドは、上記半導体メモリ
チップの中央部に上記開口に対応する形状で列をなして
備えられ、上記半導体メモリチップは、上記電極パッド
が上記開口内に収まるように上記基板の裏面に実装さ
れ、電極パッドは、上記開口を越えて配設されるワイヤ
を介して上記基板の上面に形成された複数のリード配線
と接続されているものでも良い。
【0028】また、本発明(請求項11)によれば、一
辺端部に所定間隔で配設されたコネクタ接続用の複数の
基板端子と、上記基板端子から放射状に配設され、信号
配線と上記信号配線の相互間に配設された接地配線とを
有する複数のリード配線とを備えた基板と、上記基板の
主面に実装され、複数の電極パッドが上記複数のリード
配線を介して上記基板端子に直接接続された半導体メモ
リチップと、上記基板の主面を封止して上記複数のリー
ド配線と上記メモリチップを保護する樹脂と、上記基板
の裏面に半分以上の面積を占有して形成された接地パタ
ーンと、上記裏面の端部に形成され上記樹脂の流入を円
滑化させる金属メッキとを備えた半導体メモリカードが
提供される。
【0029】また、本発明(請求項20)によれば、半
導体メモリチップを搭載し、上記半導体メモリチップの
電極パッドに直接接続された端子が一辺端部に基板端子
として第1の所定の間隔で複数個配設された少なくとも
1つの第1の基板と、上記基板端子に対応した端子列を
備え、上記第1の基板と着脱自在に係合するコネクタが
第2の所定の間隔で複数個並行に配設された第2の基板
とを備えた半導体メモリシステムが提供される。
【0030】上記半導体メモリチップは、上記第1の基
板の主面に実装され、上記電極パッドは、上記半導体メ
モリチップの少なくとも一辺の周縁部に備えられ、上記
第1の基板の主面に配設された複数のリード配線を介し
て上記端子に接続されていると良い。
【0031】また、上記複数のリード配線は、少なくと
もその一部が上記メモリチップの一辺から上記第1の基
板の一辺端部に向かう放射形状をなすものであると良
い。
【0032】また、上記複数のリード配線は、信号配線
と、上記信号配線の間に配設された接地配線とを単位と
して構成されることが望ましい。
【0033】また、上記第1の基板は、主面が樹脂で封
止されていることが望ましい。
【0034】また、上記第1の基板の主面の樹脂封止装
置の樹脂導入口に対応する周辺位置には、樹脂の流入を
円滑化させるための金属メッキが備えられていると良
い。
【0035】また、上記第1の基板には、上記半導体メ
モリチップに対応する位置に放熱用の表裏貫通孔を穿設
されていると良い。
【0036】また、上記第1の基板は、上記半導体メモ
リチップが実装された面に反対の面に放熱板が配設され
ていると良い。
【0037】また、上記第1の基板の裏面には、半分以
上の面積に及ぶ接地パターンが形成されているとなお良
い。
【0038】上記第1の基板は、中央部に矩形状の開口
を有し、上記電極パッドは、上記半導体メモリチップの
中央部に上記開口に対応する形状で列をなして備えら
れ、上記半導体メモリチップは、上記電極パッドが上記
開口内に収まるように上記第1の基板の裏面に実装さ
れ、電極パッドは、上記開口を介してワイヤにより上記
第1の基板の上面に配設された上記複数のリード配線と
接続されているものでも良い。
【0039】上記半導体メモリチップは、マイクロプロ
セッサに機能認識用の信号を供給する特性認識回路を備
えることが望ましい。
【0040】また、上記特性認識回路は、メモリのスピ
ードを上記マイクロプロセッサに伝達する回路であると
良い。
【0041】また、上記スピードは、複数の段階でなる
と良い。
【0042】また、上記特性認識回路は、上記半導体メ
モリチップの外部に延在する外部配線を備え、上記外部
配線の開放と短絡により上記スピードの段階を変更して
上記マイクロプロセッサに伝達する回路であると良い。
【0043】さらに、上記基板は、上記外部配線に接続
された複数の切換パッドをさらに備え、上記特性認識回
路は、上記切換パッドに接続され、上記切換パッド相互
間配線の開放と短絡により仕様変更が可能であると良
い。
【0044】上記特性切換パッドは、相互に接続されて
おり、外部の高電圧印加パッドから高電圧を印加される
ことにより相互に開放されるものでも良い。
【0045】また、上記特性切換パッドは、相互に接続
されており、レーザビームの照射により相互に開放され
るものでも良い。
【0046】さらに、上記特性切換パッドは、相互に開
放されており、導電体の装着により相互に短絡されるも
のでも良い。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて、図面を参照しながら説明する。なお、以
下の各図において、同一の部分には同一の参照番号を付
してその説明は省略する。
【0048】まず、本発明にかかる半導体メモリカード
の実施の形態のいくつかについて説明する。
【0049】図4は、本発明にかかる半導体メモリカー
ドの第1の実施の形態である半導体メモリカード10の
斜視図であり、また図5は、この半導体メモリカード1
0の平面図である。
【0050】図4および図5において、メモリカード基
板22の表面のやや奥側中央に半導体メモリチップ20
aが接着材料14を介してメモリカード基板22に固着
されている。半導体メモリチップ20aの上面手前部分
には、電極パッド21が形成されている。
【0051】メモリカード基板22の下端部には基板端
子であるピン17a,17b・・・・が微小なピッチ間
隔で形成されている。
【0052】メモリカード基板22の主面であって、半
