JPH1167581A - フィルムコンデンサの製造方法およびその装置 - Google Patents

フィルムコンデンサの製造方法およびその装置

Info

Publication number
JPH1167581A
JPH1167581A JP22464697A JP22464697A JPH1167581A JP H1167581 A JPH1167581 A JP H1167581A JP 22464697 A JP22464697 A JP 22464697A JP 22464697 A JP22464697 A JP 22464697A JP H1167581 A JPH1167581 A JP H1167581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric layer
metal layer
film capacitor
metal
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22464697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Saeki
清 佐伯
Toshiharu Okada
俊治 岡田
Masaru Odagiri
優 小田切
Kunio Oshima
邦雄 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22464697A priority Critical patent/JPH1167581A/ja
Publication of JPH1167581A publication Critical patent/JPH1167581A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性および歩留りがよく、さらなる容量の
増大と小型化にも対応できるようにすることを目的とす
る。 【解決手段】 絶縁性基板1の上に誘電体層2を形成す
る工程と、この形成された誘電体層2の一部を、異層金
属層3間の積層操作上での電気的な接続のためにライン
状に除去する工程と、この除去工程を終えた誘電体層2
の上に金属層3を形成する工程と、この形成された金属
層3の一部を、各金属層3の途中の積層操作上での電気
的な絶縁を図るためにライン状に除去する工程とを、必
要回数繰り返し行い、誘電体層2と金属層3とを必要回
数積層し、前記電気的接続および電気的絶縁によるコン
デンサ構造を持ったフィルムコンデンサ4を製造するこ
とにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体フィルム上
に金属物を蒸着しながら、これらを積層化してフィルム
コンデンサを製造する、フィルムコンデンサの製造方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、上記のようなフィルムコンデンサ
の製造方法が提案され、既に知られている。その一例を
図7に基づき説明する。金属製のドラムaの表面にフィ
ルムコンデンサの基板である図8に示すような絶縁性基
板bを担持する。ドラムaが回転駆動されることにより
周回される絶縁性基板bの上に、まず、誘電体蒸着ユニ
ットcにより誘電体を蒸着させて、図8に示すような誘
電体層cを形成する。この誘電体層cは硬化ランプdか
らの光照射によって硬化させた上、その表面の次の積層
を行わないマージン部分にマージンオイル供給ユニット
eによりオイルを塗布し、その後前記誘電体層cの上に
金属蒸着ユニットfにて金属を蒸着させて図8に示すよ
うな金属層gを形成する。このとき誘電体層cの前記オ
イルが塗布された部分は蒸着金属が付着せず、図8に示
すような金属層gが途切れて開口したオイルマージンg
1となる。これらの積層操作が連続して必要回数繰り返
され、図8に示すように誘電体層cおよび金属層gを必
要回数積層した交互積層物hが形成される。
【0003】ドラムaの回転方向をX、紙面に垂直な方
向をY、ドラムa上での前記積層方向をZとすると、図
8は、図7のドラムa上に形成された交互積層物hのY
−Z断面を示している。積層される金属層gの絶縁性基
板b側からの奇数番目の各層のオイルマージンg1と偶
数番目の各層のオイルマージンg1とは、Y方向に位置
を半ピッチずらして形成されている。
【0004】得られた交互積層物hは、ダイシングなど
の方法により、所定容量のコンデンサを得るための適当
な大きさの図9に示すような単位コンデンサに対応する
チップh1に切断しチップ化される。図9はチップh1
のY−Z断面を示し、この断面での両端部にて異層金属
層g間の電気的接続が図られる。この電気的接続のため
に、図9の(a)に示すチップh1の各誘電体層cの両
端部を物理的手法により、図9の(b)に示すように除
去して各層金属層gの端部間に凹部iが形成される。次
いで、チップh1の凹部iが形成されている端面に図9
の(c)に示すように金属物jを溶射などにより付着さ
せ、この図9に示されるY−Z断面での両端部での各金
属層gどうしの電気的接続が行われる。また、各金属層
gはその途中にある前記オイルマージンg1の部分で電
気的に分離された絶縁状態にある。
【0005】一方、図10はチップh1のX−Z断面を
示し、この断面での両端部にて異層金属層g間の絶縁性
が高められる。このために、図10の(a)に示すチッ
プh1の各金属層gの両端部を物理的手法により、図1
0の(b)に示すように除去して凹部kを形成する。こ
れにより、異層金属層g間のX−Z断面における各端部
での絶縁距離が大きくなる分だけ絶縁度が高まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
