JPH1167713A - 基板処理方法、その処理装置及び処理プログラムが格納された記録媒体 - Google Patents

基板処理方法、その処理装置及び処理プログラムが格納された記録媒体

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JPH1167713A
JPH1167713A JP21866397A JP21866397A JPH1167713A JP H1167713 A JPH1167713 A JP H1167713A JP 21866397 A JP21866397 A JP 21866397A JP 21866397 A JP21866397 A JP 21866397A JP H1167713 A JPH1167713 A JP H1167713A
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rinsing
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Hiroyuki Araki
浩之 荒木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の表面状態等に応じて効率のよい乾燥処
理を行うようにする。 【解決手段】 基板Wの表面を純水によりリンス処理し
た後、この基板Wの表面を乾燥処理する基板処理方法に
おいて、前記リンス処理において使用する純水を基板乾
燥処理条件に応じて温調する。すなわち、基板乾燥処理
方法が基板Wの表面に有機溶剤の蒸気を凝縮させること
により基板Wの表面に付着している純水を除去するもの
であり、基板Wの表面状態が親水性を有するものである
ときには純水を冷却する。また、基板乾燥処理方法が基
板Wの表面に有機溶剤の蒸気を凝縮させることにより基
板Wの表面に付着している純水を除去するものであり、
基板Wの表面状態が疎水性を有するものであるときには
純水を加熱する。また、基板乾燥処理方法が基板Wを回
転させて純水を除去するものであるときは純水を加熱す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、フ
ラットパネルディスプレイ用又は液晶用ガラス基板、プ
リント基板等の基板の表面を純水でリンス処理した後、
その基板の表面を乾燥する基板処理方法、その処理装置
及びその処理プログラムが格納された記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体ウエハ、フラットパネルデ
ィスプレイ用又は液晶用ガラス基板、プリント基板等の
各種基板の製造プロセスにおいて、基板を薬液に浸漬し
て表面に種々の処理を施す基板処理装置が汎用されてい
る。このような基板処理装置は、例えば、薬液を貯溜し
た薬液槽を有する薬液処理部と、リンス液である純水を
貯溜した水洗槽を有するリンス処理部と、リンス処理さ
れた基板の表面を乾燥する乾燥処理部とを備えており、
基板を薬液槽に浸漬して表面に薬液処理を施した後、水
洗槽に浸漬して表面に付着した薬液を洗い流すリンス処
理を施し、このリンス処理を施した基板の表面を乾燥処
理部で乾燥させる。
【0003】また、上記のような複数の処理槽を備えた
多槽式の基板処理装置の他に、単槽式の基板処理装置も
汎用されている。この単槽式の基板処理装置は、1つの
処理槽に薬液及びリンス液が順に供給されるように構成
されたもので、例えば、基板を収納した処理槽内に薬液
を供給することにより基板の表面に薬液処理を施す一
方、薬液処理が完了すると処理槽内にリンス液である純
水を供給することにより薬液を処理槽外に流し出して純
水と置換する。そして、純水を供給し続けることにより
基板の表面に付着していた薬液を洗い流すリンス処理を
施した後、このリンス処理された基板を乾燥処理部に搬
送し、その表面を当該乾燥処理部で乾燥させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な基板処理装置においては、基板乾燥処理に要する時間
の短縮化等を図りたいという要望があったが、上記従来
例ではこのような要望を考慮せずに基板乾燥処理方法や
基板の表面状態等(以下「基板乾燥処理条件」という)
に関係なく乾燥処理に先立って単に純水を基板に供給し
てリンス処理を行っていたため、基板乾燥処理条件に対
応した効率のよい乾燥処理が行われていたとはいえなか
った。
【0005】従って、本発明は、基板乾燥処理条件に応
じた効率のよい乾燥処理を行うことが可能な基板処理方
法、その処理装置及びその処理プログラムが格納された
記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る基板処理方法は、基板の表面を純水
によりリンス処理するリンス工程と、リンス工程後の基
板を乾燥させる乾燥工程とを含む方法において、乾燥工
程における乾燥方法または基板の表面状態に応じて、リ
ンス工程に用いる純水の温度を調節することを特徴とし
ている。
【0007】上記方法によれば、基板の表面が純水によ
りリンス処理される一方、このリンス処理において使用
される純水が基板乾燥処理条件に応じて温度調節(以