導体メモリチップ20aの下端近傍からは、各ピンに至
るまで放射状にリード配線18が形成され、さらに、本
発明において特徴的な点として、メモリチップの電極パ
ッド21は、ワイヤ13を介してこのリード配線18に
直接接続されている。
【0053】さらに、ピン17a,17c,17e・・
・は、マザーボード内の接地線に接続され、ピン17
b,17d,17fは、マザーボード内の信号側に接続
されている。このように、本実施形態においては、半導
体メモリチップを直接メモリカード基板に装着し、ワイ
ヤ結線をするため、メモリカード上にリード配線のため
の面積の余裕ができるので、接地側と信号側に交互に各
ピンを接続することが可能になる。これにより、SGS
配線を実現することができる。
【0054】このような端子配列を行うことにより、本
発明にかかる半導体メモリカードを用いたメモリシステ
ムにおいてクロストークノイズの発生が防止される。
【0055】メモリカード基板10の右端部の奥側に形
成されたピン81ないし83と、メモリカード基板10
の主面の右奥に配設され、これらピン81ないし83に
それぞれ接続された特性切換パッド87ないし89、お
よびこれら特性切換パッド87ないし89の相互間に接
続されたヒューズ84,85は、本発明における特徴点
である特性切換回路を構成する。この特性切換回路につ
いては、後述する。
【0056】メモリカード基板22の右端部の略中央に
1点鎖線で示すものは、モールドの型のゲート部に対応
して備えられた金メッキ16である。
【0057】この金メッキ16により、図6に示される
ような樹脂封止型の半導体メモリカードにおける樹脂封
止の工程において、樹脂封入装置の樹脂導入が円滑にな
り、また、樹脂が固形化した後に、樹脂の分離が容易に
なる。
【0058】図4に示す半導体メモリカード10のCー
C断面図であって、樹脂封止された後の断面図を図6に
示す。
【0059】図6に示すように、メモリカード基板22
の主面に接着材料14を介して半導体メモリチップ20
aが固着されている。また、メモリカード基板22の上
面には、ピン17iを除く全面に樹脂成型体15が形成
されており、この樹脂成型体15に封止されることによ
り、半導体メモリチップ20a,ワイヤ13およびリー
ド配線18が外力による衝撃や湿度による酸化等から保
護されている。
【0060】メモリカード基板22の半導体メモリチッ
プ20aの下の領域には、表裏貫通孔12が穿設されて
いる。さらに、メモリカード基板22の裏面には、AL
等の放熱板11が固着され、これら表裏貫通孔12およ
び放熱板11により、高速動作によって発生する高熱が
発散され、半導体メモリカードの動作異常の発生が防止
される。
【0061】図7は、図4に示す半導体メモリカード1
0の裏面を示す斜視図である。
【0062】メモリカード基板22の下端部にピン19
が主面の下端部のピン17に対応した位置に形成されて
おり、さらに、メモリカード基板22の裏面の上に放熱
板11が固着されている。
【0063】本実施形態にかかる半導体メモリカード1
0は、半導体メモリチップを直接メモリカード基板に装
着し、ワイヤ結線をするので、極めて小さい半導体メモ
リカードを提供することができる。
【0064】図16に示した従来技術のSIMM/DI
MM方式による半導体メモリカードの面積が約110mm
×25mm、厚さが10mmで、体積27,500mmである
のに対し、本実施形態におけるメモリカード10の面積
は、約40mm×10mm、厚さは1mm以下で、体積400
mm3以下となっており、カード1枚当りの大きさについ
て従来技術のSIMM/DIMM方式によるメモリカー
ドの2%以下を実現することができる。
【0065】また、半導体メモリチップを直接メモリカ
ード基板に装着し、ワイヤ結線をするので、規格にとら
われることなく大容量のメモリチップを実装することが
可能になるので、上述の極めて小さな容積で、大きなメ
モリ容量を有する半導体メモリカードを提供することが
できる。
【0066】さらに、複数のメモリチップをメモリカー
ド基板に実装すれば、メモリチップの枚数分のメモリ容
量を有する半導体メモリカードが提供される。
【0067】次に、本発明にかかる半導体メモリカード
の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。
【0068】図8は、本発明にかかる半導体メモリカー
ドの第2の実施の形態である半導体メモリカード30の
斜視図である。
【0069】図8に示すように、メモリカード基板22
の主面やや奥側中央に接着剤量14を介して半導体メモ
リチップ40がメモリカード基板22に固着されてい
る。半導体メモリチップ40の上面の下端部、左端部お
よび右端部の近傍には、それぞれ電極パッド41,4
3,45が設けられている。
【0070】メモリカード基板22の主面手前側には、
ピン31,33,35が手前側の辺に沿って微小なピッ
チ間隔で形成されている。ピン33からは、メモリチッ
プ40の下端の近傍に至るまでリード配線34が放射状
に形成され、ワイヤ13により電極パッド43に接続さ
れている。
【0071】また、ピン31,35からは、それぞれ電
極パッド43,45に対応するようにメモリカード基板
22の左上面部と右上面部を経由してメモリチップ40
の左端辺および右端辺の近傍に至るまでワイヤ13が形
成され、ワイヤ13によりそれぞれ電極パッド43,4
5に接続されている。
【0072】本実施形態の半導体メモリカード30によ
れば、前述の半導体メモリカード10が奏する効果に加