してフィルムコンデンサを製造するのでは、交互積層物
hを単位コンデンサに見合う大きさのチップh1にダイ
シングなどにより裁断してから、その切断端面において
各誘電体層端部の除去および金属物の付着作業と、各金
属層端部の除去作業を行う必要があり、製造の工程数、
および必要な設備数が多くなる上に、小さなチップh1
への作業は細かく、層端部の除去量などの制御が困難な
ため、歩留りが悪く、製品コスト低減の妨げになってい
るし、生産性の向上にも限界がある。また、コンデンサ
の容量増大と小型化とを満足するには、誘電体層および
金属層のさらなる薄膜化を図ればよいが、チップ化後の
前記作業がさらに微細化して困難になるので、さらなる
容量増大と小型化のネックになっている。
【0007】本発明の目的は、生産性および歩留りがよ
く、さらなる容量の増大と小型化にも対応できるフィル
ムコンデンサの製造方法および装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1の発明のフィルムコンデンサの製
造方法は、絶縁性基板の上に誘電体層を形成する工程
と、この形成された誘電体層の一部を、異層金属層間の
積層操作上での電気的な接続のためにライン状に除去す
る工程と、この除去工程を終えた誘電体層の表面に金属
層を形成する工程と、この形成された金属層の一部を、
各金属層の途中の積層操作上での電気的な絶縁を図るた
めにライン状に除去する工程とを、必要回数繰り返し行
い、誘電体層と金属層とを必要回数積層し、前記電気的
接続および電気的絶縁によるコンデンサ構造を持ったフ
ィルムコンデンサを製造することを特徴とするものであ
る。
【0009】このような構成では、誘電体層を形成する
工程と、金属層を形成する工程とを順次行って誘電体層
および金属層を順次積層するのに、それら誘電体層およ
び金属層を形成した都度、それら表面が開放状態にある
のを利用して、その全域につきライン状に一部を除去す
る工程を行い、誘電体層の一部を除去したライン状の切
り口部分での、その上下に積層される金属層どうしのコ
ンデンサに必要な電気的接続と、金属層の一部を除去し
たライン状切り口部分での、各金属層の途中のコンデン
サに必要な電気的絶縁とを、単位コンデンサの全配列域
について、請求項2の発明のように絶縁性基板を周回さ
せながらの従来同様に連続した誘電体層および金属層の
積層作業を邪魔したり、逆に邪魔されたりするようなこ
となく、容易かつ高精度に達成し、積層作業段階におい
て単位コンデンサが連なったフィルムコンデンサを能率
よくかつ歩留りよく製造することができるし、誘電体層
および金属層がさらに薄膜化してもそれらの一部除去作
業が微細化したり、特に困難になることはなく、フィル
ムコンデンサのさらなる容量増大および小型化に有効で
ある。
【0010】請求項3の発明は、請求項1、2の発明の
いずれか1つのおいて、さらに、金属層を形成する工程
の前に、ライン状に除去された誘電体層の切り口の端面
に、レーザ光と導電物生成用の複数のガスを導き、前記
誘電体層の切り口の端面に導電性薄膜を形成する工程を
行う。
【0011】このような構成では、請求項1、2の発明
のいずれか1つに加え、さらに、誘電体層の一部をライ
ン状に一部除去された切り口部分の端面に導電膜を形成
しておくことにより、次の金属層を積層したときに前記
切り口の端面に金属層が蒸着しにくく蒸着が万一不足す
ることがあっても、これを前記導電膜により補い、誘電
体層の切り口端面部での異層各金属層の端部どうしの電
気的接続を確保することができ、信頼性および歩留が向
上する。
【0012】なお、誘電体層が紫外線硬化性樹脂であ
り、金属層がアルミニウムであるのが好適で、絶縁性基
板に電気的接続用のスルーホールが設けられていると、
絶縁性基板の反積層面側からスルーホールを通じて積層
された金属層との電気的接続ができ、使用に便利であ
る。
【0013】また、誘電体層および金属層の一部の除去
はレーザ光により行うのが作業の高速性および微細かつ
高精度な加工性の面で有利であり、前記特定した材料に
関し、誘電体層を一部除去するレーザ光は赤外線レーザ
または紫外線レーザを用い、金属層を一部除去するレー
ザ光は紫外線レーザを用いるのが好適である。
【0014】請求項9の発明のフィルムコンデンサ製造
装置は、表面に絶縁性基板を担持して周回駆動される絶
縁性基板担持体と、この絶縁性基板担持体のまわりにそ
の周回方向に順次配された、誘電体を絶縁性基板の上に
蒸着させる誘電体蒸着手段、この誘電体蒸着手段により
蒸着された誘電体層の一部をライン状に除去する誘電体
層一部除去手段、誘電体層の上に金属を蒸着させる金属
蒸着手段、および金属蒸着手段により蒸着された金属層
の一部をライン状に除去する金属層一部除去手段と、を
備えたことを特徴とするものであり、請求項1、2の発
明の工程を自動的に連続してかつ安定して達成すること
ができ、生産性、品質および歩留りが向上する。
【0015】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、さらに、誘電体層一部除去手段および金属層一部
除去手段は、レーザ光出力部と、その出力調整部、出力
されたレーザ光を集光させる集光部、集光させるレーザ
光を所定位置に向ける手段を備えている。
【0016】このような構成では、請求項9の発明に加
え、さらに、誘電体層および金属層をレーザ光によりラ
イン状に一部除去するのに、レーザ光出力部の出力を出
力調整部により調整し、出力されたレーザ光を集光部に
より集光させながら集光させるレーザ光を必要な手段に
より所定位置に向けることで、レーザ光を加工に必要な
状態に高精度に安定して制御することができ、フィルム