下、温調という。)される。この結果、乾燥処理される
直前の基板は、リンス処理における純水の温度と略同じ
温度となり、この状態で乾燥処理が開始される。
【0008】また、請求項2に係る基板処理方法は、請
求項1に係る方法において、乾燥工程における乾燥方法
が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝縮させるものであっ
て、かつ、前記基板の表面状態が親水性であるとき、前
記リンス工程に用いる純水を冷却することを特徴として
いる。
【0009】上記方法によれば、リンス処理における冷
却された純水により基板が冷却されることから、基板の
表面における溶剤蒸気の凝縮量が多くなる結果、純水と
有機溶剤とが十分に置換される。そのため、基板の表面
状態が親水性を有していて基板の表面に多量の純水が付
着していても効率のよい乾燥処理が行われる。
【0010】また、請求項3に係る基板処理方法は、請
求項1に係る方法において、乾燥工程における乾燥方法
が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝縮させるものであっ
て、かつ、前記基板の表面状態が疎水性であるとき、前
記リンス工程に用いる純水を加熱することを特徴として
いる。
【0011】上記方法によれば、リンス処理における加
熱された純水により基板が加熱されることから、基板の
表面における溶剤蒸気の凝縮量が少なくなる結果、純水
と有機溶剤との置換量が少なくなる。ところが、基板の
表面状態が疎水性を有していて基板の表面には少量の純
水しか付着していないことから基板の表面は十分に乾燥
される。よって、余分な有機溶剤の使用が抑制されるこ
とから効率のよい乾燥処理が行われる。
【0012】また、請求項4に係る基板処理方法は、請
求項1に係る方法において、乾燥工程における乾燥方法
が基板を回転させるものであるときには前記リンス工程
に用いる純水を加熱することを特徴としている。
【0013】上記方法によれば、基板が回転されること
により基板の表面に付着している純水が遠心力で飛ばさ
れる一方、リンス処理における加熱された純水により基
板が加熱されることから基板の表面に付着している純水
の大気中への蒸発が促進され、効率のよい乾燥処理が行
われる。
【0014】また、請求項5に係る基板処理装置は、基
板の表面を純水によりリンスするリンス処理部と、リン
ス処理部でリンス処理された基板の表面を乾燥処理する
乾燥処理部とを備えた基板処理装置において、前記乾燥
処理部における乾燥手段または基板の表面状態に応じ
て、リンス処理部にて用いる純水の温度を調節する温度
調節部を備えたことを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、基板の表面が純水によ
りリンス処理される一方、リンス処理において使用され
る純水が基板乾燥処理条件に応じて温調される。この結
果、乾燥処理される直前の基板は、リンス処理に使用さ
れる純水の温度と略同じ温度となり、この状態で乾燥処
理が開始されることになる。
【0016】また、請求項6に係る基板処理装置は、請
求項5に係るものにおいて、前記乾燥処理部における乾
燥手段が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝縮させるもの
であって、かつ、前記基板の表面状態が親水性であると
き、リンス処理部にて用いる純水を冷却する温度調節部
を備えたことを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、リンス処理における冷
却された純水により基板が冷却されることから、基板の
表面における溶剤蒸気の凝縮量が多くなる結果、純水と
有機溶剤とが十分に置換される。そのため、基板の表面
状態が親水性を有していて基板の表面に多量の純水が付
着していても効率のよい乾燥処理が行われる。
【0018】また、請求項7に係る基板処理装置は、請
求項5に係るものにおいて、前記乾燥処理部における乾
燥手段が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝縮させるもの
であって、かつ、前記基板の表面状態が疎水性であると
き、リンス処理部にて用いる純水を加熱する温度調節部
を備えたことを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、リンス処理における加
熱された純水により基板が加熱されることから、基板の
表面における溶剤蒸気の凝縮量が少なくなる結果、純水
と有機溶剤との置換量が少なくなる。ところが、基板の
表面状態が疎水性を有していて基板の表面には少量の純
水しか付着していないことから基板の表面は十分に乾燥
される。よって、余分な有機溶剤の使用が抑制されるこ
とから効率のよい乾燥処理が行われる。
【0020】また、請求項8に係る基板処理装置は、請
求項5に係るものにおいて、乾燥工程における乾燥手段
が基板を回転させるものであるとき、リンス処理部にて
用いる純水を加熱する温度調節部を備えたことを特徴と
している。
【0021】上記構成によれば、基板が回転されること
により基板の表面に付着している純水が遠心力で飛ばさ