え、メモリカード基板の主面のほぼ全部の面積をリード
配線の形成に利用できるので、高集積度のメモリチップ
に対応してより多数のピンを備えた半導体メモリカード
を提供することができる。
【0073】次に、本発明にかかる半導体メモリカード
の第3の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。
【0074】図9は、本発明にかかる半導体メモリカー
ドの第3の実施の形態である半導体メモリカード50の
斜視図であり、また、図10は、図9のDーD断面図で
ある。
【0075】図9および図10に示すように、メモリカ
ード基板56の略中央部に横長の矩形状の開口52が設
けられている。
【0076】メモリカード基板56の裏面には、上記開
口52の形状に対応するように上面の中央部に電極パッ
ドを配設したメモリチップ60が上記開口52に対応し
て接着材料54を介して固着されている。
【0077】メモリカード基板56の上面には、下端部
にピン31,33,35が形成され、ピン33からは上
記開口52の下端辺の近傍に至るまでリード配線34’
が放射状に形成され、上記開口52の下端辺に沿って形
成された電極パッドとワイヤ55を介して直接接続され
ている。ピン31,35は、それぞれ上記開口52の左
端辺および右端辺の近傍に至るまで配設されたリード配
線32’,36’を介して上記開口52の左端辺および
右端辺に沿ってそれぞれ配設された電極パッドと直接接
続されている。
【0078】図10に示すように、本実施形態にかかる
半導体メモリカード50には、放熱板51が備えられて
おり、メモリチップ60の裏面とメモリカード基板56
の背面にわたって固着されている。
【0079】このように、本実施形態によれば、小型で
かつ大容量の半導体メモリカードが提供できるのに加
え、メモリチップの裏面全体に放熱板を取付けることが
できるので、放熱特性の良い半導体メモリカードを提供
することができる。
【0080】なお、上記では、メモリチップの電極パッ
ドとリード配線とをワイヤで接続したワイヤボンディン
グ方式に基づく実施形態について説明したが、フリップ
チップ方式に基づいて実装を行うことも勿論できる。
【0081】次に、本発明にかかる半導体メモリカード
に備えられた特性認識回路と特性切換回路について図面
を参照しながら説明する。
【0082】まず、本発明にかかる半導体メモリカード
には、各メモリチップの特性をマイクロプロセッサに伝
達するための特性認識回路(図示せず)が備えられてい
る。この特性認識回路は、マイクロプロセッサからの信
号を受けてメモリチップの特性、例えば、動作速度など
の信号をマイクロプロセッサに供給する。動作速度の認
識方法としては、例えば、出力H信号(High)を低
速、出力L信号(Low)を高速として識別させる場合の
他、このH信号、L信号を複数組合せることにより、ま
た、VH信号(Very High)を低速、H信号を中速、
L信号を高速とすることにより3段階以上の速度を識別
させるものでも良い。例えば、VHがVcc、Hが1/
2Vcc、LがVssとすればよく、その設定値につい
ては、電圧値を任意に設定すればよい。
【0083】このような特性認識回路を備えることによ
り、マイクロプロセッサは、記憶領域の割当てなどにつ
いて最も効率の良い運用を行うことが可能になる。ま
た、このような回路を備えることにより従来技術で用い
られていた遅延制御回路を備える必要がなくなるので、
その分コストを低減することができ、また、半導体メモ
リカードの小型化・高集積度化を一層進めることが可能
になる。
【0084】次に、このような特性認識回路の構成を切
替えるための特性切換回路の実施の形態のいくつかにつ
いて説明する。
【0085】図11は、図4に示す半導体メモリカード
10が備える特性切換回路の部分平面図であり、本発明
にかかる半導体メモリカードが備える特性切換回路の第
1の実施の形態である。
【0086】本実施形態の特徴は、外部の回路から高電
圧を印加してヒューズを溶融することにより特性を変更
する点である。
【0087】図11において、メモリカード基板22上
にメモリチップ20aが実装され、メモリチップ20a
内の右奥部分に特性認識回路71が備えられている。メ
モリカード基板22の右奥の周縁部に手前から接地ピン
83、信号ピン81、接地ピン81が設けられている。
【0088】メモリカード基板22の右奥部には、本発
明において特徴的な特性切換パッド87,88,89が
備えられており、それぞれ特性認識回路71に接続され
るとともに、接地ピン81、信号ピン82、接地ピン8
3に接続されている。
【0089】特性切換パッド87ー88間、88ー89
間には、それぞれヒューズ84,85が配設されてい
る。
【0090】この状態でマイクロプロセッサから特性検
査用の信号がピン17(図4参照)から入力された場合
は、特性認識回路からピン17へVHの電圧が出力さ
れ、これによりマイクロプロセッサは、この半導体メモ
リの動作速度を低速と認識する。
【0091】ここで、接地ピン81、信号ピン82を外
部回路(図示せず)に接続し、信号ピン82に高電圧を
印加すると、ヒューズ84が熱により溶融する。これに
より特性切換パッド87ー88間が開放され、特性認識
回路からの出力信号は、Hで出力され、マイクロプロセ
ッサは、メモリチップ20aを中速と判断する。
【0092】また、接地ピン81および83、信号ピン
82を外部回路(図示せず)に接続し、信号ピン82に
高電圧を印加した場合は、ヒューズ84および85が熱