コンデンサの品質、歩留りのさらなる向上が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態につき、その実施例とともに、図1〜図4を参照しな
がら説明する。
【0018】本実施の形態は、例えば図1に示すような
フィルムコンデンサ製造装置を用いるなどして、図2の
(a)に示すように、絶縁性基板1の上に誘電体層2を
形成する工程と、この誘電体層2の一部を図2の(b)
のような横断面の切り口2aを持って紙面に垂直な方向
に連続したライン状に除去する工程と、この除去工程を
終えた誘電体層2の上に図2の(c)に示すように金属
層3を形成する工程と、この金属層3の一部を図2の
(d)に示すような横断面の切り口3aを持って紙面に
垂直な方向に連続したライン状に除去する工程とを、図
3の(e)〜(h)に示すように必要回数繰り返し行
い、誘電体層2と金属層3とを必要回数積層し、図6に
示すような単位コンデンサ4aの構造部が縦横に配列さ
れた交互積層物としてのフィルムコンデンサ4を製造す
る。もっとも、この製造には、図1の装置を使用しなく
てもよく、場合によっては手作業にても行える。
【0019】このような製法では、誘電体層2を形成す
る工程と、金属層3を形成する工程とを順次行って誘電
体層2および金属層3を順次積層するのに、それら誘電
体層2および金属層3を形成した都度、それら表面が開
放状態にあるのを利用して、その全域につきライン状に
一部を除去する工程を行い、誘電体層2の一部を除去し
たライン状の切り口2a部分での、その上下に積層され
る金属層3どうしのコンデンサに必要な電気的接続と、
金属層3の一部を除去したライン状切り口3a部分で
の、各金属層3の途中のコンデンサに必要な電気的絶縁
とを、単位コンデンサ4aの全配列域について、図1の
装置を用いる場合のように絶縁性基板1を周回させなが
らの従来同様に連続した誘電体層2および金属層3の積
層作業を邪魔したり、逆に邪魔されたりするようなこと
なく、容易かつ高精度に達成し、積層作業段階において
単位コンデンサ4aが連なったフィルムコンデンサ4を
能率よくかつ歩留りよく製造することができるし、誘電
体層2および金属層3がさらに薄膜化してもそれらの一
部除去作業が微細化したり、特に困難になることはな
く、フィルムコンデンサ4のさらなる容量増大および小
型化に有効である。
【0020】図1に示す装置は、表面に絶縁性基板1を
分離可能なように担持して周回駆動される絶縁性基板担
持体5と、この絶縁性基板担持体5のまわりにその周回
方向に順次配された、誘電体を絶縁性基板1上に蒸着さ
せる誘電体蒸着手段6、誘電体蒸着手段6により蒸着さ
れた絶縁誘電体層2の一部をライン状に除去する誘電体
層一部除去手段7、誘電体層2の上に金属を蒸着させる
金属蒸着手段8、および金属蒸着手段8により蒸着され
た金属層3の一部をライン状に除去する金属層一部除去
手段9とを備えている。
【0021】絶縁性基板担持体5は本実施の形態では回
転駆動されるドラムとしてある。実施例としてはステン
レスなどの金属製のドラム5であり、例えば、100m
/分の周速で回転駆動する。しかし、絶縁性基板1を担
持して周回させるのはドラム5に限らず、周回駆動され
る無端ベルトであっても作業性は同じである。
【0022】誘電体蒸着手段6は、誘電体蒸着源6aを
抵抗加熱線6bの加熱により蒸発させて、絶縁性基板1
の上に蒸着させる。実施例としては前記周速の絶縁性基
板1の表面上に厚み0.4μm程度(0.33μm〜
0.43μmが好適である。しかし、これに限られな
い。)の誘電体層2が形成される蒸着量となるように、
前記抵抗加熱線6bによる加熱量を調整する。なお、誘
電体層2の蒸着厚みは、近接センサにより複数層分まと
めて計測され、抵抗加熱量の制御にフィードバックされ
る。
【0023】誘電体層一部除去手段7はレーザ光7cを
照射して誘電体層2の前記一部除去を行うもので、レー
ザ光出力部7aと、その出力調整部7b、出力されたレ
ーザ光7cを集光させる集光部7d、集光させるレーザ
光7cを所定位置に向ける手段7eを備えている。
【0024】ここで、図1におけるドラム5の回転方向
をX、紙面に垂直な方向をY、ドラム5上の誘電体層2
および金属層3の積層方向をZとすると、図2、図3は
フィルムコンデンサ4の積層段階でのY−Z断面を示
し、レーザ光7cによる誘電体層2の一部除去は、図2
の(b)に示すようにY方向の一定間隔を置いた複数箇
所につき、X方向に真っ直ぐなライン状に行われる。従
って、レーザ光7cは、前記複数箇所に点照射するだけ
で、誘電体層2の対応部分はドラム5の回転とともにX
方向に真っ直ぐなライン状に連続してかつ安定して、高
精度に除去されていく。
【0025】実施例としては、レーザ光出力部7aは、
例えば連続発振CO2 レーザなどの赤外線レーザ光、ま
たはエキシマレーザやYAGレーザの3倍高周波などの
紫外線レーザ光をA/O−Qスイッチでパルス化したも
ので、Y方向の前記複数箇所に対応して光学的に分岐し
ている。この分岐はビームスプリッタなどにより前記複
数箇所に対応する位置にて行い、分岐後直接にその複数
箇所に向くようにしてもよいが、反射ミラーやプリズ
ム、適当なビームガイドなどによって必要位置に導くよ
うにしてもよい。
【0026】金属蒸着手段8は、ワイヤ状、またはバル
ク状で供給される金属材料、実施例としてはアルミニウ
ムを溶融した後、超音波振動により飛散、蒸発させて、
誘電体層2の上に蒸着させるようにしてあり、蒸着によ
り形成される金属層3の厚みが40±5〜10nm程度
になるようにアルミニウムの飛散・蒸発量を制御するよ
うにしている。
【0027】金属層一部除去手段9は、レーザ光9cを
照射して誘電体層2の前記一部除去を行うもので、レー
ザ光出力部9aと、その出力調整部9b、出力されたレ