れる一方、リンス処理における加熱された純水により基
板が加熱されることから基板表面の純水の大気中への蒸
発が促進され、効率のよい乾燥処理が行われる。
【0022】また、請求項9に係る処理プログラムを格
納した記録媒体は、基板の表面を純水によりリンス処理
するリンス工程と、リンス工程後の基板を乾燥させる乾
燥工程とを制御するプログラムを格納した記録媒体にお
いて、乾燥工程における乾燥方法または基板の表面状態
に応じて、リンス工程に用いる純水の温度を調節するプ
ログラムを格納したことを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、基板の表面が純水によ
りリンス処理される一方、リンス処理において使用する
純水が基板乾燥処理条件に応じて温調される。この結
果、乾燥処理される直前の基板は、リンス処理における
純水の温度と略同じ温度となり、この状態で乾燥処理が
開始される。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。この図
において、基板処理装置は、前工程から半導体ウエハ等
の基板を搬入する基板搬入部10と、基板に対して薬液
処理とリンス処理とを行う基板処理部20と、リンス処
理された基板を乾燥処理する乾燥処理部30と、乾燥処
理された基板を後工程に搬出する基板搬出部40とをこ
の順序で備えている。
【0025】基板搬入部10は、移載手段11を備えて
おり、この移載手段11により2個の搬送用キャリア1
2にそれぞれ25個づつ収納された合計50個の基板W
を耐薬品性に優れた材料からなる1つの処理部用キャリ
ア13に移し替えるようにしたものである。
【0026】基板処理部20は、基板Wを搬送する搬送
ロボットのハンドを洗浄するハンド洗浄部21と、この
ハンド洗浄部21に隣接して配設され、基板Wの表面を
処理する薬液を貯溜した第1の薬液槽22と、この第1
の薬液槽22に隣接し、第1の薬液槽22と同様の薬液
を貯溜した第2の薬液槽23と、この第2の薬液槽23
に隣接し、薬液が付着した基板Wの表面を純水でリンス
処理する機能水洗槽24と、この機能水洗槽24に隣接
し、薬液が付着した基板Wの表面を純水で最終的にリン
ス処理する最終水洗槽25とをこの順序で備えている。
【0027】なお、上記のように第1の薬液槽22と第
2の薬液槽23とを設置しているのは、基板Wの表面に
対する処理が他の槽の処理に比べて時間がかかることか
ら、並行処理を行うことにより装置全体の処理能力をあ
げるためである。
【0028】また、機能水洗槽24は、基板Wの表面に
薬液が残留していると表面に対する処理が必要以上に進
行することになるので、純水中に薬液の付着した基板W
を浸漬した直後にその薬液の混ざった純水を排出し、そ
の後で再び新しい純水を供給してさらにリンス処理を継
続できるように構成されている。
【0029】また、最終水洗槽25は、基板Wの表面を
最終的により精密にリンス処理するもので、新しい純水
を継続的に供給することにより溢れ出た純水の比抵抗を
測定し、その比抵抗値が予め定められた基準値以下にな
るまでリンス処理が継続して行われるようになってい
る。この最終水洗槽25の詳細な構成については後述す
る。
【0030】乾燥処理部30は、基板Wの表面に付着し
た純水を有機溶剤の蒸気で置換することにより乾燥させ
る有機溶剤蒸気乾燥機からなるものである。すなわち、
乾燥処理部30は、その概略構成を示す図2のように、
底部にトリクレン(トリクロロエチレン)やイソプロピ
ルアルコール等の有機溶剤Sを収納する容器31と、容
器31の下方に配設した電気ヒータ32と、容器31内
の上部に配設した冷却パイプ33とを備えている。
【0031】このように構成された乾燥処理部30は、
有機溶剤Sを電気ヒータ32で加熱することにより溶剤
蒸気を発生させて容器31内を溶剤蒸気で充満させる一
方、冷却パイプ33で溶剤蒸気を冷却することにより溶
剤蒸気が冷却パイプ33よりも上方に上昇しないように
なっている。そして、この状態で、最終水洗槽25でリ
ンス処理されて純水の付着した基板Wを容器31内に搬
入すると、溶剤蒸気が基板Wの表面に凝縮して液体の溶
剤になる。この結果、基板Wの表面で液体の溶剤と純水
とが混ざり合って基板Wから液滴として落下し、基板W
の表面の純水が有機溶剤と置換されることになる。その
後、基板Wを上昇させて容器31外に搬出することによ
り表面の有機溶剤が蒸発し、基板Wの乾燥が終了する。
【0032】なお、基板Wの温度が低い場合には、基板
Wの表面における溶剤蒸気の凝縮量が多くなる。そのた
め、基板Wの表面が親水性を有していて基板Wの表面に
多量の純水が付着している場合でも純水が溶剤蒸気と十
分に置換され、効率のよい乾燥処理が行われることにな
る。また、基板Wの温度が高い場合には、基板Wの表面
における溶剤蒸気の凝縮量が少なくなる。そのため、基
板Wの表面が疎水性を有していて基板Wの表面に少量の
純水しか付着していない場合に有機溶剤の無駄な使用を
抑制することができ、効率のよい乾燥処理が行われるこ
とになる。
【0033】基板搬出部40は、移載手段41を備えて
おり、この移載手段41により処理部用キャリア13に
収納されていた50個の基板Wを2個の搬送用キャリア
