JPH1167688A - シリサイド材料とその薄膜およびシリサイド薄膜の製造方法 - Google Patents

シリサイド材料とその薄膜およびシリサイド薄膜の製造方法

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JPH1167688A
JPH1167688A JP22613197A JP22613197A JPH1167688A JP H1167688 A JPH1167688 A JP H1167688A JP 22613197 A JP22613197 A JP 22613197A JP 22613197 A JP22613197 A JP 22613197A JP H1167688 A JPH1167688 A JP H1167688A
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thin film
substrate
silicon
tungsten
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JP22613197A
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Yoshio Oshita
祥雄 大下
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトホール底部などに使用するチタン
シリサイドを低抵抗のC54構造とするためには800
℃程度の高温が必要であったため、拡散層中の不純物が
熱拡散して電気特性劣化や動作不良をもたらすなどの問
題があった。 【解決手段】 チタンシリサイドにタングステンを含有
させることにより、低温で低抵抗のC54構造を得るこ
とが可能となる。このシリサイドの成膜はECRプラズ
マなどを用いるCVD法により成膜できる。タングステ
ンはシリサイド結晶粒中に均一に分布し、この時結晶内
に発生するひずみによりC54構造への相転移が促進さ
れる。タングステンを含有するチタンシリサイドをコン
タクトホール底部やゲート電極に使用することにより、
プロセス温度が大幅に低下し、不純物の熱拡散などの問
題が生じない半導体装置の構造および製造方法が確立し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリサイド材料と
その製造方法に関し、さらに詳しくは半導体装置におけ
るコンタクト抵抗低減等の目的での使用に適した低抵抗
シリサイド材料からなる薄膜とその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の集積度向上に伴いト
ランジスタのサイズの微細化が進んでいる。例えば、ダ
イナミックメモリ等に幅広く使用される電界効果型トラ
ンジスタ(以下MOSFET)においては、ゲート電極
幅や拡散層幅の微細化が顕著であるが、これに伴い様々
な問題が発生している。その問題の一つが、上記ゲート
電極幅や拡散層幅の狭化に伴うコンタクト抵抗の上昇で
ある。コンタクト抵抗の増大は、抵抗と容量に起因する
RC回路遅延を大きくし半導体装置の性能を著しく劣化
させる。
【0003】上記問題を避けるため、高融点金属とシリ
コン(Si)による金属シリサイドを用いる技術が通常
用いられている。つまり、コンタクトホール底部におい
て、薄い高融点金属シリサイド層を介してMOSFET
と上部配線を接続することにより、コンタクト抵抗の低
抵抗化を行うのである。この薄い高融点金属シリサイド
層の形成は、コンタクトホール底に露出したシリコン上
に金属種のみを供給して高融点金属膜を堆積し、この堆
積時の基板加熱により、または後に熱処理を加えること
により、シリコンと高融点金属を反応させる方法が一般
的である。また、この高融点金属シリサイド用の材料と
しては主にチタン(Ti)が使用される。これは、他の
高融点金属シリサイドと比較し最も抵抗率が低いTiシ
リサイド(TiSi2 )が得られるからである。なお、
シリサイド材料の用途は、このコンタクトホール底部に
限られず、MOSFETのゲート電極や配線にも使用さ
れる。
【0004】従来、コンタクトホール底部にTiシリサ
イドを形成する方法としては、上述したように、スパッ
タ法によりTiを成膜し、このTiを基板のSiと反応
させてシリサイド化する方法が広く用いられてきた。本
方法におけるTiのスパッタ成膜では、通常、Tiター
ゲットととアルゴン(Ar)ガスを用いる。この際、基
板温度を600℃程度以上にすることで接続孔底部、す
なわちシリコン上に堆積したTiはその場でシリサイド
化し、一方それ以外のシリコン酸化膜などの上にはTi
膜が堆積する。本方法によれば、堆積後に例えば弗酸
(HF)などの溶媒で処理することにより、コンタクト