により溶融するため、特性切換パッド87ー89間が開
放される。この結果、特性認識回路からの出力信号は、
Lで出力され、マイクロプロセッサは、メモリチップ2
0aを高速と判断する。
【0093】このように、本実施形態では、外部回路を
用いて特性認識回路の出力を容易に変更することができ
るので、樹脂封止後に半導体試験を行った後に、試験結
果に応じて特性認識回路71の出力を変更することがで
きる。これにより、回路設計の柔軟性が増し、従来の製
造ラインを変更することなく、ユーザ仕様に対応した半
導体メモリカードを低コストで提供することが可能にな
る。
【0094】図12は、本発明にかかる半導体メモリカ
ードが備える特性切換回路の第2の実施の形態を示す部
分拡大図である。
【0095】この第2の実施形態は、4個の特性切換パ
ッドにより、動作速度の切替えを可能にするものであ
る。
【0096】図12において、半導体メモリカード70
のメモリカード基板22上にメモリチップ20bが実装
され、メモリチップ20bに内蔵された特性認識回路7
1(図示せず)の電極パッド72ないし74がメモリチ
ップ20bの表面に備えられている。メモリカード基板
22の右奥の周縁部には、手前から信号ピン94、接地
ピン93,92、信号ピン91が設けられている。
【0097】メモリカード基板22の右奥部には、特性
切換パッド95ないし98が備えられている。
【0098】特性切換パッド95は、電極パッド72お
よび接地ピン91に接続され、特性切換パッド96は、
接地ピン92に接続されている。また、特性切換パッド
97は、電極パッド73および信号ピン94に接続さ
れ、さらに、特性切換パッド98は、接地ピン93に接
続されている。
【0099】また、特性切換パッド95ー96間、97
ー98間には、それぞれヒューズ101,102が配設
されている。
【0100】この状態で特性認識回路71から出力され
る信号は、VHのレベルで出力され、マイクロプロセッ
サには、このメモリチップ20bを低速と認識する。
【0101】ここで、外部の回路(図示せず)から高電
圧を信号ピン91もしくは94、または91および94
に印加すると、ヒューズ101もしくは102、または
101および102が溶融し、それぞれ、HまたはL、
すなわち、中速または高速へと、メモリチップ20bの
特性を切替えることができる。
【0102】次に、本発明にかかる半導体メモリカード
が備える特性切換回路の第3の実施の形態について図1
3を参照しながら説明する。
【0103】本実施形態の特徴は、レーザ光線照射手段
からレーザ光線を照射して配線を切断することにより特
性を変更する点である。
【0104】図13において、半導体メモリカード80
のメモリカード基板22上にメモリチップ20cが実装
され、上述の第2の実施形態と同様に、メモリチップ2
0cに内蔵された特性認識回路71(図示せず)の電極
パッド72,73がメモリチップ20cの表面に備えら
れている。
【0105】メモリカード基板22の右奥部には、特性
切換パッド111,112が備えられており、配線ワイ
ヤ115により相互に接続されている。
【0106】この状態で特性認識回路71からは、Hレ
ベルの信号が出力され、マイクロプロセッサは、この信
号を受けてこのメモリチップ20cを低速と認識する。
【0107】ここで、レーザ光線照射器120からレー
ザ光線121を照射するとワイヤ115がEーEの部分
で切断される。これにより特性切換パッド111ー11
2間が開放され、特性認識回路71からは、Lレベルの
信号が出力され、マイクロプロセッサは、メモリチップ
20cを高速と判断する。
【0108】このように、本実施形態では、レーザ光線
照射手段を用いて特性認識回路の出力を変更することが
できる。
【0109】次に、本発明にかかる半導体メモリカード
が備える特性切換回路の第4の実施の形態について図1
4および図15を参照して説明する。
【0110】本実施形態の特徴は、抵抗値が極めて低い
導電シートを特性切換パッドに装着することにより特性
を変更する点である。
【0111】図14において、半導体メモリカード90
のメモリカード基板22上にメモリチップ20dが実装
され、メモリチップ20d内に特性認識回路75が備え
られている。メモリカード基板22の右奥部に特性切換
パッド113,114が垂直方向に備えられており、い
ずれも特性認識回路75に接続されている。特性切換パ
ッド113ー114間は開放されている。
【0112】この状態で特性認識回路76からピン(図
示せず)へ出力される信号は、Lレベルの信号が出力さ
れるので、マイクロプロセッサは、このメモリチップ2
0dを高速と認識する。
【0113】ここで、図15に示すように、極めて薄い
導電シート130を特性切換パッド113,114を覆
うように装着すると、特性切換パッド113ー114間
は、短絡状態となる。これにより、特性認識回路からの
出力信号がHレベルで出力され、マイクロプロセッサ
は、メモリチップ20dを低速と判断する。
【0114】このように、本実施形態では、導電シート
を装着して特性切換パッドを短絡することにより特性認
識回路の出力を容易に変更することができる。
【0115】なお、この導電シートは、極めて薄いた
め、抵抗値はほぼ0[Ω]であり、回路の特性に影響を
及すことはない。
【0116】次に、本発明にかかる半導体メモリシステ
ムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0117】本発明にかかる半導体メモリシステムは、
半導体メモリチップを直接第1の基板に接続した本発明