ーザ光9cを集光させる集光部9d、集光させるレーザ
光9cを所定位置に向ける手段9eを備えている。
【0028】レーザ光9cによる金属層3の一部除去
は、図2の(d)に示すようにY方向の一定間隔を置い
た複数箇所につき、X方向に真っ直ぐなライン状に行わ
れる。
【0029】従って、レーザ光9cは、前記複数箇所に
点照射するだけで、誘電体層2の対応部分はドラム5の
回転とともにX方向に真っ直ぐなライン状に連続してか
つ安定して、高精度に除去されていく。また、金属層一
部除去手段9は、ドラム5の1回転ごとにY方向に前後
シフトして、金属層3の切り口3aを持ったライン状除
去位置を前後交互に変えられるようにしている。
【0030】実施例としては、レーザ光出力部9aは、
金属層3を除去するYAGレーザなどの赤外線レーザ光
をA/O−Qスイッチでパルス化したもので、誘電体層
一部除去手段7の場合と同様に、レーザ光9cをY方向
の前記複数箇所に対応して光学的に分岐している。この
分岐はビームスプリッタなどにより前記複数箇所に対応
する位置にて行い、分岐後直接にその複数箇所に向くよ
うにしてもよいが、反射ミラーやプリズム、適当なビー
ムガイドなどによって必要位置に導くようにしてもよ
い。
【0031】なお、本実施の形態の実施例としては、絶
縁性基板1はポリイミドなどであり、誘電体層2は紫外
線硬化性樹脂である。この紫外線硬化性樹脂である誘電
体層2に対応して、誘電体蒸着手段6と誘電体層一部除
去手段7との間に紫外線ランプ11が設けて、蒸着され
た誘電体層2に紫外線を照射し、その硬化を早めるよう
にしている。これにより操作速度を上げられる。
【0032】また、金属層一部除去手段9の後には、マ
ージン部除去手段12と除電ユニット13とが設けられ
ている。マージン部除去手段12は、レーザ光12cを
照射して金属層3における単位コンデンサ4a間のマー
ジン部分の除去を行うもので、レーザ光出力部12a
と、その出力調整部12b、出力されたレーザ光12c
を集光させる集光部12d、集光させるレーザ光12c
を所定位置に向ける手段12eを備えている。
【0033】マージン部除去手段12のレーザ光出力部
12aは、金属層3を除去するYAGレーザなどの赤外
線レーザ光をA/O−Qスイッチでパルス化したもの
で、マージン部除去手段12は例えばガルバノミラーな
どのスキャン光学系などの手段12eによりドラム5の
回転に同期してY方向に光学的にスキャンし、図3の
(c)に示すようにチップ4b間に所定幅の切り口3b
を持ったマージンをX方向に連続した真っ直ぐなライン
状に形成できるようにする。除電ユニット13は形成さ
れる誘電体層2が帯電しているのを除電する。
【0034】この図1に示す装置は、図示しない真空チ
ャンバ内に設置され、真空ポンプにより1×10-5To
rrまで減圧される。レーザ光7c、9c、12cのレ
ーザ光出力部7a、9a、12aや出力調整部7b、9
b、12bは真空チャンバ外にあるため、光学ウインド
ウまたは真空導入端子型構造のファイバを用いて真空装
置内の必要位置に光学的に導入して用いるようにしてい
る。
【0035】以下、図1のような装置を用いた具体的な
フィルムコンデンサ4の製造手順について説明する。ま
ず、ドラム5の回転に従ったY−Z面における、積層操
作について図2の(a)〜(d)、図3の(e)〜
(h)を参照しながら説明する。
【0036】ドラム5に担持され周回される絶縁性基板
1の上に誘電体蒸着手段6によって図2の(a)に示す
ような誘電体層2が連続的に形成されていく。この形成
される誘電体層2は紫外線硬化手段11によって硬化さ
れた後、次の誘電体層一部除去手段7によってY方向複
数箇所にレーザ光7cの照射を受けることにより、ドラ
ム5の回転に従ってレーザ光7cの照射位置に対応する
箇所がX方向に連続した真っ直ぐなライン状に除去さ
れ、誘電体層2がY方向に分断される図2の(b)に示
すような横断面の切り口2aができる。
【0037】この切り口2aが形成された誘導体層2の
上に、金属蒸着手段8によって金属層3が図2の(c)
に示すように蒸着して形成される。ここで、金属層3を
形成する金属の蒸着は誘電体層2の前記切り口2aの端
面にも及び、この端面にも金属層3が形成される。前記
蒸着された金属層3は次の金属層一部除去手段9によっ
てY方向複数箇所にレーザ光9cの照射を受けることに
より、ドラム5の回転に従ってレーザ光9cの照射位置
に対応する箇所がX方向に連続した真っ直ぐなライン状
に除去され、誘電体層2がY方向に分断される図2の
(d)に示すような切り口3aができる。
【0038】レーザ光9cは特に、10ns程度に短パ
ルス化されたレーザ光であり、非常に短時間のレーザ光
照射にて下部の誘電体層2への熱的影響がなく、また、
アルミニウムと紫外線硬化樹脂である誘電体層2との光
吸収率がYGAレーザの波長1.06μmに対してアル
ミニウムの方が大きいため上部のアルミニウム層のみを
除去することができるので、好都合である。
【0039】厚み40nmのアルミニウムの金属層3の
除去に、エネルギ密度が0.2〜0.5J/mm2 のレ
ーザ光9cを照射する。この条件において、アルミニウ
ムの金属層3はレーザ光照射時の蒸発と周辺でのひけと
により、必要幅の切り口3aを持って除去される。
【0040】この後、マージン部除去手段12を通過し
て除電ユニット13により誘電体層2内の帯電電荷、主
に静電気を除去する。
【0041】ドラム5が1周すると金属層3の上に図3
の(e)に示すように誘電体層2が誘電体蒸着手段6に
よって再度形成される。この際、誘電体層2を形成する
蒸着が金属層3の前記切り口3aやその他の凹部にも及
ぶが、金属層3の途中での切り口3aを埋めることによ
り、切り口3aによるコンデンサ構造上必要な絶縁性を