ホール底部のTiシリサイド層のみを残し、コンタクト
ホール側壁の絶縁膜上などに堆積したTi膜を選択的に
除去することができ、コンタクト部形成工程が大幅に簡
略化できるという利点を有する。
【0005】また、近年では、半導体装置のさらなる微
細化に対応するため、従来のスパッタ法にかわるシリサ
イド堆積手段も開発されている。これは、従来のスパッ
タ法においては、堆積種の反応性の高さとターゲットか
らスパッタされた堆積種の方向性が一様ではないことに
起因して、埋込形状が劣化するという問題があるためで
ある。ここで、埋込形状の劣化とは、半導体装置の微細
化に伴ってコンタクトホールの径が小さくなり、かつコ
ンタクトホールの直径に対する深さの比(アスペクト
比)が大きくなってきた結果、Tiが主にコンタクトホ
ール上部に堆積し、本来シリサイド層を形成する必要が
ある底部のシリコン露出部にはTiがほとんど堆積しな
くなるという現象をいう。
【0006】上記問題を回避することを目的とした成膜
法として、スパッタ粒子の方向性を制御したコリメート
スパッタ法やロングスロースパッタ法などが開発されて
いるが、半導体装置がより微細化された場合には、従来
のスパッタ法と同様に埋め込み形状の質が劣化し前述の
問題が生じる可能性がある。そこで、さらなる微細化に
対応できる成膜法として注目されているのが、化学気相
堆積法(CVD法)によるTiシリサイド成膜である。
例えば、プラズマを用いたCVD法によるTi薄膜の堆
積技術が開発されている(例えば、スミトモ・サーチ
(The Sumitomo Search)1992
年、No49、83〜92頁記載)が、これは、プラズ
マの物理および化学的作用を利用し、かつ加熱された基
板表面ならびに気相中での化学反応を利用してTiを堆
積させる方法である。CVD法においては、成膜条件を
最適化することにより、アスペクト比の大きい接続孔に
おいても底部のSiが露出した部分にTiを堆積させる
ことができるため、将来の微細な半導体装置を作成する
上でも有効である特徴を有している。プラズマCVDに
おいては、Tiの原料としては四塩化チタン(TiCl
4 )が一般的に使用され、還元用ガスとしてH2 が同時
に使用される。成膜温度が約500度以上の場合、Si
上に堆積したTiは直ぐにシリサイド化し、Tiの堆積
と同時とTiシリサイド層が形成される。
【0007】また上記のようにSi上にTiのみを供給
して、これらの反応によりシリサイド形成を行う方法の
他に、スパッタ法またはCVD法による成膜時に、Ti
とSiの両者の原料を供給し、TiSi2 を形成するこ
とも可能である。この場合、成膜の基板がシリコンに限
られず、どのような材質の上にでもシリサイド形成が可
能となる。このような成膜のためには、スパッタ法にお
いてはTiとSiからなるシリサイドターゲットを用
い、またCVD法においてはTiCl4 などのチタン原
料に加えシラン(SiH4 )等のシリコン原料ガスを使
用すればよい。基板を選ばない成膜が可能であるため、
シリコンとのコンタクト部のみならず、絶縁膜上にTi
Si2 を成膜しこれをパターニングして配線とする、い
わゆるシリサイド配線の形成も可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】Tiシリサイド(Ti
Si2 )の安定相はC54構造と言われる結晶構造をと
るが、この他に準安定相としてC49構造が存在するこ
とが知られている。これらC54構造とC49構造では
電気的性質が異なり、C54構造のTiSi2 はシリサ
イド材料中最も抵抗率が低いが、C49構造はその数倍
から10倍程度の高い抵抗率を有する。半導体装置にお
けるコンタクトホール底部や配線に用いるTiシリサイ
ドとしてはC54構造が望ましいことは言うまでもな
い。
【0009】しかし、従来技術に述べたスパッタ法また
はCVD法によるTiシリサイド成膜においては、低温
ではC49構造のみが成膜し、低抵抗相のC54構造を
得るためには800℃程度以上の高い成膜温度が必要と
される。また、低温の成膜でC49構造のTiシリサイ
ドを成膜しておき、これを熱処理してC54構造に相転
移させることも可能であるが、この熱処理温度として
は、やはり800℃程度の高温が必要とされる。つま
り、C49構造の出現が、低温でのシリサイド層の形成
を困難なものとしている。
【0010】ところで、トランジスタ微細化において
は、コンタクト抵抗低減の他に、トランジスタのソー
ス、ドレインとして使用する拡散層を浅い接合とするこ
とが求められている。ここで、コンタクト部にC54構
造のTiシリサイドを得るために、上記のような高温で
の成膜を行うと、シリコン基板に形成されたトランジス
タ拡散層にドーピングされた不純物の熱拡散を促進す
る。これは、拡散層における浅い接合を破壊するなどの