にかかる半導体メモリカードをこの第1の基板によりコ
ネクタに係合し、このコネクタを信号伝搬速度が飽和す
る距離で第2の基板であるマザーボードに複数個配設す
る点に特徴がある。
【0118】図2に本発明の実施の形態である半導体メ
モリシステムの概略を示す部分平面図を示す。
【0119】図2において、マザーボード2の左側の一
部にマイクロプロセッサ1が配設されている。マイクロ
プロセッサ1から若干の距離d3分離れて、コネクタ5
が微小な一定の距離d1(d1<d3)分の間隔をもっ
て、列をなすように複数個並列に配設されている。
【0120】この距離d1は、約3mmであり、この長さ
は、経験値により信号伝搬速度の向上が飽和する限度と
認識された距離である。即ち、各コネクタ相互間の間隔
がこのd1よりも長くなるほど信号伝搬速度は低下し、
この一方、この距離d1以上に近接させても信号伝搬速
度は向上しないことが知られている。
【0121】図3に示す断面図は、図2のBーB断面図
である。
【0122】図3に示すように、マザーボード2上にコ
ネクタ5が固着されている。
【0123】各コネクタ5の底部には、図4に示す半導
体メモリカード10のメモリカード基板22の接続ピン
17(図4における17a,17b・・・)の配列に対
応してコネクタピンが形成され、マザーボード2の中に
埋め込まれた配線(図示せず)に接続されている。メモ
リカード基板22は、コネクタ5の図2の平面視におけ
る上下の側面に設けられたガイド溝に沿ってコネクタ5
に挿入され、接続ピン17と底部のコネクタピンとが噛
み合うことにより、着脱自在に係合する。即ち、半導体
メモリカード10は、このコネクタ5を介してマザーボ
ード2に接続されている。
【0124】図1は、図2に示したメモリシステムのA
ーA断面図である。マザーボード2の上にコネクタ5が
微小な等間隔d1で配設され、コネクタ5に挿入された
半導体メモリカード10がこのコネクタ5とマザーボー
ド内の配線(図示せず)を介してマイクロプロセッサ1
と接続されている。
【0125】このように、本実施形態においては、本発
明にかかる半導体メモリカードが用いられているので、
メモリカードの厚さが非常に薄いため、各コネクタを限
界値の微小距離で相互に近接してマザーボード上に配設
することができる。
【0126】また、半導体メモリカードの面積自体が極
めて小さいので、コネクタの形状も小さく、メモリシス
テムの集積度を極めて高くすることができる。
【0127】前述のとおり、図16に示した従来技術の
SIMM/DIMM方式による半導体メモリカード16
0の面積が約110mm×25mm、厚さが10mmで、体積
27,500mm3であるのに対し、本実施形態における
メモリカード10の面積は、約40mm×10mm、厚さは
1mm以下で、体積400mm3以下となっており、カード
1枚当りの大きさについて従来技術のSIMM/DIM
M方式によるメモリカードの2%以下を実現することが
できる。
【0128】さらに、コネクタ間の間隔は、従来技術で
は、前述のとおり5〜10mmであるのに対し、本実施形
態においては、3mmで済むので、マザーボード上に占め
る容積は、メモリカード4個を装着した場合で比較する
と、従来の165,000mm3に対し6400mm3と、4
%以下になり、極めて小型の半導体メモリシステムを提
供することができる。
【0129】また、本実施形態で用いる半導体メモリカ
ードでは、メモリカードの基板にメモリチップが直接接
続され、これにより、メモリカードの基板に配線上の余
裕ができてピンのピッチを狭めることができ、SGS配
線を実現しているので、本実施形態にかかる半導体メモ
リシステムでは、クロストークノイズが発生することは
ない。
【0130】また、本実施形態の半導体メモリシステム
では、マイクロプロセッサ1とメモリチップとの距離が
非常に短いので、信号の送受を高速で行うことができ
る。これにより、優れた周波数特性を有し、800MH
zもの高いクロックスピードにも対応することができ
る。また、従来技術のSIMM/DIMM方式のメモリ
カードのように、遅延制御回路を設ける必要がないの
で、低コストで半導体メモリシステムを提供することが
できる。
【0131】さらに、大容量のメモリチップをメモリカ
ードに実装することが可能になるので、上述の極めて小
さな容積で、大きなメモリ容量を有するメモリシステム
を提供することができる。さらに、従来技術のSIMM
/DIMM方式のメモリシステムと同様の容積であれ
ば、膨大なメモリ容量を有するメモリシステムを提供す
ることができる。
【0132】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は以下の効
果を奏する。即ち、本発明(請求項1ないし3)によれ
ば、メモリチップを基板に直接接続しているので、小型
でかつメモリ容量の大きい半導体メモリカードが低コス
トで提供される。
【0133】また、本発明(請求項4、9)によれば、
SGS配線を実現しているので、クロストークノイズが
発生しない高品質の半導体メモリカードが提供される。
【0134】また、本発明(請求項5、6)によれば、
保護樹脂の流入を円滑にする金属メッキを備えているの
で、信頼性の高い半導体メモリカードが低コストで提供
される。
【0135】また、本発明(請求項7、8)によれば、
放熱用の表裏貫通孔を備えているので、裏面に備えられ
た放熱板と相俟って、高速の動作を継続しても温度特性
が劣化することのない半導体メモリカードが提供され
る。
【0136】また、本発明(請求項10)によれば、メ