確実にする。
【0042】再度形成した誘電体層2は、誘電体層一部
除去手段7により再度同じ位置に同じ処理をして、コン
デンサ構造上必要となる異層金属層3間の電気接続を邪
魔する部分を除去する。この際誘電体層2の一部除去の
ためのレーザ光7cの照射で、必然的に下部の光吸収率
の大きな金属層3も図3の(f)に示すように除去され
た深い切り口2aを持つ。しかし、次の金属蒸着手段8
によって金属層3が図3の(g)に示すように形成さ
れ、前記誘電体層2の一部除去によって除去された切り
口2aの端面の全域に金属が蒸着して金属層3ができ、
単位コンデンサ4aの範囲で見た異層金属層3間の端部
どうしの電気的接続状態が得られる。次いで、新たに形
成された金属層3は金属層一部除去手段9により再度同
じ処理がY方向にシフトした位置に施され、再度形成し
た金属層3の途中に図3の(h)に示すような切り口3
aを持ったライン状の除去部分が形成され、ここでの電
気的な絶縁が図られる。
【0043】以上のような積層作業を必要回数繰り返し
て、最終的には誘電体層2と金属層3とが数千層交互積
層されたフィルムコンデンサ4を製造する。このフィル
ムコンデンサ4において、金属層3による正極と陰極と
なる金属薄膜の電極面積をほぼ等しくして大容量化する
ために、金属層3の除去位置がドラム5の1回転ごとに
Y方向に前後にシフトされて、絶縁性基板1側からの奇
数番目の層と偶数番目の層とで半ピッチ位置ずれしてい
る。
【0044】なお、図示しないが、積層作業の最終段階
で金属層3を形成する前に、その前に形成された誘電体
層2の深い切り口2aの端面に、導電物生成用の導電性
物質を含む複数のガスとレーザ光とを導き、切り口2a
の端面に導電物の膜を形成しておき、その上から最終の
金属層3を形成するようにすると、金属層3を形成する
ときの蒸着の死角になりやすい深い切り口2aの端面部
分での異層金属層3間の電気的接続を確保しやすく信頼
性および歩留りが向上する。
【0045】次に、X−Z断面における積層操作につい
て、図4の(a)〜(g)を参照しながら説明する。誘
電体蒸着手段6によって絶縁性基板1の上に誘電体層2
が図4の(a)に示すようにX方向に連続して形成さ
れ、その上に金属蒸着手段8によって金属層3が図4の
(b)に示すようにX方向に連続して形成される。これ
ら積層形成された誘電体層2および金属層3は、マージ
ン部除去手段12によりレーザ光12cを照射され、図
4の(c)に示すような単位コンデンサ4aに分断して
チップ化するときのマージン部にある金属層3が適当な
スキャン操作の結果、必要なマージン幅を持ってX方向
に連続して除去され、大きな横断面の切り口3bが形成
される。
【0046】この後、図4の(d)(e)(f)に示す
ように、誘電体層2および金属層3の形成と、金属層3
のマージン部の除去とが繰り返し行われ、金属層3の切
り口3bには誘電体層2が蒸着形成されてここでの絶縁
性能を向上する。最終的には前記数千層の交互積層物で
あるフィルムコンデンサ4とされる。
【0047】この数千層の交互積層物は、前記積層のた
めのドラム5の回転に伴って積層回数と同じ数千回熱プ
レスされ、平坦化される。これの一部を図5に示してあ
る。
【0048】この状態において、Y−Z面については金
属層3の各層が接続され、かつ、切り口3aによって正
極と陰極とに電気的に絶縁されている。また、X−Z断
面についてはチップ4a間が切り口3bとこれを埋める
誘電体層2とで、単位コンデンサ4a間の電気的な絶縁
が確保されている。図5において、チップ4a間をダイ
シングなどの手段により切断して図6に示すようなチッ
プ化された単位フィルムコンデンサ4aに分断する。
【0049】以上のように、誘電体層2が紫外線硬化性
樹脂、金属層3がアルミニウムであるのが好適である。
また、図2、図3に示すように絶縁性基板1に電気的接
続用のスルーホール21を設けておくと、絶縁性基板1
の反積層面側からスルーホール21を通じて積層した金
属層3との電気的接続ができ、使用に便利である。
【0050】また、誘電体層2および金属層3の一部の
除去をレーザ光により行うのが作業の高速性および微細
かつ高精度な加工性の面で有効であり、前記のよう特定
の材料に関し、誘電体層2を一部除去するレーザ光7c
は赤外線レーザ光または紫外線レーザ光を用い、金属層
3を一部除去するレーザ光9c、12cは紫外線レーザ
光を用いるのが好適である。
【0051】図1のような装置を用いると、上記のよう
なフィルムコンデンサ4の製造が自動的に連続してかつ
安定して達成することができ、生産性、品質および歩留
りが向上する。しかも、誘電体層2および金属層3をレ
ーザ光7c、9c、12cによりライン状に一部除去す
るのに、レーザ光出力部7a、9a、12aの出力を出
力調整部7b、9b、12bにより調整し、出力された
レーザ光7c、9c、12cを集光部7d、9d、12
dに集光させながら、集光させるレーザ光7c、9c、
12cを手段7e、9e、12eにより所定位置に向け
るようにすることで、レーザ光7c、9c、12cを加
工に必要な状態に高精度に安定して制御することがで
き、フィルムコンデンサの品質、歩留りのさらなる向上
が図れる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明のフィルムコンデンサの
製造方法によれば、誘電体層および金属層の交互積層操
作段階で、それらの表面が開放状態にあるのを利用し
た、その全域についての金属層どうしのコンデンサに必
要な電気的接続と、電気的絶縁とを図る一部除去を、請
求項2の発明のように絶縁性基板を周回させながらの従
来同様に連続した誘電体層および金属層の積層作業を邪
魔したり、逆に邪魔されたりするようなことなく、容易