問題を引き起こし、半導体装置の電気的特性劣化や動作
不良をもたらす。また、これらの問題は、半導体装置製
造における歩留まりの低下をもたらしていた。
【0011】この問題は、成膜は低温で行い、成膜後の
熱処理でC54構造への相転移を行う場合においても全
く同様である。つまり、低温での成膜の時点では不純物
拡散の問題は生じないが、その後の熱処理の際に800
度以上の高温が必要であり、やはり不純物の熱拡散が問
題となる。
【0012】以上より、本発明の目的は、低い成膜温度
または熱処理温度で低抵抗相を得ることが可能なシリサ
イド材料およびその薄膜を提供し、あわせてその製造方
法を提供することである。また、上記シリサイド薄膜を
用いることによる高温処理の必要がない半導体装置の構
造および製造方法を提供する。さらに、これらを通し、
従来の課題であった、半導体装置における高温処理の影
響、すなわち電気特性の劣化や動作不良を解消し、信頼
性が高い半導体装置の低コストでの製造を可能とするこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、チタン、タン
グステンおよびシリコンを構成元素とする多結晶のシリ
サイド材料であって、前記タングステンの少なくとも一
部が前記シリサイド材料の結晶粒内に均一に分布するこ
とを特徴とするシリサイド材料を開示する。このシリサ
イド材料における組成比は、チタンとタングステンの和
に対するシリコンの比でおおむね1対2とする。また、
シリサイド材料中のタングステン含有量は1at%から
10at%の範囲内であることが望ましい。
【0014】本発明のシリサイド材料は、安定相の結晶
構造としてC54構造をとり、かつその他の結晶構造か
ら前記C54構造への相転移温度が750℃以下である
ことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、上記シリサイド材料から
なり、その形状が薄膜形状であることを特徴とするシリ
サイド薄膜を開示する。本発明のシリサイド薄膜は、半
導体基板上の所定の領域に設置することが出来る。特
に、シリコン基板上に電界効果型トランジスタを有する
半導体装置において、電界効果型トランジスタのソース
またはドレイン領域上に設置することが有効である。
【0016】さらに、本発明は、少なくとも表面の一部
にシリコン露出部を有する基板を所定の基板温度に保持
し、この基板上にチタンおよびタングステンを含有する
原料ガスを供給し、原料ガスを励起手段により分解する
と共に前記シリコン露出部においてシリコンと反応させ
ることにより、シリコン露出部上にチタン、タングステ
ンおよびシリコンよりなるシリサイド薄膜を形成するこ
とを特徴とするシリサイド薄膜の製造方法を開示する。
このときの基板温度が650℃から750℃の範囲内で
あり、かつシリサイド薄膜はC54結晶構造をとる。ま
た、上記成膜の後に成膜時の基板温度よりも高い熱処理
温度で熱処理を行うことによるシリサイド薄膜の製造方
法も可能である。この場合は、成膜時の基板温度は65
0℃以下の温度、熱処理温度が650℃から750℃の
範囲内の温度として、かつシリサイド薄膜はC54結晶
構造をとる。以上のシリサイド薄膜の製造方法におい
て、成膜時の励起手段はプラズマを用いることが有効で
ある。
【0017】また、本発明は、半導体基板上の所定の領
域に上述のシリサイド薄膜の製造方法によりシリサイド
薄膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法
を開示する。特に、シリコン基板上に形成された電解効
果トランジスタのソースおよびドレイン領域上にシリサ
イド薄膜を形成することが有効である。
【0018】(作用)TiシリサイドにWを含有させる
ことにより、高抵抗相のC49構造から低抵抗相のC5
4構造への相転移温度を下げることが可能となる。この
理由は以下のように考えることができる。
【0019】TiSi2 においては、安定相のC54構
造は準安定相のC49構造よりも高密度である。一方、
タングステンシリサイド(WSi2 )はTiSi2 より
も大きな格子定数を持っている。ここで準安定相のC4
9構造TiSi2 中にWを混入すると、結晶粒内に大き
な格子を持つWSi2 が形成されるため、粒内にひずみ
(圧縮の応力)が発生する。このひずみのために、C4
9相からC54相への相転移が促進され、Wを混入しな
い場合よりも低温での相転移が可能となると考えられ
る。このひずみの効果により、従来よりも低い成膜温
度、あるいは熱処理温度でC54構造のシリサイドを得
ることが可能となるのである。
【0020】上述の理由により、W含有量の増加に伴い
相転移温度は単調に減少していく。一方、WSi2 はC
54構造のTiSi2 に比較して抵抗率が高いため、W