42にそれぞれ25個ずつに別けて移し替えるようにし
たものである。
【0034】図3は、最終水洗槽25のより詳細な構成
を示す図である。すなわち、最終水洗槽25は、純水が
貯溜される槽本体26と、新しい純水を槽本体26の底
面側から供給する純水供給部27と、槽本体26の上部
外周に配設され、純水が純水供給部27から供給される
ことにより槽本体26の上面側から溢れ出た薬液の混ざ
った純水を受け入れる排液槽28と、純水供給部27の
動作を制御する制御部29とを備えている。
【0035】純水供給部27は、タンク等の純水供給源
271と、純水供給源271の純水を槽本体26に給送
する給水ポンプ272と、純水供給源271から給送さ
れる純水を温調し、この温調された純水を槽本体26に
供給する温調部273とを備えている。
【0036】温調部273は、純水供給源271の純水
を分岐された2つの流路273a,273bのいずれか
一方に選択的に給送する三方形の電磁弁273cと、一
方の流路273aに設置された冷却手段273dと、他
方の流路273bに設置された加熱手段273eと、2
つの流路273a,273bのいずれか一方から給送さ
れてくる冷却又は加熱された純水を槽本体26に供給す
るための三方形の電磁弁273fとを備えている。
【0037】冷却手段273dは、例えば、金属製給水
パイプの周囲に配設されたペルチエ効果を利用した電子
冷却素子と、この電子冷却素子に印加する電圧を調節す
る電圧調節器とで構成されている。また、加熱手段27
3eは、例えば、金属製給水パイプの周囲に配設された
電気ヒータと、この電気ヒータに印加する電圧を調節す
る電圧調節器とで構成されている。これらの冷却手段2
73d及び加熱手段273eの各電圧調節器の出力は制
御部29により制御される。
【0038】排液槽28は、この排液槽28に排出され
た薬液の混ざった純水を外部に排出するための廃液パイ
プ281と廃液ドレイン282とを備えており、その周
壁に温度測定器283がその検出端283aを槽内に突
き出した状態で取り付けられる一方、比抵抗測定器28
4がその検出端284aを槽内に突き出した状態で取り
付けられている。
【0039】制御部29は、所定の演算処理を行うCP
U291、所定の処理プログラムが記憶されているRO
M292と、処理データを一時的に記憶するRAM29
3から構成されており、上記所定の処理プログラムにし
たがって最終水洗槽25を含む基板処理装置の動作を制
御する。
【0040】次に、最終水洗槽25による基板処理方法
について、その一例を示す図4のフローチャートに基づ
いて説明する。
【0041】まず、基板Wの表面が親水性か、疎水性か
が判別される(ステップS1)。なお、基板Wが半導体
ウエハの場合、その表面に酸化膜等の薄膜が形成されて
いないときは疎水性を有し、酸化膜等の薄膜が形成され
ているときは親水性を有するので、予め基板処理装置の
使用開始前に基板Wの表面状態を特定する表面状態スイ
ッチをセットしておき、スタートスイッチをONしたと
きに上記表面状態スイッチのセット位置に応じて出力さ
れる信号に応じて親水性か疎水性かが判別されることに
なる。勿論、基板処理装置の使用開始前に表面状態を予
めセットするのではなく、表面状態を自動的に判別させ
るようにすることも可能であるし、処理プログラム自体
に表面状態を表す表面状態データを記憶させておき、こ
の表面状態データに基づいて表面状態を判別してもよ
い。
【0042】そして、基板Wの表面が親水性と判別され
ると(ステップS1でYES)、電磁バルブ273c,
273fが冷却手段273d側の流路273aに切り換
えられ(ステップS2)、同時に給水ポンプ272が作
動される(ステップS3)。これにより純水供給源27
1から冷却手段273d側に純水が給送される。
【0043】そして、冷却手段273d側に純水が給送
されると、冷却手段273dが作動し(ステップS
4)、流路273aの純水が所定温度t1に冷却され
る。なお、一般に半導体製造ラインに供給される純水の
温度が23℃〜25℃の範囲にあることから所定温度t
1は23℃より低い温度であることが好ましいが、基板
への溶剤蒸気凝縮量を多くするためには所定温度t1
5℃〜20℃であることがより好ましい。この冷却され
た純水は槽本体26内に給送され、これにより槽本体2
6内の基板Wの表面に対する最終のリンス処理が行われ
る。
【0044】そして、槽本体26の上部から溢れ出た排
液槽28内の薬液の混ざった純水の温度が測定され、所
定温度t1の許容範囲内にあるか否かが判別される(ス
テップS5)。所定温度t1の許容範囲内にあるときは
(ステップS5でYES)、その状態で純水の給送が継
続される。また、所定温度t1の許容範囲内にないとき
は(ステップS5でNO)、所定温度t1になる方向に
印加電圧の値が変更され(ステップS6)、引き続き純
水の給送が継続される。
【0045】そして、純水の温度が所定温度t1の許容
範囲内にあるときは(ステップS5でYES)、槽本体
26の上部から溢れ出た排液槽28内の薬液の混ざった
純水の比抵抗が測定され、予め定められた基準値ρ以下
になっているか否かが判別される(ステップS7)。基
準値ρ以下になっていないとき(ステップS7でN
O)、引き続き純水の給送が継続される一方、基準値ρ