かつ高精度に達成し、積層作業段階において単位コンデ
ンサが連なったフィルムコンデンサを能率よくかつ歩留
りよく製造することができるし、誘電体層および金属層
がさらに薄膜化してもそれらの一部除去作業が微細化し
たり、特に困難になることはなく、フィルムコンデンサ
のさらなる容量増大および小型化に有効である。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項1、2の
発明のいずれか1つに加え、さらに、誘電体層の一部を
ライン状に除去された部分の切り口の端面に導電物を形
成しておいて、次の金属層を積層したときに前記切り口
の端面に金属層が蒸着しにくく蒸着が不足してもこれを
前記導電物により補い、誘電体層の切り口を通じた金属
層どうしの電気的接続を確保することができ、歩留が向
上する。
【0054】なお、誘電体層が紫外線硬化性樹脂、金属
層はアルミニウムであるのが好適であり、絶縁性基板に
電気的接続用のスルーホールが設けられていると、絶縁
性基板の反積層面側からスルーホールを通じて絶縁性基
板の積層面側の金属層との電気的接続ができ、使用に便
利である。
【0055】また、誘電体層および金属層の一部の除去
はレーザ光により行うのが作業の高速性および微細かつ
高精度な加工性の面で有効であり、誘電体層を一部除去
するレーザ光は赤外線レーザ光または紫外線レーザ光を
用い、金属層を一部除去するレーザ光は紫外線レーザ光
を用いるのが好適である。
【0056】請求項9の発明のフィルムコンデンサ製造
装置によれば、請求項1、2の発明の工程を自動的に連
続してかつ安定して達成することができ、生産性、品質
および歩留りが向上する。
【0057】請求項10の発明によれば、請求項9の発
明に加え、さらに、誘電体層および金属層をレーザ光に
よりライン状に一部除去するのに、レーザ光出力部の出
力を出力調整部により調整し、出力されたレーザ光を集
光部により集光させながら、所定の手段により所定位置
に向けることにより、レーザ光を加工に必要な状態に高
精度に安定して制御することができ、フィルムコンデン
サの品質、歩留りのさらなる向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な一実施の形態としてのフィル
ムコンデンサ製造装置の概略構成図である。
【図2】本発明の代表的な一実施の形態としてのフィル
ムコンデンサ製造方法の基準工程の、Y−Z断面で見た
前段操作の手順を示し、その(a)は初回の誘電体層形
成工程、その(b)は初回の誘電体層一部除去工程、そ
の(c)は初回の金属層形成工程、その(d)は金属層
一部除去工程を示している。
【図3】本発明の代表的な一実施の形態としてのフィル
ムコンデンサ製造方法の基準工程の、Y−Z断面で見た
後段操作の手順を示し、その(e)は再誘電体層形成工
程、その(f)は再誘電体層一部除去工程、その(g)
は再金属層形成工程、その(h)は再金属層一部除去工
程を示している。
【図4】本発明の代表的な一実施の形態としてのフィル
ムコンデンサ製造方法の基準工程の、X−Z断面で見た
前段操作の手順を示し、その(a)は初回の誘電体層形
成工程、その(b)は初回の金属層形成工程、その
(c)は初回の金属層一部除去工程、その(d)は再誘
電体層形成工程、その(e)は再金属層形成工程、その
(f)は再金属層一部除去工程を示している。
【図5】最終的な交互積層物としてのフィルムコンデン
サを示す一部の斜視図である。
【図6】チップ化された単位フィルムコンデンサを示す
斜視図である。
【図7】従来のフィルムコンデンサ製造装置の概略構成
図である。
【図8】図7の装置で製造された交互積層物としてのフ
ィルムコンデンサを示すY−Z断面図である。
【図9】従来の製造方法による異層金属層間の電気的接
続処理工程を示すY−Z断面図である。
【図10】従来の製造方法による異層金属層間の電気絶
縁処理工程を示すX−Z断面図である。
【符合の説明】
1 絶縁性基板 2 誘電体層 2a、3a、3b 切り口 3 金属層 4 フィルムコンデンサ 4a 単位フィムコンデンサ 5 絶縁性基板担持体 6 誘電体蒸着手段 7 誘電体層一部除去手段 8 金属蒸着手段 9 金属層一部除去手段 12 マージン部除去手段 7a、9a、12a レーザ光出力部 7b、9b、12b 出力調整部 7c、9c、12c レーザ光 7d、9d、12d 集光部 7e、9e、12e 集光位置を変える手段 21 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 邦雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板の上に誘電体層を形成する工
    程と、この形成された誘電体層の一部を、異層金属層間
    の積層操作上での電気的な接続のためにライン状に除去
    する工程と、この除去工程を終えた誘電体層の表面に金
    属層を形成する工程と、この形成された金属層の一部
    を、各金属層の途中の積層操作上での電気的な絶縁を図
    るためにライン状に除去する工程とを、必要回数繰り返
    し行い、誘電体層と金属層とを必要回数積層し、前記電
    気的接続および電気的絶縁によるコンデンサ構造を持っ
    たフィルムコンデンサを製造することを特徴とするフィ
    ルムコンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記各工程のそれぞれは、繰り返し周回
    駆動される絶縁性基板に対して、進行順に前記周回方向
    に沿って並んだ定位置から、連続的に行う請求項1に記
    載のフィルムコンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 金属層を形成する工程の前に、ライン状