含有量の増加とともに形成したシリサイドの抵抗は単調
に増加する。従って、Tiシリサイドに含有させるWの
量は、用途に応じた所望の抵抗率が得られる範囲で、な
るべく相転移温度が低くなるように決定すればよい。お
およその目安としては、1at%から10at%の範囲
が有効である。これは、1%以下のW含有量では相転移
温度の低下が顕著でないためであり、10%以上のW含
有量では抵抗率の増加が大きくなり、半導体装置のコン
タクト部に使用する材料としては適さなくなるためであ
る。このW含有量の上限の目安である10%のときの相
転移温度は約650℃以下であり、従来よりも150℃
以上も低温である。つまり、従来より150℃以上低い
成膜温度または熱処理温度での低抵抗シリサイドの形成
が可能となり、トランジスタ部の拡散層における不純物
拡散の問題は完全に解決される。
【0021】このような、相転移温度の低下という効果
を得るためには、結晶内にひずみの力が働くことが必要
であり、従ってシリサイド中に含有させるタングステン
は結晶粒中に均一に分布させることが望ましい。例え
ば、シリサイド中に含有されるタングステンの一部が結
晶粒中に分布し、残りは結晶粒界に偏析しているような
場合でも、結晶粒中に分布するタングステンにより相転
移温度低下の効果は得られる。しかし、この場合におけ
る相転移温度低下の程度は、同量のタングステンが全て
結晶粒中に均一に分布する場合に比べて小さくなる。
【0022】従って、本発明のシリサイド薄膜の成膜手
法においては、堆積時に原料に添加するWが結晶粒界に
偏析しないような方法であることが望ましい。このよう
な観点から、本発明のシリサイド薄膜は、CVD法によ
る成膜が適している。すなわち、TiおよびWを含有す
る反応性ガスを用いてシリコンの露出する基板上に成膜
を行うと、堆積した金属膜は基板のシリコンと反応し、
結晶粒中にタングステンが均一に分布したTiシリサイ
ド多結晶薄膜が得られる。また、CVD法においては、
原料ガス流量の調節により、W含有量の制御も容易に行
うことができる。つまり、このようにCVD法によりシ
リサイド薄膜を成膜する場合、W含有量に応じてC54
構造への相転移温度が低下し、低い成膜温度または熱処
理温度での低抵抗シリサイド薄膜の成膜が可能になるの
である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施例を説明する。
【0024】
【実施例1】本実施例では、MOSFETのソース、ド
レインと配線とのコンタクト部に、本発明のシリサイド
薄膜を適用した半導体装置の例を述べる。シリサイド薄
膜の成膜にはプラズマCVD装置を使用し、比較的高温
で成膜を行うことにより、熱処理工程なしに低抵抗のC
54構造を形成した。
【0025】まず、図1に本実施例で使用したプラズマ
CVD装置の概略図を示す。本装置は、電子サイクロト
ロン共鳴(ECR)プラズマを利用したCVD成膜装置
である。成膜チャンバ101内部には、基板102が基
板保持加熱機構103上に設置される。この基板102
の上方に配置されたマイクロ波電源104と電磁石10
5によりECRプラズマが形成される。基板102は成
膜チャンバ101にゲートバルブ106を介して接続さ
れた基板交換室107から出し入れされるが、この基板
搬送室107はロードロック機構を備えており、成膜チ
ャンバ101を大気にさらすことなく基板交換が可能で
ある。成膜チャンバ101は真空ポンプ109により排
気され、またプロセス時には圧力調整バルブ108によ
り所定の圧力に調整される。
【0026】プロセスに使用するガスは、プラズマガス
導入口110および原料ガス導入口120から導入す
る。本実施例では、プラズマガス導入口110からは、
それぞれバルブ111とマスフローコントローラ(MF
C)112で制御したアルゴン(Ar)ガスと水素(H
2 )を導入した。アルゴンは主としてプラズマの維持
の、また水素は原料ガスの還元の役割を果たす。また、
原料ガスとしてはTiCl4 とWF6 (1%H2 希釈)
を使用し、それぞれバルブ121とマスフローコントロ
ーラ122で制御して、原料ガス導入口120から導入
した。なお、本実施例で使用した原料ガスは凝縮性ガス
であるので、配管及びチャンバへの原料付着を防止する
ため、成膜時は原料配管および成膜チャンバ101を1
00℃程度に加熱した。
【0027】本実施例で製造した半導体装置の概略断面
図を、工程順に図2〜図3に示す。図3(f)は、第1
配線層形成が完了した時点での構造を示すものである。
図3(f)において、本発明のタングステンを含有する
Tiシリサイドは、層間絶縁膜に開孔されたコンタクト
ホールの底部に配置され、配線とトランジスタ拡散層の
接触を担っている。
【0028】以下、図2〜3を参照して、本実施例の半
導体装置の製造方法の概略を説明する。