以下になるまで繰り返し純水の比抵抗が測定される。
【0046】そして、純水の比抵抗が基準値ρ以下にな
ったとき(ステップS7でYES)、給水ポンプ272
の作動が停止され(ステップS8)、最終のリンス処理
が終了する。
【0047】一方、基板Wの表面が疎水性と判別される
と(ステップS1でNO)、電磁バルブ273c,27
3fが加熱手段273e側の流路273bに切り換えら
れ(ステップS9)、同時に給水ポンプ272が作動さ
れる(ステップS10)。これにより純水供給源271
から加熱手段273e側に純水が給送される。
【0048】そして、加熱手段273e側に純水が給送
されると、加熱手段273eが作動し(ステップS1
1)、流路273bの純水が所定温度t2に加熱され
る。なお、一般に半導体製造ラインに供給される純水の
温度は23℃〜25℃の範囲にあることから所定温度t
2は25℃より高い温度であるが好ましい。この加熱さ
れた純水は槽本体26内に給送され、これにより槽本体
26内の基板Wの表面に対する最終のリンス処理が行わ
れる。
【0049】そして、槽本体26の上部から溢れ出た排
液槽28内の薬液の混ざった純水の温度が測定され、所
定温度t2の許容範囲内にあるか否かが判別される(ス
テップS12)。所定温度t2の許容範囲内にあるとき
は(ステップS12でYES)、その状態で純水の給送
が継続される。また、所定温度t2の許容範囲内にない
ときは(ステップS12でNO)、所定温度t2になる
方向に印加電圧の値が変更され(ステップS13)、引
き続き純水の給送が継続される。
【0050】そして、純水の温度が所定温度t2の許容
範囲内にあるときは(ステップS12でYES)、槽本
体26の上部から溢れ出た排液槽28内の薬液の混ざっ
た純水の比抵抗が測定され、予め定められた基準値ρ以
下になっているか否かが判別される(ステップS1
4)。基準値ρ以下になっていないとき(ステップS1
4でNO)、引き続き純水の給送が継続される一方、基
準値ρ以下になるまで繰り返し純水の比抵抗が測定され
る。
【0051】そして、純水の比抵抗が基準値ρ以下にな
ったとき(ステップS14でYES)、給水ポンプ27
2の作動が停止され(ステップS8)、最終のリンス処
理が終了する。
【0052】上記のようにして最終のリンス処理の行わ
れた基板Wは、冷却又は加熱された純水の温度と略同じ
温度となる。そして、図2に示す乾燥処理部30の容器
31内に搬入されると、基板Wの表面に溶剤蒸気が凝縮
することにより基板Wの表面に付着している純水が溶剤
蒸気と置換されて除去されるが、基板Wの表面が親水性
を有する場合(この場合は、最終水洗槽25から搬出さ
れた基板Wへの純水の付着量が多くなっている。)には
純水が冷却されて基板Wの温度が低くなっているため、
溶剤蒸気の凝縮量が多くなって基板Wの表面に付着して
いる純水が十分に除去され、基板Wの表面における純水
の付着量が多くても効率のよい乾燥処理が行われること
になる。
【0053】また、基板Wの表面が疎水性を有する場合
(この場合は、最終水洗槽25から搬出された基板Wへ
の純水の付着量が少なくなっている。)には純水が加熱
されて基板Wの温度が高くなっているため、溶剤蒸気の
凝縮量が少なくなって余分な溶剤の使用が抑制され、効
率のよい乾燥処理が行われることになる。なお、上記の
純水の冷却温度は基板表面の親水性の程度に応じて変更
すればよく、また、上記の純水の加熱温度は基板表面の
疎水性の程度に応じて変更すればよい。
【0054】図5は、乾燥処理部30の別の構成例を示
す図である。また、図6は、乾燥処理部30が図5に示
すように構成される場合に採用される最終水洗槽25の
別の構成例を示す図である。
【0055】すなわち、図5に示す乾燥処理部300
は、基板Wを収容した状態で処理部用キャリア13を回
転させることによって基板Wの表面に付着している純水
を遠心力で飛ばして乾燥処理するもので、紙面垂直方向
に伸びる略円筒状のチャンバー301を有している。こ
のチャンバー301の上部には開口302を有し、この
開口302を通じて処理部用キャリア13がチャンバー
301に対して搬入及び搬出されるようになっている。
また、チャンバー301の下部には基板Wから飛ばされ
た純水や気流を排出する排出口315が設けられてい
る。また、チャンバー301の内部には図5の紙面垂直
方向に沿って軸303が配設され、軸303にはプーリ
304が固着されている。このプーリ304にはベルト
305が掛け渡されており、このベルト305はチャン
バー301外のモータ306に掛け渡されている。
【0056】また、プーリ304にはロータ307が固
着されており、プーリ304の回転によりロータ307
も一緒に回転するようになっている。ロータ307には
キャリア受け台308とキャリア案内部材309が設け
られており、搬入された処理部用キャリア13がキャリ
ア受け台308とキャリア案内部材309とにより保持
されるようになっている。また、ロータ307にはキャ
リアクランプ310が配設されており、このキャリアク
ランプ310はクランプ軸311を支点に矢印Aと矢印
Bのように回動するようになっている。キャリアクラン
プ310の先端には基板押え部材312が紙面垂直方向