モリチップの裏面全体に放熱板を取付けることができる
ので、放熱特性の良い半導体メモリカードを提供するこ
とができる。
【0137】また、本発明(請求項11)によれば、上
記の効果を備えた半導体メモリカードが提供される。
【0138】また、本発明(請求項12ないし15)に
よれば、特性認識回路を備えているため、信号制御のた
めの遅延回路を備える必要がないので、その分集積度の
高い半導体メモリカードが低コストで提供される。
【0139】また、本発明(請求項16ないし19)に
よれば、特性変更のための切換パッドを備えているの
で、既に樹脂封止が行われた場合であっても、特性試験
を行った後に試験結果に対応した仕様変更ができる半導
体メモリカードが提供される。また、本発明(請求項2
0ないし37)によれば、上記効果を奏する半導体メモ
リカードを備えているので、小型で、かつメモリ容量が
大きい半導体メモリシステムが提供される。
【0140】また、SGS配線を半導体メモリカードと
第2の基板の双方で実現できるので、クロストークノイ
ズが発生することなく安定して動作する半導体メモリシ
ステムが提供される。
【0141】さらに、信号伝搬速度が飽和する限度の間
隔でコネクタを介して上記半導体メモリカードを配設で
きるので、高速で動作し、周波数特性に優れた集積度の
極めて高い半導体メモリシステムが低コストで提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である半導体メモリシステ
ムの概略を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体メモリシステムの部分平面図
である。
【図3】図1のBーB断面図である。
【図4】本発明にかかる半導体メモリカードの第1の実
施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4に示す半導体メモリカードの平面図であ
る。
【図6】図4のCーC断面図である。
【図7】図4に示す半導体メモリカードの底面図であ
る。
【図8】本発明にかかる半導体メモリカードの第2の実
施の形態を示す斜視図である。
【図9】本発明にかかる半導体メモリカードの第3の実
施の形態を示す斜視図である。
【図10】図9のDーD断面図である。
【図11】図4に示す半導体メモリカードが備える特性
切換回路の部分拡大図である。
【図12】本発明にかかる半導体メモリカードが備える
特性切換回路の第2の実施の形態を示す部分拡大平面図
である。
【図13】本発明にかかる半導体メモリカードが備える
特性切換回路の第3の実施の形態を示す部分拡大平面図
である。
【図14】本発明にかかる半導体メモリカードが備える
特性切換回路の第4の実施の形態を示す部分拡大平面図
である。
【図15】本発明にかかる半導体メモリカードが備える
特性切換回路の第4の実施の形態を示す部分拡大平面図
である。
【図16】従来の技術におけるSIMM/DIMM方式
のメモリカードの一例を示す斜視図である。
【図17】図16に示すメモリカードをマザーボードに
接続した様子を示す平面図である。
【図18】図17のXーX断面図である。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2,152 マザーボード 5,155 コネクタ 10,30,50,70,80,90 本発明の実施の
形態である半導体メモリカード 11,51 放熱板 12 表裏貫通孔 13,55 ワイヤ 14,54 接着材料 15 樹脂成型体 16 金属メッキ 17,19,31,33,35,162 ピン 18,32,32’ リード配線 20a,20b,20c,20d,40,60 半導体
チップ 21,41,42,43,45, 電極パッド d1 コネクタ5相互間の距離 71,75 特性認識回路 72〜74, 特性認識回路の外部電極パッド 87〜89,95〜98,111〜114 特性切換パ
ッド 81,83,92,93 GND端子 82,91,94 外部電圧印加端子 84,85,101,102 ヒューズ 120 レーザ光線照射器 121 レーザ光線 130 導体シート 160 従来の技術における半導体メモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬 場 勲 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝多摩川工場内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一辺端部に所定間隔でコネクタ接続用の複
    数の基板端子を配設した基板と、 前記基板上に実装され、前記基板端子に直接接続された
    複数の電極パッドを有する半導体メモリチップとを備え
    た半導体メモリカード。
  2. 【請求項2】前記半導体メモリチップは、前記基板の主
    面に実装され、 前記電極パッドは、前記半導体メモリチップの少なくと
    も一辺の周縁部に備えられ、前記基板の主面に配設され
    た複数のリード配線を介して前記基板端子に接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリカ
    ード。
  3. 【請求項3】前記複数のリード配線は、少なくともその
    一部が前記メモリチップの一辺から前記基板の一辺端部
    に向かって放射形状をなすものであることを特徴とする
    請求項2に記載の半導体メモリカード。
  4. 【請求項4】前記複数のリード配線は、信号配線と、前