【0029】まず、シリコン基板1のLOCOS絶縁膜
2で分離された領域に、MOSFETを形成する。はじ
めに、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、ゲート側壁5か
らなるトランジスタのゲート部を形成する(図2
(a))。本実施例では、ゲート絶縁膜3およびゲート
側壁5は酸化シリコン(SiO2)で、ゲート電極4は
ポリシリコンで形成した。次に、基板全面にイオン注入
を行い、トランジスタのソース、ドレインとして用いる
拡散層6を形成する(図2(b))。イオン注入の際に
は、あらかじめ形成してあるLOCOS絶縁膜およびゲ
ート部が、マスクとしての役割を果たすことになる。本
実施例におけるゲート幅ならびに拡散層の幅は、それぞ
れ0.5μm、0.5μmとした。
【0030】引き続き、配線の形成を行う。まず、トラ
ンジスタ上に層間絶縁膜7を形成する。本実施例の層間
絶縁膜7には酸化シリコンを用いている。次に、周知の
フォトリソグラフィおよびエッチング技術を用いて、コ
ンタクトホールを開孔する(図2(c))。このコンタ
クトホール底部に、本発明のシリサイド薄膜8を形成す
るが、本プロセスの詳細は後述する。図3(d)に示す
ように、コンタクトホール底部へのシリサイド薄膜形成
が完了したら、引き続きバリアメタル9およびコンタク
トプラグ10の埋め込み成膜を行い、層間絶縁膜7上に
堆積した部分を平坦化により除去してコンタクト配線の
形成が完成する。(図3(e))。バリアメタル及びコ
ンタクトプラグには、それぞれ窒化チタン(TiN)、
タングステンを使用した。タングステンの成膜は、埋め
込み性を考慮して、CVD法で行うことが望ましい。さ
らに引き続き、上部にアルミニウム(Al)を成膜し、
これを所定の形状にパターニングして、第1配線層を形
成する(図3(f))。
【0031】次に、本発明のシリサイド薄膜の成膜工程
につき、詳細に説明する。まず、上述の工程において図
2(c)に示すようにコンタクトホールの開孔が完了し
た基板を希弗酸液で洗浄し、ゲート電極4ならびに拡散
層6の表面に存在する自然酸化膜を除去する。さらに、
水洗・乾燥した後、本基板を図1のプラズマCVD装置
の基板交換室107にセットする。基板交換室107を
真空排気した後、ゲートバルブ106を開けて基板を基
板保持加熱機構103上に設置し、成膜チャンバ101
内の真空度が10-6Torr以下の高真空になった後成
膜を開始する。
【0032】成膜プロセスでは、まず基板を所定の温度
に加熱する。次に、MFC112でそれぞれ流量を制御
したAr及びH2 をプラズマガス導入口110から成膜
チャンバ101に導入し、また圧力調整バルブ108に
よりチャンバ内部を所定の圧力に設定する。その後、マ
イクロ波電源104よりマイクロ波を印加し、ECRプ
ラズマを発生させる。次に、それぞれMFC123で流
量制御した原料ガスTiCl4 及びWF6 (1%にH2
希釈)を原料ガス導入口から導入し、成膜を開始する。
本実施例における代表的な成膜条件は次の通りである。
基板温度700度、Ar流量50sccm、H2 流量2
0sccm、TiCl4 流量0.05sccm、WF6
流量0.02sccm、成膜圧力10mTorr、マイ
クロ波電力1kw。シリサイド層の膜厚は約40nmと
した。
【0033】以上でシリサイド層成膜が完了した基板
は、チャンバへの設置時と逆の手順にて取り出され、そ
の後、弗酸溶液で処理を行った。この弗酸処理により、
コンタクトホール底部のシリサイド化した部分のみを残
し、その他の領域に堆積した金属膜を除去することがで
きる。その後引き続き、既に説明したコンタクト配線お
よび第1配線層の形成工程を行う。
【0034】なお、比較例として、シリサイド薄膜の成
膜工程においてWを供給せずにTiシリサイドを成膜
し、その他は全く同様の工程を行った試料も用意した。
【0035】構造解析の結果、本実施例で形成したタン
グステンを含有するチタンシリサイドは、700℃とい
う従来より約100℃低い温度での成膜であるにも関わ
らず、C54構造になっていることが判明した。一方、
タングステンを供給しなかった比較例においては、構造
はC49構造であった。また、両者の抵抗率を比較する
と、Tiシリサイドを低温で成膜した比較例では100
μΩ・cmであったが、タングステンを含有させる本発
明のシリサイド薄膜を用いた場合は18μΩ・cmにま
で低下した。以上より、シリサイド中にタングステンを
含有させることによりC54構造への相転移温度が低下
し、それに伴い低い成膜温度で低抵抗のシリサイド形成
が可能となった。
【0036】組成分析の結果によれば、本実施例で形成
したシリサイド薄膜中には約5at%のWが含まれてい
た。このシリサイド薄膜中のW含有量は、成膜時のTi