に伸びるように配設されており、その端部に基板Wの端
部を保持する溝を有している。
【0057】また、乾燥処理部300は、チャンバー3
01上方に開口302を塞ぐ閉止蓋313を有してい
る。閉止蓋313は矢印Dのように上下動し、かつ、矢
印Eのように水平方向に移動する。これによって、開口
302が開閉される。また、閉止蓋313はパッキン3
16を有しており、閉止蓋313が開口302を閉じた
ときにパッキン316がチャンバー301と当接して開
口302が密閉されるようになっている。なお、図5で
は、開口302は、閉止蓋313が上昇して開いた状態
となっている。
【0058】閉止蓋313は気流規制板317を有して
おり、閉止蓋313が開口302を閉じたとき、気流規
制板317とチャンバー301とで略円筒形の空間を形
成する。また、閉止蓋313はフィルター314を有し
ており、閉止蓋313が開口302を密閉した状態でフ
ィルター314を通じてクリーンルームを流下する気流
を取り入れる。この取り入れられた気流は、気流規制板
317の端部に形成された空間である吸気口318から
チャンバー301内に流れ込む。
【0059】上記のように構成された乾燥処理部300
の動作について説明する。まず、閉止蓋313が上昇し
た後に水平移動して開口302の上方から退避した状態
で、最終水洗槽25においてリンス処理された基板W入
りの処理部用キャリア13がチャンバー301内に搬入
される。このとき、キャリアクランプ310は上方に回
動している。そして、このキャリアクランプ310は、
処理部用キャリア13がキャリア受け台308とキャリ
ア案内部材309とによって保持された後、下方に回動
することによって処理部用キャリア13をロータ307
に固定する。
【0060】また、キャリアクランプ310が下方に回
動することにより、基板押え部材312が処理部用キャ
リア13内の基板Wを押さえる。この状態で閉止蓋31
3が閉じられた後、モータ306が回転する。これによ
って、ロータ307が回転し、ロータ307に固定され
ている基板Wが回転する。この結果、基板Wに付着した
純水が振り切られて基板Wの表面から除去されることに
なる。フィルター314を通じて取り入れられた気流と
振り切られた純水とは、チャンバー301下方の排出口
315から排出される。そして、所定時間、基板Wを回
転させることにより乾燥が完了する。
【0061】また、図6に示す最終水洗槽250は、基
本的には図3に示す最終水洗槽25と同様の構成になる
ものであるが、次の点で相違している。すなわち、図3
に示す最終水洗槽25は温調部273が冷却手段273
dと加熱手段273eとを備えているのに対し、図6に
示す最終水洗槽250は温調部273が加熱手段273
eのみで構成されている点で相違する。従って、この構
成では、流路を切り換えるための電磁バルブ273c,
273fを必要としない。すなわち、基板Wを回転させ
て純水を飛ばすことにより乾燥処理する場合には、基板
Wの表面が親水性を有する場合及び疎水性を有する場合
ともに最終のリンス処理における純水が加熱されること
になる。
【0062】図7は、乾燥処理部300が採用された場
合の最終水洗槽250による基板処理方法を説明するた
めのフローチャートである。
【0063】すなわち、スタートスイッチがONされる
と、給水ポンプ272が作動される(ステップS2
1)。これにより純水供給源271から加熱手段273
eに純水が給送される。そして、加熱手段273eに純
水が給送されると、加熱手段273eが作動し(ステッ
プS22)、純水が所定温度t3に加熱される。なお、
一般に半導体製造ラインに供給される純水の温度は23
℃〜25℃の範囲にあることから所定温度t3は25℃
より高い温度であることが好ましい。この加熱された純
水は槽本体26内に給送され、これにより槽本体26内
の基板Wの表面に対する最終のリンス処理が行われる。
【0064】そして、槽本体26の上部から溢れ出た排
液槽28内の薬液の混ざった純水の温度が測定され、所
定温度t3の許容範囲内にあるか否かが判別される(ス
テップS23)。所定温度t3の許容範囲内にあるとき
は(ステップS23でYES)、その状態で純水の給送
が継続される。また、所定温度t3の許容範囲内にない
ときは(ステップS23でNO)、所定温度t3になる
方向に印加電圧の値が変更され(ステップS24)、引
き続き純水の給送が継続される。
【0065】そして、純水の温度が所定温度t3の許容
範囲内にあるときは(ステップS23でYES)、槽本
体26の上部から溢れ出た排液槽28内の薬液の混ざっ
た純水の比抵抗が測定され、予め定められた基準値ρ以
下になっているか否かが判別される(ステップS2
5)。基準値ρ以下になっていないとき(ステップS2
5でNO)、引き続き純水の給送が継続される一方、基
準値ρ以下になるまで繰り返し純水の比抵抗が測定され
る。
【0066】そして、純水の比抵抗が基準値ρ以下にな
ったとき(ステップS25でYES)、給水ポンプ27
2の作動が停止され(ステップS26)、最終のリンス
処理が終了する。
【0067】上記のようにして最終のリンス処理の行わ
れた基板Wは、加熱された純水の温度と略同じ温度とな