    に一部除去された誘電体層の切り口の端面に、レーザと
    導電物生成用の複数のガスを導き、前記誘電体層の切り
    口の端面に導電性薄膜を形成する工程を行う請求項1、
    2のいずれか一項に記載のフィルムコンデンサの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 誘電体層は紫外線硬化性樹脂である請求
    項1〜3のいずれか一項に記載のフィルムコンデンサの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 金属層はアルミニウムである請求項1〜
    4のいずれか一項に記載のフィルムコンデンサの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板に電気的接続用のスルーホー
    ルが設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載
    のフィルムコンデンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 誘電体層および金属層の一部の除去はレ
    ーザ光により行う請求項1〜6のいずれか一項に記載の
    フィルムコンデンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 誘電体層を一部除去するレーザ光は赤外
    線レーザまたは紫外線レーザを用い、金属層を一部除去
    するレーザ光は紫外線レーザを用いる請求項7に記載の
    フィルムコンデンサの製造方法。
  9. 【請求項9】 表面に絶縁性基板を担持して周回駆動さ
    れる絶縁性基板担持体と、この絶縁性基板担持体のまわ
    りにその周回方向に順次配された、誘電体を絶縁性基板
    の上に蒸着させる誘電体蒸着手段、この誘電体蒸着手段
    により蒸着された誘電体層の一部をライン状に除去する
    誘電体層一部除去手段、誘電体層の上に金属を蒸着させ
    る金属蒸着手段、および金属蒸着手段により蒸着された
    金属層の一部をライン状に除去する金属層一部除去手段
    と、を備えたことを特徴とするフィルムコンデンサの製
    造装置。
  10. 【請求項10】 誘電体層一部除去手段および金属層一
    部除去手段は、レーザ光出力部と、その出力調整部、出
    力されたレーザ光を集光させる集光部、集光させるレー
    ザ光を所定位置に向ける手段を備えている請求項9に記
    載のフィルムコンデンサの製造装置。
JP22464697A 1997-08-21 1997-08-21 フィルムコンデンサの製造方法およびその装置 Withdrawn JPH1167581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22464697A JPH1167581A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 フィルムコンデンサの製造方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22464697A JPH1167581A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 フィルムコンデンサの製造方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1167581A true JPH1167581A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16816990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22464697A Withdrawn JPH1167581A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 フィルムコンデンサの製造方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1167581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001080256A1 (fr) * 2000-04-14 2001-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Corps stratifie, condensateur, composant electronique, procede et dispositif de fabrication dudit corps stratifie, dudit condensateur et dudit composant electronique
JP2001313227A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層体の製造方法と電子部品の製造方法、及び電子部品

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001080256A1 (fr) * 2000-04-14 2001-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Corps stratifie, condensateur, composant electronique, procede et dispositif de fabrication dudit corps stratifie, dudit condensateur et dudit composant electronique