とWの原料ガスの流量比を変化させることで制御可能で
ある。また、このようにしてW含有量を変化させた場
合、低抵抗のC54構造を得るために必要な成膜温度も
変化する。原料ガス流量比を変化させてシリサイド薄膜
の成膜を行った結果、シリサイド中のW含有量が10a
t%とした場合に、C54構造を得るために必要な温度
すなわち相転移温度は650℃まで低下した。このよう
にWを10at%含有させた場合でも、本発明のシリサ
イド薄膜の抵抗率は、同一温度で成膜したTiシリサイ
ドよりも抵抗率は低かった。W含有量を10at%以上
にすると、同一温度で成膜したTiシリサイドよりも抵
抗が高くなっていく。以上より、本発明のシリサイド材
料における有効なW含有量は10at%以下である。
【0037】
【実施例2】本実施例では、比較的低温でCVD成膜を
行うことによりC49構造のシリサイドを形成してお
き、その後の熱処理によりC54構造に相転移させた例
を述べる。作製した半導体装置の構造は実施例1と同様
であり、また、製造プロセスもシリサイド薄膜の形成工
程を除いては実施例1と同一である。以下では、本実施
例におけるシリサイド薄膜の成膜工程を説明する。
【0038】本実施例にでは、タングステンを含有する
TiシリサイドのCVD成膜を、実施例1よりも低温
の、基板温度600℃で行った。シリサイド層のCVD
成膜には、実施例1と同様に図1に示したECRプラズ
マCVD装置を使用した。基板温度600℃で成膜した
場合、堆積する金属膜は基板に露出するシリコンと反応
してシリサイド化はするものの、その構造は高抵抗の準
安定相であるC49構造となる。本実施例における代表
的な成膜条件は以下の通りである。基板温度600度、
Ar流量50sccm、H2 流量20sccm、TiC
4 流量0.05sccm、WF6 流量0.02scc
m、成膜圧力10mTorr、マイクロ波電力1kw。
また、シリサイド層の膜厚は、実施例1と同一の約40
nmとした。本条件は、基板温度以外は実施例1と同一
条件である。
【0039】上記条件によるCVD成膜では、基板温度
が低いためシリサイド相の構造は高抵抗のC49構造と
なる。そこで、これを熱処理することにより低抵抗のC
54構造に相転移させる。本実施例では、成膜を終えた
基板を図1の装置から取り出し、これをラピッドサーマ
ルアニール装置に設置して、水素(H2 )雰囲気中で熱
処理を行った。処理条件は、H2 (100%)雰囲気、
700℃、30秒とした。
【0040】以上の方法で形成したシリサイド層は、構
造解析の結果C54構造となっていることが確認でき
た。この700℃という熱処理温度は、従来必要とされ
た熱処理温度より100℃程度低い温度である。また、
構造がC54構造となった結果、コンタクト部として十
分使用可能な低い抵抗率が得られた。つまり、本発明の
Wを含有するシリサイド材料は、低温で成膜してその後
熱処理するという方法においても製造することが可能で
あり、また従来より低温の熱処理で低抵抗のC54構造
に相転移させることが可能である。なお、本実施例のシ
リサイド中のW含有量は約8at%であり、実施例1よ
りも若干高い値である。これは、実施例1と本実施例で
は成膜時の基板温度が異なっており、各温度におけるW
原料ガスとTi原料ガスの反応効率が異なっているため
と思われる。
【0041】本実施例においては、水素雰囲気中でのラ
ピッドサーマルアニール法による熱処理を行ったが、熱
処理の方法として本方法に限定する必要はない。熱処理
条件に関しては、Tiシリサイドの膜厚、コンタクトの
大きさ、Tiシリサイド層に含まれるWの量により、適
宜選択すればよい。また、水素雰囲気以外にも、窒素や
アルゴンなどの不活性ガス雰囲気中での熱処理も同様に
有効である。
【0042】
【実施例3】本実施例では、Wを含有するTiシリサイ
ドをMOSFETの拡散層に対するコンタクトホール底
部に加え、ゲート電極上にも形成した例を説明する。図
4〜5は、本実施例で製造した半導体装置の断面を工程
順に並べた図であり、図5(f)が第1配線層までが完
成した断面図を示している。以下、図4〜5を参照し
て、本実施例の製造工程を説明する。
【0043】まず、シリコン基板1のLOCOS絶縁膜
2で分離された領域に、MOSFETを形成を形成し
(図4(a))、さらにイオン注入により拡散層6を形
成する(図4(b))。これらの工程は、実施例1、2
と全く同様である。
【0044】本実施例では、これに引き続き、シリサイ
ド薄膜の成膜を行う。この時点では層間絶縁膜が形成さ
れていないため、CVD法による成膜を行うと、拡散層
6上に加えてゲート電極4のシリコン露出部にシリサイ
ドが形成される。引き続き、LOCOS絶縁膜2やゲー
ト側壁5の上に堆積した金属膜を弗酸処理により除去
し、拡散層6上のシリサイド薄膜8とゲート電極上のシ