る。そして、図5に示す乾燥装置300において回転さ
れることにより、基板Wの表面に付着している純水が遠
心力で飛ばされて基板Wの表面から除去される一方、基
板Wの温度が高くなっていることから大気中への蒸発が
促進され、その結果、短時間で効率のよい乾燥処理が行
われることになる。
【0068】上記のように構成された本発明によれば、
基板表面のリンス処理に使用する純水を基板乾燥処理条
件に応じて当該リンス処理に先立って温調しておくよう
にしているので、リンス処理された乾燥処理前の基板は
リンス処理に使用する純水と略同じ温度となり、その状
態で乾燥処理が開始されることになる結果、基板乾燥処
理条件に応じた効率のよい乾燥処理を行うことが可能と
なる。
【0069】すなわち、基板表面に溶剤蒸気を凝縮させ
て純水を除去する場合で、かつ、基板の表面状態が親水
性を有していて純水の付着量が多い場合は、純水を冷却
しておくことにより基板が冷却されて溶剤蒸気の凝縮量
が多くなる結果、基板表面の純水が確実に除去され、効
率のよい乾燥処理が行われることになる。
【0070】また、基板表面に溶剤蒸気を凝縮させて純
水を除去する場合で、かつ、基板の表面状態が疎水性を
有していて純水の付着量が少ない場合は、純水を加熱し
ておくことにより基板が加熱されて溶剤蒸気の凝縮量が
少なくなる結果、余分な溶剤の使用が抑制され、効率の
よい乾燥処理が行われることになる。
【0071】また、基板を回転させて基板表面の純水を
除去する場合は、純水を加熱しておくことにより基板が
加熱されて大気中への蒸発が促進される結果、基板表面
の純水が遠心力で飛ばされることと相俟って基板表面の
純水が短時間で除去され、効率のよい乾燥処理が行われ
ることになる。
【0072】なお、上記実施形態では、多槽式の基板処
理装置について説明しているが、本発明はこれに限るも
のではなく、単槽式の基板処理装置の場合でも上記と同
様に構成することができる。
【0073】また、上記実施形態では、複数回繰り返し
てリンス処理する場合の最終のリンス処理に使用する純
水を温調するようにしているが、本発明はこれに限るも
のではなく、1回しかリンス処理しない場合であっても
上記と同様に純水を温調するようにすればよい。要する
に、基板表面の乾燥処理直前の基板表面のリンス処理に
使用される純水が温調されるようになっておればよい。
【0074】また、上記実施形態では、本発明を複数枚
の基板Wを一群として一括して薬液処理、リンス処理及
び乾燥処理するバッチ式処理装置に適用しているが、基
板Wを1枚ずつ保持した状態で回転させて薬液処理、リ
ンス処理及び乾燥処理する枚葉式処理装置に適用しても
よい。
【0075】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
乾燥工程における乾燥方法または基板の表面状態に応じ
て、リンス工程に用いる純水の温度を調節するので、基
板乾燥処理条件に応じた効率のよい乾燥処理を行うこと
が可能となる。
【0076】また、請求項2の発明によれば、乾燥工程
における乾燥方法が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝縮
させることにより当該基板の表面に付着している純水を
除去するものであって、かつ、前記基板の表面状態が親
水性であるとき、前記リンス工程に用いる純水を冷却す
るので、基板の表面に多量の純水が付着していても確実
に除去することができ、効率のよい乾燥処理を行うこと
ができる。
【0077】また、請求項3の発明によれば、乾燥工程
における乾燥方法が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝縮
させるものであって、かつ、前記基板の表面状態が疎水
性であるとき、前記リンス工程に用いる純水を加熱する
ので、余分な溶剤の使用が抑制され、効率のよい乾燥処
理を行うことができる。
【0078】また、請求項4の発明によれば、乾燥工程
における乾燥方法が基板を回転させるものであるときに
は前記リンス工程に用いる純水を加熱するので、基板表
面の純水を短時間で除去することができ、効率のよい乾
燥処理を行うことができる。
【0079】また、請求項5の発明によれば、乾燥処理
部における乾燥手段または基板の表面状態に応じて、リ
ンス処理部にて用いる純水の温度を調節する温度調節部
を備えているので、基板乾燥処理条件に応じた効率のよ
い乾燥処理を行う基板処理装置を実現することが可能と
なる。
【0080】また、請求項6の発明によれば、乾燥処理
部における乾燥手段が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝
縮させるものであって、かつ、前記基板の表面状態が親
水性であるとき、リンス処理部にて用いる純水を冷却す
る温度調節部を備えているので、基板の表面に多量の純
水が付着していても確実に除去することができ、効率の
よい乾燥処理を行う基板処理装置を実現することでき
る。
【0081】また、請求項7の発明によれば、乾燥処理
部における乾燥手段が基板の表面に有機溶剤の蒸気を凝
縮させるものであって、かつ、前記基板の表面状態が疎
水性であるとき、リンス処理部にて用いる純水を加熱す