EP1195784A1 (en) * 2000-04-14 2002-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laminated body, capacitor, electronic part, and method and device for manufacturing the laminated body, capacitor, and electronic part
US6829135B2 (en) 2000-04-14 2004-12-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Layered product, capacitor, electronic component and method and apparatus manufacturing the same
KR100483944B1 (ko) * 2000-04-14 2005-04-15 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 적층체, 콘덴서, 전자부품 및 이들의 제조 방법과 제조 장치
EP1195784A4 (en) * 2000-04-14 2006-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd LAMINATED BODY, CAPACITOR, ELECTRONIC COMPONENT, METHOD AND DEVICE FOR MANUFACTURING THE LAMINATED BODY, CAPACITOR AND ELECTRONIC COMPONENT
JP2001313227A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層体の製造方法と電子部品の製造方法、及び電子部品
JP4533504B2 (ja) * 2000-04-28 2010-09-01 パナソニック株式会社 電子部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6829135B2 (en) Layered product, capacitor, electronic component and method and apparatus manufacturing the same
US4670639A (en) Method for the formation of narrow, metal-free strips in a metal layer on plastic sheets
US5666722A (en) Method of manufacturing printed circuit boards
US6106627A (en) Apparatus for producing metal coated polymers
US5492861A (en) Process for applying structured layers using laser transfer
FR2577716A1 (fr) Piles solaires integrees et leur procede de fabrication
CN109640524B (zh) 一种激光盲孔开盖方法
JPH10242489A (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
JP2008510311A (ja) 多層構成の被加工品のレーザ穿孔方法
US20070138154A1 (en) Method of forming via hole using laser beam
JPS634696B2 (ja)
JP3853565B2 (ja) 薄膜積層体とコンデンサ及びこれらの製造方法と製造装置
JPH1167581A (ja) フィルムコンデンサの製造方法およびその装置
JP3248336B2 (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
US20060261924A1 (en) Method of forming passive electronic components on a substrate by direct write technique using shaped uniform laser beam
JPS61214483A (ja) 集積型太陽電池の製造方法
JP2012114398A (ja) 薄膜太陽電池の製造方法、レーザ加工機、薄膜太陽電池製造装置
JP2004306136A (ja) セラミック素子の製造方法
JP2000208794A (ja) 薄膜太陽電池等のパタ―ン状薄膜層のレ―ザパタ―ニング方法および装置
KR920009174B1 (ko) 적층 필름 콘덴서의 제조방법
JPH0256912A (ja) フィルムコンデンサの製造方法
JP3237195B2 (ja) 積層フィルム・コンデンサの製造方法
JP2787626B2 (ja) 積層フィルムコンデンサの製造方法
JP3635211B2 (ja) 多層配線板用樹脂フィルムの製造方法及び多層配線板
JPS63127516A (ja) 積層セラミツクトリマコンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040823

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061102