リサイド薄膜12を形成する(図4(c))。本実施例
のシリサイド成膜は、実施例1と同様に成膜時の基板温
度700℃で行い、後の熱処理なしでC54構造のシリ
サイド形成を行った。これは、実施例2のように600
℃程度の低温で成膜した後に熱処理してC54構造に相
転移させてもよい。
【0045】その後、層間絶縁膜7を成膜して通常の手
法でコンタクトホールを開孔する(図5(d))。そこ
にバリアメタル9およびコンタクトプラグ10の埋め込
み成膜を行い、層間絶縁膜7上に堆積した部分を平坦化
により除去してコンタクト配線の形成が完成する。(図
5(e))。さらに引き続き、上部にアルミニウム(A
l)を成膜し、これを所定の形状にパターニングして、
第1配線層を形成する(図5(f))。
【0046】以上の実施例では、本発明のシリサイド材
料をMOSFETのソース・ドレインのコンタクト部、
及びゲート電極に適用した例を説明したが、本発明のシ
リサイド材料の用途はこれらに限られるものではない。
例えば、上記の他、半導体装置における配線材料として
利用することも可能である。つまり、従来の半導体装置
においてTiシリサイド等の材料が用いられていた部分
は、全て本発明のWを含有するシリサイドで置き換える
ことができる。
【0047】また、実施例においては、本発明のシリサ
イド材料の成膜手法としてECRプラズマCVD法のみ
を説明したが、この他の方法により成膜することももち
ろん可能である。例えば、平行平板型や誘導結合型など
のECRとは異なる励起手段を用いるプラズマCVDを
用いてもよい。またプラズマを用いない熱CVD法によ
る成膜も可能である。タングステンの原料ガスに関して
は、実施例においてはH2 で1%に希釈したWF6 ガス
を使用したが、H2 希釈したことに本質的な意味はな
い。また、Wを含むガスとして、本実施例においてはW
6 を使用したが、WCl6等の他のガスでも良いこと
はいうまでもない。それらWを含むガスの供給量は、成
膜条件、例えばTiCl4 流量や基板温度により適宜選
択される。さらに、実施例では、シリコン基板上にTi
およびW原料を供給してシリサイド化を生じさせる製造
方法を説明したが、シラン等のシリコン原料ガスをもち
いて成膜することももちろん可能であり、この場合はシ
リコンが露出している基板以外の、様々な材質上に本発
明のシリサイド薄膜を成膜することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリサイ
ド材料による薄膜とその製造方法においては、Tiシリ
サイドにタングステンを添加することにより、低抵抗相
であるC54構造を得るために必要な成膜もしくは熱処
理温度を大幅に低下させることが可能となった。これに
より、トランジスタを形成後のプロセスにおける加熱温
度が低下し、拡散層における不純物の拡散の問題が解消
された。これらの結果として、半導体装置の電気的特性
劣化や動作不良の問題が解決され、製造の歩留まりが向
上するという顕著な効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例においてシリサイド成膜に使
用したECRプラズマCVD装置の概略を示す図であ
る。
【図2】 本発明の第1及び第2の実施例で製造した半
導体装置の主要製造工程における断面図である。
【図3】 本発明の第1及び第2の実施例で製造した半
導体装置の主要製造工程における断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施例で製造した半導体装置
の主要製造工程における断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施例で製造した半導体装置
の主要製造工程における断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 LOCOS絶縁膜 3 ゲート酸化膜 4 ゲート側壁 5 ゲート電極 6 拡散層 7 層間絶縁膜 8 シリサイド層 9 バリアメタル 10 コンタクトプラグ 11 第1配線層 12 シリサイド層 101 成膜チャンバ 102 基板 103 基板保持加熱機構 104 マイクロ波電源 105 電磁石 106 ゲートバルブ 107 基板交換室 108 圧力調整バルブ 109 真空ポンプ 110 プラズマガス導入口 111 バルブ 112 マスフローコントローラ 120 原料ガス導入口 121 バルブ 122 マスフローコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 H01L 29/78 301P 21/336

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタン、タングステンおよびシリコンを