    記信号配線の間に配設された接地配線とを単位として構
    成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の半導体メモリカード。
  5. 【請求項5】前記基板端子を除く前記基板の主面は、樹
    脂で封止されたことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の半導体メモリカード。
  6. 【請求項6】前記基板の主面の樹脂封止装置の樹脂導入
    口に対応する周辺位置には、樹脂の流入を円滑化させる
    ための金属メッキが備えられていることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の半導体メモリカー
    ド。
  7. 【請求項7】前記基板には、前記半導体メモリチップに
    対応する位置に放熱用の表裏貫通孔が穿設されているこ
    とを特徴とする1請求項ないし6のいずれかに記載の半
    導体メモリカード。
  8. 【請求項8】前記基板は、前記半導体メモリチップが実
    装された面の反対の面に放熱板が装着されていることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の半導体
    メモリカード。
  9. 【請求項9】前記基板の裏面には、半分以上の面積に及
    ぶ接地パターンが形成されていることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載の半導体メモリカード
  10. 【請求項10】前記基板は、中央部に矩形状の開口を有
    し、 前記電極パッドは、前記半導体メモリチップの中央部に
    前記開口に対応する形状で列をなして備えられ、 前記半導体メモリチップは、前記電極パッドが前記開口
    内に収まるように前記基板の裏面に実装され、 電極パッドは、前記開口を越えて配設されるワイヤを介
    して前記基板の上面に形成された前記複数のリード配線
    と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体メモリカード。
  11. 【請求項11】一辺端部に所定の間隔で配設されたコネ
    クタ接続用の複数の基板端子と、前記基板端子から放射
    状に配設され、信号配線と前記信号配線の相互間に配設
    された接地配線とを有する複数のリード配線とを備えた
    基板と、 前記基板の主面に実装され、複数の電極パッドが前記複
    数のリード配線を介して前記基板端子に直接接続された
    半導体メモリチップと、 前記基板の主面を封止して前記複数のリード配線と前記
    メモリチップを保護する樹脂と、 前記基板の裏面に半分以上の面積を占有して形成された
    接地パターンと、 前記裏面の端部に形成され前記樹脂の流入を円滑化させ
    る金属メッキとを備えた半導体メモリカード。
  12. 【請求項12】前記半導体メモリチップは、マイクロプ
    ロセッサに機能認識用の信号を供給する特性認識回路を
    備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか
    に記載の半導体メモリカード。
  13. 【請求項13】前記特性認識回路は、メモリのスピード
    を前記マイクロプロセッサに伝達する回路であることを
    特徴とする請求項12に記載の半導体メモリカード。
  14. 【請求項14】前記スピードは、複数の段階でなること
    を特徴とする請求項13に記載の半導体メモリカード。
  15. 【請求項15】前記特性認識回路は、前記半導体メモリ
    チップの外部に延在する外部配線を備え、 前記外部配線の開放と短絡により前記スピードの段階を
    変更して前記マイクロプロセッサに伝達することを特徴
    とする請求項14に記載の半導体メモリカード。
  16. 【請求項16】前記基板は、前記外部配線に接続された
    複数の切換パッドをさらに備え、 前記特性認識回路は、前記切換パッドに接続され、前記
    切換パッド相互間配線の開放と短絡により仕様変更が可
    能であることを特徴とする請求項12ないし15のいず
    れかに記載の半導体メモリカード。
  17. 【請求項17】前記特性切換パッドは、相互に接続され
    ており、外部の高電圧印加パッドから高電圧を印加され
    ることにより相互に開放されることを特徴とする請求項
    16に記載の半導体メモリカード。
  18. 【請求項18】前記特性切換パッドは、相互に接続され
    ており、レーザビームの照射により相互に開放されるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリカー
    ド。
  19. 【請求項19】前記特性切換パッドは、相互に開放され
    ており、導電体の装着により相互に短絡されることを特
    徴とする請求項16ないし18のいずれかに記載の半導
    体メモリカード。
  20. 【請求項20】半導体メモリチップを搭載し、前記半導
    体メモリチップの電極パッドに直接接続された端子が一
    辺端部に基板端子として第1の所定の間隔で複数個配設
    された少なくとも1つの第1の基板と、 前記基板端子に対応した端子列を備え、前記第1の基板
    と着脱自在に係合するコネクタが第2の所定の間隔で複