る温度調節部を備えているので、余分な溶剤の使用が抑
制され、効率のよい乾燥処理を行う基板処理装置を実現
することできる。
【0082】また、請求項8の発明によれば、乾燥工程
における乾燥手段が基板を回転させるものであるとき、
リンス処理部にて用いる純水を加熱する温度調節部を備
えているので、基板表面の純水を短時間で除去すること
ができ、効率のよい乾燥処理を行う基板処理装置を実現
することできる。
【0083】また、請求項9の発明によれば、乾燥工程
における乾燥方法または基板の表面状態に応じて、リン
ス工程に用いる純水の温度を調節するプログラムが格納
されているので、基板乾燥処理条件に応じた効率のよい
乾燥処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示す基板処理装置の乾燥処理部の概略構
成を示す図である。
【図3】図1に示す基板処理装置の最終水洗槽の構成を
示す図である。
【図4】図3に示す最終水洗槽における基板処理方法を
説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示す基板処理装置の乾燥処理部の別の構
成例を示す図である。
【図6】図1に示す基板処理装置の最終水洗槽の別の構
成例を示す図である。
【図7】図6に示す最終水洗槽における基板処理方法を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 基板搬入部 20 基板処理部 24 機能水洗槽(リンス処理部) 25,250 最終水洗槽(リンス処理部) 27 純水供給部 29 制御部 30,300 乾燥処理部 40 基板搬出部 273 温調部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面を純水によりリンス処理する
    リンス工程と、リンス工程後の基板を乾燥させる乾燥工
    程とを含む基板処理方法において、 乾燥工程における乾燥方法または基板の表面状態に応じ
    て、リンス工程に用いる純水の温度を調節することを特
    徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理方法におい
    て、 乾燥工程における乾燥方法が基板の表面に有機溶剤の蒸
    気を凝縮させるものであって、かつ、前記基板の表面状
    態が親水性であるとき、前記リンス工程に用いる純水を
    冷却することを特徴とする基板処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板処理方法におい
    て、 乾燥工程における乾燥方法が基板の表面に有機溶剤の蒸
    気を凝縮させるものであって、かつ、前記基板の表面状
    態が疎水性であるとき、前記リンス工程に用いる純水を
    加熱することを特徴とする基板処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の基板処理方法におい
    て、 乾燥工程における乾燥方法が基板を回転させるものであ
    るときには前記リンス工程に用いる純水を加熱すること
    を特徴とする基板処理方法。
  5. 【請求項5】 基板の表面を純水によりリンスするリン
    ス処理部と、リンス処理部でリンス処理された基板の表
    面を乾燥処理する乾燥処理部とを備えた基板処理装置に
    おいて、 前記乾燥処理部における乾燥手段または基板の表面状態
    に応じて、リンス処理部にて用いる純水の温度を調節す
    る温度調節部を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 前記乾燥処理部における乾燥手段が基板の表面に有機溶
    剤の蒸気を凝縮させるものであって、かつ、前記基板の
    表面状態が親水性であるとき、リンス処理部にて用いる
    純水を冷却する温度調節部を備えたことを特徴とする基
    板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 前記乾燥処理部における乾燥手段が基板の表面に有機溶
    剤の蒸気を凝縮させるものであって、かつ、前記基板の
    表面状態が疎水性であるとき、リンス処理部にて用いる
    純水を加熱する温度調節部を備えたことを特徴とする基
    板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 乾燥工程における乾燥手段が基板を回転させるものであ
    るとき、リンス処理部にて用いる純水を加熱する温度調
    節部を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 基板の表面を純水によりリンス処理する
    リンス工程と、リンス工程後の基板を乾燥させる乾燥工
    程とを制御するプログラムを格納した記録媒体におい
    て、 乾燥工程における乾燥方法または基板の表面状態に応じ
    て、リンス工程に用いる純水の温度を調節するプログラ
    ムを格納した記録媒体。
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