    構成元素とする多結晶のシリサイド材料であって、前記
    タングステンの少なくとも一部が前記シリサイド材料の
    結晶粒内に均一に分布することを特徴とするシリサイド
    材料。
  2. 【請求項2】 前記シリサイド材料における組成比が、
    チタンとタングステンの和に対するシリコンの比でおお
    むね1対2であることを特徴とする請求項1に記載のシ
    リサイド材料。
  3. 【請求項3】 前記シリサイド材料におけるのタングス
    テン含有量が1at%から10at%の範囲内であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリサ
    イド材料。
  4. 【請求項4】 安定相の結晶構造がC54構造であり、
    かつその他の構造から前記C54構造への相転移温度が
    750℃以下であることを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載のシリサイド材料。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のシリサイド材料からなり、その形状が薄膜形状である
    ことを特徴とするシリサイド薄膜。
  6. 【請求項6】 半導体基板上の所定の領域に請求項5に
    記載のシリサイド薄膜が設置されていることを特徴とす
    る半導体装置。
  7. 【請求項7】 シリコン基板上に電界効果型トランジス
    タを有する半導体装置において、少なくとも該電界効果
    型トランジスタのソースまたはドレイン領域上に請求項
    5に記載のシリサイド薄膜が設置されていることを特徴
    とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも表面の一部にシリコン露出部
    を有する基板を所定の基板温度に保持し、該基板上にチ
    タンおよびタングステンを含有する原料ガスを供給し、
    該原料ガスを励起手段により分解すると共に前記シリコ
    ン露出部においてシリコンと反応させ、前記シリコン露
    出部上にチタン、タングステンおよびシリコンよりなる
    シリサイド薄膜を形成することを特徴とするシリサイド
    薄膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記基板温度が650℃から750℃の
    範囲内の温度であり、かつ前記シリサイド薄膜がC54
    結晶構造であることを特徴とする請求項8に記載のシリ
    サイド薄膜の製造方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも表面の一部にシリコン露出
    部を有する基板を所定の基板温度に保持し、該基板上に
    チタンおよびタングステンを含有する原料ガスを供給
    し、該原料ガスを励起手段により分解すると共に前記シ
    リコン露出部においてシリコンと反応させ、前記シリコ
    ン露出部上にチタン、タングステンおよびシリコンより
    なるシリサイド薄膜を形成し、その後前記基板温度より
    も高い熱処理温度で熱処理を行うことを特徴とするシリ
    サイド薄膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記基板温度が650℃以下の温度で
    あり、前記熱処理温度が650℃から750℃の範囲内
    の温度であり、かつ前記シリサイド薄膜がC54結晶構
    造であることを特徴とする請求項10に記載のシリサイ
    ド薄膜の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記励起手段としてプラズマを用いる
    ことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに
    記載のシリサイド薄膜の製造方法。
  13. 【請求項13】 半導体基板上の所定の領域に請求項8
    から請求項12のいずれかに記載のシリサイド薄膜の製
    造方法によりシリサイド薄膜を形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 少なくともシリコン基板上に形成され
    た電解効果トランジスタのソースおよびドレイン領域上
    に、請求項8から請求項12のいずれかに記載のシリサ
    イド薄膜の製造方法によりシリサイド薄膜を形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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