    数個並行に配設された第2の基板とを備えた半導体メモ
    リシステム。
  21. 【請求項21】前記半導体メモリチップは、前記第1の
    基板の主面に実装され、 前記電極パッドは、前記半導体メモリチップの少なくと
    も一辺の周縁部に備えられ、前記第1の基板の主面に配
    設された複数のリード配線を介して前記端子に接続され
    ていることを特徴とする請求項20に記載の半導体メモ
    リシステム。
  22. 【請求項22】前記複数のリード配線は、少なくともそ
    の一部が前記メモリチップの一辺から前記第1の基板の
    一辺端部に向かう放射形状をなすものであることを特徴
    とする請求項21に記載の半導体メモリシステム。
  23. 【請求項23】前記複数のリード配線は、信号配線と、
    前記信号配線の間に配設された接地配線とを単位として
    構成されることを特徴とする請求項20ないし22のい
    ずれかに記載の半導体メモリシステム。
  24. 【請求項24】前記第1の基板は、主面が樹脂で封止さ
    れたことを特徴とする請求項20ないし23のいずれか
    に記載の半導体メモリシステム。
  25. 【請求項25】前記第1の基板の主面の樹脂封止装置の
    樹脂導入口に対応する周辺位置には、樹脂の流入を円滑
    化させるための金属メッキが備えられていることを特徴
    とする請求項20ないし24のいずれかに記載の半導体
    メモリシステム。
  26. 【請求項26】前記第1の基板は、前記半導体メモリチ
    ップに対応する位置に放熱用の表裏貫通孔を穿設したこ
    とを特徴とする請求項20ないし25のいずれかに記載
    の半導体メモリシステム。
  27. 【請求項27】前記第1の基板は、前記半導体メモリチ
    ップが実装された面に反対の面に放熱板が配設されてい
    ることを特徴とする請求項20ないし26のいずれかに
    記載の半導体メモリシステム。
  28. 【請求項28】前記第1の基板の裏面には、半分以上の
    面積に及ぶ接地パターンが形成されていることを特徴と
    する請求項20ないし27のいずれかに記載の半導体メ
    モリシステム
  29. 【請求項29】前記第1の基板は、中央部に矩形状の開
    口を有し、 前記電極パッドは、前記半導体メモリチップの中央部に
    前記開口に対応する形状で列をなして備えられ、 前記半導体メモリチップは、前記電極パッドが前記開口
    内に収まるように前記第1の基板の裏面に実装され、 電極パッドは、前記開口を介してワイヤにより前記第1
    の基板の上面に配設された前記複数のリード配線と接続
    されていることを特徴とする請求項20に記載の半導体
    メモリシステム。
  30. 【請求項30】前記半導体メモリチップは、マイクロプ
    ロセッサに機能認識用の信号を供給する特性認識回路を
    備え、 前記マイクロプロセッサに接続されたことを特徴とする
    請求項20ないし29のいずれかに記載の半導体メモリ
    システム。
  31. 【請求項31】前記特性認識回路は、メモリのスピード
    を前記マイクロプロセッサに伝達する回路であることを
    特徴とする請求項30に記載の半導体メモリシステム。
  32. 【請求項32】前記スピードは、複数の段階でなること
    を特徴とする請求項31に記載の半導体メモリシステ
    ム。
  33. 【請求項33】前記特性認識回路は、前記半導体メモリ
    チップの外部に延在する外部配線を備え、 前記外部配線の開放と短絡により前記スピードの段階を
    変更して前記マイクロプロセッサに伝達することを特徴
    とする請求項30ないし32のいずれかに記載の半導体
    メモリシステム。
  34. 【請求項34】前記第1の基板は、前記外部配線に接続
    された複数の切換パッドをさらに備え、 前記特性認識回路は、前記切換パッドに接続され、前記
    切換パッド相互間の開放と短絡により仕様変更が可能で
    あることを特徴とする請求項33に記載の半導体メモリ
    システム。
  35. 【請求項35】前記切換パッドは、相互に接続されてお
    り、外部の高電圧印加パッドから高電圧を印加されるこ
    とにより相互に開放されることを特徴とする請求項34
    に記載の半導体メモリシステム。
  36. 【請求項36】前記切換パッドは、相互に接続されてお
    り、レーザビームの照射により相互に開放されることを
    特徴とする請求項34に記載の半導体メモリシステム。
  37. 【請求項37】前記切換パッドは、相互に開放されてお
    り、導電体の装着により相互に短絡されることを特徴と
    する請求項34ないし36のいずれかに記載の半導体メ
    モリシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100805292B1 (ko) * 2000-03-10 2008-02-20 엘피다 메모리, 아이엔씨. 메모리 시스템
JP2009217830A (ja) * 2002-12-31 2009-09-24 Transmeta Corp マイクロプロセッサ、マイクロプロセッサを含む集積回路モジュール、電子デバイス、及びコンピュータ、マイクロプロセッサの動作方法及び製造方法、並びに、マイクロプロセッサのためのデータ構造

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